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特表2023-504117タッチフレーム及びそれを備えるタッチパネル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-01
(54)【発明の名称】タッチフレーム及びそれを備えるタッチパネル
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/042 20060101AFI20230125BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20230125BHJP
【FI】
G06F3/042 484
G06F3/041 662
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022531537
(86)(22)【出願日】2020-07-31
(85)【翻訳文提出日】2022-05-27
(86)【国際出願番号】 CN2020106342
(87)【国際公開番号】W WO2021103634
(87)【国際公開日】2021-06-03
(31)【優先権主張番号】201922131417.2
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】518298061
【氏名又は名称】▲広▼州▲視▼▲叡▼▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIRUI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.192,Kezhu Road,Science Park Guangzhou,Guang Dong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲どん▼ 美明
(72)【発明者】
【氏名】曹 建▲輝▼
(57)【要約】
タッチフレーム及びそれを備えるタッチパネルを提供する。タッチフレームは、外フレーム、光学フィルタ及びPCBボードを含み、外フレームは、収容溝を有し、収容溝は、少なくとも1つの溝開口が開設され、光学フィルタは、収容溝に設けられ、光学フィルタには収容室が設けられ、光学フィルタの収容溝の溝開口まで延在する一部がフィルタリング部であり、PCBボードは、収容室に設けられ、PCBボードには光送受信装置が設けられ、光送受信装置はフィルタリング部と向かい合っている。本発明のタッチフレームは、構成が簡単で、コストが低く、組立効率が高く、かつ光学フィルタが揺れにくく、機械振動を発生しない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチフレームであって、
少なくとも1つの溝開口が開設される収容溝を有する外フレームと、
前記収容溝に設けられ、その内には収容室が設けられ、前記収容溝の溝開口まで延在する一部がフィルタリング部である光学フィルタと、
前記収容室に設けられ、その上には、前記フィルタリング部に向かい合っている光送受信装置が設けられているPCBボードを含むタッチフレーム。
【請求項2】
表示モジュールのカバープレートの表示側に近寄る前記光学フィルタの面には、粘着層が設けられている
請求項1に記載のタッチフレーム。
【請求項3】
前記光学フィルタの長さは、前記外フレームが設けられた側の表示モジュールの辺の長さ方向に沿って延在し、前記光学フィルタの長さ方向の少なくとも一端には第1開口が開設され、前記第1開口は前記収容室に連通し、前記PCBボードは前記第1開口を通じて前記収容室に挿入される
請求項1に記載のタッチフレーム。
【請求項4】
前記収容室は、対向する2つの室壁には係合溝が設けられ、前記係合溝が設けられた前記室壁は、前記表示モジュールのカバープレートの表示側に平行し、前記係合溝は、前記光学フィルタの長さ方向に沿って前記第1開口まで延在し、前記PCBボードは、対向する両端がそれぞれ2つの前記係合溝に係合される
請求項3に記載のタッチフレーム。
【請求項5】
前記収容室は、前記係合溝が設けられた室壁が第1室壁であり、前記収容室は、前記第1室壁に垂直する第2室壁をさらに含み、前記PCBボードは、前記光送受信装置が設けられた側の面が第1面であり、前記第2室壁は、前記PCBボードの前記第1面側に間隔を置いて設けられ、前記第2室壁には当接部が突設され、前記当接部は、前記第1面に緊密に当接し、前記当接部と前記PCBボードとの間にはガスケットが設けられている
請求項4に記載のタッチフレーム。
【請求項6】
前記光学フィルタは、第1部分と第2部分を含み、前記第1部分と前記第2部分とは、夾角を成すように配置され、前記第1部分と前記第2部分との間には切り欠きが形成され、前記フィルタリング部は、前記第2部分から離れる前記第1部分の端面に設けられ、前記切り欠きに位置する前記第1部分の面は、表示モジュールのカバープレートの表示側に接着され、前記切り欠きに位置する前記第2部分の面は、前記表示モジュールの端面と間隔を開けて或いは接触しているように配置される
請求項1~5のいずれか一項に記載のタッチフレーム。
【請求項7】
前記第1部分には第1チャンバーが設けられ、前記第2部分には第2チャンバーが設けられ、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとは、連通して共通に前記収容室を構成し、前記PCBボードは前記第2チャンバーに設けられ、前記光送受信装置は前記第1チャンバーに設けられる
請求項6に記載のタッチフレーム。
【請求項8】
前記外フレームは、順に垂直して接続される第1フレームプレート、第2フレームプレート及び第3フレームプレートを含み、前記第1フレームプレートと前記第3フレームプレートとは、前記第2フレームプレートによりも表示モジュールのカバープレート側に位置し、前記第1フレームプレートは、前記カバープレートの表示側に間隔を置いて設けられ、前記第1フレームプレート、前記第2フレームプレート及び前記第3フレームプレートの間には前記収容溝が形成されている
請求項1~5のいずれか一項に記載のタッチフレーム。
【請求項9】
前記第3フレームプレートには、ネジを挿通する固定孔が設けられ、或いは、
前記第3フレームプレートは、前記第1フレームプレートから離れる側に固定柱が設けられ、前記固定柱には前記固定孔が設けられ、或いは、
前記外フレームは、第4フレームプレートをさらに含み、前記第4フレームプレートと前記第2フレームプレートは、それぞれ前記第3フレームプレートの対向する両側に位置し、前記第4フレームプレートには前記固定孔が設けられている
請求項8に記載のタッチフレーム。
【請求項10】
前記外フレームには接続部材が設けられ、前記接続部材は、前記外フレームと表示モジュールのバックプレートとを接続することに用いられる
請求項1~5のいずれか一項に記載のタッチフレーム。
【請求項11】
前記光学フィルタには第2開口が設けられ、前記第2開口は、前記光送受信装置から離れる前記PCBボードの面に向かい合い、前記第2開口は、前記収容室に連通する
請求項1に記載のタッチフレーム。
【請求項12】
タッチパネルであって、
表示モジュールと前記表示モジュールの周辺に設けられる周辺フレームとを含み、前記周辺フレームは、タッチフレームであり、前記タッチフレームは、少なくとも1つの溝開口が開設される収容溝を有する外フレームと、前記収容溝に設けられ、その内には収容室が設けられ、前記収容溝の溝開口まで延在する一部がフィルタリング部である光学フィルタと、前記収容室に設けられ、その上には、前記フィルタリング部に向かい合っている光送受信装置が設けられるPCBボードとを含み、前記タッチフレームのPCBボードは、前記表示モジュールのカバープレートの表示側に垂直し、前記タッチフレームの外フレームに設けられた前記収容溝の溝開口は、前記表示モジュールの中心に向けて設置され、前記タッチフレームの光学フィルタの一部である前記フィルタリング部は、前記外フレームと前記カバープレートの表示側との間に位置しているタッチパネル。
【請求項13】
表示モジュールのカバープレートの表示側に近寄る前記光学フィルタの面には、粘着層が設けられている
請求項12に記載のタッチパネル。
【請求項14】
前記光学フィルタの長さは、前記外フレームが設けられた側の表示モジュールの辺の長さ方向に沿って延在し、前記光学フィルタの長さ方向の少なくとも一端には第1開口が開設され、前記第1開口は前記収容室に連通し、前記PCBボードは前記第1開口を通じて前記収容室に挿入される
請求項12に記載のタッチパネル。
【請求項15】
前記収容室は、対向する2つの室壁には係合溝が設けられ、前記係合溝が設けられた前記室壁は、前記表示モジュールのカバープレートの表示側に平行し、前記係合溝は、前記光学フィルタの長さ方向に沿って前記第1開口まで延在し、前記PCBボードは、対向する両端がそれぞれ2つの前記係合溝に係合される
請求項14に記載のタッチパネル。
【請求項16】
前記収容室は、前記係合溝が設けられた室壁が第1室壁であり、前記収容室は、前記第1室壁に垂直する第2室壁をさらに含み、前記PCBボードは、前記光送受信装置が設けられた側の面が第1面であり、前記第2室壁が前記PCBボードの前記第1面側に間隔を置いて設置され、前記第2室壁には当接部が突設され、前記当接部は、前記第1面に緊密に当接し、前記当接部と前記PCBボードとの間にはガスケットが設けられている
請求項15に記載のタッチパネル。
【請求項17】
前記光学フィルタは、第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分と前記第2部分とは、夾角を成すように配置され、前記第1部分と前記第2部分との間には切り欠きが形成され、前記フィルタリング部は、前記第2部分から離れる前記第1部分の端面に設けられ、前記切り欠き側に位置する前記第1部分の面は、表示モジュールのカバープレートの表示側に接着され、前記切り欠き側に位置する前記第2部分の面は、前記表示モジュールの端面と間隔を開けて或いは接触しているように配置される
請求項12~16のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項18】
前記第1部分には第1チャンバーが設けられ、前記第2部分には第2チャンバーが設けられ、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとは、連通して共通に前記収容室を構成し、前記PCBボードは前記第2チャンバーに設けられ、前記光送受信装置は前記第1チャンバーに設けられる
請求項17に記載のタッチパネル。
【請求項19】
前記外フレームは、順に垂直して接続される第1フレームプレート、第2フレームプレート及び第3フレームプレートを含み、前記第1フレームプレートと前記第3フレームプレートとは、前記第2フレームプレートによりも表示モジュールのカバープレート側に位置し、前記第1フレームプレートは、前記カバープレートの表示側に間隔を置いて設けられ、前記第1フレームプレート、前記第2フレームプレート及び前記第3フレームプレートの間には前記収容溝が形成されている
請求項12~16のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項20】
前記第3フレームプレートには、ネジを挿通する固定孔が設けられ、或いは、
前記第3フレームプレートは、前記第1フレームプレートから離れる側に固定柱が設けられ、前記固定柱には前記固定孔が設けられ、或いは、
前記外フレームは、第4フレームプレートをさらに含み、前記第4フレームプレート及び前記第2フレームプレートは、それぞれ、前記第3フレームプレートの対向する両側に位置し、前記第4フレームプレートには前記固定孔が設けられている
請求項19に記載のタッチパネル。
【請求項21】
前記外フレームには接続部材が設けられ、前記接続部材は、前記外フレームと表示モジュールのバックプレートとを接続することに用いられる
請求項12~16のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項22】
前記光学フィルタには第2開口が設けられ、前記第2開口は、前記光送受信装置から離れる前記PCBボードの面に向かい合い、前記第2開口は前記収容室に連通する
請求項12に記載のタッチパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年11月29日に中国特許庁に提出された出願番号が201922131417.2で、発明の名称が「タッチフレーム及びそれを備えるタッチパネル」である中国特許出願の優先権を主張している。
本発明は、タッチパネルの技術分野に関し、特にタッチフレーム及びそれを備えるタッチパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
赤外線タッチパネル(Infrared Touch Screen Technology)は、表示パネルと、表示パネルの外フレームに取り付けられる赤外線送信・受信感知素子とからなり、赤外線送信・受信感応素子は、パネル表面に赤外線検出網を形成し、赤外線タッチパネルの実現原理が表面音波式タッチパネルと類似し、それは、赤外線送信・受信感知素子を使用し、これらの素子は、パネル表面に赤外線検出網を形成し、タッチ操作する物体(例えば、指)は、タッチ点の赤外線を改変して、タッチ制御の座標位置に変換して操作に対する応答を実現する。赤外線タッチパネルでは、パネルの4つの辺にはPCBボードが配列され、PCBボードには赤外線送信管と赤外線受信管が電気接続され、それに対応して縦方向および横方向に交差する赤外線マトリスクが形成されている。
【0003】
従来のタッチパネルの構成では、その外フレームの構成が複雑で、製造コストが高く、かつ他の構成を取り付ける時に手間がかかり、取付効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それに基づいて、タッチフレーム及びタッチパネルを提供する必要があり、具体的な技術案は、以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1形態によれば、タッチフレームであって、
少なくとも1つの溝開口が開設される収容溝を有する外フレームと、
前記収容溝に設けられ、その内には収容室が設けられ、前記収容溝の溝開口まで延在する部分がフィルタリング部である光学フィルタと、
前記収容室に設けられ、その上には、前記フィルタリング部に向かい合っている光送受信装置が設けられているPCBボードを含む。
【0006】
本発明の実施例に係る有益な効果は、以下の通りである。光学フィルタは、収容室を有する構成であるように設けられることにより、PCBボードを収容室に取り付けて光学フィルタと1つのアセンブリを構成し、また、このアセンブリが外フレームの収容溝に取り付けられて、外フレームにフィルタリング部を固定するための独立した係合溝を設置することを回避でき、外フレームの構成を簡易化し、製造コストを低下させると共に、押し出す必要がなく、フィルタリング部の取付及び固定を実現し、フィルタリング作用を発揮するフィルタリング部が傷つけられることを有効的に防止し、組立の困難度を低下させ、かつアセンブリの取付及び固定がより容易になり、揺れにくく、即ち、機械振動を発生し難い。また、光学フィルタの隔離により、外フレームにおける金属の削りくずがPCBボードに落ちることを防止し、PCBボードが短絡することを有効的に回避することができる。
【0007】
第2形態によれば、タッチパネルを提供し、表示モジュールと前記表示モジュールの周辺に設けられる周辺フレームとを含み、前記周辺フレームは、前記タッチフレームを採用し、前記タッチフレームのPCBボードは、前記表示モジュールのカバープレートの表示側に垂直し、前記タッチフレームの外フレームには収容溝が設けられ、前記収容溝の溝開口は、前記表示モジュールの中心に向けて設置され、前記タッチフレームの光学フィルタは、フィルタリング部を有し、前記フィルタリング部は、前記外フレームと前記カバープレートの表示側との間に位置している。本発明の実施例に係るタッチパネルは、構成が簡単で、組立が便利であり、構成の安定性が高く、かつPCBボードがカバープレートの表示側に垂直するように設置されることにより、タッチフレーム全体の厚さを減少すると共にタッチフレームの幅を減少し、周辺フレームが狭いという設計要求を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
以下、図面及び実施例をもって本発明をさらに詳細に説明する。
【0009】
以下、本発明の実施例又は既存技術の技術案をより明確に説明するために、本発明の実施例又は既存技術を説明するのに必要である図面を簡単的に説明する。明らかに、以下に説明する図面は本発明の一部の実施例にすぎず、本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を要しない前提で、これらの図面から他の実施例の図面を取得することができる。
【0010】
図1図1は、本発明の第1実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0011】
図2図2は、本発明の第2実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0012】
図3図3は、本発明の第3実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0013】
図4図4は、本発明の第4実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0014】
図5図5は、本発明の第5実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0015】
図6図6は、本発明の第6実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0016】
図7図7は、本発明の第7実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0017】
図8図8は、本発明の第8実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0018】
図9図9は、本発明の第9実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0019】
図10図10は、本発明の第10実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0020】
図11図11は、本発明の第11実施例に係るタッチパネルの断面模式図である。
【0021】
図12図12は、本発明の実施例に係る光学フィルタの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明によって解決される技術的課題、採用される技術案、及び達成される技術的効果をより明確にするために、以下、図面を参照して本発明の実施例の技術案をさらに詳細に説明するが、説明される実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を必要とせずに取得する他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0023】
本発明の説明において、特に明示的な規定及び限定がない限り、用語「連結」、「接続」、「固定」は、広義に理解すべきであり、例えば、固定的な接続、取り外し可能な接続、又は一体的な接続であってもよく、機械的な接続、又は電気的な接続であってもよく、直接連結、中間媒体を介した間接的な連結、又は2つの要素の内部の連通又は2つの要素の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、本発明における上記の用語の具体的な意味は、具体的な場合に応じて理解され得る。
【0024】
本発明では、特に明示的な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にある場合、第1特徴と第2特徴とが直接接触すること、又は、第1特徴と第2特徴とが直接接触するのではなく、これらの間の追加の特徴を介して接触することを含んでもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」、及び「より上」にある場合、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平面からの高さが第2特徴より高いことを示す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」、及び「より下」にある場合、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平面からの高さが第2特徴よりも低いことを示す。
【0025】
図1~12に示すように、本発明の実施例は、タッチフレーム100を提供し、タッチパネルに用いられ、タッチパネルは、知能インタラクティブパネル、知能ブラックボードなどのインタラクティブ類の表示装置であってもよい。以下の例示に示される表示モジュール200のカバープレート210の表示側は、タッチパネルが画像、ビデオ及びタッチ操作を呈する側の一面である。
【0026】
図1及び図12に示すように、このタッチフレーム100は、外フレーム1、光学フィルタ2及びPCBボード3を含む。なお、外フレーム1は、収容溝15を有し、収容溝15は、タッチパネルの表示モジュール200の中心に向ける少なくとも1つの溝開口が開設され、光学フィルタ2は、収容溝15に設けられる。光学フィルタ2には収容室21が設けられ、光学フィルタ2が収容溝15の溝開口まで延在する部分はフィルタリング部22であり、フィルタリング部22は、外フレーム1と表示モジュール200のカバープレート210の表示側との間に位置する。PCBボード3は、収容室21に設けられる。PCBボード3には、光送受信装置4が設けられ、光送受信装置4がフィルタリング部22と向かい合っている。光学フィルタ2は、収容室21を有する構成であるように設けられることにより、PCBボード3を収容室21に取り付けて光学フィルタ2と1つのアセンブリを構成し、また、このアセンブリが外フレーム1の収容溝15に取り付けられて、外フレーム1にフィルタリング部22を固定するための独立した係合溝を設置することを回避でき、外フレーム1の構成を簡易化し、製造コストを低下させると共に、押し出す必要がなく、フィルタリング部22の取付及び固定を実現し、フィルタリング作用を発揮するフィルタリング部22が傷つけられることを有効的に防止し、組立の困難度を低下させ、かつアセンブリの取付及び固定が容易になり、揺れにくく、即ち、機械振動を発生し難い。また、光学フィルタ2の隔離により、外フレーム1における金属の削りくずがPCBボード3に落ちることを防止し、PCBボード3が短絡することを有効的に回避することができる。
【0027】
本実施例において、カバープレート210の表示側に近寄る光学フィルタ2の一面には、粘着層5が設けられている。粘着の方式で光学フィルタ2を固定することにより、光学フィルタ2をカバープレート210に安定的に固定することができ、比較的複雑的な外フレーム1の構成を設置することを回避することができるだけでなく、光学フィルタ2の取付を簡易化させることができ、それにより光学フィルタ2におけるフィルタリング部22乃至光学フィルタ2の表面全体が傷つけられることを回避すると共に、光学フィルタ2が揺れることを有効的に防止することができ、機械振動を発生することを回避する。具体的には、粘着層5は、両面接着テープである。
【0028】
粘着層5は、初期固定時に光学フィルタ2に張り付けられてもよく、カバープレート210の表示側の指定位置に張り付けられてもよい。
【0029】
具体的には、図12に示すように、光学フィルタ2は、第1部分23と第2部分24を含み、第1部分23と第2部分24とは、「L」字状で夾角を成すように設置され、第1部分23と第2部分24との間には切り欠き25が形成されている。フィルタリング部22は、第2部分24から離れる第1部分23の端面に設けられている。切り欠き25側に位置する第1部分23の面は、カバープレート210の表示側に接着され、切り欠き25側に位置する第2部分24の面は、表示モジュール200の端面と間隔を開けて或いは接触するように配置される。光学フィルタ2は、夾角をなす2つの部分になるように設けられることにより、外フレーム1が表示モジュール200の厚さ方向に位置する空間を利用でき、カバープレート210の表示側から突出する厚さが増加することを回避し、一定の程度でタッチフレーム100の厚さを減少させ、タッチパネル全体が超薄設計を実現しやすい。
【0030】
図12に示すように、第1部分23と第2部分24は、垂直設置される。垂直設置される2つの部分は、L型の切り欠き25を形成することができ、それにより切り欠き25の垂直する2つの側面により表示モジュール200の取付を位置制限する。
【0031】
図12に示すように、光学フィルタ2の収容室21は、L形形状を呈し、例示として、第1部分23には第1チャンバーが設けられ、第2部分24には第2チャンバーが設けられ、第1チャンバーと第2チャンバーとが連通して共通に収容室21を構成し、PCBボード3が第2チャンバーに設けられ、光送受信装置4が第1チャンバーに設けられている。L型の収容室21は、PCBボード3及び光送受信装置4の構成と配合して、収容室21における空間ができるだけ利用され、比較的大きな余分な空間を回避し、それによりタッチフレーム100の狭いフレーム設計を実現しやすい。
【0032】
一実施例において、図1に示すように、図示されるX方向は、タッチフレーム100の幅方向であり、Y方向はタッチフレーム100の厚さ方向であり、X、Y方向に同時に垂直する方向は、タッチフレーム100の長さ方向である。表示モジュール200は、外フレーム1が設けられる辺が取付辺であり、光学フィルタ2の長さは取付辺の長さ方向に沿って延在し、即ち、光学フィルタ2の長さ方向とタッチフレーム100の長さ方向とは一致し、光学フィルタ2の長さ方向の少なくとも一端には第1開口が開設され、第1開口は収容室21に連通し、PCBボード3は、第1開口を通じて収容室21に挿入される。第1開口を設置することにより、PCBボード3が光学フィルタ2の長さ方向の端部から光学フィルタ2の内部に挿入されることができ、取付及び固定を実現する。このようにして、PCBボード3の取付が便利であると共に、このように構成される光学フィルタ2は、PCBボード3を大面積に遮蔽して保護し、外フレーム1における金属の削りくず又は水などがPCBボード3に落ちてPCBボード3が短絡することを有効的に回避し、即ち、PCBボード3の防水・防湿効果を向上する。
【0033】
当然ながら、光学フィルタ2の長さ方向の両端には、共に第1開口が設けられて、PCBボード3が光学フィルタ2の長さ方向のいずれかの一端からPCBボード3に取り付けられる。
【0034】
PCBボード3を便利に固定するために、収容室21の対向する2つの室壁には係合溝213が設けられ、係合溝213が設けられた壁がカバープレート210の表示側に平行し、係合溝213は、光学フィルタ2の長さ方向に沿って第1開口まで延在し、PCBボード3の対向する両端がそれぞれ2つの係合溝213に係合する。本実施例において、2つの係合溝213は、Y方向に間隔を置いて設けられる。
【0035】
本実施例において、図12に示すように、光学フィルタ2は、透光性プラスチックにより一体に押出成形するので、係合溝213を一体成形することができ、PCBボード3の固定に便利である。外フレーム1は、板金や、アルミニウム系材料などの他の板材を採用して加工することができ、加工の方式は、折り曲げプロセス又は押出プロセスを採用することができる。
【0036】
具体的には、係合溝213が設けられた室壁は、第1室壁211であり、2つの第1室壁211は、PCBボード3の幅方向に沿って設置され、ここでのPCBボード3の幅方向とは、図1に示されるY方向であり、PCBボード3の幅方向は、カバープレート210の表示側に垂直し、PCBボード3の厚さ方向は、カバープレート210の表示側に平行し、PCBボード3の長さ方向は、光学フィルタ2の長さ方向と一致している。
【0037】
収容室21は、第1室壁211に垂直する第2室壁212をさらに含み、PCBボード3は、相対に設けられる第1面と第2側面を有し、光送受信装置は、第1面に設けられ、第2室壁212は、PCBボード3の第1面側に間隔を置いて設けれ、第2室壁212には当接部214が突設され、当接部214は第1面に緊密に当接する。当接部214を設置することにより係合溝213に取り付けられるPCBボード3が揺れることを回避することができる。
【0038】
また、図1及び図12に示すように(図6を参照)、当接部214とPCBボード3との間にはガスケット215が設けられ。ガスケット215を設置することにより、当接部214とPCBボード3の第1面との間が剛性衝突を発生してPCBボード3の表面の回路構成又は銅層を損害することを防止することができる。一実施例において、ガスケット215は、クラッシュフォームや、ゴムパッド、シリコーンパッドである。
【0039】
図1図11に示すように、タッチフレーム100の外フレーム1は、直接的にネジ7により表示モジュール200のバックプレート220に接続されてもよく、固定柱9や、接続部材6などの構成を介してバックプレート220に接続されてもよく、以下、具体的に幾つかの接続方式を例示する。
【0040】
図1及び図12に示すように、外フレーム1は、順に垂直して接続される第1フレームプレート11、第2フレームプレート12及び第3フレームプレート13を含み、第1フレームプレート11と第3フレームプレート13とは、第2フレームプレート12のカバープレート210に向ける側に位置し、第1フレームプレート11は、カバープレート210の表示側に間隔を置いて設けられ、第1フレームプレート11、第2フレームプレート12及び第3フレームプレート13の間には収容溝15が形成されている。
【0041】
第2フレームプレート12から離れる第3フレームプレート13の一端には第4フレームプレート14が接続され、第4フレームプレート14と第2フレームプレート12は、それぞれ第3フレームプレート13の対向する両側に位置し、第4フレームプレート14には、ネジ7が通過するための固定孔が設けられ、表示モジュール200のバックプレート220の辺縁は、曲げて折り曲げ辺2201を形成し、折り曲げ辺2201が第4フレームプレート14と平行し、折り曲げ辺2201にはネジ孔が開設され、ネジ7は、第4フレームプレート14における固定孔を貫通して折り曲げ辺2201のネジ孔にねじ込んで、外フレーム1とバックプレート220との固定を実現する。
【0042】
図2に示すように、この実施例の構成は、図1に示される構成と類似し、具体的には、本実施例に係る外フレーム1には第4フレームプレート14が設けられていなく、バックプレート220にも折り曲げ辺2201が設けられていなく、第3フレームプレート13は、カバープレート210から離れるバックプレート220の面に直接的に搭載し、両者は、ネジ7により接続して固定される。
【0043】
図3に示すように、この実施例において、外フレーム1は、第4フレームプレート14が設けられていなく、第3フレームプレート13は、直接的にバックプレート220と揃っている。外フレーム1とバックプレート220との間は、接続部材6を介して接続し、具体的には、接続部材6は、平板状であり、接続部材6は、一端が、第1フレームプレート11から離れる第3フレームプレート13の面に搭載し、他端が、光学フィルムアセンブリから離れるバックプレート220の面に搭載し、接続部材6は、それぞれ、ネジ7を介して第3フレームプレート13及びバックプレート220に接続される。
【0044】
図4に示すように、外フレーム1も接続部材6を介してバックプレート220に接続されるが、本実施例に係る接続部材6の構成は、図3に示される接続部材6の構成と異なる。本実施例において、外フレーム1は、図1に示される第4フレームプレート14が設けられ、バックプレート220の辺縁も曲げて折り曲げ辺2201を形成し、折り曲げ辺2201と第4フレームプレート14とは、間隔を置いて設置される。接続部材6は、L型であり、垂直に接続される第1アダプタプレート61と第2アダプタプレート62を含み、第1アダプタプレート61は、折り曲げ辺2201と第4フレームプレート14との間に設けられ、第1アダプタプレート61には、ネジ7が通過するための貫通孔が開設される。ネジ7は、第4フレームプレート14における固定孔、第1アダプタプレート61における貫通孔を貫通して折り曲げ辺2201のネジ孔にねじ込み、バックプレート220、接続部材6及び外フレーム1を接続し、第2アダプタプレート62は、光学フィルムアセンブリから離れるバックプレート220の面に搭載し、両者もネジ7によって固定される。
【0045】
図5に示すように、本実施例において、外フレーム1は、第1フレームプレート11、第2フレームプレート12及び第3フレームプレート13を含むことができ、バックプレート220の辺縁は、カバープレート210に向けて曲げて折り曲げ辺2201を形成し、第3フレームプレート13は、カバープレート210から離れるバックプレート220の面に設けられ、折り曲げ辺2201は、表示モジュール200の中心に近寄る側の第2フレームプレート12の面に当接し、バックプレート220は、カバープレート210に近寄る側、且つ折り曲げ辺2201に近接する位置に、固定柱9が設けられている。固定柱9は、かしめや、接着、溶接などの方式により固定され、固定柱9にはネジ孔が開設され、バックプレート220と第3フレームプレート13には、それぞれ、ネジ孔に対応して貫通孔及び固定孔が開設され、ネジ7は、第3フレームプレート13における固定孔、バックプレート220における貫通孔を貫通して固定柱9のネジ孔にねじ込んで固定して接続される。
【0046】
図6に示すように、本実施例において、外フレーム1の構成は、図1図5に示される外フレーム1の構成と異なり、外フレーム1は、垂直に設けられる第1フレームプレート11と第2フレームプレート12を含み、バックプレート220の辺縁は、曲げて折り曲げ辺2201を形成し、バックプレート220と外フレーム1との間は、L型の接続部材6を介して接続される。接続部材6は、垂直に接続される第1アダプタプレート61と第2アダプタプレート62を含み、前記第1アダプタプレート61は、光学フィルタ2と第2フレームプレート12との間に設けられ、第2アダプタプレート62は、光学フィルタ2を支持することに用いられる。光学フィルタ2から離れる第2アダプタプレート62の面には、固定柱9が固定して設けられ、固定柱9にはネジ孔が開設され、バックプレート220には、ネジ孔に対応して貫通孔が開設され、ネジ7は、バックプレート220における貫通孔を貫通して第2アダプタプレート62における固定柱9のネジ孔にねじ込む。第2フレームプレート12と光学フィルタ2は、第1アダプタプレート61を挟み込むことにより、接続部材6の位置を限定し、さらに第2アダプタプレート62におけるネジ7の構成と配合して良好な固定を実現する。
【0047】
本実施例において、折り曲げ辺2201は、第2フレームプレート12に近接して設けられてもよく、第2フレームプレート12の光学フィルタ2に近寄る側の一面に緊密に当接されてもよい。
【0048】
タッチフレーム100は、中間フレーム8をさらに含み、中間フレーム8は、表示モジュール200の光学フィルムアセンブリをバックプレート220に緊密に当接することに用いられ、また、カバープレート210を支持することに用いられる。中間フレーム8は、垂直に接続される支持部81と接続部82を含み、支持部81は、カバープレート210を支持し、光学フィルムアセンブリを押し締めることに用いられ、接続部82は、バックプレート220に設けられて折り曲げ辺2201に近寄り、固定柱9は、接続部82と折り曲げ辺2201との間に位置し、中間フレーム8は、ネジ接続や、接着などの方式によりバックプレート220に固定される。
【0049】
図7に示すように、本実施例に係る構成は、図6に示される構成と類似し、具体的には、本実施例に係る接続部材6の第1アダプタプレート61は、折り曲げ辺2201と第2フレームプレート12との間に設けられている。
【0050】
図8に示すように、本実施例において、外フレーム1は、U型を呈し、即ち、外フレーム1は、第1フレームプレート11、第2フレームプレート12及び第3フレームプレート13を含み、バックプレート220の辺縁は、カバープレート210に向けて曲げて折り曲げ辺2201が形成され、第3フレームプレート13は、バックプレート220のカバープレート210に近寄る側の一面に間隔を置いて設けられ、第3フレームプレート13のバックプレート220に近寄る側の一面には固定柱9が固定され、固定柱9にはネジ孔が開設され、バックプレート220には貫通孔が開設され、貫通孔は、折り曲げ辺2201に近接して設けられ、ネジ7は、バックプレート220における貫通孔を貫通して固定柱9のネジ孔にねじ込んで、バックプレート220と外フレーム1との固定を実現し、折り曲げ辺2201の吊るし端は、第3フレームプレート13に当接してもよく、第3フレームプレート13と間隔を置いて設置してもよい。
【0051】
図9に示すように、本実施例に係る外フレーム1の構成は、図6及び図7に示される外フレーム1の構成と一致し、この外フレーム1は、垂直に設けられる第1フレームプレート11と第2フレームプレート12を含むことができ、バックプレート220の辺縁は、曲げて折り曲げ辺2201を形成し、バックプレート220と外フレーム1は、接続部材6を介して接続し、接続部材6は、光学フィルタ2と第2フレームプレート12との間に介在する第1アダプタプレート61、第1フレームプレート11から離れる光学フィルタ2の面に当接する第2アダプタプレート62、第2アダプタプレート62と平行しかつ間隔を置いて第4アダプタプレート64、及び第2アダプタプレート62と第4アダプタプレート64とを接続する第3アダプタプレート63を含み、第4アダプタプレート64は、ネジ7を介してバックプレート220に接続し、折り曲げ辺2201は、第4アダプタプレート64と第2フレームプレート12との間に設けられる。
【0052】
本実施例において、第3アダプタプレート63の一端は、第1アダプタプレート61から離れる第2アダプタプレート62の一端に接続され、他端は、折り曲げ辺2201から離れる第4アダプタプレート64の一端に接続され、4つのアダプタプレートは、順に垂直して接続されている。
【0053】
図10に示すように、本実施例に係る構成は、図9に示される構成と類似し、具体的には、接続部材6の構成は、異なる。本実施例において、接続部材6は、U型を呈し、接続部材6は、順に垂直して接続される第1アダプタプレート61、第2アダプタプレート62及び第3アダプタプレート63を含み、第1アダプタプレート61と第3アダプタプレート63とは、第2アダプタプレート62によりも同じ側に設けられ、第1アダプタプレート61は、第1フレームプレート11から離れる光学フィルタ2の面に当接し、第2アダプタプレート62から離れる第1アダプタプレート61の一端と表示モジュール200に近寄る第2フレームプレート12の面とは、溶接され、第2アダプタプレート62から離れる第3アダプタプレート63の一端は第2フレームプレート12と間隔を置いて、両者間には、バックプレート220の折り曲げ辺2201が挿入して接続される空間が残っている。
【0054】
図11に示すように、本実施例に係る構成は、図1に示される構成と類似し、具体的には、光学フィルタ2の第2フレームプレート12から近寄る側の一面には第2開口26が開設され、第2開口26は、収容室21に連通している。このように構成することにより、光学フィルタ2の長さ方向の端部に開設される第1開口を省略して、直接的に第2開口26を介してPCBボード3を組み立てる。このように構成することにより、光学フィルタ2全体の製造困難度を低下することができると共に、タッチフレーム100全体の重量を低減することもでき、タッチパネルが軽く、薄い設計を実現しやすい。
【0055】
本発明の実施例は、タッチパネルを提供し、表示モジュール200と表示モジュール200の周辺に設けられる周辺フレームとを含み、周辺フレームは、以上のいずれかの実施例に係るタッチフレーム100を採用し、タッチフレーム100の具体的な構成について、ここで重複して説明することはしない。
【0056】
本実施例において、タッチフレーム100のPCBボード3は、表示モジュール200のカバープレート210の表示側に垂直する。PCBボード3がカバープレート210の表示側に垂直するように設置されることにより、タッチフレーム100全体の厚さを減少すると共に、タッチフレーム100の幅を減少し、周辺フレームが狭い設計要求を満足することができる。
【0057】
当然ながら、PCBボード3は、カバープレート210の表示側に垂直することに限定されず、カバープレート210の表示側に対して傾斜して設けられることができる。本実施例において、カバープレート210は、強化ガラスである。
【0058】
本文の説明では、用語「上」などの方位や位置関係は、図面に示される方位や位置関係に基づくものであり、説明を便宜にし、操作を簡易化するためのものであり、その装置や素子は、必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成して操作することを指示し、或いは暗示しないので、本発明に対する制限として理解すべきではない。
【0059】
本明細書の説明において、用語「一実施例」などを参照する説明は、該実施例を参照して説明された特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上述の用語の概略的な記述は、必ずしも同じ実施例を対象とするものではない。
【0060】
なお、本明細書は実施形態に従って説明されたが、各実施形態には1つの独立した技術案のみが含まれているわけではなく、明細書のこのような記述方式は単に明確にするために過ぎず、当業者は明細書を1つの全体とすべきであり、各実施例における技術案も適切に組み合わせて、当業者が理解できる他の実施形態を形成してもよい。
【0061】
以上、具体的な実施例を参照して本発明の技術的原理を説明した。これらの説明は、本発明の原理を解釈するために過ぎず、本発明の保護の範囲を何ら限定するものとして解釈することはできない。ここでの解釈に基づいて、当業者は、創造的な努力を必要とせずに本発明の他の具体的な実施形態を想到することができ、これらの形態はすべて本発明の保護の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0062】
100、タッチフレーム
1、外フレーム
11、第1フレームプレート
12、第2フレームプレート
13、第3フレームプレート
14、第4フレームプレート
15、収容溝
2、光学フィルタ
21、収容室
211、第1室壁
212、第2室壁
213、係合溝
214、当接部
215、ガスケット
22、フィルタリング部
23、第1部分
24、第2部分
25、切り欠き
26、第2開口
3、PCBボード
4、光送受信装置
5、粘着層
6、接続部材
61、第1アダプタプレート
62、第2アダプタプレート
63、第3アダプタプレート
64、第4アダプタプレート
7、ネジ
8、中間フレーム
81、支持部
82、接続部
9、固定柱
200、表示モジュール
210、カバープレート
220、バックプレート
2201、折り曲げ辺。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】