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特表2023-501429取り外し可能な容器付き折り畳み椅子
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(54)【発明の名称】取り外し可能な容器付き折り畳み椅子
(51)【国際特許分類】
   A47C 9/10 20060101AFI20230111BHJP
   A47C 7/54 20060101ALI20230111BHJP
   A47C 7/62 20060101ALI20230111BHJP
   A47C 4/44 20060101ALI20230111BHJP
   A47C 4/02 20060101ALI20230111BHJP
   B60N 3/10 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
A47C9/10
A47C7/54
A47C7/62 A
A47C7/62 Z
A47C4/44
A47C4/02 Z
B60N3/10 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022526354
(86)(22)【出願日】2020-11-05
(85)【翻訳文提出日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 US2020059083
(87)【国際公開番号】W WO2021092154
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】62/930,775
(32)【優先日】2019-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/021,074
(32)【優先日】2020-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522177905
【氏名又は名称】パーキット シーオー.
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】ウィルコックス、スティーブン、エリス
【テーマコード(参考)】
3B084
3B088
3B095
【Fターム(参考)】
3B084JA07
3B084JA10
3B084JB02
3B084JC00
3B088LB07
3B095AA01
3B095AA02
3B095AA04
3B095AA05
3B095AA09
(57)【要約】
【要約】
取り外し可能な容器を含む携帯用椅子。容器は、飲料や食品を長期間冷たく保つために断熱可能である。折り畳み椅子は、屋外の要求に合わせて設計および構築されていることが好ましい。容器、持運び用ストラップ、カップホルダーなど、さまざまな取り外し可能、再構成可能、および/または交換可能な特徴を有する。容器は、折り畳み椅子に簡単かつ便利に取り付けたり取り外したりすることができる。容器には、内部に含まれるアイテムを保護するために溶接およびシールされた外部ポケットを設けることができる。ストラップは、複数の異なる取り付けポイントを持つことができ、これにより、たとえば、バックパックタイプの持運び構成、肩越しのブリーフケースタイプの持運び構成、体全体のサッチェルタイプの構成など、複数の異なる携帯スタイルと再構成が可能になる。カップホルダーは折り畳み椅子の両側で交換可能で、ハンドル付きのカップ、缶、水筒など、さまざまなタイプの飲料容器に対応するように設計できる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み椅子であって、
椅子フレームであり、
左前脚フレーム要素と、
右前脚フレーム要素と、
左後脚フレーム要素と、
右後脚フレーム要素と、
を含む、椅子フレームと、
2つ以上のシートフレーム要素を含むシートフレームであり、
第1のシートフレーム要素と、
第2のシートフレーム要素と、
を含むシートフレームと、
前記椅子フレームに接続および接続解除可能な断熱容器であり、この断熱容器が前記椅子フレームに接続されている時に、当該断熱容器が前記折り畳み椅子のシートの下に配置される、断熱容器と、
前記第1のシートフレーム要素と前記第2のシートフレーム要素との間に延びるシート材を含む前記シートであって、前記シート材の第1の側面は、少なくとも部分的に人が座るためのシートを提供し、前記シート材の第2の側面は、前記断熱容器が前記椅子フレームに接続されている時に前記断熱容器の上に延在するものである、前記シートと、
を有する、折り畳み椅子。
【請求項2】
請求項1記載の折り畳み椅子において、前記椅子フレームは、さらに
左腕支持フレーム要素と、
右腕支持フレーム要素と、
前記左腕支持フレーム要素に枢動可能に接続された左背部支持フレーム要素と、
前記右腕支持フレーム要素に枢動可能に接続された右背部支持フレーム要素と、
前記左背部支持フレーム要素を前記右背部支持フレーム要素に接続する上部背部支持フレーム要素と、
を含む、折り畳み椅子。
【請求項3】
請求項2記載の折り畳み椅子において、
前記第1のシートフレーム要素は、左シートフレーム要素を含み、
前記第2のシートフレーム要素は、右シートフレーム要素を含むものである、
折り畳み椅子。
【請求項4】
請求項3記載の折り畳み椅子において、前記椅子フレームはさらに
左前部ジョイントであって、前記左前脚フレーム要素を前記左シートフレーム要素に結合する左前部ジョイントと、
右前部ジョイントであって、前記右前脚フレーム要素を前記右シートフレーム要素に結合する、右前部ジョイントと、
左後部ジョイントであって、前記左後脚フレーム要素を前記左シートフレーム要素に結合する、左後部ジョイントと、
右後部ジョイントであって、前記右後脚フレーム要素を前記右シートフレーム要素に結合する、右後部ジョイントと、
を有するものである、
折り畳み椅子。
【請求項5】
請求項4記載の折り畳み椅子において、
前記左前部ジョイントは、この左前部ジョイントを前記断熱容器に接続するための左前部ジョイント断熱容器コネクタを有し、
前記右前部ジョイントは、この右前部ジョイントを前記断熱容器に接続するための右前部ジョイント断熱容器コネクタを有し、
前記左後部ジョイントは、この左後部ジョイントを前記断熱容器に接続するための左後部ジョイント断熱容器コネクタを有し、
前記右後部ジョイントは、この右後部ジョイントを前記断熱容器に接続するための右後部ジョイント断熱容器コネクタを有するものである、
折り畳み椅子。
【請求項6】
請求項5記載の折り畳み椅子において、
前記左前部ジョイントは、この左前部ジョイントをカップホルダーに選択的に接続するための左前部ジョイントカップホルダーコネクターをさらに有し、
前記右前部ジョイントは、この右前部ジョイントを前記カップホルダーに選択的に接続するための右前部ジョイントカップホルダーコネクタをさらに有するものである、
折り畳み椅子。
【請求項7】
請求項5記載の折り畳み椅子において、
前記左後部ジョイントは、左後部ジョイントストラップコネクタをさらに有し、
前記右後部ジョイントは、右後部ジョイントストラップコネクタをさらに有するものである、
折り畳み椅子。
【請求項8】
請求項7記載の折り畳み椅子において、ハンドルをさらに備え、
前記ハンドルは2つのループに接続され、このループは前記上部背部支持フレーム要素の周りに配置され、前記ループは2つの持運び用ストラップの第1の端部に接続可能であり、前記2つの持運び用ストラップの第2の端部は、バックパック構成で前記折り畳み椅子を運ぶために、前記左後部ジョイントストラップコネクタ及び前記右後部ジョイントストラップコネクタに接続されるのである、
折り畳み椅子。
【請求項9】
請求項2記載の折り畳み椅子において、この折り畳み椅子の前記上部背部支持フレーム要素に接続された金属ハンドルをさらに有するものである、
折り畳み椅子。
【請求項10】
請求項9記載の折り畳み椅子において、前記金属ハンドルは、1つまたは複数の持運び用ストラップコネクタの接続用にさらに構成されているものである、折り畳み椅子。
【請求項11】
請求項2記載の折り畳み椅子において、
木製であり、前記左腕支持フレーム要素の上側に接続された左アームレストと、
木製であり、前記右腕支持フレーム要素の上側に接続されている右アームレストと、をさらに有するものである、折り畳み椅子。
【請求項12】
請求項1記載の折り畳み椅子において、前記断熱容器が前記椅子フレームに接続されている場合、前記シート材の前記第2の側面が、前記断熱容器の上に延在し、且つ前記断熱容器に直接隣接している、折り畳み椅子。
【請求項13】
請求項1記載の折り畳み椅子において、
前記左前脚フレーム要素は、前脚接地面フレーム要素によって前記右前脚フレーム要素に接続され、
前記左後脚フレーム要素は、後脚接地面要素によって前記右後脚フレーム要素に接続されているものである、折り畳み椅子。
【請求項14】
請求項1記載の折り畳み椅子において、シートフレームは、さらに前部シートフレーム要素をさらに含み、前記第1のシートフレーム要素および第2のシートフレーム要素は、前記前部シートフレーム要素によって接続されている、折り畳み椅子。
【請求項15】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記断熱容器は、それに縫い付けられた複数のストラップを含み、前記折り畳み椅子の前部および後部カップリングに接続するための複数のストラップの両端に近接して配置されたコネクタを有するものである、折り畳み椅子。
【請求項16】
請求項15に記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記前部および後部カップリングは、前記断熱容器のコネクタにリリース可能に接続するためのクリップコネクタをそれぞれ含むものである、折り畳み椅子。
【請求項17】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記後部カップリングは、水平支持ブレースによって接続されるものである、折り畳み椅子。
【請求項18】
請求項17記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記水平支持ブレースは、後部支持ブラケットによって前記後脚フレーム要素に接続されるものである、折り畳み椅子。
【請求項19】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記前部枢動可能カップリングの1つまたは複数は、それにカップホルダーを固定するためのコネクタを含むものである、折り畳み椅子。
【請求項20】
請求項1記載の折り畳み椅子を構成する方法であって、
サッチェル持運び構成に第1のストラップを接続する工程、
ブリーフケース持運び構成に前記第1のストラップを再構成する工程、および/または、
バックパック持運び構成に前記第1のストラップを再構成する工程、
を有する方法。
【請求項21】
断熱容器を椅子フレームの底に選択的に接続するために、前記断熱容器の上面から延びる1つまたは複数のコネクタを含む、断熱容器。
【請求項22】
折り畳み椅子用の前部枢動可能カップリングであって、この前部枢動可能カップリングは、
シート支持フレーム要素の側面に接続するための第1の結合要素と、
前脚フレーム要素に接続するための第2の結合要素と、
断熱容器に接続するためのコネクタと、
を有する前部枢動可能カップリング。
【請求項23】
請求項22記載の前部枢動可能カップリングにおいて、前記前部枢動可能カップリングの周囲の周りに配置され、取り付け可能なカップホルダーに接続するように構成されたカップホルダーコネクタをさらに有するものである、前部枢動可能カップリング。
【請求項24】
折り畳み椅子用の前部枢動可能カップリングであって、
前部枢動可能カップリングは、
シート支持フレーム要素の側面に接続するための第1の結合要素と、
前脚フレーム要素に接続するための第2の結合要素と、
カップホルダーに選択的に接続および接続解除するためのコネクタと、
を有するものである、前部枢動可能カップリング。
【請求項25】
後部枢動可能カップリングであって、この後部枢動可能カップリングは、
シート支持フレーム要素の端に接続するための第1の結合要素と、
背部支持フレーム要素に接続するための第2の結合要素と、
断熱容器に接続するためのコネクタと、
を有するものである、後部枢動可能カップリング。
【請求項26】
請求項25記載の後部枢動可能カップリングにおいて、この後部枢動可能カップリングは、さらに水平ブレースに枢動可能に結合するための第3の結合要素をさらに有するものである、後部枢動可能カップリング。
【請求項27】
請求項26記載の後部枢動可能カップリングにおいて、
前記第3の結合要素は、前記後部枢動可能ブレースを枢動可能ブラケットに結合するようにさらに構成されたものである、後部枢動可能カップリング。
【請求項28】
請求項27記載の後部枢動可能カップリングにおいて、
前記ブラケットは、前記後部枢動可能カップリングを後脚フレーム要素に枢動可能に結合するものである、後部枢動可能カップリング。
【請求項29】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記1つまたは複数の前部枢動可能カップリングに接続された1つまたは複数のカップホルダーをさらに有するものである、折り畳み椅子。
【請求項30】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記左腕支持フレーム要素および前記右腕支持フレーム要素に接続されたアームレストをさらに有するものである、折り畳み椅子。
【請求項31】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記アームレストは、木製である、折り畳み椅子。
【請求項32】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記アームレストは、竹製である、折り畳み椅子。
【請求項33】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、
前記前脚フレーム要素、後脚フレーム要素、背部支持フレーム要素、およびシート支持フレーム要素は、アルミニウム製である、折り畳み椅子。
【請求項34】
請求項1記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、
前記前脚フレーム要素、後脚フレーム要素、背部支持フレーム要素、およびシート支持フレーム要素は、少なくとも1インチの直径を有するものである、折り畳み椅子。
【請求項35】
請求項21記載の断熱容器を有する折り畳み椅子において、前記折り畳み椅子は、前記シートおよび背部支持フレーム要素に接続された布ウェビングをさらに備えるものである、折り畳み椅子。
【請求項36】
請求項2記載の折り畳み椅子において、
前記上部背部支持フレーム要素に結合されたハンドルをさらに備える、折り畳み椅子。
【請求項37】
請求項36記載の折り畳み椅子において、
前記ハンドルは、持運び用ストラップをそれに接続するための部分を含むものである、折り畳み椅子。
【請求項38】
請求項1記載の折り畳み椅子において、前記断熱容器の前記外部に溶接または密閉される1つまたは複数の外部ポケットをさらに有し、前記断熱容器内に含まれるアイテムを保護するものである、折り畳み椅子。
【請求項39】
請求項1記載の折り畳み椅子において、クリップまたはストラップの形態の閉じ状態保持要素をさらに備える、折り畳み椅子。
【請求項40】
折り畳み椅子であって、
椅子フレームであって、
左前脚フレーム要素と、
右前脚フレーム要素と、
左後脚フレーム要素と、
右後脚フレーム要素と、
第1のシートフレーム要素と、第2のシートフレーム要素とを含む、2つ以上のシートフレーム要素を含むシートフレームと、
を有する、椅子フレームと、
前記椅子フレームに接続および接続解除可能な容器であって、前記容器が前記椅子フレームに接続されたときに前記容器が前記折り畳み椅子のシートの下に配置されるようになっている、容器と、
前記第1のシートフレーム要素と前記第2のシートフレーム要素の間に延長するシート材を有する、前記シートであって、少なくとも部分的に人が座るためのシートを提供する前記シート材の第1の側面と、前記容器が前記椅子フレームに接続されている時に、前記容器上に延びる前記シート材の第2の側面とを有する、前記シートと、
を有するものである、折り畳み椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
この特許出願は、2019年11月5日に出願された米国仮特許出願第62/930,775号の利益と優先権を主張します。この特許出願は、また、2020年5月6日に出願された米国仮特許出願第63/021,074号の利益と優先権も主張します。両方の仮特許出願の内容は、ここで言及することによりその全体およびすべての目的のために本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
携帯椅子業界では、頻繁な使用に効率的かつ効果的に耐え、大勢の使用者にサービスを提供できる高性能折り畳み椅子の市場が存在する。これらの座席の状況は、体育館、スタジアム、講堂、学校、教会、およびピクニックやコンサートなどの屋外イベントでよく見られる。イベントの一般的な性質により、これらの椅子のパフォーマンス要件は非常に厳しい場合があります。たとえば、スポーツファンやコンサートファンによく見られるような過度の使用に耐えられる必要がある。また、長時間の着座にも快適さを提供する必要がある。
【0003】
多くの折り畳み椅子は、特に座席時間が長い状況では不快になる傾向がある。たとえば、シートは通常、金属、プラスチック、および/または木材などの剛性のある材料でできている。このような材料は、表面が劣化して風化するにつれて、時間の経過とともにさらに不快になる可能性がある。これらの剛性シートは、フォームなどのパッドの層で覆われている場合があるが、厚さ、弾力性、品質が不十分な可能性がある。
【0004】
さらに、これらのシート構造は人体の輪郭を無視する傾向がある。たとえば、着座面は一般的に一次元ですが、人体は明らかにそれほど単純ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
折り畳み椅子はまた、背もたれのサポートが十分に提供されない傾向がある。理由の1つは、折り畳み操作と最小限の保管スペースのために、バックサポートが最小限に抑えられることが多いため。たとえば、背もたれ部分は通常、人間の背中よりもはるかに小さい。背もたれは、金属、プラスチック、木材などの硬い素材でできていることが多く、前述のように時間の経過とともに不快になるので、また人体の輪郭を無視している。シートと同様に、背もたれはフォームなどのパッドの層で覆われている場合があるが、すべての場合に十分に提供されるわけではない。また、背もたれは人体とは対照的に一次元である傾向がある。その結果、特に優先シートエリアで使用される高性能折り畳み椅子、また、強度で過酷な使用に必要な耐久性を提供する、シートと背もたれを備えた折り畳み椅子が望まれている。
【0006】
本明細書で請求されている内容は、不利な点を解決する、または上記のような環境でのみ使用される実施形態に限定されない。むしろ、この背景技術の説明は、本明細書に記載のいくつかの実施形態が実施され得る1つの例示的な技術分野を説明するためにのみ提供されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この要約は、以下の詳細な説明でさらに説明される簡略化された形式で概念の選んだものを紹介するために提供される。この要約は、請求された内容の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図しておらず、請求された内容の範囲を決定する際の補助として使用されることも意図されていない。
【0008】
本発明は、取り外し可能、再構成可能、および/または交換可能な容器、持運び用ストラップ、および/またはカップホルダーを含む、取り外し可能、再構成可能、および/または交換可能な特徴を有する折り畳み椅子に関する。容器は断熱することができ、折り畳み式の椅子に簡単かつ便利に取り付けたり取り外したりすることができる。特定の容器の実施形態を参照して断熱されていると本明細書で言及しているが、それぞれの場合において、同じ開示が、容器が断熱されていない実施形態に関連することを理解されたい。したがって、断熱容器への言及は、容器が断熱されていない同じ実施形態、考察、および図も参照するように理解されるべきである。
【0009】
断熱容器は、内部に含まれるアイテムを保護するために溶接および密封された外部ポケットで溶接、断熱、および密封することができる。ストラップは、複数の異なる取り付けポイントを持つことができ、これにより、たとえば、バックパックタイプの持運び構成、肩越しのブリーフケースタイプの持運び構成、体全体のサッチェルタイプの構成など、複数の異なる携帯スタイルと再構成が可能になる。カップホルダーは、折り畳み椅子の両側で交換可能であり、たとえば、ハンドル、缶、および水筒を備えたカップを含む、さまざまな異なるタイプの飲料容器を収容するように設計することができる。
【0010】
折り畳み椅子は、椅子フレームを含む。椅子フレームは、左前脚フレーム要素と、右前脚フレーム要素と、左後脚フレーム要素と、右後脚フレーム要素と、を含み、シートフレームは、2つ以上のシートフレーム要素を含む。シートフレーム要素は、第1のシートフレーム要素と、第2のシートフレーム要素と、を含むことができる。折り畳み椅子は、椅子フレームに接続および接続解除可能な断熱容器であり、この断熱容器が前記椅子フレームに接続されている時に、当該断熱容器が前記折り畳み椅子のシートの下に配置される、断熱容器を含むことができる。このシートは、前記第1のシートフレーム要素と前記第2のシートフレーム要素との間に延びるシート材を含んでもよい。前記シート材の第1の側面は、少なくとも部分的に人が座るためのシートを提供し、前記シート材の第2の側面は、前記断熱容器が前記椅子フレームに接続されている時に前記断熱容器の上に延在するものである。
【0011】
折り畳み椅子フレームは、左腕支持フレーム要素および右腕支持フレーム要素をさらに含むことができる。折り畳み椅子フレームは、左腕支持フレーム要素に枢動可能に接続された左背部支持フレーム要素をさらに含むことができる。折り畳み椅子は、右腕支持フレーム要素に枢動可能に接続された右背部支持フレーム要素をさらに含むことができる。折り畳み椅子は、左背部支持フレーム要素を右背部支持フレーム要素に接続する上部背部支持フレーム要素をさらに含むことができる。第1のシートフレーム要素は、左シートフレーム要素を含むことができ、第2のシートフレーム要素は、右シートフレーム要素を含むことができる。
【0012】
椅子フレームは、さらに左前部ジョイントであって、前記左前脚フレーム要素を前記左シートフレーム要素に結合する左前部ジョイントと有することができる。椅子フレームは、さらに右前部ジョイントであって、前記右前脚フレーム要素を前記右シートフレーム要素に結合する、右前部ジョイントを有することができる。
【0013】
折り畳み椅子は、左後部ジョイントであって、前記左後脚フレーム要素を前記左シートフレーム要素に結合する、左後部ジョイントをさらに有することができる。折り畳み椅子は、右後部ジョイントであって、前記右後脚フレーム要素を前記右シートフレーム要素に結合する、右後部ジョイントをさらに有することができる。
【0014】
前記左前部ジョイントは、この左前部ジョイントを前記断熱容器に接続するための左前部ジョイント断熱容器コネクタを有することができる。前記右前部ジョイントは、この右前部ジョイントを前記断熱容器に接続するための右前部ジョイント断熱容器コネクタを有することができる。
【0015】
前記左後部ジョイントは、この左後部ジョイントを前記断熱容器に接続するための左後部ジョイント断熱容器コネクタを有することができる。前記右後部ジョイントは、この右後部ジョイントを前記断熱容器に接続するための右後部ジョイント断熱容器コネクタを有することができる。
【0016】
前記左前部ジョイントは、この左前部ジョイントをカップホルダーに選択的に接続するための左前部ジョイントカップホルダーコネクターをさらに有することができる。前記右前部ジョイントは、この右前部ジョイントを前記カップホルダーに選択的に接続するための右前部ジョイントカップホルダーコネクタをさらに有することができる。
【0017】
前記左後部ジョイントは、左後部ジョイントストラップコネクタをさらに有することができる。前記右後部ジョイントは、右後部ジョイントストラップコネクタをさらに有することができる。
【0018】
折り畳み椅子は、ハンドルを有することができる。前記ハンドルは2つのループに接続可能である。ループは前記上部背部支持フレーム要素の周りに配置可能である。前記ループは2つの持運び用ストラップの第1の端部に接続可能である。前記2つの持運び用ストラップの第2の端部は、バックパック構成で前記折り畳み椅子を運ぶために、前記左後部ジョイントストラップコネクタ及び前記右後部ジョイントストラップコネクタに接続可能である。
【0019】
折り畳み椅子には、木製で、左腕支持フレーム要素の上側に接続された左アームレストを含めることができる。木製で、右腕支持フレーム要素の上側に接続されている右腕レスト。
【0020】
シート材の第2面は、断熱容器が椅子フレームに接続されている場合、断熱容器の上に伸びて直接隣接することができる。
【0021】
左前脚フレーム要素は、前脚接地面フレーム要素によって右前脚フレーム要素に接続することができる。前脚フレーム要素は、統合されたU字型の前脚フレーム要素にすることができる。
【0022】
左後脚フレーム要素は、後脚接地面要素によって右後脚フレーム要素に接続することができる。後脚フレーム要素は、統合されたU字型後脚フレーム要素にすることができる。
【0023】
シートフレームは、前部シートフレーム要素によってさらに接続される前部シートフレーム要素、第1のシートフレーム要素および第2のシートフレーム要素をさらに含むことができる。
【0024】
シートフレーム要素は、統合されたU字型のシートフレーム要素にすることができます。
【0025】
背部フレームには、統合されたU字型のシートフレーム要素をさらに含めることができる。
【0026】
断熱容器は、それに縫い付けられ、折り畳み椅子の前部および後部カップリングに接続するために複数のストラップの対向する端部に近接して配置されたコネクタを有する複数のストラップを含むことができる。
【0027】
前部カップリングと後部カップリングにはそれぞれ、断熱容器のストラップコネクタに接続解除可能に接続するためのクリップコネクタを含めることができる。後部カップリングは、水平支持ブレースで接続できる。水平支持ブレースは、後部支持ブラケットによって後脚フレーム要素に接続できる。
【0028】
前部枢動可能カップリングの1つまたは複数は、それにカップホルダーを固定するためのコネクタを含むことができる。
【0029】
折り畳み椅子を構成するための方法は、サッチェル持運び構成に第1のストラップを接続する工程、ブリーフケース持運び構成に前記第1のストラップを再構成する工程、および/または、バックパック持運び構成に前記第1のストラップを再構成する工程、を有することができる。
【0030】
断熱容器を椅子フレームの底に選択的に接続するために、断熱容器は、その上面から延びる1つまたは複数のコネクタを含むことができる。
【0031】
折り畳み椅子用の前部枢動可能カップリングは、シート支持フレーム要素の側面に接続するための第1の結合要素と、前脚フレーム要素に接続するための第2の結合要素と、断熱容器に接続するためのコネクタと、を有することができる。前部枢動可能カップリングは、前部枢動可能カップリングの周囲に配置され、取り付け可能なカップホルダーに接続するように構成されたカップホルダーコネクターを含むことができる。
【0032】
折り畳み椅子用の前部枢動可能カップリングは、シート支持フレーム要素の側面に接続するための第1のカップリング要素、前脚フレーム要素に接続するための第2のカップリング要素、およびカップホルダーに選択的に接続および接続解除するためのコネクタを含むことができる。
【0033】
折り畳み椅子用の後部枢動可能カップリングは、シート支持フレーム要素の端部に接続するための第1の結合要素、背部支持フレーム要素に接続するための第2の結合要素、および断熱容器に接続するためのコネクタを含むことができる。後部枢動可能カップリングは、水平ブレースに枢動可能に結合するための第3の結合要素をさらに含むことができる。第3の結合要素は、後部枢動可能ブレースを枢動可能なブラケットに結合するようにさらに構成することができる。ブラケットは、後部枢動可能カップリングを後脚フレーム要素に枢動可能に結合することができる。
【0034】
折り畳み椅子は、1つまたは複数の前部枢動可能カップリングに接続された1つまたは複数のカップホルダーをさらに含むことができる。
【0035】
折り畳み椅子は、左腕支持フレーム要素および右腕支持フレーム要素に接続されたアームレストをさらに含むことができる。アームレストは木製が可能である。アームレストは竹で作ることができる。
【0036】
折り畳み椅子は、アルミニウムを含んでもよい。前脚フレーム要素、後脚フレーム要素、背部支持フレーム要素、およびシート支持フレーム要素は、アルミニウム製が可能である。前脚フレーム要素、後脚フレーム要素、背部支持フレーム要素、およびシート支持フレーム要素は、少なくとも1インチの直径を有することが可能である。折り畳み椅子は、前記シートおよび背部支持フレーム要素に接続された布ウェビングを有することができる。
【0037】
本発明の追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に記載され、部分的には詳細な説明から明らかであるか、または本発明の実施によって習得され得る。本発明の特徴および利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘される設備および組み合わせによって実現および得られ得る。本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるか、または以下に記載される本発明の実施によって習得され得る。
【図面の簡単な説明】
【0038】
本発明の上記および他の利点および特徴をさらに明確にするために、本発明のより具体的な説明は、添付の図面に示されるその特定の実施形態を参照することによって提供される。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを描写しており、したがって、その範囲を限定すると見なされるべきではないことが理解される。本発明は、添付の図面を使用することにより、追加の特異性および詳細とともに説明および説明される。
図1図1は、シートフレームに接続された断熱容器を有する折り畳み椅子を示す。
図2図2は、シートフレームに接続された断熱容器を有する折り畳み椅子を示す正面、左側面および右側面図である。
図3図3は、断熱容器を備えた折り畳み椅子を持つ人、また断熱容器を備えた折り畳み椅子に座っている人を示す。
図4図4は、バックパック、サッチェル、およびブリーフケース構成の持運び用ストラップで、断熱容器を備えた折り畳み椅子を運ぶ人を示している。
図5図5は、交換可能なカップホルダーコネクタおよび溶接された外部ポケットを備えた断熱容器をさらに詳細に示す。
図6図6は、交換可能なカップホルダーコネクタと、断熱容器およびキャリングストラップに接続するためのコネクタを備えたフロントカップリングジョイントを示す。
図7図7は、断熱容器および携帯用ストラップに接続するための統合されたコネクタを有する後部カプラーを示す。
図8図8は、前部および後部カプラーの追加の例および図、ならびに閉じ状態保持要素の例を示す。
図9図9は、取り外し可能で独立して使用可能な断熱容器を備えた折り畳み椅子の追加の特徴を示す。
図10図10は、カップホルダーコネクタの追加機能および閉じ状態保持要素の例を示す。
図11図11は、折り畳み椅子の要素の様々な例の分解図である。
図12図12、13、および14は、閉じ状態保持要素のさらなる例を示している。
図13図12、13、および14は、閉じ状態保持要素のさらなる例を示している。
図14図12、13、および14は、閉じ状態保持要素のさらなる例を示している。
図15図15は、後部支持フレーム要素に接続されたハンドルの例を示す。
図16図16は、バックパック持運び構成でストラップを使用するためのコネクタとして使用できるハンドルの例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0039】
本発明の実施形態は、優れた技能および改善された機能性を有する携帯用椅子に関する。携帯用椅子は取り外し可能な容器を含み、これは、特定の実施形態によれば、飲料および食品を長期間冷たく保つために断熱することができる。椅子は、屋外の必要性に合わせて設計および構築されていることが好ましい。椅子は、いくつかの好ましい実施形態によれば、航空機グレードのアルミニウムから作られたフレームを含む、改良された材料で構築することができる。椅子には、手触りが柔らかく、強度と「新品同様」の快適さを維持するナイロンウェビングコアを取り囲む布ウェビングで作られたシートとバックを含めることができる。布ウェビングは、耐水性にすることができる織られたポリエステル布を含むことができる。椅子には、自然力からの保護のためにラミネートおよびシールできる木製のアームレストを取り付けることができる。アームレストは、軽量で耐久性があり、環境に優しい竹製のアームレストにしてもよい。
【0040】
独特の利点を示す他の改善および機能には、断熱容器、持運び用ストラップ、およびカップホルダーを含む、さまざまな取り外し可能、再構成可能、および/または交換可能な機能が含まれる。断熱容器は、折り畳み椅子に簡単かつ便利に取り付け及び取り外し可能である。断熱容器は、内部に含まれるものを保護するために溶接および密封された外部ポケットで溶接、断熱、および密封することができる。ストラップは、複数の異なる取り付けポイントを持つことができます。これにより、たとえば、バックパックタイプの持運び構成、肩に掛けるブリーフケースタイプの持運び構成、体を横切るサッチェルタイプの構成など、複数の異なる携帯スタイルと再構成が可能である。カップホルダーは、折り畳み椅子の両側で交換可能であり、たとえば、取っ手があるカップ、缶、および水筒を含む、さまざまな異なるタイプの飲料容器を収容するように設計することができる。以下に開示される教示を考慮して理解されるように、追加の交換可能な付属品接続器具は、傘、テーブル、釣り棒ホルダーなどを収容することができる。
【0041】
いくつかの好ましい実施形態によれば、取り外し可能な断熱容器は、氷を8時間以上凍結状態に保つように設計することができる。取り外し可能な断熱容器は、ソフトまたはハードの側壁と構造、またはソフトとハードの側壁と構造の混合物を持つことができる。折り畳み椅子と断熱容器には、追加のものをしっかりと運び保護するための外部ポケットを含めることができる。このような外部ポケットは、防水シームと流線型の外観を確保するために、縫製ではなく溶接することができる。特定の好ましい実施形態によれば、複数の携帯オプションは、人間工学的に快適さのために設計されているハンズフリーの携帯体験を提供する。このような複数の異なる持運び構成は、環境やユーザーの要望に応じて、さまざまな持運び状況にも役立つ。
【0042】
特定の好ましい実施形態によれば、取り外し可能な容器は、カラビナーのようなクリップを介して、椅子のシートベースフレームの下側にぴったりと固定することができる。このような便利な接続により、断熱容器の内容物に簡単にアクセスできる。さらに、断熱容器は、異なる状況に応じて、折り畳み式の椅子のシートフレームから簡単に取り外して、移動性を高めたり、別々に使用したりすることが可能である。
【0043】
ハンズフリーの持運び用ストラップは、サッチェル持運び構成では胸部を横切る形になり、ユーザーの手が追加の機器やアイテムを自由に運ぶことができるようにする。様々な実施形態によれば、折り畳み椅子を使用して、シュノーケル、足ひれ、および任意の特定の用途のための他のアイテムなどの追加のアイテムを折り畳み椅子内に固定することができる。
【0044】
交換可能なカップホルダーは、缶、断熱ウォーターボトル、水筒、コーヒーマグ用に設計された切欠部に含めることができる。有利なことに、交換可能なカップホルダーは、アームレスト上に配置または形成されるのではなく、革新的なフレーム要素ジョイントにリリース可能に結合して、交換可能なカップホルダーに加えて、改善された人間工学的、多機能、部品の削減、および回転可能なフレーム要素サポートのための多目的ジョイントを提供することができる。
【0045】
図1および2を参照すると、断熱容器140を含む折り畳み椅子100の実施形態が示されている。折り畳み椅子100は、折り畳み椅子フレームを含む。折り畳み椅子フレームは、左腕支持フレーム要素125Aおよび右腕支持フレーム要素125Bを含むことができる。
【0046】
折り畳み椅子フレームは、左腕支持フレーム要素125Aに枢動可能に接続された前脚フレーム要素105をさらに含むことができる。前脚フレーム要素105もまた、右腕支持フレーム要素125Bに枢動可能に接続されている。
【0047】
折り畳み椅子フレームは、後部脚フレーム要素110をさらに含むことができる。後部脚フレーム要素110は、左腕支持フレーム要素125Aに枢動可能に接続されている。後脚フレーム要素110もまた、右腕支持フレーム要素125Bに枢動可能に接続されている。
【0048】
折り畳み椅子フレームは、左腕支持フレーム要素125Aに枢動可能に接続された背部支持フレーム要素115をさらに含むことができる。背部支持フレーム要素115もまた、右腕支持フレーム要素125Bに枢動可能に接続されている。
【0049】
折り畳み椅子フレームは、シート支持フレーム要素120をさらに含むことができる。シート支持フレーム要素120は、後脚フレーム要素110に枢動可能に結合することができる。シート支持フレーム要素120はまた、前脚フレーム要素105に枢動結合することができる。
【0050】
折り畳み椅子100は、シート支持材料155および後部支持材料150をさらに含むことができる。後部支持材料155は、背部支持フレーム115の側面から延在することができる。シート支持材料155は、シート支持フレーム要素120の側面から延在することができる。シート支持材料155および/または後部支持材料150は、シートおよび後部支持材料のウェビングを含むことができる。材料のウェビングは、図1に示されるように、垂直水平シート支持ウェビング材料155または垂直後部支持ウェビング材料150と組み合わされた水平ウェビングを含むことができる。シート支持材料155および/または背もたれ支持材料150はまた、折り畳み椅子100に座っている人のシートおよび後部を支持するように、シート材、ストリップ材または他の構成の材料であり得る。
【0051】
折り畳み椅子100は、左腕支持フレーム要素125Aに接続された左アームレスト160Aをさらに含むことができる。折り畳み椅子100は、右腕支持フレーム要素125Bに接続された右アームレスト160Bをさらに含むことができる。アームレスト160は任意の素材で作ることができる。しかしながら、好ましい特に人間工学的設計によれば、アームレスト160は、本明細書に開示される実施形態による、木で作ることができる。例えば、アームレスト160は、いくつかの好ましい実施形態によれば、竹材で作ることができる。折り畳み椅子100は、カップホルダー130を含むことができる。カップホルダー130は、折り畳み椅子100の左側および右側との間で容易に交換可能である。カップホルダー130は、カップのマグカップまたはハンドルを収容するための切欠部311を含むことができる。カップホルダー130は、カップホルダーコネクタ132に接続および接続解除することができる。折り畳み椅子100は、2つのカップホルダーコネクタ132、折り畳み椅子100の左側に1つのカップホルダーコネクター132A、および折り畳み椅子100の右側に1つのカップホルダーコネクター132Bを含むことができる。カップホルダー130は、折り畳み椅子100に座っている人が好むように、折り畳み椅子100の各側のカップホルダーコネクタ132に接続および接続解除することができる。有利なことに、カップホルダーコネクタ132は、前脚フレーム要素105に結合、取り付け可能、または取り付けることができるし、またシートフレーム要素120に結合、取り付け可能、または取り付けることもできる。例えば、カップホルダーコネクタ132は、カップホルダー131に配置されたインターロックまたは嵌合するキーまたは突起に対応するインターロックまたは嵌合するスロットを含むことができる。
【0052】
図3を参照すると、断熱容器140を含む折り畳み椅子100が、図3の左側の椅子に座っている人と一緒に示されると共に図3の右側では、折り畳み椅子100を持ち運んでいる人が示されている。図3に示されるように、断熱容器140は、座位にある人が容易にアクセス可能であり、折り畳み状態では、接続可能で再構成可能なストラップ165によって容易に運ばれる。
【0053】
図4を参照すると、折り畳み椅子100は、1つまたは複数の接続および取り外し可能な持運び用ストラップ165の3つの異なる構成で示されている。左側の第1の構成では、ストラップ165はバックパック構成で構成されている。真ん中の第2の構成では、ストラップ165は、女性の肩の上から運ぶブリーフケース形態のストラップである。そして、右側の3番目の構成では、再構成可能なストラップ165は、男性の肩と胸を横切るサッチェル構成になっている。
【0054】
図5を参照すると、断熱容器140の追加のオプションの有利な構成要素が示されている。断熱容器140は、ハンドル141を含む。ハンドル141は、折り畳み椅子100のフレームから取り外したときに、断熱容器140を運ぶために使用することができる。
【0055】
断熱容器140は、断熱容器140の前部コネクタ144および後部コネクタ145によって接続および接続解除可能にできる。前部コネクタ144および後部コネクタ145は、例えば、断熱容器140に取り付けられ、結合され、または接続されたループ、クリップ、またはフックの形態であり得る。
【0056】
断熱容器140はまた、1つ以上の外部ポケット142を含むことができる。例えば、図5に示されるように、断熱容器140は、ジッパーなどの閉口装置を備えたポケット142を含むことができる。断熱容器140は、図5に示されるように、1つ以上の底部ポケット142および/または1つ以上の側方ポケット(図示せず)を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポケット142と断熱容器140との間の水密の継ぎ目を確実にするために、ポケット142は、縫い付ける代わりに溶接されてもよい。
【0057】
折り畳み椅子100は、図において、概してU字形の前脚フレーム要素105、U字形のシート支持フレーム要素120、U字形の後脚支持フレーム要素110、およびU字形の背部支持フレーム要素115が複数のカップリング、折り畳み式ジョイント、および/または枢動可能ジョイントによって相互接続されているものとして示されている。しかしながら、背部支持フレーム要素115、脚支持フレーム要素105および110、ならびにシート支持フレーム要素120は、個別、または明確に分かれた部分として実施することができる。U字型のフレーム要素105、120、110、および115を使用すると、この特許出願の発明者によって発見されたように、さまざまな改善、機能強度、および人間工学的利点がもたらされる。
【0058】
例えば、さらに図5に示されるように、折り畳み椅子100は、左前脚フレーム要素部分105Aおよび右前脚フレーム要素部分105Bを有する椅子フレームを含むことができる。左前脚フレーム要素部分105Aは、相互接続する前脚フレーム要素部分105Cによって右前脚要素105Bに接続することができるが、必須ではない。前脚フレーム要素105の要素は、U字形の単一の統合された支持フレーム要素であるか、または具体的に示されていない実施形態による別個の個々の部分であり得る。フレーム要素の任意の要素は、構造的支持機能を実行するために曲げることができる単一のフレーム要素から作成可能、または一緒に結合するか、異なる構成または個々の機能のために設計することができる複数の個々の支持フレーム要素であり得る。
【0059】
同様に、後脚フレーム要素110は、左後脚フレーム要素部分110Aおよび右後脚フレーム要素部分110Bを含むことができる。左後部フレーム要素110Aは、相互接続する後部脚フレーム要素部分110Cによって右後部脚要素110Bに接続することができるが、必須ではない。示されるように、後部脚フレーム要素110の要素は、示されるような単一の部品、またはいくつかの実施形態に従って一緒に結合され得る別個の部品(図示されていない)であり得る。
【0060】
同様に、シートフレーム要素120は、2つ以上のシートフレーム要素部分を含むことができる。図5に示されるように、シートフレーム要素120は、第1のシートフレーム要素部分120Aおよび第2のシートフレーム要素部分120Bを含むことができる。第1のシートフレーム要素部分120Aは、左のシートフレーム要素部分であり得、第2のシートフレーム要素部分120Bは、右のシートフレーム要素部分120Bであり得る。第1のシートフレーム要素部分110Aは、相互接続するシートフレーム要素部分110Cによって、右側のシートフレーム要素部分110Bに接続することができる。示されるように、シートフレーム要素120の要素は、単一の部品または別個の部品であり得る。前述の教示に照らして当技術分野の当業者に理解されるように、同様の教示は、背部支持フレーム要素115を参照して理解することができる。
【0061】
図6~10を参照すると、折り畳み椅子は、前脚フレーム要素105、後脚フレーム要素110、背部支持フレーム要素115、シート支持フレーム要素120、およびカップホルダーコネクタ132のうちの2つ以上に隣接する複数のカップリングおよびジョイントをさらに含むことができる。カップリングおよびジョイントは、結合ジョイントを1つまたは複数の持運び用ストラップ165および断熱容器140に接続するためのコネクタをさらに含み、いくつかの実施形態ではそれらと統合することができる。
【0062】
例えば、折り畳み椅子100は、2つの前部結合170および2つの後部カップリング180を含むことができる。前部結合170は、前脚フレーム要素105に接続するための第1の前部結合ジョイント部170Aと、シートフレーム要素120に接続するための第2の前部結合ジョイント部170Bを有することができる。
【0063】
第1の前部結合ジョイント部170Aは、シートフレーム要素120が前脚フレーム要素105に回転可能に結合されるように、第2の前部結合ジョイント部170Bに回転可能に接続される。
【0064】
図7に示されるように、前部結合ジョイント部170は、第1の前部結合ジョイント部170Aおよび第2の前部結合ジョイント部170Aを介して延びるピボットロッド173を含み得、第2の前部結合ジョイント部170Bは、折り畳み椅子100のシートに座っている人に支持を提供しながら、第2の前部結合ジョイント部170Bに対する第1の前部結合ジョイント部170Aの回転を提供する。
【0065】
前部結合ジョイント部170は、各前部結合ジョイント部170の第2の前部結合ジョイント部170Bを断熱容器140に接続するための第1の前部結合ジョイント部171をさらに含むことができる。例えば、示されるように、第1の前部カップリングコネクタ171は、断熱容器140の前部コネクタ144に接続するためのカラビナのような一体化されたクリップを有することが可能である。図7に示すように、断熱容器140の前部コネクタ144は、断熱容器140の上面に固定されるか、取り付けられるストラップ146によって、断熱容器140の上面に取り付けることができる。前部結合ジョイント部170は、図6に示されるように、前部結合ジョイント部170を持運び用ストラップ(図示せず)の端部に接続および接続解除するための第2の前部結合ジョイントコネクタ172をさらに含むことができる。
【0066】
折り畳み椅子フレームは、2つの後部回転可能および折り畳みカップリング180をさらに含むことができる。後部カップリング180は、背部支持フレーム要素115の端部をシート支持フレーム要素120の端部に折り畳み可能に結合することができる。後部カップリング180は、後脚フレーム要素110に対して、背部支持フレーム要素120およびシート支持フレーム要素120をさらに回転可能に結合することができる。
【0067】
より具体的には、図7に示すように、右後部カップリング180が示され、2つの折り畳み可能な後部カップリング部分180Aおよび180Bを含む。第1の折り畳み式後部カップリング部分180Aは、背部支持フレーム要素115に接続する。第2の折り畳み式後部カップリング部分180Bは、シートフレーム要素120に接続する。折り畳んだ位置(図示せず)にあるとき、背部支持フレーム要素115は、シート支持フレーム要素120に対して折り返される。さらに、後脚支持フレーム要素110の後部カップリング180への回転接続により、後脚支持フレーム要素110は、シート支持フレーム要素120、背部支持フレーム要素115、および前脚支持フレーム要素105に隣接し、ほぼ平行に折りたたまれた位置に回転可能である。シートフレーム要素120の回転および支持は、回転支持フレームアーム184によって後脚フレーム要素110に結合された枢動可能な支持ロッド183によって可能になる。
【0068】
後部カップリング180は、後部カップリング180を断熱容器140に接続するための第1の後部カップリングコネクタ181をさらに含むことができる。第1の後部カップリングコネクタ181は、後部カップリング180の第2の部分180Bと一体に形成可能である。第1の後部カップリングコネクタ181は、閉位置に付勢された金属クリップを備えたカラビナと機能的に類似することができる。
【0069】
後部カップリング180は、持運び用ストラップ(図示せず)に接続および接続解除するための第2の後部カップリングコネクタ182をさらに含むことができる。したがって、折り畳み椅子は、1つまたは複数の持運び用ストラップ(例えば、図4を参照)をシートの前部および/または後部の各側に図7に示されるような第2の後部カップリングコネクタ182、及び図6に示されるような第2の全部結合ジョイントコネクタ172によって選択的に接続するための1、2、3または4つの前部および後部結合ジョイント接続を含むことができる。
【0070】
折り畳み椅子部分100は、シート支持材料155および後部支持材料150をさらに含むことができる。シート支持材料155および後部支持材料150の布は、布ストリップの布ウェビングを含むことができる。布ストラップは、後部支持要素125の上端からシート支持要素130の端まで延びる材料の縦方向のストリップを含むことができる。
【0071】
シート支持材料155および背部支持材料150の横方向のストリップは、後部支持要素125の側面およびシート支持要素130の側面を横切って延在し、それらの反対側に接続することができる。折り畳み椅子100のシート支持材料155および後部支持材料150の布の設計は、断熱容器180の布または壁のパターンのデザインと一致するように調整することができる。折り畳み椅子100のシート支持材料155および後部支持材料150のストリップは、織られたものか、または単一の布のシートまたは複数の布のシートであってもよい。
【0072】
折り畳み椅子フレームは、2つの前部枢動可能なカップリング170を含むことができる。前部枢動可能カップリング170は、シート支持フレーム要素120の端部を前脚フレーム要素105に回転可能に結合する。折り畳み椅子フレームはさらに、2つの後部枢動可能カップリング180を含み、後部枢動可能及び折り畳み可能なカップリング180は、背部支持フレーム要素115およびシート支持フレーム要素120の端部を後脚フレーム要素110に回転可能に結合する。
【0073】
断熱容器180は、2つの前部枢動可能カップリング170および2つの後部枢動可能および折り畳み可能カップリング180に接続することができる。断熱容器180は、断熱容器140が前部枢動可能カップリング170および後部枢動可能および折り畳み可能カップリング180から切り離されたときに、断熱容器140を運ぶためにそれに取り付けられたハンドル141(図示せず)を有することができる。
【0074】
折り畳み椅子部分100は、左腕支持フレーム要素125Aおよび右腕支持フレーム要素125Bに接続されたアームレスト160をさらに含む。アームレスト160は竹などの木材で作ることができる。
【0075】
折り畳み椅子部分110は、様々な異なる解放可能な閉じ状態保持機構をさらに含むことができる。例えば、図5および7~12には、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素190の第1の実施形態が示されている。
【0076】
この実施形態によれば、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素190は、前脚支持フレーム要素105に回転可能に接続された回転可能なクリップを含む。折り畳み椅子100が折り畳み位置に配置されるとき、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素190は、図12に示すように、前脚支持フレーム要素105の中心軸の周りを回転し、背部支持フレーム要素110にクリップする。
【0077】
図13を参照すると、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素191の第2の実施形態が示されている。この実施形態によれば、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素190は、前脚支持フレーム要素105の側面に回転可能に接続される回転可能なクリップを含む。折り畳み椅子100が折り畳み位置に配置されるとき、第2の折り畳み椅子の閉じ状態保持要素191は、前脚支持フレーム要素105の中心軸に対して垂直に回転し、図13に示すように、背部支持フレーム要素110に接続された支柱にクリップで留めされる。
【0078】
図13を参照すると、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素191の第2の実施形態が示されている。この実施形態によれば、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素190は、前脚支持フレーム要素105の側面に回転可能に接続される回転可能なクリップを含む。折り畳み椅子100が折り畳み位置に配置されるとき、第2の折り畳み椅子の閉じ状態保持要素191は、前脚支持フレーム要素105の中心軸に対して垂直に回転し、図13に示すように、背部支持フレーム要素110に接続された支柱にクリップで留めされる。
【0079】
図14を参照すると、折り畳み椅子の閉じ状態保持要素192の第3の実施形態が示されている。この実施形態によれば、折り畳み椅子閉じ状態保持要素190は、前脚支持フレーム要素105の側面に接続されたストラップを含む。折り畳み椅子100が折り畳み位置に置かれるとき、第3の折り畳み椅子閉じ状態保持要素192が図14に示されるような背部支持フレーム要素110の周りに巻き付けられる。第3の椅子閉じ状態保持要素192は、第3の折り畳み椅子閉じ状態保持要素192のストラップを所定の位置に解放可能に保持し、折り畳み椅子100を折り畳み位置に固定するためのスナップ、VELCRO(登録商標)、または他の接続要素を含む。
【0080】
図15を参照すると、折り畳み椅子100は、後部背部支持フレーム要素115の上部に接続され、折り畳み椅子を運ぶための背部支持ウェブ要素155にまたがるハンドル199をさらに含むことができる。
【0081】
図16に示されているように、折り畳み椅子100は、ハンドル194の別の例が示されている。ハンドル194はコード196の2つのループに接続され、ループは上部背部支持フレーム要素115の周りに配置される。ループは2つの持運び用ストラップ165の第1の端部に接続可能である。2つの持運び用ストラップ165の第2の端部は、バックパック構成で折り畳み椅子を運ぶための左右の後部ジョイントストラップコネクタ182(図示せず)に接続する。
【0082】
本発明は、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化することができる。説明された実施形態は、すべての点において、例示としてのみ考慮されるべきであり、限定的ではないと見なされるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。請求項の意味および均等性の範囲内にあるすべての変更は、それらの範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】