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特表2023-503736シーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-01
(54)【発明の名称】シーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/07 20060101AFI20230125BHJP
   G06F 16/783 20190101ALI20230125BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230125BHJP
【FI】
G06F11/07 196
G06F16/783
G06F11/07 140A
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021557033
(86)(22)【出願日】2021-06-28
(85)【翻訳文提出日】2021-09-22
(86)【国際出願番号】 IB2021055737
(87)【国際公開番号】W WO2022096959
(87)【国際公開日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】10202107011W
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
2.Linux
3.FRAM
(71)【出願人】
【識別番号】520176212
【氏名又は名称】センスタイム インターナショナル ピーティーイー.リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SenseTime International PTE.LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウー ジアチョン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン シュワイ
(72)【発明者】
【氏名】リン ジンリアン
(72)【発明者】
【氏名】ガン シン
【テーマコード(参考)】
5B042
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B042MA08
5B042MA14
5B042MC08
5B175DA04
5B175HA01
5L049CC11
(57)【要約】
本発明は、シーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体を提供する。方法は、自体の第1検出システムユニットにより、自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報を取得することと、機器稼働データ及びシーン情報をクラウド側にプルし、クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことに供することと、クラウド側の検出に異常が発生した場合、機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出することと、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常である場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、使用に備える検出結果を得ることと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーン検出方法であって、エッジ機器に適用され、
前記方法は、
前記エッジ機器の第1検出システムユニットにより、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報を取得することと、
前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することと、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項2】
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データ及び前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の前記第1機器状態をリアルタイムで検出することと、
前記シーン情報及び前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、
前記第1ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記エッジ機器の第1警告ユニットにより、前記エッジ機器の警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、前記第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器へ警告情報を送信することであって、前記第1ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器である、ことを更に含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、前記機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以上であることと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1-3のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2機器状態が正常を特徴付けることは、前記シーン情報に前記現在フレームシーン画像が存在することと、前記現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1-4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することは、
前記エッジ機器のゲートウェイユニットにより、前記第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することを含むことを特徴とする
請求項1-5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記第1検出システムユニットを稼働している場合、前記クラウド側へ、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報を送信し、前記クラウド側が前記登録情報に基づいて前記エッジ機器を検出されるべき対象と決定することに供することを更に含むことを特徴とする
請求項1-6のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記クラウド側が正常に回復した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供すること、又は、
前記エッジ機器が故障した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことを停止することを更に含むことを特徴とする
請求項1-7のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
シーン検出方法であって、クラウド側に適用され、
前記方法は、
前記クラウド側の第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項10】
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、
前記機器稼働データ及び前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出することと、
前記シーン情報及び前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、
前記第1クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであることを特徴とする
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記クラウド側の第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器へ警告情報を送信することであって、前記第2ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含む、ことを更に含むことを特徴とする
請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記クラウド側のサービス発見ユニットにより、エッジ機器からの、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信すると共に、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定することと、
前記機器識別子に基づいて、前記第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加すると共に、前記第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を前記機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、前記更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項9-11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることは、
前記クラウド側のゲートウェイユニットにより、前記第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることを含むことを特徴とする
請求項9-12のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
プルされた前記機器稼働データ、前記シーン情報及び前記更新された機器リストを前記クラウド側に対応する第1データベースに記憶することと、
前記第1データベースに対する記憶操作を前記第1データベースに関連するログファイルに記録し、前記ログファイルを更新することと、を更に含むことを特徴とする
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
シーン検出方法であって、第2クラウド側に適用され、
前記方法は、
第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、前記クラウド側に対応する第2データベースに対して同じ操作を行い、前記第2データベースにおけるデータを前記第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることと、
前記第1クラウドが異常である場合、前記クラウド側の第3検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項16】
電子機器であって、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶されている実行可能なコンピュータプログラムを実行する時、請求項1から8のうちいずれか一項に記載の方法を実現させるように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
【請求項17】
電子機器であって、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶されている実行可能なコンピュータプログラムを実行する時、請求項9から14のうちいずれか一項に記載の方法を実現させるように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
【請求項18】
電子機器であって、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶されている実行可能なコンピュータプログラムを実行する時、請求項15に記載の方法を実現させるように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
【請求項19】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムは、プロセッサにより実行される際、請求項1から8、9から14又は15のうちいずれか一項に記載の方法を実現させるように構成される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラムであって、メモリに記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される際、請求項1から8、9から14又は15のうちいずれか一項に記載の方法を実現させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年6月25日にシンガポール特許庁に提出された、出願番号が10202107011Wであるシンガポール特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容が参照として本発明に組み込まれる。
【0002】
本発明は、スマート検出技術に関し、特にシーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の急速な発展に伴い、ターゲットシーンのスマート検出は、ますます注目を集めており、広く適用されてきた。特にターゲットシーンの進行中、ターゲットシーンの進行状況をリアルタイムで検出することは、非常に必須である。
【0004】
関連技術において、ターゲットシーンの進行状況を検出する場合、柔軟性が不十分であり、且つ検出効果が好ましくない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、一部のシーンの進行状況に対する検出の柔軟性及び検出効果を向上させることができるシーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の技術的解決手段は、以下のように実現される。
【0007】
本発明の実施例は、エッジ機器に適用されるシーン検出方法を提供する。前記方法は、
自体の第1検出システムユニットにより、自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報を取得することと、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することと、クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む。
【0008】
本発明の実施例において、エッジ機器及びクラウド側はそれぞれ、エッジ機器及び収集機器に対して検出を行うことができるため、クラウド側機器が故障した場合、エッジ機器が自体及び収集機器に対して行う検出は、影響を受けない。また、エッジ機器及び収集機器の状態が正常である場合、エッジ機器は、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態の検出を行い、他のビジネスに適用される検出結果を得ることもできるため、特定の一部のシーン(例えば、テーブルゲーム)の進行状況の検出を容易にし、シーンの正常進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0009】
一部の実施例において、クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、自体の前記第1機器状態をリアルタイムで検出することと、前記シーン情報及び自体に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、前記第1ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じである。
【0010】
本発明の実施例において、エッジ機器は、異なる警告ルールをそれぞれ用いて、自体及び収集機器の機器状態をそれぞれ検出することを実現させることができる。また、エッジ機器に記憶された警告ルールとクラウド側に記憶された警告ルールは少なくとも一部が同じであり、自体及び収集機器に対する検出の多様性を実現させることができる。
【0011】
一部の実施例において、上記方法は、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、自体の第1警告ユニットにより、自体の警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、前記第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器に警告情報を送信することであって、前記第1ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器である、ことを更に含む。
【0012】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体及び/又は収集機器が異常であることを発見した場合、自体の指示灯、ラッパなどの部材によりリマインド情報を出すことができる。又は、シーンに関わるサービス機器に警告情報を送信し、警告情報の上向きのフィードバックを実現させることができる。これにより、関係者は、異常状況を直ちに知ることができ、知能性は向上する。
【0013】
一部の実施例において、前記第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、前記機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以上であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体のプロセッサの使用率、自体のデータ処理にかかる時間及び自体の機器稼働データの取得頻度というパラメータのうちの任意のパラメータと該当する閾値との大小関係を比較することで、自体が異常状態であるかどうかを正確に知ることができ、自体の機器状態に対する正確な検出を実現させる。
【0015】
一部の実施例において、前記第2機器状態が正常を特徴付けることは、前記シーン情報に前記現在フレームシーン画像が存在することと、前記現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
本発明の実施例において、エッジ機器は、シーン情報に現在フレームシーン画像が存在するかどうかを判定し、又は、現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であるかどうかを判定することで、収集機器の機器状態を正確に知ることができ、収集機器の機器状態に対する正確な検出を実現させる。
【0017】
一部の実施例において、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することは、自体のゲートウェイユニットにより、前記第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することを含む。
【0018】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体のゲートウェイユニットとフェデレーション方式で、自体とクラウド側とのデータ伝送を実現させることで、データ伝送の適時性を向上させ、クラウド側が自体及び収集機器の機器状態に対して検出を行うことに寄与する。
【0019】
一部の実施例において、上記方法は、前記第1検出システムユニットを稼働している場合、前記クラウド側に、自体の機器識別子を含む登録情報を送信し、前記クラウド側が前記登録情報に基づいて自体を検出されるべき対象と決定することに供することを更に含む。
【0020】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体の第1検出システムユニットを起動した直後の場合、クラウド側に登録する。クラウド側は、自体に対して直ちに検出を行うことができるようになる。これにより、クラウド側が自体及び収集機器に対して行う検出の適時性を向上させることができる。
【0021】
一部の実施例において、前記方法は、前記クラウド側が正常に回復した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することを更に含む。
【0022】
本発明の実施例は、クラウド側が正常に回復した場合、エッジ機器は、自体の稼働データ及び収集機器からのシーン情報をクラウド側に送信する。これにより、クラウド側は、引き続き自体及び収集機器に対して検出を行うことができ、自体検出からクラウド側検出への切り替えを実現させる。
【0023】
一部の実施例において、前記方法は、自体が故障した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことを停止することを更に含む。
【0024】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体が故障した場合、クラウド側とのデータ伝送を中止する。これにより、クラウド側は、エッジ機器とのデータ伝送が正常であるかどうかに基づいてエッジ機器に対して検出を行い、エッジ機器の異常を直ちに知ることができる。
【0025】
本発明の実施例は、クラウド側に適用されるシーン検出方法を提供する。前記方法は、
自体の第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む。
【0026】
本発明の実施例において、クラウド側は、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器のシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対してそれぞれ検出を行い、エッジ機器と収集機器の状態が正常である場合、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、他のビジネスに適用される検出結果を得ることができる。従って、特定のシーン(例えば、スマートテーブルゲーム)の進行状況の検出を容易にし、シーンの正常進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0027】
一部の実施例において、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出する共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出することと、前記シーン情報及び自体に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、前記第1クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じである。
【0028】
本発明の実施例において、クラウド側は、異なる警告ルールをそれぞれ用いて、エッジ機器及び収集機器の機器状態をそれぞれ検出することを実現させることができる。また、クラウド側に記憶された警告ルールとエッジ機器に記憶された警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、エッジ機器及び収集機器に対する検出の多様性を実現させることができる。
【0029】
一部の実施例において、上記方法は、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、自体の第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器に警告情報を送信することであって、前記第2ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含む、ことを更に含む。
【0030】
本発明の実施例において、クラウド側は、エッジ機器及び/又は収集機器に異常が発生した場合、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバに警告情報を送信し、警告情報の上向きのフィードバックを実現させることができる。これにより、関係者は、異常状況を直ちに知ることができる。
【0031】
一部の実施例において、上記方法は、自体のサービス発見ユニットにより、エッジ機器からの、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信すると共に、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定することと、前記機器識別子に基づいて、前記第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加する共に、前記第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を前記機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、前記更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定することと、を更に含む。
【0032】
本発明の実施例において、クラウド側は、サービス発見ユニット及び第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器を直ちに決定し、検出を必要としないエッジ機器に対する検出を終了することができ、クラウド側の検出リソースの利用率を向上させ、クラウド側によるエッジ機器及び収集機器の検出の適時性を向上させる。
【0033】
一部の実施例において、前記第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることは、自体のゲートウェイユニットにより、前記第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることを含む。
【0034】
本発明の実施例において、クラウド側は、自体のゲートウェイユニットとフェデレーション方式で、自体とエッジ機器とのデータ伝送を実現させ、データ伝送の適時性を向上させ、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対する検出に寄与する。
【0035】
一部の実施例において、上記方法は、プルされた前記機器稼働データ、前記シーン情報及び前記更新された機器リストを自体に対応する第1データベースに記憶することと、前記第1データベースに対する記憶操作を前記第1データベースに関連するログファイルに記録し、前記ログファイルを更新することと、を更に含む。
【0036】
本発明の実施例において、クラウド側は、受信されて取得された全てのデータを第1データベースに記憶し、第1データベースに対する記憶操作をログファイルに記録し、ログファイルを更新することで、データのバックアップを実現させることができ、他の機器がログファイルに基づいてデータ同期を実現させることに寄与する。
【0037】
本発明の実施例は、第2クラウド側に適用されるシーン検出方法を提供する。前記方法は、
第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、自体に対応する第2データベースに対して同じ操作を行い、前記第2データベースにおけるデータを前記第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることと、前記第1クラウドが異常である場合、自体の第3検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出する共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む。
【0038】
本発明の実施例において、第2クラウド側は、第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、第2データベースに対して同じ操作を行うことで、自体に対応する第2データベースを第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることができる。また、第1クラウド側が故障した場合、第2クラウド側自体は、引き続き、エッジ機器及び収集機器に対して検出を行うことで、エッジ機器及び収集機器の検出が影響を受けないようになる。また、エッジ機器と収集機器の状態が正常である場合、第2クラウド側は、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態の検出を行い、他のビジネスに用いられる検出結果を得ることもできるため、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況に対する検出を容易にし、シーンの正常な進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0039】
本発明の実施例は、エッジ機器で実現する第1シーン検出装置を提供する。前記装置は、
自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報を取得し、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される第1検出システムユニットと、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第1警告ユニットと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第1認識ユニットであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第1認識ユニットと、を備える。
【0040】
一部の実施例において、第1警告ユニットは更に、クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、自体の前記第1機器状態をリアルタイムで検出すると共に、前記シーン情報及び自体に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出するように構成され、前記第1ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じである。
【0041】
一部の実施例において、警告部材を更に備え、第1警告ユニットは更に、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記第1警告ユニットにより、前記警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、前記第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器に警告情報を送信するように構成され、前記第1ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器である。
【0042】
一部の実施例において、前記第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、前記機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
一部の実施例において、前記第2機器状態が正常であることは、前記シーン情報に前記現在フレームシーン画像が存在することと、前記現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
一部の実施例において、ゲートウェイユニットを更に備え、第1検出システムユニットは更に、前記ゲートウェイユニットにより、前記第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される。
【0045】
一部の実施例において、第1検出システムユニットは更に、前記第1検出システムユニットを稼働している場合、前記クラウド側に、自体の機器識別子を含む登録情報を送信し、前記クラウド側が前記登録情報に基づいて自体を検出されるべき対象と決定することに供するように構成される。
【0046】
一部の実施例において、第1検出システムユニットは更に、前記クラウド側が正常に回復した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される。
【0047】
一部の実施例において、第1検出システムユニットは更に、自体が故障した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことを停止するように構成される。
【0048】
本発明の実施例は、クラウド側で実現する第2シーン検出装置を提供する。前記装置は、
検出されるべきエッジ機器から、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される第2検出システムユニットと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出する共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第2警告ユニットと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第2認識ユニットであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第2認識ユニットと、を備える。
【0049】
一部の実施例において、第2警告ユニットは更に、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出する共に、前記シーン情報及び自体に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出するように構成され、前記第1クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じである。
【0050】
一部の実施例において、前記警告ユニットは更に、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器に警告情報を送信するように構成され、前記第2ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含む。
【0051】
一部の実施例において、エッジ機器からの、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信する共に、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定するように構成されるサービス発見ユニットを更に備え、第2検出システムユニットは更に、前記機器識別子に基づいて、前記第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加し、前記第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を前記機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、前記更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定するように構成される。
【0052】
一部の実施例において、ゲートウェイユニットを備え、第2検出システムユニットは更に、前記ゲートウェイユニットにより、前記第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される。
【0053】
一部の実施例において、前記第1クラウド側は、第1データベースに対応し、且つ前記第1データベースにログファイルが関連付けられており、前記第1クラウド側は、プルされた前記機器稼働データ、前記シーン情報及び前記更新された機器リストを前記第1データベースに記憶し、前記第1データベースに対する記憶操作を前記ログファイルに記録し、前記ログファイルを更新するように構成される記憶ユニットを更に備える。
【0054】
本発明の実施例は、第2クラウド側で実現する第3シーン検出装置を提供する。前記装置は、
第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、第2データベースに対して同じ操作を行い、前記第2データベースにおけるデータを前記第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させるように構成されるデータ同期ユニットと、
前記第1クラウドが異常である場合、検出されるべきエッジ機器から前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される第3検出システムユニットと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出する共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第3警告ユニットと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第3認識ユニットであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第3認識ユニットと、を備える。
【0055】
本発明の実施例は電子機器を提供する。前記電子機器は、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶されている実行可能なコンピュータプログラムを実行し、上記シーン検出方法を実現させるように構成されるプロセッサと、を備える。
【0056】
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムは、プロセッサにより実行される時、上記シーン検出方法を実現させるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0057】
図1】本発明の実施例による1つの選択可能なシーン検出システムの構造を示す概略図である。
図2】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図3】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図4】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図5】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図6】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図7】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図8】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図9】本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。
図10】本発明の実施例による例示的なエッジ機器とスマートゲームテーブルとのインタラクションプロセス、エッジ機器と第1クラウド側又は第2クラウド側とのインタラクションプロセス、エッジ機器及び第1クラウド側又は第2クラウド側の構造を示す概略図である。
図11】本発明の実施例による第1シーン検出装置の構造構成を示す概略図である。
図12】本発明の実施例による第2シーン検出装置の構造構成を示す概略図である。
図13】本発明の実施例による第3シーン検出装置の構造構成を示す概略図である。
図14】本発明の実施例による電子機器の構造構成を示す第1概略図である。
図15】本発明の実施例による電子機器の構造構成を示す第2概略図である。
図16】本発明の実施例による電子機器の構造構成を示す第3概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら、本発明を更に詳しく説明する。説明される実施例は、本発明を限定するものと見なされるべきではない。当業者が創造的な労働を経なくても獲得しえる他の実施例は、全部本発明の保護範囲に属するものである。
【0059】
下記記述において、「一部の実施例」に係る。これは、全ての可能な実施例のサブ集合を記述する。「一部の実施例」は、全ての可能な実施例の同一のサブ集合又は異なるサブ集合であってもよく、また、矛盾しない限り、互いに組み合わせられてもよいと理解されるべきである。
【0060】
下記記述に係る用語「第1/第2/第3」は、類似した対象を区別するためのものであり、対象の特定の順番を説明するためのものではない。ここで説明した本発明の実施例をここで示した又は説明した順番以外の順番で実施可能なものにするために、「第1/第2/第3」は、許された場合であれば特定の順番又は前後順序を互いに取り替えることができることは、理解されるべきである。
【0061】
別途定義しない限り、本明細書に用いられる全ての技術的及び科学的用語は、本発明の技術分野に属する当業者が一般的に理解する意味と同じである。本明細書に用いられる用語は、本発明の実施例の目的を説明するためのものだけであり、本発明を限定するものではない。
【0062】
本発明の実施例を更に詳しく説明する前に、本発明の実施例に係る名詞及び用語を説明する。本発明の実施例に係る名詞及び用語に関する解釈は以下のとおりである。
【0063】
1)Nginxは、engine xであり、高性能HTTP及びリバースプロキシwebサーバであり、大部のUnix Linux OSでコンパイリングされて実行されることが可能である。
【0064】
2)Prometheusは、サービス検出システムであり、「プロメテウス」とも呼ばれる。Prometheusは、SoundCloudにより開発されるオープンソース検出警報システム及びタイミングシーケンスデータベースである。Prometheusは、Go言語で開発され、Google BorgMon検出システムのオープンバージョンである。
【0065】
3)Federationは、フェデレーション方式であり、1つのPrometheusサービスがもう1つのPrometheusサービスから、選択されたタイミングシーケンスデータを取得することを許容する。一般的には、Prometheus検出の拡張を実現させるために用いられる。又は、もう1つのPrometheusサービスから、関連測定メトリックデータをプルするために用いられる。
【0066】
4)Consulは、go言語で開発されたgoogleオープンソースのサービス発見、構成管理センタサービスである。それに、サービス登録と発見フレームワーク、分布一致性プロトコルの実現、ヘルスチェック、Key/Value記憶、マルチデータセンタ解決手段が内蔵されており、他のツール(例えば、ZooKeeperなど)に依存しない。
【0067】
5)MySQLは、リレーショナルデータベース管理システムである。リレーショナルデータベースは、全てのデータを大きなストアに配置することなく、データを様々なテーブルに保存することで、速度及び柔軟性を向上させる。
【0068】
6)HTTPSの正式名称は、Hyper Text Transfer Protocol over SecureSocket Layerであり、セキュリティをターゲットとしたHTTPチャネルである。HTTPを基に、伝送暗号化及び身分認証により、伝送プロセスの安全性を確保する。
【0069】
本発明の実施例は、テーブルゲームの進行状況に対する検出の柔軟性及び検出効果を向上させることができるシーン検出方法及び装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体を提供する。以下、本発明の実施例で提供される電子機器の例示的な適用を説明する。本発明の実施例で提供される電子機器は、ボードゲームのためのスマートゲームテーブルのようなスマートゲーム機器として実施してもよく、ノートパソコン、タブレット、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、携帯機器(例えば、携帯電話、携帯型音楽プレイヤー、パーソナルデジタルアシスタント、専用メッセージング機器、ポータブルゲーム機器)などの種々のタイプのユーザ端末として実施してもよく、独立した物理サーバとして実施してもよく、複数の物理サーバからなるサーバクラスタ又は分散型システムであってもよく、更に、クラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウド記憶、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメインネームサービス、セキュリティサービス、CDN、ビッグデータ及び人工知能プラットフォームなどの基礎クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドであってもよいが、これらに限定されない。
【0070】
本発明の下記実施例において、電子機器は具体的には、エッジ機器、第1クラウド側又は第2クラウド側として実施してもよい。
【0071】
図1を参照すると、図1は、本発明の実施例によるシーン検出システム10の1つの選択可能なアーキテクチャを示す概略図である。シーン検出システム10は、クラウド側100と、複数のエッジ機器300と、複数の収集機器400と、を備える。クラウド側100は、第1クラウド側200A及び第2クラウド側200Bを含み、ここで、第1クラウド側200Aは、第2クラウド側200Bと通信し。クラウド側100は、複数のエッジ機器300(エッジ機器300-1が例示的に示される)と通信し、エッジ機器300は、収集機器400(収集機器400-1が例示的に示される)と通信する。
【0072】
エッジ機器300-1に第1検出システムユニットが設けられる。エッジ機器300-1は、第1検出システムユニットにより、自体の機器稼働データを取得するように構成される。エッジ機器300-1が取得した自体の機器稼働データ及び収集機器400-1が収集したシーン情報は、クラウド側にプルされる。クラウド側100において、第1クラウド側200Aに第2検出システムユニットが設けられ、第2検出システムユニットにより、機器稼働データに基づいて、エッジ機器300-1の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器400-1の第2機器状態を検出し、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態(例えば、ゲーム状態)を検出し、検出結果を得る。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。クラウド側の検出に異常が発生した場合(第1クラウド側200A及び第2クラウド側200Bにいずれも異常が発生した場合)、エッジ機器300-1は、機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出し、収集機器400-1により収集されたシーン情報に基づいて、収集機器400-1の第2機器状態を検出するように構成される。第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、収集機器400-1は、シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいてシーン状態(例えば、ゲーム状態)を検出し、検出結果を得る。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。
【0073】
クラウド側100において、第2クラウド側200Bに第3検出システムユニットが設けられ、第1クラウド側が異常である場合、第3検出システムユニットにより、機器稼働データに基づいて、エッジ機器300-1の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器400-1の第2機器状態を検出し、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態(例えば、ゲーム状態)を検出し、検出結果を得るように構成される。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。
【0074】
図2を参照すると、図2は、本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。該方法は、エッジ機器に適用される。図2に示すステップを参照しながら説明する。
【0075】
S101において、自体の第1検出システムユニットにより、自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報を取得する。
【0076】
本発明の実施例において、エッジ機器にPrometheusが設けられる。エッジ機器は、Prometheusにより、自体の中央演算処理機器(central processing unit:CPU)の使用率及び処理データの速度などの機器稼働データを取得し、収集機器により収集された特定のシーンにおけるシーン情報を受信し、機器稼働データ及びシーン情報を得ることができる。
【0077】
本発明の実施例において、特定のシーンは、スマートテーブルゲームシーンであってもよい。本発明の実施例は、シーンのタイプを限定するものではなく、スマートテーブルゲームシーンを例示的に説明する。
【0078】
本発明の実施例において、エッジ機器は、所定の頻度で自体の機器稼働データを取得することができる。所定の頻度は、実際の需要に応じて設定されてもよく、本発明の実施例は、これを限定しない。
【0079】
本発明の実施例のスマートテーブルゲームシーンにおいて、各スマートゲームテーブルに収集機器が配置される。収集機器により、該当するスマートゲームテーブルにおけるシーン情報を収集することができる。シーン情報に少なくとも1つの現在フレームシーン画像が含まれてもよい。
【0080】
本発明の一部の実施例において、収集機器は、検出カメラであってもよい。ここで、1つのスマートゲームテーブルに1つの検出カメラが配置されてもよく、複数の検出カメラが配置されてもよい。本発明は、これを限定しない。本発明の別の一部の実施例において、検出カメラに加えて、収集機器は、重力センサを更に含んでもよい。重力センサは、一部の特定の領域内に設けられ、該特定の領域内の物体の重量を検出することができる。例えば、ゲーム道具の重量を検出する。本発明は、重力センサの数を限定しない。
【0081】
S102において、機器稼働データ及びシーン情報をクラウド側にプルし、クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことに供する。
【0082】
本発明の実施例において、エッジ機器により取得された自体の機器稼働データ及び受信された収集機器のシーン情報は、クラウド側のプル操作によりクラウド側にプルされ、クラウド側が自体及び収集機器の状態に対して検出を行うことに供する。
【0083】
S103において、クラウド側の検出に異常が発生した場合、機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0084】
本発明の実施例において、エッジ機器は、クラウド側による自体及び収集機器の検出に異常が発生した場合、取得された自体の機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態に対して検出を行い、自体の第1機器状態が正常であるかどうかを決定し、取得された収集機器のシーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態に対して検出を行い、収集機器の第2機器状態が正常であるかどうかを決定することができる。
【0085】
本発明の実施例において、エッジ機器は、所定の期間内でクラウド側のプルを発見しない場合、クラウド側の検出に異常が発生したと決定し、自体及び収集機器の状態をそれぞれ検出し始めることができる。本発明の別の一部の実施例において、エッジ機器は、予め設定された頻度でクラウド側に問い合わせメッセージを送信することができる。また、一定の期間を経過した後にクラウド側からの応答メッセージを取得していない場合、クラウド側の検出に異常が発生したと決定し、自体及び収集機器の状態をそれぞれ検出し始める。
【0086】
S104において、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得て、検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。
【0087】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体の機器稼働データに基づいて自体の第1機器状態が正常であると決定し、収集機器のシーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態が正常であると決定した場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及びエッジ機器のローカルに記憶された複数の設定ファイルに基づいて、現在フレームシーン画像に対してテーブルゲーム情報認識を行うか又は生体特徴認識及びテーブルゲーム情報認識などを行い、シーン状態(例えば、ゲーム状態、テーブルゲーム状態)に対して検出を行い、検出結果を得ることができる。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。例えば、検出結果を利用してテーブルゲーム状態の検出ビジネスを実行する。
【0088】
スマートテーブルゲームシーンにおいて、エッジ機器のローカルに複数のゲームテーブルの設定ファイルが記憶されていることに留意されたい。本発明の実施例において、1つのスマートゲームテーブルは、1つのエッジ機器に対応する。例えば、第1エッジ機器は、第1スマートゲームテーブルに対応する。第1エッジ機器に第1スマートゲームテーブルの複数の第1テーブルゲーム設定ファイルが含まれ、各第1テーブルゲーム設定ファイルは、第1スマートゲームテーブルの1つのクラスの部材設定に対応する。
【0089】
本発明の一部の実施例において、複数のゲームテーブルの設定ファイルは、収集機器に対応する収集部材設定ファイル及びテーブルゲームのテーブル部材設定ファイルなどを含んでもよい。
【0090】
例示的に、収集部材は、検出カメラであり、収集部材設定ファイルは、有効化されたカメラ設定ファイル、カメラ角度設定ファイルなどのカテゴリを含んでもよい。テーブルゲームのテーブル部材は、テーブルゲームのゲーム対象、テーブルゲームのゲーム領域を含んでもよい。テーブルゲームのテーブル部材設定ファイルは、テーブルゲーム領域設定ファイル、テーブルゲームのゲーム対象設定ファイルなどを含んでもよい。異なるスマートゲームテーブルの同一の部材は、同じ設定ファイルを含んでもよく、異なる設定ファイルを含んでもよい。本発明の実施例は、これを限定しない。
【0091】
本発明の実施例において、エッジ機器は、少なくとも1つの現在フレームシーン画像における実際の生体特徴及び実際のテーブルゲーム情報を認識し、実際の生体特徴及び実際のテーブルゲーム情報をゲームテーブルの複数の設定ファイルのうちの関連設定ファイルとマッチングし、得られたマッチング結果を検出結果とすることができる。ここで、マッチング結果は、実際の生体特徴及び実際のテーブルゲーム情報が関連設定ファイルに合致するかどうかを特徴付けるためのものである。
【0092】
本発明の実施例において、エッジ機器は、検出結果を得た後、検出結果及び所定のリマインド方式で、スマートゲームテーブルのプレイヤーにリマインドすることができる。本発明の実施例において、所定のリマインド方式は、リマインド音であってもよく、又は、リマインドランプを表示してもよく、又は、音声リマインドを行ってもよい。本発明の実施例は、これを限定しない。
【0093】
本発明の実施例において、生体特徴は、人体の各組織特徴であってもよい。例えば、顔、手元動作、肢体動作などである。生体特徴認識は、人体の各組織特徴に対する認識又は人体の各組織特徴間の関連認識であってもよい。
【0094】
例示的に、複数のゲームテーブルの設定ファイルに、不正肢体動作が配置される。これにより、エッジ機器は、少なくとも1つの現在フレームシーン画像に対して人体認識を行い、プレイヤーの肢体動作を得て、プレイヤーの肢体動作と不正肢体動作を比較し、プレイヤーの肢体動作が不正肢体動作に合致した場合、動作が不正であることをプレイヤーにリマインドする。
【0095】
本発明の実施例において、テーブルゲーム情報は、テーブルゲームのゲーム対象を含んでもよい。ここで、テーブルゲームのゲーム対象は、例えば、トランプ、ゲームコインなどのようなテーブルゲームのゲームツールを含んでもよい。テーブルゲームのゲーム対象は、例えば、配布順番、捨て牌ルール、捨て牌時間などのようなテーブルゲームのゲームルールを更に含んでもよい。テーブルゲーム情報は、配布領域、捨て牌領域、ゲームコイン領域などのようなテーブルゲームのゲーム領域を含んでもよい。
【0096】
例示的に、複数のゲームテーブルの設定ファイルは、ゲームコイン領域設定ファイルを含む。エッジ機器は、少なくとも1つの現在フレームシーン画像に対してゲームコイン領域認識を行い、ゲームコイン領域を得る。これにより、エッジ機器は、ゲームコインがゲームコイン領域にあるかどうかを検出することができる。ゲームコインがゲームコイン領域に存在しない場合、ゲームコインをゲームコイン領域に再配置するようプレイヤーにリマインドする。
【0097】
本発明の実施例において、スマートテーブルゲームシーンにおいて、エッジ機器及びクラウド側はそれぞれエッジ機器及び収集機器に対して検出を行うことができるため、クラウド側が故障した場合、エッジ機器による自体及び収集機器の検出は、影響を受けない。また、エッジ機器及び収集機器の状態が正常であることを検出した場合、エッジ機器は、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態の検出を行い、他のビジネスに適用される検出結果を得ることもできるため、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出を容易にし、スマートテーブルゲームなどのシーンの正常進行に寄与し、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0098】
本発明の一部の実施例で、S103において、クラウド側の検出に異常が発生した場合、機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出することは、図3に示すように、S201-S202により実現してもよい。
【0099】
S201において、クラウド側の検出に異常が発生した場合、機器稼働データ及び自体に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、自体の前記第1機器状態をリアルタイムで検出し、第1ローカル警告ルールとクラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0100】
S202において、シーン情報及び自体に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出し、第2ローカル警告ルールとクラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0101】
本発明の実施例において、エッジ機器及び収集機器の役割が異なるため、エッジ機器は、2つの異なるローカル警告ルールを用いて、エッジ機器自体の機器稼働データがエッジ機器に対応する第1ローカル警告ルールにおける異常イベントに合致するかどうかを判定し、収集機器により収集されたシーン情報がエッジ機器に対応する第2ローカル警告ルールにおける異常イベントに合致するかどうかを判定することで、エッジ機器自体の機器状態及び収集機器の機器状態をそれぞれ検出することができる。
【0102】
本発明の実施例において、警告ルールに、警告されるべき異常イベント及び異常イベントが発生する場合の警告方式が含まれる。本発明の一部の実施例において、エッジ機器自体に記憶される第1ローカル警告ルールにおける異常イベントは、クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける異常イベントと同じであるが、第1ローカル警告ルールにおける警告方式は、クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける警告方式と異なる。これに対応して、エッジ機器自体に記憶される第2ローカル警告ルールにおける異常イベントは、クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける異常イベントと同じであるが、第2ローカル警告ルールにおける警告方式は、クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける警告方式と異なる。例えば、第1ローカル警告ルール/第2ローカル警告ルールにおける警告方式は、指示灯、ラッパなどの警告ユニットにより警告を行うことであるが、第1クラウド側警告ルール/第2クラウド側警告ルールにおける警告方式は、関連サービス機器に警告情報を送信することで警告を行うことである。つまり、同一の異常イベントに対して、エッジ機器とクラウド側は、異なる警告方式で警告を行うことができる。
【0103】
本発明の別の一部の実施例において、エッジ機器自体に記憶される第1ローカル警告ルールにおける異常イベントは、クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける異常イベントと同じであり、第1ローカル警告ルールにおける警告方式も、クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける警告方式と同じである。これに対応して、エッジ機器自体に記憶される第2ローカル警告ルールにおける異常イベントは、クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける異常イベントと同じであり、第2ローカル警告ルールにおける警告方式も、クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける警告方式と同じである。例えば、第1ローカル警告ルール、第2ローカル警告ルール、第1クラウド側警告ルール、及び第2クラウド側警告ルールにおける警告方式はいずれも、関連サービス機器に警告情報を送信することで警告を行うことである。
【0104】
本発明の実施例において、エッジ機器は、異なる警告ルールを用いて、自体及び収集機器の機器状態をそれぞれ検出することができ、また、エッジ機器に記憶された警告ルールとクラウド側に記憶された警告ルールは少なくとも一部が同じであり、自体及び収集機器に対する検出の多様性を実現させることができることは、理解されるべきである。
【0105】
本発明の一部の実施例において、図4に示すように、図1におけるS103の後に、S105を実行することもできる。
【0106】
S105において、第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、第2機器状態が異常を特徴付ける場合、自体の第1警告ユニットにより、自体の警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器に警告情報を送信する。
【0107】
本発明の一部の実施例において、エッジ機器は、自体の第1機器状態が異常であり、又は収集機器の第2機器状態が異常であり、又は自体の第1機器状態と収集機器の第2機器状態がいずれも異常であることを検出した場合、第1警告ユニットにより、自体のラッパ、指示灯などの警告部材を、警告情報を出すように制御することができる。本発明の別の一部の実施例において、エッジ機器は、自体の第1機器状態が異常であり、又は収集機器の第2機器状態が異常であり、又は自体の第1機器状態と収集機器の第2機器状態がいずれも異常であることを検出した場合、第1警告ユニットにより、スマートテーブルゲームなどのシーンに関わるサービス機器に警告情報を出すように制御することで、警告を行うことができる。例えば、エッジ機器は、故障の発生原因、時点などの故障記述情報及びリマインド情報をスマートテーブルゲームなどのシーンに関わるサービス機器に全部送信し、サービス機器を用いる関係者による確認及び点検に供する。
【0108】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体及び/又は収集機器が異常であることを発見した場合、自体の指示灯、ラッパなどの部材によりリマインド情報を出すことができる。又は、シーンに関わるサービス機器に警告情報を送信し、警告情報の上向きのフィードバックを実現させることができる。これにより、関係者は、異常状況を直ちに知ることができ、知能性は向上する。
【0109】
本発明の一部の実施例において、第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以上であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体の機器稼働データを取得して自体又はクラウド側によるデータ処理に供する。なお、エッジ機器は、クラウド側に故障が発生した場合、自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報に対してデータ処理を行う必要がある。従って、エッジ機器のプロセッサの使用率が所定の使用率より大きく、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値より大きく、機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値未満である場合、クラウド側によるエッジ機器及び収集機器の機器状態の検出に影響を及ぼし、又は、エッジ機器による自体及び収集機器の機器状態の検出に影響を及ぼす。更に、収集機器に対して有効な検出を行うことができないことにより、収集機器が故障した場合、直ちに発見できないことがある。これにより、シーン状態の検出に影響を及ぼし、テーブルゲームに関わる他のビジネスの正常実行に最終的に影響を及ぼす。従って、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下である場合、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下である場合、及びエッジ機器が機器稼働データを取得する頻度が所定の頻度閾値以上である場合のうちの少なくとも1つの場合に、エッジ機器の第1機器状態が正常であると決定する。これにより、クラウド側によるエッジ機器及び収集機器の機器状態の検出、又はエッジ機器による自体及び収集機器の機器状態の検出を正常に行うことができ、シーン状態の検出に影響を及ぼすことがない。これにより、テーブルゲームに関わる他のビジネスを正常に実行することができる。
【0111】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体のプロセッサの使用率、自体のデータ処理にかかる時間及び自体の機器稼働データの取得頻度というパラメータのうちの任意のパラメータと該当する閾値との大小関係を比較することで、自体が異常状態であるかどうかを正確に知ることができ、自体の機器状態に対する正確な検出を実現させる。
【0112】
本発明の一部の実施例において、第2機器状態が正常を特徴付けることは、シーン情報に現在フレームシーン画像が存在することと、現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
本発明の実施例において、収集機器は、所定の頻度で、該当するスマートゲームテーブルにおけるシーン画像を収集することができる。例えば、スマートゲームテーブルにおけるゲームコイン領域の画像を収集し、後続のゲームコイン領域におけるゲームコインの検出又はゲーム進行段階の検出などに供する。ある収集時刻が到来しており、且つ収集機器が故障した場合、収集機器は、ゲームコイン領域の画像を収集することができない。又は、ある収集時刻が到来しており、且つ収集機器により収集された画像がゲームコイン領域ではなく、ゲーム道具操作者である場合、後続で、ゲームコイン領域におけるゲームコイン又はゲーム進行段階に対する検出などを引き続き行うことができなくなり、テーブルゲームに関わる他のビジネスの正常実行に影響を及ぼす。従って、収集機器により収集されたシーン情報に、現在フレームシーム画像が存在し、及び/又は、現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域である場合、収集機器の第2機器状態が正常であると決定する。これにより、テーブルゲームに関わる他のビジネスは、正常に実行することができる。
【0114】
本発明の実施例において、エッジ機器は、シーン情報に、現在フレームシーム画像が存在するかどうかを判定し、又は、現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であるかどうかを判定することで、収集機器の機器状態を正確に知ることができ、収集機器の機器状態に対する正確な検出を実現させる。
【0115】
本発明の一部の実施例で、S102において機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することは、S1021により実現してもよい。
【0116】
S1021において、自体のゲートウェイユニットにより、第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、機器稼働データ及びシーン情報をクラウド側にプルし、クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことに供し、エッジ機器にゲートウェイユニットが設けられる。
【0117】
本発明の実施例において、エッジ機器内にゲートウェイユニットNginxが設けられる。エッジ機器の機器稼働データ及び受信された収集機器からのシーン情報は、federationによりクラウド側にプルされる。これにより、クラウド側は、得られた機器稼働データ及びシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対して検出を行うことができる。
【0118】
ここで、Nginxは、httpsプロトコルをサポートするため、httpsプロトコルを用いてシーン情報及び機器稼働データの伝送を行うことで、データ伝送の安全性を向上させ、テーブルゲームに関わるテーブルゲームデータの漏洩のリスクを低減させることができる。また、federationの方式で、クラウド側が各エッジ側のデータをリアルタイムでプルすることに寄与し、データ取得のリアルタイム性を向上させることができる。
【0119】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体の第1検出システムユニットを起動した直後の場合、クラウド側に登録する。クラウド側は、自体に対して直ちに検出を行うことができるようになる。これにより、クラウド側が自体及び収集機器に対して行う検出の適時性を向上させることができる。
【0120】
本発明の一部の実施例において,S101の後、S102の前に、S301を実行してもよい。
【0121】
S301において、第1検出システムユニットを稼働している場合、クラウド側に、自体の機器識別子を含む登録情報を送信し、クラウド側が登録情報に基づいて自体を検出されるべき対象と決定することに供する。
【0122】
本発明の実施例において、エッジ機器は、第1検出システムユニットを実行し始めることは、エッジ機器に配置される検出サービスは有効化されることを表す。この場合、エッジ機器は、自体の機器識別子を取得し、自体の機器識別子を登録情報で搬送してクラウド側に送信し、クラウド側に、自体が既にオンラインしたことを知らせ、また、クラウド側は、検出し始める。各エッジ機器は、1つの機器識別子を有し、且つ、異なるエッジ機器の機器識別子は異なることに留意されたい。
【0123】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体の第1検出システムユニットを起動した直後の場合、クラウド側に登録する。クラウド側は、自体に対して直ちに検出を行うことができるようになる。これにより、クラウド側が自体及び収集機器に対して行う検出の適時性を向上させることができる。
【0124】
本発明の一部の実施例において、S103の後に、S401を実行してもよい。例示的に、図5に示すように、S104の後に、S401を実行してもよい。
【0125】
S401において、クラウド側が正常に回復した場合、機器稼働データ及びシーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことに供する。
【0126】
本発明の実施例において、クラウド側が正常に回復した場合、エッジ機器は、引き続き、機器稼働データ及びシーン情報がクラウド側によりプルされることを許容する。これにより、クラウド側は、自体及び収集機器の機器状態に対して検出を行う。
【0127】
本発明の一部の実施例において、エッジ機器は、クラウド側によるプル操作を検出した場合、クラウド側が正常に回復したことを知ることができる。本発明の別の一部の実施例において、クラウド側の検出に異常が発生した後、エッジ機器は、クラウド側に問い合わせ情報を定期的に送信する。クラウド側からの応答情報を受信した後、クラウド側が正常に回復したことを知る。
【0128】
本発明の実施例において、クラウド側が正常に回復した場合、エッジ機器は、自体の稼働データ及び収集機器からのシーン情報をクラウド側に送信する。これにより、クラウド側は、引き続き自体及び収集機器に対して検出を行うことができ、自体検出からクラウド側検出への切り替えを実現させる。
【0129】
本発明の一部の実施例において、S102の後、S501を実行してもよい。
【0130】
S501において、自体が故障した場合、機器稼働データ及びシーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことを停止する。
【0131】
本発明の実施例において、エッジ機器自体に故障が発生して、エッジ機器が自体の機器稼働データを取得できず、及び/又は、収集機器からのシーン情報を受信できない場合、エッジ機器は、自体のデータのクラウド側へのプルを許容することを停止する。これにより、クラウド側は、エッジ機器自体及び収集機器の機器状態に対して検出を行うことを停止する。
【0132】
本発明の実施例において、エッジ機器は、自体が故障した場合、クラウド側とのデータ伝送を中止する。これにより、クラウド側は、エッジ機器とのデータ伝送が正常であるかどうかに基づいてエッジ機器に対して検出を行い、エッジ機器の異常を直ちに知ることができる。
【0133】
本発明の実施例は、第1クラウド側に適用されるシーン検出方法を更に提供する。前記第1クラウド側に、第2検出システムユニットが設けられる。図6を参照すると、図6は、本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。該方法は、第1クラウド側に適用される。図6に示すステップを参照しながら説明する。
【0134】
S601において、自体の第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルし、第1クラウド側に第2検出システムユニットが設けられる。
【0135】
S602において、機器稼働データに基づいて、エッジ機器の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0136】
S603において、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得て、検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。
【0137】
本発明の実施例において、特定のシーンは、スマートテーブルゲームシーンであってもよい。本発明の実施例は、シーンのタイプを限定するものではない。実施例において、スマートテーブルゲームシーンを例示的に説明する。
【0138】
本発明の実施例において、第1クラウド側にもPrometheusが設けられる。第1クラウド側は、Prometheusにより、検出されるべきエッジ機器から、該エッジ機器の機器稼働データ及び該エッジ機器に送信された収集機器により収集されたスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報を取得し、取得された情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態が正常であるかどうかを決定し、エッジ機器及び/又は収集機器の機器状態がいずれも正常である場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び第1クラウド側に記憶されたゲームテーブルの複数の設定ファイルに基づいて、現在フレームシーン画像に対してテーブルゲーム情報認識を行うか又は生体特徴認識及びテーブルゲーム情報認識などを行い、シーン状態(例えば、ゲーム状態、テーブルゲーム状態)に対して検出を行い、検出結果を得ることができる。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。例えば、検出結果を利用してテーブルゲーム状態の検出ビジネスなどを実行する。
【0139】
本発明の実施例において、クラウド側は、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器のシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対してそれぞれ検出を行い、エッジ機器と収集機器の状態が正常である場合、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、他のビジネスに適用される検出結果を得ることができる。従って、特定のシーン(例えば、スマートテーブルゲーム)の進行状況の検出を容易にし、シーンの正常進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出結果を向上させる。
【0140】
本発明の一部の実施例で、S602において機器稼働データに基づいて、エッジ機器の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出することは、S701-S702により実現してもよい。
【0141】
S701において、機器稼働データ及び自体に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出し、第1クラウド側警告ルールとエッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0142】
S702において、シーン情報及び自体に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出し、第2クラウド側警告ルールとエッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0143】
本発明の実施例において、警告ルールに、警告されるべき異常イベント及び異常イベントが発生する場合の警告方式が含まれる。本発明の一部の実施例において、第1クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける異常イベントは、エッジ機器に記憶される第1ローカル警告ルールにおける異常イベントと同じであるが、第1クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける警告方式は、第1ローカル警告ルールにおける警告方式と異なる。これに対応して、第1クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける異常イベントは、エッジ機器に記憶される第2ローカル警告ルールにおける異常イベントと同じであるが、第1クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルール警告方式は、エッジ機器に記憶される第2ローカル警告ルールにおける警告方式と異なる。例えば、第1クラウド側警告ルール/第2クラウド側警告ルールにおける警告方式は、関連サービス機器に警告情報を送信することで警告を行うことであるが、第1ローカル警告ルール/第2ローカル警告ルールにおける警告方式は、指示灯、ラッパなどの警告ユニットにより警告を行うことである。
【0144】
本発明の別の一部の実施例において、第1クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける異常イベントは、エッジ機器に記憶される第1ローカル警告ルールにおける異常イベントと同じであり、第1クラウド側に記憶される第1クラウド側警告ルールにおける警告方式も、第1ローカル警告ルールにおける警告方式と同じである。これに対応して、第1クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける異常イベントは、エッジ機器に記憶される第2ローカル警告ルールにおける異常イベントと同じであり、第1クラウド側に記憶される第2クラウド側警告ルールにおける警告方式も、第2ローカル警告ルールにおける警告方式と同じである。例えば、第1ローカル警告ルール、第2ローカル警告ルール、第1クラウド側警告ルール、及び第2クラウド側警告ルールにおける警告方式はいずれも、関連サービス機器に警告情報を送信することで警告を行うことである。
【0145】
本発明の実施例において、クラウド側は、異なる警告ルールをそれぞれ用いて、エッジ機器及び収集機器の機器状態をそれぞれ検出することを実現させることができる。また、クラウド側に記憶された警告ルールとエッジ機器に記憶された警告ルールは少なくとも一部が同じであり、エッジ機器及び収集機器に対する検出の多様性を実現させることができる。
【0146】
本発明の一部の実施例において、S102の後に、S801を実行してもよい。
【0147】
S801において、第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、第2機器状態が異常を特徴付ける場合、第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器に警告情報を送信し、第2ターゲット機器は、スマートテーブルゲームなどのシーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含み、第1クラウド側に第2警告ユニットが設けられる。
【0148】
本発明の実施例において、第1クラウド側は、エッジ機器の第1機器状態が異常であり、又は収集機器の第2機器状態が異常であり、又はエッジ機器の第1機器状態と収集機器の第2機器状態がいずれも異常であると決定した場合、自体の第2警告ユニットにより、スマートテーブルゲームなどのシーンに関わるサービス機器及びメールサーバに警告情報を送信するように制御し、サービス機器を用いる関係者による確認及び点検に供する。また、メールサーバにより、警告情報を上向きにフィードバックする。
【0149】
第1クラウド側は、複数のエッジ機器及び複数収集機器に対して同時に検出を行うことができる。第1クラウド側は、1つのエッジ機器又は1つの収集機器の機器状態が異常であると決定した場合、第1クラウド側は、自体の第2警告ユニットにより、スマートテーブルゲームなどのシーンに関わるサービス機器及びメールサーバに該1つのエッジ機器又は該1つの収集機器に関わる警告情報を送信するように制御し、該1つのエッジ機器又は該1つの収集機器の機器状態が異常であることをリマインドする。
【0150】
本発明の実施例において、クラウド側は、エッジ機器及び/又は収集機器に異常が発生した場合、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバに警告情報を送信し、警告情報の上向きのフィードバックを実現させることができる。これにより、関係者は、異常状況を直ちに知ることができる。
【0151】
本発明の一部の実施例において、S601の前に、S901-S902を実行してもよい。
【0152】
S901において、自体のサービス発見ユニットにより、エッジ機器からの、エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信し、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定し、第1クラウド側にサービス発見ユニットが設けられる。
【0153】
本発明の実施例において、エッジ機器に、オンライン、オフラインの問題がある可能性がある。1つのエッジ機器がオフラインした場合、第1クラウド側は、該エッジ機器に対して検出を継続しない。1つのエッジ機器がオンラインした場合、該エッジ機器は、自体の機器識別子を第1クラウド側に送信する。第1クラウド側は、該エッジ機器に対して検出を開始する。また、第1クラウド側自体は、機器リストをメンテナンスする。該リストに基づいて関連エッジ機器に対して検出を行う。第1クラウド側は、Consulにより、オンラインした機器からの、エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信することができる。これにより、オンラインしたエッジ機器の機器識別子を得る。また、Consulにより、自体のPrometheusの稼働を終了した、検出状態であるエッジ機器をリアルタイムで決定し、機器リストから、自体のPrometheusの稼働を終了したエッジ機器の機器識別子を決定する。これにより、オフラインしたエッジ機器の機器識別子を得る。ここで、第1クラウド側は、Consulにより、検出されるべきエッジ機器を柔軟かつ容易に配置し、エッジ機器に対する検出の柔軟性を向上させることができる。
【0154】
S902において、機器識別子に基づいて、第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加し、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を検出されるべきエッジ機器と決定する。
【0155】
本発明の実施例において、第1クラウド側は、オンラインしたエッジ機器の機器識別子及び/又はオフラインしたエッジ機器の機器識別子を取得した場合、自体のPrometheusにより、オンラインしたエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加し、オフラインしたエッジ機器の機器識別子を機器リストから削除し、機器リストのメンテナンスを行い、新たな機器リストを得て、新たな機器リストにおける機器識別子に基づいて、対応するエッジ機器に対して検出を行うことができる。
【0156】
本発明の実施例において、エッジ機器のオンライン及びオフライン状態に基づいて機器リストを直ちにメンテナンスして更新することで、オフラインしたエッジ機器に対して直ちに検出を行い、オフラインしたエッジ機器に対する検出を直ちに取り消すことができる。これにより、第1クラウド側の検出リソースの利用率を向上させ、第1クラウド側によるエッジ機器及び収集機器の検出の適時性を向上させることができる。
【0157】
本発明の一部の実施例において、上記S601は、S1001により実現してもよい。
【0158】
S1001において、自体のゲートウェイユニットにより、第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルする。
【0159】
本発明の実施例において、第1クラウド側にゲートウェイユニットNginxが設けられる。第1クラウド側は、Prometheusのfederationにより、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器からのシーン情報を第1クラウド側にプルし、得られた機器稼働データ及びスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態を検出することができる。
【0160】
本発明の実施例において、クラウド側は、自体のゲートウェイユニットとフェデレーション方式で、自体とエッジ機器とのデータ伝送を実現させ、データ伝送の適時性を向上させ、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対する検出に寄与する。
【0161】
本発明の一部の実施例において、S601の後に、S1101-S1102を実行してもよい。図7を参照すると、図7は、本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。図7に示すように、図6におけるS601の後、S602の前に、S1101-S1102を実行してもよい。図6に示すステップを参照しながら説明する。
【0162】
S1101において、プルされた機器稼働データ、前記シーン情報及び更新された機器リストを自体に対応する第1データベースに記憶する。
【0163】
S1102において、第1データベースに対する記憶操作を第1データベースに関連するログファイルに記録し、ログファイルを更新する。
【0164】
本発明の実施例において、第1クラウド側は、MySQLデータベースに対応する。第1クラウド側は、エッジ機器から、機器稼働データ及びシーン情報をプルした後、機器稼働データ及びシーン情報を第1データベースに記憶することができる。また、新たな機器リストを得た後、新たな機器リストも第1データベースに記憶する。なお、MySQLデータベースに対して記憶操作を行った後、MySQLデータベースに関連するログファイルに、MySQLデータベースに対する全ての操作を記録することができる。例示的に、MySQLデータベースに対して、記憶/削除操作を一回行った場合、ログファイルに、該当する操作レコードを生成する。ここで、該レコードに、MySQLデータベースに対して行われた具体的な操作が詳しく記載されている。
【0165】
本発明の実施例において、クラウド側は、受信されて取得された全てのデータを第1データベースに記憶し、第1データベースに対する記憶操作をログファイルに記録し、ログファイルを更新することで、データのバックアップを実現させることができ、他の機器がログファイルに基づいてデータ同期を実現させることに寄与する。
【0166】
図7における実行順番は例示的なものであり、本発明の別の一部の実施例において、S1101-S1102とS602-S603は同時に実行されてもよく、又は、S1101-S1102は、S602-S603の後に実行されてもよく、本発明の実施例は、これを限定しない。
【0167】
本発明の実施例は、第2クラウド側に適用されるシーン検出方法を提供する。ここで、第2クラウド側に第3検出システムユニットが設けられ、且つ第2クラウド側は第2データベースに対応する。図8を参照すると、図8は、本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートである。該方法は、第2クラウド側に適用される。図8に示すステップを参照しながら説明する。
【0168】
S1201において、第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、自体に対応する第2データベースに対して同じ操作を行い、第2データベースにおけるデータを第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させ、第2クラウド側は、第2データベースに対応する。
【0169】
本発明の実施例において、第2クラウド側もMySQLデータベースに対応する。第2クラウド側は、事前設定された頻度で、第1クラウド側からログファイルを取得し、ログファイルに記録された、第1クラウド側による第1データベースの操作に基づいて、自体に対応するMySQLデータベースに対して同じ操作を行い、自体に対応する第2データベースにおけるデータを第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることができる。これにより、後続で第1クラウド側に故障が発生した場合、第2クラウド側は、引き続き、エッジ機器及び収集機器に対して検出を行うことができる。
【0170】
S1202において、第1クラウドが異常である場合、自体の第3検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器からエッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルし、第2クラウド側に第3検出システムユニットが設けられる。
【0171】
本発明の実施例において、第2クラウド側にもPrometheusが設けられる。第2クラウド側は、Prometheusのfederationにより、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報を第1クラウド側にプルすることができる。これにより、得られた機器稼働データ及びシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対して引き続き検出を行うことができる。
【0172】
本発明の一部の実施例において、第2クラウド側は、第1クラウド側がログファイルを取得できない場合、第1クラウド側が異常であると決定することができる。本発明の別の一部の実施例において、第2クラウド側は、第1クラウド側に問い合わせメッセージを間欠的に送信し、ある期間を経過した後に第1クラウド側からの応答メッセージを受信していない場合、第1クラウド側が異常であると決定することができる。
【0173】
S1203において、機器稼働データに基づいて、エッジ機器の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0174】
S1204において、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得て、検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。
【0175】
本発明の実施例において、第2クラウド側は、Prometheusにより、検出されるべきエッジ機器から、該エッジ機器の機器稼働データ及び該エッジ機器に送信された収集機器により収集されたスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報を取得し、取得された全ての情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態が正常であるかどうかを決定し、エッジ機器及び/又は収集機器の機器状態がいずれも正常である場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び第2クラウド側に記憶されたゲームテーブルの複数の設定ファイルに基づいて、現在フレームシーン画像に対してテーブルゲーム情報認識を行うか又は生体特徴認識及びテーブルゲーム情報認識などを行い、シーン状態(例えば、ゲーム状態又はテーブルゲーム状態)に対して検出を行い、検出結果を得ることができる。該検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる。例えば、検出結果を利用してテーブルゲーム状態の検出ビジネスなどを実行する。スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出を容易にし、スマートテーブルゲームなどのシーンの正常進行に寄与し、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0176】
本発明の実施例において、第一クラウド側及び第2クラウド側によりクラウド側のマスタスペアモードを実現させることができる。マスタクラウド側(第1クラウド側)に故障が発生しても、第2クラウド側は、スペアクラウド側として、マスタクラウド側に直ちにアップグレードし、エッジ機器及び収集機器に対する検出を継続することができ、クラウド側の検出サービスの高い利用可能性を実現させる。
【0177】
クラウド側に第1クラウド側及び第2クラウド側が含まれ、且つ第1クラウド側及び第2クラウド側がいずれも異常である場合のみ、エッジ機器は、自体及び自体に接続される収集機器の機器状態の検出を始める。
【0178】
図9を参照すると、図9は、本発明の実施例によるシーン検出方法を示す1つの選択可能なフローチャートであり、エッジ機器と第1クラウド側、第2クラウド側とのインタラクションプロセス、第1クラウド側と第2クラウド側とのインタラクションプロセスに適用される。図9に示すステップを参照しながら説明する。
【0179】
S1において、エッジ機器は第1検出システムユニットを稼働している場合、第1クラウド側に、自体の機器識別子を含む登録情報を送信する。
【0180】
S2において、第1クラウド側は、サービス発見ユニットにより、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定する。
【0181】
S3において、第1クラウド側は機器識別子に基づいて、第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加し、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定する。
【0182】
S4において、エッジ機器は、第1検出システムユニットにより、自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報を取得する。
【0183】
S5において、機器稼働データ及びシーン情報を第1クラウド側にプルする。
【0184】
S6において、第1クラウド側は、機器稼働データに基づいて、エッジ機器の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0185】
S7において、第1クラウド側は、プルされた機器稼働データ、シーン情報及び更新された機器リストを自体に対応する第1データベースに記憶し、第1データベースに対する記憶操作をログファイルに記録し、ログファイルを更新する。
【0186】
S8において、第1クラウド側は、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された複数のゲームテーブルの設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得る。
【0187】
S9において、第2クラウド側は、第1クラウド側からログファイルを取得する。
【0188】
S10において、第2クラウド側は、第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、第2データベースに対して同じ操作を実行し、第2データベースにおけるデータを第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させる。
【0189】
S11において、第2クラウド側は、第1クラウド側が異常である場合、第3検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたスマートテーブルゲームシーンにおけるシーン情報をプルする。
【0190】
S12において、第2クラウド側は、機器稼働データに基づいて、エッジ機器の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0191】
S13において、第2クラウド側は、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された複数のゲームテーブルの設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得る。
【0192】
S14において、第1クラウド側及び第2クラウド側がいずれも異常である場合、エッジ機器は、機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出し、シーン情報に基づいて、収集機器の第2機器状態を検出する。
【0193】
S15において、エッジ機器は、第1機器状態及び第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された複数のゲームテーブルの設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得る。
【0194】
S16において、エッジ機器は、第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、第2機器状態が異常を特徴付ける場合、第1警告ユニットにより、警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器に警告情報を送信する。
【0195】
S17において、エッジ機器は、第1クラウド側又は第2クラウド側が正常に回復した場合、機器稼働データ及びシーン情報を第1クラウド側又は第2クラウド側にプルし、第1クラウド側又は第2クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことに供する。
【0196】
S18において、エッジ機器は、自体が故障した場合、機器稼働データ及びシーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、クラウド側が自体及び収集機器に対して検出を行うことを停止する。
【0197】
図10を参照すると、図10は、本発明の実施例による例示的なエッジ機器とスマートゲームテーブルとのインタラクションプロセス、エッジ機器と第1クラウド側又は第2クラウド側とのインタラクションプロセス、エッジ機器及び第1クラウド側又は第2クラウド側の構造を示す概略図である。図10に示すように、エッジ機器は、プロメテウス(Prometheus)により、スマートゲームテーブルに設けられる収集機器(図10に示されず)からシーン情報を取得し、自体の機器稼働データを取得し、シーン情報及び機器稼働データを他のエッジ機器に送信する。第1クラウド側及び第2クラウド側がいずれも異常である場合、エッジ機器は、Prometheusにより、シーン情報及び機器稼働データをエッジ機器の警告ユニット(Alert Manager)に送信し、Alert Managerにより、自体及び収集機器の機器状態が正常であるかどうかを決定し、自体及び/又は収集機器の機器状態が異常である場合、ビジネスユニット(Business)により、関連警告情報の取得を必要とする機器を決定し、関連サービス(GTT)により、テーブルゲームに関わるサービス機器(GOM)に、該当する警告情報を送信する。
【0198】
第1クラウド側又は第2クラウド側の検出コントローラ(Management)は、第1クラウド側又は第2クラウド側を、サービス発見ユニット(Consul)により検出されるべきエッジ機器を発見するように制御し、第1クラウド側又は第2クラウド側は、検出ユニット(Monitoring)及びConsulにより、第1クラウド側又は第2クラウド側のPrometheusを、検出されるべきエッジ機器からデータをプルするように制御する。第1クラウド側又は第2クラウド側は、Prometheusにより、フェデレーション方式(Federation)で、エッジ機器のゲートウェイユニット(Nginx)から、エッジ機器自体の機器稼働データ及び収集機器のシーン情報をプルする。エッジ機器のゲートウェイユニット(Nginx)は、第1クラウド側又は第2クラウド側のプル操作により、エッジ機器のPrometheusから、機器稼働データ及び収集機器のシーン情報を取得する。該機器稼働データ及び収集機器のシーン情報は、第1クラウド側又は第2クラウド側がPrometheusによりプルするものである。第1クラウド側又は第2クラウド側は、警告ユニット(Alert Manager)により、エッジ機器及び/又は収集機器が正常であるかどうかを決定し、エッジ機器及び/又は収集機器が異常である場合、Management又はMonitoringにより、メールサーバ(Email Server)及びテーブルゲームに関わるサービス機器(GOM)に、該当する警告情報を送信する。
【0199】
図11は、本発明の実施例による第1シーン検出装置の構造を示す概略図である。図11に示すように、第1シーン検出装置17は、
自体の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報を取得し、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される第1検出システムユニット1701と、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、自体の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第1警告ユニット1702と、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第1認識ユニット1703であって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第1認識ユニット1703と、を備える。
【0200】
一部の実施例において、第1警告ユニット1702は更に、クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、自体の前記第1機器状態をリアルタイムで検出し、前記シーン情報及び自体に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出するように構成され、前記第1ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは少なくとも一部が同じであり、前記第2ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0201】
一部の実施例において、エッジ機器は、警告部材を備え、第1警告ユニット1702は更に、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記第1警告ユニットにより、前記警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、前記第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器に警告情報を送信するように構成され、前記第1ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器である。
【0202】
一部の実施例において、前記第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、前記機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0203】
一部の実施例において、前記第2機器状態が正常を特徴付けることは、前記シーン情報に前記現在フレームシーン画像が存在することと、前記現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0204】
一部の実施例において、エッジ機器は、ゲートウェイユニット1704(図示されず)を備え、第1検出システムユニット1704は更に、前記ゲートウェイユニットにより、前記第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される。
【0205】
一部の実施例において、第1検出システムユニット1701は更に、前記第1検出システムユニットを稼働している場合、前記クラウド側に、自体の機器識別子を含む登録情報を送信し、前記クラウド側が前記登録情報に基づいて自体を検出されるべき対象と決定することに供するように構成される。
【0206】
一部の実施例において、第1検出システムユニット1701は更に、前記クラウド側が正常に回復した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことに供するように構成される。
【0207】
一部の実施例において、第1検出システムユニット1701は更に、自体が故障した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、前記クラウド側が自体及び前記収集機器に対して検出を行うことを停止するように構成される。
【0208】
本発明の実施例において、スマートテーブルゲームシーンにおいて、第1シーン検出装置及びクラウド側はそれぞれ、第1シーン検出装置及び収集機器に対して検出を行うことができるため、クラウド側機器が故障した場合、第1シーン検出装置が自体及び収集機器に対して行う検出は、影響を受けない。また、第1シーン検出装置及び収集機器の状態が正常である場合、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態の検出を行い、他のビジネスに適用される検出結果を得ることもできるため、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出を容易にし、スマートテーブルゲームなどのシーンの正常進行に寄与し、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況の検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0209】
図12は、本発明の実施例による第2シーン検出装置の構造を示す概略図である。図12に示すように、第2シーン検出装置18は、
検出されるべきエッジ機器から、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される第2検出システムユニット1801と、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出する共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第2警告ユニット1802と、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第2認識ユニット1803であって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第2認識ユニット1803と、を備える。
【0210】
一部の実施例において、第2警告ユニット1803は更に、前記機器稼働データ及び自体に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出し、前記シーン情報及び自体に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出するように構成され、前記第1クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは少なくとも一部が同じであり、前記第2クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは少なくとも一部が同じである。
【0211】
一部の実施例において、第2警告ユニット1802は更に、前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器に警告情報を送信するように構成され、前記第2ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含む。
【0212】
一部の実施例において、第1クラウド側は、エッジ機器からの、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信し、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定するように構成されるサービス発見ユニット1804(図示されず)を更に備え、第2検出システムユニット1801は更に、前記機器識別子に基づいて、前記第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加し、前記第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を前記機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、前記更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定するように構成される。
【0213】
一部の実施例において、第1クラウド側は、ゲートウェイユニット1805(図示されず)を備え、第2検出システムユニット1801は更に、前記ゲートウェイユニットにより、前記第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される。
【0214】
一部の実施例において、前記第1クラウド側は、第1データベースに対応し、且つ前記第1データベースにログファイルが関連付けられており、前記第1クラウド側は、プルされた前記機器稼働データ、前記シーン情報及び前記更新された機器リストを第1データベースに記憶し、前記第1データベースに対する記憶操作を前記ログファイルに記録し、前記ログファイルを更新するように構成される記憶ユニット1806(図示されず)を更に備える。
【0215】
本発明の実施例において、第2シーン検出装置は、エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器のシーン情報に基づいて、エッジ機器及び収集機器の機器状態に対してそれぞれ検出を行い、エッジ機器と収集機器の状態が正常である場合、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、他のビジネスに適用される検出結果を得ることができる。従って、特定のシーン(例えば、スマートテーブルゲーム)の進行状況の検出を容易にし、シーンの正常進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0216】
図13は、本発明の実施例による第3シーン検出装置の構造を示す概略図である。図13に示すように、第3シーン検出装置19は、
第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、第2データベースに対して同じ操作を行い、前記第2データベースにおけるデータを前記第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させるように構成されるデータ同期ユニット1901と、
前記第1クラウドが異常である場合、検出されるべきエッジ機器から前記エッジ機器の機器稼働データ及び収集機器により収集されたシーン情報をプルするように構成される第3検出システムユニット1902と、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出し、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出するように構成される第3警告ユニット1903と、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得るように構成される第3認識ユニット1904であって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、第3認識ユニット1904と、を備える。
【0217】
本発明の実施例において、第3シーン検出装置は、第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、第2データベースに対して同じ操作を行うことで、自体に対応する第2データベースを第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることができる。また、第1クラウド側が故障した場合、第3シーン検出装置自体は、引き続き、エッジ機器及び収集機器に対して検出を行うことで、エッジ機器及び収集機器の検出が影響を受けないようになる。また、エッジ機器と収集機器の状態が正常である場合、第3シーン検出装置は、収集機器により収集された現在シーン画像及びローカルに記憶された関連設定ファイルに基づいて、シーン状態の検出を行い、他のビジネスに用いられる検出結果を得ることもできるため、スマートテーブルゲームなどのシーンの進行状況に対する検出を容易にし、シーンの正常な進行に寄与し、検出の柔軟性及び検出効果を向上させる。
【0218】
本発明の実施例に記載の「ユニット」は、「モジュール」であり、ソフトウェアモジュール又は一部のソフトウェアと一部のハードウェアを含むモジュールなどを表すことに留意されたい。
【0219】
図14は、本発明の実施例による電子機器の構造を示す第1概略図である。図14に示すように、電子機器は具体的に、エッジ機器として実施する場合、エッジ機器20は、メモリ2001と、プロセッサ2002と、メモリ2001に記憶されてプロセッサ1902で実行されることが可能であるコンピュータプログラムと、を備え、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する場合、前記実施例におけるエッジ機器に適用されるシーン検出方法を実行する。
【0220】
エッジ機器20は、バスシステム2003を更に備え、エッジ機器20における各デバイスは、バスシステム2003を介して結合される。バスシステム2003は、これらのデバイス間の接続通信を実現させるように構成されることが、理解されるべきである。バスシステム2003は、データバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。
【0221】
メモリ2001は、プロセッサ2002で実行されるコンピュータプログラム及びアプリケーションを記憶するように構成され、また、プロセッサ2002及びエッジ機器における各モジュールの処理されるべき又は処理済みのデータ(例えば、画像データ、オーディオデータ、音声通信データ及びビデオ通信データ)をキャッシュすることもできる。フラッシュ(FLASH)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)により実現してもよい。
【0222】
プロセッサ2002はプログラムを実行する時、エッジ機器に適用される上記いずれか1つのシーン検出方法のステップを実現させる。プロセッサ2002は一般的には、エッジ機器20の全体操作を制御する。
【0223】
図15は、本発明の実施例による電子機器の構造を示す第2概略図である。図15に示すように、電子機器は具体的に、第1クラウド側として実施する場合、第1クラウド側21は、メモリ2101と、プロセッサ2102と、メモリ2101に記憶されてプロセッサ2102で実行されることが可能であるコンピュータプログラムと、を備え、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する場合、前記実施例における第1クラウド側に適用されるシーン検出方法を実行する。
【0224】
第1クラウド側21は、バスシステム2103を更に備え、第1クラウド側21における各デバイスは、バスシステム2103を介して結合される。バスシステム2103は、これらのデバイス間の接続通信を実現させるように構成されることが、理解されるべきである。バスシステム2103は、データバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。
【0225】
メモリ2101は、プロセッサ2102で実行されるコンピュータプログラム及びアプリケーションを記憶するように構成され、また、プロセッサ2102及び第1クラウド側における各モジュールの処理されるべき又は処理済みのデータ(例えば、画像データ、オーディオデータ、音声通信データ及びビデオ通信データ)をキャッシュすることもできる。フラッシュ(FLASH)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)により実現してもよい。
【0226】
プロセッサ2102はプログラムを実行する時、第1クラウド側に適用される上記いずれか1つのシーン検出方法のステップを実現させる。プロセッサ2102は一般的には、第1クラウド側21の全体操作を制御する。
【0227】
図16は、本発明の実施例による電子機器の構造を示す第3概略図である。図16に示すように、電子機器は具体的に、第2クラウド側として実施する場合、第2クラウド側22は、メモリ2201と、プロセッサ2202と、メモリ2201に記憶されてプロセッサ2202で実行されることが可能であるコンピュータプログラムと、を備え、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する場合、前記実施例における第2クラウド側に適用されるシーン検出方法を実行する。
【0228】
第2クラウド側22は、バスシステム2203を更に備え、第2クラウド側22における各デバイスは、バスシステム2203を介して結合される。バスシステム2203は、これらのデバイス間の接続通信を実現させるように構成されることが、理解されるべきである。バスシステム2203は、データバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。
【0229】
メモリ2201は、プロセッサ2202で実行されるコンピュータプログラム及びアプリケーションを記憶するように構成され、また、プロセッサ2202及び第2クラウド側における各モジュールの処理されるべき又は処理済みのデータ(例えば、画像データ、オーディオデータ、音声通信データ及びビデオ通信データ)をキャッシュすることもできる。フラッシュ(FLASH)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)により実現してもよい。
【0230】
プロセッサ2202はプログラムを実行する時、第2クラウド側に適用される上記いずれか1つのシーン検出方法のステップを実現させる。プロセッサ2202は一般的には、第2クラウド側22の全体操作を制御する。
【0231】
上記プロセッサは、汎用プロセッサ、特定用途向け集積回路(Application Specific Intergrated Circuit:ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processing Device:DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device:PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも1つであってもよい。上記プロセッサの機能を実現させる電子機器は他のものであってもよく、本発明の実施例はこれを限定しないことが理解されるべきである。
【0232】
上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体/メモリは、読み出し専用メモリ(Read-only Memory:ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable Read-Only Memory:PROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory:EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:EEPROM)、磁気ランダムアクセスメモリ(Ferromagnetic Random Access Memory:FRAM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク又はコンパクトディスクリードオンリメモリ(Compact Disc Read-Only Memory:CD-ROM)などのメモリであってもよく、上記メモリのうちの1つ又は任意の組み合わせを含む種々の端末であってもよい。例えば、携帯電話、コンピュータ、タブレット、パーソナルデジタルアシスタントなどである。
【0233】
本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供する。該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは、該コンピュータ命令を実行し、コンピュータ機器に、本発明の実施例に記載のシーン検出方法を実行させる。
【0234】
一部の実施例において、実行可能な命令は、プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、スクリプト又はコードの形態で、任意の形式のプログラミング言語(コンパイラ又はインタプリタ型言語、宣言型又は手続き型言語を含む)で書かれ、任意の形式で配置されてもよい。独立したプログラムとして配置されてもよく、モジュール、ユニット、サブルーチン又はコンピューティング環境に適用される他のユニットとして配置されてもよい。
【0235】
例として、実行可能な命令は、ファイルシステムにおけるファイルに対応してもよいが、これに限定されない。他のプログラム又はデータを記憶するファイルの一部に記憶されてもよい。例えば、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML:Hyper Text Markup Language)ドキュメントにおける1つ又は複数のスクリプトに記憶され、検討されるプログラム専用の単一のファイルに記憶され、又は、複数のコラボレーションファイル(例えば、1つ又は複数のモジュール、サブプログラム又はコードを記憶するファイル)に記憶される。
【0236】
例として、実行可能な命令は、1つのコンピューティング機器で実行されてもよく、1つのサイトに位置する複数のコンピューティング機器で実行されてもよく、又は、複数のサイトに分布して通信ネットワークを介して相互接続される複数のコンピューティング機器で実行されてもよい。
【0237】
上記記憶媒体及び機器の実施例に関する記述は、上記方法の実施例に関する記述と類似しており、方法の実施例と同様な有益な効果を持つ。本発明の記憶媒体及び機器の実施例に開示されていない技術的細部について、本発明の方法の実施例に関する記述を参照しながら理解すべきであることに留意されたい。
【0238】
以上は本発明の実施例に過ぎず、本発明の保護範囲はそれらに制限されるものではなく、当業者が本発明に開示された技術範囲内で容易に想到しうる修正、均等物による置き換え及び改良などはいずれも、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2021-09-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーン検出方法であって、エッジ機器に適用され、
前記方法は、
前記エッジ機器の第1検出システムユニットにより、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報を取得することと、
前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することと、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及びローカルに記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項2】
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、
クラウド側の検出に異常が発生した場合、前記機器稼働データ及び前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の前記第1機器状態をリアルタイムで検出することと、
前記シーン情報及び前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、
前記第1ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2ローカル警告ルールと前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールは、少なくとも一部が同じであることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記エッジ機器の第1警告ユニットにより、前記エッジ機器の警告部材を用いて警告を行い、及び/又は、前記第1警告ユニットにより、第1ターゲット機器へ警告情報を送信することであって、前記第1ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器である、ことを更に含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1機器状態が正常を特徴付けることは、プロセッサの使用率が所定の使用率閾値以下であることと、データ処理にかかる時間が所定の時間閾値以下であることと、前記機器稼働データの取得頻度が所定の頻度閾値以上であることと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1-3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2機器状態が正常を特徴付けることは、前記シーン情報に前記現在フレームシーン画像が存在することと、前記現在フレームシーン画像に対応する領域が所定の収集領域であることと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1-のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することは、
前記エッジ機器のゲートウェイユニットにより、前記第1検出システムユニットのフェデレーション方式で、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供することを含むことを特徴とする
請求項1-のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記第1検出システムユニットを稼働している場合、前記クラウド側へ、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報を送信し、前記クラウド側が前記登録情報に基づいて前記エッジ機器を検出されるべき対象と決定することに供することを更に含むことを特徴とする
請求項1-のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記クラウド側が正常に回復した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報をクラウド側にプルし、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことに供すること、又は、
前記エッジ機器が故障した場合、前記機器稼働データ及び前記シーン情報の、クラウド側へのプルを停止し、前記クラウド側が前記エッジ機器及び前記収集機器に対して検出を行うことを停止することを更に含むことを特徴とする
請求項1-のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
シーン検出方法であって、クラウド側に適用され、
前記方法は、
前記クラウド側の第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項10】
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することは、
前記機器稼働データ及び前記クラウド側に記憶された第1クラウド側警告ルールに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態をリアルタイムで検出することと、
前記シーン情報及び前記クラウド側に記憶された第2クラウド側警告ルールに基づいて、前記収集機器の第2機器状態をリアルタイムで検出することと、を含み、
前記第1クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第1ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであり、前記第2クラウド側警告ルールと前記エッジ機器に記憶された第2ローカル警告ルールは、少なくとも一部が同じであることを特徴とする
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第1機器状態が異常を特徴付け、及び/又は、前記第2機器状態が異常を特徴付ける場合、前記クラウド側の第2警告ユニットにより、第2ターゲット機器へ警告情報を送信することであって、前記第2ターゲット機器は、シーンに関わるサービス機器及びメールサーバを含む、ことを更に含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記クラウド側のサービス発見ユニットにより、エッジ機器からの、前記エッジ機器の機器識別子を含む登録情報をリアルタイムで受信すると共に、第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子をリアルタイムで決定することと、
前記機器識別子に基づいて、前記第2検出システムユニットにより、登録情報を送信するエッジ機器の機器識別子を機器リストに追加すると共に、前記第1検出システムユニットの稼働を終了するエッジ機器の機器識別子を前記機器リストから削除し、更新された機器リストを得て、前記更新された機器リストにおける機器識別子に対応するエッジ機器を前記検出されるべきエッジ機器と決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項9-11のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記第2検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることは、
前記クラウド側のゲートウェイユニットにより、前記第2検出システムユニットのフェデレーション方式で、検出されるべきエッジ機器から、前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることを含むことを特徴とする
請求項9-11のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
プルされた前記機器稼働データ、前記シーン情報及び前記更新された機器リストを前記クラウド側に対応する第1データベースに記憶することと、
前記第1データベースに対する記憶操作を前記第1データベースに関連するログファイルに記録し、前記ログファイルを更新することと、を更に含むことを特徴とする
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
シーン検出方法であって、第2クラウド側に適用され、
前記方法は、
第1クラウド側から取得されたログファイルに記録された操作に基づいて、前記クラウド側に対応する第2データベースに対して同じ操作を行い、前記第2データベースにおけるデータを前記第1クラウド側に対応する第1データベースにおけるデータと一致させることと、
前記第1クラウドが異常である場合、前記クラウド側の第3検出システムユニットにより、検出されるべきエッジ機器から前記エッジ機器の機器稼働データ、及び収集機器により収集されたシーン情報をプルすることと、
前記機器稼働データに基づいて、前記エッジ機器の第1機器状態を検出すると共に、前記シーン情報に基づいて、前記収集機器の第2機器状態を検出することと、
前記第1機器状態及び前記第2機器状態がいずれも正常を特徴付ける場合、前記シーン情報における現在フレームシーン画像及び記憶された設定ファイルに基づいて、シーン状態を検出し、検出結果を得ることであって、前記検出結果は、他のビジネスを行う場合に用いられる、ことと、を含む、シーン検出方法。
【請求項16】
電子機器であって、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶されている実行可能なコンピュータプログラムを実行する時、請求項1-8、9-14、及び15のうちいずれか1項に記載の方法を実現させるように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
【請求項17】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムは、プロセッサにより実行される際、請求項1-8、9-14、及び15のうちいずれか1項に記載の方法を実現させるように構成される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項18】
コンピュータプログラムであって、メモリに記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される際、請求項1-8、9-14、及び15のうちいずれか1項に記載の方法を実現させる、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】