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特表2023-504173移動物体のネットワークにおけるメタデータの収集、分類、アカウンティング、およびビリングのための方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-01
(54)【発明の名称】移動物体のネットワークにおけるメタデータの収集、分類、アカウンティング、およびビリングのための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/16 20120101AFI20230125BHJP
   H04W 4/24 20180101ALI20230125BHJP
   H04W 4/38 20180101ALI20230125BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20230125BHJP
【FI】
G06Q20/16
H04W4/24
H04W4/38
H04W4/44
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022532776
(86)(22)【出願日】2020-12-01
(85)【翻訳文提出日】2022-07-04
(86)【国際出願番号】 US2020062730
(87)【国際公開番号】W WO2021113256
(87)【国際公開日】2021-06-10
(31)【優先権主張番号】62/942,232
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/942,231
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/106,535
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/106,430
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.FIREWIRE
3.MONGODB
4.MySQL
5.REDIS
6.ETHERNET
(71)【出願人】
【識別番号】518097693
【氏名又は名称】ヴェニアム,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100173565
【弁理士】
【氏名又は名称】末松 亮太
(72)【発明者】
【氏名】ホルヘ,クリントン・ルイス
【テーマコード(参考)】
5K067
5L055
【Fターム(参考)】
5K067AA29
5K067BB27
5K067FF02
5K067HH22
5K067HH23
5L055AA35
(57)【要約】
移動物体のネットワークにおけるメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うための方法およびシステムが提供される。ネットワーク・ノードにおいてのメタデータのアカウンティングと、予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいてのメタデータに関してのアカウンティングと、予め定められたビリング・ポリシーに基づいてのメタデータを扱うコストの評価とを管理するためのシステムおよび方法が具体的に開示される。メタデータは、コストの評価に基づいて扱うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うように構成されたシステムであって、
ネットワーク・ノードを含み、前記ネットワーク・ノードは、
データの送信および受信のための信号を通信するように構成される少なくとも1つの通信回路と、
命令およびデータを格納するように構成される少なくとも1つのストレージ回路と、
少なくとも部分的に前記少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータに基づいて、前記ネットワーク・ノードにおいてメタデータを管理するように構成される少なくとも1つの処理回路と
を含み、
前記管理することは、
前記ネットワーク・ノードにおいて前記メタデータのアカウンティングを管理することであって、
前記メタデータと関連または関係する情報が使用可能であるとき、前記メタデータを更新することと、
予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいて、前記メタデータに関してのアカウンティングを行うことと
を含む、アカウンティングを管理することと、
予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、前記ネットワーク・ノードにおいての前記メタデータのビリングを管理することであって、
前記予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、前記メタデータを扱うためのコストを評価することと、
前記コストを評価することに基づいて、前記メタデータを扱うことを管理することと
を含む、ビリングを管理することと
を含む、
システム。
【請求項2】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、前記メタデータを扱うための前記コストを決定するように構成される、システム。
【請求項3】
請求項2のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、前記メタデータを扱うための前記コストを決定するときに、
前記メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定するように、
前記1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースの決定するように、および
前記1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストを決定するように
構成される、システム。
【請求項4】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、前記コストを評価することに基づいて、前記メタデータを扱うことに関しての請求書を生成するように構成される、システム。
【請求項5】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、前記メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理するように構成される、システム。
【請求項6】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、コントラクトに基づいて前記メタデータを扱うことを管理するように構成され、前記コントラクトはローカル・コントラクトまたはグローバル・コントラクトを含む、システム。
【請求項7】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、
前記ネットワーク・ノード内で前記メタデータの少なくとも一部を生成することと、
前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードから前記メタデータの少なくとも一部を受け取ることと
のうちの一方または双方を行うように構成される、システム。
【請求項8】
請求項1のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うことに関連する1以上の機能を実行するように構成され、前記メタデータを扱うことに関連する1以上の機能は、
予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、前記メタデータに関連または関係する情報を集めることと、
予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、前記メタデータを分類することと、
予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けすることと、
前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードへメタデータの少なくとも一部をディスパッチすることと
を含む、システム。
【請求項9】
移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うように構成されるシステムであって、
クラウド・ベースのネットワーク・ノードを含み、前記ネットワーク・ノードは、
データの送信および受信のための信号を通信するように構成される少なくとも1つの通信回路と、
命令およびデータを格納するように構成される少なくとも1つのストレージ回路と、
少なくとも部分的に前記少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータに基づいて、前記移動物体のネットワークにおいてメタデータのグローバル管理を提供するように構成される少なくとも1つの処理回路と
を含み、
前記メタデータのグローバル管理を提供することは、
前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することであって、前記アカウンティングのグローバル管理が、
前記移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのアカウンティングを管理するための1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、
前記1以上のネットワーク・ノードにおいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することと
を含む、前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することと、
メタデータのビリングのグローバル管理を提供することであって、前記ビリングのグローバル管理が、
1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、
1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも2つのものとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することと
のうちの一方または双方を含む、メタデータのビリングのグローバル管理を提供することと
のうちの一方または双方を含む、
システム。
【請求項10】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、
前記1以上のネットワーク・ノードから、前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、メタデータに関連する情報を受け取るように、および
受け取った情報に基づいて、前記メタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新するように
構成される、システム。
【請求項11】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、
前記1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めるように、および
集めた前記情報に基づいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新するように
構成される、システム。
【請求項12】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、前記移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡するように構成され、追跡することは、
メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、
前記メタデータに関連する情報を共有することと関連する情報を得ることと、
特定された前記少なくとも1つのネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、
特定された前記少なくとも1つのネットワーク・ノードにおけるメタデータの使用と関連する情報を得ることと
のうちの1以上のことを含む、システム。
【請求項13】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、
メタデータと関連する情報を前記1以上のネットワーク・ノードから受け取るように、および
受け取った情報に基づいて、前記メタデータのグローバル管理に関連する情報または機能を更新するように
構成される、システム。
【請求項14】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、
少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する少なくとも1つのネットワーク・ノードを特定するように、
グローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成するように、および
前記少なくとも1つのネットワーク・ノードへ前記ローカル・コントラクト・ポリシーを送るように
構成される、システム。
【請求項15】
請求項9のシステムであって、前記少なくとも1つの処理回路は、グローバル・コントラクトを生成するときに、
前記メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定するように、
少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて前記1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定するように、および
前記少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて前記メタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更するように
構成される、システム。
【請求項16】
移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うための方法であって、方法は、
クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記移動物体のネットワークにおける前記メタデータのグローバル管理を提供することを含み、前記メタデータのグローバル管理を提供することは、
前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することであって、前記アカウンティングのグローバル管理が、
前記移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおいて、メタデータのアカウンティングを管理するために、1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、
前記1以上のネットワーク・ノードにおいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することと
を含む、前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供ことと、
前記メタデータのビリングのグローバル管理を提供することであって、前記ビリングのグローバル管理が、
前記1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、
前記1以上のネットワーク・ノードとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することと
のうちの一方または双方を含む、前記メタデータのビリングのグローバル管理を提供することと
のうちの一方または双方を含み、かつ方法は、
前記移動物体のネットワークの前記1以上のネットワーク・ノードのそれぞれにおいて、予め定められたビリング・ポリシーに基づいて前記メタデータのビリングをローカルにメタデータを管理することを含み、前記管理することは、
前記予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、前記メタデータを扱うためのコストを評価することと、
前記コストを評価することに基づいて前記メタデータを扱うことを管理することと
を含む、前記メタデータのビリングをローカルにメタデータを管理すること
を含む、
方法。
【請求項17】
請求項16の方法であって、メタデータを扱うためのコストを決定することを更に含み、前記決定することは、
前記メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、
前記1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースを決定することと、
前記1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストを決定することと
を含む、方法。
【請求項18】
請求項16の方法であって、前記コストを評価することに基づいて前記メタデータを扱うことを管理するときに、前記コストを評価することに基づいて前記メタデータを扱うことに関しての請求書を生成することを更に含む方法。
【請求項19】
請求項16の方法であって、前記コストを評価することに基づいて前記メタデータを扱うことを管理するときに、前記メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理することを更に含む方法。
【請求項20】
請求項16の方法であって、取り決められたコントラクトに基づいて前記メタデータを管理することを更に含み、前記コントラクトはローカル・コントラクトまたはグローバル・コントラクトを含む、方法。
【請求項21】
請求項16の方法であって、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて、メタデータをローカルに扱うときに、
前記ネットワーク・ノード内で前記メタデータの少なくとも一部を生成することと、
前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードから前記メタデータの少なくとも一部を受け取ることと
のうちの一方または双方を行うことを更に含む方法。
【請求項22】
請求項16の方法であって、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて、メタデータをローカルに扱うときに、メタデータを扱うことと関連する1以上の機能を実行することを更に含み、前記メタデータを扱う1以上の機能は、
予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、前記メタデータに関連または関係する情報を集めることと、
予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、前記メタデータを分類することと、
予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けすることと、
前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードへメタデータの少なくとも一部をディスパッチすることと
を含む、方法。
【請求項23】
請求項16の方法であって、前記クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記メタデータのグローバル管理を提供するときに、
前記1以上のネットワーク・ノードから、前記少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、メタデータに関連する情報を受け取ることと、
受け取った情報に基づいて、前記メタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新することと
を行うことを更に含む、方法。
【請求項24】
請求項16の方法であって、前記クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供するときに、
前記1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めることと、
集めた前記情報に基づいて、前記1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新することと
を行うことを更に含む、方法。
【請求項25】
請求項16の方法であって、前記メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供するときに、前記クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡することを実行することを更に含み、前記追跡することは、
メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、
前記メタデータに関連する情報を共有することと関連する情報を得ることと、
特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、
特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードにおける前記メタデータの使用と関連する情報を得ることと
のうちの1以上のことを含む、方法。
【請求項26】
請求項16の方法であって、前記クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記メタデータのビリングのグローバル管理を提供するときに、
少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する少なくとも1つのネットワーク・ノードを特定することと、
グローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成することと、
前記少なくとも1つのネットワーク・ノードへ前記ローカル・コントラクト・ポリシーを送ることと
を行うことを更に含む方法。
【請求項27】
請求項16の方法であって、前記クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、前記メタデータのビリングのグローバル管理を提供するときに、
前記メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、
少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて前記1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定することと、
前記少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて前記メタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更することと
を行うことを更に含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
[0001] この特許出願は、2019年12月2日に出願された米国仮特許出願シリアル番号62/942231、2019年12月2日に出願された米国仮特許出願シリアル番号62/942232、2020年11月30日に出願された米国特許出願シリアル番号17/106535、および2020年11月30日に出願された米国特許出願シリアル番号17/106430の優先権およびこれらからの利益を主張する。上記で特定した出願のそれぞれは、ここでの参照によりその全体がここに組み込まれる。
【0002】
関連出願に対する相互引用/引用による包含
[0002] 本願は、
"Integrated Communication Network for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号、
"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号、
"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号、
"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号、
"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号、
"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモビリティを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号、
"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号、
"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号、
"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号、
"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号、
"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号、
"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号、
"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号、
"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号、
"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号、
"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号、
"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号、
"Systems and Methods for Inter- Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号、
"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号、
"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号、
"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号、
"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号、
"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号、
"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号、
"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号、
"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号、
"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号、
"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモビリティ・コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号、
"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号、
"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号、
"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号、
"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号、
"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号、
"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号、
"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号、
"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号、
"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号、
"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号、
2019年3月26日に出願された米国仮特許出願第62/823,736号、
2019年6月3日に出願された米国仮特許出願第62/856,448号、
2019年6月19日に出願された米国仮特許出願第62/863,393号、
2019年8月5日に出願された米国仮特許出願第62/882,900号、および
2019年12月2日に出願された米国仮特許出願第62/942,232号
に関係がある。
【0003】
[0003] これらの特許出願の各々は、その内容全体があらゆる目的に対して本願にも含まれるものとする。
【背景技術】
【0004】
[0004] 現在の通信ネットワークは、例えば、自律車両を含む静止およびモバイルのノードを含む通信環境を適正にサポートすることができない。非限定的な例として、現在の通信ネットワークは、移動ノード(moving mode)および静止ノードの双方の複雑なアレイを含むネットワーク(例えば、移動物体のインターネット(the Internet of moving things)、自律車両ネットワーク等)を適正にサポートすることができない。
【0005】
[0005] 従来の方法およびシステムの限界や欠点は、このような手法と、本開示の残り部分において図面を参照しながら明記する本発明の方法およびシステムの色々な態様との比較によって、当業者には明らかとなろう。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本開示の種々の態様は、移動ノードおよび/または静止ノードのネットワークをサポートするおよび/または効果的に利用するための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、ならびに方法を提供する。非限定的な例として、本開示の種々の態様は、静止および移動の双方の通信ノード(例えば、移動物体のインターネット、自律車両ネットワーク等)の複合アレイを備えた、動的に構成変更可能な通信ネットワークをサポートする通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様にしたがって実現される通信ネットワークは、複数のモダリティの内の1つで動作することができ、複数のモダリティは、種々の固定ノード、移動ノード、および/またはこれらの組み合わせを含み、種々のシステム目標のいずれでも達成するために選択可能である。本開示に従った様々な実装の例では、そのような通信ネットワークは、移動物体のネットワークにおけるメタデータの課金をサポートするように、構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
図2図2は、本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
図3図3は、本開示の種々の態様による都市エリア・ネットワークの図を示す。
図4図4は、本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
図5A図5A-5Cは、本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性および/または障害許容力(resiliency)を表す複数のネットワーク構成を示す。
図5B図5A-5Cは、本開示の種々の態様による、通信ネットワークの柔軟性および/または障害許容力を表す複数のネットワーク構成を示す。
図5C図5A-5Cは、本開示の種々の態様による、通信ネットワークの柔軟性および/または障害許容力を表す複数のネットワーク構成を示す。
図6図6は、本開示の種々の態様による通信ネットワーク例のブロック図を示す。
図7図7は、本開示の種々の態様による、移動物体のインターネットにおる、生成から消費までのデータのライフサイクルの例を示す。
図8図8は、本開示の種々の態様による、メタデータの動的なアカウンティングおよびビリングをサポートするために作り出された例示のシステムおよび方法の更なる詳細を示す。
図9図9は、本開示の種々の態様による、費用と予算とデータ転送ポリシーとの調整を担当するクラウド・グローバル・メタデータ・マネジャの例を示す。
図10図10は、本開示の種々の態様による、ローカル・アカウンティング機構とクラウド・グローバル・アカウンティングおよび管理システムとの例を示す。
図11図11は、本開示の種々の態様によるビラー(biller)の例を示す。
図12図12は、本開示の種々の態様による、消費者車両とプロバイダ車両との間のローカル・アドホック・コントラクトの対話の例を示す。
図13図13は、本開示の種々の態様による、グローバル・コントラクト・マネジャと2つの車両との間のコントラクトの例を示す。
図14図14は、本開示の種々の態様による、グローバル消費者予算の管理、コントラクトの管理、およびビリングのためのグローバル・ビリング・システムの例を示す。
図15図15は、本開示の種々の態様による、グローバル・トランザクションのユースケースの例を示す。
図16図16は、本開示の種々の態様による、車両対車両(vehicle-to-vehicle)(V2V)の取引のシナリオにおけるローカル・トランザクションのユースケースの例を示す。
図17図17は、本開示の種々の態様による、メタデータの動的なアカウンティングおよびビリングをサポートする際に使用できる処理モジュールの例示のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0024] 本明細書において用いる場合、「回路」(circuits)および「回路」(circuitry)という用語は、物理的な電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにこのハードウェアを構成することができ、このハードウェアによって実行することができ、および/またはこのハードウェアとそれ以外で関連付けることができるあらゆるソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指す。本明細書において使用する場合、例えば、特定のプロセッサおよびメモリ(例えば、揮発性または不揮発性メモリ・デバイス、一般的なコンピュータ読み取り可能媒体等)は、1つ以上の第1コード・ライン(lines of code)を実行するときに第1「回路」を構成する(comprise)ことができ、1つ以上の第2コード・ラインを実行するときに第2「回路」を構成することができる。加えて、回路はアナログおよび/またはディジタル回路を含むことができる。このような回路(circuitry)は、例えば、アナログおよび/またはディジタル信号に対して動作することができる。尚、回路は1つのデバイスまたはチップ内にあってもよく、1つのマザーボード上にあってもよく、1つのシャーシ内にあってもよく、1箇所の地理的位置における複数のエンクロージャ内にあってもよく、複数の地理的位置にまたがって分散された複数のエンクロージャ内にあってもよい等ということは理解されてしかるべきである。同様に、「モジュール」(module)という用語は、例えば、物理的電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにハードウェアを構成する、ハードウェアによって実行する、および/またはそれ以外でハードウェアに関連付けることができる任意のソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指すことができる。
【0009】
[0025] 本明細書において用いる場合、回路またはモジュールは、機能の実行が不能化されているか、即ち、有効化されていないか(例えば、ユーザ構成変更可能な設定値、工場における仕上げ(factory trim)等によって)には関係なく、当該回路またはモジュールがその機能を実行するために必要なハードウェアおよびコード(何らかが必要な場合)を備えているときはいつでも、その機能を実行するように「動作可能」(operable)である。
【0010】
[0026] 本明細書において用いる場合、「および/または」とは、「および/または」によって繋げられた一覧における項目の内任意の1つ以上を意味する。一例として、「xおよび/またはy」は、3つのエレメント集合{(x)、(y)、(x、y)}の内の任意のエレメントを意味する。言い換えると、「xおよび/またはy」は、「xおよびyの一方または双方」を意味する。別の例として、「x、y、および/またはz」は、7つのエレメント集合{(x)、(y)、(z)、(x、y)、(x、z)、(y、z)、(x、y、z)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「x、y、および/またはz」は、「x、y、およびzの内1つ以上」を意味する。本明細書において利用する場合、「例証的な」(exemplary)という用語は、非限定的な例、実例、または例示(illustration)として役割を果たすことを意味する。本明細書で利用する場合、「例えば」(for example)および「例えば」(e.g.)という用語は、1つ以上の非限定的な例、実例、または例示の一覧を明示する。
【0011】
[0027] 本明細書において使用する用語は、特定の例について説明することを目的とするだけであり、本開示を限定する意図はない。本明細書において使用する場合、単数形は、前後関係が明確にそうでないことを示すのでない限り、複数形も同様に含むことを意図している。更に、「備える」(comprises)、「含む」(includes)、「備えている」(comprising)、「含んでいる」(including)、「有する」(has)、「有する」(have)、「有している」(having)等の用語が、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントの存在を指定するのであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそれらの集合の存在または追加を除外するのではないことは理解されよう。
【0012】
[0028] 尚、第1、第2等の用語が、種々のエレメントを記述するために本明細書において使用される場合があるが、これらのエレメントはこれらの用語によって限定されないことは理解されよう。これらの用語は、1つのエレメントを他のエレメントと区別するために使用されるに過ぎない。つまり、例えば、以下で論ずる第1エレメント、第1コンポーネント、または第1セクションは、本開示の教示から逸脱することなく、第2エレメント、第2コンポーネント、または第2セクションと呼ぶこともできる。同様に、「上位」(upper)、「下位」(lower)、「側」(side)等のような種々の空間的用語は、相対的な意味で1つのエレメントを他のエレメントから区別するときに使用されることがある。しかしながら、コンポーネントの向きが異なる方法で決められることもあり、例えば、本開示の教示から逸脱することなく、ある電子デバイスが横向きにされて、その「上」面が水平に向き、その「側」面が垂直に向くような場合もあることは、理解されてしかるべきである。
【0013】
[0029] 移動物体および/または静止物体(static things)(例えば、デバイス、機械、人々等)、ならびにこのような物体を互いに接続させるためのロジスティックス(例えば、スマート・ロジスティックス、輸送、環境検知等のコンテキストにおけるロジスティックス)の普及に伴い、例えば、常にオンであり、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保され、このような物体(または目的物(object))に対して、どこでもそしていつでも、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供することができるプラットフォームが望まれている。このようなシステムの種々のコンポーネント内における効率的な電力利用も望まれている。
【0014】
[0030] したがって、本開示の種々の態様は、エネルギ効率的に動作しつつ、どこでもそしていつでも、全ての移動物体および/または静止物体(例えば、デバイス、機械、人々、アクセス・ポイント、エンド・ユーザ・デバイス、センサ等)に対して、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供し、完全に動作可能であり、常にオンであり、応答性が良く、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保されたプラットフォーム/システム/アーキテクチャを提供する。
【0015】
[0031] 本開示の種々の態様は、異なる環境の種々の要件、特徴、および要望に対して柔軟に構成変更可能であり適応可能なプラットフォームを提供する。各環境は、移動物体および/または静止物体の移動性(mobility)および密度のそれぞれのレベル、更にはこれらの物体へのアクセス数および/またはタイプによって特徴付けることができる。種々の環境の特性には、例えば、ノードの高い移動性(例えば、接触または接続を変動させる)、多数の近隣、多数の接続済みモバイル・ユーザ、モバイル・アクセス・ポイント、複数のネットワークおよび技術の利用可能性(例えば、同じエリア内の場合もある)等が含まれる。例えば、プラットフォームの動作モードを、他の環境とは異なることもある、各環境のそれぞれの要件および要望に基づいて、環境毎に柔軟に適応させることができる。加えて、例えば、プラットフォームが特定の環境において提供または処理するコンテンツ、サービス、またはデータに基づいて、例えば、異なる目的毎にプラットフォームを柔軟に(例えば、設計時/設置時、および/またはリアル・タイムにおいて)最適化することができる(例えば、レイテンシを短縮し、スループットを高め、電力消費を低減し、負荷の均衡を取り、信頼性を高め、障害またはその他の外乱に関して一層ロバストにする等のため)。
【0016】
[0032] 本開示の種々の態様によれば、このプラットフォーム上で、多くの制御および管理サービス(例えば、移動性、セキュリティ、ルーティング等)を提供する(例えば、直接的に、制御オーバーレイを使用して、コンテナを使用して等)。このようなサービスは、現在インターネットまたはその他の通信ネットワーク(1つまたは複数)上でデプロイされているサービスと互換性がある。
【0017】
[0033] 例えば、使用事例に応じて、全体的または部分的に、例えば、公衆および/または個人動作モードで通信ネットワーク(またはプラットフォーム)を動作させることができる。プラットフォームは、例えば、ユースケース(use case)に応じて(例えば、公衆インターネット・アクセス、公共環境検知、車隊運用(fleet operation)等)、公衆または個人の動作モードで動作することができる。
【0018】
[0034] 加えて、例えば、種々のネットワーク・コンポーネントがモバイルである実施態様では、特定の実施態様の要望に応えるために、輸送および/または信号制御メカニズムを適応させることができる。例えば、ワイヤレス送信電力および/または速度を適応させることができる(例えば、干渉を軽減するため、電力消費を低減するため、ネットワーク・コンポーネントの寿命を伸ばすため等)。
【0019】
[0035] 本開示の種々の態様によるプラットフォームの種々の実施態様例は、通常利用できる種々の他のサブシステムが利用できない場合であっても、異なるサブシステムに接続することができる。例えば、このプラットフォームは、種々の内蔵冗長性および障害回復メカニズムを含むことができる。例えば、このプラットフォームは、自己回復能力、自己構成能力、自己適応能力等を含むことができる。このプラットフォームのプロトコルおよび機能は、例えば、物体(または対象物)の異なるレベルの移動性および密度、これらの物体へのアクセス数/タイプによって特徴付けられる異なる環境の要件および特徴に対して自律的および円滑に構成し適応させるように準備することができる。例えば、このプラットフォームの種々の態様は、何らかの決断または全ての決断に影響を及ぼす可能性があるコンテキスト・パラメータを収集することができる。このようなパラメータは、例えば、ローカルに導き出すことができ、近隣、固定AP、クラウド等から収集することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、あらゆる判断に役立つように履歴情報を求めることができ、このような情報は、履歴データから、調査から、シミュレータから等で導き出すことができる。加えて、例えば、このプラットフォームの種々の形態は、例えば、ネットワークおよび/または判断自体をリアル・タイムで評価するために、ネットワーク全域において判断を精査(probe)または監視することができる。更に、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ネットワークにおいて意志決定を実施することができる(例えば、精査結果を評価した後に)。このプラットフォームの種々の態様は、例えば、常にまたは繰り返し行われるが有意な利点が全く得られないあらゆる判断(例えば、技術変更、証明書変更、IP変更等)を回避するために、閾値を設定することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ローカルに学習し(例えば、行われた判断によって)、動的に判断を更新することができる。
【0020】
[0036] 障害に対するロバスト性に加えて(または、その代わりに)、プラットフォームは、同じサブシステム内部において別個のサブシステムまたはエレメント間に存在する複数の接続(または経路)を利用して、システムのロバスト性を高める、および/または負荷均衡化を高めることができる。
【0021】
[0037] 以下の論述では、通信ネットワークの種々のサブシステム例によって実行される機能の例を紹介する。尚、ここで論ずる機能例は、特定のサブシステム例によって実行される必要も、1つのサブシステムによって実行される必要もないことは理解されてしかるべきである。例えば、ここで紹介するサブシステムは互いに相互作用することができ、データまたは制御サービスを、集中的な形に、または異なるサブシステム間でそれらの機能を分散させるように、配置することができ、例えば、各サブシステムのエレメント間における協働を活かすようにする。
【0022】
[0038] 本開示の種々の態様は、車両(例えば、自動車、バス、トラック、ボート、フォークリフト、人間が運転する車両、自律および/または遠隔制御車両等)をWi-Fiホットスポットとして利用する通信ネットワークを提供する(例えば、都市規模の車両ネットワーク、積出港(shipping port)の大きさの車両ネットワーク、キャンパス規模のネットワーク等)。尚、本論述全体にわたってWi-Fiが例として全般的に使用されるが、本開示の種々の態様の範囲はそれに限定されるのではないことを注記しておく。例えば、他の無線LAN技術、PAN技術、MAN技術等を利用することもできる。このような利用は、例えば、大量の都市データを収集し、混雑したセルラ・ネットワーク(または他のネットワーク)からのトラフィックの効率的な誘導(offloading)に対応するための価格効率的な方法を提供する。多くの車両がある被制御エリア(例えば、湾港(ports, harbors)等)では、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、既存の企業Wi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大し、例えば、SIMカードやセルラ(または他のネットワーク)データ・プランを必要とせずに、車両の運転手(例えば、人、コンピュータ制御等)、およびその他の移動する従業員とのリアル・タイム通信に対応することができる。
【0023】
[0039] 車両は、これらをWi-Fi(または一般的な無線)ホットスポットとして有用にする、多くの有利な特性を有することができる。例えば、車両は、一般に、少なくとも1つのバッテリを有し、車両は、一般に、道路レベルで都市中に高密度に拡散し、および/または被制御空間において互いと多くの連絡を結ぶことができ、更に、EU、米国、およびその他の地域においてインテリジェント輸送システムのために確保されている、5.9GHz周波数帯域における通常のWi-Fiの10倍の範囲と通信することができる。尚、本開示の範囲は、このような5.9GHz無線通信に限定されるのではないことを注記しておく。更に、車両は、それらのカバレッジ・エリアをときの経過に連れて広い範囲(swath)に効果的に拡大することができ、1つの車両アクセス・ポイントが、ときの経過に連れて、はるかに多いデータ・ソースと相互作用することを可能にする。
【0024】
[0040] 本開示の種々の態様によれば、手頃な価格のマルチネットワーク・オンボード・ユニット(OBU)を紹介する。尚、本明細書では、OBUをモバイル・アクセス・ポイント、モバイルAP、MAP等とも呼ぶこともあることを注記しておく。OBUは、例えば、複数のネットワーキング・インタフェース(例えば、Wi-Fi、802.11p、4G、Bluetooth、UWB等)を含むことができる。例えば、私有車両および/または公有車両(例えば、個々のユーザ用車両、私有車隊の車両、公有車隊の車両等)の中または上に容易にOBUを設置することができる。例えば、輸送用車隊、ごみ管理用車隊、法律施行用車隊、緊急サービス、道路保守用車隊、タクシー車隊、航空機隊等にOBUを設置することができる。例えば、移動性が自由なまたは移動性が比較的限定されている車両あるいはその他の構造の中または上に、OBUを設置することができる。また、例えば、OBUを人または使役動物によって携行することができる、自転車に装着することができる、移動機械全般に装着することができる、コンテナに装着することができる等が挙げられる。
【0025】
[0041] 例えば、OBUは、通過する車両を、1つ以上のネットワーク・プロバイダ、テレコム事業者等の有線インフラストラクチャに接続するように動作することができる。本明細書において論ずるアーキテクチャ、ハードウェア、およびソフトウェア機能にしたがって、車両および車隊を、単にセルラ・ネットワーク(あるいはその他のワイド・エリア・ネットワークまたは都市エリア・ネットワーク等)や、都市または被制御空間全域にわたって拡散された既存のWi-Fiホットスポットに接続することができるだけでなく、他の車両にも接続することができる(例えば、有線インフラストラクチャへのマルチホップ通信、単一またはマルチホップ・ピア・ツー・ピア車両通信等を利用する)。例えば、車両および/または車隊は、通信リンクの全般的なメッシュ(overall mesh)を形成することができ、この全般的なメッシュは、例えば、OBUや、有線インフラストラクチャ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ等)に接続された固定アクセス・ポイント(AP)も含む。尚、本明細書では、OBUを「モバイルAP」、「モバイル・ホットスポット」、「MAP」等と呼ぶこともあることを注記しておく。また、本明細書では、固定アクセス・ポイントを道路脇ユニット(RSU:Road Side Unit)、固定AP、FAP等と呼ぶこともあることも注記しておく。
【0026】
[0042] 一実施態様例では、OBUは、比較的長距離のプロトコル(例えば、802.11p等)を利用して固定APと通信することができ、一方、固定APは、有線インフラストラクチャにハード・ワイヤ接続することができる(例えば、ケーブル、繋留光リンク(tethered optical link)等によって)。尚、固定APは、更にまたは代わりに、無線リンク(例えば、802.11p等)を介してインフラストラクチャに結合するのでもよいことを注記しておく。加えて、クライアントまたはユーザ・デバイスは、1つ以上の比較的短距離のプロトコル(例えば、Wi-Fi、Bluetooth、UWB等)を使用して、OBUと通信することができる。例えば、典型的なWi-Fiアクセス・ポイントまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイント(例えば、少なくとも、802.11p等に基づくもののようなリンクのための)よりも長い有効無線通信距離を有するOBUは、典型的なWi-Fiまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイントよりもかなり広いカバレッジ・エリアが可能であり、つまり、地理的エリア上に広大なカバレッジ(blanket coverage)を提供するために必要なOBUが少なくて済む。
【0027】
[0043] 例えば、OBUは、長距離通信プロトコル能力(例えば、802.11p等)を構築する(builds on)ロバストな車両ネットワーキング・モジュール(例えば、接続マネージャ)を含む。例えば、ネットワークにおいて固定AP、車両、およびその他のノードと通信するための802.11p(またはその他の長距離プロトコル)能力を含むことに加えて、OBUは、エンド・ユーザ・デバイス、センサ、固定Wi-Fiアクセス・ポイント等に対する無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)接続を提供するためのネットワーク・インターフェース(例えば、802.11a/b/g/n、802.11ac、802.11af、これらの任意の組み合わせ等)を含むことができる。例えば、OBUは、車両(例えば、バス、列車(train car)、タクシー・キャブ、公有作業車両等)内にいるユーザ、および/または車両の周囲にいるユーザに車内Wi-Fiインターネット・アクセスを提供するように動作することができる。更に、OBUは1つ以上の無線バックボーン通信インターフェース(例えば、セルラ・ネットワーク・インタフェース等)も含むことができる。種々のシナリオ例では、セルラ・ネットワーク・インタフェース(またはその他の無線バックボーン通信インターフェース)は種々の理由によって(例えば、コスト、電力、帯域幅等)好ましいインターフェースではない場合もあるが、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、現在固定APによってサポートされていない地理的エリアにおいて接続(connectivity)を提供するために利用することができる、フェイル・オーバー通信リンクを提供するために利用することができる、緊急用通信に利用することができる、ローカル・インフラストラクチャ・アクセスに加入するために利用することができる等が挙げられる。また、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、例えば、セルラ・ネットワーク事業者によって異なる解決策のデプロイ(deployment)を許容するために利用することもできる。
【0028】
[0044] OBUは、本開示の種々の態様によれば、例えば、スマート接続マネージャを含む。スマート接続マネージャは、インターネットにアクセスするための最良の利用可能な無線リンク(1つまたは複数)を選択することができる(例えば、Wi-Fi、802.11p、セルラ、車両メッシュ等)。また、OBUは、例えば、ジオロケーション能力(例えば、GPS等)、車両が移動中か否か判定するための動き検出センサ、および電力制御サブシステム(例えば、OBUが車両のバッテリを垂れ流ししていないこと等を確認するため)に対応する(provide)ことができる。OBUは、例えば、本明細書において論ずるセンサ(例えば、環境センサ等)の内任意のものまたは全てを含むことができる。
【0029】
[0045] また、OBUは、例えば、機械間データ取得、ならびにクラウドへおよびクラウドからの転送(例えば、リアル・タイムまたは遅延耐性型)を管理するマネージャも含むことができる。例えば、OBUは、車両の情報を記録する(log)および/または伝達することができる。
【0030】
[0046] OBUは、例えば、接続および/またはルーティング・マネージャを含むことができる。接続および/またはルーティング・マネージャは、車両間/車両対インフラストラクチャ・マルチホップ通信において通信のルーティングを実行するように動作する。モビリティ・マネージャ(または、コントローラ、MC)は、例えば、異なる技術(例えば、802.11p、セルラ、Wi-Fi、衛星等)間で、異なるMC(例えば、フェイル・オーバーのシナリオ、負荷再分配のシナリオ等)間で、異なるインタフェース(またはポート)を跨いで等において、通信セッションが1回以上のハンドオフ(本明細書では、「ハンドオーバー」または「複数のハンドオーバー」とも呼ぶ)を通じて(例えば、異なるモバイルAP、固定AP、基地局、ホットスポット等の間で)永続することを確保することができる。尚、本明細書では、MCをローカル・モビリティ・アンカー(LMA:Local Mobility Anchor)、ネットワーク・コントローラ等と呼ぶこともあることを注記しておく。尚、MCまたは複数のMCは、例えば、バックボーンの一部として実装することができるが、それに加えてまたはその代わりに、種々のコンポーネントまたはその組み合わせの内任意のものの一部として実装できることも注記しておく。例えば、MC固定AP(またはその分散システム)において、OBU(またはその分散システム)の一部として等で実装することができる。システム・コンポーネントおよび/または方法の種々の非限定的な例が、2015年9月22日に出願され、"Systems and Method for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモビリティを管理するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/222,098号において提供されている。この出願をここで引用したことにより、この出願の内容全体が本願にも含まれるものとする。尚、複数のMCを含む実施態様例では、このようなMCは、同じ場所に配置されてもよく、および/または地理的に分散されてもよいことを注記しておく。
【0031】
[0047] 尚、「車両」(vehicle)という用語は、「自律車両」(autonomous vehicles)および「運転手補助車両」(driver assisted vehicles)だけでなく、あらゆる他の種類の車両も含むことは、理解されてしかるべきである。例えば、車両とは、一例として、そして限定ではなく、陸上および/または地下における使用のためのノード、水上および/または水中における使用のための船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ、潜水艦等)、空中および/または宇宙における使用のための航空機/宇宙船(例えば、ドローン、飛行機、衛星等)であってもよい。車両内のアプリケーションは、車両の動作(operation)に適用できるのでもよく、または車両内にいる乗員によって使用されるアプリケーションであってもよい。例えば、車両が自律運転バスである場合、このバスの運転に必要とされる膨大な量のデータに加えて、このバスの中には、データを受信している(ムービー、歌等をストリーミングする)またはデータを送信している(ビデオ/写真、チャット等をアップロードする)多数の乗客もいると考えられる。
【0032】
[0048] また、本開示の種々の態様は、クラウド・ベースのサービス指向アーキテクチャも提供する。これは、ネットワークおよびクライアントのリアル・タイム管理、監視、および報告、データ格納、処理、および管理に必要な機能、Wi-Fiクライアント認証、ならびにキャプティブ・ポータル・ディスプレイ(Captive Portal display)等を扱う。
【0033】
[0049] 本開示の種々の態様による通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、例えば、広範囲のスマート都市アプリケーション(または、被制御型のシナリオ、または接続型のシナリオ等)および/またはユースケースを、本明細書において説明するように、サポートすることができる。
【0034】
[0050] 例えば、一実施態様例では、各車両(例えば、公営および私営の双方のタクシー、バス、トラック等)をモバイルAP(例えば、モバイルWi-Fiホットスポット)に変換するように動作して、都市内を移動している、バスの停留所で待っている、公園で座っている従業員、通行人、およびモバイル・ユーザ等に、インターネット・アクセスを提供することができる。更に、車両および/または車両隊間で形成される車両メッシュ・ネットワークの一例によって、一実施態様は、都市中に拡散され、重要な場所において公営または私営のテレコム事業者の有線インフラストラクチャに接続されたモバイルWi-Fiホットスポットおよび/または固定AP(例えば、802.11p系AP)を介して、セルラ・トラフィックを肩代わりさせる(offload)一方で、できるだけ広いカバレッジをできるだけ低いコストで確保するように動作可能にすることもできる。
【0035】
[0051] 一実施態様例(例えば、通信ネットワークおよび/またはそのコンポーネントのもの)は、例えば、無数のソースによって生成された、移動中で、直ぐに使用できるまたはできない大量のデータを(例えば、連続的に)収集する大規模都市スキャナ(massive urban scanner)として動作可能にすることもできる。無数のソースは、車内センサまたは車載診断システム・ポート(例えば、OBD2等)、自律車両駆動システムとのインターフェース、都市中に拡散された外部Wi-Fi/Bluetooth対応検知ユニットから、車両の運転手および乗員のデバイス(例えば、このようなデバイスおよび/または乗員を特徴付ける情報等)、測位システム・デバイス(例えば、位置情報、速度情報、軌跡情報、走行履歴情報等)等に及ぶ。
【0036】
[0052] ユースケースに応じて、OBUは、例えば、車両からデータを送る前に、このデータを処理し(または、計算、変換、操作、集計、合計等)、例えば、個々のアプリケーション毎に適した粒度(例えば、値分解能)およびサンプリング・レート(例えば、時間分解能)を付与することができる。例えば、OBUは、例えば、システムによって有利と見なされる任意の方法で、データを処理することができる。OBUは、例えば、収集したデータ(例えば、生データ、前処理したデータ、収集したデータに基づいて計算したメトリックの情報等)をクラウドに(例えば、ネットワークの任意の部分に結合された1つ以上のネットワーク接続型サーバに)効率的で信頼性のある方法で送り、自治体都市運営および輸送サービスの効率、環境的影響、および社会的価値を改善することができる。種々のユースケースについては本明細書において説明する。
【0037】
[0053] 公営バスが都市の経路に沿って移動している、および/またはタクシーがその私営輸送サービスを実行しているというシナリオ例では、OBUは大量のリアル・タイム・データを測位システム(例えば、GPS等)、加速度計モジュール等から収集することができる。次いで、OBUは、例えば、このようなデータをクラウドに伝達することができ、これらのデータは、例えば、このような公営または私営のバスおよび/またはタクシーの運営を支援するために、処理、報告、検討され、例えば、バスおよびタクシーそれぞれの効率的な遠隔監視および日程計画(scheduling)を支援することができる。
【0038】
[0054] 一実施態様例では、小型カメラ(または他のセンサ)を、公営バスのドア上部に配された小型単一基板コンピュータ(SBC)に結合し、バスに乗る人々および降りる人々、および/またはバス路線に沿った停留所における画像シーケンスをキャプチャすることを可能にし、バスを待っている人々の人数を推定することができる。このようなデータは、クラウドに送るために、OBUによって収集することができる。このようなデータによって、公衆輸送システムは、ピーク、過剰に混雑するバス、路線および停留所、利用が少ないバス、路線および停留所等を検出することができ、リアル・タイムで対策を講じること(例えば、乗客の流れが少なくなる場所および時間には燃料コストおよびCO排気を低減するために、バスの定期運行(periodicity)を減らす等)、および体系的な輸送問題を検出することが可能になる。
【0039】
[0055] OBUは、例えば、環境センサの異質な集合体を装備された種々のWi-Fi対応センサ・デバイスの内の任意のものと通信するように動作可能にすることができる。このようなセンサは、例えば、ノイズ・センサ(マイクロフォン等)、ガス・センサ(例えば、CO、NO、O、揮発性有機化合物(またはVOC)、CO等を検知する)、煙センサ、汚染センサ、天候センサ(例えば、温度、湿度、光度、粒子、日射、風速(例えば、風速計)、風向、雨(例えば、雨量計)を検知、光スキャナ、バイオメトリック・スキャナ、カメラ、マイクロフォン等)を含むことができる。また、このようなセンサは、ユーザ(例えば、車両の運転手または乗員、通行人等)に関連するセンサ、および/または彼らの個人的なデバイス(例えば、スマートフォンまたはスマート・ウオッチ、バイオメトリックス・センサ、ウエアラブル・センサ、埋め込みセンサ等)も含むことができる。このようなセンサは、例えば、車両用オンボード診断(OBD)ユニット、自律車両駆動システム等に付随するセンサおよび/またはシステムを含むことができる。このようなセンサは、例えば、測位センサ(例えば、GPSセンサ、Galileoセンサ、GLONASSセンサ等)を含むことができる。尚、このような測位センサは、車両の動作システム(例えば、局所人力制御車両(local human-controlled vehicle)、自律車両、遠隔人力制御車両等)の一部であってもよいことを注記しておく。このようなセンサは、例えば、コンテナ・センサ(例えば、ゴミ箱センサ、出荷コンテナ・センサ、コンテナ環境センサ、コンテナ追跡センサ等)を含むことができる。
【0040】
[0056] 一旦車両がこのようなセンサ・デバイスの近傍に入ったなら、無線リンクを確立することができるので、車両(またはそのOBU)はセンサ・デバイスからセンサ・データを収集し、収集したデータをクラウド内にあるデータベースにアップロードすることができる。次いで、しかるべき行動を起こすことができる。廃棄物管理の実施態様例では、様々な廃棄物管理(または収集)トラックにOBUを装備することができ、OBUは、コンテナ上に実装されたセンサと周期的に通信して、廃棄物のレベル、最後の収集からの経過時間等についての情報を収集することができる。次いで、このような情報をクラウド(例えば、インターネットに結合された廃棄物管理アプリケーション等)に車両メッシュ・ネットワークを通じて送り、廃棄物管理トラックの日程計画および/または経路決定を改善することができる。尚、常にモバイルAP(例えば、車載センサ)の範囲内に種々のセンサがあり得ることを注記しておく。更に(または代わりに)、センサはモバイルであってもよい(例えば、モバイルAPまたは固定APの近くを通過する他の車両に搭載されたセンサ、ドローンに搭載されたセンサ、歩道に取り付けられたセンサ等)ことも注記しておく。
【0041】
[0057] 一実施態様例では、例えば、多くの車両、機械、および従業員がある被制御空間(例えば、湾港(port, harbor)、空港、工場、農場、鉱山等)において、本開示の種々の態様による通信ネットワークが、例えば、SIMカードまたはセルラ料金に基づく通信事業者に依存する解決策(Telco-dependent solution)に頼ることなく、企業および/またはローカルのWi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大することができる。このようなシナリオ例では、高価なセルラ・データ・プラン、制限されるデータ・レート、場所によっては貧弱なセルラ・カバレッジを回避することの他に、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、信頼性高くそしてリアル・タイムで、大量のデータを収集するおよび/または伝達することもできる。このようなデータは、湾港ロジスティクス、輸送作業等を最適化するために使用することができる。
【0042】
[0058] 例えば、湾港(port and/or harbor)の実施態様では、車両の位置、速度、燃料消費、およびCO排出についてのリアル・タイム情報を収集することによって、通信ネットワークは、湾港事業者が船の荷積みプロセスの一斉遂行(coordination)を改善し、湾港のスループットを高めることを可能にする。また、例えば、この通信ネットワークは、運転手(driver)の行動、自律車両および/またはその制御システムの挙動、トラックの位置、およびエンジンのステータスの遠隔監視を可能にし、次いでリアル・タイムの通知をドライバ、例えば、人間の運転手(human driver)および/または自動化車両駆動システムに与えることができ(例えば、エンジンを始動させる/停止させる、湾港内部で正しい経路に従う、休憩を取る等のため)、こうして湾港サービスおよび移動(trips)の回数を減らし期間を短縮する。湾港当局者は、例えば、故障したトラックや異常なトラックの循環を素早く検出し、こうして事故を回避し、湾港の効率、セキュリティ、および安全性を高めることができる。加えて、車両は湾港のローカル事業者からWi-Fiアクセス・ポイントに接続すること、ならびにWi-Fiインターネット・アクセスを車両の占有者におよび周囲にいる湾港従業員に提供し、例えば、船員(pilot)が海上にいる間にインターネットを通じて報告を書き上げることによって、時間を節約することが可能になる。
【0043】
[0059] 図1は、本開示の種々の態様による通信ネットワーク100のブロック図である。本明細書において論ずる機能の内の任意のものまたは全ては、ネットワーク例100のコンポーネントン例の内の任意のものまたは全てによって実行することができる。更に、ネットワーク例100(および/またはネットワーク・コンポーネント)は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)200、300、400、500~570、および600と共有することができる。
【0044】
[0060] ネットワーク例100は、例えば、クラウドを含む。クラウドは、例えば、種々のネットワーク・レベルのコンポーネントの内の任意のものを含むことができる。クラウドは、例えば、ネットワーク100のコンポーネントを監視および/または制御する種々のサーバ・システム実行アプリケーションの内の任意のものを含むことができる。また、このようなアプリケーションは、例えば、ネットワーク接続された情報ソースの大きなアレイの内の任意のものからの情報の収集を管理することができる。情報ソースの多くの例が、本明細書において論じられている。クラウド(またはその一部)をときとしてAPIと呼ぶこともある。例えば、クラウド(またはその一部)は、1つ以上のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を提供することができ、他のデバイスはアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、クラウドと通信/相互作用するために使用することができる。
【0045】
[0061] クラウドのコンポーネント例は、例えば、種々のマルチクラウド・システムおよびアーキテクチャとの相互動作可能性を管理することができる。他のコンポーネント例(例えば、クラウド・サービス・コンポーネント)は、例えば、種々のクラウド・サービス(例えば、キャプティブ・ポータル・サービス、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サービス、APIゲートウェイ・サービス等)を提供することができる。更に他のコンポーネント例(例えば、DevCenterコンポーネント)は、例えば、ネットワーク監視および/または管理の機能を提供し、ソフトウェア更新の実施等を管理することができる。クラウドの更に他のコンポーネント例は、データ格納、データ分析、データ・アクセス等を管理することができる。クラウドの更に別のコンポーネント例は、種々の第三者のアプリケーションおよびサービスの内の任意のものを含むことができる。
【0046】
[0062] クラウドは、例えば、インターネットを通じて(例えば、1つ以上のインターネット・サービス・プロバイダを利用して)、ネットワーク例100のバックボーン/コア・インフラストラクチャに結合することができる。インターネットを例として挙げるが、本開示の範囲はそれに限定されるのではないことは理解されてしかるべきである。
【0047】
[0063] バックボーン/コアは、例えば、任意の1つ以上の異なる通信インフラストラクチャ・コンポーネントを含むことができる。例えば、1つ以上のプロバイダがバックボーン・ネットワークまたは種々のそのコンポーネントを提供することができる。図1に示すネットワーク例100に示すように、バックボーン・プロバイダはワイヤライン・アクセス(例えば、PSTN、ファイバ、ケーブル等)を提供することができる。また、例えば、バックボーン・プロバイダは、ワイヤレス・アクセス(例えば、マイクロ波、LTE/セルラ、5G/TVスペクトル等)を提供することもできる。
【0048】
[0064] また、バックボーン/コアは、例えば、1つ以上のローカル・インフラストラクチャ・プロバイダも含むことができる。また、バックボーン/コアは、例えば、個人インフラストラクチャ(例えば、ネットワーク100の実施者(implementer)、所有者等によって運営される)を含むこともできる。バックボーン/コアは、例えば、種々のバックボーン・サービスの内の任意のもの(例えば、AAA、移動性、監視、アドレッシング、ルーティング、コンテンツ・サービス、ゲートウェイ制御サービス等)を提供することができる。
【0049】
[0065] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、種々の特性の内の任意のものを含むことができ、それらの非限定的な例について本明細書において示す。例えば、バックボーン/コアは、バックボーン・アクセスのための異なる無線技術または有線技術との互換性を有することができる。また、バックボーン/コアは、異なるローカル・プロバイダによって所有されるおよび/またはネットワーク実施者または利害関係者によって所有される公営(例えば、市営、都市、キャンパス等)および/または私営(例えば、湾港(port)、キャンパス等)のネットワーク・インフラストラクチャを処理するように適応可能にすることができる。バックボーン/コアは、例えば、異なる認証、許可、およびアカウンティング(AAA)メカニズムを含むこと、および/またはこれとインターフェースすることができる。
【0050】
[0066] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なる動作モード(例えば、湾港の実施態様におけるL2、陸上公衆輸送の実施態様におけるL3、ディジタルIPネットワーキングの複数の異なるレイヤの内の任意の1つ以上のもの、その任意の組み合わせ、その同等物等を利用する)、またはアドレシング・プールをサポートすることができる。また、バックボーン/コアは、例えば、クラウド・プロバイダ(1つまたは複数)および/またはインターネット・サービス・プロバイダ(1つまたは複数)に対して非依存型であることができる。加えて、例えば、バックボーン/コアは、ネットワーク100の任意のまたは全てのサブシステム(例えば、モバイルAPまたはOBU(オン・ボード・ユニット)、固定APまたはRSU(路側機)、MC(モビリティ・コントローラ)またはLMA(ローカル・モビリティ・アンカー)、あるいはネットワーク・コントローラ等)、および/または第三者システムから来る要求に対して非依存型であることができる。
【0051】
[0067] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なるデータ記憶/処理システム(例えば、MongoDB、MySql、Redis等)を利用する能力、および/またはこれらとインターフェースする能力を備えることができる。更に、バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、インフラストラクチャ、サービス、データ等に対して異なるレベルの同時アクセスを提供することができる。
【0052】
[0068] また、ネットワーク例100は、例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを構成してもよい。このような固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク200の種々の特性例を図2に示す。ネットワーク例200は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、300、400、500~570、および600と共有することができる。
【0053】
[0069] ネットワーク例200では、固定AP(例えば、企業固有のAP、公営第三者AP、私営第三者AP等)を直接ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダおよび/またはワイヤライン/無線バックボーンに接続することができる。また、例えば、ネットワーク例200は、無線技術によって、種々のAP間にメッシュを含むこともできる。しかしながら、実施態様によっては、種々の有線技術も利用できることを注記しておく。図示のように、異なる固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを同じバックボーン・プロバイダに接続することができるが、異なるそれぞれのバックボーン・プロバイダに接続してもよい。バックボーン・アクセスのために無線技術を利用する実施態様例では、このような実施態様は比較的障害に対して耐性を有することができる。例えば、固定APは、バックホール・インフラストラクチャが故障した場合、バックボーン・ネットワーク(例えば、セルラ、3G、LTE、他のワイドまたは都市エリア・ネットワーク等)への無線通信を利用することができる。また、例えば、このような実施態様は、比較的容易な設置に対応することができる(例えば、事実上どこにでも配することができる、ケーブル電源のない固定AP)。
【0054】
[0070] ネットワーク例200では、同じ固定APが、同時に多数の固定AP、モバイルAP(例えば、車両OBU等)、デバイス、ユーザ・デバイス、センサ、物体等へのアクセスを提供することができる。例えば、複数のモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(例えば、OBUベースのネットワーク等)が同じ固定APを利用することができる。また、例えば、同じ固定APが、例えば、異なるチャネル、異なるラジオ等を利用して)、他の1つのユニット(例えば、他の固定AP、モバイルAP、デバイス等)への複数の同時アクセスを提供することもできる。
【0055】
[0071] 尚、複数の固定APをフォールト・トレラント/障害回復の目的に利用してもよいことを注記しておく。一実施態様例では、固定APおよびそのフェイル・オーバーAPが双方共、通常では動作状態にある(例えば、同じスイッチにおいて)のでもよい。また、例えば、1つ以上の固定APをネットワークにおける種々の場所に、インアクティブ・モードまたは監視モードで配置し、必要とされるときに(例えば、障害に応答して、緊急サービスの必要性に応答して、データ・サージに応答して等)動作状態になるように準備をしておくこともできる。
【0056】
[0072] 再度図1を参照すると、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、1つ以上のバックボーン・プロバイダ、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への有線通信リンクと共に示されている。環境は、種々のデバイスの内の任意のものを含むことができる(例えば、車内ネットワーク、デバイス、およびセンサ;自律車両ネットワーク、デバイス、およびセンサ;海上(または船舶)および湾港ネットワーク、デバイス、およびセンサ;一般的な被制御空間ネットワーク、デバイス、およびセンサ;住居用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;災害復旧および緊急時ネットワーク、デバイス、およびセンサ;軍事および航空機ネットワーク、デバイス、およびセンサ;スマート都市ネットワーク、デバイス、およびセンサ;イベント(または会場)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;水中および地下ネットワーク、デバイス、およびセンサ;農業用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;トンネル(自動車道(auto)、地下道、列車等)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;駐車場ネットワーク、デバイス、およびセンサ;セキュリティおよび監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;出荷機器およびコンテナ・ネットワーク、デバイス、およびセンサ;環境制御または監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;市営ネットワーク、デバイス、およびセンサ;廃棄物管理ネットワーク、デバイス、センサ;道路保守ネットワーク、デバイス、およびセンサ、ならびに交通管理ネットワーク、デバイス、およびセンサ;広告ネットワーク、デバイス、およびセンサ等)。
【0057】
[0073] また、図1のネットワーク例100は、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも含む。このようなモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク300の種々の特性例を図3に示す。尚、種々の固定ネットワーク・コンポーネント(例えば、固定AP)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例300は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、400、500~570、および600と共有することができる。
【0058】
[0074] ネットワーク例300は、多種多様なモバイルAP(またはホットスポット)を含み、これらのモバイルAPは、ユーザ・デバイスへのアクセスを提供する、センサ・データ収集に対応する、他のモバイルAPへのマルチホップ接続を提供する等を行う。例えば、ネットワーク例300は、異なる車隊からの車両(例えば、空中、地上、地下、水上(水中)等)を含む。例えば、ネットワーク例300は、1つ以上の大量配給/輸送車隊、1つ以上の大量乗客輸送用車隊、私有/公有ユーザ共有車隊、私有車両、都市および市有の車隊、保守用車隊、ドローン、船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ等)、緊急用車隊(例えば、警察、救急、消防等)等を含む。
【0059】
[0075] ネットワーク例300は、例えば、同じまたは異なる通信技術を使用する、例えば、直接接続されたおよび/またはメッシュ接続された異なる車隊からの車両を示す。また、ネットワーク例300は、異なる固定APに同時に接続された車隊も示し、これらは異なるそれぞれのローカル・インフラストラクチャ・プロバイダに属しても、属さなくてもよい。フォールト・トレラント・メカニズムとして、ネットワーク例300は、例えば、ローカル・ネットワーク・インフラストラクチャが故障した場合またはそれ以外で利用不可能になった場合、車両における長距離無線通信ネットワーク(例えば、セルラ、3G、4G、LTE等)の利用を含むことができる。同じ車両(例えば、モバイルAPまたはOBU)が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル)を使用して、および/または各々毎に異なるそれぞれの通信技術を使用して、複数の車両、デバイス、物体等へのアクセスを同時に提供することができる。また、例えば、同じ車両が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル、および/または異なる通信技術を使用して)を使用して、他の車両、デバイス、物体等への複数のアクセスを提供することもできる。
【0060】
[0076] 加えて、複数のネットワーク・エレメントを互いに接続して、フォールト・トレラントまたは障害回復や、スループット向上に対応することができ、あるいは任意のまたは種々のクライアントのネットワーキングの要望に応えることもできる。多くの要望の例を本明細書において示す。例えば、2つのモバイルAP(またはOBU)を同じ車両に設置すること等も可能である。
【0061】
[0077] 再度図1を参照すると、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイスへの無線通信リンク、および環境(例えば、本明細書において論ずるセンサまたはシステムの内の任意の1つ以上、任意のその他のデバイス、または機械等)への無線通信リンクと共に示されている。種々の他のコンポーネントへの有線リンクを有するモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは示されていないが、そのような有線リンクが少なくとも一時的に(少なくともときおり)ある場合もある。
【0062】
[0078] また、図1のネットワーク例100は、1組のエンド・ユーザ・デバイスも含む。種々のエンド・ユーザ・デバイス例を図4に示す。尚、種々の他のネットワーク・コンポーネント(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(1つまたは複数)、バックボーン/コア等)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例400は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、300、500~570、および600と共有することができる。
【0063】
[0079] ネットワーク例400は、種々のモバイル・ネットワーク接続型デバイス(mobile networked device)を示す。このようなネットワーク・デバイスは、エンド・ユーザ・デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、スマート・ウオッチ、ラップトップ・コンピュータ、ウェブカム、個人用ゲーミング・デバイス、個人用ナビゲーション・デバイス、個人用メディア・デバイス、個人用カメラ、健康管理デバイス、個人用ロケーション・デバイス、監視パネル、プリンタ等)を含むことができる。また、このようなネットワーク接続型デバイスは、一般的な環境において動作する種々のデバイスの内の任意のものを含むことができ、そのようなデバイスは、例えば、特定のユーザと関連付けられていなくてもよい(例えば、本明細書において論ずるセンサ・デバイス、車両センサ、市有センサ(municipal sensor)、車隊センサ、道路センサ、環境センサ、セキュリティ・センサ、トラフィック・センサ、廃棄物センサ、天候センサの内の任意のものまたは全て、種々の異なるタイプの市有機器または企業の機器の内の任意のもの等)。このようなネットワーク接続型デバイスはいずれも、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク等に、同じまたは異なる有線/無線技術を使用して、柔軟に接続することができる。
【0064】
[0080] モバイル・デバイスは、例えば、複数のデバイス/物体への同時アクセスを提供するAPとして動作することができ、次に、複数のデバイス/物体は、アド・ホック・ネットワークを形成し、別個のバックボーン・ネットワーク、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに最終的に接続されたデバイスを相互接続することができる。デバイス(例えば、本明細書において論ずるデバイスまたはネットワーク・ノードの内の任意のものまたは全て)は、例えば、フォールト・トレラントおよび/または負荷均衡の目的で(例えば、複数のSIMカード等を利用して)、別個のバックボーン、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークにアクセスするために、例えば、冗長技術を有することができる。また、デバイスは、例えば、同じプロバイダまたは異なるそれぞれのプロバイダに属す、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに同時にアクセスすることができる。加えて、例えば、デバイスは他のデバイス/物体への複数のアクセスを(例えば、異なるチャネル、ラジオ等を通じて)提供することができる。
【0065】
[0081] 再度図1を参照すると、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワーク、および環境への有線通信リンクと共に示されている。
【0066】
[0082] 図1に示すネットワーク例100は、実施時に(例えば、様々なユースケースに関して)適応可能であり、および/または、例えば、ネットワーク・コンポーネントがサービスに加入するおよびサービスから離脱するに連れてリアル・タイムで適応可能である、柔軟なアーキテクチャを有する。図5A図5Cは、モード(または構成)例を示すことによって、このような柔軟性を例示する。ネットワーク例500~570は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、300、400、600、および700と共有することができる。例えば、そして限定ではなく、ネットワーク例500~570において示される通信リンク(例えば、有線リンク、無線リンク等)の内の任意のものまたは全ては、総じて、図1のネットワーク例100において示される、同様に位置する通信リンクと類似する。
【0067】
[0083] 例えば、本開示の種々の態様は、静止型および移動型の双方の通信ノードの複雑なアレイを含む、動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様により実現される通信ネットワークは、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはその組み合わせを含む複数のモダリティの内の1つで動作することができ、複数のモダリティは種々のシステムの目的の内の任意のものを達成するために選択可能である(例えば、スループット向上、レイテンシ短縮およびパケット損失低減、システムの利用可能性およびロバスト性向上、余裕のある冗長性(extra redundancy)、応答性向上、データおよび/または制御パケットの送信におけるセキュリティ向上、スマート閾値を組み込むことによる構成変更(例えば、技術の変更、証明書の変更、IPの変更等)の回数削減、デッド・ゾーンまたはアクセスが困難なゾーンにおける接続の提供、保守および更新/アップグレード等のために機器にアクセスする際のコスト低減)。このようなモダリティの少なくとも一部は、例えば、永続的ではないにしても少なくとも一時的に、位置固定ノードによって全体的に構成することができる。
【0068】
[0084] 図示を簡単にするために、図1(および本明細書におけるその他の図)のシステムまたはネットワーク例100において示される態様例の多くが図5A図5Cから省略されているが、存在してもよい。例えば、図1およびその他の図に示すクラウド、インターネット、およびISPの態様は、図5A図5Cには明示的に示されていないが、これらの構成例のいずれにおいても存在してもよい(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する等)。
【0069】
[0085] 例えば、第1モード例500は、通常実行モード、例えば、本明細書において論ずるコンポーネントの全てが存在するモード(または構成)として紹介されている。例えば、第1モード例500における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0070】
[0086] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、1つ以上の有線(または繋留(tethered))リンクを介して、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、有線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0071】
[0087] また、図5Aにおいてそして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第1モード(または構成)例500において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも1つ以上の無線リンク(または非繋留)リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0072】
[0088] 第1モード例500(または図5A図5Cのモード例の内の任意のもの)には示されていないが、1つ以上のサーバをバックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・ネットワークに通信可能に結合することもできる。図1は、インターネットを通じてバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されたクラウド・サーバの一例を示す。
【0073】
[0089] 更に図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを、第1モード(または構成)例500において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークをバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることを注記しておく。
【0074】
[0090] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例(または構成)500において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Aの第1モード例500に示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0075】
[0091] また、第1モード例500では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも、第1モード例500において、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第1モード例500では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内の任意のものが、代わりに(または加えて)有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0076】
[0092] 第1モード例500(例えば、通常モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ・システム)との間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例に見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0077】
[0093] 同様に、第1モード例500(例えば、通常モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0078】
[0094] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0079】
[0095] 本明細書において論じるように、ここで紹介するネットワーク例は、種々の異なるモード(または構成)の内の任意のもので動作するように適応的に構成変更可能である。このような適応型構成は、最初の設置時に、および/またはその後の制御されたネットワークの評価時(例えば、本明細書において論じるネットワーク・コンポーネントの内の任意のものまたは全てを追加あるいは除去するとき、ネットワーク容量を拡大または除去するとき、カバレッジ・エリアを追加または除去するとき、サービスを追加または除去するとき等)に行うことができる。また、このような適応型構成は、リアル・タイムで、例えば、ネットワーク条件のリアル・タイムの変化(例えば、車両またはユーザ・デバイスの移動、ネットワークまたはコンポーネントの障害、ネットワークまたはコンポーネントの交換あるいは増強の活動、ネットワークの過負荷等に基づいて、ネットワークまたはそのコンポーネントが利用可能か否か)に応答して行うこともできる。通信システムが本開示の種々の態様によって動作することができる種々のモードの特性を例示するために、以下のモード例を紹介する。全体的に、第1モード例500(例えば、通常実行モード)に関係付けて以下の例を論じる。尚、このようなモード例は、単なる例示であり限定でないことを注記しておく。
【0080】
[0096] 第2モード(または構成)例510(例えば、バックボーン利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第2モード例510における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0081】
[0097] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード(または構成)例510において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0082】
[0098] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード(または構成)例510において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、図5Aの第2モード例510において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク間に示されている通信リンク(1つまたは複数)は有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0083】
[0099] また、第2モード例510では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。加えて、第2モード例510では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、更に、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。更に、第2モード例510では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内の任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0084】
[0100] 第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0085】
[0101] 同様に、第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスがエンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0086】
[0102] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0087】
[0103] 第2モード例510は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例が本明細書において示されている。例えば、セキュリティおよび/またはプライバシーの目的のために、公衆クラウド・システムやインターネット全般等への通信アクセスが許可されないように、第2モード例510を利用することができる。例えば、全てのネットワーク制御および管理機能が、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(例えば、有線ローカル・ネットワーク等)および/または固定アクセス・ポイント・ネットワーク内にあってもよい。
【0088】
[0104] 一実施態様例では、通信システムがローカルの湾港当局(local port authority)によって全面的に所有、運営、および/または制御されるのでもよい。セルラ接続に伴う余分な出費を払う必要がない。例えば、セルラ接続能力(例えば、モバイルAP、固定AP、エンド・ユーザ・デバイス、環境デバイス等において)を設ける必要がない。また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、サーバ障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第2モード例510を利用できることを注記しておく。
【0089】
[0105] 第3モード(または構成)例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第3モード例520における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0090】
[0106] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード(または構成)例520において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0091】
[0107] また、図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード(または構成)例520において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0092】
[0108] 更に、第3モード例520では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第3モード例520では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内の任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0093】
[0109] 第3モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0094】
[0110] 同様に、第3動作モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することができる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0095】
[0111] 第3モード例520では、全ての制御/管理機能を、例えば、クラウド内に実装することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0096】
[0112] 第3モード例520は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第3モード例520は、大きくなるデプロイメント、例えば、通信システム機器の設置が増えるに連れて他のモード(例えば、第1モード例500、第4モード例530等)に成長するデプロイメントの早期段階において利用することができる。また、第3モード例520は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0097】
[0113] 第4モード(または構成)例530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第4モード例530における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0098】
[0114] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード(または構成)例530において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0099】
[0115] また、図5Bにおいてそして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード(または構成)例530において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することもできる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0100】
[0116] 加えて、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード(または構成)例530において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することもできることも注記しておく。
【0101】
[0117] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード(または構成)例530において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0102】
[0118] モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0103】
[0119] 第4モード例530(例えば、固定ホットスポット除外モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0104】
[0120] 同様に、第4モード例530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することもできる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0105】
[0121] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0106】
[0122] 第4モード例530における一実施態様例では、制御/管理機能の一部を、例えば、ローカル・バックボーン・プロバイダ・ネットワーク内(例えば、クライアント構内)に実装することもできる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダへの通信は、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)を通じて実行することができる。尚、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークとモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間に直接通信経路があるシナリオでは、このような通信経路を利用できることを注記しておく。
【0107】
[0123] 例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0108】
[0124] 第4モード例530は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第4モード例530は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイメント、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500等)に成長するデプロイメントの早期段階において利用することができる。第4モード例530は、例えば、固定APにファイバ(またはその他の)接続が利用できないというシナリオ(例えば、海上におけるシナリオ、農園におけるシナリオ等)、または固定APにアクセスまたは接続することが難しいというシナリオにおいて利用することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの1つ以上のモバイルAPを、クラウドに到達するためのゲートウェイとして使用することができる。また、第4モード例530は、例えば、車両隊および/またはそれに関連するモバイルAPが第1エンティティによって所有され、固定APが他のエンティティによって所有され、モバイルAPと固定APとの間の通信について現在同意がないときに利用することもできる。また、第4モード例530は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0109】
[0125] 第5モード(または構成)例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびその通信リンクがない。例えば、第5モード例540における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0110】
[0126] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード(または構成)例540において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0111】
[0127] また、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード(または構成)例540において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0112】
[0128] 加えて、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード(または構成)例540において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0113】
[0129] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード(または構成)例540において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Bの第5モード例540において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンク(1つまたは複数)は、有線および/または無線であってもよいことを注記しておく。
【0114】
[0130] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0115】
[0131] 第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0116】
[0132] 同様に、第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0117】
[0133] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0118】
[0134] 第5モード例540における一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは固定APに直接(例えば、イーサネット、Wi-Fi等を利用して)通信することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスは、バックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接(例えば、セルラ接続等を利用して)通信することもできる。
【0119】
[0135] 第5モード例540は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスが固定APと直接通信することができる一実施態様例では、このような通信をモバイルAP通信の代わりに利用することができる。例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、全ての所望のエリアに対してカバレッジを提供することもできる。
【0120】
[0136] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第5モード例540を利用できることを注記しておく。
【0121】
[0137] 第6モード(または構成)例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例550における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0122】
[0138] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード(または構成)例550において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0123】
[0139] また、図5Bにおいてそして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード(または構成)例550において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0124】
[0140] また、第6モード例550では、エンド・ユーザ・デバイスは、1つ以上の無線リンクを介して環境デバイスに通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0125】
[0141] 第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。同様に、第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)通信することができる。
【0126】
[0142] 第6モード例550は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例えば、エンド・ユーザが未だ通信システムに加入していないという一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスは、クラウド・アプリケーションを介して、そしてバックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接通信することによって(例えば、セルラ・リンク等を介して)、システムに加入することができる。また、第6モード例550は、例えば、モバイルAPの存在がまばらであり、固定APの設置が困難であるまたは実用的でない等の地方エリアにおいて利用することができる。
【0127】
[0143] また、インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第6モード例550を利用できることを注記しておく。
【0128】
[0144] 第7モード(または構成)例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびそれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例560における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0129】
[0145] 図5Cにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード(または構成)例560において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0130】
[0146] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード(または構成)例560において存在する他のエレメントの内の任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Cの第7モード例560において示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間の通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0131】
[0147] また、第7モード例560では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、第7モード例560では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0132】
[0148] 第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0133】
[0149] 同様に、第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内の任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0134】
[0150] 第7モード例560は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。被制御空間の実施態様例では、クラウド・アクセスが付与されないかもしれず(例えば、セキュリティの理由、プライバシーの理由等から)、カバレッジ・エリアの全(または十分な)カバレッジが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークによって提供される。つまり、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは不要となる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは、直接固定APと(例えば、イーサネット、Wi-Fi等によって)通信することができる。
【0135】
[0151] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第7モード例560を利用できることを注記しておく。
【0136】
[0152] 第8モード(または構成)例570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第8モード例570における通信システムは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0137】
[0153] 図5Cにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第8モード例570では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることが示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、エンド・ユーザ・デバイスは、第8モード例570において、環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0138】
[0154] 第8モード例570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。同様に、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。尚、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信できることを注記しておく。
【0139】
[0155] 第8モード例570は、種々の理由の内の任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第8モード例570は、データを収集するおよび/または供給する(serve)こと(例えば、遅延耐性ネットワーキングのシナリオにおいて)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを通じたピア・ツー・ピア通信を提供する(例えば、1つのモバイルAPのクライアント間、それぞれ異なるモバイルAPのクライアント間等)こと等のために利用することができる。他のシナリオ例では、第8モード例570は、車両間通信が車両対インフラストラクチャ通信よりも優先されるというシナリオにおいて利用することができる。更に他のシナリオ例では、第8モード例570は、全てのインフラストラクチャ・アクセスが失われる(例えば、トンネル、駐車場等において)というシナリオにおいて利用することができる。
【0140】
[0156] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第8モード例570を利用できることを注記しておく。
【0141】
[0157] 以上で示しそして論じたように、複数の技術および/または複数のネットワークと共に複数のデバイスを使用する異なる環境内において、複数の技術および/または複数のネットワークによって複数の移動物体/静止物体に結合され、異なる環境に跨がって無線(メッシュ)ホットスポット・ネットワークを形成し、複数の有線/無線インフラストラクチャ/ネットワーク・バックボーン・プロバイダに接続され、最終的にインターネット、クラウドまたは個人ネットワーク・インフラストラクチャに接続される複数のユーザまたは機械のマルチモード通信を可能にする包括的プラットフォームを有することは有益である。
【0142】
[0158] 図6は、本開示の種々の態様によるネットワーク構成例の更に他のブロック図を示す。ネットワーク例600は、例えば、本明細書において論じた他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント例100、200、300、400、500~570、および600と、いずれかの特性または全ての特性を共有することができる。注記すべきこととして、ネットワーク例600は、各々が固定AP(またはRSU)に通信可能に結合された複数のモバイルAP(またはOBU)を示し、各モバイルAPが車両ネットワーク(例えば、他の車両または車両ネットワーク、ユーザ・デバイス、センサ・デバイス等を含む)へのネットワーク・アクセスを提供することができる。
【0143】
[0159] ある実例では、移動物体のネットワーク(例えば、車両ネットワーク、自律車両のネットワーク、または自律車両を含むネットワーク等)において利用可能な種々のリソースおよび/または能力を、このようなネットワークにおける運用および/またはサービスを最適化するために利用することができる。本開示に従った様々な実装では、例えば、そのようなネットワークは、後により詳細に説明するアダプティブおよびダイナミックなWi-Fiスキャニング・ポリシーの使用をサポートするために構成することができる。
【0144】
[0160] <開示の図面>
【0145】
[0161] 図7は、本開示の様々な特徴に従った、移動物体のインターネットにおける生成から消費までのデータのライフサイクルの例を示す。図7を参照すると、移動物体とインフラストラクチャと消費者との中での通信の例の簡略化したシナリオを例示するチャート700が示されている。エンティティCからクラウドへのデータの送信は、常に変化する複数の経路を用い得る。このシナリオでは、エンティティCは、それがエンティティAを介して接続されていたインフラストラクチャへ、データを送信した。データは、クラウド1へ到達し、次に消費者X(アプリケーションまたはサービス)へ送られた。エンティティBは、消費者Yへ送られるように、異なるルートおよびワイヤレス技術を用いた。
【0146】
[0162] データがそのライフサイクルを通じて成熟するにつれて、移動物体のインターネットを通じてデータが取っている経路に沿って、メタデータは、生成され、分類され、タグ付けされ、送られる。そのライフサイクルに沿って、メタデータには、クラウドにおけるサービスまたはアプリケーションであり得るか、または別の車両におけるサービスまたはアプリケーションであり得る、消費者におけるビリングのためのアカウンティングがなされている。
【0147】
[0163] 図8は、本開示の様々な特徴に従った、メタデータのダイナミックなアカウンティング(accounting)およびビリング(billing)をサポートするように作られた例示のシステムおよび方法を更に詳細に示す。図8を参照すると、生成と分類と充実化(enrichment)、アカウンティング、およびビリングというダイナミックなアカウンティングおよびビリングに関する3つの段を例示するチャート800が示されている。これらの3つの段は、シナリオ1、2、および3と称される。図8から分かり得るように、メタデータ・マネジャ・システムは、情報を集めることから課金することまで、情報の取り扱いを引き受ける。
【0148】
[0164] 例示のシナリオ1では、1つのイベントが、費用効果の高い転送のための費用関数に基づいて、入手可能であり必要とされる情報の全てを収集することをトリガすることができ、ここでの費用関数は、システムに、消費者の仕様を満たすために必要とされるQoSパラメータを伝える。この例の場合、QoSパラメータは、利用可能な最も費用効果の高いオプションを考慮することを示すことができる。
【0149】
[0165] ギャザラ(gatherer)・モジュールは、例えば、簡単な規則やヒューリスティクスなどの、フィルタまたはフィルタリング基準に従うことなどにより、全ての入手可能なデータの回収を引き受けるモジュールである。例えば、フィルタリングは、車両対車両(vehicle-to-vehicle)(V2V)動作モードに基づくことができ、これは、V2V動作モードがアクティブである場合にメタデータを集めることを可能とすることができる。フィルタ(1以上)は、ネットワーク・メタデータ、通信メタデータ、システム・メタデータ、セキュリティ・メタデータ、コンテキスト・メタデータ、およびユーザ・メタデータを作り出すように、クラウドにおけるグローバル・メタデータ・マネジャにおいて定めることができる。
【0150】
[0166] メタデータは、クラシファイヤ(classifier)・モジュールにより、タイプ、用いられる通信方法、消費者(アプリケーションおよびサービス)、コンテキスト制約、および条件に基づいて、分類することができる。
【0151】
[0167] タガー(tagger)・モジュールは、簡単な規則やヒューリスティクスなどの、フィルタまたはフィルタリング基準に従うことなどにより、メタデータへタグ付けすることができる。例えば、フィルタリングは、メタデータ転送のためのセルラを可能とし得るリアルタイム転送優先順位フィルタ、タイムスタンプ、それを容易に識別可能なようにするものであり、それが作られたところに関するハッシュおよび消費者を識別する別の1つのものを付加するものである情報に、基づくことができる。
【0152】
[0168] メタデータは、次に、ディスパッチャ・モジュールへ送ることができ、これは、システムに、例えば、簡単な規則やヒューリスティクスなどの、フィルタまたはフィルタリング基準に従って、メタデータの送信の準備ができていることを、通知する。例えば、フィルタリングは、費用効果の高い転送の費用関数に基づくことができる。アカウンタント(accountant)・モジュールは、費用および情報の課金を処理するために、全てのネットワークおよびシステムと関連する情報を記録することができる。ビラー(biller)・モジュールは、1)アカウンタントによりにより送信された情報と、2)現在の税金の規則(これは特定の領域、地理位置、および/または日時に対して特有のものである)とに基づいて、予算および価格の計算を管理することができる。
【0153】
[0169] 例示のシナリオ2では、データが移動物体のインターネットを通って移動すると、メタデータは、メタデータのライフサイクルおよびその消費者への旅程を通じてメタデータを充実化するために、別の車両(またはインフラストラクチャ・デバイスなどのようなネットワーク・ノード、消費者サービスまたはアプリケーション、またはクラウド)のメタデータ・マネジャにより処理されることができる。メタデータは、追加情報を付加すること又は既に存在するメタデータを充実化することを引き受けるギャザラ・モジュールにより、処理されることができる。メタデータは、次に、再分類され(必要な場合)、再タグ付けされ、ディスパッチャ・モジュールへ送られる。収集、分類、およびタグ付けを通じての連続的な充実化のこのプロセスは、データとシステムとネットワークとが全ステップを通じてどのように動作したかについてのエンド・ツー・エンド(end to end)のビューを、提供することができる。
【0154】
[0170] 例示のシナリオ2では、メタデータ・マネジャのビラー・モジュールは、クラウドのグローバル・ビリング・マネジャへのゲートウェイとすることができる。ビラー・モジュールは、クラウドから受け取ったローカル課金ポリシーとして定義される予算を管理する能力を有することができる。予算は、ギャザラ・モジュールおよびディスパッチャ・モジュールが、クラウドからのグローバルな費用関数に基づいて、フィルタ(例えば、簡単な規則やヒューリスティクスなど)を細かくチューンすることを可能とすることができる。予算およびQoSの期待値に応じて、ギャザラ・モジュールおよびディスパッチャ・モジュールは、高い予算の例に関しては、より多くの情報、コンテキスト、およびデータを集め、より複雑なデータのクランチングには、そのデータをクラウドへ送ってから送り戻すようにせずに、より多くの処理時間を用い、メタデータをディスパッチするためにより良い動作を行うWi-Fiアクセス・ポイントを選択するか、または別の車両の使用可能なストレージを用いることができる。
【0155】
[0171] ビラー・モジュールは、各ステップでのそのメタデータのコスト(ネットワーク、通信、システム、およびセキュリティ)について、アカウンタント・モジュールにより、および税金データベース・モジュールとの対話により、通知され得る。税金データベース・モジュールは、ビラー・モジュールへ、メタデータのタイプに基づく現在の税率、時刻、ディスパッチャがデータの転送を開始した場所、およびそれが終了した場所を、通知することができる。ビラー・モジュールは、次に、メタデータ・アカウンタントに基づいて顧客により請求されるように、グローバル・ビリング・マネジャへ請求書を送ることができる。
【0156】
[0172] 図9は、本開示の様々な特徴に従った、コスト、予算、およびデータ転送のポリシーを調整することを引き受ける例示のクラウド・グローバル・メタデータ・マネジャを示す。図9を参照すると、メタデータ、そのポリシー、および最終的ビリングのグローバルな管理および調整を例示するチャート900が示されており、クラウドのグローバル・メタデータ・マネジャでアカウンティングが生じている。消費者がクラウドのサーバまたはアプリケーションである場合、アカウンティングおよびビリングは、クラウドのメタデータ・マネジャにより扱われる。
【0157】
[0173] バウンサ(bouncer)・モジュールは、例えば、bill-ledger_origin-id_timestamp_access-token(請求の元帳_元のID_タイムスタンプ_アクセス・トークン)などのようなメタデータ・タグに基づいて、グローバル・メタデータ・マネジャへのアクセスを許可すること及び制御することを引き受けることができる。車両間(V2V)のデータ転送またはクラウドに頼らないもの(例えば、V2P)に関して、ローカルのビラー・モジュールは、グローバル予算ポリシーに基づいて予算を管理することができる。グローバル・メタデータ・マネジャ(GMM)がV2VやV2Pの対話に媒介しないであろうとき、GMMは、ローカルのアカウンタント・モジュールおよびビラー・モジュールがそれらの報告を、その報告が所期の遅延許容差内に受け取られない場合には、クラウドへ送ることを、要求することができる。
【0158】
[0174] メタデータの値は、インフラストラクチャを通してのそのデータの転送のコストにより、単独で測定されない場合がある。メタデータは、ネットワーク、Wi-Fi、およびセルラ・プロバイダ優先順位付けの性能、およびデータ転送を大きく向上させ得る、データの転送の周りのコンテキスト全体についての追加情報を提供することができる。
【0159】
[0175] グローバル・メタデータ・マネジャは、例えば、AV、NAVなどのような、車両のメタデータ・マネジャを監視すること及び管理することを引き受けることができ、最適のコネクティビティおよびデータ転送の判断を行うように、それらが最新の費用関数、データ、プロバイダ、および予算ポリシーを有することを保証する。
【0160】
[0176] この開示の様々な実施形態は、システムおよびネットワークの性能の増加および改善のために用いられるメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを行うことができ、ビリング・システムへメタデータのコストおよび価値を伝えるという目標に向けて、それをクラウドから容易に管理することができる。
【0161】
[0177] 図10は、この開示の様々な特徴に従った、ローカルのアカウンティング機構とクラウドのグローバルのアカウンティングおよび管理システムの例を示す。図10を参照すると、アカウンティング機構(1以上)の使用を例示するチャート1000が示されている。アカウンティング機構は、車両および/またはクラウドの中に置くことができる。
【0162】
[0178] 例えば車両によるローカルの又はクラウドにおけるメタデータに関してのアカウンティングは、同じ方法を用いることができる。グローバル・アカウンタント・モジュールは、例えば、消費者のリクエストおよびアップデートを扱うためのレポータ(reporter)・モジュールを有することができる。
【0163】
[0179] メタデータ・マネジャは、エンリッチト(Enriched)およびダイレクト(Direct)という2つの方法を通じて、メタデータをディスパッチすることができる。エンリッチト・ディスパッチは、或るメタデータ・マネジャから、各対話でより多くの情報を付加する別のメタデータ・マネジャへと(ユースケース(use-case)A)、生成から消費まで、移動物体のインターネットを通って流れるメタデータを、有することができる。ダイレクト・ディスパッチは、図9のユースケースBの場合などのように、イベント・ベースとすることができ、クラウドのグローバル・メタデータ・マネジャへ直接に送ることができる。
【0164】
[0180] ユースケースAは、特定の時点でのシステム全体および外部コンテキストのスナップショットが集められたときに、起点から消費者へ送られているデータを充実化することを説明する。データは、例えば、通信方法(V2V(車両と車両)、V2I(車両とインフラストラクチャ)、V2P(車両と人)など)、通信モード(スキャン、接続)、消費者(ユーザ、アプリケーションおよびサービス)の要件などに基づいて、分類することができる。
【0165】
[0181] メタデータは、ファイル・ハッシュおよび消費者ハッシュでタグ付けすることができる。アカウンタント・モジュールのブックキーパーは、全ての入手可能な情報を登録することができる。ブックキーパーは、正しいメタデータを、それがエコシステムを通して転送されるとき、ファイル・ハッシュに基づいて回収することができ、それを全ての使用可能な情報で充実化する。従って、システム全体の幾つかのスナップショットを、データのライフサイクルを通じて提供することができる。
【0166】
[0182] ブックキーパーは、クラウドのグローバル・アカウンタント・マネジャにより定められたアカウンティング・ポリシーに従うことができ、ブックキーパーは、その情報の全てを格納することができる。ブックキーパーは、従って、定められたアカウンティング・ポリシーに基づいて、グローバル・ブックキーパーを最新に維持することができる。ブックキーパーは、グローバル・ブックキーパーへのリクエストに基づいて、特定の情報を取得することができる。グローバル・アカウンタントは、その情報を受け取って集め、使用されるアカウンティング・ポリシーの有効性を確認することができる。
【0167】
[0183] ユースケースBは、特定の時点でのシステム全体および外部コンテキスト(イベント・ベースのもの)のスナップショットを登録することを説明するものであり、イベントなどのようなトリガは、消費者へディスパッチされる前にアカウンティングのためにシステム全体のスナップショットを送る。メタデータは、上述のように集めることができる。データは、通信方法(V2V、V2I、V2Pなど)、通信モード(スキャニング、接続)、消費者(ユーザ、アプリケーションおよびサービス)の要件などに基づいて、分類することができる。メタデータは、ファイル・ハッシュおよび消費者ハッシュでタグ付けすることができる。ブックキーパーは、イベントのシーケンスを追跡できるように一意の識別子を個別に付加して、イベントの情報を編成することができる。グローバル・アカウンタントは、情報を受け取り、使用されるアカウンティング・ポリシーの有効性を確認することができる。
【0168】
[0184] アカウンティング・システムの制御および管理は、例えば、集中的に、クラウドのグローバル・アカウンタントにより行うことができる。グローバル・ブックキーパーは、車両(例えば、AV、NAVなど)、インフラストラクチャ、クラウド、および消費者により行われるアカウンティングの全てを集めることができる。グローバル・ブックキーパーは、何れのアカウンタント・モジュールが、それらの元帳を共有しているかやアカウンティング・ポリシーが最新であるかを、追跡することができる。グローバル・ブックキーパーは、ローカル・アカウンタント・モジュールのそれらのローカル予算についての使用を追跡して登録することができる。アカウンタント・マネジャは、ローカル・アカウンタントへ送られるグローバルアカウンティング・ポリシーを定めることができる。グローバル・データベースは、全てのアカウンティング元帳を含むことができ、レポータは、ビリング・システムとのインターフェースとすることができる。
【0169】
[0185] 図11は、本開示の様々な特徴に従ったビラーの例を示す。図11を参照すると、車両およびクラウドにより使用され得るビリング機構1100が示されている。コントラクト(contracts)・モジュールは、メタデータ・リクエストを管理するために使用可能なリソースの予算モジュールへ情報を提供することができ、また、メタデータが必要とされるアカウンタント・モジュールへ情報を提供することができる。ビラー・モジュールは、アカウンタント・モジュールと双方向関係を有することができ、ビラー・モジュールは、そのニーズをアカウンタント・モジュールへ知らせる。ビラー・モジュールは、使用可能な全リソースを予算モジュールへ知らせる。
【0170】
[0186] 予算モジュールは、使用可能なリソースの量をアカウンタント・モジュールへ知らせる。アカウンタント・モジュールは、メタデータのコストを価格設定(pricing)モジュールへ知らせる。ビラー・モジュールは、適用される現在の税率をアカウンタント・モジュールへ知らせる。価格設定モジュールは、次に、そのコストを予算モジュールへ課金し、次に、それが消費者への請求のためのインボイスへ付加される。ローカルの請求は、ローカル・コントラクト(図12に例示する)およびグローバル・コントラクト(図13に例示する)の2つのタイプのコントラクトを通じて管理することができる。
【0171】
[0187] 図12は、本開示の様々な特徴に従った、消費者車両とプロバイダ車両との間のローカル・アドホック・コントラクト(local ad-hoc contract)の対話の例を示す。図12を参照すると、消費者車両(左)とプロバイダ車両(右)との間のローカル・アドホック・コントラクトを作り出すときの対話の例を示すチャート1200が示されている。この点に関して、ローカルのアドホックのコントラクトは、特定のローカルのニーズを扱うように、車両(移動物体および他のデバイス)により、都合の良いように作り出すことができる。例としてのアドホック・コントラクトは、例えば、通過する車両からの特定のV2Vネットワーク・メタデータの要求であり得る。
【0172】
[0188] 都合の良いコントラクトは、例えば、特定の車両(消費者)から別のもの(プロバイダ)への、または人(消費者)から車両(プロバイダ)へのニーズに基づいて、作ることができる。消費者(例えば、消費者車両)およびプロバイダ(例えば、プロバイダ車両)と称される2つのコントラクト保持者(contract holders)の間で、交渉を行うことができる。消費者は、そのニーズに基づいて、費用関数(例えば、低レイテンシV2Vデータ転送)および予算(例えば、ドル値または計算時間またはローカル・ストレージ)を設定することができ、プロバイダとの交渉のために、それらをコントラクトに付加することができる。プロバイダのアカウンタント・モジュールは、そのビラー・モジュールへ、ネットワーク・メタデータ、通信メタデータ、システム・メタデータ、セキュリティ・メタデータ、コンテキスト・メタデータ、およびユーザ・メタデータを指定する消費者により作り出された元帳を、送ることができる。
【0173】
[0189] プロバイダは、消費者へ、それらの間で取り決められたコントラクトに基づいて、課金することができる。ローカル価格設定システムは、幾つかの条件および外部コンテキストに基づいてのメタデータを得るためのローカル・コストを特性とすることができる。ローカル価格設定システムは、また、例えば、グローバル税金データベース・モジュールにより更新され得るローカル税金データベース・モジュールにより定められたポリシーに基づく税率を特性とすることができる。税金データベース・モジュールは、ビラー・モジュールへ、例えば、メタデータのタイプ、時刻、ディスパッチャがデータの転送を開始した場所、およびデータが配達された場所に基づいて適用される税率を、知らせることができる。
【0174】
[0190] 例えば、第1状態から第2状態へ渡る間にデータを転送するとき、ビラー・モジュールは、第1状態において及び第2状態において転送されるデータの量に関してアカウンティングすることができる。次に、適切な税率を、第1状態と第2状態とのそれぞれにおいて、転送されるデータへ適用することができる。プロバイダに関してのコントラクトの条件または予算が消費者の仕様を満たす場合、プロバイダと消費者との双方は、そのコントラクトを満たされているものとしてアーカイブする。従って、プロバイダは、もはや、メタデータを集めず、消費者のためにメタデータを分類、タグ付け、およびアカウンティングしない。
【0175】
[0191] 図13は、本開示の様々な特徴に従った、グローバル・コントラクト・マネジャと2つの車両との間のコントラクトの例を示す。図13を参照すると、コントラクト・マネジャ(左)と2つの車両(中央および右)との間のグローバル・コントラクトを作り出し適用するときの対話の例を示すチャート1300が示されている。この点に関して、グローバル・コントラクトは、例えば、顧客アプリケーションまたはサービスの要件などのような消費者のニーズに基づいて、グローバル・コントラクト・マネジャによりクラウドにおいて作り出すことができる。グローバル・コントラクトの例は、都市におけるWi-Fiホットスポット配置の改善に用いられるネットワークおよび通信のメタデータのリクエストであり得る。例示の対話が下記で説明される。
【0176】
[0192] グローバル・コントラクト・マネジャは、ローカル・コントラクト・ポリシーを車両へ送ることができ、これは、要求されるデータ、費用関数、使用可能な予算、およびメタデータ価格設定ベースラインを指定する。グローバル・コントラクトは、コントラクト要件を満たす車両へ送ることができ、車両で用いることができる。グローバル・コントラクトは、例えば、地理、時刻/曜日、データのタイプ、通信方法、通信モード、アプリケーションおよびサービス、外部コンテキスト、ネットワーク・プロバイダ、アクセス・ポイント/ホットスポットのレーティングなどに関して定めることができる。
【0177】
[0193] 図14は、本開示の様々な特徴に従った、グローバル消費者予算の管理、コントラクトの管理、および請求のためのグローバル・ビリング・システムの例を示す。図14を参照すると、グローバル・ビリング機構1400が示されている。異なるコントラクトは、異なる洞察のために異なるデータを集め得る。例えば、リアルタイムのネットワーク性能のメトリクスを集めることをリクエストするコントラクトは、ネットワーク性能のグローバルな都市全体のマップ・ビューを提供することができる。別のコントラクトは、高速交通の道路での接続の成功を決定するために、車両の速度、位置、ホットスポットのレーティング、および接続のTTFB(time to first byte)を、集めることができる。
【0178】
[0194] 様々な車両は、定められたポリシーに従うことができ、使用可能な最適のデータ転送方法について決定することができる。ビラー・モジュールは、トレーディング・コントラクトについて、消費者と交渉することができる。このコントラクトは、要件およびトレーディング・トークンを表すことができ、これは、例えば、通貨的、ストレージ空間、処理能力、他の関連するメタデータ、オフロードされたデータ、インフラストラクチャへのマルチホップ・アクセスなどであり得る。
【0179】
[0195] トークンは、次に、車両の価格設定ポリシーにより評価されることができ、これは、次に、コントラクトを受け入れるか無視するかについて判断することができる。コントラクトが受け入れられる場合、メタデータ・マネジャは、データの収集、分類、タグ付け、およびアカウンティングの準備をする。アカウンタント・モジュールは、次に、使用可能なシステム、ネットワーク、コンテキスト、ユーザ・メタデータに基づいて、コントラクト要件を得るため又はそれを満たすためのコストを指定する。
【0180】
[0196] グローバル・メタデータ・ビラー(GMB)は、車両ビラー・モジュールおよびクラウド・ビラー・モジュールに似たものであり得る。GMBは、グローバル・コントラクトを集めることおよび管理することができるという点で異なり、これは、数百万の車両、グローバル予算、および数百万の車両のためのグローバル価格設定(および他のIoMTデバイス)へ送られることができ、消費者へ直接に報告する。グローバル・ビラーは、グローバル・アカウンタントと双方向関係を有し、クラウド内のグローバル・ビリング・システムは、例えば、各車両に帰属する予算、および特定の車両に関してのアカウンティングに基づくローカル・ビラーからの特定の請求書に基づいて、消費者へ請求を行う。
【0181】
[0197] この開示の様々な実施形態は、ここで定めたシステムおよび方法を通じて、グローバル(例えば、クラウド、マルチメッシュ、および領域)およびローカル(例えば、2つの車両)のエコシステムのレベルに影響を及ぼすことができる。図15および16は、どのようにしてこれらのシステムおよび方法が、容易な集中型のクラウド・グローバル・メタデータ・マネジャを考慮することにより値を抽出するのか、およびローカル・メタデータ・マネジャとのアドホック・トランザクションの効率を証明する。下記で、コントラクトから収集へ、そしてビリングへのグローバル(図15に例示する)およびローカル(図16に例示する)のメタデータ・トランザクションに関するユースケースの例を提供する。
【0182】
[0198] 図15は、本開示の様々な特徴に従った、グローバル・トランザクションのユースケースの例を示す。図15を参照すると、グローバル・トランザクションの例を示すチャート1500が示されており、これはネットワーク・プロバイダとの間などでのものであり、ネットワーク・プロバイダはそのネットワーク性能についてのデータを要求し、そのプロバイダがそのサービスを向上させることができ得る場所を伝えるようにする。グローバル・トランザクションは、例えば、無数の車両およびデバイスのメタデータを活用するクラウドの中の消費者により定められるコントラクトであり得る。
【0183】
[0199] 「消費者」と称され得るWi-Fiプロバイダ管理サービスは、例えば、費用関数、予算、価格設定ベースライン、税率、データのタイプ、サンプル周波数、およびデータ要件などのような、グローバル・メタデータ・マネジャにおけるコントラクト要件を定めることができる。
【0184】
[0200] グローバル・メタデータ・マネジャの一部であり得るグローバル・コントラクト・マネジャは、予算作成要件を予算モジュールへ、費用関数および他のデータ要件をグローバル・アカウンタント・マネジャへ、送ることができる。また、グローバル・アカウンタント・マネジャは、コントラクトを、地理位置などのようなデータ要件ポリシーに従う車両(ターゲット)へ送ることができる。
【0185】
[0201] グローバル・アカウンタント・マネジャは、アカウンティング・ポリシーを、データ要件ポリシーに従う車両(ターゲット)へ送ることができる。車両(例えば、AV、NAVなど)は、ポリシーを受け取ることができ、ローカル・メタデータ・マネジャは、メタデータの収集、分類、タグ付け、およびアカウンティングを即座に開始することができる。
【0186】
[0202] ローカル・ビラー・モジュールは、コントラクトにおいて定められた予算ポリシーに基づいて、予算を越えないように、ローカル予算を評価することができ、また、請求に適用される現在の税率を提供するように、ローカル税金データベース・モジュールと対話することができる。
【0187】
[0203] また、メタデータがクラウド・ポータルへ到着すると、消費者はメタデータに対して容易にアクセスして監視することができ、クラウド・ポータルは、例えば、そのデータをオフロードする機会を制限するための「Wi-Fiのみ使用(use only Wi-Fi)」のような費用関数に依存し得るものである。
【0188】
[0204] グローバル・ビラー・モジュールは、車両(例えば、AV、NAVなど)へ請求書を周期的に要求することができ、消費者は、請求を知らされることができる。
【0189】
[0205] 図16は、本開示の様々な特徴に従った、車両対車両(V2V)トレーディングのシナリオにおけるローカル・トランザクションのユースケースの例を示す。図16を参照すると、ローカル・トランザクションの例を示すチャート1600が示されている。ローカル・トランザクションは、例えば、無数の車両(例えば、AV、NAVなど)およびデバイスのメタデータを活用する、クラウドにおける消費者により定められたコントラクトであり得る。このユースケースは、2つの車両(車両Aおよび車両B)間でのローカルの意思決定およびビリングを明示する。このユースケースは、車両Aはメタデータ収集要件に従うことができるが、グローバル・メタデータ・マネジャにより送られるグローバル・コントラクトにおいて定められたメタデータ分配予算(metadata distribution budget)には従うことができない、というシナリオに関して特定的である。このユースケースは、車両は、それらのグローバル・コントラクトに完全には従うことができないことがあり得、ローカル・コントラクトを通じて他の車両を活用する能力を有することができないことがあり得る、という図9に関して提示したユースケースの拡張であり得る。
【0190】
[0206] シナリオは、例えば、車両Aがグローバル・コントラクト・ポリシーを有し、要件に従うことができないことがあり得るところのものである。車両Aは、車両Bに、車両Bが車両Aのオープンのコントラクトに従い得るかを尋ねる。車両Bは、アクノレッジすることができ、車両Aと車両Bとの間で新たなコントラクトが作られ得る。
【0191】
[0207] 車両Aは、適切なデータを車両Bへオフロードすることができ、車両Bは車両Aへ請求を行うことができる。車両Bは、次に、コントラクト要件に従って、データを格納し、後に転送することができ、そして、グローバル・メタデータ・マネジャとのコントラクトの終わりを確認する。車両Aは、車両Bからの請求書をアカウンティングのためにグローバル・ビラーへ転送することができる。
【0192】
[0208] 従って、メタデータのアカウンティングおよびビリングはローカルに完了されることができる。メタデータのアカウンティングおよびビリングはまた、クラウドでグローバルに完了することもできる。ビリングは、トークンを消費し得るものであり、これは、例えば、オンボート・ストレージ、オンボート処理、通信モードなどのような、金融またはシステム・ベースであり得る。
【0193】
[0209] 管理システムは、ローカル規則として車両へ送られるグローバル・ポリシーを介して、メタデータのアカウンティングおよびビリングを制御することができる。外部コンテキストおよび通信の方法およびモードを含む幾つかの手段に基づく、メタデータに対しての改善されたビリングが生じ得る。消費者は、単にデータ量に関してだけではなく、それらのアプリケーションおよびサービスに対しての、価値が付加されたサービスに関して請求され得る。従って、追加の収益のストリームに関してのコストおよび利益を測定する能力は、移動物体のインターネット(IoMT)からのデータに基づくことができる。
【0194】
[0210] 消費者には、IoMTエコシステムを通してのメタデータの生成、分類、タグ付け、およびアカウンティングのためのコストの現実的なビューが提供され得る。従って、メタデータから抽出された見識に基づいて、遠距離通信、インフラストラクチャ、およびプロバイダの管理を改善することができる。例えば、ネットワークおよび通信の性能は、何れのWi-Fiプロバイダが最高のカバレッジおよびQoSを提供するか、などのようなメタデータから抽出された見識に基づいて、改善することができる。自動車OEMは、他のプロバイダより良好に機能しているようであり、より広いカバレッジを有し得、そしてより費用効果が高いであろうプロバイダを、特定して用いることができ得る(セルラおよびWi-Fiプロバイダの管理)。
【0195】
[0211] リソース管理は、ローカルに管理するようにビリング・プロセスを自動化することにより(車両対車両のデータ転送および充実化)、例えば、データ転送、データ格納、データ処理、などのような様々なタスクを他の車両(1以上)へオフロードすることにより、改善することができる。移動する車両からのデータ転送は、見慣れないシナリオにおいては、メタデータにより共有される以前の経験およびクラウドで処理される見識から学習することにより(車両対クラウドのデータ転送および充実化)、改善することができる。通信コストは、システムおよびネットワークのコストおよび外部コンテキストにより課されるコストに基づいて、請求され得る(改善された通信のビリング)。
【0196】
[0212] この開示の様々な実施形態は、エッジ・エンティティへメタデータのアカウンティングおよびビリングの責任の一部を割り当てることができる。幾つかの場合、様々な現場での一貫しないビリングは、ローカル規則に基づいて提供することができる。即ち、車両(例えば、AV、NAVなど)は、様々な時の費用関数に基づくポリシーを受け取ることができ、従って、メタデータへ適用されるローカル価格設定規則は、グローバル価格設定マネジャにおけるアクティブなポリシーとの一貫性のないものであり得る。従って、監督、監視、および更新は、ビリングが知られており何時も一貫性があることを保証することができる。
【0197】
[0213] 図17は、本開示の様々な特徴に従った、メタデータの動的なアカウンティングおよびビリングをサポートする際に使用できる処理モジュールの例示のブロック図を示す。図17を参照すると、本開示で説明されたFAP、MAP、車両、または任意のエンティティまたはブロックに存在し得る処理モジュール1700が示されている。処理モジュール1700は、説明した様々な機能のうちの1以上のもののために用いることができる。
【0198】
[0214] 処理モジュール1700は、例えば、プロセッサ1710、メモリ1720、通信インターフェース1730、およびIOインターフェース1740を含むことができる。処理モジュール1700は、例えば、エンティティ(またはサーバ)において情報を処理するために用いることができる。処理モジュール1700はまた、例えば、車両の少なくとも一部の制御および/または車両の動作のアシストを行うことができる1以上の他のプロセッサと協力して動作することができる。メモリ1720は、不揮発性メモリ1726および揮発性メモリ1728を含むことができる。様々なエンティティまたはノードは、情報および/または命令を格納するためにメモリ1720の一部を用いることができる。オペレーティング・システム1722およびアプリケーション1724は、例えば、不揮発性メモリ1726に格納することができ、実行のために揮発性メモリ1728にコピーすることができる。この開示の様々な実施形態は、設計および/または実装に応じた様々なメモリ・アーキテクチャを用いることができる。
【0199】
[0215] 通信インターフェース1730は、処理モジュール1700が、他のデバイスと、例えば、USB、Ethernet、FireWireなどのような有線プロトコルや、Bluetooth、Near Field Communication(NFC)、Wi-Fiなどのような無線プロトコルを介して通信することを、可能とすることができる。通信のための様々なタイプの無線装置は、簡略的にするために、送受信機と称され得る。通信はまた、例えば、1以上のエンティティ、システム・サーバ、および/またはクラウドとのものであり得る。
【0200】
[0216] 処理モジュール1700はまた、入力デバイス1742を介してのユーザとの通信のため、および出力デバイス1744で表示されるように情報を出力するIOモジュール1740を含むことができる。入力デバイス1742は、例えば、ボタン、ディスプレイの一部であり得る接触感応型スクリーン、マイクロフォンなどを含むことができる。出力デバイス1744は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDなどを含むことができる。
【0201】
[0217] プロセッサ1710は、様々な実施形態において様々なアーキテクチャを用いて動作することができる。例えば、プロセッサ1710は、実行する命令を格納するためにメモリ1720を用いることができ、また、プロセッサ1710は、その命令のためのそれ自体のメモリ(示さず)を有することができる。更に、様々な実施形態は、処理モジュール1700が配されている車両(例えば、AV、NAVなど)において他のプロセッサと協力して働くプロセッサ1710を有することができる。様々な実施形態はまた、プロセッサのうちの任意のものが個別に働くことを可能とすることができる。
【0202】
[0218] 様々な実施形態は、様々な機能が異なってグループ化され得る他のアーキテクチャを、用いることができる。例えば、グループ化は、異なる集積回路チップにおけるものであり得る。または、グループ化は、IOモジュール1740と通信インターフェース1730とを一緒にするなどのように、異なるデバイスを組み合わせることができる。更に、これは一般的説明であるので、特定のデバイスにより用いられる処理モジュール1700が、処理モジュール1700に関して説明した全コンポーネントを有さないこと、および/またはここで説明していない他のコンポーネントを有することがあり得る。
【0203】
[0219] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、予め定められたビリング・ポリシーに基づいてネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するように構成され、管理は、予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、メタデータを扱うためのコストを評価することと、コストを評価することに基づいて、メタデータを扱うことを管理することとを含む。
【0204】
[0220] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードから予め定められたビリング・ポリシーの少なくとも一部を得るように構成される。
【0205】
[0221] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うためのコストを決定するように構成される。
【0206】
[0222] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うためのコストを決定するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズの決定、1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースの決定、および1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストの決定を行うように構成される。
【0207】
[0223] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するとき、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことに関しての請求書を生成するように構成される。
【0208】
[0224] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するとき、メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理するように構成される。
【0209】
[0225] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、コントラクトに基づいてメタデータを扱うことを管理するように構成される。
【0210】
[0226] 実装の例では、コントラクトはローカル・コントラクトを含み、少なくとも1つの処理回路は、メタデータと関連するサービスをリクエストする別のネットワーク・ノードとの交渉に基づいて動的にローカル・コントラクトを作るように構成される。
【0211】
[0227] 実装の例では、コントラクトはグローバル・コントラクトを含み、少なくとも1つの処理回路は、グローバル・コントラクトに基づいてメタデータを扱うときに、クラウド・ベースのネットワーク・ノードからグローバル・コントラクトを得るように構成される。
【0212】
[0228] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するクラウド・ベースのネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、移動物体のネットワークにおけるメタデータのグローバル管理を提供するように構成され、メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのビリングのグローバル管理を提供することを含み、ビリングのグローバル管理は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することとのうちの一方または双方を含む。
【0213】
[0229] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路を少なくとも用いて、メタデータと関連する情報を格納するように構成される。
【0214】
[0230] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータと関連する情報を1以上のネットワーク・ノードから受け取るように、および受け取った情報に基づいてメタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新するように構成される。
【0215】
[0231] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する1以上のネットワーク・ノードを特定するように、およびグローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成するように、および特定された1以上のネットワーク・ノードへローカル・コントラクト・ポリシーを送るように構成される。
【0216】
[0232] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、グローバル・コントラクトを生成するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定するように、および1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定するように、および1以上のネットワーク・ノードにおいてメタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更するように構成される。
【0217】
[0233] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うための方法の例は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、移動物体のネットワークにおけるメタデータのグローバル管理を提供することを含み、メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのビリングのグローバル管理を提供することを含み、ビリングのグローバル管理は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することとのうちの一方または双方を含み、且つ方法は、移動物体のネットワークの1以上のネットワーク・ノードのそれぞれにおいて、予め定められたビリング・ポリシーに基づいてメタデータのビリングをローカルに管理することを含み、管理することは、予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、メタデータを扱うためのコストを評価することと、コストの評価に基づいてメタデータを扱うことを管理することとを含む。
【0218】
[0234] 実装の例では、方法は、メタデータを扱うためのコストを決定することを更に含む。
【0219】
[0235] 実装の例では、方法は、メタデータを扱うコストを決定するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースを決定することと、1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストを決定することとを更に含む。
【0220】
[0236] 実装の例では、方法は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するときに、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことに関しての請求書を生成することを更に含む。
【0221】
[0237] 実装の例では、方法は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するときに、メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理することを更に含む。
【0222】
[0238] 実装の例では、方法は、取り決められたコントラクトに基づいてメタデータを扱うことを更に含む。
【0223】
[0239] 実装の例では、コントラクトはローカル・コントラクトを含み、方法は、メタデータと関連するサービスをリクエストする別のネットワーク・ノードとの交渉に基づいて動的にローカル・コントラクトを作ることを更に含む。
【0224】
[0240] 実装の例では、コントラクトはグローバル・コントラクトを含み、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードからグローバル・コントラクトを得ることを更に含む。
【0225】
[0241] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する1以上のネットワーク・ノードを特定することと、グローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成することと、特定された1以上のネットワーク・ノードへローカル・コントラクト・ポリシーを送ることとを更に含む。
【0226】
[0242] 実装の例では、方法は、グローバル・コントラクトを生成するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定することと、1以上のネットワーク・ノードにおいてメタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更することとを更に含む。
【0227】
[0243] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、ネットワーク・ノードにおいてメタデータに関連する機能を管理するように構成され、管理することは、少なくとも、メタデータと関連または関係する情報が使用可能であるときに、メタデータを更新することと、予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいてメタデータに関してのアカウンティングを行うこととを含む。
【0228】
[0244] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、ネットワーク・ノード内でメタデータの少なくとも一部を生成するように構成される。
【0229】
[0245] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードからメタデータの少なくとも一部を受け取るように構成される。
【0230】
[0246] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータと関連または関係する情報を集めるように構成される。
【0231】
[0247] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータを分類するように構成される。
【0232】
[0248] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けするように構成される。
【0233】
[0249] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードへメタデータの少なくとも一部をディスパッチするように構成される。
【0234】
[0250] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、移動物体のネットワークにおけるメタデータのグローバル管理を提供するように構成され、メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することを含む。アカウンティングのグローバル管理は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのアカウンティングを管理するための1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することとを含む。
【0235】
[0251] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路を少なくとも用いて、メタデータと関連する情報を格納するように構成される。
【0236】
[0252] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの処理回路を介して通信される信号に基づいて、1以上のネットワーク・ノードから、メタデータと関連する情報を受け取るように、および受け取った情報に基づいてメタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新するように構成される。
【0237】
[0253] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めるように、および集めた情報に基づいて1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新するように構成される。
【0238】
[0254] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新するときに、少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーの有効性を確認するように構成される。
【0239】
[0255] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡するように構成され、追跡することは、メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、共有することと関連する情報を得ることと、ネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、ネットワークにおけるメタデータの使用と関連する情報を得ることとのうちの1以上のことを含む。
【0240】
[0256] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うための方法の例は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードのそれぞれにおいて、メタデータに関連する機能をローカルに管理することを含み、管理することは、メタデータと関連または関係する情報が使用可能であるときに、メタデータを更新することと、予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいてメタデータに関してのアカウンティングを行うこととを含む。方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、移動物体のネットワークにおけるメタデータのグローバル管理を提供することを更に含み、メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することを含む。アカウンティングのグローバル管理は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのアカウンティングを管理するための1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することとを含む。
【0241】
[0257] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードの少なくとも1つのものにおいて、メタデータの少なくとも一部を生成することを更に含む。
【0242】
[0258] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードの少なくとも1つのものにおいて、1以上のネットワーク・ノードの別の1つのものからメタデータの少なくとも一部を受け取ることを更に含む。
【0243】
[0259] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも1つのものにおいて、予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータに関連または関係する情報を集めることを更に含む。
【0244】
[0260] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも1つのものにおいて、予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータを分類することを更に含む。
【0245】
[0261] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも1つのものにおいて、予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けすることを更に含む。
【0246】
[0262] 実装の例では、方法は、1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも1つのものにより、別のネットワーク・ノードへ、メタデータの少なくとも一部をディスパッチすることを更に含む。
【0247】
[0263] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、メタデータと関連する情報を1以上のネットワーク・ノードから受け取ることと、受け取った情報に基づいて、メタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新することとを更に含む。
【0248】
[0264] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めることと、集めた情報に基づいて、1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新することとを更に含む。
【0249】
[0265] 実装の例では、方法は、少なくとも1以上のアカウンティング・ポリシーを更新するときに、少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーの有効性を確認することを更に含む。
【0250】
[0266] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡することを更に含み、追跡することは、メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、共有することと関連する情報を得ることと、ネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、ネットワーク・ノードにおけるメタデータの使用と関連する情報を得ることとのうちの1以上のことを含む。
【0251】
[0267] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、ネットワーク・ノードにおいてメタデータを管理するように構成され、メタデータを管理することは、ネットワーク・ノードにおいてメタデータのアカウンティングを管理することと、予め定められたビリング・ポリシーに基づいてネットワーク・ノードにおいてビリングを管理することとのうちの一方または双方を含む。メタデータの管理を管理することは、メタデータと関連または関係する情報が使用可能であるとき、メタデータを更新することと、予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいてメタデータに関してのアカウンティングを行うこととを含む。ビリングを管理することは、予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、メタデータを扱うためのコストを評価することと、コストの評価に基づいて、メタデータを扱うことを管理することとを含む。
【0252】
[0268] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うためのコストを決定するように構成される。
【0253】
[0269] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うためのコストを決定するときに、メタデータを扱ことに関しての1以上のニーズの決定、1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースの決定、および1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストの決定を行うように構成される。
【0254】
[0270] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、コストを評価することに基づいて、メタデータを扱うことに関しての請求書を生成するように構成される。
【0255】
[0271] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理するように構成される。
【0256】
[0272] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、コントラクトに基づいてメタデータを扱うことを管理するように構成され、コントラクトはローカル・コントラクトまたはグローバル・コントラクトを含む。
【0257】
[0273] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、ネットワーク・ノード内においてメタデータの少なくとも一部を生成することと、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードからメタデータの少なくとも一部を受け取ることとのうちの一方または双方を行うように構成される。
【0258】
[0274] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータを扱うことに関連する1以上の機能を実行するように構成され、メタデータを扱う1以上の機能は、予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータに関連または関係する情報を集めることと、予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータを分類することと、予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けすることと、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードへメタデータの少なくとも一部をディスパッチすることとを含む。
【0259】
[0275] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うためのシステムの例は、少なくとも1つの通信回路、少なくとも1つのストレージ回路、および少なくとも1つの処理回路を有するクラウド・ベースのネットワーク・ノードを含む。少なくとも1つの通信回路は、データの送信および受信のための信号を通信するように構成される。少なくとも1つのストレージ回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのストレージ回路に格納された命令および/またはデータの少なくとも一部に基づいて、移動物体のネットワークにおいてメタデータのグローバル管理を提供するように構成され、メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することと、メタデータのビリングのグローバル管理を提供することとの一方または双方を含む。メタデータのアカウンティングのグローバル管理は、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのアカウンティングを管理するための1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて、1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することとを含む。ビリングのグローバル管理は、1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも2つのものとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することとのうちの一方または双方を含む。
【0260】
[0276] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの処理回路を介して通信される信号に基づいて、1以上のネットワーク・ノードから、メタデータと関連する情報を受け取るように、および受け取った情報に基づいてメタデータのグローバル管理と関連する情報または機能を更新するように構成される。
【0261】
[0277] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めるように、および集めた情報に基づいて1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新するように構成される。
【0262】
[0278] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡するように構成され、追跡することは、メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、メタデータに関連する情報を共有することと関連する情報を得ることと、特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードにおけるメタデータの使用と関連する情報を得ることとのうちの1以上のことを含む。
【0263】
[0279] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、メタデータと関連する情報を1以上のネットワーク・ノードから受け取るように、および受け取った情報に基づいて、メタデータのグローバル管理に関連する情報または機能を更新するように構成される。
【0264】
[0280] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する少なくとも1つのネットワーク・ノードを特定するように、およびグローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成するように、および少なくとも1つのネットワーク・ノードへローカル・コントラクト・ポリシーを送るように構成される。
【0265】
[0281] 実装の例では、少なくとも1つの処理回路は、グローバル・コントラクトを生成するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定するように、および少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいての1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定するように、および少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいてメタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更するように構成される。
【0266】
[0282] 本開示に従った、移動物体のネットワークにおいてメタデータの動的な収集、分類、アカウンティング、およびビリングを扱うための方法の例は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、移動物体のネットワークにおけるメタデータのグローバル管理を提供することと、移動物体のネットワークにおける1以上のネットワーク・ノードのうちの少なくとも1つのものにおいてローカルにメタデータを管理することとを含む。
【0267】
[0283] メタデータのグローバル管理を提供することは、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供することと、メタデータのビリングのグローバル管理を提供することとのうちの一方または双方を含む。メタデータのアカウンティングのグローバル管理は、1以上のネットワークにおけるメタデータのアカウンティングを管理するための1以上のアカウンティング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードにおいての1以上のアカウンティング・ポリシーの使用に基づいて1以上のアカウンティング・ポリシーを更新することとを含む。ビリングのグローバル管理は、1以上のネットワーク・ノードにおけるメタデータのビリングを管理するための1以上のビリング・ポリシーを定めることと、1以上のネットワーク・ノードとの又はとの間のインタラクションと関連するメタデータのビリングを管理するための1以上のグローバル・コントラクトを生成することとのうちの一方または双方を含む。1以上のネットワーク・ノードの少なくとも1つのものにおいてローカルにメタデータを管理することは、メタデータのアカウンティングを管理することと、予め定められたビリング・ポリシーに基づいてメタデータのビリングを管理することとのうちの一方または双方を含む。メタデータのアカウンティングの管理は、メタデータと関連または関係する情報が使用可能であるときに、メタデータを更新することと、予め定められたアカウンティング・ポリシーに基づいてメタデータに関してのアカウンティングを行うこととを含む。予め定められたビリング・ポリシーに基づいてメタデータのビリングを管理することは、予め定められたビリング・ポリシーに基づいて、メタデータを扱うためのコストを評価することと、コストを評価することに基づいて、メタデータを扱うことを管理することとを含む。
【0268】
[0284] 実装の例では、方法は、メタデータを扱うためのコストを決定することを更に含み、決定することは、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、1以上のニーズのそれぞれを満たすために必要な1以上のリソースを決定することと、1以上のリソースのそれぞれを用いるためのコストを決定することとを含む。
【0269】
[0285] 実装の例では、方法は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するとき、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことに関しての請求書を生成することを更に含む。
【0270】
[0286] 実装の例では、方法は、コストを評価することに基づいてメタデータを扱うことを管理するとき、メタデータを扱うことにおいて用いられるリソースの使用を管理することを更に含む。
【0271】
[0287] 実装の例では、方法は、取り決められたコントラクトに基づいてメタデータ管理することを更に含み、コントラクトはローカル・コントラクトまたはグローバル・コントラクトを含む。
【0272】
[0288] 実装の例では、方法は、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて、メタデータをローカルに扱うとき、ネットワーク・ノード内でメタデータの少なくとも一部を生成することと、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードからメタデータの少なくとも一部を受け取ることとのうちの一方または双方を行うことを更に含む。
【0273】
[0289] 実装の例では、方法は、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいて、メタデータをローカルに扱うとき、メタデータを扱うことに関連する1以上の機能を実行することを更に含み、メタデータを扱う1以上の機能は、予め定められた情報収集のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータに関連または関係する情報を集めることと、予め定められた分類のパラメータまたは基準に基づいて、メタデータを分類することと、予め定められたタグ付けのパラメータまたは基準に基づいて、メタデータにタグ付けすることと、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、少なくとも1つの別のネットワーク・ノードへメタデータの少なくとも一部をディスパッチすることとを含む。
【0274】
[0290] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、メタデータのグローバル管理を提供するときに、1以上のネットワーク・ノードから、少なくとも1つの通信回路を介して通信される信号に基づいて、メタデータに関連する情報を受け取ることと、受け取った情報に基づいて、メタデータのグローバル管理に関連する情報または機能を更新することとを行うことを更に含む。
【0275】
[0291] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供するときに、1以上のネットワーク・ノードに対応する、アカウンティングに関連する情報を集めることと、集めた情報に基づいて、1以上のアカウンティング・ポリシーからの少なくとも1つのアカウンティング・ポリシーを更新することとを行うことを更に含む。
【0276】
[0292] 実装の例では、方法は、メタデータのアカウンティングのグローバル管理を提供するときに、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、移動物体のネットワークにおけるアカウンティングに関連するオペレーションを追跡することを更に含み、追跡することは、メタデータに関連する情報を共有する任意のネットワーク・ノードを特定することと、メタデータに関連する情報を共有することと関連する情報を得ることと、特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードで用いられる任意のアカウンティング・ポリシーと関連する情報を得ることと、特定された少なくとも1つのネットワーク・ノードにおけるメタデータの使用と関連する情報を得ることとのうちの1以上のことを含む。
【0277】
[0293] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、メタデータのビリングのグローバル管理を提供するときに、少なくとも1つのグローバル・コントラクトと関連する少なくとも1つのネットワーク・ノードを特定することと、グローバル・コントラクトに基づいてローカル・コントラクト・ポリシーを生成することと、少なくとも1つネットワーク・ノードへローカル・コントラクト・ポリシーを送ることとを行うことを更に含む。
【0278】
[0294] 実装の例では、方法は、クラウド・ベースのネットワーク・ノードにおいて、メタデータのビリングのグローバル管理を提供するときに、メタデータを扱うことに関しての1以上のニーズを決定することと、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいての1以上のニーズを満たすことと関連する情報を決定することと、少なくとも1つのネットワーク・ノードにおいてメタデータを扱うためにローカル・コントラクト・ポリシーを生成または変更することとを行うことを更に含む。
【0279】
[0295] 本発明の他の実施形態は、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体および/または記憶媒体、および/または機械コードが格納されている非一時的機械読み取り可能媒体および/または記憶媒体、および/または機械および/またはコンピュータによって実行可能な少なくとも1つのコード・セクションを有することによって、機械および/またはコンピュータに、本明細書において説明したようにプロセスを実行させるコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0280】
[0296] したがって、本発明による種々の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで実現することができる。本発明は、少なくとも1つのコンピューティング・システムにおいて集中形式で、または異なるエレメントが相互接続された様々なコンピューティング・システムに跨がって広げられる分散形式で実現することができる。本明細書において説明した方法を実行するように構成された(adapted)コンピューティング・システムまたは他の装置であれば、いずれの種類でも適している。ハードウェアおよびソフトウェアの典型的な組み合わせは、プログラムまたは他のコードを有する汎用コンピューティング・システムであってもよい。プログラムまたは他のコードがロードおよび実行されると、本明細書において説明した方法を実行するように、コンピューティング・システムを制御する。他の典型的な実施態様は、特定用途集積回路またはチップを含んでもよい。
【0281】
[0297] また、本発明による種々の実施形態は、コンピュータ・プログラム製品に埋め込むこともできる。コンピュータ・プログラム製品は、本明細書において説明した方法の実施を可能にする全ての機能(feature)を備え、コンピュータ・システムにロードされると、これらの方法を実行することができる。このコンテキストにおけるコンピュータ・プログラムは、情報処理能力を有するシステムに、直接、またはa)他の言語、コード、または表記への変換、b)異なる材料形態(material form)での再現、のいずれかもしくは双方の後において特定の機能を実行させることを意図した1組の命令の、任意の言語、コード、または表記での任意の表現を意味する。
【0282】
[0298] 以上、特定の実施形態を参照しながら本発明について説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本発明の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての実施形態を含むことを意図している。
【0283】
[0299] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントの例は、"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号において示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0284】
[0300] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを他のネットワークおよびシステムと統合するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、”Integrated Communication Network for A Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号に示されている(provide)。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0285】
[0301] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを同期させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0286】
[0302] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0287】
[0303] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを監視するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0288】
[0304] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて異常を検出および/または分類するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0289】
[0305] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいてモビリティを管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモビリティを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0290】
[0306] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて接続を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0291】
[0307] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0292】
[0308] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0293】
[0309] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントのユーザとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0294】
[0310] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおけるデータ格納および処理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0295】
[0311] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける車両交通管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0296】
[0312] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける環境管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0297】
[0313] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて湾港または出荷作業を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0298】
[0314] また、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的に履歴データに基づいて測位または位置情報の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0299】
[0315] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的にアンカーの利用に基づいて測位または位置情報の位置(position or location)の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0300】
[0316] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、アプリケーション間で通信を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Inter-Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0301】
[0317] 更にまた、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信を精査し、分析し、および/または有効性を判断するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0302】
[0318] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信速度を適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0303】
[0319] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ハードウェアを再構成および適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0304】
[0320] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データの収集を最適化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0305】
[0321] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遅延耐性ネットワーキングを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0306】
[0322] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0307】
[0323] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、チャネル利用を調整するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0308】
[0324] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動物体のネットワークにおいてネットワーク・コード化メッシュ・ネットワークを実現するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0309】
[0325] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、固定アクセス・ポイントのカバレッジを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0310】
[0326] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モビリティ・コントローラおよびそのネットワーク相互作用を管理するシステムおよび方法を提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモビリティ・コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0311】
[0327] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理および/またはトリガするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0312】
[0328] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、キャプティブ・ポータル関連制御および管理を実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0313】
[0329] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、高価値データを推定するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0314】
[0330] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遠隔ソフトウェア更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0315】
[0331] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、リモート構成更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0316】
[0332] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ユーザ・フィードバックに基づいて、例えば自動的に、ネットワークを適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0317】
[0333] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データ分析を構築または実行するときにデータの完全性を高めるおよび/または保証するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0318】
[0334] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および/または自動ブートストラップを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0319】
[0335] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、電力供給および/または利用を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0320】
[0336] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、インフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0321】
[0337] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、複数のWi-Fiラジオの動的管理および制御のためのシステムならびに方法が提供され、その非限定的な例が、2020年3月25日に出願された米国特許出願第16/829,262号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0322】
[0338] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、複数の認証および動作モードを使用して、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続のためのシステムならびに方法が提供され、その非限定的な例が、2020年6月3日付けの米国特許出願第16,891,668号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0323】
[0339] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、クラウドを利用してトラフィックをパブリックおよびプライベートWi-Fiホットスポットにインテリジェントに委託する(offload)ためのシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、2020年6月18日に出願された米国仮特許出願第16/905,061号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0324】
[0340] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、例えば、自律車両を含む移動物体のネットワークにおけるクラウド・ベースのデータ駆動されるWi-Fiコネクティビティ管理のためのシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、2020年8月4日に出願された米国特許出願第16/984,933号に示されており、この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0325】
[0341] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、例えば、自律車両を含む移動物体のネットワークにおけるアダプティブおよびダイナミックなWi-Fiスキャニング・ポリシーのためのシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、2020年8月4日に出願された米国特許出願第16/984,953号に示されており、この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0326】
[0342] 要約すると、本開示の種々の態様は、例えば、モバイル・ノードおよび静止ノードの組み合わせを含む、モバイル・ノードのネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。非限定的な一例として、本開示の種々の態様は、静止および移動通信ノード双方の複雑なアレイを含む動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。以上では、特定の態様および例を参照しながら説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本開示の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本開示は、開示した特定の例(1つまたは複数)に限定されるのではなく、本開示は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての例を含むことを意図している。

図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】