(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-28
(54)【発明の名称】電極組立体およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
H01M 50/536 20210101AFI20221221BHJP
H01M 4/66 20060101ALI20221221BHJP
H01M 50/593 20210101ALI20221221BHJP
H01M 50/586 20210101ALI20221221BHJP
H01M 50/533 20210101ALI20221221BHJP
H01M 10/0587 20100101ALN20221221BHJP
H01M 10/04 20060101ALN20221221BHJP
【FI】
H01M50/536
H01M4/66 A
H01M50/593
H01M50/586
H01M50/533
H01M10/0587
H01M10/04 W
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523502
(86)(22)【出願日】2020-08-27
(85)【翻訳文提出日】2022-04-20
(86)【国際出願番号】 KR2020011469
(87)【国際公開番号】W WO2021101027
(87)【国際公開日】2021-05-27
(31)【優先権主張番号】10-2019-0148935
(32)【優先日】2019-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ス・ヒョン・ユン
(72)【発明者】
【氏名】ブム・ヨン・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】キョン・ミン・キム
【テーマコード(参考)】
5H017
5H028
5H029
5H043
【Fターム(参考)】
5H017AA02
5H017AA03
5H017AA04
5H017BB08
5H017BB11
5H017CC03
5H017DD06
5H017EE07
5H028AA05
5H028BB05
5H028CC12
5H029AJ14
5H029BJ02
5H029BJ14
5H029CJ05
5H029CJ22
5H029DJ07
5H043AA04
5H043AA11
5H043AA13
5H043AA15
5H043AA19
5H043BA16
5H043BA19
5H043BA20
5H043CA03
5H043CA12
5H043EA02
5H043HA22E
5H043JA02E
5H043JA26E
5H043JA27E
5H043KA19E
5H043KA44E
5H043KA45E
(57)【要約】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係る電極組立体の製造方法は、第1電極ホイル、電極絶縁層、および第2電極ホイルが順に積層されて形成された電極集電体の少なくとも一部に電極活物質を塗布して電極を製造するステップと、前記電極およびセパレータを積層するステップと、前記電極集電体において前記電極活物質が塗布されていない無地部に電極リードを連結するステップとを含み、前記電極リードを連結するステップは、締結部が前記電極集電体および前記電極リードをともに貫通して連結させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電極ホイル、電極絶縁層、および第2電極ホイルが順に積層されて形成された電極集電体の少なくとも一部に電極活物質を塗布して電極を製造するステップと、
前記電極およびセパレータを積層するステップと、
前記電極集電体において前記電極活物質が塗布されていない無地部に電極リードを連結するステップとを含み、
前記電極リードを連結するステップは、締結部が前記電極集電体および前記電極リードをともに貫通して連結させる、電極組立体の製造方法。
【請求項2】
前記電極リードを連結するステップにおいて、前記電極集電体および前記電極リードをリベット結合により連結する、請求項1に記載の電極組立体の製造方法。
【請求項3】
前記電極リードを連結するステップにおいて、前記電極集電体および前記電極リードをスクリュー結合により連結する、請求項1に記載の電極組立体の製造方法。
【請求項4】
前記電極リードを連結するステップにおいて、前記締結部は、導電性材料から製造される、請求項1から3のいずれか一項に記載の電極組立体の製造方法。
【請求項5】
前記電極リードを連結するステップにおいて、
前記締結部は、前記電極集電体の前記第1電極ホイル、前記電極絶縁層、および前記第2電極ホイルを全て貫通する、請求項1から4のいずれか一項に記載の電極組立体の製造方法。
【請求項6】
電極集電体の少なくとも一部に電極活物質が塗布された電極と、
前記電極に積層されるセパレータと、
前記電極集電体において前記電極活物質が塗布されていない無地部に連結される電極リードと、
前記電極集電体および前記電極リードをともに貫通して連結させる締結部とを含み、
前記電極集電体は、
第1電極ホイル、電極絶縁層、および第2電極ホイルが順に積層されて形成されている、電極組立体。
【請求項7】
前記締結部は、リベットである、請求項6に記載の電極組立体。
【請求項8】
前記締結部は、スクリューである、請求項6に記載の電極組立体。
【請求項9】
前記締結部は、導電性材料から製造されている、請求項6から8のいずれか一項に記載の電極組立体。
【請求項10】
前記締結部は、前記電極集電体の前記第1電極ホイル、前記電極絶縁層、および前記第2電極ホイルを全て貫通する、請求項6から9のいずれか一項に記載の電極組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年11月19日付けの韓国特許出願第10-2019-0148935号に基づく優先権の利益を主張し、該当韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は、本明細書の一部として組み込まれる。
【0002】
本発明は、電極組立体およびその製造方法に関し、より詳しくは、電極集電体が電極絶縁層を含む多層構造に形成され、無地部に1つの電極リードだけを連結し、内部で生成された電気を全て十分に外部に供給することができる電極組立体およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
一般的に、二次電池の種類としては、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、およびリチウムイオンポリマー電池などが挙げられる。かかる二次電池は、デジタルカメラ、ポータブルDVDプレイヤー(P-DVD)、MP3プレイヤー(MP3P)、携帯電話、PDA、携帯ゲーム機(Portable Game Device)、パワーツール(Power Tool)、およびE-バイク(E-bike)などの小型製品だけでなく、電気自動車やハイブリッド自動車のような高出力が求められる大型製品と、余剰の発電電力や再生可能エネルギーを貯蔵する電力貯蔵装置と、バックアップ用電力貯蔵装置にも適用されて用いられている。
【0004】
電極組立体を製造するために、正極(Cathode)、セパレータ(Separator)、および負極(Anode)を製造し、これらを積層する。具体的に、正極活物質スラリーを正極集電体に塗布し、負極活物質スラリーを負極集電体に塗布し、正極(Cathode)および負極(Anode)を製造する。そして、前記製造された正極と負極との間にセパレータ(Separator)が介在されて積層されると、単位セル(Unit Cell)が形成され、単位セルが互いに積層されることで、電極組立体が形成される。そして、かかる電極組立体が特定のケースに収容され、電解液を注入すると、二次電池が製造される。
【0005】
ところで、従来は、正極および負極の電極が単層構造に形成され、電極の両面同士で電気が流れる可能性があった。よって、外部からの衝撃により電極組立体が破損すると、電極の一面に短絡が発生し、前記電極の他面にも短絡が発生した際、爆発などの危険が発生し得るという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、電極集電体が電極絶縁層を含む多層構造に形成され、無地部に1つの電極リードだけを連結し、内部で生成された電気を全て十分に外部に供給することができる電極組立体およびその製造方法を提供することにある。
【0007】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及していないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明らかに理解できるものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係る電極組立体の製造方法は、第1電極ホイル、電極絶縁層、および第2電極ホイルが順に積層されて形成された電極集電体の少なくとも一部に電極活物質を塗布して電極を製造するステップと、前記電極およびセパレータを積層するステップと、前記電極集電体において前記電極活物質が塗布されていない無地部に電極リードを連結するステップとを含み、前記電極リードを連結するステップは、締結部が前記電極集電体および前記電極リードをともに貫通して連結させる。
【0009】
また、前記電極リードを連結するステップにおいて、前記電極集電体および前記電極リードをリベット結合により連結してもよい。また、前記電極リードを連結するステップにおいて、前記電極集電体および前記電極リードをスクリュー結合により連結してもよい。
【0010】
また、前記電極リードを連結するステップにおいて、前記締結部は、導電性材料から製造されてもよい。また、前記電極リードを連結するステップにおいて、前記締結部が前記電極集電体の前記第1電極ホイル、前記電極絶縁層、および前記第2電極ホイルを全て貫通してもよい。
【0011】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係る電極組立体は、電極集電体の少なくとも一部に電極活物質が塗布された電極と、前記電極の間に積層されるセパレータと、前記電極集電体において前記電極活物質が塗布されていない無地部に連結される電極リードと、前記電極集電体および前記電極リードをともに貫通して連結させる締結部とを含み、前記電極集電体は、第1電極ホイル、電極絶縁層、および第2電極ホイルが順に積層されて形成される。
【0012】
また、前記締結部は、リベットであってもよい。また、前記締結部は、スクリューであってもよい。また、前記締結部は、導電性材料から製造されてもよい。
【0013】
また、前記締結部は、前記電極集電体の前記第1電極ホイル、前記電極絶縁層、および前記第2電極ホイルを全て貫通してもよい。本発明のその他の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の実施形態によると、少なくとも次のような効果がある。電極集電体が電極絶縁層を含む多層構造に形成され、導電性の締結部が電極集電体の無地部および電極リードをともに貫通して連結させることで、1つの電極リードだけで電極組立体の内部で生成された電気を全て十分に外部に供給することができる。
【0015】
本発明に係る効果は以上で例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係る円筒型二次電池の断面拡大図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る電極集電体の側面を示した概略図である。
【
図3】正極ホイルおよび負極ホイルの無地部に複数の電極リードがそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図である。
【
図4】無地部に複数の電極リードが連結された様子を上面から示した概略図である。
【
図5】無地部に複数の電極リードが連結された様子を下面から示した概略図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る正極ホイルおよび負極ホイルの無地部に電極リードがそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図である。
【
図7】無地部に電極リードが連結された様子を上面から示した概略図である。
【
図8】無地部に電極リードが連結された様子を下面から示した概略図である。
【
図9】本発明の他の実施形態に係る正極ホイルおよび負極ホイルの無地部に電極リードがそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は、添付図面とともに詳細に後述している実施形態を参照すれば明らかになるであろう。但し、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現できるものであり、本実施形態は、単に本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によって定義されるのみである。明細書の全体にわたって、同一の参照符号は、同一の構成要素を指し示す。
【0018】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に共通に理解できる意味として用いられてもよい。また、一般的に用いられる辞書に定義されている用語は、明らかに特に定義していない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。
【0019】
本明細書で用いられた用語は、実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、語句において特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で用いられる「含む(comprise)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素の他に、1つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除するものではない。
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について詳しく説明することにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る円筒型二次電池1の断面拡大図である。円筒型二次電池1を製造するためには、先ず、電極活物質とバインダーおよび可塑剤を混合したスラリーを正極集電体101および負極集電体102に塗布して正極および負極などの電極を製造し、それをセパレータ(Separator)の両側に積層することで所定形状の電極組立体11を形成する。そして、電池缶12の上部に外側から内側に圧力を印加して電池缶12を延伸させることで、ビーディング部14を形成する。そして、電極組立体11を電池缶12に挿入し、電解液を注入する。次に、前記ビーディング部14の上部にクリンピングガスケット136を載置させた後、キャップ組立体13により電池缶12の上端開放部を密閉する。かかる円筒型二次電池1は、一定した出力を安定的に提供する携帯電話、ノートパソコン、電気自動車などの電源として用いることができる。
【0021】
円筒型二次電池1は、
図1に示されたように、ゼリーロール状の電極組立体11と、電極組立体11を内部に収容する円筒型電池缶12と、電池缶12の上部に結合され、電池缶12の上端開放部を密閉するキャップ組立体13と、キャップ組立体13を取り付けるために電池缶12の上部に外側から内側に陥没したビーディング部14と、電池を密封するためのクリンピング部15とを含む。
【0022】
電極組立体11は、電極およびセパレータが積層されて形成される。具体的に、電極組立体11は、正極および負極などの2種類の電極と、前記電極を互いに絶縁させるために電極の間に介在されるセパレータとを含む。かかる電極組立体11は、スタック型、ゼリーロール(Jelly Roll)型、スタックアンドフォールディング(stack & folding)型などがある。2種類の電極、すなわち、正極および負極は、それぞれ、電極絶縁層1013、1023を含む多層構造の電極集電体101、102に活物質スラリーが塗布された構造である。本発明の一実施形態に係る電極集電体101、102は、2つの電極ホイルの間に電極絶縁層1013、1023が積層された多層構造に形成される。電極集電体101、102に関する詳しい説明は後述する。スラリーは、通常、粒状の活物質、補助導体、バインダー、および可塑剤などが、溶媒が添加された状態で撹拌されて形成されてもよい。溶媒は、後続工程において除去される。以下、本発明の一実施形態に係る電極組立体11は、ゼリーロール型であるものと説明するが、これは、説明の便宜のためのものであって、権利範囲を制限するためのものではない。
【0023】
ゼリーロール型電極組立体11を製造するために、長さの長い正極および負極の1対の電極と1つのセパレータとを積層し、一側から他側に巻き取る。電極組立体11の電極は、電極集電体101、102に電極活物質が塗布された部分と、電極活物質が塗布されていない末端部分、すなわち、無地部111、112とから構成される。そして、電極が巻き取られる方向に始端および終端に無地部111、112(
図3に図示)が存在してもよい。無地部111、112には、それぞれの電極に対応する1対の電極リード113が連結される。正極無地部111に一端が連結される正極リード1131は、電極組立体11の上端から引き出され、キャップ組立体13に他端が電気的に連結され、負極無地部112に一端が連結される負極リード1132は、電極組立体11の下端から引き出され、電池缶12の底部に他端が連結される。但し、これに制限されず、正極リード1131および負極リード1132は、何れもキャップ組立体13に向かう方向に引き出されるなど、多様な方向に引き出されてもよい。
【0024】
電極組立体11の上端および下端には、それぞれ電極組立体11を絶縁する絶縁板16が配置される。上端に配置される上部絶縁板16は、電極組立体11とキャップ組立体13との間に配置されて電極組立体11を絶縁し、下端に配置される下部絶縁板(図示せず)は、電極組立体11と電池缶12の底部との間に配置されて電極組立体11を絶縁する。
【0025】
電池缶12は、電極組立体11を内部に収納する、剛性の材料から製造された缶である。電池缶12は、円筒形に形成されてもよいが、電極組立体11の形態に応じて角形などの多様な形態に形成され、電極組立体11を容易に内部に収納することができる。
【0026】
かかる電池缶12は、アルミニウム、ニッケル、ステンレススチール、またはこれらの合金のような軽量の導電性金属材料から構成され、上端が開放された開放部と、それと対向する密閉された底部とを有してもよい。電池缶12の中央には、ゼリーロール状に巻き取られた電極組立体11が巻き出されるのを防止し、二次電池1内部のガスの移動通路の役割を行うセンターピン(図示せず)が挿入されてもよい。
【0027】
キャップ組立体13は、電池缶12の上端に形成された開放部に結合され、電池缶12の開放部を密閉させる。かかるキャップ組立体13は、電池缶12の形態に応じて円形または角形などの多様な形態に形成されてもよい。仮に電池缶12が円筒形に形成されるのであれば、キャップ組立体13もそれに対応する形状である円盤形状に形成されることが好ましい。
【0028】
キャップ組立体13は、電池缶12の開放部を密閉し、正極端子を形成するトップキャップ131と、電池内部の温度上昇時に抵抗が増加して電流を遮断するPTC素子132と、異常電流により電池内部の圧力上昇時に電流を遮断し内部の気体を排気する安全ベント133と、特定の部分を除き、安全ベント133をCIDフィルタ135から電気的に分離させるCIDガスケット134と、正極に連結された正極リード1131が接続され、電池内に高圧発生時に電流を遮断するCIDフィルタ135とが順次積層された構造を有する。
【0029】
そして、キャップ組立体13は、クリンピングガスケット136に取り付けられた状態で、電池缶12のビーディング部14に設けられる。よって、正常な作動条件で、電極組立体11の正極は、正極リード1131、CIDフィルタ135、安全ベント133、およびPTC素子132を経由してトップキャップ131に連結されて通電をなす。
【0030】
トップキャップ131は、キャップ組立体13の最上部に、上部方向に突出した形態で配置されて正極端子を形成する。よって、前記トップキャップ131は、負荷または充電装置のような外部装置に電気的に接続されることができる。トップキャップ131には、二次電池1の内部で発生した気体が排出される気体孔1311が形成されてもよい。よって、過充電などのような原因により、電極組立体11側から気体が発生して内圧が増加すると、電流遮断部材のCIDフィルタ135および安全ベント133が破裂し、内部の気体は、前記破裂した部分および気体孔1311を介して外部に排出されることができる。よって、充放電がこれ以上進行せず、二次電池1の安全性を確保することができる。かかるトップキャップ131は、ステンレススチールまたはアルミニウムのような金属材料から製造されてもよい。
【0031】
トップキャップ131においてPTC素子132と接触する部位の厚さは、外部から印加される圧力からキャップ組立体13の種々の構成要素を保護可能な範囲であれば、特に制限されず、例えば0.3~0.5mmであってもよい。トップキャップ131部位の厚さが過度に薄いと、機械的剛性を発揮し難く、その逆に過度に厚いと、大きさおよび重量の増加により、同一規格と対比して電池の容量を減少させ得る。
【0032】
PTC素子(Positive Temperature Coefficient element)132は、電池内部の温度上昇時、電池抵抗が増加して電流を遮断する。すなわち、PTC素子132は、正常な状態では、トップキャップ131と安全ベント133を電気的に連結させる。しかし、異常状態、例えば、温度が異常に上昇する際には、PTC素子132は、トップキャップ131と安全ベント133との間の電気的連結を遮断させる。かかるPTC素子132の厚さも、素材および構造などに応じて異なり得るし、例えば0.2~0.4mmであってもよい。PTC素子132の厚さが0.4mmよりも厚いと、内部抵抗が上昇し、電池の大きさを増加させ、同一規格と対比して電池容量を減少させ得る。その逆に、PTC素子132の厚さが0.2mmよりも薄いと、高温で電流遮断効果を発揮し難く、弱い外部衝撃によっても破壊され得る。よって、PTC素子132の厚さは、このことを複合的に考慮して、前記厚さ範囲内で適切に決定されることができる。
【0033】
安全ベント133は、異常電流により電池内部の圧力上昇時、電流を遮断するかまたはガスを排気し、金属材料であってもよい。安全ベント133は、周辺部の外側がクリンピングガスケット136に挿入され、中心部は下面がCIDフィルタ135と連結され、電池の内圧が増加すると、CIDフィルタ135が破裂して安全ベント133の形状が逆転する。安全ベント133の厚さは、素材および構造などに応じて異なり得るし、電池内部に所定の高圧発生時に破裂してガスなどを排出可能であれば、特に制限されず、例えば0.2~0.6mmであってもよい。
【0034】
電流遮断部材(CID、Current Interrupt Device)は、安全ベント133と電極組立体11との間に位置し、電極組立体11と安全ベント133を電気的に接続させる。かかる電流遮断部材は、安全ベント133と接触して電流を伝達するCIDフィルタ135と、一部の領域を除き、前記CIDフィルタ135と安全ベント133との間を空間的に分離して絶縁させるCIDガスケット134とを含む。
【0035】
CIDフィルタ135は、上部の少なくとも一部分が、安全ベント133の中央に突出した中心部の下面に連結され、下部の少なくとも一部分が、電極組立体11の電極リード113、特に正極リード1131と連結される。よって、正常な状態では、電極組立体11から生成された正極電流が正極リード1131を経てCIDフィルタ135を経由して安全ベント133に流れることで、二次電池1の放電が行われることができる。しかし、二次電池1の内部で発生した気体により、電池の内圧が増加して安全ベント133の形状が逆転すると、安全ベント133とCIDフィルタ135との間の連結が脱着されるか、またはCIDフィルタ135が破裂する。それにより、安全ベント133と電極組立体11との間の電気的接続が遮断され、安全性を確保することができる。
【0036】
かかるキャップ組立体13を含む二次電池1は、電動ドリルなどのようなパワーツールの動力源として用いられる場合には、瞬間的に高い出力を提供することができ、振動、落下などのような外部の物理的衝撃に対しても安定的であることができる。
【0037】
電池缶12の上部には、外側から内側に折り曲げられたビーディング部14が形成される。ビーディング部14は、前記トップキャップ131、PTC素子132、安全ベント133、および電流遮断部材が積層されたキャップ組立体13を電池缶12の上端に位置させ、電極組立体11の上下方向の移動を防止する。
【0038】
上記で記述したように、キャップ組立体13は、クリンピングガスケット136に取り付けられた状態で、電池缶12のビーディング部14に設けられる。クリンピングガスケット136は、安全ベント133の周辺部1331の最外郭部分を取り囲んで絶縁させる。それにより、安全ベント133に流れる正極電流と、電池缶12に流れる負極電流が接触してショートが発生するのを防止する。
【0039】
クリンピングガスケット136は、安全ベント133の周辺部1331を容易に取り囲むために、両端が開放された円筒形の形状を有し、電池缶12の内部に向かう一側端は、
図2に示されたように、中心軸に向かっておよそ垂直に一次的に折り曲げられた後、再び電池缶12の内部に向かっておよそ垂直に二次的に折り曲げられてビーディング部14に載置される。そして、クリンピングガスケット136の他側端は、最初には、中心軸と平行した方向に延びている。しかし、その後、キャップ組立体13を結合し、電池缶12の上端外壁を加圧してクリンピング工程が進行すると、クリンピング部15の形状に沿って共におよそ垂直に折り曲げられて中心軸に向かう。よって、クリンピングガスケット136の内周面はキャップ組立体13、外周面は電池缶12の内周面に密着する。ここで、クリンピング工程とは、クリンピング部15を曲げ、クリンピング部15およびクリンピングガスケット136がキャップ組立体13の外面を密封させることである。クリンピングガスケット136は、絶縁性、耐衝撃性、弾力性、および耐久性を有する素材、例えば、ポリオレフィン(Polyolefine)またはポリプロピレン(PP)などのポリマーから製造されることが好ましい。
【0040】
電極組立体11の無地部111、112に電極リード113が連結されると、電極組立体11を電池缶12に挿入し、正極リード1131はキャップ組立体13のCIDフィルタ135に連結し、負極リード1132は電池缶12の底部に連結する。そして、内部に電解液を注入する。次に、前記ビーディング部14の上部にクリンピングガスケット136を載置させた後、キャップ組立体13により電池缶12の上端開放部を密閉する。電解液は、二次電池1の充放電時、電極の電気化学的反応により生成されるリチウムイオンを移動させるためのものであり、リチウム塩と高純度の有機溶媒類との混合物である非水系有機電解液、または高分子電解質を用いたポリマーを含んでもよい。かかる方法により、円筒型二次電池1を製造することができる。
【0041】
図2は、本発明の一実施形態に係る電極集電体101、102の側面を示した概略図である。上記で記述したように、正極および負極などの電極は、電極活物質とバインダーおよび可塑剤を混合したスラリーを正極集電体101および負極集電体102などの電極集電体101、102にそれぞれ塗布して製造する。
【0042】
従来は、正極集電体101および負極集電体102がそれぞれ単層構造に形成された。よって、外部からの衝撃により電極組立体11が破損すると、短絡による爆発などの危険が発生し得るという問題があった。しかし、本発明の一実施形態によると、
図2に示されたように、電極集電体101、102は、第1および第2電極ホイルの間に電極絶縁層1013、1023が積層された多層構造に形成される。具体的に、正極集電体101は、第1正極ホイル1011、正極絶縁層1013、および第2正極ホイル1012が順に積層されて形成される。そして、負極集電体102は、第1負極ホイル1021、負極絶縁層1023、および第2負極ホイル1022が順に積層されて形成される。
【0043】
第1および第2正極ホイル1011、1012は、化学的変化を誘発せず且つ高い導電性を有する材料から製造される。例えば、ステンレススチール、アルミニウム、ニッケル、チタン、焼成炭素、またはアルミニウムやステンレススチールの表面にカーボン、ニッケル、チタン、銀などを表面処理したものであってもよく、特にアルミニウムであることが好ましいが、これに制限されない。そして、第1および第2正極ホイル1011、1012は、正極活物質の接着力を高めるために、表面に微細な凹凸を形成してもよい。
【0044】
第1および第2負極ホイル1021、1022は、化学的変化を誘発せず且つ導電性を有する材料から製造される。例えば、銅、ステンレススチール、ニッケル、チタン、焼成炭素、または銅やステンレススチールの表面にカーボン、ニッケル、チタン、銀などを表面処理したもの、またはアルミニウム-カドミウム合金であってもよく、特に銅またはニッケルをメッキした銅であることが好ましいが、これに制限されない。そして、第1および第2負極ホイル1021、1022は、負極活物質の結合力を高めるために、表面に微細な凹凸を形成してもよい。
【0045】
正極絶縁層1013は、第1正極ホイル1011と第2正極ホイル1012との間に積層され、第1正極ホイル1011と第2正極ホイル1012との間を絶縁させる。そして、負極絶縁層1023は、第1負極ホイル1021と第2負極ホイル1022との間に積層され、第1負極ホイル1021と第2負極ホイル1022との間を絶縁させる。それにより、外部からの衝撃により電極組立体11が破損しても、1つの電極において一面と他面を電気的に断絶させることで、短絡による爆発などの危険を予め防止して安全性を確保することができる。かかる正極絶縁層1013および負極絶縁層1023は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、アクリル系高分子、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリアミド、セルロース、アラミド、ナイロン、ポリエステル、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール、ポリアリレート、テフロン(登録商標)、およびガラス繊維からなる群から選択された1つ以上の物質からなってもよい。特に、主に耐摩耗性および耐熱性を有するナイロン(Nylon)樹脂またはポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリマーが用いられる。
【0046】
図3は、正極ホイル1011、1012および負極ホイル1021、1022の無地部111、112に複数の電極リード113がそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図であり、
図4は、無地部111、112に複数の電極リード113が連結された様子を上面から示した概略図であり、
図5は、無地部111、112に複数の電極リード113が連結された様子を下面から示した概略図である。
【0047】
上記で記述したように、正極リード1131は、正極無地部111に一端が連結され、電極組立体11の上端から引き出され、キャップ組立体13に他端が電気的に連結される。そして、負極リード1132は、負極無地部112に一端が連結され、電極組立体11の下端から引き出され、電池缶12の底部に他端が連結される。
【0048】
正極リード1131および負極リード1132は、その材料が互いに異なってもよい。すなわち、正極リード1131は、正極集電体101の正極ホイル1011、1012と同一のアルミニウム(Al)材料であり、負極リード1132は、負極集電体102の負極ホイル1021、1022と同一の銅(Cu)材料またはニッケル(Ni)がコーティングされた銅材料であってもよい。
【0049】
一方、電極集電体101、102が単層構造に形成されるのであれば、1つの電極リード113が無地部111、112の一面にだけ連結されても、電極組立体11の内部で生成された電気を全て十分に二次電池1の外部に供給することができる。
【0050】
しかしながら、本発明の一実施形態によると、電極集電体101、102が第1および第2電極ホイルの間に電極絶縁層1013、1023が積層された多層構造に形成されるため、1つの電極リード113が1つの電極ホイルにだけ連結されるのであれば、他の電極ホイルは電極リード113と連結されないため、電極組立体11の内部で生成された電気が全て外部に供給されない。よって、複数の電極リード113がそれぞれの電極ホイルに全て連結されなければならない。
【0051】
かかる複数の電極リード113は、
図3に示されたように、第1正極ホイル1011、第2正極ホイル1012にそれぞれ連結される2つの正極リード1131と、第1負極ホイル1021、第2負極ホイル1022にそれぞれ連結される2つの負極リード1132とを含む。
【0052】
具体的に、2つの正極リード1131は、第1正極ホイル1011の正極無地部111と、第2正極ホイル1012の正極無地部111にそれぞれ連結される。そして、2つの負極リード1132は、第1負極ホイル1021の負極無地部112と、第2負極ホイル1022の負極無地部112にそれぞれ連結される。それにより、複数の電極リード113を介して、電極組立体11の内部で生成された電気を全て二次電池1の外部に供給することができる。正極リード1131と負極リード1132は、それぞれ正極無地部111と負極無地部112に超音波溶接、スポット(Spot)溶接などにより連結されてもよい。そして、正極リード1131および負極リード1132の長手方向に沿って溶接が繰り返し行われ、
図4および
図5に示されたように、一列に羅列された複数の溶接部2を形成してもよい。
【0053】
しかしながら、かかる方法は、複数の電極リード113が必要であり、かかる複数の電極リード113を第1および第2電極ホイルにそれぞれ別に溶接しなければならないため、製造コストおよび時間が過度にかかるという問題がある。
【0054】
図6は、本発明の一実施形態に係る正極ホイル1011、1012および負極ホイル1021、1022の無地部111、112に電極リード113がそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図であり、
図7は、無地部111、112に電極リード113が連結された様子を上面から示した概略図であり、
図8は、無地部111、112に電極リード113が連結された様子を下面から示した概略図である。
【0055】
本発明の一実施形態によると、電極集電体101、102が電極絶縁層1013、1023を含む多層構造に形成され、導電性の締結部114を電極集電体101、102の無地部111、112および電極リード113をともに貫通して連結させることで、1つの電極リード113だけで電極組立体11の内部で生成された電気を全て十分に外部に供給することができる。
【0056】
このために、本発明の一実施形態に係る電極組立体11の製造方法は、第1電極ホイル1011、1021、電極絶縁層1013、1023、および第2電極ホイル1012、1022が順に積層されて形成された電極集電体101、102の少なくとも一部に電極活物質を塗布して電極を製造するステップと、前記電極およびセパレータを積層するステップと、前記電極集電体101、102において前記電極活物質が塗布されていない無地部111、112に電極リード113を連結するステップとを含み、前記電極リード113を連結するステップは、締結部114が前記電極集電体101、102および前記電極リード113をともに貫通して連結させる。
【0057】
そして、かかる方法により製造された本発明の一実施形態に係る電極組立体11は、電極集電体101、102の少なくとも一部に電極活物質が塗布された電極と、前記電極の間に積層されるセパレータと、前記電極集電体101、102において前記電極活物質が塗布されていない無地部111、112に連結される電極リード113と、前記電極集電体101、102および前記電極リード113をともに貫通して連結させる締結部114とを含み、前記電極集電体101、102は、第1電極ホイル1011、1021、電極絶縁層1013、1023、および第2電極ホイル1012、1022が順に積層されて形成される。
【0058】
1つの電極リード113を電極集電体101、102の第1電極ホイル1011、1021に接触させる。そして、締結部114が、電極集電体101、102および電極リード113をともに貫通して連結させる。具体的に、
図6に示されたように、先ず、1つの正極リード1131を、正極集電体101の無地部111、112において、第1正極ホイル1011に接触させ、1つの負極リード1132を、負極集電体102の無地部111、112において、第1負極ホイル1021に接触させる。そして、1つの締結部114は、正極集電体101および正極リード1131をともに貫通して連結させ、他の1つの締結部114は、負極集電体102および負極リード1132をともに貫通して連結させる。
【0059】
本発明の一実施形態によると、締結部114は、リベットである。よって、電極集電体101、102および電極リード113は、リベットを用いたリベット結合により連結されてもよい。この際、電極集電体101、102および電極リード113に別に穿孔作業を行った後にリベットを結合してもよいが、リベットガンを用いて別の穿孔作業を行うことなくリベットを貫通して連結させることが好ましい。電極集電体101、102および電極リード113にリベット結合が行われると、リベット両端のヘッドが貫通したホールの大きさよりもさらに大きく形成され、前記リベットが外部に離脱しないように固定させることができる。
【0060】
そして、正極リード1131および負極リード1132の長手方向に沿ってリベット結合が繰り返し行われ、
図7および
図8に示されたように、複数の締結部114が一列に羅列されて形成されてもよい。それにより、電極集電体101、102および電極リード113がさらに堅固に連結されることができる。
【0061】
締結部114が電極集電体101、102と電極リード113を連結させると、電極集電体101、102の第1電極ホイル1011、1021、電極絶縁層1013、1023、および第2電極ホイル1012、1022を全て貫通する。そして、締結部114は、導電性材料から製造されており、電気が通電することができる。よって、第1電極ホイル1011、1021で生成された電気は、直接連結された電極リード113を介して外部に供給され、第2電極ホイル1012、1022で生成された電気は、導電性の締結部114を介して電極リード113に伝達された後に外部に供給されることができる。したがって、1つの電極リード113だけで電極組立体11の内部で生成された電気を全て十分に外部に供給することができる。
【0062】
図9は、本発明の他の実施形態に係る正極ホイル1011、1012および負極ホイル1021、1022の無地部111、112に電極リード113がそれぞれ連結された様子をそれぞれ側面から示した概略図である。
【0063】
本発明の一実施形態によると、締結部114はリベットであるが、本発明の他の実施形態によると、締結部114aはスクリューである。よって、電極集電体101、102および電極リード113は、スクリューを用いたスクリュー結合により連結されてもよい。この際、電極集電体101、102および電極リード113に別に穿孔作業を行った後にスクリューを結合してもよい。仮にネジ山を形成する穿孔作業を行うのであれば、貫通したホールにボルトだけを挿入することで連結されることができる。しかし、仮にネジ山を形成しない穿孔作業を行うのであれば、貫通したホールの一側からボルトを挿入した後、他側に突出したボルトの端にナットを締結してもよい。この場合、スクリューは、その端が尖鋭でなくてもよい。但し、これに制限されず、スクリューを直接回転させ、電極集電体101、102および電極リード113にネジ山を形成する穿孔作業を行いつつ直ちに挿入されてもよい。この場合、スクリューは、その端が尖鋭でなければならない。電極集電体101、102および電極リード113にスクリュー結合が行われると、貫通したホールに形成されたネジ山とスクリュー自体のネジ山が結合されるため、スクリューが外部に離脱しないように固定されることができる。
【0064】
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者であれば、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施可能であることを理解することができるであろう。よって、以上で記述された実施形態は、全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないことを理解しなければならない。本発明の範囲は上記の詳細な説明よりは後述の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその均等概念から導き出される多様な実施形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈しなければならない。
【符号の説明】
【0065】
1 円筒型二次電池
2 溶接部
11 ゼリーロール型電極組立体
12 円筒型電池缶
13 キャップ組立体
14 ビーディング部
15 クリンピング部
16 上部絶縁板
101 正極集電体
102 負極集電体
111 正極無地部
112 負極無地部
113 電極リード
114 締結部
131 トップキャップ
132 PTC素子
133 安全ベント
134 CIDガスケット
135 CIDフィルタ
136 クリンピングガスケット
1011 第1正極ホイル
1012 第2正極ホイル
1013 正極絶縁層
1021 第1負極ホイル
1022 第2負極ホイル
1023 負極絶縁層
1131 正極リード
1132 負極リード
1311 気体孔
1331 周辺部
【国際調査報告】