(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-28
(54)【発明の名称】カメラ追跡におけるソースのフィルタリング及び平滑化
(51)【国際特許分類】
G06T 7/70 20170101AFI20221221BHJP
【FI】
G06T7/70 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022526779
(86)(22)【出願日】2020-12-10
(85)【翻訳文提出日】2022-05-10
(86)【国際出願番号】 US2020064248
(87)【国際公開番号】W WO2021119274
(87)【国際公開日】2021-06-17
(32)【優先日】2019-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】596102126
【氏名又は名称】ソニー ピクチャーズ エンターテインメント インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】サウアーマン フィリックス
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096AA09
5L096CA04
5L096EA06
5L096FA67
5L096FA69
5L096HA05
(57)【要約】
ビデオ処理は、複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムを使用して、第1の追跡情報を生成するステップであって、第1の追跡情報は、ショット内の複数のフレームに同期されるカメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、ビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第2の追跡システムを使用して、第2の追跡情報を生成するステップであって、第2の追跡情報は、ショット内の複数のフレームに同期されるカメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、追跡ツールによって、第1の追跡情報のための第1のトラックと第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成するステップであって、追跡ツールは、第1の追跡システム及び第2の追跡システムに結合されて、第1の追跡情報及び第2の追跡情報を受け取る、ステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ処理のための方法であって、
複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムを使用して、第1の追跡情報を生成するステップであって、
前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、
前記ビデオシーケンス中に移動する前記カメラに結合される第2の追跡システムを使用して、第2の追跡情報を生成するステップであって、
前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、
追跡ツールによって、前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成するステップであって、
前記追跡ツールは、前記第1の追跡システム及び前記第2の追跡システムに結合されて、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報を受け取る、ステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1の追跡システムは、光学追跡システムであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の追跡システムは、ハードウェアエンコードヘッドであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにするステップ、
を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記追跡ツールによって、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させるステップ、
を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記追跡ツールによって、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報とを使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化するステップ、
を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記調整された追跡情報を生成するステップは、
キーフレームを使用して、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報又は前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報のうちの1つにバイアスを適用することによって、調整されたタイムラインを生成するステップ、
を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記調整されたタイムラインを生成するステップは、前記タイムラインをリアルタイムで調整するステップを含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記調整されたタイムラインを生成するステップは、前記タイムラインをポストプロダクションで調整するステップを含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
ビデオ処理のためのシステムであって、
カメラと、
前記カメラに接続される第1の追跡システムであって、前記第1の追跡システムは、前記カメラが複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動している時に、前記カメラについての第1の追跡情報を生成し、前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、第1の追跡システムと、
第2の追跡システムであって、前記第2の追跡システムは、前記カメラが前記ビデオシーケンス中に移動している時に、前記カメラについての第2の追跡情報を生成し、前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、第2の追跡システムと、
前記第1の追跡システム及び前記第2の追跡システムに接続されて、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報を受け取り、前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを作成する追跡ツールと、
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項11】
前記第1の追跡システムは、光学追跡システムであることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第2の追跡システムは、ハードウェアエンコードヘッドであることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させるための同期化ツール、
を更に含むことを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記同期化ツールから受け取られる、前記同期された第1の追跡情報及び前記同期された第2の追跡情報を使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化するためのトラックマネージャ、
を更に含むことを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項15】
キーフレームを使用して、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報又は前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報のうちの1つにバイアスを適用することによって、調整されたタイムラインを生成するためのバイアス適用部、
を更に含むことを特徴とする、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにするためのミキサ、
を更に含むことを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項17】
ビデオを取り込むためのコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは実行可能命令を含み、前記実行可能命令は、コンピュータに、
複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムから受け取られる追跡データから、第1の追跡情報を生成することであって、
前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ことと、
前記ビデオシーケンス中に移動する前記カメラに結合される第2の追跡システムから受け取られる追跡データから、第2の追跡情報を生成することであって、
前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ことと、
前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成することと、
を行わせる、
ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させること、
を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む、
ことを特徴とする、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報とを使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化すること、
を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む、
ことを特徴とする、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにすること、
を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む、
ことを特徴とする、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示は、ビデオデータの処理に関し、具体的には、カメラ追跡におけるソースのフィルタリング及び平滑化に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] ビデオ制作のための従来のシステムでは、単一のカメラ追跡システムを使用してカメラの空間座標を追跡すると、追跡データが欠落するか又は追跡データに異常が生じた時に、ビデオレンダリング動作の失敗を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
[0003] 本開示は、ビデオデータの処理を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[0004] 1つの実装では、ビデオ処理のための方法を開示する。前記方法は、複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムを使用して、第1の追跡情報を生成するステップであって、前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、前記ビデオシーケンス中に移動する前記カメラに結合される第2の追跡システムを使用して、第2の追跡情報を生成するステップであって、前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ステップと、追跡ツールによって、前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成するステップであって、前記追跡ツールは、前記第1の追跡システム及び前記第2の追跡システムに結合されて、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報を受け取る、ステップと、を含む。
【0005】
[0005] 1つの実装では、前記第1の追跡システムは、光学追跡システムである。1つの実装では、前記第2の追跡システムは、ハードウェアエンコードヘッドである。1つの実装では、前記方法は、前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにするステップ、を更に含む。1つの実装では、前記方法は、前記追跡ツールによって、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させるステップ、を更に含む。1つの実装では、前記方法は、前記追跡ツールによって、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報とを使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化するステップ、を更に含む。1つの実装では、前記調整された追跡情報を生成するステップは、キーフレームを使用して、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報又は前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報のうちの1つにバイアスを適用することによって、調整されたタイムラインを生成するステップ、を含む。1つの実装では、前記調整されたタイムラインを生成するステップは、前記タイムラインをリアルタイムで調整するステップを含む。1つの実装では、前記調整されたタイムラインを生成するステップは、前記タイムラインをポストプロダクションで調整するステップを含む。
【0006】
[0006] 別の実装では、ビデオ処理のためのシステムを開示する。前記システムは、カメラと、前記カメラに接続される第1の追跡システムであって、前記第1の追跡システムは、前記カメラが複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動している時に、前記カメラについての第1の追跡情報を生成し、前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、第1の追跡システムと、第2の追跡システムであって、前記第2の追跡システムは、前記カメラが前記ビデオシーケンス中に移動している時に、前記カメラについての第2の追跡情報を生成し、前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、第2の追跡システムと、前記第1の追跡システム及び前記第2の追跡システムに接続されて、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報を受け取り、前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを作成する追跡ツールと、を含む。
【0007】
[0007] 1つの実装では、前記第1の追跡システムは、光学追跡システムである。1つの実装では、前記第2の追跡システムは、ハードウェアエンコードヘッドである。1つの実装では、前記システムは、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させるための同期化ツール、を更に含む。1つの実装では、前記システムは、前記同期化ツールから受け取られる、前記同期された第1の追跡情報及び前記同期された第2の追跡情報を使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化するためのトラックマネージャ、を更に含む。1つの実装では、前記システムは、キーフレームを使用して、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報又は前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報のうちの1つにバイアスを適用することによって、調整されたタイムラインを生成するためのバイアス適用部、を更に含む。1つの実装では、前記システムは、前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにするためのミキサ、を更に含む。
【0008】
[0008] 別の実装では、ビデオを取り込むためのコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を開示する。前記コンピュータプログラムは実行可能命令を含み、前記実行可能命令は、コンピュータに、複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムから受け取られる追跡データから、第1の追跡情報を生成することであって、前記第1の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ことと、前記ビデオシーケンス中に移動する前記カメラに結合される第2の追跡システムから受け取られる追跡データから、第2の追跡情報を生成することであって、前記第2の追跡情報は、前記ショット内の前記複数のフレームに同期される前記カメラの6自由度の運動についての情報を含む、ことと、前記第1の追跡情報のための第1のトラックと前記第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成することと、を行わせる。
【0009】
[0009] 1つの実装では、前記プログラムは、前記第1の追跡情報及び前記第2の追跡情報をタイムコードに同期させること、を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む。1つの実装では、前記プログラムは、前記第1のトラックの前記同期された第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記同期された第2の追跡情報とを使用して、調整された追跡情報を生成して、前記第1の追跡情報内の異常データを平滑化すること、を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む。1つの実装では、前記プログラムは、前記第1のトラックの前記第1の追跡情報と、前記第2のトラックの前記第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにすること、を前記コンピュータに行わせる実行可能命令を更に含む。
【0010】
[0010] 本開示の態様を一例として示す本明細書からは、他の特徴及び利点も明らかになるはずである。
【0011】
[0011] 添付図面を検討することにより、本開示の詳細をその構造及び動作の両方に関して部分的に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本開示の1つの実装によるビデオレンダリングのための方法のフロー図である。
【
図2A】本開示の1つの実装によるビデオシステムのブロック図である。
【
図2B】本開示の1つの実装による追跡ツールの詳細なブロック図である。
【
図2C】本開示の1つの実装による4つのトラックの位置追跡データのタイムライン図である。
【
図3A】本開示の実装による、コンピュータシステム及びユーザの図である。
【
図3B】本開示の実装による、ビデオ処理アプリケーションをホストするコンピュータシステムを示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0018] 上記のように、(ビデオ制作のための従来のシステムにおいて)単一のカメラ追跡システムを使用してカメラの空間座標を追跡すると、追跡データが欠落するか又は追跡データに異常が生じた時に、ビデオレンダリング動作の失敗を引き起こす可能性がある。
【0014】
[0019] 本開示の特定の実装は、ビデオデータを処理するための新しい技術を実装するための方法及びシステムを提供する。1つの実装では、複数のカメラ追跡システム及びエンコーダを使用して、カメラの空間座標を追跡する。したがって、複数のカメラ追跡システム及び/又はエンコーダを使用することは、追跡精度及び品質を精細化するのを助けることができ、また、万一カメラのうちの1又は2以上が失敗した場合には、冗長性を作成する。
【0015】
[0020] 以下の説明を読んだ後には、様々な実装及び用途における本開示の実施方法が明らかになるであろう。本明細書では本開示の様々な実装について説明するが、これらの実装は、限定ではなく一例として提示するものにすぎないと理解されたい。したがって、様々な実装についての詳細な説明は、本開示の範囲又は外延を限定するものとして解釈すべきではない。
【0016】
[0021] 以下の実装で提供する特徴は、以下の項目のうちの1又は2以上を含むことができるが、これらに限定されない。例えば、1つの実装では、複数の追跡データ及び/又はエンコーダセットをツールにして、ツールは、全てのデータストリームを結合して同期させる。ツールは、タイムライン上のそれぞれのサブトラックを含むトラックとして、データセットを提示する。次に、オペレータは、誤ったデータの場合、データのどの部分又はトラックを使用すべきか又は平滑化すべきかを選択することができる。したがって、ツールは、データセットからマスタトラックを作成して、処理されたデータを(例えばfilmbox(FBX)フォーマットで)エクスポートする能力を、オペレータに提供する。
【0017】
[0022]
図1は、本開示の1つの実装によるビデオレンダリングのための方法100のフロー図である。
図1に示す実装では、ステップ110において、複数のフレームを含むショットを形成するビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムによって、第1の追跡情報を生成する。1つの実装では、第1の追跡情報は、ショット内の複数のフレームに同期されるカメラの6自由度の運動についての情報を含む。
【0018】
[0023] 次に、ステップ120において、ビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第2の追跡システムによって、第2の追跡情報を生成する。1つの実装では、第2の追跡情報は、ショット内の複数のフレームに同期されるカメラの6自由度の運動についての情報を含む。ステップ130において、第1の追跡情報及び第2の追跡情報を受け取り、次に、ステップ140において、追跡ツールによって、第1の追跡情報のための第1のトラックと第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを作成する。
【0019】
[0024] 1つの実装では、カメラは、第1の追跡システム(例えば光学追跡システム)と、第2の追跡システム(例えばハードウェアエンコードヘッド)とを備える。更に、第1の追跡システムは、カメラについての第1の追跡情報を出力し、一方、第2の追跡システムは、カメラについての第2の追跡情報を出力する。1つの実装では、第1の追跡システム及び第2の追跡システムの各々は、カメラの6自由度及びワールドオフセットについての情報を配信する。
【0020】
[0025] 第1の追跡システム及び第2の追跡システムからの追跡されたデータは、一般に良好であるが、システムのうちの1又は2以上からの入力データは、間欠的に欠落するか又はずれる場合がある。したがって、欠落/ずれは、ビデオシステムが単一の追跡システム又はヘッドからのデータにのみ依拠する場合、別の問題を引き起こす場合がある。したがって、ビデオシステムは、複数の追跡システムを含み、冗長性を提供する。ビデオシステムは、また、追跡ツール(又はソフトウェア)を含み、複数の追跡システムからの複数のデータセットを収集して、カメラデータの複数のトラックを含むタイムラインを生成することを可能にする。
【0021】
[0026] 1つの実装では、カメラトラックデータのトラックの全てが受け取られると、追跡ツールは、各トラックのカメラトラックデータをタイムコード(又はフレーム毎秒)に同期させる。ここで、ステップ150において、他のトラックからのカメラトラックデータを用いて、受け取られたデータの異常を認識、平滑化、及び補償するか、又は完全に消去することができる。ソフトウェアソリューションを介して、全てのトラック及びサブトラックを自由に混合して、新たなマスタトラックにすることもできる。これにより、キーフレーム又は他の同様の技術を使用して、トラックのいずれか1つにバイアスを適用することもできる。更に、1つの実装では、上記の技術は、ライブ(すなわちリアルタイム)及びポストプロダクションの両方に使用可能である。別の実装では、組み合わせて使用される追跡システムの数に制限がない。代替の実装では、様々な種類の追跡システム又は機構を使用することができる。キャプチャカメラの位置及び回転についての情報をユーザに与える任意のシステムを使用して、追加の追跡情報を提供することができる。
【0022】
[0027]
図2Aは、本開示の1つの実装によるビデオシステム200のブロック図である。
図2Aに示す実装では、ビデオシステム200は、ビデオ制作又はスタジオ環境で使用される。システム200は、被写体及び/又はシーン210の画像取り込みのための1又は2以上のカメラ220、224と、カメラの空間座標(例えば、位置及び向き)を追跡するための1又は2以上のセンサ/トラッカ230、232と、カメラデータ及びセンサデータを処理するためのプロセッサ240とを含む。したがって、1つの実装では、システム200は、2つのカメラトラッカ230、232を使用して、各カメラに対して2つのデータセット、合計で4つのトラックデータセットを作成する。
【0023】
[0028]
図2Aに示す実装では、トラッカ230、232の各々は、複数のフレームを有するショットを形成するビデオシーケンス中のカメラ220、224の空間座標を追跡する。1つの実装では、カメラの空間座標は、カメラの位置を含む。別の実装では、カメラの空間座標は、カメラの向きを含む。
【0024】
[0029] 1つの実装では、カメラ220、224の各々は、光学追跡システム及び/又はハードウェアエンコードヘッドを備える。例えば、カメラ220は、光学追跡システム222及び/又はヘッド223を含み、カメラ224は、光学追跡システム226及び/又はヘッド227を含む。1つの実装では、ヘッド223、227は、エンコードヘッド、リモートヘッド、又はクレーンを含む運動制御システムとすることができる。更に、追跡システム222、226及び/又はヘッド223、227は、カメラ220、224の6自由度及びワールドオフセットについての情報を配信する。1つの実装では、システム222、223、226、227からの追跡されたデータは、トラッカ230、232によって取り込まれる及び/又は検知される。
【0025】
[0030] システム222、223、226、227からの追跡されたデータは、一般に良好であるが、システム222、223、226、227のうちの1つ(例えばシステム222)からの入力データは、間欠的に欠落するか又はずれる場合がある。したがって、欠落/ずれは、ビデオシステム200が単一の追跡システム又はヘッドからのデータにのみ依拠する場合、別の問題を引き起こす場合がある。したがって、ビデオシステム200は、複数の追跡システム222、223、226、227及び複数のトラッカ230、232を含み、冗長性を提供する。ビデオシステム200は、また、プロセッサ240に結合される又はプロセッサ240内にある追跡ツール242(又はソフトウェア)を含み、トラッカ230、232からの複数のデータセットを収集して、カメラデータの複数のトラック及びそれぞれのサブトラックを含むタイムラインにすることを可能にする。
【0026】
[0031] 1つの実装では、(サブトラックを有する)各トラックは、以下のカメラデータを含む。例えば、第1のトラックデータは、光学追跡システム222からのデータを使用してトラッカ230によって追跡されるカメラ220の空間座標を含む。したがって、第1のトラックデータは、仮想カメラのワールドオフセットからの平行移動を追跡するために使用されるX,Y,Z座標を含む第1のサブトラックと、仮想カメラのローカル回転を追跡するために使用されるピッチ、ヨー及びロール軸を含む第2のサブトラックとを含む。1つの実装では、仮想カメラの原点(すなわち0,0,0)は、物理的レンズのノーダルポイント、又はフィルムプレーンの中心である。別の例では、第2のトラックデータは、光学追跡システム226からのデータを使用してトラッカ230によって追跡されるカメラ224の空間座標を含む。したがって、第2のトラックデータは、仮想カメラのワールドオフセットからの平行移動を追跡するために使用されるX,Y,Z座標を含む第1のサブトラックと、仮想カメラのローカル回転を追跡するために使用されるピッチ、ヨー及びロール軸を含む第2のサブトラックとを含む。以上の説明と同様に、追加のトラックデータを形成することができる。
【0027】
[0032] 1つの実装では、カメラトラックデータのトラックの全てが受け取られると、追跡ツール242は、各トラックのカメラトラックデータをタイムコード(又はフレーム毎秒)に同期させる。ここで、他のトラックのデータを用いて、誤ったデータを認識、平滑化、及び補償するか、又は完全に消去することができる。ソフトウェアソリューションを介して、全てのトラック及びサブトラックを自由に混合して、新たなマスタトラックにすることもできる。これにより、キーフレーム又は他の同様の技術を使用して、トラックのいずれか1つにバイアスを適用することもできる。更に、1つの実装では、上記の技術は、ライブ(すなわちリアルタイム)及びポストプロダクションの両方に使用可能である。別の実装では、組み合わせて使用されるシステムの数に制限がない。代替の実装では、様々な種類の追跡システム又は機構を使用することができる。キャプチャカメラの位置及び回転についての情報をユーザに与える任意のシステムを使用して、追加の追跡情報を提供することができる。
【0028】
[0033]
図2Aに示す実装では、プロセッサ240は、カメラ220、224に結合される。1つの実装では、プロセッサ240は、ショット中の各カメラ220又は224のレンズに対応するレンズデータを格納するレンズプロファイルを生成する。1つの実装では、レンズデータをショットのそれぞれのフレームに同期させる。別の実装では、レンズデータをタイムコードに同期させる。
【0029】
[0034] 1つの実装では、プロセッサ240は、制作中にリアルタイムで、レンズプロファイルを生成して、レンズデータの複数のトラックを取り込む。レンズデータは、(1)アクティブセンサの次元/フィルムプレーン/イメージャの測定、(2)ノーダルポイントまでのイメージプレーン距離、(3)ズーム及びレンズブリージングを考慮するカメラの焦点距離、(4)レンズ歪みプロファイル、(5)画像中心のずれ、(6)レンズ絞り、及び(7)フォーカス距離を含む。
【0030】
[0035] 1つの実装では、プロセッサ240は、また、カメラキャプチャデータの選択された(単複の)トラックからのカメラ220、224の移動を再トレースして、フレームごとにレンズ及びその特性を模倣して、レンダラ246を通じて被写体及び/又はシーン210のショットを仮想的に複製するためのレンダエンジン244を含む。
【0031】
[0036]
図2Bは、本開示の1つの実装による追跡ツール242の詳細なブロック図である。
図2Bに示す実装では、追跡ツール242は、トラックマネージャ242aと、同期化ツール242bと、バイアス適用部242cと、ミキサ242dとを含む。1つの実装では、同期化ツール242bは、第1の追跡情報及び第2の追跡情報をタイムコードに同期させる。1つの実装では、トラックマネージャ242aは、同期化ツールから受け取られる、同期された第1の追跡情報及び同期された第2の追跡情報を使用して、調整された追跡情報を生成して、第1の追跡情報内の異常データを平滑化する。1つの実装では、バイアス適用部242cは、キーフレームを使用して、第1のトラックの同期された第1の追跡情報又は第2のトラックの同期された第2の追跡情報のうちの1つにバイアスを適用することによって、調整されたタイムラインを生成する。1つの実装では、ミキサ242dは、第1のトラックの第1の追跡情報と、第2のトラックの第2の追跡情報とを混合して、新たなマスタトラックにする。
【0032】
[0037]
図2Cは、本開示の1つの実装による4つのトラックの位置追跡データのタイムライン
図250である。
【0033】
[0038]
図2Cに示す実装では、タイムライン
図250は、例えば、4つの異なる追跡システムからの位置追跡データ260、270、280、290を示す。第1の図は、第1の追跡システム(例えば、カメラ220上に配置される光学追跡システム222)からの第1のトラック位置データ260を示す。第2の図は、第2の追跡システム(例えば、カメラ224上に配置される光学追跡システム226)からの第2のトラック位置データ270を示す。第3の図は、第3の追跡システム(例えば、カメラ220上に配置されるヘッド223)からの第3のトラック位置データ280を示す。第4の図は、第4の追跡システム(例えば、カメラ224上に配置されるヘッド227)からの第4のトラック位置データ290を示す。
【0034】
[0039]
図2Cに示す実装では、第1の位置追跡データ260は、データ欠落262を含む。したがって、追跡ツール242は、他のトラックからの位置追跡データ270、280、290をレビューして、データ欠落262を、第3又は第4のトラックからの位置追跡データ280、290に置き換えることを決定する。というのは、第2の追跡データ270は、第3又は第4のトラックのデータからずれているからである。
【0035】
[0040]
図2Cに示す実装では、第2の位置追跡データ270は、データ欠落272を含む。したがって、追跡ツール242は、他のトラックからの位置追跡データ260、280、290をレビューして、データ欠落272を、第1、第3又は第4のトラックからの位置追跡データ260、280、290に置き換えることを決定する。というのは、第1、第3及び第4のトラックからのデータは、一致しているからである。
【0036】
[0041]
図2Cに示す実装では、第3の位置追跡データ280は、(第1、第2及び第4のトラック上の追跡データからずれる)データずれ282を含む。したがって、追跡ツール242は、他のトラックからの位置追跡データ260、270、290をレビューして、データずれ282を、第1、第2又は第4のトラックからの位置追跡データ260、280又は290に置き換えることを決定する。というのは、第1、第2及び第4のトラックからのデータは、一致しているからである。
【0037】
[0042]
図3Aは、本開示の実装による、コンピュータシステム300及びユーザ302の図である。ユーザ302は、コンピュータシステム300を使用して、
図1の方法100及び
図2Aのシステム200に関して図示及び説明されるようなカメラ追跡データの処理及びフィルタリングのためのアプリケーション390を実装する。
【0038】
[0043] コンピュータシステム300は、
図3Bのビデオ処理アプリケーション390を記憶して実行する。更に、コンピュータシステム300は、ソフトウェアプログラム304と通信することができる。ソフトウェアプログラム304は、ビデオ処理アプリケーション390のためのソフトウェアコードを含むことができる。ソフトウェアプログラム304は、以下で更に説明するように、CD、DVD又はストレージドライブなどの外部媒体にロードすることができる。
【0039】
[0044] 更に、コンピュータシステム300は、ネットワーク380に接続することができる。ネットワーク380は、様々な異なるアーキテクチャ、例えば、クライアント-サーバアーキテクチャ、ピアツーピアネットワークアーキテクチャ、又は他のタイプのアーキテクチャにおいて接続することができる。例えば、ネットワーク380は、ビデオ処理アプリケーション390内で使用されるエンジン及びデータを協調させるサーバ385と通信することができる。また、ネットワークは、異なるタイプのネットワークとすることができる。例えば、ネットワーク380は、インターネット、ローカルエリアネットワーク又はローカルエリアネットワークの任意の変形、ワイドエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、イントラネット又はエクストラネット、又は無線ネットワークとすることができる。
【0040】
[0045]
図3Bは、本開示の実装による、ビデオ処理アプリケーション390をホストするコンピュータシステム300を示す機能ブロック図である。コントローラ310はプログラマブルプロセッサであり、コンピュータシステム300及びそのコンポーネントの動作を制御する。コントローラ310は、メモリ320又は内蔵コントローラメモリ(図示せず)から(例えば、コンピュータプログラムの形で)命令をロードして、これらの命令を実行してシステムを制御して、例えば、カメラ追跡データの処理及びフィルタリングを提供する。その実行において、コントローラ310は、ビデオ処理アプリケーション390にソフトウェアシステムを提供して、例えば、追跡データの複数のトラックを収集して使用する。代替的に、このサービスは、コントローラ310又はコンピュータシステム300において別個のハードウェアコンポーネントとして実装することができる。
【0041】
[0046] メモリ320は、コンピュータシステム300の他のコンポーネントによって使用するためにデータを一時的に記憶する。1つの実装では、メモリ320はRAMとして実装される。別の実装では、メモリ320は、また、フラッシュメモリ及び/又はROMなどの長期又は永久メモリを含む。
【0042】
[0047] ストレージ330は、コンピュータシステム300の他のコンポーネントによって使用するために、データを一時的に又は長期間にわたって記憶する。例えば、ストレージ330は、ビデオ処理アプリケーション390によって使用されるデータを記憶する。1つの実装では、ストレージ330は、ハードディスクドライブである。
【0043】
[0048] メディアデバイス340は、リムーバブルメディアを受け入れて、挿入されたメディアに対してデータの読み出し及び/又は書き込みを行う。1つの実装では、例えば、メディアデバイス340は、光ディスクドライブである。
【0044】
[0049] ユーザインターフェイス350は、コンピュータシステム300のユーザからユーザ入力を受け取ってユーザ302に情報を提示するためのコンポーネントを含む。1つの実装では、ユーザインターフェイス350は、キーボード、マウス、オーディオスピーカ、及びディスプレイを含む。コントローラ310は、ユーザ302からの入力を使用して、コンピュータシステム300の動作を調整する。
【0045】
[0050] I/Oインターフェイス360は、1又は2以上のI/Oポートを含み、外部記憶又は補足装置(例えば、プリンタ又はPDA)などの対応するI/Oデバイスに接続する。1つの実装では、I/Oインターフェイス360のポートは、USBポート、PCMCIAポート、シリアルポート、及び/又はパラレルポートなどのポートを含む。別の実装では、I/Oインターフェイス360は、外部装置と無線で通信するための無線インターフェイスを含む。
【0046】
[0051] ネットワークインターフェイス370は、イーサネット接続をサポートするRJ-45又は「Wi-Fi」インターフェイス(802.11を含むが、これに限定されるわけではない)などの有線及び/又は無線ネットワーク接続を含む。
【0047】
[0052] コンピュータシステム300は、コンピュータシステムに典型的な追加のハードウェア及びソフトウェア(例えば、電力、冷却、オペレーティングシステム)を含むが、これらのコンポーネントは、簡略化のために、
図3Bに具体的に示されていない。他の実装では、コンピュータシステムの異なる構成を使用することができる(例えば、異なるバス又はストレージ構成又はマルチプロセッサ構成)。
【0048】
[0053] 開示した実装についての本明細書の説明は、当業者が本開示を実施又は利用できるように行ったものである。当業者には、これらの実装の多数の修正が容易に明らかになると思われ、また本明細書で定義した原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく他の実装にも適用することができる。
【0049】
[0054] 更なる変形及び実装も可能である。例えば、バーチャルプロダクション(例えば仮想現実環境)のためのビデオ制作に加えて、他の視覚効果(VFX)制作又はビデオ制作が、複数の追跡システムを使用することもできる(例えばビデオゲーム開発)。したがって、本開示は、本明細書に示す実装に限定されることを意図するものではなく、本明細書で開示した原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【0050】
[0055] 上記の各実施例の全ての特徴が、本開示の特定の実装において必ずしも必要というわけではない。更に、本明細書で提示した説明及び図面は、本開示が広く意図する主題を表すものであると理解されたい。更に、本開示の範囲は、当業者にとって明らかになり得る他の実装を完全に含み、したがって、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲以外のものによって限定されるものではないと理解されたい。
【符号の説明】
【0051】
100 ビデオレンダリングのための方法
110 ビデオシーケンス中に移動するカメラに結合される第1の追跡システムを使用して、第1の追跡情報を生成
120 カメラに結合される第2の追跡システムを使用して、第2の追跡情報を生成
130 第1の追跡情報及び第2の追跡情報を受け取る
140 追跡ツールを使用して、第1の追跡情報のための第1のトラックと第2の追跡情報のための第2のトラックとを含むタイムラインを生成
150 複数の追跡システムから追跡情報を受け取り処理して、追跡情報の異常を認識、平滑化、及び補償
200 ビデオシステム
210 被写体及び/又はシーン
220 カメラ
222 光学追跡システム
223 ヘッド
224 カメラ
226 光学追跡システム
227 ヘッド
230 センサ/トラッカ
232 センサ/トラッカ
240 プロセッサ
242 追跡ツール
242a トラックマネージャ
242b 同期化ツール
242c バイアス適用部
242d ミキサ
244 レンダエンジン
246 レンダラ
250 タイムライン図
260,270,280,290 位置追跡データ
262 データ欠落
272 データ欠落
282 データずれ
300 コンピュータシステム
302 ユーザ
304 ソフトウェアプログラム
310 コントローラ
320 メモリ
330 ストレージ
340 メディアデバイス
350 ユーザインターフェイス
360 I/Oインターフェイス
370 ネットワークインターフェイス
380 ネットワーク
385 サーバ
390 ビデオ処理アプリケーション
【国際調査報告】