特表2023-501409 | 知財ポータル「IP Force」

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

青山学院大学 (神奈川県相模原市中央区淵野辺)

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

特表2023-501409ダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

目に優しい文字サイズ小中大 PDF Top

< >

1
2
3
4
5
6
7

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2023-01-18

(54)【発明の名称】ダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体

(51)【国際特許分類】

H04W 28/06 20090101AFI20230111BHJP

H04W 72/20 20230101ALI20230111BHJP

【ＦＩ】

H04W28/06

H04W72/04 136

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2022526227

(86)(22)【出願日】2019-11-07

(85)【翻訳文提出日】2022-05-06

(86)【国際出願番号】 CN2019116392

(87)【国際公開番号】W WO2021087906

(87)【国際公開日】2021-05-14

(81)【指定国・地域】

【公序良俗違反の表示】

（特許庁注：以下のものは登録商標）

１．３ＧＰＰ

２．ブルートゥース

(71)【出願人】

【識別番号】516180667

【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＢｅｉｊｉｎｇＸｉａｏｍｉＭｏｂｉｌｅＳｏｆｔｗａｒｅＣｏ．，Ｌｔｄ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．０１８，Ｆｌｏｏｒ８，Ｂｕｉｌｄｉｎｇ６，Ｙａｒｄ３３，ＭｉｄｄｌｅＸｉｅｒｑｉＲｏａｄ，ＨａｉｄｉａｎＤｉｓｔｒｉｃｔ，Ｂｅｉｊｉｎｇ１０００８５，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100114557

【弁理士】

【氏名又は名称】河野英仁

(74)【代理人】

【識別番号】100078868

【弁理士】

【氏名又は名称】河野登夫

(72)【発明者】

【氏名】ム，キン

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA42

5K067AA43

5K067DD11

5K067EE02

5K067EE10

(57)【要約】

【課題】
【解決手段】本開示の実施例は、ダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体に関す。マルチ伝送ブロック（ＴＢ）伝送のアップリンクスケジューリングダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定する。
【選択図】図３

【特許請求の範囲】

【請求項1】

基地局に適用されるダウンリンク制御情報の構成方法であって、
マルチ伝送ブロックＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングダウンリンク制御情報ＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するステップを含む、
ことを特徴とするダウンリンク制御情報の構成方法。

【請求項2】

前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するステップをさらに含み、
マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するステップは、
前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のダウンリンク制御情報の構成方法。

【請求項3】

前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するステップは、
ユーザ装置ＵＥまたはコアネットワークエレメントから送信された指示情報に基づいて前記設定方式を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２に記載のダウンリンク制御情報の構成方法。

【請求項4】

前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップは、
第１の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するステップ、
または、
第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項２に記載のダウンリンク制御情報の構成方法。

【請求項5】

前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップは、
第３の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｎ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするステップ、
または、
第４の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｍ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項２に記載のダウンリンク制御情報の構成方法。

【請求項6】

ユーザ装置に適用されるダウンリンク制御情報の受信方法であって、
予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチ伝送ブロックＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングダウンリンク制御情報ＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出するステップであって、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有するステップ、を含む、
ことを特徴とするダウンリンク制御情報の受信方法。

【請求項7】

ユーザ装置ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、
または、
ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のダウンリンク制御情報の受信方法。

【請求項8】

ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップは、
前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、
または、
前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項７に記載のダウンリンク制御情報の受信方法。

【請求項9】

前記アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｉ個のビットを除去し、前記ｉ個のビットが除去された後の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るステップ、
または、
前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｊ個のビットを除去し、前記ｊ個のビットが除去された後の前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項８に記載のダウンリンク制御情報の受信方法。

【請求項10】

基地局に適用されるダウンリンク制御情報の構成装置であって、
前記設定モジュールは、マルチ伝送ブロックＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングダウンリンク制御情報ＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するように構成される設定モジュールを含む、
ことを特徴とするダウンリンク制御情報の構成装置。

【請求項11】

前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するように構成される第１の決定モジュールをさらに含み、
前記設定モジュールは、
前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するように構成される設定サブモジュールを含む、
ことを特徴とする請求項１０に記載のダウンリンク制御情報の構成装置。

【請求項12】

前記第１の決定モジュールは、
ユーザ装置ＵＥまたはコアネットワークエレメントから送信された指示情報に基づいて前記設定方式を決定するように構成される第１の決定サブモジュールを含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載のダウンリンク制御情報の構成装置。

【請求項13】

前記設定サブモジュールは、
第１の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第１の設定ユニット、
または、
第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第２の設定ユニット、を含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載のダウンリンク制御情報の構成装置。

【請求項14】

前記設定サブモジュールは、
第３の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｎ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第３の設定ユニット、
または、
第４の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｍ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第４の設定ユニット、を含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載のダウンリンク制御情報の構成装置。

【請求項15】

ユーザ装置に適用されるダウンリンク制御情報受信装置であって、
前記ブラインド検出モジュールは、予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチ伝送ブロックＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングダウンリンク制御情報ＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出するように構成されるブラインド検出モジュールを含み、
前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有する、
ことを特徴とするダウンリンク制御情報受信装置。

【請求項16】

前記装置は、
ユーザ装置ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定モジュール、
または、
ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定モジュール、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項１５に記載のダウンリンク制御情報受信装置。

【請求項17】

前記第２の決定モジュールは、
前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定サブモジュール、
または、
前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定サブモジュール、を含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載のダウンリンク制御情報受信装置。

【請求項18】

前記アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｉ個のビットを除去し、前記ｉ個のビットが除去された後の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第１の読み取りモジュール、
または、
前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｊ個のビットを除去し、前記ｊ個のビットが除去された後の前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第２の読み取りモジュール、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項１７に記載のダウンリンク制御情報受信装置。

【請求項19】

通信機器であって、
プロセッサ、メモリ、及びメモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行され得る実行可能なプログラムを含み、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項１～５のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報の構成方法のステップ、または請求項６～９のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報の受信方法のステップを実行する、
ことを特徴とする通信機器。

【請求項20】

実行可能なプログラムが記憶される記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１～５のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報の構成方法のステップ、または６～９のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報の受信方法のステップを実現する、
ことを特徴とする記憶媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本出願は、無線通信技術の分野に関するが、無線通信技術の分野に限定されず、特にダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体に関する。

【背景技術】

【0002】

マシン通信（ＭＴＣ、ＭａｃｈｉｎｅＴｙｐｅＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）システムに対して、図１に示すように、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ、３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎＰａｒｔｎｅｒｓｈｉｐＰｒｏｊｅｃｔ）バージョン１６では、１つのＭＴＣ物理ダウンリンク制御信道（ＭＰＤＣＣＨ、ＭＴＣＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ）を用いて複数のＭＴＣ物理ダウンリンク共有チャネル（ＭＰＤＳＣＨ、ＭＴＣＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）を連続的にスケジューリングすることが提案される。すなわち、１つのダウンリンク制御情報（ＤＣＩ、ＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を用いて、複数の伝送ブロック（ＴＢ、ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＢｌｏｃｋ）をスケジューリングして伝送することができ、マルチＴＢスケジューリングと呼ぶ。

【0003】

ＭＴＣカバレッジ拡張モードＡにおいて、１つのＤＣＩは多くとも８つのダウンリンクＴＢをスケジューリングして伝送することができる。カバレッジ拡張モードＢにおいて、１つのＤＣＩは多くとも４つのダウンリンクＴＢをスケジューリングして伝送をすることができる。マルチＴＢでスケジューリングされたＤＣＩは、コンテンツの面では従来のＤＣＩと異なる。例えばマルチＴＢスケジューリングＤＣＩには、ＴＢをスケジューリングする具体的な数が含まれるとともに、従来のＤＣＩにおけるリソース割り当て領域、ハイブリッド自動再送要求（ＨＡＲＱ、ＨｙｂｒｉｄＡｕｔｏｍａｔｉｃＲｅｐｅａｔｒｅＱｕｅｓｔ）プロセス数、新規データインジケータ（ＮＤＩ、ＮｅｗＤａｔａＩｎｄｉｃａｔｏｒ）なども含まれる。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

この点を鑑みて、本開示の実施例は、ダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0005】

本開示の実施例の第１の態様によれば、基地局に適用されるダウンリンク制御情報の構成方法を提供し、前記方法は、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するステップを含む。

【0006】

一実施例では、前記方法は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するステップをさらに含む。

【0007】

マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するステップは、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップを含む。

【0008】

一実施例では、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するステップは、ユーザ装置ＵＥまたはコアネットワークエレメントから送信された指示情報に基づいて前記設定方式を決定するステップを含む。

【0009】

一実施例では、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップは、第１の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するステップ、または、第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するステップ、を含む。

【0010】

一実施例では、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップは、第３の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｎ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするステップ、または、第４の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｍ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするステップ、を含む。

【0011】

本開示の実施例の第２の態様によれば、ユーザ装置に適用されるダウンリンク制御情報の受信方法を提供し、前記方法は、予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出するステップであって、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有するステップを含む。

【0012】

一実施例では、前記方法は、ユーザ装置ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、または、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、をさらに含む。

【0013】

一実施例では、ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップは、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、または、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、を含む。

【0014】

一実施例では、前記方法は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｉ個のビットを除去し、前記ｉ個のビットが除去された後の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るステップ、または、前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｊ個のビットを除去し、前記ｊ個のビットが除去された後の前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るステップをさらに含む。

【0015】

本開示の実施例の第３の態様によれば、ダウンリンク制御情報の構成装置を提供し、基地局に適用され、前記装置は、設定モジュールを含み、前記設定モジュールは、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するように構成される。

【0016】

一実施例では、前記装置は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するように構成される第１の決定モジュールをさらに含む。

【0017】

前記設定モジュールは、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するように構成される設定サブモジュールを含む。

【0018】

一実施例では、前記第１の決定モジュールは、ユーザ装置またはコアネットワークエレメントから送信されたＵＥ指示情報に基づいて前記設定方式を決定するように構成される第１の決定サブモジュールを含む。

【0019】

一実施例では、前記設定サブモジュールは、第１の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第１の設定ユニット、または、第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第２の設定ユニット、を含む。

【0020】

一実施例では、前記設定サブモジュールは、第３の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｎ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第３の設定ユニット、または、第４の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｍ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第４の設定ユニット、を含む。

【0021】

本開示の実施例の第４の態様によれば、ダウンリンク制御情報受信装置を提供し、ユーザ装置に適用され、前記装置は、ブラインド検出モジュールを含み、前記ブラインド検出モジュールは、予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出するように構成され、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有する。

【0022】

一実施例では、前記装置は、ユーザ装置ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定モジュール、または、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定モジュール、をさらに含む。

【0023】

一実施例では、前記第２の決定モジュールは、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定サブモジュール、または、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定サブモジュール、を含む。

【0024】

一実施例では、前記装置は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｉ個のビットを除去し、前記ｉ個のビットが除去された後の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第１の読み取りモジュール、または、前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｊ個のビットを除去し、前記ｊ個のビットが除去された後の前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第２の読み取りモジュール、をさらに含む。

【0025】

本開示の実施例の第５の態様によれば、通信機器を提供し、プロセッサ、メモリ、及びメモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行され得る実行可能なプログラムを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合、第１の態様に記載のダウンリンク制御情報の構成方法のステップ、または、第２の態様に記載のダウンリンク制御情報の受信方法のステップを実行する。

【0026】

本開示の実施例の第６の態様によれば、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体を提出し、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行される場合、第１の態様に記載のダウンリンク制御情報の構成方法のステップ、または第２の態様に記載のダウンリンク制御情報の受信方法のステップを実現する。

【発明の効果】

【0027】

本開示の実施例によって提供されるダウンリンク制御情報の構成方法、装置、通信機器及び記憶媒体は、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定する。このようにして、ＵＥがＤＣＩ復号を行う時、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とが異なるため、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してそれぞれ異なるブラインド検出ビット数でブラインド検出する必要がなくなり、同じブラインド検出ビット数だけでアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのブラインド検出を行うことができ、ＵＥのブラインド検出に必要なマッチングすべきブラインド検出ビット数を減少させ、ブラインド検出効率を向上させる。

【0028】

なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

【0029】

ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する本発明の実施例を示し、明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。

【図1】例示的な実施例に示されるマルチＴＢスケジューリングの概略図である。

【図2】例示的な実施例に示される無線通信システムの概略構成図である。

【図3】例示的な実施例に示されるダウンリンク制御情報の構成方法のフローチャートである。

【図4】例示的な実施例示に示されるダウンリンク制御情報の受信方法のフローチャートである。

【図5】例示的な実施例に示されるダウンリンク制御情報の構成装置のブロック図である。

【図6】例示的な実施例に示されるダウンリンク制御情報受信装置のブロック図である。

【図7】例示的な実施例に示されるダウンリンク制御情報構成のために使用される装置のブロック図である。

【発明を実施するための形態】

【0030】

ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例によって説明された実施形態は、本発明の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。

【0031】

本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「１種類」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び／又は」とは、１つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又とは全ての可能な組み合わせを指す。

【0032】

本開示の実施例では、第１、第２、第３などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第１の情報は第２の情報と呼ぶことができ、同様に、第２の情報は第１の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、ここで使用される単語「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。

【0033】

図２を参照すると、それは本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図を示す。図２に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術ベースの通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかの端末１１及びいくつかの基地局１２を含むことができる。

【0034】

端末１１は、ユーザに音声及び／又はデータ接続を提供する機器を指し得る。端末１１は、無線アクセスネットワーク（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を介して１つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、端末１１はモノのインターネット端末であってもよく、例えば、センサ機器、携帯電話（または「セルラー」電話と呼ぶ）及びモノのインターネット端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。

【0035】

例えば、ステーション（Ｓｔａｔｉｏｎ、ＳＴＡ）、加入者ユニット（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｕｎｉｔ）、加入者局（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｓｔａｔｉｏｎ）、モバイルステーション（ｍｏｂｉｌｅｓｔａｔｉｏｎ）、モバイル（ｍｏｂｉｌｅ）、リモートステーション（ｒｅｍｏｔｅｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント、リモート端末（ｒｅｍｏｔｅｔｅｒｍｉｎａｌ）、アクセス端末（ａｃｃｅｓｓｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザ装置（ｕｓｅｒｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザエージェント（ｕｓｅｒａｇｅｎｔ）、ユーザ装置（ｕｓｅｒｄｅｖｉｃｅ）、またはユーザ端末（ｕｓｅｒｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）である。または、端末１１は無人航空機の機器、または車載機器であってもよく、例えば、無線通信機能を有するトリップコンピュータであってもよく、トリップコンピュータに接続される無線通信機器であってもよい。あるいは、端末１１は路側装置、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側装置などであってもよい。

【0036】

基地局１２は、無線通信システムにおけるネットワーク側装置であってもよい。当該無線通信システムは第４世代移動通信技術（ｔｈｅ４ｔｈｇｅｎｅｒａｔｉｏｎｍｏｂｉｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、４Ｇ）システムであってもよく、ロングタームエボリューション（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システムとも呼ぶ。または、当該無線通信システムは５Ｇシステムであってもよく、新しい無線（ｎｅｗｒａｄｉｏ、ＮＲ）システムまたは５ＧＮＲシステムとも呼ぶ。または、当該無線通信システムは５Ｇシステムの次世代のシステムであってもよい。５ＧシステムにおけるアクセスネットワークはＮＧ－ＲＡＮ（ＮｅｗＧｅｎｅｒａｔｉｏｎ－ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ、新しい世代無線アクセスネットワーク）、または、ＭＴＣシステムと呼ぶことができる。

【0037】

基地局１２は、４Ｇシステムで使用された発展型基地局（ｅＮＢ）であってもよい。または、基地局１２は、５Ｇシステムにおける集中分散アーキテクチャを採用した基地局（ｇＮＢ）であってもよい。基地局１２が集中分散アーキテクチャを採用する場合、通常、集中ユニット（ｃｅｎｔｒａｌｕｎｉｔ、ＣＵ）と少なくとも２つの分散ユニット（ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅｄｕｎｉｔ、ＤＵ）を含む。集中ユニットには、パケットデータ集中プロトコル（ＰａｃｋｅｔＤａｔａＣｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅＰｒｏｔｏｃｏｌ、ＰＤＣＰ）層、無線リンク制御プロトコル（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ、ＲＬＣ）層、媒体アクセス制御（ＭｅｄｉａＡｃｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）層のプロトコルスタックが設けられている。分散ユニットには、物理（Ｐｈｙｓｉｃａｌ、ＰＨＹ）層のプロトコルスタックが設けられ、本出願の実施例は基地局１２の具体的な実現形態に対して限定するものではない。

【0038】

基地局１２と端末１１との間は、無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは、第４世代移動通信ネットワーク技術（４Ｇ）基準ベースの無線エアインターフェースである。または、当該無線エアインターフェースは、第５世代移動通信ネットワーク技術（５Ｇ）基準ベースの無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しいエアインターフェースである。または、当該無線エアインターフェースは５Ｇの次世代の移動通信ネットワーク技術の基準ベースの無線エアインターフェースであってもよい。

【0039】

いくつかの実施例では、端末１１間はＥ２Ｅ（ＥｎｄｔｏＥｎｄ、エンドツーエンド）接続を確立することができる。例えばクルマのインターネット通信（ｖｅｈｉｃｌｅｔｏｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ、Ｖ２Ｘ）におけるＶ２Ｖ（ｖｅｈｉｃｌｅｔｏｖｅｈｉｃｌｅ、車対車）通信、Ｖ２Ｉ（ｖｅｈｉｃｌｅｔｏＩｎｆｒａｓｔｒｕｃｔｕｒｅ、車対路側装置）通信及びＶ２Ｐ（ｖｅｈｉｃｌｅｔｏｐｅｄｅｓｔｒｉａｎ、車対人）通信などのシーンである。

【0040】

いくつかの実施例では、上記無線通信システムは、ネットワーク管理装置１３をさらに含むことができる。

【0041】

いくつかの基地局１２はそれぞれネットワーク管理装置１３に接続される。ネットワーク管理装置１３は、無線通信システムにおけるコアネットワーク装置であってもよく、例えば、当該ネットワーク管理装置１３は、発展されたパケットコアネットワーク（ＥｖｏｌｖｅｄＰａｃｋｅｔＣｏｒｅ、ＥＰＣ）における移動管理エンティティ（ＭｏｂｉｌｉｔｙＭａｎａｇｅｍｅｎｔＥｎｔｉｔｙ、ＭＭＥ）であってもよい。または、当該ネットワーク管理装置は、他のコアネットワーク装置、例えばサービスゲートウェイ（ＳｅｒｖｉｎｇＧａｔｅＷａｙ、ＳＧＷ）、パブリックデータネットワークゲートウェイ（ＰｕｂｌｉｃＤａｔａＮｅｔｗｏｒｋＧａｔｅＷａｙ、ＰＧＷ）、ポリシー及び課金ルール機能ユニット（ＰｏｌｉｃｙａｎｄＣｈａｒｇｉｎｇＲｕｌｅｓＦｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＲＦ）またはホームサブスクライバーサーバ（ＨｏｍｅＳｕｂｓｃｒｉｂｅｒＳｅｒｖｅｒ、ＨＳＳ）などであってもよい。ネットワーク管理装置１３の実現形態に対して、本開示の実施例では限定されない。

【0042】

本開示の実施例に関連する実行主体は、無線通信システムにおける端末または基地局を含むが、これに限定されない。

【0043】

本開示の実施例の１つ種類のアプリケーションシナリオは、ＵＥアップリンクとダウンリンクのサポート能力が異なるため、ＵＥは、アップリンクＴＢの最大サポート数とダウンリンクＴＢの最大サポート数とを基地局に送信する必要がある。異なるＴＢ伝送能力に基づいて、基地局はＵＥに最大の伝送ＴＢ数をさらに構成することができる。

【0044】

構成された最大スケジューリングされるＴＢ数が異なる場合、ＤＣＩのビット数も異なる。すなわち、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおけるスケジューリングされる最大スケジューリングされるＴＢ数が異なる場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために使用されるビット数も一致しない。

【0045】

アップリンクスケジューリングのＤＣＩとダウンリンクスケジューリングのＤＣＩのビット数が一致しないため、ＵＥは、ＰＤＣＣＨブラインド検出の時、ＤＣＩの可能な代替ブラインド検出ビット数に従って、アップリンクスケジューリングのＤＣＩとダウンリンクスケジューリングのＤＣＩとをそれぞれブラインド検出を行う必要がある。代替ブラインド検出ビット数が複数あるため、複数の代替ブラインド検査ビット数でブラインド検出を行う場合、ブラインド検出に必要なマッチングすべき代替ブラインド検出ビット数が多く、ユーザの複雑さと消費電力が増加する。

【0046】

図３に示すように、本例示的な実施例は、ダウンリンク制御情報の構成方法を提供し、ダウンリンク制御情報の構成方法は、無線通信の基地局に適用されることができ、前記方法は以下のステップ１０１を含む。

【0047】

ステップ１０１、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定する。

【0048】

ＤＣＩは、基地局からＵＥに送信されたものであり、ＤＣＩにおいて指示された情報は、アップダウンリンクリソース割り当て、及び／又はＨＡＲＱ情報、及び／又は電力制御などを含む。基地局は、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を設定することができる。アップリンクスケジューリングＤＣＩは、複数のアップリンクＴＢ伝送をスケジューリングするためのＤＣＩであってもよい。ダウンリンクスケジューリングＤＣＩは、複数のダウンリンクＴＢ伝送をスケジューリングするためのＤＣＩであってもよい。ＭＴＣをサポートする基地局によってＰＤＣＣＨリソースを使用してＵＥにＤＣＩを送信されてもよく、ＰＤＣＣＨがＭＰＤＣＣＨであってもよい。

【0049】

ＵＥは、自身がサポートする最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数を基地局に送信することができる。選択的に、基地局は、実際の伝送能力などの条件に基づいて、ＵＥのために最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数を構成する。ＴＢをスケジューリングする時、実際にスケジューリングされたＴＢ情報をアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおいて設定してＵＥに送信する。通常、基地局によってスケジューリングされたアップリンクＴＢは、基地局によって構成され最大アップリンク伝送ＴＢ数以下、基地局によってスケジューリングされたダウンリンクＴＢ数は、基地局によって構成された最大ダウンリンク伝送ＴＢ数以下である。

【0050】

基地局は、基地局によって構成された異なる最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいてアップリンクスケジューリングとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを生成することができる。生成されたＤＣＩには、各ＴＢのＮＤＩとＨＡＲＱプロセス数などを含むことができる。そのため、基地局によって構成された異なる最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に対して、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩによって占用されたビット数は異なる。

【0051】

アップリンクリンクとダウンリンクの伝送能力が異なるため、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数は通常異なる。そのため、異なる最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づくそれぞれ構成されたアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数も異なる。

【0052】

基地局は、ＰＤＣＣＨリソースを用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを送信し、ＵＥがＰＤＣＣＨリソースにおいてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを受信する。ＵＥがアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを受信する方式は信道復号によってＰＤＣＣＨリソースにおいてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出することである。ＵＥは、ブラインド検出ビット数に基づいてＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0053】

ここで、基地局は、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じに設定することができる。例えば、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちの短い方に対して、冗長ビットを補足するなどの方式により、ビット数を増加させることができ、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有す。固定ビット数のＤＣＩを使用してもよく、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有す。

【0054】

基地局がＤＣＩビット数を設定する方式は、ＴＢ数に基づいてＤＣＩを構成し、すなわちＴＢ数に基づいて、ＤＣＩにおいて各ＴＢのＮＤＩとＨＡＲＱプロセス数などの指示情報を運ぶステップを含むことができる。ＤＣＩビット数を設定する方式は、ＴＢ数に基づいてＤＣＩを構成した後、付加ビットを追加するなどの方式によってＤＣＩのビット数を調整するステップをさらに含むことができる。

【0055】

ＵＥがＤＣＩをブラインド検出する時、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数またはダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数が同じであるため、ＵＥは、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数またはダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として決定し、同じ予め設定されたブラインド検出ビット数でＤＣＩに対してブラインド検出を行い、２つの異なるブラインド検査ビット数でブラインド検出を行うことはない。

【0056】

このようにして、ＵＥはＤＣＩ復号を行う時、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とが異なるため、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してそれぞれ異なるブラインド検出ビット数でブラインド検出する必要がなくなり、同じブラインド検出ビット数だけでアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのブラインド検出を行うことができ、ＵＥのブラインド検出に必要なマッチングすべきブラインド検出ビット数を減少させ、ブラインド検出効率を向上させる。

【0057】

【0058】

前記マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するステップは、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップを含む。

【0059】

ＤＣＩビット数設定方式は複数であってもよく、例えば、ＤＣＩにビットを直接追加し、または固定ビット数のＤＣＩを使用するなどである。

【0060】

基地局とＵＥとは、ＤＣＩビット数の設定方式を予め定めるか、または外部命令によってＤＣＩビット数の設定方式を決定してもよい。

【0061】

ＤＣＩビット数の設定方式は、ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数、または、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢなどに基づいて、設定することができる。

【0062】

一実施例では、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するステップは、ＵＥまたはコアネットワークエレメントから送信された指示情報に基づいて前記設定方式を決定するステップを含む。

【0063】

コアネットワークから指示情報を下り送信することができ、基地局は指示情報に基づいてＤＣＩビット数の構成方式を決定する。

【0064】

いくつかの実施例では、ＵＥは指示情報を基地局にアップロードし、基地局は指示情報に基づいてＤＣＩビット数の構成方式を決定する。

【0065】

【0066】

基地局は、前記ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方を、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成する時に使用されるＴＢ数とすることができる。

【0067】

基地局が後で実際にスケジューリングしたＴＢ数は、ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方以下であり、そのため、アップリンクＴＢの最大サポート数とダウンリンクＴＢの最大サポート数のうちの大きい方でＤＣＩビット数を構成するのは後続の実際にスケジューリングされるＴＢに影響を与えない。ＴＢを実際にスケジューリングする時、基地局は、実際の需要に応じて、アップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおいて各ＴＢの情報を設定し、ＴＢ情報設定が完了したアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩをＵＥに送信することができる。

【0068】

基地局とＵＥが、第１の設定方式でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することを予め定めたため、ＵＥは、同様に、ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に従って、ＤＣＩのビット数を推測し、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0069】

例示的には、ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数は、それぞれ８と４であり、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ４と２である場合、基地局は、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することができる。

【0070】

ＵＥは、同様にＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数でＤＣＩのビット数を推測し、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0071】

基地局がＴＢスケジューリングを行う時、実際にスケジューリングされたＴＢのＮＤＩとＨＡＲＱプロセス数などをアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩ内で設定し、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをＵＥに下り送信する。ＵＥは実際にスケジューリングされたＴＢ数に基づいてＴＢを受信または送信する。

【0072】

一実施例では、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するステップは、第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するステップを含む。

【0073】

基地局は、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方を、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成する時に使用されるＴＢ数とすることができる。

【0074】

基地局が後で実際にスケジューリングしたＴＢは、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方以下であるため、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方でＤＣＩビット数を構成するのは、後続の実際にスケジューリングされるＴＢに影響を与えない。ＴＢを実際にスケジューリングする時、基地局は、実際の需要に応じて、アップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおいて各ＴＢの情報を設定し、ＴＢ情報設定が完了したアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩをＵＥに送信することができる。

【0075】

基地局とＵＥが、第２の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを予め定めたため、ＵＥは、同様に基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方でＤＣＩのビット数を推測し、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方は、基地局が高位層のシグナリングなどによってＵＥに送信することができる。

【0076】

例示的には、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ８と４であり、且つ基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ４と２である場合、基地局は基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することができる。

【0077】

ＵＥは、同様に基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数でＤＣＩのビット数を推測し、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0078】

【0079】

ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、しかしながら、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、第１の設定方式、または第２の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。

【0080】

ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が同じである場合、第２の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。

【0081】

【0082】

【0083】

アップリンクスケジューリングＤＣＩがＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数で構成され、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩがＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数で構成される場合、ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なる場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数は異なる。

【0084】

アップリンクスケジューリングＤＣＩが基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数で構成される共に、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩが基地局によって構成された最大ダウンリンク伝送ＴＢ数で構成される場合、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数は異なる。

【0085】

この時、より小さいビット数を有するアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置に、予め設定された値を追加することにより、アップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を増やし、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにする。

【0086】

この時、所定の位置は、アップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩの末尾であってもよい。予め設定された値は「０」であってもよい。

【0087】

アップリンクスケジューリングＤＣＩがダウンリンクスケジューリングＤＣＩより短い場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩにおいて「０」を補足することにより、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩと一致するまでアップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を増やすことができる。

【0088】

ダウンリンクスケジューリングＤＣＩがアップリンクスケジューリングＤＣＩより短い場合、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおいて「０」を補足することにより、アップリンクスケジューリングＤＣＩビット数と一致するまでダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を増やすことができる。

【0089】

基地局とＵＥは、第３の設定方式または第４の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することを予め定める。

【0090】

基地局が第３の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成する場合、ＵＥは、ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方でＤＣＩのビット数を推測することができ、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0091】

基地局が第４の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣを構成する場合、ＵＥは基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方でＤＣＩのビット数を推測することができ、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方は、基地局が高位層のシグナリングなどによってＵＥに送信することができる。

【0092】

アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置に予め設定された値のｉ個のビットが追加された場合、ＵＥは、アップリンクスケジューリングＤＣＩを受信した後、後続の補足されたｉ個のビットを無視してアップリンクスケジューリングＤＣＩを解析することができる。

【0093】

ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置に予め設定された値のｊ個のビットが追加された場合、ＵＥは、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩを受信した後、後続の補足されたｊ個のビットを無視してダウンリンクスケジューリングＤＣＩを解析することができる。

【0094】

例示的には、アップリンクスケジューリングＤＣＩが３０ビット（ｂｉｔ）であり、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩが２６ｂｉｔである場合、基地局は、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数との一致を維持するように、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの後に４つのビットを補足することができる。補足された４つのビットは、予め設定された値を使用することができる。ＵＥは、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩを受信した後、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの後部において、予め設定された値を読み取ることによって４つのビットがビット数の補足のために使用されると決定する。ＵＥは、後続の補足された４つのビットを無視してダウンリンクスケジューリングＤＣＩを解析することができる。

【0095】

ユーザ装置のアップリンクリンクまたはダウンリンクのうちの１つのみがマルチＴＢ伝送をサポートし、もう１つがシングルＴＢスケジューリングのみをサポートする場合、ビットを補足する方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。

【0096】

例示的には、ＵＥが、アップリンクリンクまたはダウンリンクのうちの１つのリンクのみがマルチＴＢ伝送をサポートし、もう１つのリンクがシングルＴＢスケジューリングのみをサポートするように構成される場合、ＤＣＩの所定の位置にビットを追加することによってアップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。

【0097】

図４に示すように、本例示的な実施例は、ダウンリンク制御情報の受信方法を提供し、ダウンリンク制御情報の受信方法は、無線通信のユーザ装置に適用されることができ、前記方法は以下のステップ２０１を含む。

【0098】

ステップ２０１、予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出し、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有する。

【0099】

ＤＣＩは、基地局からＵＥに送信されたダウンリンク制御情報であり、ＤＣＩにおいて指示された情報は、アップダウンリンクリソース割り当て、及び／又はＨＡＲＱ情報、及び／又は電力制御などを含む。基地局は、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を設定することができる。アップリンクスケジューリングＤＣＩは、複数のアップリンクＴＢ伝送をスケジューリングするためのＤＣＩであってもよい。ダウンリンクスケジューリングＤＣＩは、複数のダウンリンクＴＢ伝送をスケジューリングするためのＤＣＩであってもよい。ＭＴＣをサポートする基地局はＰＤＣＣＨリソースを使用してＵＥにＤＣＩを送信することができ、ＰＤＣＣＨがＭＰＤＣＣＨであってもよい。

【0100】

【0101】

【0102】

【0103】

【0104】

【0105】

基地局がＤＣＩビット数を設定する方式は、ＴＢ数に基づいてＤＣＩを構成し、すなわちＴＢ数に基づいて、ＤＣＩにおいて各ＴＢのＮＤＩとＨＡＲＱプロセス数などを構成するステップを含むことができる。ＤＣＩビット数を設定する方式は、ＴＢ数に基づいてＤＣＩを構成した後、付加ビットを追加するなどの方式によってＤＣＩのビット数を調整するステップをさらに含むことができる。

【0106】

【0107】

【0108】

一実施例では、前記方法は、ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップをさらに含む。

【0109】

【0110】

【0111】

基地局とＵＥが、第１の設定方式でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成する予め定めたため、ＵＥは、同様に、ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に従って、ＤＣＩのビット数を推測し、推測されたビット数を予め設定されたブラインド検出ビット数として、ＰＤＣＣＨにおけるアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩに対してブラインド検出を行う。

【0112】

【0113】

【0114】

【0115】

一実施例では、前記方法は、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップをさらに含む。

【0116】

【0117】

基地局が後で実際にスケジューリングしたＴＢは、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方以下であり、そのため、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方でＤＣＩビット数を構成するのは後続の実際にスケジューリングされるＴＢに影響を与えない。ＴＢを実際にスケジューリングする時、基地局は、実際の需要に応じて、アップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩにおいて各ＴＢの情報を設定し、ＴＢ情報設定が完了したアップリンクスケジューリングＤＣＩまたはダウンリンクスケジューリングＤＣＩをＵＥに送信することができる。

【0118】

【0119】

例示的には、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数はそれぞれ８と４であり、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ４と２である場合、基地局は基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することができる。

【0120】

【0121】

【0122】

ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されているが、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なり、且つＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、第１の設定方式、または第２の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。

【0123】

【0124】

ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、ＵＥから報告されたＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数は同じであり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、第１の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数を構成することができる。一実施例では、前記ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップは、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、または、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するステップ、を含む。

【0125】

アップリンクスケジューリングＤＣＩがＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数で構成され、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩがＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数で構成される場合、ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なる時、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数は異なる。

【0126】

【0127】

【0128】

【0129】

【0130】

【0131】

基地局とＵＥが、第３の設定方式または第４の設定方式を用いてアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを構成することを予め定める。

【0132】

【0133】

【0134】

例示的には、アップリンクスケジューリングＤＣＩが３０ｂｉｔであり、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩが２６ｂｉｔである場合、基地局は、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数との一致を維持するように、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの後に４つのビットを補足することができる。補足された４つのビットは、予め設定された値を使用することができる。ＵＥは、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩを受信した後、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの後部において、予め設定された値を読み取ることによって４つのビットがビット数の補足のために使用されると決定する。ＵＥは、後続の補足された４つのビットを無視してダウンリンクスケジューリングＤＣＩを解析することができる。

【0135】

【0136】

【0137】

【0138】

【0139】

【0140】

以下、上記任意の実施例と併せて、具体的な例を提供する。

【0141】

アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とが異なる場合を解決するために、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とが一致するように、複数の方法を用いることができる。

【0142】

方法１：短いＤＣＩの後ろにビットを充填し、長いＤＣＩを整列させる。例えば、アップリンクスケジューリングＤＣＩが３０ｂｉｔであり、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩが２６ｂｉｔである場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とダウンリンクＤＣＩスケジューリングＤＣＩのビット数との一致を維持するように、ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの後に４つのビットを補足することができる。

【0143】

方法２：ＴＢ数のケジューリングをサポートするアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩの能力が一致していない場合、アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩは、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの最大のＴＢ数で生成することができる。ＴＢを実際にスケジューリングする時、基地局の実際の構成に基づいてスケジューリングすることができる。例えば、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ８と４であり、且つ基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ４と２である場合、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを生成することができる。実際にスケジューリングする時、基地局が実際にスケジューリングしたダウンリンクＴＢ数は２以下であり、実際にスケジューリングした数のアップリンクＴＢは４以下である。

【0144】

方法３：ＵＥのために基地局によって構成されたアップリンクＴＢ数とダウンリンクＴＢとが一致していない場合、ＤＣＩは、ＵＥのために基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの最大ＴＢ数で生成する。実際にスケジューリングする時、基地局の実際の構成に従って行う。例えば、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ８と４であり、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数がそれぞれ４と２である場合、基地局によって構成された最大アップリンク伝送ＴＢ数でアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩを生成することができる。実際にスケジューリングする時、基地局が実際にスケジューリングしたダウンリンクＴＢ数は２以下であり、実際にスケジューリングした数のアップリンクＴＢは４以下である。

【0145】

実際の適用時に、ＤＣＩビット数の調整を行うように、３つの方法の中から１つを選択することができる。

【0146】

どの整列方法を使用するかは、高位層のシグナリングによって構成してもよい。

【0147】

異なるシーンに対して、異なる方法を採用することもできる。

【0148】

シーン１、ＵＥが、アップリンクリンクまたはダウンリンクのうちの１つのリンクのみがマルチＴＢ伝送をサポートし、もう１つのリンクがシングルＴＢスケジューリングのみをサポートするように構成される場合、方法１採用することができる。

【0149】

シーン２、ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、方法２または方法３を採用することができる。

【0150】

シーン３、ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが異なり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が同じである場合、方法３を採用することができる。

【0151】

シーン４、ＵＥアップリンクとダウンリンクの両方がマルチＴＢ伝送をサポートするように構成されている場合、ＵＥから報告された最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数とが同じであり、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数が異なる場合、方法２を採用することができる。

【0152】

本発明の実施例は、ダウンリンク制御情報の構成装置をさらに提供し、無線通信の基地局に適用され、図５は、本発明の実施例によって提供されるダウンリンク制御情報の構成装置１００の概略組み合わせ構成図である。図５に示すように、装置１００は、設定モジュール１１０を含み、

【0153】

前記設定モジュール１１０は、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために、同じビット数を設定するように構成される。

【0154】

一実施例では、前記装置１００は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成する設定方式を決定するように構成される第１の決定モジュール１２０をさらに含む。

【0155】

前記設定モジュール１１０は、前記設定方式に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を設定するように構成される設定サブモジュール１１１を含む。

【0156】

一実施例では、前記第１の決定モジュール１２０は、指示情報に基づいて前記設定方式を決定するように構成される第１の決定サブモジュール１２１であって、前記指示情報がＵＥから送信され、またはコアネットワークエレメントから送信されたものである第１の決定サブモジュール１２１を含む。

【0157】

一実施例では、前記設定サブモジュール１１１は、第１の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第１の設定ユニット１１１１、または、第２の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記マルチＴＢ伝送の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのために同じビット数を構成するように構成される第２の設定ユニット１１１２、を含む。

【0158】

一実施例では、前記設定サブモジュール１１１は、第３の設定方式に基づいて、ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｎ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第３の設定ユニット１１１３、または、第４の設定方式に基づいて、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成されたダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、構成が完了した前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのうちのビット数が小さい方の所定の位置に予め設定された値であるｍ個のビットを追加して、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのビット数と前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのビット数とを同じにするように構成される第４の設定ユニット１１１４、を含む。

【0159】

本発明の実施例は、ダウンリンク制御情報受信装置をさらに提供し、無線通信のユーザ装置に適用され、図６は、本発明の実施例によって提供されるダウンリンク制御情報受信装置２００の概略組み合わせ構成図である。図６に示すように、装置２００は、ブラインド検出モジュール２１０を含み、前記ブラインド検出モジュール２１０は、予め設定されたブラインド検出ビット数に基づいて、マルチＴＢ伝送のアップリンクスケジューリングＤＣＩとダウンリンクスケジューリングＤＣＩをブラインド検出し、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとが同じビット数を有するように構成される。

【0160】

一実施例では、前記装置２００は、ＵＥから基地局に報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンクＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定モジュール２２０、または、ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定モジュール２３０、をさらに含む。

【0161】

一実施例では、前記第２の決定モジュール２２０は、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥから報告された、前記ＵＥによってサポートされた最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥによってサポートされた最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第２の決定サブモジュール２２１、または、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記アップリンクスケジューリングＤＣＩと、前記ＵＥのために前記基地局が構成した最大ダウンリンク伝送ＴＢ数に基づいて構成された前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩとに対して、前記ＵＥのために基地局が構成した最大アップリンク伝送ＴＢ数と最大ダウンリンク伝送ＴＢ数のうちの大きい方に基づいて、前記予め設定されたブラインド検出ビット数を決定するように構成される第３の決定サブモジュール２３１、を含む。

【0162】

一実施例では、前記装置２００は、前記アップリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｉ個のビットを除去し、前記ｉ個のビットが除去された後の前記アップリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第１の読み取りモジュール２４０、または、前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩの所定の位置のｊ個のビットを除去し、前記ｊ個のビットが除去された後の前記ダウンリンクスケジューリングＤＣＩのデータコンテンツを読み取るように構成される第２の読み取りモジュール２５０、をさらに含む。

【0163】

例示的な実施例では、設定モジュール１１０、第１の決定モジュール１２０、ブラインド検出モジュール２１、第２の決定モジュール２２０、第３の決定モジュール２３０、第１の読み取りモジュール２４０及び第２の読み取りモジュール２５０などは、前記方法を実行するように、１つ又は複数の中央処理装置（ＣＰＵ、ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）、グラフィック処理装置（ＧＰＵ、ＧｒａｐｈｉｃｓＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）、ベースバンドプロセッサ（ＢＰ、ｂａｓｅｂａｎｄｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、アプリケーション専用集積回路（ＡＳＩＣ、ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）、ＤＳＰ、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ、ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ）、複雑プログラマブルロジックデバイス（ＣＰＬＤ、ＣｏｍｐｌｅｘＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ、Ｆｉｅｌｄ－ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ）、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ（ＭＣＵ、ＭｉｃｒｏＣｏｎｔｒｏｌｌｅｒＵｎｉｔ）、マイクロプロセッサ（Ｍｉｃｒｏｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、または他の電子部品によって実現することができる。

【0164】

例えば、装置３０００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。

【0165】

図７を参照して、装置３０００は、処理コンポーネント３００２、メモリ３００４、電源コンポーネント３００６、マルチメディアコンポーネント３００８、オーディオコンポーネント３０１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）のインターフェース３０１２、センサコンポーネント３０１４、および通信コンポーネント３０１６、１つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。

【0166】

処理コンポーネント３００２は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置３０００の全体の操作を制御する。処理コンポーネント３００２は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための１つまたは複数のプロセッサ３０２０を含むことができる。また、処理コンポーネント３００２は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、１つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント３００２は、マルチメディアコンポーネント３００８と処理コンポーネント３００２とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。

【0167】

メモリ３００４は、装置３０００上の操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置３０００で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ３００４は、静的ランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読取り専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。

【0168】

電源コンポーネント３００６は、装置３０００の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント３００６は、電源管理システムと、１つまたは複数の電源と、装置３０００の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。

【0169】

マルチメディアコンポーネント３００８は、装置３０００とユーザとの間に１つの出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）とタッチパネル（ＴＰ）とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、１つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント３００８は、１つのフロントカメラおよび／またはバックカメラを含む。装置３０００が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび／またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、１つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。

【0170】

オーディオコンポーネント３０１０は、オーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント３０１０は、装置３０００が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン（ＭＩＣ）を含む。例えば、オーディオコンポーネント３０１０は、装置３０００が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン（ＭＩＣ）を含む。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント３０１０は、オーディオ信号を出力するための１つのスピーカをさらに含む。

【0171】

Ｉ／Ｏインターフェース３０１２は、処理コンポーネント３００２と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。

【0172】

センサコンポーネント３０１４は、装置３０００に様々な態様の状態評価を提供するように、１つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント３０１４は、装置３０００のオン／オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、コンポーネントは装置３０００のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント３０１４は、さらに、装置３０００または装置３０００の１つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置３０００との接触が存在または存在しないか、装置３０００の方位または加速／減速および装置３０００の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント３０１４は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント３０１４は、イメージングアプリケーションに使用されるＣＭＯＳまたはＣＣＤイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント３０１４は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。

【0173】

通信コンポーネント３０１６は、装置３０００と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置３０００は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばＷｉＦｉ、２Ｇまたは３Ｇ、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント３０１６は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、通信コンポーネント３０１６は、近距離通信を容易にするために、近距離通信（ＮＦＣ）モジュールをさらに含む。例えば、ＮＦＣモジュールでは、無線周波数認識（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。

【0174】

例示的な実施例では、装置３０００は、上記方法を実行するために、専用集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、１つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。

【0175】

例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ３００４をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置３０００のプロセッサ３０２０によって実行されてもよい。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であってもよい。

【0176】

当業者であれば、明細書を検討しかつ本明細書で開示された発明を実践した後、本発明の実施例の他の実施案を容易に想到し得る。本出願は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の実施例の一般原理に従い、本開示の実施例で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本発明の実施例の真の範囲および精神は、以下の請求項の範囲によって指摘される。

【0177】

なお、本発明の実施例は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本出願の実施例の範囲は、添付の請求項の範囲のみによって限定される。

【図1】