(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(54)【発明の名称】動作シミュレータの耐欠陥性を有する耐荷重ピボット接続
(51)【国際特許分類】
F16H 21/54 20060101AFI20230111BHJP
B25J 11/00 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
F16H21/54
B25J11/00 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022528971
(86)(22)【出願日】2020-11-13
(85)【翻訳文提出日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 US2020060613
(87)【国際公開番号】W WO2021101818
(87)【国際公開日】2021-05-27
(32)【優先日】2019-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501188177
【氏名又は名称】ムーグ インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デアンゲリス、リチャード
(72)【発明者】
【氏名】デ グラーフ、ヴィレム エイ.
【テーマコード(参考)】
3C707
3J062
【Fターム(参考)】
3C707BS22
3C707HS27
3C707HT20
3C707LS20
3J062AA38
3J062AB28
3J062AC10
3J062CB03
3J062CB28
3J062CB30
3J062CB33
(57)【要約】
ベース102と、プラットフォーム104と、少なくとも2自由度を有する接合部を介してベースとプラットフォームを接続する複数の線形アクチュエータ108とを備え、接合部15は、クレビスピンを保持する第1及び第2のラグ開口部を有する第1及び第2のサイドラグを含むアクチュエータクレビスと、第1及び第2のアクセル故障保持突起を含むアクセルを保持するアンカークレビスと、クレビスピンを受け取り、一次及び二次アクセル通過部分を有するアクセル開口部とを含み、第1のサイドラグ開口部、ピン及び第1のアクセル故障保持突起は、第1のラグ開口部の一次内側半径とピンの外側半径との間に、第1のラグ開口部の二次ラグ内側半径と第1のアクセル故障保持突起の保持外側半径との間の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さい一次ラグ半径方向クリアランス差を有する、動作シミュレータ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
プラットフォームと、
前記プラットフォームが前記ベースに接続される複数の線形アクチュエータと
を備え、
前記複数の線形アクチュエータは、前記プラットフォームを前記ベースに対して少なくとも2自由度で動かすように制御可能であり、
前記複数の線形アクチュエータのうちの少なくとも1つは、少なくとも2自由度を有するプラットフォーム接合部によって前記プラットフォームに接続され、
前記プラットフォーム接合部は、第1のピボット軸と、前記第1のピボット軸と交差する第2のピボット軸とを有し、
前記プラットフォーム接合部は、アクチュエータクレビス、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピン、アンカークレビス、及び前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記アンカークレビスによって保持されるアクセルを含み、
前記アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部を含み、前記アクセル開口部は、一次アクセル内側半径によって規定される一次アクセル通過部分、第1の二次アクセル内側半径によって規定される第1の二次アクセル通過部分、及び第2の二次アクセル内側半径によって規定される第2の二次アクセル通過部分を有し、
前記アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを有し、
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、
前記アクセルは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転し、前記アンカークレビスに対して前記第2のピボット軸の周りを回転するように構成され、
前記アクセルは、第1の保持外側半径及び第1の保持内側半径を有する第1のアクセル故障保持突起を含み、
前記アクセルは、第2の保持外側半径及び第2の保持内側半径を有する第2のアクセル故障保持突起を含み、
前記第1のサイドラグは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピン及び前記アクセルの前記第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径によって規定される第1の一次ラグ通過部分と、第1の二次ラグ内側半径によって規定される第1の二次ラグ通過部分とを有し、
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの外側半径との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のラグの前記第1の二次ラグ内側半径と、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持外側半径との間の第1の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
動作シミュレータ。
【請求項2】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項3】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項4】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差に実質的に等しいように構成されている、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項5】
前記第1のサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記一次アクセル半径方向クリアランス差が、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項6】
前記第1のサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項5に記載の動作シミュレータ。
【請求項7】
前記第1の一次ラグ通過部分及び前記クレビスピンは、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差がゼロであるような単一の単一形成部材を含む、請求項5に記載の動作シミュレータ。
【請求項8】
前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径は、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径よりも小さく、前記アクセル開口部の前記第2の二次アクセル内側半径は、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径に実質的に等しい、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項9】
前記第2のサイドラグは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピン及び前記アクセルの前記第2のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部を含み、前記第2のサイドラグ開口部は、第2の一次ラグ内側半径によって規定される第2の一次ラグ通過部分と、第2の二次ラグ内側半径によって規定される第2の二次ラグ通過部分とを有し、
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの外側半径との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のラグの前記第2の二次ラグ内側半径と、前記第2のアクセル故障保持突起の前記第2の保持外側半径との間の第2の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項10】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のアクセル故障保持突起の前記第2の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第2の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項9に記載の動作シミュレータ。
【請求項11】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第2の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第2の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項10に記載の動作シミュレータ。
【請求項12】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差に実質的に等しいように構成されている、請求項11に記載の動作シミュレータ。
【請求項13】
前記少なくとも1つの線形アクチュエータは、第1の端部及び前記第1の端部の反対側の第2の端部を有し、前記少なくとも1つの線形アクチュエータの前記第1の端部は、前記アクチュエータクレビスに接続され、前記アンカークレビスは、前記プラットフォームに接続され、それにより、前記少なくとも1つの線形アクチュエータは、前記プラットフォーム接合部によって前記プラットフォームに枢動可能に接続される、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項14】
アクチュエータクレビスと、第1のピボット軸の周りに配向され、前記アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピンと、アンカークレビスと、第2のピボット軸の周りに配向され、前記アンカークレビスによって保持されるアクセルとを含むベース接合部を備え、
前記アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部を含み、前記アクセル開口部は、一次アクセル内側半径によって規定される一次アクセル通過部分、第1の二次アクセル内側半径によって規定される第1の二次アクセル通過部分、及び第2の二次アクセル内側半径によって規定される第2の二次アクセル通過部分を有し、
前記アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを有し、
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、
前記アクセルは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、
前記アクセルは、第1の保持外側半径及び第1の保持内側半径を有する第1のアクセル故障保持突起を含み、
前記アクセルは、第2の保持外側半径及び第2の保持内側半径を有する第2のアクセル故障保持突起を含み、
前記第1のサイドラグは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピン及び前記アクセルの前記第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径によって規定される第1の一次ラグ通過部分と、第1の二次ラグ内側半径によって規定される第1の二次ラグ通過部分とを有し、
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの外側半径との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のラグの前記第1の二次ラグ内側半径と、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持外側半径との間の第1の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成され、
前記少なくとも1つの線形アクチュエータの前記第2の端部は、前記ベース接合部の前記アクチュエータクレビスに接続され、前記ベース接合部の前記アンカークレビスは、前記ベースに接続され、それにより、前記少なくとも1つの線形アクチュエータは、前記ベース接合部によって前記ベースに枢動可能に接続される、
請求項13に記載の動作シミュレータ。
【請求項15】
前記アクセルの前記一次アクセル通過部分、前記アクセルの前記第1の二次アクセル通過部分、及び前記アクセルの前記第2の二次アクセル通過部分が、一緒に固定される別個の形成部材を含む、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項16】
前記第1のアクセル故障保持突起及び前記アクセルの前記第1の二次アクセル通過部分は、前記アクセルの前記一次アクセル通過部分に固定された第1の単一の単一形成部材を含み、前記第2のアクセル故障保持突起及び前記アクセルの前記第2の二次アクセル通過部分は、前記アクセルの前記一次アクセル通過部分に固定された第2の単一の単一形成部材を含む、請求項15に記載の動作シミュレータ。
【請求項17】
前記アクセルの前記一次アクセル通過部分、前記アクセルの前記第1の二次アクセル通過部分、前記アクセルの前記第2の二次アクセル通過部分、前記アクセルの前記第1のアクセル故障保持突起、及び前記アクセルの前記第2のアクセル故障保持突起が、単一の単一形成部材を含む、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項18】
前記アクセルの前記一次アクセル通過部分は、第1の単一の単一形成部材を含み、前記アクセルの前記第1の二次アクセル通過部分及び前記アクセルの前記第1のアクセル故障保持突起は、前記第1の単一の単一形成部材に固定された第2の単一の単一形成部材を含み、前記アクセルの前記第2の二次アクセル通過部分及び前記アクセルの前記第2のアクセル故障保持突起は、前記第1の単一の単一形成部材に固定された第3の単一の単一形成部材を含む、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項19】
前記第1のサイドラグの前記第1の一次ラグ通過部分及び前記第1のサイドラグの前記第1の二次ラグ通過部分が、一緒に固定された別個の形成部材を含む、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項20】
前記第1のサイドラグの前記第1の一次ラグ通過部分及び前記第1のサイドラグの前記第1の二次ラグ通過部分が、単一の単一形成部材を含む、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項21】
前記アンカークレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを含み、前記アクセルは、前記第1のサイドラグと前記アンカークレビスの前記第2のサイドラグとの間に延在する、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項22】
前記アクセルは、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して回転的に固定される、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項23】
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記アクセルは、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成される、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項24】
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記アクセルは、前記クレビスピンに対して回転的に固定される、請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項25】
前記アンカークレビスは、第1のアンカー側ラグ及び第2のアンカー側ラグを有し、
前記アクセルは、前記アンカークレビスの前記第1のアンカー側ラグと前記第2のアンカー側ラグとの間に延在し、
前記第1のアンカー側ラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記アクセルを受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次アンカーラグ内側半径によって規定される第1の一次アンカーラグ通過部分と、第1の二次アンカーラグ内側半径によって規定される第1の二次アンカーラグ通過部分とを有し、
前記第1のアンカーサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の一次アンカーラグ内側半径と前記アクセルの第1のアンカー外側半径との間の第1の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の二次アンカーラグ内側半径と、前記アクセルの前記第1のアンカー外側半径との間の第1の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項1に記載の動作シミュレータ。
【請求項26】
前記第2のアンカー側ラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記アクセルを受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部を含み、前記第2のサイドラグ開口部は、第2の一次アンカーラグ内側半径によって規定される第2の一次アンカーラグ通過部分と、第2の二次アンカーラグ内側半径によって規定される第2の二次アンカーラグ通過部分とを有し、
前記第2のアンカーサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の一次アンカーラグ内側半径と前記アクセルの第2のアンカー外側半径との間の第2の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の二次アンカーラグ内側半径と、前記アクセルの前記第2のアンカー外側半径との間の第2の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項25に記載の動作シミュレータ。
【請求項27】
アクチュエータクレビスと、
第1のピボット軸の周りに配向され、前記アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピンと、
アンカークレビスと、
第2のピボット軸の周りに配向され、前記アンカークレビスによって保持されるアクセルと
を備え、
前記アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部を含み、前記アクセル開口部は、一次アクセル内側半径によって規定される一次アクセル通過部分、第1の二次アクセル内側半径によって規定される第1の二次アクセル通過部分、及び第2の二次アクセル内側半径によって規定される第2の二次アクセル通過部分を有し、
前記アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを有し、
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、
前記アクセルは、前記アクチュエータクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転し、前記アンカークレビスに対して前記第2のピボット軸の周りを回転するように構成され、
前記アクセルは、第1の保持外側半径及び第1の保持内側半径を有する第1のアクセル故障保持突起を含み、
前記アクセルは、第2の保持外側半径及び第2の保持内側半径を有する第2のアクセル故障保持突起を含み、
前記第1のサイドラグは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピン及び前記アクセルの前記第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径によって規定される第1の一次ラグ通過部分と、第1の二次ラグ内側半径によって規定される第1の二次ラグ通過部分とを有し、
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のラグの前記第1の二次ラグ内側半径と、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持外側半径との間の第1の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
接続接合部。
【請求項28】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの外側半径との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項29】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項30】
前記第1のサイドラグ開口部、クレビスピン、及び第1のアクセル故障保持突起は、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差に実質的に等しいように構成されている、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項31】
前記第1のサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記一次アクセル半径方向クリアランス差が、前記第1のアクセル故障保持突起の前記第1の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項32】
前記第1のサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項31に記載の接続接合部。
【請求項33】
前記第1の一次ラグ通過部分及び前記クレビスピンは、前記第1のラグ開口部の前記第1の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第1の一次ラグ半径方向クリアランス差がゼロであるような単一の単一形成部材を含む、請求項31に記載の接続接合部。
【請求項34】
前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径は、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径よりも小さく、前記アクセル開口部の前記第2の二次アクセル内側半径は、前記アクセル開口部の前記第1の二次アクセル内側半径に実質的に等しい、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項35】
前記第2のサイドラグは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピン及び前記アクセルの前記第2のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部を含み、前記第2のサイドラグ開口部は、第2の一次ラグ内側半径によって規定される第2の一次ラグ通過部分と、第2の二次ラグ内側半径によって規定される第2の二次ラグ通過部分とを有し、
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの外側半径との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のラグの前記第2の二次ラグ内側半径と、前記第2のアクセル故障保持突起の前記第2の保持外側半径との間の第2の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項27に記載の接続接合部。
【請求項36】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のアクセル故障保持突起の前記第2の保持内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第2の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項35に記載の接続接合部。
【請求項37】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記第2の二次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の第2の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、請求項36に記載の接続接合部。
【請求項38】
前記第2のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第2のアクセル故障保持突起は、前記第2のラグ開口部の前記第2の一次ラグ内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の前記第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、前記アクセル開口部の前記一次アクセル内側半径と前記クレビスピンの前記外側半径との間の一次アクセル半径方向クリアランス差に実質的に等しいように構成されている、請求項37に記載の接続接合部。
【請求項39】
前記アンカークレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを有し、前記アクセルは、前記第1のサイドラグと前記アンカークレビスの前記第2のサイドラグとの間に延在する、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項40】
前記アクセルは、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して回転的に固定される、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項41】
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記アクセルは、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成されている、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項42】
前記クレビスピンは、前記アクチュエータクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記アクセルは、前記クレビスピンに対して回転的に固定される、請求項27に記載の接続接合部。
【請求項43】
前記アンカークレビスは、第1のアンカー側ラグ及び第2のアンカー側ラグを有し、
前記アクセルは、前記アンカークレビスの前記第1のアンカー側ラグと前記第2のアンカー側ラグとの間に延在し、
前記第1のアンカー側ラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記アクセルを受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次アンカーラグ内側半径によって規定される第1の一次アンカーラグ通過部分と、第1の二次アンカーラグ内側半径によって規定される第1の二次アンカーラグ通過部分とを有し、
前記第1のアンカーサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の一次アンカーラグ内側半径と前記アクセルの第1のアンカー外側半径との間の第1の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差が、前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の二次アンカーラグ内側半径と、前記アクセルの前記第1のアンカー外側半径との間の第1の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項27に記載の接続接合部。
【請求項44】
前記第2のアンカー側ラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記アクセルを受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部を含み、前記第2のサイドラグ開口部は、第2の一次アンカーラグ内側半径によって規定される第2の一次アンカーラグ通過部分と、第2の二次アンカーラグ内側半径によって規定される第2の二次アンカーラグ通過部分とを有し、
前記第2のアンカーサイドラグ開口部及び前記アクセルは、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の一次アンカーラグ内側半径と前記アクセルの第2のアンカー外側半径との間の第2の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差が、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の二次アンカーラグ内側半径と、前記アクセルの前記第2のアンカー外側半径との間の第2の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されている、
請求項43に記載の接続接合部。
【請求項45】
前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の一次アンカーラグ内側半径は、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の一次アンカーラグ内側半径に実質的に等しく、前記第1のアンカーラグ開口部の前記第1の二次アンカーラグ内側半径は、前記第2のアンカーラグ開口部の前記第2の二次アンカーラグ内側半径に実質的に等しく、前記アクセルの前記第1のアンカー外側半径は、前記アクセルの前記第2のアンカー外側半径に実質的に等しい、請求項44に記載の接続接合部。
【請求項46】
少なくとも2自由度を有する接続接合部であって、
第1のピボット軸及び前記第1のピボット軸と交差する第2のピボット軸と、
第1のクレビス、第2のクレビス、及び前記第1のクレビスと前記第2のクレビスとの間の中心交差アクセルと
を備え、
前記中心交差アクセルは、前記第1のクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転し、前記第2のクレビスに対して前記第2のピボット軸の周りを回転するように構成され、
前記第1のクレビス及び前記交差アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙を規定する第1の対向する一次回転軸受面を含み、
前記第1のクレビス及び前記交差アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記第1のピボット軸の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙を規定する第1の対向する二次回転軸受面を含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の二次半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きく、
前記第2のクレビス及び前記交差アクセルは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記第2のピボット軸の周りに配向された第2の一次半径方向クリアランス間隙を規定する第2の対向する一次回転軸受面を含み、
前記第2のクレビス及び前記交差アクセルは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記第1のピボット軸の周りに配向された第2の二次半径方向クリアランス間隙を規定する第2の対向する二次回転軸受面を含み、
前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の二次半径方向クリアランス間隙は、前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きく、
前記交差アクセルは、前記第1の対向する一次回転軸受面の故障時に、前記第1の対向する二次回転軸受面を介して、前記第1のクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、
前記交差アクセルは、前記第2の対向する一次回転軸受面の故障時に、前記第2の対向する二次回転軸受面を介して、前記第2のクレビスに対して前記第2のピボット軸の周りを回転するように構成されている、
接続接合部。
【請求項47】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する一次回転軸受面は、前記第1のクレビスによって保持され、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の一次アクセル軸受面を有するクレビスピンを含み、前記交差アクセルは、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンを受け入れるように構成され、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の一次ピン軸受面を有するアクセル開口部を含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次クレビス軸受面を有するアクセル故障保持突起と、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記アクセル故障保持突起を受け入れるように構成され、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次突起軸受面を有する、前記第1のクレビスのクレビス故障保持開口部とを含む前記交差アクセルを含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙は、前記クレビスピンの前記外側の一次アクセル軸受面と、前記交差アクセルの前記アクセル開口部の前記内側の一次ピン軸受面との間の環状半径方向間隙を含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の二次半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル故障保持突起の前記外側の二次クレビス軸受面と、前記第1のクレビスの前記クレビス故障保持開口部の前記内側の二次突起軸受面との間の環状半径方向間隙を含む、
請求項46に記載の接続接合部。
【請求項48】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する一次回転軸受面は、前記第1のクレビスによって保持され、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の一次クレビス軸受面を有するクレビスピンと、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンを受け入れるように構成され、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の一次ピン軸受面を有する、前記第1のクレビスのクレビスピン開口部とを含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次クレビス軸受面を有するアクセル故障保持突起を含む前記交差アクセルと、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記アクセル故障保持突起を受け入れるように構成され、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次突起軸受面を有する、前記第1のクレビスのクレビス故障保持開口部とを含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙は、前記クレビスピンの前記外側の一次クレビス軸受面と、前記第1のクレビスの前記クレビスピン開口部の前記内側の一次ピン軸受面との間の環状半径方向間隙を含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の二次半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル故障保持突起の前記外側の二次クレビス軸受面と、前記第1のクレビスの前記クレビス故障保持開口部の前記内側の二次突起軸受面との間の環状半径方向間隙を含む、
請求項46に記載の接続接合部。
【請求項49】
前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の対向する一次回転軸受面は、前記第2のクレビスによって保持され、前記第2のピボット軸の周りに配向された外側の一次軸受面を有するシャフト部分を有する前記交差アクセルと、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記交差アクセルの前記シャフト部分の前記外側の一次軸受面を受け入れるように構成され、前記第2のピボット軸の周りに配向された内側の一次軸受面を有する、前記第2のクレビスの一次シャフト開口部とを含み、
前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の対向する二次回転軸受面は、前記第2のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面を有する前記交差アクセルの前記シャフト部分と、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記交差アクセルの前記シャフト部分の前記外側の二次軸受面を受け入れるように構成され、前記第2のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面を有する、前記第2のクレビスの二次シャフト開口部とを含み、
前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の一次半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記シャフト部分の前記外側の一次軸受面と、前記第2のクレビスの前記一次シャフト開口部の前記内側の一次軸受面との間の環状半径方向間隙を含み、
前記第2のピボット軸の周りに配向された前記第2の二次半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記シャフト部分の前記外側の二次軸受面と前記第2のクレビスの前記二次シャフト開口部の前記内側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙を含む、
請求項46に記載の接続接合部。
【請求項50】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する一次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側クレビス軸受面を有する前記クレビスピンと、前記第1のピボット軸の周りに配向され、前記クレビスピンの前記外側クレビス軸受面を受け入れるように構成され、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側ピン軸受面を有する、前記第1のクレビスのクレビスピン開口部とをさらに含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向されたピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙は、前記クレビスピンの前記外側クレビス軸受面と、前記第1のクレビスの前記クレビスピン開口部の前記内側ピン軸受面との間の環状半径方向間隙を含むように設けられ、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の二次半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記ピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙よりも大きい、
請求項47に記載の接続接合部。
【請求項51】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面を有する前記アクセル故障保持突起と、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の故障保持面を有する前記クレビスピンとをさらに含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル故障保持突起の前記内側の二次軸受面と前記クレビスピンの前記外側の故障保持面との間の環状半径方向間隙を含むように設けられ、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記ピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きい、
請求項47に記載の接続接合部。
【請求項52】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面を有する前記アクセル故障保持突起と、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の故障保持面を有する前記クレビスピンとをさらに含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル故障保持突起の前記内側の二次軸受面と前記クレビスピンの前記外側の故障保持面との間の環状半径方向間隙を含むように設けられ、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記ピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きい、
請求項48に記載の接続接合部。
【請求項53】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次ピン軸受面を有する前記交差アクセルの前記アクセル開口部と、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面を有する前記クレビスピンとをさらに含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル開口部の前記内側の二次ピン軸受面と前記クレビスピンの前記外側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙を含むように設けられ、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きい、
請求項47に記載の接続接合部。
【請求項54】
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の対向する二次回転軸受面は、前記第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次ピン軸受面を有する前記交差アクセルの前記アクセル開口部と、前記第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面を有する前記クレビスピンとをさらに含み、
前記第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙は、前記交差アクセルの前記アクセル開口部の前記内側の二次ピン軸受面と前記クレビスピンの前記外側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙を含むように設けられ、
前記第1のピボット軸の周りに配向された前記二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙は、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記第1の一次半径方向クリアランス間隙よりも大きい、
請求項48に記載の接続接合部。
【請求項55】
前記クレビスピンの前記外側の一次アクセル軸受面と、前記交差アクセルの前記アクセル開口部の前記内側の一次ピン軸受面との間の前記環状半径方向間隙は、前記クレビスピンの前記外側クレビス軸受面と、前記第1のクレビスの前記クレビスピン開口部の前記内側ピン軸受面との間の前記環状半径方向間隙を含む、前記第1のピボット軸の周りに配向された前記ピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙に実質的に等しい、請求項50に記載の接続接合部。
【請求項56】
前記第1のクレビス及び前記クレビスピンは、単一の単一形成部材を含む、請求項47に記載の接続接合部。
【請求項57】
前記交差アクセル及び前記クレビスピンは、単一の単一形成部材を含む、請求項48に記載の接続接合部。
【請求項58】
前記交差アクセルが、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記クレビスピンが前記第1のクレビスに対して回転的に固定される、請求項47に記載の接続接合部。
【請求項59】
前記クレビスピンは、前記第1のクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記交差アクセルは、前記クレビスピンに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成される、請求項50に記載の接続接合部。
【請求項60】
前記クレビスピンは、前記第1のクレビスに対して前記第1のピボット軸の周りを回転するように構成され、前記交差アクセルは、前記クレビスピンに対して回転的に固定される、請求項48に記載の接続接合部。
【請求項61】
前記第2のクレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを含み、前記交差アクセルの前記シャフト部分は、前記第2のクレビスの前記第1のサイドラグと前記第2のサイドラグとの間に延在し、
前記第1のサイドラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記交差アクセルの前記シャフト部分を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、前記第1のサイドラグ開口部は、第1の一次シャフト内側半径によって規定される第1の一次シャフト通過部分と、第1の二次シャフト内側半径によって規定される第1の二次シャフトラグ通過部分とを有し、
前記第2のサイドラグは、前記第2のピボット軸の周りに配向され、前記交差アクセルの前記シャフト部分を受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部を含み、前記第2のサイドラグ開口部は、第2の一次シャフト内側半径によって規定される第2の一次シャフト通過部分と、第2の二次シャフト内側半径によって規定される第2の二次シャフトラグ通過部分とを有する、
請求項49に記載の接続接合部。
【請求項62】
ベースと、
プラットフォームと、
前記プラットフォームが前記ベースに接続される複数の線形アクチュエータと
を備え、
前記複数の線形アクチュエータは、少なくとも2自由度で前記ベースに対して前記プラットフォームを動かすように制御可能であり、
前記複数の線形アクチュエータのうちの少なくとも1つは、請求項46に記載の接続接合部によって前記プラットフォーム及び/又は前記ベースに接続されている、
請求項46に記載の接続接合部。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、動作シミュレータの耐荷重接続の分野に関連し、より具体的には、少なくとも2自由度及び耐欠陥性を有する動作シミュレータの耐荷重接続に関連する。
【背景技術】
【0002】
動作シミュレータは当技術分野でよく知られている。スチュワートプラットフォーム(ヘキサポッド)は、固定ベースに対して耐荷重プラットフォームを移動するシミュレータの既知の形式である。ヘキサポッドは、ベースに対して6つの自由度(3つの線形、3つの回転)でプラットフォームを移動するように配置された6つの線形アクチュエータを有し、これに応じてアクチュエータが組み合わせて使用される。並進自由度は、一般にサージ(進行方向の水平方向の動き)、揺れ(進行方向に垂直な水平方向の動き)、及びヒーブ(垂直方向の動き)として知られている。回転の自由度は、一般に、ロール(進行方向に平行な軸を中心とした回転)、ピッチ(進行方向に垂直な水平軸を中心とした回転)、及びヨー(垂直軸を中心とした回転)として知られている。
【0003】
アクチュエータは、カルダン接合部や球形接合部などのユニバーサル接合部によって、それぞれ耐荷重プラットフォームと固定ベースに接続されている。「ユニバーサル接合部」という用語は、少なくとも2つの回転自由度を持つ接合部を意味する。或いは、接続接合部は、1つの回転自由度を除くすべてで拘束された接合部(つまり、ヒンジ接合部)にすることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示された実施例の対応する部分、部分、又は表面を括弧で囲んで参照すると、限定ではなく単に例示の目的で、本発明は、ベース(102)と、プラットフォーム(104)と、プラットフォームがベースに接続される複数の線形アクチュエータ(108a、108b、108c、108d、108e、108f)とを備え、複数の線形アクチュエータは、プラットフォームをベースに対して少なくとも2自由度で動かすように制御可能であり、複数の線形アクチュエータのうちの少なくとも1つは、少なくとも2自由度を有するプラットフォーム接合部(15)によってプラットフォームに接続され、プラットフォーム接合部は、第1のピボット軸(20)と、第1のピボット軸と交差する第2のピボット軸(23)とを有し、プラットフォーム接合部は、アクチュエータクレビス(18)、第1のピボット軸(20)の周りに配向され、アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピン(19)、アンカークレビス(21)、及び第2のピボット軸(23)の周りに配向され、アンカークレビスによって保持されるアクセル(22)を含み、アクセルは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部(24)を含み、アクセル開口部は、一次アクセル内側半径(42)によって規定される一次アクセル通過部分(38)、第1の二次アクセル内側半径(43a、44a)によって規定される第1の二次アクセル通過部分(39a)、及び第2の二次アクセル内側半径(43b、44b)によって規定される第2の二次アクセル通過部分(39b)を有し、アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ(25a)及び第2のサイドラグ(25b)を有し、クレビスピンは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクセルは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクチュエータクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転し、アンカークレビス(21)に対して第2のピボット軸(23)の周りを回転するように構成され、アクセルは、第1の保持外側半径(45a)及び第1の保持内側半径(43a)を有する第1のアクセル故障保持突起(40a)を含み、アクセルは、第2の保持外側半径(45b)及び第2の保持内側半径(43b)を有する第2のアクセル故障保持突起(40b)を含み、第1のサイドラグは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピン及びアクセルの第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部(26a)を含み、第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径(30a)によって規定される第1の一次ラグ通過部分(28a)と、第1の二次ラグ内側半径(31a)によって規定される第1の二次ラグ通過部分(29a)とを有し、第1のサイドラグ開口部(26a)、クレビスピン(19)及び第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1のラグ開口部(26a)の第1の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)が、第1のラグ(25a)の第1の二次ラグ内側半径(31a)と、第1のアクセル故障保持突起(40a)の第1の保持外側半径(45a)との間の第1の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスE)よりも小さいように構成されている、動作シミュレータ(100)を提供する。
【0005】
第1のサイドラグ開口部(26a)、クレビスピン(19)、及び第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1のラグ開口部(26a)の第1の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)が、第1のアクセル故障保持突起(40a)の第1の保持内側半径(43a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスC)よりも小さいように構成されてもよい。
【0006】
第1のサイドラグ開口部(26a)、クレビスピン(19)、及び第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1のラグ開口部(26a)の第1の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)が、アクセル開口部(24)の第1の二次アクセル内側半径(44a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差(クリアランスD)よりも小さいように構成されてもよい。
【0007】
第1のサイドラグ開口部(26a)、クレビスピン(19)、及び第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1のラグ開口部(26a)の第1の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)が、アクセル開口部(24)の一次アクセル内側半径(42)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の一次アクセル半径方向クリアランス差(クリアランスB)に実質的に等しいように構成されてもよい。
【0008】
第1のサイドラグ開口部(26a)及びアクセル(22)は、アクセル開口部(24)の一次アクセル内側半径(42)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の一次アクセル半径方向クリアランス差(クリアランスB)が、第1のアクセル故障保持突起(40a)の第1の保持内側半径(43a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の内側の二次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスC)よりも小さいように構成されてもよい。第1のサイドラグ開口部(26a)及びアクセル(22)は、アクセル開口部(24)の一次アクセル内側半径(42)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の一次アクセル半径方向クリアランス差(クリアランスB)が、アクセル開口部(24)の第1の二次アクセル内側半径(44a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の二次アクセル半径方向クリアランス差(クリアランスD)よりも小さいように構成されてもよい。第1の一次ラグ通過部分(28a)及びクレビスピン(19)は、第1のラグ開口部の第1の一次ラグ内側半径とクレビスピンの外側半径との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)がゼロであるような単一の単一形成部材を含んでもよい。
【0009】
アクセル開口部(24)の一次アクセル内側半径(42)は、アクセル開口部(24)の第1の二次アクセル内側半径(43a、44a)よりも小さくてもよく、アクセル開口部(24)の第2の二次アクセル内側半径(43b、44b)は、アクセル開口部(24)の第1の二次アクセル内側半径(43a、44a)に実質的に等しくてもよい。
【0010】
第2のサイドラグ(25b)は、第1のピボット軸(20)の周りに配向され、クレビスピン(19)及びアクセル(22)の第2のアクセル故障保持突起(40b)を受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部(26b)を含んでもよく、第2のサイドラグ開口部(26b)は、第2の一次ラグ内側半径(30b)によって規定される第2の一次ラグ通過部分(28b)と、第2の二次ラグ内側半径(31b)によって規定される第2の二次ラグ通過部分(29b)とを有してもよく、第2のサイドラグ開口部(26b)、クレビスピン(19)及び第2のアクセル故障保持突起(40b)は、第2のラグ開口部(26b)の第2の一次ラグ内側半径(30b)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、第2のラグ(25b)の第2の二次ラグ内側半径(31b)と、第2のアクセル故障保持突起(40b)の第2の保持外側半径(45b)との間の第2の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されてもよい。第2のサイドラグ開口部(26b)、クレビスピン(19)及び第2のアクセル故障保持突起(40b)は、第2のラグ開口部(26a)の第2の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、第2のアクセル故障保持突起(40b)の第2の保持内側半径(43b)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の内側の二次ラグ半径方向クリアランスよりも小さいように構成されてもよい。第2のサイドラグ開口部(26b)、クレビスピン(19)及び第2のアクセル故障保持突起(40b)は、第2のラグ開口部(26b)の第2の一次ラグ内側半径(30b)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、アクセル開口部(24)の第2の二次アクセル内側半径(44b)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の二次アクセル半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されてもよい。第2のサイドラグ開口部(26b)、クレビスピン(19)及び第2のアクセル故障保持突起(40b)は、第2のラグ開口部(26b)の第2の一次ラグ内側半径(30b)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第2の一次ラグ半径方向クリアランス差が、アクセル開口部(24)の一次アクセル内側半径(42)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の一次アクセル半径方向クリアランス差に実質的に等しいように構成されてもよい。
【0011】
少なくとも1つの線形アクチュエータは、第1の端部及び第1の端部の反対側の第2の端部を有してもよく、少なくとも1つの線形アクチュエータの第1の端部は、アクチュエータクレビス(18)に接続されてもよく、アンカークレビス(21)は、プラットフォーム(104)に接続されてもよく、それにより、少なくとも1つの線形アクチュエータは、プラットフォーム接合部によってプラットフォームに枢動可能に接続されてもよい。動作シミュレータは、アクチュエータクレビスと、第1のピボット軸の周りに配向され、アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピンと、アンカークレビスと、第2のピボット軸の周りに配向され、アンカークレビスによって保持されるアクセルとを含むベース接合部(16)を備えてもよく、アクセルは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部を含み、アクセル開口部は、一次アクセル内側半径によって規定される一次アクセル通過部分、第1の二次アクセル内側半径によって規定される第1の二次アクセル通過部分、及び第2の二次アクセル内側半径によって規定される第2の二次アクセル通過部分を有し、アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ及び第2のサイドラグを有し、クレビスピンは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクセルは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクセルは、第1の保持外側半径及び第1の保持内側半径を有する第1のアクセル故障保持突起を含み、アクセルは、第2の保持外側半径及び第2の保持内側半径を有する第2のアクセル故障保持突起を含み、第1のサイドラグは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピン及びアクセルの第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部を含み、第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径によって規定される第1の一次ラグ通過部分と、第1の二次ラグ内側半径によって規定される第1の二次ラグ通過部分とを有し、第1のサイドラグ開口部、クレビスピン及び第1のアクセル故障保持突起は、第1のラグ開口部の第1の一次ラグ内側半径とクレビスピンの外側半径との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差が、第1のラグの第1の二次ラグ内側半径と、第1のアクセル故障保持突起の第1の保持外側半径との間の第1の二次ラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成され、少なくとも1つの線形アクチュエータの第2の端部は、ベース接合部のアクチュエータクレビスに接続され、ベース接合部のアンカークレビスは、ベースに接続され、それにより、少なくとも1つの線形アクチュエータは、ベース接合部によってベースに枢動可能に接続される。
【0012】
アクセル(22)の一次アクセル通過部分(38)、アクセル(22)の第1の二次アクセル通過部分(39a)、及びアクセル(22)の第2の二次アクセル通過部分(39b)が、一緒に固定される別個の形成部材を含んでもよい。第1のアクセル故障保持突起(40a)及びアクセル(22)の第1の二次アクセル通過部分(39a)は、アクセル(22)の一次アクセル通過部分(38)に固定された第1の単一の単一形成部材を含んでもよく、第2のアクセル故障保持突起(40b)及びアクセル(22)の第2の二次アクセル通過部分(39b)は、アクセル(22)の一次アクセル通過部分(38)に固定された第2の単一の単一形成部材を含んでもよい。
【0013】
アクセル(22)の一次アクセル通過部分(38)、アクセル(22)の第1の二次アクセル通過部分(39a)、アクセル(22)の第2の二次アクセル通過部分(39b)、アクセル(22)の第1のアクセル故障保持突起(40a)、及びアクセル(22)の第2のアクセル故障保持突起(40b)が、単一の単一形成部材を含んでもよい。アクセル(22)の一次アクセル通過部分(38)は、第1の単一の単一形成部材を含んでもよく、アクセル(22)の第1の二次アクセル通過部分(39a)及びアクセルの第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1の単一の単一形成部材に固定された第2の単一の単一形成部材を含んでもよく、アクセル(22)の第2の二次アクセル通過部分(39b)及びアクセル(20)の第2のアクセル故障保持突起(40b)は、第1の単一の単一形成部材に固定された第3の単一の単一形成部材を含んでもよい。
【0014】
第1のサイドラグ(25a)の第1の一次ラグ通過部分(28a)及び第1のサイドラグ(25a)の第1の二次ラグ通過部分(29a)が、一緒に固定された別個の形成部材を含んでもよい。第1のサイドラグ(25a)の第1の一次ラグ通過部分(28a)及び第1のサイドラグ(25a)の第1の二次ラグ通過部分(29a)が、単一の単一形成部材を含んでもよい。
【0015】
アンカークレビス(21)は、第1のサイドラグ(35a)及び第2のサイドラグ(35b)を含んでもよく、アクセル(22)は、第1のサイドラグ(35a)とアンカークレビス(21)の第2のサイドラグ(35b)との間に延在してもよい。アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよく、クレビスピン(19)は、アクチュエータクレビス(18)に対して回転的に固定されてもよい。クレビスピン(19)は、アクチュエータクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよく、アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよい。クレビスピン(19)は、アクチュエータクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよく、アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して回転的に固定されてもよい。
【0016】
アンカークレビス(21)は、第1のアンカー側ラグ(35a)及び第2のアンカー側ラグ(35b)を有してもよく、アクセル(22)は、アンカークレビスの第1のアンカー側ラグと第2のアンカー側ラグとの間に延在してもよく、第1のアンカー側ラグ(35a)は、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、アクセルを受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部(52a)を含んでもよく、第1のサイドラグ開口部は、第1の一次アンカーラグ内側半径(60a)によって規定される第1の一次アンカーラグ通過部分(48a)と、第1の二次アンカーラグ内側半径(61a)によって規定される第1の二次アンカーラグ通過部分(49a)とを有してもよく、第1のアンカーサイドラグ開口部(52a)及びアクセル(22)は、第1のアンカーラグ開口部(52a)の第1の一次アンカーラグ内側半径(60a)とアクセル(22)の第1のアンカー外側半径(37a)との間の第1の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差(クリアランスF)が、第1のアンカーラグ開口部(52a)の第1の二次アンカーラグ内側半径(61a)と、アクセル(22)の第1のアンカー外側半径(37a)との間の第1の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差(クリアランスG)よりも小さいように構成されてもよい。
【0017】
アンカークレビス(21)の第2のアンカー側ラグ(35b)は、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、アクセルを受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部(52b)を含んでもよく、第2のサイドラグ開口部は、第2の一次アンカーラグ内側半径(60b)によって規定される第2の一次アンカーラグ通過部分(48b)と、第2の二次アンカーラグ内側半径(61b)によって規定される第2の二次アンカーラグ通過部分(49b)とを有し、第2のアンカーサイドラグ開口部(52b)及びアクセル(22)は、第2のアンカーラグ開口部(52b)の第2の一次アンカーラグ内側半径(60b)とアクセル(22)の第2のアンカー外側半径(37b)との間の第2の一次アンカーラグ半径方向クリアランス差が、第2の二次アンカーラグ内側半径(61b)と、アクセル(22)の第2のアンカー外側半径(37b)との間の第2の二次アンカーラグ半径方向クリアランス差よりも小さいように構成されてもよい。第1のアンカーラグ開口部(52a)の第1の一次アンカーラグ内側半径(60a)は、第2のアンカーラグ開口部(52b)の第2の一次アンカーラグ内側半径(60b)に実質的に等しくてもよく、第1のアンカーラグ開口部(52a)の第1の二次アンカーラグ内側半径(61a)は、第2のアンカーラグ開口部(52b)の第2の二次アンカーラグ内側半径(61b)に実質的に等しくてもよく、アクセル(22)の第1のアンカー外側半径(37a)は、アクセル(22)の第2のアンカー外側半径(37b)に実質的に等しくてもよい。
【0018】
別の態様では、アクチュエータクレビス(18)と、第1のピボット軸(20)の周りに配向され、アクチュエータクレビスによって保持されるクレビスピン(19)と、アンカークレビス(21)と、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、アンカークレビスによって保持されるアクセル(22)とを備え、アクセルは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンを受け入れるように構成されたアクセル開口部(24)を含み、アクセル開口部は、一次アクセル内側半径(42)によって規定される一次アクセル通過部分(38)、第1の二次アクセル内側半径(43a、44a)によって規定される第1の二次アクセル通過部分(39a)、及び第2の二次アクセル内側半径(43b、44b)によって規定される第2の二次アクセル通過部分(39b)を有し、アクチュエータクレビスは、第1のサイドラグ(25a)及び第2のサイドラグ(25b)を有し、クレビスピンは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクセルは、アクチュエータクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在し、アクチュエータクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転し、アンカークレビス(21)に対して第2のピボット軸(23)の周りを回転するように構成され、アクセルは、第1の保持外側半径(45a)及び第1の保持内側半径(43a)を有する第1のアクセル故障保持突起(40a)を含み、アクセルは、第2の保持外側半径(45b)及び第2の保持内側半径(43b)を有する第2のアクセル故障保持突起(40b)を含み、第1のサイドラグは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピン及びアクセルの第1のアクセル故障保持突起を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部(26a)を含み、第1のサイドラグ開口部は、第1の一次ラグ内側半径(30a)によって規定される第1の一次ラグ通過部分(28a)と、第1の二次ラグ内側半径(31a)によって規定される第1の二次ラグ通過部分(29a)とを有し、第1のサイドラグ開口部(26a)、クレビスピン(19)及び第1のアクセル故障保持突起(40a)は、第1のラグ開口部(26a)の第1の一次ラグ内側半径(30a)とクレビスピン(19)の外側半径(32)との間の第1の一次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスA)が、第1のラグ(25a)の第1の二次ラグ内側半径(31a)と、第1のアクセル故障保持突起(40a)の第1の保持外側半径(45a)との間の第1の外側の二次ラグ半径方向クリアランス差(クリアランスE)よりも小さいように構成されている、接続接合部(15、16)が提供される。
【0019】
第1のアンカーラグ開口部の第1の一次アンカーラグ内側半径(60a)は、第2のアンカーラグ開口部の第2の一次アンカーラグ内側半径(60b)に実質的に等しくてもよく、第1のアンカーラグ開口部の第1の二次アンカーラグ内側半径(61a)は、第2のアンカーラグ開口部の第2の二次アンカーラグ内側半径(61b)に実質的に等しくてもよく、アクセルの第1のアンカー外側半径(37a)は、アクセルの第2のアンカー外側半径(37b)に実質的に等しくてもよい。
【0020】
別の態様では、第1のピボット軸(20)及び第1のピボット軸(20)と交差する第2のピボット軸(23)と、第1のクレビス(18)、第2のクレビス(21)、及び第1のクレビスと第2のクレビスとの間の中心交差アクセル(19、22)とを備え、中心交差アクセルは、第1のクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転し、第2のクレビス(21)に対して第2のピボット軸(23)の周りを回転するように構成され、第1のクレビス(18)及び交差アクセルは、第1のピボット軸(20)の周りに配向され、第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスA及び/又はクリアランスB)を規定する第1の対向する一次回転軸受面を含み、第1のクレビス(18)及び交差アクセルは、第1のピボット軸(20)の周りに配向され、第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙(クリアランスE及び/又はクリアランスC)を規定する第1の対向する二次回転軸受面を含み、第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙(クリアランスE及び/又はクリアランスC)は、第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスA及び/又はクリアランスB)よりも大きく、第2のクレビス(21)及び交差アクセルは、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、第2のピボット軸(23)の周りに配向された第2の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスF)を規定する第2の対向する一次回転軸受面を含み、第2のクレビス(21)及び交差アクセルは、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、第2のピボット軸(23)の周りに配向された第2の二次半径方向クリアランス間隙(クリアランスG)を規定する第2の対向する二次回転軸受面を含み、第2のピボット軸(23)の周りに配向された第2の二次半径方向クリアランス間隙(クリアランスG)は、第2のピボット軸(23)の周りに配向された第2の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスF)よりも大きく、交差アクセルは、第1の対向する一次回転軸受面の故障時に、第1の対向する二次回転軸受面を介して、第1のクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成され、交差アクセルは、第2の対向する一次回転軸受面の故障時に、第2の対向する二次回転軸受面を介して、第2のクレビス(21)に対して第2のピボット軸(23)の周りを回転するように構成されている、少なくとも2自由度を有する接続接合部(15、16)が提供される。
【0021】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する一次回転軸受面は、第1のクレビス(18)によって保持され、第1のピボット軸の周りに配向された外側の一次アクセル軸受面(32)を有するクレビスピン(19)を含んでもよく、交差アクセルは、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンを受け入れるように構成され、第1のピボット軸の周りに配向された内側の一次ピン軸受面(42)を有するアクセル開口部(24)を含み、第1のピボット軸の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次クレビス軸受面(45a、45b)を有するアクセル故障保持突起(40a、40b)と、第1のピボット軸の周りに配向され、アクセル故障保持突起を受け入れるように構成され、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次突起軸受面(31a、31b)を有する、第1のクレビスのクレビス故障保持開口部(29a、29b、26a、26b)とを含む交差アクセルを含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙は、クレビスピンの外側の一次アクセル軸受面と、交差アクセルのアクセル開口部の内側の一次ピン軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスB)を含み、第1のピボット軸の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙は、交差アクセルのアクセル故障保持突起の外側の二次クレビス軸受面と、第1のクレビスのクレビス故障保持開口部の内側の二次突起軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスE)を含む。
【0022】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する一次回転軸受面は、第1のクレビス(18)によって保持され、第1のピボット軸の周りに配向された外側の一次クレビス軸受面(32)を有するクレビスピン(19)と、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンを受け入れるように構成され、第1のピボット軸の周りに配向された内側の一次ピン軸受面(30a、30b)を有する、第1のクレビスのクレビスピン開口部(28a、28b、26a、26b)とを含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次クレビス軸受面(45a、45b)を有するアクセル故障保持突起(40a、40b)を含む交差アクセルと、第1のピボット軸の周りに配向され、アクセル故障保持突起を受け入れるように構成され、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次突起軸受面(31a、31b)を有する、第1のクレビスのクレビス故障保持開口部(29a、29b、26a、26b)とを含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙は、クレビスピンの外側の一次クレビス軸受面と、第1のクレビスのクレビスピン開口部の内側の一次ピン軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスA)を含み、第1のピボット軸の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙は、交差アクセルのアクセル故障保持突起の外側の二次クレビス軸受面と、第1のクレビスのクレビス故障保持開口部の内側の二次突起軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスE)を含む。
【0023】
第2のピボット軸(23)の周りに配向された第2の対向する一次回転軸受面は、第2のクレビス(21)によって保持され、第2のピボット軸の周りに配向された外側の一次軸受面(37a、37b)を有するシャフト部分(36a、36b)を有する交差アクセルと、第2のピボット軸の周りに配向され、交差アクセルのシャフト部分の外側の一次軸受面を受け入れるように構成され、第2のピボット軸の周りに配向された内側の一次軸受面(60a、60b)を有する第2のクレビスの一次シャフト開口部(48a、48b、52a、52b)とを含んでもよく、第2のピボット軸の周りに配向された第2の対向する二次回転軸受面は、第2のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面(37a、37b)を有する交差アクセルのシャフト部分と、第2のピボット軸の周りに配向され、交差アクセルのシャフト部分の外側の二次軸受面を受け入れるように構成され、第2のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面(61a、61b)を有する、第2のクレビスの二次シャフト開口部(49a、49b、52a、52b)とを含んでもよく、第2のピボット軸の周りに配向された第2の一次半径方向クリアランス間隙は、交差アクセルのシャフト部分の外側の一次軸受面と、第2のクレビスの一次シャフト開口部の内側の一次軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスF)を含み、第2のピボット軸の周りに配向された第2の二次半径方向クリアランス間隙は、交差アクセルのシャフト部分の外側の二次軸受面と第2のクレビスの二次シャフト開口部の内側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスG)を含む。
【0024】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する一次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された外側クレビス軸受面(32)を有するクレビスピンと、第1のピボット軸の周りに配向され、クレビスピンの外側クレビス軸受面を受け入れるように構成され、第1のピボット軸の周りに配向された内側ピン軸受面(30a、30b)を有する第1のクレビスのクレビスピン開口部とをさらに含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙は、クレビスピンの外側クレビス軸受面と、第1のクレビスのクレビスピン開口部の内側ピン軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスA)を含むように設けられ、第1のピボット軸の周りに配向された第1の二次半径方向クリアランス間隙(クリアランスE)は、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスA)よりも大きい。
【0025】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面(43a、43b)を有するアクセル故障保持突起と、第1のピボット軸の周りに配向された外側の故障保持面(32)を有するクレビスピンとをさらに含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙(クリアランスC)は、交差アクセルのアクセル故障保持突起の内側の二次軸受面とクレビスピンの外側の故障保持面との間の環状半径方向間隙(クリアランスC)を含むように設けられ、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙(クリアランスC)は、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスB)よりも大きい。
【0026】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次軸受面(43a、43b)を有するアクセル故障保持突起と、第1のピボット軸の周りに配向された外側の故障保持面(32)を有するクレビスピンとをさらに含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙(クリアランスC)は、交差アクセルのアクセル故障保持突起の内側の二次軸受面とクレビスピンの外側の故障保持面との間の環状半径方向間隙(クリアランスC)を含むように設けられ、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからアクセルへの突起の半径方向クリアランス間隙(クリアランスC)は、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスA)よりも大きくてもよい。
【0027】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次ピン軸受面(44a、44b)を有する交差アクセルのアクセル開口部(24)と、第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面(32)を有するクレビスピンとをさらに含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスD)は、交差アクセルのアクセル開口部の内側の二次ピン軸受面とクレビスピンの外側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスD)を含むように設けられ、第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスD)は、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスB)よりも大きい。
【0028】
第1のピボット軸(20)の周りに配向された第1の対向する二次回転軸受面は、第1のピボット軸の周りに配向された内側の二次ピン軸受面(44a、44b)を有する交差アクセルのアクセル開口部(24)と、第1のピボット軸の周りに配向された外側の二次軸受面(32)を有するクレビスピンとをさらに含んでもよく、第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスD)は、交差アクセルのアクセル開口部の内側の二次ピン軸受面とクレビスピンの外側の二次軸受面との間の環状半径方向間隙(クリアランスD)を含むように設けられ、第1のピボット軸の周りに配向された二次アクセルからピンへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスD)は、第1のピボット軸の周りに配向された第1の一次半径方向クリアランス間隙(クリアランスA)よりも大きい。
【0029】
クレビスピンの外側の一次アクセル軸受面(32)と交差アクセルのアクセル開口部の内側の一次ピン軸受面(42)との間の環状半径方向間隙(クリアランスB)は、クレビスピンの外側クレビス軸受面(32)と第1のクレビスのクレビスピン開口部の内側ピン軸受面(30a、30b)との間の環状半径方向間隙(クリアランスA)を含む、第1のピボット軸の周りに配向されたピンからクレビスへの半径方向クリアランス間隙(クリアランスA)に実質的に等しくてもよい。
【0030】
第1のクレビス(18)及びクレビスピン(19)は、単一の単一形成部材を含んでもよい。交差アクセル(22)及びクレビスピン(19)は、単一の単一形成部材を含んでもよい。交差アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよく、クレビスピン(19)は、第1のクレビス(18)に対して回転的に固定されてもよい。クレビスピン(19)は、第1のクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよく、交差アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成されてもよい。クレビスピン(19)は、第1のクレビス(18)に対して第1のピボット軸(20)の周りを回転するように構成され得、交差アクセル(22)は、クレビスピン(19)に対して回転的に固定されてもよい。
【0031】
第2のクレビス(21)は、第1のサイドラグ(35a)及び第2のサイドラグ(35b)を含んでもよく、交差アクセルのシャフト部分(36a、36b)は、第2のクレビスの第1のサイドラグと第2のサイドラグとの間に延在してもよく、第1のサイドラグは、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、交差アクセルのシャフト部分(36a)を受け入れるように構成された第1のサイドラグ開口部(52a)を含んでもよく、第1のサイドラグ開口部は、第1の一次シャフト内側半径(60a)によって規定される第1の一次シャフト通過部分(48a)と、第1の二次シャフト内側半径(61a)によって規定される第1の二次シャフトラグ通過部分(49a)とを有し、第2のサイドラグは、第2のピボット軸(23)の周りに配向され、交差アクセルのシャフト部分(36b)を受け入れるように構成された第2のサイドラグ開口部(52b)を含んでもよく、第2のサイドラグ開口部は、第2の一次シャフト内側半径(60b)によって規定される第2の一次シャフト通過部分(48b)と、第2の二次シャフト内側半径(61b)によって規定される第2の二次シャフトラグ通過部分(49b)とを有する。接続接合部は、ベース(102)と、プラットフォーム(104)と、プラットフォームがベースに接続される複数の線形アクチュエータ(108a、108b、108c、108d、108e、108f)とを備えてもよく、複数の線形アクチュエータは、少なくとも2自由度でベースに対してプラットフォームを動かすように制御可能であり、複数の線形アクチュエータのうちの少なくとも1つは、接続接合部(15、16)によってプラットフォーム及び/又はベースに接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】改良された動作シミュレータの第1の実施例の斜視図である。
【
図2】
図1に示される動作シミュレータのアクチュエータプラットフォーム接合部の拡大斜視図である。
【
図3】
図1に示される動作シミュレータのアクチュエータベース接合部の拡大斜視図である。
【
図5】
図4に示される接合部の上部部分斜視図である。
【
図6】
図5に示される接合部の一次荷重経路要素の部分斜視図である。
【
図7】
図5に示される接合部の待機的な荷重経路要素の部分的な斜視図及び断面図である。
【
図10】概して
図8の線A-A上で取られた、
図8に示される接合部の縦方向の垂直断面図である。
【
図11】概して
図10の示された円内で取られた、
図10に示される接合部の拡大断面図である。
【
図12】
図6に示される接合部要素の右側面図である。
【
図13】概して
図12の線B-B上で取られた、
図12に示される接合部の縦方向の垂直断面図である。
【
図14】概して
図13の示された円内で取られた、
図13に示される接合部の拡大断面図である。
【
図15】概して
図13の示された円内で取られた、
図13に示される接合部の拡大断面図である。
【
図16】
図7に示される接合部要素の左側面図である。
【
図17】概して
図16の線C-C上で取られた、
図16に示される接合部の縦方向の垂直断面図である。
【
図18】概して
図13の示された円内で取られた、
図17に示される接合部の拡大断面図である。
【
図19】概して
図8の線A-A上で取られた、
図8に示される接合部の縦方向の垂直断面図である。
【
図20】概して
図19の線D-D上で取られた、
図19に示される接合部の第1の横方向の垂直断面図である。
【
図21】概して
図19の線E-E上で取られた、
図19に示される接合部の第2の横方向の垂直断面図である。
【
図22】概して
図19の線F-F上で取られた、
図19に示される接合部の第3の横方向の垂直断面図である。
【
図23】概して
図19の線G-G上で取られた、
図19に示される接合部の第4の横方向の垂直断面図である。
【
図24】
図2に示されるアンカークレビスの縦方向の垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
最初に、同様の参照番号は、いくつかの図面全体で一貫して同じ構造要素、部分、又は表面を識別することを意図しており、そのような要素、部分又は表面は、記載された明細書全体によってさらに記述又は説明することができ、その詳細な説明は不可欠な部分であることを明確に理解する必要がある。特に明記しない限り、図面は、明細書と一緒に読むことを意図しており(例えば、クロスハッチング、部品の配置、比率、程度など)、本発明の記載された明細書全体の一部と見なされるべきである。以下の説明で使用されるように、「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」及び「下」という用語、並びにその形容詞及び副詞の派生語(例えば、「水平方向」、「右方向」、「上向き」など)は、特定の図面が読者に面しているときの、図示された構造の方向を単に指す。同様に、「内向き」及び「外向き」という用語は、一般に、必要に応じて、その伸長軸又は回転軸に対する表面の配向を指す。
【0034】
ここで図面、より具体的にはその
図1~
図3を参照すると、改良された動作シミュレータが提供され、その第1の実施例は一般に100で示されている。示されるように、システム100は、一般に、固定ベース102及び耐荷重プラットフォーム104を含む。耐荷重プラットフォーム104は、ベース102に結合され、ヘキサポッド106によってベース102に対して駆動される。
【0035】
ベース102は、一般に形状が三角形であり、
図1に示されるように、それぞれ第1、第2、及び第3の頂点114、115、及び116を有する。ベース102は、建物の床、屋外施設、娯楽施設などの堅固な不動の表面に取り付けられている。示されるように、アクチュエータの頂点114、115、及び116は、ベース102の周りに等距離に配向されている。プラットフォーム104は、概して平坦な支持面を有するプレート部材を含む。
図1に示すように、プラットフォームは、それぞれ第1、第2、及び第3の頂点117、118、119を有する。プラットフォーム104は、シミュレーションされたキャリッジ、コックピット、ゲーム、乗り物などの耐荷重支持構造を提供する。
【0036】
ヘキサポッド106は、それぞれユニバーサル接合部16a、16b、16c、16d、16e及び16fを介してベース102に接続され、それぞれユニバーサル接合部15a、15b、15c、15d、15e及び15fを介してプラットフォーム104に接続される6つの線形アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fを備えている。線形アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fのそれぞれは、実質的に同一であり、したがって、
図1~
図3を参照して、アクチュエータ108dのみがここで説明される。線形アクチュエータ108dは、プラットフォーム104を備えた第1のユニバーサル接続接合部15dと、ベース102を備えた第2のユニバーサル接続接合部16dとを備えている。ユニバーサル接合部15d及び16dは、アクチュエータ108dの両端にある。ピストン110を収容する接合部16d及び15dの間にシリンダ109が設けられている。ピストン110は、第1のユニバーサル接合部16dに近接する電気モータ111を介して作動するボールねじでシリンダ109の内側に取り付けられている。モータ111は、ピストン110がモータ111によってシリンダ109に出入りできるようにボールねじに接続されている。したがって、この実施例では、線形アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fは、回転可能な出力シャフトを有する電気モータと、出力シャフトに接続されたボールねじを囲む外側チューブ又はシリンダと、モータによるねじの回転がアクチュエータの外側の伸長可能な端として機能するピストンを伸長又は収縮させるようにボールねじと係合する内部ナットを含む伸長可能な内側ピストンとを含む電気機械式アクチュエータである。この実施例では電気機械式線形アクチュエータが説明されているが、代替のタイプの線形アクチュエータを使用してもよい。
【0037】
線形アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fは、外側シリンダ109に対する内側ピストン110の位置を決定する位置フィードバックトランスデューサ又はエンコーダを含む。アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fは、それぞれのアクチュエータのモータ111を命令及び駆動するコントローラを含む。システム制御ソフトウェアは、アクチュエータの性能を継続的に監視することもでき、異常が測定され得、故障警告信号が生成され得る。
【0038】
したがって、示されるように、6つの線形アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fは、それぞれ3対の2自由度接合部15a、15b、15c、15d、15e及び15fによって耐荷重構造104と相互接続された上端を有する。アクチュエータ108a、108b、108c、108d、108e及び108fの下端は、それぞれ3対の2自由度接合部16a、16b、16c、16d、16e及び16fによって固定ベース102と相互接続されている。
【0039】
ユニバーサル接合部15a、15b、15c、15d、15e、15f、16a、16b、16c、16d、16e及び16fのそれぞれは、実質的に同一であり、したがって、それらはそれぞれ、
図4~
図24を参照して説明される。
図2~
図5に示すように、接合部接続15及び16はそれぞれ、アクチュエータクレビス18、アクチュエータクレビス18によって保持されるクレビスピン19、アンカークレビス21、及びアンカークレビス21によって保持されるアクセル22を含む。アクセル22は、アンカークレビス21に対して第2のピボット軸23の周りを回転するように構成される。アクセル22はまた、クレビスピン19に対して第1のピボット軸20の周りをクレビスピン19上で回転するように構成される。第1及び第2のピボット軸20及び23は、互いに対して90°配向されている。したがって、アクチュエータ108は、ピボット軸20の周りに配向されたクレビスタイプのピン19を備えたクレビスタイプの端部18を有する。アクセル20は、アクチュエータ108がピン接合部接続によってアクセル22に枢動可能に接続されるように、クレビスピン19を受け入れるように構成されたピボット軸23の周りに配向された対応する開口部24を備えている。次に、アクセル22は、プラットフォーム104又はベース102のアンカー21に枢動可能に接続される。示されるように、プラットフォーム104及びベース102はそれぞれ、ベース102又はプラットフォーム104がピン接合部接続によってアクセル22に枢動可能に接続されるように、ピボット軸23の周りに配向されたクレビスタイプのピン又はアクセル22を備えたクレビスタイプのアンカー21を含む。
【0040】
クレビスピン19は、軸20の周りに配向され、外側の半径32を有する中実の円筒形部材である。この実施例では、外側の半径32は、クレビスピン19の長さに沿って一定である。この実施例では、クレビスピン19は、アクチュエータクレビス18の回転防止プレートによって回転的に固定され、クレビス18に対して第1のピボット軸20の周りを回転しない。ただし、代替的に、クレビスピン19は、クレビス18によって回転的に支持され、アクチュエータクレビス18に対して第1のピボット軸20の周りを回転するように構成され得る。
【0041】
アクチュエータクレビス18は、その中に開口部26a及び26bをそれぞれ有する第1及び第2のサイドラグ25a及び25bを備えている。開口部26a及び26bは、軸20の周りに配向されており、ピン19の端部を支持している。クレビス18は、
図6、
図13、及び
図20に示されている一次部分28と、
図7、
図17、及び
図21に示されている二次部分29とを含む。したがって、サイドラグ25aの開口部26aは、一次ラグ部分28a及び二次ラグ部分29aを有する。同様に、サイドラグ25bの開口部26bは、一次ラグ部分28b及び二次ラグ部分29bを有する。サイドラグ25aの一次ラグ部分28aの開口部26aの内側半径30aは、二次ラグ部分29aのサイドラグ25aの開口部26aの内側半径31aよりも小さい。同様に、サイドラグ25bの一次ラグ部分28bの開口部26bの内側半径30bは、二次ラグ部分29bのサイドラグ25bの開口部26bの内側半径31bよりも小さい。この実施例では、内側半径30a及び内側半径30bは同じであり、内側半径31a及び内側半径31bは同じである。
【0042】
図24に示されるように、アンカークレビス21は、その中に開口部52a及び52bをそれぞれ有する第1及び第2のサイドラグ35a及び35bを備えている。このような開口部は、軸23の周りに配向され、アクセル22の両端36a及び36bを回転的に支持する。サイドラグ35aは、開口部52aがその中に延在する一次ラグ部分48aと、開口部52aがそれを通って延在する二次ラグ部分49aとを含む。同様に、サイドラグ35bは、開口部52bがその中に延在する一次ラグ部分48bと、開口部52bがそこを通って延在する二次ラグ部分49bとを含む。アクセル22の端部36aは、ラグ部分48a及び49aの両方の開口部52aを通って延在している。アクセル22の端部36bは、ラグ部分48b及び49bの両方の開口部52bを通って延在している。サイドバイサイドのデュアルラグ部分48a、49a、及び48b、49bを提供することで、アンカークレビス21に耐欠陥性を有する冗長性がもたらされる。アクチュエータクレビス18に関して説明したように、アンカーラグ35aの一次ラグ部分48aの開口部52aの内側半径60aは、アンカーラグ35aの二次ラグ部分49aの開口部52aの内側半径61aよりも小さい。同様に、アンカーラグ35bの一次ラグ部分48bの開口部52bの内側半径60bは、アンカーラグ35bの二次ラグ部分49bの開口部52bの内側半径61bよりも小さい。
【0043】
この実施例では、クレビスピン19は、アクチュエータクレビス18の回転防止プレートによってサイドラグ25a及び25bの一次ラグ部分28a及び28bに回転的に固定され、クレビス18に対して第1のピボット軸20の周りを回転しない。代わりに、アクセル22が、軸20及び軸23の両方の周りを自由に回転するように、アクセル22は、軸20の周りをクレビスピン19上で回転するように構成され、それにより、第2のピボット軸23が軸20の周りを回転することを可能にする。ただし、代替的に、クレビスピン19は、アクチュエータクレビス18に対して第1のピボット軸20の周りを回転するように、サイドラグ25a及び25bの一次ラグ部分28a及び28bによって回転的に支持され得る。
【0044】
アクセル22は、
図6、
図13及び
図23に示される一次部分38、並びに
図7、
図17及び
図22に示される二次側部分39a及び39bを含む。したがって、アクセル22の開口部24は、一次アクセル部分38と、二次アクセル部分39a及び39bとを有する。二次アクセル部分39aは、クレビス18の開口部26aの部分29aで受け取られて回転し、内側半径43a及び外側半径45aを有する環状突起40aを含む。二次アクセル部分39aはまた、クレビス18の開口部26aに延在せず、内側半径44aを有する部分を含む。この実施例では、内側半径43a及び内側半径44aは同じである。同様に、二次アクセル部分39bは、クレビス18の開口部26bの部分29bで受け取られて回転し、内側半径43b及び外側半径45bを有する環状突起40bを含む。二次アクセル部分39bはまた、クレビス18の開口部26bに延在せず、内側半径44bを有する部分を含む。この実施例では、内側半径43b及び内側半径44bは同じである。
【0045】
この実施例では、
図7及び
図22に示されるように、二次側部分39aは、アクセル22の本体にボルトで固定され、プレート50aの開口部に適合し、環状突起40aを含む開口部及び円筒形インサートを含むサイドプレート50aによって部分的に形成される。同様に、二次側部分39bは、アクセル22の本体にボルトで固定され、プレート50bの開口部に適合し、環状突起40bを含む開口部及び円筒形インサートを含むサイドプレート50bによって部分的に形成される。アクセル22の一次ラグ部分38の開口部24の内側半径42は、二次アクセル部分39aのアクセル22の開口部24の半径43a及び44aよりも小さい。同様に、アクセル22の一次アクセル部分38の開口部24の半径42は、二次ラグ部分39bのアクセル22の開口部24の半径43b及び44bよりも小さい。この実施例では、半径43a、44a、43b及び44bは同じである。
【0046】
したがって、この実施例では、アクセル22の一次アクセル部分38、アクセル22の二次アクセル部分39a、及びアクセル22の二次アクセル部分39bは、一緒に固定される別個の形成部材を含む。さらに、環状突起40a及び40bは、それぞれ、アクセル22の二次アクセル部分39a及び二次アクセル部分39bの他の別個に形成部材に固定される別個の形成部材を含む。ただし、代替的に、限定されないが、アクセル22の保持突起40a及び40bを含む、アクセル22の一次アクセル部分38、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39bは、単一の単一形成部材を含み得る。他の組み合わせを採用することができる。例えば、アクセル22の一次アクセル部分38は、第1の単一の単一形成部材を含んでいてもよく、アクセル22の二次アクセル部分39a及びアクセル22のアクセル故障保持突起40aは、第1の単一の単一形成部材に固定された第2の単一の単一形成部材を含んでいてもよく、アクセル22の二次アクセル通過部分39b及びアクセル22のアクセル保持突起40bは、第1の単一の単一形成部材に固定された第3の単一の単一形成部材を含んでいてもよい。別の選択肢として、アクセル22及びクレビスピン19は、単一の単一形成部材を含み得、その場合、アクセル22の一次アクセル部分38の開口部24の内側半径42とクレビスピン19の外側半径32との間の以下に記載されるクリアランスBはゼロである。アクセル22及びクレビスピン19が単一の単一形成部材を含み、以下に記載されるクリアランスBがゼロである実施例では、クレビスピン19は、サイドラグ25a及び25bの一次ラグ部分28a及び28bにおいて回転的に固定されておらず、クレビス18によって回転的に支持され、アクチュエータクレビス18に対して第1のピボット軸20の周りを回転するように構成される。したがって、そのような要素は、互いに固定された別個の部品であり得るか、単一の単一形成部材であり得るか、又は組み合わせであり得る。
【0047】
同様に、サイドラグ25a及び25bのそれぞれの一次ラグ部分28a及び28bは、第1の単一の単一形成部材を含んでいてもよく、サイドラグ25a及び25bのそれぞれの二次ラグ部分29a及び29bは、第2の単一の単一形成部材を含んでいてもよく、そのような第1及び第2の単一の単一形成部材は、一緒に固定された別個の形成部材を含んでいてもよい。或いは、限定されないが、サイドラグ25a及び25bのそれぞれの一次ラグ部分28a及び28b、並びにサイドラグ25a及び25bのそれぞれの二次ラグ部分29a及び29bは、単一の単一形成部材を含み得る。別の選択肢として、ラグ通過部分28a及びクレビスピン19は、単一の単一形成部材を含み得、その場合、サイドラグ25aの一次ラグ部分28aの開口部26aの内側半径30aとクレビスピン19の外側半径32との間の以下に記載されるクリアランスAはゼロである。ラグ通過部分28a及びクレビスピン19が単一の単一形成部材を含み、以下に記載されるクリアランスAがゼロである実施例では、アンカー22は、クレビスピン19に回転的に固定されておらず、クレビスピン19に対して第1のピボット軸20の周りを回転するように構成されている。したがって、そのような要素は、互いに固定された別個の部品であり得るか、単一の単一形成部材であり得るか、又は組み合わせであり得る。
【0048】
図14及び
図20に示されるように、サイドラグ25aの一次ラグ部分28aの開口部26aの内側半径30aとクレビスピン19の外側半径32との間に小さな軸受クリアランスAが設けられる。この同じクリアランスAは、サイドラグ25bの一次ラグ部分28bの開口部26bの内側半径30bとクレビスピン19の外側半径32との間の反対側に設けられる。例えば、限定されないが、クリアランスAは0.00254cm(1/1000インチ)であってもよい。一次荷重経路において、アクチュエータクレビス18とクレビスピン19との間で線形力を伝達することができる。
【0049】
図15及び
図23に示されるように、アクセル22の一次アクセル部分38の開口部24の内側半径42とクレビスピン19の外側半径32との間に小さな軸受クリアランスBが設けられる。この実施例では、クリアランスBはクリアランスAと同じである。例えば、限定されないが、クリアランスBは0.00254cm(1/1000インチ)であってもよい。クリアランスBは、一次荷重経路においてクレビスピン19とアクセル22との間で線形力を伝達しながら、アクセル22がアクチュエータクレビス18に対してクレビスピン19上で回転することを可能にする。
【0050】
図24に示すように、クリアランスAと同様に、アンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの一次ラグ部分48a及び48bの開口部52aの内側半径60a及び60bと、アクセル22の両端36a及び36bのそれぞれの外側半径37a及び37bとの間に小さな軸受クリアランスFが設けられている。例えば、限定されないが、そのようなクリアランスFは0.00254cm(1/1000インチ)であってもよい。このアンカークリアランスFは、一次荷重経路においてアクセル22とアンカークレビス21との間で線形力を伝達しながら、アクセル22がアンカークレビス21の一次ラグ部分48a及び48bにおいて軸23の周りを回転することを可能にし、それにより、アクチュエータクレビス18とアンカークレビス21との間、及びそれにより、場合によっては、アクチュエータ108とプラットフォーム104又はベース102との間の一次荷重経路を完成させる。
【0051】
したがって、アクチュエータ108とプラットフォーム104又はベース102との間に、クレビス18のサイドラグ25a及び25bの一次ラグ部分28a及び28b、クレビスピン19、アクセル22の一次アクセル部分38、並びにアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bのラグ部分48a及び48bを通って延在する、一次荷重経路が提供される。
【0052】
図11及び
図21に示されるように、アクセル22の二次アクセル部分39aの環状保持突起40aの内側半径43aとクレビスピン19の外側半径32との間に、より大きなクリアランスCが提供される。この同じクリアランスCは、アクセル22の二次アクセル部分39bの環状保持突起40bの内側半径43bとクレビスピン19の外側半径32との間の反対側に提供される。クリアランスCはクリアランスAよりも大きい。
図11、
図18及び
図21に示されるように、アクセル22の二次アクセル部分39aの環状保持突起40aの外側半径45aと、サイドラグ25aの二次ラグ部分29aの開口部26aの内側半径31aとの間に、より大きなクリアランスEも提供される。この同じクリアランスEは、アクセル22の二次アクセル部分39bの環状保持突起40bの外側半径45bと、サイドラグ25bの二次ラグ部分29bの開口部26bの内側半径31bとの間の反対側に提供される。クリアランスEはクリアランスAよりも大きい。例えば、限定されないが、クリアランスC及びEは、0.0127cm(5/1000インチ)であってもよい。
【0053】
図11及び
図22に示されるように、アクセル22の二次アクセル部分39aの内側半径44aとクレビスピン19の外側半径32との間に、より大きなクリアランスDが提供される。この同じクリアランスDは、アクセル22の二次アクセル部分39bの内側半径44bとクレビスピン19の外側半径32との間の反対側に提供される。クリアランスDはクリアランスAより大きく、クリアランスCと同じである。例えば、限定されないが、クリアランスDは、0.0127cm(5/1000インチ)であってもよい。
【0054】
クレビス18のサイドラグ25b、アクセル22の二次アクセル部分39b、並びに接合部15及び16のクレビスピン19に関するクリアランスは、クレビス18のサイドラグ25a、アクセル22の二次アクセル部分39a、及びクレビスピン19に関する上記のクリアランスA、B、C、D、及びEと実質的に同一である。そのため、これらは説明されているクリアランスA、B、C、D、及びEでもある。
【0055】
図24に示すように、クリアランスCと同様に、アンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bの開口部52a及び52bの内側半径61a及び61bと、アクセル22の両端36a及び36bのそれぞれの外側半径37a及び37bとの間に、より大きな軸受クリアランスGが提供される。クリアランスGはクリアランスFより大きく、クリアランスCと同じである。例えば、限定されないが、クリアランスGは、0.0127cm(5/1000インチ)であってもよい。
【0056】
上記の一次荷重経路に故障がない場合、クリアランスC及びEは、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39bの環状保持突起40a及び40bをそのような一次荷重経路から隔離し、クリアランスDは、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39bの残りの部分をそのような一次荷重経路から隔離し、クリアランスGは、アンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bをそのような一次荷重経路から隔離する。したがって、通常の運転では、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39b、並びにアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bは、有意に耐荷重性の接続要素ではなく、一次荷重経路の一次要素ほど著しく摩耗しない。したがって、アクチュエータ108とプラットフォーム104又はベース102との間に、クレビス18のサイドラグ25a及び25bの二次ラグ部分29a及び29b、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39b、並びにアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bを通って延在する、二次的で待機的な荷重経路が提供される。例えば、クレビス18のサイドラグ25a及び25bの一次ラグ部分28a及び28b、ピン19、アクセル22の一次部分38、又はアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの一次ラグ部分48a及び48bのいずれかに障害が発生した場合、接続接合部15を通る荷重は、クレビス18のサイドラグ25a及び25bの二次ラグ部分29a及び29b、並びにアクセル22の二次アクセル部分39a及び39b、並びにアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bによって維持及び支え得る。この二次荷重経路は、動作シミュレータ100に改善されたレベルの冗長性及び追加されたレベルの安全性を提供する。
【0057】
上記のように、接合部接続15及び16は、アクチュエータ108a~108fのそれぞれに、プラットフォーム104の制御における冗長性及び耐欠陥性を提供し、これは、特定の用途において重要である。このような冗長性は、接続接合部の両方の自由度で提供される。例えば、ピン19の取り外しや障害に起因する壊滅的な障害はなく、クレビス18、ピン19、アクセル22、及びアンカークレビス21は、単一障害点や安全上重要な部品ではない。シミュレータ100は、他のシステムで重大な障害を引き起こす内部の機械的障害が発生した後でも、複数の保存された荷重経路を有する冗長作動システムである。これにより、動作シミュレータ100は、ベース102からフライングフレーム104までの安全上重要な構成要素なしで提供することができる。さらに、それらは隔離されており、障害が発生しない限り耐荷重性がないため、待機的な荷重経路にのみ存在する構成要素、つまり、クレビス18のサイドラグ25a及び25bの二次ラグ部分29a及び29b、アクセル22の二次アクセル部分39a及び39b、並びにアンカークレビス21のアンカーラグ35a及び35bの二次ラグ部分49a及び49bは、摩耗のために設計する必要はない。待機的な荷重経路のこれらのコンポーネントは、一次荷重経路で障害が発生した場合にのみ使用される。
【0058】
一次荷重経路の嵌合コンポーネント間のクリアランスフィット又は間隙A、B、及びFが小さい場合と比較して、待機的な荷重経路の嵌合コンポーネント間のクリアランスフィット又は間隙C、D、E、及びGが大きい場合に生じるバックラッシュの増加により、動作カップリングの方向が尊重されるときの可聴ノイズなどによる、一次荷重経路の障害のより簡単な検出が可能になる。障害の視覚的検出もより観察可能である。システム制御ソフトウェアは、アクチュエータの性能を継続的に監視することもでき、異常が測定され得、故障警告信号が生成され得る。
【0059】
開示された実施例にいくつかの修正を加えることができる。例えば、限定されないが、上記の機能を有する追加のアクチュエータをシステムに追加して、さらなる冗長性を提供してもよいし、又は6自由度未満のシステムが望まれる場合、より少ないアクチュエータを使用してもよい。また、位置センサ、加速度計、レゾルバ、及び/又はエンコーダをアクチュエータ及び/又は他のリンケージ接合部に追加して、コントローラに有用なフィードバックを提供してもよい。さらに、さらなるフィードバックを提供するために、追加のトルクセンサ、位置センサ、及び/又は加速度計を、各アクチュエータ出力及び/又はリンケージシステム内の他のリンク接合部に追加してもよい。
【0060】
したがって、動作シミュレータの形式が示され、説明され、いくつかの修正が議論されているが、本技術の当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく様々な追加の変更を行うことができることを容易に理解するであろう。
【国際調査報告】