(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-26
(54)【発明の名称】デスクトップライザー
(51)【国際特許分類】
A47B 9/16 20060101AFI20230119BHJP
【FI】
A47B9/16 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022521487
(86)(22)【出願日】2019-10-10
(85)【翻訳文提出日】2022-06-08
(86)【国際出願番号】 GB2019052888
(87)【国際公開番号】W WO2021069852
(87)【国際公開日】2021-04-15
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519440179
【氏名又は名称】コールブルック ボッソン アンド サンダース プロダクツ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100168871
【氏名又は名称】岩上 健
(72)【発明者】
【氏名】ラウ アレックス
【テーマコード(参考)】
3B053
【Fターム(参考)】
3B053NH04
(57)【要約】
高さ調節可能作業面は、プラットフォームとプラットフォームに移動可能に接続された高さ調節アセンブリとを含む。脚アセンブリは、高さ調節アセンブリに接続され、かつプラットフォームに移動可能に接続される。脚アセンブリは、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である。ロッキングアセンブリは、プラットフォームに移動可能に接続される。ロッキングアセンブリは、高さ調節アセンブリと係合して脚アセンブリを上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置に選択的に固定するように構成される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォームと、
前記プラットフォームに移動可能に接続される高さ調節アセンブリと、
前記高さ調節アセンブリに接続され、かつ前記プラットフォームに移動可能に接続された脚アセンブリであって、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である前記脚アセンブリと、
前記プラットフォームに移動可能に接続されたロッキングアセンブリであって、前記高さ調節アセンブリと係合して前記脚アセンブリを前記上昇位置、前記下降位置、及び前記少なくとも1つの中間位置に選択的に固定するように構成された前記ロッキングアセンブリと、
を備える高さ調節可能作業面。
【請求項2】
前記プラットフォームは、ベースと該ベースの少なくとも一部分から陥凹したトレイとを有する主本体を含み、
前記高さ調節機構の少なくとも一部分が、前記トレイと前記ベースの間に配置される、
請求項1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項3】
前記プラットフォームは、前記トレイの上に配置された内側カバーを含み、
外側カバーが、前記ベースの上に配置される、
請求項2に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項4】
前記プラットフォームは、ユーザに向けて傾斜する高さを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項5】
前記脚アセンブリは、第1の脚と第2の脚とを含み、
前記高さ調節アセンブリは、前記第1の脚に接続された第1のスライダーと前記第2の脚に接続された第2のスライダーとを含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項6】
前記第1のスライダーは、第1の組の歯を含み、前記第2のスライダーは、前記第1の組の歯と位置合わせするように構成された第2の組の歯を含み、
前記ロッキングアセンブリは、前記脚アセンブリを選択位置に固定するために前記第1の組の歯及び前記第2の組の歯と係合するように構成された第3の組の歯を含む、
請求項5に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項7】
前記第1の組の歯及び前記第2の組の歯は、前記プラットフォームの遠位部分に向けて角度が付けられ、前記第3の組の歯は、前記プラットフォームの近位部分に向けて角度が付けられる請求項6に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項8】
前記第1のスライダー及び前記第2のスライダーは、前記プラットフォームに対して並進する請求項5から7のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項9】
前記第1の脚は、前記第1のスライダーに回転可能に接続され、前記第2の脚は、前記第2のスライダーに回転可能に接続される請求項5から8のいずれか一項に記載の高さ調節可能な仕事場。
【請求項10】
第1の付勢機構が、第1の端部で前記プラットフォームに取り付けられ、かつ第2の端部で前記第1のスライダーに取り付けられ、
第2の付勢機構が、第1の端部で前記プラットフォームに取り付けられ、かつ第2の端部で前記第2のスライダーに取り付けられる、
請求項5から9のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項11】
前記第1の付勢機構及び前記第2の付勢機構は、前記脚アセンブリを前記上昇位置まで付勢する請求項10に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項12】
前記第1のスライダーは、前記第2のスライダーの上に配置される請求項5から11のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項13】
前記脚アセンブリは、H字脚及び分割脚を含む請求項1から12のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項14】
リンクが、前記脚アセンブリに回転可能に接続され、かつ前記プラットフォームに回転可能に接続され、
前記リンクは、前記脚アセンブリの移動を通して前記プラットフォームを支持するように構成され、
前記高さ調節可能作業面は、前記脚アセンブリに配置され、かつバネブラケットに接続された捩りバネであって、前記リンクが前記バネブラケットに回転可能に固着される前記捩りバネを更に備え、
前記捩りバネは、前記リンクを前記上昇位置に向けて付勢するように構成される、
請求項1から13のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項15】
前記ロッキングアセンブリは、前記プラットフォームに回転可能に接続された第1のアームと前記プラットフォームに回転可能に接続された第2のアームとを含む請求項1から14のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項16】
前記ロッキングアセンブリは、前記第1のアームをロック位置まで付勢する第1の付勢機構と前記第2のアームをロック位置まで付勢する第2の付勢機構とを含む請求項1から15のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項17】
前記下降位置で前記プラットフォームの内側に前記脚アセンブリを解除可能に固定するように構成された下側位置ロックを更に備える請求項1から16のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項18】
前記下側位置ロックは、前記脚アセンブリから延びる突起と、前記ロッキングアセンブリに形成された陥凹タブとを含み、
前記突起は、前記陥凹タブと解除可能に係合するように構成されたフックを含む、
請求項17に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項19】
前記下降位置において、前記脚アセンブリは、前記プラットフォーム内のキャビティに配置される請求項1から18のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項20】
前記脚アセンブリにピボット的に接続された前足部と前記脚アセンブリにピボット的に接続された後足部とを更に備える請求項1から19のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項21】
第1のパッドが、前記前足部に接続され、第2のパッドが、前記後足部に接続され、
前記第1のパッドは、第1の摩擦係数を有する材料を含み、前記第2のパッドは、前記第1の摩擦係数よりも低い第2の摩擦係数を有する材料を含む、
請求項20に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項22】
付勢部材が、前記脚アセンブリを前記上昇位置まで付勢する請求項1から21のいずれか一項に記載の高さ調節可能作業面。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な例示的実施形態は、高さ調節可能作業面に関する。
【背景技術】
【0002】
現代の職場環境及び仕事場、並びに可動性及び体位調整に対する要求は、デスク及び椅子が典型的には直立座位姿勢で作業者を支持するように提供された以前の職場から大きく変更されている。現代の職場は、作業者の座位と立位の両方の姿勢を取り入れ、仕事のタスクを円滑にするユーザの可動性及び可動域を実現している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
仕事場での座位又は立位のいずれかの選択肢を提供することにより、ユーザは作業姿勢を変えることができ、一日中特定の位置に固定されることに起因する怪我を防止することができる。昇降機構を備えた仕事場(例えば、テーブル又はデスク)は利用可能であるが、これらは、高価である可能性があり、かつ各環境に対して理想的ではない。ユーザの標準的座位デスクの上に置かれる転換式プラットフォームも利用可能であるが、これらは、固定使用に対して設計されており、職場環境でのそれらの柔軟性を低減する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
高さ調節可能作業面は、プラットフォームとプラットフォームに移動可能に接続された高さ調節アセンブリとを含む。脚アセンブリは、高さ調節アセンブリに接続され、かつプラットフォームに移動可能に接続される。脚アセンブリは、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である。ロッキングアセンブリは、プラットフォームに移動可能に接続される。ロッキングアセンブリは、高さ調節アセンブリと係合して脚アセンブリを上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置に選択的に固定するように構成される。
【0005】
本発明の一態様において、プラットフォームは、ベースとベースの少なくとも一部分から陥凹したトレイとを有する主本体を含み、高さ調節機構の少なくとも一部分は、トレイとベースの間に配置される。プラットフォームは、トレイの上に配置された内側カバーを含むことができ、外側カバーが、ベースの上に配置される。本発明の別の態様において、プラットフォームは、ユーザに向けて減少する高さを有する。
【0006】
本発明の別の態様において、脚アセンブリは、第1の脚及び第2の脚を含み、高さ調節アセンブリは、第1の脚に接続された第1のスライダーと第2の脚に接続された第2のスライダーとを含む。第1のスライダーは、第1の組の歯を含むことができ、第2のスライダーは、第1の組の歯に位置合わせするように構成された第2の組の歯を含むことができる。ロッキングアセンブリは、脚アセンブリを選択位置に固定するために第1の組の歯及び第2の組の歯と係合するように構成された第3の組の歯を含むことができる。第1の組の歯及び第2の組の歯は、プラットフォームの遠位部分に向けて角度を付けることができ、第3の組の歯は、プラットフォームの近位部分に向けて角度を付けることができる。第1のスライダー及び第2のスライダーは、プラットフォームに対して並進することができる。第1の脚は、第1のスライダーに回転可能に接続することができ、第2の脚は、第2のスライダーに回転可能に接続することができる。第1の付勢機を第1の端部でプラットフォームに取り付けることができ、かつ第2の端部で第1のスライダーに取り付けることができ、第2の付勢機構を第1の端部でプラットフォームに取り付けることができ、かつ第2の端部で第2のスライダーに取り付けることができる。第1の付勢機構及び第2の付勢機構は、脚アセンブリを上昇位置まで付勢することができる。第1のスライダーは、第2のスライダーの上に配置することができる。
【0007】
本発明の別の態様において、脚アセンブリは、H字脚及び分割脚を含む。本発明の別の態様において、リンクが、脚アセンブリに回転可能に接続され、かつプラットフォームに回転可能に接続され、リンクは、脚アセンブリの移動を通してプラットフォームを支持するように構成され、高さ調節可能作業面は、脚アセンブリに配置されてバネブラケットに接続された捩りバネを更に備え、リンクは、バネブラケットに回転可能に固着され、捩りバネは、リンクを上昇位置に向けて付勢するように構成される。
【0008】
本発明の別の態様において、ロッキングアセンブリは、プラットフォームに回転可能に接続された第1のアームとプラットフォームに回転可能に接続された第2のアームとを含む。ロッキングアセンブリは、第1のアームをロック位置まで付勢する第1の付勢機構と第2のアームをロック位置まで付勢する第2の付勢機構とを含むことができる。
【0009】
本発明の別の態様において、高さ調節可能作業面は、下降位置でプラットフォームの内側に脚アセンブリを解除可能に固定するように構成された下側位置ロックを更に備える。下側位置ロックは、脚アセンブリから延びる突起とロッキングアセンブリに形成された陥凹タブとを含むことができ、突起は、陥凹タブに解除可能に係合するように構成されたフックを含むことができる。
【0010】
本発明の別の態様において、脚アセンブリは、脚アセンブリが下降位置にある時にプラットフォーム内のキャビティに配置される。本発明の別の態様において、高さ調節可能作業面は、脚アセンブリにピボット的に接続された足部を更に備える。
【0011】
様々な例示的実施形態の態様及び特徴は、添付図面を参照するそれらの例示的実施形態の説明からより明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図3】上昇位置での高さ調節可能作業面の側面図である。
【
図4】中間位置での高さ調節可能作業面の側面図である。
【
図5】下降位置での高さ調節可能作業面の側面図である。
【
図6】プラットフォームに配置された脚アセンブリを示す
図5の断面図である。
【
図7】プラットフォーム、高さ調節アセンブリ、及びロッキングアセンブリの各部品を示す高さ調節可能作業面の部分分解図である。
【
図8】脚アセンブリの各部品を示す高さ調節可能作業面の部分分解図である。
【
図9】プラットフォームが透けた状態の高さ調節可能作業面の上面斜視図である。
【
図10】リンクアセンブリを示す高さ調節可能作業面の部分図である。
【
図11】脚、捩りバネ、及びリンクアセンブリの斜視分解図である。
【
図12】
図11の脚、捩りバネ、及びリンクアセンブリの斜視図である。
【
図13】H字脚スライダー及び付勢機構の部分図である。
【
図14】分割脚スライダー及び付勢機構の部分図である。
【
図15】H字脚スライダー、分割脚スライダー、及び付勢機構の部分図である。
【
図16】ロッキングアセンブリのアームの上面斜視図である。
【
図18】スライダーと係合しているアームを示す部分図である。
【
図19】スライダーと係合解除しているアームを示す部分図である。
【
図20】係合された下側位置ロックを示す部分図である。
【
図21】係合し始める下側位置ロックを示す部分断面図である。
【
図22】係合された下側位置ロックを示す部分断面図である。
【
図23】係合解除されている下側位置ロックを示す部分断面図である。
【
図24】プラットフォーム主本体を示す部分図である。
【
図26】プラットフォームに接続されたスクリーンの上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
様々な例示的実施形態によると、高さ調節可能デスクトップライザー作業面は、プラットフォーム100と、脚アセンブリ200と、高さ調節アセンブリ300と、ロッキングアセンブリ400とを含む。デスクトップライザーは、既存のデスク又はテーブルのような水平面上に配置されるように構成される。プラットフォームは、ユーザの作業用具(例えば、キーボード、コンピュータ、紙など)を、必要に応じて、上昇した立ち位置(
図1-3)、下降したデスクレベル位置(
図5及び
図6)、及びいくつかの中間位置(例えば、
図4)の間で支持する面を形成する。デスクトップライザーは、、昇降時に脚構造がプラットフォームC1の中点と常に位置合わせされ、デスクトップライザーがユーザに向けて片持ち状態になるのを防止するように構成することができる。例えば、プラットフォーム100の中点又は質量中心は、脚アセンブリ200内のピボット接続部であってそれを介して脚が昇降されるピボット接続部に、位置合わせすることができる。
【0014】
図5の下降位置に最も良く示すように、プラットフォーム100の上面又は作業面は、ユーザに向けて下向きに傾斜する。別の言い方をすれば、プラットフォーム100の高さは、ユーザに向けて低くなる。例えば、プラットフォーム100の高さは、線L1に沿ってプラットフォームの後部から前部まで支持面に向けて傾斜する。例示的実施形態において、プラットフォーム100の高さは、ユーザに向けて2度の角度を有する。プラットフォーム100作業面の傾斜は、ユーザが彼らの腕を必要以上に高く上昇させる必要性を最小にするようにかつプラットフォーム100の縁部での圧点を避けるようにプラットフォームの前縁での高さ/厚みを低減する。プラットフォーム100はまた、下向きに丸みを帯びた前縁細部を含むことができ、ユーザの前腕上のあらゆる潜在的圧点を更に低減する。下降位置では、脚アセンブリ200は、プラットフォーム100内のキャビティに押し込まれ、外観及び使用における薄型を提供する。
【0015】
図1、
図2、及び
図7に最も良く示すように、プラットフォーム100は、主本体102と、外側カバー104と、内側カバー106とを含むことができる。主本体102は、ベース108と、ベース108の少なくとも一部分から上昇してそれを取り囲む外側リム110とを含む。中心開口部112が、ベース108に形成され、高さ調節アセンブリ300及びロッキングアセンブリ400の構成要素を受け入れる陥凹トレイ114を露出する。例示的実施形態において、開口部112は、実質的に十字形の構成を有する。内側カバー106は、中心開口部112の上に適合し、かつ1又は2以上のファスナによりベース108に接続される。内側カバー106は、高さ調節アセンブリ300の構成要素の上に配置される。外側カバー104は、プラットフォーム100のための実質的に平坦な外面を提供するように内側カバー106の上に主本体102に接続される。例示的実施形態において、ケーブル管理クリップを主本体102の後部に接続することができる。
【0016】
図2及び
図8に最も良く示すように、脚アセンブリ200は、プラットフォーム100を昇降させるために、はさみ様式で接続された1対の脚を含むことができる。例示的実施形態において、脚アセンブリ200は、プラットフォーム100の前部に回転可能かつ摺動可能に接続されたH字脚202を含む。H字脚202は、第1の脚204と、第2の脚206と、第1及び第2の脚204,206を接続する横材208とを含む。第1及び第2の脚204,206は、第1及び第2の脚204,206の間の距離が下側部分よりも上側部分で短いように互いに角度を付けて延びることができる。H字脚202は、一体の部品として形成されるように例示しているが、別々の部品として形成することもできる。
【0017】
第1の脚204及び第2の脚206の各々は、上側部分と下側部分を含む。上側部分は、脚204、206をプラットフォーム100に接続する接続部材210を含む。例示的実施形態において、接続部材210は、ピン212を受け入れる円筒開口部を含む。ピン212は、接続部材210を通って延びる。ピン212の第1の端部は、ベース108とベース108に解除可能に接続されたカバー214とによって少なくとも部分的に定められた第1のスロットの中に延びる。ピンの第2の端部は、トレイ114によって少なくとも部分的に定められて高さ調節アセンブリ300に接続された第2のスロットに受け入れられる。ピン212は、プラットフォーム100が昇降し、H字脚アセンブリ202が移動中にピン212の周りを回転する時に、スロット内で摺動することができる(例えば、ピン212とスロットの間の相対回転)。
【0018】
脚アセンブリはまた、プラットフォームの後部に回転可能かつ摺動可能に接続された分割脚を含む。分割脚は、第3の脚216及び第4の脚218を含み、第3の脚216及び第4の脚218は、プラットフォーム100、及び、第3及び第4の脚216,218の間を延びるプレート220に接続される。プレート220はまた、高さ調節アセンブリ300に接続される。第3の脚216及び第4の脚218の各々は、H字脚202の外側に配置され、かつプラットフォーム100の内部に向けて角度の付いた上側部分222とプラットフォーム100の外部に向けて角度の付いた下側部分224とを含むことができる。
【0019】
第3及び第4の脚216,218各々の上側部分222は、それぞれの脚216、218をプラットフォーム100に接続する接続部材226を含む。例示的実施形態において、接続部材226は、ピン228を受け入れる円筒開口部を含む。ピン228の第1の端部は、ベース108とベース108に解除可能に接続されたカバー230とによって少なくとも部分的に定められたスロットの中に延びる。ピン228の第2の端部は、プレート220に接続される。ピン228の第2の端部は、ピン228が1又は2以上のファスナを用いてプレート220に接続することができるように、平坦化されたセクション232を有することができる。ピン228は、プラットフォーム100が昇降し、それぞれの第3又は第4の脚216,218が、移動中にピン228の周りを回転する時に、スロット内で摺動することができる。一部の実施形態において、ピン228を受け入れるために、スリーブ234を接続部材226の内側に配置することができる。
【0020】
例示的実施形態において、H字脚202及び分割脚は、脚アセンブリ200に沿った中間接続点で互いに接続される。例えば、第1のピン236は、第1の脚204を第3の脚216に回転可能に接続することができ、第2のピン238は、第2の脚206を第4の脚218に回転可能に接続することができる。第1及び第2のピン236,238は、脚上のそれぞれの開口部の中に延びることができる。一部の実施形態において、スリーブ240は、ピン236、238を受け入れるために開口部に配置することができる。
【0021】
図2、
図8、及び
図10に示すように、1又は2以上のリンク242をプラットフォーム100に及び脚アセンブリ200に接続することができる。例えば、第1のリンク242は、第3の脚216に接続することができ、第2のリンク242は、第4の脚218に接続することができる。リンク242は、上側接続部と中間接続部の間に接続される。リンク242は、第1の端部244がそれぞれの第3又は第4の脚216,218の中に延び、第2の端部246が主本体102に接続され、中央セクション248が第1及び第2の端部244,246を接続する実質的にS字形の構成を有する。別々のピボットピンに接続された主本体を有するピンを含む他のリンク構成を使用することができる。
【0022】
リンク242の第1の端部244は、それぞれの第3又は第4の脚216,218に配置されたスリーブ250によって受け入れることができる。リンク242の第2端部246は、主本体102に固定的に取り付けられたリンクブラケット252によってベースに接続することができる。リンク242の第2の端部246は、それが脚構造のピボット点と線C1に沿ったプラットフォームの中点とに位置合わせされるように配置することができる。
【0023】
特定の実施形態において、リンクブラケット252の位置は、例えばプラットフォーム100の前面から背面まで延びる軸線に沿って、主本体102に対して調節可能である。これは、リンク242のより容易な組み立てを考慮することができる浮動接続点を生成する。例えば、リンク242の第2の端部246の正確な位置は、脚アセンブリ200、高さ調節アセンブリ300、及びロッキングアセンブリ400の位置に依存することになる。この位置は、製造公差及び組み立て公差に起因して常に正確な場所にあるわけではない。リンクブラケット位置の調節(すなわち、設定値から±2mm)を可能にすることは、これらの公差を受け入れる。
【0024】
図11及び
図12は、捩りバネリンクアセンブリ256を含む別の例示的実施形態を示している。捩りバネリンクアセンブリ256は、リンク258と、捩りバネ260と、バネブラケット262とを含む。捩りバネリンク258は、第1の端部264がそれぞれの第3又は第4の脚216,218の中に延び、第2の端部266が主本体102に接続され、中央セクション268が第1及び第2の端部264,266を接続する実質的にS字形の構成を有する。バネハウジング270が、第3及び第4の脚216,218に形成される。例えば、窪みが、脚に形成され、かつ適したサイズのバネを受け入れるようなサイズ及び形状にされる。捩りバネ260は、バネハウジング270に配置される。捩りバネ260は、バネハウジング270に対して付勢された第1の端部272と、バネブラケット262の開口部に接続された第2の端部274とを有する。バネブラケット262は、それぞれの脚の外部に回転可能に接続され、かつリンク258がバネブラケット262に回転可能に固着されるようにリンク258の中央セクション268を受け入れるスロット276を含む。リンク258の第2の端部266は、ベース108に取り付けられたリンクブラケット252によって主本体102に接続することができる。使用中に、捩りバネ260は、上昇位置までリンク258を及び従って脚アセンブリ200を付勢する力をリンク258に印加する。特定の実施形態において、捩りバネ260は、異なる付勢部材で置換することができる。
【0025】
図7、
図9、及び
図13-
図15に示すように、高さ調節アセンブリ300は、H字脚スライダー302と、H字脚付勢機構304と、分割脚スライダー306と、分割脚付勢機構308とを含む。H字脚スライダー302及び分割脚スライダー306は、トレイ114に配置され、かつプラットフォーム100及び脚アセンブリ200が上昇位置から下降位置まで移動される時に互いに対して摺動するように構成される。付勢機構304、308は、スライダー302、306を上昇位置まで付勢し、ユーザがプラットフォーム100及びその上に支持されたあらゆる負荷をより容易に上昇させることを可能にする。
【0026】
H字脚スライダー302は、プラットフォーム100の前部に向けて配置された近位端とプラットフォーム100の後部に向けて配置された遠位端とを有する本体310を含む。近位部分は、H字脚アセンブリからピン212を受け入れるように構成された接続部材312を含む。近位部分はまた、H字脚付勢機構304を本体310に接続する取り付け特徴部314を含む。取り付け特徴部314は、H字脚付勢機構304の端部に接続するように構成されたフック、スロット、チャネル、又は他の特徴部を含むことができる。
【0027】
複数の歯316が、本体310の各側に沿って配置され、かつロッキングアセンブリ400と係合するように構成される。歯316は、本体310の遠位端に向けて角度が付けられる。H字脚スライダー302の移動は、本体310に形成された1又は2以上のスロット318によって案内される。スロット318は、トレイ114から延びる突起、例えば、
図9Aに最も良く示すような円筒ポスト又は突起118を受け入れる。突起118は、スロット318の中に延びてH字脚スライダー302をトレイ114に対して直線移動に拘束する。ノッチ320が、H字脚スライダー302の遠位端に形成され、かつ組み立て中にユーザがH字脚付勢機構304を接続するのを支援する。
【0028】
H字脚付勢機構304は、H字脚スライダー302に接続された第1の端部と主本体102に接続された第2の端部とを含む。H字脚スライダー302をプラットフォームの後部(すなわち、上昇位置)まで付勢する力が、H字脚付勢機構304によって作用される。H字脚付勢機構304の第1及び第2の端部は、これらの端部を解除可能に接続させるフック又はループのような接続特徴部を含むことができる。例示的実施形態において、H字脚付勢機構304は、第1及び第2の端部に形成されたフックを有する単一コイル引張バネを含む。ガススプリング、エラストマーバネなどを含む他の種類の付勢機構も使用することができる。
【0029】
分割脚スライダー306は、プラットフォーム100の前部に向けて配置された近位端とプラットフォーム100の後部に向けて配置された遠位端とを有する本体322を含む。本体322の遠位部分は、プレート220に接続される。遠位部分はまた、分割脚付勢機構308のための接続部324を含む。接続部324は、分割脚付勢機構308の端部に接続するように構成されたフック、スロット、チャネル、又は他の特徴部を含むことができる。本体322はまた、本体322の各側に沿って、ロッキングアセンブリ400と係合するように構成された複数の歯326を含む。歯326は、本体322の遠位端に向けて角度が付けられる。分割脚本体322の歯326はまた、H字脚本体310の歯316と位置合わせするように構成される。分割脚スライダー306の移動は、本体に形成された1又は2以上のスロット328によって案内される。スロット328は、トレイ114から延びる突起118、例えば、円筒ポストを受け入れる。突起118は、トレイ114に対する分割脚スライダー306の並進を促進にするようにスロット328の中に延びる。例示的実施形態において、突起118は、H字脚スライダー302及び分割脚スライダー306の両方でスロット318、328を通って延びる。
【0030】
分割脚付勢機構308は、主本体102に接続された第1の端部と、分割脚スライダー306に接続された第2の端部とを含む。分割脚スライダー306をプラットフォーム100の前部(すなわち、上昇位置)まで付勢する力が、分割脚付勢機構308によって作用される。分割脚付勢機構308の第1及び第2の端部は、端部を解除可能に接続させるフック又はループのような接続特徴部を含むことができる。例示的実施形態において、分割脚付勢機構308は、第1及び第2の端部に形成されたフックを有する単一コイル引張バネを含む。他の種類の付勢機構を使用することもできる。
【0031】
例示的実施形態において、H字脚スライダー302及び分割脚スライダー306の本体の各々は、
図15に示すようにH字脚付勢機構304及び分割脚付勢機構308の長さの一部分を受け入れる陥凹溝330、332を含むことができる。付勢機構の長手軸線は、互いに平行にかつ同じ水平面を延びることができるが、オフセットした向きを使用することもできる。
図13に示すように、H字脚スライダー302は、分割脚付勢機構308がH字脚スライダー302を通って延びて主本体102に接続することを可能にする開口部334を含む。
【0032】
様々な例示的実施形態によると、ロッキングアセンブリ400は、第1のアーム402と、第1のアーム付勢機構404と、第2のアーム406と、第2のアーム付勢機構408とを含む。第1及び第2のアーム402,406は、脚アセンブリ200の移動を防止するロック位置と脚アセンブリ200の移動を許す解除位置との間で主本体102の両側に移動可能に接続される。第1及び第2のアーム402,406は、プラットフォーム100の下部から延び、かつユーザがロッキングアセンブリ400を係合及び係合解除するのにアクセス可能とすることができる。例示的実施形態において、ロッキングアセンブリ400は、移動を防止するためにスライダーアセンブリ300と直接に係合するが、他の構成(例えば、脚アセンブリとの直接係合)を使用することもできる。第1及び第2のアーム付勢機構404,408は、アーム402、406をロック位置内に付勢する。
【0033】
図示の実施形態において、第1及び第2のアーム402,406は、互いに鏡像であり、かつ同じ構造的特徴を共有する。従って、単一アームのみを詳細に説明する。他の例示的実施形態は、異なる構造を有するアームを含むことができる。一部の実施形態は、ロッキングアセンブリに対して単一移動可能アームを利用することができる。第1及び第2のアームはまた、単一に形成された又は一体の部材として示されているが、それらは、別々の部品に形成することもできる。
【0034】
図16-
図19に最も良く示すように、第1のアーム402は、アームをプラットフォーム100に移動可能に接続させる接続部材410を含む。接続部材410は、主本体102から延びる突起120を受け入れるように構成された開口部412を含むことができる。アーム402は、開口部412を通って延びる軸線の周りを回転する。開口部412は、円筒壁によって定められた円筒開口部とすることができる。円筒開口部は、突起120と回転可能に係合し、かつアームが第1の位置と第2の位置の間で回転することを可能にする。他の種類の回転可能接続部及び要素を使用することができる。摺動接続部を含む他の種類の移動可能接続部を使用することもできる。
【0035】
アームの第1の本体部分414は、円筒壁から離れるように延びる。1組のアーム歯416が、第1の本体部分414に形成される。アーム歯416は、プラットフォーム100の近位部分に向けて角度が付けられ、かつスライダーアセンブリ300の歯316、326と解除可能に噛み合うように構成される。アーム歯416のサイズは、それらがH字脚スライダー歯316及び分割脚スライダー歯36の両方と噛み合うことを可能にする。特定の実施形態において、歯416の組は、3又は4個の歯を含む。使用される歯が少なすぎる場合、係合強度が不十分であり、使用される歯が多すぎる場合、ロッキングアセンブリ400が過度に嵩張ることになる可能性がある。
【0036】
歯の組が係合された時に、ライザーは、定位置にロックされ、歯の組が係合解除された時に、ライザーは、上昇又は下降させることができる。このようにして、プラットフォーム100は、スライダー歯316、326のいずれかの組と係合することができるアーム歯416を用いて異なる高さに保持することができる。アーム歯416の角度は、プラットフォーム100に負荷がかかっているときにセルフロックする挙動を生成する。
【0037】
アーム402の第2の本体部分418は、プラットフォーム100の外縁に向けて外向きに第1の本体部分414から離れるように延びる。フック420が、第1のアーム付勢機構404を受け入れるために第2の本体部分418から延びることができる。ハンドル422が、第2の本体部分418から延びる。ハンドル422は、プラットフォーム100の下部を延び、かつユーザ係合に対して構成される。例えば、ハンドル422を引くことにより、ユーザは、第1のアーム402を回転させてアーム歯416をスライダーアセンブリ300から係合解除することができる。これに加えて、リンク242/256を受け入れるスロット424が、アーム402に形成され、アーム402がリンク242/256に対して移動することを可能にする。
【0038】
第1のアーム付勢機構404は、主本体102に接続された第1の端部と第1のアーム402に接続された第2の端部とを含む。第1のアーム402をスライダーアセンブリ300との係合に(すなわち、ロック位置の中に)付勢する力が、第1のアーム付勢機構404によって作用される。第1のアーム付勢機構404の第1及び第2の端部は、端部を解除可能に接続させるフック又はループのような接続特徴部を含むことができる。例示的実施形態において、第1のアーム付勢機構404は、第1及び第2の端部に形成されたフックを有する単一コイル引張バネを含む。他の種類の付勢機構を使用することもできる。
【0039】
図示及び上述したような2つのアームの使用は、いずれかの方向の移動に対して高さ調節アセンブリ300を解除するように両方のアームがユーザによって意図的に移動されなければならないことを必要とする。これは、プラットフォーム100の不用意な移動を防止するのに役に立つ。例示的実施形態において、アーム402、404は、ライザーの正中線C1に少なくとも部分的に沿うように配置される。これは、ユーザにより近く配置されたハンドルと比べてユーザがプラットフォームをより容易に昇降させることを可能にする。
【0040】
図20-
図23は、ライザーに組み込むことができる下側位置ロックアセンブリの例示的実施形態を示している。下側位置ロックは、例えばプラットフォーム100の内側に配置された脚アセンブリ200を用いてライザーを下降位置に解除可能に固定する。下降位置にある時にプラットフォーム100に対する脚アセンブリ200の移動をロックすることにより、プラットフォームを超える脚の不要な拡張のリスクなしにライザーを1つの場所から別の場所までより容易に運ぶことができる。一部の実施形態において、移動及び保管の容易さは、単一場所に配置されるように設計された作業面を用いて達成することができるものよりも大きい柔軟性をデスクトップライザーに提供する。
【0041】
下側位置ロックアセンブリは、H字脚202の第1及び第2脚204,206から延びる1組の突起278を含む。突起278は、角度の付いた上縁を備えたヘッドを有する片持ちフック部材を含むことができる。陥凹タブ426が、第1及び第2のアーム402,406上に形成される。陥凹タブ426は、角度の付いた底壁428を含む。ロック位置にある時に、フックは、タブ426と係合し、これは、脚アセンブリ200がロッキングアセンブリ400及び従ってプラットフォーム100に対して移動することを防止又は制限する。
【0042】
ライザーを上昇位置から下降させる時に、突起278のヘッドは、
図21に示すようにそれぞれのアーム402内で角度の付いた底壁428と係合することができる。アーム402との突起278の係合は、アーム402をプラットフォーム100の外部まで押し、突起278がタブ426と主本体102の間を延びるための空間を提供することができる。突起278がタブ426をクリアした状態で、アーム402は、付勢部材の力の下でプラットフォーム100の内部に向けて後退することになり、
図22に示すように脚アセンブリ200の移動を防止するためにフックがタブ426と係合することを可能にする。ロッキングアセンブリを係合解除するために、ユーザは、タブ426が突起278のフック部材をクリアして脚アセンブリ200がプラットフォーム100に対して移動することを可能にするように、
図23に示すようにアーム402、406を外向き移動しなければならない。
【0043】
図24及び
図25は、プラットフォーム100の主本体102と外側カバー104との間の接続部の例示的実施形態を示している。主本体102は、例えばベース108とリム110の交差点に配置された1組の開口部130を含む。開口部130は、外側カバー104から延びる舌状部132を受け入れるように構成される。舌状部132を接着剤と共に使用して外側カバー104とベース108間のより確実な接続部を提供することができる。異なる様式の外側カバー104も、プラットフォーム100と併用することができる。
【0044】
図26は、1組のクリップ502によってプラットフォーム100に接続することができるプライバシースクリーン500の例を示している。クリップ502の各々は、互いに垂直に延びる1対の水平突起504及び1対の垂直突起506を含むことができる。プラットフォーム100を受け入れるための第1の空間が、水平突起504の間に定められる。スクリーン500を受け入れるための第2の空間は、垂直突起506の間に定められる。図示のように、スクリーンは、3面式とすることができる。スクリーン500の他のサイズ及び構成も使用することができる。
【0045】
図27-
図30は、脚部材にピボット的に接続することができる足部600の例を示している。足部600は、上昇した前縁604を有するベース602を含む。接続突起606は、ベース602から延びる。突起606は、中心クリップ608と1対のサイドピン610とを含む。クリップ608は、前壁612と湾曲後部突起614とを含む。例示的実施形態において、足部600は、別々のヒンジピンが存在しないように単一部分として一体的に形成される。
【0046】
脚は、1対の側面ソケット622を有する湾曲陥凹部分620を含むことができる。後部オーバーハング624が、陥凹部分620の一方の側で脚から延びる。足部600は、ピン610がソケット622に配置されるように脚に圧入又はスナップ嵌入される。脚が上昇位置から下側位置まで移動されると、オーバーハング624は、後部突起614の周りを回転し、足部600が脚と係合したままに留まるようにクリップ608と係合することができる。
【0047】
一部の実施形態において、
図2に最も良く示すように、前足部600は、第1の摩擦係数を有する材料(すなわち、ゴム又は別のエラストマーのようなより高摩擦材料)を含む第1のベースパッド630を備えることができ、後足部600は、第1の摩擦係数よりも低い第2の摩擦係数を有する材料(すなわち、フェルト又は別の布のような低摩擦材料)を含む第2のベースパッド632を備えることができる。摩擦の差に起因して、プラットフォーム100が高さ調節される時に、前足部は、後足部が変化を受け入れるために摺動する間に面上の静止位置に留まる。これは、前足部が偶然に支持面の前部から滑り落ちるリスクを低減し、かつプラットフォームの前縁とユーザの間の位置関係をより有効に維持することもできる。第1及び第2のパッド630,632は、ボンドを使用するか又は機械的接続を通して足部600に接続することができる。
【0048】
特定の例示的実施形態の以上の詳細説明は、一般原理及び実際用途を解説し、それによって他の当業者が考えられる特定の用途に適するような様々な修正と共に様々な実施形態に対する開示を理解することを可能にする目的で提供したものである。この説明は、網羅的であること又は本発明の開示を開示した例示的実施形態に限定することを必ずしも意図しない。本明細書に開示した実施形態及び/又は要素のいずれも、具体的に開示していない様々な追加の実施形態を形成するために互いに組み合わせることができる。従って、追加の実施形態は、可能であり、かつ本明細書及び添付の特許請求の範囲内に包含されるように意図している。本明細書は、別の方法で達成することができるより一般的な目標を達成するための具体例を説明している。
【0049】
この出願に使用される時に、用語「前部」、「後部」、「上側」、「下側」、「上向き」、「下向き」、及び他の方向記述子は、本発明の開示の例示的実施形態の説明を容易にすることを意図し、かつ本発明の開示の例示的実施形態の構造をいずれかの特定の位置又は向きに制限することを意図していない。「実質的に」又は「近似的に」のような程度の用語は、与えられた値から外れる妥当な範囲、例えば、上述の実施形態の製造、組み立て、及び使用に関連付けられた一般公差を指すように当業者によって理解される。
【手続補正書】
【提出日】2022-06-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォームと、
前記プラットフォームに移動可能に接続される高さ調節アセンブリと、
前記高さ調節アセンブリに接続され、かつ前記プラットフォームに移動可能に接続された脚アセンブリであって、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である前記脚アセンブリと、
前記プラットフォームに移動可能に接続されたロッキングアセンブリであって、前記高さ調節アセンブリと係合して前記脚アセンブリを前記上昇位置、前記下降位置、及び前記少なくとも1つの中間位置に選択的に固定するように構成された前記ロッキングアセンブリと、
を備え
、
前記脚アセンブリは、第1の脚と第2の脚とを含み、前記高さ調節アセンブリは、前記第1の脚に接続された第1のスライダーと前記第2の脚に接続される第2のスライダーとを含む、
高さ調節可能作業面。
【請求項2】
前記プラットフォームは、ベースと該ベースの少なくとも一部分から陥凹したトレイとを有する主本体を含み、
前記高さ調節機構の少なくとも一部分が、前記トレイと前記ベースの間に配置される、
請求項1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項3】
前記プラットフォームは、前記トレイの上に配置された内側カバーを含み、
外側カバーが、前記ベースの上に配置される、
請求項2に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項4】
前記プラットフォームは、ユーザに向けて傾斜する高さを有する請求項
1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項5】
前記第1のスライダーは、第1の組の歯を含み、前記第2のスライダーは、前記第1の組の歯と位置合わせするように構成された第2の組の歯を含み、
前記ロッキングアセンブリは、前記脚アセンブリを選択位置に固定するために前記第1の組の歯及び前記第2の組の歯と係合するように構成された第3の組の歯を含む、
請求項
1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項6】
前記第1の組の歯及び前記第2の組の歯は、前記プラットフォームの遠位部分に向けて角度が付けられ、前記第3の組の歯は、前記プラットフォームの近位部分に向けて角度が付けられる請求項
5に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項7】
前記第1のスライダー及び前記第2のスライダーは、前記プラットフォームに対して並進する請求項
1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項8】
前記第1の脚は、前記第1のスライダーに回転可能に接続され、前記第2の脚は、前記第2のスライダーに回転可能に接続される請求項
1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項9】
第1の付勢機構が、第1の端部で前記プラットフォームに取り付けられ、かつ第2の端部で前記第1のスライダーに取り付けられ、
第2の付勢機構が、第1の端部で前記プラットフォームに取り付けられ、かつ第2の端部で前記第2のスライダーに取り付けられる、
請求項
1に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項10】
前記第1の付勢機構及び前記第2の付勢機構は、前記脚アセンブリを前記上昇位置まで付勢する請求項
9に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項11】
プラットフォームと、
前記プラットフォームに移動可能に接続される高さ調節アセンブリと、
前記高さ調節アセンブリに接続され、かつ前記プラットフォームに移動可能に接続された脚アセンブリであって、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である前記脚アセンブリと、
前記プラットフォームに移動可能に接続されたロッキングアセンブリであって、前記高さ調節アセンブリと係合して前記脚アセンブリを前記上昇位置に選択的に固定するように構成された前記ロッキングアセンブリと、
を備え、
リンクが、前記脚アセンブリに回転可能に接続され、かつ前記プラットフォームに回転可能に接続され、前記リンクは、前記脚アセンブリの移動を通して前記プラットフォームを支持するように構成される、
高さ調節可能作業面。
【請求項12】
前記脚アセンブリに配置され、かつバネブラケットに接続された捩りバネを更に備え、
前記リンクは、前記バネブラケットに回転可能に固着され、
前記捩りバネは、前記リンクを前記上昇位置に向けて付勢するように構成される、
請求項
11に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項13】
前記ロッキングアセンブリは、前記プラットフォームに回転可能に接続された第1のアームと前記プラットフォームに回転可能に接続された第2のアームとを含む請求項
11に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項14】
前記ロッキングアセンブリは、前記第1のアームをロック位置まで付勢する第1の付勢機構と前記第2のアームをロック位置まで付勢する第2の付勢機構とを含む請求項
13に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項15】
前記脚アセンブリは、第1の脚と第2の脚とを含み、
前記高さ調節アセンブリは、前記第1の脚に接続された第1のスライダーと前記第2の脚に接続される第2のスライダーとを含む、
請求項11に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項16】
プラットフォームと、
前記プラットフォームに移動可能に接続される高さ調節アセンブリと、
前記高さ調節アセンブリに接続され、かつ前記プラットフォームに移動可能に接続された脚アセンブリであって、上昇位置、下降位置、及び少なくとも1つの中間位置の間で移動可能である前記脚アセンブリと、
前記プラットフォームに移動可能に接続されたロッキングアセンブリであって、前記高さ調節アセンブリと係合して前記脚アセンブリを前記上昇位置に選択的に固定するように構成された前記ロッキングアセンブリと、
前記下降位置で前記プラットフォームの内側に前記脚アセンブリを解除可能に固定するように構成された下側位置ロック
と、
を備える高さ調節可能作業面。
【請求項17】
前記下側位置ロックは、前記脚アセンブリから延びる突起と、前記ロッキングアセンブリに形成された陥凹タブとを含み、
前記突起は、前記陥凹タブと解除可能に係合するように構成されたフックを含む、
請求項
16に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項18】
前記下降位置において、前記脚アセンブリは、前記プラットフォーム内のキャビティに配置される請求項
16に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項19】
前記脚アセンブリにピボット的に接続された前足部と前記脚アセンブリにピボット的に接続された後足部とを更に備え、
第1のパッドが、前記前足部に接続され、第2のパッドが、前記後足部に接続され、
前記第1のパッドは、第1の摩擦係数を有する材料を含み、前記第2のパッドは、前記第1の摩擦係数よりも低い第2の摩擦係数を有する材料を含む、
請求項
16に記載の高さ調節可能作業面。
【請求項20】
前記脚アセンブリは、第1の脚と第2の脚とを含み、
前記高さ調節アセンブリは、前記第1の脚に接続された第1のスライダーと前記第2の脚に接続される第2のスライダーとを含む、
請求項16に記載の高さ調節可能作業面。
【国際調査報告】