IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ケアフュージョン 303、インコーポレイテッドの特許一覧

<>
  • 特表-チュービングマーカー 図1
  • 特表-チュービングマーカー 図2
  • 特表-チュービングマーカー 図3
  • 特表-チュービングマーカー 図4
  • 特表-チュービングマーカー 図5
  • 特表-チュービングマーカー 図6
  • 特表-チュービングマーカー 図7
  • 特表-チュービングマーカー 図8
  • 特表-チュービングマーカー 図9
  • 特表-チュービングマーカー 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-03
(54)【発明の名称】チュービングマーカー
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/00 20060101AFI20230127BHJP
【FI】
A61M25/00 650
A61M25/00 506
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022534650
(86)(22)【出願日】2020-12-07
(85)【翻訳文提出日】2022-07-14
(86)【国際出願番号】 US2020063661
(87)【国際公開番号】W WO2021118939
(87)【国際公開日】2021-06-17
(31)【優先権主張番号】16/708,075
(32)【優先日】2019-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505403186
【氏名又は名称】ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スウィト、ワンティジナルジョ
【テーマコード(参考)】
4C267
【Fターム(参考)】
4C267AA01
4C267BB05
4C267BB11
4C267BB20
4C267BB47
4C267BB48
4C267FF01
4C267GG02
4C267HH30
(57)【要約】
輸液セットにおいて使用するための視認不可能なチューブマーカーが提供される。輸液チューブは、チューブマーカーを含み、チューブマーカーは、標準的な照明条件の下で視認不可能であり、輸液セットコンポーネントの流体ポートの外部縁部とハードストップとの間の距離に等しい距離に、チューブ端部から位置決めされている。特別な照明の下で、チューブマーカーは、視認可能になり、たとえば、輸液チューブの端部と流体ポートのハードストップとの間にギャップが存在しているかどうかなど、輸液チューブと輸液セットコンポーネントとの間の嵌め合いの外部視覚的インディケーターを提供する。チューブマーカーは、チューブの上にパッド印刷され得る。また、チューブマーカーを提供する方法が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
輸液セットにおいて使用するためのチューブであって、前記チューブは、
流体流路を画定する本体部と;
第1のチューブ端部と;
第2のチューブ端部と;
前記第1のチューブ端部の近くに配設されているチューブマーカーであって、前記チューブマーカーは、前記チューブマーカーの前縁部と前記第1のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、輸液セットコンポーネントの流体ポートの最も外側の表面と前記流体ポートのハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされており、前記チューブマーカーは、特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む、チューブマーカーと
を含む、チューブ。
【請求項2】
前記特定の光スペクトルは、UV光源によって提供されるUV光である、請求項1に記載のチューブ。
【請求項3】
前記第1のチューブ端部は、前記輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部である、請求項1に記載のチューブ。
【請求項4】
前記第1のチューブ端部は、前記輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部である、請求項1に記載のチューブ。
【請求項5】
前記チューブマーカーは、円筒形状のバンドを含む、請求項1に記載のチューブ。
【請求項6】
前記チューブマーカーは、複数の円筒形状のバンドを含む、請求項1に記載のチューブ。
【請求項7】
前記チューブマーカー材料は、印刷されたインクを含む、請求項1に記載のチューブ。
【請求項8】
前記印刷されたインクは、UV色素を含む、請求項7に記載のチューブ。
【請求項9】
前記印刷されたインクは、UVインクを含む、請求項7に記載のチューブ。
【請求項10】
前記チューブは、前記第2のチューブ端部の近くに配設されている第2のチューブマーカーをさらに含み、前記第2のチューブマーカーは、前記第2のチューブマーカーの前縁部と前記第2のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、第2の輸液セットコンポーネント流体ポートの最も外側の表面と前記第2の輸液セットコンポーネント流体ポートのハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている、請求項1に記載のチューブ。
【請求項11】
前記第2のチューブマーカーは、前記第1のチューブマーカーと同じ特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む、請求項10に記載のチューブ。
【請求項12】
前記第2のチューブマーカーは、前記第1のチューブマーカーの材料とは異なる材料を含み、前記第2のチューブマーカーは、前記第1のチューブマーカーとは異なる特定の光スペクトルの下でのみ視認可能である、請求項10に記載のチューブ。
【請求項13】
前記第1のチューブ端部は、前記第1の輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部であり、前記第2のチューブ端部は、前記第2の輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部である、請求項10に記載のチューブ。
【請求項14】
前記第1のチューブ端部は、前記第1の輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部であり、前記第2のチューブ端部は、前記第2の輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部である、請求項10に記載のチューブ。
【請求項15】
輸液セットアッセンブリであって、前記輸液セットアッセンブリは、
輸液コンポーネントと;
前記輸液コンポーネントに連結されているチューブと
を含み、
前記チューブは、
流体流路を画定する本体部と;
第1のチューブ端部と;
第2のチューブ端部と;
特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含むチューブマーカーであって、前記チューブマーカーは、前記第1のチューブ端部の近くに配設されており、前記チューブマーカーは、前記チューブマーカーの前縁部と前記第1のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、前記輸液コンポーネントの流体ポートの外部縁部とハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている、チューブマーカーと
を含む、輸液セットアッセンブリ。
【請求項16】
前記チューブマーカー材料は、UVインクおよびUV色素のうちの1つを含み、前記特定の光スペクトルは、UV光源によって提供されるUV光である、請求項15に記載の輸液セットアッセンブリ。
【請求項17】
前記チューブマーカーは、インクジェットプリンターによって形成された少なくとも1つの円筒形状のバンドを含む、請求項15に記載の輸液セットアッセンブリ。
【請求項18】
前記輸液セットアッセンブリは、
第2の輸液コンポーネントと;
前記特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む第2のチューブマーカーであって、前記第2のチューブマーカーは、前記第2のチューブ端部の近くに配設されており、前記第2のチューブマーカーは、前記第2のチューブマーカーの前縁部と前記第2のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、前記第2の輸液コンポーネントの流体ポートの外部縁部とハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている、第2のチューブマーカーと
をさらに含む、請求項15に記載の輸液セットアッセンブリ。
【請求項19】
前記輸液セットアッセンブリは、前記特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な固定材料を含む溶媒および接着剤のうちの1つをさらに含む、請求項15に記載の輸液セットアッセンブリ。
【請求項20】
前記固定材料は、UV色素を含む、請求項19に記載の輸液セットアッセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
該当なし。
【背景技術】
【0002】
輸液セットまたは静脈内(IV)セットは、半透明または不透明のいずれかである複数のポリマーコンポーネントに、複数の半透明のポリマーチュービングセグメントを接合することによって構築される。ジョイントは、典型的に、接触表面のうちの一方または両方の上に溶媒または接着剤の薄い層を塗布し、次いで、2つの表面が一緒にされることによって形成される。チュービングの接触表面は、一方の端部から特定の長さまでの、内径、外径、または、両方の直径のいずれかにあることが可能である。溶媒/接着剤は、内部に、外部に、または、その両方のいずれかに塗布される。結合されるエリア(または、所与の直径に対する結合長さ)は、制御されない場合には、輸液セットが漏れることまたは容易に分離することを引き起こす可能性がある重要なパラメーターである。結合パラメーターは、設計欠陥、組み立てプロセス欠陥、およびプロセスドリフトに起因して、大幅に変化する可能性がある。
【0003】
この重要な結合長さを検査することは、接触表面に沿って溶媒/接着剤の濡れたエリアの目視検査によって行われ得る。別の方法は、チュービング端部およびコンポーネントの中のハードストップとの間のギャップを検査することである。両方とも、半透明のコンポーネントを通した検査を必要とする。しかし、コンポーネントが、波打っていたり、テクスチャー加工されていたり、または不透明である場合には、目視検査は、実施することが困難であり、または、全く行うことができない。さらに、いくつかの状況では、たとえば、消費者市場向けの商業用製品などに関して、視認可能なマーカーは望ましくない。漏れ、分離、および、合計の輸液セット長さの変動を最小化するために、コンポーネントの透光性にかかわらず、すべての輸液セット構築体に関して、視認不可能なマーカーを使用した信頼性の高い検査を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、特定の供給源(たとえば、紫外線(UV)ライトなど)にさらされるときに、輸液チューブと輸液セットコンポーネントとの間の嵌め合いの視覚的インディケーターを提供するために、輸液セットにおいて使用されるチュービングのための視認不可能なマーカーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1つまたは複数の実施形態において、輸液セットにおいて使用するためのチューブが提供される。チューブは、流体流路を画定する本体部と、第1のチューブ端部と、第2のチューブ端部とを含む。チューブマーカーは、第1のチューブ端部の近くに配設されている。チューブマーカーは、チューブマーカーの前縁部と第1のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、輸液セットコンポーネントの流体ポートの最も外側の表面と流体ポートのハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている。チューブマーカーは、特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む。
【0006】
1つまたは複数の態様において、特定の光スペクトルは、UV光源によって提供されるUV光である。1つまたは複数の態様において、第1のチューブ端部は、輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部である。1つまたは複数の態様において、第1のチューブ端部は、輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部である。1つまたは複数の態様において、チューブマーカーは、1つまたは複数の円筒形状のバンドを含む。1つまたは複数の態様において、チューブマーカー材料は、印刷されたインクを含む。1つまたは複数の態様において、印刷されたインクは、UV色素およびUVインクのうちの1つを含む。
【0007】
1つまたは複数の態様において、チューブは、第2のチューブ端部の近くに配設されている第2のチューブマーカーを含み、第2のチューブマーカーは、第2のチューブマーカーの前縁部と第2のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、第2の輸液セットコンポーネント流体ポートの最も外側の表面と第2の輸液セットコンポーネント流体ポートのハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている。1つまたは複数の態様において、第2のチューブマーカーは、第1のチューブマーカーと同じ特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む。1つまたは複数の態様において、第2のチューブマーカーは、第1のチューブマーカーの材料とは異なる材料を含み、第2のチューブマーカーは、第1のチューブマーカーとは異なる特定の光スペクトルの下でのみ視認可能である。1つまたは複数の態様において、第1のチューブ端部は、第1の輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部であり、第2のチューブ端部は、第2の輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部である。1つまたは複数の態様において、第1のチューブ端部は、第1の輸液セットコンポーネントの流体入口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体出力端部であり、第2のチューブ端部は、第2の輸液セットコンポーネントの流体出口ポートの中へ挿入されるように構成されている流体入力端部である。
【0008】
1つまたは複数の実施形態において、輸液セットアッセンブリが提供される。輸液セットアッセンブリは、輸液コンポーネントと、輸液コンポーネントに連結されているチューブとを含む。チューブは、流体流路を画定する本体部と、第1のチューブ端部と、第2のチューブ端部と、特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含むチューブマーカーとを含む。チューブマーカーは、第1のチューブ端部の近くに位置決めされており、チューブマーカーの前縁部と第1のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、輸液コンポーネントの流体ポートの外部縁部とハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるようになっている。
【0009】
1つまたは複数の態様において、チューブマーカー材料は、UVインクおよびUV色素のうちの1つを含み、特定の光スペクトルは、UV光源によって提供されるUV光である。1つまたは複数の態様において、チューブマーカーは、インクジェットプリンターによって形成された少なくとも1つの円筒形状のバンドを含む。1つまたは複数の態様において、輸液セットアッセンブリは、第2の輸液コンポーネントと、特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な材料を含む第2のチューブマーカーであって、第2のチューブマーカーは、第2のチューブ端部の近くに配設されている、第2のチューブマーカーとを含む。第2のチューブマーカーは、第2のチューブマーカーの前縁部と第2のチューブ端部の最も外側の表面との間の距離が、第2の輸液コンポーネントの流体ポートの外部縁部とハードストップとの間の距離に実質的に等しくなるように位置決めされている。1つまたは複数の態様において、輸液セットアッセンブリは、特定の光スペクトルの下でのみ視認可能な固定材料(securing material)を有する溶媒および接着剤のうちの1つを含む。1つまたは複数の態様において、固定材料は、UV色素を含む。
【0010】
本開示の追加的な特徴および利点は、下記の説明において記載されることとなり、部分的に、その説明から明らかになることとなり、または、本開示の実践によって学習され得る。本開示の目的および他の利点は、書面による詳細な説明およびその特許請求の範囲ならびに添付の図面においてとりわけ指摘される構造によって、実現および達成されることとなる。
【0011】
先述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的で説明的なものであり、特許請求されているような本開示のさらなる説明を提供することを意図しているということが理解されるべきである。
【0012】
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれており、本明細書の中に組み込まれており、本明細書の一部を構成しており、添付の図面は、本開示の実施形態を図示しており、説明とともに、本開示の原理を説明する役割を果たしている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】典型的な組み立てられた輸液セットの概略図である。
図2】組み立て前の典型的な輸液セットコンポーネントおよびチュービングの概略図である。
図3図2の輸液セットコンポーネントの断面図である。
図4】組み立て後の図2の輸液セットコンポーネントおよびチュービングの概略図である。
図5図4の輸液セットコンポーネントおよびチュービングの断面図である。
図6】特定の照明によって視認可能にされるマーカーを備えた、組み立てられた輸液セットコンポーネントおよびチュービングの1つまたは複数の実施形態の概略図である。
図7図6の輸液セットコンポーネントの断面図である。
図8】特定の照明によって視認可能にされるマーカーを備えたチュービングセグメントの1つまたは複数の実施形態の概略図である。
図9】特定の照明によって視認可能にされるマーカーを備えたチュービングセグメントの1つまたは複数の実施形態の概略図である。
図10図9のチュービングセグメントの一部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
下記に記載されている詳細な説明は、主題の技術のさまざまな構成沿説明しており、主題の技術が実践され得る唯一の構成を表すことを意図していない。詳細な説明は、主題の技術の徹底的な理解を提供する目的のための具体的な詳細を含む。したがって、寸法は、特定の態様に関して、非限定的な例として提供されている。しかし、主題の技術はこれらの具体的な詳細なしに実践され得るということが、当業者に明らかになることとなる。いくつかの場合において、主題の技術の概念を曖昧にすることを回避するために、周知の構造およびコンポーネントは、ブロック図の形態で示されている。
【0015】
本開示は、主題の技術の例を含み、添付の特許請求の範囲を限定しないということが理解されるべきである。ここで、主題の技術のさまざまな態様は、特定のしかし非限定的な例にしたがって開示されることとなる。本開示において説明されているさまざまな実施形態は、異なる方式およびバリエーションにおいて実施され得り、また、所望の用途または実装形態にしたがって実施され得る。
【0016】
輸液セットは、輸液コンポーネントおよびチュービングの任意の組み合わせから形成され得る。典型的に、輸液コンポーネントおよびチュービングは、使い捨ての製品であり、それは、一度使用され、次いで廃棄される。輸液コンポーネントおよびチュービングは、任意の適切な材料(たとえば、プラスチック、シリコーン、ゴム)から形成され得る。輸液セットを製造する際の問題は、チュービングおよび輸液コンポーネントを一貫して接合し、所望の流体フローを伴う確実でおよび/または漏れの無いジョイントを取得することである。ジョイントは、チュービングの内径または外径のいずれかにおいて形成され得る。いくつかのケースでは、ジョイントは、チュービングの内径および外径の両方を追加的なジョイント強度のためのコンポーネントに結合することによって形成され得る。
【0017】
先行アプローチは、輸液コンポーネントを半透明にすることによって部分的な解決策を提供する。しかし、外側表面が滑らかでないとき、または、追加的な材料の層が存在しているときには(たとえば、テクスチャー加工されたグリップ表面など)、半透明の本体部を通して検査することさえ困難である可能性がある。いくつかのケースでは、輸液コンポーネントは、流体フロー方向を示すために、不透明におよび異なる色を備えて作製されている(たとえば、逆止弁)。不透明の材料を通して見ることは困難であるか不可能であるので、別の先行アプローチは、ジョイントが典型的にチュービングの内径において作製されるということである。これは、ジョイントにおけるチュービング内径よりも小さいオリフィスに起因して、流体フローを制限する。追加的に、チュービングの内側に溶媒/接着剤を塗布することは、より高い閉塞の傾向を有する。その理由は、ジョイントを形成するためにチューブが挿入されるときに、溶媒/接着剤が押し込まれるからである。
【0018】
図1に示されているように、典型的な輸液セット30は、ドリップチャンバー40、逆止弁50、ローラークランプ60、およびY字ジャンクション70を含むことが可能であり、すべてが、チュービング20によって一緒に接続されている。典型的な輸液セット30は、追加的な輸液コンポーネントを含むことが可能であり、コンポーネントおよびチュービング20の任意の組み合わせから形成され得る。
【0019】
図2に示されているように、典型的なY字ジャンクション70は、入口ポート72、74および出口ポート76を有しており、それぞれの入口ポート72、74は、入口チューブ22、24に接続されることとなり、出口ポート76は、出口チューブ26に接続されることとなる。図3に示されているように、入口ポート72は、内部ジョイント77を有しており、ここで、入口チューブ22は、入口ポート72の中へ挿入されることとなる。同様に、出口ポート76は、内部ジョイント78を有しており、ここで、出口チューブ26は、出口ポート76の中へ挿入されることとなる。対照的に、入口ポート74は、外部ジョイント79を有しており、ここで、入口チューブ24は、入口ポート74の上におよびその上方にスライドされることとなる。
【0020】
図4および図5は、組み立て後のY字ジャンクション70および入口/出口チューブ22、24、26を示している。入口チューブ22と入口ポート72との不完全な接合は、入口チューブ22の端部表面22aと入口ポート72の係合表面72aとの間にギャップ71を残す。同様に、出口チューブ26と出口ポート76との不完全な接合は、出口チューブ26の端部表面26aと出口ポート76の係合表面76aとの間にギャップ73を残す。さらに、入口チューブ24と入口ポート74との不完全な接合は、入口チューブ24の端部表面24aと入口ポート74の係合表面74aとの間にギャップ75を残す。上記に議論されているように、ギャップ71、73、75は、漏出することによって、または、入口部/出口チューブ22、24、26がY字ジャンクション70から分離することによって、それぞれの内部/外部ジョイント77、78、79が故障することとなる可能性を増加させる。
【0021】
良好なコントラストを伴う鋭い縁部に対する遮るもののない目視検査は、良好な反復性および再現性(R&R)に適している。これは、自動化されたコンピュータービジョン検査に関して、より顕著である。許容可能なゲージR&Rは、重要なパラメーター(たとえば、結合ジョイントエリア/長さの場合など)を測定するために必要とされる。この重要なパラメーターは、現在では、チュービング端部とコンポーネントの中の挿入ハードストップとの間のギャップを測定することによって測定されている。この方法は、いくつかのケースでは、行うことが困難であるということが見出されており、他のケースでは、不可能であるということが見出されている。
【0022】
典型的な照明の下では視認不可能であるが特定の光スペクトルまたは光源(たとえば、UV光、赤外線光)の下で視認可能なマーカーまたはマーカーバンドをチュービングに沿って追加することによって、良好な距離測定を行うためのエレメントが提供される。輸液コンポーネントは、典型的に、非常に高い寸法精度で射出成形される。ハードストップと外部縁部との間の距離は、一般的に、図面から推定され得る。したがって、マーカー(たとえば、UVマーカー)とその外部縁部との間の距離は、結合長さを推定するために使用され得る。
【0023】
マーカーバンドまたはマーカーは、正しい光源の下での良好なコントラスティングマーカーが作り出される限りにおいて、パッド印刷方法、レーザーマーキング、または、任意の他の適切な方法によって作り出され得る。たとえば、UVインクが、チュービングの上に印刷され、UV光にさらされるときに視認可能になる(たとえば、蛍光を発する)マーカーを作り出すことが可能である。別の例として、UV色素が、チュービングおよびコンポーネントを接合するために使用される溶媒または接着剤と組み合わせられ得り、または、その中へ混合され得り、ここで、組み合わせられた溶媒/接着剤を含有するチュービングおよびコンポーネントのエリアは、UV光にさらされるときに視認可能になる。
【0024】
マーカーは、適当な照明の下で、高いコントラスティング固体バンドであることが可能である。バンドは、チュービングの外径において、2つ以上の断片化されたブロブ(fragmented blobs)であることが可能である。形状は、特定の光源の下で容易に見ることができ、肉眼またはコンピュータービジョンによって分析されることができ、さらに、流体フロー検査を妨げない、バンドまたは任意の他の適切な形状であることが可能である。たとえば、半透明のチュービングの上の視認可能なインクマーカーは、流体フロー検査を妨げないように、チュービング表面積の特定の割合よりも小さくなっている必要がある可能性がある。しかし、視認不可能なインクマーカー(たとえば、UVマーカー)は、通常の照明条件の下での流体フロー検査を全く妨げない状態で、チュービング表面積の100%までを占めることが可能である。したがって、製造業者は、結合ジョイントが完全に挿入され、信頼性の高いジョイントおよび輸液/IVセットを保証することを検証するために、視認不可能なマーカーを適当な光源にさらすことが可能であり(たとえば、UVマーカーがUV光にさらされる)、一方では、下流のサプライチェーンユーザー(たとえば、医療従事者、患者、消費者)は、使用の間の目視検査(たとえば、流体フロー検査)を邪魔するかまたは妨げる視認可能なマーキングなしに、通常の照明の下でチュービング/IVセットを使用することが可能である。
【0025】
たとえば、視認不可能なマーカーは、UV色素および化学物質を使用して形成されたUVマーカーであることが可能であり、それは、チュービングに適用されると生体適合性になり、結合において使用される溶媒の極近接していることによって汚れることはない。UVマーカーは、オペレーター(たとえば、医療従事者、患者)の健康に影響を与えない状態で、低出力のUV光源を使用して蛍光を発することが可能であり、適正な保護(たとえば、保管、ハンドリング)によって、長期間にわたって安全に使用することができる。
【0026】
チューブの上のマーカーは、すべて、同じ視認不可能なマーキングインクまたはプロセスから形成され得る。ここでは、マーカーのすべてを識別するために、製造プロセスにおいて、1つの特別な光源のみが必要とされる。別の例として、いくつかのマーカーは、1つの特別な光源(たとえば、UV光)の下で視認可能になるように形成され得り、他のマーカーは、異なる特別な光源(たとえば、赤外線)の下で視認可能になるように形成され得る。そのような様式では、マーカーの1つのセットは、製造プロセスの1つの部分において利用され得り、マーカーの他のセットは、製造プロセスの別の部分において利用され得り、一方では、マーカーの両方のセットは、典型的な照明条件の下では、視認不可能なままである。
【0027】
図6および図7に示されているように、Y字ジョイント70は、入口チューブ122、124および出口チューブ126と一緒に接合され得る。入口チューブ122は、特定の照明(たとえば、UV光)の下で視認可能なチューブマーカー123を含み、それは、入口チューブ122の上の特定の位置に配設されている。したがって、チューブマーク123の前縁部123aが入口ポート122の上部表面72bと整合される(たとえば、同一面にある)ときには、入口チューブ122の端部表面122aと内部ジョイント77の中の入口ポート72の係合表面72aとの間にギャップが存在していない。別の例として、入口チューブ122の端部表面122aと入口ポート72の係合表面72aとの間にギャップ71が存在している場合には、チューブマーク123の前縁部123aと入口ポート72の上部表面72bとの間の距離xは、ギャップ71の距離yに相応しているかまたは実質的に等しい。
【0028】
同様に、出口チューブ126および出口ポート76によって形成される内部ジョイント78に関して、出口チューブ126は、チューブマーカー123を含み、チューブマーカー123は、出口チューブ126の上の特定の位置に配設されており、UV光の下で視認可能である。ここで、チューブマーク123の前縁部123aが出口ポート76の底部表面76bと整合されている(たとえば、同一面にある)ときには、出口チューブ126の端部表面126aと出口ポート76の係合表面76aとの間にギャップが存在していない。出口チューブ126の端部表面126aと出口ポート76の係合表面76aとの間にギャップ73が存在している場合には、チューブマーク123の前縁部123aと出口ポート76の底部表面76bとの間の距離xは、ギャップ73の距離yに相応しているかまたは実質的に等しい。
【0029】
入口チューブ124および入口ポート74によって形成されている外部ジョイント79に関して、入口チューブ124は、チューブマーカー123を含み、チューブマーカー123は、入口チューブ124の上の特定の位置に配設されており、UV光の下で視認可能である。チューブマーク123の前縁部123aが出口ポート74の上部表面74bと整合されている(たとえば、同一面にある)ときには、入口チューブ124の端部表面124aと入口ポート74の係合表面74aとの間にギャップが存在していない。入口チューブ124の端部表面124aと入口ポート74の係合表面74aとの間にギャップ75が存在している場合には、チューブマーク123の前縁部123aと入口ポート74の上部表面74bとの間の距離xは、ギャップ75の距離yに相応しているかまたは実質的に等しい。
【0030】
図8に示されているように、チューブ222は、チューブ222を輸液セットコンポーネントに接合する間に特定の照明(たとえば、UV光)の下で視覚的なガイダンスを提供するために、両方の端部においてマーカー223、224を含むことが可能である。マーカー223、224は、チューブ端部からの異なるマーカー距離に基づいて、異なる特質または外観を有することが可能である。たとえば、マーカー223は、マーカー223の前縁部223aと第1のチューブ端部222aとの間の距離zに関連付けられる単一の固体バンドであることが可能である。別の例として、マーカー224は、マーカー224の前縁部224aと第2のチューブ端部222bとの間の距離zに関連付けられる2つの異なってサイズ決めされた固体バンドであることが可能である。また、チューブ222は、1つまたは複数の情報的マーキング(たとえば、ロゴ225、部品番号/固有デバイス識別226、記号227および日付コード228など)を含むことが可能であり、そのうちのいずれかまたはすべては、通常の照明の下で視認可能であるか、または、特定の照明(たとえば、UV光)の下でのみ視認可能であり得る。通常の照明の下で視認可能な情報的マーキングは、マーカー223とマーカー224との間に配設され得り、マーカーの前縁部223a、224aからチューブ端部222a、222bへのチューブ222の部分が、マーカー223、224を使用しやすくするために、マーキングのないままであるようになっている。特別な照明の下でのみ視認可能な情報的マーキングは、邪魔なものを提供することなく、または、通常の照明条件の下でチューブ222の内側の視界を遮ることなく、チューブ222の上のどこにでも配設され得る。情報的マーキングは、チュービング222、輸液セットコンポーネント、および/または輸液セットに関する関連情報を提供することが可能である。したがって、関連情報は、典型的に廃棄される関連のパッケージングから決定されなければならない代わりに、適当な照明の下でチュービング222から容易に判別され得る。
【0031】
本開示の別の関連の態様は、いつおよびどこにマーカーを追加するべきかを決定することである。輸液セットチュービングは、典型的に、押出方法を使用して生産されてスプールされる。次いで、スプールされたチュービングは、所望の長さにカットされ、次いで、カットされたチュービングは、輸液セットコンポーネントに接合され、輸液セットを作製する。本開示は、カッティングステーションの中に配設されることとなるマーキングツール(たとえば、パッドプリンター、レーザー)を提供し、カッティングステーションにおいて、チュービングは、精密な長さにカットされ得り、マーカーが、同じカッティングおよびマーキングマシン/ステーションにおいて適用され得る。したがって、異なるマシン/ステーションの上で材料を移動させること、材料を装填すること、および、マーカーを追加することによって、追加的なプロセス時間が発生させられることはない。
【0032】
図9に示されているように、チューブ322は、特別な光源335(たとえば、UV光)の下で視覚的なガイダンスを提供するために、チューブ322に沿って周期的に配設されているマーカー325を含むことが可能である。たとえば、視覚的なガイダンスは、チューブ322を輸液セットコンポーネントに接合する間に利用され得る。マーカー325は、特別なインクを使用するプリンターによって、チューブ322の上に形成され得り、特別なインクは、典型的な照明条件(たとえば、太陽光、白熱灯、蛍光灯)の下では視認可能でなく、特別な光源335からの光の下で視認可能である。たとえば、UV色素が、標準的なプリンターインクに添加され得り、または、特定の製造されたUVインクが、チュービング(たとえば、チューブ322など)の上にマーキングを印刷するために使用される標準的なプリンターの中で使用され得る。マーカー325は、図10に示されているように、インクジェットドットのパターンとして形成され得る。上記に議論されているように、マーカー325は、任意の所望の印刷技術(たとえば、レーザー印刷、熱印刷)によって形成され得る。
【0033】
開示されているプロセスの方法におけるブロックの任意の特定の順序または階層は、例示的なアプローチの図示であるということが理解される。設計または実装の好みに基づいて、プロセスの中のブロックの特定の順序もしくは階層は、再配置されてもよいということ、または、すべての図示されているブロックが実施され得るということが理解される。いくつかの実装形態において、ブロックのいずれかが、同時に実施され得る。
【0034】
本開示は、任意の当業者が本明細書で説明されているさまざまな態様を実践することを可能にするために提供されている。本開示は、主題の技術のさまざまな例を提供しており、主題の技術は、これらの例に限定されない。これらの態様に対するさまざまな修正例は、当業者に容易に明らかになることとなり、本明細書で規定されている一般的な原理は、他の態様にも適用され得る。
【0035】
単数形でのエレメントへの言及は、具体的にそのように述べられていない限り、「唯一の」を意味することを意図しているのではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。具体的にそうでないことを述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、「1つまたは複数の」を指す。男性の代名詞(たとえば、彼の)は、女性および中性(たとえば、「彼女の」および「その」)を含み、その逆もまた同様である。見出しおよび小見出しは(それらがある場合には)、単に便宜のために使用されており、本発明を限定しない。
【0036】
「例示的な」という言葉は、「例または図示としての役割を果たす」ということを意味するように、本明細書で使用されている。「例示的な」として本明細書で説明されている任意の態様または設計は、必ずしも、他の態様または設計を上回る好適なまたは有利なものとして解釈されるべきではない。1つの態様では、本明細書で説明されているさまざまな代替的な構成および動作は、少なくとも均等物であると考えられ得る。
【0037】
本明細書で使用されているように、一連の項目に先行する「の少なくとも1つ」という語句は(項目のいずれかを分離するために「または」という用語を伴う)、リストのそれぞれの項目ではなく、全体としてリストを修飾する。「の少なくとも1つ」という語句は、少なくとも1つの項目の選択を必要とするのではない。むしろ、この語句は、項目のうちの任意の1つの少なくとも1つ、および/または、任意の組み合わせの少なくとも1つ、および/または、項目のそれぞれの少なくとも1つを含む意味を許容する。例として、「A、B、またはCの少なくとも1つ」という語句は、Aのみ、Bのみ、もしくは、Cのみ;または、A、B、およびCの任意の組み合わせを指すことが可能である。
【0038】
「態様」などのような語句は、そのような態様が主題の技術に必須であるということ、または、そのような態様が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。ある態様に関する開示は、すべての構成、または、1つもしくは複数の構成に適用することが可能である。ある態様は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。ある態様などのような語句は、1つまたは複数の態様を指す可能性があり、その逆もまた同様である。「実施形態」などのような語句は、そのような実施形態が主題の技術に必須であるということ、または、そのような実施形態が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。ある実施形態に関する開示は、すべての実施形態、または、1つもしくは複数の実施形態に適用することが可能である。ある実施形態は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。そのような実施形態という語句は、1つまたは複数の実施形態を指す可能性があり、その逆もまた同様である。「構成」などのような語句は、そのような構成が主題の技術に必須であるということ、または、そのような構成が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。構成に関する開示は、すべての構成、または、1つもしくは複数の構成に適用することが可能である。ある構成は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。そのような構成という語句は、1つまたは複数の構成を指す可能性があり、その逆もまた同様である。
【0039】
1つの態様では、別段の記述がない限り、本明細書(以下に続く特許請求の範囲を含む)において記述されているすべての測定値、値、レーティング、位置、大きさ、サイズ、および他の仕様は、概算であり、正確ではない。1つの態様では、それらは、それらが関連する機能、および、それらが関連する技術分野において慣習的な機能と一貫する合理的な範囲を有することを意図している。
【0040】
開示されているステップ、動作、またはプロセスの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの図示であるということが理解される。設計の好みに基づいて、ステップ、動作、またはプロセスの特定の順序または階層は再配置され得るということが理解される。ステップ、動作、またはプロセスのうちのいくつかは、同時に実施され得る。ステップ、動作、またはプロセスのうちのいくつかまたはすべては、ユーザーの介入なしに、自動的に実施され得る。添付の方法の請求項は(もしあれば)、サンプル順序において、さまざまなステップ、動作、またはプロセスのエレメントを提示しており、提示されている特定の順序または階層に限定されることを意味していない。
【0041】
当業者に知られているか、または、当業者に後に知られることになる、本開示の全体を通して説明されているさまざまな態様のエレメントに対するすべての構造的なおよび機能的な均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれており、特許請求の範囲によって包含されることを意図している。そのうえ、本明細書で開示されているものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に提供されたものであることを意図していない。請求項のエレメントは、そのエレメントが「のための手段(means for)」という語句を使用して明示的に記載されていない限り、または、方法の請求項の場合には、そのエレメントが「のためのステップ(step for)」という語句を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定の下で解釈されるべきではない。そのうえ、「含む(include)」または「有する」などの用語が使用されている範囲において、そのような用語は、請求項の中の移行句として用いられるときに「含む(comprise)」が解釈されるように、「含む(comprise)」という用語と同様の様式で、包括的であることを意図している。
【0042】
発明の名称、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、および、本開示の要約は、これによって本開示に組み込まれており、制限的な説明としてではなく、本開示例示目的の例として提供される。特許請求の範囲または意味を限定するものとして使用されることとならないという理解の下で、それは提出される。加えて、詳細な説明において、説明は例示目的の例を提供しているということ、および、本開示を合理化する目的のためにさまざまな特徴がさまざまな実施形態において一緒にグループ化されているということが理解され得る。この開示の方法は、特許請求されている主題が、それぞれの請求項の中に明示的に記載されているものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示されている構成または動作のすべての特徴よりも少ないものにある。以下の特許請求の範囲は、これによって詳細な説明の中へ組み込まれており、それぞれの請求項は、別個の特許請求されている主題として自立している。
【0043】
特許請求の範囲は、本明細書で説明されている態様に限定されることを意図しているのではなく、特許請求の範囲の文言と一貫する完全な範囲を与えられており、すべての法的な均等物を包含することを意図している。それにもかかわらず、請求項のいずれも、米国特許法第101条、第102条、または第103条の要件を満たすことができない主題を包含することを意図しておらず、それらはそのように解釈されるべきでもない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】