(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(54)【発明の名称】IoTデバイス、並びにそのサーバーおよび記憶媒体を管理するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
G06F 16/13 20190101AFI20230111BHJP
【FI】
G06F16/13 200
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022526409
(86)(22)【出願日】2020-11-04
(85)【翻訳文提出日】2022-06-24
(86)【国際出願番号】 SG2020050636
(87)【国際公開番号】W WO2021091491
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】201911072652.5
(32)【優先日】2019-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522178636
【氏名又は名称】エンヴィジョン デジタル インターナショナル ピーティーイー.エルティーディー.
【氏名又は名称原語表記】ENVISION DIGITAL INTERNATIONAL PTE.LTD.
【住所又は居所原語表記】1 Harbourfront Avenue,#17-01 Keppel Bay Tower,Singapore 098632(SG)
(71)【出願人】
【識別番号】522178647
【氏名又は名称】シャンハイ エンヴィジョン デジタル シーオー.,エルティーディー.
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI ENVISION DIGITAL CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.15,Lane 55,Chuanhe Road China(Shanghai)Pilot Free Trade Zone Shanghai(CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100116687
【氏名又は名称】田村 爾
(74)【代理人】
【識別番号】100098383
【氏名又は名称】杉村 純子
(74)【代理人】
【識別番号】100155860
【氏名又は名称】藤松 正雄
(72)【発明者】
【氏名】タン,ジアン
(72)【発明者】
【氏名】ミン,ラン
(57)【要約】
本開示は、IoTデバイスを管理するための方法を提供する。この方法には、以下が含まれる:IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており;IoTデバイスのデバイス情報および論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードはIoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの論理属性に対応しており;ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノのインターネット(IoT)デバイスを管理するための方法であって、
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、前記論理情報は、前記IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており、
前記IoTデバイスの前記デバイス情報および前記論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、前記ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、前記少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードは前記IoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの前記論理属性に対応しており、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することは、
前記IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、または、
前記IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード挿入命令を受信すること、ここで、前記ノード挿入命令は、前記ツリートポロジーのN
1 番目のレイヤーのM
1 番目のアセットノードと(M
1 +1)番目のアセットノードの間にT
1 アセットノードが挿入されることを示すことを意図しており、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より大きい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より小さい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差を、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT
1 +i-1より大きくなるまで計算すること、
前記M
1 番目のアセットノードと前記(M
1 +i)番目のアセットノードの間に前記T
1 アセットノードを挿入すること、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記(M
1 +1)番目のアセットノードから前記(M
1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号を調整し、前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
ここで、iは1より大きい整数である、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード削除命令を受信すること、ここで、前記ノード削除命令は、前記ツリートポロジーのN
2 番目のレイヤーからT
2 アセットノードが削除されることを示すことを意図しており、および、
前記N
2 番目のレイヤーの前記T
2 アセットノードを削除し、前記T
2 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード移動命令を受信すること、ここで、前記ノード移動命令は、N
3 番目のレイヤーのM
3 番目のアセットデータノードと(M
3 +1)番目のアセットデータノードの間にN
3 番目のレイヤーのT
3 アセットノードが移動されることを示すことを意図しており、
前記N
3 番目のレイヤーの前記T
3 アセットノードを削除し、前記T
3 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、および、
前記M
3 アセットノードのシーケンス番号と前記(M
3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
3 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
少なくとも1つの実行可能命令を記憶したメモリと、
前記メモリに結合されたプロセッサと、を含むサーバーであって、
前記少なくとも1つの実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されると、
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、前記論理情報は、前記IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており、
前記IoTデバイスの前記デバイス情報および前記論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、前記ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、前記少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードは前記IoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの前記論理属性に対応しており、および、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含む方法を前記プロセッサに実行させることを特徴とするサーバー。
【請求項9】
請求項8に記載のサーバーにおいて、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することは、
前記IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、または、
前記IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含むことを特徴とするサーバー。
【請求項10】
請求項8に記載のサーバーにおいて、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード挿入命令を受信すること、ここで、前記ノード挿入命令は、前記ツリートポロジーのN
1 番目のレイヤーのM
1 番目のアセットノードと(M
1 +1)番目のアセットノードの間にT
1 アセットノードが挿入されることを示すことを意図しており、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするサーバー。
【請求項11】
請求項10に記載のサーバーにおいて、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より大きい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするサーバー。
【請求項12】
請求項11に記載のサーバーにおいて、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より小さい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差を、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT
1 +i-1より大きくなるまで計算すること、
前記M
1 番目のアセットノードと前記(M
1 +i)番目のアセットノードの間に前記T
1 アセットノードを挿入すること、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記(M
1 +1)番目のアセットノードから前記(M
1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号を調整し、前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
ここで、iは1より大きい整数である、
を含むことを特徴とするサーバー。
【請求項13】
請求項8に記載のサーバーにおいて、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード削除命令を受信すること、ここで、前記ノード削除命令は、前記ツリートポロジーのN
2 番目のレイヤーからT
2 アセットノードが削除されることを示すことを意図しており、および、
前記N
2 番目のレイヤーの前記T
2 アセットノードを削除し、前記T
2 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、
を含むこと、
または、
前記方法は、更に、
ノード移動命令を受信すること、ここで、前記ノード移動命令は、N
3 番目のレイヤーのM
3 番目のアセットデータノードと(M
3 +1)番目のアセットデータノードの間にN
3 番目のレイヤーのT
3 アセットノードが移動されることを示すことを意図しており、
前記N
3 番目のレイヤーの前記T
3 アセットノードを削除し、前記T
3 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、および、
前記M
3 アセットノードのシーケンス番号と前記(M
3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
3 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするサーバー。
【請求項14】
少なくとも1つの実行可能命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記少なくとも1つの実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されると、
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、前記論理情報は、前記IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており、
前記IoTデバイスの前記デバイス情報および前記論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、前記ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、前記少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードは前記IoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの前記論理属性に対応しており、および、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含む方法を前記プロセッサに実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体において、
前記ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することは、
前記IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、または、
前記IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること、
を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体において、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード挿入命令を受信すること、ここで、前記ノード挿入命令は、前記ツリートポロジーのN
1 番目のレイヤーのM
1 番目のアセットノードと(M
1 +1)番目のアセットノードの間にT
1 アセットノードが挿入されることを示すことを意図しており、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体において、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より大きい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体において、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てることは、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT
1 より小さい場合に、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差を、前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT
1 +i-1より大きくなるまで計算すること、
前記M
1 番目のアセットノードと前記(M
1 +i)番目のアセットノードの間に前記T
1 アセットノードを挿入すること、および、
前記M
1 番目のアセットノードのシーケンス番号と前記(M
1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して前記(M
1 +1)番目のアセットノードから前記(M
1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号を調整し、前記挿入されたT
1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
ここで、iは1より大きい整数である、
を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体において、
隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数であり、
前記方法は、更に、
ノード削除命令を受信すること、ここで、前記ノード削除命令は、前記ツリートポロジーのN
2 番目のレイヤーからT
2 アセットノードが削除されることを示すことを意図しており、および、
前記N
2 番目のレイヤーの前記T
2 アセットノードを削除し、前記T
2 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、
を含むこと、
または、
前記方法は、更に、
ノード移動命令を受信すること、ここで、前記ノード移動命令は、N
3 番目のレイヤーのM
3 番目のアセットデータノードと(M
3 +1)番目のアセットデータノードの間にN
3 番目のレイヤーのT
3 アセットノードが移動されることを示すことを意図しており、
前記N
3 番目のレイヤーの前記T
3 アセットノードを削除し、前記T
3 アセットノードのシーケンス番号を削除すること、および、
前記M
3 アセットノードのシーケンス番号と前記(M
3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて前記挿入されたT
3 アセットノードにシーケンス番号を割り当てること、
を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、モノのインターネット(IoT)の分野に関するものであり、特に、IoTデバイス、並びにそのサーバーおよび記憶媒体を管理するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
IoT技術の開発に伴い、IoTデバイスの数が増加している。複数のIoTデバイスをバス(またはワイヤレスネットワーク)経由で接続し、サーバーと通信して、独自のデータをサーバーに送信することができる。
【0003】
サーバーは、グループ化の方法でIoTデバイスを管理する。管理者は、事前設定された分類ロジックに従って、特定の数のIoTデバイスを1つのグループに分類する。例えば、同じ空間位置に属する複数のIoTデバイスが1つのグループに分類される。別の例として、同じ機能カテゴリに属する複数のIoTデバイスが1つのグループに分類される。
【0004】
関連技術において、IoTデバイスをグループに分類できるだけであり、管理階層は比較的単純である。デバイスの重要度とデバイスの距離を反映する必要がある管理シナリオでの管理要件を満たすことはできない。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、IoTデバイスをグループに分類できるだけであり、管理階層は比較的単純であり、デバイスの重要度とデバイスの距離を反映する必要がある管理シナリオでの管理要件をアセット管理中に満たすことができないという問題を解決するために使用できる、IoTデバイス、並びにそのサーバーおよび記憶媒体を管理するための方法および装置を提供する。
【0006】
本開示の実施形態の一態様によれば、IoTデバイスを管理するための方法が提供される。この方法には、以下が含まれる:
【0007】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており;
【0008】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードはIoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの論理属性に対応しており;
【0009】
ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること。
【0010】
本開示の実施形態の一態様によれば、サーバーが提供される。サーバーは、少なくとも1つの実行可能命令を記憶したメモリと、メモリに結合されたプロセッサとを含む。少なくとも1つの実行可能命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに以下を含む方法を実行させる:
【0011】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており;
【0012】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードはIoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの論理属性に対応しており;
【0013】
ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること。
【0014】
本開示の実施形態の一態様によれば、少なくとも1つの実行可能命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体が提供される。少なくとも1つの実行可能命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに以下を含む方法を実行させる:
【0015】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており;
【0016】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードはIoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの論理属性に対応しており;
【0017】
ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること。
【0018】
本開示の実施形態の一態様によれば、少なくとも1つの実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品が更に提供される。少なくとも1つの実行可能命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに以下を含む方法を実行させる:
【0019】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得すること、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図しており;
【0020】
IoTデバイスのデバイス情報および論理情報に基づいてツリートポロジーを生成すること、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含み、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードはデバイスアセットノードであり、非リーフノードはデバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードはIoTデバイスに対応し、論理アセットノードは前記IoTデバイスの論理属性に対応しており;
【0021】
ツリートポロジー内の同じ階層でアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得すること。
【0022】
本開示の実施形態による技術的解決策は、少なくとも以下の有益な効果を達成する:
【0023】
ツリートポロジー内の同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって順序付けられたツリートポロジーを取得することにより、ユーザは、アセットノードに対応するIoTデバイスを順序付けて管理することを容易にすることができ、したがって、管理階層はより明確であり、より多くの管理シナリオ下での管理ニーズを満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本明細書の図面は、本開示の本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、本開示と一致する実施形態を示し、本開示の原理を描写とともに説明する。
【0025】
【
図1】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するためのシステムのブロック図である。
【0026】
【
図2】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートである。
【0027】
【
図3】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法の概略図である。
【0028】
【
図4】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートである。
【0029】
【
図5】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートである。
【0030】
【
図6】本開示の例示的な実施形態に関するノードの挿入の概略図である。
【0031】
【
図7】本開示の例示的な実施形態に関するノードの挿入の概略図である。
【0032】
【
図8】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートである。
【0033】
【
図9】本開示の例示的な実施形態に関するノードの削除の概略図である。
【0034】
【
図10】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートである。
【0035】
【
図11】本開示の例示的な実施形態に関するノードの移動の概略図である。
【0036】
【
図12】本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための装置のブロック図である。
【0037】
【
図13】本開示の例示的な実施形態に関するサーバーの構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本開示は、添付の図面を参照して更に詳細に説明され、本開示の目的、技術的解決策、および利点を明確に提示する。
【0039】
本明細書で言及される「複数」という用語は、2つ以上を意味する。関連するオブジェクトの関連関係を表す「および/または」という用語は、3つの関係が存在する可能性があることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが単独で存在、AとBが同時に存在、Bが単独で存在の3つのケースがあることを示す可能性がある。文字「/」は通常、前後の関係上のオブジェクトが「or(または)」関係であることを示す。
【0040】
ツリートポロジーは、バスタイプ構造の拡張であるバストポロジーから発展した。ツリートポロジーは、バスタイプ構造にブランチを追加することによって形成される。ツリートポロジーの伝送媒体には複数の分岐があり得るが、閉ループは形成されない。ツリートポロジーは対称にすることができ、特定のフォールトトレランスがある。ブランチに障害が発生した場合、このブランチを構造全体から分離できる。任意のノードによって送信される情報は、伝送媒体によって送信することができ、ブロードキャストネットワークである。これは階層構造であり、ノードは階層によって接続され、情報交換は主に上位ノードと下位ノードの間で行われ、隣接ノード間またはピアノード間のデータ交換は通常実行されない。
【0041】
図1は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するためのシステムのブロック図であり、サーバー11と、論理アセット12と、Iotデバイス13とを含み得る。
【0042】
例示的には、IoTデバイスを管理するためのシステムは、1つのサーバー11と、1つまたは複数の論理アセット12とを含む。論理アセット12は、複数のIoTデバイス13を含む。同じ論理アセット12内のIoTデバイス13は、同じ論理属性を有する。
【0043】
IoTデバイス13の論理属性は、IoTデバイスの空間領域位置の少なくとも1つと、IoTデバイスが属する部門と、IoTデバイスのソースとを含む。
【0044】
オプションとして、サーバー11およびIoTデバイス13は、互いに通信し、バスまたは無線ネットワークによって接続される。サーバー11がIoTデバイス13との接続を確立した後、IoTデバイス13のデータ情報が取得される。
【0045】
論理アセット12は、ツリートポロジー内の論理アセットノードに対応する。IoTデバイス13は、ツリートポロジー内のデバイスアセットノードに対応する。リーフノードとしてのデバイスアセットノードと、非リーフノードまたはリーフノードとしての論理アセットノードは、ツリートポロジーを生成する。
【0046】
例示的には、IoTエネルギーデバイスを管理するためのシステムにおいて、論理アセット12は、工業団地および幾つかの工場である。ツリートポロジーにおいて、工業団地はルートノードに対応し、ツリートポロジーの最上位にある。幾つかの工場に対応する論理アセットノードは、工業団地の論理アセットノードの子ノードである。各工場には、風力エネルギー装置、太陽エネルギー装置、天然ガス装置、化学装置など、幾つかのIoTデバイス13が配備されている。これらIoTデバイス13に対応するデバイスアセットノードは、工場の論理アセットノードの子ノードとして使用される。上記のアセットノードは、対応するアセットのデータ情報を伝達する。
【0047】
図2は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートであり、IoTデバイスを管理するためのシステム内のサーバーに適用可能である。この方法には、以下の手順が含まれる。
【0048】
ステップ201において、IoTデバイスのデバイス情報および論理情報が取得される。 論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図している。
【0049】
オプションとして、IoTデバイスのデバイス情報は、IoTデバイスのタイプ、IoTデバイスの名前、IoTデバイスに接続された他のIoTデバイスに関する情報、IoTデバイスの状態、またはIoTデバイスのオンライン時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
例示的には、医療用IoTデバイスを管理するためのシステムにおいて、医療用IoTデバイスのタイプは、それらが属する部門に従って区別される。医療用IoTデバイスのタイプには、検査用IoTデバイス、脳神経外科用IoTデバイス、心臓用医療用IoTデバイス、耳鼻咽喉科用IoTデバイス、眼科用IoTデバイス、または婦人用IoTデバイスのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0051】
IoTデバイスの状態は、使用状態およびアイドル状態のうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
IoTデバイスがアイドル状態から使用状態に切り替わる瞬間は、IoTデバイスのオンライン時間として定義され、IoTデバイスを管理するためのシステムに記録される。
【0053】
IoTデバイスの論理情報は、IoTデバイスの空間領域位置情報、IoTデバイスの部門情報、およびIoTデバイスのソース情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
例示的には、論理情報は、IoTデバイスの空間領域位置情報である。IoTデバイスを管理するための工場のシステムでは、全てのIoTデバイスが工場の建物によって分類される。同じ工場の建物にあるIoTデバイスは、同じ論理属性を有する。
【0055】
例示的には、論理情報は、IoTデバイスの部門情報である。IoTデバイスを管理するための企業のシステムでは、全てのIoTデバイスが部門によって分類される。同じ部門のIoTデバイスは、同じ論理属性を有する。
【0056】
例示的には、論理情報は、IoTデバイスのソース情報である。IoTデバイスを管理するための病院のシステムでは、全てのIoTデバイスがソースによって分類される。全てのIoTデバイスのソースは、寄付および自己購入に分類される。ソースが寄付である全てのIoTデバイスは、同じ論理属性を有する。ソースが自己購入である全てのIoTデバイスは、同じ論理属性を有する。
【0057】
IoTデバイスは、バス(または無線ネットワーク)によって接続され、自身のデバイス情報および論理情報をサーバーに送信する。
【0058】
ステップ202において、ツリートポロジーは、デバイス情報およびIoTデバイスの論理情報に基づいて生成される。ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含む。少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードは、デバイスアセットノードである。非リーフノードは、デバイスアセットノードまたは論理アセットノードである。デバイスアセットノードは、IoTデバイスに対応する。論理アセットノードは、IoTデバイスの論理属性に対応する。
【0059】
オプションとして、ツリートポロジーは、IoTデバイスの論理情報に基づいて生成される。IoTデバイスの論理情報は、IoTデバイスの空間領域位置情報である。IoTデバイスに対応するデバイスアセットノードの親ノードは、論理情報に基づいて決定される。
【0060】
例示的には、IoTデバイスを管理するための工場のシステムでは、全てのIoTデバイスは、空間領域の位置によって分類される。同じ工場の建物にあるIoTデバイスは、同じ論理属性を有する。同じ論理属性を持つ全てのIoTデバイスに対応するデバイスアセットノードは、工場の建物に対応する論理アセットノードの子ノードである。
【0061】
オプションとして、ツリートポロジーは、IoTデバイスのデバイス情報に基づいて生成される。IoTデバイスのデバイス情報は、IoTデバイスに接続されている他のIoTデバイスに関する情報である。IoTデバイスに対応するデバイスアセットノードが、子ノードであるか、他のIoTデバイスに対応するデバイスアセットノードの親ノードであるかは、デバイス情報に基づいて決定される。
【0062】
例示的には、IoTデバイスを管理するための上記の工場のシステムには、照明スイッチが存在する。サーバーは、照明スイッチのデバイス情報に基づいて、照明スイッチがオフィス内の複数の照明デバイスに接続されていると判断することができる。次に、照明スイッチに接続された照明デバイスに対応するデバイスアセットノードが、照明デバイスに対応するデバイスアセットノードの子ノードとして使用される。
【0063】
図3に示すように、工場31内のすべてのIoTデバイスが管理されている。工場31は、ツリートポロジー全体のルートノードであり、ツリートポロジーの1番目のレイヤーに位置する論理アセットノードに対応する。空間領域の位置に応じて、工場31は、ツリートポロジーの2番目のレイヤーの3つの論理アセットノードに対応する工場ビル321、工場ビル322、および工場ビル323に分類される。
【0064】
照明スイッチ331の論理情報に基づいて、サーバーは、照明スイッチ331が工場321に配置されていると判断することができる。次に、照明スイッチ331に対応するデバイスアセットノードが、工場321に対応する論理アセットノードの子ノードとして使用され、ツリートポロジーの3番目のレイヤーに配置される。
【0065】
照明スイッチ331のデバイス情報に基づいて、サーバーは、照明デバイス341、照明デバイス342、および照明デバイス343が、照明スイッチ331に接続され、照明スイッチ331によって制御されていると判断することができる。照明デバイス341、照明デバイス342、および照明デバイス343に対応するデバイスアセットノードは、照明スイッチ331に対応するデバイスアセットノードの子ノードとして使用され、ツリートポロジーの4番目のレイヤーに配置される。
【0066】
オプションとして、ツリートポロジーがIoTデバイスの論理情報に基づいて生成されない場合、論理アセットノードはツリートポロジーに存在せず、ツリートポロジーのルートノードはデバイスアセットノードである。
【0067】
ステップ203において、順序付けられたツリートポロジーは、ツリートポロジー内の同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで取得される。
【0068】
同じ階層内のアセットノードは論理アセットノードであり、または、同じ階層内のアセットノードはデバイスアセットノードである。
【0069】
論理アセットノードとデバイスアセットノードは同じ階層に存在しないことに留意されたい。
【0070】
ツリートポロジー内の同じ階層内のアセットノードの並べ替えには、同じ階層内の論理アセットノードの並べ替え、および同じ階層内のデバイスアセットノードの並べ替えが含まれる。
【0071】
要約すると、この実施形態による方法は、ツリートポロジーを使用してIoTデバイスを管理し、同じ階層内のデバイスアセットノードを並べ替え、それによってIoTデバイスの順序付けられた管理を実現する。
【0072】
図2に示される実施形態に基づくオプションの実施形態において、
図4は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートであり、IoTデバイスを管理するためのシステム内のサーバーに適用可能である。この実施形態においては、前述の実施形態のステップ203は、ステップ2031またはステップ2032に置き換えることができる。この方法は、以下のステップを含む。
【0073】
ステップ2031において、順序付けられたツリートポロジーは、IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで取得される。
【0074】
一例として、IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することは:IoTデバイスの座標データを受信すること;IoTデバイスの座標データに基づいてIoTデバイスと基準点の間の距離を計算すること;および、IoTデバイスと基準点の間の距離に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することを含む。
【0075】
オプションとして、IoTデバイスの座標データは、衛星測位システムによって決定される。サーバーは、衛星測位システムとの接続を確立することによって、IoTデバイスの座標データを受信する。
【0076】
基準点は、管理者によって設定され、任意の場所に配置することができる。
【0077】
例示的には、基準点を設定する管理者は、そのレイヤーの全てのIoTデバイスの中心にあるIoTデバイスaであり、そのレイヤーの他のIoTデバイスからIoTデバイスaまでの距離が計算される。IoTデバイスaのシーケンス番号の値は1であり、IoTデバイスがIoTデバイスaに近いほど、IoTデバイスのシーケンス番号の値は小さくなる。管理者は、シーケンス番号によって、同じ階層内のどのIoTデバイスがエッジ領域に配置され、どのIoTデバイスが中央領域に配置されているかを直接判断することができる。要約すると、この実施形態による方法は、デバイスの距離を反映する必要があるときに、IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のIoTデバイスを並べ替えることで、管理者の管理要件を満たすことができる。
【0078】
ステップ2032において、順序付けられたツリートポロジーは、IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって取得される。
【0079】
一例として、IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することは:重要度設定命令を受信すること;重要度設定命令に基づいてIoTデバイスの重要度を設定すること;および、IoTデバイスの重要度に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得することを含む。
【0080】
オプションとして、重要度設定命令は、管理者によってカスタマイズされる。
【0081】
オプションとして、重要度が高いほど、IoTデバイスのシーケンス番号の値は小さくなる。同じ階層内のIoTデバイスの中で、シーケンス番号が最も小さいIoTデバイスが、IoTシステムにとって最も重要である。
【0082】
例示的には、実験室内のIoTデバイスが管理される。管理者は、全てのIoTデバイスの使用頻度に基づいて重要度を設定し、使用頻度が高いほど重要度が高くなる。同じ階層内のIoTデバイスの中で、管理者は、IoTデバイスの順序に基づいて、IoTデバイスの使用頻度を直接判断することができる。
【0083】
要約すると、この実施形態に従って提供される方法は、IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のIoTデバイスを並べ替えることで、デバイスの重要度を反映する必要がある管理シナリオにおける管理者の管理要件を満たすことができる。
【0084】
IoTデバイスの管理は、IoTデバイスの追加、IoTデバイスの削除、およびIoTデバイスの移動のうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
IoTデバイスがツリートポロジーを使用して管理される場合、IoTデバイスを追加することは、ツリートポロジーの特定のレイヤーにアセットノードを挿入することに対応する。以下の
図5は、アセットノードを挿入するフローチャートを示している。
図6は、アセットノードを挿入する例を示している。
【0086】
IoTデバイスを削除することは、ツリートポロジーの特定のレイヤーにあるアセットノードを削除することに対応する。以下の
図7は、アセットノードを削除するフローチャートを示している。
図8は、アセットノードを削除する例を示している。
【0087】
IoTデバイスを移動することは、ツリートポロジーの特定のレイヤーにあるアセットノードを移動することに対応する。以下の
図9は、アセットノードを移動するフローチャートを示している。
図10は、アセットノードを移動する例を示している。
【0088】
図5は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートであり、IoTデバイスを管理するためのシステム内のサーバーに適用可能である。この実施形態では、
図2に示される実施形態のステップ203の後に、以下のステップも実行される。
【0089】
ステップ204において、ノード挿入命令が受信される。ノード挿入命令は、ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーのM1 番目のアセットノードと(M1 +1)番目のアセットノードの間にT1 アセットノードが挿入されることを示すことを意図している。
【0090】
ツリートポロジーは合計でN個のレイヤーを有し、N1 の値は1からNの範囲であると想定される。
【0091】
ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーは合計でM個のアセットノードを有し、M1 の値は1からM-1の範囲であると想定される。
【0092】
T1 は、ゼロより大きい任意の整数である。
【0093】
ノード挿入命令は、管理者によって発動される。IoTデバイスを管理するためのシステムに新たにIoTデバイスを追加する必要がある場合、管理者は、新たに追加されたIoTデバイスの論理属性に基づいて、ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーに新たに追加されたIoTデバイスに対応するデバイスアセットノードを配置する。N1 番目のレイヤーでの挿入位置は、管理者によって選択される。
【0094】
例示的には、医療用IoTデバイスを管理するためのシステムにおいて、新たに追加された心電計を管理する必要があり、心電計は心臓病学部門の医療用IoTデバイスに属している。ツリートポロジーにおいて、心臓病学部門は論理アセットノードに対応し、ツリートポロジーの(N1 -1)番目のレイヤーに配置される。次に、新しく追加された心電計に対応するデバイスアセットノードが、心臓病学部門の論理アセットノードの子ノードとして使用され、ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーに挿入される。
【0095】
ステップ205において、シーケンス番号は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差に基づいて、挿入されたT1 アセットノードに割り当てられる。
【0096】
M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差は、以下の式1によって計算される。
式1:WSS=VM1+i-VM1
【0097】
ここで、WSSは、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差であり、VM1+iは、(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の値であり、VM1は、は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号の値である。
【0098】
挿入されたT1 アセットノードのシーケンス番号の値の間隔は、以下の式2に示される通りである。
式2:A’=[(VM1+i-VM1)/(T1 +i)]
【0099】
ここで、A’は、挿入されたT1 アセットノードのシーケンス番号の値の間隔であり、A’は、四捨五入によって得られる整数である。
【0100】
一例として、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 より大きい場合、シーケンス番号は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して、挿入されたT1 アセットノードに割り当てられる。
【0101】
計算は、上記の式1および式2で、iの値を1として実行される。
【0102】
図6に示すように、T
1 の値は2であり、2つのアセットノードt1およびt2が、M
1 番目のアセットノードと(M
1 +1)番目のアセットノードの間に挿入される。
【0103】
iの値は1であり、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差は、式1を使用して計算され、WSS=VM1+1-VM1=16-10=6となる。Wssの値は6であり、T1 の値2よりも大きい。
【0104】
シーケンス番号は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して挿入されたT1 アセットノードに割り当てられる。挿入された2つのアセットノードのシーケンス番号の値の間隔は、式2を使用して計算され、A’=[(VM1+1-VM1)/(T1 +1)]=[6/3]=2となる。アセットノードt1のシーケンス番号はVt1=10+1×2=12として割り当てられ、アセットノードt2のシーケンス番号はVt2=10+2×2=14として割り当てられる。
【0105】
一例として、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 未満である場合、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 +i-1より大きくなるまで計算され;T1 アセットノードは、M1 番目のアセットノードと(M1 +i)番目のアセットノードの間に挿入され;(M1 +1)番目のアセットノードから(M1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用することにより調整されて、挿入されたT1 アセットノードにシーケンス番号が割り当てられる。
【0106】
図7に示すように、T
1 の値は3であり、3つのアセットノードt1、t2、およびt3が、M
1 番目のアセットノードと(M
1 +1)番目のアセットノードの間に挿入される。
【0107】
iの値は1であり、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差は、式1を使用して計算され、WSS=VM1+1-VM1=12-10=2となる。Wssの値は2であり、T1 の値3よりも小さい。
【0108】
iの値は2であり、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +2)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差は、式1を使用して計算され、WSS=VM1+2-VM1=13-10=3となる。Wssの値は3であり、T1 +i-1よりも小さい。値は4である。
【0109】
iの値は3であり、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +3)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差は、式1を使用して計算され、WSS=VM1+2-VM1=112-10=102となる。Wssの値は102であり、T1 +i-1の値5よりも大きい。
【0110】
(M1 +1)番目のアセットノードから(M1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +3)番目のアセットノードのシーケンス番号との間のシーケンス番号を使用して調整され、挿入されたT1 アセットノードにシーケンス番号が割り当てられる。挿入された3つのアセットノードのシーケンス番号の値の間隔は、式2を使用して計算される。
【0111】
アセットノードt1のシーケンス番号は、Vt1=10+1×17=27として割り当てられる。アセットノードt2のシーケンス番号は、Vt2=10+2×17=44として割り当てられる。アセットノードt3のシーケンス番号は、Vt3=10+3×17=61として割り当てられる。(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号は、VM1+1=10+4×17=78に調整される。(M1 +2)番目のアセットノードのシーケンス番号は、VM1+1=10+5×17=95に調整される。
【0112】
前述の実施形態では、M1 番目のアセットノードと(M1 +1)番目のアセットノードの両方が存在し、ツリートポロジー構造のN1 番目のレイヤーにおいてM1 番目のアセットノードと(M1 +1)番目のアセットノードの間にT1 アセットノードを挿入することには、以下の状況も含まれることに留意されたい。
【0113】
1.M1 番目のアセットノードが存在せず、(M1 +1)番目のアセットノードが存在し、t1番目のアセットノードからti番目のアセットノードまでのT1 アセットノードが挿入される。
【0114】
挿入されたT1 アセットノードのシーケンス番号は、Vti=VM1+1-ti×A,(ti = 1,2,3...)であり、ここで、Aは固定値であり、挿入された隣接するアセットノードのシーケンス番号の差はAである。
【0115】
2.M1 番目のアセットノードが存在し、(M1 +1)番目のアセットノードが存在せず、t1番目のアセットノードからti番目のアセットノードまでのT1 アセットノードが挿入される。
【0116】
挿入されたT1 アセットノードのシーケンス番号は、Vti=VM1+1+ti×A,(ti = 1,2,3...)であり、ここで、Aは固定値であり、挿入された隣接するアセットノードのシーケンス番号の差はAである。
【0117】
3.M1 番目のアセットノードが存在せず、(M1 +1)番目のアセットノードが存在せず、t1番目のアセットノードからti番目のアセットノードまでのT1 アセットノードが挿入される。
【0118】
挿入されたT1 アセットノードのシーケンス番号は、Vti=MIN_VALUE+ti×A,(ti=1、2、3…)であり、ここで、Aは固定値であり、挿入された隣接するアセットノードのシーケンス番号の差はAである。MIN_VALUEは固定値であり、ユーザーはサーバーによってMIN_VALUEの値を設定する。
【0119】
要約すると、この実施形態で提供される方法は、より多くのIoTデバイスを管理する必要がある場合に、ノード挿入命令を受信し、指定された場所に幾つかのアセットノードを挿入することで、新たに追加されたIoTデバイスに対応するデバイスアセットノードを迅速に挿入することができる一方で、このレイヤーで管理されるIoTデバイスの順序に影響を及ぼさない。
【0120】
図8は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートであり、IoTデバイスを管理するためのシステム内のサーバーに適用可能である。この実施形態では、
図2に示す実施形態のステップ203の後、以下のステップも実行される。
【0121】
ステップ206において、ノード削除命令が受信される。ノード削除命令は、ツリートポロジーのN2 番目のレイヤーにおいてT2 アセットノードが削除されることを示すことを意図している。
【0122】
ツリートポロジーは合計でN個のレイヤーを有し、N2 の値は1からNの範囲であると想定される。T2 は、ゼロより大きい任意の整数である。
【0123】
ノード削除命令は、管理者によって発動される。
【0124】
ステップ207において、N2 番目のレイヤーのT2 アセットノードが削除され、T2 アセットノードのシーケンス番号が除去される。
【0125】
削除されたT2 アセットノードは、他のアセットノードが取り付けられている可能性があり、取り付けられたアセットノードも削除されることに留意されたい。
【0126】
N2 番目のレイヤーのT2 アセットノードを削除することは、そのレイヤーの他の削除されていないアセットノードのシーケンス番号の値に影響を及ぼさないことに留意されたい。
【0127】
図9に示すように、T
2 の値は1であり、そのレイヤーの(M
2 +1)番目のアセットノードが削除され、(M
2 +1)番目のアセットのシーケンス番号12が除去される。
【0128】
M2 番目のアセットノードのシーケンス番号は依然として10であり、(M2 +2)番目のアセットノードのシーケンス番号は依然として13であり、(M2 +2)番目のアセットノードのシーケンス番号は依然として122であり、(M2 +1)番目のアセットノードが削除されても変更されない。
【0129】
要約すると、この実施形態で提供される方法は、IoTデバイスを管理する必要がない場合に、ノード削除命令を受信し、指定された場所でアセットノードを削除する一方で、このレイヤーの他のアセットノードの順序に影響を及ぼさない。
【0130】
図10は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための方法のフローチャートであり、IoTデバイスを管理するためのシステム内のサーバーに適用可能である。この実施形態では、
図2に示される実施形態のステップ203の後、以下のステップも実行される。
【0131】
ステップ208において、ノード移動命令が受信される。ノード移動命令は、N3 番目のレイヤーのM3 番目のアセットデータノードと(M3 +1)番目のアセットデータノードの間にN3 番目のレイヤーのT3 アセットノードが移動されることを示すことを意図している。
【0132】
ツリートポロジーは合計でN個のレイヤーを有し、N3 の値は1からNの範囲であると想定される。
【0133】
ツリートポロジーのN3 番目のレイヤーは合計でM個のアセットノードを有し、M3 の値は1からM-1の範囲であると想定される。
【0134】
T3 は、ゼロより大きい任意の整数である。
【0135】
ノード移動命令は、管理者によって発動される。IoTデバイスを管理するためにシステム内の幾つかのIoTデバイスを移動させる必要がある場合、管理者は、管理者は、新たに追加されたIoTデバイスの論理属性に基づいて、新たに追加されたIoTデバイスに対応するデバイスアセットノードをツリートポロジーのN1 番目のレイヤーに移動し、N1 番目のレイヤーの挿入位置は、管理者によって選択される。
【0136】
例示的には、医療用IoTデバイスを管理するためのシステムでは、神経外科学部門の手術用顕微鏡は、管理のために整形部門に移される必要がある。ツリートポロジーにおいて、整形部門は論理アセットノードに対応し、ツリートポロジーの(N1 -1)番目のレイヤーに配置される。次に、移動させる手術顕微鏡に対応するデバイスアセットノードが、整形部門の論理アセットノードの子ノードとして使用され、ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーに挿入される。
【0137】
ステップ209において、N3 番目のレイヤーのT3 アセットノードが削除され、T3 アセットノードのシーケンス番号が除去される。
【0138】
N3 番目のレイヤーのT3 アセットノードを削除することは、そのレイヤーの他の削除されていないアセットノードのシーケンス番号の値に影響を及ぼさないことに留意されたい。
【0139】
ステップ2010において、シーケンス番号は、M3 アセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間の差に基づいて、挿入されたT3 アセットノードに割り当てられる。
【0140】
オプションとして、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の差がT3 より大きい場合、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号のシーケンス番号の間のシーケンス番号が、挿入されたT3 アセットノードに割り当てられる。
【0141】
オプションとして、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT3 未満である場合、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差は、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT3 +i-1より大きくなるまで計算され;T3 アセットノードは、M3 番目のアセットノードと(M3 +i)番目のアセットノードの間に挿入され;(M3 +1)番目のアセットノードから(M3 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号は、M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用することにより調整されて、挿入されたT3 アセットノードにシーケンス番号が割り当てられる。
【0142】
図11に示すように、T
3 の値は1であり、N
3 番目のレイヤーの(M
3 +2)番目のアセットノードは、N
3 番目のレイヤーのM
3 番目のアセットデータノードと(M
3 +1)番目のアセットデータノードの間に移動される。
【0143】
そのレイヤーの(M3 +2)番目のアセットノードが削除され、(M3 +2)番目のアセットのシーケンス番号13が除去される。
【0144】
M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差が計算され、WSS=VM3+1-VM3=12-10=2となる。WSSの値は2であり、T1 の値1よりも大きい。
【0145】
M3 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号が、挿入された1つのアセットノードに割り当てられる。挿入された1つのアセットノードのシーケンス番号の値の間隔が計算される。
【0146】
A’=[(VM3+1-VM1)/(T3 +1)]=[(12-10)/2]=1となる。(M3 +2)番目のアセットノードのシーケンス番号は、VM3+2=10+1×1=11として再割り当てされる。
【0147】
要約すると、この実施形態で提供される方法では、ツリートポロジー内の特定のアセットノードの位置を移動させる必要がある場合、最初に、アセットノードがノード移動命令を受信することによって削除され、次に、同じレイヤー内の他のアセットノードの順序に影響を及ぼすことなく、アセットノードが指定された場所に挿入される。
【0148】
図12は、本開示の例示的な実施形態に関するIoTデバイスを管理するための装置のブロック図である。この装置は、取得モジュール1101と、処理モジュール1102と、ソートモジュール1103とを含む。
【0149】
取得モジュール1101は、IoTデバイスのデバイス情報および論理情報を取得するように構成され、ここで、論理情報は、IoTデバイスの論理属性を示すことを意図している。
【0150】
処理モジュール1102は、デバイス情報およびIoTデバイスの論理情報に基づいてツリートポロジーを生成するように構成され、ここで、ツリートポロジーは、少なくとも2つのレイヤーのアセットノードを含む。少なくとも2つのレイヤーのアセットノードにおけるリーフノードは、デバイスアセットノードであり、非リーフノードは、デバイスアセットノードまたは論理アセットノードであり、デバイスアセットノードは、IoTデバイスに対応し、論理アセットノードは、IoTデバイスの論理属性に対応する。
【0151】
ソートモジュール1103は、ツリートポロジー内の同じ階層内のアセットノードを並べ替えることで順序付けられたツリートポロジーを取得するように構成される。
【0152】
一実施形態において、ソートモジュール1103は、IoTデバイスの位置の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって順序付けられたツリートポロジーを取得するように構成され;または、ソートモジュール1103は、IoTデバイスの重要度の順序に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって順序付けられたツリートポロジーを取得するように構成される。
【0153】
一実施形態において、取得モジュール1101は、IoTデバイスの座標データを受信するように構成される。処理モジュール1102は、IoTデバイスの座標データに基づいて、IoTデバイスと基準点の間の距離を計算するように構成される。ソートモジュール1103は、IoTデバイスと基準点の間の距離に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって順序付けられたツリートポロジーを取得するように構成される。
【0154】
一実施形態において、取得モジュール1101は、重要度設定命令を受信するように構成される。処理モジュール1102は、重要度設定命令に基づいてIoTデバイスの重要度を設定するように構成される。ソートモジュール1103は、IoTデバイスの重要度に基づいて同じ階層内のアセットノードを並べ替えることによって順序付けられたツリートポロジーを取得するように構成される。
【0155】
一実施形態において、隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数である。取得モジュール1101は、ノード挿入命令を受信するように構成される。ノード挿入命令は、ツリートポロジーのN1 番目のレイヤーのM1 番目のアセットノードと(M1 +1)番目のアセットノードの間にT1 アセットノードが挿入されることを示すことを意図している。ソートモジュール1103は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて挿入されたT1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てるように構成される。
【0156】
一実施形態において、ソートモジュール1103は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 より大きい場合に、(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号とM1 番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を、挿入されたT1 アセットノードに割り当てるように構成される。
【0157】
一実施形態において、ソートモジュール1103は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 より小さい場合に、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差を、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号との差がT1 +i-1より大きくなるまで計算するように構成される。
【0158】
ソートモジュール1103は、M1 番目のアセットノードと(M1 +i)番目のアセットノードの間にT1 アセットノードを挿入するように構成される。
【0159】
ソートモジュール1103は、M1 番目のアセットノードのシーケンス番号と(M1 +i)番目のアセットノードのシーケンス番号の間のシーケンス番号を使用して(M1 +1)番目のアセットノードから(M1 +i-1)番目のアセットノードまでのシーケンス番号を調整し、挿入されたT1 アセットノードにシーケンス番号を割り当てるように構成される。
【0160】
ここで、iは1より大きい整数である。
【0161】
一実施形態において、隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数である。取得モジュール1101は、ノード削除命令を受信するように構成される。ノード削除命令は、ツリートポロジーのN2 番目のレイヤーのT2 アセットノードが削除されることを示すことを意図している。ソートモジュール1103は、N2 番目のレイヤーのT2 アセットノードを削除し、T2 アセットノードのシーケンス番号を除去するように構成される。
【0162】
一実施形態において、隣接するアセットノード間のシーケンス番号の差は固定値Aであり、Aは1より大きい整数である。取得モジュール1101は、ノード移動命令を受信するように構成される。ノード移動命令は、N3 番目のレイヤーのM3 番目のアセットデータノードと(M3 +1)番目のアセットデータノードの間にN3 番目のレイヤーのT3 アセットノードが移動させることを示すことを意図している。ソートモジュール1103は、N3 番目のレイヤーのT3 アセットノードを削除し、T3 アセットノードのシーケンス番号を除去するように構成されている。ソートモジュール1103は、M3 アセットノードのシーケンス番号と(M3 +1)番目のアセットノードのシーケンス番号との差に基づいて挿入されたT3 アセットノードにシーケンス番号を割り当てるように構成される。
【0163】
本開示は更に、プロセッサと、少なくとも1つの命令を記憶したメモリとを含むサーバーを提供する。少なくとも1つの命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに、上記の実施形態の方法によるセキュリティ検出方法を実行させる。サーバーは、
図13に示されるようなサーバーであり得ることに留意されたい。
【0164】
図13は、本開示の一実施形態に関するサーバーの構造ブロック図である。具体的には、サーバー1300は、中央処理装置(CPU)1301と、ランダムアクセスメモリ(RAM)1302および読み取り専用メモリ(ROM)1303を含むシステムメモリ1304と、システムメモリ1304と中央処理装置1301を接続するシステムバス1305とを含む。サーバー1300は更に、サーバー内の様々なコンポーネント間での情報の送信を助ける基本入出力システム(I/Oシステム)1306と、オペレーティングシステム13013、アプリケーション1014および他のプログラムモジュール1015を記憶するための大容量記憶装置1307とを含む。
【0165】
基本入出力システム1306は、情報を表示するためのディスプレイ1308と、ユーザーによって情報を入力するためのマウスおよびキーボードなどの入力デバイス1309とを含む。ディスプレイ1308および入力デバイス1309の両方は、システムバス1305に接続された入出力コントローラ1310によって中央処理装置1301に接続される。基本入出力システム1306はまた、キーボード、マウス、または電子スタイラスなどの他の複数のデバイスからの入力を受信および処理するための入出力コントローラ1310を含み得る。同様に、入出力コントローラ1310は更に、ディスプレイ、プリンタ、または他のタイプの出力デバイスに出力を提供する。
【0166】
大容量記憶装置1307は、システムバス1305に接続された大容量記憶装置コントローラ(図示せず)によって中央処理装置1301に接続される。大容量記憶装置1307およびそれに関連するサーバー可読媒体は、サーバー1300に不揮発性ストレージを提供する。すなわち、大容量記憶装置1307は、ハードディスクまたはCD-ROMドライバーなどのサーバー可読媒体(図示せず)を含み得る。
【0167】
一般性を失うことなく、サーバー可読媒体は、サーバー記憶媒体および通信媒体を含み得る。サーバー記憶媒体は、サーバー可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実装された、揮発性および不揮発性、並びに取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含む。サーバー記憶媒体には、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、またはその他のソリッドステートストレージ技術;CD-ROM、DVD、またはその他の光ストレージ;および、テープカートリッジ、磁気テープ、ディスクストレージ、またはその他の磁気ストレージデバイスが含まれる。サーバー記憶媒体が上記に限定されないことが、当業者によって知られている。上記のシステムメモリ1304および大容量記憶装置1307は、まとめてメモリと呼ばれることがある。
【0168】
メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶する。1つまたは複数のプログラムは、1つまたは複数のCPU1301によって実行されるように構成される。1つまたは複数のプログラムは、上記のようにIoTデバイスを管理するための方法を実行するための命令を含む。CPU1301は、1つまたは複数のプログラムを実行して、上記の実施形態の方法による、IoTデバイスを管理するための方法を実行する。
【0169】
本開示の様々な実施形態によれば、サーバー1300はまた、インターネットなどのネットワークを介して、ネットワークに接続されたリモートサーバによって実行され得る。すなわち、サーバー1300は、システムバス1305に接続されたネットワークインターフェースユニット1311によってネットワーク1312に接続されてもよく、または、ネットワークインターフェースユニット1311を用いて他のタイプのネットワークまたはリモートサーバーシステム(図示せず)に接続されてもよい。
【0170】
メモリは、その中に記憶された1つまたは複数のプログラムを更に含む。1つまたは複数のプログラムは、本開示の実施形態によるIoTデバイスを管理するための方法においてデータベースサーバーによって実行されるステップを含む。
【0171】
本開示の一実施形態は、その中に少なくとも1つの命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。少なくとも1つの命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに、上記の実施形態によるIoTデバイスを管理するための方法を実行させる。
【0172】
本開示の一実施形態は、少なくとも1つの命令を記憶したコンピュータプログラム製品を更に提供する。少なくとも1つの命令は、プロセッサによってロードおよび実行されると、プロセッサに、上記の実施形態によるIoTデバイスを管理するための方法を実行させる。
【0173】
当業者は、上記の1つまたは複数の例において、本開示の実施形態に記載される機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得ることを理解するであろう。機能がソフトウェアに実装される場合、それらはコンピュータ可読媒体に保存され、または、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして送信される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含み、ここで、通信媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含み、記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。
【0174】
上記に記載したものは、本開示の例示的な実施形態のみであり、本開示を限定することを意図するものではない。当業者のために、本開示に対して様々な変更および修正を行うことができる。本開示の意図および原則の範囲内で行われた任意の変更、同等物の置換、改善などは、本開示の範囲内に含まれるべきである。
【国際調査報告】