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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-27
(54)【発明の名称】ジッパーによるマットレス取付
(51)【国際特許分類】
   A47C 21/00 20060101AFI20230120BHJP
   A47C 27/08 20060101ALI20230120BHJP
   A47C 20/08 20060101ALI20230120BHJP
   A47C 31/00 20060101ALI20230120BHJP
【FI】
A47C21/00
A47C27/08 A
A47C20/08
A47C31/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022528002
(86)(22)【出願日】2020-11-16
(85)【翻訳文提出日】2022-07-11
(86)【国際出願番号】 US2020060750
(87)【国際公開番号】W WO2021097436
(87)【国際公開日】2021-05-20
(31)【優先権主張番号】62/935,762
(32)【優先日】2019-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ベルクロ
(71)【出願人】
【識別番号】515257368
【氏名又は名称】スリープ ナンバー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100107537
【弁理士】
【氏名又は名称】磯貝 克臣
(72)【発明者】
【氏名】ニーガス ナタリー
(72)【発明者】
【氏名】スミス デヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】グリフィス マシュー
(72)【発明者】
【氏名】トゥルー ハミー
【テーマコード(参考)】
3B096
【Fターム(参考)】
3B096AC12
(57)【要約】
システムは、マットレスをベッド土台に接続するジッパーを含み得る。例えば、ジッパーは、調節可能土台の頭部端から足部端まで延在し得る。別の例では、ジッパーは、マットレスの縫目に沿ってマットレスに接続し得る、及び/または、土台の縫目に沿って土台に接続し得る。別の例では、第1ジッパーがマットレスコアを第2ジッパーに接続し得て、当該第2ジッパーが土台を第1ジッパーに接続し得る。別の例では、第1及び第2ジッパーが、実質的に垂直に整列され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッドシステムであって、
土台と、
前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、
前記マットレスを前記土台に接続するジッパーと、
を備え、
前記ジッパーは、前記左側及び前記右側の少なくとも一方に沿って、且つ、前記頭部端及び前記足部端の少なくとも一方に沿って、カーブ形状に延在しており、
前記マットレスの下側に沿って取り付けられた第1ジッパーテープと、前記土台の頂部に沿って取り付けられた第2ジッパーテープと、を有しており、
前記第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーテープは、それぞれ、第1歯及び第2歯を含み、
前記第2歯は、前記第1歯と係合するように構成されている
ことを特徴とするベッドシステム。
【請求項2】
前記ジッパーは、前記マットレスの周縁部の内側に間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ジッパーは、前記マットレスの前記頭部端に沿って、前記右側に沿って、及び、前記足部端に沿って、延在している
ことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ジッパーは、前記マットレスの前記頭部端に沿って、前記左側に沿って、及び、前記足部端に沿って、延在している
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
前記土台は、前記マットレスを調節可能に支持するように構成された複数のパネルを有する調節可能土台であり、
前記ジッパーは、前記複数のパネルのうちの第1及び第2パネルの間のギャップを横切って延在している
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記ジッパーは、前記マットレスの前記頭部端にある前記第1パネルの頭部に沿って延在しており、
前記ジッパーは、前記マットレスの前記左側にある前記第1パネルと前記第2パネルとの両方に沿って延在している
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
1または複数のコネクタが、接続部分において、前記土台から前記マットレスまで延在しており、
前記1または複数のコネクタは、流体ホースまたは電気ケーブルを含む
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシステム。
【請求項8】
前記ジッパーの第1部分が、前記コネクタと前記マットレスの周縁部との間に位置決めされており、
前記ジッパーは、前記コネクタと前記マットレスの前記周縁部との間に位置決めされた前記ジッパーの前記第1部分において、前記周縁部から内側に第1距離だけ間隔を置いて配置されており、
前記ジッパーは、前記コネクタから離れて位置決めされた前記ジッパーの第2及び第3部分において、前記周縁部から内側に第2距離だけ間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
前記ジッパーは、前記第1部分と前記第2部分との間を移行する時にカーブし、
前記ジッパーは、前記第1部分と前記第3部分との間を移行する時にもカーブする
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
前記ジッパーは、前記左側及び前記右側の少なくとも一方に沿って、且つ、前記頭部端及び前記足部端の少なくとも一方に沿って延在する時、前記マットレスの周縁部から実質的に共通の距離だけ間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
前記共通の距離は、5インチである
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のシステム。
【請求項12】
前記カーブ形状は、U字形状である
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のシステム。
【請求項13】
ベッドシステムであって、
土台と、
前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、
前記マットレスを前記土台に接続するジッパーと、
を備え、
前記ジッパーは、第1ジッパーテープ及び第2ジッパーテープを有しており、
前記第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーテープは、それぞれ、第1ジッパー歯及び第2ジッパー歯を有しており、
前記ジッパーは、長さと幅とを有しており、
前記長さは、前記幅よりも長く、
前記ジッパーの前記長さに沿った前記ジッパーの第1部分が、前記土台及び前記マットレスに接続されて前記マットレスを前記土台に保持しており、
前記ジッパーの前記長さに沿った前記ジッパーの第2部分が、前記ジッパーの前記第1部分から垂れ下がっていて、前記第1部分を除いて前記土台または前記マットレスに接続されていないジッパーテールを形成している
ことを特徴とするベッドシステム。
【請求項14】
前記ジッパーテールは、3インチの長さである
ことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記ジッパーテールは、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時に、前記第1ジッパー歯及び前記第2ジッパー歯を整列させるために利用され得るように、前記マットレスの下側と前記土台の頂部との間から突出している
ことを特徴とする請求項13または14に記載のシステム。
【請求項16】
前記ジッパーテールは、前記マットレスが前記土台上に位置決めされて前記第1ジッパー歯が前記第2ジッパー歯と噛み合わされる時、前記マットレスの下方にタック入れされるように構成されている
ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載のシステム。
【請求項17】
ベッドシステムであって、
土台と、
前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、
ジッパーと、
を備え、
前記ジッパーは、
第1ジッパー歯と、第1端コネクタと、を有する第1ジッパーテープと、
第2ジッパー歯と、第2端コネクタと、を有する第2ジッパーテープと、
を有しており、
前記第1端コネクタは、第1磁石部分を有しており、
前記第2端コネクタは、第2磁石部分を有しており、
前記第1ジッパーテープは、前記マットレスに取り付けられており、
前記第2ジッパーテープは、前記土台に取り付けられており、
前記第1ジッパー歯は、前記第2ジッパー歯に係合して接続するように構成されており、
前記第1磁石部分は、前記第2磁石部分と係合して接続するように構成されており、
前記第1磁石部分及び前記第2磁石部分は、前記第1端コネクタが前記第2端コネクタに隣接して位置決めされるように前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、前記第1端コネクタ及び前記第2端コネクタを一緒に纏めるように構成されている
ことを特徴とするベッドシステム。
【請求項18】
前記第1及び第2ジッパーテープは、第1及び第2テールを含み、
前記第1及び第2磁石部分は、それぞれ、前記第1及び第2テールの第1及び第2端に位置決めされている
ことを特徴とする請求項17に記載のベッドシステム。
【請求項19】
前記第1及び第2磁石部分は、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、当該第1及び第2磁石部分が前記第1及び第2ジッパー歯を整列させるために一緒に纏められ得るように、前記マットレスの下側及び前記土台の頂部から延在している
ことを特徴とする請求項17または18に記載のベッドシステム。
【請求項20】
前記第1及び第2磁石部分は、前記マットレスが前記土台上に位置決めされて前記第1ジッパー歯が前記第2ジッパー歯と噛み合わされる時、前記マットレスの下方にタック入れされるように構成されている
ことを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載のシステム。
【請求項21】
ベッドシステムであって、
土台と、
前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、
前記土台に締結するために構成された複数の締結具を有する細長構造と、
ジッパーと、
を備え、
前記ジッパーは、
前記マットレスに取り付けられた第1ジッパーテープと、
前記細長構造に取り付けられた第2ジッパーテープと、
を有しており、
前記細長構造及び前記第2ジッパーテープは、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、前記第1ジッパーテープが前記第2ジッパーテープに接続することを許容するように構成された位置で、前記土台上に位置決めされている
ことを特徴とするベッドシステム。
【請求項22】
前記細長構造は、前記第2ジッパーテープよりも剛性である押出ポリマー構造である
ことを特徴とする請求項21に記載のベッドシステム。
【請求項23】
前記締結具は、スナップである
ことを特徴とする請求項21または22に記載のベッドシステム。
【請求項24】
前記締結具は、ボタン、ボルト、または、ネジである
ことを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項25】
前記細長構造は、
前記頭部端に沿って延在する第1直線部分と、
前記左側及び前記右側の一方に沿って延在する第2直線部分と、
前記足部端に沿って延在する第3直線部分と、
前記第2直線部分を前記第1及び第3直線部分に接続する第1及び第2カーブ部分と、
を有している
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項26】
前記細長構造は、前記土台の周縁部から内側に間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする請求項21乃至25のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項27】
前記土台は、複数の調節可能なマットレス支持パネルを有する調節可能土台であり、
前記細長構造は、前記複数の調節可能なマットレス支持パネルの2つ以上に接続されている
ことを特徴とする請求項21乃至26のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項28】
前記細長構造は、前記マットレスの前記頭部端にある第1パネルの頭部に沿って延在し、且つ、前記マットレスの前記左側にある前記第1パネルと第2パネルとの両方に沿って延在している
ことを特徴とする請求項21乃至27のいずれかに記載のシステム。
【請求項29】
1または複数のコネクタが、接続部分において、前記土台から前記マットレスまで延在しており、
前記1または複数のコネクタは、流体ホースまたは電気ケーブルを含む
ことを特徴とする請求項21乃至28のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項30】
前記細長構造の第1部分が、前記コネクタと前記マットレスの周縁部との間に位置決めされており、
前記細長構造は、前記コネクタと前記マットレスの前記周縁部との間に位置決めされた前記細長構造の前記第1部分において、前記周縁部から内側に第1距離だけ間隔を置いて配置されており、
前記細長構造は、前記コネクタから離れて位置決めされた前記細長構造の第2及び第3部分において、前記周縁部から内側に第2距離だけ間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする請求項21乃至29のいずれかに記載のベッドシステム。
【請求項31】
前記細長構造は、前記第1部分と前記第2部分との間を移行する時にカーブし、
前記細長構造は、前記第1部分と前記第3部分との間を移行する時にもカーブする
ことを特徴とする請求項21乃至30のいずれかに記載のベッドシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2019年11月15日に出願された米国特許仮出願第62/935,762号の利益を主張する。当該先願の開示は、本出願の開示の一部である見なされる(incorporated by reference)。
【0002】
[技術分野]
本発明は、ベッド、より具体的には、ジッパー付きのベッド、に関している。
【背景技術】
【0003】
人々は、伝統的に、多くの形、サイズ、スタイルに至るベッドを使用してきた。このようなベッドは、非常に単純な設計から、様々な機能を含むかなり複雑な設計まで、範囲が広がっている。例えば、幾つかのベッドは、発泡体(フォーム)、内部スプリング、空気チャンバ、他の材料、またはそれらの組み合わせ、を含むマットレスを備える。
【0004】
そのようなマットレスは、フレーム、ボックススプリング、調節可能土台、または、調整不可能土台、等の構造によって支持され得る。調節可能土台の場合、マットレスの頭部(ヘッド)及び足部(フット)など、マットレスの一部が上昇及び下降され得る。
【発明の概要】
【0005】
本明細書で提供されるベッドシステムの幾つかの実施形態は、本明細書で開示される特徴及び機能のうちの1または複数を含み得る。特に、当該ベッドシステムは、調節可能土台と、前記調節可能土台上に位置決めされ、頭部端と足部端とを有するマットレスと、前記マットレスの前記頭部端から足部端まで延在するジッパーと、を備え得る。前記ジッパーは、前記マットレスを前記調節可能土台に接続し得る。前記ジッパーは、前記マットレスの下側の縫目に沿って取り付けられた第1ジッパーテープと、前記調節可能土台の頂部の縫目に沿って取り付けられた第2ジッパーテープと、を有し得る。前記第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーテープは、それぞれ、第1歯及び第2歯を含み得て、前記第2歯は、前記第1歯と係合するように構成され得る。前記マットレスの前記頭部端及び前記足部端の少なくとも一方を持ち上げるために前記調節可能土台が起動される時、前記マットレスを前記調節可能土台に接続する前記ジッパーは、前記マットレスを前記調節可能土台に保持するように構成され得る。幾つかの実施形態では、前記第1ジッパーテープは、当該第1ジッパーテープを前記マットレスの前記下側の前記縫目に縫い付けることによって、前記マットレスの前記下側に取り付けられ得る。また、前記第2ジッパーテープは、当該第2ジッパーテープを前記調節可能土台の前記頂部の前記縫目に縫い付けることによって、前記調節可能土台の前記頂部に取り付けられ得る。
【0006】
更に他の実施形態では、前記土台は、第1周縁部を有し得て、前記マットレスは、第2周縁部を有し得る。前記第1ジッパーテープは、前記第1周縁部の内側である第1ジッパー位置において前記土台の頂部に接続され得る。前記第2ジッパーテープは、前記第2周縁部の内側である第2ジッパー位置において前記マットレスの下側に接続され得る。前記第1ジッパー位置及び前記第2のジッパー位置は、実質的に鉛直方向に整列され得る。前記第1ジッパーテープは、前記土台の前記頂部に沿って前記第1周縁部の内部の縫目に縫い付けられ得て、前記第2ジッパーテープは、前記マットレスの前記下側に沿って前記第2周縁部の内部の縫目に縫い付けられ得る。
【0007】
幾つかの実施形態では、前記調節可能土台は、少なくとも1つの関節点を提供し得て、前記ジッパーは、前記少なくとも1つの関節点を亘るように延在し得る。前記調節可能土台は、少なくとも、頭部パネル、中間パネル及び足部パネルを有するプラットフォームを含み得て、前記調節可能土台が起動される時、少なくとも1つのパネルが上昇または下降され得る。前記関節点は、また、前記頭部パネルと前記中間パネルとの間に位置決めされ得て、前記ジッパーが、前記頭部パネルの一部に沿って、前記関節点を亘って、及び、前記中間パネルの一部に沿って、延在し得る。
【0008】
幾つかの実施形態では、当該ベッドシステムは、前記マットレス内に空気チャンバを更に備え得て、第2ジッパーが、前記空気チャンバを、前記マットレスの内部部分に接続し得る。そのような実施形態では、前記マットレスを前記調節可能土台に接続する前記ジッパーは、前記空気チャンバを前記マットレスの前記内部部分に接続する前記第2ジッパーと実質的に鉛直方向に整列(位置合わせ)され得る。更に、前記第2ジッパーは、前記空気チャンバの底部と前記マットレスの内部部分との少なくとも一方の縫目に沿って取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、前記第2ジッパーは、前記空気チャンバのコーナー部に取り付けられ得る。更に他の実施形態では、前記第1ジッパーの第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーの第2ジッパーテープが、マットレスカバーの共通の縫目に縫い付けられ得る。幾つかの実施形態では、当該ベッドシステムは、前記空気チャンバの上方に位置決めされた、上下逆さまの発泡体タブを更に備え得る。
【0009】
当該ベッドシステムは、前記マットレスを取り囲むマットレスカバーを更に備え得て、
前記ジッパーは、前記マットレスカバーに取り付けられ得て、前記マットレスの底部にある前記調節可能土台の前記頂部に前記マットレスカバーを結合するように構成され得る。前記ジッパーは、前記マットレスカバーの外部下側及び前記土台の前記頂部の少なくとも一方の縫目に沿って取り付けられ得る。
【0010】
幾つかの実施形態では、前記調節可能土台は、アクチュエータと、コントローラと、を更に有し得る。前記コントローラは、前記アクチュエータに動作可能に接続され得て、前記調節可能土台の少なくとも一部を下方位置と上方位置との間で作動させるように、前記アクチュエータを駆動するように構成され得る。本明細書に記載されるベッドシステムは、前記マットレスのコア内の空気チャンバに流体的に接続されたポンプを有する空気コントローラを更に備え得て、前記空気コントローラは、前記空気チャンバ内の流体圧力を調整するように構成され得る。
【0011】
マットレスを土台に取り付けるための方法もまた、開示される。当該方法は、前記マットレスを前記土台上に位置決めする工程と、前記マットレスの下側の縫目に沿って第1ジッパーテープを整列させ、前記土台の頂部の縫目に沿って第2ジッパーテープを整列させる工程と、前記第1ジッパーテープの歯を前記第2ジッパーテープの歯と噛み合わせることによって前記マットレスを前記土台に結合する工程と、を備え得る。
【0012】
システムは、土台(ファウンデーション)と、マットレスコアと、ジッパーと、を備え得る。前記マットレスは、マットレスコアと、当該マットレスコアを覆うマットレスカバーと、を有し得る。前記ジッパーは、前記マットレスコアを前記土台に接続し得る。幾つかの実施形態では、当該システムは、以下の特徴の1つ、複数、または全て、を含み得る。前記マットレスコアは、空気チャンバであり得る。前記マットレスカバーは、前記マットレスコアを前記土台に接続する時に前記ジッパーがそれを通って延在するジッパー穴を規定し得る。前記土台は、調節可能土台であり得る。前記ジッパーは、前記マットレスコアに取り付けられた第1テープと、前記土台のプラットフォームに取り付けられた第2テープと、を有し得る。第2ジッパーが、前記マットレスコアを前記土台に接続し得る。前記ジッパーは、前記マットレスカバーを通って延在し得る。
【0013】
ジッパーを備えたベッドシステムの幾つかの実施形態は、幾つかの利点を提供し得る。ジッパーを使用すると、マットレスが土台上の所定位置に留まって時間が経過しても土台から落ちないことを保証し得る。更に、マットレスの周縁部の内部(内側)と土台の周縁部の内部(内側)とに位置決めされたジッパーは、見えないように隠されることができる。結果として、マットレスと土台とは、互いにシームレスに結合されているように見えることができる。更に、ジッパーは、マットレスの頭部端からマットレスの足部端まで、1または複数の関節点を越えて(亘って、横切って)、延在し得る。結果として、調節可能土台が起動される時、マットレスはそれに応じて曲がるまたは関節運動することができる一方で、ジッパーがマットレスを基礎に保持することが可能である。換言すれば、調節可能土台が起動されて、それに応じてマットレスが曲がる時、マットレスは土台に結合されたままであり得て、脱落したり土台と望ましくない不整合(ずれ)となったりすることなく、土台と一緒に曲がることができる。更に、ジッパーは、マットレスの縫目及び土台の縫目の中に、または、それらに沿って、縫い込まれることができるので、ジッパーは、縫目の強度を利用することができる。結果として、マットレスが土台に取り付けられている間、ジッパーが外れたり壊れたりする可能性が低くなり得る。ジッパーは、調節可能土台が起動されてマットレスの一部が上昇または下降される時にも、縫目の強度を利用することができる。最後に、マットレスがマットレス内に空気チャンバを有する場合、空気チャンバをマットレスカバーに保持するためのジッパーが含まれ得て、及び、別のジッパーがマットレスカバーを土台に保持し得る。マットレスカバーの内側に1つのジッパーがあって、マットレスカバーの外側に別の1つのジッパーがあるような構成(配置)は、調節可能土台の関節運動中に空気チャンバ(あるいは、空気チャンバ無しの実施形態の場合は別のマットレスコア)を所定位置に保持するのに役立ち得る。幾つかの実施形態では、接続を更に強化するために、内部ジッパー及び外部ジッパーが互いに隣接して整列され得る。これは、調節可能土台が起動されてマットレスの一部が上昇または下降される場合に、特に有益であり得る。
【0014】
本明細書で説明されるベッドシステムをよりよく例示するために、実施例の非限定的なリストが提供される。
【0015】
実施例1においては、ベッドシステムは、土台と、前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、前記マットレスを前記土台に接続するジッパーと、を備え得る。前記ジッパーは、前記左側及び前記右側の少なくとも一方に沿って、且つ、前記頭部端及び前記足部端の少なくとも一方に沿って、カーブ形状に延在し得る。前記マットレスの下側に沿って取り付けられた第1ジッパーテープと、前記土台の頂部に沿って取り付けられた第2ジッパーテープと、を有し得る。前記第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーテープは、それぞれ、第1歯及び第2歯を含み得て、前記第2歯は、前記第1歯と係合するように構成され得る。
【0016】
実施例2は、前記ジッパーが前記マットレスの周縁部の内側に間隔を置いて配置されている、ことを特徴とした実施例1のベッドシステムであり得る。
【0017】
実施例3は、前記ジッパーが、前記マットレスの前記頭部端に沿って、前記右側に沿って、及び、前記足部端に沿って、延在している、ことを特徴とした実施例1または2のベッドシステムであり得る。
【0018】
実施例4は、前記ジッパーが、前記マットレスの前記頭部端に沿って、前記左側に沿って、及び、前記足部端に沿って、延在している、ことを特徴とした実施例1乃至3のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0019】
実施例5は、前記土台が、前記マットレスを調節可能に支持するように構成された複数のパネルを有する調節可能土台であり、前記ジッパーが、前記複数のパネルのうちの第1及び第2パネルの間のギャップを横切って延在している、ことを特徴とした実施例1乃至4のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0020】
実施例6は、前記ジッパーが、前記マットレスの前記頭部端にある前記第1パネルの頭部に沿って延在しており、前記ジッパーが、前記マットレスの前記左側にある前記第1パネルと前記第2パネルとの両方に沿って延在している、ことを特徴とした実施例1乃至5のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0021】
実施例7は、1または複数のコネクタが、接続部分において、前記土台から前記マットレスまで延在しており、前記1または複数のコネクタが、流体ホースまたは電気ケーブルを含む、ことを特徴とした実施例1乃至6のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0022】
実施例8は、前記ジッパーの第1部分が、前記コネクタと前記マットレスの周縁部との間に位置決めされており、前記ジッパーが、前記コネクタと前記マットレスの前記周縁部との間に位置決めされた前記ジッパーの前記第1部分において、前記周縁部から内側に第1距離だけ間隔を置いて配置されており、前記ジッパーが、前記コネクタから離れて位置決めされた前記ジッパーの第2及び第3部分において、前記周縁部から内側に第2距離だけ間隔を置いて配置されている、ことを特徴とした実施例1乃至7のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0023】
実施例9は、前記ジッパーが、前記第1部分と前記第2部分との間を移行する時にカーブし、前記ジッパーが、前記第1部分と前記第3部分との間を移行する時にもカーブする、ことを特徴とした実施例1乃至8のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0024】
実施例10は、前記ジッパーが、前記左側及び前記右側の少なくとも一方に沿って、且つ、前記頭部端及び前記足部端の少なくとも一方に沿って延在する時、前記マットレスの周縁部から実質的に共通の距離だけ間隔を置いて配置されている、ことを特徴とした実施例1乃至9のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0025】
実施例11は、前記共通の距離が、5インチである、ことを特徴とした実施例1乃至10のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0026】
実施例12は、前記カーブ形状は、U字形状である、ことを特徴とした実施例1乃至11のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0027】
実施例13は、土台と、前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、前記マットレスを前記土台に接続するジッパーと、を備え、前記ジッパーは、第1ジッパーテープ及び第2ジッパーテープを有しており、前記第1ジッパーテープ及び前記第2ジッパーテープは、それぞれ、第1ジッパー歯及び第2ジッパー歯を有しており、前記ジッパーは、長さと幅とを有しており、前記長さは、前記幅よりも長く、前記ジッパーの前記長さに沿った前記ジッパーの第1部分が、前記土台及び前記マットレスに接続されて前記マットレスを前記土台に保持しており、前記ジッパーの前記長さに沿った前記ジッパーの第2部分が、前記ジッパーの前記第1部分から垂れ下がっていて、前記第1部分を除いて前記土台または前記マットレスに接続されていないジッパーテールを形成している、ことを特徴としたベッドシステムであり得る。
【0028】
実施例14は、前記ジッパーテールが、3インチの長さである、ことを特徴とした実施例13のベッドシステムであり得る。
【0029】
実施例15は、前記ジッパーテールが、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時に、前記第1ジッパー歯及び前記第2ジッパー歯を整列させるために利用され得るように、前記マットレスの下側と前記土台の頂部との間から突出している、ことを特徴とした実施例13または14のベッドシステムであり得る。
【0030】
実施例16は、前記ジッパーテールが、前記マットレスが前記土台上に位置決めされて前記第1ジッパー歯が前記第2ジッパー歯と噛み合わされる時、前記マットレスの下方にタック入れされるように構成されている、ことを特徴とした実施例13乃至15のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0031】
実施例17は、土台と、前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、ジッパーと、を備えたことを特徴としたベッドシステムであり得る。前記ジッパーは、第1ジッパー歯と、第1端コネクタと、を有する第1ジッパーテープと、第2ジッパー歯と、第2端コネクタと、を有する第2ジッパーテープと、を有し得て、前記第1端コネクタは、第1磁石部分を有し得て、前記第2端コネクタは、第2磁石部分を有し得て、前記第1ジッパーテープは、前記マットレスに取り付けられ得て、前記第2ジッパーテープは、前記土台に取り付けられ得る。前記第1ジッパー歯は、前記第2ジッパー歯に係合して接続するように構成され得て、前記第1磁石部分は、前記第2磁石部分と係合して接続するように構成され得て、前記第1磁石部分及び前記第2磁石部分は、前記第1端コネクタが前記第2端コネクタに隣接して位置決めされるように前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、前記第1端コネクタ及び前記第2端コネクタを一緒に纏めるように構成され得る。
【0032】
実施例18は、前記第1及び第2ジッパーテープが、第1及び第2テールを含み、前記第1及び第2磁石部分が、それぞれ、前記第1及び第2テールの第1及び第2端に位置決めされている、ことを特徴とした実施例17のベッドシステムであり得る。
【0033】
実施例19は、前記第1及び第2磁石部分が、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、当該第1及び第2磁石部分が前記第1及び第2ジッパー歯を整列させるために一緒に纏められ得るように、前記マットレスの下側及び前記土台の頂部から延在している、ことを特徴とした実施例17または18のベッドシステムであり得る。
【0034】
実施例20は、前記第1及び第2磁石部分が、前記マットレスが前記土台上に位置決めされて前記第1ジッパー歯が前記第2ジッパー歯と噛み合わされる時、前記マットレスの下方にタック入れされるように構成されている、ことを特徴とした実施例17乃至19のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0035】
実施例21は、土台と、前記土台上に位置決めされ、頭部端と足部端と左側と右側とを有するマットレスと、前記土台に締結するために構成された複数の締結具を有する細長構造と、ジッパーと、を備えたことを特徴としたベッドシステムであり得る。前記ジッパーは、前記マットレスに取り付けられた第1ジッパーテープと、前記細長構造に取り付けられた第2ジッパーテープと、を有し得る。前記細長構造及び前記第2ジッパーテープは、前記マットレスが前記土台上に位置決めされる時、前記第1ジッパーテープが前記第2ジッパーテープに接続することを許容するように構成された位置で、前記土台上に位置決めされ得る。
【0036】
実施例22は、前記細長構造が、前記第2ジッパーテープよりも剛性である押出ポリマー構造である、ことを特徴とした実施例21のベッドシステムであり得る。
【0037】
実施例23は、前記締結具が、スナップである、ことを特徴とした実施例21または22のベッドシステムであり得る。
【0038】
実施例24は、前記締結具が、ボタン、ボルト、または、ネジである、ことを特徴とした実施例21乃至23のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0039】
実施例25は、前記細長構造が、前記頭部端に沿って延在する第1直線部分と、前記左側及び前記右側の一方に沿って延在する第2直線部分と、前記足部端に沿って延在する第3直線部分と、前記第2直線部分を前記第1及び第3直線部分に接続する第1及び第2カーブ部分と、を有している、ことを特徴とした実施例21乃至24のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0040】
実施例26は、前記細長構造が、前記土台の周縁部から内側に間隔を置いて配置されている、ことを特徴とした実施例21乃至25のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0041】
実施例27は、前記土台が、複数の調節可能なマットレス支持パネルを有する調節可能土台であり、前記細長構造が、前記複数の調節可能なマットレス支持パネルの2つ以上に接続されている、ことを特徴とした実施例21乃至26のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0042】
実施例28は、前記細長構造が、前記マットレスの前記頭部端にある第1パネルの頭部に沿って延在し、且つ、前記マットレスの前記左側にある前記第1パネルと第2パネルとの両方に沿って延在している、ことを特徴とした実施例21乃至27のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0043】
実施例29は、1または複数のコネクタが、接続部分において、前記土台から前記マットレスまで延在しており、前記1または複数のコネクタが、流体ホースまたは電気ケーブルを含む、ことを特徴とした実施例21乃至28のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0044】
実施例30は、前記細長構造の第1部分が、前記コネクタと前記マットレスの周縁部との間に位置決めされており、前記細長構造が、前記コネクタと前記マットレスの前記周縁部との間に位置決めされた前記細長構造の前記第1部分において、前記周縁部から内側に第1距離だけ間隔を置いて配置されており、前記細長構造が、前記コネクタから離れて位置決めされた前記細長構造の第2及び第3部分において、前記周縁部から内側に第2距離だけ間隔を置いて配置されている、ことを特徴とした実施例21乃至29のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0045】
実施例31は、前記細長構造が、前記第1部分と前記第2部分との間を移行する時にカーブし、前記細長構造が、前記第1部分と前記第3部分との間を移行する時にもカーブする、ことを特徴とした実施例21乃至30のいずれかのベッドシステムであり得る。
【0046】
これら及び他の実施形態は、各々、以下に記載される特徴の1または複数を任意選択的に含み得る。本明細書に記載されている主題の特定の実施形態は、本明細書に記載されている利点の1または複数を実現するように、あるいは、1つも実現しないように、実装され得る。
【0047】
1または複数の実施形態の詳細が、添付の図面及び以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、詳細な説明及び図面並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】土台及びマットレスを備えたベッドシステムの一実施形態を示している。
【0049】
図2A図1の土台の平面図を示している。
【0050】
図2B図1のマットレスの底面図である。
【0051】
図3図1の土台及びマットレスの側面図である。
【0052】
図4図4は、図1のベッドシステムの概略端面図である。
【0053】
【0054】
図5図5は、図1のベッドシステムの一実施形態に実装される2つのジッパーの図である。
【0055】
図6図6は、ベッドシステムの他の実施形態の概略図である。
【0056】
図7A図7Aは、ジッパーを有する土台の一例の平面図である。
【0057】
図7B図7Bは、ジッパーを有するマットレスの一例の底面図である。
【0058】
図8A図8Aは、ジッパーを有する土台の他の一例の他の平面図である。
【0059】
図8B図8Bは、ジッパーを有するマットレスの他の一例の他の底面図である。
【0060】
図9図9は、図1のベッドシステムの一実施形態に実装されるジッパーテールの図である。
【0061】
図10A図10Aは、図1のベッドシステムの一実施形態に実装されるジッパー取付の図である。
【0062】
図10B図10Bは、図10Aの土台に実装されるジッパー取付の図である。
【0063】
図11図11は、本明細書に記載されたベッドシステムの一実施形態に実装されるジッパーの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0064】
時間の経過によって、マットレスは、脱落したり、調節可能土台のような土台(ファウンデーション)上を摺動したりし得る。この懸念を克服するために、1または複数のジッパーが、マットレスを土台に取り付けるために使用され得る。したがって、マットレスは、土台に結合(すなわち、ジッパー留め)され得る。結果として、マットレスは、土台上の所定位置に維持され得る。マットレスは、ジッパーを外すことで、土台から、または土台上において、容易に移動され得る。調節可能土台を有するベッドシステムの実施形態では、調節可能土台が、マットレスの頭部及び/または足部を選択的に上昇及び下降させるべく利用され得る。幾つかの実施形態では、マットレスは、調節可能土台の1または複数の部分が関節運動される時に、重力の下で調節可能土台の形状に自然に倣う(輪郭に沿う)ように、比較的重く及び/または可撓性であり得る。他の実施形態では、マットレスは、調節可能土台の1または複数の部分が関節運動される時に、重力の下でより少なく曲がるように、比較的軽量及び/または剛性であり得る。いずれの実施形態でも(特に、比較的軽量及び/または剛性のマットレスを有する実施形態でも)、マットレスの形状が土台の形状により厳密に倣う(従う)ことができるよう、関節運動中の土台にマットレスを保持するべく、ジッパー取付機構が使用され得る。
【0065】
図1は、マットレス102及び土台(ファウンデーション)104を含むベッドシステム100を開示している。マットレス102は、布地(ファブリック)105を含むマットレスカバー106を有し得て、マットレスカバー106は、発泡体(フォーム)、スプリング、空気チャンバ、及び/または、当該用途にとって適切な他の構成要素、等の、マットレス102の様々な内部部品(図示せず)を包囲し得る。カバー106の布地105は、低アレルギー性であり得る、あるいは、こぼれ、しみ、細菌、及び、他のアレルゲン、からマットレス102を保護することが意図された任意の他のタイプの材料、であり得る。幾つかの実施形態では、マットレスカバー106の布地は、耐水性であり得る。カバー106の布地は、また、気流及び通気性を許容し得る。カバー106は、マットレス102全体に亘って適合するように構成され得る。幾つかの実施形態では、カバー106は、マットレス102の周りにジッパー留めされ得る。他の実施形態では、カバー106は、ベルクロ、ボタン、スナップ、または、他の締結具、を含むがこれらに限定されない任意の他の機構によって、マットレス102の周りの所定位置に保持され得る。カバー106は更に、例えばカバー106の頭部端から足部端まで、当該カバー106の長さに沿って延び得る1または複数の縫目(シーム)107を有し得る。当該1または複数の縫目107はまた、カバー106の周縁部の内部にも位置決めされ得る。更に、当該1または複数の縫目107は、カバー106が特定の高さ、長さ及び幅を有するマットレス102の周りに適合されるように、カバー106のコーナー部の周りに位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、カバー106は、ベッドシステム100への任意選択的な追加物であり得る。他の実施形態では、カバー106は、ベッドシステム100のマットレス102に既に取り付けられている可能性がある。幾つかの実施形態では、カバー106は、取り外し可能であり得る。
【0066】
マットレス102は、マットレス頂部108、マットレス底部110、及び、マットレス周縁部112、を規定する。幾つかの実施形態では、マットレス102の縫目107は、マットレス頂部108、マットレス底部110及びマットレス周縁部112のうちの、1つ、複数、または全て、の上に位置決めされ得る。例えば、幾つかの実施形態では、マットレス102は、マットレス周縁部112の周りに縫目107の幾つかを有し得る。そのような縫目107は、ある布地片を別の布地片に接続し得る。幾つかの実施形態では、縫目107は、機能的であり得て、審美的であり得て、あるいは、それらの両方であり得る。幾つかの実施形態では、マットレス102は、マットレス底部110上に縫目107を有し得る。そのような縫目は、マットレス102が土台104上に位置決めされる時、視界から隠されることができる。
【0067】
土台104は、土台周縁部120を有する。土台104は、プラットフォーム114及び足部116を含み得る。プラットフォーム114は、土台頂部118を規定し得る。幾つかの実施形態では、プラットフォーム114は、木材(中密度繊維板または合板など)、または、当該用途にとって適切な他の材料、を含むがこれらに限定されない木材材料から作製され得る。プラットフォーム114は、布地、中入れ綿、または、他の材料、に覆われることができる。
【0068】
土台104のプラットフォーム114は、1または複数のパネル(例えば、頭部パネル、足部パネル、及び、1または複数の中間パネル)を有し得る。幾つかの実施形態では、土台104は、プラットフォーム114の1または複数のパネルを上昇及び下降させるように構成された調節可能土台であり得て、それが、マットレス102の(対応する)部分を上昇または下降させる。調節可能土台は、コントローラを介して起動され得る、及び/または、ユーザによって手動で起動され得る。
【0069】
マットレス102は、ジッパー122によって土台104に接続(すなわち、結合)され得る。幾つかの実施形態では、マットレス102は、複数のジッパー122によって土台104に結合され得る。図1の実施形態では、ジッパー122は、マットレス102の頭部端に近接する位置からマットレス102の足部端に近接する位置まで、延在している。これにより、ジッパー122は、マットレス102の実質的に全長に亘って延在している。幾つかの実施形態では、ベッドシステム100は、ジッパー122と実質的に平行に、マットレス102の反対側で、マットレス102の実質的に全長に亘って延在する第2ジッパー122(図2B参照)を更に含む。ジッパー122は、ジッパーテープ124A及び124Bと、当該ジッパーテープ124A及び124Bにそれぞれ取り付けられたジッパー歯126A及び126Bと、を含む。ジッパーテープ124Aは、マットレス底部110においてマットレスカバー106に取り付けられ得て、ジッパーテープ124Bは、土台頂部118において土台104のプラットフォーム114に取り付けられ得る。例えば、ジッパーテープ124Aは、カバー106の下側に縫い付けられ得て、ジッパーテープ124Bは、土台104の頂部上の布地に縫い付けられ得る。他の実施形態では、ジッパーテープ124Aは、他の適切な機構によってマットレス102に取り付けられ得る。追加的または代替的に、ジッパー122は、マットレス102の頭部側及び/または足部側に配置され得る。例えば、ジッパー122は、マットレス102の頭部側及び/または足部側の実質的な全長に亘って延在し得る。
【0070】
他の実施形態では、ジッパー122は、マットレス102の全長よりも短い長さで延在する。更に、他の実施形態では、マットレス102は、単一の連続するジッパーによって土台104に結合され得る。
【0071】
ジッパー122は、マットレス102を土台104に取り付け、マットレス102を土台104上の所定位置に保持するように構成され得る。土台104が調節可能土台である実施形態では、土台104がプラットフォーム114の1または複数のパネルを上昇及び/または下降させ、それが更にマットレス102の1または複数の(対応する)部分を上昇及び/または下降させる時、ジッパー122がマットレス102を所定位置に保持し得る。更に、そのような実施形態では、ジッパー122は、マットレス102の頭部端の近傍位置からマットレス102の足部端の近傍位置まで、マットレス102及び土台104の1または複数の関節点を亘るように(横切って)、実質的に全長に延在し得る。起動中に曲がるマットレス102及び土台104の部分が、関節点と見なされ得る。例えば、土台のプラットフォーム114が複数のパネルを有する実施形態では、2つの隣接するパネル間のジョイント部(接合部)が、関節点と見なされ得る。従って、ジッパー122は、土台104が起動され、プラットフォーム114の1または複数のパネルが上昇及び/または下降されることに応答してマットレス102の1または複数の(対応する)部分が上昇及び/または下降される時に、マットレス102を土台104に保持することが可能であり得る。
【0072】
幾つかの実施形態では、ジッパー122は視界から隠されることができる。結果として、ジッパー122を視界から隠すために、追加のカバー及び/または布地が要求されることがない。ジッパー122は、当該ジッパー122が視認されないように、マットレス102の縫目107に配置及び縫い込まれ得る。ジッパー122が縫目107に縫い込まれる時、当該ジッパー122は、縫目107において既に存在する強度を利用し得る。従って、ジッパー122は、マットレス102を土台104に保持する時、外れたり壊れたりする可能性が低くなり得る。これは、土台104が調節可能であって、プラットフォーム114の1または複数のパネル及びマットレス102の1または複数の(対応する)部分が上昇及び/または下降される時、特に有利であり得る。
【0073】
図2Aは、土台104の平面図である。図2Aに示されるように、土台104は、土台プラットフォーム114(少なくとも部分的に土台頂部118を規定する)と、ジッパーテープ124B、124Dを含むジッパー122と、を有する。各ジッパーテープ124B、124Dは、それぞれ、ジッパー歯126B、126Dを有する。歯126B、126Dは、マットレス102の底部に取り付けられたジッパーテープのジッパー歯(例えば、図2Bに示される)と結合するように構成され、これにより、マットレス102土台104に保持する。土台104は更に、プラットフォーム114を少なくとも部分的に覆う1または複数の布地部分を有する土台カバー119を有し得る。土台カバー119の布地部分は、1または複数の縫目142で出会うことができる。縫目142は、土台頂部118の全周に沿って延在し得る(図1の土台周縁部120を参照)。幾つかの実施形態では、ジッパーテープ124B、124Dは、土台104の周縁部の内部(内側)で、縫目142において土台頂部118に取り付けることができる。結果として、ジッパーテープ124B、124Dは、歯126B、126Dがマットレス102に取り付けられたジッパーテープの歯と結合される時に、既存の縫目142の強度を利用し得る。更に、マットレス102が土台104に結合されている時、ジッパー122は見えないように隠されることができる。これは、ジッパーテープ124B、124Dが土台104の周縁部の内部(内側)に取り付けられている(すなわち、縫い付けられている)場合、及び/または、ジッパーテープ124B、124Dが縫目142内に取り付けられている(すなわち、縫い付けられている)場合に、可能である。
【0074】
他の実施形態では、縫目142は、土台頂部118の周縁部の一部に沿って延在し得る。ジッパーは、前述のように、縫目142において土台頂部118に取り付けることができる。追加的または代替的に、ジッパーは、縫目を有しない土台頂部118の一部に沿って延在し得る。
【0075】
他の実施形態では、ジッパー122は、縫目に取り付けられる必要がない。例えば、幾つかの実施形態では、ジッパー122は、縫目を含まない場所で布地に縫い付けられ得る。他の実施形態では、土台カバー119は省略され得て、ジッパー122は、ネジ、ボルト、リベット、または接着剤、等の他の適切な機構を介して、土台104に取り付けられ得る。
【0076】
幾つかの実施形態では、土台104は、土台頂部118を通って延在する複数の通路121A-Bを規定し得る。通路121A-Bは、1または複数のホース(図示せず)が土台104を貫いてマットレス内に入るという通過を許容するように構成され得る。通路121A-Bは、例えば、マットレス102が土台104の内部または下方の空気源(図示せず)に流体的に接続されている実施形態において、有用であり得る。
【0077】
幾つかの実施形態では、土台104は調節可能土台であり得て、プラットフォーム114は、頭部パネル128A、中間パネル128B、脚部パネル128C、及び、足部パネル128D、を含む複数のパネル128A-128Dを含み得る。パネル128A-Dの各々は、調節可能土台が起動される時、移動され得る。パネル128A-Dの各々が移動される時、ジッパー122によって土台104に取り付けられたマットレス102の1または複数の部分も、それに応じて移動され得る。例えば、プラットフォーム114の頭部パネル128Aが上昇される場合、マットレス102は、当該マットレス102の頭部において同様に上昇され、マットレス102はジッパー122によって土台104に結合されたままである。
【0078】
土台104は、当該アクチュエータによる起動に応答して上昇位置と下降位置との間でパネル128A-Dのうちの1または複数を作動させるように、プラットフォーム114のパネル128A-Dの各々に動作可能に接続されたアクチュエータ(図示せず)と、当該アクチュエータに動作可能に接続されて当該アクチュエータを電子的に駆動してパネル128A-Dのうちの1または複数を上昇位置と下降位置との間で作動させるように構成されたコントローラ150と、を含み得る。幾つかの実施形態では、前記1または複数のパネル128A-Dは、コントローラ150の有無にかかわらず、ユーザによって手動で起動され得る。他の実施形態では、前記1または複数のパネル128A-Dは、コントローラ150によって自動的に起動され得る。コントローラ150は、前記パネル128A-Dのうちの1または複数を、所定の最小高さから所定の最大高さまで上昇及び/または下降させるように、構成され得る。例えば、コントローラ150を使用して、ユーザは、足部パネル128Dを最小の高さ位置まで下降させながら、頭部パネル128Aを最大の高さ位置まで上昇させ得る。パネル128A-Dの各々は、ユーザがマットレス102上に平らに横たわれるように、同じ高さに調整され得る。
【0079】
図2Bは、マットレス102の底面図である。図2Bに示されるように、マットレス102は、マットレス底部110、マットレスカバー106、及び、(複数の)ジッパー122を含む。(複数の)ジッパー122は更に、ジッパー歯126A、126Cにそれぞれ接続するジッパーテープ124A、124Cを含む。ジッパー歯126A、126Cは、土台104に取り付けられたジッパーテープの対応するジッパー歯(図2Aに示されている)と結合するように構成されており、これにより、マットレス102を土台104に保持する。幾つかの実施形態では、ジッパーテープ124A、124Cは、マットレス102の周縁部の内部(内側)の縫目のうちの1または複数において、マットレス底部110に取り付けることができる。結果として、ジッパーテープ124A、124Cは、歯126A、126Dが土台104に取り付けられた歯及びジッパーテープと結合される時、既存の縫目107の強度を利用し得る。更に、マットレス102が土台104に結合されている時、ジッパー122は見えないように隠されることができる。これは、ジッパーテープ124A、124Cが縫目107に取り付けられている(すなわち、縫い付けされている)場合など、ジッパーテープ124A、124Cがマットレス102の周縁部の内部(内側)に取り付けられている(すなわち、縫い付けられている)場合に、可能である。
【0080】
図3は、土台104が調節可能土台である時の土台104及びマットレス102の側面図である。土台104は、前述のように、手動でユーザによって、及び/または、自動的にコントローラによって、起動され得る(図2Aを参照)。前述のように、マットレス102は、マットレスカバー106に囲まれていて、土台104のプラットフォーム114は、土台カバー144に囲まれている(すなわち、覆われている)。ジッパー122は、マットレス102の頭部端の近傍位置からマットレス102の足部端の近傍位置まで延在しており、土台104が起動される時にマットレス102をプラットフォーム114に結合して保持している。結果として、ジッパー122は、土台104及びマットレス102の1または複数の関節点に亘って(を横切って)延在している。幾つかの実施形態では、ジッパー122の1つのジッパーテープが、カバー106の底部に取り付けられ、ジッパー122の別の1つのジッパーテープが、土台カバー144の頂部に取り付けられる。
【0081】
プラットフォーム114の頭部パネル128A(図2Aを参照)がコントローラ150によって起動/上昇されると、マットレス底部110が上昇される。結果として、マットレス102の頭部もまた、上昇される。前述のように、土台104が調節可能土台であってそれが起動される時、マットレス102は、土台104のプラットフォーム114の1または複数のパネル128A-Dが上昇及び/または下降されて、マットレス102の関連部分を上昇及び/または下降させる時、土台104に結合されたままである。
【0082】
幾つかの実施形態では、ジッパーテープ124Aは、マットレス102に直接的に取り付けられ得て(例えば、マットレス102のマットレスカバーに縫い付けられ得る)、ジッパーテープ124Bは、間に追加の長さの延長布地を使用することなく、土台104に(例えば、土台104のカバーに)直接的に取り付けられ得る。そのような実施形態では、ジッパー122は、マットレスと土台との間に比較的緊密な接続を提供し得る。例えば、ジッパーテープ124A、124Bが約1~約2インチの間の幅を有する実施形態では、ジッパー122は、約1~約2インチのギャップを伴ってマットレス102を土台104に保持し得る。他の実施形態では、ジッパーテープ124A、124Bは、より緊密またはより緩い接続が望ましいと考えられる用途のために、より狭くまたはより広くすることができる。更に他の実施形態では、布地の1または複数の部分が、マットレス102と土台104との間のより緩い接続が望ましいと見なされる場合の延長部として追加され得る。
【0083】
幾つかの実施形態では、ジッパー122は、マットレス102及び土台104の周縁部から内側に、ジッパー122を視界から実質的に隠すのに適切であって且つシートがマットレス102及び土台104の間にタック入れされることを許容するのに適切である量だけ、離間され得る。例えば、ジッパー122は、マットレス102及び土台104の周縁部から内側に、約2~約4インチの間だけ、離間され得る。
【0084】
幾つかの実施形態では、ベッドシステム100は、マットレス102を土台104に接続する正確に2つのジッパー122を含み得る。例えば、第1ジッパー122が、ベッドシステムの左側に沿って長手方向に延在し得て、第2ジッパー122が、ベッドシステムの右側に沿って延在し得る。
【0085】
幾つかの実施形態では、ベッドシステム100は、マットレス102を土台104に接続する正確に1つのジッパー122を含み得る。例えば、ジッパー122は、完全な(またはほぼ完全な)ループをたどることができ、ジッパー122は、ベッドシステム100の上部、左側、底部、及び右側に沿って延在する。一例では、ジッパー122は、ベッドシステム100の左側に沿うように延在し得て、ベッドシステム100の足側に沿うように向きを変えて延在し得て、ベッドシステム100の右側に沿うように向きを変えて延在し得て、ベッドシステムの頭側に沿うように向きを変えて延在し得る。マットレス102を土台104に接続する単一のジッパー122を有する幾つかの実施形態では、ジッパー122は、マットレス102の周縁部とジッパー122との間にギャップを有するように、マットレスの周縁部の内側の位置において、マットレス102の下方に位置決めされ得る。
【0086】
幾つかの実施形態では、ベッドシステム100は、マットレス102を土台104に接続する2つより多いジッパー122を有し得る。
【0087】
図4は、頭部端から見た時の、ベッドシステム100の概略図である。図4に示されるように、土台104は、脚部116及びプラットフォーム114を含み得る。幾つかの実施形態では、土台104は調節可能土台であり(図3を参照)、プラットフォーム114の1または複数のパネル128A-Dが、上昇高さまたは下降高さに調整され得る(図2Aを参照)。プラットフォーム114は、本開示を通して前述されたように、中密度繊維板または合板などの木材から作製され得て、布地で覆われ得る。
【0088】
マットレス102は、土台104のプラットフォーム114の上に配置され得る。
【0089】
幾つかの実施形態では、マットレス102は、マットレスカバー106で覆われた、1または複数の空気チャンバ130及び1または複数の発泡体部分132を含み得る。空気チャンバ130は、マットレス102の1または複数の部分に支持を提供するために空気で満たされた膨張可能な空気チャンバであり得る。空気チャンバ内の空気の量は、ポンプまたはブロワーを有する空気コントローラを用いることによって調整され得る。結果として、空気チャンバ130内の流体圧力が、マットレス102の堅さ及び/または支持を変更するようにカスタマイズされ得る。幾つかの実施形態では、空気チャンバ130は、マットレス102の頭部端から足部端まで、マットレス102の全長に延在し得る。他の実施形態では、空気チャンバ130は、マットレス102の特定の部分に(すなわち、マットレス102の頭部端のみに及び/または足部端のみに)配置され得る。更に他の実施形態では、複数の空気チャンバがマットレス102内に配置され得て、各空気チャンバは、コントローラによって個別に制御/操作され得る。代替の実施形態では、空気チャンバ130は、当該用途にとって適切な他のタイプのマットレスコアと置換され得る。
【0090】
空気チャンバ130は、1または複数の発泡体部材134によって、1または複数の側面を取り囲まれ得る。例えば、幾つかの実施形態では、発泡体部材134は、上部発泡体部材134と、幾つかの側面発泡体部材134と、を含み得て、それらは、マットレス102内で空気チャンバ130の頂部上に配置され得る上下逆さまの発泡体タブ(桶)132を形成するように組み合わさっている。他の実施形態では、マットレス102は、図4に示されているものとは異なるサイズ、形状、及び配置の、1または複数の発泡体部材を有し得る、あるいは、発泡体部材を有しなくてもよい。幾つかの実施形態では、マットレス102は、空気チャンバ130無しで、1または複数の発泡体部材344を含み得る。例えば、空気チャンバ130は、発泡体、スプリング、及び/または、他の適切な材料、を含むマットレスコアで置換され得る。
【0091】
空気チャンバ130は、空気を実質的に保持するように構成されたポリマー材料の層と、補強強度を提供するように構成された布地の層と、で形成され得る。幾つかの実施形態では、そのような材料の組み合わせが、空気チャンバ130を耐久性があって実質的に気密なものにする上で有利であり得る。結果として、当該材料の組み合わせは、マットレス102の頂部上に重量が加えられる時、及び/または、調節可能土台が起動されてマットレス102が曲げられる及び/または関節運動される時、空気チャンバ130内の空気を実質的に保持し得る。
【0092】
依然として図4を参照して、空気チャンバ130の底部が、ジッパー123によってマットレスカバー106に取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー123は、空気チャンバ130及び/またはマットレス102の実質的に全長に延在し得る。換言すれば、ジッパー123は、空気チャンバ130の頭部端から空気チャンバ130の足部端まで延在し得る。そのような実施形態では、ジッパー123は、空気チャンバ130の縫目内に(すなわち、当該縫目に沿って)縫い付けられ得る。従って、ジッパー123は、空気チャンバ130の縫目にある既存の強度を利用し得て、ジッパー123が空気チャンバ130をマットレス102に保持する時に当該ジッパー123が外れたり壊れたりしないようにすることができる。幾つかの実施形態では、ジッパー123は、空気チャンバ130の1または複数のコーナー部に沿った既存の縫目の強度を利用できるように、空気チャンバ130の1または複数のコーナー部に取り付けられ得る。
【0093】
空気チャンバ130をマットレスカバー106に接続するジッパー123に加えて、ジッパー122が、マットレスカバー106を土台104に更に接続し得る。ジッパー122は、カバー106を介して、マットレス102を土台104に結合し得る。ジッパー123は、ジッパー122及びジッパー123の両方が一緒に作用して、空気チャンバ130と土台104との間に比較的強い接続を形成するように、ジッパー122に隣接して配置され得る(すなわち、鉛直方向に整列され得る)。更に、ジッパー122及び123が空気チャンバ130、マットレスカバー106及び土台104の縫目に沿って整列される場合、ジッパー122及び123は、縫目からの既存の強度を利用し得る。結果として、マットレス102と土台104との間の接続は、特に土台104が調節可能土台であって土台104が起動される場合において、比較的強くなり得る。
【0094】
幾つかの実施形態では、空気チャンバ130が省略され得る。例えば、マットレス102は、マットレスカバー106の内側にマットレスコア(必ずしも空気チャンバを有しない)を含み得る。1または複数のジッパー123が、マットレスコアをマットレスカバー106に接続し得て、1または複数のジッパー122が、マットレスカバー106を土台104に接続し得る。従って、マットレス102の内側の1または複数のジッパー128と、マットレス102の外側の1または複数のジッパー122と、の組み合わせが、調節可能土台上の所定位置にマットレスコア(空気チャンバを有していても有していなくても)を保持するように機能し得る。
【0095】
図5は、一実施形態におけるベッドシステム100の一部の概略立面図であり、ジッパー122及び128の一部を示している。ベッドシステム100は、土台104及びマットレス102(マットレスカバー106及び空気チャンバ130を含む)を含む。この例では、第1ジッパー122が、マットレスカバー106を、プラットフォーム114において土台104の頂部118に接続する(すなわち、結合する)。ジッパーテープ124Aが、ジッパー歯126Aをマットレス102に接続し得る(幾つかの実施形態では、縫目に沿って縫い付けられること等によって)。ジッパーテープ124Bが、ジッパー歯126Bをプラットフォーム114において土台104の頂部118に接続し得る(幾つかの実施形態では、縫目に沿って縫い付けられること等によって)。ジッパー122がジッパー留めされる時、ジッパー歯126Aがジッパー歯126Bに接続され得て、ジッパー122が、マットレスカバー106を介して、プラットフォーム114において土台104の頂部118にマットレス102を接続し得る。換言すれば、ジッパー歯126Aとジッパー歯126Bとが結合される時、ジッパー122は、マットレス102を土台104にしっかりと取り付け得る。
【0096】
幾つかの実施形態では、第2ジッパーであるジッパー123が、空気チャンバ130(または、必ずしも空気チャンバを含まない他のマットレスコア)を保持するために使用され得る。例えば、ジッパー123は、空気チャンバ130の外部下側(すなわち、底部)をマットレスカバー106の内部(内側)部分に接続し得る。ジッパー123は、対応するジッパー歯138A、138Bに接続するジッパーテープ136A、136Bを含み得る。ジッパーテープ136Aは、ジッパー歯138Aをマットレス空気チャンバ130に接続し得る(例えば、幾つかの実施形態では、空気チャンバ130の底部に縫い付けられることによって)。ジッパーテープ136Bは、ジッパー歯138Bをマットレスカバー106に接続し得る(例えば、幾つかの実施形態では、縫目に沿って縫い付けられることによって)。ジッパー123がジッパー留めされる時、ジッパー歯138Aがジッパー歯138Bに接続され得て、ジッパー123が、空気チャンバ130をマットレスカバー106に接続し得る。
【0097】
ジッパー122、128の当該構成は、土台104が調節可能土台である実施形態において、有益であり得る。土台104が起動されて土台104のプラットフォーム114である1または複数のパネル128A-Dが上昇及び/または下降される時、マットレス102の前記1または複数の(対応する)部分及び空気チャンバ130の1または複数の対応する部分がこれに応じて移動する。例えば、プラットフォーム114の頭部パネル128Aが上昇される場合、マットレス102の対応する部分、及び、当該対応する部分内に位置する空気チャンバ130の部分が上昇される。
【0098】
図6は、頭部端から見た時の、ベッドシステム200の概略図である。ベッドシステム200は、当該ベッドシステム200が異なるジッパー構成を有することを除いて、ベッドシステム100(図1乃至図5に示される)と同様である。ベッドシステム200は、空気チャンバ130から土台104のプラットフォーム114にまで延在する(複数箇所における複数の)ジッパー202を含む。(複数の)ジッパー202は、各々、第1及び第2ジッパーテープ204、206を含み得て、ジッパーテープ204は空気チャンバ130に接続されており、ジッパーテープ206は土台104に接続されている。ジッパーテープ204、206は、空気チャンバ130を土台104に接続して、土台104の起動中等において空気チャンバ130を土台104上の所定位置に保持するために、一緒にジッパー留めされ得る。
【0099】
幾つかの実施形態では、マットレスカバー106は、空気チャンバ130と土台104との間でジッパー202がそれを通って延在する穴を規定し得る。これにより、ジッパー202が、追加の介入ジッパー無しで、空気チャンバ130を土台104に直接的に接続することを許容し得る。例えば、(1つの)ジッパー202は、図4及び図5に示されるような同じ距離に亘る2つのジッパーを使用するのとは対照的に、空気チャンバ130と土台104との間の全距離に延在し得る。
【0100】
図7Aは、ジッパーを有する土台700の一例の平面図である。土台700は、デッキ702A、702Bを含んでいる。土台700は、キングサイズであり得る。各デッキ702A、702Bは、本明細書で説明されるように、ベッドシステムの1人または複数人のユーザによって、別々に制御され得る。他の実装形態では、土台700は、クイーンサイズであり得て、フルサイズであり得て、あるいは、ツイン/シングルサイズであり得る。例えば、クイーンサイズのベッドシステムは、デッキ702A-Bの一方のみを有し得る、あるいは、デッキ702A-Bの両方を有し得る。
【0101】
デッキ702Aは、頭部及び上方背中パネル708A、下方背中パネル(またはベースパネル)708B、上方脚部パネル708C、及び、下方脚部(または足部)パネル708D、を有する。パネルは、ユーザによって選択的に調節され得る。デッキ702Aは、当該デッキ702Aを貫いて延びる複数の通路703Aを規定(画定)している。通路703Aは、1または複数の、エアホース、水ホース、電気ケーブル、及び/または、他の細長コネクタ、がデッキ702Aの下方の装置からデッキ702Aの上方に位置決めされたマットレスまたは他の構成要素まで延在することを許容し得る。幾つかの実施形態では、デッキ702Aは、ホース及びケーブルガイド構造704Aを含み得る。当該ガイド構造704Aは、デッキ702Aの下方位置から土台700の上方位置への、エアホース、水ホース、及び/または、電気配線、の通過を許容する前記通路703Aを規定(画定)し得る。デッキ702Aは、布地の2つの部分を結合する縫目714Aを更に含む。ジッパー706Aが、パネル708A及び708Dの縫目714A内に縫い込まれることができる。ジッパー706Aは、パネル708A-Dの1または複数の側面(例えば、右側)の周りに、カーブ(湾曲)した形状(例えば、U字形状)で連続(継続)し得る。
【0102】
図7Aに示されるように、ジッパー706Aは、デッキ702Aの2つ以上の縁部に沿って、デッキ702Aの周縁部の周りに位置決めされ得る。例えば、図7Aに示すように、ジッパー706Aは、デッキ702Aの3つの縁部に沿って位置決めされ得る。他の実施形態では、ジッパー706Aは、デッキ702Aの1つ、2つ、または4つの縁部に沿って位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー706Aは、当該用途にとって適切な距離だけ、デッキ702Aの周縁部の内側に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー706Aは、デッキ702Aの異なる部分において異なる量だけ、デッキ702Aの周縁部の内側に位置決めされ得る。例えば、図示の実施形態では、ジッパー706Aは、ケーブルガイド構造704A及び通路703Aの周りでジョグアウトしている(少し突き出ている)一方で、デッキ702Aの他の部分に沿って更に内側に位置決めされている。結果として、ジッパー706Aは、幾つかの場所ではデッキ702Aの周縁部から第1距離に配置され得て、ケーブルガイド構造704Aが位置する場所ではデッキ702Aの周縁部から第2距離に配置され得る。第1及び第2距離は、ホース及びケーブルを収容して隠すためのケーブルガイド構造704Aの周りでジョグアウトする(少し突き出る)ジッパー706Aに対応するために、異なり得る。前述のように、ジッパー706Aは、第1距離と第2距離との間を移行するようにカーブ(湾曲)され得る。ジッパー706Aの当該カーブ(曲線)は、土台700をマットレスにジッパー留めすることを、より容易にし得る。当該カーブは、ジッパー706Aによって提供される接続の強度及び耐久性を増大させるのにも有益であり得る。更に、当該カーブは、ケーブルガイド構造704A及びその中の構成要素を保護するのに有益であり得る。
【0103】
縫い付けられていないジッパーテール712Aが、ジッパー706Aに取り付けられ得る。ジッパーテール712Aは、ユーザが当該テール712Aを容易に把持することができるように、土台700の頂部から突出し得る。ジッパーテール712Aは、ユーザが、土台700に取り付けられているジッパー706Aの一部分を、マットレスの底部に取り付けられているジッパー706Aの一部分と一緒に纏めることを、より容易にし得る。結果として、ユーザは、土台700とマットレスとを容易かつ迅速に一緒にジッパー留めし得る。テール712Aは、ユーザがマットレスを土台700から移動または持ち上げてジッパー706Aを見つけて、当該ジッパー706Aの部分を位置合わせしようと努めなければならない、という見込みを減らし得る。
【0104】
同様に、デッキ702Bは、頭部及び上方背中パネル710A、中間背中パネル(またはベースパネル)710B、上方脚部パネル710C、及び、下方脚部(または足部)パネル710D、を有する。パネルは、ユーザによって選択的に調節され得る。デッキ702Bは、当該デッキ702Bを貫いて延びる複数の通路703Bを規定(画定)している。通路703Bは、1または複数の、エアホース、水ホース、電気ケーブル、及び/または、他の細長コネクタ、がデッキ702Bの下方の装置からデッキ702Bの上方に位置決めされたマットレスまたは他の構成要素まで延在することを許容し得る。幾つかの実施形態では、デッキ702Bは、ホース及びケーブルガイド構造704Bを含み得る。当該ケーブルガイド構造704Bは、デッキ702Bの下方位置から土台700の上方位置への、エアホース、水ホース、及び/または、電気配線、の通過を許容する前記通路703Bを規定(画定)し得る。デッキ702Bは、布地の2つの部分を結合する縫目714Bを更に含む。ジッパー706Bが、パネル710A及び710Dの縫目714B内に縫い込まれることができる。ジッパー706Bは、パネル710A-Dの1または複数の側面(例えば、左側)の周りに、カーブ(湾曲)した形状(例えば、U字形状)で連続(継続)し得る。図7Aに示されるように、ジッパー706Bは、ケーブルガイド構造704Bの周りでジョグアウトしている(少し突き出ている)。縫い付けられていないジッパーテール712Bが、ジッパー706Bに取り付けられ得る。ジッパーテール712Bは、ユーザがそれを容易に把持することができるように、土台700の頂部から突出し得る。ユーザは、ジッパーテール712Bを利用して、ジッパー706Bをマットレスの底部上のジッパーに取り付けて土台とマットレスとを一緒にジッパー留めすることができる。
【0105】
図示のように、ジッパー706A、706Bは、それぞれのデッキ702A、702Bの3つの縁部を覆うことができる。ジッパー706A、706Bは、特に土台700が調節される時、マットレスが土台700により良好に倣う(輪郭に沿う)ので有利である。ジッパー706A、706Bはまた、大型のマットレス(例えば、キングサイズまたはクイーンサイズ)を土台700に対してより確実に保持できる。更に、ジッパー706A、706Bは、土台及びマットレスの縫目に沿った応力集中を低減し得て、ジッパー706A、706Bを土台及びマットレスに固定するために使用される材料のいずれかの破損や裂けを防止し得る。
【0106】
外側縁に沿って、ジッパー706A、706Bは、それぞれのケーブルガイド構造704A、704Bの周りでジョグ(少し突出)し得る。前述のように、ケーブルガイド構造704A、704Bの周りでのジッパー706A、706Bから土台700の周縁部までの距離は、土台700の頭部端及び足部端(例えば、パネル708A、708D、710A、710D)の周りでのジッパー706A、706Bから土台700の周縁部までの距離よりも小さくすることができる。ケーブルガイド構造704A、704Bの外側周縁部の周りでジッパー706A、706Bをジョグさせる(突出させる)ことは、特に土台が調節可能である場合に、マットレスを土台に保持することからの応力を低減するのに有利である。
【0107】
ジッパー706A、706Bがケーブルガイド構造704A、704Bの周りでジョグする(突出する)とき、ジッパー706A、706Bは、土台700の周縁部により近づき得る。ジッパー706A、706Bは、土台700の頭部端及び足部端に沿って、土台700の周縁部からより遠くに離れていることができる。図示のように、ジッパー706A、706Bは、ハウジング構成要素704A、704Bが位置していない土台700の側面の部分に沿って、土台の周縁部からより離れて位置決めされ得る。この構成は、ジッパー取付に起因する障害を少なくして、ユーザがマットレスの周り及び下方にシーツをタック入れする(押し込める)ことができ、有利であり得る。更に、ジッパー706A、706Bを、頭部端及び足部端に沿って土台700の周縁部からより離して取り付けることは、ケーブルガイド構造704A、704Bの周りでシーツをタック入れする(押し込める)のに利用可能なスペースの減少量を補うために、有利であり得る。
【0108】
幾つかの実施例では、ジッパー706A、706Bは、頭部端及び足部端並びに土台700の側面の一部(例えば、ジッパー706A、706Bがケーブルガイド構造704A、704Bの周りでジョグしない部分)に沿って、土台700の周縁部から内側に5インチ(の位置)に取り付けられ得る。他の実施例では、ジッパー706A、706Bは、土台700の周縁部に沿った位置に応じて、土台700の周縁部から異なる距離で取り付けられ得る。例えば、ジッパー706Aは、頭部端におけるまたは頭部端の近傍における土台700の周縁部に対してはより近くに、足部端におけるまたは足部端の近傍における土台700の周縁部からはより遠くに、取り付けられ得る。
【0109】
幾つかの実施例では、例示的な土台700が、クイーンサイズであり得る。クイーンサイズの土台は、1セットのパネル(例えば、パネル708A-D)を含み得る。クイーンサイズの土台が1セットのパネルを有する幾つかの実施形態では、2つのジッパー706A、706Bが、クイーンサイズのマットレスを当該土台に確実に取り付けるために、利用され得る。例えば、1つのジッパー(例えば、ジッパー706A)が、土台700の2つ以上の縁部の周りでカーブ(湾曲)し得て、別の1つのジッパー(例えば、ジッパー706B)が、土台700の2つ以上の縁部(ジッパー706Aがそれに沿って位置決めされているものとは異なる縁部及び/または同一の縁部を含む)の周りでカーブ(湾曲)し得る。クイーンサイズの土台が1セットのパネルを有する幾つかの実施形態では、1つのジッパー(例えば、ジッパー706A)が、土台700の3つの縁部の周りでカーブ(湾曲)するように利用され得る。他の実装形態では、クイーンサイズの土台は、土台の4つの縁部の周りでカーブ(湾曲)する1つのジッパー(例えば、ジッパー706A)を有し得る。ジッパーは、本明細書で説明されるように、土台700の周縁部で等距離に、あるいは、土台700の周縁部で様々な距離に、位置決めされ得る。
【0110】
図7Bは、ジッパーを有するマットレス720の一例の底面図である。マットレス720は、図7Aに示されるような土台700の頂部上に位置決めされ得る。マットレス720は、キングサイズであり得る。他の実装形態では、マットレス720は、クイーンサイズ、フルサイズ、あるいは、ツイン/シングルサイズ、であり得る。
【0111】
マットレス720は、底部デッキ722を有し得る。底部デッキ722は、当該底部デッキ722を貫いて延びる複数の通路725を規定(画定)し得る。通路725は、1または複数の、エアホース、水ホース、電気ケーブル、及び/または、他の細長コネクタ、が底部デッキ722の下方の装置、例えば土台700、からマットレス720の1または複数の構成要素まで延在することを許容し得る。幾つかの実施形態では、底部デッキ722は、ホース及びケーブルガイド構造726A、726Bを含み得る。当該ガイド構造726A、726Bは、底部デッキ722の下方位置からの、エアホース、水ホース、及び/または、電気配線、の通過を許容する前記通路725を規定(画定)し得る。底部デッキ722は、布地の2つの部分を結合する縫目728を更に含む。ジッパー724A、724Bが、縫目728内に縫い込まれることができる。ジッパー724A、724Bは、マットレス720の1または複数の側面の周りに、カーブ(湾曲)した形状(例えば、U字形状)で連続(継続)し得る。縫目728は、図7Aに示されるような土台700の縫目714A、714Bと整列され得る。結果として、それぞれ、縫目728、714A、714B内に縫い込まれる時、マットレス720が土台700の頂部上に位置決めされて、ジッパー724A、724B、706A、706Bが互いに整列され得る。
【0112】
図7Bに示されるように、ジッパー724A、724Bは、底部デッキ722の2つ以上の縁部に沿って、底部デッキ722の周縁部の周りに位置決めされ得る。例えば、図7Bに示すように、ジッパー724A、724Bは、底部デッキ722の3つの縁部に沿って位置決めされ得る。他の実施形態では、ジッパー724A、724Bは、底部デッキ722の1つ、2つ、または4つの縁部に沿って位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー724A、724Bは、当該用途にとって適切な距離だけ、底部デッキ722の周縁部の内側に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー724A、724Bは、底部デッキ722の異なる部分において異なる量だけ、底部デッキ722の周縁部の内側に位置決めされ得る。例えば、図示の実施形態では、ジッパー724A、724Bは、ケーブルガイド構造726A、726B及び通路725の周りでジョグアウトしている(少し突き出ている)一方で、底部デッキ722の他の部分に沿って更に内側に位置決めされている。結果として、ジッパー724A、724Bは、幾つかの場所では底部デッキ722の周縁部から第1距離に配置され得て、ケーブルガイド構造726A、726Bが位置する場所では底部デッキ722の周縁部から第2距離に配置され得る。第1及び第2距離は、ホース及びケーブルを収容して隠すためのケーブルガイド構造726A、726Bの周りでジョグアウトする(少し突き出る)ジッパー724A、724Bに対応するために、異なり得る。前述のように、ジッパー724A、724Bは、第1距離と第2距離との間を移行するようにカーブ(湾曲)され得る。ジッパー724A、724Bの当該カーブ(曲線)は、マットレス720を図7Aに示すような土台700にジッパー留めすることを、より容易にし得る。当該カーブは、ジッパー724A、724Bによって提供される接続の強度及び耐久性を増大させるのにも有益であり得る。更に、当該カーブは、ケーブルガイド構造726A、726B及びその中の構成要素を保護するのに有益であり得る。図示のように、ジッパー724A、724Bは、ケーブルガイド構造726A、726Bが位置していないマットレス720の側面の部分に沿って、マットレス720の周縁部からより遠く離れて位置決めされ得る。この構成は、ジッパー取付に起因する障害を少なくして、ユーザがマットレスの周り及び下方にシーツをタック入れする(押し込める)ことができ、有利であり得る。更に、ジッパー724A、724Bを、頭部端及び足部端に沿ってマットレス720の周縁部からより離して取り付けることは、ケーブルガイド構造726A、726Bの周りでシーツをタック入れする(押し込める)のに利用可能なスペースの減少量を補うために、有利であり得る。
【0113】
幾つかの実施例では、ジッパー724A、724Bは、頭部端及び足部端並びにマットレス720の側面の一部(例えば、ジッパー724A、724Bがケーブルガイド構造726A、726Bの周りでジョグしない部分)に沿って、マットレス720の周縁部から内側に5インチ(の位置)に取り付けられ得る。他の実施例では、ジッパー724A、724Bは、マットレス720の周縁部に沿った位置に応じて、マットレス720の周縁部から異なる距離で取り付けられ得る。例えば、ジッパー724Aは、頭部端におけるまたは頭部端の近傍におけるマットレス720の周縁部に対してはより近くに、足部端におけるまたは足部端の近傍におけるマットレス720の周縁部からはより遠くに、取り付けられ得る。
【0114】
ジッパー724A、724Bは、特に土台700が調節される時、マットレス720が土台700により良好に倣う(輪郭に沿う)ので有利である。ジッパー724A、724Bはまた、大型のマットレス(例えば、キングサイズまたはクイーンサイズ)を土台700に対してより確実に保持できる。更に、ジッパー724A、724Bは、土台700及びマットレス720の縫目に沿った応力集中を低減し得て、ジッパー724A、724Bをマットレス720及び土台700に固定するために使用される材料のいずれかの破損や裂けを防止し得る。
【0115】
縫い付けられていないジッパーテール728A、728Bが、それぞれのジッパー724A、724Bに取り付けられ得る。ジッパーテール728A、728Bは、ユーザが当該テール728A、728Bを容易に把持することができるように、マットレス720の底部から突出し得る。ジッパーテール728A、728Bは、ユーザが、マットレス720に取り付けられているジッパー724A、724Bの一部分を、図7Aに示されるような土台700の頂部に取り付けられているジッパー706A、706Bの一部分と一緒に纏めることを、より容易にし得る。結果として、ユーザは、マットレス720と土台700とを容易かつ迅速に一緒にジッパー留めし得る。テール728A、728Bは、ユーザがマットレス720を土台700から移動または持ち上げてジッパー724A、724B、706A、706Bのいずれかを見つけて、これらのジッパーの部分を位置合わせしようと努めなければならない、という見込みを減らし得る。
【0116】
幾つかの実施例では、例示的なマットレス720が、クイーンサイズであり得る。2つのジッパー724A、724Bが、当該クイーンサイズのマットレス720を土台に確実に取り付けるために、利用され得る。例えば、1つのジッパー(例えば、ジッパー724A)が、マットレス720の2つ以上の縁部の周りでカーブ(湾曲)し得て、別の1つのジッパー(例えば、ジッパー724B)が、マットレス720の2つ以上の縁部(ジッパー724Aがそれに沿って位置決めされているものとは異なる縁部及び/または同一の縁部を含む)の周りでカーブ(湾曲)し得る。幾つかの実施形態では、1つのジッパー(例えば、ジッパー724A)が、マットレス720の3つの縁部の周りでカーブ(湾曲)するように利用され得る。他の実装形態では、クイーンサイズのマットレスは、当該マットレス720の4つの縁部の周りでカーブ(湾曲)する1つのジッパー(例えば、ジッパー724A)を有し得る。ジッパーは、本明細書で説明されるように、マットレス720の周縁部で等距離に、あるいは、マットレス720の周縁部で様々な距離に、位置決めされ得る。
【0117】
図8Aは、ジッパーを有する土台800の他の一例の他の平面図である。土台800は、デッキ802A、802Bを含んでいる。土台800は、キングサイズであり得る。各デッキ802A、802Bは、本明細書で説明されるベッドシステムの1人または複数人のユーザによって、別々に制御され得る。他の実装形態では、土台800は、クイーンサイズであり得る。幾つかの実施形態では、クイーンサイズのベッドシステムは、デッキ802A-Bの一方のセットのみを有し得る。土台800は、左右のデッキ802A、802Bを含み得るし(それぞれ、複数のパネルを有していても有していなくてもよい)、あるいは、結合された1つの左右デッキを有し得る(複数のパネルを有していても有していなくてもよい)。
【0118】
デッキ802Aは、複数のパネル808A-Dを有する。デッキ802Bは、複数のパネル810A-Dを有する。パネル808A-D及びパネル810A-Dは、各々、1人または複数人のユーザによって選択的に調節され得る。土台800において、1つのジッパー806Aが、デッキ802Aの3つの縁部に沿って延在している。ジッパー806Aは、土台800の周縁部から等距離に取り付けられ得る(例えば、周縁部の周りの全てにおいて5インチ)。同様に、1つのジッパー806BAが、デッキ802Bの3つの縁部に沿って、土台800の周縁部から等距離に延在している。例えば、ジッパー806A-Bは、土台800の頭部端、足部端及び側部端の周縁部から5インチ(の位置)に位置決めされ得る。図7Aの土台700と比較して、土台800は、ケーブルガイド構造を有しないので、ジッパー806A-Bは、土台800の周縁部から均一に距離を置くことができる。直線状のジッパー806A-Bを使用することは、より大型のマットレスをより大型の土台ベースに保持する際、コスト効率が良く、より強力であり得る。
【0119】
ジッパー806A-Bは、デッキ802A、802Bの縫目内に縫い込まれることができる。ジッパー806A-Bは、また、デッキ802A、802Bの共通の縫目または任意の他の部分内に縫い込まれることができる。
【0120】
図8Bは、ジッパーを有する他の例示的なマットレス820の他の底面図である。マットレス820は、図8Bを参照して図示及び説明されるように、土台800の頂部上に位置決めされ得る。マットレス820は、底部デッキ822を含んでいる。マットレス820は、キングサイズであり得る。他の実装形態では、マットレス820は、クイーンサイズであり得る。
【0121】
マットレス820の場合、ジッパー824A、824Bが、デッキ822の、1つ、2つ、3つ、または4つ、の縁部に沿って延在し得る。ジッパー824A、824Bは、マットレス820の周縁部から等距離に取り付けられ得る(例えば、周縁部の周りの全てにおいて5インチ)。例えば、ジッパー824A、824Bは、マットレス820の頭部端、足部端及び側部端の周縁部から5インチ(の位置)に位置決めされ得る。図7Bのマットレス720と比較して、マットレス820は、ケーブルガイド構造を有しないので、ジッパー824A、824Bは、マットレス820の周縁部から均一に距離を置くことができる。直線状のジッパー824A、824Bを使用することは、より大型のマットレスをより大型の土台ベースに保持する際、コスト効率が良く、より強力であり得る。
【0122】
ジッパー824A、824Bは、デッキ822の縫目内に縫い込まれることができる。ジッパー824A、824Bは、また、マットレス820の当該ジッパー824A、824Bを図8Aに示されるような土台800のジッパー806A、806Bと整列(位置合わせ)させるべく、デッキ822の共通の縫目または任意の他の部分内に縫い込まれることができる。
【0123】
図9は、図1のベッドシステムの一実施形態に実装されるジッパーテール902の図である。図示されるように、ジッパー900は、土台901に取り付けられ得る。幾つかの実装形態では、ジッパー900はまた、縫目に沿ってマットレスに取り付けられ得る。ジッパー900は、ジッパーテール902を有し得る。ジッパー900の第1部分が、縫目904に沿って土台900に接続され得る。ジッパーテール902は、ジッパー900の第1部分から垂れ下がるジッパー900の第2部分であり得る。ジッパーテール902は、第1部分を除いて、土台901またはマットレスに接続されないことがあり得る。幾つかの実装形態では、ジッパーテール902は、3インチの長さであり得る。
【0124】
ジッパーテール902は、マットレスの下側と土台901の頂部との間から突出し得る。結果として、ユーザが、マットレスが土台901上に位置決めされる時、ジッパーテール902を容易に把持し得て、それを利用してジッパー900の歯を整列させ得る。次に、ユーザは、マットレス及び土台901の周りで、ジッパー900をより容易にジッパー留めすることができる。ユーザは、ジッパー900を捜索するためにかがむ(腰を曲げる)必要がない。ユーザはまた、ジッパー900を見つけるために、土台901の頂部上にあるマットレスを移動したり再調整したりする必要がない。これは、マットレスが土台901の頂部上に位置決めされる時、ジッパーテール902が、ジッパー900のより容易でよりシームレスなジッパー留めのためのリードまたはガイダンスとして機能し得るからである。
【0125】
ジッパーテール902は、マットレスが土台901上に位置決めされてジッパー900によって土台901に接続される時、マットレスの下方にタック入れされ得る(押し込み入れられ得る)。したがって、ジッパーテール902は、視界から隠されることができるが、それでも依然として、ジッパー900を取り付けるために容易に把持され得る。
【0126】
図10Aは、図1のベッドシステムの一実施形態1000に実装されるジッパー取付の図である。図示されたベッドシステム1000は、ジッパー1010によって接続された土台1002(例えば、ベース)及びマットレス1006を含み得る。ジッパー1010は、スナップ1012A-1012Nまたは他の適切な締結具を介して土台1002に接続されている細長構造1004を介して、土台1002に間接的に接続され得る。細長構造1008はまた、スナップ1014A-1014Nまたは他の適切な締結具を用いてマットレス1006上にスナップ留めされ得る。ジッパー1010の第1及び第2ジッパーテープは、細長構造1004及び1008の各々に縫い込まれ得るか、あるいは、他の態様で取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、ジッパー1010の第1及び第2ジッパーテープを細長構造1004及び1008に接続することが、ジッパー1010の第1及び第2ジッパーテープを土台1002及びマットレス1006に直接的に縫い付けることと比較して、より迅速で、より容易で、及び/または、より実用的であり得る、ジッパー1010の設置を提供し得る。
【0127】
例えば、ジッパー1010の一部が破損するか、または、何らかの理由で再設置される必要がある場合、細長構造1004及び1008の両方が、それぞれ、土台1002またはマットレス1006から取り外され得る。従って、ジッパー1010の一部が破損したり交換される必要がある時において、細長構造1004または1008が交換され得るならば、マットレス1006の全体または土台1002が交換される必要がない。これは、ジッパー1010のより容易でより安価な修理を提供し得る。
【0128】
幾つかの実装形態では、マットレス1006のみが、締結具1014A-Nによってそれにスナップ留めされた細長構造1008を有し得る。この時、ジッパー1010のジッパーテープが、土台1002に直接的に縫い付けられ得る/取り付けられ得る。ジッパー1010に損傷がある時にマットレス1006を交換することは、費用がかかる可能性があるので、マットレス1006上のみにでも細長構造1008を有することは有利であり得る。更に、調節可能土台上でのマットレス1006の調節によってジッパー1010に引き起こされる張力は、ジッパー1010がマットレス1006に直接的に取り付けられている時において、ジッパー1010に損傷を与える可能性を高くし得る。結果として、ジッパー1010がマットレス1006に直接的に取り付けられるのではなく、細長構造1008に取り付けられるという態様で、細長構造1008の形態がマットレス1006に取り付けられるということが、より有利であり得る。
【0129】
更に他の実装形態では、土台1002のみが、締結具1012A-Nによってそれにスナップ留めされた細長構造1004を有し得る。この時、ジッパー1010のジッパーテープが、マットレス1006に直接的に縫い付けられ得る/取り付けられ得る。ジッパー1010に損傷がある時に土台1002を交換することは、費用がかかる可能性があるので、土台1002上のみにでも細長構造1004を有することは有利であり得る。更に、調節可能土台上でのマットレス1006の調節によってジッパー1010に引き起こされる張力は、ジッパー1010が土台1002に直接的に取り付けられている時において、ジッパー1010に損傷を与える可能性を高くし得る。結果として、ジッパー1010が土台1002に直接的に取り付けられるのではなく、細長構造1004に取り付けられるという態様で、細長構造1004の形態が土台1002に取り付けられるということが、より有利であり得る。
【0130】
幾つかの実施形態では、図10Aに示される締結具1012A-N及び1014A-Nは、スナップであり得る。他の実施形態では、締結具1012A-N及び1014A-Nは、ボタン、ボルト、ネジ、または、他の適切な締結具、であり得る。
【0131】
図10Bは、図10Aの土台1002に実装されるジッパー取付の図である。図示のように、図10Aを参照して説明されたような細長構造1004は、土台1002の頭部端に沿って延在する第1直線部分1020と、土台1002の第1及び第2の側面(左右の側面)の一方に沿って延在する第2直線部分1024と、土台1002の足部端に沿って延在する第3直線部分1028と、を有し得る。細長構造1004はまた、第2直線部分1024を第1直線部分1020及び第3直線部分1028に接続する第1及び第2カーブ部分1022、1026を有し得る。
【0132】
幾つかの実施形態では、図10A乃至図10Bを参照して図示及び説明されたような細長構造1004、1008は、剛性または半剛性のポリマー構造であり得る。例えば、細長構造1004、1008は、ジッパー1010の第1及び第2ジッパーテープよりも剛性が高い押出ポリマー構造であり得る。細長構造1004、1008は、本開示全体を通して説明されるように(例えば、図7Aを参照)、土台1002の周縁部から内側に間隔をおいて配置され得る。土台1002がマットレス1006を上昇及び下降させるための調節可能土台である実施形態では、細長構造1004、1008は、(複数の)調節可能土台パネル及び/またはマットレス1006の(複数の)部分の2つ以上に接続し得る。
【0133】
図11は、本明細書に記載されたベッドシステムの一実施形態1100に実装されるジッパー1105の概略図である。ベッドシステム1100は、マットレス1102及び土台1104を備える。ジッパー1105は、第1及び第2ジッパーテープ1106A、1106Bを有し得る。第1ジッパーテープ1106Aは、第1ジッパー歯1107A及び第1端コネクタ1108Aを有し得る。第1端部コネクタ1108Aは、第1磁石部分1110Aを有し得る。第1ジッパーテープ1106Aは、マットレス1102の底部に取り付けられ得る。第2ジッパーテープ1106Bは、第2ジッパー歯1107B及び第2端コネクタ1108Bを有し得る。第2端コネクタ1108Bは、第2磁石部分1110Bを有し得る。第2ジッパーテープ1106Bは、土台1104の頂部に取り付けられ得る。
【0134】
第1磁石部分1110Aは、第2磁石部分1110Bと係合して接続し得る。第1及び第2磁石部分1110A-Bは、第2端コネクタ1108Bの隣に第1端コネクタ1108Aが位置決めされるようにマットレス1102が土台1104上に位置決めされる時、第1及び第2端コネクタ1108A-Bを一緒に纏めることができる。第1及び第2端部コネクタ1108A-Bを互いに近くに配置した結果として、第1及び第2磁石部分1110A-Bは、第1及び第2ジッパーテープ1106A-Bが整列されるように、一緒にスナップ結合し得る(例えば、互いに係合し得る)。次に、ユーザは、マットレス1102及び土台1104の周りで、ジッパー1105を容易にジッパー留めすることができる。これは、マットレス1102を土台1104上に配置する時、整列(位置合わせ)のためにマットレスを手動で動かす必要が少なく、ユーザが第1及び第2ジッパーテープ1106A-Bを整列(位置合わせ)することをより容易にするため、有利であり得る。従って、ユーザは、マットレス1102を土台1104により容易且つより迅速にジッパー留めすることができる。
【0135】
本発明の幾つかの実施形態が説明されてきた。それにもかかわらず、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正がなされ得ることが理解されよう。例えば、マットレス、土台及びジッパーの様々な構成要素の、形状、サイズ及び位置は、用途にとって適切であるように修正され得る。同様に、様々な実施形態のうちの1または複数に存在する1または複数の特徴は、任意選択的であると見なされ得て、必ずしも全ての実施形態に含まれる必要はない。従って、他の実施形態も、以下の特許請求の範囲内のものである。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10A
図10B
図11
【国際調査報告】