(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-05
(54)【発明の名称】PDCCH監視方法および装置、ならびに記憶媒体および端末
(51)【国際特許分類】
H04W 72/20 20230101AFI20221223BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20221223BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/04 131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022526412
(86)(22)【出願日】2020-09-17
(85)【翻訳文提出日】2022-07-08
(86)【国際出願番号】 CN2020115713
(87)【国際公開番号】W WO2021088522
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】201911097503.4
(32)【優先日】2019-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519364624
【氏名又は名称】展訊通信(上海)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Spreadtrum Communications (Shanghai) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Spreadtrum Center, Building No. 1, Lane 2288 Zuchongzhi Road, China (Shanghai) Pilot Free Trade Zone, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】周 化雨
(72)【発明者】
【氏名】潘 振崗
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC04
5K067DD34
5K067EE02
(57)【要約】
PDCCH監視方法および装置、ならびに記憶媒体および端末が提供される。本方法は、第1のクラスのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内のCCE番号をカスケードすることによって形成されたリソース内のPDCCH、を監視することを含む。本発明の実施形態で提供される技術的解決策によって、PDCCHカバレッジ拡張を実現することが可能になる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視方法であって、
第1のタイプの制御リソースセット(CORESET)内のPDCCH、または制御チャネル要素(CCE)インデックスが複数のCORESET内で連結されているリソース内のPDCCH、を監視することを含む、方法。
【請求項2】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
CCEは、6つのリソース要素グループ(REG)を含む1つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
CCEは、12個のREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は11である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
CCEは、11個のREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は9である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
CCEは、各REGバンドルに9つのREGを含む1つまたは2つのREGバンドルを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
CCEは、4つのREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
CCEは、8つのREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
CCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
CCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16である、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
CCEは、各REGバンドルに16個のREGを含む3つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む12個のREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む24個のREGバンドルを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は18である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は2であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは3つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは6つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は3であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは3つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されている前記リソースは、前記複数のCORESET内でCCEの番号が順次に配置されているリソースである、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
候補PDCCHは、CCEインデックスが前記複数のCORESET内で連結されている前記リソース内に、1つまたは複数のCCEを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視装置であって、
第1のタイプの制御リソースセット(CORESET)内のPDCCH、または制御チャネル要素(CCE)インデックスが複数のCORESET内で連結されているリソース内のPDCCH、を監視するように構成された監視回路を含む、装置。
【請求項43】
コンピュータ命令が格納された記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が実行されると、請求項1から41のいずれか一項に記載の方法が実行される、記憶媒体。
【請求項44】
メモリおよびプロセッサを含む端末であって、前記メモリは、コンピュータ命令を格納し、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、請求項1から41のいずれか一項に記載の方法が実行される、端末。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年11月8日に出願された「PDCCH監視方法および装置、記憶媒体および端末」という名称の中国特許出願第2019110975034号の優先権を主張し、その開示全体を参照により本明細書に援用する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に、無線通信技術分野に関し、より詳細には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視方法および装置、記憶媒体および端末に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))標準化団体は、第5世代移動通信(5G)新無線(NR)システムに関する研究を行っている。将来のNR規格は、狭帯域ユーザ機器(UE)、すなわち帯域幅が100MHz未満のUEをサポートすることができる。このタイプのUEは、マシンタイプ通信(MTC)またはモノのインターネット(IoT)のために使用され得る。さらに、NR規格は、ライセンス高帯域シナリオまたはアンライセンス高帯域シナリオでも使用することができる。
【0004】
5G NR通信では、異なる通信シナリオに対してPDCCHの信号送信および受信を最適化する必要があるかどうかについて、さらなる研究が必要である。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施形態は、最適化されたPDCCH監視解決策を提供し得る。
【0006】
本開示の一実施形態では、PDCCH監視方法が提供され、本方法は、第1のタイプの制御リソースセット(CORESET)内のPDCCH、または制御チャネル要素(CCE)インデックスが複数のCORESET内で連結されているリソース内のPDCCH、を監視することを含む。
【0007】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である。
【0008】
任意選択で、CCEは、6つのリソース要素グループ(REG)を含む1つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含む。
【0009】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。
【0010】
任意選択で、CCEは、12個のREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0011】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は11である。
【0012】
任意選択で、CCEは、11個のREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0013】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は9である。
【0014】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに9つのREGを含む1つまたは2つのREGバンドルを含む。
【0015】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。
【0016】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0017】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。
【0018】
任意選択で、CCEは、4つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0019】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。
【0020】
任意選択で、CCEは、8つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0021】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。
【0022】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む。
【0023】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。
【0024】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む6つのREGバンドルを含む。
【0025】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。
【0026】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む。
【0027】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。
【0028】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含む。
【0029】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16である。
【0030】
任意選択で、CCEは、各REGバンドルに16個のREGを含む3つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む12個のREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む24個のREGバンドルを含む。
【0031】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は18である。
【0032】
任意選択で、CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0033】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は2であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む。
【0034】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む。
【0035】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは3つのREGを含む。
【0036】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む。
【0037】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは2つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは6つのREGを含む。
【0038】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は3であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む。
【0039】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む。
【0040】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは3つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む。
【0041】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは1つのREGを含む。
【0042】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは2つのREGを含む。
【0043】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは3つのREGを含む。
【0044】
任意選択で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16であり、REGは4つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しく、REGバンドルは4つのREGを含む。
【0045】
任意選択で、複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソースは、複数のCORESET内でCCEのインデックスが順次に配置されているリソースである。
【0046】
任意選択で、候補PDCCHは、複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内に、1つまたは複数のCCEを含む。
【0047】
本開示の一実施形態では、PDCCH監視装置が提供され、装置は、第1のタイプのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内のPDCCH、を監視するように構成された監視回路を含む。
【0048】
本開示の一実施形態では、コンピュータ命令を格納した記憶媒体が提供され、コンピュータ命令が実行されると、上記の方法が実行される。
【0049】
本開示の一実施形態では、メモリおよびプロセッサを含む端末が提供され、メモリは、その内部にコンピュータ命令を格納しており、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の方法が実行される。
【0050】
本開示の実施形態は、以下の利点を提供し得る。
【0051】
本開示の実施形態では、PDCCH監視方法が提供され、本方法は、第1のタイプのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内のPDCCH、を監視することを含む。本開示の実施形態では、CORESETのリソースを増やす(例えば、CORESET内のリソースブロックの数を増やす)ことにより、PDCCHカバレッジが拡張され、これにより、高周波数ライセンス周波数帯域通信、高周波数アンライセンス周波数帯域通信、またはIoT通信、などのシナリオにおける端末によるPDCCH受信の成功確率が向上することになる。
【0052】
さらに、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である。本開示の実施形態では、CORESET内のシンボルの数を増やすことにより、PDCCHの干渉防止能力が向上し、またPDCCHカバレッジがさらに拡張され、これにより、高周波数ライセンス周波数帯域通信、高周波数アンライセンス周波数帯域通信、またはIoT通信、などのシナリオにおける端末によるPDCCH受信の成功確率が向上することになる。
【0053】
さらに、CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含む。本開示の実施形態では、CCEに含まれるREGの数を増やすことによって、PDCCHカバレッジを拡張させる可能性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【
図1】一実施形態によるPDCCH監視方法のフローチャートである。
【
図2】一実施形態によるPDCCH監視装置の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
背景技術で説明したように、5G NR通信では、様々なアプリケーションを実現するためにPDCCCHの送受信を最適化するかどうかについて、さらなる検討が必要とされている。
【0056】
本発明者らは、研究に基づいて、いくつかの通信シナリオにおいてPDCCHカバレッジを強化する必要があることがわかった。例えば、IoTシナリオでは、PDCCHに対応する制御リソースセット(CORESET)は狭帯域である。狭帯域CORESETはリソースが少ないため、PDCCHのアグリゲーションレベルが制限され、よって、PDCCHカバレッジの拡張が必要となる。別の例として、高周波数通信シナリオでは、大幅な信号フェージングに起因して、距離が長くなるにつれ信号対雑音比が急激に低くなるので、やはりPDCCHカバレッジの拡張が必要になる。別の例として、高周波数帯域のアンライセンススペクトルでは、チャネル帯域幅が比較的大きく、アンライセンススペクトル内の送信電力が規制によって制限されるため、パワースペクトル密度(PSD)が低くなり、カバレッジが狭くなるため、やはりPDCCHカバレッジの拡張が必要になる。
【0057】
NR(5Gシステム)リリース15(Rel-15)では、同期信号とブロードキャストチャンネルとが同期信号ブロックを形成し、ビームスイーピング機能が導入される。
【0058】
UEは、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を介してセルの時間周波数同期を取得し、セルの物理層セルIDを取得する。この手順は一般に、セルサーチと呼ばれる。
【0059】
PSS、SSS、および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、SS/PBCHブロック(同期信号ブロック)を形成する。
【0060】
各SS/PBCHブロックは、候補同期信号ブロックとも呼ばれ得る所定の時間領域ポジションを有する。複数の同期信号ブロックは、同期信号バースト(SS-burst)を形成する。複数の同期信号バーストは、同期信号バーストセット(SS-burst-set)を形成する。Lmax同期信号ブロックの時間領域ポジションは、5msのウィンドウ内に固定される。Lmax同期信号ブロックの時間領域ポジションのインデックスは、0からLmax-1まで連続して配置される。したがって、この5msのウィンドウにおいて同期信号ブロックの送信モーメントが固定され、インデックスも固定される。
【0061】
一般的に言えば、基地局は、ビームスイーピングによって同期信号ブロックを送信する、つまり、基地局は、様々なビームを介して様々な時間領域ポジションで同期信号ブロックを送信する。したがって、UEは、様々なビームを測定し、最も強い信号を受信したビームを把握することができる。
【0062】
さらに、Rel-15 NRにおける残存最小システム情報(RMSI)は、MIBを除くメインシステム情報を含む。RMSIはSIB1と呼ばれることもある。RMSIは、PDCCHを介してスケジュールされたPDSCHによって搬送される。RMSIを搬送するPDSCHは、一般にRMSI PDSCHと呼ばれ、RMSI PDSCHをスケジューリングするPDCCHは、一般にRMSI PDCCHと呼ばれる。
【0063】
RMSI PDCCHが位置するサーチスペースセットは、一般に、Type0-PDCCHサーチスペースセットまたはType0-PDCCHコモンサーチスペース(CSS)セットと呼ばれる。一般に、Type0-PDCCH CSSセットは、(SIB1再構成またはハンドオーバの場合)MIBまたはRRCによって構成され得る。Type0-PDCCH CSSセットのサーチスペースIDは、0(すなわち、サーチスペース0またはサーチスペースセット0)として、またはゼロ以外として構成され得る。Type0-PDCCH CSSセットにバインドされたCORESETのIDは、0(すなわち、CORESET0)として、またはゼロ以外として構成され得る。
【0064】
RMSI PDCCHのサーチスペースセットに加えて、他のコモンサーチスペースまたはコモンサーチスペースセットは、OSI PDCCHのサーチスペースセット(Type0A-PDCCHサーチスペースセットまたはType0A-PDCCH CSSセット)、RAR PDCCHのサーチスペースセット(Type1-PDCCHサーチスペースセットまたはType1-PDCCH CSSセット)、およびページングPDCCHのサーチスペースセット(Type2-PDCCHサーチスペースセットまたはType2-PDCCH CSSセット)を含む。それらのサーチスペースIDは、0(すなわち、サーチスペース0またはサーチスペースセット0)、またはゼロ以外になるように構成され得る。それらがバインドされているCORESETのIDは、0(すなわち、CORESET0)、またはゼロ以外になるように構成され得る。一般に、上記のコモンサーチスペースまたはコモンサーチスペースセットは、SIB1によって再構成され得る。
【0065】
RMSI PDCCH監視オケージョンは、同期信号ブロックに関連付けられる。UEは、RMSI PDCCH監視オケージョンテーブルに従って関連付けを取得する。初期アクセスプロセス中に、特定の同期信号ブロックのサーチに基づいて、UEは、PBCHによって示されるテーブルの行インデックスに従って、同期信号ブロックに関連付けられたRMSI PDCCHの時間領域ポジション(開始シンボルインデックスまたは第1のシンボルインデックス)を決定し、これにより、RMSI PDCCHが検出され得る。さらに、UEは、RMSI PDCCHスケジューリングに基づいてRMSI PDSCHを受信し復号する。
【0066】
Rel-15 NRでは、UEは、RMSI PDCCHを復号して、時間領域リソースによって割り当てられた複数のビットを取得し、これらのビットに従って事前定義されたテーブルをサーチして、RMSI PDSCHの開始シンボルインデックス(開始シンボル番号とも呼ぶ)とシンボル長(または持続時間)とを取得する。
【0067】
一般に、サーチスペースセットは、PDCCHの監視オケージョンおよびサーチスペースタイプなどのような属性を含む。サーチスペースセットは、一般に、周波数領域リソースおよびPDCCHの持続時間などのような属性を含む、CORESETにバインドされる。
【0068】
Rel-15 NRでは、UEは一般に、100MHzの帯域幅をサポートする。初期アクセス中に、UEは、同期信号ブロック内のPSS/SSS/PBCHをブラインド検出し、PBCH内で搬送されるMIBおよび時間インデックス情報を取得する。UEは、CORESET(CORESET0とも呼ぶ)の構成と、MIB内の情報を介してPDCCHスケジューリングSIB1(またはRMSI)が属しているサーチスペースセット(サーチスペースセット0と呼ぶ)とを取得し、さらに、SIB1を搬送するPDSCHをスケジューリングするType0-PDCCHを監視し、復号して当該SIB1を取得する。CORESET0の帯域幅はPBCH内のテーブルを通じて設定されるので、CORESET0の最大帯域幅は、規格の中で暗黙的に定義される。さらに、規格は、SIB1を搬送するPDSCHの周波数領域リソースがCORESET0の帯域幅(PRB)内にあると規定しており、したがって、SIB1を搬送するPDSCHの最大帯域幅も規格の中で暗黙的に定義される。
【0069】
Rel-15 NRでは、PDCCHの監視オケージョンは、スロットレベルでの監視の期間およびオフセット、スロット内の開始シンボル、などを含む。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)で構成される。PDCCHがn個のCCEで構成される場合、PDCCHのアグリゲーションレベルはnであり、nは正の整数である。CCEは、6つのリソース要素グループ(REG)で構成される。REGは、1つのシンボル中の1つのリソースブロック(RB)に等しい。CORESET内のREGは、時間優先方式で昇順に番号付けされ、第1のシンボルの0およびCORESET内の最小番号のリソースブロックから始まる。各CORESETは、1つのCCEからREGへの(CCE-to-REG)マッピングに関連付けられる。CORESETのCCE-to-REGマッピングは、インタリーブまたは非インタリーブが可能であり、以下のようにREGバンドルによって説明される。
【0070】
(1)i番目のREGバンドルはREGとして定義され、リソース要素グループ(REG)
として番号付けされており、Lは正の整数であるREGバンドルの数であり、
であり、
であり、
はCORESET内のREGの数を表し、
はCORESET内のRBの数を表し、
はCORESET内のシンボルの数を表す。
【0071】
(2)j番目のCCEは、
として番号付けされたREGバンドルからなり、f(・)はインタリーバを表す。
【0072】
非インタリーブCCEからREGへのマッピングに関して、L=6であり、f(x)=xである。
【0073】
インタリーブCCEからREGへのマッピング
に関して、
および、
または
である場合、インタリーバは以下のように定義される。
ここで、
であり、n
shiftはハイレベル構成のオフセット係数を表す。
【0074】
本開示の実施形態では、PDCCH監視方法が提供され、本方法は、第1のタイプのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内のPDCCH、を監視することを含む。本開示の実施形態では、CORESETのリソースを増やす(例えば、CORESET内のリソースブロックの数を増やす)ことにより、PDCCHカバレッジが拡張され、これにより、高周波数ライセンス周波数帯域通信、高周波数アンライセンス周波数帯域通信、またはIoT通信、などのシナリオにおける端末によるPDCCH受信の成功確率が向上することになる。
【0075】
本開示の目的、特徴および利点を明確にするために、添付の図面と併せて本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0076】
本開示の技術的解決策は、5G通信システム、および4G、3G通信システムまたは後に考案される様々な通信システムなどの、他の通信システムに適用可能である。
【0077】
本開示の技術的解決策はまた、様々なネットワークアーキテクチャにも適用可能であり、中継ネットワークアーキテクチャ、デュアルリンクネットワークアーキテクチャ、または車とあらゆるものの接続(Vehicle-to-Everything:V2X)通信アーキテクチャを含むがこれらに限定されない。
【0078】
本開示の実施形態における基地局は、基地局機器とも呼ばれ、無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワークに配備された装置である。例えば、2Gネットワークにおいて基地局機能を提供する機器は、無線基地局(Base Transceiver Station:BTS)および基地局制御装置(Base Station Controller:BSC)を含む。3Gネットワークにおいて基地局機能を提供する機器は、ノードBおよび無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller:RNC)を含む。4Gネットワークにおいて基地局機能を提供する機器は、発展型ノードB(eNB)を含む。無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)において、基地局機能を提供する機器は、アクセスポイント(AP)である。5G新無線(NR)において基地局機能を提供する機器は、継続発展型ノードB(gNB)を含む。基地局はまた、将来の新たな通信システムにおいて基地局機能を提供する機器のことも指している。
【0079】
本開示の実施形態における端末(例えば、送信端末および/または受信端末)は、UE、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション(MS)、リモートステーション、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末機器、無線通信機器、ユーザエージェント、またはユーザデバイスのような、様々な形態を指し得る。端末機器はさらに、携帯電話、コードレス電話、セッション確立プロトコル(SIP)電話、無線ローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末機器、または将来の進化型公衆陸上移動体通信網(PLMN)の端末機器であってもよく、これについて本開示の実施形態では限定していない。
【0080】
本開示における「および/または」という用語は、関連する対象を記述する単なる関連関係であり、3つのタイプの関係が存在し得ることを示しており、例えば、Aおよび/またはBは、「Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する」を表す場合があることを理解されたい。さらに、本開示における「/」の文字は、前者と後者の関連付けられた対象が「または」の関係にあることを表している。
【0081】
本開示の実施形態における「複数」は、2つ以上を指す。
【0082】
本開示の実施形態における「接続」は、デバイス間の通信を実現するための直接接続または間接接続といった様々な接続方法を指し、本開示の実施形態においては限定されない。
【0083】
図1を参照すると、
図1は一実施形態によるPDCCH監視方法のフローチャートである。本方法は、5Gおよびその後の発展した通信規格に適用される。本方法は、S101を含むことができる。
【0084】
S101において、UEは、第1のタイプのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソースにおけるPDCCH、を監視する。
【0085】
いくつかの実施形態では、基地局は、PDCCHをUEに送信できる。PDCCHは、第1のタイプのCORESETを介して送信されてもよい。いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数は、制御リソースセット内のリソースブロックの数よりも多くてもよい。第1のタイプのCORESET内でPDCCHを搬送することは、PDCCHカバレッジ拡張を可能にし得る。
【0086】
S101において、UEは、第1のタイプのCORESET内のPDCCHを監視できる。第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数は、制御リソースセット内のリソースブロックの数よりも多い。
【0087】
一般に、狭帯域システムの場合、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数は24であってもよい。したがって、第1のタイプのCORESET内の周波数領域リソースは制限される。時間領域拡散を通じて、より多くのリソースを取得することができる。
【0088】
一般に、1つのスロットのシンボルの数は14である。この場合、1つのスロット内で他の信号/チャネルと多重化するために、制御リソースセット内のシンボルの数を制限する必要がある。
【0089】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。本開示の実施形態におけるシンボルは、OFDMシンボル、またはDFT拡散OFDM(DFT-s-OFDM)シンボル、または他の波形のシンボルであってもよい。1つのREGが1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい場合、一般に、シンボルはOFDMシンボルであり、OFDMシンボルに関しては、PDCCH DMRSとPDCCH負荷を1つのシンボル内で多重化することができる。1つのREGが複数のシンボル内の1つのリソースブロックに等しい場合、シンボルは、OFDMシンボル、DFT-s-OFDMシンボル、または他の波形のシンボルであってもよい。
【0090】
CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含むか、またはCCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含む。
【0091】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは6つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0092】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックと等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0093】
CCEは、12個のREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0094】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは12個のREGを含む。さらに、制御リソースセット内のシンボルの数が2で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が12である場合、第1のタイプのCORESETおよび制御リソースセットは同じスロットを占有することができる。
【0095】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は11である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0096】
CCEは、11個のREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0097】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは11個のREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。さらに、制御リソースセット内のシンボルの数が3で、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が11である場合、第1のタイプのCORESETおよび制御リソースセットは同じスロットを占有することができる。
【0098】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は9である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0099】
CCEは、各REGバンドルに9つのREGを含む1つまたは2つのREGバンドルを含む。
【0100】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは9つまたは18個のREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0101】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0102】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む3つのREGバンドルを含む。または、CCEは、各REGバンドルに3つのREGを含む2つのREGバンドルを含む。または、CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0103】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは48個のCCEを含み、CCEは6つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0104】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0105】
CCEは、4つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0106】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは4つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0107】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0108】
CCEは、8つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0109】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは24個のCCEを含み、CCEは8つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0110】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0111】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む。
【0112】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは32個または48個のCCEを含み、CCEは4つまたは6つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0113】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0114】
CCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む。
【0115】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは32個または48個のCCEを含み、CCEは8つまたは12個のREGを含む。
【0116】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0117】
CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む2つまたは3つのREGバンドルを含む。
【0118】
具体的には、第1のタイプのCORESET内のリソースブロックの数が24である場合、第1のタイプのCORESETは64個または96個のCCEを含み、CCEは4つまたは6つのREGを含む。CCEの数が増加していることが分かる。
【0119】
高周波数帯域では、1つのスロット内のシンボルの数が14を超える場合があり、制御リソースセット内のシンボルの数を適応的に増加させることができる。
【0120】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0121】
CCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含む。
【0122】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0123】
CCEは、48個のREGを含む。CCEは、各REGバンドルに16個のREGを含む3つのREGバンドルを含む。代替的に、CCEは、各REGバンドルに8つのREGを含む6つのREGバンドルを含む。代替的に、CCEは、各REGバンドルに4つのREGを含む12個のREGバンドルを含む。代替的に、CCEは、各REGバンドルに2つのREGを含む24個のREGバンドルを含む。
【0124】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は18である。この場合、1つのREGは、1つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。
【0125】
CCEは、6つのREGを含む1つのREGバンドルを含む。
【0126】
PDCCH DMRSおよびPDCCH負荷は、時分割多重化を採用することができる。この場合、PDCCH DMRSとして、REG内に1つのシンボルが存在し得る。すなわち、1つのREGは少なくとも2つのシンボルを含む。
【0127】
いくつかの実施形態では、1つのREGは、2つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。
【0128】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は2であり、1つのREGバンドルは1つのREGを含む。
【0129】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。
【0130】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、1つのREGバンドルは3つのREGを含む。
【0131】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。
【0132】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、1つのREGバンドルは6つのREGを含む。
【0133】
いくつかの実施形態では、1つのREGは、3つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。
【0134】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は3であり、1つのREGバンドルは1つのREGを含む。
【0135】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6であり、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。
【0136】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。
【0137】
いくつかの実施形態では、1つのREGは、4つのシンボル内の1つのリソースブロックに等しい。第1のタイプのCORESET内のすべてのREGは、時間優先方式で増加させながら番号付けされ、番号0は、第1のシンボルであり、第1のタイプのCORESET内で最小インデックスのリソースブロックである。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。
【0138】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4であり、1つのREGバンドルは1つのREGを含む。
【0139】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8であり、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。
【0140】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12であり、1つのREGバンドルは3つのREGを含む。
【0141】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16であり、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。
【0142】
いくつかの実施形態では、UEは、複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内のPDCCHを監視することができる。任意選択で、複数のCORESET内で連結されているCCEインデックスは、複数のCORESET内に連続して配置されているCCEの番号であってもよい。候補PDCCHは、1つまたは複数の連結されたCCEを含み得る。UEは、複数のCORESET内のCCEの番号が配置される順序を決定し、この順序はシグナリングによって示される。複数のCORESETの順序によって、UEは、複数のCORESET内のCCEの番号が複数のCORESETの順序で増加していると判断する。複数のCORESETの順序は、シグナリングによって示される。
【0143】
いくつかの実施形態では、CORESETのシンボル数(持続時間、または持続時間シンボルとしても知られる)が拡散され得る。以下、具体例を挙げて本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0144】
いくつかの実施形態において、第1のタイプのCORESETは、狭帯域システムにおいて使用されてもよい。この場合、第1のタイプのCORESETは帯域幅が狭く、例えば、第1のタイプのCORESET内のRBの数は24である。この条件下で、第1のタイプのCORESETは、以下の実施形態のいずれか1つの方法で生成され得る。
【0145】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である。1つのREGバンドルは6つのREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。
【0146】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。1つのREGバンドルは12個のREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。シンボル数2のCORESETとの共存に適しており、すなわち、シンボル数12の第1のタイプのCORESETおよびシンボル数2のCORESETは合計14個のシンボルを含み、これらがちょうど1つのスロットを構成し、ひいては同じスロットを占有する。
【0147】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は11である。1つのREGバンドルは11個のREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。シンボル数3のCORESETとの共存に適しており、すなわち、シンボル数11の第1のタイプのCORESETおよびシンボル数3のCORESETは合計14個のシンボルを含み、これらがちょうど1つのスロットを構成し、ひいては同じスロットを占有する。
【0148】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は9である。1つのREGバンドルは9つのREGを含む。1つのCCEは1つまたは2つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。
【0149】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は6である。1つのREGバンドルは2つまたは3つのREGを含む。1つのCCEは3つまたは2つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。
【0150】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は12である。1つのREGバンドルは2つまたは3つまたは6つのREGを含む。1つのCCEは3つまたは2つまたは1つのREGバンドルを含む。第1のタイプのCORESETが24個のRBを含む場合、48個のCCEが含まれる。
【0151】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。1つのREGバンドルは4つのREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。第1のタイプのCORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。
【0152】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。1つのREGバンドルは8つのREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。CORESETが24個のRBを含む場合、24個のCCEが含まれる。
【0153】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。1つのREGバンドルは2つのREGを含む。1つのCCEは2つまたは3つのREGバンドルを含む。第1のタイプのCORESETが24個のRBを含む場合、48個または32個のCCEが含まれる。
【0154】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。1つのREGバンドルは4つのREGを含む。1つのCCEは2つまたは3つのREGバンドルを含む。第1のタイプのCORESETが24個のRBを含む場合、48個または32個のCCEが含まれる。
【0155】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。1つのREGバンドルは2つのREGを含む。1つのCCEは2つまたは3つのREGバンドルを含む。第1のタイプのCORESETが24個のRBを含む場合、96個または64個のCCEが含まれる。
【0156】
いくつかの実施形態では、第1のタイプのCORESETは、高周波数帯域で使用されてもよく、1つのスロット内のシンボルの数は、14を超えてもよい。この場合、以下の3つの実施形態の方法を採用することができる。
【0157】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は8である。1つのREGバンドルは8つのREGを含む。1つのCCEは6つのREGバンドルを含む。この場合、1つのCCEは、元々のCCE(例えば、NR Rel-15のCCE)の8倍である48個のREGを含んでおり、同じアグリゲーションレベルにあるPDCCHのREGの数を元の8倍に増加させることができる。
【0158】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は16である。1つのREGバンドルは、2または4または8または16個のREGを含む。1つのCCEは、24または12または6または3個のREGバンドルを含む。この場合、1つのCCEは、元々のCCE(例えば、NR Rel-15のCCE)の8倍である48個のREGを含んでおり、同じアグリゲーションレベルにあるPDCCHのREGの数を元の8倍に増加させることができる。
【0159】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は18である。1つのREGバンドルは6つのREGを含む。1つのCCEは1つのREGバンドルを含む。この場合、REGバンドルの総数は、シンボル数3のCORESETの6倍に増加する。
【0160】
いくつかの実施形態では、あるシナリオにて第1のタイプのCORESETが使用され得、この場合のシナリオでは、高周波数帯域が採用され、信号がDFT-s-OFDM波形を有し、PDCCH DMRSおよびPDCCHペイロードが時分割多重化を採用している。この場合、1つのスロット内のシンボル数が14を超えることがある。第1のタイプのCORESETが高周波数帯域で使用される場合、以下の3つの実施形態の方法を採用することができる。
【0161】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は2である。1つのREGは2つのシンボルの1つのRBを含む。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。1つのREGバンドルは1つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が4の場合、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が6の場合、1つのREGバンドルは3つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が8の場合、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が12の場合、1つのREGバンドルは6つのREGを含む。
【0162】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は3である。1つのREGは3つのシンボルの1つのRBを含む。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。1つのREGバンドルは1つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が6の場合、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が12の場合、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。
【0163】
一実施形態において、第1のタイプのCORESET内のシンボルの数は4である。1つのREGは4つのシンボルの1つのRBを含む。REG内の1つのシンボルはPDCCH DMRSである。1つのREGバンドルは1つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が8の場合、1つのREGバンドルは2つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が12の場合、1つのREGバンドルは3つのREGを含む。第1のタイプのCORESET内のシンボルの数が16の場合、1つのREGバンドルは4つのREGを含む。
【0164】
UEがPDCCHカバレッジ拡張を達成するために第1のタイプのCORESETを監視することができる理由には、第1のタイプのCORESETを使用してPDCCHを送信するネットワーク側の基地局が含まれることに留意されたい。狭帯域通信または高周波帯域通信の間、基地局によって採用される第1のタイプのCORESETに含まれるREG、CCE、およびREGバンドルの数は、
図1に示すような技術的解決策で参照され得るので、ここでは繰り返さない。
【0165】
以上から、本開示の実施形態は、PDCCHカバレッジ拡張のための第1のタイプのCORESETに関連する様々な解決策を提供して、CORESETのシンボル数、持続時間または連続シンボルの拡散を実現し、それによってPDCCHカバレッジ拡張を実現することができる。
【0166】
図2は、一実施形態によるPDCCH監視装置の構造図である。PDCCH監視装置2は、
図1に示すような方法を実行することができ、UEに適用することができる。
【0167】
いくつかの実施形態では、PDCCH監視装置2は、第1のタイプのCORESET内のPDCCH、または複数のCORESET内でCCEインデックスが連結されているリソース内のPDCCH、を監視するように構成された監視回路21を含む。
【0168】
PDCCH監視装置2の動作原理およびモードは、
図1の上記の説明を参照でき、ここでは詳細に説明しない。
【0169】
本開示の一実施形態では、コンピュータ命令を格納した記憶媒体が提供され、コンピュータ命令が実行されると、
図1に示した上記の方法のいずれかが実行される。いくつかの実施形態では、記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体であってもよく、不揮発性もしくは非一時的メモリを含み得るか、またはROM、RAM、磁気ディスクもしくは光ディスクを含み得る。
【0170】
本開示の実施形態では、プロセッサは、中央処理装置(CPU)、または他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア部品などであってもよい。一般的なプロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、またはプロセッサは任意の従来型プロセッサなどであってもよい。
【0171】
本開示の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよいし、または揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含み得ることも理解されたい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能EPROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよい。限定ではなく例として、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、DRAMとの同期接続(SLDRAM)、およびダイレクトラムバスRAM(DR-RAM)などの様々な形態のRAMが利用可能である。
【0172】
上記の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって全体的または部分的に実施されてもよい。ソフトウェアで実施される場合、上記の実施形態は、全体的または部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令またはコンピュータプログラムを含む。本開示の実施形態による手順または機能は、コンピュータ命令またはコンピュータプログラムが、コンピュータ上で読み込まれるかまたは実行されると、全体的または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブルデバイスであってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよいし、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよく、例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンタに通信回線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)で送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって、または利用可能な媒体の1つもしくは複数のセットを含むサーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスによって、アクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクまたは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体であってもよい。半導体媒体は、ソリッドディスクであってもよい。
【0173】
本開示の様々な実施形態では、上述のプロセスのシーケンス番号は実行シーケンスを表すものではないこと、各プロセスの実行シーケンスはその機能および固有の論理によって決定されるべきであり、これは本開示の実施形態の実装プロセスを限定するものではないこと、を理解されたい。
【0174】
本開示の上記の実施形態では、開示された方法、装置、およびシステムは、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、上記のデバイスの実施形態は単なる例示であり、例えば、ユニットの分割は1つの論理的な分割にすぎず、他の分割が実際に実行されてもよく、例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ、または別のシステムに統合されてもよいし、またはいくつかの機能が除外されてもよいし、あるいは実行されなくてもよい。さらに、図示または説明した相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェース、デバイスまたはユニットを介した間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形態であってもよい。
【0175】
別々の部品として記載したユニットは、物理的に別々であってもなくてもよいし、ユニットとして示した部品は、物理的なユニットであってもなくてもよく、すなわち、1つの場所に配置されてもよいし、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に従って選択されてもよい。
【0176】
さらに、本開示の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、または各ユニットが物理的に分離されてもよいし、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で、またはハードウェアにソフトウェアをプラスした機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0177】
ソフトウェア機能ユニットの形態で実装された統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス)に、本開示の実施形態における方法のいくつかのステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。また、記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを格納するための媒体であってもよい。
【0178】
本開示の一実施形態では、メモリとプロセッサとを含む端末が提供され、メモリには、コンピュータ命令が格納されており、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、
図1に示したように上記の方法が実行される。端末はNR UEであってもよい。
【0179】
本開示は、その好ましい実施形態に関して上記に開示されているが、本開示は、限定ではなく単なる例として提示していることを理解されたい。当業者は、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、実施形態を修正および変更することができる。
【国際調査報告】