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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-01
(54)【発明の名称】体液観察機器
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20210101AFI20230125BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20230125BHJP
   G03B 15/02 20210101ALI20230125BHJP
   G01N 1/00 20060101ALI20230125BHJP
【FI】
G03B17/56 E
G03B15/00 U
G03B15/02
G01N1/00 101H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022532815
(86)(22)【出願日】2020-10-14
(85)【翻訳文提出日】2022-06-01
(86)【国際出願番号】 KR2020013992
(87)【国際公開番号】W WO2021112393
(87)【国際公開日】2021-06-10
(31)【優先権主張番号】10-2019-0158435
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0115123
(32)【優先日】2020-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519182741
【氏名又は名称】イントゥイン インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】INTIN INC.
【住所又は居所原語表記】52, Cheombok-ro, Dong-gu, Daegu 41069, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ジフン
【テーマコード(参考)】
2G052
2H105
【Fターム(参考)】
2G052AA29
2G052AD46
2G052CA04
2G052CA16
2G052GA11
2H105CC02
2H105CC05
2H105EE36
(57)【要約】
本発明はユーザーの体液を観察することかできる体液観察機器に関するものである。
本発明の一例による体液観察機器は第1水平方向に長さを有し、ユーザーの体液が安着されるチャンバーと、体液を観察するためのチャンバーが挿入される本体とを含み、本体は本体の前面にチャンバーが挿入されるチャンバー挿入ホール、チャンバー挿入ホールから第1水平方向に延長されてチャンバーをガイドするガイド隔壁及び本体の底面に備えられて体液を観察する観察ホールを備えるケースと、ケースの内でチャンバーの上部に位置して、光を発光する光源部と、光源部と電気的に連結されて光源部を動作させる動作部と、を含み、チャンバーがチャンバー挿入ホールに挿入されることによって、動作部は光源部を動作させる電気的な閉ループを形成させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1水平方向に長さを有し、ユーザーの体液が安着されるチャンバーと、
上記の体液を観察するために上記のチャンバーが挿入される本体とを含み、
上記の本体は上記の本体の前面に上記のチャンバーが挿入されるチャンバー挿入ホール、上記のチャンバー挿入ホールから上記の第1水平方向に延長されて上記のチャンバーをガイドするガイド隔壁及び上記の本体の底面に備えられて上記の体液を観察する観察ホールを備えるケースと、
上記のケースの内に上記のチャンバーの上部に位置して、光を発光する光源部と、上記の光源部に電気的に連結されて、上記の光源部を動作させる動作部とを含み、
上記のチャンバーが上記のチャンバー挿入ホールに挿入されることによって、上記の動作部は上記の光源部を動作させる電気的な閉ループを形成させる、体液観察機器。
【請求項2】
上記のチャンバーは上部面に上記の体液が安着される部分が陥没された体液安着溝を含み、上記のチャンバーで少なくとも上記の体液安着溝は透明または半透明な、 請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項3】
上記のチャンバーは下部面に下部方向に突出されるガイド突起を含み、
上記の本体は上記のチャンバー挿入ホールの下側に位置して、上記のチャンバーが上記のチャンバー挿入ホールに挿入されることにより上記のガイド突起が上記の第1水平方向に挿入されるガイド溝を備える、請求項2に記載の体液観察機器。
【請求項4】
上記のガイド隔壁は上記の第1水平方向の先端で第1水平方向と交差する第2水平方向に延長されて、
上記の第2水平方向に延長されたガイド隔壁の形状は上記のチャンバーの上記の第1水平方向の先端の平面形状に対応される、請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項5】
上記のチャンバーで第1水平方向の先端の平面形状は上記の第1水平方向と並んだ中心線を基準に両側が非対称であり、上記のガイド隔壁から第2水平方向に延長されるガイド隔壁の形状は上記の第1水平方向と並んだ中心線を基準に両側がお互いに非対称である、請求項3に記載の体液観察機器。
【請求項6】
上記の動作部は、
上記のチャンバー挿入ホールにチャンバーが挿入される間、上記のチャンバーにより押されることでターンオンされ、電気的な閉ループを形成する動作スイッチを含む、請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項7】
上記の動作スイッチは上記のガイド隔壁の延長線の上に位置する、請求項6に記載の体液観察機器。
【請求項8】
上記の動作部は上記の光源部と電気的に連結される回路パタンが備えられる第1基板と、上記の第1基板の下部に位置し、上記の第1基板に電気的に連結されて、下部に上記の動作スイッチが備える第2基板とを含み、
上記の動作スイッチは上記の第2基板の下部で上記のガイド隔壁の延長線の上に重畳されるように固定される、請求項6に記載の体液観察機器。
【請求項9】
上記の第1基板の真ん中には上記の光源部が位置して、上記の第2基板の真ん中には上記の光源部から照射される光が通過される光透過ホールが備えられる、請求項8に記載の体液観察機器。
【請求項10】
上記のチャンバーは導電性の材質の電極パタンを有するチャンバー電極を備えて、
上記の動作部は上記の電気的な閉ループを形成するために、上記のチャンバー電極と対応される上記のガイド隔壁の一部の上に位置し、上記のチャンバーが挿入されることによって、上記のチャンバー電極に接続されるガイド―電極を含む、請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項11】
上記の本体は上記のケースの上記の観察ホールに固定結合されて、上記の体液に対するイメージを拡大するレンズ部をさらに備える、請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項12】
上記の本体の外側面に嵌め込み結合されて、カメラを備えた機器に上記の本体を固定させる本体ホルダーをさらに含む、請求項1に記載の体液観察機器。
【請求項13】
上記の本体のケースは上記の本体ホルダーが結合されるように外周面に沿って陥没されるケース結合溝を含み、
上記の本体ホルダーはケースの外周面を囲むように円弧の形態で形成されて、上記のケース結合溝に挿入される結合翼部と、
上記の結合翼部の真ん中の部分から延長されて、ユーザー端末機に結合されるボディ部を含む、請求項12に記載の体液観察機器。
【請求項14】
上記の本体は、
上記のケース結合溝から上記のチャンバー挿入ホールに隣接する両側の部分に上記のケース結合溝の底面から突出される第1係り突起と上記のケース結合溝から上記のチャンバー挿入ホールの反対側に位置する部分には第2係り突起を備える、請求項13に記載の体液観察機器。
【請求項15】
上記の結合翼部は、
上記の円弧の両先端に上記の第1係り突起が収入される第1係り溝と上記の円弧の中央部分に上記の第2係り突起が挿入される第2係り溝を備える、請求項14に記載の体液観察機器。
【請求項16】
上記の本体ホルダーは上記の結合翼部で上記のボディ部と連結される部分に変形防止ホールを備える、請求項13に記載の体液観察機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はユーザーの体液を観察することができる体液観察機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、人は自分の健康状態、身体状態を確認するために、専門医療機関を訪問しなければならない。しかし、専門医療機関を訪問して検診を受けるためには忙しい日常で時間を作らなければならず、不便で複雑な手続き及び診療プロセスを進めなければならない。
【0003】
特に、ほとんどがこのような手続きを進めても長い時間待機してこそ検査を受けることができる反面、実際の検診及び検査は非常に短時間で進行される。すなわち、検診及び検査を受けるために時間とコストが大きくかかり、多くの不便が伴う実情である。
【0004】
これにより、ほとんどの人が、かなりの不便さは甘受して生活し、耐え難いほどの苦痛または不便さを発生させながら、専門医療機関を利用するのが実情である。
【0005】
このような、不便さを解消するために、各種の先端装備を用いて身体状況を頻繁に確認して、これをネットワークに通じて専門医療機関に伝達し身体状態を確認する技術が開発されているが、実際に実用化されて用いられている技術は極めて珍しいのが実情である。
【0006】
むしろ、過去から使われてきた簡単なテスト機の使用の方が着実であり、若い世代は特に便利な使い方、短い所要時間及びコスト、迅速な結果の確認ができるので、使用率が増加し続ける傾向である。
【0007】
このようなテスト機は身体から排出される体液、例えば、唾液、尿、汗のような分泌物を用いるものであり、分泌物に含まれるホルモンを検出したり、分泌物の状態変化のような事項を確認する方法を用いることができる。
【0008】
テスト機は身体が特定状況、例えば、特定疾病に係ったり、感染されたり、排卵期のように身体の異常または特異事項の発生の際に、体液に含まれた成分の変化、状態の変化が発生することを用いて、ユーザーの身体状態を観察することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明はユーザーの体液を観察することができる体液観察機器を提供するのに、その目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一例による体液観察機器は第1水平方向に長さを有し、ユーザーの体液が安着されるチャンバーと、体液を観察するためのチャンバーが挿入される本体とを含み、本体は本体の前面にチャンバーが挿入されるチャンバー挿入ホール、チャンバー挿入ホールから第1水平方向に延長されてチャンバーをガイドするガイド隔壁及び本体の底面に備えられて体液を観察する観察ホールを備えるケースと、ケースの内でチャンバーの上部に位置して、光を発光する光源部と、光源部と電気的に連結されて、光源部を動作させる動作部とを含み、チャンバーがチャンバー挿入ホールに挿入されることにより、動作部は光源部を動作させる電気的な閉ループを形成させることができる。
【0011】
チャンバーは体液が安着される部分が陥没された体液安着溝と、を含み、チャンバーで少なくとも体液安着溝は透明または半透明であることができる。
【0012】
また、上記のチャンバーは下部面に下部方向に突出されるガイド突起を含み、上記の本体は上記のチャンバー挿入ホールの下側に位置して、上記のチャンバーが上記のチャンバー挿入ホールに挿入されることにより上記のガイド突起が上記の第1水平方向に挿入されるガイド溝を備えることができる。
【0013】
ガイド隔壁は第1水平方向の先端で第1水平方向と交差する第2水平方向に延長されて、第2水平方向に延長されたガイド隔壁の形状はチャンバーの第1水平方向の先端の平面形状に対応されることができる。
【0014】
チャンバーで第1水平方向の先端の平面形状は第1水平方向に沿った中心線を基準に両側が非対称であり、ガイド隔壁から第2水平方向に延長されるガイド隔壁の形状は第1水平方向に沿った中心線を基準に両側がお互いに非対称であることができる。
【0015】
動作部はチャンバー挿入ホールにチャンバーが挿入される間、チャンバーにより押されることでターンオンされ、電気的な閉ループを形成する動作スイッチを含むことができる。
【0016】
動作スイッチはガイド隔壁の延長線の上に位置することができる。
【0017】
動作部は光源部と電気的に連結される回路パタンが備えられる第1基板と、第1基板の下部に位置して、第1基板に電気的に連結されて、下部に動作スイッチが備えられる第2基板とを含み、動作スイッチは第2基板の下部からガイド隔壁の延長線の上に重畳されるように固定することができる。
【0018】
第1基板の真ん中の部分には光源部が位置して、第2基板の真ん中の部分には光源部から照射される光が通過される光透過ホールを備えることができる。
【0019】
チャンバーは導電性の材質の電極パタンを有するチャンバー電極を備えて、動作部は電気的な閉ループを形成するために、チャンバー電極と対応されるガイド隔壁の一部の上に位置して、チャンバーが挿入されることによって、チャンバー電極に接続されるガイド電極を含むことができる。
【0020】
本体はケースの観察ホールに固定結合されて、体液に対するイメージを拡大するレンズ部をさらに備えることができる。
【0021】
本体の外側面に嵌め込み結合されて、カメラを備えた機器に本体を固定させる本体ホルダーをさらに含むことができる。
【0022】
上記の本体は上記の本体の下部に位置する第1ケース部分を備えて、上記の第1ケース部分には上記の本体ホルダーが結合されるように外周面にそって嵌め込まれたケース結合溝を含み、上記の本体ホルダーは上記の第1ケース部分の外周面を囲むように円弧の形態で形成されて、上記のケース結合溝に挿入される結合翼部と、上記の結合翼の真ん中の部分から延長されて、ユーザー端末機に結合されるボディ部を含むことができる。
【0023】
上記の本体は上記のケース結合溝から上記のチャンバー挿入ホールに隣接した両側の部分に上記のケース結合溝の底面から外側に突出される第1係り突起と上記のケース結合溝から上記のチャンバー挿入ホールの反対側に位置する部分には第2係り突起を備えることができる。
【0024】
上記の結合翼部は上記の円弧の両先端に上記の第1係り突起が挿入される第1係り溝と上記の円弧の中央部分に上記の第2係り突起が挿入される第2係り溝を備えることができる。
【0025】
上記の本体ホルダーは上記の結合翼部から上記のボディ部と連結される部分に変形防止ホールを備えることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明の一例による体液観察機器はチャンバーがチャンバー挿入ホールを通じて、本体内部に挿入されることにより、動作部が光源部を動作させる電気的な閉ループを形成することにより、ユーザーがより便利に体液を観察するようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一例による体液観察機器の全体外形を図示したものである。
図2】本発明の一例による体液観察機器の本体200に本体ホルダー300がさらに結合された例を説明するための図である。
図3図2に図示される体液観察機器がユーザー端末機10に結合され使用される一例を説明するための図である。
図4】体液観察機器がユーザー端末機10と結合され使用される場合、ユーザー端末機10を通じて観察される体液イメージの一例を説明するための図である。
図5】本発明の一例による体液観察機器でチャンバー100の一例を説明するための図である。
図6】本発明の一例による体液観察機器の本体200を分解した分解図である。
図7】本発明の一例による体液観察機器の本体200に対する垂直断面図である。
図8図6及び図7でケース210に関してより具体的に説明するための図である。
図9】チャンバー100とガイド隔壁R211x、R211yの非対称な構造を説明するための図である。
図10】本発明による動作部220の一例についてより詳細に説明するための図である。
図11図9に図示される動作部220が動作される方法を説明するための図である。
図12】本発明による動作部220の他の一例を説明するための図である。
図13】本発明の一例によるチャンバーの変更例を説明するための図である。
図14-15】本発明の一例による体液観察機器で結合ホルダーと本体が結合される構造を説明するための図である。
図16図14に図示される結合ホルダーの変更例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付された図面を参考にして、本発明の実施例を詳細に説明する。本発明の説明において、該当分野で既に公知された技術または構成について具体的な説明を付加することが本発明の要旨を不分明にすることができると判断される場合には詳細な説明でこれを一部省略するようにする。また、本明細書で用いられる用語は本発明の実施例を適切に表現するために用いられた用語であって、これは該当分野の関連される人または慣例などにより異なることができる。したがって、本用語についての定義は明細書全般にかけて内容を基に下されるべきである。
【0029】
以下で、第1水平方向と第2水平方向について、平面上でいずれかの一つの方向を第1水平方向と定義した場合、第2水平方向は第1水平方向とすれ違ったり、交差する方向を意味する。すなわち、第2水平方向は第1水平方向に直角に交差することができるが、必ずしも直角に限定されるものではなく、直角に類似する範囲まで含まれることができる。
【0030】
垂直方向は第1、2水平方向が成す水平面に交差する方向を意味して、一例で、垂直方向は第1、2水平方向に垂直に交差することができるが、必ずしも垂直に限定されるものではなく、垂直に類似する範囲まで含まれることができる。
【0031】
以下、添付された図面を参考にして、本発明の一例による体液観察機器について、説明する。
【0032】
図1は本発明の一例による体液観察機器の全体の外形を図示したものであり、図2は本発明の一例による体液観察機器の本体200に本体ホルダー300がさらに結合された例を説明するための図であって、図3図2に図示された体液観察機器がユーザー端末機10に結合されて用いられる一例を説明するための図であり、図4は体液観察機器がユーザー端末機10と結合して用いられる場合、ユーザー端末機10を通じて観察される体液イメージの一例を説明するための図である。
【0033】
図1(a)及び(b)に図示されるように、本発明の一例による体液観察機器はチャンバー100と本体200を含むことができる。
【0034】
チャンバー100は第1水平方向xに長さを有し、ユーザーの体液が安着されることができ、これのため、チャンバー100にはユーザーの体液が安着される体液安着溝110を備えることができる。
【0035】
本体200は体液を観察するために、チャンバー100が挿入されるチャンバー挿入ホールH200aと本体200の底面に備えられる体液を観察する観察ホールH200bを備えることができる。
【0036】
ユーザーの体液が安着されるチャンバー100をチャンバー挿入ホールH200aを通じて本体200の内に挿入した後、観察ホールH200bを通じてユーザーの体液を観察することができる。
【0037】
ここで、観察ホールH200bには体液に対するイメージを拡大観察することができるようにレンズ部250が結合されることができ、ユーザーは肉眼で観察ホールH200bを通じてユーザーの体液を観察することができる。
【0038】
しかし、本発明が必ずこれに限定されるものではなく、本発明の一例による体液観察機器はカメラが備えられたユーザー端末機10と結合されて用いることができる。
【0039】
ユーザー端末機10では体液観察機器と通じて獲得された映像イメージ情報を分析する体液分析プログラムまたはアプリケーションが設置されることができる。
【0040】
一例で、ユーザー端末機10は通信可能な装置であれば、有線または無線通信装置のすべてが含まれることができ、携帯電話機、スマートフォン、タブレットコンピューター、ラップトップコンピューター、ポータブルメディアプレーヤー、個人用のデジタル端末機(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信とすることができる。また、スマート時計またはスマートグラスなどを含むウェアラブル装置及びナビゲーション装置などを含むことができる。
【0041】
しかし、ユーザー端末機10に体液分析プログラムまたはアプリケーションが設置されていなくでも、ユーザー端末機10のカメラを通じて撮影され獲得された映像イメージ情報が体液分析プログラムまたはアプリケーションが設置された他の電子通信機器に伝送されて用いられることもできる。
【0042】
このために、図2(a)及び(b)に図示されるように、本発明の一例による体液観察機器はユーザー端末機10と結合できる本体ホルダー300をさらに含むことができる。
【0043】
本体ホルダー300は図2(b)に図示されるように、本体200の外側面に嵌め込み結合されることができ、図3に図示されるように、カメラを備えた電子機器、すなわち、ユーザー端末機10に結合されて本体200を固定させることができる。
【0044】
このように、図3(a)及び(b)に図示されるように、体液分析プログラムまたはアプリケーションが設置されたユーザー端末機10に体液観察機器を結合して、ユーザーの体液を撮影すると、図4(a)のように撮影することができる。
【0045】
これを、体液分析プログラムまたはアプリケーションを用いて分析すると、図4(b)に図示されるように、体液の状態や活動性などを分析することができ、専門医療機関に訪問する必要がなく、便利にユーザーの体液を分析することができて、ユーザーの便利性及び便宜性をより拡張させることができる。
【0046】
以下では、このような体液テスト機器の具体的な構造について説明する。
【0047】
図5は本発明の一例による体液観察機器でチャンバー100の一例を説明するための図である。
【0048】
図5(b)は図5(a)のI -I のラインの断面を切断した形態を図示したものである。図5(a)及び(b)に図示されるように、チャンバー100は第1水平方向xに長さを有し、ユーザーの体液が安着される体液安着溝110を備えることができる。このような体液安着溝110はチャンバー100の上部面から内側に陥没され形成されることができる。
【0049】
ここで、体液安着溝110の陥没深さT2はチャンバーの厚さT1の1/2より大きいことができ、チャンバーの厚さT1の9/10より小さいことができる。
【0050】
このような体液安着溝110には体液が安着された後、毛細管の現象を用いて体液が体液安着溝110の内に均一に広がるようにするために、体液安着溝110に合わせて挿入される別の挿入部材(未図示)がさらに備えられることができる。
【0051】
このようなチャンバー100で少なくとも体液安着溝110は透明または半透明であることができる。一例で、チャンバー100で体液安着溝110のみ透明または半透明であり、残りの部分が不透明であったり、チャンバー100で体液安着溝110を含む全体が透明または半透明であることができる。これにより、体液安着溝110に安着されたユーザーの体液が体液安着溝110の背面で容易に観察されるようにすることができる。
【0052】
ユーザーの体液を観察するために、ユーザーのチャンバー100が安着されたチャンバー100が挿入される本体200は、一例として、図6及び図7に図示されるように形成されることができる。
【0053】
図6は本発明の一例による体液観察機器の本体200を分解した分解図であり、図7は本発明の一例による体液観察機器の本体200に対する垂直断面図であって、図8図6及び図7でケース210についてより具体的に説明するための図であり、図9はチャンバー100とガイド隔壁R211x、R211y)の非対称構造を説明するための図である。
【0054】
図6及び図7に図示されるように、本発明の一例による体液観察機器の本体200はケース210、動作部220、電源部230、光源部240及びレンズ部250を含むことができる。
【0055】
ケース210は図6及び図7に図示されるように、第1、2、3ケース部分211,213、215を含むことができ、第1ケース部分211は本体200の下部に位置して、第2ケース部分213は本体200の中間部分に、第3ケース部分215は本体200の上部に位置することができる。
【0056】
第1ケース部分211には図2に図示されるように、チャンバー100が挿入されることができる空間、光源部240と動作部220が位置することができる空間とレンズ部250を備えることができ、第2ケース部分213は動作部220を覆うように第1ケース部分211の上に位置して、チャンバー100が挿入される空間と光源部240と動作部220が位置する空間を外部から隠蔽及び保護して、電源部230を形成するバッテリー(Battery)の位置を固定する役割をすることができる。
【0057】
第3ケース部分215は電源部230を覆うように第2ケース部分213の上に位置して、ユーザーがバッテリーを容易に交替することができるように、第2ケース部分213と着脱できるように備えることができる。
【0058】
ここで、第1ケース部分211は図8に図示されるように、チャンバー挿入ホールH200a、ガイド隔壁R211x、R211y及び観察ホールH200bを備えることができる。
【0059】
チャンバー挿入ホールH200aはチャンバー100が挿入される本体200の前面側に位置して、第1ケース210部分の一部が第2水平方向yに長さを有するようにオープンされてチャンバー100が挿入されることができる。
【0060】
ガイド隔壁R211x、R211yは第1ケース部分211の底面に位置することができ、チャンバー挿入ホールH200aから第1水平方向xに延長されてチャンバー100の挿入方向と位置をガイドするゴアできる。
【0061】
このようなガイド隔壁R211x、R211yは第1水平方向xに延長される第1ガイド隔壁R211xと第1水平方向xの先端で第2水平方向yに延長される第2ガイド隔壁R211yを含むことができる。
【0062】
ここで、第2ガイド隔壁R211yの形状はチャンバー100の第1水平方向xの先端の平面形状に対応されることができる。すなわち、図5のチャンバー100で第1水平方向xの先端の中のチャンバー100の中心線I -I に隣接した部分は陥没される部分を有し、第1、2水平方向x、yに斜線方向に傾斜されるように平面形状が備えられるが、図8に図示されるように、第2ガイド隔壁R211yの形状も、第1水平方向xの中心線の先端で内側に陥没される部分を有し、第1、2水平方向で斜線方向に傾斜されるように平面形状を備えることができる。
【0063】
これにより、ガイド隔壁R211x、R211yはチャンバー100の第1、2水平方向への位置をより正確にガイドすることができる。
【0064】
これにより、ガイド隔壁R211x、R211yはチャンバー100がチャンバー挿入ホールH200aを通じて本体200の内部に挿入される際、チャンバー100が望む部分に正確に位置できるようにガイドすることができ、チャンバー100の体液安着溝110が観察ホールH200bの上に正確に位置するようにすることができる。
【0065】
また、本発明の一例によるチャンバー100とガイド隔壁R211x、R211yのそれぞれは図9に図示されるように、中心線を基準に両側が非対称の形状を有することができる。
【0066】
すなわち、図9(a)に図示されるように、チャンバー100で第1水平方向xの先端の平面形状は第1水平方向xと並んでいる中心線CL100を基準に両側が非対称に形成されることができ、ガイド隔壁R211x、R211yで第2水平方向yに延長される第2ガイド隔壁R211yの形状は第1水平方向xと並んでいる中心線CL211を基準に両側がお互いに非対称に形成されることができる。
【0067】
一例で、チャンバー100は第1水平方向xの先端で中心線CL100を基準にいずれか一つの角の部分が第1、2水平方向と斜線方向に形成されている面取り部分P100を有することができる。
【0068】
加えて、図9(a)に図示されるように、ガイド隔壁R211x、R211yも、第1水平方向xの先端に中心線CL211を基準にいずれか一つの角の部分がチャンバー100の面取り部分P100の形状に対応されるように第1、2ガイド隔壁R211x、R211yで斜線方向に形成される面取り隔壁PR211を有することができる。
【0069】
これによって、図9(b)及び(c)に図示されるように、チャンバーが意図したり望む方向に追って挿入された場合のみ、チャンバー100が本体200の内部に完全に挿入されるようにすることができ、チャンバー100が意図したり望む方向と異なるように挿入された場合、チャンバー100が本体200内部に完全に挿入されないようにすることができる。
【0070】
したがって、チャンバー100の上下がひっくり返され挿入される場合、チャンバー100が本体200の内部に完全に挿入されないようにすることができる。これによって、ユーザーの利用便宜性をより増進させることができる。
【0071】
観察ホールH200bは図8に図示されるように、体液を観察するために、第1ケース部分211の底面に形成されて、本体200の底面に備えることができ、チャンバー100の体液安着溝110で垂直方向zに重畳することができる。
【0072】
このような観察ホールH200bには体液をより精密に観察するため、図8のように、観察ホールH200bに固定結合されて体液に対するイメージを拡大するレンズ部250を備えることができる。
【0073】
レンズ部250の倍率は一例で、100倍~500倍の間であることができ、ユーザー端末機10に備えられているカメラに結合され、チャンバー100に安着される体液を700倍~1300倍の間の倍率に拡大することができる。しかし、本発明が前述したレンズ部250の倍率に必ず限定されるものではない。
【0074】
光源部240は図7に図示されるように、チャンバー100の体液安着溝110の上部に位置し、体液端着溝110に光を照射することができる。これによってユーザーは体液をより鮮明に観察することができる。
【0075】
動作部220は図7に図示されるように、第1ケース部分211の内に、チャンバー100の上部に位置することができ、光源部240に電気的に連結されて、光源部240を動作させることができる。
【0076】
このような動作部220は光源部240を動作させるための電気的な回路パタンが備えられている基板221、223を含むことができ、光源部240は基板221、223の中央部分に位置し、チャンバー100の体液安着部の上部に位置することができる。
【0077】
動作部220はチャンバー100がチャンバー挿入ホールH200aに挿入されることにより、光源部240を動作させる電気的な閉ループを形成して、これによって、動作部220は光源部240を動作させ、光源部240から光が照射されるようにすることができる。
【0078】
これによって、ユーザーが肉眼でまたはユーザー端末機10を通じて、観察ホールH200bを通じてチャンバー100の体液安着溝110に位置している体液をより鮮明に観察することができる。
【0079】
このような動作部220はチャンバー100がチャンバー挿入ホールH220aに挿入される際、光源部240を動作させる電気的な閉ループを形成する構造を形成するために、複層に形成される第1基板221と第2基板223を備えることができる。
【0080】
第1基板221は光源部240と電気的に連結される回路パタンが備えられて、光源部240は第1基板221の真ん中に位置することができ、第2基板223は第1基板221の下部に位置して、第1基板221に電気的に連結されることができ、チャンバー100が挿入される際、電気的閉ループを形成する動作スイッチ225を備えることができる。これについては図10及び図11でより具体的に説明する。
【0081】
図10は本発明による動作部220の一例についてより詳細に説明するための図であり、図11図9に図示されている動作部220が動作される方法を説明するための図であって、図12は本発明による動作部220の他の一例を説明するための図である。
【0082】
図10(a)は動作部220について斜視図を図示したものであって、図10(b)は図10(a)に図示されている動作部220を第2水平方向yに切断した断面を図示したものである。
【0083】
本発明による動作部220の一例は図10に図示するように、チャンバー100がチャンバー挿入ホールH220aに挿入される際、光源部240を動作させる電気的な閉ループを形成する動作スイッチ225を含むことができる。
【0084】
より具体的に、本発明の一例による動作部220は複層に形成されて、上部に位置する第1基板221と下部に位置する第2基板223を備えることができる。
【0085】
第1基板221は真ん中の部分に光源部240が位置して、第1基板221の上には電源部のバッテリーが接続する電源部の接続端子E1、E2を備えることができる。
【0086】
第2基板223は上部に位置している光源部240から照射される光が透過されるようにするため、第2基板224の真ん中の部分には光源部240から照射される光が通過される光透過ホールH223を備えることができ、光透過ホールの直径R1は一例で0.5mm~2.5mmの間であることができるが、これは一例であって、光透過ホールの直径R1は光源部240と光透過ホールH223の間の距離により異なることができる。
【0087】
また、第1基板221と第2基板223はお互いに電気的に連結されることができる。一例で、第1基板221の下部には第1コネクター227aが、第2基板223の上部には第2コネクター227bを備えることができ、第1コネクター227aに第2コネクター227bが挿入されて、第1基板221と第2基板223がお互いに電気的に連結されることができる。
【0088】
第2基板224の下部には電気的な閉ループを形成する動作スイッチ225を備えることができ、各動作スイッチ225は第2基板223の真ん中の部分に位置する光透過ホールH223に向けてスイッチ225の端子が突出されることができる。
ここで、動作スイッチ225はガイド隔壁R211x、R211yの延長線の上に位置することができる。
【0089】
すなわち、動作スイッチ225は一例で、図11のように、第1水平方向xに延長される第1ガイド隔壁R211xの延長線の上に位置することができ、動作スイッチ225のスイッチ端子がガイド隔壁R211x、R211yの延長線の上より内側に突出されるようにして、チャンバー100が挿入される際、チャンバー100により動作スイッチ225のスイッチ端子が押されるように備えることができる。
【0090】
しかし、本発明が必ずこれに限定されるものではなく、動作スイッチ225は第2水平方向yに延長される第2ガイド隔壁R211yの延長線の上に位置することもできる。すなわち、動作スイッチ225がチャンバー100の第1水平方向xの先端と当接するように、第1ガイド隔壁R211yの側に位置することができる。
【0091】
これにより、第2基板223に備えられている動作スイッチ225は図11(a)及び(b)に図示するように、チャンバー100がチャンバー挿入ホールH200aに挿入される際、チャンバー100によって押されることでターンオンされ、光源部240を動作するために電気的な閉ループを形成することができる。
【0092】
しかし、本発明の動作部220は、必ず図10及び図11に図示されるように、動作スイッチ225を備えた構造に限定されるものではなく、他の構造を有することができる。
【0093】
すなわち、本発明の他の一例による動作部220はチャンバー100がチャンバー挿入ホールH200aに挿入される際、チャンバー100と一緒に電気的な閉ループを形成する構造を形成することができる。
【0094】
このため、図12に図示されるように、チャンバー100は第1水平方向xへの先端に導電性の材質の電極パタンを有するチャンバー電極100E1、100E2を備えることができる。
【0095】
すなわち、チャンバー電極100E1、100E2はチャンバー100で第1水平方向xの先端に垂直方向zに形成される第1、2チャンバー電極100E1、100E2を備えることができ、第1、2チャンバー電極100E1、100E2は第2方向にお互いに離隔されて、第1、2チャンバー電極100E1、100E2の間はチャンバー電極ライン100CEによってお互いに電気的に連結されることができる。
【0096】
併せて、動作部220は電気的な閉ループを形成するために、チャンバー電極100E1、100E2と対応されるガイド隔壁R211x、R211yの一部の上に位置して、チャンバー100が挿入されることにより、チャンバー電極100E1、100E2に接続されるガイド電極210E1、210E2を備えることができる。
【0097】
ここで、ガイド隔壁R211x、R211yでチャンバー電極100E1、100E2に対応される位置は一例で第2ガイド隔壁R211yの内側であることができ、ガイド電極210E1、210E2は第2ガイド隔壁R211yに垂直方向zで形成されることができる。
【0098】
このようなガイド電極210E1、210E2は動作部220に含まれる基板221、224の回路パタンに電気的に連結されることができる。
【0099】
これによって、チャンバー100が本体200の内部に挿入される際、ガイド隔壁R211x、R211yに備えているガイド電極210E1、210E2とチャンバー100に備えられているチャンバー電極100E1、100E2がお互いに当接し、光源部240を駆動させるための電気的な閉ループが形成されることができる。これによって、ユーザーは別の動作なしに、体液を観察するため、チャンバー100を本体200の内部に挿入する動作により自然に光源部240で光が照射されるようにして、より便利に体液を観察することができる。
【0100】
一方、図5で説明したチャンバー100の構造は、チャンバー100が本体200のチャンバー挿入ホールH200aに挿入される際、チャンバー100の上部面と下部面がひっくり返された状態でも挿入できる構造である。このような場合、体液をきちんと観察することができず、チャンバー100の上部面と下部面がひっくり返された状態でチャンバー100がチャンバー挿入ホールH200aに挿入される場合、チャンバー100の体液安着溝110に位置したユーザーの体液が流れ落ちてレンズ部250の表面を汚染させて、ユーザーの体液観察を妨害することができる。
【0101】
これによって、図5のものより改善されたチャンバー100の構造について図13で説明する。
【0102】
これによって、図5のものより改善されたチャンバーの構造について図13で説明する。
【0103】
図13は本発明の一例によるチャンバー100′の変更例を説明するための図である。図13(a)は変更例によるチャンバー100′の上部面を図示したものであり、図13(b)は変更例によるチャンバー100′の下部面を図示したものであって、図13(c)は図13(a)でII-IIのラインによる断面を図示したものであり、図13(d)は本発明の変更例によるチャンバー100′が挿入できるように変更された本体200のケースの変更例を説明するための図である。
【0104】
本発明の他の一例によるチャンバー100′は図13(a)に図示されるように、図5で説明した本発明の一例によるチャンバー100′と上部面の構造が同一であることができる。
【0105】
しかし、図13(b)に図示されるように、本発明の他の一例によるチャンバー100′の下部面に下部方向に突出されるガイド突起120を含むことができる。このようなガイド突起120の突出長さDTは図13(c)のように一例でチャンバー100′の下部面からチャンバー100′のボディ部分の厚さT1と同一であることができる。すなわち、ガイド突起120が形成される部分の厚さはチャンバー100′のボディ部の厚さの2倍程度であることができる。
【0106】
しかし、本発明はこれに必ず限定されるものではなく、ガイド突起130が形成される部分の厚さT1+TDがチャンバー挿入ホールH200aの高さより大きくのみ形成されて、チャンバー100′がチャンバー挿入ホールH200aに挿入される際、ガイド突起120にチャンバー挿入ホールH200aにかけてそれ以上チャンバー100′が挿入されないようになればよい。
【0107】
このようなガイド突起120は三角柱の形態である場合を一例に図示したが、本発明は必ずこれに限定されるものではなく、ガイド突起120が円柱または多角形の柱の形態を有することができる。
【0108】
このようにチャンバー100′にガイド突起120が備えられる場合、本体200のケースにもチャンバー100′のガイド突起120が挿入されるガイド溝120Hを有するように変更されることができる。
【0109】
具体的に、ガイド溝120Hはチャンバー挿入ホールH200aの下側に位置して、チャンバー100′がチャンバー挿入ホールH200aに完全に挿入される際、チャンバー100′のガイド突起120が第1水平方向xに挿入されることができる。ここでガイド溝120Hの形態はガイド突起120の形態に対応されるように形成されることができる。
【0110】
このように、本発明の変更例によるチャンバー100′と本体200はユーザーがチャンバー100′の上下をひっくり返して本体200に挿入する場合、挿入そのものができないように物理的に防止することができ、ユーザーが正しく体液観察機器を用いるように誘導することができ、本体200の内部に備えられているレンズ部250の表面が汚染されることを防止することができる。
【0111】
図14及び図15は本発明の一例による体液観察機器で本体ホルダー300と本体200が結合される構造を説明するための図で、図14(a)は本体200に結合される本体ホルダー300の一例を説明するための図であり、図14(b)及び(c)は本体ホルダー300が本体200に結合される際、本体ホルダー300がより堅く精巧に結合できるケースの外形を説明するための図である。具体的に、図14(b)はケースの前面を図示したもので、図14(c)はケースの後面を図示したものであり、図15は本体200と本体ホルダー300が結合された断面を図示したものである。
【0112】
図14(b)および(c)に図示されるように、本体200のケースは本体ホルダー300が結合されるように外周面に沿って陥没されて、本体ホルダー300の結合翼部310が結合されるケース結合溝200H1を備えることができる。
【0113】
このような、ケース結合溝200H1は本体200のケースの内部に陥没されて、外周面に沿って予め定められた幅を有して延長されることができる。
【0114】
ここで、図14(b)に図示されるように、ケース結合溝200H1でチャンバー挿入ホールH200aに隣接した両側部分にはケース結合溝200H1の底面から突出される第1係り突起200P1が備えられることができ、図14(c)に図示されるように、ケース結合溝200H1でチャンバー挿入ホールH200aの反対側に位置した後面の部分には第2係り突起200P2を備えることができる。ここで、第2係り突起200P2の間には陥没溝200H2を備えることができる。
【0115】
本体ホルダー300は図14(a)に図示されるように、結合翼部310とボディ部320を含むことができる。結合翼部310はケースの外周面を囲むような円弧の形態に形成されてケース結合溝200H1に挿入されることができ、ボディ部320は結合翼部310の真ん中の部分で延長されてユーザー端末機に結合されることができる。このように結合された形態は図3に図示されている。
【0116】
ここで、結合翼部310は円弧の懈怠で形成されて、弾性を有し、円弧の形態が半円より長い長さを有してあって、結合翼の円弧の内に本体200が嵌め込み結合されることができる。
【0117】
このような結合翼部310は第1係り溝310aと第2係り溝310bを備えることができ、第1係り溝310aは円弧の両先端に位置して本体200の第1係り突起200P1を挿入することができ、第2係り溝310bは円弧の中央部分に位置して本体200の第2係り突起200P2を挿入することができる。ここで、第2係り溝310bの内側には別の突起310cを備えることができる。
【0118】
これによって、本体ホルダー300が本体200に結合される場合、図15に図示しているように、結合翼部310の円弧の内に本体200のケースが嵌め込み結合される際、本体200の第1係り突起200P1が結合翼部310の第1係り溝310aに挿入されて、本体200の第2係り突起200P2が結合翼部310の第2係り溝310bに挿入されて、本体200が本体ホルダー300の結合翼部310により密着されて、堅く固定されることができる。
【0119】
図16図14に図示される結合ホルダーの変更例を説明するための図である。
【0120】
本発明の変更例による本体ホルダー300は結合翼部310でボディ部320と連結される部分に変形防止ホール300Hを備えることができる。このような変形防止ホール300Hは結合翼の円弧と並んだ方向に長さを有して形成されることができ、結合翼部310を貫通することができる。
【0121】
このような変形防止ホール300Hは本体ホルダー300を制作する際、熱膨張率の差による本体ホルダー300の変形を防止することができ、本体ホルダー300が変形なしに制作されても本体200が嵌め込み結合される場合、本体200が堅く固定されず、結合翼部310から容易に離脱される問題を解消することができる。
【0122】
具体的に、本体ホルダー300は射出成型の方式で制作されることができるが、結合翼部310とボディ部320の間の厚さと幅の差によって、熱膨張率の差が発生し、これによって本体ホルダー300の制作工程の中、本体ホルダー300が容易に変形されるが、変形防止ホール300Hはこのような結合翼部310とボディ部320の間の熱膨張率の差を緩和させてくれるので、本体ホルダー300の変形を防止することができる。
【0123】
併せて、結合翼部310が変形なしに制作された場合でも、本体200が結合翼部310に嵌め込み挿入される際、結合翼部310の入口は開いた後、縮まる形態を有するが、このような場合、本発明のように変形防止ホール300Hが備えられた場合、本体200が挿入される際、結合翼部310に物理的に圧力を変形防止ホール300Hが緩和させて、結合翼部310の損傷なしに本体200が結合翼部310により容易に嵌め込み結合されるようにすることができる。
【0124】
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点から様々な修正及び変形ができるだろう。したがって、本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけではなく、この請求範囲と均等なものにより定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】