(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(54)【発明の名称】ペット用運動器具
(51)【国際特許分類】
A01K 15/02 20060101AFI20230111BHJP
【FI】
A01K15/02 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022527060
(86)(22)【出願日】2020-10-27
(85)【翻訳文提出日】2022-05-09
(86)【国際出願番号】 KR2020014730
(87)【国際公開番号】W WO2021091146
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】10-2019-0141845
(32)【優先日】2019-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522182644
【氏名又は名称】キャム コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ムン、チン テ
(57)【要約】
本発明は、ペット用運動器具に係り、特に、ペットの情緒や健康を損なうことなく好奇心を呼び起こして自ら運動を行うようにするためのもので、立てられた円筒状をし、少なくとも一側面が開放されており、回転可能に設けられる回転体を含み、前記回転体は、液体が一部充填される透明な管状のチューブが内周縁に沿って備えられ、前記チューブに充填された液体の水面付近に位置する移動具が備えられ、前記移動具を追いかけるためのペットの動きに応じて回転体が回転して水面の位置変化に伴う移動具の位置変化によりペットに持続的な好奇心を呼び起こすことを特徴とする、ペット用運動器具に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
立てられた円筒状をし、少なくとも一側面が開放されており、回転可能に設けられる回転体(100)を含み、
前記回転体(100)は、液体が一部充填される透明な管状のチューブ(110)が内周縁に沿って備えられ、前記チューブ(110)に充填された液体の水面付近に位置する移動具(120)が備えられ、
前記移動具(120)を追いかけるためのペット(A)の動きに応じて回転体(100)が回転して水面の位置変化に伴う移動具(120)の位置変化によりペット(A)に持続的な好奇心を呼び起こすことを特徴とする、ペット用運動器具。
【請求項2】
前記回転体(100)は、内周面から陥入して前記チューブ(110)が収容される設置溝(130)が波状に凹設されることを特徴とする、請求項1に記載のペット用運動器具。
【請求項3】
前記回転体(100)の下側に配置され、回転体(100)がその場で回動するように支持する台座(200)をさらに含み、
前記回転体(100)は、両側縁に沿って外側に突出したフランジ部(140)を備え、
前記台座(200)は、前記フランジ部(140)の縁部に接し、上下方向に回転可能に設けられる回転ローラ(211)と、前記フランジ部(140)の内側に接し、左右方向に回転可能に設けられるガイドローラ(212)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載のペット用運動器具。
【請求項4】
前記台座(200)は、回転ローラ(211)とガイドローラ(212)が備えられる底部(210)と、前記底部(210)の両側に立てられ、回転体(100)の両側に設けられたフランジ部(140)が内側に位置するようにする第1支え側壁(220)とを含み、
前記第1支え側壁(220)は、一箇所に第1固定孔(221)が穿設され、
前記フランジ部(140)の縁部は、少なくとも一箇所に第1固定孔(221)と対応するように第2固定孔(141)が穿設され、
前記第1固定孔(221)と前記第2固定孔(141)に差し込まれて回転体(100)が回転しないようにする固定ピン(10)を備えることを特徴とする、請求項3に記載のペット用運動器具。
【請求項5】
前記回転体(100)は、円周面に沿って一方側に片寄って設けられる第1磁石(20)と、他方側に片寄って設けられ、前記第1磁石(20)と同じ極性を有する第2磁石(30)とが交互に備えられ、
前記回転体(100)の円周面に隣接する外側で第1磁石(20)と第2磁石(30)との間に位置するように軸固定され、軸固定された箇所の上側に第1磁石(20)及び第2磁石(30)とは反対の極性を有する第3磁石(40)が備えられることにより、前記回転体(100)の回転に応じて左右に繰り返し動く外部玩具(300)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のペット用運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用運動器具に係り、特に、ペットの好奇心を呼び起こして自ら運動を行うようにするペット用運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、生活水準の向上及び家族構成員の核家族化に伴い、寂しさを紛らし、情緒的に安定感などを得て生活の質を高めるために多くの人々がペットを飼っている。
【0003】
ペットの中でも、犬や猫などは、他の動物に比べて高い知能と適応力を持つうえ、飼い主との共感及び共存能力に優れるから、趣味や楽しさなどのために育てる単純な動物ではなく、家族のメンバーとして認識されている。よって、飼い主は、犬や猫に対して絆と同質感を感じる。
【0004】
ペットも、自分の世話をする人、つまり飼い主に親密感を感じ、飼い主との時間を過ごしたがっている。しかし、ペットは、飼い主が様々な理由で自分に割く時間が不足してひとりぼっちで残される時間が多くなり、これにより、各種の病気、例えばうつ病、情緒不安、運動不足、肥満などが誘発されることもある。
【0005】
このため、ペットがひとりで遊べる、運動及びストレス解消が可能な玩具や器具などが登場している。このような例として、回し車と呼ばれる、ハムスターやリスなどの小型げっ歯類をペットとして飼うときに使用される運動器具又は玩具が挙げられる。
【0006】
このような回し車型の運動器具は、活動的でエネルギー溢れる動物であるハムスターやリスなどの場合には本能的にこれに乗るが、猫などのペットの場合にはこれを設置しておいても興味を持たないためこれに乗らない。これにより、ユーザーが玩具などで好奇心を刺激し続けて該当運動器具に猫などが乗るように誘導しなければならないという不便が伴う。
【0007】
かかる問題を解決するために、韓国特許第10-1988519号(以下、「引用発明」という。)には、レーザーポインターを設置することにより、レーザービームを追いかけるようにペットの好奇心を誘導している。ところが、引用発明で使用されるレーザーポイントをあまり頻繁に使用すると、他のタイプの光、例えば電灯の光などに敏感に反応する可能性があるうえ、レーザービームがペットの目に直接入射すると視力を失ってしまうおそれもあるという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、ペットの情緒や健康を損なうことなく好奇心を呼び起こして自ら運動を行うようにするペット用運動器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するための本発明に係るペット用運動器具は、立てられた円筒状をし、少なくとも一側面が開放されており、回転可能に設けられる回転体を含み、前記回転体は、液体が一部充填される透明な管状のチューブが内周縁に沿って備えられ、前記チューブに充填された液体の水面付近に位置する移動具が備えられる。
【0010】
また、前記回転体は、内周面から陥入して前記チューブが収容される設置溝が波状に凹設され得る。
【0011】
また、前記回転体の下側に配置され、回転体がその場で回動するように支持する台座をさらに含み、前記回転体は、両側縁に沿って外側に突出したフランジ部を備え、前記台座は、前記フランジ部の縁部に接し、上下方向に回転可能に設けられる回転ローラと、前記フランジ部の内側に接し、左右方向に回転可能に設けられるガイドローラとを備えることができる。
【0012】
また、前記台座は、回転ローラとガイドローラが備えられる底部と、前記底部の両側に立てられ、回転体の両側に設けられたフランジ部が内側に位置するようにする第1支え側壁とを含み、前記第1支え側壁は一箇所に第1固定孔が穿設され、前記フランジ部の縁部は少なくとも一箇所に第1固定孔と対応するように第2固定孔が穿設され、前記第1固定孔と前記第2固定孔に差し込まれて回転体が回転しないようにする固定ピンを備えることができる。
【0013】
また、前記回転体は、円周面に沿って一方側に片寄って設けられる第1磁石と、他方側に片寄って設けられ、前記第1磁石と同じ極性を有する第2磁石とが交互に備えられるが、前記回転体の円周面に隣接する外側で第1磁石と第2磁石との間に位置するように軸固定され、軸固定された箇所の上側に第1磁石及び第2磁石とは反対の極性を有する第3磁石が備えられることにより、前記回転体の回転に応じて左右に繰り返し動く外部玩具をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、移動具を追いかけるためのペットの動きに応じて回転体が回転することにより、水面の位置変化に伴う移動具の位置変化によりペットに持続的な好奇心を呼び起こしてペットが自ら運動を行うようにすることができる。また、ペットの好奇心を呼び起こす移動具は、ペットの情緒や健康を損なわないので、安全にペットが本発明を利用することができる。
【0015】
また、夜間に回転体が回転しないようにしてペットが本発明を利用できないようにすることにより、騒音が発生しないようにすることができるのはもとより、外部玩具によって、回転体に乗らないペットも遊びをすることができるようにして、活動性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明によるペット用運動器具の第1実施形態に係る構造を示す斜視図である。
【
図2】本発明によるペット用運動器具に適用される移動具がチューブ内に備えられた状態を示す例示図である。
【
図3】本発明によるペット用運動器具を使用するペットの移動によって移動具の位置が変化する様子を示す図である。
【
図4】本発明によるペット用運動器具の第2実施形態による構造を示す斜視図である。
【
図5】本発明によるペット用運動器具の第3実施形態による構造を示す斜視図である。
【
図6】本発明によるペット用運動器具に適用される回転体が固定ピンによって固定できることを示す例示図である。
【
図7】本発明によるペット用運動器具に適用される台座の構造を示す一部分解斜視図である。
【
図8】本発明によるペット用運動器具の構造を示す一部分解側面図である。
【
図9】本発明によるペット用運動器具に適用される台座に回転体が支持される状態を示す平面図である。
【
図10】本発明によるペット用運動器具の第4実施形態による構造を示す斜視図である。
【
図11】本発明によるペット用運動器具に適用される外部玩具が作動する過程を示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、ペットの情緒や健康を損なうことなく好奇心を呼び起こして自ら運動を行うようにするためのもので、立てられた円筒状をし、少なくとも一側面が開放されており、回転可能に設けられる回転体を含み、前記回転体は、液体が一部充填される透明な管状のチューブが内周縁に沿って備えられ、前記チューブに充填された液体の水面付近に位置する移動具が備えられ、前記移動具を追いかけるためのペットの動きに応じて回転体が回転して水面の位置変化に伴う移動具の位置変化によりペットに持続的な好奇心を呼び起こすことを特徴とする、ペット用運動器具を提案する。
【0018】
本発明の権利範囲は、以下で説明する実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨を逸脱することなく、当該技術分野における通常の知識を有する者によって様々に変形実施できる。
【0019】
以下、本発明に係るペット用運動器具について、添付の
図1~
図11を参照して詳細に説明する。
【0020】
本発明に係るペット用運動器具は、
図1に示すように、立てられた円筒状をし、少なくとも一側面が開放されており、ペットAが開放された面から出入りして内部に位置することができる回転体100を含む。回転体100は回転可能に設けられ、回転体100が位置を変えながら回転可能であるが、以下では、回転体100がその場で回転するように備えられることを前提に説明する。
【0021】
回転体100には、
図1及び
図2に示すように、所定の長さを有する管状のチューブ110が内周縁に沿って備えられ、チューブ110には液体が一部充填される。このとき、液体が充填される高さは、回転体100の半分に相当する高さよりも低く充填されるようにすることが好ましく、液体として、水、食塩水などのようにペットAが摂取しても安全なものを使用することが好ましい。また、チューブ110は、後述する移動具120が外部から見えるように透明に形成される。
【0022】
このようなチューブ110には、充填された液体の水面付近に位置する移動具120が備えられる。すなわち、移動具120は、浮力を有する素材からなる。移動具120は、回転体100の前方に向けてチューブ110上に形成される水面と、回転体100の後方に向けてチューブ110上に形成される水面のうちのいずれか一つに備えられるのはもとより、チューブ110上に形成される前方後方両側の水面に備えられることができる。
【0023】
本発明の移動具120は、一次的に、ペットAの好奇心を刺激してペットAが回転体100内に乗るようにする役割を果たし、二次的に、ペットAが移動具120を把持しようと移動すると、回転体100が回転し、これにより、水面の位置が変化するにつれて移動具120の位置が変化するので、ペットAの持続的な好奇心を呼び起こしてペットAが持続的に移動具120を追いかけて歩いたり走ったりする運動を自ら行うようにする役割を果たす。
【0024】
具体的な一例として、本発明の移動具120は、
図3(a)に示すように、ペットAがゆっくりこれを追いかける場合、ペットAと所定の間隔を隔てた状態を成し、
図3(b)に示すように、ペットAが速やかにこれを追いかける場合、ペットAに隣接するようになり、ペットAの動きに応じて移動具120の位置が変化する。また、このような移動具120は、ペットAに活動性を付与するために使用した従来のレーザービームとは異なり、ペットの情緒や健康を損なわないので、安全にペットAが本発明を利用することができる。
【0025】
そして、チューブ110は、回転体100の内周面から突出した状態で付着/結合することができるが、ペットAが回転体100を回転させることによりチューブ110が干渉されるため、回転体100には、
図1に示すように、内周面から陥入して内側にチューブ110が収容される設置溝130が凹設され得る。設置溝130は、チューブ110全体が内側に収容されるように凹設され得るのはもとより、回転体100の内面を覆うパッド150の厚さを考慮して、チューブ110が内側に収容されるときに上端がパッド150の厚さだけ突出するように形成されてもよい。
【0026】
また、チューブ110は、回転体100の内周面に多様な形状、例えば一字状、ジグザグ状などに備えられることができるが、ペットAが動く速度に応じた移動具120の位置変化、移動具120の円滑な移動、および力動的な動きのために、
図1~
図3に示すように波状に設けられることが好ましい。このとき、設置溝130は、回転体100の内周面に沿って波状に設けられる。
【0027】
また、チューブ110は、設置溝130に締まり嵌めによって固定されるようにすることができるうえ、接着剤などを用いて設置溝130に接着されるか、或いはケーブルタイなどの結束部材を用いて設置溝130から離脱しないように備えられることができる。
【0028】
一方、チューブ110は、上述したように、回転体100の内周面に陥入した設置溝130に収容され得るだけでなく、
図4に示すように、回転体100の円周面を貫通するように設けられたホールに収容され得る。これにより、回転体100の内側で回転体100を回転させるペットAだけでなく、回転体100の前方と後方に位置するペットAも、回転体100の回転に伴って移動する移動具120を見て好奇心が刺激されて活動性が付与され得る。
【0029】
また、
図5に示すように、回転体100は、内周面を覆うパッド150をさらに含むことができる。回転体100の内周面自体が、ペットAが回転体100を特別な不便なしに回転させることができるように形成され得るが、そうではない場合、パッド150を介して滑りを防止しながら若干のクッション感を感じることができるようにして快適かつ安定な活動を行えるようにするためである。
【0030】
このとき、パッド150は、内周面に設けられた設置溝130を基準に二分されて設置溝130を覆わないように備えられることが好ましい。このとき、設置溝130は、パッド150の厚さを考慮して、パッド150の厚さだけ収容されたチューブ110が突出するように設けられることが好ましい。これにより、設置溝130に収容されたチューブ110の上端とパッド150の上面とが同じ高さに位置して、段差によるペットAの不便や怪我リスクを解消することができる。また、パッド150は、
図5に示すように、チューブ110に隣接する端部が設置溝130の縁部よりも内側に位置するように形成され、チューブ110の両縁部の上側を一部覆うことができる。これは、チューブ110の端面が円形の設置溝130に収容されるときに隙間が発生するため、前記隙間をパッド150で覆ってペットAの利用の際に不便が伴わないようにしたものである。
【0031】
一方、本発明に係るペット用運動器具は、
図6に示すように、回転体100の下側に配置され、回転体100がその場で回動するように支持する台座200をさらに含むことができる。このとき、回転体100には、両側縁に沿って外側に突出したフランジ部140が形成され得る。
【0032】
台座200は、
図7~
図9に示すように、フランジ部140の縁部に接し、上下方向に回転可能に設けられる回転ローラ211と、フランジ部140の内側に接し、左右方向に回転するように設けられるガイドローラ212とを備えることができる。したがって、回転ローラ211は、フランジ部140の縁部に当接して回転体100を支持しながら、ペットAの移動時に回転ローラ211がその場で回転できるようにする。また、ガイドローラ212は、回転体100の両側縁に設けられた各フランジ部140の内側に当接し、回転体100が揺れることなく安定して回転できるようにする。
【0033】
具体的には、台座200は、
図7に示すように、回転ローラ211とガイドローラ212が備えられる底部210と、底部210の両側に立てられる第1支え側壁220とを含み、底部210の両端に立てられる第2支え側壁230をさらに含むことができる。
【0034】
第1支え側壁220は、回転体100の両側に設けられたフランジ部140が内側に位置するように備えられ、
図7に示すように、一箇所に第1固定孔221が穿設されることができる。このとき、フランジ部140の縁部は、
図8に示すように、少なくとも一箇所に第1固定孔221と対応するように第2固定孔141が穿設されることができる。ここで、
図6に示すように、第1固定孔221と第2固定孔141を一度に貫通するように差し込まれる固定ピン10が備えられることができる。
【0035】
したがって、ユーザーは、第1固定孔221と第2固定孔141に固定ピン10を差し込むことにより、夜間に回転体100が回転しないようにして、ペットAが本発明を利用できないようにすることで騒音が発生しないようにすることができる。
【0036】
そして、フランジ部140に設けられた第2固定孔141が第1支え側壁220の内側に位置するので、ユーザーが第2固定孔141の形成箇所を外部から見つけ難いので、
図6および
図8に示すように、フランジ部140には、第2固定孔141の形成箇所の上方である内周縁の部位に固定顎部142が突設される。したがって、ユーザーは、固定顎部142の形成箇所が第1支え側壁220の第1固定孔221の形成箇所と一致するように回転体100を回転させた後、固定ピン10を介して容易に回転体100を固定することができる。
【0037】
一方、本発明に係るペット用運動器具は、
図10に示すように、回転体100の外側に設置される外部玩具300をさらに含むことができる。外部玩具300は、様々な形状を有し、複数の位置に設けられることができ、一例として、
図10に示すように、回転体100の外周面に隣接する外側で回転体100の回転に応じて動くように構成できる。
【0038】
このために、回転体100は、
図10及び
図11に示すように、円周面に沿って一方側に片寄って設けられる第1磁石20と、他方側に片寄って設けられる第2磁石30とが交互に備えられることができる。このとき、第1磁石20と第2磁石30は同じ極性を有する。そして、外部玩具300は、回転体100の円周面に隣接する外側で第1磁石20と第2磁石30との間に位置するように軸固定され、軸固定された箇所の上側に第1磁石20及び第2磁石30とは反対の極性を有する第3磁石40が備えられることができる。
【0039】
したがって、回転体100が回転すると、外部玩具300は、引力によって左右に繰り返し動くが、回転体100に乗っていないペットAも、外部玩具300を介して活動性を付与され得る。
【0040】
このような外部玩具300は、具体的には、下部が軸固定されながら上部に第3磁石40が備えられる玩具ボディ310と、玩び物ボディ310の上端に結合してペットAの好奇心を刺激することができる興味誘発具320とを含んでなることができる。興味誘発具320は、ペットAの種類及び習性に応じて様々な形状に形成できる。また、玩具ボディ310は、
図10に示すように、台座200に軸固定でき、具体的には、台座200のうち、回転体100の円周面に隣接する構成である第2支え側壁230に軸固定され、回転体100と当接しないように傾斜して設けられることが好ましい。
【符号の説明】
【0041】
A ペット
10 固定ピン
20 第1磁石
30 第2磁石
40 第3磁石
100 回転体
110 チューブ
120 移動具
130 設置溝
140 フランジ部
141 第2固定孔
142 固定顎部
150 パッド
200 台座
210 底部
211 回転ローラ
212 ガイドローラ
220 第1支え側壁
221 第1固定孔
230 第2支え側壁
300 外部玩具
310 玩具ボディ
320 興味誘発具
【国際調査報告】