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特表2022-554111表示モジュールとその制御方法と装置、電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-28
(54)【発明の名称】表示モジュールとその制御方法と装置、電子機器
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20221221BHJP
【FI】
G09F9/30 308A
G09F9/30 308Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523495
(86)(22)【出願日】2020-10-15
(85)【翻訳文提出日】2022-04-20
(86)【国際出願番号】 CN2020121148
(87)【国際公開番号】W WO2021078056
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】201911000923.6
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】蘇 子鵬
(72)【発明者】
【氏名】遊 曜光
【テーマコード(参考)】
5C094
【Fターム(参考)】
5C094DA06
5C094ED01
5C094ED15
5C094FB06
5C094JA08
(57)【要約】
表示モジュールにおいて、表示スクリーン(100)は、第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)及び第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)との間に位置する表示本体(130)を含み、且つ第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)は、表示本体で囲まれた空間(A)に位置し、表示本体(130)は、第一の曲面表示領域(131)及び第二の曲面表示領域(132)を含み、第一の曲面表示領域(131)は、第一の突き合わせエッジ(110)に接続され、第二の曲面表示領域(132)は、第二の突き合わせエッジ(120)に接続され、第一の曲面表示領域(131)と第二の曲面表示領域(132)は、溝部(B)を形成し、屈折導光部材(200)は、溝部(B)に固定され、屈折導光部材(200)は、第一の曲面表示領域(131)と第二の曲面表示領域(132)から発する光線を、溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示モジュールであって、表示スクリーン(100)及び屈折導光部材(200)を含み、前記表示スクリーン(100)は、第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)及び前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)との間に位置する表示本体(130)を含み、且つ前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)は、前記表示本体(130)で囲まれた空間(A)に位置し、前記表示本体(130)は、第一の曲面表示領域(131)及び第二の曲面表示領域(132)を含み、前記第一の曲面表示領域(131)は、前記第一の突き合わせエッジ(110)に接続され、前記第二の曲面表示領域(132)は、前記第二の突き合わせエッジ(120)に接続され、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)は、溝部(B)を形成し、前記屈折導光部材(200)は、前記溝部(B)に固定され、前記屈折導光部材(200)は、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)から発する光線を、前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させる、表示モジュール。
【請求項2】
フレキシブル回路基板(300)をさらに含み、前記フレキシブル回路基板(300)は、前記空間(A)内に位置し、前記フレキシブル回路基板(300)の一端は、前記第一の突き合わせエッジ(110)又は前記第二の突き合わせエッジ(120)に電気的に接続される、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項3】
前記表示スクリーン(100)は、フレキシブル表示スクリーンである、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項4】
前記屈折導光部材(200)は、対向して分布する第一の側面及び第二の側面を含み、前記第一の側面は、前記第一の曲面表示領域(131)に貼り付けられ、前記第二の側面は、前記第二の曲面表示領域(132)に貼り付けられる、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項5】
前記屈折導光部材(200)の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、前記溝部の溝口が位置する表面と面一であり、且ついずれも平面である、請求項4に記載の表示モジュール。
【請求項6】
前記第一の側面と前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の側面と前記第二の曲面表示領域(132)は、いずれもOCA接着剤層又はUV接着剤層により接着される、請求項4に記載の表示モジュール。
【請求項7】
前記OCA接着剤層又は前記UV接着剤層の厚さは、0.01mm~0.5mmである、請求項6に記載の表示モジュール。
【請求項8】
前記屈折導光部材(200)は、微細孔屈折導光板又はプリズム形屈折板である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項9】
前記微細孔屈折導光板の前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)に向かう表面は、第一の表面であり、前記微細孔屈折導光板の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、第二の表面であり、前記第一の表面及び前記第二の表面にいずれも透明カバー層が設置されている、請求項8に記載の表示モジュール。
【請求項10】
前記屈折導光部材(200)は、第一のサブ屈折導光部材(210)及び第二のサブ屈折導光部材(220)を含み、前記第一のサブ屈折導光部材(210)は、前記第一の曲面表示領域(131)に対向して設置され、且つ前記第一の曲面表示領域(131)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第二のサブ屈折導光部材(220)は、前記第二の曲面表示領域(132)に対向して設置され、且つ前記第二の曲面表示領域(132)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)の、前記溝部の溝口に向かう表面は、いずれも前記溝部の溝口が位置する平面と面一である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項11】
前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)とが突き合わせられる表面のうちの少なくとも一つには遮光層が設置されている、請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項12】
前記表示本体(130)は、環状表示本体である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項13】
電子機器であって、請求項1~12のいずれか一項に記載の表示モジュールを含む、電子機器。
【請求項14】
請求項1~13のいずれか一項に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御方法であって、
前記表示本体(130)の表示を制御することと、
前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングすることと、
前記表示本体(130)の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈することであって、前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続されることとを含む、制御方法。
【請求項15】
請求項1~13のいずれか一項に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御装置であって、
前記表示本体(130)の表示を制御するための第一の制御ユニットと、
前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングするための第二の制御ユニットと、
前記表示本体(130)の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈するための第三の制御ユニットであって、前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続される第三の制御ユニットとを含む、制御装置。
【請求項16】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項14に記載の制御方法を実現させる、電子機器。
【請求項17】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、請求項14に記載の制御方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年10月21日に中国で提出された中国特許出願番号No.201911000923.6の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示は、通信機器の技術分野に関し、特に、表示モジュールとその制御方法と装置、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ需要の高まり及び技術の進歩に伴い、電子機器の画面占有率がますます大きくなることによって、大画面の電子機器を形成する。大きな画面占有率は、電子機器の表示性能を向上させることができるだけでなく、電子機器の外観性能を向上させることができる。
【0003】
関連技術における電子機器の表示スクリーンには、一般的にフレームが存在し、表示スクリーンのフレームは、非表示領域である。画面占有率をさらに向上させるために、部分的に湾曲するか又は複数の面が湾曲する表示スクリーンが配置される電子機器は、ますます多くなる。しかしながら、表示スクリーンが折り曲げられて突き合わせられた領域が曲面であるため、平面での表示効果を実現することができず、最終的に表示内容の表示に影響を与え、ユーザの使用体験が悪くなることを引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、関連技術における電子機器の表示スクリーンの突き合わせ部での曲面表示領域が、平面において表示することを実現することができないという問題を解決するための表示モジュールを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題を解決するために、本開示は、以下の技術案を採用する。
【0006】
表示モジュールであって、表示スクリーン及び屈折導光部材を含み、前記表示スクリーンは、第一の突き合わせエッジと第二の突き合わせエッジ及び前記第一の突き合わせエッジと前記第二の突き合わせエッジとの間に位置する表示本体を含み、且つ前記第一の突き合わせエッジと前記第二の突き合わせエッジは、前記表示本体で囲まれた空間に位置し、前記表示本体は、第一の曲面表示領域及び第二の曲面表示領域を含み、前記第一の曲面表示領域は、前記第一の突き合わせエッジに接続され、前記第二の曲面表示領域は、前記第二の突き合わせエッジに接続され、前記第一の曲面表示領域と前記第二の曲面表示領域は、溝部を形成し、前記屈折導光部材は、前記溝部に固定され、前記屈折導光部材は、前記第一の曲面表示領域と前記第二の曲面表示領域から発する光線を、前記溝部の溝口が位置する平面に屈折させる。
【0007】
電子機器であって、上記に記載の表示モジュールを含む。
【0008】
前記表示モジュールは、上記に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御方法であって、
前記表示本体の表示を制御することと、
前記第一の曲面表示領域及び前記第二の曲面表示領域から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングすることと、
前記表示本体の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈することであって、前記第一の曲面表示領域と前記第二の曲面表示領域が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続されることとを含む。
【0009】
上記に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御装置であって、
前記表示本体の表示を制御するための第一の制御ユニットと、
前記第一の曲面表示領域及び前記第二の曲面表示領域から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングするための第二の制御ユニットと、
前記表示本体の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈するための第三の制御ユニットであって、前記第一の曲面表示領域と前記第二の曲面表示領域が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続される第三の制御ユニットとを含む。
【0010】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記に記載の制御方法を実現させる。
【0011】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、上記に記載の制御方法を実現させる。
【0012】
本開示で採用される技術案は、以下の有益な効果を達成することができる。
【発明の効果】
【0013】
本開示の実施例で開示される表示モジュールは、関連技術における表示モジュールの構造を改良したものであり、第一の曲面表示領域と第二の曲面表示領域は、つながった箇所に溝部を形成し、且つ溝部内に屈折導光部材を設置し、屈折導光部材は、第一の曲面表示領域と第二の曲面表示領域から発する光線を、溝部の溝口が位置する平面に屈折させることによって、同一平面での表示を形成することができる。このような場合、折り曲げによって視聴しにくい表示内容を視聴しやすい平面に表示することができ、これは、明らかに表示モジュールの表示性能を向上させることができる。
【0014】
ここで示された添付図面は、本開示へのさらなる理解を提供するために使用され、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を説明するためのものであり、本開示への不適切な限定を構成するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本開示の実施例で開示される表示モジュールの表示スクリーンが成形される前の構造概略図である。
図2図2は、本開示の実施例で開示される表示モジュールの構造概略図である。
図3図3は、図2の部分拡大構造概略図である。
図4図4は、図3の部分拡大構造概略図である。
図5図5は、図4の光学概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下では、本開示の具体的な実施例及び相応な添付図面を結び付けて、本開示の技術案を明確且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0017】
以下は、添付図面を結び付けながら、本開示の各実施例で開示される技術案を詳細に説明する。
【0018】
図1図5を参照すると、本開示の実施例は、一般的に電子機器に用いられる表示モジュールを開示する。本開示の実施例で開示される表示モジュールは、表示スクリーン100及び屈折導光部材200を含む。
【0019】
表示スクリーン100は、表示モジュールの表示部材であり、第一の突き合わせエッジ110、第二の突き合わせエッジ120及び表示本体130を含み、表示本体130は、第一の突き合わせエッジ110と第二の突き合わせエッジ120との間に位置する。表示本体130は、第一の突き合わせエッジ110及び第二の突き合わせエッジ120に接続され、第一の突き合わせエッジ110及び第二の突き合わせエッジ120は、実質的に、表示スクリーン100のフレームであり、表示スクリーン100の給電接続、配線、通信接続等を実現するために用いられる。第一の突き合わせエッジ110と第二の突き合わせエッジ120と表示本体130との間の接続形態は、複数種類あり、この接続形態は、公知の技術であり、ここではこれ以上説明しない。
【0020】
本開示の実施例では、表示本体130は、囲んで設置され、第一の突き合わせエッジ110と第二の突き合わせエッジ120は、表示本体130で囲まれた空間Aに位置する。第一の突き合わせエッジ110は、第二の突き合わせエッジ120に接続されてもよい。具体的には、第一の突き合わせエッジ110は、第二の突き合わせエッジ120に接続され、さらに、表示本体130で囲まれた形状を保持する。選択的な方案では、第一の突き合わせエッジ110と第二の突き合わせエッジ120は、接着剤層を用いて接着して接続されてもよい。
【0021】
より良好な表示画面を表示するために、選択的な方案では、表示本体130は、環状表示本体であってもよい。無論、表示本体130は、さらに、他の形状の折り曲げ構造部材であってもよく、本開示の実施例は、表示本体130の具体的な形状を制限しない。
【0022】
一般的には、表示スクリーン100は、硬質構造部材であってもよく、折り曲げプロセス(例えば加熱による折り曲げプロセス)により折り曲げを実現することができ、さらに、表示本体130の変形設置を実現することができる。選択的な方案では、本開示の実施例で開示される表示スクリーンは、フレキシブル表示スクリーンであってもよく、フレキシブル表示スクリーンは、明らかに、表示本体130の折り曲げを容易にすることができる。これに基づいて、本開示の実施例では、表示本体130は、フレキシブル表示スクリーンを折り曲げて形成された環状表示本体である。
【0023】
本開示の実施例では、表示本体130は、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132を含み、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132は、いずれも表示本体130を折り曲げて形成された湾曲領域である。第一の曲面表示領域131は、第一の突き合わせエッジ110に接続され、第二の曲面表示領域132は、第二の突き合わせエッジ120に接続され、第一の突き合わせエッジ110が第二の突き合わせエッジ120に接続されるため、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132との接続を実現し、最終的に表示本体130の首尾接続を実現することができる。
【0024】
表示本体130の構造は、複数種類あってもよく、表示本体130は、一般的に第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132以外の他の表示領域を含んでもよく、一具体的な実施形態では、表示本体130は、さらに、主表示領域を含んでもよく、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132は、それぞれ、主表示領域の対向する両端に接続される。
【0025】
第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132は、溝部Bを形成し、屈折導光部材200は、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132から発する光線を、溝部Bの溝口が位置する平面に屈折させることによって、表示内容を一つの平面に表示する。
【0026】
本開示の実施例では、屈折導光部材200は、高分子光透過材料又はガラスで製造された光屈折部材を有してもよい。屈折導光部材200の調整作用で、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132から発する光線を同一平面に屈折させることによって、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132の表示効果を向上させることができる。
【0027】
本開示の実施例で開示される表示モジュールは、関連技術における表示モジュールの構造を改良したものであり、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132は、つながった箇所に溝部Bを形成し、且つ溝部B内に屈折導光部材200を設置し、屈折導光部材200は、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132から発する光線を、溝部Bの溝口が位置する平面に屈折させることによって、同一平面での表示を形成することができる。このような場合、折り曲げによって視聴しにくい表示内容を視聴しやすい平面に表示することができ、これは、明らかに表示モジュールの表示性能を向上させることができる。
【0028】
選択的な方案では、本開示の実施例で開示される表示モジュールは、さらに、フレキシブル回路基板300を含んでもよく、フレキシブル回路基板300は、表示本体130で囲まれた空間A内に位置してもよい。フレキシブル回路基板300の一端は、第一の突き合わせエッジ110又は第二の突き合わせエッジ120に電気的に接続されることによって、表示スクリーン100全体に電力を供給する。フレキシブル回路基板300の他端は、一般的に、電子機器のマザーボードに電気的に接続され、さらに、マザーボードによって電力を供給する。無論、フレキシブル回路基板300は、さらに、フレキシブルケーブルなどの他のフレキシブル電気コネクタで代替されてもよく、本開示の実施例は、フレキシブル電気コネクタの具体的な種類を制限しない。給電接続及び通信接続を実現するために、フレキシブル電気コネクタを採用することは、明らかに、フレキシブル電気コネクタの比較的高い変形能力を十分に利用して、操作しやすいという目的を達成することができる。
【0029】
本開示の実施例では、屈折導光部材200の構造は、複数種類あってもよく、再び図3図5を参照すると、接続の安定性を向上させるために、選択的な方案では、屈折導光部材200は、対向して分布する第一の側面及び第二の側面を含んでもよく、第一の側面は、第一の曲面表示領域131に貼り付けられ、第二の側面は、第二の曲面表示領域132に貼り付けられてもよい。この場合、第一の側面は、第一の曲面表示領域131にフィットし、第二の側面は、第二の曲面表示領域132にフィットすることによって、組立効果を向上させることができる。
【0030】
具体的には、第一の側面は、第一の曲面表示領域131にOCA接着剤層又はUV接着剤層により接着されてもよく、第二の側面は、第二の曲面表示領域132にOCA接着剤層又はUV接着剤層により接着されてもよい。接着組立を採用する形態は、操作しやすく、実現しやすいという利点を有する。同時に、接着剤層の厚さを比較的薄くなるように制御しやすく、それによって、屈折導光部材200と表示本体130との間をよりコンパクトになるように組み立てる。一具体的な実施形態では、OCA接着剤層又はUV接着剤層の厚さは、0.01mm~0.5mmであってもよい。
【0031】
表示効果をさらに向上させるために、選択的な方案では、屈折導光部材200の溝部Bの溝口の向きに一致する表面は、溝部の溝口が位置する表面と面一であり、且ついずれも平面である。このような場合、屈折導光部材200は、溝部Bの溝口から突出せず、それによって表示モジュールの外観性能を向上させることができるとともに、このような表示モジュールが配置されている電子機器のグリップの手触りをよくすることができる。
【0032】
本開示の実施例で開示される表示モジュールにおいて、屈折導光部材200は、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132から発する光線を屈折させた後、屈折導光部材200の一つの平面から射出することができ、当業者であれば、様々な光学設計により上記目的を達成することができ、光線屈折の設計は、関連技術であってもよく、ここではこれ以上説明しない。
【0033】
上記光学機能を実現する構造は、複数種類あってもよく、例えば、屈折導光部材200は、微細孔屈折導光板であってもよいし、プリズム形屈折板であってもよい。
【0034】
屈折導光部材200が微細孔屈折導光板である場合、微細孔屈折導光板の第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132に向かう表面は、第一の表面であり、微細孔屈折導光板の溝部Bの溝口の向きに一致する表面は、第二の表面であり、第一の表面及び第二の表面にいずれも透明カバー層が設置されている。透明カバー層は、透明ゴム層であってもよい。透明カバー層は、微細孔屈折導光板の微細孔に塵が入ることを回避することができる。
【0035】
選択的な方案では、本開示の実施例で開示される屈折導光部材200は、第一のサブ屈折導光部材210及び第二のサブ屈折導光部材220を含んでもよく、第一のサブ屈折導光部材210は、第一の曲面表示領域131に対向して設置され、且つ第一の曲面表示領域131から発する光線を溝部Bの溝口が位置する平面に屈折させる。
【0036】
同様に、第二のサブ屈折導光部材220は、第二の曲面表示領域132に対向して設置され、且つ第二の曲面表示領域132から発する光線を溝部Bの溝口が位置する平面に屈折させ、第一のサブ屈折導光部材210と第二のサブ屈折導光部材220の、溝部Bの溝口に向かう表面は、いずれも溝部の溝口が位置する平面と面一である。この場合、第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132から発する光線は、溝部の溝口が位置する平面に反射し、さらに、この平面が表示する表示画面を表示本体130の他の領域の表示画面とより良好にスティッチングしやすい。
【0037】
選択的な方案では、第一のサブ屈折導光部材210と第二のサブ屈折導光部材220とが突き合わせられる表面のうちの少なくとも一つには遮光層が設置されており、遮光層は、さらに、第一のサブ屈折導光部材210内に伝送される光線と第二のサブ屈折導光部材220内に伝送される光線を隔離し、最終的に両者が互いに干渉することを回避することができる。一具体的な実施形態では、遮光層は、インク層又は遮光膜であってもよい。
【0038】
本開示の実施例で開示される表示モジュールに基づいて、本開示の実施例は、上記実施例に記載の表示モジュールを含む電子機器を開示する。本開示の実施例で開示される電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダー、ゲーム機、カーナビゲーション、スマートウォッチなどであってもよく、本開示の実施例は、電子機器の具体的な種類を限定しない。
【0039】
具体的には、電子機器は、さらに、ケース及びケース内に設置されるマザーボード等の他の部品を含んでもよく、電子機器の他の部材は、表示スクリーン100で囲まれた空間Aに組み立てられてもよい。
【0040】
本開示の実施例で開示される表示モジュールによると、本開示の実施例は、表示モジュールの制御方法を開示し、開示される制御方法は、
表示本体130の表示を制御するステップS101と、
第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132から平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングするステップS102と、
表示本体130の主表示領域に形成される第二の表示画面を第一の表示画面となるようにスティッチングすることによって、表示モジュールが連続的な表示パターンを呈するステップであって、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132が、それぞれ主表示領域の対向する両端に接続されるステップS103とを含む。
【0041】
一般的には、電子機器内の表示スクリーンの各領域の表示に対する制御は、電子機器の中央処理装置によって完了され、具体的な制御過程は、公知の技術であり、ここではこれ以上説明しない。ステップS103で実現される画面スティッチングは、現在の既存のスティッチング技術を採用して実現することができる。
【0042】
本開示の実施例で開示される制御方法によると、本開示の実施例は、表示モジュールの制御装置を開示する。開示される制御装置は、
表示本体130の表示を制御するための第一の制御ユニットと、
第一の曲面表示領域131及び第二の曲面表示領域132から平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングするための第二の制御ユニットと、
表示本体130の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、表示モジュールが連続的な表示パターンを呈するための第三の制御ユニットであって、第一の曲面表示領域131と第二の曲面表示領域132が、それぞれ主表示領域の対向する両端に接続される第三の制御ユニットとを含む。
【0043】
上記制御方法によると、本開示の実施例は、電子機器を開示する。開示される電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含んでもよく、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによって実行される時、上記に記載の制御方法を実現させる。
【0044】
上記制御方法によると、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を開示する。前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、上記に記載の制御方法を実現させる。
【0045】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能が、ハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0046】
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性及び簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、及びユニットの具体的な作動プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。
【0047】
本出願によって提供される実施例では、理解すべきことは、掲示された装置及び方法は、他の方式によって実現されてもよい。例えば、以上に記述された装置の実施例は、単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、他の区分方式があってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合されてもよく、又は集積されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
【0048】
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、または物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、または、物理的なユニットでなくてもよく、すなわち、一つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又は全部のユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0049】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に単独に存在しもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
【0050】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には、又は従来技術に寄与した部分又はこの技術案に関する部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0051】
当業者が理解できるように、上記実施例の方法における全部又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアを制御することによって完了されてもよい。前記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このプログラムが実行される時、上記各方法の実施例のようなフローを含んでもよい。そのうち、前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってもよい。
【0052】
本開示の上記実施例は、各実施例間の相違点を重点として記述しており、各実施例間の異なる最適化特徴は、矛盾しない限り、組み合わせによりさらに好適な実施例を形成することができる。記述を簡潔にするために、ここではこれ以上説明しない。
【0053】
前記内容は、本開示の実施例に過ぎず、本開示を限定するためのものではない。当業者にとって、本開示には、様々な修正及び変更が可能である。本開示の精神及び原理内で行われる全ての変更、同等置換、改良などは、本開示の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0054】
100…表示スクリーン
110…第一の突き合わせエッジ
120…第二の突き合わせエッジ
130…表示本体
131…第一の曲面表示領域
132…第二の曲面表示領域
200…屈折導光部材
210…第一のサブ屈折導光部材
220…第二のサブ屈折導光部材
300…フレキシブル回路基板
A…空間
B…溝部。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-04-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
前記内容は、本開示の実施例に過ぎず、本開示を限定するためのものではない。当業者にとって、本開示には、様々な修正及び変更が可能である。本開示の精神及び原理内で行われる全ての変更、同等置換、改良などは、本開示の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
なお、本開示の実施形態には以下のものが含まれる。
〔実施形態1〕
表示モジュールであって、表示スクリーン(100)及び屈折導光部材(200)を含み、前記表示スクリーン(100)は、第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)及び前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)との間に位置する表示本体(130)を含み、且つ前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)は、前記表示本体(130)で囲まれた空間(A)に位置し、前記表示本体(130)は、第一の曲面表示領域(131)及び第二の曲面表示領域(132)を含み、前記第一の曲面表示領域(131)は、前記第一の突き合わせエッジ(110)に接続され、前記第二の曲面表示領域(132)は、前記第二の突き合わせエッジ(120)に接続され、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)は、溝部(B)を形成し、前記屈折導光部材(200)は、前記溝部(B)に固定され、前記屈折導光部材(200)は、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)から発する光線を、前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させる、表示モジュール。
〔実施形態2〕
フレキシブル回路基板(300)をさらに含み、前記フレキシブル回路基板(300)は、前記空間(A)内に位置し、前記フレキシブル回路基板(300)の一端は、前記第一の突き合わせエッジ(110)又は前記第二の突き合わせエッジ(120)に電気的に接続される、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態3〕
前記表示スクリーン(100)は、フレキシブル表示スクリーンである、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態4〕
前記屈折導光部材(200)は、対向して分布する第一の側面及び第二の側面を含み、前記第一の側面は、前記第一の曲面表示領域(131)に貼り付けられ、前記第二の側面は、前記第二の曲面表示領域(132)に貼り付けられる、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態5〕
前記屈折導光部材(200)の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、前記溝部の溝口が位置する表面と面一であり、且ついずれも平面である、実施形態4に記載の表示モジュール。
〔実施形態6〕
前記第一の側面と前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の側面と前記第二の曲面表示領域(132)は、いずれもOCA接着剤層又はUV接着剤層により接着される、実施形態4に記載の表示モジュール。
〔実施形態7〕
前記OCA接着剤層又は前記UV接着剤層の厚さは、0.01mm~0.5mmである、実施形態6に記載の表示モジュール。
〔実施形態8〕
前記屈折導光部材(200)は、微細孔屈折導光板又はプリズム形屈折板である、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態9〕
前記微細孔屈折導光板の前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)に向かう表面は、第一の表面であり、前記微細孔屈折導光板の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、第二の表面であり、前記第一の表面及び前記第二の表面にいずれも透明カバー層が設置されている、実施形態8に記載の表示モジュール。
〔実施形態10〕
前記屈折導光部材(200)は、第一のサブ屈折導光部材(210)及び第二のサブ屈折導光部材(220)を含み、前記第一のサブ屈折導光部材(210)は、前記第一の曲面表示領域(131)に対向して設置され、且つ前記第一の曲面表示領域(131)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第二のサブ屈折導光部材(220)は、前記第二の曲面表示領域(132)に対向して設置され、且つ前記第二の曲面表示領域(132)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)の、前記溝部の溝口に向かう表面は、いずれも前記溝部の溝口が位置する平面と面一である、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態11〕
前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)とが突き合わせられる表面のうちの少なくとも一つには遮光層が設置されている、実施形態10に記載の表示モジュール。
〔実施形態12〕
前記表示本体(130)は、環状表示本体である、実施形態1に記載の表示モジュール。
〔実施形態13〕
電子機器であって、実施形態1~12のいずれか一項に記載の表示モジュールを含む、電子機器。
〔実施形態14〕
実施形態1~13のいずれか一項に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御方法であって、
前記表示本体(130)の表示を制御することと、
前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングすることと、
前記表示本体(130)の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈することであって、前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続されることとを含む、制御方法。
〔実施形態15〕
実施形態1~13のいずれか一項に記載の表示モジュールである表示モジュールの制御装置であって、
前記表示本体(130)の表示を制御するための第一の制御ユニットと、
前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)から前記平面に屈折した光線を第一の表示画面となるようにスティッチングするための第二の制御ユニットと、
前記表示本体(130)の主表示領域に形成される第二の表示画面を前記第一の表示画面とスティッチングすることによって、前記表示モジュールが連続的な表示パターンを呈するための第三の制御ユニットであって、前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)が、それぞれ前記主表示領域の対向する両端に接続される第三の制御ユニットとを含む、制御装置。
〔実施形態16〕
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、実施形態14に記載の制御方法を実現させる、電子機器。
〔実施形態17〕
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、実施形態14に記載の制御方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
〔符号の説明〕

【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示モジュールであって、表示スクリーン(100)及び屈折導光部材(200)を含み、前記表示スクリーン(100)は、第一の突き合わせエッジ(110)と第二の突き合わせエッジ(120)及び前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)との間に位置する表示本体(130)を含み、且つ前記第一の突き合わせエッジ(110)と前記第二の突き合わせエッジ(120)は、前記表示本体(130)で囲まれた空間(A)に位置し、前記表示本体(130)は、第一の曲面表示領域(131)及び第二の曲面表示領域(132)を含み、前記第一の曲面表示領域(131)は、前記第一の突き合わせエッジ(110)に接続され、前記第二の曲面表示領域(132)は、前記第二の突き合わせエッジ(120)に接続され、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)は、溝部(B)を形成し、前記屈折導光部材(200)は、前記溝部(B)に固定され、前記屈折導光部材(200)は、前記第一の曲面表示領域(131)と前記第二の曲面表示領域(132)から発する光線を、前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させる、表示モジュール。
【請求項2】
フレキシブル回路基板(300)をさらに含み、前記フレキシブル回路基板(300)は、前記空間(A)内に位置し、前記フレキシブル回路基板(300)の一端は、前記第一の突き合わせエッジ(110)又は前記第二の突き合わせエッジ(120)に電気的に接続される、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項3】
前記表示スクリーン(100)は、フレキシブル表示スクリーンである、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項4】
前記屈折導光部材(200)は、対向して分布する第一の側面及び第二の側面を含み、前記第一の側面は、前記第一の曲面表示領域(131)に貼り付けられ、前記第二の側面は、前記第二の曲面表示領域(132)に貼り付けられる、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項5】
前記屈折導光部材(200)の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、前記溝部の溝口が位置する表面と面一であり、且ついずれも平面である、請求項4に記載の表示モジュール。
【請求項6】
前記第一の側面と前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の側面と前記第二の曲面表示領域(132)は、いずれもOCA接着剤層又はUV接着剤層により接着される、請求項4に記載の表示モジュール。
【請求項7】
前記OCA接着剤層又は前記UV接着剤層の厚さは、0.01mm~0.5mmである、請求項6に記載の表示モジュール。
【請求項8】
前記屈折導光部材(200)は、微細孔屈折導光板又はプリズム形屈折板である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項9】
前記微細孔屈折導光板の前記第一の曲面表示領域(131)及び前記第二の曲面表示領域(132)に向かう表面は、第一の表面であり、前記微細孔屈折導光板の前記溝部(B)の溝口の向きに一致する表面は、第二の表面であり、前記第一の表面及び前記第二の表面にいずれも透明カバー層が設置されている、請求項8に記載の表示モジュール。
【請求項10】
前記屈折導光部材(200)は、第一のサブ屈折導光部材(210)及び第二のサブ屈折導光部材(220)を含み、前記第一のサブ屈折導光部材(210)は、前記第一の曲面表示領域(131)に対向して設置され、且つ前記第一の曲面表示領域(131)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第二のサブ屈折導光部材(220)は、前記第二の曲面表示領域(132)に対向して設置され、且つ前記第二の曲面表示領域(132)の光線を前記溝部(B)の溝口が位置する平面に屈折させ、前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)の、前記溝部の溝口に向かう表面は、いずれも前記溝部の溝口が位置する平面と面一である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項11】
前記第一のサブ屈折導光部材(210)と前記第二のサブ屈折導光部材(220)とが突き合わせられる表面のうちの少なくとも一つには遮光層が設置されている、請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項12】
前記表示本体(130)は、環状表示本体である、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項13】
電子機器であって、請求項1~12のいずれか一項に記載の表示モジュールを含む、電子機器。
【国際調査報告】