(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-04
(54)【発明の名称】洗浄可能な調理装置
(51)【国際特許分類】
A47J 37/06 20060101AFI20221222BHJP
F24C 1/16 20210101ALI20221222BHJP
F24C 3/14 20210101ALI20221222BHJP
【FI】
A47J37/06 366
F24C1/16 B
F24C3/14 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022526390
(86)(22)【出願日】2020-11-11
(85)【翻訳文提出日】2022-05-18
(86)【国際出願番号】 AU2020051226
(87)【国際公開番号】W WO2021092649
(87)【国際公開日】2021-05-20
(32)【優先日】2019-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522178407
【氏名又は名称】トリケット、アンドリュー デイビッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】トリケット、アンドリュー デイビッド
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040AA08
4B040AC01
4B040AD04
4B040CA02
4B040CA16
4B040CB01
4B040GD30
(57)【要約】
調理装置(10)が本明細書において開示され、調理装置(10)は、スタンド(46)によって支持された少なくとも1つのバーナー(44)を含むバーナーアセンブリ(17)であって、スタンド(46)は磁気引力材料を含む、バーナーアセンブリ(17)と、バーナーアセンブリ(17)が位置可能であり、かつ調理面(20)を少なくとも部分的に空洞(16)の上で支持するように適合される空洞(16)を含む本体(14)であって、空洞(16)は、排水管(32)、および流体を排水管(32)に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面(34)を含む、本体(14)と、少なくとも1つのバーナー(44)にガスを提供するために本体(14)に取り付けられたガスポート(42)と、スタンド(46)の磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段(50)と、を含み、調理装置(10)は、バーナーアセンブリ(17)が、スタンド(46)が磁気結合手段(50)によって空洞(16)に対して支持され、かつ位置する状態でガスポート(42)に取り付けられ、調理面(20)が少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、流体で清掃するために実質的に平滑な表面(34)を露出させるために、磁気結合手段(50)が結合解除された状態で、調理面(20)およびバーナーアセンブリ(17)が空洞(16)から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理装置であって、
スタンドによって支持された少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリであって、前記スタンドは磁気引力材料を含む、バーナーアセンブリと、
前記バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上で支持するように適合される前記空洞を含む本体であって、前記空洞は、排水管、および流体を前記排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含む、本体と、
前記少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために前記本体に取り付けられたガスポートと、
前記スタンドの前記磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段と、を含み、
前記調理装置は、
前記バーナーアセンブリが、前記スタンドが前記磁気結合手段によって空洞に対して支持され、かつ位置する状態で前記ガスポートに取り付けられ、前記調理面が少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、
前記流体で清掃するために実質的に平滑な表面を露出させるために、前記調理面およびバーナーアセンブリは、前記磁気結合手段が結合解除された状態で、前記空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である、調理装置。
【請求項2】
前記空洞は、実質的に連続的に形成される少なくとも1つの側壁および基部を含む、請求項1に記載の調理装置。
【請求項3】
前記空洞は、前記少なくとも1つの壁と基部との間の実質的に平滑な遷移部を有する単一の部品として形成される、請求項2に記載の調理装置。
【請求項4】
前記空洞は、単元的な金属構造で形成される、請求項3に記載の調理装置。
【請求項5】
前記排水管は、前記空洞の前記基部内に、または前記基部に位置する、請求項2~4のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項6】
前記磁気結合手段は、前記空洞の前記基部もしくは側壁内、前記基部もしくは側壁に、または前記基部もしくは側壁の下に位置する、請求項5に記載の調理装置。
【請求項7】
前記磁気結合手段は、1つ以上の磁気要素を含む、請求項6に記載の調理装置。
【請求項8】
前記バーナーアセンブリの前記スタンドは、前記磁気結合手段の位置と一致するように配置された、離間された脚部を含む、請求項2から7のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項9】
前記脚部は、前記基部上に着座するように配置された足部を含み、少なくとも前記足部は、前記磁気引力材料で形成される、請求項8に記載の調理装置。
【請求項10】
前記磁気結合手段は、前記空洞の下側部に取り付けられ、および前記バーナーアセンブリが前記空洞内の好ましい位置に引き寄せられるように前記バーナーアセンブリの前記足部と整列するように配置された複数の磁気要素を含む、請求項9に記載の調理装置。
【請求項11】
前記バーナーアセンブリは、ハンドルを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのバーナーは、前記ガスポートに解放可能に取り付けるように適合される、請求項1から11のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項13】
調理装置であって、
調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される前記空洞を含む本体であって、前記空洞は、排水管、および流体を前記排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含む、本体と、
前記空洞内に位置可能であり、およびスタンドによって支持される熱源と、を含み、
前記調理装置は、
前記熱源の前記スタンドが空洞に対して支持され、かつ位置し、前記調理面が少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、
前記熱源が、前記流体で清掃するために前記実質的に平滑な表面を露出させるために、前記空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である、調理装置。
【請求項14】
前記スタンドは磁気引力材料を含み、前記調理装置は、前記熱源を備え、前記スタンドの前記磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段をさらに含み、前記調理モードにおいて、前記熱源の前記スタンドは、前記磁気結合手段によって空洞に対して支持され、かつ位置し、前記清掃モードにおいて、前記磁気結合手段が結合解除される、請求項13に記載の調理装置。
【請求項15】
前記熱源は、少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリ、または少なくとも1つの一体型バーナーを有する木炭筐体、箱、バスケットもしくはトレイであり、前記少なくとも1つのバーナーは取っ手を含む、請求項14に記載の調理装置。
【請求項16】
前記バーナーアセンブリの前記少なくとも1つのバーナーまたは前記木炭筐体、箱、バスケットもしくはトレイにガスを提供するために前記本体に取り付けられたガスポートをさらに含み、前記調理モードにおいて、前記バーナーアセンブリの前記少なくとも1つのバーナーまたは木炭筐体が前記ガスポートに取り付けられる、請求項15に記載の調理装置。
【請求項17】
前記空洞は、実質的に連続的に形成される少なくとも1つの側壁および基部を含み、前記空洞は、前記少なくとも1つの壁と基部との間に実質的に平滑な遷移部を有する単一の部品として形成される、請求項14~16のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項18】
前記磁気結合手段は、前記調理装置の前記空洞の前記基部もしくは側壁、もしくは前記本体内に、前記空洞の前記基部もしくは側壁、もしくは前記本体に、または前記空洞の前記基部もしくは側壁、もしくは前記本体の下に位置し、前記磁気結合手段は、1つ以上の磁気要素を含む、請求項17に記載の調理装置。
【請求項19】
前記調理装置の1つ以上の付属品と解放可能に結合するように配置された1つ以上の磁石ケージアセンブリの形態の磁気結合手段をさらに含む、請求項13に記載の調理装置。
【請求項20】
前記空洞に水を供給し、前記調理装置を清掃することを補助するための手動操作可能な水源または噴霧ジェットをさらに含み、前記手動操作可能な水源または噴霧ジェットは、温水モジュールに流体接続されている、請求項13~19のいずれか一項に記載の調理装置。
【請求項21】
前記バーナーアセンブリの前記少なくとも1つのバーナーまたは前記木炭筐体、箱、バスケット、またはトレイの前記少なくとも1つの一体型バーナーと動作可能に関連付けられた誘導コイルアセンブリをさらに含む、請求項15または16に記載の調理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄可能な調理装置に関する。より具体的には、本発明は、バーベキュー台、キャンプ用調理器、または業務用調理用コンロの形態の洗浄可能な調理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バーベキュー台などの調理装置は、調理プレートまたはグリルを支持する本体と、調理プレートまたはグリルの下のバーナーと、を含み得る。本体にはフードが取り付けられ得る。
【0003】
このようなバーベキュー台は、時間の経過とともに、本体の内面、調理プレートまたはグリル、およびバーナーを覆う木炭、グリース、グリットなどの物質で汚れる。したがって、時々、バーベキュー台を清掃する必要がある。しかしながら、バーベキュー台は清掃することが困難であり得、および時間がかかり得る。
【0004】
バーベキュー台、キャンプ用調理器、または業務用調理用コンロなど、清掃することがより簡単および/または迅速であり、および/または清掃の必要性が少ない、洗浄可能な調理装置を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、既存の配置の1つ以上の欠点を実質的に克服すること、もしくは少なくとも改善すること、または既存の配置に有用な代替物を少なくとも提供することである。
【0006】
本明細書において調理装置が開示され、調理装置は、
スタンドによって支持された少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリであって、スタンドは磁気引力材料を含む、バーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管、および流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含む、本体と、
少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、
スタンドの磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段と、を含み、
調理装置は、
バーナーアセンブリが、スタンドが磁気結合手段によって空洞に対して支持され、かつ位置する状態でガス入口ポートに取り付けられ、調理面は、少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、
調理面およびバーナーアセンブリが、流体で清掃するために実質的に平滑な表面を露出させるために、磁気結合手段が結合解除された状態で、空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0007】
一実施形態では、空洞は、実質的に連続的に形成される少なくとも1つの側壁と、基部と、を含む。
【0008】
さらに別の実施形態では、空洞は、少なくとも1つの壁と基部との間に実質的に平滑な遷移部を有する単一の部品として形成される。
【0009】
さらに別の実施形態では、空洞は単一の金属構造で形成され、金属は好ましくはステンレス鋼である。
【0010】
さらに別の実施形態では、少なくとも1つの側壁は、流体を空洞に向かわせるために傾斜している側面またはトレイを提供するために外向きに延びる。
【0011】
さらに別の実施形態では、空洞は、調理面または他の付属品を上向きに延びる位置に保持して、清掃モード中の流体の排出を助けるように適合された少なくとも1つの溝または窪みを含む。
【0012】
さらに別の実施形態では、排水管は、空洞の基部内、または基部に位置する。一形態では、排水管は第1の排水管であり、空洞は、複数の排水管を提供するために、1つ以上のさらなる排水管を含む。
【0013】
さらに別の実施形態では、空洞は第1の空洞であり、本体は、複数の空洞を提供するために、1つ以上のさらなる空洞を含む。好ましい形態では、複数の空洞の各々は、単一の一元的な金属構造で形成される。一形態では、複数の空洞は、各空洞に関連する排水管を含む。別の形態では、複数の空洞は共通の排水管を含む。
【0014】
さらに別の実施形態では、磁気結合手段は、空洞の底部の中、底部、または空洞の底部の下に位置する。
【0015】
さらに別の実施形態では、磁気結合手段は、1つ以上の磁気要素を含む。
【0016】
さらに別の実施形態では、1つ以上の磁性要素は、1つ以上の磁性要素の過度の加熱による磁性の損失を防ぐために、耐熱断熱材で少なくとも部分的に被覆されているか、または覆われている。一形態では、1つ以上の磁性要素は、耐熱断熱材で完全に被覆されているか、または覆われている。
【0017】
さらに別の実施形態では、1つ以上の磁性要素は各々、非鉄材料で形成された筐体内に配置され、筐体は、磁石ケージアセンブリの一部を形成する。
【0018】
さらに別の実施形態では、バーナーアセンブリのスタンドは、磁気結合手段の位置と一致するように配置された離間された脚部を含む。
【0019】
さらに別の実施形態では、バーナーアセンブリの脚部は、基部に着座するように配置された足部を含み、少なくとも足部は、磁気引力材料で形成される。
【0020】
さらに別の実施形態では、磁気結合手段は、空洞の下側部に取り付けられ、バーナーアセンブリが空洞内の好ましい位置に引き寄せられるようにバーナーアセンブリの足部と整列するように配置された複数の磁気要素を含む。調理装置の他の付属品もまた、空洞、サイドトレイ、または本体内の好ましい位置に引き寄せることができる。
【0021】
さらに別の実施形態では、バーナーアセンブリは取っ手を含む。
【0022】
さらに別の実施形態では、少なくとも1つのバーナーは、ガスポートに解放可能に取り付けるように適合される。
【0023】
さらに別の実施形態では、ガスポートは空洞内に突出する。別の形態では、ガスポートは、空洞の側壁の後ろに埋め込まれる。
【0024】
さらに別の実施形態では、空洞の側壁は、ガスポートをグリースまたは流体の侵入から保護するために、張り出していてもよく、またはフラップを有してもよい。
【0025】
さらに別の実施形態では、バーナーアセンブリは代替の熱源と交換可能である。一形態では、代替の熱源は、木炭筐体において支持された木炭である。木炭筐体はまた、木炭に点火するためにガスポートと結合するガスバーナーを組み込んでもよい。ガスバーナーまたは木炭筐体は、磁気結合システムを必要とせずに空洞内に置いてもよい。
【0026】
さらに別の実施形態では、ガスバーナーまたは木炭筐体は、絶縁された高電圧導体によってエネルギーを与えられ得るスパーク要素を含む。
【0027】
さらに別の実施形態では、ガスバーナーまたは木炭筐体は、誘導コイルによってエネルギーを与えられ得るスパークプローブを含む。
【0028】
さらに別の実施形態では、洗浄可能な調理装置は、加熱された水を空洞に供給するために組み込まれた瞬間温水システムを含む。加熱された水は、ハンドシャワー、スクラバー、ジェットなどの手動操作可能な水源を介して供給されてもよい。温水システムは、バーナーと同じガス供給または電気などの代替エネルギー源が供給され得る。
【0029】
さらに別の実施形態では、洗浄可能な調理装置は、清掃用の蒸気を供給するために組み込まれた蒸気発生システムを含む。蒸気発生システムは、バーナーと同じガス供給または電気などの代替エネルギー源が供給されてもよい。
【0030】
本明細書において、調理装置がさらに開示され、調理装置は、
調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合された空洞を含む本体であって、空洞は、排水管、および流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含む、本体と、
空洞内に位置可能であり、スタンドによって支持される熱源と、を含み、
調理装置は、
熱源のスタンドが空洞に対して支持され、かつ位置し、調理面が少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、
熱源が、流体で清掃するために実質的に平滑な表面を露出させるために、空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0031】
一実施形態では、スタンドは磁気引力材料を含み、調理装置は、熱源を備え、スタンドの磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段をさらに含み、調理モードにおいて、熱源のスタンドは、磁気結合手段によって空洞に対して支持され、かつ位置し、清掃モードにおいて、磁気結合手段が結合解除される。
【0032】
別の実施形態では、熱源は、少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリ、または少なくとも1つの一体型バーナーを有する木炭筐体であり、少なくとも1つのバーナーは取っ手を含む。
【0033】
別の実施形態では、調理装置は、バーナーアセンブリの少なくとも1つのバーナーまたは木炭筐体にガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートをさらに含み、調理モードにおいて、バーナーアセンブリの少なくとも1つのバーナー、または木炭筐体はガスポートに取り付けられる。
【0034】
別の実施形態では、空洞は、実質的に連続的に形成される少なくとも1つの側壁および基部を含み、および空洞は、少なくとも1つの壁と基部との間の実質的に平滑な遷移部を有する単一の部品として形成される。
【0035】
別の実施形態では、磁気結合手段は、調理装置の空洞の基部または側壁、もしくは本体内に、調理装置の空洞の基部または側壁、もしくは本体に、調理装置の空洞の基部または側壁、もしくは本体の下に位置し、磁気結合手段は、1つ以上の磁気要素を含む。
【0036】
別の実施形態では、調理装置は、調理装置の1つ以上の付属品と解放可能に結合するように配置された1つ以上の磁石ケージアセンブリの形態の磁気結合手段をさらに含む。
【0037】
別の実施形態では、調理装置は、空洞に水を供給し、調理装置を清掃することを補助するための手動操作可能な水源または噴霧ジェットをさらに含み、手動操作可能な水源または噴霧ジェットは、温水モジュールに流体接続されている。
【0038】
別の実施形態では、調理装置は、バーナーアセンブリの少なくとも1つのバーナーまたは木炭筐体の少なくとも1つの一体型バーナーと動作可能に関連付けられた誘導コイルアセンブリをさらに含む。
【0039】
調理装置を清掃する方法も本明細書に開示されており、方法には、
調理装置の本体によって支持されている調理面を、少なくとも部分的に本体の空洞上で取り外すことと、
バーナーアセンブリと関連付けられた、磁気結合手段であり得る結合手段を解除し、空洞が、実質的に障害物が無いようにバーナーアセンブリを取り外すことと、
排出管へ向かえられるように、流体が空洞によって実質的に不収容されるように流体を空洞に適用することと、を含む。
【0040】
本明細書において、バーベキュー台などの調理装置がさらに開示され、調理装置は、
少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管、および流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含む、本体と、
少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、
調理装置は、
バーナーアセンブリが空洞内のガスポートに取り付けられ、調理面が少なくとも部分的にその上に取り付けられる、調理モードと、
空洞が、実質的に障害物が無く、流体が排水管へ通過することで洗浄可能であるように、バーナーアセンブリおよび調理面は空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0041】
本明細書において、調理装置がさらに開示され、調理装置は、
熱源と、
熱源が位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管と、流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑で単元的な表面と、を含む、本体と、を備え、
調理装置は、
熱源が空洞内に取り付け可能であり、調理面が少なくとも部分的にその上に取り付けられる調理モードと、
空洞が、実質的に障害物が無く、流体が排水管へ通過することで洗浄可能であるように、熱源および調理面が空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0042】
本明細書において、バーベキュー台がさらに開示され、バーベキュー台は、
スタンドで支持された少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管と、流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な単元的な表面と、を含む、本体と、
少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、
バーナーアセンブリを空洞に解放可能に結合するために配置された磁気結合手段と、を備え、
調理装置は、
バーナーアセンブリは、スタンドが基部によって支持された状態で、磁気結合手段が結合された状態で、ガスポートに取り付けられ、調理面は少なくとも部分的にその上に取り付けられる、調理モードと、
実質的に障害物が無く、それによって流体が排水管へ通過することで洗浄可能である、実質的に平滑で単元的な表面を露出させるために、バーナーアセンブリおよび調理面は空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0043】
本明細書において、調理装置がさらに開示され、調理装置は、
少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管と、流体を排水管に向かわせるために形成された少なくとも1つの側壁および基部と、を含む、本体と、
少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、を含み、
調理装置は、
バーナーアセンブリがガスポートに取り付けられ、調理面は少なくとも部分的にその上に取り付けられている調理モードと、
空洞は実質的に障害物が無く、流体が排水管へ通過することで洗浄可能であるように、バーナーアセンブリおよび調理面は空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【0044】
本明細書において、調理装置がさらに開示され、調理装置は、
少なくとも1つのバーナーまたは木炭筐体を含むバーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリまたは木炭筐体が位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管と、流体を排水管に向かわせるように形成された少なくとも1つの側壁および基部と、を含む、本体と、
バーナーアセンブリにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、
ハンドシャワーまたはスクラバーに供給する温水または蒸気の供給源と、を含み、
調理装置は、
バーナーアセンブリはガスポートに取り付けられ、および調理面は少なくとも部分的にその上に取り付けられる、調理モードと、
空洞は実質的に障害物が無く、バーナーアセンブリ、調理面、空洞および付属品の洗浄中に流体が排水管に通過することで洗浄可能であるように、バーナーアセンブリおよび調理面が空洞から取り外し可能である清掃モードと、の間で構成可能である。
【0045】
本明細書において、調理装置がさらに開示され、調理装置は、
スタンドによって支持された少なくとも1つのバーナーを含むバーナーアセンブリと、
バーナーアセンブリが位置可能であり、調理面を少なくとも部分的に空洞の上に支持するように適合される空洞を含む本体であって、空洞は、排水管、および流体を排水管に向かわせるように配置された実質的に平滑な表面を含み、空洞は、磁気引力材料を含む、本体と、
少なくとも1つのバーナーにガスを提供するために本体に取り付けられたガスポートと、
バーナーアセンブリに備えられ、空洞の磁気引力材料と解放可能に結合するように配置された磁気結合手段と、を含み、
調理装置は、
バーナーアセンブリは、スタンドが磁気結合手段によって空洞に対して支持され、かつ位置する状態で、ガスポートに取り付けられ、調理面は少なくとも部分的にその上に取り付け可能である、調理モードと、
調理面およびバーナーアセンブリは、流体で清掃するために実質的に平滑な表面を露出させるために、磁気結合手段が結合解除された状態で、空洞から取り外し可能である、清掃モードと、の間で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
本発明の好ましい実施形態は、非限定的な例としてのみ、添付の図を参照することによって説明される。
【0047】
【
図1】フードを備えるバーベキュー台の形態で調理器具の実施形態を例証する上面斜視図である。
【
図2】
図1のバーベキュー台を例証する下側部斜視図である。
【
図3】調理面を示す、フードが取り外された状態での
図1のバーベキュー台を例証する上面図である。
【
図4】調理面が取り外された状態での
図1のバーベキュー台を例証する上面図である。
【
図5】追加の選択的な構成要素を備える
図1のバーベキュー台を例証する部品が分解された斜視図である。
【
図6】
図1のバーベキュー台を例証する上部が隠された詳細図である。
【
図7】追加の選択的な構成要素を備える
図1のバーベキュー台を例証する正面が隠された詳細図である。
【
図8】
図1のバーベキュー台を例証する端部が隠された詳細図である。
【
図9a】
図1のバーベキュー台を例証する側面断面図である。
【
図9b】様々な構成における
図1のバーベキュー台のガスポートおよびジェットの拡大図である。
【
図9c】様々な構成における
図1のバーベキュー台のガスポートおよびジェットの拡大図である。
【
図9d】様々な構成における
図1のバーベキュー台のガスポートおよびジェットの拡大図である。
【
図10】小型または携帯型バーベキュー台の形態の調理装置の第2の実施形態を例証する上面斜視図である。
【
図11】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する側面断面図である。
【
図12】
図11のバーベキュー台を例証する下側部斜視図である。
【
図13】バーベキュー台の木炭筐体を例証する上面斜視図である。
【
図14】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する上面斜視図である。
【
図15】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する上面斜視図である。
【
図16a】バーベキュー台の磁石ケージアセンブリを例証する拡大分解図である。
【
図16b】バーベキュー台の磁石ケージアセンブリを例証する拡大分解図である。
【
図17a】
図16aおよび16bに示される磁石ケージアセンブリを例証する側面図である。
【
図17b】
図16aおよび16bに示される磁石ケージアセンブリを例証する側面図である。
【
図18】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する上面斜視図である。
【
図19】バーベキュー台の単一のバーナーを例証する上面図である。
【
図20】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する正面が隠された詳細図である。
【
図21】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する部品が分解された斜視図である。
【
図22】バーベキュー台のさらなる実施形態を例証する正面が隠された詳細図である。
【
図23】キャンプ用調理器または業務用コンロの形態のバーベキューの実施形態を例証する上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
添付の図面の
図1~9dを参照すると、バーベキュー台12の形態の調理装置10の第1の実施形態が概略的に示される。バーベキュー台12は、熱源15が位置可能である空洞16を備えた本体14を含む。図示の実施形態では、熱源15は、バーナーアセンブリ17の形態である。しかしながら、以下でさらに詳細に考察されるように、他の好適な形態の熱源が提供され得ることが理解されるであろう。図示の実施形態では、ホットプレートまたはグリルなどの1つ以上の取り外し可能な調理面20が、熱源15の上に位置可能である。バーベキュー台12は、任意選択的に、1つ以上の取り外し可能な調理面20の下および熱源15の上に位置可能な火炎テイマー23(
図5を参照)を備えてもよい。火炎テイマー23は、空洞16における装着を容易にするために、対応する磁石(例えば、以下に説明する磁石58)と係合するための少なくとも1つの金属タブ23aを含んでもよい。取り外し可能なフード22が、空洞16を少なくとも部分的に覆う、または空洞16上を少なくとも部分的に延びるように本体14に取り付けられてもよい。バーベキュー台12の本体14は、空洞16を囲み、および支持するために1つ以上の部品から形成されてもよく、ならびに、制御ノブ19および取り外し可能なフード22を支持するように適合されてもよい。
【0049】
空洞16は、1つ以上の側壁26と、基部28と、を含む。好ましくは、基部28は、排出管32を提供する開口30を含む。空洞16は、実質的に単元的な部分として形成され得、その結果、側壁26および基部28は、流体を排出管32に向かわせるように配置された実質的に平滑な単元的な表面34を提供する。好ましい形態では、実質的に平滑な単元的な表面34は、多量の流体を排出管32に向かわせるように配置されている。側壁26と基部28との間の接合部または角31は、丸みを帯びてもよく、または湾曲してもよいことが理解されよう。空洞16は、限定されないが、成形するために圧入され得るステンレス鋼などの金属などの単一の材料片から形成されてもよい。他の例では、金属はマグネシウム合金またはアルミニウムであってもよい。好ましい形態では、金属は非フェライト金属である。他の形態では、空洞16はまた、好ましくは耐熱性および耐久性のある単一の非金属材料(例えば、炭素繊維)から形成されてもよい。空洞16の形状は、これらに限定されないが、正方形、円形、または長方形であってもよい。空洞16は、熱を反射するように適合されてもよく、成形されてもよく、または本質的に適合されてもよい。
【0050】
空洞16は、リム36(
図1および
図9aを参照)を有してもよく、その上に、取り外し可能な調理面20が位置可能である。リム36は、丸みを帯びてもよく、または湾曲してもよい。空洞16はまた、好ましくは側壁26内または側壁26において、調理面20に向かっておよび調理面20の下に位置する、1つ以上の換気口38を含んでもよい。一形態では、空洞16は、1つ以上のガス入口またはポート42が延びるガスポート開口40を含んでもよく、ガスポート42へのガスの流れは、好ましくは、制御ノブ19によって制御可能である。限定されないが、1つ以上のレバー、ボタン、スイッチなど、ガスポート42へのガスの流れを制御するために、他のコントローラまたはアクチュエータが提供されてもよいことが理解されよう。リム36はまた、空洞16との単一の部品として形成されてもよい。リム36は、調理面20および/またはフード22に接続するように磁石72を支持してもよい。本体14は、流体を空洞16に向かわせるように成形された側面またはトレイ61を含んでもよい。一形態では、側面またはトレイ61は、トレイ上の流体を空洞16に向かわせるように、キャビティ16に向かって延び、およびキャビティ16に向かって傾斜または傾いている。側面またはトレイ61と空洞16との間の接合部は、湾曲していてもよく、または丸みを帯びていてもよい。いくつかの例では、側面またはトレイ61はまた、空洞16との単一の部品として形成されてもよい。
【0051】
図示の実施形態では、バーナーアセンブリ17は、ガスポート42のうちの関連する1つと解放可能に結合するように適合された管状形状を有する少なくとも1つのバーナー44を含む。図示の実施形態では、バーナー44は、バーナー44が取り付けられた、または組み立てられた状態で基部28の上の空洞16に横方向に広がるようにバーナー44を配置するように配置された少なくとも1つのスタンド46を含む。上で考察されたように、図示の実施形態では、熱源15は、ガスを燃焼するように適合されたバーナーアセンブリ17であるが、他の形態の熱源が使用されてもよい。例えば、熱源15は、単一の木炭箱、筐体、バスケットまたはトレイ、または木炭箱、筐体、バスケット、またはトレイとバーナーアセンブリ17との組み合わせであってもよい。これらの代替の配置については、以下でさらに詳細に説明される。熱源が木炭箱、筐体、バスケットまたはトレイである例では、木炭箱、筐体、バスケット、またはトレイは、燃焼される木を支持するように適合され、およびいくつかの例では、木炭箱、筐体、バスケット、またはトレイは、木炭箱、筐体、バスケット、またはトレイに支持された木炭が、ガスポート42によって供給されるガスで点火可能であり得るように配置されてもよい。したがって、熱源15は、バーナーアセンブリ17、木炭箱、筐体、バスケット、トレイなどの異なる種類の熱源間で交換可能であってもよいことが理解されよう。例えば、バーナーアセンブリまたは木炭箱、筐体、バスケット、またはトレイなどの熱源15は、以下でさらに詳細に説明される磁気結合手段によって必ずしも空洞に結合される必要がない場合があることが理解されよう。例えば、熱源15は、空洞16の側壁26または基部28の中または上にある浅い位置決め溝、窪み、または開口などの他の好適な係合手段によって空洞内に位置可能であるように適合されてもよい。熱源15は、代替的に、必ずしも強固な位置決め手段を有さずに、空洞内に単に在るように適合されてもよい。熱源15は、例えば、使用中に空洞16内に位置可能であるように、空洞16に圧入されるように適合されてもよい。
【0052】
図示の実施形態では、および
図4に最もよく示されているように、2つのバーナーアセンブリ17が提供され、各バーナーアセンブリ17は、支柱(接続部材)48によって接続された(管の形態の)2つの平行バーナー44を含んでもよく(
図5を参照)、および2つのスタンド46が各バーナー44から延びて、基部28の上に位置する。スタンド46の各々は、スタンド46を基部28に配置し、および留めるために、結合手段50によって留められるように適合されてもよい。支柱48は、バーナーアセンブリ17の取り外しの容易さを可能にするために、少なくとも取っ手49を提供してもよい。
【0053】
結合手段50は、基部28の結合位置54でスタンド46を引き付け、および留めるように位置する1つ以上の磁気要素52を含む。より具体的には、図示の実施形態では、結合手段50は、結合位置54で基部28において、または基部28の下に位置する一連の離間した磁石55を含み、およびスタンド46は各々が、一連の磁石55に磁気的に引き付けるように適合された足部56を備える脚部53を含む。脚部53は、1つ以上の磁気要素52と同じ(または概して同様の)距離で離間されており、その結果、バーナーアセンブリ17は、好ましい取り付け位置に引き寄せられ、1つ以上の磁気要素52と自己位置決めする。しかしながら、離間された磁石を有する結合手段は、本体14または空洞16上の任意の好適な位置に位置してもよいことが理解されよう。
【0054】
より詳細には、脚部53および/または足部56は、限定されないが、フェライト系ステンレス鋼443などのフェライト系金属で全体または一部が作製されてもよい。一連の磁石55は、任意の好適な磁石であってもよいが、好ましくは希土類磁石である。いくつかの例では、(
図12および14に最もよく示されるように、)結合手段50の構成は、磁気要素22を搬送する脚部53と、磁気引力材料220を含む空洞16とが逆にされ得ることができることに留意されたい。本明細書では、両方の例が企図される。
【0055】
上記の構成は、バーナーアセンブリ17が、結合手段50を解放し、およびガスポート42を結合解除することによって、取っ手49を介して手動で取り外し可能であり得る構成である。結合手段50は、この場合は磁性であり、空洞16が比較的障害物のない状態を維持することを可能にし、実質的に平滑で、および丸みを帯びた単元的な表面34を提供する。したがって、バーナーアセンブリ17が取り外されると、空洞16は、排出管32に向かわされた例えば水などの流体での清掃のために容易にアクセスされ得る。この場合、磁気である結合手段50は、バーナーアセンブリ17の簡単な工具なしの取り外しも可能にし、およびスタンド46および一連の磁石55の配置は、バーナーアセンブリ17が取り付けられたときに実質的に自己位置決めすることを可能にする。
【0056】
図5を参照すると、調理装置10は、ロティサリーロッド(図示せず)に結合可能な一対のロティサリースタンド94およびロティサリーモーター95を任意選択的に含んでもよいことが理解されよう。ロティサリーモーター95は、ロティサリーロッドの回転を駆動して、ロッドに取り付けられた食品を調理するように動作可能であってもよい。ロティサリースタンド94、モーター95、または他の付属品は、1つ以上の磁石59を介して本体14(例えば、表面61)に結合されてもよい。上で考察されたように、火炎テイマー23の1つまたは複数の金属タブ23aを本体14に結合するように、1つ以上の磁石58が利用されてもよい。上記の磁石55、または磁石58、または磁石59を含む結合手段50の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに統合されてもよいことが理解されよう。
【0057】
バーベキュー台12は、流体、特に多量の流体(清掃流体など)を排水管32から収集点64を提供するリザーバ62に向かわせるように配置されたチャネル60をさらに含んでもよい。
図7に示される実施形態では、リザーバ62は、大きなタンクまたはバケツとして示されるが、リザーバ62は、流体を収容するための任意の好適なサイズまたは形状であり得ることが理解される。リザーバ62はまた、リザーバ62の上部開口部を覆うためのカバーまたはシュラウド65を含んでもよい。チャネル60は、基部28に解放可能に結合されてもよく、および本体14の片側に向かって延びてもよい。限定されないが、チャネル60、バーナーアセンブリ17、または調理面20などの調理装置10の様々な構成要素は、清掃の目的で食器洗い機に合致するのに好適なサイズおよび/または形状であり得ることが理解されよう。取り外し可能なフード22はまた、本体14に接続されたさらなる磁気要素72と、フード22に枢動可能に接続された磁気引力接続タブ74と、をさらに含むさらなる結合手段70によって接続されてもよい。
【0058】
清掃を補助するために、調理装置10は、空洞16内または空洞16に近接して位置する水出口などによって空洞16に水を提供するように配置された水源(例えば、
図7に示される温水モジュール80)、または手動シャワー、スクラバー、ジェットまたは同様のものなどの手動操作可能な水源82を含んでもよい。
図7に示される実施形態では、手動操作可能な水源82は、温水モジュール80に接続されたある長さのホース83を備える手動噴霧器またはシャワーである。したがって、手動操作可能な水源82は、バーベキュー台12の清掃を補助するために作動されたときに温水が供給されてもよい。温水モジュール80は、加熱された水を空洞16に供給するために組み込まれた瞬間温水加熱器の形態であってもよい。温水モジュール80はまた、スチーマーユニットの形態であってもよく、および外部から電力を供給されてもよい。温水モジュール80は、バーナーと同じガス供給または電気などの代替エネルギー源で供給されてもよい。例えば、および
図7にも示されるように、調理装置10は、調節器86およびスプリッタホース88を備えるガスボンベ84を含んでもよい。スプリッタホース88の第1の端部90は、空洞16(例えば、バーベキュー台12のガスマニホールド)に接続され、スプリッタホース88の第2の端部92は、温水モジュール80に接続される。温水モジュール80は、ホース取付具または入口89または他の接続手段を介して、例えば、庭の蛇口などの家庭用給水に冷水で供給されてもよい。上記の温水モジュールおよび手動操作可能な水源などの水源の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化され得ることが理解されよう。
【0059】
図9b、9cおよび9dを参照すると、ガスポート42およびガスポート42のジェットは、空洞16に対して様々な構成または位置で示される。
図9bでは、ガスポート42およびジェットが、空洞16の側壁26を通って突出していることが示される。
図9cでは、ガスポート42およびジェットは、空洞16の側壁26と同一平面上に示される。この配置では、カバー98aのような「のぞき穴」が提供され、「のぞき穴」は、空洞16の側壁26のガスポート開口40よりわずかに大きく、ならびに、開口40の上のアンカー点98bから旋回し、および自己重力下で開口40の周りに自己位置決めする。
図9dでは、ガスポート42およびジェットは、空洞16の側壁26の外部にあるように示される。この配置では、フラップ99aが提供され、フラップ99aは空洞16の側壁26におけるガスポート開口40よりもわずかに大きく、ばね懸架式であってもよく、またはばね懸架式でなくてもよいヒンジ99bを備え、その結果、熱源15が取り外されると、フラップ99aは重力下で自己閉鎖し、ガスポート開口40を閉じる。他の配置(図示せず)では、フラップ99aは、空洞16の内側に位置してもよく、および手動で持ち上げられてもよい。上記のフラップまたはカバーの目的は、熱源15が空洞から取り外されるときに、調理装置の清掃モード中の漏れまたは過剰噴霧を少なくとも防止することである。上記のフラップまたはカバーの概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0060】
この例ではバーベキュー台12である調理装置10は、
図1に示されるバーベキュー台12または
図10に示される単一のバーナーアセンブリ117のみを含み得るより小さなバーベキュー台112などの異なるサイズ、形状および構成で提供されてもよい。両方の例の全体的な機能は類似し、類似の番号は類似の部品を示すために使用され、ここで再度説明されない。
【0061】
使用中、調理装置10は、調理モードと清掃モードとの間で再構成可能である。調理モードでは、熱源15(例えば、上記のバーナーアセンブリ17)は、ガスポート42と流体連絡するように取り付けられ、ならびに結合手段50と所定の位置に位置し、および結合される。必要に応じて、調理面20も取り付けられてもよく、ならびにフード22も結合されてもよく、および閉じられてもよい。
【0062】
清掃モードでは、必要に応じて、フード22が開かれてもよく、および取り外されてもよい。熱源15(例えば、上記のバーナーアセンブリ17)は、使用者がハンドル49を握り、およびバーナーアセンブリ17を引っ張って結合手段50の磁力を解放することによって、工具を使用せずに取り外されてもよく、ガスポート42は、また、同じ動作を使用して結合解除される。すると、空洞16は実質的に障害物が無く、排水管32に向かわせられた、例えば水などの流体での清掃のために容易にアクセスされ得る。バーナーアセンブリ17が取り外された清掃モードでは、調理面20は空洞16内に配置され、およびその場で清掃され得ることに留意されたい。
【0063】
添付図面の
図11を参照すると、上記の調理装置10とほぼ同じ方式で動作する調理装置200の代替の実施形態が概略的に示され、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、上記の換気口38が除去され、代わりに、空洞16が2つの部分に分割される、または分離される。空洞16の下部202は、空洞16の上部204よりもわずかに大きく、および上部204から分離されている。空洞16の下部202は、下部202をバーベキュー本体14の側壁208に接続するために、各側に少なくとも2つのロッドまたはバーまたはリベット206を備え、それによって下部202を所定の位置に保持する。間隙210が、下部および上部202および204の周囲間または円周間に作成される。好ましい形態では、間隙210は、上部204の全周または円周の周りに延びる幅約15mmの空隙である。代替的には、間隙210は、調理装置200の設計要件に応じて、約10mm~20mmの間の幅を有してもよい。間隙210は、少なくとも二次空気の空洞16への侵入を容易にしてもよく、およびそれによって、空洞16の燃焼および換気を補助する。下部202の上リップは、上部204の下リップの上に配置されることが理解されよう。上記の下部202、上部204、および間隙210の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つと一体化されてもよいことが理解されよう。
【0064】
図11では、調理装置200は、空洞16の下部202の周りに配置され(または、空洞16の側壁26に配置され)、および通電回路209に接続された誘導(一次)コイル214を備えて示される。二次コイル213は、空洞16内に提供されてもよく、および一次コイル214と取り外し可能に整列するように配置されてもよい。二次コイル213は、例えば、バーナーアセンブリ(
図11には示されない)などの熱源15上に配置されたスパークプローブ218、および空洞16またはバーナーアセンブリ上のアースポイント212に接続される。他の追加の構成要素が一次コイル214または二次コイル213に接続されてもよいことが想定される。通電回路209は、外部電力を供給されてもよく、または代替的に電池によって電力を供給されてもよい。通電回路209が(例えば、ボタンによって)作動されると、通電回路209は、一次コイル214を励起し、次に、二次コイル213を励起し、次に、小さなスパークを生成して、バーナーアセンブリから入ってくるガスに点火する。このコイルおよび通電回路の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0065】
図12に示される実施形態では、上記の離間された磁石55の各々が取り外され、およびフェライト金属220のより小さな平板と交換される。好適な金属は、例えば、鋼を含む。これらの金属220の平板は、
図13に例証されるように木炭バスケット214のスタンド46、または
図14に示されるようにバーナーアセンブリ17のスタンド46上に配置された磁石222と結合可能であると想定される。上記の金属220の平板の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0066】
図13に示される実施形態では、熱源15は、一体化されたガスバーナー44を有する木炭筐体、箱、バスケット、またはトレイ230の形態で示される。いくつかの実施形態(図示せず)では、木炭筐体、箱、バスケット、またはトレイ230は、必ずしも一体化されたガスバーナー44を含む必要はなく、および手動で点火される木炭または燃料を保持するように単に適合されてもよい。木炭筐体、箱、バスケットまたはトレイ230は、好ましくは、空気の流れを容易にするための複数の穿孔または穴と、空洞16への結合を容易にするための1つ以上のスタンド46と、を含む。スタンド46は、磁石55との結合手段50または磁石326(以下でさらに詳細に説明されるように、磁石ケージ320アセンブリ内)を引き付けるように、フェライト材料で形成されてもよい。代替的に、スタンド46は各々が磁石222を含んでもよく、したがって、空洞16の側壁26または基部28の一部、または空洞16の側壁26または基部28の反対側に位置する金属220の平板のいずれかとしてフェライト材料に引き付けられてもよい。上記の木炭筐体、箱、バスケットまたはトレイ230の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0067】
図14に示される実施形態では、バーベキュー台12は、調理面20が取り外され、磁石222がバーナー44のスタンド46の端部に封入された、または取り付けられた状態で示される。この実施形態では、手動操作可能な水源82、および空洞16内に排出するように適合された側部トレイ61も示される。この実施形態では、上記のバーナーアセンブリと同様の2つのバーナーアセンブリ17も示され、ならびに、この実施形態では、バーナー44のスタンド46は各々が、基部28に、または基部の下に位置し、および上記のような金属220の平板のうちの関連付けられた1つに結合可能な磁石222を含む。
図14はまた、以下でさらに詳細に説明されるように、磁石ケースアセンブリ320を示す。
【0068】
添付の図面の
図15を参照すると、調理装置300の代替の実施形態が概略的に示され、調理装置300の代替もまた、上記の調理装置10および200とほぼ同じ方式で動作し、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、バーベキュー台312の形態の調理装置300は、第1の空洞316aおよび第2の空洞316bの形態の二重空洞を備える本体314を含む。金属のストリップまたはブリッジ318が、空洞316aおよび316bの間に位置し、空洞316aおよび316bを分離している。ストリップまたはブリッジ318は、丸みを帯びてもよく、または湾曲してもよい。ストリップまたはブリッジ318はまた、空洞316aと316bとの間の調理面20の移動(例えば、スライドによる)を容易にする。図示の実施形態では、木炭筐体、箱、バスケット、またはトレイ230(
図13を参照して上で説明したように)は、(バーナーアセンブリ17の代わりに)第1の空洞316aに位置可能であり、第2の空洞316bは、バーナーアセンブリ17を備える。木炭筐体、箱、バスケットまたはトレイ230およびバーナーアセンブリ17の配置は、必ずしも図面に示されているものに限定されないことがあり得、および使用者の要件に応じて交換可能であってもよいことが理解されよう。例えば、第1および第2の空洞316aおよび316bの各々は、各々が木炭筐体、箱、バスケットまたはトレイ230を備えてもよく、または代替的に各々がバーナーアセンブリ17を備えてもよい。したがって、この実施形態は、木炭およびガスで同時に調理することができるシステムのモジュール性、および二重空洞構成の利点を実証している。好ましい形態では、複数の空洞の各々は、単一の単元的な金属構造で形成される。一形態では、複数の空洞は、各空洞に関連付けられた排出管を含む。別の形態では、複数の空洞は、共通の排出管(例えば、
図14および15に示されるような排出管32)を含む。
【0069】
図16aおよび
図16bには、例えばチューブ321の形態の筐体と、管321を基部28または空洞16の側壁26または側部トレイ61に固定するためのスポット溶接タブまたは保持ラグ322などの固定手段とを含む磁石ケージアセンブリ320が示される。磁石ケージアセンブリ320はまた、割りピンまたはコッターピン324などの保持ピンと、磁石326と、磁石326上のカバーまたは層328である熱保護部分と、を含む。一形態では、磁石326は、磁石326の過度の加熱による磁気の損失を防止するための耐熱断熱を提供するために、熱保護部分、カバーまたは層328で少なくとも部分的に被覆されるか、または覆われる。別の形態では、磁石326は、熱保護部分、カバー、または層328によって完全に被覆されるか、または覆われる。磁石326を除いて、磁石ケージアセンブリ320の様々な構成要素は、好ましくは非磁性材料で形成されることが理解されよう。上記の磁石ケージアセンブリ320の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0070】
図17aおよび17bを参照すると、磁石ケージアセンブリ320の側面断面図が概略的に示され、または空洞16の外部、例えば、空洞16の基部28の下側部または側壁26の外面に取り付けられている。
図17aに示される実施形態では、熱源15のスタンド46は、磁石ケージ320の磁石326を介して基部28に結合される、または係合される。
図17bに示される実施形態では、熱源15のスタンド46は、基部28から結合解除され、または係合解除され、および磁石326は、基部28から離れた距離だけ変位させられる。好ましい形態では、磁石326は、約10mmの距離だけ基部28から変位させられるが、磁石236が変位させられる距離は、磁石ケージアセンブリ320のサイズに応じて、より大きく、またはより小さくあり得ることが理解されるであろう。図示の実施形態では、保持ピン324は、磁石326を管321内の所定の位置に保持する。空洞16の基部28または側壁26からの磁石326の変位は、少なくとも磁石326がより低温のままであることを可能にし、また、少なくともその磁場が空洞16の基部28または側壁26に及ぼす影響を低減することができることが理解されよう。上記の結合手段と同様に、空洞16の外側への磁石ケージアセンブリ320の配置は、空洞16からの破片または流体が容易に洗浄されることを可能にする。
【0071】
添付の図面の
図18を参照すると、調理装置400の代替の実施形態が概略的に示され、調理装置400もまた、上記の調理装置10、200、および300とほぼ同じ方式で動作し、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、バーベキュー台412の形態の調理装置400は、第1の空洞416aおよび第2の空洞416bの形態の二重空洞を備える本体414を含む。金属のストリップまたはブリッジ418が、空洞416aおよび416bの間に位置し、空洞416aおよび416bを分離している。ストリップまたはブリッジ418は、丸みを帯びてもよく、または湾曲してもよい。ストリップまたはブリッジ418はまた、空洞416aと416bとの間の調理面20の移動(例えば、スライドによる)を容易にする。図示の実施形態では、第1の空洞416aは、オープングリルプレート420を備える。さらに、第2の空洞416bは、(熱源15が空洞416bから取り外されると)持ち上げられてもよく、およびホットプレート422が清掃モード中の液体の排出を補助するために、上向きに延びる位置に保持され得るように空洞416bの側面の溝または窪み424に挿入されてもよいホットプレート422を備える。好ましい形態では、溝または窪み424は湾曲しており、ならびにホットプレートが上方に、および垂直から約20度延びることを可能にするが、湾曲した溝または窪み424は、ホットプレート424(または任意の他の調理面)を清掃に好適な角度で保持してもよいことが理解されるであろう。溝または窪み424は、空洞16の壁に形成され得るか、または空洞16の壁から突出する押し出し425によって規定され得る。調理装置400の他の任意の付属品を保持するために湾曲した溝または窪み424が使用されてもよいことが理解されよう。図示の実施形態では、スプラッシュバックアクセサリ426は、バーベキュー台412の背面および側面の周囲の周りに延在し、1つ以上の磁石ケージアセンブリ320などの上記の1つ以上の磁気結合手段によって所定の位置に保持される。ユーティリティトレイアクセサリ427がまた、上記のような1つ以上の磁石ケージアセンブリ320などの上記の結合手段のいずれか1つを使用して、バーベキュー台412の本体414に提供されてもよく、および結合されてもよい。
【0072】
図19において、スタンド46と同じ高さで、またはほぼ同じ高さでバーナー44の下に吊り下げられた誘導コイル430を有する単一のバーナー44の実施形態が概略的に示される。コイルの第1の(外)端部432は、接地点434を介して空洞16の基部28または側壁26と接触し、および磁石によって所定の位置に保持される。代替的には、接地点434は、バーナー44のスタンド46の1つ、またはバーナー44自体の本体に固定されてもよい。コイル430の中心にある導体は、例えば、バーナー管44の側面に装着され、セラミックカラー438などの絶縁部分を有するスパークプローブ436まで延在し、およびプローブ436は、好ましくは、ガス孔の近くの管44の表面から約3mmの距離に位置する。しかしながら、プローブ436は、調理装置の設計要件に応じて、管44の表面から任意の好適な距離に位置してもよいことが理解されよう。上記の誘導コイル430および関連付けられた構成要素の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0073】
図20において、また上記の調理装置10、200、300および400とほぼ同じ方式で動作する調理装置500の変形例が概略的に示され、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、チャネル60およびリザーバ62が取り外され、調理装置500は、大型内部水溜め部502、フィルタ504、ポンプ506、切換弁またはソレノイド508、噴霧ソレノイド510、コントローラ512、および噴霧ジェット514、とともに上記の温水モジュール80を備える。内部水溜め部502は、空洞16から排出される流体(清掃流体など)を収集する。調理装置500はまた、温水モジュール80に供給するための上記のホースフィッティング89とともに、温水モジュール80にガスを供給するための上記のガスボンベ84を備える。この実施形態では、外部電源または内部電源が使用され、その結果、コントローラユニット512は水の流れを制御して、調理面および/またはバーナーならびに調理装置500の他の構成要素を洗浄するための清掃サイクルを自動化することが理解されよう。溜め部502は、「完全に溜まっている」または「蓋が閉まっている」などの1つ以上の溜め状況を示すためのセンサ(図示せず)を含んでもよい。噴霧ジェット514はまた、追加的に、または代替的に、清掃を容易にするために空洞16の内部に一体化されてもよい。内部水溜め部502、フィルタ504、ポンプ506、および上記の関連付けられた構成要素を用いた自動清掃の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。いくつかの実施形態では、溜め部502は必要とされない場合があり、空洞16から排出される清掃液は、単に外部に廃棄されること、および再利用されないことが可能になることも理解されよう。
【0074】
図21において、また上記の調理装置10、200、300、400および500とほぼ同じ方式で動作する調理装置600の変形例が概略的に示され、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、上記の様々な構成要素は、同じ調理装置600の一部として示され、これらの構成要素のいずれか1つ以上が、記載された他の構成要素と追加されてもよく、除去されてもよく、または交換されてもよいことが想定される。この図示の実施形態では、所定の位置に固定された磁石55の混合配置が示され、または代替的に、磁石ケージアセンブリ320が、調理面20および/または他の付属品(火炎テイマー23、バーナー44、フード22、およびフードブラケット74、ロティサリースタンド94およびロティサリーモーター95など)を磁気的に所定の位置に保持するために使用されてもよい。
【0075】
図22において、上記の調理装置10、200、300、400、500、および600とほぼ同じ方式で動作する調理装置700のさらなる変形例が概略的に示され、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、内部HHO生成機702は、空洞16のガスマニホールドにガスを供給するためのものである。上記の温水モジュール80はまた、HHO生成機によって供給される、または電気加熱ユニットであり得る。図示の実施形態では、2つの空洞716aおよび716bが示され、2つの空洞716aおよび716bは、共通の上部レールまたは縁部720を共有し、調理面20の1つの空洞から別の空洞への移動を可能にする。2つの空洞716aおよび716bはまた、個別の排水管32aおよび32bを有し、排水管32aおよび32bは、流体をリザーバ72に向かわせるために共通のチャネル60内に排水する。この配置はまた、過剰なガスまたは煙を希釈するための換気を容易にするため、ならびに二次空気の開放流を容易にするための空隙を作成する。リザーバ62は、上記のカバーまたはシュラウド65によって覆われてもよく、カバーまたはシュラウド65はまた、上記の磁石ケージアセンブリ320で所定の位置に保持され得る。上記の内部HHO生成機702および関連付けられた構成要素の概念は、本明細書に記載の調理装置の実施形態のいずれか1つに一体化されてもよいことが理解されよう。
【0076】
図23において、また上記の調理装置10、200、300、400、500、600および700とほぼ同じ方式で動作する調理装置800のさらなる変形例が概略的に示され、同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用される。この実施形態では、調理装置800は、キャンプ用調理器または業務用厨房コンロの形態であり、異なるサイズおよび形状のバーナー802および804が、例えば、上記のバーナー44と交換され得る方法を例証する。さらに、空洞16上の調理鍋またはフライパンの使用を容易にするために上記の調理面20の代わりに鍋スタンド806が使用されてもよい。調理装置800をキャンプ用キッチンとして有する場合、まず調理を行うために調理装置800が使用されてもよく、次にバーナーが取り外されてもよく、および鍋、フライパンおよび皿を洗浄するために装置800が使用されてもよく、次に、バーナー、調理面、側面を清掃するために使用されてもよいことが理解されよう。
【0077】
上記の調理装置の様々な形態は、以下の利点のうちの1つ以上を有してもよい。例えば、バーナーアセンブリ17または木炭箱、筐体、バスケットまたはトレイ230などの熱源15の取り外しの容易さ、およびまた、排出管32を備えた空洞16の平滑で障害物のない形状は、少なくとも、空洞16が簡単かつ効率的に清掃されることを可能にし得る。空洞の平滑な内面はまた、砂利などの物質を蓄積する可能性が低く、それにより、対象の調理装置は、より少ない清掃を少なくとも必要とし得る。また、フード、ロティサリー、スプラッシュバックなどの他の付属品の取り外しの容易さ、および空洞16に向かって排出される作業面および周囲の縁の平滑な障害物のない形状は、少なくともこれらの表面が容易かつ効率的に清掃されることを可能にし得る。空洞を囲む表面はまた、砂利などの物質を蓄積する可能性が低く、それにより対象の調理装置は、より少ない清掃を必要とし得る。さらに、調理装置および上記の様々な構成要素は、(調理装置が良好な状態により維持しやすいため)より長持ちし、および(調理装置が従来のバーベキュー台のように頻繁に交換される必要がないため)より環境に優しい配置を可能にし得る。調理装置がキャンプ用調理器の形態である配置では、調理装置が少なくとも2つの目的を有し得る(即ち、調理するために使用され、また調理面、バーナーおよび付属品だけでなく調理器具や食器を清掃するために使用され得る)という追加の利点がある。
【0078】
本明細書および以下の特許請求の範囲を通じて、文脈上別段の必要がない限り、「備える」という単語、および「備える」および「備えている」などの変形は、述べられた整数または整数のステップまたはグループを含むことを隠喩するが、他の整数または整数のステップまたはグループまたはステップの除外を隠喩しないことがと理解されるであろう。
【0079】
本明細書におけるいずれの既知の事項またはいずれの先行技術の刊行物の参照も、その既知の事項または先行技術の刊行物がこの明細書が関係する分野における共通の一般的知識の一部を形成せず、および形成するものととられるべきではない。
【0080】
本発明の特定の例が説明されてきたが、本発明は、本明細書に開示された、または本明細書に提供された開示から明らかな特徴の代替の組み合わせにまで及ぶことが理解される。
【0081】
開示された本発明の範囲およびから逸脱することなく、または本明細書で提供される開示から明らかな多くの、および様々な修正が、当業者には明らかであろう。
【国際調査報告】