(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-20
(54)【発明の名称】眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡
(51)【国際特許分類】
G02C 11/00 20060101AFI20230113BHJP
G02C 5/00 20060101ALI20230113BHJP
【FI】
G02C11/00
G02C5/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022544424
(86)(22)【出願日】2020-11-17
(85)【翻訳文提出日】2022-07-20
(86)【国際出願番号】 KR2020016144
(87)【国際公開番号】W WO2022092392
(87)【国際公開日】2022-05-05
(31)【優先権主張番号】10-2020-0143689
(32)【優先日】2020-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522290606
【氏名又は名称】ディアマイン カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DEARMINE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】5th Fl.6-Ho,3,Incheon tower-daero 54beon-gil Yeonsu-gu Incheon 22000,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ホン、ユ ハ
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006CA00
2H006CA04
(57)【要約】
【要約】眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡に関し、詳細には、比較的単純な構成により微細ほこり、ウイルス浸透などの物理的遮断はもちろん、有害光線遮断と眼球疾患及び眼球乾燥症の予防及び改善、温熱供給、加湿効果など多様な機能を有する保護シールドを眼鏡フレームに着脱可能に設けることができるようにすることで、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡を提供する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡フレームに結合されて眼鏡と顔面との間の開放空間を密閉させる眼鏡用保護シールドにおいて、
前記保護シールドの両側端部には、眼鏡と顔面との間の密閉された空間に水蒸気を発生させるスチーム発生部が備えられた
ことを特徴とする眼鏡用保護シールド。
【請求項2】
前記スチーム発生部は、保護シールドの両側上端にそれぞれ突出形成される第1及び第2収容部と、前記第1及び第2収容部の内側に挿入設置されて水蒸気を発生させるスチーム発生手段とを含む
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項3】
前記スチーム発生手段は、水またはアロマオイルのいずれか1つ以上を含有する不織布またはスポンジからなる
請求項2に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項4】
前記スチーム発生手段は、不織布またはスポンジの内側に備えられ、鉄粉、活性炭、塩、水、おがくず、バーミキュライトの混合により製造される発熱混合物をさらに含含んでなる
請求項3に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項5】
前記スチーム発生手段は、グラフェン、ゲルマニウム、トルマリン、麦飯石、イルライト、黄土のいずれか1つ以上が組み合わされた形態で製造されるセラミックストーンを含む
請求項2に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項6】
前記保護シールドは、透明材質の樹脂にナノ酸化亜鉛(Zinc oxide)、ナノチタンジオキシド(Titanium dioxide)及びグラフェンのいずれか1つ以上を混合した組成を用いて製造される
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項7】
前記保護シールドの組成として青色光遮断剤がさらに含まれた
請求項6に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項8】
前記保護シールドの内側面にはアンチフォグコーティング層が形成されるか、またはアンチフォグフィルムが取り付けられた
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項9】
前記保護シールドの外側面には有害光線遮断のためのコーティング層が形成された
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項10】
顔面と接触する前記保護シールドの後方端部には密閉部材が備えられた
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項11】
前記第1及び第2収容部の内側に収容されるスチーム発生手段の離脱を防止するためのカバー部材をさらに含む
請求項2に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項12】
前記カバー部材は、保護シールドの長手方向に形成され、第1及び第2収容部と保護シールド間の貫通形成された部分をカバーするカバー部と、前記カバー部の後方端部から折曲形成されて第1及び第2収容部の後方端部をカバーする固定部を含む
請求項11に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項13】
前記カバー部には貫通孔が形成され、前記固定部の端部には、第1及び第2収容部の外側面に形成される結合孔に係合するフック部が形成された
請求項12に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項14】
眼鏡フレームと眼鏡レンズを含む眼鏡において、
前記眼鏡フレームに、請求項1ないし13のいずれかに記載の眼鏡用保護シールドが着脱可能に結合された
ことを特徴とする機能性眼鏡。
【請求項15】
前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部にヒンジ結合される脚部材を含む
請求項14に記載の機能性眼鏡。
【請求項16】
前記シールド結合部の内側面には長手方向にガイド溝が形成され、前記保護シールドの両側端部外側面には、前記ガイド溝の内側に挿入結合されるガイド部が突出形成された
請求項15に記載の機能性眼鏡。
【請求項17】
前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、
前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には押ボタン部が備えられた固定部材が設けられ、
前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記固定部材が挿入結合される結合溝が形成され、
前記レンズ結合部の前面には、押ボタン部が挿入されて支持される貫通部が結合溝と連通するように形成された
請求項15に記載の機能性眼鏡。
【請求項18】
前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、
前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には第1磁石が設けられ、
前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記第1磁石が挿入結合される結合溝が形成され、
前記結合溝の内側には、第1磁石と結合される第2磁石が設けられた
請求項15に記載の機能性眼鏡。
【請求項19】
前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部に連結設置される固定バンドを含む
請求項14に記載の機能性眼鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡に関し、より詳細には、比較的単純な構成により微細ほこり、ウイルス浸透などの物理的遮断はもちろん、有害光線遮断と眼球疾患及び眼球乾燥症の予防及び改善、温熱供給、加湿効果など多様な機能を有する保護シールドを眼鏡フレームに着脱可能に設けることができるようにすることで、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、眼鏡は不完全な視力を補正したり、風、ほこり、強い光などを遮断して目を保護したりする目的で着用するもので、電子機器の使用増加及び大気汚染の増加などを理由として眼鏡を着用する人々が増加し続けている。
【0003】
また、コンピュータやスマートフォンの使用が多くなるにつれて、眼球乾燥症の症状を経験する患者が増加しており、眼球乾燥症は眼球に涙が不足になるか、または急速に蒸発しながら目が乾燥して現れる疾患で、初めは少し不便な程度で始まったが時間が経つにつれてますますその症状がひどくなり、結局、視力を低下させることになる。
このような眼球乾燥症は、目を長期間瞬きをしないか、または瞬きの頻度が急激に少なくなったときに発生しやすく、コンピュータやスマートフォンなどを使用するときに自分も知らないうちに集中するようになって、瞬きの頻度が減少した状態で長時間画面を見つめることによって眼球乾燥症の発病が急激に増加していると知られている。
【0004】
最近では、眼球乾燥症の発病に影響を及ぼす有害電波を遮断するか、または眼球に水蒸気を供給できるようにする機能性眼鏡に関する研究が活発に行われており、その一例として、特許文献1:大韓民国登録特許公報第10-1939901号には眼球乾燥防止眼鏡が掲載されており、その主要技術的構成は眼鏡に加湿装置を備え、加湿装置から噴射される水蒸気をユーザの眼球に間接または間欠的に供給するようにし、ユーザの眼球乾燥を防止できるように構成されている。
【0005】
すなわち、前記従来の技術は、眼鏡に備えられた加湿装置を用いてユーザの眼球に水蒸気を間接または間欠的に供給できるように構成されたことに技術的特徴があるが、水蒸気を眼球に噴射する場合、安全事故の発生危険が高いだけでなく、眼球乾燥症が発生しやすい冬には乾燥した天気により水蒸気供給回数を増加させなければならないため、作動が煩わしく、眼鏡フレーム部分と眼球との間の空間に水蒸気が抜けてしまい、保湿効果が充分に発生しなくなるなどの問題がある。
【0006】
一方、最近、大気中に含まれた微細ほこりや超微細ほこりがますます増加しており、コロナウイルス感染症-19(COVID-19、以下「コロナ19」という)のようなウイルス性伝染病が大きい社会的問題として台頭している。
【0007】
このような、微細ほこりや超微細ほこりはもちろん、前述の電子機器からの有害電波は目の健康に深刻な悪影響を及ぼす可能性があり、コロナ19のようなウイルス性伝染病は目の粘膜を通して伝染することができるので、このような危険から目を保護できるようにする機能性眼鏡の開発が切実に求められている実情である。
【0008】
これに関して、特許文献2:大韓民国登録特許公報第10-2128962号には異物遮断機能を有する眼鏡が掲載されており、その主要技術的構成はレンズが設けられるフレーム部と、フレーム部に備えられ、鼻に支持される鼻受け部と、フレーム部から後方に延びて耳にかかる脚部と、フレーム部に分離可能に備えられ、異物の流入を遮断するようにフレーム部と目周辺の開放空間を遮断する異物遮断部を含んでなる。
【0009】
前記従来の技術は、レンズを固定するフレーム部に異物遮断部を備え、眼鏡着用時にフレーム部周辺の開放空間を遮断させ、微細ほこりを含む異物がユーザの目に流入することを防止できるように構成されたことにその特徴があるが、単に異物遮断機能のみを有しているので、用途が制限的で効用性が落ちる欠点がある。
【0010】
すなわち、前記従来の技術は、異物遮断部を構成するフィルタ部分が打ち抜かれていて風が通る構造であるため、眼球乾燥症には効果がなく、ウイルス及び有害光線の浸透が可能であるため、微細ほこりなど異物を遮断する目的の他には効用性が落ちる問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】大韓民国登録特許公報第10-1939901号
【特許文献2】大韓民国登録特許公報第10-2128962号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、前記のような従来の技術の問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、比較的単純な構成により微細ほこり、ウイルス浸透などの物理的遮断はもちろん、有害光線遮断と眼球疾患及び眼球乾燥症の予防及び改善、温熱供給、加湿効果など多様な機能を有する保護シールドを眼鏡フレームに着脱可能に設けることができるようにすることで、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡を提供することにある。
【0013】
また、本発明は、眼鏡フレーム、眼鏡レンズ及び保護シールドの組立及び分離が容易になるようにすることで、1つの眼鏡で天気または周辺状況に合うように様々な適用を可能とする眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡を提供することにまた他の目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記のような目的を達成するための本発明は、眼鏡フレームに結合されて眼鏡と顔面との間の開放空間を密閉させる眼鏡用保護シールドにおいて、前記保護シールドの両側端部には、眼鏡と顔面との間の密閉された空間に水蒸気を発生させるスチーム発生部が備えられたことを特徴とする。
【0015】
このとき、前記スチーム発生部は、保護シールドの両側上端にそれぞれ突出形成される第1及び第2収容部と、前記第1及び第2収容部の内側に挿入設置されて水蒸気を発生させるスチーム発生手段を含んでなることを特徴とする。
【0016】
ここで、前記スチーム発生手段は、水またはアロマオイルのいずれか1つ以上を含有する不織布またはスポンジからなることを特徴とする。
【0017】
また、前記スチーム発生手段は、不織布またはスポンジの内側に備えられ、鉄粉、活性炭、塩、水、おがくず、バーミキュライトの混合により製造される発熱混合物をさらに含んでなることを特徴とする。
【0018】
また、前記スチーム発生手段は、グラフェン、ゲルマニウム、トルマリン、麦飯石、イルライト、黄土のいずれか1つ以上が組み合わされた形態で製造されるセラミックストーンを含むことを特徴とする。
【0019】
そして、前記保護シールドは、透明材質の樹脂にナノ酸化亜鉛(Zinc oxide)、ナノチタンジオキシド(Titanium dioxide)及びグラフェンのいずれか1つ以上を混合した組成を用いて製造されることを特徴とする。
【0020】
また、前記保護シールドの組成として青色光遮断剤がさらに含まれたことを特徴とする。
【0021】
そして、前記保護シールドの内側面にはアンチフォグコーティング層が形成されるか、またはアンチフォグフィルムが取り付けられたことを特徴とする。
【0022】
また、前記保護シールドの外側面には有害光線遮断のためのコーティング層が形成されたことを特徴とする。
【0023】
また、顔面と接触する前記保護シールドの後方端部には密閉部材が備えられたことを特徴とする。
【0024】
そして、前記第1及び第2収容部の内側に収容されるスチーム発生手段の離脱を防止するためのカバー部材をさらに含むことを特徴とする。
【0025】
ここで、前記カバー部材は、保護シールドの長手方向に形成され、第1及び第2受容部と保護シールド間の貫通形成された部分をカバーするカバー部と、前記カバー部の後方端部から折曲形成されて第1及び第2収容部の後方端部をカバーする固定部を含むことを特徴とする。
【0026】
また、前記カバー部には貫通孔が形成され、前記固定部の端部には、第1及び第2収容部の外側面に形成される結合孔に係合するフック部が形成されたことを特徴とする。
【0027】
一方、本発明に係る機能性眼鏡は、
眼鏡フレームと眼鏡レンズを含む眼鏡において、前記眼鏡フレームには眼鏡用保護シールドが着脱可能に結合されることを特徴とする。
【0028】
このとき、前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部にヒンジ結合される脚部材を含むことを特徴とする。
【0029】
また、前記シールド結合部の内側面には長手方向にガイド溝が形成され、前記保護シールドの両側端部外側面には、前記ガイド溝の内側に挿入結合されるガイド部が突出形成されたことを特徴とする。
【0030】
そして、前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には押ボタン部を備えられた固定部材が設けられ、前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記固定部材が挿入結合される結合溝が形成され、前記レンズ結合部の前面には、押ボタン部が挿入されて支持される貫通部が結合溝と連通するように形成されたことを特徴とする。
【0031】
また、前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には第1磁石が設けられ、前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記第1磁石が挿入結合される結合溝が形成され、前記結合溝の内側には、第1磁石と結合される第2磁石が設けられたことを特徴とする。
【0032】
そして、前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部に連結設置される固定バンドを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、比較的簡単な構成により眼球及び眼球周辺に浸透する微細ほこりなどの異物やウイルスなどを物理的に遮断できるようにすることはもちろん、ユーザの眼球及び眼球周辺の皮膚に持続的な水蒸気及び温熱供給が可能にし、眼球疾患及び眼球乾燥症を予防及び改善することができるようにし、眼球周辺の皮膚を改善することができるようにする優れた効果を有する。
【0034】
また、本発明によれば、素材遮断方式とコーティング遮断方式を同時に適用して眼球に伝わる紫外線、赤外線、青色光などの有害光線をより効率よく遮断できるようにする効果をさらに有する。
【0035】
また、本発明によれば、保護シールドに抗菌機能及び殺菌機能を付与することにより、各種ウイルスによる感染性疾病の伝播を源泉的に遮断できるようにする効果をさらに有する。
【0036】
また、本発明によれば、多様な機能を有する保護シールドを透明に製造することができるので、ユーザの視界妨害を最小化することができるだけでなく、既存に使用中である眼鏡に着脱可能に設けることができるようにして実用性を向上することができるようにする効果をさらに有する。
【0037】
さらに、本発明に係る眼鏡フレーム、眼鏡レンズ及び保護シールドの組立及び分離が容易に構成され、1つの眼鏡で天気または周辺状況に合うように様々に変形させて使用できるようにする効果をさらに有する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】本発明に係る眼鏡用保護シールドの一実施例を示す斜視図である。
【
図3】
図1に示す本発明の他の実施例を示す図である。
【
図4】
図1に示す本発明のまた他の実施例を示す図である。
【
図5】本発明に係る機能性眼鏡を示す斜視図である。
【
図7】
図5に示す本発明中の眼鏡フレームと眼鏡レンズとの結合構成を示す図である。
【
図8】本発明に係る機能性眼鏡の他の実施例を示す図である。
【
図9】本発明に係る機能性眼鏡の他の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0040】
図1は、本発明に係る眼鏡用保護シールドの一実施例を示す斜視図であり、
図2(a)、
図2(b)は、
図1に示す本発明の部分拡大図であり、
図3は、
図1に示す本発明の他の実施例を示す図であり、
図4は、
図1に示す本発明のまた他の実施例を示す図であり、
図5は、本発明に係る機能性眼鏡を示す斜視図であり、
図6は、
図5に示す本発明の分離斜視図であり、
図7(a)~
図7(d)は、
図5に示す本発明中の眼鏡フレームと眼鏡レンズとの結合構成を示す図であり、
図8及び
図9は、本発名に係る機能性眼鏡の他の実施例を示す図である。
【0041】
本発明は、比較的単純な構成により微細ほこり、ウイルス浸透などの物理的遮断はもちろん、有害光線遮断や眼球疾患及び眼球乾燥症の予防及び改善、温熱供給、加湿効果など様々な機能を有する保護シールドを眼鏡フレームに着脱可能に設けることができるようにすることで、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする眼鏡用保護シールド100及びそれを備えた機能性眼鏡10に関し、まず、本発明に係る眼鏡用保護シールド100(以下、「保護シールド100」という)は、眼鏡フレーム200に結合されてユーザが眼鏡を着用する場合、眼鏡とユーザの顔面との間に形成される空間を密閉させることにより、外部からの異物流入を遮断させる役割を果たす。
【0042】
すなわち、前記保護シールド100は、その前端部と両側面部が眼鏡フレーム200のリム部材210に密着して固定支持され、後端部はユーザの顔面部分に密着することができる形状からなり、眼鏡をゴーグル(goggles)のような形態で使用できるようにすることで、本発明は
図1及び
図2に示すように、前記保護シールド100の両側面内側にスチーム発生部110が備えられたことにその特徴がある。
【0043】
より詳細に説明すると、前記スチーム発生部110は、保護シールド100により密閉される眼鏡と顔面との間の空間に水蒸気及び温熱を発生させることにより、眼球乾燥症を予防及び改善できるとともに、眼球周囲の皮膚を改善することができるようにする役割を果たすもので、第1及び第2収容部112a、112bとスチーム発生手段114を含んでなる。
【0044】
まず、前記第1及び第2収容部112a、112bは、保護シールド100の両側上端内側面にそれぞれ形成され、スチーム発生手段114を設けることができるようにする空間を提供する役割を果たすもので、前面または後面が開放された形状からなり、スチーム発生手段114を内側に投入または引き出すことができるように構成されるとともに、内側に投入されたスチーム発生手段114を支持できるように構成されている。
【0045】
このとき、図示していないが、開放された形状からなる第1及び第2収容部112a、112bの前面または後面にヒンジ方式により開閉されるカバー部材を設け、内側に収容されたスチーム発生手段114の離脱を防止するように構成することもできる。
【0046】
また、前記第1及び第2収容部112a、112bの内側面、すなわちユーザの眼球方向を向く面を含む1つ以上の面には貫通孔113が形成され、スチーム発生手段114 )で発生した水蒸気が保護シールド100により密閉された眼鏡と顔面との間の空間に投入できるように構成されることができる。
【0047】
次に、前記スチーム発生手段114は、ユーザの眼球に湿気を供給できるようにする水蒸気及び温熱を発生させることができるようにする役割を果たすもので、第1及び第2収容部112a、112bの内側に挿入設置される。
【0048】
このとき、前記スチーム発生手段114としては、包装された形態からなる不織布114aやスポンジ114bなどが使用されることができ、前記不織布114aまたはスポンジ114bは水に充分に濡らした状態で包装され、第1及び第2収容部112a、112bの内側に投入されることができる。
【0049】
すなわち、ユーザが保護シールド100が設けられた眼鏡を着用すると、ユーザの体温により密閉された空間内部の温度が上昇し、それにより不織布114aまたはスポンジ114bに含有された水が蒸発しながら密閉された空間に流入し、ユーザーの眼球に水分を供給できるようになる。
【0050】
このとき、前記不織布114aやスポンジ114bを包装する包装手段114eの材質としては、布、不織布、グラフェン(graphene)などの水蒸気が通過可能な材質が使用されることができる。
【0051】
また、不織布114aやスポンジ114bを濡らす成分としてアロマオイルが使用されることもでき、前記アロマオイルは水と共に使用されるか、または水の代わりにアロマオイルのみが使用されることもできる。
【0052】
すなわち、目を澄んで涼しくするだけでなく、眼球乾燥症に効能があると知られているラベンダー、ペパーミント、ティーツリー、クラバー、ユーカリ、クラリセージなどのアロマオイルを1種以上組み合わせて不織布114aやスポンジ114bに数滴落として含浸させることにより、目に良いアロマ成分が水蒸気と共に眼球に供給できるようし、眼球乾燥症の予防及び改善効果を極大化させることができるように構成される。
【0053】
このとき、水に濡らした不織布114aやスポンジ114bが包装された形態のスチーム発生手段114を第1及び第2収容部112a、112bのいずれかに投入し、アロマオイルに濡らした不織布114aやスポンジ114bが包装された形態のスチーム発生手段114を残りの収容部112a、112bに投入して使用することもできることは言うまでもない。
【0054】
一方、前記スチーム発生手段114は、
図2(a)に示すように、発熱混合物114cをさらに含んで構成されることができ、前記発熱混合物114cは不織布114aやスポンジ114bの内側に挿入設置されて発熱体の役割を果たすことになる。
【0055】
より詳細に説明すると、前記発熱混合物114cは、鉄粉、活性炭、塩、水、おがくず、バーミキュライトなどを混合してなり、鉄粉が酸化されながら発生する熱を利用するもので、活性炭は、空気中の酸素を吸収して発熱混合物114c内部の酸素濃度を高める役割を果たし、前記塩と水は、鉄粉の酸化を促進させることにより発熱混合物114cの発熱を促進させる役割を果たし、前記おがくずとバーミキュライトは、発熱混合物114cの発熱を維持させる断熱材の役割を果たす。
【0056】
このような発熱混合物114cが内側に収容された不織布114aやスポンジ114bに水またはアロマオイルを落とすと、発熱混合物114cで熱が発生して水またはアロマオイルを蒸発させることができるようになる。
【0057】
すなわち、外部気温が低い冬場などには、人の体温のみでスチーム発生手段114に含まれた水やアロマオイルを蒸発させにくいことがあるので、不織布114aやスポンジ114bの内側に発熱混合物114cを挿入して温熱パックのような機能を行うようにすることにより、不織布114aやスポンジ114bに投与される水またはアロマオイルを蒸発させ得るように構成されたものである。
【0058】
このとき、前記スチーム発生手段114に含まれる不織布114aには、グラフェン成分が含まれることができ、前記グラフェンは吸湿性と通気性に優れ、不織布114aがより多くの水分を含有できるようにし、熱伝導性に優れ、水やアロマオイルの蒸発がより円滑に行われるようにする効果を示すようにする。
【0059】
また、前記グラフェンは、遠赤外線を放出して皮膚の表面温度を向上させることにより眼球周囲の皮膚を改善することができるだけでなく、抗菌及び抗臭性能に優れ、高温多湿な条件で使用される不織布114aに細菌が繁殖したり悪臭が発生したりすることを防止することができる効果も示すようになる。
【0060】
一方、前記スチーム発生手段114の他の実施例として、
図2(b)に示すように、セラミックストーン114dを使用することもでき、前記セラミックストーン114dも、包装手段114eの内側に投入された状態で第1及び第2収容部112a、112bの内側に設けられることができる。
【0061】
このとき、前記セラミックストーン114dとしては、前述のグラフェンはもちろん、ゲルマニウム、トルマリン、麦飯石、イルライト、黄土など遠赤外線を放射する物質を用いることができ、前記成分のいずれか1つ以上が組み合わせられる混合物の形態でセラミックストーン114dを製造することができる。
【0062】
前記のように製造されたセラミックストーン114dを一定の温度以上に加熱した状態で水またはアロマオイルに濡らした包装手段114eの内側に投入して第1及び第2収容部112a、 112bの内側に投入する場合、包装手段14eに含まれる水またはアロマオイルが蒸発しながら密閉された空間に流入し、ユーザの眼球に水分を供給することができることはもちろん、セラミックストーン114dから放射される遠赤外線及び温熱により眼球周辺の皮膚を改善することができるようになる。
【0063】
一般的に、眼球乾燥症の改善のために使用される人工涙や眼薬などは水分がすぐに蒸発して効果の維持時間が短いため、1日にも何度も使用しなければならず、これを乱用する場合、むしろ眼球乾燥症が悪化することがある問題点があるのに比べて、本発明に適用されるスチーム発生手段114を使用する場合、テスト結果、約12時間水蒸気を持続的に発生させることができると確認され、1日1回程度だけ水やアロマオイルに濡らして使用すると、眼球に適量の水分を持続的に供給できるようになるので、眼球乾燥症の予防及び改善に優れた効果を示すことができる。
【0064】
一方、本発明に係る保護シールド100は、プラスチックやシリコーンまたはアクリルのような透明な材質の樹脂や弾性と透明性に優れた樹脂で製造されることができ、このような透明材質の樹脂にナノ酸化亜鉛(Zinc oxide)、ナノチタンジオキシド(Titanium dioxide)または前述のグラフェン成分を含める場合、紫外線を含む有害光線遮断効果はもちろん、抗菌効果を示すことになる。
【0065】
より詳細に説明すると、有害光線は角膜に炎症を起こし、白内障や黄斑変性症のような深刻な眼科疾患の原因になるだけでなく、皮膚疾患を起こすこともあると知られており、酸化亜鉛は、日焼け止めの主要成分として使用される程度に人体に無害であるだけでなく、UVAとUVBを散乱させる効果、すなわち紫外線遮断効果に優れ、保護シールド100の成分として含まれる場合、眼球と眼周囲の皮膚を紫外線から保護する効果を示すことができる。
【0066】
また、前記酸化亜鉛は紫外線遮断効果を示すこともあり、波長が比較的長い紫外線は眼組織深く浸透して白内障を起こす危険があると知られている。
【0067】
また、前記酸化亜鉛は殺菌及び抗菌効果にも優れるので、保護シールド100の成分として含まれる場合、眼球と周辺の皮膚がウイルスに露出することを源泉的に遮断できるようになる。
【0068】
次に、前記チタンジオキシドは前述の酸化亜鉛と類似する特性を示すもので、紫外線と紫外線遮断効果はもちろん、殺菌及び抗菌効果を示すことができるので、保護シールド100の成分として含まれる場合、紫外線及び赤外線のような有害光線遮断効果とウイルス予防効果をさらに向上させることができる。
【0069】
また、前記グラフェンは、前述のように遠赤外線を放出して眼球周辺の皮膚改善に役立つだけでなく、抗菌効果及び有害光線遮断効果も示すことができる。
【0070】
従って、前記保護シールド100は、透明材質の樹脂に酸化亜鉛とチタンジオキシド及びグラフェンのいずれか1つ以上を混合した組成を用いて射出などの方法により製造されることができ、保護シールド100の透明性を低下させないようにするために、ナノ粒子形態の酸化亜鉛とチタンジオキシド及びグラフェン、すなわちナノ酸化亜鉛とナノチタンジオキシド及びナノグラフェンを使用することが好ましい。
【0071】
すなわち、透明性に優れたグラフェンを除いた前記酸化亜鉛とチタンジオキシドはいずれも白色を帯びる物質であるため、一般酸化亜鉛とチタンジオキシドを添加して保護シールド100を製造すると、透明性が低下して保護シールド100が結合された眼鏡を着用する場合、ユーザの視野が狭くなり、ユーザの視野に役立つ光線まで遮断されるおそれがあるのに比べて、ナノ粒子形態の酸化亜鉛とチタンジオキシドを用いる場合、保護シールド100の透明性にほとんど影響を与えず、前記のような問題を解消することができるようになる。
【0072】
一方、前記保護シールド100の組成として青色光遮断剤をさらに含まれることができ、前記青色光遮断剤は照明やTV、スマートフォンなどのLEDを使用する電子機器から発生する青色光(blue light)を遮断する役割を果たすもので、保護シールド100の有害光線遮断効果をさらに向上させることができるようにするためである。
【0073】
このとき、前記保護シールド100に含まれる青色光遮断剤の成分としては、99.5重量%を超えるPropanedioic acid、[[4-(dimethylamino)phenyl]methylene]-、dimethylester(CAS No.72955-45-4)と0.5重量%未満のmethanol(CAS No.67-56-1)を含む組成物の混合物またはOctyl 3-[3-tert-butyl-5-(5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl)-4-hydroxyphenyl]propionate(CAS No.83044-89-7) 40~50重量%と2-Ethylhexyl 3-[3-tert-butyl-5-(5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl)-4-hydroxyphenyl]propionate(CAS No.83044-90-0)50~60重量%を含む組成物の混合物のいずれか1つ以上を組み合わせて用いられることができる。
【0074】
すなわち、前記青色光遮断剤の成分のうち99.5重量%を超えるPropanedioic acid、[[4-(dimethylamino)phenyl]methylene]-、dimethylesterと0.5重量%未満のmethanolを含む組成との混合物は、人体に有害な400~450nm波長の青色光のうち比較的長波長に該当する420nm以上の青色光を主に遮断する役割を果たすものであり、Octyl 3-[3-tert-butyl-5-(5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl)-4-hydroxyphenyl]propionate 40~50重量%と2-Ethylhexyl 3-[3-tert-butyl-5-(5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl)-4-hydroxyphenyl]propionate50~60重量%を含む組成との混合物は、短波長に該当する400~420nmの青色光を主に遮断する役割を果たすもので、遮断しようとする青色光の波長により前記2つの混合物を選択的に用いることができる。
【0075】
次に、
図2に示すように、前記保護シールド100の外側面にはコーティング層120が形成されることができ、前記コーティング層120は、保護シールド100の有害光線遮断効果をさらに向上させることができるようにするためである。
【0076】
すなわち、ナノ酸化亜鉛、ナノチタンジオキシド、ナノグラフェン及び青色光遮断剤を用いて有害光線を遮断する素材遮断方式だけでは、有害光線の遮断率を高めることに限界があるので、保護シールド100の外側面に光学コーティングなどのコーティング層120をさらに形成して有害光線の遮断効果を極大化させることができるように構成されたものである。
【0077】
次に、前記保護シールド100の内側面にはアンチフォグコーティング層130が形成されることができ、前記アンチフォグコーティング層130は、保護シールド100の内側面に曇り止めの役割を果たす。
【0078】
すなわち、前述のように、ユーザが保護シールド100が装着された眼鏡を着用すると、眼鏡とユーザの顔面との間の空間が保護シールド100により密閉され、保護シールド100により密閉された空間はユーザの体温により温度が上昇し、保護シールド100の内部空間と外部空間との間に温度差が生じ、このような温度差により保護シールド100の内側面に曇りが発生することができる。
【0079】
また、前記スチーム発生手段114から密閉された空間の内部に持続的に水蒸気が供給されている点を考慮すると、外部温度が低い冬場には保護シールド100の内側面に曇りが必然的に発生するので、保護シールド100の内側面に曇り止めのアンチフォグコーティング層130を形成することが好ましい。
【0080】
このとき、上記保護シールド100の内側面にはアンチフォグコーティング層130の代わりにアンチフォグフィルム140が付着されることができ、このようなアンチフォグコーティング層130やアンチフォグフィルム140は、既に眼鏡や自動車のガラス及びミラーなどに使用されている技術であるので、これについてのより詳細な説明は省略する。
【0081】
また、図示していないが、前記保護シールド100の上面または両側面には多数の微細貫通孔が形成されることができ、前記微細貫通孔は外部空気の流入はある程度遮断しながらも、保護シールド100の内側の密閉された空気のみを徐々に外部に排出させることができるようにし、保護シールド100または眼鏡のレンズに曇りが発生することを緩和させる役割を果たす。
【0082】
すなわち、前記スチーム発生手段114から密閉された空間の内部に持続的に水蒸気が供給される場合、密閉された空間内部での水蒸気過多により眼鏡レンズ300や保護シールド100の内側面に湯気が曇りが発生したり、水滴がつくなどの問題が発生し、長時間保護シールド100が装着された眼鏡を着用しにくいので、保護シールド100の上面または両側面に微細貫通孔を形成することにより、密閉された空間に存在する水蒸気を一定量だけ排出させることができるように構成することができる。
【0083】
次に、
図3に示すように、前記保護シールド100の後方端部、すなわちユーザの顔面と密着する部分には密閉部材160が備えられることができ、前記密閉部材160は、保護シールド100とユーザの顔面との間に開放された空間が形成されないように密閉させる役割を果たす。
【0084】
すなわち、一般的に眼鏡は様々な形状からなり、眼鏡を着用する人の顔面形状も差異あるため、保護シールド100の後方端部がユーザの顔面に密着しないことがあるので、保護シールド100の後方端部面に軟質ゴムなどの人体に無害でありながら弾性を有する柔らかい材質を用いて製造されるリング状の密閉部材160一対をそれぞれ結合させることにより、保護シールド100と顔面との間を密閉させることができるように構成されたものである。
【0085】
このとき、前記密閉部材160には切開溝162が形成され、保護シールド100と密閉部材160との結合及び分離がより容易に行えるように構成することもできる。
【0086】
一方、本発明に係る保護シールド100の他の実施例によれば、前記保護シールド100の両側面外側にスチーム発生部110が備えられることができ、保護シールド100の外側に備えられるスチーム発生部110も、保護シールド100の両側上端外側面にそれぞれ形成される第1及び第2収容部112a、112bと、その内側に設けられるスチーム発生手段114を含むことができる。
【0087】
すなわち、
図4に示すように、前記第1及び第2収容部112a、112bは、保護シールド100の外側に突出するように一体に形成されることができ、第1及び第2収容部112a、112bの内側面、すなわち保護シールド100と当接する面は貫通形成され、第1及び第2収容部112a、112bの内側へのスチーム発生手段114の挿入設置が容易に行えるようにすると共にスチーム発生手段114から発生する水蒸気、温熱及びアロマ成分などが保護シールド100の内側に供給され得るように構成される。
【0088】
また、前記第1及び第2収容部112a、112bの外側面は、眼鏡フレーム200との結合に使用されることができ、これについては後述する。
【0089】
そして、前記第1及び第2収容部112a、112bの内側に収容されるスチーム発生手段114の離脱を防止するためのカバー部材170がさらに含まれることができ、前記カバー部材170は「┐」字形状に折曲形成され、保護シールド100の長手方向、すなわち前後方向に形成された部分は、第1及び第2収容部112a、112bと保護シールド100間の貫通形成された部分をカバーする役割を果たし、その後方端部から外側に折り曲げられる部分は、カバー部材170を第1及び第2収容部112a、112bに固定させる役割を果たす。
【0090】
すなわち、前記カバー部材170は、保護シールド100の長手方向に形成されたカバー部172と、前記カバー部172の後方端部から外側に折り曲げられる固定部174とで構成されることができ、前記カバー部172と固定部174は、それぞれ第1及び第2収容部112a、112bと保護シールド100との間に貫通形成された部分と第1及び第2収容部112a、112bの後方端部をカバーし、第1及び第2収容部112a、112bの内側に収容されたスチーム発生手段114が離脱することを防止することになる。
【0091】
また、前記カバー部172には貫通孔172aが形成され、スチーム発生手段114から発生する水蒸気、温熱及びアロマ成分などが保護シールド100の内側に供給され得るように構成されており、前記固定部174の外側端部には環状のフック部174aが形成され、第1及び第2収容部112a、112bの外側面に形成された結合孔115に前記フック部174aを係合することにより、カバー部材170を第1及び第2収容部112a、112bに着脱可能な形態で結合できるように構成することができる。
【0092】
本実施例におけるスチーム発生手段114と、保護シールド100に形成されるコーティング層120、アンチフォグコーティング層130、アンチフォグフィルム及び密閉部材160などの構成は、前述の実施例と同様に構成されることができるので、その詳細な説明は省略する。
【0093】
したがって、前述のような本発明に係る保護シールド100によれば、外部空気流入遮断、微細ほこり遮断、ウイルス浸透遮断のような物理的遮断機能だけでなく、抗菌機能、有害光遮断などの化学的遮断機能を示すことができ、多様な構成からなることができるスチーム発生手段114による温熱機能及びスチーム発生機能により眼球疾患及び眼球乾燥症を予防または改善できるとともに、眼球周辺の皮膚まで改善できるようにするなどの多様な利点を示すことができるようになる。
【0094】
一方、本発明に係る眼鏡用保護シールドを備えた機能性眼鏡10(以下、「機能性眼鏡10という)は、前述のように、本発明に係る保護シールド100が装着されて異物やウイルスなどの物理的遮断はもちろん、眼球乾燥症の予防及び改善、遠赤外線及び温熱発生による皮膚改善、紫外線、赤外線及びブルーライトを含む有害光線の遮断及び有害ウイルスの抗菌及び殺菌など様々な機能を発揮できるようにする機能性眼鏡10で、その構成は
図5に示すように、大きく眼鏡フレーム200と眼鏡レンズ300及び保護シールド100を含んでなる。
【0095】
まず、前記眼鏡フレーム200は、眼鏡レンズ300が設けられる一対のリム部材210と、前記リム部材210の両側縁部にそれぞれ連結設置され、ユーザの耳に係合支持される一対の脚部材220を含むフレームで、既存の通常使用される眼鏡フレームと同一の構造からなり得る。
【0096】
また、前記リム部材210は、
図6に示すように、眼鏡レンズ300が結合されるレンズ結合部212と、前記レンズ結合部212の外側端部から後方を向くように折曲形成され、保護シールド100が結合され得るようにするシールド結合部214を含むことができ、前記レンズ結合部212とシールド結合部214は一体に形成されることができる。
【0097】
このとき、前記シールド結合部214の後方端部には横方向にヒンジ溝214aが形成されてもよく、前記ヒンジ溝214aの内側には脚部材220の前方端部が挿入されてヒンジ結合されることにより、脚部材220を保護シールド100の後方から内側に折り畳み可能に構成されることができる。
【0098】
そして、前記シールド結合部214の内側面には長手方向にガイド溝214bが形成され、前記保護シールド100の両側端部外側面には、前記ガイド溝214bの内側に挿入結合されるガイド部180が突出形成されることができ、前記保護シールド100に突出形成されたガイド部180は、保護シールド100を眼鏡フレーム200のシールド結合部214により容易に結合させ得るようになると同時に、ガイド溝214bにより支持され、保護シールド100がシールド結合部214に結合された状態を維持できるようにする役割を果たす。
【0099】
このとき、図示していないが、前記ガイド溝214bが保護シールド100に形成され、シールド結合部214の内側面にガイド溝214bに挿入結合されるガイド部180が突出形成され得ることはもちろんである。
【0100】
また、前記保護シールド100と眼鏡フレーム200のリム部材210との間の係合力をより堅固にするために、前記保護シールド100の両側端部前方には結合突起190が突出形成され、前記リム部材210のレンズ結合部212には、前記結合突起190が挿入結合される結合孔212aまたは結合溝(図示せず)が形成されることができる。
【0101】
これにより、前記保護シールド100が眼鏡フレーム200のリム部材210に結合される場合、前記結合突起190がレンズ結合部212に形成される結合孔212aまたは結合溝(図示せず)に挿入結合されるので、保護シールド100とリム部材210とが堅固な結合状態を維持できるようになり、保護シールド100をリム部材210から分離しようとする場合、結合孔212aを介してリム部材210の前面に露出する結合突起190を後方に加圧することにより、保護シールド100をより容易に分離させることができるようになる。
【0102】
一方、前記保護シールド100とリム部材210のシールド結合部214との間の結合方式で磁力を利用することもでき、この場合、保護シールド100をより容易に眼鏡フレーム200に着脱させることができるようになる利点がある。
【0103】
すなわち、図示していないが、前記リム部材210のシールド結合部214の内側面と、前記シールド結合部214の内側面に密着する保護シールド100の両側端部外側面にそれぞれ磁石(図示せず)を設け、2つの磁石間の引力により保護シールド100がシールド結合部214の内側面に固定設置され得るように構成することもできる。
【0104】
また、本発明に係る機能性眼鏡10中の前記リム部材210の他の実施例によれば、
図7に示すように、リム部材210の両側端部、すなわちレンズ結合部212の両側端部に切断部216が形成されることができ、前記切断部216はリム部材210のレンズ結合部212の内側に結合される眼鏡レンズ300の着脱をより容易に行うことができるようにするためである。
【0105】
より詳細に説明すると、前記切断部216は、リム部材210のレンズ結合部212の両側端部に横方向に形成されるもので、レンズ結合部212の内側に眼鏡レンズ300が接合された状態では、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212が互いに密着した状態となるようにし、眼鏡レンズ300が堅固に結合された状態を維持できるようにし、眼鏡レンズ300を交替しようとする場合には、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212間の間隔を容易に広げることができるようにすることで、本発明に係る機能性眼鏡の使用目的に応じて眼鏡レンズ300の交替を容易に行うことができるようにする役割を果たす。
【0106】
すなわち、従来の眼鏡フレームにも眼鏡レンズ300の交替のために切断部が形成された構成が知られているが、このような切断部はボルトなどの締結手段により締結固定されるので、眼鏡レンズ300の交替のためにはドライバーなどの道具を使用して締結手段を分離しなければならない煩わしさがあったのに比べて、本発明では別途の道具がなくても切断部216間の間隔を容易に調節できるようにして眼鏡レンズ300の交替作業をより容易に行うことができるようにし、前記切断部216間の間隔調節方法としてはバックル構造を利用した方式と、磁力を利用した方式を使用することができる。
【0107】
まず、バックル構造を利用した方式は、
図7(a)、(b)に示すように、前記切断部216の下部に位置するレンズ結合部212の上面に設けられる固定部材230と、切断部216の上部に位置するレンズ結合部212の下面に形成される結合溝(図示せず)を含むことができる。
【0108】
このとき、前記固定部材230はバックル構造において雄バックル役割を果たすもので、固定部材230の上部には押ボタン部232が備えられ、前記押ボタン部232は上部に行けば行くほどその厚さが薄くなる傾斜形状に形成され、押ボタン部232が突出形成された固定部材230をより容易に結合溝の内側に挿入できるように構成されることができる。
【0109】
また、前記結合溝はバックル構造において雌バックル役割を果たすもので、固定部材230が内側に挿入できるように形成され、結合溝の前面に対応するレンズ結合部212の前面には、前記固定部材230に備えられる押ボタン部232が挿入される貫通部240が結合溝と連通するように形成されることができる。
【0110】
より詳細に説明すると、眼鏡レンズ300がリム部材210のレンズ結合部212の内側に結合された状態では、
図7(a)に示すように、固定部材230が結合溝の内側に挿入され、押ボタン部232は、貫通部240を介してレンズ結合部212の前面部に突出して押圧ボタン部232の下端部が貫通部240の下端により支持されることにより、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212が互いに密着した状態を維持することになる。
【0111】
そして、眼鏡レンズ300を交替しようとする場合には、前記貫通部240を介して前方に突出した押ボタン部232を後方に加圧して貫通部240による押ボタン部232の支持が解除されるようにすると、
図7(b)に示すように、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212間の間隔を広げることができる状態となり、眼鏡レンズ300の交替を容易に行うことができるようになる。
【0112】
次に、磁力を利用した方式は、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212にそれぞれ磁石250,262を設け、2つの磁石250,262間の引力により切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212が互いに密着した状態を維持できるようにする。
【0113】
より詳細に説明すると、前記切断部216の下部に位置するレンズ結合部212の上面に固定設置される第1磁石250と、切断部216の上部に位置するレンズ結合部212の下面に形成される結合溝260及び前記結合溝260の内側に挿入結合される第2磁石262を含むことができ、眼鏡レンズ300がリム部材210のレンズ結合部212の内側に結合された状態では、
図7(c)に示すように、前記第1磁石250が結合溝260の内側に挿入されて第2磁石262と接合された状態となるので、切断部216の上下部に位置するレンズ結合部212が互いに密着した状態を維持するようになる。
【0114】
また、眼鏡レンズ300を交替しようとする場合、ユーザがレンズ結合部212に切断部216間の間隔を広げるための力、すなわち第1及び第2磁石250、262の間に作用する引力よりも大きな力を加えると、
図7(d)に示すように、第1及び第2磁石250,262が互いに分離されながら切断部216間の間隔が広がって眼鏡レンズ300を容易に交替できるようになり、眼鏡レンズ300の交替後には、第1及び第2磁石250,262の間の引力により切断部216が再び接合され、眼鏡レンズ300の固定状態を維持できるようになる。
【0115】
次に、前記脚部材220は、リム部材210の後方端部に連結設置され、ユーザが本発明に係る機能性眼鏡10を着用できるようにする役割を果たし、既存眼鏡の脚部材と同様に下向き折曲形成される脚部材220の後端部をユーザの両側の耳に掛ける方式により機能性眼鏡10を支持できるように構成されることができる。
【0116】
このとき、前記脚部材220の前端部はリム部材210の後方端部、すなわちシールド結合部214の後方端部に形成されるヒンジ溝214aの内側に挿入できるように構成され、ヒンジ孔222が形成されてヒンジピン(図示せず)などによるヒンジ結合により内側方向に折り畳み可能に構成されることができる。
【0117】
また、前記脚部材220の後方端部には後述する固定バンド270の固定設置のための設置孔224が形成されることができる。
【0118】
次に、前記眼鏡レンズ300は、リム部材210のレンズ結合部212の内側に結合され、ユーザの視力を補正するとともに眼球を保護する役割を果たし、青色光を含む有害電波遮断コーティングや光学コーティング及びアンチフォグコーティングのような様々な機能性コーティング層を含む眼鏡レンズ300やサングラス用レンズなど、既存の様々な眼鏡レンズ300が使用されることができる。
【0119】
次に、前記保護シールド100は、眼鏡フレーム200のリム部材210に着脱可能に設けられ、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする役割を果たし、その構成と機能及び結合方式は前述の通りである。
【0120】
一方、前記のように、保護シールド100を眼鏡フレーム200に結合させた本発明に係る機能性眼鏡10は、保護シールド100の重量により重量中心が全体的に前方に移動するようになり、これにより、機能性眼鏡10の装着時に前端部が下方に偏る現象が発生することがあるので、これを防止するために、脚部材220の両側端部の間を連結する固定バンド270をさらに設けることができる。
【0121】
すなわち、
図8に示すように、前記固定バンド270は、一対からなる脚部材220の後方端部に形成される設置孔224の間に連結設置され、ユーザの頭により支持され、機能性眼鏡10の前端部が下方に偏ることを防止する役割を果たし、前記固定バンド270には長さ調節手段272が備えられ、ユーザの頭の大きさに応じて固定バンド270の長さを調整して使用できるように構成されている。
【0122】
次に、
図9に示すように、眼鏡フレーム200の脚部材220の代わりに固定バンド270のみを使用して機能性眼鏡10を着用できるように構成することもでき、この場合、前記固定バンド270の両側端部には連結部材280が備えられ、固定バンド270が固定設置できるようにし、前記連結部材280の前方にはリム部材210の両側端部、すなわちシールド結合部214の両側端部に形成されるヒンジ溝214aに挿入結合されるヒンジ結合部290が設けられることができる。
【0123】
すなわち、前記シールド結合部214のヒンジ溝214aにヒンジ結合部290を結合させ、ヒンジ結合部290に連結設置される連結部材280に固定バンド270の両側端部を結合させることにより、脚部材220がなくても機能性眼鏡10を水眼鏡と類似する方法で着用できるように構成したものである。
【0124】
前記のような方式、すなわち固定バンド270のみで機能性眼鏡10を支持する場合、眼鏡フレーム200の脚部材220の使用が不要であるので、不要な重量を減らすことができ、ユーザの頭の形や髪の大きさの差による使用上の制約を最小化することができ、機能性眼鏡10の着用による不便さ、すなわち眼鏡の前方偏りや耳の後部分の不便さを解消できるだけでなく、保護シールド100とユーザの顔面との間の密着性をより堅固にすることができるなどの効果を示すことができる。
【0125】
一方、前記固定バンド270は、2本以上に形成されて機能性眼鏡10を着用しない場合、首に掛ける形態で保管が可能に構成することができ、各固定バンド270に長さ調整手段272を備えて長さ調整が可能に構成することもできることは言うまでもない。
【0126】
したがって、前述のような本発明に係る眼鏡用保護シールド100及びそれを備えた機能性眼鏡10によれば、比較的単純な構成により眼球及び眼球周辺に浸透する微細ほこりなどの異物やウイルスなどを物理的に遮断できるようにすることはもちろん、ユーザの眼球に持続的な水蒸気供給が可能にして眼球乾燥症を予防及び改善することができ、素材遮断方式とコーティング遮断方式を同時に適用して眼球に伝わる紫外線、赤外線、青色光などの有害光線をより効率よく遮断することができ、保護シールド100に抗菌及び殺菌機能を付与することにより、各種ウイルスによる感染性疾病の伝播を源泉的に遮断できるとともに、様々な機能を有する保護シールド100を透明に製造することができるので、ユーザの視界妨害を最小化することができるだけでなく、既存に使用中である眼鏡に着脱可能に設けることができるようにし、実用性を向上させることができるなどの様々な利点を有する。
【0127】
前述の実施例では、本発明の最も好ましい例について説明したが、前記実施例のみに限定されるものではなく、保護シールド100の両側面を既存の眼鏡フレームに結合できるように構成するか、または機能性眼鏡に使用される眼鏡レンズ300にも保護シールド100のようなアンチフォグ機能と紫外線、赤外線、青色光などの有害光線遮断機能が含まれるように構成することができるなど、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変形が可能であることは当業者にとって明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0128】
本発明は、眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡に関し、より詳細には、比較的単純な構成により微細ほこり、ウイルス浸透などの物理的遮断はもちろん、有害光線遮断と眼球疾患及び眼球乾燥症の予防及び改善、温熱供給、加湿効果など多様な機能を有する保護シールドを眼鏡フレームに着脱可能に設けることができるようにすることで、眼球を保護し、眼球周辺の皮膚を改善することができるだけでなく、機能性と便利性及び審美性を同時に確保できるようにする眼鏡用保護シールド及びそれを備えた機能性眼鏡に関する。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡フレームに結合されて眼鏡と顔面との間の開放空間を密閉させる眼鏡用保護シールドにおいて、
前記保護シールドの両側上端にそれぞれ突出形成される第1及び第2収容部と、前記第1及び第2収容部の内側に挿入設置されて眼鏡と顔面との間の密閉された空間に水蒸気を発生させるスチーム発生手段とを含むスチーム発生部;と
前記第1及び第2収容部の内側に収容されるスチーム発生手段の離脱を防止するためのカバー部材;を含み、
前記カバー部材は、保護シールドの長手方向に形成され、第1及び第2収容部と保護シールド間の貫通形成された部分をカバーするカバー部と、前記カバー部の後方端部から折曲形成されて第1及び第2収容部の後方端部をカバーする固定部を含む
ことを特徴とする眼鏡用保護シールド。
【請求項2】
前記スチーム発生手段は、水またはアロマオイルのいずれか1つ以上を含有する不織布またはスポンジからなる
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項3】
前記スチーム発生手段は、不織布またはスポンジの内側に備えられ、鉄粉、活性炭、塩、水、おがくず、バーミキュライトの混合により製造される発熱混合物をさらに含含んでなる
請求項2に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項4】
前記スチーム発生手段は、グラフェン、ゲルマニウム、トルマリン、麦飯石、イルライト、黄土のいずれか1つ以上が組み合わされた形態で製造されるセラミックストーンを含む
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項5】
前記保護シールドは、透明材質の樹脂にナノ酸化亜鉛(Zinc oxide)、ナノチタンジオキシド(Titanium dioxide)及びグラフェンのいずれか1つ以上を混合した組成を用いて製造される
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項6】
前記保護シールドの組成として青色光遮断剤がさらに含まれた
請求項5に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項7】
前記保護シールドの内側面にはアンチフォグコーティング層が形成されるか、またはアンチフォグフィルムが取り付けられた
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項8】
前記保護シールドの外側面には有害光線遮断のためのコーティング層が形成された
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項9】
顔面と接触する前記保護シールドの後方端部には密閉部材が備えられた
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項10】
前記カバー部には貫通孔が形成され、前記固定部の端部には、第1及び第2収容部の外側面に形成される結合孔に係合するフック部が形成された
請求項1に記載の眼鏡用保護シールド。
【請求項11】
眼鏡フレームと眼鏡レンズを含む眼鏡において、
前記眼鏡フレームに、請求項1ないし10のいずれかに記載の眼鏡用保護シールドが着脱可能に結合された
ことを特徴とする機能性眼鏡。
【請求項12】
前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部にヒンジ結合される脚部材を含む
請求項11に記載の機能性眼鏡。
【請求項13】
前記シールド結合部の内側面には長手方向にガイド溝が形成され、前記保護シールドの両側端部外側面には、前記ガイド溝の内側に挿入結合されるガイド部が突出形成された
請求項12に記載の機能性眼鏡。
【請求項14】
前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、
前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には押ボタン部が備えられた固定部材が設けられ、
前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記固定部材が挿入結合される結合溝が形成され、
前記レンズ結合部の前面には、押ボタン部が挿入されて支持される貫通部が結合溝と連通するように形成された
請求項12に記載の機能性眼鏡。
【請求項15】
前記レンズ結合部の両側端部には切断部が形成され、
前記切断部の下部に位置するレンズ結合部の上面には第1磁石が設けられ、
前記切断部の上部に位置するレンズ結合部の下面には前記第1磁石が挿入結合される結合溝が形成され、
前記結合溝の内側には、第1磁石と結合される第2磁石が設けられた
請求項12に記載の機能性眼鏡。
【請求項16】
前記眼鏡フレームは、眼鏡レンズが結合されるレンズ結合部と、前記レンズ結合部の外側端部から後方に向かうように折曲形成されて保護シールドが結合され得るようにするシールド結合部を含むリム部材と、前記シールド結合部の後方端部に連結設置される固定バンドを含む
請求項11に記載の機能性眼鏡。
【国際調査報告】