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特表2023-501294中空体からの除去可能な材料の吸引、断片化および除去のためのカテーテル
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(54)【発明の名称】中空体からの除去可能な材料の吸引、断片化および除去のためのカテーテル
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/22 20060101AFI20230111BHJP
   A61B 17/3207 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
A61B17/22
A61B17/3207
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022525746
(86)(22)【出願日】2020-10-26
(85)【翻訳文提出日】2022-06-21
(86)【国際出願番号】 EP2020080022
(87)【国際公開番号】W WO2021083832
(87)【国際公開日】2021-05-06
(31)【優先権主張番号】19206321.2
(32)【優先日】2019-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506297500
【氏名又は名称】シュトラウブ メディカル アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100137039
【弁理士】
【氏名又は名称】田上 靖子
(72)【発明者】
【氏名】カシリ ガヒ,サイード
(72)【発明者】
【氏名】ゼンデーバッド,モフセン
(72)【発明者】
【氏名】レガイグ,アブダラ
(72)【発明者】
【氏名】バーンミュラー,ブルーノ
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160EE21
4C160MM36
4C160NN03
4C160NN10
4C160NN23
(57)【要約】
本発明は、血管からの除去可能な材料の吸引、断片化、および除去のためのカテーテル(51)に関する。カテーテル(51)は、可撓性チューブ(52)と、可撓性チューブ(52)の内側にある可撓性らせん搬送ねじ(62)と、可撓性らせん搬送ねじ(62)の遠位端(64)に当接を提供するためのストッパ要素(82)と、を備える。ストッパ要素(82)は、カテーテル(51)の遠位端から離間して提供され、それにより、ストッパ要素(82)から内部に回転要素がないカテーテル(51)の遠位端に向かう方向に延在するカテーテル(51)の遠位領域(56)を画定する。カテーテル(51)の遠位領域(56)に、可撓性チューブ(52)の内側に除去可能な材料を吸引するための吸引開口部(74)が設けられる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空体、特に血管からの除去可能な材料、特に血栓および塞栓の吸引、断片化および除去のためのカテーテルであって、
近位端(53)および遠位端(54)を有する可撓性チューブ(52、122、132、182)と、
前記可撓性チューブ(52、122、132、182)の前記近位端(53)から前記可撓性チューブ(52、122、132、182)の内側で前記可撓性チューブ(52、122、132、182)の前記遠位端(54)の方向に延在しており、遠位端(64)を有し、らせん状に延在する搬送面(65)を備え、駆動手段(41)によって回転可能である可撓性らせん搬送ねじ(62、184)と、
前記可撓性らせん搬送ねじ(62、184)の前記遠位端(64)に対する当接を提供するためのストッパ要素(82、92、102、112、142、152、162、172、192、202、222)であって、前記カテーテル(51、121)の前記遠位端から離間して設けられ、これにより、前記ストッパ要素(82、92、102、112、142、152、162、172、192、202、222)から前記カテーテル(51、121)の前記遠位端に向かう方向に延在する、内部に回転要素がない前記カテーテル(51、121)の遠位領域(56)を画定する、ストッパ要素(82、92、102、112、142、152、162、172、192、202、222)と、
前記可撓性チューブ(52、122、132、182)の内側に前記除去可能な材料を吸引するための少なくとも1つの吸引開口部(74、144、154、156、174、194、196、204、224)であって、前記カテーテル(51、121)の前記遠位領域(56)に設けられた、少なくとも1つの吸引開口部(74、144、154、156、174、194、196、204、224)と、
を備える、カテーテル。
【請求項2】
前記ストッパ要素(82、92、102、112、162)が遠位端(83)および近位端(88、98、108)を有し、前記ストッパ要素(82、92、102、112、162)が、第1の内径を有するスリーブ状の形状と、少なくとも1つの円周面(85、95、96、105、106、109)を備えた前部開口部(84、94、104、164)と、を有し、少なくとも部分的に、前記可撓性らせん搬送ねじ(62、184)の前記遠位端(64)に対する当接のための少なくとも1つの当接面(87、97、107、117)を有することを特徴とする、請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記ストッパ要素(82、92、102、112)が、遠位端(83)および近位端(88、98、108)を有し、前記ストッパ要素(82、92、102、112)が、第1の内径(D1)を有するスリーブ状の形状と、少なくとも第2の内径(D2)と少なくとも1つの円周面(85、95、96、105、106、109)とを有する前部開口部(84、94、104)とを有し、前記少なくとも第2の内径(D2)が前記第1の内径(D1)よりも小さいことを特徴とする、請求項1または2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記ストッパ要素(92、102、112)の前記前部開口部(94、104)の少なくとも1つの円周面(96、106、109)が円錐形であり、特に前記ストッパ要素(92、102、112)の前記近位端(98、108)の方向に狭くなることを特徴とする、請求項2または3に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記ストッパ要素(112)が、前記可撓性らせん搬送ねじ(62、184)の前記遠位端(64)の当接を提供するための追加の当接要素(116)を含み、特に、前記追加の当接要素(116)が、前記ストッパ要素(112)の内側に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記ストッパ要素(82、92、102、112、142、152、162、172、192、202、222)が、少なくとも部分的に放射線不透過性材料を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記カテーテルの前記遠位領域を少なくとも部分的に画定するカテーテルエンドピース(142、152、172、192、202、222)が設けられ、前記カテーテルエンドピース(142、152、172、192、202、222)は、前記少なくとも1つの吸引開口部(144、154、155、174、194、196、204、224)を含み、前記カテーテルエンドピース(142、152、172、192、202、222)は、前記可撓性チューブ(132、182)の遠位端に接続されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記カテーテルエンドピース(142、152、172、192、202)が、少なくとも2つの吸引開口部(144、154、155、174、194、196、204)を備え、前記少なくとも2つの吸引開口部(144、154、155、174、194)が、特に、互いに反対側に配置されることを特徴とする、請求項7に記載のカテーテル。
【請求項9】
前記カテーテルエンドピース(192、202、222)が、前記カテーテルエンドピース(192、202、222)の遠位端に少なくとも1つの吸引開口部(196、204、224)を備えることを特徴とする、請求項7または8に記載のカテーテル。
【請求項10】
前記ストッパ要素は、前記カテーテルエンドピース(192、202、222)の内側に設けられた当接面(197、217、237)であることを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項11】
前記カテーテルエンドピース(172、192、202、222)が、前記ガイドワイヤを前記カテーテルエンドピース(172、192、202、222)に通すためのガイドワイヤ開口部(176、196、205、225)を備えることを特徴とする、請求項7から10のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項12】
前記カテーテルエンドピース(192、202、205)の前記ガイドワイヤ開口部(196、205、225)が、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つの吸引開口部(194、204、224)の内側に配置されることを特徴とする、請求項11に記載のカテーテル。
【請求項13】
前記カテーテルエンドピース(192、202、222)が、前記カテーテルエンドピース(192、202、222)を前記可撓性チューブ(182)に接続するための接続部(198、208、238)を備えることを特徴とする、請求項7から12のいずれか一項に記載のカテーテル。
【請求項14】
前記カテーテルエンドピース(142、152、172、192、202、222)が少なくとも部分的に放射線不透過性材料を含むことを特徴とする、請求項7から13のいずれか一項に記載のカテーテル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1に記載の、中空体、特に血管からの除去可能な材料、特に血栓および塞栓の吸引、断片化、および除去のためのカテーテルに関する。
【背景技術】
【0002】
このようなカテーテルは、特に、塞栓および血栓の吸引、断片化、および除去による閉塞性血管疾患の治療に使用される。それらは動脈または静脈に導入され、治療される狭窄または閉塞領域まで、好ましくはX線モニタリングで進められる。回転駆動によって回転方式で駆動可能な断片化ツールは、カテーテルの遠位(前)端に配置される。
【0003】
これらのカテーテルの場合、原則として、2つの異なる使用分野に基づいて区別する必要がある。
A)粥腫切除術:これは、原則として、長年にわたって血管壁に付着した硬い沈着物の除去である。
【0004】
B)血栓摘出術:これは、ボトルネック部に蓄積し、血管(塞栓)の閉塞につながる血栓の除去である。
例えば、欧州特許第0267539B1号に開示され、粥腫切除術を目的とする回転カテーテルは、切削ツールとして、その表面が研磨材を備え、カテーテルの近位端に配置された回転駆動装置によって可撓性ドライブシャフトを介して最大160,000rpmの速度で駆動される実質的に楕円形のカッターを有する。カッターは可撓性ドライブシャフトに接続されている。ドライブシャフトは、カテーテルチューブとして機能する管状シース内を走る。カテーテルを導入する前に血管に導入されたガイドワイヤは、治療される領域またはそれをわずかに超えて前進し、カッターおよびドライブシャフトのガイドとして機能し、ドライブシャフトを通って延在する。
【0005】
これらの既知の回転カテーテルの場合、血管壁が損傷し、状況によっては、特に血管の顕著な曲線で穿孔さえされるリスクを排除することができない。
米国特許第5,226,909A号は、その作動ヘッド上に、回転駆動によって駆動可能および/または軸方向に変位可能なスリーブ状またはらせん状の切断要素を有する別の粥腫切除術カテーテルを開示している。作業ヘッドの開口部は、横方向の膨張可能なバルーンによって血管壁に付着している堆積物に押し付けられる。次に、これらの堆積物は、切削要素の回転または軸方向の前進によって粉砕され、チャンバに収集される。
【0006】
この既知の解決策の不利な点は、カテーテルを引き抜くことによってチャンバを時々空にしなければならないことである。粉砕された堆積された物質の継続的な除去は想定されていない。
【0007】
米国特許第5,873,882A号は、粥腫切除術用の回転カテーテルについて説明しており、その作業ヘッドは、チューブに接続された固定されたステータと、ロータとを含む。高速搬送/駆動ねじにより、ロータはステータに対して回転可能である。ステータとロータとの両方の周囲に、一致させることができる窓がある。ロータの刃先とステータの開口部の反対側の刃先との間の剪断の結果として、開口部に突出または吸い込まれた部品の粉砕が行われる。ロータは、外側でステータを囲むことができ(「外側ロータ」)、またはステータの内側に配置され得る(「内側ロータ」)。
【0008】
カテーテル軸の周りで作動する刃先を備えた内側および外側ロータを有するカテーテルは、血液および閉塞材料をかき混ぜる可能性があり、その結果、近位から遠位への血流が粒子を洗い流し、血液循環の他の領域、特に小さな血管で閉塞や血流の問題を再び引き起こす可能性がある。
【0009】
米国特許出願公開第2006/0206133A1号は、患者の体から腫瘍組織を除去するための除去装置を示している。除去装置は、近位端および遠位端を有する細長い部材と、細長い部材の遠位端の方向に細長い部材の内側の細長い部材の近位端から延在する組織除去部材とを備えている。組織除去部材は、細長い部材の遠位端から離間した遠位端を有し、それにより、組織除去部材の遠位端から、内部の回転要素のない細長い部材の遠位端に向かう方向に延在する除去装置の遠位領域を画定する。組織除去部材は、らせん状に延在する搬送面を備えており、駆動手段によって回転可能である。吸引用の吸引開口部は、除去装置の遠位領域に設けられている。
【0010】
この既知の解決策の不利な点は、硬い細長い部材および硬い除去部材は、それらの硬さのために、動脈または静脈のカテーテルとして使用できないことである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の目的は、前述の解決策の少なくともいくつかの欠点を克服し、特に粥腫切除術用に、非外傷性の方法で作動し、血管内の血栓および塞栓を吸引および断片化し、カテーテルチューブを通してそれらを血管から連続的に搬送することができるカテーテルを提供することであり、これにより、血液壁への損傷のリスクが最小化される。ただし、既知のシステムの利点、特に米国特許第5,873,882A号に基づくシステムの利点は保持されるべきである。
【0012】
この目的は、独立請求項の特徴によって解決される。有利な進展は、図、明細書、および従属請求項に示されている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、中空体、特に血管からの除去可能な材料、特に血栓および塞栓の吸引、断片化および除去のためのカテーテルであって、
近位端および遠位端を有する可撓性チューブと、
可撓性チューブの近位端から可撓性チューブの内側で可撓性チューブの遠位端の方向に延在しており、遠位端を有し、らせん状に延在する搬送面を備え、駆動手段によって回転可能である可撓性らせん搬送ねじと、
可撓性らせん搬送ねじの遠位端に当接を提供するためのストッパ要素であって、カテーテルの遠位端から離間して提供され、それにより、ストッパ要素からカテーテルの遠位端に向かう方向に延在するカテーテルの内部に回転要素がない遠位領域を画定する、ストッパ要素と、
可撓性チューブの内側に除去可能な材料を吸引するための少なくとも1つの吸引開口部であって、カテーテルの遠位領域に設けられた、少なくとも1つの吸引開口部と、
を備える、カテーテル、が提供される。
【0014】
このようなカテーテルにより、いかなる治療段階においても、剪断、切断、または回転要素が血管壁に露出することがない。ストッパ要素は、使用中に可撓性らせん搬送ねじが少なくとも1つの吸引開口部に入るのを防ぎ、それにより、可撓性らせん搬送ねじが血管壁に露出するのを防ぐ。特に、カテーテルの導入中および/または血管または静脈内での使用中、可撓性らせん搬送ねじの遠位端は、可撓性チューブから突出することができない。可撓性らせん搬送ねじは可撓性の要素であり、縦方向に引き伸ばす(stretch)こともできる。軸方向の力と伸びは、例として、可撓性チューブの詰まりやよじれの結果として発生し得る。これにより、可撓性らせん搬送ねじが可撓性チューブの遠位端の方向に伸びる(ねじ込む)可能性がある。この場合も、ストッパは、使用中に可撓性らせん搬送ねじが少なくとも1つの吸引開口部に入ることを防ぐ。
【0015】
ストッパ要素はまた、血管壁が可撓性らせん搬送ねじと接触するのを防ぐ。可撓性らせん搬送ねじの回転は負圧を生成し、患者の体外への物質の継続的な吸引と搬送とを提供する。
【0016】
カテーテルは、吸引のための少なくとも1つまたは複数の吸引開口部を含む。吸引開口部の数およびサイズは、カテーテルの安全性と性能とに関連し得る。
可撓性らせん搬送ねじは、ワイヤまたはチューブなどの内部支持要素を有していてもよい。内部支持要素は、可撓性らせん搬送ねじに取り付けられてもよい。
【0017】
ストッパ要素は、可撓性チューブに直接接続されてもよいし、接続チューブなどの別の手段によって接続されてもよい。接続チューブは、使用目的に合わせて可撓性とすることができる。接続チューブは、ねじれに強い材料で設計または製造されるか、使用中にねじれないように内部で支持されることが好ましい。
【0018】
ストッパ要素が遠位端および近位端を有し、ストッパ要素が、第1の内径を有するスリーブ状の形状と、少なくとも1つの円周面を備えた前部開口部と、を有し、少なくとも部分的に、可撓性らせん搬送ねじの遠位端の当接のための少なくとも1つの当接面を有することが好ましい。それにより、可撓性らせん搬送ねじの遠位端とストッパ要素の少なくとも1つの当接面との間に、搬送の準備ができている材料を切断するための剪断効果が生じる。この剪断効果により、粒子のサイズがさらに小さくなり、断片化した材料の搬送が容易になる。除去可能な材料は、少なくとも1つの吸引開口部に入るときに粒子に粉砕される。ただし、この剪断効果により、粒子のサイズはさらに小さくなり、搬送が容易になる。
【0019】
さらに好ましい代替案として、ストッパ要素が遠位端および近位端を有し、ストッパ要素が、第1の内径を有するスリーブ状の形状と、少なくとも第2の内径と少なくとも1つの円周面とを有する前部開口部とを有し、これにより、少なくとも第2の内径が第1の内径よりも小さい。除去された材料は、前部開口部からカテーテルに入り、ベンチュリ効果により、吸引された材料に追加のひずみを引き起こし、吸引された材料の断片化に寄与し、吸引された材料は、体外へ可撓性らせん搬送ねじによって除去される。言い換えれば、内腔領域の軸方向の変化は、カテーテルの遠位領域の内腔領域および/または可撓性チューブの内腔領域と比較したストッパの内腔領域との間の差に起因する。この軸方向の変化は、流体力学の観点から、閉塞材料に追加のひずみをもたらし、切断プロセスに役立つ圧力勾配を作成する。
【0020】
好ましくは、ストッパ要素の前部開口部の少なくとも1つの円周面は円錐形であり、特にストッパ要素の近位端の方向に狭くなり、それによってベンチュリ効果が増強される。
可撓性らせん搬送ねじの遠位端に当接を提供するための追加の当接要素を含むストッパ要素が好ましく、それにより、可撓性らせん搬送ねじの遠位端での剪断効果を改善することができる。追加的または代替的に、追加の当接要素によって、可撓性らせん搬送ねじの遠位端での摩擦が減少し得、その結果、この領域での温度レベルが低くなり、カテーテルを長く使用することができる。さらに、可撓性らせん搬送ねじを回転させるための回転速度を上げることができ、これにより、断片化された材料のより速い搬送が確保され、したがって、処置の期間が短縮される。
【0021】
特に、追加の当接要素がストッパ要素の内側に提供され、それにより、前述の効果を簡単に建設的な方法で実現することができる。
好ましいストッパ要素は、少なくとも部分的に放射線不透過性材料から構成されており、それにより、ユーザは、外科的処置中にカテーテルを容易に使用することができる。ストッパ要素は、異なる材料または異なる材料の組み合わせから作られ得る。また、ストッパ要素に沿って材質が変化し、非外傷性になり得る。ストッパ要素の材料のいくつかの例は、ステンレス鋼などの金属、または非網羅的なリストとしてのポリマー、すなわち、ポリアミド、Pebax(登録商標)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。特定の理由で選択した材料が放射線不透過性でない場合は、放射線不透過性材料と混合するか、放射線不透過性マーカを使用する。
【0022】
好ましくは、カテーテルの遠位領域を少なくとも部分的に画定するカテーテルエンドピース(catheter end piece; 換言すれば、カテーテル端部片またはカテーテル端部部品)が提供され、カテーテルエンドピースは、少なくとも1つの吸引開口部を含み、カテーテルエンドピースは、可撓性チューブの遠位端に接続される。このカテーテルエンドピースは、ヘッドピースまたはカテーテルヘッドと呼ばれることがあり、必要な機能的ニーズに応じて形成され得る。例えば、カテーテルエンドピースは、可撓性チューブの部分であり、それにより、少なくとも1つの吸引開口部がこの部分に提供される。あるいは、カテーテルエンドピースは別個のピースであり、任意選択で、可撓性チューブの材料とは異なる材料から作られる。このようなカテーテルエンドピースの材料は、それぞれの要件に従って選択される。
【0023】
少なくとも2つの吸引開口部を含むカテーテルエンドピースが好ましく、それにより、吸引開口部の1つが吸引された材料で塞がれる場合にも、材料の除去を確実にする。
特に、少なくとも2つの吸引開口部が互いに反対側に配置され、それにより、良好な除去が確保される。この実施形態によって、カテーテルの使用中にカテーテルエンドピースが塞栓の内側に配置される場合にも、除去が行われる。
【0024】
好ましくは、カテーテルエンドピースの遠位端に少なくとも1つの吸引開口部を含むカテーテルエンドピースは、それによって、遠位端からも材料の除去を確実にする。
好ましいストッパ要素は、カテーテルエンドピースの内側に提供される当接面であり、それにより、容易な建設的な実施形態を実現することができる。
【0025】
好ましくは、カテーテルエンドピースは、ガイドワイヤをカテーテルエンドピースに通すためのガイドワイヤ開口部を含み、それにより、中空体の内側のカテーテルの正しい案内が確保される。
【0026】
好ましくは、カテーテルエンドピースのガイドワイヤ開口部は、少なくとも部分的に少なくとも1つの吸引開口部の内側に配置され、それにより、中空体の内側のカテーテルの正しい案内が確保される。
【0027】
好ましくは、カテーテルエンドピースは、カテーテルエンドピースを可撓性チューブに接続するための接続部を含み、それにより、別個のカテーテルエンドピースと可撓性チューブとの間の容易な接続を実現することができる。
【0028】
カテーテルエンドピースは、可撓性チューブに直接接続されてもよいし、接続チューブなどの別の手段によって接続されてもよい。接続チューブは、使用目的に合わせて可撓性とすることができる。接続チューブは、ねじれに強い材料で設計または製造されるか、使用中にねじれないように内部で支持されることが好ましい。ストッパ要素を可撓性チューブに固定する代わりに、ストッパ要素を直接または別の手段によってカテーテルエンドピースに接続してもよい。
【0029】
好ましくは、カテーテルエンドピースは、少なくとも部分的に放射線不透過性材料から構成されており、それにより、ユーザは、外科的処置中にカテーテルを容易に使用することができる。カテーテルエンドピースは、異なる材料または異なる材料の組み合わせから作られ得る。また、カテーテルエンドピースに沿って材料が変化し、非外傷性になり得る。カテーテルエンドピースの材料のいくつかの例は、ステンレス鋼などの金属、または非網羅的なリストとしてのポリマー、すなわち、ポリアミド、Pebax(登録商標)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。特定の理由で選択した材料が放射線不透過性でない場合は、放射線不透過性材料と混合するか、放射線不透過性マーカバンドを備える。
【0030】
本発明のさらなる利点、特徴および詳細は、以下の説明から生じ、本発明の実施例は、図面を参照して説明される。
参照記号のリストと特許請求の範囲および図の技術的内容は開示の一部である。数字は首尾一貫して包括的に説明されている。同じ参照記号は同じ構成要素を意味し、異なるインデックスの参照記号は機能的に同一または類似の構成要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明のカテーテルの第1の実施形態を示す側面図である。
図2図1によるカテーテルの遠位端の部分断面図である。
図3】ストッパ要素の第1の実施形態を示す斜視図である。
図4図3によるストッパ要素の断面図である。
図5】ストッパ要素の第2の実施形態を示す斜視図である。
図6図5によるストッパ要素の断面図である。
図7】ストッパ要素の第3の実施形態を示す斜視図である。
図8図7によるストッパ要素の断面図である。
図9】ストッパ要素の第4の実施形態を示す斜視図である。
図10図9によるストッパ要素の断面図である。
図11】カテーテルの遠位端の部分側面図である。
図12】カテーテルエンドピース要素の第1の実施形態を示す斜視図である。
図13図12によるカテーテルエンドピース要素の断面図である。
図14】カテーテルエンドピース要素の第2の実施形態を示す斜視図である。
図15】ストッパ要素の第5の実施形態を示す斜視図である。
図16】カテーテルエンドピース要素の第3の実施形態を示す斜視図である。
図17図16によるカテーテルエンドピース要素の断面図である。
図18】カテーテルの遠位端の部分側面図である。
図19】カテーテルエンドピース要素の第4の実施形態を示す斜視図である。
図20図19によるカテーテルエンドピース要素の断面図である。
図21】カテーテルエンドピース要素の第5の実施形態を示す斜視図である。
図22図21によるカテーテルエンドピース要素の断面図である。
図23】カテーテルエンドピース要素の第6の実施形態を示す斜視図である。
図24図23によるカテーテルエンドピース要素の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1および図2は、中空体、特に血管からの除去可能な材料、特に血栓および塞栓の吸引、断片化および除去のためのカテーテル51を示している。
カテーテル51は、近位端53および遠位端54を有する可撓性チューブ52を備えている。
【0033】
可撓性チューブ52の内側に、可撓性チューブの近位端53から可撓性チューブ52の遠位端の方向に延在する可撓性らせん搬送ねじ62が配置される。可撓性らせん搬送ねじ62は、遠位端64を有する。可撓性らせん搬送ねじ62は、らせん状に延在する搬送面65をさらに備える。可撓性らせん搬送ねじ62の近位端は、駆動手段41としてのモータに接続され、モータによって回転可能である。
【0034】
カテーテル51の遠位領域56の一部を画定するカテーテルエンドピース72が提供される。カテーテルエンドピース72は、吸引開口部74を備える。カテーテルエンドピース72は、可撓性チューブ52の遠位端54に接続される。
【0035】
可撓性らせん搬送ねじ62の遠位端64に当接を提供するためのストッパ要素82は、カテーテル51の遠位端から離間して提供されており、それにより、ストッパ要素82からカテーテル51の遠位端に向かう方向に延在するカテーテル51の遠位領域56を画定する。カテーテル51のこの遠位領域56は、内部に回転要素がない。
【0036】
ガイドワイヤ76は、血管内でカテーテル51を案内するためにカテーテル51を通る。ガイドワイヤ76は、可撓性チューブ52の内側の可撓性らせん搬送ねじ62の支持を提供し得る。
【0037】
カテーテルの案内には、ガイドワイヤは明示的に必要ない。代替の実施形態では、カテーテルは、他の手段、例えば、エンドピースの方向を制御するためのプルワイヤなどによって案内される。
【0038】
使用中、カテーテル51は、例えば、その遠位端が前方にある血栓(遮断材料)を除去するために血管に導入される。駆動手段41が作動され、それにより、近位側から可撓性らせん搬送ねじ62を駆動する。回転する可撓性らせん搬送ねじ62は負圧を生成し、その結果、吸引フィールド内の遮断材料が吸引開口部74に向かって吸引される。負圧は、可撓性チューブ52内の可撓性らせん搬送ねじ62の高速回転によって生成される。遮断材料は、カテーテル51の遠位領域56に設けられた吸引開口部74を通って、カテーテル51の内側に吸引される。
【0039】
次に、吸引された材料は、ストッパ要素82の遠位側から可撓性チューブ52に入る。吸引された材料は、ストッパ要素82を通って入る。ベンチュリ効果に従って、ストッパ要素82を通過する間の流れ圧力の一時的な変化は、吸引された材料に追加のひずみを引き起こし、したがって、吸引された材料の断片化に寄与する。
【0040】
次に、吸引された材料は、ストッパ要素82の近位端または表面と、回転する可撓性らせん搬送ねじ62の遠位端64との間で機械的に断片化される。
次に、断片化された材料は、回転する可撓性らせん搬送ねじ62によって、体外へ可撓性チューブ52の管腔を通って搬送される。
【0041】
図3および図4は、ストッパ要素82をより詳細に示している。ストッパ要素82は、遠位端83および近位端88を有する。ストッパ要素82は、第1の内径D1を備えたスリーブ状の形状と、円周面85を備えた前部開口部84とを有する。ストッパ要素82の遠位端83は、この領域において有利な流動挙動をもたらす丸みを帯びたエッジ86を含む。
【0042】
前部開口部84は、第2の内径D2を有し、第2の内径D2は、第1の内径D1よりも小さい。
ストッパ要素82は、可撓性らせん搬送ねじ62の遠位端64との当接のための当接面87をさらに備える。当接面87は、ストッパ要素82の内側に設けられている。
【0043】
ストッパ要素82は、少なくとも部分的に放射線不透過性材料を含み得る。
図5および図6は、ストッパ要素92を示している。ストッパ要素92もスリーブ状の形状を有する。前部開口部94は、2つの円周面95および96を有する。第1の円周面95は円筒形である。第2の円周面96は円錐形であり、ストッパ要素92の近位端98の方向に狭くなる。前部開口部94の実施形態は、ストッパ要素92の管腔内の流れ挙動に有利に影響を与える。ストッパ要素92はまた、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端の当接のための内側に設けられた当接面97を備える。
【0044】
図7および図8は、ストッパ要素102を示している。ストッパ要素102もスリーブ状の形状を有する。前部開口部104は、3つの円周面105、106、および109を備える。第1の円周面105は円筒形である。第2の円周面106は円錐形であり、ストッパ要素102の近位端108の方向に狭くなる。第3の円周面109も円錐形であり、ストッパ要素102の近位端108の方向に狭くなる。ストッパ要素102の長さ軸110の方向の第2の円周面106の長さL1は、ストッパ要素102の長さ軸110の方向の第3の円周面109の長さL2よりも大きい。円周面105、106または109のそれぞれの長さおよび/またはそれぞれの内径を選択することによって、ストッパ要素102の管腔内の流れの挙動は、それぞれの必要性に従って影響を受け得る。
【0045】
ストッパ要素102はまた、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端の当接用に設けられた内側当接面107を備える。
図9および図10は、実施形態から、図5および図6に関連して説明されたストッパ要素92と主に比較されるストッパ要素112を示している。しかしながら、ストッパ要素112の内側には、追加の当接要素116が配置されて、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端に当接をもたらす。有利には、追加の当接要素116は、例えば、テフロン(登録商標)、ポリアミド、または低摩擦コーティングでコーティングされた硬質金属からの非網羅的なリストとして、摩擦が少ないおよび/または耐摩耗性の材料から作られる。
【0046】
図15は、スリーブ状の形状を有するストッパ要素162を示している。前面開口164は、互いに交差する2つのバー165および166を備える。これにより、前部開口部164は、それぞれが等しいサイズの4つの開口部に分割される。バー165および166の交差位置には、バー165および166が小さいサイズである場合にも、十分な安定性を確保する材料補強材167が設けられる。
【0047】
ストッパ要素162の内側を通るガイドワイヤが設けられる場合、材料補強材167は、ガイドワイヤを通過するための開口部(図示せず)を備えてもよい。
図11は、図1および図2によるカテーテル51と比較したカテーテル121を示している。カテーテル51とは対照的に、カテーテル121の可撓性チューブ122に沿って少なくとも部分的に別個のガイドワイヤ管腔126が設けられる。それにより、断片化された材料を体外に搬送するための、可撓性チューブ122の内側の大きな管腔がもたらされる。また、血管内のカテーテル121の案内が保証される。
【0048】
図12および図13は、可撓性チューブ132の遠位端に接続されるカテーテルエンドピース142を示している。カテーテルエンドピース142の近位端148には、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端の当接用の当接面147が設けられる。カテーテルエンドピース142は、カテーテル131の遠位領域を画定する。カテーテルエンドピース142は、2つの吸引開口部144を備える。2つの吸引開口部144は、互いに反対側に配置される。
【0049】
カテーテルエンドピース142は、少なくとも部分的に放射線不透過性材料を含み得る。
図14に示されるカテーテルエンドピース152は、実施形態において、図12および図13に関連して説明されるように、主にカテーテルエンドピース142と比較される。ただし、互いに反対側に配置された4つの吸引開口部154および155を提供するリング要素156が設けられるが、それらのうちの2つは、サイズおよび形状が異なる。
【0050】
図16および図17は、実施形態から、図12および図13に関連して説明されるように、主にカテーテルエンドピース142と比較されるカテーテルエンドピース172を示している。ただし、カテーテルエンドピース172は、2つの吸引開口部174とは別に、ガイドワイヤ(図示せず)を通過するためのガイドワイヤ開口部176を備える。
【0051】
図18から図20は、図12および図13に関連して説明されるように、実施形態から主にカテーテルエンドピース142と比較されるカテーテルエンドピース192を示す。しかし、カテーテルエンドピース192は、2つの吸引開口部194とは別に、ガイドワイヤ(図示せず)を通過するためのさらなる開口を提供するための前部吸引開口部196を備えており、カテーテルの近位端に遮断材料を吸引するための領域が依然として存在する。
【0052】
さらに、カテーテルエンドピース192は、カテーテルエンドピース192を可撓性チューブ182に接続するためのその近位方向の接続部198を備える。カテーテルエンドピース192は、カテーテルエンドピース192の接続部198が可撓性チューブ182に完全に導入されたときに、可撓性チューブ182の遠位端が当接するチューブ当接面199をさらに備える。
【0053】
カテーテルエンドピース192の内側には、可撓性らせん搬送ねじ184の遠位端の当接のための当接面197が提供される。
図21から図22は、スリーブ状の形状を有し、放射状に延在する前部212にあるカテーテルエンドピース202を示している。カテーテルエンドピース202の近位端まで延在する前部212に隣接して、カテーテルエンドピース202をカテーテルの可撓性チューブに接続するために接続部218が設けられる。カテーテルエンドピース202はさらに、カテーテルエンドピース202の接続部218が可撓性チューブに完全に導入されたときに可撓性チューブの遠位端が当接するチューブ当接面214を備える。前部212は、接続部218の外面上に放射状に延在する。
【0054】
カテーテルエンドピース202は、前部開口部を含み、それにより、この前部開口部の中央に、ガイドワイヤ開口部205を形成するガイドワイヤスリーブ208が配置される。ガイドワイヤスリーブ208は、2本のバー206によって所定の位置に保持される。ガイドワイヤスリーブ208と前部開口部の内周面との間に2つの吸引開口部204が設けられる。
【0055】
カテーテルエンドピース202の内側に、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端の当接用の当接面217が提供される。
図23から図24は、スリーブ状の形状を有し、遠位端にカラー部232を有するカテーテルエンドピース222を示している。カテーテルエンドピース222の近位端まで延在するカラー部232に隣接して、カテーテルエンドピース222をカテーテルの可撓性チューブに接続するための接続部238が設けられる。カテーテルエンドピース222はさらに、カテーテルエンドピース222の接続部238が可撓性チューブに完全に導入されたときに可撓性チューブの遠位端が当接するチューブ当接面234を備えている。カラー部232は、接続部238の外面上に放射状に延在する。
【0056】
カテーテルエンドピース222は、前部開口部を含み、それにより、この前部開口部の中央に、ガイドワイヤ開口部225を形成するガイドワイヤスリーブ228が配置される。ガイドワイヤスリーブ228は、1本のバー226によって所定の位置に保持される。ガイドワイヤスリーブ228と前部開口部の内周面との間に吸引開口部224が設けられる。
【0057】
カテーテルエンドピース222の内側に、可撓性らせん搬送ねじ(図示せず)の遠位端の当接用の当接面237が設けられる。
【符号の説明】
【0058】
41 駆動手段(モータ)
51 カテーテル
52 可撓性チューブ
53 52の近位端
54 52の遠位端
56 51の遠位領域
62 可撓性らせん搬送ねじ
64 62の遠位端
65 62の搬送面
72 カテーテルエンドピース
74 吸引開口部
76 ガイドワイヤ
82 ストッパ要素
83 82の遠位端
84 前部開口部
85 円周面
86 エッジ
87 当接面
88 82の近位端
D1 第1の内径
D2 第2の内径
92 ストッパ要素
94 前部開口部
95 第1の円周面
96 第2の円周面
97 当接面
98 92の近位端
102 ストッパ要素
104 前部開口部
105 第1の円周面
106 第2の円周面
107 当接面
108 102の近位端
109 第3の円周面
110 長さ軸
112 ストッパ要素
116 追加の当接要素
117 当接面
121 カテーテル
122 可撓性チューブ
126 ガイドワイヤ管腔
131 カテーテル
132 可撓性チューブ
142 カテーテルエンドピース
144 吸引開口部
147 当接面
148 142の近位端
152 カテーテルエンドピース
154 吸引開口部
155 吸引開口部
156 リング要素
162 ストッパ要素
164 前部開口部
165 バー
166 バー
167 材料補強材
172 カテーテルエンドピース
174 吸引開口部
176 ガイドワイヤ開口部
182 可撓性チューブ
184 可撓性らせん搬送ねじ
192 カテーテルエンドピース
194 吸引開口部
196 ガイドワイヤ開口部
197 当接面
198 192の接続部
199 チューブ当接面
202 カテーテルエンドピース
204 吸引開口部
205 ガイドワイヤ開口部
206 バー
208 ガイドワイヤスリーブ
212 前部
214 チューブ当接面
217 当接面
218 202の接続部
222 カテーテルエンドピース
224 吸引開口部
225 ガイドワイヤ開口部
226 バー
228 ガイドワイヤスリーブ
232 カラー部
234 チューブ当接面
237 当接面
238 202の接続部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【国際調査報告】