特表 2022-554365 中継接続確立方法及び機器

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2022-12-28

(54)【発明の名称】中継接続確立方法及び機器

(51)【国際特許分類】

   H04W 76/14 20180101AFI20221221BHJP

   H04W 92/18 20090101ALI20221221BHJP

   H04W 12/06 20210101ALI20221221BHJP

   H04W 88/04 20090101ALI20221221BHJP

【ＦＩ】

H04W76/14

H04W92/18

H04W12/06

H04W88/04

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2022526132

(86)(22)【出願日】2020-11-06

(85)【翻訳文提出日】2022-06-30

(86)【国際出願番号】 CN2020127162

(87)【国際公開番号】W WO2021088990

(87)【国際公開日】2021-05-14

(31)【優先権主張番号】201911084348.2

(32)【優先日】2019-11-07

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(81)【指定国・地域】

【公序良俗違反の表示】

（特許庁注：以下のものは登録商標）

１．ＷＣＤＭＡ

(71)【出願人】

【識別番号】517372494

【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ ＣＯ．， ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１， ｖｉｖｏ Ｒｏａｄ， Ｃｈａｎｇ’ａｎ， Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５２３８６３， Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】110001151

【氏名又は名称】あいわ弁理士法人

(72)【発明者】

【氏名】王 文

(72)【発明者】

【氏名】謝 振華

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA23

5K067AA35

5K067BB04

5K067BB21

5K067DD11

5K067DD17

5K067DD24

5K067EE02

5K067EE06

5K067EE10

5K067EE25

5K067FF02

5K067HH22

5K067JJ12

5K067JJ13

(57)【要約】

本発明の実施例は、中継接続確立方法及び機器を開示する。この方法は、ソースＵＥがこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することであって、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することであって、第一の直接通信受け入れメッセージが、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む。
【選択図】図２

【特許請求の範囲】

【請求項1】

中継接続確立方法であって、
ソースユーザ機器ＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することであって、前記第一の直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ソースＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することであって、前記第一の直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項2】

前記第一の直接通信要求メッセージと前記第一の直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項１に記載の中継接続確立方法。

【請求項3】

前記ソースＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することは、
前記ソースＵＥが第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信することを含み、前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項１に記載の中継接続確立方法。

【請求項4】

前記ソースＵＥが第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信する前に、
前記ソースＵＥがネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信することをさらに含む、請求項３に記載の中継接続確立方法。

【請求項5】

前記ソースＵＥがネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信する前に、
前記ソースＵＥが前記ネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項４に記載の中継接続確立方法。

【請求項6】

中継接続確立方法であって、
ターゲット中継ユーザ機器ＵＥが第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することであって、前記第一のＵＥが、ソースＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記第一のＵＥと前記ターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することであって、前記第二のＵＥが、前記ターゲットＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージが、前記中継接続確立過程において、前記ターゲット中継ＵＥと前記第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが前記第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信することであって、前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが前記第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することであって、前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項7】

前記第一のＵＥが前記ソースＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第一のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記第一のＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲットＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記第二のＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項６に記載の中継接続確立方法。

【請求項8】

前記ターゲット中継ＵＥが第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することは、
前記ターゲット中継ＵＥがターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することを含み、前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続と前記第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられる、請求項６に記載の中継接続確立方法。

【請求項9】

前記ターゲット中継ＵＥがターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する前に、
前記ターゲット中継ＵＥがネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信することをさらに含む、請求項８に記載の中継接続確立方法。

【請求項10】

前記ターゲット中継ＵＥがネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信する前に、
前記ターゲット中継ＵＥが前記ネットワーク機器にターゲット配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記ターゲット中継ＵＥのために前記ターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項９に記載の中継接続確立方法。

【請求項11】

中継接続確立方法であって、
ターゲットユーザ機器ＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することであって、前記第二の直接通信要求メッセージが、ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥと前記ターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲットＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することであって、前記第二の直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項12】

前記第二の直接通信要求メッセージと前記第二の直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項１１に記載の中継接続確立方法。

【請求項13】

前記ターゲットＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することは、
前記ターゲットＵＥが第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信することを含み、前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項１１に記載の中継接続確立方法。

【請求項14】

前記ターゲットＵＥが第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信する前に、
前記ターゲットＵＥがネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信することをさらに含む、請求項１３に記載の中継接続確立方法。

【請求項15】

前記ターゲットＵＥがネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信する前に、
前記ターゲットＵＥが前記ネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項１４に記載の中継接続確立方法。

【請求項16】

中継接続確立方法であって、
ネットワーク機器が中継接続業務要求メッセージを受信することであって、前記中継接続業務要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられることと、
前記ネットワーク機器が前記中継接続業務要求メッセージに基づき、前記中継接続業務を認証して許可し、前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置することであって、前記接続配置パラメータが、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含むことと、
前記ネットワーク機器が中継接続業務受け入れメッセージを送信することであって、前記中継接続業務受け入れメッセージが、前記中継接続業務の要求を受け入れるために用いられることとを含み、
前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、
前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、前記対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、前記第一のＵＥは、前記ソースＵＥ又は前記対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第二のＵＥは、前記対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又は前記ターゲットＵＥであり、
前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥと前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる、中継接続確立方法。

【請求項17】

前記中継接続業務要求メッセージには、前記ソースＵＥの識別子、前記各中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子、及び前記中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている、請求項１６に記載の中継接続確立方法。

【請求項18】

前記ルーティング情報は、前記中継接続における前記ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへのルーティングテーブルである、請求項１７に記載の中継接続確立方法。

【請求項19】

前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置する前に、
前記ネットワーク機器は、前記中継接続業務要求メッセージとＵＥ契約情報に基づき、前記ルーティング情報における前記各中継ＵＥを許可することをさらに含む、請求項１７又は１８に記載の中継接続確立方法。

【請求項20】

前記ネットワーク機器が中継接続業務受け入れメッセージを送信した後に、
前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信することと、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥに、対応するターゲット接続配置パラメータを送信することと、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信することとをさらに含む、請求項１６に記載の中継接続確立方法。

【請求項21】

前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥに、対応するターゲット接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥから対応するターゲット配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記対応する中継ＵＥのためにターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項２０に記載の中継接続確立方法。

【請求項22】

ソースＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、
送信モジュールと受信モジュールとを含み、
前記送信モジュールは、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、前記第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、
前記受信モジュールは、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、前記第一の直接通信受け入れメッセージは、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項23】

前記第一の直接通信要求メッセージと前記第一の直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項２２に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項24】

前記送信モジュールは、第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項２２に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項25】

前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールが第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信する前に、ネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信するために用いられる、請求項２４に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項26】

前記送信モジュールはさらに、前記受信モジュールがネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信する前に、前記ネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信するために用いられ、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項２５に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項27】

ターゲット中継ＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、
受信モジュールと送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、前記第一のＵＥは、ソースＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記第一のＵＥと前記ターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、
前記送信モジュールは、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、前記第二のＵＥは、前記ターゲットＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージは、前記中継接続確立過程において、前記ターゲット中継ＵＥと前記第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、
前記受信モジュールはさらに、前記第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、前記中継接続確立過程において、前記第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられ、
前記送信モジュールはさらに、前記第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項28】

前記第一のＵＥが前記ソースＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第一のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記第一のＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲットＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記第二のＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項２７に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項29】

前記送信モジュールは、ターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続と前記第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられる、請求項２７に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項30】

前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールがターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する前に、ネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信するために用いられる、請求項２９に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項31】

前記送信モジュールはさらに、前記受信モジュールがネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信する前に、前記ネットワーク機器にターゲット配置要求メッセージを送信するために用いられ、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記ターゲット中継ＵＥのために前記ターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項３０に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項32】

ターゲットＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、
受信モジュールと送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、前記第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥと前記ターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、
前記送信モジュールは、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、前記第二の直接通信受け入れメッセージは、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項33】

前記第二の直接通信要求メッセージと前記第二の直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項３２に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項34】

前記送信モジュールは、第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項３２に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項35】

前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールが第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信する前に、ネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信するために用いられる、請求項３４に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項36】

前記送信モジュールはさらに、前記受信モジュールがネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信する前に、前記ネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信するために用いられ、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項３５に記載のユーザ機器ＵＥ。

【請求項37】

ネットワーク機器であって、
受信モジュールと、認証及び許可モジュールと、配置モジュールと、送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、中継接続業務要求メッセージを受信するために用いられ、前記中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、
前記認証及び許可モジュールは、前記受信モジュールにより受信された前記中継接続業務要求メッセージに基づき、前記中継接続業務を認証して許可するために用いられ、
前記配置モジュールは、前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置するために用いられ、前記接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、
前記送信モジュールは、中継接続業務受け入れメッセージを送信するために用いられ、前記中継接続業務受け入れメッセージは、前記中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、
前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、
前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、前記対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、前記第一のＵＥは、前記ソースＵＥ又は前記対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第二のＵＥは、前記対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又は前記ターゲットＵＥであり、
前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥと前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる、ネットワーク機器。

【請求項38】

前記中継接続業務要求メッセージには、前記ソースＵＥの識別子、前記各中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子、及び前記中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている、請求項３７に記載のネットワーク機器。

【請求項39】

前記ルーティング情報は、前記中継接続における前記ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへのルーティングテーブルである、請求項３８に記載のネットワーク機器。

【請求項40】

前記認証及び許可モジュールはさらに、前記配置モジュールが前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置する前に、前記中継接続業務要求メッセージとＵＥ契約情報に基づき、前記ルーティング情報における前記各中継ＵＥを許可するために用いられる、請求項３８又は３９に記載のネットワーク機器。

【請求項41】

前記送信モジュールはさらに、中継接続業務受け入れメッセージを送信した後、前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信すること、対応するターゲット接続配置パラメータを前記各中継ＵＥに送信すること、前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信することに用いられる、請求項３７に記載のネットワーク機器。

【請求項42】

前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールが前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信する前に、前記ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信するために用いられ、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールが前記各中継ＵＥに、対応するターゲット接続配置パラメータを送信する前に、前記各中継ＵＥから対応するターゲット配置要求メッセージを受信するために用いられ、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記対応する中継ＵＥのためにターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記受信モジュールはさらに、前記送信モジュールが前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信する前に、前記ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信するために用いられ、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項４１に記載のネットワーク機器。

【請求項43】

ソースＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１から５のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項44】

ターゲット中継ＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項６から１０のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項45】

ターゲットＵＥであるユーザ機器ＵＥであって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１１から１５のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、ユーザ機器ＵＥ。

【請求項46】

ネットワーク機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１６から２１のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、ネットワーク機器。

【請求項47】

通信システムであって、前記通信システムは、請求項２２から２６のいずれか１項に記載のユーザ機器ＵＥ、請求項２７から３１のいずれか１項に記載のＵＥ、請求項３２から３６のいずれか１項に記載のＵＥ、及び請求項３７から４２のいずれか１項に記載のネットワーク機器を含み、又は、この通信システムは、請求項４３に記載のＵＥ、請求項４４に記載のＵＥ、請求項４５に記載のＵＥ、及び請求項４６に記載のネットワーク機器を含み、請求項２２から２６のいずれか１項に記載のＵＥと請求項４３に記載のＵＥは、中継接続におけるソースＵＥであり、請求項２７から３１のいずれか１項に記載のＵＥと請求項４４に記載のＵＥは、中継接続におけるターゲット中継ＵＥであり、請求項３２から３６のいずれか１項に記載のＵＥと請求項４５に記載のＵＥは、中継接続におけるターゲットＵＥである、通信システム。

【請求項48】

コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項１から２１のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年１１月０７日に中国で提出された中国特許出願番号２０１９１１０８４３４８．２の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。

【0002】

本発明の実施例は、通信技術分野に関し、特に中継接続確立方法及び機器に関する。

【背景技術】

【0003】

現在、二つのユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）間に通信需要がある場合、従来技術においては、この二つのＵＥ間に直接通信接続が確立されることになるが、多くの場合（例えば、この二つのＵＥ間の距離が比較的に遠いなど）、この二つのＵＥ間に確立される直接通信接続の品質は、比較的に悪く、ひいては直接通信接続を確立することができない。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

本発明の実施例は、二つのＵＥ間に確立される直接通信接続の品質が比較的に悪いという従来技術における問題を解決するための中継接続確立方法及び機器を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0005】

上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。

【0006】

第一の方面によれば、本発明の実施例は、ソースＵＥに用いられる中継接続確立方法を提供する。この方法がこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することであって、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することであって、第一の直接通信受け入れメッセージが、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む。

【0007】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージと第一の直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0008】

第二の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲット中継ＵＥに用いられる中継接続確立方法を提供する。この方法は、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することであって、第一のＵＥが、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することであって、第二のＵＥが、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージが、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信することであって、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージが、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることと、第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することであって、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージが、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む。

【0009】

選択的に、第一のＵＥがこのソースＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されており、第一のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されており、第二のＵＥがこのターゲットＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されており、第二のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0010】

第三の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲットユーザ機器ＵＥに用いられる中継接続確立方法を提供する。この方法は、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することであって、第二の直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することであって、第二の直接通信受け入れメッセージが、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む。

【0011】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージと第二の直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0012】

第四の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク機器に用いられる中継接続確立方法を提供する。この方法は、中継接続業務要求メッセージを受信することであって、この中継接続業務要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられることと、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置することであって、この接続配置パラメータが、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含むことと、中継接続業務受け入れメッセージを送信することであって、この中継接続業務受け入れメッセージが、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられることとを含み、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0013】

選択的に、この中継接続業務要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、この各中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子、及びこの中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている。

【0014】

第五の方面によれば、本発明の実施例は、ソースＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、送信モジュールと受信モジュールとを含み、この送信モジュールは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この受信モジュールは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0015】

第六の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲット中継ＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、受信モジュールと送信モジュールとを含み、この受信モジュールは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この送信モジュールは、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この受信モジュールはさらに、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられ、この送信モジュールはさらに、第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0016】

第七の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲットＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、受信モジュールと送信モジュールとを含み、この受信モジュールは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この送信モジュールは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0017】

第八の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、受信モジュールと、認証及び許可モジュールと、配置モジュールと、送信モジュールとを含み、この受信モジュールは、中継接続業務要求メッセージを受信するために用いられ、この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この認証及び許可モジュールは、この受信モジュールにより受信されたこの中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可するために用いられ、この配置モジュールは、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この送信モジュールは、中継接続業務受け入れメッセージを送信するために用いられ、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0018】

第九の方面によれば、本発明の実施例は、ソースＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第一の方面に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる。

【0019】

第十の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲット中継ＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第三の方面に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる。

【0020】

第十一の方面によれば、本発明の実施例は、ターゲットＵＥであるＵＥを提供する。このＵＥは、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第五の方面に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる。

【0021】

第十二の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第七の方面に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる。

【0022】

第十三の方面によれば、本発明の実施例は、通信システムを提供する。この通信システムは、上記第五の方面におけるＵＥ、上記第六の方面におけるＵＥ、上記第七の方面におけるＵＥ、及び上記第八の方面におけるネットワーク機器を含み、又は、この通信システムは、第九の方面におけるＵＥ、上記第十の方面におけるＵＥ、上記第十一の方面におけるＵＥ、及び上記第十二の方面におけるネットワーク機器を含み、上記第五の方面におけるＵＥと上記第九の方面におけるＵＥは、中継接続におけるソースＵＥであり、上記第六の方面におけるＵＥと上記第十方面におけるＵＥは、中継接続におけるターゲット中継ＵＥであり、上記第七の方面におけるＵＥと上記第十一の方面におけるＵＥは、中継接続におけるターゲットＵＥである。

【0023】

第十四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面、第二の方面、第三の方面又は第四の方面に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる。

【0024】

本発明の実施例では、ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することによって、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することができる。第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0025】

本発明の実施例では、ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することによって、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信し、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信し、及び第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0026】

本発明の実施例では、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することによって、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【発明の効果】

【0027】

本発明の実施例では、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信することによって、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及び、中継接続業務受け入れメッセージを送信することができ、この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。この方案によって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することを実現することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【0028】

【図1】本発明の実施例による通信システムのアーキテクチャ概略図である。

【図2】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその一である。

【図3】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその二である。

【図4】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその三である。

【図5】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその四である。

【図6】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその五である。

【図7】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその六である。

【図8】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその七である。

【図9】本発明の実施例による中継接続確立方法のフローチャートのその八である。

【図10】本発明の実施例によるＵＥの構造概略図である。

【図11】本発明の実施例によるＵＥのハードウェア概略図である。

【図12】本発明の実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。

【図13】本発明の実施例によるネットワーク機器のハードウェア概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0029】

以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。

【0030】

本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明とすることを表すために用いられる。本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連概念を具体的な方式で示すことを意図する。

【0031】

本発明の実施例の記述では、特に説明しない限り、「複数」とは、二つ又は二つの以上であり、例えば、複数の処理ユニットとは、二つ又は二つより多い処理ユニットであり、複数の素子とは、二つ又は二より多いの素子などである。

【0032】

中継接続技術は、即ち無線通信を行う必要のある二つの機器間に通信データを転送することを担当する中継ノードを追加する技術である。中継接続技術によってセルカバーを拡張し、セルカバーの盲点を補い、空間リソースの多重化によってセル容量を向上させることができるだけでなく、室内のカバーの透過損失を克服し、室内のカバー品質を向上させることができる。

【0033】

現在、従来技術において、ＵＥからネットワーク機器へ（ＵＥ－ｔｏ－ｎｅｔｗｏｒｋ）の中継接続を確立する方法のみが提供されており、比較的に簡単なＵＥからネットワーク機器への２ホップ中継接続を例にする。一つの基地局－ＵＥリンクを基地局－中継局と中継局－ＵＥという二つのリンクに分割することによって、品質が比較的に悪い一つのリンクを品質が比較的に良い二つのリンクに置き換えることで、より高いリンク容量及びより良いカバーを取得するチャンスがある。

【0034】

しかしながら、ＵＥからＵＥ（ＵＥ－ｔｏ－ＵＥ）への中継接続をどのように確立するかは、一つの早急な解決の待たれる問題である。

【0035】

本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信することによって、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及び、中継接続業務受け入れメッセージを送信し、及びソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続における各直結されるＵＥ間にそれぞれこのソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立し、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0036】

本発明による技術案は、様々な通信システム、例えば、５Ｇ通信システム、将来進化システム、又は複数の通信融合システムなどに適用できる。複数のアプリケーションシナリオ、例えば、マシンツーマシン（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ、Ｍ２Ｍ）、Ｄ２Ｍ、マクロマイクロ通信、拡張型モバイルインターネット（ｅｎｈａｎｃｅ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ、ｅＭＢＢ）、超高信頼性と超低遅延通信（ｕｌｔｒａ Ｒｅｌｉａｂｌｅ ＆ Ｌｏｗ Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＵＥＬＬＣ）及び大規模マシン型通信（Ｍａｓｓｉｖｅ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ｍＭＴＣ）などのシーンを含んでもよい。これらのシーンは、ＵＥとＵＥとの間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信、又はネットワーク機器とＵＥとの間の通信などのシーンを含むが、それらに限らない。本発明の実施例は、５Ｇ通信システムにおけるネットワーク機器とＵＥとの間の通信、又はＵＥとＵＥとの間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信に適用できる。

【0037】

図１は、本発明の実施例に関する通信システムの一可能な構造概略図を示す。図１に示すように、この通信システムは、少なくとも一つのネットワーク機器１００（図１において一つのみを例にして説明する）、及び各ネットワーク機器１００に接続されている少なくとも３つのＵＥを含み、この少なくとも３つのＵＥ間に、ＵＥ－ｔｏ－ＵＥの中継接続を確立することができる。図１において、この少なくとも３つのＵＥがＵＥ １０１、ＵＥ １０２とＵＥ １０３であることのみを例にして説明するが、ＵＥ １０１は、ソースＵＥであり、ＵＥ １０２は、中継ＵＥであり、ＵＥ １０３は、ターゲットＵＥである。

【0038】

例示的には、上記図１に示される通信システムは、マルチキャリア通信システム、例えば、キャリアアグリゲーション（Ｃａｒｒｉｅｒ Ａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ、ＣＡ）シーン、二重接続（Ｄｕａｌ Ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ、ＤＣ）シーンなどであってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0039】

上記のネットワーク機器１００は、基地局、コアネットワーク機器、発射受信ノード（Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ａｎｄ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ）、中継局又はアクセスポイントなどであってもよい。ネットワーク機器１００は、グローバル移動通信システム（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ）又は符号分割多重接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）ネットワークにおける基地局送受信局（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）であってもよく、広帯域符号分割多重接続（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）におけるＮＢ（ＮｏｄｅＢ）であってもよく、ＬＴＥにおけるｅＮＢ又はｅＮｏｄｅＢ（ｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｌ ＮｏｄｅＢ）であってもよい。ネットワーク機器１００は、クラウド無線アクセスネットワーク（Ｃｌｏｕｄ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＣＲＡＮ）シーンにおける無線コントローラであってもよい。ネットワーク機器１００は、５Ｇ通信システムにおけるネットワーク機器又は将来進化ネットワークにおけるネットワーク機器であってもよい。ただし、用語は、本発明に対する制限を構成しない。

【0040】

例示的には、上記ネットワーク機器１００は、ポリシー制御機能エンティティ（Ｐｏｌｉｃｙ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＦ）、ネットワークエレメント機能（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｅｌｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＮＥＦ）、統合データ管理エンティティ（Ｕｎｉｆｉｅｄ Ｄａｔａ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ、ＵＤＭ）、統合データリポジトリ（Ｕｎｉｆｉｅｄ Ｄａｔａ Ｒｅｐｏｓｉｔｏｒｙ、ＵＤＲ）などのうちのいずれか一つを含んでもよく、他のものであってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0041】

ＵＥ １０１－ＵＥ １０３は、無線ＵＥであってもよく、有線ＵＥであってもよく、この無線ＵＥは、ユーザにボイス及び／又は他のトラフィックデータ接続性を提供する機器、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他のプロセッシングデバイス、車載機器、ウェアラブルデバイス、将来５ＧネットワークにおけるＵＥ又は将来進化型ＰＬＭＮネットワークにおけるＵＥなどであってもよい。無線ＵＥは、無線アクセスネットワーク（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信してもよく、無線ＵＥは、移動機器、例えば移動電話（又は「セルラー」電話と呼ばれる）と、移動機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークとボイス及び／又はデータをやり取り、パーソナルコミュニケーションサービス（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＰＣＳ）電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰ）電話機、ワイアレスローカルループ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ｌｏｏｐ、ＷＬＬ）局、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）などの機器であってもよい。無線ＵＥは、移動機器、端末機器、アクセス端末機器、無線通信機器、端末機器ユニット、端末機器局、移動局（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、モバイルステーション（Ｍｏｂｉｌｅ）、遠隔局（Ｒｅｍｏｔｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、遠方局、遠隔端末機器（Ｒｅｍｏｔｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、加入者ユニット（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｕｎｉｔ）、加入者局（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、ユーザエージェント（Ｕｓｅｒ Ａｇｅｎｔ）、端末機器装置などであってもよい。一実例として、本発明の実施例では、図１は、ＵＥ １０１－ＵＥ １０３が携帯電話であることを例示する。

【0042】

現在、従来技術では、どのようにＵＥ－ｔｏ－ｎｅｔｗｏｒｋの中継接続を確立するかの方法のみが提供されているが、ＵＥ－ｔｏ－ＵＥの中継接続をどのように確立するかは、一つの早急な解決の待たれる問題である。この技術課題を解決するために、本発明の実施例は、中継接続確立方法及び機器を提供する。以下では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の確立を例にして、ＵＥ－ｔｏ－ＵＥの中継接続をどのように確立するかについて詳細に紹介する。

【0043】

図１に示される通信システムに基づき、図２に示すように、本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。この方法は、以下のステップ２０１からステップ２０４を含んでもよい。

【0044】

ステップ２０１、ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0045】

ステップ２０２、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥは、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。

【0046】

第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。

【0047】

本発明の実施例では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続は、ソースＵＥ、少なくとも一つの中継ＵＥ、及びターゲットＵＥ間の中継接続である。ソースＵＥは、この中継接続における開始側ＵＥであり、ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥは、この中継接続においてソースＵＥに直結する中継ＵＥである。

【0048】

選択的に、第一の直接通信接続は、ソースＵＥとソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間にＰＣ５インターフェースによって確立されたＰＣ５接続であってもよい。

【0049】

ステップ２０３、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥは、ソースＵＥに第一の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0050】

ステップ２０４、ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0051】

第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0052】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージと第一の直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0053】

本発明の実施例では、ソースＵＥの識別子は、ソースＵＥを一意に指示するために用いられ、ソースＵＥの識別子は、ソースＵＥのアプリケーションレイヤ識別子（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｌａｙｅｒ ＩＤ）、ソースＵＥの国際移動ユーザ識別コード（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｎｕｍｂｅｒ、ＩＭＳＩ）、ソースＵＥの永久機器識別子（Ｐｅｒｍａｎｅｎｔ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、ＰＥＩ）のうちのいずれか一つであってもよく、ソースＵＥの識別子は、ソースＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0054】

本発明の実施例では、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子は、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥを一意に指示するために用いられ、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子は、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥのＩＭＳＩ、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0055】

本発明の実施例では、このターゲットＵＥの識別子は、ターゲットＵＥを一意に指示するために用いられ、ターゲットＵＥの識別子は、ターゲットＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、ターゲットＵＥのＩＭＳＩ、ターゲットＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、ターゲットＵＥの識別子は、ターゲットＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0056】

本発明の実施例では、上記ステップ２０２において、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子に基づき、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。上記ステップ２０４において、このソースＵＥは、このソースＵＥの識別子に基づき、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0057】

なお、本発明の実施例では、中継接続には複数の中継ＵＥが含まれる場合、第一の直接通信要求メッセージと第一の直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0058】

本発明の実施例では、第一の直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子が付帯されている。このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥがこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子とソースＵＥの識別子に基づき、第一の直接通信要求メッセージがソースＵＥからこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに送信されたものであることを知り、このソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥのさらなる次ホップＵＥを知ることができる。

【0059】

本発明の実施例では、第一の直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ソースＵＥがソースＵＥの識別子とソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子に基づき、第一の直接通信受け入れメッセージがソースＵＥからソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。

【0060】

選択的に、上記ステップ２０１は、具体的には、以下のステップ２０１ａによって実現されてもよい。

【0061】

ステップ２０１ａ、ソースＵＥは、第一の接続配置パラメータに基づき、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0062】

第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0063】

本発明の実施例では、前記第一の接続配置パラメータは、ネットワーク機器がソースＵＥのために配置した、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥと第一の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＵＥのＰＣ５インターフェース上のサービス品質（Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＱｏＳ）パラメータ（以下、ＰＣ５ ＱｏＳパラメータと略称される）、ＰＣ５インターフェース上のＱｏＳルール（以下、ＰＣ５ ＱｏＳルールと略称される）などである。ＰＣ５ ＱｏＳパラメータとＰＣ５ ＱｏＳルールの具体的な内容は、任意の関連技術の記述を参照すればよく、ここではこれ以上説明しない。

【0064】

選択的に、上記ステップ２０１ａの前に、ソースＵＥは、まず、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する必要がある。

【0065】

例示的には、上記ステップ２０１ａの前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ２０５からステップ２０６をさらに含んでもよい。

【0066】

ステップ２０５、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0067】

ステップ２０６、ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する。

【0068】

選択的に、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の非アクセス層（Ｎｏｎ－ａｃｃｅｓｓ ｓｔｒａｔｕｍ、ＮＡＳ）メッセージを送信し、ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一のＮＡＳメッセージを受信する。第一のＮＡＳメッセージには第一の接続配置パラメータが付帯されている。

【0069】

選択的に、第一の接続配置パラメータは、このネットワーク機器が自発的にこのソースＵＥに送信したものであってもよく、ソースＵＥがこのネットワーク機器に要求して送信したものであってもよい。

【0070】

例示的には、上記ステップ２０５の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ２０７からステップ２０８をさらに含んでもよい。

【0071】

ステップ２０７、ソースＵＥは、このネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信する。

【0072】

ステップ２０８、ネットワーク機器は、ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信する。

【0073】

第一の配置要求メッセージは、このソースＵＥのために第一の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0074】

選択的に、第一の配置要求メッセージは、第二のＮＡＳメッセージであってもよい。

【0075】

選択的に、第一の配置要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0076】

本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することによって、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することができ、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0077】

図１に示される通信システムに基づき、図３に示すように、本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。この方法は、以下のステップ３０１からステップ３０４を含んでもよい。

【0078】

ステップ３０１、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥは、ターゲットＵＥに第二の直接通信要求メッセージを送信する。

【0079】

ステップ３０２、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。

【0080】

第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。

【0081】

本発明の実施例では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続は、ソースＵＥ、少なくとも一つの中継ＵＥ、及びターゲットＵＥ間の中継接続である。ターゲットＵＥは、この中継接続におけるターゲットエンドＵＥであり、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥは、この中継接続においてターゲットＵＥに直結する中継ＵＥである。

【0082】

選択的に、第二の直接通信接続は、ターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間にＰＣ５インターフェースによって確立されたＰＣ５接続であってもよい。

【0083】

ステップ３０３、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0084】

ステップ３０４、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥは、このターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0085】

第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0086】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージと第二の直接通信受け入れメッセージには、いずれもソースＵＥの識別子、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0087】

本発明の実施例では、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子は、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥを一意に指示するために用いられ、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子は、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥのＩＭＳＩ、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子は、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0088】

本発明の実施例では、このソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に対する記述は、上記実施例における関連記述を参照する。ここではこれ以上説明しない。

【0089】

本発明の実施例では、上記ステップ３０２において、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの識別子に基づき、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。上記ステップ３０４において、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子に基づき、ターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0090】

なお、本発明の実施例では、中継接続には複数の中継ＵＥが含まれる場合、第二の直接通信要求メッセージと第二の直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0091】

本発明の実施例では、上記ステップ３０２において、このターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの識別子に基づき、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。上記ステップ３０４において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子に基づき、このターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0092】

本発明の実施例では、第二の直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲットＵＥがこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、第二の直接通信要求メッセージがターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥからターゲットＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。

【0093】

本発明の実施例では、第二の直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子が付帯されている。このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥがこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、第二の直接通信受信メッセージがターゲットＵＥからこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに送信されたものであることを知り、このソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができ、それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥのさらなる前ホップＵＥを知ることができる。

【0094】

選択的に、上記ステップ３０３は、具体的には、以下のステップ３０３ａによって実現されてもよい。

【0095】

ステップ３０３ａ、ターゲットＵＥは、第二の接続配置パラメータに基づき、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0096】

第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0097】

本発明の実施例では、前記第二の接続配置パラメータは、ネットワーク機器がターゲットＵＥのために配置する、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥと第二の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0098】

選択的に、上記ステップ３０３ａの前に、ターゲットＵＥは、まず、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する必要がある。

【0099】

例示的には、上記ステップ３０３ａの前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ３０５からステップ３０６をさらに含んでもよい。

【0100】

ステップ３０５、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0101】

ステップ３０６、ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する。

【0102】

選択的に、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第三のＮＡＳメッセージを送信し、ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第三のＮＡＳメッセージを受信する。第三のＮＡＳメッセージには、第二の接続配置パラメータが付帯されている。

【0103】

選択的に、第二の接続配置パラメータは、このネットワーク機器が自発的にこのターゲットＵＥに送信したものであってもよく、ターゲットＵＥがこのネットワーク機器に要求して送信したものであってもよい。

【0104】

例示的には、上記ステップ３０５の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ３０７からステップ３０８をさらに含んでもよい。

【0105】

ステップ３０７、ターゲットＵＥは、このネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信する。

【0106】

ステップ３０８、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信する。

【0107】

第二の配置要求メッセージは、このターゲットＵＥのために第二の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0108】

選択的に、第二の配置要求メッセージは、第四のＮＡＳメッセージであってもよい。

【0109】

選択的に、第二の配置要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0110】

本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することによって、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0111】

図１に示される通信システムに基づき、図４に示すように、本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。この方法は、以下のステップ４０１からステップ４０８を含んでもよい。

【0112】

ステップ４０１、第一のＵＥは、ターゲット中継ＵＥに第一のターゲット直接通信要求メッセージを送信する。

【0113】

ステップ４０２、ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信する。

【0114】

第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。

【0115】

本発明の実施例では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続は、ソースＵＥ、少なくとも一つの中継ＵＥ、及びターゲットＵＥ間の中継接続である。ターゲット中継ＵＥは、この少なくとも一つのＵＥのうちのいずれか一つのＵＥであり、第一のＵＥは、ターゲット中継に直結する前ホップＵＥである。

【0116】

選択的に、第一のターゲット直接通信接続は、ターゲット中継ＵＥと第一のＵＥとの間にＰＣ５インターフェースによって確立されたＰＣ５接続であってもよい。

【0117】

ステップ４０３、ターゲット中継ＵＥは、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する。

【0118】

ステップ４０４、第二のＵＥは、ターゲット中継ＵＥから第二のターゲット直接通信要求メッセージを受信する。

【0119】

第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。

【0120】

本発明の実施例では、第二のＵＥは、ターゲット中継に直結する次ホップＵＥである。

【0121】

選択的に、第二のターゲット直接通信接続は、ターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間にＰＣ５インターフェースによって確立されたＰＣ５接続であってもよい。

【0122】

ステップ４０５、第二のＵＥは、ターゲット中継ＵＥに第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0123】

ステップ４０６、ターゲット中継ＵＥは、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0124】

第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0125】

ステップ４０７、ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0126】

ステップ４０８、第一のＵＥは、ターゲット中継ＵＥから第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0127】

第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0128】

選択的に、第一のＵＥがこのソースＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0129】

なお、本発明の実施例では、中継接続には複数の中継ＵＥが含まれる場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲット中継ＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0130】

本発明の実施例では、第一のターゲット直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲット中継ＵＥがターゲット中継ＵＥの識別子とソースＵＥの識別子に基づき、第一のターゲット直接通信要求メッセージがソースＵＥからターゲット中継ＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このターゲット中継ＵＥの次ホップＵＥを知ることができる。

【0131】

本発明の実施例では、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ソースＵＥがこのターゲット中継ＵＥの識別子とソースＵＥの識別子に基づき、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージがターゲット中継ＵＥからソースＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。

【0132】

選択的に、第一のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0133】

なお、本発明の実施例では、中継接続には複数の中継ＵＥが含まれる場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲット中継ＵＥと第一のＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0134】

本発明の実施例では、第一のターゲット直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲット中継ＵＥがターゲット中継ＵＥの識別子と第一のＵＥの識別子に基づき、第一のターゲット直接通信要求メッセージが第一のＵＥからターゲット中継ＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができ、それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このターゲット中継ＵＥの次ホップＵＥを知ることができる。

【0135】

本発明の実施例では、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。第一のＵＥが第一のＵＥの識別子とターゲット中継ＵＥの識別子に基づき、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージがターゲット中継ＵＥから第一のＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができ、それによって、（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）この第一のＵＥの前ホップＵＥを知ることができる。

【0136】

選択的に、第二のＵＥがこのターゲットＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0137】

なお、本発明の実施例では、中継接続に複数の中継ＵＥが含まれる場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲット中継ＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0138】

本発明の実施例では、第二のターゲット直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲットＵＥがターゲットＵＥの識別子とターゲット中継ＵＥの識別子に基づき、第二のターゲット直接通信要求メッセージがターゲット中継ＵＥからターゲットＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。

【0139】

本発明の実施例では、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲット中継ＵＥがターゲット中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージがターゲットＵＥからターゲット中継ＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このターゲット中継ＵＥの前ホップＵＥを知ることができる。

【0140】

選択的に、第二のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0141】

なお、本発明の実施例では、中継接続には複数の中継ＵＥが含まれる場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、さらにこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥ以外の他の中継ＵＥの識別子が付帯されてもよい。実際の使用需要に応じて決定されてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0142】

本発明の実施例では、第二のターゲット直接通信要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。第二のＵＥがターゲット中継ＵＥの識別子と第二のＵＥの識別子に基づき、第二のターゲット直接通信要求メッセージがターゲット中継ＵＥから第二のＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）この第二のＵＥの次ホップＵＥを知ることができる。

【0143】

本発明の実施例では、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。ターゲット中継ＵＥがターゲット中継ＵＥの識別子と第二のＵＥの識別子に基づき、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージが第二のＵＥからターゲット中継ＵＥに送信されたものであることを知り、ソースＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子に基づき、このＵＥからＵＥへの中継接続がソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続であることを知ることを容易にすることができる。それによって（ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続のルーティング情報又はネットワーク機器がそのために配置した接続配置パラメータなどに基づき）このターゲット中継ＵＥの前ホップＵＥを知ることができる。

【0144】

本発明の実施例では、このターゲット中継ＵＥの識別子は、このターゲット中継ＵＥを一意に指示するために用いられ、このターゲット中継ＵＥの識別子は、ターゲット中継ＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、ターゲット中継ＵＥのＩＭＳＩ、ターゲット中継ＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、ターゲット中継ＵＥの識別子は、ターゲット中継ＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0145】

本発明の実施例では、第一のＵＥの識別子は、第一のＵＥを一意に指示するために用いられ、第一のＵＥの識別子は、第一のＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、第一のＵＥのＩＭＳＩ、第一のＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、第一のＵＥの識別子は、第一のＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0146】

本発明の実施例では、第二のＵＥの識別子は、第二のＵＥを一意に指示するために用いられ、第二のＵＥの識別子は、第二のＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、第二のＵＥのＩＭＳＩ、第二のＵＥのＰＥＩのうちのいずれか一つであってもよく、第二のＵＥの識別子は、第二のＵＥを一意に指示するための他の識別子であってもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0147】

本発明の実施例では、このソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に対する記述は、上記実施例における関連記述を参照する。ここではこれ以上説明しない。

【0148】

第一のＵＥがこのソースＵＥである場合、ターゲット中継ＵＥは、上記実施例におけるステップ２０１におけるソースＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、上記実施例におけるステップ２０１における第一の直接通信要求メッセージであり、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、上記実施例におけるステップ２０３における第一の直接通信受け入れメッセージである。

【0149】

第二のＵＥがこのターゲットＵＥである場合、ターゲット中継ＵＥは、上記実施例におけるステップ３０１におけるターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、上記実施例におけるステップ３０１における第二の直接通信要求メッセージであり、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、上記実施例におけるステップ３０３における第二の直接通信受け入れメッセージである。

【0150】

本発明の実施例では、上記ステップ４０２において、ターゲット中継ＵＥは、このターゲット中継ＵＥの識別子に基づき、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信する。上記ステップ４０４において、第二のＵＥは、第二のＵＥの識別子に基づき、ターゲット中継ＵＥから第二のターゲット直接通信要求メッセージを受信する。上記ステップ４０６において、ターゲット中継ＵＥは、このターゲット中継ＵＥの識別子に基づき、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信する。上記ステップ４０８において、第一のＵＥは、第一のＵＥの識別子に基づき、ターゲット中継ＵＥから第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0151】

選択的に、上記ステップ４０３は、具体的には、以下のステップ４０３ａによって実現されてもよい。

【0152】

ステップ４０３ａ、ターゲット中継ＵＥは、ターゲット接続配置パラメータに基づき、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する。

【0153】

このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続と第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0154】

本発明の実施例では、ターゲット接続配置パラメータは、ネットワーク機器がターゲット中継ＵＥのために配置した、第一のＵＥと第一のターゲット直接通信接続を確立し、及び第二のＵＥと第二のターゲット直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0155】

選択的に、上記ステップ４０３ａの前に、ターゲット中継ＵＥは、まず、ネットワーク機器からこのターゲット接続配置パラメータを受信する必要がある。

【0156】

例示的には、上記ステップ４０３ａの前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ４０９からステップ４１０をさらに含んでもよい。

【0157】

ステップ４０９、ネットワーク機器は、ターゲット中継ＵＥにこのターゲット接続配置パラメータを送信する。

【0158】

ステップ４１０、ターゲット中継ＵＥは、ネットワーク機器からこのターゲット接続配置パラメータを受信する。

【0159】

選択的に、ネットワーク機器は、ターゲット中継ＵＥに第五のＮＡＳメッセージを送信し、ターゲット中継ＵＥは、ネットワーク機器から第五のＮＡＳメッセージを受信する。第五のＮＡＳメッセージには、ターゲット接続配置パラメータが付帯されている。

【0160】

選択的に、ターゲット接続配置パラメータは、このネットワーク機器が自発的にこのターゲット中継ＵＥに送信したものであってもよく、ターゲット中継ＵＥがこのネットワーク機器に要求して送信したものであってもよい。

【0161】

例示的には、上記ステップ４０９の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ４１１からステップ４１２をさらに含んでもよい。

【0162】

ステップ４１１、ターゲット中継ＵＥは、このネットワーク機器にターゲット配置要求メッセージを送信する。

【0163】

ステップ４１２、ネットワーク機器は、ターゲット中継ＵＥからターゲット配置要求メッセージを受信する。

【0164】

このターゲット配置要求メッセージは、このターゲット中継ＵＥのためにこのターゲット接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0165】

選択的に、ターゲット配置要求メッセージは、第六のＮＡＳメッセージであってもよい。

【0166】

選択的に、第一のＵＥがソースＵＥである場合、ターゲット配置要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、ターゲット中継ＵＥの識別子、ターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0167】

選択的に、第一のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、ターゲット配置要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0168】

選択的に、第二のＵＥがこのターゲットＵＥである場合、ターゲット配置要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0169】

選択的に、第二のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、ターゲット配置要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されてもよい。

【0170】

本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することによって、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信し、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信し、及び第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0171】

図１に示される通信システムに基づき、図５に示すように、本発明の実施例は、ネットワーク機器に用いられる中継接続確立方法を提供する。この方法は、以下のステップ５０１からステップ５０４を含んでもよい。

【0172】

ステップ５０１、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信する。

【0173】

この中継接続業務要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられる。

【0174】

選択的に、ネットワーク機器は、アプリケーションサーバ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｅｒ、ＡＳ）、近距離機能（Ｐｒｏｘｉｍｉｔｙ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ（ＰｒｏＳｅ Ｆｕｎ）、ＰＦ）又はアプリケーション機能（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＦ）などから中継接続業務要求メッセージを受信することができる。

【0175】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ＧＰＳポジショニング、ＵＥ間の近距離発見過程又は他のポジショニング機能によってＵＥ間の近接トポロジーを取得するか、又は現在のＵＥ間のＰＣ５接続状態によって、ＵＥ間の近接トポロジーを決定する。そして、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、業務の必要に応じてソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務需要を生成する。

【0176】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器に中継接続業務要求メッセージを送信する。

【0177】

選択的に、この中継接続業務要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、この各中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子、及び中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている。

【0178】

本発明の実施例では、この各中継ＵＥの識別子は、対応する中継ＵＥを一意に指示するために用いられ、この各中継ＵＥの識別子は、対応する中継ＵＥのアプリケーションレイヤ識別子、対応する中継ＵＥのＩＭＳＩ、対応する中継ＵＥのＰＥＩのうちの少なくとも一つを含んでもよく、この各中継ＵＥの識別子は、対応する中継ＵＥの他の識別子を一意に指示するために用いられてもよい。本発明の実施例では、限定しない。

【0179】

本発明の実施例では、このソースＵＥの識別子とこのターゲットＵＥの識別子に対する記述は、上記実施例における関連記述を参照する。ここではこれ以上説明しない。

【0180】

本発明の実施例では、この中継接続業務要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、この各中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子、及び中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている。ネットワーク機器が、ＵＥからＵＥへの中継接続が具体的にはソースＵＥ、各中継ＵＥとターゲットＵＥとの間の接続であることを知ることを容易にすることができる。

【0181】

本発明の実施例では、需要情報は、中継接続業務のＱｏＳ需要情報であってもよい。

【0182】

本発明の実施例では、ルーティング情報は、中継接続のルーティングを指示するために用いられる。

【0183】

選択的に、このルーティング情報は、この中継接続におけるこのソースＵＥからこのターゲットＵＥへのルーティングテーブルである。

【0184】

ステップ５０２、ネットワーク機器は、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可する。

【0185】

選択的に、本発明の実施例では、ネットワーク機器は、中継接続業務におけるＵＥの契約情報とローカルネットワーク情報などを検索することによって、この中継接続業務の要求を認証して許可する。例えば、ＮＥＦは、この中継接続業務の要求を認証して許可する。

【0186】

ステップ５０３、ネットワーク機器は、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置する。

【0187】

この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含む。

【0188】

第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられる。このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0189】

本発明の実施例では、上記第一の接続配置パラメータは、即ち上記実施例におけるステップ２０１ａにおいて記述されている第一の接続配置パラメータである。上記第二の接続配置パラメータは、即ち上記実施例におけるステップ２０３ａにおいて記述されている第二の接続配置パラメータである。上記ターゲット接続配置パラメータは、即ち上記実施例におけるステップ４０３ａにおいて記述されているターゲット接続配置パラメータである。

【0190】

本発明の実施例では、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージとＵＤＭにおける契約情報に基づき、ネットワーク機器は、ＰＣＦによって中継接続の接続配置パラメータを作成する。

【0191】

ステップ５０４、ネットワーク機器は、中継接続業務受け入れメッセージを送信する。

【0192】

この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられる。

【0193】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器により送信された中継接続業務受け入れメッセージを受信した後、アプリケーションレイヤメッセージによって中継接続のルーティング情報をソースＵＥ、各中継ＵＥとターゲットＵＥにそれぞれ送信することができる。中継接続におけるソースＵＥ、各中継ＵＥとターゲットＵＥは、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどにより送信されたルーティング情報を受信した後、確立される必要のある中継接続のルーティング情報を知ることができる。

【0194】

例示的には、中継接続に含まれるソースＵＥは、ＵＥ １であり、ターゲットＵＥは、ＵＥ ２であり、中継ＵＥは、ＵＥ ３とＵＥ ４である。中継接続の接続関係は、ＵＥ １接続ＵＥ ３接続ＵＥ ４接続ＵＥ ２であるとすると、このルーティング情報は、ＵＥ １－＞ＵＥ ３－＞ＵＥ ４－＞ＵＥ ２である。

【0195】

選択的に、上記ステップ５０３の前に、ネットワーク機器はさらに、この中継接続におけるこの各中継ＵＥを許可してもよい。

【0196】

例示的には、上記ステップ５０３の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ５０５をさらに含んでもよい。

【0197】

ステップ５０５、ネットワーク機器は、この中継接続業務要求メッセージとＵＥ契約情報に基づき、このルーティング情報におけるこの各中継ＵＥを許可する。

【0198】

ＵＥ契約情報は、ＵＤＭにおける契約情報であってもよい。

【0199】

なお、本発明の実施例では、上記ステップ５０３とステップ５０５との間の実行順序を限定しない。例えば、ステップ５０３を実行してから、ステップ５０５を実行してもよく、ステップ５０５を実行してから、ステップ５０３を実行してもよく、上記ステップ５０３とステップ５０５とを同時に実行してもよい。

【0200】

選択的に、上記ステップ５０４の後、ネットワーク機器は、対応する接続配置パラメータをこの中継接続における各ＵＥに送信する。

【0201】

例示的には、上記ステップ５０４の後、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ５０６からステップ５０８をさらに含んでもよい。

【0202】

ステップ５０６、ネットワーク機器は、このソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0203】

ステップ５０６に対する記述は、上記ステップ２０５に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0204】

ステップ５０７、ネットワーク機器は、対応するターゲット接続配置パラメータをこの各中継ＵＥに送信する。

【0205】

ステップ５０７に対する記述は、上記ステップ４０９に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0206】

ステップ５０８、ネットワーク機器は、このターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0207】

ステップ５０８に対する記述は、上記ステップ３０５に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0208】

選択的に、ネットワーク機器は、自発的に対応する接続配置パラメータをこの中継接続における各ＵＥに送信してもよく、この各ＵＥの配置要求メッセージに基づいて対応する接続配置パラメータを送信してもよい。

【0209】

例示的には、上記ステップ５０６の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ５０９をさらに含んでもよく、上記ステップ５０７の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ５１０をさらに含んでもよく、上記ステップ５０８の前に、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ５１１をさらに含んでもよい。

【0210】

ステップ５０９、ネットワーク機器は、このソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信する。

【0211】

第一の配置要求メッセージは、このソースＵＥのために第一の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0212】

ステップ５０９に対する記述は、上記ステップ２０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0213】

ステップ５１０、ネットワーク機器は、この各中継ＵＥから対応するターゲット配置要求メッセージを受信する。

【0214】

このターゲット配置要求メッセージは、この対応する中継ＵＥのためにターゲット接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0215】

ステップ５１０に対する記述は、上記ステップ４１２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0216】

ステップ５１１、ネットワーク機器は、このターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信する。

【0217】

第二の配置要求メッセージは、このターゲットＵＥのために第二の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0218】

ステップ５１１に対する記述は、上記ステップ３０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0219】

本発明の実施例は、中継接続確立方法を提供する。ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信することによって、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及び、中継接続業務受け入れメッセージを送信することができる。この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられる。このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。この方案によって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することを実現することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0220】

上記実施例を結び付けながら、以下では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続が一つの中継ＵＥを含むことを例にして中継接続の確立過程について例示的に説明する。

【0221】

ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続が一つの中継ＵＥ（第一の中継ＵＥと記される）を含み、ルーティング情報がソースＵＥ＞第一の中継ＵＥ－＞ターゲットＵＥである場合、第一の中継ＵＥは、ターゲット中継ＵＥであり（ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥでもあり、ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥでもあり）、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、第一の直接通信要求メッセージであり、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、第一の直接通信受け入れメッセージであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、第二の直接通信要求メッセージであり、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、第二の直接通信受け入れメッセージである。

【0222】

ある場合には、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどの中継接続業務要求メッセージを受け入れた後、自発的に、対応する接続配置パラメータをソースＵＥ、第一の中継ＵＥとターゲットＵＥに送信する。図６に示すように、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ６０１からステップ６１４を含んでもよい。

【0223】

ステップ６０１、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続業務需要を生成する。

【0224】

ステップ６０２、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器に中継接続業務要求メッセージを送信する。

【0225】

ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦから、中継接続業務要求メッセージを受信する。

【0226】

上記ステップ６０１からステップ６０２に対する記述は、上記ステップ５０１に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0227】

ステップ６０３、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージに基づき、中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及びこのルーティング情報における第一の中継ＵＥを許可する。

【0228】

この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、第三の接続配置パラメータと第二の接続配置パラメータとを含む。第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ５０３における各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータである。

【0229】

第三の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の中継ＵＥとソースＵＥとの間の第一の直接通信接続と、第一の中継ＵＥターゲットＵＥと間の第二の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0230】

本発明の実施例では、第三の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第一の中継ＵＥのために配置した、ソースＵＥと第一の直接通信接続を確立し、及びターゲットＵＥと第二の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0231】

上記ステップ６０３に対する記述は、上記ステップ５０２からステップ５０３に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0232】

ステップ６０４、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどに中継接続業務受け入れメッセージを送信する。

【0233】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器から中継接続業務受け入れメッセージを受信する。

【0234】

ステップ６０５、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0235】

ソースＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0236】

ステップ６０６、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第一の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0237】

第一の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0238】

ステップ６０７、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ターゲットＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0239】

ターゲットＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0240】

上記ステップ６０４からステップ６０７に対する記述は、上記ステップ５０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0241】

ステップ６０８、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0242】

ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する。

【0243】

上記ステップ６０８に対する記述は、上記ステップ２０５からステップ２０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0244】

ステップ６０９、ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥに第三の接続配置パラメータを送信する。

【0245】

第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第三の接続配置パラメータを受信する。

【0246】

第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータである。

【0247】

上記ステップ６０９における第三の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0248】

ステップ６１０、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0249】

ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する。

【0250】

上記ステップ６１０に対する記述は、上記ステップ３０５からステップ３０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0251】

ステップ６１１、ソースＵＥは、第一の中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0252】

第一の中継ＵＥは、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。

【0253】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0254】

上記ステップ６１１に対する記述は、上記ステップ２０１からステップ２０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0255】

ステップ６１２、第一の中継ＵＥは、ターゲットＵＥに第二の直接通信要求メッセージを送信する。

【0256】

ターゲットＵＥは、第一の中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。

【0257】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0258】

上記ステップ６１２に対する記述は、上記ステップ３０１からステップ３０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0259】

ステップ６１３、ターゲットＵＥは、第一の中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0260】

第一の中継ＵＥは、ターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0261】

選択的に、第二の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0262】

上記ステップ６１３に対する記述は、上記ステップ３０３からステップ３０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0263】

ステップ６１４、第一の中継ＵＥは、ソースＵＥに第一の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0264】

ソースＵＥは、第一の中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0265】

選択的に、第一の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0266】

上記ステップ６１４に対する記述は、上記ステップ２０３からステップ２０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0267】

ある場合には、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどの中継接続業務要求メッセージを受け入れ、且つソースＵＥ、第一の中継ＵＥとターゲットＵＥに送信した対応する配置要求メッセージを受信した後のみ、対応する接続配置パラメータをソースＵＥ、第一の中継ＵＥとターゲットＵＥに送信する。図７に示すように、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ７０１からステップ７１７を含んでもよい。

【0268】

ステップ７０１、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続業務需要を生成する。

【0269】

ステップ７０２、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器に中継接続業務要求メッセージを送信する。

【0270】

ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦから、中継接続業務要求メッセージを受信する。

【0271】

上記ステップ７０１からステップ７０２に対する記述は、上記ステップ５０１に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0272】

ステップ７０３、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージに基づき、中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及びこのルーティング情報における第一の中継ＵＥを許可する。

【0273】

この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、第三の接続配置パラメータと第二の接続配置パラメータとを含む。第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ５０３における各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータである。

【0274】

第三の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の中継ＵＥとソースＵＥとの間の第一の直接通信接続と、第一の中継ＵＥターゲットＵＥと間の第二の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0275】

本発明の実施例では、第三の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第一の中継ＵＥのために配置した、ソースＵＥと第一の直接通信接続を確立し、及びターゲットＵＥと第二の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0276】

上記ステップ６０３に対する記述は、上記ステップ５０２からステップ５０３に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0277】

ステップ７０４、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどに中継接続業務受け入れメッセージを送信する。

【0278】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器から中継接続業務受け入れメッセージを受信する。

【0279】

ステップ７０５、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0280】

ソースＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0281】

ステップ７０６、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第一の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0282】

第一の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0283】

ステップ７０７、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ターゲットＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0284】

ターゲットＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0285】

上記ステップ７０４からステップ７０７に対する記述は、上記ステップ５０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0286】

ステップ７０８、ソースＵＥは、ネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信する。

【0287】

ネットワーク機器は、ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信する。

【0288】

上記ステップ７０８に対する記述は、上記ステップ２０７からステップ２０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0289】

ステップ７０９、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0290】

ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する。

【0291】

上記ステップ７０９に対する記述は、上記ステップ２０５からステップ２０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0292】

ステップ７１０、ソースＵＥは、第一の中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0293】

第一の中継ＵＥは、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。

【0294】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0295】

上記ステップ７１０に対する記述は、上記ステップ２０１からステップ２０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0296】

ステップ７１１、第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器に第三の配置要求メッセージを送信する。

【0297】

ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥから第三の配置要求メッセージを受信する。

【0298】

第三の配置要求メッセージは、即ち上記ステップ４１１からステップ４１２におけるターゲット配置要求メッセージである。

【0299】

上記ステップ７１１における第三の配置要求メッセージに対する記述は、上記ステップ４１１からステップ４１２におけるターゲット配置要求メッセージの関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0300】

ステップ７１２、ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥに第三の接続配置パラメータを送信する。

【0301】

第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第三の接続配置パラメータを受信する。

【0302】

第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータである。

【0303】

上記ステップ７１２における第三の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0304】

ステップ７１３、第一の中継ＵＥは、ターゲットＵＥに第二の直接通信要求メッセージを送信する。

【0305】

ターゲットＵＥは、第一の中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。

【0306】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0307】

上記ステップ７１３に対する記述は、上記ステップ３０１からステップ３０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0308】

ステップ７１４、ターゲットＵＥは、ネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信する。

【0309】

ネットワーク機器は、ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信する。

【0310】

上記ステップ７１４に対する記述は、上記ステップ３０７からステップ３０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0311】

ステップ７１５、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0312】

ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する。

【0313】

上記ステップ７１５に対する記述は、上記ステップ３０５からステップ３０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0314】

ステップ７１６、ターゲットＵＥは、第一の中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0315】

第一の中継ＵＥは、ターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0316】

選択的に、第二の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0317】

上記ステップ７１６に対する記述は、上記ステップ３０３からステップ３０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0318】

ステップ７１７、第一の中継ＵＥは、ソースＵＥに第一の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0319】

ソースＵＥは、第一の中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0320】

選択的に、第一の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0321】

上記ステップ７１７に対する記述は、上記ステップ２０３からステップ２０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0322】

上記実施例を結び付けながら、以下では、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続が二つの中継ＵＥを含むことを例にして中継接続の確立過程について例示的に説明する。

【0323】

ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続が二つの中継ＵＥ（第一の中継ＵＥと第二の中継ＵＥと記される）を含み、ルーティング情報がソースＵＥ－＞第一の中継ＵＥ－＞第二の中継ＵＥ－＞ターゲットＵＥである場合、ターゲット中継ＵＥは、第一の中継ＵＥであってもよく、第二の中継ＵＥであってもよい。以下では、第一の中継ＵＥがターゲット中継ＵＥである（ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥでもある）ことを例にする。第二の中継ＵＥは、ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり（ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥでもあり）、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、第一の直接通信要求メッセージであり、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、第一の直接通信受け入れメッセージであり、以下では、第二のターゲット直接通信要求メッセージを第三の直接通信要求メッセージ（中継接続確立過程において、第一の中継ＵＥと第二の中継ＵＥとの間の第三の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる）と記し、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを第三の直接通信受け入れメッセージ（中継接続確立過程において、第三の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる）と記す。

【0324】

ある場合には、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどの中継接続業務要求メッセージを受け入れた後、自発的にソースＵＥ、第一の中継ＵＥ、第二の中継ＵＥとターゲットＵＥに、対応する接続配置パラメータを送信する。図８に示すように、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ８０１からステップ８１８を含んでもよい。

【0325】

ステップ８０１、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続業務需要を生成する。

【0326】

ステップ８０２、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器に中継接続業務要求メッセージを送信する。

【0327】

ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦから、中継接続業務要求メッセージを受信する。

【0328】

上記ステップ８０１からステップ８０２に対する記述は、上記ステップ５０１に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0329】

ステップ８０３、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージに基づき、中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及びこのルーティング情報における第一の中継ＵＥを許可する。

【0330】

この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、第三の接続配置パラメータと、第四の接続配置パラメータと第二の接続配置パラメータとを含む。第三の接続配置パラメータと第四の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ５０３における各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータである。

【0331】

第三の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の中継ＵＥとソースＵＥとの間の第一の直接通信接続と、第一の中継ＵＥと第二の中継ＵＥとの間の第三の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0332】

本発明の実施例では、第三の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第一の中継ＵＥのために配置した、ソースＵＥと第一の直接通信接続を確立し、及び第二の中継ＵＥと第三の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0333】

第四の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第二の中継ＵＥと第一の中継ＵＥとの間の第三の直接通信接続と、第二の中継ＵＥターゲットＵＥと間の第二の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0334】

本発明の実施例では、第四の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第二の中継ＵＥのために配置した、第一の中継ＵＥと第三の直接通信接続を確立し、及びターゲットＵＥと第一の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0335】

上記ステップ８０３に対する記述は、上記ステップ５０２からステップ５０３に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0336】

ステップ８０４、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどに中継接続業務受け入れメッセージを送信する。

【0337】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器から中継接続業務受け入れメッセージを受信する。

【0338】

ステップ８０５、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0339】

ソースＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0340】

ステップ８０６、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第一の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0341】

第一の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0342】

ステップ８０７、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第二の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0343】

第二の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0344】

ステップ８０８、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ターゲットＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0345】

ターゲットＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0346】

上記ステップ８０４からステップ８０８に対する記述は、上記ステップ５０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0347】

ステップ８０９、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0348】

ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する。

【0349】

上記ステップ８０９に対する記述は、上記ステップ２０５からステップ２０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0350】

ステップ８１０、ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥに第三の接続配置パラメータを送信する。

【0351】

第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第三の接続配置パラメータを受信する。

【0352】

第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータである。

【0353】

上記ステップ８１０における第三の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0354】

ステップ８１１、ネットワーク機器は、第二の中継ＵＥに第四の接続配置パラメータを送信する。

【0355】

第二の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第四の接続配置パラメータを受信する。

【0356】

上記ステップ８１１における第四の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0357】

ステップ８１２、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0358】

ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する。

【0359】

上記ステップ８１２に対する記述は、上記ステップ３０５からステップ３０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0360】

ステップ８１３、ソースＵＥは、第一の中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0361】

第一の中継ＵＥは、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。

【0362】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0363】

上記ステップ８１３に対する記述は、上記ステップ２０１からステップ２０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0364】

ステップ８１４、第一の中継ＵＥは、第二の中継ＵＥに第三の直接通信要求メッセージを送信する。

【0365】

第二の中継ＵＥは、第一の中継ＵＥから第三の直接通信要求メッセージを受信する。

【0366】

選択的に、第三の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0367】

上記ステップ８１４に対する記述は、上記ステップ４０３からステップ４０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0368】

ステップ８１５、第二の中継ＵＥは、ターゲットＵＥに第二の直接通信要求メッセージを送信する。

【0369】

ターゲットＵＥは、第二の中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。

【0370】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0371】

上記ステップ８１５に対する記述は、上記ステップ３０１からステップ３０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0372】

ステップ８１６、ターゲットＵＥは、第二の中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0373】

第二の中継ＵＥは、ターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0374】

選択的に、第二の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0375】

上記ステップ８１６に対する記述は、上記ステップ３０３からステップ３０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0376】

ステップ８１７、第二の中継ＵＥは、第一の中継ＵＥに第三の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0377】

第一の中継ＵＥは、第二の中継ＵＥから第三の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0378】

選択的に、第三の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0379】

上記ステップ８１７に対する記述は、上記ステップ４０５からステップ４０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0380】

ステップ８１８、第一の中継ＵＥは、ソースＵＥに第一の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0381】

ソースＵＥは、第一の中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0382】

選択的に、第一の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0383】

上記ステップ８１８に対する記述は、上記ステップ２０３からステップ２０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0384】

ある場合には、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどの中継接続業務要求メッセージを受け入れ、且つソースＵＥ、第一の中継ＵＥ、第二の中継ＵＥとターゲットＵＥに送信した対応する配置要求メッセージを受信した後のみ、対応する接続配置パラメータをソースＵＥ、第一の中継ＵＥ、第二の中継ＵＥとターゲットＵＥに送信する。図９に示すように、本発明の実施例による中継接続確立方法は、以下のステップ９０１からステップ９２２を含んでもよい。

【0385】

ステップ９０１、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続業務需要を生成する。

【0386】

ステップ９０２、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器に中継接続業務要求メッセージを送信する。

【0387】

ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦから、中継接続業務要求メッセージを受信する。

【0388】

上記ステップ９０１からステップ９０２に対する記述は、上記ステップ５０１に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0389】

ステップ９０３、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージに基づき、中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及びこのルーティング情報における第一の中継ＵＥを許可する。

【0390】

この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、第三の接続配置パラメータと、第四の接続配置パラメータと第二の接続配置パラメータとを含む。第三の接続配置パラメータと第四の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ５０３における各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータである。

【0391】

第三の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の中継ＵＥとソースＵＥとの間の第一の直接通信接続と、第一の中継ＵＥと第二の中継ＵＥとの間の第三の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0392】

本発明の実施例では、第三の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第一の中継ＵＥのために配置した、ソースＵＥと第一の直接通信接続を確立し、及び第二の中継ＵＥと第三の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0393】

第四の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第二の中継ＵＥと第一の中継ＵＥとの間の第三の直接通信接続と、第二の中継ＵＥターゲットＵＥと間の第二の直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0394】

本発明の実施例では、第四の接続配置パラメータは、ネットワーク機器が第二の中継ＵＥのために配置した、第一の中継ＵＥと第三の直接通信接続を確立し、及びターゲットＵＥと第一の直接通信接続を確立する配置パラメータ、例えばＰＣ５ ＱｏＳパラメータ、ＰＣ５ ＱｏＳルールなどである。

【0395】

上記ステップ９０３に対する記述は、上記ステップ５０２からステップ５０３に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0396】

ステップ９０４、ネットワーク機器は、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどに中継接続業務受け入れメッセージを送信する。

【0397】

ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ネットワーク機器から中継接続業務受け入れメッセージを受信する。

【0398】

ステップ９０５、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ソースＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0399】

ソースＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0400】

ステップ９０６、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第一の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0401】

第一の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0402】

ステップ９０７、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、第二の中継ＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0403】

第二の中継ＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0404】

ステップ９０８、ＡＳ、ＰＦ又はＡＦなどは、ターゲットＵＥに中継接続のルーティング情報を送信する。

【0405】

ターゲットＵＥは、中継接続のルーティング情報を受信する。

【0406】

上記ステップ９０４からステップ９０８に対する記述は、上記ステップ５０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0407】

ステップ９０９、ソースＵＥは、ネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信する。

【0408】

ネットワーク機器は、ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信する。

【0409】

上記ステップ９０９に対する記述は、上記ステップ２０７からステップ２０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0410】

ステップ９１０、ネットワーク機器は、ソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する。

【0411】

ソースＵＥは、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する。

【0412】

上記ステップ９１０に対する記述は、上記ステップ２０５からステップ２０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0413】

ステップ９１１、ソースＵＥは、第一の中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する。

【0414】

第一の中継ＵＥは、ソースＵＥから第一の直接通信要求メッセージを受信する。

【0415】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0416】

上記ステップ９１１に対する記述は、上記ステップ２０１からステップ２０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0417】

ステップ９１２、第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器に第三の配置要求メッセージを送信する。

【0418】

ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥから第三の配置要求メッセージを受信する。

【0419】

第三の配置要求メッセージは、即ち上記ステップ４１１からステップ４１２におけるターゲット配置要求メッセージである。

【0420】

上記ステップ９１２における第三の配置要求メッセージに対する記述は、上記ステップ４１１からステップ４１２におけるターゲット配置要求メッセージの関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0421】

ステップ９１３、ネットワーク機器は、第一の中継ＵＥに第三の接続配置パラメータを送信する。

【0422】

第一の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第三の接続配置パラメータを受信する。

【0423】

第三の接続配置パラメータは、即ち上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータである。

【0424】

上記ステップ９１３における第三の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0425】

ステップ９１４、第一の中継ＵＥは、第二の中継ＵＥに第三の直接通信要求メッセージを送信する。

【0426】

第二の中継ＵＥは、第一の中継ＵＥから第三の直接通信要求メッセージを受信する。

【0427】

選択的に、第三の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0428】

上記ステップ９１４に対する記述は、上記ステップ４０３からステップ４０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0429】

ステップ９１５、第二の中継ＵＥは、ネットワーク機器に第四の配置要求メッセージを送信する。

【0430】

ネットワーク機器は、第二の中継ＵＥから第四の配置要求メッセージを受信する。

【0431】

上記ステップ９１５における第四の配置要求メッセージに対する記述は、上記ステップ４１１からステップ４１２におけるターゲット配置要求メッセージの関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0432】

ステップ９１６、ネットワーク機器は、第二の中継ＵＥに第四の接続配置パラメータを送信する。

【0433】

第二の中継ＵＥは、ネットワーク機器から第四の接続配置パラメータを受信する。

【0434】

上記ステップ９１６における第四の接続配置パラメータに対する記述は、上記ステップ４０９からステップ４１０におけるターゲット接続配置パラメータに対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0435】

ステップ９１７、第二の中継ＵＥは、ターゲットＵＥに第二の直接通信要求メッセージを送信する。

【0436】

ターゲットＵＥは、第二の中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信する。

【0437】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージには、ソースＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0438】

上記ステップ９１７に対する記述は、上記ステップ３０１からステップ３０２に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0439】

ステップ９１８、ターゲットＵＥは、ネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信する。

【0440】

ネットワーク機器は、ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信する。

【0441】

上記ステップ９１８に対する記述は、上記ステップ３０７からステップ３０８に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0442】

ステップ９１９、ネットワーク機器は、ターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する。

【0443】

ターゲットＵＥは、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する。

【0444】

上記ステップ９１９に対する記述は、上記ステップ３０５からステップ３０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0445】

ステップ９２０、ターゲットＵＥは、第二の中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0446】

第二の中継ＵＥは、ターゲットＵＥから第二の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0447】

選択的に、第二の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0448】

上記ステップ９２０に対する記述は、上記ステップ３０３からステップ３０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0449】

ステップ９２１、第二の中継ＵＥは、第一の中継ＵＥに第三の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0450】

第一の中継ＵＥは、第二の中継ＵＥから第三の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0451】

選択的に、第三の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子、第二の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0452】

上記ステップ９２１に対する記述は、上記ステップ４０５からステップ４０６に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0453】

ステップ９２２、第一の中継ＵＥは、ソースＵＥに第一の直接通信受け入れメッセージを送信する。

【0454】

ソースＵＥは、第一の中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信する。

【0455】

選択的に、第一の直接通信受け入れメッセージには、ソースＵＥの識別子、第一の中継ＵＥの識別子とターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0456】

上記ステップ９２２に対する記述は、上記ステップ２０３からステップ２０４に対する関連記述を参照すればよい。ここではこれ以上説明しない。

【0457】

図１０に示すように、本発明の実施例は、ソースＵＥであるＵＥ １０００を提供する。このＵＥ １０００は、送信モジュール１００１と受信モジュール１００２とを含み、この送信モジュール１００１は、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この受信モジュール１００２は、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0458】

選択的に、第一の直接通信要求メッセージと第一の直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥの識別子、ターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0459】

選択的に、この送信モジュール１００１は、第一の接続配置パラメータに基づき、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0460】

選択的に、この受信モジュール１００２はさらに、この送信モジュール１００１が第一の接続配置パラメータに基づき、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信する前に、ネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信するために用いられる。

【0461】

選択的に、この送信モジュール１００１はさらに、この受信モジュール１００２がネットワーク機器から第一の接続配置パラメータを受信する前に、このネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信するために用いられ、第一の配置要求メッセージは、このソースＵＥのために第一の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0462】

本発明の実施例によるＵＥは、上記実施例に示される各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0463】

本発明の実施例によるＵＥがソースＵＥである場合、ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することによって、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することができ、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0464】

図１０に示すように、本発明の実施例は、ターゲット中継ＵＥであるＵＥ １０００を提供する。このＵＥ １０００は、受信モジュール１００２と送信モジュール１００１とを含み、この受信モジュール１００２は、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。この送信モジュール１００１は、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、この受信モジュール１００２はさらに、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信するために用いられ、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この送信モジュール１００１はさらに、第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられ、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0465】

選択的に、第一のＵＥがこのソースＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。第一のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、第一のターゲット直接通信要求メッセージと第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、第一のＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。第二のＵＥがこのターゲットＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。第二のＵＥがこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、第二のターゲット直接通信要求メッセージと第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれもこのソースＵＥの識別子、このターゲット中継ＵＥの識別子、第二のＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0466】

選択的に、この送信モジュール１００１は、ターゲット接続配置パラメータに基づき、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信するために用いられる。このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続と第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられる。

【0467】

選択的に、この受信モジュール１００２はさらに、この送信モジュール１００１がターゲット接続配置パラメータに基づき、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する前に、ネットワーク機器からこのターゲット接続配置パラメータを受信するために用いられる。

【0468】

選択的に、この送信モジュール１００１はさらに、この受信モジュール１００２がネットワーク機器からこのターゲット接続配置パラメータを受信する前に、このネットワーク機器にターゲット配置要求メッセージを送信するために用いられ、このターゲット配置要求メッセージは、このターゲット中継ＵＥのためにこのターゲット接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0469】

本発明の実施例によるＵＥは、上記実施例に示される各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0470】

本発明の実施例によるＵＥがターゲット中継ＵＥである場合、ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することによって、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信し、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信し、及び第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することができ、第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0471】

図１０に示すように、本発明の実施例は、ターゲットＵＥであるＵＥ １０００を提供する。このＵＥ １０００は、受信モジュール１００２と送信モジュール１００１とを含み、この受信モジュール１００２は、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信するために用いられる。第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。この送信モジュール１００１は、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられる。第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0472】

選択的に、第二の直接通信要求メッセージと第二の直接通信受け入れメッセージには、いずれもソースＵＥの識別子、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子が付帯されている。

【0473】

選択的に、この送信モジュール１００１は、第二の接続配置パラメータに基づき、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信するために用いられる。第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0474】

選択的に、この受信モジュール１００２はさらに、この送信モジュール１００１が第二の接続配置パラメータに基づき、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信する前に、ネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信するために用いられる。

【0475】

選択的に、この送信モジュール１００１はさらに、この受信モジュール１００２がネットワーク機器から第二の接続配置パラメータを受信する前に、このネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信するために用いられ、第二の配置要求メッセージは、このターゲットＵＥのために第二の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0476】

本発明の実施例によるＵＥは、上記実施例に示される各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0477】

本発明の実施例によるＵＥがターゲットＵＥである場合、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することによって、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することができ、第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0478】

図１１は、本発明の各実施例を実現するＵＥのハードウェア構造概略図である。このＵＥ １１００は、無線周波数ユニット１１０１、ネットワークモジュール１１０２、オーディオ出力ユニット１１０３、入力ユニット１１０４、センサ１１０５、表示ユニット１１０６、ユーザ入力ユニット１１０７、インターフェースユニット１１０８、メモリ１１０９、プロセッサ１１１０、及び電源１１１１などの部品を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図１１に示されるＵＥ １１００の構造は、ＵＥに対する限定を構成せず、ＵＥ １１００は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、ＵＥ １１００は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載ＵＥ、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。

【0479】

ある場合、このＵＥ １１００は、ソースＵＥであり、無線周波数ユニット１１０１は、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信し、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0480】

本発明の実施例によるＵＥは、ソースＵＥであり、ソースＵＥは、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することによって、このソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することができる。第一の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第一の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0481】

ある場合には、このＵＥ １１００は、ターゲット中継ＵＥであり、無線周波数ユニット１１０１は、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信するために用いられる。第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信し、第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信し、第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられ、第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信し、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0482】

本発明の実施例によるＵＥは、ターゲット中継ＵＥである。ターゲット中継ＵＥは、第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することによって、第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信し、第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信し、及び第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第一のＵＥは、ソースＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第一のターゲット直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第二のＵＥは、ターゲットＵＥ又はこのターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、第二のターゲット直接通信要求メッセージは、この中継接続確立過程において、このターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられる。第二のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられ、第一のターゲット直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、第一のＵＥとこのターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立し、及びこのターゲット中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0483】

ある場合には、このＵＥ １１００は、ターゲットＵＥであり、無線周波数ユニット１１０１は、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信し、第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。

【0484】

本発明の実施例によるＵＥは、ターゲットＵＥであり、ターゲットＵＥは、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することによって、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することができる。第二の直接通信要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられ、第二の直接通信受け入れメッセージは、この中継接続確立過程において、第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられる。この方案において、このターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとこのターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立することによって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0485】

理解すべきことは、本発明の実施例では、無線周波数ユニット１１０１は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよいことである。基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ１１１０に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット１１０１は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット１１０１は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。

【0486】

ＵＥ １１００は、ネットワークモジュール１１０２によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。

【0487】

オーディオ出力ユニット１１０３は、無線周波数ユニット１１０１又はネットワークモジュール１１０２によって受信された又はメモリ１１０９に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット１１０３はさらに、ＵＥ １１００によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力（例えば、呼び信号受信音、メッセージ受信音など）を提供することができる。オーディオ出力ユニット１１０３は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。

【0488】

入力ユニット１１０４は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット１１０４は、グラフィックスプロセッサ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＧＰＵ）１１０４１とマイクロホン１１０４２とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ１１０４１は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置（例えば、カメラ）によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット１１０６上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ１１０４１によって処理された画像フレームは、メモリ１１０９（又は他の記憶媒体）に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット１１０１又はネットワークモジュール１１０２によって送信されてもよい。マイクロホン１１０４２は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット１１０１を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。

【0489】

ＵＥ １１００は、少なくとも一つのセンサ１１０５、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル１１０６１の輝度を調整することができ、接近センサは、ＵＥ １１００が耳元に移動した時、表示パネル１１０６１及び／又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向（一般的には、三軸）での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、ＵＥ姿勢（例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション）の識別、振動識別関連機能（例えば歩数計、タップ）などに用いられてもよい。センサ１１０５は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。

【0490】

表示ユニット１１０６は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット１１０６は、表示パネル１１０６１を含んでもよく、液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ－Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ、ＯＬＥＤ）などの形式で表示パネル１１０６１が配置されてもよい。

【0491】

ユーザ入力ユニット１１０７は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及びＵＥ １１００のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。ユーザ入力ユニット１１０７は、タッチパネル１１０７１及び他の入力機器１１０７２を含む。タッチパネル１１０７１は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作（例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル１１０７１上又はタッチパネル１１０７１付近で行う操作）を収集することができる。タッチパネル１１０７１は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ１１１０に送信し、プロセッサ１１１０から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル１１０７１を実現してもよい。タッチパネル１１０７１以外、ユーザ入力ユニット１１０７は、他の入力機器１１０７２をさらに含んでもよい。他の入力機器１１０７２は、物理的なキーボード、機能キー（例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。

【0492】

さらに、タッチパネル１１０７１は、表示パネル１１０６１上に覆われてもよい。タッチパネル１１０７１は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ１１１０に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ１１１０は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル１１０６１上で該当する視覚出力を提供する。図１１では、タッチパネル１１０７１と表示パネル１１０６１は、二つの独立した部品としてＵＥ １１００の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル１１０７１と表示パネル１１０６１を集積してＵＥ １１００の入力と出力機能を実現してもよい。ここでは限定しない。

【0493】

インターフェースユニット１１０８は、外部装置とＵＥ １１００との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源（又は電池充電器）ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポート、ビデオＩ／Ｏポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット１１０８は、外部装置からの入力（例えば、データ情報、電力など）を受信するとともに、受信した入力をＵＥ １１００内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又はＵＥ １１００と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。

【0494】

メモリ１１０９は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ１１０９は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム（例えば、音声再生機能、画像再生機能など）などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ（例えば、オーディオデータ、電話帳など）などを記憶することができる。なお、メモリ１１０９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。

【0495】

プロセッサ１１１０は、ＵＥ １１００の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によってＵＥ １１００全体の各部分に接続され、メモリ１１０９に記憶されたソフトウェアプログラム及び／又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ１１０９に記憶されたデータを呼び出し、ＵＥ １１００の様々な機能を実行し、データを処理することにより、ＵＥ １１００全体をモニタリングする。プロセッサ１１１０は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ１１１０は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。上記モデムプロセッサは、プロセッサ１１１０に集積されなくてもよい。

【0496】

ＵＥ １１００は、各部品に電力を供給する電源１１１１（例えば電池）をさらに含んでもよく、選択的に、電源１１１１は、電源管理システムによってプロセッサ１１１０にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。

【0497】

また、ＵＥ １１００は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。

【0498】

選択的に、本発明の実施例は、ＵＥをさらに提供する。このＵＥは、図１１に示されるプロセッサ１１１０と、メモリ１１０９と、メモリ１１０９に記憶され、且つ前記プロセッサ１１１０上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ１１１０によって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0499】

図１２は、本発明の実施例を実現するネットワーク機器のハードウェア構造概略図である。このネットワーク機器１２００は、受信モジュール１２０１と、認証及び許可モジュール１２０２と、配置モジュール１２０３と、送信モジュール１２０４とを含む。この受信モジュール１２０１は、中継接続業務要求メッセージを受信するために用いられ、この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この認証及び許可モジュール１２０２は、この受信モジュール１２０１により受信されたこの中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可するために用いられ、この配置モジュール１２０３は、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この送信モジュール１２０４は、中継接続業務受け入れメッセージを送信するために用いられ、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0500】

選択的に、この中継接続業務要求メッセージには、このソースＵＥの識別子、この各中継ＵＥの識別子、このターゲットＵＥの識別子、及びこの中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されている。

【0501】

選択的に、このルーティング情報は、この中継接続におけるこのソースＵＥからこのターゲットＵＥへのルーティングテーブルである。

【0502】

選択的に、この認証及び許可モジュール１２０２はさらに、この配置モジュール１２０３がこの中継接続業務の接続配置パラメータを配置する前に、この中継接続業務要求メッセージとＵＥ契約情報に基づき、このルーティング情報におけるこの各中継ＵＥを許可するために用いられる。

【0503】

選択的に、この送信モジュール１２０４はさらに、この中継接続業務受け入れメッセージを送信した後、このソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信すること、対応するターゲット接続配置パラメータをこの各中継ＵＥに送信すること、このターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信することに用いられる。

【0504】

選択的に、この受信モジュール１２０１はさらに、この送信モジュール１２０４がこのソースＵＥに第一の接続配置パラメータを送信する前に、このソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信するために用いられ、第一の配置要求メッセージは、このソースＵＥのために第一の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられ、この受信モジュール１２０１はさらに、この送信モジュール１２０４がこの各中継ＵＥに対応するターゲット接続配置パラメータを送信する前に、この各中継ＵＥから対応するターゲット配置要求メッセージを受信するために用いられ、このターゲット配置要求メッセージは、この対応する中継ＵＥのためにターゲット接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられ、この受信モジュール１２０１はさらに、この送信モジュール１２０４がこのターゲットＵＥに第二の接続配置パラメータを送信する前に、このターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信するために用いられ、第二の配置要求メッセージは、このターゲットＵＥのために第二の接続配置パラメータを配置するようにこのネットワーク機器に要求するために用いられる。

【0505】

本発明の実施例によるネットワーク機器は、上記方法の実施例に示される各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0506】

本発明の実施例によるネットワーク機器は、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信することによって、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及び、中継接続業務受け入れメッセージを送信することができる。この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。この方案によって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することを実現することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0507】

図１３は、本発明の実施例を実現するネットワーク機器のハードウェア構造概略図である。このネットワーク機器１３００は、ターゲットセルが属するターゲットネットワーク機器であり、このネットワーク機器１３００は、プロセッサ１３０１と、送受信機１３０２と、メモリ１３０３と、ユーザインターフェース１３０４と、バスインターフェース１３０５とを含む。

【0508】

送受信機１３０２は、中継接続業務要求メッセージを受信するために用いられ、この中継接続業務要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられる。プロセッサ１３０１は、受信されたこの中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、送受信機１３０２はさらに、中継接続業務受け入れメッセージを送信するために用いられ、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられる。第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられる。このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。

【0509】

本発明の実施例によるネットワーク機器は、ネットワーク機器は、中継接続業務要求メッセージを受信することによって、この中継接続業務要求メッセージに基づき、この中継接続業務を認証して許可し、この中継接続業務の接続配置パラメータを配置し、及び、中継接続業務受け入れメッセージを送信することができ、この中継接続業務要求メッセージは、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられ、この接続配置パラメータは、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含み、この中継接続業務受け入れメッセージは、この中継接続業務の要求を受け入れるために用いられ、第一の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、ソースＵＥとこのソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、このターゲット接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、この対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、第一のＵＥは、このソースＵＥ又はこの対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、第二のＵＥは、この対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又はターゲットＵＥであり、第二の接続配置パラメータは、この中継接続確立過程において、このターゲットＵＥとこのターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる。この方案によって、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続を確立することを実現することができ、それによって、ＵＥ間に確立される接続の通信品質を向上させることができる。

【0510】

本発明の実施例では、図１３では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジとを含んでもよく、プロセッサ１３０１によって代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ１３０３によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。これらは、全て当分野でよく知られているものであるため、本明細書において、これ以上は記述しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機１３０２は、複数の素子であってもよく、送信機と受信機とを含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるＵＥについて、ユーザインターフェース１３０４は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよい。接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。プロセッサ１３０１は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ１３０３は、プロセッサ１３０１の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。

【0511】

また、ネットワーク機器１３００は、いくつかの示されていない機能モジュールをさらに含む。ここではこれ以上説明しない。

【0512】

選択的に、本発明の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。このネットワーク機器は、図１３に示されるプロセッサ１３０１と、メモリ１３０３と、メモリ１３０３に記憶され、且つプロセッサ１３０１上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ１３０１によって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0513】

本発明の実施例は、通信システムをさらに提供する。この通信システムは、上記実施例に記載のＵＥ、及びネットワーク機器を含む。

【0514】

本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムが図１１に示されるプロセッサ１１１０及び／又は図１３に示されるプロセッサ１３０１によって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。のコンピュータ可読記憶媒体、リードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭと略称される）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭと略称される）、磁気ディスク又は光ディスクなどである。

【0515】

なお、本明細書では、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を１つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。

【0516】

以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末機器（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい）に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。

【0517】

以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者が本発明の啓示により、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を行うこともでき、いずれも本発明の保護内に属する。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【手続補正書】

【提出日】2022-06-30

【手続補正1】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３６

【補正方法】変更

【補正の内容】

【0036】

本発明による技術案は、様々な通信システム、例えば、５Ｇ通信システム、将来進化システム、又は複数の通信融合システムなどに適用できる。複数のアプリケーションシナリオ、例えば、マシンツーマシン（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ、Ｍ２Ｍ）、Ｄ２Ｍ、マクロマイクロ通信、拡張型モバイルインターネット（ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ、ｅＭＢＢ）、超高信頼性と超低遅延通信（ｕｌｔｒａ Ｒｅｌｉａｂｌｅ ＆ Ｌｏｗ Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＵＥＬＬＣ）及び大規模マシン型通信（Ｍａｓｓｉｖｅ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ｍＭＴＣ）などのシーンを含んでもよい。これらのシーンは、ＵＥとＵＥとの間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信、又はネットワーク機器とＵＥとの間の通信などのシーンを含むが、それらに限らない。本発明の実施例は、５Ｇ通信システムにおけるネットワーク機器とＵＥとの間の通信、又はＵＥとＵＥとの間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信に適用できる。

【手続補正2】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

中継接続確立方法であって、
ソースユーザ機器ＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することであって、前記第一の直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ソースＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥから第一の直接通信受け入れメッセージを受信することであって、前記第一の直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項2】

前記ソースＵＥが前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに第一の直接通信要求メッセージを送信することは、
前記ソースＵＥが第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信することを含み、前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項１に記載の中継接続確立方法。

【請求項3】

前記ソースＵＥが第一の接続配置パラメータに基づき、前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥに前記第一の直接通信要求メッセージを送信する前に、
前記ソースＵＥがネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信することをさらに含み、
前記ソースＵＥがネットワーク機器から前記第一の接続配置パラメータを受信する前に、
前記ソースＵＥが前記ネットワーク機器に第一の配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項２に記載の中継接続確立方法。

【請求項4】

中継接続確立方法であって、
ターゲット中継ユーザ機器ＵＥが第一のＵＥから第一のターゲット直接通信要求メッセージを受信することであって、前記第一のＵＥが、ソースＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記第一のＵＥと前記ターゲット中継ＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することであって、前記第二のＵＥが、前記ターゲットＵＥ又は前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥであり、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージが、前記中継接続確立過程において、前記ターゲット中継ＵＥと前記第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが前記第二のＵＥから第二のターゲット直接通信受け入れメッセージを受信することであって、前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第二のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることと、
前記ターゲット中継ＵＥが前記第一のＵＥに第一のターゲット直接通信受け入れメッセージを送信することであって、前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項5】

前記第一のＵＥが前記ソースＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第一のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥである場合、前記第一のターゲット直接通信要求メッセージと前記第一のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記第一のＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲットＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されており、
前記第二のＵＥが前記ターゲット中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥである場合、前記第二のターゲット直接通信要求メッセージと前記第二のターゲット直接通信受け入れメッセージには、いずれも前記ソースＵＥの識別子、前記ターゲット中継ＵＥの識別子、前記第二のＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子が付帯されている、請求項４に記載の中継接続確立方法。

【請求項6】

前記ターゲット中継ＵＥが第二のＵＥに第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することは、
前記ターゲット中継ＵＥがターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信することを含み、前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第一のターゲット直接通信接続と前記第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられる、請求項４に記載の中継接続確立方法。

【請求項7】

前記ターゲット中継ＵＥがターゲット接続配置パラメータに基づき、前記第二のＵＥに前記第二のターゲット直接通信要求メッセージを送信する前に、
前記ターゲット中継ＵＥがネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信することをさらに含み、
前記ターゲット中継ＵＥがネットワーク機器から前記ターゲット接続配置パラメータを受信する前に、
前記ターゲット中継ＵＥが前記ネットワーク機器にターゲット配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記ターゲット中継ＵＥのために前記ターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項６に記載の中継接続確立方法。

【請求項8】

中継接続確立方法であって、
ターゲットユーザ機器ＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥから第二の直接通信要求メッセージを受信することであって、前記第二の直接通信要求メッセージが、ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへの中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥと前記ターゲットＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するように要求するために用いられることと、
前記ターゲットＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することであって、前記第二の直接通信受け入れメッセージが、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立する要求を受け入れるために用いられることとを含む、中継接続確立方法。

【請求項9】

前記ターゲットＵＥが前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに第二の直接通信受け入れメッセージを送信することは、
前記ターゲットＵＥが第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信することを含み、前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記第二の直接通信接続を確立するために用いられる、請求項８に記載の中継接続確立方法。

【請求項10】

前記ターゲットＵＥが第二の接続配置パラメータに基づき、前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥに前記第二の直接通信受け入れメッセージを送信する前に、
前記ターゲットＵＥがネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信することをさらに含み、
前記ターゲットＵＥがネットワーク機器から前記第二の接続配置パラメータを受信する前に、
前記ターゲットＵＥが前記ネットワーク機器に第二の配置要求メッセージを送信することをさらに含み、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項９に記載の中継接続確立方法。

【請求項11】

中継接続確立方法であって、
ネットワーク機器が中継接続業務要求メッセージを受信することであって、前記中継接続業務要求メッセージが、ソースＵＥからターゲットＵＥへの中継接続の中継接続業務を要求するために用いられることと、
前記ネットワーク機器が前記中継接続業務要求メッセージに基づき、前記中継接続業務を認証して許可し、前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置することであって、前記接続配置パラメータが、第一の接続配置パラメータと、各中継ＵＥのターゲット接続配置パラメータと、第二の接続配置パラメータとを含むことと、
前記ネットワーク機器が中継接続業務受け入れメッセージを送信することであって、前記中継接続業務受け入れメッセージが、前記中継接続業務の要求を受け入れるために用いられることとを含み、
前記第一の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、ソースＵＥと前記ソースＵＥの次ホップ中継ＵＥとの間の第一の直接通信接続を確立するために用いられ、
前記ターゲット接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、対応する中継ＵＥと第一のＵＥとの間の第一のターゲット直接通信接続と、前記対応する中継ＵＥと第二のＵＥとの間の第二のターゲット直接通信接続とを確立するために用いられ、前記第一のＵＥは、前記ソースＵＥ又は前記対応する中継ＵＥの前ホップ中継ＵＥであり、前記第二のＵＥは、前記対応する中継ＵＥの次ホップ中継ＵＥ又は前記ターゲットＵＥであり、
前記第二の接続配置パラメータは、前記中継接続確立過程において、前記ターゲットＵＥと前記ターゲットＵＥの前ホップ中継ＵＥとの間の第二の直接通信接続を確立するために用いられる、中継接続確立方法。

【請求項12】

前記中継接続業務要求メッセージには、前記ソースＵＥの識別子、前記各中継ＵＥの識別子、前記ターゲットＵＥの識別子、及び前記中継接続業務の需要情報とルーティング情報が付帯されており、
前記ルーティング情報は、前記中継接続における前記ソースＵＥから前記ターゲットＵＥへのルーティングテーブルであり、
前記中継接続業務の接続配置パラメータを配置する前に、
前記ネットワーク機器は、前記中継接続業務要求メッセージとＵＥ契約情報に基づき、前記ルーティング情報における前記各中継ＵＥを許可することをさらに含む、請求項１１に記載の中継接続確立方法。

【請求項13】

前記ネットワーク機器が中継接続業務受け入れメッセージを送信した後に、
前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信することと、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥに、対応するターゲット接続配置パラメータを送信することと、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信することとをさらに含み、
前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥに前記第一の接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記ソースＵＥから第一の配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記第一の配置要求メッセージは、前記ソースＵＥのために前記第一の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥに、対応するターゲット接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記各中継ＵＥから対応するターゲット配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記ターゲット配置要求メッセージは、前記対応する中継ＵＥのためにターゲット接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられ、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥに前記第二の接続配置パラメータを送信する前に、
前記ネットワーク機器が前記ターゲットＵＥから第二の配置要求メッセージを受信することをさらに含み、前記第二の配置要求メッセージは、前記ターゲットＵＥのために前記第二の接続配置パラメータを配置するように前記ネットワーク機器に要求するために用いられる、請求項１１に記載の中継接続確立方法。

【請求項14】

ユーザ機器ＵＥであって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、
前記ＵＥがソースＵＥである場合、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１から３のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させ、
前記ＵＥがターゲット中継ＵＥであるである場合、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項４から７のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させ、
前記ＵＥがターゲットＵＥである場合、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項８から１０のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、
ユーザ機器ＵＥ。

【請求項15】

ネットワーク機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１１から１３のいずれか１項に記載の中継接続確立方法のステップを実現させる、ネットワーク機器。

【国際調査報告】