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特表2023-504884ユニバーサル細胞療法のための免疫逃避機構のモジュレーター
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-07
(54)【発明の名称】ユニバーサル細胞療法のための免疫逃避機構のモジュレーター
(51)【国際特許分類】
   A61K 45/00 20060101AFI20230131BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20230131BHJP
   C07K 14/705 20060101ALI20230131BHJP
   C07K 14/005 20060101ALI20230131BHJP
   C07K 16/28 20060101ALI20230131BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20230131BHJP
   C12N 5/0783 20100101ALI20230131BHJP
   C12N 5/0786 20100101ALI20230131BHJP
   C12N 15/85 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 38/02 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 31/7088 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 9/51 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 35/17 20150101ALI20230131BHJP
   A61K 35/28 20150101ALI20230131BHJP
   A61K 35/18 20150101ALI20230131BHJP
   A61K 35/19 20150101ALI20230131BHJP
   A61K 9/70 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 35/76 20150101ALI20230131BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 7/06 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 7/00 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 17/10 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20230131BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 47/64 20170101ALI20230131BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20230131BHJP
   A61K 47/65 20170101ALI20230131BHJP
   A61K 35/12 20150101ALI20230131BHJP
   C07K 14/55 20060101ALN20230131BHJP
   C12N 15/13 20060101ALN20230131BHJP
【FI】
A61K45/00
C07K19/00 ZNA
C07K14/705
C07K14/005
C07K16/28
C12N5/10
C12N5/0783
C12N5/0786
C12N15/85 Z
A61K38/02
A61K31/7088
A61K9/51
A61K39/395 D
A61K39/395 N
A61K35/17 Z
A61K35/28
A61K35/18 Z
A61K35/19 Z
A61K9/70
A61K35/76
A61P43/00 105
A61P37/02
A61P35/00
A61P35/02
A61P7/06
A61P7/00
A61P17/10
A61P17/00
A61P29/00
A61K47/64
A61P37/06
A61K47/65
A61K35/12
C07K14/55
C12N15/13
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022534315
(86)(22)【出願日】2020-12-07
(85)【翻訳文提出日】2022-08-08
(86)【国際出願番号】 US2020063682
(87)【国際公開番号】W WO2021113853
(87)【国際公開日】2021-06-10
(31)【優先権主張番号】62/943,807
(32)【優先日】2019-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TRITON
(71)【出願人】
【識別番号】518106249
【氏名又は名称】ヴィセリックス・インコーポレーティッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アリシ,エヴレン
(72)【発明者】
【氏名】フセイン,アラムダール
【テーマコード(参考)】
4B065
4C076
4C084
4C085
4C086
4C087
4H045
【Fターム(参考)】
4B065AA90X
4B065AB01
4B065BA02
4B065CA24
4B065CA25
4B065CA44
4C076AA65
4C076AA72
4C076AA95
4C076BB01
4C076BB11
4C076BB29
4C076BB31
4C076CC04
4C076CC07
4C076CC27
4C076CC41
4C076EE31
4C076EE38
4C076EE41
4C076EE59
4C076FF06
4C076FF09
4C076FF39
4C076FF53
4C076FF61
4C076FF70
4C084AA02
4C084AA13
4C084BA41
4C084MA32
4C084MA37
4C084MA52
4C084MA55
4C084MA60
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4C084MA66
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4C084ZA33
4C084ZA51
4C084ZA55
4C084ZA89
4C084ZB01
4C084ZB07
4C084ZB08
4C084ZB11
4C084ZB26
4C084ZB27
4C085AA13
4C085AA14
4C085BB11
4C085EE01
4C085GG01
4C085GG08
4C085GG10
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA16
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4C086MA32
4C086MA37
4C086MA55
4C086MA60
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4C086MA66
4C086NA13
4C086NA14
4C086ZA02
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4C086ZA51
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4C086ZA89
4C086ZB01
4C086ZB07
4C086ZB08
4C086ZB11
4C086ZB26
4C086ZB27
4C087AA01
4C087AA02
4C087BB36
4C087BB38
4C087BB43
4C087BB44
4C087BB65
4C087BC83
4C087CA10
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4C087MA52
4C087MA55
4C087MA60
4C087MA63
4C087MA66
4C087MA70
4C087NA13
4C087NA14
4C087ZA02
4C087ZA33
4C087ZA51
4C087ZA55
4C087ZA89
4C087ZB01
4C087ZB07
4C087ZB08
4C087ZB11
4C087ZB26
4C087ZB27
4H045AA10
4H045AA11
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA41
4H045CA01
4H045CA40
4H045EA20
4H045FA71
(57)【要約】
バルキーなタンパク質、例えばCD45、CD148、およびCD43を、グラフト細胞およびCD45陽性宿主エフェクター細胞(例えばT細胞、NK細胞、B細胞、または樹状細胞)の間の細胞インターフェースの中央に留置し得る治療剤が開示され、それらの使用方法およびそのような治療剤を用いて製造された製造物も開示される。治療剤は、機能的な免疫学的シナプス(生理学的SMACを含む)の形成を予防または阻害する。それらはまた、シグナル伝達経路の連続的な脱リン酸化を結果としてもたらす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
CD45、CD148、またはCD43の能力をモジュレートして、細胞傷害性細胞と機能的な免疫学的シナプスを形成することにより細胞傷害性を予防するように構成された1つまたは複数の分子または細胞を含む治療剤。
【請求項2】
タンパク質、アプタマー、ペプチド核酸(PNA)、ナノ粒子、または前記1つもしくは複数の分子を発現もしくは分泌する細胞を含む、請求項1に記載の治療剤。
【請求項3】
タンパク質、好ましくは抗体を含むタンパク質、より好ましくは単鎖抗体またはVHHナノボディを含むタンパク質を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項4】
ナノ粒子、好ましくは脂質ナノ粒子(LNP)、デンドリマー、またはリボ核タンパク質(RNP)を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項5】
細胞外小胞、好ましくはエクソソームまたは微小胞を含む、請求項1~2のいずれかに記載の治療剤。
【請求項6】
細胞、好ましくは真核細胞、より好ましくは鳥細胞または哺乳動物細胞、例えば、マウス、ブタ、ウシ、イヌ、ネコ、もしくはヒツジ細胞、最も好ましくはヒト細胞を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項7】
造血細胞、幹細胞、リンパ系細胞、骨髄細胞、赤血球、または血小板を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項8】
1つまたは複数の賦形剤または添加剤、好ましくは充填剤、増量剤、希釈剤、湿潤剤、溶媒、乳化剤、防腐剤、吸収促進剤、持続放出マトリックス、塩、緩衝剤、デンプン、糖、微結晶セルロース、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、放出剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤、抗酸化剤、可塑剤、ゲル化剤、増稠剤、硬化剤(hardeners)、硬化剤(setting agents)、懸濁化剤、界面活性剤、担体、安定化剤、およびこれらの組合せのうちの1つまたは複数を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項9】
経口、皮膚、経腸、または非経口投与用である、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項10】
注射(例えば、疾患組織への直接注射もしくは系注射)、パッチもしくは他の経皮送達デバイス、または灌流を介して送達される、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項11】
ウイルスもしくは細菌起源の成分、好ましくはULLもしくはE3/49k、またはその断片を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項12】
ウイルスまたは細菌起源の成分を含まない、例えば、ULLタンパク質もその断片も含まない、またはE3/49kタンパク質もその断片も含まない、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項13】
配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224、または配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224に対して少なくとも80%の同一性を有するタンパク質を含む、請求項1~2
のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項14】
細胞の表面上に発現された1つまたは複数の分子を有する前記細胞を含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の治療剤。
【請求項15】
前記細胞の前記表面上に発現された前記1つまたは複数の分子が、発現された膜貫通タンパク質を含み、かつ前記細胞がグラフト細胞を含む、請求項14に記載の治療剤。
【請求項16】
前記膜貫通タンパク質が、CD45、CD148、またはCD43に結合し得る、請求項15に記載の治療剤。
【請求項17】
前記CD45、CD148、またはCD43が、細胞傷害性細胞、好ましくはT細胞またはナチュラルキラー(NK)細胞の表面上に存在する、請求項16に記載の治療剤。
【請求項18】
前記膜貫通タンパク質が、前記細胞傷害性細胞の前記表面上の発生中の免疫学的シナプス中にCD45、CD148、またはCD43を保持し、それにより機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害し得る、請求項17に記載の治療剤。
【請求項19】
細胞傷害性細胞誘導性溶解を予防し得るタンパク質複合体であって、
配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224、または配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224に対して少なくとも80%の同一性を有するタンパク質を含むエンゲージャー;および
T細胞またはNK細胞の表面上に発現されたCD45、CD148、またはCD43タンパク質
を含む、タンパク質複合体。
【請求項20】
機能的な免疫学的シナプスの妨害用の組成物を製造する方法であって、第1の細胞の表面上に1つまたは複数の分子を発現させる工程であり、前記1つまたは複数の分子が、不完全な免疫学的シナプス中の第2の細胞の表面上にCD45、CD148、またはCD43を保持し、それにより前記第1の細胞および前記第2の細胞の間の機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害または阻害するように構成されている工程を含む、方法。
【請求項21】
請求項1に記載の治療剤をそれを必要とする対象に投与することを含む、NK媒介性溶解からの逃避を促進する方法。
【請求項22】
MICA、MICB、および/またはULBPに結合するNKG2Dの阻害または妨害を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
ヒトキラー免疫グロブリン様受容体(KIR)ファミリーのメンバー、CD94-NKG2C/E/Hヘテロ二量体受容体、NKG2D、天然細胞傷害性受容体、例えばNKp30、NKp44、およびNKp46、ネクチン/ネクチン様結合性受容体DNAM-1/CD226およびCRTAM、ナチュラルキラー(NK)細胞により発現されるそれらの活性化を調節する受容体、SLAMファミリー受容体(2B4/CD244、CRACC/SLAMF7、およびNTB-A/SLAMF6を含む)の他に、FcガンマRIIIA/CD16a、CD27、CD100/セマフォリン4D、およびCD160から選択される活性化NK細胞受容体の妨害を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記対象が、以下の状態:自己免疫疾患、リンパ腫および白血病を含む血液がん;貧血および血球減少症を含む骨髄不全症候群;WASおよびSCIDを含む遺伝性免疫障害;
鎌状赤血球疾患(SCD)およびサラセミアを含む異常ヘモグロビン症;視神経脊髄炎を含む神経学的障害;ならびに移植片対宿主病のうちの1つまたは複数を有するリスクがあるまたは患っている、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
請求項1に記載の治療剤をそれを必要とする対象に投与することを含む、T細胞媒介性溶解からの逃避を促進する方法。
【請求項26】
MHCペプチドに結合するT細胞受容体の阻害または妨害を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記必要とする対象が、乾癬および白斑のうちの1つまたは複数を有するリスクがあるまたは患っている、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
CD45を発現する細胞の表面上にCD45を位置的に留置して機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害する方法であって、CD45を発現する前記細胞を、CD45の細胞外ドメインの膜近位領域に対して親和性を有する剤で処理し、それにより、前記機能的な免疫学的シナプスの形成のために必要な前記細胞の前記表面上に発現される他の膜タンパク質に対してCD45を位置的に留置することを含む、方法。
【請求項29】
その表面上にエンゲージャーを含み、かつ1つまたは複数の宿主細胞傷害性細胞とのシナプス形成を回避するように構成された非自家細胞。
【請求項30】
前記宿主細胞傷害性細胞が、ナチュラルキラー細胞、T細胞、またはマクロファージである、請求項29に記載の非自家細胞。
【請求項31】
前記細胞傷害性細胞が、T細胞、好ましくはガンマ-デルタT細胞、CD8 T細胞、CD4 T細胞、または粘膜関連インバリアントT細胞である、請求項29に記載の非自家細胞。
【請求項32】
遺伝子改変を含まない、請求項29に記載の非自家細胞。
【請求項33】
エンゲージャーで処理されている、請求項29に記載の非自家細胞。
【請求項34】
移植用の異種細胞を製造する方法であって、移植されるべき前記異種細胞を請求項1に記載の治療剤を用いて保護することを含む、方法。
【請求項35】
前記治療剤が前記異種細胞の移植の前に宿主に投与され、または前記治療剤が前記異種細胞と並行して宿主に投与される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記治療剤が、移植用の前記異種細胞の表面に結合している、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記治療剤が細胞であり、かつ前記細胞が、エンゲージャーをその表面上または細胞外小胞中に発現するように遺伝子改変されている、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
固形臓器またはオルガノイド移植片の拒絶を予防する方法であって、前記固形臓器またはオルガノイドの細胞に遺伝子を形質導入またはトランスフェクトして、前記固形臓器またはオルガノイド移植片の細胞への細胞傷害性細胞の結合を予防または阻害することを含む、方法。
【請求項39】
前記遺伝子がエンゲージャーをコードし、かつ前記エンゲージャーが、細胞傷害性細胞への前記固形臓器またはオルガノイドの曝露での機能的な免疫学的シナプスの形成を阻害するために有効な量または密度で発現される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
膜結合型エンゲージャーを含む造血幹細胞をそれを必要とする対象に投与することを含む、がんを処置する方法。
【請求項41】
(i)シグナルペプチド、(ii)抗体の重鎖、(iii)第1のリンカー、(iv)抗体の軽鎖、(v)任意選択的に、第2のリンカー、(vi)ストーク、(vii)膜貫通領域、および(viii)任意選択的に、細胞内領域を含む、組換えタンパク質。
【請求項42】
前記軽鎖を前記ストークに連結する第2のリンカーを含む、請求項41に記載の組換えタンパク質。
【請求項43】
単鎖抗体、好ましくはCD45、CD148、またはCD43に特異的に結合する単鎖抗体である、請求項41に記載の組換えタンパク質。
【請求項44】
(i)~(vii)が各々存在し、かつ前記タンパク質のアミノ末端からカルボキシル末端への順序で接続されている、請求項41に記載の組換えタンパク質。
【請求項45】
前記シグナルペプチドがIL2シグナルペプチドであり;
前記第1のリンカーが、SGGGGモチーフを含み、かつ/または5~60、好ましくは10~50、より好ましくは20~45アミノ酸で長さが変動してもよく、
前記第2のリンカーが存在する場合、それは、5~60、好ましくは5~40、より好ましくは7~15アミノ酸で長さが変動してもよく;
前記ストークが少なくとも8個かつ200個以下のアミノ酸の長さであり、かつ
前記膜貫通領域が、CD34、CD45、CD28、および/またはCd8aに由来する、
請求項41に記載の組換えタンパク質。
【請求項46】
エンゲージャーおよび外因性自殺遺伝子を含む細胞。
【請求項47】
膜結合型CD45、CD148、および/またはCD43を発現する第1の細胞傷害性細胞であって、膜結合型CD45、CD148、および/またはCD43を発現する第2の細胞傷害性細胞との間の機能的な免疫学的シナプスの形成を予防するように処理されている、第1の細胞傷害性細胞。
【請求項48】
ナチュラルキラー細胞である、請求項47に記載の細胞傷害性細胞。
【請求項49】
T細胞である、請求項47に記載の細胞傷害性細胞。
【請求項50】
マクロファージである、請求項47に記載の細胞傷害性細胞。
【請求項51】
細胞傷害性細胞の結合を予防するように処理されたグラフトであって、前記処理が、前記グラフトを請求項1に記載の治療剤に曝露することを含む、グラフト。
【請求項52】
エンゲージャーをコードするmRNAまたはDNAをそれを必要とする対象に投与し、それにより機能的な免疫学的シナプスの形成をモジュレートして炎症を制御することを含む、炎症を制御する方法。
【請求項53】
機能的な免疫学的シナプスの形成が阻害され、それにより炎症が低減される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
移植に対する細胞傷害性細胞の応答を低減させるためのエンゲージャーの使用。
【請求項55】
HLA-Iおよび/またはHLA-IIのノックアウトまたはノックダウンの非存在下で行われる、請求項54に記載の使用。
【請求項56】
HLA-1および/またはHLA-IIのノックアウトまたはノックダウンと組み合わせて行われる、請求項54に記載の使用。
【請求項57】
表面結合型エンゲージャーおよびキメラ抗原受容体(CAR)を含む細胞。
【請求項58】
前記CARが、a-CD38CAR(配列番号218)またはそれに対して少なくとも80%の同一性を有するそのバリアントを含む、請求項57に記載の細胞。
【請求項59】
前記CARが、a-CD19CAR(配列番号216)またはそれに対して少なくとも80%の同一性を有するそのバリアントを含む、請求項57に記載の細胞。
【請求項60】
細胞の表面上に構成された膜貫通ドメインを含む抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャー。
【請求項61】
CD45、CD43またはCD148に対する膜結合型抗体、ナノボディ、または単鎖を含むエンゲージャー。
【請求項62】
プロモーターに作動可能に連結した抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャーをコードするDNAを含む抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャーを作出するためのベクターまたはプラスミド。
【請求項63】
CD45、CD148またはCD43に対する膜結合型抗体、ナノボディ、または単鎖をコードするベクターまたはプラスミド。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
細胞療法は、損傷した組織および/または臓器を置き換えるために現在使用されている現代科学の素晴らしい達成であり、糖尿病、網膜色素変性症、パーキンソン病、心筋梗塞、リンパ腫および白血病を含む血液がん、貧血および血球減少症を含む骨髄不全症候群、ウィスコット-オルドリッチ症候群(WAS)および重症複合免疫不全症(SCID)を含む遺伝性免疫障害、サラセミア、鎌状赤血球貧血および先天性赤血球形成異常性貧血を含む異常ヘモグロビン症、リソソーム貯蔵障害、ガラクトース血症、フェニルケトン尿症およびグリコーゲン貯蔵病を含む遺伝性代謝障害、視神経脊髄炎を含む神経学的障害、膝関節置換術を含む軟骨置換術、ならびにクローン病などを含む多くの病気に対して有望であるようである。臓器移植と同様に、細胞療法もまた、制限されたドナー利用可能性および免疫拒絶という課題に直面している。これは、細胞を免疫特権的とする機構の開発を要求する。免疫特権細胞は、「オフザシェルフ」細胞製造物の生成を可能とするだけでなく、「オフザシェルフ」臓器の生成にも繋がり得る。
【0002】
ユニバーサル細胞は、免疫応答のトリガーとなることなく任意の患者に投与することができる細胞である。これは、これらの分野が作られて以降、臓器移植および細胞療法の究極の目標となってきた。ユニバーサル細胞の欠如は、一般にオフザシェルフ療法を制限し、多くの療法を、ドナーおよびレシピエントの間の緊密な組織マッチまで低減させる。ほぼ全ての症例において免疫抑制薬は重大な副作用と共に投与される。
【0003】
免疫抑制剤の投与の自明な副作用は、感染症およびがんに対する全般的感受性の増加である。一般的に使用される免疫抑制薬としては、シクロスポリン、アザチオプリン、抗リンパ芽球、抗胸腺細胞グロブリン、ムロモナブ-CD3、およびブタ抗リンパ球グロブリン(P-ALG)が挙げられる。シクロスポリンは、腎毒性、肝毒性、高カリウム血症、高血圧、振戦、歯肉過成長、および多毛症を引き起こすことが公知である。アザチオプリンは骨髄抑制を抑制して白血球減少症に繋がる。抗リンパ芽球および抗胸腺細胞グロブリンは、アレルギー型反応、例えば発熱、悪寒、および低血圧を引き起こし得る外来性抗体である。モノクローナル抗体(ムロモナブ-CD3、OKT3)の初期の副作用はP-ALGのそれに類似している。それは、高熱、悪寒戦慄、頭痛、硬直、および低血圧を含む。Min, D. I. and Monaco, A. P. (1991), Complications Associated with Immunosuppressive Therapy and Their Management. Pharmacotherapy: The Journal of Human Pharmacology and Drug Therapy, 11: 119S-125S。
【0004】
当該技術分野は、任意のレシピエントと適合性の細胞を製造する試みの多くの例を含有する。最も一般的なアプローチはベータ-2ミクログロブリン(B2M)の妨害であり、これは全てのクラスI分子の表面発現を排除するが、細胞をナチュラルキラー(NK)細胞による溶解に脆弱なままとする。ヒト多能性幹細胞(PSC)中のB2M座位におけるHLA-E遺伝子の挿入は、HLA-A、BまたはCのいずれの表面発現もなしに、HLA-E一本鎖二量体(B2Mに融合している)または三量体(B2Mおよびペプチド抗原に融合している)の誘導性の、調節された、表面発現を付与する。これらのHLA操作型PSCおよびそれらの分化誘導体は、CD8 T細胞により同種として認識されず、抗HLA抗体に結合せず、NK媒介性溶解に対して抵抗性である。Gornalusse,
German G,Hirata, Roli K,Funk, Sarah E, Riolobos, Laura,Lopes, Vanda S, Manske, Gabriel, Prunkard, Donna, Colunga, Aric
G, Hanafi, Laila-Aicha, Clegg, Dennis O,
Turtle, Cameron, Russell, David W.; HLA-E-expressing pluripotent stem cells escape allogeneic responses and lysis by NK cells, Nature Biotechnology (Vol 35 p 765) 2017/05/15/online;およびGlas R, Franksson L, Ohlen C, Hoglund P, Koller B, Ljunggren HG, et al. Major histocompatibility complex class I-specific and -restricted killing of beta 2-microglobulin-deficient cells by CD8+ cytotoxic T lymphocytes. Proc Natl Acad Sci U S A. 1992;89(23):11381-5。そのようなアプローチは、一部の細胞を免疫系による認識から予防するが、真のユニバーサル細胞を提供しない遺伝子操作アプローチである。さらには、HLA-EとNKG2AおよびNKG2Cとの間の潜在的なシス相互作用は、グラフトの機能に影響して最適以下の細胞製造物に繋がり得る。さらに、細胞製造物は、全てのHLAクラスI分子の同時のノックアウトおよびHLA-E B2M融合タンパク質のノックインからなる複数の遺伝子編集ステップにおいて生成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
CRISPR-Cas9および他の遺伝子編集技術は、免疫系にとって見えない「オフザシェルフ」ドナー細胞を作出するための競争を開始させた。そのような細胞を作出するための一般的なアプローチは、免疫認識のために要求される遺伝子、特にHLAクラスIおよびIIタンパク質のマニピュレーションを伴う。他のアプローチは、免疫抑制分子、例えばPD-L1およびCTLA4-Igを発現するように細胞を改変することにより同種細胞ベース療法に対して寛容を誘導するためにある特定の細菌、ウイルス、寄生生物、胎児、およびがん細胞により使用される免疫偽装(immune-cloaking)戦略の知識を活用する。細胞および組織拒絶に繋がる同じ機構はまた、自己免疫疾患に結び付けられる。安全かつ有効なユニバーサル細胞に対する必要性が当該技術分野において依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
多くの病原性および非病原性微小生物が本発明による免疫系を形成させてきたため、それら自体は、特に慢性感染症において見られる、免疫逃避を進化および熟達させてきた。エプスタイン・バーウイルス(EBV)は1つのそのような免疫系忌避者の例である。病原体を免疫特権的とする様々な病原体により進化された免疫逃避機構を活用することが可能であることを本発明者らは発見した。ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)は、CD45とのUL11タンパク質(図27)のエンゲージメントを通じてT細胞活性を阻害して、T細胞の活性化および/または発生のために要求される近位シグナル伝達の妨害を結果的にもたらす。同様に、アデノウイルスからのE3タンパク質(図21)はCD45とエンゲージし、NKおよびT細胞を阻害する。遺伝子改変を通じて、グラフト細胞表面上のCD45に対する結合性分子を発現させることによりグラフト拒絶を回避できることを本発明者らは示した。(図7~12)。同じ道筋にしたがって、本発明者らはまた、CD45に対するモノクローナル抗体の一本鎖(a-CD45-sc)を組み立てた(図24)。CD45エンゲージャーを発現するように改変された細胞が、それらの免疫逃避特性についてここに報告される。この目的のために、UL11、E3.49Kもしくはa-CD45-scまたはGFP(対照として)を発現する標的細胞に対するNKおよびT細胞の細胞傷害性を試験し、比較した(図7~12)。
【0007】
CD45は、有核細胞上に発現される膜貫通タンパク質チロシンホスファターゼ(PTPase)である。それは、重度にグリコシル化された大きい細胞外ドメインおよびタンデム細胞内ホスファターゼドメインを有する。CD45はBおよびT細胞の表面積の約10%をカバーし、そこにおいて膜近位シグナル伝達を支配することにより細胞の発生および活性化を調節する。細胞シナプス形成後に、CD45は、SRCファミリーキナーゼのテイル中の阻害性チロシンを脱リン酸化して、「オープン」の非阻害コンホメーションを可能とする。「オープン」のSRCファミリーキナーゼは、それら自体のキナーゼドメイン活性化ループ上の自己リン酸化を通じてキナーゼ活性の上昇を達成する。活性SRCファミリーキナーゼは、免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含有するタンパク質分子およびSYKファミリーキナーゼをさらにリン酸化することで、シグナルの伝達、伝播および増幅を結果としてもたらす。成功裏の細胞免疫反応において、CD45は免疫シナプスから除外され、反応の中止でのみシナプス中に戻される。CD45は、活性化ループリン酸化を脱リン酸化し、SRCファミリーキナーゼ活性を低下させて、免疫シグナル伝達の終了を結果としてもたらす。さらに、それはまた、ヤヌスキナーゼを脱リン酸化することでサイトカイン受容体シグナル伝達を減弱する。CD45はまた、ZAP70およびCD3-ゼータを含む他の近位シグナル伝達分子を脱リン酸化し得る。CD45は、膜近位ドメインの内因性触媒活性を有する、重度にグリコシル化された細胞外ドメインおよび細胞内タンデムホスファターゼドメインからなる構成的な活性のI型膜ホスファターゼである。膜近位細胞外領域は、フィブロネクチンIII型ドメイン、続いてシステインリッチドメインおよび重度にグリコシル化された遠位領域からなる。CD45遺伝子は複数のエクソンを有し、4(A)、5(B)、6(C)エクソンの選択的スプライシングは可変の長さの転写物を生成する。ヒトCD45は、選択的エクソン使用の結果であり得、ABC、AB、BC、BおよびOアイソフォームを生成し得る。3つ全てのエクソン(A、BおよびC)が欠失した最短の生成物はCD45ROと呼ばれ、全てのこれらのエクソンを含有するものは最長であり、CD45RABCと呼ばれる。異なるアイソフォームは、様々なリンパ球において発生および活性化マーカーとして使用される。CD45ROは、全てのアイソフォームの中で、標的化される保存されたドメインである。
【0008】
CD148は、重度にグリコシル化された大きいフィブロネクチン細胞外ドメインおよび細胞内触媒ドメインを有する受容体チロシンホスファターゼである。造血系列と共に、CD148は血管および腺管内皮細胞においても発現され、そこにおいて細胞の増殖および形質転換を負に調節する。CD148の喪失はがん細胞株において観察されており、再発現はインビトロおよびインビボの両方で腫瘍成長の抑制を結果としてもたらした。CD148は、VEGFR、EGFR、HGFRおよびFGFRを含む多数の増殖因子受容体ならびにp85、PLCγ1、およびERK1/2のような他の鍵となる下流のシグナル伝達分子を脱リン酸化する。
【0009】
CD43は、幹細胞、T細胞、単球、顆粒球、NK細胞、および血小板を含む造血細胞上に発現される大きい細胞外ドメインおよび小さい球状細胞内ドメインを有する高度にグリコシル化されたムチン型タンパク質である。CD43細胞外ドメインは、E-セレクチン、ガレクチン-1およびガレクチン-3、シグレック-1、M-フィコリン、インテグリン、細胞表面ヌクレオリン、ならびにICAM-1(細胞間接着分子1型)との相互作用を通じて接着を促進する。保存された細胞内ドメインは、エズリン、ラディキシンおよびモエシン(ERM)タンパク質への結合を通じた細胞骨格への接続を媒介するシグナル伝達に関与するが、CD43は、SH3結合性コンセンサスに似たプロリンリッチ配列、およびCD43の核局在性を説明する核局在化シグナル(NLS)を有する。
【0010】
B細胞受容体(BCR)は、3アミノ酸の短い細胞内ドメインを有する膜結合型免疫グロブリンである。BCRは2つの同一の重鎖および2つの軽鎖から作られている。細胞外ドメインは、抗原を特異的に認識して結合する能力を有する。BCRは、鎖Igα(アル
ファ)およびIgβ(ベータ)を含有する2つの会合したITAMにより補償される細胞内シグナル伝達を欠いている。抗原への成功裏の結合後に、BCRはB細胞の活性化および成熟に繋がるシグナルを伝達する。クラススイッチ後に、BCRは、膜結合型から放出形態に切り替えられ、抗体と呼ばれる。
【0011】
免疫シナプスは、標的細胞およびリンパ球の間のインターフェースであり、活性化および調節分子の蓄積に起因して超分子活性化クラスター(SMAC)とも呼ばれる(図1A~1E、左側)。免疫シナプス形成の前に、分子は確率論的に分布している(図1A、左側)。標的MHCp複合体とのTCRのライゲーションで(図1B、左側)、LCKは保持されると同時にCD45は周縁に移動されまたは押される(図1C、左側)。これは、帰結として、LCKの活性化を結果としてもたらす。最後に、CD45は周縁に押されると、補助受容体がライゲートして成熟シナプスの形成を結果としてもたらす(図1D、左側)。このインターフェース、またはSMACは、免疫細胞認識に関与する分子の同心円から構成される。内側の最も中心のSMAC(cSMAC)は、TCR/CD3/MHCp、CD28/CD80、SRCファミリーキナーゼ、およびPKCθからなる。cSMACの外側には、LFA-1、ICAM-1、およびタリンの接着リングからなる周縁SMAC(pSMAC)があり、続いて、CD45、CD43およびCD148を含む糖タンパク質からなる、遠位SMAC(dSMAC)と呼ばれる最も外側のサークルがある。
【0012】
本発明のシステムにおいて、グラフト細胞および細胞傷害性細胞、例えばT細胞またはNK細胞の間の細胞インターフェースの中央にバルキーなタンパク質、例えばCD45を留置することにより免疫シナプスの形成および構造のシークエンスを妨害する(図1A~E、右側;図2A~2D)。これは、生理学的SMACの形成(グラフト細胞-T細胞相互作用の場合)を予防するだけではない。それはまた、シグナル伝達経路の連続的な脱リン酸化を結果としてもたらす。それはまた、TCR/CD3/MHCpなどの妨害を結果としてもたらし、細胞は、TCR/CD3/MHCpにエンゲージするために十分に近くに達しないことさえある。
【0013】
CD148およびCD43は、より明白でない様式であるが、CD45と同様に使用され得る。ある特定の実施形態において、CD45、CD148、および/またはCD43は、単独でまたは他の分子と組み合わせて留置され得る。
【0014】
実施形態において、本発明は、CD45、CD148、またはCD43の能力をモジュレートして、細胞傷害性細胞と機能的な免疫学的シナプスを形成することにより細胞傷害性を予防するように構成された1つまたは複数の分子または細胞を含む治療剤を含む。実施形態において、治療剤は、タンパク質、アプタマー、ペプチド核酸(PNA)、ナノ粒子、または該1つもしくは複数の分子を発現もしくは分泌する細胞を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、タンパク質、好ましくは抗体を含むタンパク質、より好ましくは単鎖抗体またはVHHナノボディを含むタンパク質を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、ナノ粒子、好ましくは脂質ナノ粒子(LNP)、デンドリマー、またはリボ核タンパク質(RNP)を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、細胞外小胞、好ましくはエクソソームまたは微小胞を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、細胞、好ましくは真核細胞、より好ましくは鳥細胞または哺乳動物細胞、例えば、マウス、ブタ、ウシ、イヌ、ネコ、もしくはヒツジ細胞、最も好ましくはヒト細胞を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、造血細胞、幹細胞、リンパ系細胞、骨髄細胞、赤血球、または血小板を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、1つまたは複数の賦形剤または添加剤、好ましくは充填剤、増量剤、希釈剤、湿潤剤、溶媒、乳化剤、防腐剤、吸収促進剤、持続放出マトリックス、塩、緩衝剤、デンプン、糖、微結晶セルロース、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、放出剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤、抗酸化剤、可塑剤、ゲル化剤、増稠剤、硬化剤(hardeners)、硬化剤(setting
agents)、懸濁化剤、界面活性剤、担体、安定化剤、およびこれらの組合せのうちの1つまたは複数を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、経口、皮膚、経腸、または非経口投与用であってもよい。実施形態において、治療剤は、注射(例えば、疾患組織への直接注射もしくは系注射)、パッチもしくは他の経皮送達デバイス、または灌流を介して送達されてもよい。実施形態において、治療剤は、ウイルスもしくは細菌起源の成分、好ましくはULLもしくはE3/49k、またはその断片を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、例えば、ULLタンパク質もその断片も含まないまたはE3/49kタンパク質もその断片も含まない、ウイルスまたは細菌起源の成分を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224、または配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224に対して少なくとも80%の同一性を有するタンパク質を含んでもよい。実施形態において、治療剤は、細胞の表面上に発現された1つまたは複数の分子を有する細胞を含んでもよい。実施形態において、細胞の表面上に発現された1つまたは複数の分子は、発現された膜貫通タンパク質を含み、かつ細胞はグラフト細胞を含む。実施形態において、膜貫通タンパク質は、CD45、CD148、またはCD43に結合し得るものであってもよい。実施形態において、治療剤のCD45、CD148、またはCD43は、細胞傷害性細胞、好ましくはT細胞またはナチュラルキラー(NK)細胞の表面上に存在してもよい。実施形態において、膜貫通タンパク質は、細胞傷害性細胞の表面上の発生中の免疫学的シナプス中にCD45、CD148、またはCD43を保持し、それにより機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害し得るものであってもよい。
【0015】
別の実施形態において、本発明は、細胞傷害性細胞誘導性溶解を予防し得るタンパク質複合体であって、配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224、または配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、もしくは224に対して少なくとも80%の同一性を有するタンパク質を含むエンゲージャー;およびT細胞またはNK細胞の表面上に発現されたCD45、CD148、またはCD43タンパク質を含む、タンパク質複合体を含む。
【0016】
別の実施形態において、本発明は、機能的な免疫学的シナプスの妨害用の組成物を製造する方法であって、第1の細胞の表面上に1つまたは複数の分子を発現させる工程であり、1つまたは複数の分子が、不完全な免疫学的シナプス中の第2の細胞の表面上にCD45、CD148、またはCD43を保持し、それにより第1の細胞および第2の細胞の間の機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害または阻害するように構成されている工程を含む、方法を含む。
【0017】
別の実施形態において、本発明は、上記の治療剤をそれを必要とする対象に投与することを含む、NK媒介性溶解からの逃避を促進する方法を含む。実施形態において、方法は、MICA、MICB、および/またはULBPに結合するNKG2Dの阻害または妨害を含んでもよい。実施形態において、方法は、ヒトキラー免疫グロブリン様受容体(KIR)ファミリーのメンバー、CD94-NKG2C/E/Hヘテロ二量体受容体、NKG2D、天然細胞傷害性受容体、例えばNKp30、NKp44、およびNKp46、ネクチン/ネクチン様結合性受容体DNAM-1/CD226およびCRTAM、ナチュラルキラー(NK)細胞により発現される、それらの活性化を調節する受容体、SLAMファミリー受容体(2B4/CD244、CRACC/SLAMF7、およびNTB-A/SLAMF6を含む)の他に、FcガンマRIIIA/CD16a、CD27、CD100/セマフォリン4D、およびCD160から選択される活性化NK細胞受容体の妨害を含んでもよい。実施形態において、対象は、以下の状態:自己免疫疾患、リンパ腫および白血病を含む血液がん;貧血および血球減少症を含む骨髄不全症候群;WASおよびSCIDを含む遺伝性免疫障害;鎌状赤血球疾患(SCD)およびサラセミアを含む異常ヘモグ
ロビン症;視神経脊髄炎を含む神経学的障害;ならびに移植片対宿主病のうちの1つまたは複数を有するリスクがあるまたは患っていてもよい。
【0018】
別の実施形態において、本発明は、上記のような治療剤をそれを必要とする対象に投与することを含む、T細胞媒介性溶解からの逃避を促進する方法を含む。実施形態において、方法は、MHCペプチドに結合するT細胞受容体の阻害または妨害を含んでもよい。実施形態において、それを必要とする対象は、乾癬および白斑のうちの1つまたは複数を有するリスクがあるまたは患っていてもよい。
【0019】
別の実施形態において、本発明は、CD45を発現する細胞の表面上にCD45を位置的に留置して機能的な免疫学的シナプスの形成を妨害する方法であって、CD45を発現する細胞を、CD45の細胞外ドメインの膜近位領域に対して親和性を有する剤で処理し、それにより、機能的な免疫学的シナプスの形成のために必要な細胞の表面上に発現される他の膜タンパク質に対してCD45を位置的に留置することを含む、方法を含む。
【0020】
別の実施形態において、本発明は、その表面上にエンゲージャーを含み、かつ1つまたは複数の宿主細胞傷害性細胞とのシナプス形成を回避するように構成された非自家細胞を含む。実施形態において、宿主細胞傷害性細胞は、ナチュラルキラー細胞、T細胞、またはマクロファージである。実施形態において、細胞傷害性細胞は、T細胞、好ましくはガンマ-デルタT細胞、CD8 T細胞、CD4 T細胞、または粘膜関連インバリアントT細胞である。実施形態において、非自家細胞は遺伝子改変を含まない。実施形態において、非自家細胞はエンゲージャーで処理されていてもよい。
【0021】
別の実施形態において、本発明は、移植用の異種細胞を製造する方法であって、移植されるべき異種細胞を上記の治療剤を用いて保護することを含む、方法を含む。実施形態において、治療剤は、異種細胞の移植の前に、または異種細胞と並行して宿主に投与されてもよい。実施形態において、治療剤は、移植用の異種細胞の表面に結合していてもよい。実施形態において、治療剤は細胞であってもよく、かつ細胞は、エンゲージャーをその表面上または細胞外小胞中に発現するように遺伝子改変されていてもよい。
【0022】
別の実施形態において、本発明は、固形臓器またはオルガノイド移植片の拒絶を予防する方法であって、固形臓器またはオルガノイドの細胞に遺伝子を形質導入またはトランスフェクトして、固形臓器またはオルガノイド移植片の細胞への細胞傷害性細胞の結合を予防または阻害することを含む、方法を含む。実施形態において、遺伝子はエンゲージャーをコードしてもよく、かつエンゲージャーは、細胞傷害性細胞への固形臓器またはオルガノイドの曝露での機能的な免疫学的シナプスの形成を阻害するために有効な量または密度で発現されてもよい。
【0023】
別の実施形態において、本発明は、膜結合型エンゲージャーを含む造血幹細胞をそれを必要とする対象に投与することを含む、がんを処置する方法を含む。
【0024】
別の実施形態において、本発明は、(i)シグナルペプチド、(ii)抗体の重鎖、(iii)第1のリンカー、(iv)抗体の軽鎖、(v)任意選択的に、第2のリンカー、(vi)ストーク、(vii)膜貫通領域、および(viii)任意選択的に、細胞内領域を含んでもよい、組換えタンパク質を含む。実施形態において、組換えタンパク質は、軽鎖をストークに連結する第2のリンカーを含んでもよい。実施形態において、組換えタンパク質は、単鎖抗体、好ましくはCD45、CD148、またはCD43に特異的に結合する単鎖抗体であってもよい。実施形態において、(i)~(vii)の各々が存在してもよく、かつタンパク質のアミノ末端からカルボキシル末端への順序で接続されていてもよい。実施形態において、シグナルペプチドはIL2シグナルペプチドであってもよく
;第1のリンカーはSGGGGモチーフを含んでもよく、かつ/または5~60、好ましくは10~50、より好ましくは20~45アミノ酸で長さが変動してもよく;第2のリンカーが存在する場合、それは、5~60、好ましくは5~40、より好ましくは7~15アミノ酸で長さが変動してもよく;ストークは、少なくとも8個かつ200個以下のアミノ酸の長さであってもよく、かつ膜貫通領域は、CD34、CD45、CD28、および/またはCd8aに由来してもよい。
【0025】
別の実施形態において、本発明は、エンゲージャーおよび外因性自殺遺伝子を含む細胞を含む。
【0026】
別の実施形態において、本発明は、膜結合型CD45、CD148、および/またはCD43を発現する第1の細胞傷害性細胞であって、膜結合型CD45、CD148、および/またはCD43を発現する第2の細胞傷害性細胞との間の機能的な免疫学的シナプスの形成を予防するように処理されてもよい、第1の細胞傷害性細胞を含む。実施形態において、細胞傷害性細胞は、ナチュラルキラー細胞、T細胞、またはマクロファージであってもよい。
【0027】
別の実施形態において、本発明は、細胞傷害性細胞の結合を予防するように処理されたグラフトであって、処理がグラフトを上記のような治療剤に曝露することを含む、グラフトを含む。
【0028】
別の実施形態において、本発明は、エンゲージャーをコードするmRNAまたはDNAをそれを必要とする対象に投与し、それにより機能的な免疫学的シナプスの形成をモジュレートして炎症を制御することを含む、炎症を制御する方法を含む。実施形態において、機能的な免疫学的シナプスの形成が阻害され、それにより炎症が低減されてもよい。
【0029】
別の実施形態において、本発明は、移植に対する細胞傷害性細胞の応答を低減させるためのエンゲージャーの使用を含む。実施形態において、使用は、HLA-Iおよび/またはHLA-IIのノックアウトまたはノックダウンの非存在下で行われてもよい。実施形態において、使用は、HLA-1および/またはHLA-IIのノックアウトまたはノックダウンと組み合わせて行われてもよい。
【0030】
別の実施形態において、本発明は、表面結合型エンゲージャーおよびキメラ抗原受容体(CAR)を含む細胞を含む。実施形態において、CARは、a-CD38CAR(配列番号218)またはそれに対して少なくとも80%の同一性を有するそのバリアントを含む。実施形態において、CARは、a-CD19CAR(配列番号216)またはそれに対して少なくとも80%の同一性を有するそのバリアントを含む。
【0031】
別の実施形態において、本発明は、細胞の表面上に構成された膜貫通ドメインを含む抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャーを含む。実施形態において、本発明は、CD45、CD43またはCD148に対する膜結合型抗体、ナノボディ、または単鎖を含むエンゲージャーを含む。
【0032】
別の実施形態において、本発明は、プロモーターに作動可能に連結した抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャーをコードするDNAを含む抗CD45、抗CD148、または抗CD43エンゲージャーを作出するためのベクターまたはプラスミドを含む。実施形態において、本発明は、CD45、CD148またはCD43に対する膜結合型抗体、ナノボディ、または単鎖をコードするベクターまたはプラスミドを含む。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1A図1A~1Eは、成熟免疫シナプスに繋がる超分子活性化クラスター(SMAC)形成ステージを示すスナップショット図である。
図1B図1A~1Eは、成熟免疫シナプスに繋がる超分子活性化クラスター(SMAC)形成ステージを示すスナップショット図である。
図1C図1A~1Eは、成熟免疫シナプスに繋がる超分子活性化クラスター(SMAC)形成ステージを示すスナップショット図である。
図1D図1A~1Eは、成熟免疫シナプスに繋がる超分子活性化クラスター(SMAC)形成ステージを示すスナップショット図である。
図1E図1A~1Eは、成熟免疫シナプスに繋がる超分子活性化クラスター(SMAC)形成ステージを示すスナップショット図である。
図2A図2Aは、宿主T細胞およびグラフト細胞の間の免疫シナプスを示す図である。ドナーMHC-ペプチド複合体との宿主TCRのエンゲージメントはグラフトの殺傷に繋がる。
図2B図2Bは、宿主T細胞、およびCD45をシナプスの中央に保つ新規のエンゲージャーを発現するグラフト細胞の間の相互作用を示す図である。これはグラフトの無殺傷および機能的な免疫学的シナプスの形成の欠如に繋がる。
図2C図2Cは、宿主NK細胞およびグラフト細胞の間の免疫シナプスを示す図である。レシピエントリガンドとの宿主活性化受容体のエンゲージメントはグラフトの殺傷に繋がる。
図2D図2Dは、宿主NK細胞、およびCD45をシナプスの中央に保つ新規のエンゲージャーを発現するグラフト細胞の間の相互作用を示す図である。これはグラフトの無殺傷および機能的な免疫学的シナプスの形成の欠如に繋がる。
図3図3はプラスミドLeGO-iG2-UL11のマップである。
図4図4はプラスミドLeGO-iG2-E3.49kのマップである。
図5図5はプラスミドLeGO-iG2-A-CD45-SCのマップである。
図6図6は安定な細胞株の生成を示す図である。
図7図7は、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換された細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害を示す棒グラフである。y軸は、PBMCとインキュベートされたK562細胞における特異的溶解51Cr放出パーセントを示す。エフェクター:標的(E:T)比をバーのグループ分けの下に示す。
図8図8は、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換された細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害を示す棒グラフである。y軸は、NK92細胞とインキュベートされたK562細胞における特異的溶解51Cr放出パーセントを示し;E:T比をバーのグループ分けの下に示す。
図9図9は、PBMC細胞に曝露された場合の、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換されたK562細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害を示す線グラフである。y軸は、PBMCとインキュベートされたK562細胞における特異的溶解51Cr放出パーセントを示し;x軸はE:T比を示す。
図10図10は、NK92細胞に曝露された場合の、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換されたK562細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害を示す線グラフである。y軸は、NK92細胞とインキュベートされたK562細胞における特異的溶解51Cr放出パーセントを示し;x軸はE:T比を示す。
図11図11は、T細胞に曝露された場合の、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換されたRPMI88226細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害に関する予言的なデータを示す線グラフである。y軸は特異的溶解51Cr放出パーセントを指し;x軸はE:T比を示す。
図12図12は、CD8 T細胞に曝露された場合の、a-CD45-sc、E3.49KまたはUL11で形質転換されたCD34分化T様細胞(対照は形質転換されていない)における細胞溶解の阻害に関するデータを示す線グラフである。y軸は特異的溶解51Cr放出パーセントを指し;x軸はE:T比を示す。
図13図13はプラスミドLeGO-iG2-a-CD45-(M)-VHH1のマップである。
図14図14はプラスミドLeGO-iG2-a-CD45-(M)-VHH2のマップである。
図15図15はプラスミドLeGO-iG2-E3.49K.R1のマップである。
図16図16はプラスミドLeGO-iG2-E3.49K.R3のマップである。
図17図17はプラスミドLeGO-iG2-mVHH1-E3TMのマップである。
図18図18はプラスミドLeGO-iG2-mVHH2-E3TMのマップである。
図19図19はプラスミドLeGO-iG2-a-CD19CARのマップである。
図20図20はプラスミドLeGO-iG2-a-CD38CARのマップである。
図21図21はE3.49K(配列番号3)の図式的表現である。
図22図22はE3.49K.R1(配列番号66)の図式的表現である。
図23図23はE3.49K.R3(配列番号68)の図式的表現である。
図24図24はa-CD45-sc(配列番号5)の図式的表現である。
図25図25はm-VHH1-E3-TM(配列番号220)の図式的表現である。
図26図26はm-VHH2-E3-TM(配列番号222)の図式的表現である。
図27図27はUL11(配列番号1)の図式的表現である。
図28図28はa-CD38CAR(配列番号218)の図式的表現である。
図29図29はa-CD19CAR(配列番号216)の図式的表現である。
図30図30は、a-CD45-scを発現するNK92細胞による標的細胞の細胞溶解を示す線グラフである。
図31図31は、a-CD45-scを発現するTALL-104細胞による標的細胞の細胞溶解を示す線グラフである。
図32図32は、インビボ実験について従った実験フローチャートである。
図33図33は、PBMCおよびダラツムマブで処理された、ルシフェラーゼおよびCD45エンゲージャーを形質導入されたRPMI-8226細胞のIVIS画像のコンピレーションである。同じ用量のRPMI8226細胞が投与されるが、図34のものと比較してより高い腫瘍負荷が観察される。
図34図34は、PBMCおよびダラツムマブで処理された、ルシフェラーゼを形質導入された(但し、CD45エンゲージャーは形質導入されなかった)RPMI-8226細胞のIVIS画像のコンピレーションである。制御された最小の残留疾患が観察される。
図35図35は、PBMC曝露後のK562細胞におけるa-CD45-scの効果を示す線グラフである。図35は、CD45エンゲージャーを有するK562と比べたK562腫瘍保有マウスにおけるIVISイメージング分析を示す。描写される全てのマウスはPBMCを与えられた。各線は1匹のマウスを表す。
図36図36は、ハーセプチンで処理されたPBMC曝露後のSKOV3細胞におけるa-CD45-scの効果を示す線グラフである。図36は、CD45エンゲージャーを有するSKOV3と比べたSKOV3腫瘍保有マウスにおけるIVISイメージング分析を示す。描写される全てのマウスは、PBMCのみを与えられた対照群を除いて、PBMCおよびトラスツズマブを与えられた。各線は1匹のマウスを表す。
図37図37は、EVへのmRNAの搭載の図式的スキームである。
図38図38は、治療的EV注射後の関節炎スコアを示す線グラフである。スコアがより高いほど、それはより高い悪性度である。紅斑および腫脹のレベルの増加に基づいて0~4のスケールを使用して各肢をスコア付けした。
図39A図39Aおよび図39Bは、治療的EV注射後の関節炎モデルにおけるTNFa(pg/100μgタンパク質)およびIL1b(pg/100μgタンパク質)分泌を示す棒グラフである。
図39B図39Aおよび図39Bは、治療的EV注射後の関節炎モデルにおけるTNFa(pg/100μgタンパク質)およびIL1b(pg/100μgタンパク質)分泌を示す棒グラフである。
図40図40は、EV製造/単離および治療的EVの精製を示す図式的なフローチャートである。
図41図41は、51Cr放出アッセイにより評価された、a-CD45-scおよびa-CD38CARを共発現するNK92細胞による標的細胞(RPMI8226)の細胞溶解を示す線グラフである。
図42図42は、51Cr放出アッセイにより評価された、a-CD45-scおよびa-CD38CARを共発現するNK92細胞による標的細胞(CD38KO RPMI8226)の細胞溶解を示す線グラフである。
図43図43は、a-CD45-scおよびa-CD19CARを共発現するNK92細胞による標的細胞(RajiおよびJurkat)の脱顆粒を示す棒グラフである。
図44図44は、a-CD45-scおよびa-CD38CARを共発現するNK92との標的細胞(K562の生細胞イメージング共培養である。死細胞は明るく見える。エフェクター細胞は暗く見える。これは、図42および図43において実証されるものの顕微鏡表現である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
優先権主張および参照による組込み
本出願は、2019年12月5日に出願された米国仮特許出願第62/943,807号に対する優先権を主張し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。本明細書において参照される全ての参考文献は明示的に参照により組み込まれる。
【0035】
序論
【0036】
多能性幹細胞、例えば胚性幹細胞(ESC)の分化能力により、該細胞は、移植用の任意の細胞種の無限の供給を提供することが可能となる。ESCは、任意の損傷した組織が修復または置換を必要とするパーキンソン、糖尿病、心臓血管疾患などのための「オフザシェルフ」細胞療法を提供することが期待された。しかし、免疫拒絶はこの機会の使用を劇的に限定した。人工多能性幹細胞(iPSC)は、患者からの多能性細胞を生成し、次に要求される細胞種にそれらを分化させる解決策を提供した。iPSC生成、遺伝子修復および分化ならびに個々の患者のための治療的なおよび安全性の検証は、利便性およびコストの観点で手頃なものではない。依然として細胞療法分野の急所となっている免疫拒絶にもかかわらず、間葉幹細胞、CAR-T細胞、および成体幹細胞の形態において注目すべき進歩が為されている。同種グラフトのインビボ持続のために免疫拒絶を予防するための多数の戦略が開発されている。
【0037】
連続的なサイクロスポリンおよびシクロホスファミドでの免疫抑制は、臓器移植および自己免疫の処置における唯一のオプションであった。さらには、ドナーリンパ球注入、キメラ抗原受容体改変T細胞療法、および他の遺伝子改変細胞の注入の文脈においてドナー細胞が約2週の期間にわたり保持され得る環境を創出するためにシクロホスファミドおよ
びフルダラビン処置レジメンの使用が一時的な宿主リンパ球枯渇のために利用されている。それはまた、遺伝子療法ベクターの延長されたインビボ発現のための代替的な薬において使用される。細胞移植において、同種グラフトの宿主T細胞媒介性拒絶を予防するために、ドナー細胞HLAが、可能な宿主CD8+ T細胞(HLAクラスIノックアウト)およびCD4+ T細胞(HLAクラスIIノックアウト)媒介性免疫逃避戦略としてノックアウトされた。同時に、NK細胞媒介性細胞傷害性を予防するために非古典的HLA発現がこれらの細胞において強制された。同様に、CTLA4Igを使用して、T細胞CD28補助受容体ライゲーションおよびそのためドナー細胞に対する免疫反応が予防され、CD40 mAbを用いてAPCおよびB細胞機能が減弱された。一部の研究では、免疫反応を予防するために細胞内シグナル伝達および抗原のプロセシングに再方向付けされたウイルスタンパク質が活用された。例えば、HSVからのサイトゾルタンパク質であるICP4は、小胞体(ERへのペプチドのTAP媒介性輸送を阻害するが、HCMVタンパク質US11/2はMHC-Iの分解に繋がり、US3はERにおいてMHC-Iを保持し、US6はTAPを遮断する。
【0038】
本発明者らは、T細胞およびNK細胞の調節タンパク質との直接的な細胞外の、細胞間トランス相互作用を標的化するウイルスにより用いられる免疫逃避方法を活用することを目的とする。UL11はRL11タンパク質ファミリーのメンバーであり、CMV感染細胞の表面上に発現され、白血球上のCD45に結合する(図3、27)。タンパク質チロシンホスファターゼであるCD45は、T細胞抗原受容体(TCR)シグナル伝達における鍵となる調節因子である。CD45は、SRCファミリーキナーゼを、それらのC末端阻害性リン酸化を除去することにより活性化させる。活性化されたSRCファミリーキナーゼはCD3-TCR複合体中のITAMをリン酸化してシグナルを伝播させ、それによりT細胞を活性化させる。CD45阻害は、TCR媒介性シグナル伝達を遮断し、ヒトにおいて重症複合免疫不全症(SCID)を結果としてもたらす。UL11はCD45に結合して下流のシグナル伝達を遮断することで、T細胞の活性化および発生の両方を遮断する。
【0039】
免疫適格個体において持続性の、無症候性の感染を可能にする免疫調節機能を有するタンパク質を含むヒトアデノウイルスのE3転写単位(図4、21)。アデノウイルス(Ad)種DからのE3.49Kは独特であり、感染細胞のみに影響する他のアデノウイルス種からのE3とは異なり、非感染細胞に作用する。E3.49Kは高度にグリコシル化されたI型タンパク質であり、切断後に細胞外49kDa分子を放出する。E3.49Kは、MHC-Iを欠いた標的細胞のNK細胞媒介性溶解およびT細胞のTCR複合体媒介性活性化/発生の両方を阻害することが示されている。本発明の設計は、個々のタンパク質およびE3.49Kの細胞外49Kに連結されたUL11タンパク質とのキメラタンパク質を含む。また、CD45を標的化する第3の単鎖抗体が同じ目的のために加えられた。本発明者らはまた、単一ドメイン抗体を試験している。本発明者らは標的細胞上にこれらのタンパク質を発現させ、NKおよびT細胞媒介性溶解についてそれらを試験した。
【0040】
図1A(左側)を参照すると、非常に初期のTCR受容体活性化プロセスにおいて、CD45は、他のバルキーな分子と共に、免疫シナプスから除外される。免疫シナプスは、免疫認識/反応に関与する分子の異なるグラジエントを含むリングからなる。内側の最も中心の超分子活性化クラスター(cSMAC)は、TCR/CD3/MHCp、CD28/CD80、SRCファミリーキナーゼ、PKCθである。cSMACの外側には、LFA-1、ICAM-1、およびタリンの接着リングを含むpSMACがある。CD45、CD148およびCD43を含む糖タンパク質はこれらのリングの外側に移動される。
【0041】
CD148は、重度にグリコシル化された大きいフィブロネクチン細胞外ドメインおよび細胞内触媒ドメインを有する受容体チロシンホスファターゼである。造血系列と共に、
CD148は血管および腺管内皮細胞においても発現され、そこにおいて細胞の増殖および形質転換を負に調節する。CD148の喪失はがん細胞株において観察されており、再発現はインビトロおよびインビボの両方で腫瘍成長の抑制を結果としてもたらした。CD148は、VEGFR、EGFR、HGFRおよびFGFRを含む多数の増殖因子受容体ならびにp85、PLCγ1、およびERK1/2のような他の鍵となる下流のシグナル伝達分子を脱リン酸化する。
【0042】
CD43は、幹細胞、Tリンパ球、単球、顆粒球、NK細胞および血小板を含む造血細胞上に発現される大きい細胞外ドメインおよび小さい球状細胞内ドメインを有する高度にグリコシル化されたムチン型タンパク質である。CD43細胞外ドメインは、E-セレクチン、ガレクチン-1およびガレクチン-3、シグレック-1、M-フィコリン、インテグリン、細胞表面ヌクレオリン、ならびにICAM-1(細胞間接着分子1型)との相互作用を通じて接着を促進する。保存された細胞内ドメインは、エズリン、ラディキシンおよびモエシン(ERM)タンパク質への結合を通じた細胞骨格への接続を媒介するシグナル伝達に関与する。CD43は、SH3結合性コンセンサスに似たプロリンリッチ配列、およびCD43の核局在性を説明する核局在化シグナル(NLS)を有する。
【0043】
B細胞受容体(BCR)は、3アミノ酸の短い細胞内ドメインを有する膜結合型免疫グロブリンである。BCRは2つの同一の重鎖および2つの軽鎖から作られている。細胞外ドメインは、抗原を特異的に認識して結合する能力を有する。BCRは、鎖IgαおよびIgβを含有する2つの会合したITAMにより補償される細胞内シグナル伝達を欠いている。抗原への成功裏の結合後に、BCRはB細胞の活性化および成熟に繋がるシグナルを伝達する。クラススイッチ後に、BCRは、膜結合型から放出形態に切り替えられ、抗体と呼ばれる。
【0044】
図2Aを参照すると、図は、標的細胞溶解に繋がる本発明の非存在下でのT細胞および標的細胞の間のシナプスの形成を示す。図2Bにおいて、本発明のエンゲージャーを使用して、生理学的シナプスが予防され、溶解は起こらない。
【0045】
図2Cを参照すると、図は、標的細胞溶解に繋がる本発明の非存在下でのNK細胞および標的細胞の間のシナプスの形成を示す。図2Dにおいて、本発明のエンゲージャーを使用して、生理学的シナプスが予防され、溶解は起こらない。
【0046】
エンゲージャーを介する免疫シナプス中のCD45の強制的な保持は細胞傷害性細胞による細胞溶解を予防することを本発明の提示するデータは示すが(図7~12)、CD43およびCD148免疫シナプス保持を通じた細胞傷害性細胞の阻害もまた溶解を予防し得る。エンゲージャーは、CD45、CD43およびCD148の結合に干渉するために使用される分子であってもよい。「エンゲージャー」は、CD45、CD43、またはCD148に結合し、それにより機能的な免疫学的シナプスの形成を阻害または予防することができる分子または分子の群である。「機能的な免疫学的シナプス」は、CD45、CD148、またはCD43陽性細胞と、非自家細胞を含めてグラフト細胞との間で形成され得る免疫シナプスである。本発明者らは、単鎖、単一ドメイン、および抗体をエフェクターとして使用した。本明細書に開示される教示を使用して、当業者は他のエンゲージャーを同定することができる。
【0047】
エンゲージャーは、CD45、CD43またはCD148に結合するために十分な量で存在するべきである。下記により詳細に示されるように、外来性細胞に対するNKまたはT細胞応答をモジュレートまたはシャットダウンできることを我々は示した。ある特定の実施形態において、本明細書に開示される組成物および方法は非アゴニスト性である。
【0048】
実施形態において、本明細書に開示されるアミノ酸配列のバリアントもまた想定される。例えば、アミノ酸配列は、開示されるアミノ酸配列のうちの1つまたは複数に対して少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有してもよい。ある特定の好ましい実施形態において、例示的なアミノ酸配列は、開示されるアミノ酸配列のうちの1つまたは複数に対して少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有するアミノ酸配列であってもよい。実施形態において、バリアントアミノ酸配列は、本明細書においてそれに帰せられる機能(例えば、CD45、CD43、もしくはCD148に結合する能力および/または機能的な免疫学的シナプスの形成を予防もしくは阻害する能力および/または免疫逃避を付与する能力および/または細胞傷害性を予防する能力)を保持する。
【0049】
実施形態において、本明細書に開示される核酸配列のバリアントもまた想定される。実施形態において、核酸配列は、開示される核酸配列のうちの1つまたは複数に対して少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有してもよい。ある特定の好ましい実施形態において、例示的なアミノ酸配列は、開示される核酸配列のうちの1つまたは複数に対して少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する核酸配列であってもよい。実施形態において、バリアント核酸配列は、本明細書においてそれに帰せられる機能を保持し、かつ/または本明細書に開示されるような(バリアント)アミノ酸をコードする。
【0050】
実施形態において、エンゲージャーは、例えば、配列番号1(UL11)、3(E3.49K)、5(a-CD45-sc)、64(a-CD148-sc)、66(E3.49K.R1)、68(E3.49K.R3)、71(a-CD45(M)-VHH-1)、73(a-CD45(M)-VHH-2)、220(m-VHH1-E3-TM)、223(m-VHH2-E3-TM)、または224(a-CD43-sc)のアミノ酸配列において、1~50個のアミノ酸が欠失、置換、挿入、および/または付加され、かつCD45に結合しかつ/または機能的な免疫学的シナプスの形成を阻害もしくは予防する活性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。好ましい実施形態において、本明細書に開示されるエンゲージャーは、配列番号1、3、5、64、66、68、71、73、220、223、または224のアミノ酸配列において、例えば、1~49、1~48、1~47、1~46、1~45、1~44、1~43、1~42、1~41、1~40、1~39、1~38、1~37、1~36、1~35、1~34、1~33、1~32、1~31、1~30、1~29、1~28、1~27、1~26、1~25、1~24、1~23、1~22、1~21、1~20、1~19、1~18、1~17、1~16、1~15、1~14、1~13、1~12、1~11、1~10、1~9、1~8、1~7、1~6、1~5、1~4、1~3、1~2、または1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、および/または付加されており、かつ機能的な免疫学的シナプスの形成を阻害または予防する活性を有するアミノ酸配列からなるタンパク質配列を含む。
【0051】
本発明者らは、抗体の競合および欠失突然変異体についてのアッセイを実行してエンゲージャーの結合部位を決定する。免疫沈降を使用して相互作用性モチーフを同定する。上位の候補をさらなる実験のために収集する。
【0052】
3つ全てのCD45エンゲージャー(E3.49K、UL11およびa-CD45-sc)はCD45の全てのアイソフォームに結合し、フィブロネクチン-IIIおよびシステインリッチドメインを含む膜近位領域との相互作用を示唆する。免疫沈降研究はCD45およびE3.49K、UL11または抗CD45-scの間の物理的相互作用を明らかにし、Ab競合実験および欠失突然変異は、E3.49K、UL11およびa-CD45
-scは、全てのアイソフォームに共通のCD45の膜近位領域と主に相互作用するという概念をさらにサポートする。
【0053】
本発明はまた、CD45、CD43およびCD148に方向付けられたアプタマーの使用を想定する。アプタマーは、抗体に類似して、高い親和性で標的分子に特異的に結合することができる核酸またはタンパク質または他の性質の短鎖である。これらのアプタマーは、小イオン、分子、細胞、組織、または臓器を標的化する能力を有する。本出願は、標的分子CD45および/またはCD148および/またはCD43に特異的に結合することができる核酸、タンパク質または他の分子のいずれから構成されるものであれ、アプタマーをカバーする。これらのアプタマーは、天然に存在するもの、またはデノボで合成されたものであってもよい。Colas P, Cohen B, Jessen T, Grishina I, McCoy J, Brent R. Genetic selection of peptide aptamers that recognize and inhibit cyclin-dependent kinase 2. Nature. 1996;380(6574):548-50;およびZhang
Y, Lai BS, Juhas M. Recent Advances in Aptamer Discovery and Applications. Molecules. 2019;24(5)。
【0054】
本明細書に記載の戦略は、HLA-IおよびHLA-IIノックアウトまたはノックダウン戦略の非存在下で利用され得る。しかしながら、CD45/CD148/CD43エンゲージャーと共にHLAクラス-I(例えばB2M)および/またはHLAクラスII(例えばCIITA)の組合せが宿主細胞傷害性の相乗的な抑止に繋がり得ることもまた想定される。
【0055】
好適な幹細胞としては、非限定的に、胚性幹細胞、ES様幹細胞、胎性幹細胞、成体幹細胞、多能性幹細胞、人工多能性幹細胞、複能性(multipotent)幹細胞、寡能性(oligopotent)幹細胞、単能性幹細胞およびその他が挙げられる。
【実施例
【0056】
実施例1. UL11およびE3.49Kを用いたモジュレーション
【0057】
本発明者らは最初に、UL11およびE3.49Kを使用して免疫シナプスにおけるCD45含有をモジュレートし得ることを示すことに着手した。
【0058】
材料および方法
【0059】
uniprotからダウンロードしたHCMV-M(Merlin株;HHV5)タンパク質UL11配列を組み込んだベクターを作出した。UL11配列を配列番号1として下記に示す。
【0060】
UL11 https://www.uniprot.org/uniprot/Q6SWB9
>sp|Q6SWB9|UL11P HCMVMタンパク質UL11 OS=ヒトサイトメガロウイルス(Merlin株) OX=295027 GN=UL11 PE=1 SV=1
MLFRYITFHREKVLYLTAACIFGVYISLHDACIPVVGKIGTNVTLNAVDVLPPRDQVRWSYGPGGQGYMLCIFTGTSTTTFNNTRFNFSCLSNYSLLLINVTTQYSTTYRTMTSLDHWLHQRHNHGSRWTLDTCYNLTVNENGTFPTTTTKKPTTTTRTT
TTTTQRTTTTRTTTTAKKTTISTTHHKHPSPKKSTTPNSHVEHHVGFEATAAETPLQPSPQHQHLATHALWVLAVVIVIIIIIIFYFRIPQKLWLLWQHDKHGIVLIPQTDL(配列番号1)
【0061】
ヒト細胞発現のためのコドン最適化を、CLC Workbench 8を使用して実行した。遺伝子はGeneArt Thermofischer Scientificにより合成された。遺伝子をLeGO-iG2-IRES-GFPプラスミド中にクローニングし、レンチウイルス粒子を生成させた。ウイルス粒子を用いてK562およびRPMI82261細胞への形質導入を行い、該細胞を、10%FBSを補充したRPMI 1640培地中で生育した。形質導入された細胞を拡大増殖し、GFP発現について選別した。選別された細胞を拡大増殖し、殺傷アッセイおよび脱顆粒アッセイを行った。これをUL11およびE3.49Kについて行ってプラスミドLeGO-iG2-UL11(図3)、LeGO-iG2-E3.49k(図4)およびLeGO-iG2-a-CD45-sc(図5)を生成した。これらのプラスミドに挿入された遺伝子の配列を下記に示す。
【0062】
ヒト細胞発現のために最適化されたUL11-コドン。
【0063】
下記の配列番号2は、ヒト細胞のためにコドン最適化されたUL11である。
【0064】
ATGTTGTTCAGGTACATCACTTTCCATAGAGAGAAGGTGCTATACCTGACCGCCGCCTGCATATTCGGGGTGTATATCTCCCTGCACGACGCGTGTATCCCCGTGGTAGGCAAAATTGGTACGAACGTTACCCTGAATGCGGTGGACGTGCTCCCCCCTCGTGACCAAGTGCGGTGGAGCTATGGGCCGGGCGGGCAGGGATATATGCTCTGCATCTTTACTGGCACATCAACCACTACTTTCAATAATACCCGCTTCAATTTCAGCTGCCTGAGCAATTATTCTCTCCTGTTGATTAATGTGACCACCCAATACTCAACAACTTATAGAACAATGACCTCTCTGGACCACTGGCTGCATCAGAGGCATAACCACGGGAGTCGCTGGACACTGGACACTTGTTACAATCTAACCGTTAACGAAAATGGCACTTTCCCTACAACCACCACAAAGAAACCCACTACTACAACACGAACTACCACAACTACTACGCAGCGAACTACCACTACCCGGACCACCACCACAGCTAAGAAGACAACAATAAGCACTACTCACCACAAGCACCCTAGCCCAAAGAAAAGCACTACTCCTAACTCACATGTTGAGCATCATGTGGGTTTTGAAGCTACGGCCGCAGAGACACCCCTGCAACCCTCTCCGCAGCATCAGCACCTCGCTACCCACGCCCTTTGGGTTCTTGCAGTTGTGATCGTCATCATTATCATAATCATTTTTTATTTTAGGATTCCTCAGAAGCTGTGGTTGCTTTGGCAGCACGACAAGCATGGCATTGTGCTTATTCCTCAAACGGACCTGGTAA(配列番号2)
【0065】
ヒトアデノウイルスD血清型17タンパク質E3.49Kをuniprotからダウンロードした。https://www.uniprot.org/uniprot/Q77N38。E3.49K配列を配列番号3として下記に示す。
【0066】
E3.49K
>tr|Q77N38|Q77N38 9ADEN 48.9kDa OS=ヒトアデノウイルスD37 OX=52275 GN=E3 PE=4 SV=1

MNTVIRIVLLSLLVAFSQAGFHTINATWWANITLVGPPDTPVTWYDTQGLWFCNGSRVKNPQIRHTCNDQNLTLIHVNKTYERTYMGYNRQGTKKEDYKVVVIPPPPATVKPQPEPEYVFVYMGENKTLEGPPGTPVTWFNQDGKKFCEGEKVLHPEFNHTCDKQNLILLFVNFTHDGAYLGYNHQGTQRTHYEVTVLDLFPDSGQMKIENHSEETEQKNDEHHNWQKQGGQKQGGQKTNQTKVNDRRKTAQKRPSKLKPATIEAMLVTVTAGSNLTLVGPKAEGKVTWFDGDLKRPCEPNYRLRHECNNQNLTLINVTKDYEGTYYGTNDKDEGKRYRVKVNTTNSQSVKIQPYTRQTTPDQEHKFELQFETNGNYDSKIPSTTVAIVVGVIAGFITLIIVFICYICCRKRPRAYNHMVDPLLSFSY(配列番号3)
【0067】
ヒト細胞発現のために最適化されたE3.49Kコドン
【0068】
配列番号4
【0069】
ATGAACACGGTGATCCGCATAGTCCTTCTGTCTCTGCTGGTGGCTTTCTCCCAGGCCGGCTTCCACACAATTAATGCCACCTGGTGGGCTAACATTACTCTCGTAGGCCCCCCGGATACCCCCGTGACTTGGTACGACACTCAGGGTCTGTGGTTCTGTAACGGGAGTCGAGTGAAAAATCCTCAAATTCGCCATACCTGTAACGACCAAAATCTGACCTTGATCCACGTGAACAAGACATACGAGCGTACATATATGGGCTACAATAGGCAGGGTACAAAGAAAGAGGACTATAAAGTGGTAGTGATTCCGCCTCCCCCCGCAACAGTCAAGCCCCAACCAGAGCCTGAGTATGTCTTCGTGTATATGGGCGAGAACAAGACCCTGGAAGGACCTCCAGGAACACCCGTTACCTGGTTTAACCAGGATGGAAAGAAGTTTTGCGAAGGGGAGAAAGTGCTTCACCCCGAGTTCAATCATACCTGCGACAAGCAGAACCTGATCCTGCTTTTTGTGAATTTCACCCATGACGGTGCGTACCTCGGTTATAACCATCAAGGCACCCAGCGGACCCATTATGAGGTTACTGTCCTCGATCTCTTCCCCGACAGTGGTCAGATGAAAATCGAAAACCATAGTGAGGAAACTGAGCAGAAAAATGACGAGCATCACAACTGGCAGAAACAAGGCGGACAAAAGCAGGGCGGCCAGAAGACAAATCAGACAAAAGTCAATGATCGACGCAAAACCGCCCAGAAACGTCCTAGCAAACTAAAGCCAGCAACTATTGAGGCAATGCTGGTGACAGTAACTGCTGGAAGTAACCTGACCCTCGTGGGGCCCAAGGCGGAGGGGAAAGTAACCTGGTTCGACGGCGATCTAAAACGCCCCTGTGAACCAAACTACAGACTTAGACACGAATGCAACAACCAGAACCTGACTCTGATTAACGTGACCAAGGACTACGAAGGAACATACTACGGGACGAATGATAAGGATGAGGGAAAACGGTACCGGGTTAAGGTTAACACCACAAACTCCCAGAGTGTCAAAATTCAGCCTTACACCAGGCAGACTACTCCTGACCAGGAACACAAATTCGAATTACAGTTTGAGACTAACGGTAACTATGACTCCAAGATTCCATCTACAACGGTCGCGATCGTAGTGGGCGTGATTGCAGGCTTCATCACATTGATCATCGTGTTCATCTGCTATATCTGCTGTAGGAAGCGCCCTCGGGCGTACAACCACATGGTGGACCCTCTGTTGAGTTTCTCATATTAA(配列番号4)
【0070】
実施例2:CD45を認識する単鎖(a-CD45-sc)の生成
【0071】
実施例1に示される方法を使用して、下記に示されるようにCD45を認識する単鎖を設計して、図5および図24に示されるプラスミドLeGO-iG2-a-CD45-scを得た。Lin Y, Pagel JM, Axworthy D, Pantelias A, Hedin N, Press OW. A genetically engineered anti-CD45 single-chain antibody-streptavidin fusion protein for pretargeted radioimmunotherapy of hematologic
malignancies. Cancer Res. 2006;66(7):3884-92。好ましい実施形態において、図7~12に示されるようにエンゲージャーは標的細胞表面上に実際に存在する。
【0072】
a-CD45-sc(配列番号5)は、リンカー領域を通じて接合されたストークおよび膜貫通領域を有する抗CD45抗体用のタンパク質である。配列番号6は同じ分子のDNA配列である。下記の配列において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34膜貫通領域である。
myrmqllscialslalvtnsqvqlvesggglvqpggslklscaasgfdfsrywmswvrqapgkglewigeinptsstinftpslkdkvfisrdnakntlylqmskvrsedtalyycargnyyrygdamdywgqgtsvtvskiSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASKSVSTSGYSYLHWYQQKPGQPPKLLIYLASNLESGVPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYCQHSRELPFTFGSGTKLEIKSSGSGSPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号5)
【0073】
最初に単鎖(SC)ストークおよびCD34膜貫通領域と共にIL-2シグナルペプチド、VH、リンカー、VL、およびリンカーを使用してcDNAを生成した。下記の配列番号6はプラスミドLeGO-iG2-a-CD45-scをコードする。
【0074】
下記の配列において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34膜貫通領域である。
【0075】
atgtacaggatgcaactcctgtcttgcattgcactaagtcttgcacttgtcacaaacagtcaggttcagctggtggaatcaggaggtggcctggtgcagcctggaggatccctgaaactctcctgtgcagcctcaggattcgatttcagtagatactggatgagttgggtccggcaggctccagggaaagggctagaatggattggagagattaatccaactagcagtacgataaactttacgccatctctaaaggataaagtcttcatctccagagacaacgccaaaaatacgctgtacctgcaaatgagcaaagtgagatccgaggacacagccctttattactgtgcaagagggaactactataggtacggagatgctatggactactggggtcaag
gaacctcagtcaccgtgagcaagatcTCTGGTGGCGGTGGCTCGGGCGGTGGTGGGTCGGGTGGCGGCGGCTCGGGTGGTGGTGGGTCGGGCGGCGGCGGCTCGAGCGACATCGTGCTGACCCAGTCTCCTGCTTCCTTAGCTGTATCTCTGGGACAGAGGGCCACCATCTCATGCAGGGCCAGCAAAAGTGTCAGTACATCTGGCTATAGTTATCTGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCCTCATCTATCTTGCATCCAACCTAGAATCTGGGGTCCCTGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACCCTCAACATCCATCCTGTGGAGGAGGAGGATGCTGCAACCTATTACTGTCAGCACAGTAGGGAGCTTCCATTCACGTTCGGCTCGGGGACAAAGTTGGAAATAAAGAGCTCTGGCTCTGGTTCGCCCACCACGACGCCAGCGCCGCGACCACCAACACCGGCGCCCACCATCGCGTCGCAGCCCCTGTCCCTGCGCCCAGAGGCGTGCCGGCCAGCGGCGGGGGGCGCAGTGCACACGAGGGGGCTGGACTTCGCCCCTAGGAAAATTGAAGTTATGTATCCTCCTCCTTACCTAGACAATGAGAAGAGCAATGGAACCATTATCCATGTGAAAGGGAAACACCTTTGTCCAAGTCCCCTATTTCCCGGACCTTCTAAGCCCACCCTGATTGCACTGGTCACCTCGGGAGCCCTGCTGGCTGTCTTGGGCATCACTGGCTATTTCCTGTAA(配列番号6)
【0076】
CD45単鎖の生成
単鎖抗体は、リンカーにより接合された軽鎖および重鎖の融合タンパク質である。CD45単鎖タンパク質翻訳を下記の配列番号7に示す。重鎖を小文字で示し、軽鎖を大文字で示す。リンカーは下線を引いた大文字である。
【0077】
下記の配列において、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖である。

qvqlvesggglvqpggslklscaasgfxfsrywmsxvrqapgkglewigeinptsstinxtpslkdkvfisrdnakntlylqmskvrsedtaxyycargnyyrygdamdywgqgtsvtvskiSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASKSVSTSGYSYLHWYQQKPGQPPKLLIYLASNLESGVPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYCQHSRELPFTXGSGTKLEIKSSGSGS(配列番号7)
【0078】
重鎖は配列番号8によりコードされる。
QVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFXFSRYWMSXVRQAPGKGLEWIGEINPTSSTINXTPSLKDKVFISRDNAKNTLYLQMSKVRSEDTAXYYCARGNYYRYGDAMDYWGQGTSVTVSKI(配列番号8)
【0079】
軽鎖は配列番号9によりコードされる。
DIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASKSVSTSGYSYLHWYQQKPGQPPKLLIYLASNLESGVPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYCQHSRELPFTXGSGTKLEIK(配列番号9)
【0080】
ストーク
【0081】
ストークは、単鎖および細胞の外膜の間の構造ドメインである。これ、またはその部分は、ヒンジまたはスペーサーと称されることがある。ストークは、細胞膜の外側の所望の位置に抗体領域を配置するために役立つ。ストークは好ましくは8~200アミノ酸の全長である。ストークは細胞膜表面から突出する必要があるが、フォールディングする程度まで長くあるべきではない。このストークは単鎖抗体に融合しており、それを膜貫通ドメインに結合させる。この事例において、本発明者らはストークのためにCD8a/CD28細胞外ドメイン融合構築物を利用した。
【0082】
ストーク領域を含むCD8a/CD28細胞外ドメイン融合構築物は5’3’フレーム1配列番号10によりコードされる。
cccaccacgacgccagcgccgcgaccaccaacaccggcgcccaccatcgcgtcgcagcccctgtccctgcgcccagaggcgtgccggccagcggcggggggcgcagtgcacacgagggggctggacttcgcccctaggaaaattgaagttatgtatcctcctccttacctagacaatgagaagagcaatggaaccattatccatgtgaaagggaaacacctttgtccaagtcccctatttcccggaccttctaagccc(配列番号10)
【0083】
配列番号10は下記の配列番号11のタンパク質をコードする。
PTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNE KSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKP(配列番号11)
【0084】
ストークは、下記の配列番号12において下線を引いた、以下の下線を引いたホモサピエンスCD8a配列をそのCD8a領域の部分として含んだ。
>sp|P01732|CD8A_ヒトT細胞表面糖タンパク質CD8アルファ鎖 OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=CD8A PE=1 SV=1
MALPVTALLLPLALLLHAARPSQFRVSPLDRTWNLGETVELKCQVLLSNPTSGCSWLFQPRGAAASPTFLLYLSQNKPKAAEGLDTQRFSGKRLGDTFVLTLSDFRRENEGYYFCSALSNSIMYFSHFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNRRRVCKCPRPVVKSGDKPSLSARYV(配列番号12)
【0085】
上記の下線を引いたストーク領域を配列番号13として下記に示す:
PTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFA(配列番号13)
【0086】
CD8a
【0087】
CD8aヌクレオチド配列を配列番号14として下記に示す。下線を引いた領域はストークをコードする。
ヌクレオチド配列(708nt):
ATGGCCTTACCAGTGACCGCCTTGCTCCTGCCGCTGGCCTTGCTGCTCCACGCCGCCAGGCCGAGCCAGTTCCGGGTGTCGCCGCTGGATCGGACCTGGAACCTGGGCGAGACAGTGGAGCTGAAGTGCCAGGTGCTGCTGTCCAACCCGACGTCGGGCTGCTCGTGGCTCTTCCAGCCGCGCGGCGCCGCCGCCAGTCCCACCTTCCTCCTATACCTCTCCCAAAACAAGCCCAAGGCG
GCCGAGGGGCTGGACACCCAGCGGTTCTCGGGCAAGAGGTTGGGGGACACCTTCGTCCTCACCCTGAGCGACTTCCGCCGAGAGAACGAGGGCTACTATTTCTGCTCGGCCCTGAGCAACTCCATCATGTACTTCAGCCACTTCGTGCCGGTCTTCCTGCCAGCGAAGCCCACCACGACGCCAGCGCCGCGACCACCAACACCGGCGCCCACCATCGCGTCGCAGCCCCTGTCCCTGCGCCCAGAGGCGTGCCGGCCAGCGGCGGGGGGCGCAGTGCACACGAGGGGGCTGGACTTCGCCTGTGATATCTACATCTGGGCGCCCTTGGCCGGGACTTGTGGGGTCCTTCTCCTGTCACTGGTTATCACCCTTTACTGCAACCACAGGAACCGAAGACGTGTTTGCAAATGTCCCCGGCCTGTGGTCAAATCGGGAGACAAGCCCAGCCTTTCGGCGAGATACGTCTAA(配列番号14)
【0088】
CD8aストークは、下記に示される配列番号15のポリヌクレオチドによりコードされる:
CCCACCACGACGCCAGCGCCGCGACCACCAACACCGGCGCCCACCATCGCGTCGCAGCCCCTGTCCCTGCGCCCAGAGGCGTGCCGGCCAGCGGCGGGGGGCGCAGTGCACACGAGGGGGCTGGACTTCGCC(配列番号15)
【0089】
CD8a翻訳(235aa):
MALPVTALLLPLALLLHAARPSQFRVSPLDRTWNLGETVELKCQVLLSNPTSGCSWLFQPRGAAASPTFLLYLSQNKPKAAEGLDTQRFSGKRLGDTFVLTLSDFRRENEGYYFCSALSNSIMYFSHFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNRRRVCKCPRPVVKSGDKPSLSARYV(配列番号16)
【0090】
本発明者らは、配列番号16の下線を引いた部分をストークとしておよび配列番号17に示される膜貫通を使用した。
PTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYC(配列番号17)
【0091】
本発明者らは、ストーク/ヒンジをさらに完成させるためにCD28からの下線を引いた配列を使用した。CD28タンパク質は下記の配列番号18によりコードされる:

>sp|P10747|CD28_ヒトT細胞特異的表面糖タンパク質CD28 OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=CD28 PE=1 SV=1
MLRLLLALNLFPSIQVTGNKILVKQSPMLVAYDNAVNLSCKYSYNLFSREFRASLHKGLDSAVEVCVVYGNYSQQLQVYSKTGFNCDGKLGNESVTFYLQNLYVNQTDIYFCKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPFWVLVVVGGVLACYSLLVTVAFIIFWVRSKRSRLLHSDYMNMTPRRPGPTRKHYQPYAPPRDFAAYRS(配列番号18)
【0092】
CD28ヌクレオチド配列のcDNAを配列番号19として下記に示す:
ATGCTCAGGCTGCTCTTGGCTCTCAACTTATTCCCTTCAATTCAAGTAACAGGAAACAAGATTTTGGTGAAGCAGTCGCCCATGCTTGTAGCGTACGACAATGCGGTCAACCTTAGCTGC
AAGTATTCCTACAATCTCTTCTCAAGGGAGTTCCGGGCATCCCTTCACAAAGGACTGGATAGTGCTGTGGAAGTCTGTGTTGTATATGGGAATTACTCCCAGCAGCTTCAGGTTTACTCAAAAACGGGGTTCAACTGTGATGGGAAATTGGGCAATGAATCAGTGACATTCTACCTCCAGAATTTGTATGTTAACCAAACAGATATTTACTTCTGCAAAATTGAAGTTATGTATCCTCCTCCTTACCTAGACAATGAGAAGAGCAATGGAACCATTATCCATGTGAAAGGGAAACACCTTTGTCCAAGTCCCCTATTTCCCGGACCTTCTAAGCCCTTTTGGGTGCTGGTGGTGGTTGGTGGAGTCCTGGCTTGCTATAGCTTGCTAGTAACAGTGGCCTTTATTATTTTCTGGGTGAGGAGTAAGAGGAGCAGGCTCCTGCACAGTGACTACATGAACATGACTCCCCGCCGCCCCGGGCCCACCCGCAAGCATTACCAGCCCTATGCCCCACCACGCGACTTCGCAGCCTATCGCTCCTGA(配列番号19)
【0093】
最終構築物において配列番号19の下線を引いた部分を配列番号20として下記に示し、これはストークの部分として役立つ。
KIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKP(配列番号20)
【0094】
膜貫通領域
【0095】
膜貫通領域は、ストーク/タンパク質を細胞にアンカリングするために役立つ。膜貫通領域はCD34 FASTAから取り、そのタンパク質配列を配列番号21として下記に示す。
【0096】
>sp|P28906|CD34_ヒト造血前駆細胞抗原CD34 OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=CD34 PE=1 SV=2 385AA
MLVRRGARAGPRMPRGWTALCLLSLLPSGFMSLDNNGTATPELPTQGTFSNVSTNVSYQETTTPSTLGSTSLHPVSQHGNEATTNITETTVKFTSTSVITSVYGNTNSSVQSQTSVISTVFTTPANVSTPETTLKPSLSPGNVSDLSTTSTSLATSPTKPYTSSSPILSDIKAEIKCSGIREVKLTQGICLEQNKTSSCAEFKKDRGEGLARVLCGEEQADADAGAQVCSLLLAQSEVRPQCLLLVLANRTEISSKLQLMKKHQSDLKKLGILDFTEQDVASHQSYSQKTLIALVTSGALLAVLGITGYFLMNRRSWSPTGERLGEDPYYTENGGGQGYSSGPGTSPEAQGKASVNRGAQENGTGQATSRNGHSARQHVVADTEL(配列番号21)
【0097】
本発明者らは、配列番号20の下線を引いた部分から取った以下の配列を膜貫通として使用した。LIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号22)。
【0098】
配列番号21のタンパク質は下記の配列番号23のcDNAによりコードされる。
ATGCTGGTCCGCAGGGGCGCGCGCGCAGGGCCCAGGATGCCGCGGGGCTGGACCGCGCTTTGCTTGCTGAGTTTGCTGCCTTCTGGGTTCATGAGTCTTGACAACAACGGTACTGCTACCCCAGAGTTACCTACCCAGGGAACATTTTCAAATGTTTCTACAAATGTATCCTACCAAGAAACTACAACACCTAGTACCCTTGGAAGTACCAGCCTGCACCCTGTGTCTCAACATGGCAAT
GAGGCCACAACAAACATCACAGAAACGACAGTCAAATTCACATCTACCTCTGTGATAACCTCAGTTTATGGAAACACAAACTCTTCTGTCCAGTCACAGACCTCTGTAATCAGCACAGTGTTCACCACCCCAGCCAACGTTTCAACTCCAGAGACAACCTTGAAGCCTAGCCTGTCACCTGGAAATGTTTCAGACCTTTCAACCACTAGCACTAGCCTTGCAACATCTCCCACTAAACCCTATACATCATCTTCTCCTATCCTAAGTGACATCAAGGCAGAAATCAAATGTTCAGGCATCAGAGAAGTGAAATTGACTCAGGGCATCTGCCTGGAGCAAAATAAGACCTCCAGCTGTGCGGAGTTTAAGAAGGACAGGGGAGAGGGCCTGGCCCGAGTGCTGTGTGGGGAGGAGCAGGCTGATGCTGATGCTGGGGCCCAGGTATGCTCCCTGCTCCTTGCCCAGTCTGAGGTGAGGCCTCAGTGTCTACTGCTGGTCTTGGCCAACAGAACAGAAATTTCCAGCAAACTCCAACTTATGAAAAAGCACCAATCTGACCTGAAAAAGCTGGGGATCCTAGATTTCACTGAGCAAGATGTTGCAAGCCACCAGAGCTATTCCCAAAAGACCCTGATTGCACTGGTCACCTCGGGAGCCCTGCTGGCTGTCTTGGGCATCACTGGCTATTTCCTGATGAATCGCCGCAGCTGGAGCCCCACAGGAGAAAGGCTGGGCGAAGACCCTTATTACACGGAAAACGGTGGAGGCCAGGGCTATAGCTCAGGACCTGGGACCTCCCCTGAGGCTCAGGGAAAGGCCAGTGTGAACCGAGGGGCTCAGGAAAACGGGACCGGCCAGGCCACCTCCAGAAACGGCCATTCAGCAAGACAACACGTGGTGGCTGATACCGAATTGTGA(配列番号23)
【0099】
配列番号22の膜貫通タンパク質のcDNAは配列番号23の下線を引いた領域から取られ、これを配列番号24として下記に示す。
【0100】
ACCCTGATTGCACTGGTCACCTCGGGAGCCCTGCTGGCTGTCTTGGGCATCACTGGCTATTTCCTG(配列番号24)
【0101】
CD34の膜貫通ドメインのように、他のタンパク質(膜結合型)からの膜貫通領域も利用することができる。膜貫通ドメインの使用に関して制限はないと思われる。膜貫通ドメインを有する他のタンパク質の一般的に使用される例としては、CD45、CD28およびCD8aが挙げられるがこれらに限定されず、これらは下記に与えられる。
【0102】
CD45
【0103】
CD45の膜貫通領域は、下記の配列番号25のタンパク質において下線を引いている。>sp|P08575|PTPRC_ヒト受容体型チロシン-プロテインホスファターゼC OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=PTPRC PE=1 SV=3MTMYLWLKLLAFGFAFLDTEVFVTGQSPTPSPTGLTTAKMPSVPLSSDPLPTHTTAFSPA
STFERENDFSETTTSLSPDNTSTQVSPDSLDNASAFNTTGVSSVQTPHLPTHADSQTPSA
GTDTQTFSGSAANAKLNPTPGSNAISDVPGERSTASTFPTDPVSPLTTTLSLAHHSSAAL
PARTSNTTITANTSDAYLNASETTTLSPSGSAVISTTTIATTPSKPTCDEKYANITVDYL
YNKETKLFTAKLNVNENVECGNNTCTNNEVHNLTECKNASVSISHNSCTAPDKTLILDVP
PGVEKFQLHDCTQVEKADTTICLKWKNIETFTCDTQNITYRFQCGNMIFDNKEIKLENLE
PEHEYKCDSEILYNNHKFTNASKIIKTDFGSPGEPQIIFCRSEAAHQGVITWNPPQRSFH
NFTLCYIKETEKDCLNLDKNLIKYDLQNLKPYTKYVLSLHAYIIAKVQRNGSAAMCHFTT
KSAPPSQVWNMTVSMTSDNSMHVKCRPPRDRNGPHERYHLEVEAGNTLVRNESHKNCDFR
VKDLQYSTDYTFKAYFHNGDYPGEPFILHHSTSYNSKALIAFLAFLIIVTSIALLVVLYK
IYDLHKKRSCNLDEQQELVERDDEKQLMNVEPIHADILLETYKRKIADEGRLFLAEFQSI
PRVFSKFPIKEARKPFNQNKNRYVDILPYDYNRVELSEINGDAGSNYINASYIDGFKEPR
KYIAAQGPRDETVDDFWRMIWEQKATVIVMVTRCEEGNRNKCAEYWPSMEEGTRAFGDVV
VKINQHKRCPDYIIQKLNIVNKKEKATGREVTHIQFTSWPDHGVPEDPHLLLKLRRRVNA
FSNFFSGPIVVHCSAGVGRTGTYIGIDAMLEGLEAENKVDVYGYVVKLRRQRCLMVQVEA
QYILIHQALVEYNQFGETEVNLSELHPYLHNMKKRDPPSEPSPLEAEFQRLPSYRSWRTQ
HIGNQEENKSKNRNSNVIPYDYNRVPLKHELEMSKESEHDSDESSDDDSDSEEPSKYINA
SFIMSYWKPEVMIAAQGPLKETIGDFWQMIFQRKVKVIVMLTELKHGDQEICAQYWGEGK
QTYGDIEVDLKDTDKSSTYTLRVFELRHSKRKDSRTVYQYQYTNWSVEQLPAEPKELISM
IQVVKQKLPQKNSSEGNKHHKSTPLLIHCRDGSQQTGIFCALLNLLESAETEEVVDIFQV
VKALRKARPGMVSTFEQYQFLYDVIASTYPAQNGQVKKNNHQEDKIEFDNEVDKVKQDAN
CVNPLGAPEKLPEAKEQAEGSEPTSGTEGPEHSVNGPASPALNQGS(配列番号25)
【0104】
CD45膜貫通ドメイン
【0105】
>sp|P08575|578~598
【0106】
ALIAFLAFLIIVTSIALLVVL(配列番号26)
【0107】
CD45 DNA配列ATGACCATGTATTTGTGGCTTAAACTCTTGGCATTTGGCTTTGCCTTTCTGGACACAGAAGTATTTGTGACAGGGCAAAGCCCAACACCTTCCCCCACTGGATTGACTACAGCAAAGATGCCCAGTGTTCCACTTTCAAGTGACCCCTTACCTACTCACACCACTGCATTCTCACCCGCAAGCACCTTTGAAAGAGAAAATGACTTCTCAGAGACCACAACTTCTCTTAG
TCCAGACAATACTTCCACCCAAGTATCCCCGGACTCTTTGGATAATGCTAGTGCTTTTAATACCACAGGTGTTTCATCAGTACAGACGCCTCACCTTCCCACGCACGCAGACTCGCAGACGCCCTCTGCTGGAACTGACACGCAGACATTCAGCGGCTCCGCCGCCAATGCAAAACTCAACCCTACCCCAGGCAGCAATGCTATCTCAGATGTCCCAGGAGAGAGGAGTACAGCCAGCACCTTTCCTACAGACCCAGTTTCCCCATTGACAACCACCCTCAGCCTTGCACACCACAGCTCTGCTGCCTTACCTGCACGCACCTCCAACACCACCATCACAGCGAACACCTCAGATGCCTACCTTAATGCCTCTGAAACAACCACTCTGAGCCCTTCTGGAAGCGCTGTCATTTCAACCACAACAATAGCTACTACTCCATCTAAGCCAACATGTGATGAAAAATATGCAAACATCACTGTGGATTACTTATATAACAAGGAAACTAAATTATTTACAGCAAAGCTAAATGTTAATGAGAATGTGGAATGTGGAAACAATACTTGCACAAACAATGAGGTGCATAACCTTACAGAATGTAAAAATGCGTCTGTTTCCATATCTCATAATTCATGTACTGCTCCTGATAAGACATTAATATTAGATGTGCCACCAGGGGTTGAAAAGTTTCAGTTACATGATTGTACACAAGTTGAAAAAGCAGATACTACTATTTGTTTAAAATGGAAAAATATTGAAACCTTTACTTGTGATACACAGAATATTACCTACAGATTTCAGTGTGGTAATATGATATTTGATAATAAAGAAATTAAATTAGAAAACCTTGAACCCGAACATGAGTATAAGTGTGACTCAGAAATACTCTATAATAACCACAAGTTTACTAACGCAAGTAAAATTATTAAAACAGATTTTGGGAGTCCAGGAGAGCCTCAGATTATTTTTTGTAGAAGTGAAGCTGCACATCAAGGAGTAATTACCTGGAATCCCCCTCAAAGATCATTTCATAATTTTACCCTCTGTTATATAAAAGAGACAGAAAAAGATTGCCTCAATCTGGATAAAAACCTGATCAAATATGATTTGCAAAATTTAAAACCTTATACGAAATATGTTTTATCATTACATGCCTACATCATTGCAAAAGTGCAACGTAATGGAAGTGCTGCAATGTGTCATTTCACAACTAAAAGTGCTCCTCCAAGCCAGGTCTGGAACATGACTGTCTCCATGACATCAGATAATAGTATGCATGTCAAGTGTAGGCCTCCCAGGGACCGTAATGGCCCCCATGAACGTTACCATTTGGAAGTTGAAGCTGGAAATACTCTGGTTAGAAATGAGTCGCATAAGAATTGCGATTTCCGTGTAAAAGATCTTCAATATTCAACAGACTACACTTTTAAGGCCTATTTTCACAATGGAGACTATCCTGGAGAACCCTTTATTTTACATCATTCAACATCTTATAATTCTAAGGCACTGATAGCATTTCTGGCATTTCTGATTATTGTGACATCAATAGCCCTGCTTGTTGTTCTCTACAAAATCTATGATCTACATAAGAAAAGATCCTGCAATTTAGATGAACAGCAGGAGCTTGTTGAAAGGGATGATGAAAAACAACTGATGAATGTGGAGCCAATCCATGCAGATATTTTGTTGGAAACTTATAAGAGGAAGATTGCTGATGAAGGAAGACTTTTTCTGGCTGAATTTCAGAGCATCCCGCGGGTGTTCAGCAAGTTTCCTATAAAGGAAGCTCGAAAGCCCTTTAACCAGAATAAAAACCGTTATGTTGACATTCTTCCTTATGATTATAACCGTGTTGAACTCTCTGAGATAAACGGAGATGCAGGGTCAAACTACATAAATGCCAGCTATATTGATGGTTTCAAAGAACCCAGGAAATACATTGCTGCACAAGGTCCCAGGGATGAAACTGTTGATGATTTCTGGAGGATGATTTGGGAACAGA
AAGCCACAGTTATTGTCATGGTCACTCGATGTGAAGAAGGAAACAGGAACAAGTGTGCAGAATACTGGCCGTCAATGGAAGAGGGCACTCGGGCTTTTGGAGATGTTGTTGTAAAGATCAACCAGCACAAAAGATGTCCAGATTACATCATTCAGAAATTGAACATTGTAAATAAAAAAGAAAAAGCAACTGGAAGAGAGGTGACTCACATTCAGTTCACCAGCTGGCCAGACCACGGGGTGCCTGAGGATCCTCACTTGCTCCTCAAACTGAGAAGGAGAGTGAATGCCTTCAGCAATTTCTTCAGTGGTCCCATTGTGGTGCACTGCAGTGCTGGTGTTGGGCGCACAGGAACCTATATCGGAATTGATGCCATGCTAGAAGGCCTGGAAGCCGAGAACAAAGTGGATGTTTATGGTTATGTTGTCAAGCTAAGGCGACAGAGATGCCTGATGGTTCAAGTAGAGGCCCAGTACATCTTGATCCATCAGGCTTTGGTGGAATACAATCAGTTTGGAGAAACAGAAGTGAATTTGTCTGAATTACATCCATATCTACATAACATGAAGAAAAGGGATCCACCCAGTGAGCCGTCTCCACTAGAGGCTGAATTCCAGAGACTTCCTTCATATAGGAGCTGGAGGACACAGCACATTGGAAATCAAGAAGAAAATAAAAGTAAAAACAGGAATTCTAATGTCATCCCATATGACTATAACAGAGTGCCACTTAAACATGAGCTGGAAATGAGTAAAGAGAGTGAGCATGATTCAGATGAATCCTCTGATGATGACAGTGATTCAGAGGAACCAAGCAAATACATCAATGCATCTTTTATAATGAGCTACTGGAAACCTGAAGTGATGATTGCTGCTCAGGGACCACTGAAGGAGACCATTGGTGACTTTTGGCAGATGATCTTCCAAAGAAAAGTCAAAGTTATTGTTATGCTGACAGAACTGAAACATGGAGACCAGGAAATCTGTGCTCAGTACTGGGGAGAAGGAAAGCAAACATATGGAGATATTGAAGTTGACCTGAAAGACACAGACAAATCTTCAACTTATACCCTTCGTGTCTTTGAACTGAGACATTCCAAGAGGAAAGACTCTCGAACTGTGTACCAGTACCAATATACAAACTGGAGTGTGGAGCAGCTTCCTGCAGAACCCAAGGAATTAATCTCTATGATTCAGGTCGTCAAACAAAAACTTCCCCAGAAGAATTCCTCTGAAGGGAACAAGCATCACAAGAGTACACCTCTACTCATTCACTGCAGGGATGGATCTCAGCAAACGGGAATATTTTGTGCTTTGTTAAATCTCTTAGAAAGTGCGGAAACAGAAGAGGTAGTGGATATTTTTCAAGTGGTAAAAGCTCTACGCAAAGCTAGGCCAGGCATGGTTTCCACATTCGAGCAATATCAATTCCTATATGACGTCATTGCCAGCACCTACCCTGCTCAGAATGGACAAGTAAAGAAAAACAACCATCAAGAAGATAAAATTGAATTTGATAATGAAGTGGACAAAGTAAAGCAGGATGCTAATTGTGTTAATCCACTTGGTGCCCCAGAAAAGCTCCCTGAAGCAAAGGAACAGGCTGAAGGTTCTGAACCCACGAGTGGCACTGAGGGGCCAGAACATTCTGTCAATGGTCCTGCAAGTCCAGCTTTAAATCAAGGTTCATAG(配列番号27)
【0108】
CD28
【0109】
CD28の膜貫通領域は、下記の配列番号28のタンパク質において下線を引いている。>sp|P10747|CD28_ヒトT細胞特異的表面糖タンパク質CD28 OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=CD28 PE=1 SV=1
MLRLLLALNLFPSIQVTGNKILVKQSPMLVAYDNAVNLSCKYSYNLFSREFRASLHKGLDSAVEVCVVYGNYSQQLQVYSKTGFNCDGKLGNESVTFYLQNLYVNQTDIYFCKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPFWVLVVVGGVLACYSLLVTVAFIIFWVRSKRSRLLHSDYMNMTPRRPGPTRKHYQPYAPPRDFAAYRS(配列番号28)
【0110】
CD28膜貫通ドメイン
>sp|P10747|153~179
FWVLVVVGGVLACYSLLVTVAFIIFWV(配列番号29)
【0111】
CD28 DNA配列
ATGCTCAGGCTGCTCTTGGCTCTCAACTTATTCCCTTCAATTCAAGTAACAGGAAACAAGATTTTGGTGAAGCAGTCGCCCATGCTTGTAGCGTACGACAATGCGGTCAACCTTAGCTGCAAGTATTCCTACAATCTCTTCTCAAGGGAGTTCCGGGCATCCCTTCACAAAGGACTGGATAGTGCTGTGGAAGTCTGTGTTGTATATGGGAATTACTCCCAGCAGCTTCAGGTTTACTCAAAAACGGGGTTCAACTGTGATGGGAAATTGGGCAATGAATCAGTGACATTCTACCTCCAGAATTTGTATGTTAACCAAACAGATATTTACTTCTGCAAAATTGAAGTTATGTATCCTCCTCCTTACCTAGACAATGAGAAGAGCAATGGAACCATTATCCATGTGAAAGGGAAACACCTTTGTCCAAGTCCCCTATTTCCCGGACCTTCTAAGCCCTTTTGGGTGCTGGTGGTGGTTGGTGGAGTCCTGGCTTGCTATAGCTTGCTAGTAACAGTGGCCTTTATTATTTTCTGGGTGAGGAGTAAGAGGAGCAGGCTCCTGCACAGTGACTACATGAACATGACTCCCCGCCGCCCCGGGCCCACCCGCAAGCATTACCAGCCCTATGCCCCACCACGCGACTTCGCAGCCTATCGCTCCTGA(配列番号30)
【0112】
配列番号30の下線を引いた領域は、配列番号29をコードする膜貫通ドメインである。
【0113】
CD8a
【0114】
CD8aのタンパク質配列を配列番号31に示す。CD8aの膜貫通領域に下線を引いている。>sp|P01732|CD8A_ヒトT細胞表面糖タンパク質CD8アルファ鎖 OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=CD8A PE=1 SV=1
MALPVTALLLPLALLLHAARPSQFRVSPLDRTWNLGETVELKCQVLLSNPTSGCSWLFQPRGAAASPTFLLYLSQNKPKAAEGLDTQRFSGKRLGDTFVLTLSDFRRENEGYYFCSALSNSIMYFSHFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNRRRVCKCPRPVVKSGDKPSLSARYV(配列番号31)
【0115】
CD8a膜貫通ドメイン
【0116】
>sp|P01732|183~203
【0117】
IYIWAPLAGTCGVLLLSLVIT(配列番号32)
【0118】
CD8a DNA配列ATGGCCTTACCAGTGACCGCCTTGCTCCTGCCGCTGGCCTTGCTGCTCCACGCCGCCAGGCCGAGCCAGTTCCGGGTGTCGCCGCTGGATCGGACCTGGAACCTGGGCGAGACAGTGGAGCTGAAGTGCCAGGTGCTGCTGTCCAACCCGACGTCGGGCTGCTCGTGGCTCTTCCAGCCGCGCGGCGCCGCCGCCAGTCCCACCTTCCTCCTATACCTCTCCCAAAACAAGCCCAAGGCGGCCGAGGGGCTGGACACCCAGCGGTTCTCGGGCAAGAGGTTGGGGGACACCTTCGTCCTCACCCTGAGCGACTTCCGCCGAGAGAACGAGGGCTACTATTTCTGCTCGGCCCTGAGCAACTCCATCATGTACTTCAGCCACTTCGTGCCGGTCTTCCTGCCAGCGAAGCCCACCACGACGCCAGCGCCGCGACCACCAACACCGGCGCCCACCATCGCGTCGCAGCCCCTGTCCCTGCGCCCAGAGGCGTGCCGGCCAGCGGCGGGGGGCGCAGTGCACACGAGGGGGCTGGACTTCGCCTGTGATATCTACATCTGGGCGCCCTTGGCCGGGACTTGTGGGGTCCTTCTCCTGTCACTGGTTATCACCCTTTACTGCAACCACAGGAACCGAAGACGTGTTTGCAAATGTCCCCGGCCTGTGGTCAAATCGGGAGACAAGCCCAGCCTTTCGGCGAGATACGTCTAA(配列番号33)
【0119】
配列番号33の下線を引いた領域はタンパク質の膜貫通領域をコードする。
【0120】
シグナルペプチド
【0121】
本発明者らは、配列番号34のIL-2ヒトの配列をコードする下線を引いたシグナルペプチドを使用した。
【0122】
ヌクレオチド配列(462nt):
ATGTACAGGATGCAACTCCTGTCTTGCATTGCACTAAGTCTTGCACTTGTCACAAACAGTGCACCTACTTCAAGTTCTACAAAGAAAACACAGCTACAACTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTGAATGGAATTAATAATTACAAGAATCCCAAACTCACCAGGATGCTCACATTTAAGTTTTACATGCCCAAGAAGGCCACAGAACTGAAACATCTTCAGTGTCTAGAAGAAGAACTCAAACCTCTGGAGGAAGTGCTAAATTTAGCTCAAAGCAAAAACTTTCACTTAAGACCCAGGGACTTAATCAGCAATATCAACGTAATAGTTCTGGAACTAAAGGGATCTGAAACAACATTCATGTGTGAATATGCTGATGAGACAGCAACCATTGTAGAATTTCTGAACAGATGGATTACCTTTTGTCAAAGCATCATCTCAACACTGACTTGA(配列番号34)
【0123】
IL-2のタンパク質配列を配列番号35に示す。シグナルペプチドに下線を引いている。https://www.uniprot.org/uniprot/P60568MYRMQLLSCIALSLALVTNSAPTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLE
EELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT(配列番号35)
【0124】
IL-2シグナルペプチド:MYRMQLLSCIALSLALVTNS(配列番号36)
【0125】
IL-2シグナルペプチドに類似して、他のタンパク質(分泌または膜結合型)のシグナルペプチドも利用することができる。シグナルペプチドを有するそのようなタンパク質の例としては、下記に与えられるIFNg、およびIL2Ra/CD25が挙げられるがこれらに限定されない。
【0126】
IFNgのタンパク質配列を配列番号37に示す。シグナルペプチドに下線を引いている。
IFNg>sp|P01579|IFNG_ヒトインターフェロンガンマ OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=IFNG PE=1 SV=1
MKYTSYILAFQLCIVLGSLGCYCQDPYVKEAENLKKYFNAGHSDVADNGTLFLGILKNWKEESDRKIMQSQIVSFYFKLFKNFKDDQSIQKSVETIKEDMNVKFFNSNKKKRDDFEKLTNYSVTDLNVQRKAIHELIQVMAELSPAAKTGKRKRSQMLFRGRRASQ(配列番号37)
【0127】
IFNガンマシグナルペプチド
>sp|P01579|1~23
MKYTSYILAFQLCIVLGSLGCYC(配列番号38)
【0128】
IFNg DNA配列。シグナルペプチドヌクレオチド配列に、配列番号39において下線を引いている。ATGAAATATACAAGTTATATCTTGGCTTTTCAGCTCTGCATCGTTTTGGGTTCTCTTGGCTGTTACTGCCAGGACCCATATGTAAAAGAAGCAGAAAACCTTAAGAAATATTTTAATGCAGGTCATTCAGATGTAGCGGATAATGGAACTCTTTTCTTAGGCATTTTGAAGAATTGGAAAGAGGAGAGTGACAGAAAAATAATGCAGAGCCAAATTGTCTCCTTTTACTTCAAACTTTTTAAAAACTTTAAAGATGACCAGAGCATCCAAAAGAGTGTGGAGACCATCAAGGAAGACATGAATGTCAAGTTTTTCAATAGCAACAAAAAGAAACGAGATGACTTCGAAAAGCTGACTAATTATTCGGTAACTGACTTGAATGTCCAACGCAAAGCAATACATGAACTCATCCAAGTGATGGCTGAACTGTCGCCAGCAGCTAAAACAGGGAAGCGAAAAAGGAGTCAGATGCTGTTTCGAGGTCGAAGAGCATCCCAGTAA(配列番号39)
【0129】
IL2Ra/CD25のタンパク質配列を配列番号40に示す。シグナルペプチドに下線を引いている。
【0130】
>sp|P01589|IL2RA_ヒトインターロイキン-2受容体サブユニットアルファ OS=ホモサピエンス OX=9606 GN=IL2RA PE=1 SV=1MDSYLLMWGLLTFIMVPGCQAELCDDDPPEIPHATFKAMA
YKEGTMLNCECKRGFRRIKSGSLYMLCTGNSSHSSWDNQCQCTSSATRNTTKQVTPQPEEQKERKTTEMQSPMQPVDQASLPGHCREPPPWENEATERIYHFVVGQMVYYQCVQGYRALHRGPAESVCKMTHGKTRWTQPQLICTGEMETSQFPGEEKPQASPEGRPESETSCLVTTTDFQIQTEMAATMETSIFTTEYQVAVAGCVFLLISVLLLSGLTWQRRQRKSRRTI(配列番号40)
【0131】
CD25シグナルペプチド
【0132】
>sp|P01589|1~21
【0133】
MDSYLLMWGLLTFIMVPGCQA(配列番号41)
【0134】
IL2Ra DNA配列。IL2RaシグナルペプチドをコードするDNAに、配列番号42において下線を引いている。ATGGATTCATACCTGCTGATGTGGGGACTGCTCACGTTCATCATGGTGCCTGGCTGCCAGGCAGAGCTCTGTGACGATGACCCGCCAGAGATCCCACACGCCACATTCAAAGCCATGGCCTACAAGGAAGGAACCATGTTGAACTGTGAATGCAAGAGAGGTTTCCGCAGAATAAAAAGCGGGTCACTCTATATGCTCTGTACAGGAAACTCTAGCCACTCGTCCTGGGACAACCAATGTCAATGCACAAGCTCTGCCACTCGGAACACAACGAAACAAGTGACACCTCAACCTGAAGAACAGAAAGAAAGGAAAACCACAGAAATGCAAAGTCCAATGCAGCCAGTGGACCAAGCGAGCCTTCCAGGTCACTGCAGGGAACCTCCACCATGGGAAAATGAAGCCACAGAGAGAATTTATCATTTCGTGGTGGGGCAGATGGTTTATTATCAGTGCGTCCAGGGATACAGGGCTCTACACAGAGGTCCTGCTGAGAGCGTCTGCAAAATGACCCACGGGAAGACAAGGTGGACCCAGCCCCAGCTCATATGCACAGGTGAAATGGAGACCAGTCAGTTTCCAGGTGAAGAGAAGCCTCAGGCAAGCCCCGAAGGCCGTCCTGAGAGTGAGACTTCCTGCCTCGTCACAACAACAGATTTTCAAATACAGACAGAAATGGCTGCAACCATGGAGACGTCCATATTTACAACAGAGTACCAGGTAGCAGTGGCCGGCTGTGTTTTCCTGCTGATCAGCGTCCTCCTCCTGAGTGGGCTCACCTGGCAGCGGAGACAGAGGAAGAGTAGAAGAACAATCTAG(配列番号42)
【0135】
a-CD45-sc翻訳を配列番号43として示す。
【0136】
下記の配列において、太字の小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの太字の大文字の領域は軽鎖である。
【0137】
CD45 V

qvqlvesggglvqpggslklscaasgfxfsrywmsxvrqapgkglewigeinptsstinxtpslkdkvfisrdnakntlylqmskvrsedtaxyycargnyyrygdamdywgqgtsvtvskiSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVLTQSPASLAVSLGQRATISCRASKSVSTSGYSYLHWYQQKPGQPPKLL
IYLASNLESGVPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYCQHSRELPFTXGSGTKLEIKSSGSGS(配列番号43)
【0138】
ホモサピエンスCD8a分子(CD8A)、転写物バリアント4、非コーディングRNA
配列ID:NR_027353.1 長さ:2621 マッチ数:1
関連情報
遺伝子-関連遺伝子の詳細
UniGene-クラスター化発現配列タグ
GEOプロファイル-マイクロアレイ発現データ
PubChemバイオアッセイ-生物活性スクリーニング
ゲノムデータビューワー-アライメントされたゲノムの文脈
範囲1:885~1015 GenBankGraphics
【0139】
【表1】

【0140】
ホモサピエンスCD28分子(CD28)、転写物バリアント1、mRNA
配列ID:NM_006139.4 長さ:4721 マッチ数:1
関連情報
遺伝子-関連遺伝子の詳細
PubChemバイオアッセイ-生物活性スクリーニング
ゲノムデータビューワー-アライメントされたゲノムの文脈
範囲1:395~514 GenBankGraphics
【0141】
【表2】
【0142】
a-CD45-sc;追加のエンゲージャー
【0143】
本発明者らは追加のエンゲージャーを作出した。抗CD45(9.4)単鎖。これはヒトHIB-10508=9.4=IgG2a=マウス抗ヒトCD45に由来する。
【0144】
タンパク質配列を下記の配列番号54に示す。下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34である。
【0145】
myrmqllscialslalvtnsqvqlqqlgaelarpgasvkmsckasgytftsysiqwvkqrpgqglewigyinpssgyikynqhfrdratltadrssstaymqlssltsedsavyycargnsgsfdywgqgttltvssaSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVLTQAAPSVPVTPGESLSISCRSSKSLLHSSGITYLYWFLQRPGQSPQLLIYRMSNLASGVPDRFSGSGSGTAFTLRISRVEAEDVGVYYCMQHLEYPFTFGGGTKLEIKSSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号54)
【0146】
これは、下記の配列番号55として示される抗CD45(9.4)単鎖コドン最適化cDNAをもたらす。
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCCAGGTGCAGCTGCAGCAGCTGGGCGCCGAGCTGGCCAGACCCGGCGCCAGCGTGAAGATG
AGCTGCAAGGCCAGCGGCTACACCTTCACCAGCTACAGCATCCAGTGGGTGAAGCAGAGACCCGGCCAGGGCCTGGAGTGGATCGGCTACATCAACCCCAGCAGCGGCTACATCAAGTACAACCAGCACTTCAGAGACAGAGCCACCCTGACCGCCGACAGAAGCAGCAGCACCGCCTACATGCAGCTGAGCAGCCTGACCAGCGAGGACAGCGCCGTGTACTACTGCGCCAGAGGCAACAGCGGCAGCTTCGACTACTGGGGCCAGGGCACCACCCTGACCGTGAGCAGCGCCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCGACATCGTGCTGACCCAGGCCGCCCCCAGCGTGCCCGTGACCCCCGGCGAGAGCCTGAGCATCAGCTGCAGAAGCAGCAAGAGCCTGCTGCACAGCAGCGGCATCACCTACCTGTACTGGTTCCTGCAGAGACCCGGCCAGAGCCCCCAGCTGCTGATCTACAGAATGAGCAACCTGGCCAGCGGCGTGCCCGACAGATTCAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGCCTTCACCCTGAGAATCAGCAGAGTGGAGGCCGAGGACGTGGGCGTGTACTACTGCATGCAGCACCTGGAGTACCCCTTCACCTTCGGCGGCGGCACCAAGCTGGAGATCAAGAGCAGCGGCAGCGGCAGCACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号55)
【0147】
本発明者らは、軽鎖および重鎖からの抗CD45(GAP8.3)単鎖を作出した。軽鎖および重鎖配列は、GAP8.3ハイブリドーマ(ATCC(登録商標) HB-12(商標))=IgG2a、カッパ.=免疫グロブリン;モノクローナル抗体;ヒト白血球(単球、リンパ球、顆粒球)に対する;CD45に対する、から得た。
【0148】
下記の配列(配列番号56)において、下線を引いた小文字区画はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34膜貫通領域である。
myrmqllscialslalvtnsevqlqlqqsgpelvktgasvkisckasgysftgyfihwvkqshgkslewigyiscyngatsynqkfkgkatftvdtssstaymqfnsvtsedsavyycvrnyygnldamdywgqgtsvtvssaSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVMTQSHKFMSTSVGDRVSITCKASQDVSTAVAWYQQKPGQSPKILIYSASYRYTGVPDRFTGSGSGTDFTFTISSVQAEDLAVYYCQQHYSTPRTFGGGTKLEIKRADAAQTCISSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号56)
【0149】
配列番号56のタンパク質に対する抗CD45(GAP8.3)単鎖コドン最適化cD
NAを下記の配列番号57として示す。
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCGAGGTGCAGCTGCAGCTGCAGCAGAGCGGCCCCGAGCTGGTGAAGACCGGCGCCAGCGTGAAGATCAGCTGCAAGGCCAGCGGCTACAGCTTCACCGGCTACTTCATCCACTGGGTGAAGCAGAGCCACGGCAAGAGCCTGGAGTGGATCGGCTACATCAGCTGCTACAACGGCGCCACCAGCTACAACCAGAAGTTCAAGGGCAAGGCCACCTTCACCGTGGACACCAGCAGCAGCACCGCCTACATGCAGTTCAACAGCGTGACCAGCGAGGACAGCGCCGTGTACTACTGCGTGAGAAACTACTACGGCAACCTGGACGCCATGGACTACTGGGGCCAGGGCACCAGCGTGACCGTGAGCAGCGCCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCGACATCGTGATGACCCAGAGCCACAAGTTCATGAGCACCAGCGTGGGCGACAGAGTGAGCATCACCTGCAAGGCCAGCCAGGACGTGAGCACCGCCGTGGCCTGGTACCAGCAGAAGCCCGGCCAGAGCCCCAAGATCCTGATCTACAGCGCCAGCTACAGATACACCGGCGTGCCCGACAGATTCACCGGCAGCGGCAGCGGCACCGACTTCACCTTCACCATCAGCAGCGTGCAGGCCGAGGACCTGGCCGTGTACTACTGCCAGCAGCACTACAGCACCCCCAGAACCTTCGGCGGCGGCACCAAGCTGGAGATCAAGAGAGCCGACGCCGCCCAGACCTGCATCAGCAGCGGCAGCGGCAGCACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号57)
【0150】
抗CD45m(M1)単鎖をマウスM1/89.18.7.HK(ATCC(登録商標) TIB-124(商標))=IgG2b.=ラット抗マウスCD45から作出した。
【0151】
下記の配列(配列番号58)において、下線を引いた小文字区画はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34である。
myrmqllscialslalvtnsqvqlkesgpglvkpsltlsltctvsgfslnsygviwvrqppgkglewlgvkwgygntnynsalksrlninrdtsksqvflkmdnvqtedtamyfcarsrfnyggpldywgqgvmvtvssaSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVLTQSPKSMSMSVGERVTLTCKASENVVTYVSWYQQKPEQSPKLLIYGASNRYTGVPDRFTGSGSATDFTLTISSVQAEDLADYHCGQGYSYPYTFGGGTKLEIKRADAAPTVSSSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL
配列番号58)
【0152】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化された抗CD45(M1)。
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCCAGGTGCAGCTGAAGGAGAGCGGCCCCGGCCTGGTGAAGCCCAGCCTGACCCTGAGCCTGACCTGCACCGTGAGCGGCTTCAGCCTGAACAGCTACGGCGTGATCTGGGTGAGACAGCCCCCCGGCAAGGGCCTGGAGTGGCTGGGCGTGAAGTGGGGCTACGGCAACACCAACTACAACAGCGCCCTGAAGAGCAGACTGAACATCAACAGAGACACCAGCAAGAGCCAGGTGTTCCTGAAGATGGACAACGTGCAGACCGAGGACACCGCCATGTACTTCTGCGCCAGAAGCAGATTCAACTACGGCGGCCCCCTGGACTACTGGGGCCAGGGCGTGATGGTGACCGTGAGCAGCGCCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCGACATCGTGCTGACCCAGAGCCCCAAGAGCATGAGCATGAGCGTGGGCGAGAGAGTGACCCTGACCTGCAAGGCCAGCGAGAACGTGGTGACCTACGTGAGCTGGTACCAGCAGAAGCCCGAGCAGAGCCCCAAGCTGCTGATCTACGGCGCCAGCAACAGATACACCGGCGTGCCCGACAGATTCACCGGCAGCGGCAGCGCCACCGACTTCACCCTGACCATCAGCAGCGTGCAGGCCGAGGACCTGGCCGACTACCACTGCGGCCAGGGCTACAGCTACCCCTACACCTTCGGCGGCGGCACCAAGCTGGAGATCAAGAGAGCCGACGCCGCCCCCACCGTGAGCAGCAGCGGCAGCGGCAGCACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号59)
【0153】
抗CD45(4B2)単鎖4B2(ATCC(登録商標) HB-196(商標))=マウス抗ヒトCD45。
【0154】
下記の配列(配列番号60)において、下線を引いた小文字区画はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34である。
myrmqllscialslalvtnsqvqlkesgaelarpgasvkmsckasgytftsytmqwvkqrpgqglewigyinpssgyikynqkfkdkvtltadkssttaymqlsrltsedsavyycarrgsyffdfwgqgtsvtvssaSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIVITQDELSNPVTSGESVSISCRSSKSLLYKDGKTYLNWFLQRPGQSPQLLIYLMSTRASGVSDRFSGSGSGTDFTLEISRVKAEDVGVYYCQQLVEYPFTFGGGTKLEVKRADAAPTVSSSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPE
ACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号60)
【0155】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化された抗CD45(4B2)
atgtacagaatgcagctgctgagctgcatcgccctgagcctggccctggtgaccaacagccaggtgcagctgaaggagagcggcgccgagctggccagacccggcgccagcgtgaagatgagctgcaaggccagcggctacaccttcaccagctacaccatgcagtgggtgaagcagagacccggccagggcctggagtggatcggctacatcaaccccagcagcggctacatcaagtacaaccagaagttcaaggacaaggtgaccctgaccgccgacaagagcagcaccaccgcctacatgcagctgagcagactgaccagcgaggacagcgccgtgtactactgcgccagaagaggcagctacttcttcgacttctggggccagggcaccagcgtgaccgtgagcagcgccagcggcggcggcggcagcggcggcggcggcagcggcggcggcggcagcggcggcggcggcagcggcggcggcggcagcagcgacatcgtgatcacccaggacgagctgagcaaccccgtgaccagcggcgagagcgtgagcatcagctgcagaagcagcaagagcctgctgtacaaggacggcaagacctacctgaactggttcctgcagagacccggccagagcccccagctgctgatctacctgatgagcaccagagccagcggcgtgagcgacagattcagcggcagcggcagcggcaccgacttcaccctggagatcagcagagtgaaggccgaggacgtgggcgtgtactactgccagcagctggtggagtaccccttcaccttcggcggcggcaccaagctggaggtgaagagagccgacgccgcccccaccgtgagcagcagcggcagcggcagcACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号61)
【0156】
Arakawa F, Kuroki M, Kuwahara M, Senba T, Ozaki H, Matsuoka Y, Misumi Y, Kanda H, Watanabe T. Cloning and sequencing of
the VH and V kappa genes of an anti-CD3
monoclonal antibody, and construction of a mouse/human chimeric antibody. J Biochem. 1996 Sep;120(3):657-62. doi: 10.1093/oxfordjournals.jbchem.a021462. PMID: 8902633から取られた抗CD3(OKT3)単鎖。下記の配列(配列番号62)において、下線を引いた小文字区画はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34である。
【0157】
myrmqllscialslalvtnsqvqlqqsgaelarpgasvkmsckasgytftrytmhwvkqrpgqglewigyinpsrgytnynqkfkdkatlttdkssstaymqlssltsedsavyycaryyddhycldywgqgttltvssakSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRSSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号62)
【0158】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化された抗CD3(OKT3)単鎖を下記の配列番号63として示す。
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCCAGGTGCAGCTGCAGCAGAGCGGCGCCGAGCTGGCCAGACCCGGCGCCAGCGTGAAGATGAGCTGCAAGGCCAGCGGCTACACCTTCACCAGATACACCATGCACTGGGTGAAGCAGAGACCCGGCCAGGGCCTGGAGTGGATCGGCTACATCAACCCCAGCAGAGGCTACACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAGGCCACCCTGACCACCGACAAGAGCAGCAGCACCGCCTACATGCAGCTGAGCAGCCTGACCAGCGAGGACAGCGCCGTGTACTACTGCGCCAGATACTACGACGACCACTACTGCCTGGACTACTGGGGCCAGGGCACCACCCTGACCGTGAGCAGCGCCAAGAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCCAGATCGTGCTGACCCAGAGCCCCGCCATCATGAGCGCCAGCCCCGGCGAGAAGGTGACCATGACCTGCAGCGCCAGCAGCAGCGTGAGCTACATGAACTGGTACCAGCAGAAGAGCGGCACCAGCCCCAAGAGATGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTGCCCGCCCACTTCAGAGGCAGCGGCAGCGGCACCAGCTACAGCCTGACCATCAGCGGCATGGAGGCCGAGGACGCCGCCACCTACTACTGCCAGCAGTGGAGCAGCAACCCCTTCACCTTCGGCAGCGGCACCAAGCTGGAGATCAACAGAAGCAGCGGCAGCGGCAGCACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号63)
【0159】
抗CD148単鎖は米国特許出願公開第2005/0287,140(A1)号明細書の配列AB1から取られた。下記の配列(配列番号64)において、下線を引いた小文字区画はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34の膜貫通領域である。
【0160】
myrmqllscialslalvtnsevqllesggglvqpggslrlscaasgftfssyamswvrqapgkglewvsaisgsggstyyadsvkgrftisrdnskntlylqmnslraedtavyycargrtevatpgaywgqgtmvtvssaSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSQAVLTQPSSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYGNSNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAVTGLQAEDEADYYCQSYDSSLSDVVFGGGTKLTVLSSGSGSTGPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号64)
【0161】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化された抗CD148単鎖を下記の配列番号65においてcDNAとして示す。
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCGAGGTGCAGCTGCTGGAGAGCGGCGGCGGCCTGGTGCAGCCCGGCGGCAGCCTGAGACTGAGCTGCGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAGCAGCTACGCCATGAGCTGGGTGAGACAGGCCCCCGGCAAGGGCCTGGAGTGGGTGAGCGCCATCAGCGGCAGCGGCGGCAGCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGGCAGATTCACCATCAGCAGAGACAACAGCAAGAACACCCTGTACCTGCAGATGAACAGCCTGAGAGCCGAGGACACCGCCGTGTACTACTGCGCCAGAGGCAGAACCGAGGTGGCCACCCCCGGCGCCTACTGGGGCCAGGGCACCATGGTGACCGTGAGCAGCGCCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCCAGGCCGTGCTGACCCAGCCCAGCAGCGTGAGCGGCGCCCCCGGCCAGAGAGTGACCATCAGCTGCACCGGCAGCAGCAGCAACATCGGCGCCGGCTACGACGTGCACTGGTACCAGCAGCTGCCCGGCACCGCCCCCAAGCTGCTGATCTACGGCAACAGCAACAGACCCAGCGGCGTGCCCGACAGATTCAGCGGCAGCAAGAGCGGCACCAGCGCCAGCCTGGCCGTGACCGGCCTGCAGGCCGAGGACGAGGCCGACTACTACTGCCAGAGCTACGACAGCAGCCTGAGCGACGTGGTGTTCGGCGGCGGCACCAAGCTGACCGTGCTGAGCAGCGGCAGCGGCAGCACCGGTCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号65)
【0162】
E3.49K R1突然変異体
【0163】
E3.49K R1突然変異体を、Uniprotから取られたE3.49kの一部の細胞外領域の欠失を通じて作出した(図15および図22)。下記の配列(配列番号66)において、下線を引いた小文字区画はE3.49Kシグナルペプチドであり、小文字は
R1ドメインであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49K細胞外膜近位領域であり、太字の下線を引いた領域はE3.49Kの膜貫通領域であり、続いて太字の大文字はE3.49Kの細胞内領域である。
【0164】
mntvirivllsllvafsqagfhtinatwwanitlvgppdtpvtwydtqglwfcngsrvknpqirhtcndqnltlihvnktyertymgynrqgtkkedykvvviGGGGSDEGKRYRVKVIPPNTTNSQSVKIQPYTRQTTPDQEHKFELQFETNGNYDSKIPSTTVAIVVGVIAGFITLIIVFICYICCRKRPRAYNHMVDPLLSFSY(配列番号66)
【0165】
E3.49K R1
【0166】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化されたE3.49K R1を下記の配列番号67のcDNAに示す。
【0167】
下記の配列(配列番号67)において、下線を引いた小文字区画はE3.49Kシグナルペプチドであり、小文字はR1ドメインであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49K細胞外膜近位領域であり、太字の下線を引いた領域はE3.49Kの膜貫通領域であり、続いて大文字の太字はE3.49Kの細胞内領域である。
【0168】
atgaacacggtgatccgcatagtccttctgtctctgctggtggctttctcccaggccggcttccacacaattaatgccacctggtgggctaacattactctcgtaggccccccggatacccccgtgacttggtacgacactcagggtctgtggttctgtaacgggagtcgagtgaaaaatcctcaaattcgccatacctgtaacgaccaaaatctgaccttgatccacgtgaacaagacatacgagcgtacatatatgggctacaataggcagggtacaaagaaagaggactataaagtggtagtgattGGCGGCGGCGGCAGCGATGAGGGAAAACGGTACCGGGTTAAGGTTATTCCGCCTAACACCACAAACTCCCAGAGTGTCAAAATTCAGCCTTACACCAGGCAGACTACTCCTGACCAGGAACACAAATTCGAATTACAGTTTGAGACTAACGGTAACTATGACTCCAAGATTCCATCTACAACGGTCGCGATCGTAGTGGGCGTGATTGCAGGCTTCATCACATTGATCATCGTGTTCATCTGCTATATCTGCTGTAGGAAGCGCCCTCGGGCGTACAACCACATGGTGGACCCTCTGTTGAGTTTCTCATATTAA(配列番号67)
【0169】
Uniprotから取られたE3.49kからのE3.49K-Ig-R3突然変異体(図16および図23)。
【0170】
下記の配列(配列番号68)において、下線を引いた小文字区画はE3.49Kシグナルペプチドであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、小文字はR3ドメインであり、下線なしの大文字の領域はE3.49K細胞外膜近位領域であり、太字の下線を引いた領域はE3.49Kの膜貫通領域であり、続いて太字の大文字はE3.49Kの細胞内領域である。
mntvirivllsllvafsqagfhtinatwwanitlvGGGGSvtvtagsnltlvgpkaegkvtwfdgdlkrpcepnyrlrhecnnqnltlinvtkdyegtyygtndkdegkryrvkvNTTNS
QSVKIQPYTRQTTPDQEHKFELQFETNGNYDSKIPSTTVAIVVGVIAGFITLIIVFICYICCRKRPRAYNHMVDPLLSFSY(配列番号68)
【0171】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化されたE3.49K-Ig-R3のcDNAは下記の配列番号69の通り。
atgaacacggtgatccgcatagtccttctgtctctgctggtggctttctcccaggccggcttccacacaattaatgccacctggtgggctaacattactctcgtaGGCGGCGGCGGCAGCgtgacagtaactgctggaagtaacctgaccctcgtggggcccaaggcggaggggaaagtaacctggttcgacggcgatctaaaacgcccctgtgaaccaaactacagacttagacacgaatgcaacaaccagaacctgactctgattaacgtgaccaaggactacgaaggaacatactacgggacgaatgataaggatgagggaaaacggtaccgggttaaggttAACACCACAAACTCCCAGAGTGTCAAAATTCAGCCTTACACCAGGCAGACTACTCCTGACCAGGAACACAAATTCGAATTACAGTTTGAGACTAACGGTAACTATGACTCCAAGATTCCATCTACAACGGTCGCGATCGTAGTGGGCGTGATTGCAGGCTTCATCACATTGATCATCGTGTTCATCTGCTATATCTGCTGTAGGAAGCGCCCTCGGGCGTACAACCACATGGTGGACCCTCTGTTGAGTTTCTCATATTAA(配列番号69)
【0172】
上記で作出されたCD45エンゲージャーE3.49K、UL11および抗CD45単鎖(a-CD45-sc)の3つ全てはCD45の全てのアイソフォームに結合する。これは、フィブロネクチン-IIIおよびシステインリッチドメインを含むCD45の膜近位領域との相互作用を示唆する。免疫沈降研究は、CD45およびE3.49K、UL11またはa-CD45-scの間の物理的相互作用を明らかにし、抗体競合実験および欠失突然変異は、E3.49K、UL11、およびa-CD45-scは、全てのアイソフォームに共通のCD45の膜近位領域と主に相互作用するという概念をさらにサポートする。本発明者らは、CD45の異なるアイソフォームおよびエピトープに特異的な追加の抗体を生成する。これもまたCD43およびCD148について評価される。
【0173】
実施例3:VHH-ナノボディの作出
【0174】
ナノボディは、抗体のように、特異的な抗原に選択的に結合する単一単量体可変抗体ドメインである。ナノボディは一般的な抗体(150~160kDa)と比較してはるかに小さい(12~15kDa)。ナノボディは、VHH断片、または単一ドメインとも呼ばれるラクダ科動物中に見出される重鎖抗体から一般に操作される。下記に与えられるVHH断片はマウスCD45に対して特異的である。上記のように、CLC Main Workbenchを用いてコドン最適化を実行した。
【0175】
VHH生成方法
【0176】
雌ラクダ科動物に、精製された(ヒト)抗原の筋肉内および/または皮内注射を3週毎に与える。リン酸緩衝化食塩水(PBS)/HEPES緩衝化食塩水(HBS)中の精製されたタンパク質抗原を調製し、≧1mg/mLまで濃縮する。約3mgのタンパク質を、クローンの免疫化、パニング、および確認を含む完全なプロトコールのために使用する。3回目および5回目の注射の3~4日後に、少量の試験用出血を各動物において行って試験用の血清を得る。抗原特異的な抗体の存在は、免疫前、3週、および5週の時点にお
いて試験用出血から得られた血清を使用してELISAにより確認する。抗体力価が依然として増加している間に最終出血を採取する。
【0177】
免疫化後に、末梢血リンパ球をFicoll不連続勾配での遠心分離により単離する。トータルRNAを末梢血リンパ球から抽出し、第1鎖cDNAを、cDNA合成キットを使用してトータルまたはポリA+RNAから合成する。バクテリオファージライブラリーをこのcDNAから生成する。抗原でコーティングされたプレートウェルにファージ溶液を加えることにより単一ドメイン抗体をパニングする。特有のファージ(溶出)をTG1ファージディスプレイコンピテント細胞に加え、37℃で30分間生育する。細菌の段階希釈液をプレーティングし、37℃で終夜生育する。プレートからのコロニーを96ウェルプレートに接種し、振盪せずに37℃で終夜インキュベートする。翌日、プレートを37℃で1時間170rpmで振盪する。2uLの培地を使用してPCR増幅し、陽性クローンをスクリーニングする。陽性クローンを10mlのLuria Bertani培地(LB)中で生育し、振盪と共に37℃で終夜生育する。ミニプレップを行い、クローンをシークエンシングする。繰り返し同定された配列は高親和性結合配列である可能性が高い。これらの配列を使用してエンゲージャーを生成し、それらの親和性およびアビディティを、プルダウンアッセイ、およびELISAを使用して確認することができる。
【0178】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化されたVHH-ナノボディa-CD45-1(マウス)のcDNAを作出した(マウスに異種移植し、ヒト細胞に形質導入する;マウスCD45に対する)。Rossotti M, Tabares S, Alfaya L,
Leizagoyen C, Moron G, Gonzalez-Sapienza G. Streamlined method for parallel identification of single domain antibodies to membrane receptors on whole cells. Biochim Biophys Acta. 2015;1850(7):1397-404。cDNAを図13にLeGO-iG2-a-CD45(M)-VHH-1の部分として示し、下記の配列番号70に示す。
ATGGCCCAGGTGCAGCTGGTGGAGAGCGGCGGCGGCCTGGTGCACCCCGGCGACAGCCTGAGACTGAGCTGCGCCGCCAGCGGCAGCGTGTTCAACAGCGCCACCATGGGCTGGTACAGACAGAGCCCCGGCAGCCAGAGAGAGCTGGTGGCCACCATCGTGGTGGGCACCCCCACCTACGCCGACAGCGTGAAGGGCAGATTCACCATCAGCAGAGACAACGCCAAGAACATCGTGTACCTGCAGATGAACAGCCTGAAGCCCGAGGACACCGCCGTGTACTACTGCAACTACAGAGCCACCTACACCAGCGGCTACAGCAGAGACTACTGGGGCCAGGGCACCCAGGTGACCGTGAGC(配列番号70)
【0179】
VHH-ナノボディa-CD45-1(マウス)タンパク質配列
MAQVQLVESGGGLVHPGDSLRLSCAASGSVFNSATMGWYRQSPGSQRELVATIVVGTPTYADSVKGRFTISRDNAKNIVYLQMNSLKPEDTAVYYCNYRATYTSGYSRDYWGQGTQVTVS(配列番号71)
【0180】
現在、本発明者らは、試験されるべき、異なるエピトープに結合するマウスCD45に対する2つの異なるVHHエンゲージャーを有している(5)。
【0181】
ヒト細胞発現のためにコドン最適化されたVHH-ナノボディa-CD45-2(マウス)(DNA配列)。これを図14にLeGO-iG2-a-CD45(M)-VHH-2
として示す。
ATGGCCCAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGGCGGCCTGGTGCAGCCCGGCGGCAGCCTGAGACTGAGCTGCGCCGCCAGCGGCAGAGCCTTCAACAGCGCCGCCATGGGCTGGTACAGACAGGCCCCCGGCAGCCAGAGAGAGCTGGTGGCCAGCATCAGCGCCGGCACCGCCAGCTACGCCGACGCCGTGAAGGGCAGATTCACCATCAGCAGAGACTACGCCAAGAACATCATCTACCTGCAGATGAACAGCCTGAAGCCCGACGACACCGCCGTGTACTTCTGCAACTACAGAACCACCTACACCAGCGGCTACAGCGAGGACTACTGGGGCCAGGGCACCCAGGTGACCGTGAGC(配列番号72)
【0182】
VHH-ナノボディa-CD45-2(マウス)(アミノ酸配列)
MAQVQLVQSGGGLVQPGGSLRLSCAASGRAFNSAAMGWYRQAPGSQRELVASISAGTASYADAVKGRFTISRDYAKNIIYLQMNSLKPDDTAVYFCNYRTTYTSGYSEDYWGQGTQVTVS(配列番号73)。
【0183】
実施例4:単一ドメインヒトナノボディ配列
【0184】
本発明者らは、実施例3について上記に開示される方法を使用して、ヒト単一ドメイン/ナノボディ配列を含むエンゲージャーを生成した。生成されたタンパク質およびcDNA配列は配列番号74~215に示される。これらは、Nanotagにより本発明者らのために作出された。
【0185】
a-CD45-h-VHH-01
【0186】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASERAYRNRLLGWFRQVPGKEREFVAWIRPIDSSTNYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVLSAHHSEDPIS(配列番号74)
【0187】
このタンパク質配列は、下記の配列番号75に示されるcDNAによりコードされる。
【0188】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGCGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACGCGCCTACAGGAACCGTCTTCTTGGCTGGTTCCGCCAGGTTCCAGGGAAGGAGCGTGAATTTGTGGCATGGATCAGACCCATTGATAGCAGCACAAATTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTTGTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号75)
【0189】
a-CD45-h-VHH-02
【0190】
EVQLLESGGGLVQAGDSLRLSCAASGLTNPERRLAWFRQA
PGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号76)
【0191】
このタンパク質配列は、下記の配列番号77に示されるcDNAによりコードされる。
【0192】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCTTCTGGACTGACTAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGCGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号77)
【0193】
a-CD45-h-VHH-03
【0194】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVAVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCAARVRGSTGDFGSWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号78)
【0195】
このタンパク質配列は、下記の配列番号79に示されるcDNAによりコードされる。
【0196】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCGCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGCAGCGAGGGTACGCGGCAGCACAGGGGACTTTGGTTCCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCGGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号79)。
【0197】
a-CD45-h-VHH-04
【0198】
EVQLVESGGGLVETGGSLRLSCAGSGRTFSSRHVGWFRQTPGKEREFVASIRWSGGHTYYADSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号80)
【0199】
このタンパク質配列は、下記の配列番号81に示されるcDNAによりコードされる。
【0200】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTCGAAACTGGGGGTTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGGTTCTGGACGCACCTTCAGTAGCCGGCACGTGGGCTGGTTCCGCCAGACTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCCATTAGGTGGAGTGGCGGTCACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号81)
【0201】
a-CD45-h-VHH-05
【0202】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVAVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号82)
【0203】
このタンパク質配列は、下記の配列番号83に示されるcDNAによりコードされる。
【0204】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCGCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号83)
【0205】
a-CD45-h-VHH-06
【0206】
EVQLQESGGGLVQPGGSLRLSCVASGFTFSIYAMSWVRQAPGKGPERVAVIGSVGGATGVTSYADSVKDRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号84)
【0207】
このタンパク質配列は、下記の配列番号85に示されるcDNAによりコードされる。
【0208】
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTATCTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCGCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGACCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGC
ACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号85)
【0209】
a-CD45-h-VHH-07
【0210】
EVQLVESGGGLVQAGGSLKLSCAASGRTLTYYTAWFRQAPGKEREFVASLGWSGDVTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTATYYCNVMQAWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号86)
【0211】
このタンパク質配列は、下記の配列番号87に示されるcDNAによりコードされる。
【0212】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTATTATACTGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCGCTAGGGTGGAGTGGCGATGTCACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGCGACAACGCCAAGAACACGGTATATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCACTTATTACTGTAATGTCATGCAGGCTTGGGGTCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号87)
【0213】
a-CD45-h-VHH-08
【0214】
EVQLLESGGGLVQAGDSLRLSCAASGLTNPERRLAWFRQAPGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号88)
【0215】
このタンパク質配列は、下記の配列番号89に示されるcDNAによりコードされる。
【0216】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCTTCTGGACTGACCAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGGGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号89)
【0217】
a-CD45-h-VHH-09
【0218】
EVQLLESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTLTFYTGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGHTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREDLYDVWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号90)
【0219】
このタンパク質配列は、下記の配列番号91に示されるcDNAによりコードされる。
【0220】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTTTTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCCATTAGGTGGAGTGGCGGTCACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTACAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGACCTCTATGATGTCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号91)
【0221】
a-CD45-h-VHH-10
【0222】
EVQLQESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTLTFYTGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGNTYYADSVKGRFTITGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGHGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号92)
【0223】
このタンパク質配列は、下記の配列番号93に示されるcDNAによりコードされる。
【0224】
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTTTTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTATTAGGTGGAGTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCACGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号93)
【0225】
a-CD45-h-VHH-11
【0226】
EVQLEESGGGLVQAGDSLRLSCACSERAYRNRLLGWFRQAPGKEREFVANIRPIDSASDYAGSVKGRFTISRDIAKRTVYLQMNSLKPEDTAVYYCASTYMFDSVREDEYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号94)
【0227】
このタンパク質配列は、下記の配列番号95に示されるcDNAによりコードされる。
【0228】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCTTGCTCTGAACGCGCCTATAGGAACCGTCTTCTTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGAGCGTGAATTTGTAGCAAATATCAGACCCATTGATAGCGCCTCCGATTATGCAGGCTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCTAGAGACATCGCCAAGAGAACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTATTGTGCGTCCACATACATGTTCGATAGTGTCCGGGAGGATGAATATGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号95)
【0229】
a-CD45-h-VHH-12
【0230】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCVVSGRTLTFYTGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGNTYYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号96)
【0231】
このタンパク質配列は、下記の配列番号97に示されるcDNAによりコードされる。
【0232】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCGTGTGTAGTCTCTGGACGCACCCTCACTTTTTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTATTAGGTGGAGTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTTCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号97)
【0233】
a-CD45-h-VHH-13
【0234】
EVQLLESGGGLVQAGGSLRLSCVASGRGFSRYDMGWFRQASGKEREFVAAISWSNSTTAYADSVKGRFAISRDNNKNMVYLQMNSLKPEDTAVYYCAARVRGSTGDFGSWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号98)
【0235】
このタンパク質配列は、下記の配列番号99に示されるcDNAによりコードされる。
【0236】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAGCCTCTGGACGGGGCTTCAGTAGGTATGACATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTTCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCAGCAATTAGCTGGA
GTAATAGTACCACGGCCTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCGCCATCTCAAGAGACAACAACAAGAATATGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCGGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGCAGCGAGGGTACGCGGCAGCACAGGGGACTTTGGTTCCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCGGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号99)
【0237】
a-CD45-h-VHH-14
【0238】
EVQLVESGGGLVQAGGSLSLSCAASGRTFSTGAMGWFRQAPGKEREFLARITLIGHGTYYADALKGRFTISRDHAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCVARDSPCVGNCWYENAGDYNYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号100)
【0239】
このタンパク質配列は、下記の配列番号101に示されるcDNAによりコードされる。
【0240】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGTCTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCACCTTCAGTACCGGTGCCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTCTGGCACGAATTACTCTGATTGGCCACGGCACATACTATGCAGATGCCTTGAAGGGCCGATTCACCATTTCCAGAGACCACGCTAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTATATTACTGTGTAGCGCGAGACAGCCCGTGCGTGGGTAATTGTTGGTACGAGAATGCGGGCGACTATAATTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号101)
【0241】
a-CD45-h-VHH-15
【0242】
EVQLLESGGGLVQAGGSLRLSCVSSGDSISGVVVRWYRQVPGKQREWIGGIGTSDNPEYADSVWGRFVLSRDNAGSRVNLQMNNLKLEDTATYYCNAVHKWGPGTQVTVSSEPKTPKPQ(配列番号102)
【0243】
このタンパク質配列は、下記の配列番号103に示されるcDNAによりコードされる。
【0244】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCCTGGTGCAGGCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAAGTTCTGGAGACAGTATCAGTGGAGTGGTCGTCCGTTGGTACCGCCAGGTTCCAGGGAAGCAGCGCGAGTGGATCGGAGGTATTGGTACTAGTGATAACCCAGAATATGCGGACTCCGTCTGGGGCCGATTCGTCCTCTCCAGAGACAATGCCGGGAGCCGCGTAAATCTGCAAATGAACAACCTGAAACTTGAGGACACGGCCACCTATTACTGCAATGCAGTGCACAAATGGGGCCCGGGTACCCAGGTCACCGTCTCTTCTGAACCCAAGACACCAAAACCACAAAC(
配列番号103)
【0245】
a-CD45-h-VHH-16
【0246】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNAVMSWVRQAPGKEREFVASIRWSGGNTYYADSVKGRFTITGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGHGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号104)
【0247】
このタンパク質配列は、下記の配列番号105に示されるcDNAによりコードされる。
【0248】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACGCCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTATTAGGTGGAGTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCACGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号105)
【0249】
a-CD45-h-VHH-17
【0250】
EVQLEESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTFSSYRLGWFRQAPGKEREFVAGWSGGSTYYADSVKGRFTISRDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号106)
【0251】
このタンパク質配列は、下記の配列番号107に示されるcDNAによりコードされる。
【0252】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCACCTTCAGTAGCTATCGACTGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCAGGCTGGAGTGGTGGTAGCACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTCAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号107)
【0253】
a-CD45-h-VHH-18
【0254】
EVQLVESGGGLVQAGDSLRLSCAASGLTNPERRLAWFRQAPGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号108)
【0255】
このタンパク質配列は、下記の配列番号109に示されるcDNAによりコードされる。
【0256】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCTTCTGGACTGACCAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号109)
【0257】
a-CD45-h-VHH-19
【0258】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNSVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号110)
【0259】
このタンパク質配列は、下記の配列番号111に示されるcDNAによりコードされる。
【0260】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACAGCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号111)
【0261】
a-CD45-h-VHH-20
【0262】
EVQLEESGGGLVQAGDSLRLSCVVSGSISSIYAMGWVREDPGKERVVVAGINSGAIRWYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号112)
【0263】
このタンパク質配列は、下記の配列番号113に示されるcDNAによりコードされる。
【0264】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAGTCTCTGGAAGCATCTCCAGTATCTATGCCATGGGATGGGTCCGCGAGGATCCAGGGAAGGAGCGCGTAGTGGTTGCAGGTATTAATAGCGGAGCTATCAGATGGTACGCAGACTCTGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号113)
【0265】
a-CD45-h-VHH-21
【0266】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNYAMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSAEPKTPKPQT(配列番号114)
【0267】
このタンパク質配列は、下記の配列番号115に示されるcDNAによりコードされる。
【0268】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCGCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号115)
【0269】
a-CD45-h-VHH-22
【0270】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNAVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号116)
【0271】
このタンパク質配列は、下記の配列番号117に示されるcDNAによりコードされる。
【0272】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACGCCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号117)
【0273】
a-CD45-h-VHH-23
【0274】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号118)
【0275】
このタンパク質配列は、下記の配列番号119に示されるcDNAによりコードされる。
【0276】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTCAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号119)
【0277】
a-CD45-h-VHH-24
【0278】
EVQLEESGGGLVETGDSLRLSCSASGGGFSFNAIGWYRQGPGKGRELVAAGTSGSTTYYAPSVKGRFIFSRDSAKNTVYLQMNNLNPEDTAIYYCATPALGQMEYDVVSGDGLAHWGKGTLVIVSSAHHSEDPNS(配列番号120)
【0279】
このタンパク質配列は、下記の配列番号121に示されるcDNAによりコードされる。
【0280】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCCTGGTGGAGACTGGGGATTCTCTGAGACTCTCCTGCTCTGCCTCTGGGGGCGGTTTTAGTTTCAATGCCATAGGCTGGTACCGGCAGGGGCCGGGAAAGGGGCGCGAATTGGTCGCAGCAGGTACTAGTG
GAAGTACCACATATTACGCGCCCTCTGTGAAGGGCCGATTCATCTTCTCCAGAGACAGTGCCAAAAACACCGTCTATCTGCAAATGAACAACCTGAACCCTGAAGACACGGCCATCTATTACTGTGCCACACCGGCACTTGGACAAATGGAGTATGACGTAGTGAGCGGCGACGGCTTGGCCCACTGGGGCAAAGGGACCCTGGTCATCGTCTCTTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号121)
【0281】
a-CD45-h-VHH-25
【0282】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号122)
【0283】
このタンパク質配列は、下記の配列番号123に示されるcDNAによりコードされる。
【0284】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号123)
【0285】
a-CD45-h-VHH-26
【0286】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNHVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号124)
【0287】
このタンパク質配列は、下記の配列番号125に示されるcDNAによりコードされる。
【0288】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCACGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTC
TACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号125)
【0289】
a-CD45-h-VHH-27
【0290】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCATSGLTNPERRLAWFRQEPGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYYCAARDSPCVGNCWYENAGDYEYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号126)
【0291】
このタンパク質配列は、下記の配列番号127に示されるcDNAによりコードされる。
【0292】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAACTTCTGGACTGACCAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGAACCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGGGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTACTGTGCAGCGCGAGACAGCCCGTGCGTGGGTAATTGTTGGTACGAGAATGCGGGCGACTATGAGTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号127)
【0293】
a-CD45-h-VHH-28
【0294】
EVQLVESGGGLVQAGGSLSLSCAASGRTFSTGAMGWFRQAPGKEREFLARITLIGHGTYYADALKGRFTISRDHAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCVARDSPCVGNCWYENAGDYNYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号128)
【0295】
このタンパク質配列は、下記の配列番号129に示されるcDNAによりコードされる。
【0296】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGTCTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCACCTTCAGTACCGGTGCCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTCTGGCACGAATTACTCTGATTGGCCACGGCACATACTATGCAGATGCCTTGAAGGGCCGATTCACCATTTCCAGAGACCACGCTAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTATATTACTGTGTAGCGCGAGACAGCCCGTGCGTGGGTAATTGTTGGTACGAGAATGCGGGCGACTATAATTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号129)
【0297】
a-CD45-h-VHH-29
【0298】
EVQLVESGGGLVQAGDSLTLSCAASERAYRNRLLGWFRQVPGKEREFVAWIRPIDSSTNYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号130)
【0299】
このタンパク質配列は、下記の配列番号131に示されるcDNAによりコードされる。
【0300】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCGCTGACACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACGCGCCTACAGGAACCGTCTTCTTGGCTGGTTCCGCCAGGTTCCAGGGAAGGAGCGTGAATTTGTGGCATGGATCAGACCCATTGATAGCAGCACAAATTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号131)
【0301】
a-CD45-h-VHH-30
【0302】
EVQLEESGGGSVQAGGSLRLSCAASGFTFSNSVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号132)
【0303】
このタンパク質配列は、下記の配列番号133に示されるcDNAによりコードされる。
【0304】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATCGGTGCAGGCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACTCCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTACAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号133)
【0305】
a-CD45-h-VHH-31
【0306】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNSVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARS
TLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号134)
【0307】
このタンパク質配列は、下記の配列番号135に示されるcDNAによりコードされる。
【0308】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACAGCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号135)
【0309】
a-CD45-h-VHH-32
【0310】
EVQLLESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTLTFYTGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGNTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号136)
【0311】
このタンパク質配列は、下記の配列番号137に示されるcDNAによりコードされる。
【0312】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTTTTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCTTCTATTAGGTGGAGTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号137)
【0313】
a-CD45-h-VHH-33
【0314】
EVQLVESGGGLVQAGDSLRLSCAASGLTNPERRLAWFRQAPGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNAKNMVYLQMDNIKPEDTARYFCASSYTFSSVREDDYDYWGQGTQVTVLSAHHSEDPIS(配列番号138)
【0315】
このタンパク質配列は、下記の配列番号139に示されるcDNAによりコードされる
【0316】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCTTCTGGACTGACCAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGAGACTCCGTGAAGGGCCGATTTACCATCTCTCGAGATAACGCCAAGAACATGGTGTACCTGCAAATGGACAACATAAAACCTGAAGACACGGCCCGTTATTTCTGTGCGTCCTCATACACCTTCAGCAGTGTCCGGGAGGATGACTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTTGTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号139)
【0317】
a-CD45-h-VHH-34
【0318】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTVSRYDMGWFRQAPGAERVVVAISWSGGSTYYVDSVKGRFTMSRDNSKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCAVRTERSSLDFHSWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号140)
【0319】
このタンパク質配列は、下記の配列番号141に示されるcDNAによりコードされる。
【0320】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCACCGTCAGTAGATATGACATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGGCGGAGCGTGTCGTTGTAGCTATTAGCTGGAGCGGTGGTAGTACATACTATGTAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATGTCCAGAGACAACAGCAAGAACACGGTATATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTACTGTGCAGTCAGAACCGAACGCTCCAGTCTTGACTTTCATTCCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCGGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号141)
【0321】
a-CD45-h-VHH-35
【0322】
EVQLEESGGGLVQAGDSLRLSCAASERAYRNRLLGWFRQVPGKEREFVAWIRPIDSSTNYADSVKGRFTISRDNDKNTVYLQMDNMKPEDTALYYCASTYYYSSIREDDYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号142)
【0323】
このタンパク質配列は、下記の配列番号143に示されるcDNAによりコードされる。
【0324】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACGCGCCTACAGGAACCGTCTTCTTGGCTGGTTCCGCCAGGTT
CCAGGGAAGGAGCGTGAATTTGTGGCATGGATCAGACCCATTGATAGCAGCACAAATTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCTAGAGATAACGACAAGAACACGGTGTATTTGCAAATGGACAATATGAAACCTGAGGACACGGCCCTCTATTATTGTGCGTCCACATACTACTACAGTAGTATCCGGGAGGATGACTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号143)
【0325】
a-CD45-h-VHH-36
【0326】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRAFSNRALGWFRQAPGKEREFVAWIRGIGSSTNYAGSVQGRFTISRDNAKNTLYLQMDKLKPEDTAVYYCASTYMFDSVREDEYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号144)
【0327】
このタンパク質配列は、下記の配列番号145に示されるcDNAによりコードされる。
【0328】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCGCCTTCAGTAACCGTGCACTTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTGGATTAGAGGCATCGGTAGCAGCACAAATTATGCAGGCTCCGTACAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGCCAAGAACACGCTGTATCTGCAGATGGACAAGCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTATTGTGCGTCCACATACATGTTCGATAGTGTGCGGGAGGATGAATATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号145)
【0329】
a-CD45-h-VHH-37
【0330】
EVQLQESGGGLLQTGDSLRLACEASEIVVENYVMAWFRQAPGKEREWLARIIWNTGGTHLQEFVKGRLTISRDIAKKTVYLQMNSLKPEDTAVYYCAGGSFDAIADPFSARRYGFWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号146)
【0331】
このタンパク質配列は、下記の配列番号147に示されるcDNAによりコードされる。
【0332】
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGATTGCTGCAGACTGGGGACTCACTGAGACTCGCCTGTGAAGCCTCTGAAATCGTCGTCGAAAATTATGTCATGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTGGCTAGCGCGTATTATTTGGAATACCGGTGGCACACATCTTCAAGAATTTGTGAAGGGCCGACTCACCATCTCTAGAGACATCGCCAAGAAAACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTT
ATTACTGTGCCGGTGGAAGTTTTGACGCTATAGCCGATCCCTTCTCGGCCCGCCGGTATGGGTTCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号147)
【0333】
a-CD45-h-VHH-38
【0334】
EVQLQESGGGLVQAGGSLRLSCVSSGDSISGVVVRWYRQVPGKQREWIGGIGTSDNPEYADSVWGRFVLSRDNAGSRVNLQMNNLKLEDTATYYCNAVHKWGPGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号148)
【0335】
このタンパク質配列は、下記の配列番号149に示されるcDNAによりコードされる。
【0336】
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGCCTGGTGCAGGCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAAGTTCTGGAGACAGTATCAGTGGAGTGGTCGTCCGTTGGTACCGCCAGGTTCCAGGGAAGCAGCGCGAGTGGATCGGAGGTATTGGTACTAGTGATAACCCAGAATATGCGGACTCCGTCTGGGGCCGATTCGTCCTCTCCAGAGACAATGCCGGGAGCCGCGTAAATCTGCAAATGAACAACCTGAAACTTGAGGACACGGCCACCTATTACTGCAATGCAGTGCACAAATGGGGCCCGGGTACCCAGGTCACCGTCTCTTCTGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号149)
【0337】
a-CD45-h-VHH-39
【0338】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKEREFVAWIRGIGGSTHYAGSVEGRFTISRDSAKNTLYLQMDNVKPEDTAVYYCASTYMFDSVREDEYDYWGQGTEVTVSSAHHSEDPNS(配列番号150)
【0339】
このタンパク質配列は、下記の配列番号151に示されるcDNAによりコードされる。
【0340】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTGGATTAGAGGCATCGGTGGCAGCACACATTATGCAGGCTCCGTGGAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAGCGCCAAGAACACGTTGTATCTACAGATGGACAACGTGAAACCCGAGGACACGGCCGTTTATTATTGTGCGTCCACATACATGTTCGATAGTGTCCGGGAGGATGAATATGACTACTGGGGCCAGGGGACCGAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号151)
【0341】
a-CD45-h-VHH-40
【0342】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNHVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDSAKNTLYLQMDNVKPEDTAVYYCASTYMFDSVREDEYDYWGQGTEVTVSSEPKTPKPQT(配列番号152)
【0343】
このタンパク質配列は、下記の配列番号153に示されるcDNAによりコードされる。
【0344】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCACGTCATGAGTTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAGCGCCAAGAACACGTTGTATCTACAGATGGACAACGTGAAACCCGAGGACACGGCCGTTTATTATTGTGCGTCCACATACATGTTCGATAGTGTCCGGGAGGATGAATATGACTACTGGGGCCAGGGGACCGAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号153)
【0345】
a-CD45-h-VHH-41
【0346】
EVQLEESGGGLVQTGGSLRLSCAASGGTFSSYVMGWFRQAPGKEREFVAWIRPIDSSTNYADSVKGRFTISRDDAKNSLYLQMDNMKPEDTALYYCASTYYYSSIREDDYDYWGRGTQVTVLSAHHSEDPNS(配列番号154)
【0347】
このタンパク質配列は、下記の配列番号155に示されるcDNAによりコードされる。
【0348】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTACAGACCGGGGGATCTTTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGCGGCACCTTCAGTAGCTATGTCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAATTTGTGGCATGGATCAGACCCATTGATAGCAGCACAAATTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCTAGGGATGACGCCAAGAACTCGCTGTATCTGCAAATGGACAATATGAAACCTGAGGACACGGCCCTCTATTATTGTGCGTCCACATACTACTACAGTAGTATCCGGGAGGATGACTATGACTACTGGGGCCGGGGGACCCAGGTCACCGTCTTGTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号155)
【0349】
a-CD45-h-VHH-42
【0350】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCATSGFTFSNNVMSWVRQA
PGKGPERVAVIGSVGGTTGATSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号156)
【0351】
このタンパク質配列は、下記の配列番号157に示されるcDNAによりコードされる。
【0352】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAACCTCTGGATTCACCTTCAGTAACAACGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCGCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCACGGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号157)
【0353】
a-CD45-h-VHH-43
【0354】
EVQLVESGGGLVQARGSLRLSCVASGRTLTYYTGWFRQAPGKEREFVASFAWSGGNTYYADSVKGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号158)
【0355】
このタンパク質配列は、下記の配列番号159に示されるcDNAによりコードされる。
【0356】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGAGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGTAGCCTCCGGCCGCACCCTCACTTACTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTTTTGCGTGGAGTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号159)
【0357】
a-CD45-h-VHH-44
【0358】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号160)
【0359】
このタンパク質配列は、下記の配列番号161に示されるcDNAによりコードされる
【0360】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTCAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号161)
【0361】
a-CD45-h-VHH-45
【0362】
EVQLEESGGGLVQAGDSLRLSCAASGFTFSDYAMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGTTGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号162)
【0363】
このタンパク質配列は、下記の配列番号163に示されるcDNAによりコードされる。
【0364】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTGACTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCACAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGTCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号163)
【0365】
a-CD45-h-VHH-46
【0366】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNSVMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号164)
【0367】
このタンパク質配列は、下記の配列番号165に示されるcDNAによりコードされる。
【0368】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATT
CACCTTCAGTAACAGCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号165)
【0369】
a-CD45-h-VHH-47
【0370】
EVQLLESGGGLVQAGDSLRLSCTQSGRTFSRYAIGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGHTYYADSVKGRFTISKDNAKDTVYLQMNSLKPEDTAVYYCAGGSFDAIADPFSARRYGFWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号166)
【0371】
このタンパク質配列は、下記の配列番号167に示されるcDNAによりコードされる。
【0372】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGGGGATTGGTGCAGGCAGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTACACAATCTGGACGCACCTTCAGCAGATATGCCATAGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCCATTAGGTGGAGTGGCGGTCACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGTCGCTTCACCATTTCCAAGGACAACGCCAAAGACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTACTGTGCGGGTGGAAGTTTTGACGCTATAGCCGATCCCTTCTCGGCCCGCCGGTATGGATTCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCGGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号167)
【0373】
a-CD45-h-VHH-48
【0374】
EVQLEESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTLTYYTGWFRQAPGKEREFVASFAWMGDNTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTATYYCAALRFWTTTPQREVLYDNWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号168)
【0375】
このタンパク質配列は、下記の配列番号169に示されるcDNAによりコードされる。
【0376】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTATTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTTTTGCGTGGATGGGTGATAACACATACTACGCTGACTCCGTGAAGGGCCGGTTCACCATCTCCGGCGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTG
CAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCACTTATTACTGCGCAGCATTAAGATTTTGGACTACTACACCGCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号169)
【0377】
a-CD45-h-VHH-49
【0378】
EVQLVESGGGLVQAGDSLRLSCAASGLTNPERRLAWFRQAPGKEREFVASIRWSGGPNTHYGDSVKGRFTISRDNGKNTVALQMNNLKPEDTAVYFCAAAVRLTAPLNFDTSYDYWGQGTQVTISSEPKTPKPQT(配列番号170)
【0379】
このタンパク質配列は、下記の配列番号171に示されるcDNAによりコードされる。
【0380】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCTTCTGGACTGACCAACCCTGAAAGACGCTTGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACACACTATGGAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGGCAAGAACACGGTGGCTCTACAAATGAACAACCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTTCTGTGCAGCGGCTGTGCGTCTAACTGCGCCTCTCAATTTTGACACCTCGTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCATCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号171)
【0381】
a-CD45-h-VHH-50
【0382】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号172)
【0383】
このタンパク質配列は、下記の配列番号173に示されるcDNAによりコードされる。
【0384】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(
配列番号173)
【0385】
a-CD45-h-VHH-51
【0386】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号174)
【0387】
このタンパク質配列は、下記の配列番号175に示されるcDNAによりコードされる。
【0388】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号175)
【0389】
a-CD45-h-VHH-52
【0390】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSDYAMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGTTGVTSYADSVKGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号176)
【0391】
タンパク質配列は、下記の配列番号177に示されるcDNAによりコードされる。
【0392】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTGACTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCACAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号177)
【0393】
a-CD45-h-VHH-53
【0394】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLACTASGSDFKRAALGWYRQAPGQERELVAAFNSGGKTYYTDSVKDRFTISRDNAKSTLYLQMNSLKPDDTAMYYCALSRFDYYLPPTQFDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号178)
【0395】
このタンパク質配列は、下記の配列番号179に示されるcDNAによりコードされる。
【0396】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCGCCTGTACAGCCTCTGGAAGCGACTTCAAGCGCGCCGCCCTGGGCTGGTACCGCCAGGCTCCAGGACAGGAGCGCGAGTTGGTCGCAGCTTTTAATAGTGGAGGTAAAACATACTACACAGATTCTGTGAAGGACCGATTCACCATCTCCAGAGACAATGCCAAGAGTACGCTGTATCTCCAAATGAACAGCCTGAAACCTGACGACACGGCCATGTATTACTGTGCGTTATCACGGTTCGATTACTATCTTCCACCCACCCAATTTGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号179)
【0397】
a-CD45-h-VHH-54
【0398】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASGRTLTFYTGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGNTDYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号180)
【0399】
このタンパク質配列は、下記の配列番号181に示されるcDNAによりコードされる。
【0400】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTTTTATACTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTATTAGGTGGAGTGGCGGTAACACAGACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCGGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACG(配列番号181)
【0401】
a-CD45-h-VHH-55
【0402】
EVQLVESGGGLVQAGGSLKLSCAASGRTLTYYTAWFRQAPGKEREFVASLGWSGDVTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTATYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGHGTQVTVSSAHHSEDPNS(配列番号182)
【0403】
このタンパク質配列は、下記の配列番号183に示されるcDNAによりコードされる。
【0404】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAAACTCTCCTGTGCAGCCTCCGGACGCACCCTCACTTATTATACTGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCGCTAGGGTGGAGTGGCGATGTCACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGCGACAACGCCAAGAACACGGTATATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCACTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCACGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号183)
【0405】
a-CD45-h-VHH-56
【0406】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号184)
【0407】
このタンパク質配列は、下記の配列番号185に示されるcDNAによりコードされる。
【0408】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号185)
【0409】
a-CD45-h-VHH-57
【0410】
EVQLVESGGGLVQAGDSLKLSCVGSGRTFSSYGLGWFRQAPGKEREFLAHITWTAGGTYHADNVKGRFTISRDDAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCAARSSGDWRVERYYDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号186)
【0411】
このタンパク質配列は、下記の配列番号187に示されるcDNAによりコードされる。
【0412】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAAACTCTCCTGTGTAGGCTCTGGACGCACCTTCAGCAGCTATGGGTTGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTCTAGCACATATTACCTGGACTGCTGGTGGAACATACCATGCAGACAACGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACGACGCCAAGAATACGGTGTATCTACAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTTTATTACTGTGCGGCACGTTCCTCTGGGGATTGGCGTGTCGAGAGATATTATGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号187)
【0413】
a-CD45-h-VHH-58
【0414】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCATSGFTFSNNVMSWVRQAPGKGPERVAVIGSVGGATGATSYADSVKGRFTITRDNARSTLHLQMNGLKPEDTAMYYCAAETSSGLYYSYDDLQTIDFDSWGQGTQVTVSSAHHSEDPNS(配列番号188)
【0415】
このタンパク質配列は、下記の配列番号189に示されるcDNAによりコードされる。
【0416】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAACCTCTGGATTCACCTTCAGTAACAACGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCGCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACGGCCTGAAACCCGAGGACACGGCAATGTATTACTGTGCGGCGGAGACCAGTAGCGGTCTTTACTACAGTTACGATGACCTTCAAACAATTGACTTTGATTCCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号189)
【0417】
a-CD45-h-VHH-59
【0418】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASERAFKNRALGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGNTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号190)
【0419】
このタンパク質配列は、下記の配列番号191に示されるcDNAによりコードされる。
【0420】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACGCGCCTTCAAGAACCGTGCACTTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCATCTATTAGGTGGA
GTGGCGGTAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号191)
【0421】
a-CD45-h-VHH-60
【0422】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASEFTFSGYWMHWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVRGRFTVSRDDAKNTVYLHMDSLKAEDTAVYYCNVMQAWGQGTQVTVLSAHHSEDPIS(配列番号192)
【0423】
このタンパク質配列は、下記の配列番号193に示されるcDNAによりコードされる。
【0424】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCGGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAATTCACCTTCAGTGGCTACTGGATGCACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACTGTCTCCAGAGACGACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCATATGGATAGTTTGAAAGCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTAATGTCATGCAGGCTTGGGGCCAGGGCACCCAGGTCACCGTCTTGTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号193)
【0425】
a-CD45-h-VHH-61
【0426】
EVQLVESGGGLVETGGSLRLSCAGSGRTFSSRHVGWFRQTPGKEREWVGSVAWNTGSEYYADSVKGRFTISKDNAKDTVYLQMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号194)
【0427】
このタンパク質配列は、下記の配列番号195に示されるcDNAによりコードされる。
【0428】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTCGAAACTGGGGGTTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGGTTCTGGACGCACCTTCAGTAGCCGGCACGTGGGCTGGTTCCGCCAGACTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTGGGTTGGAAGTGTTGCCTGGAACACTGGTAGTGAATATTATGCAGACTCCGTGAAGGGTCGCTTCACCATTTCCAAGGACAACGCCAAAGACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCGGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCAGGGGACCCAG
GTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号195)
【0429】
a-CD45-h-VHH-62
【0430】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSDYAMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGVGGVTSYADSVKGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号196)
【0431】
このタンパク質配列は、下記の配列番号197に示されるcDNAによりコードされる。
【0432】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTGACTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATTGGCAGTGTGGGAGGTGTCGGAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号197)
【0433】
a-CD45-h-VHH-63
【0434】
EVQLQESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNQVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVLSAHHSEDPNS(配列番号198)
【0435】
このタンパク質配列は、下記の配列番号199に示されるcDNAによりコードされる。
【0436】
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACCAAGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTTGTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTAATAGT(配列番号199)
【0437】
a-CD45-h-VHH-64
【0438】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCVASGEEDFQPYAMGWFRQAPGKEREYVAATTWNGGRIRYGDSVKGRFTISRDHPKNTITLQMTSLKPDDTAVYYCAARYGTVLLTREDYQHWGRGTQVTVSAAHHSEDPIS(配列番号200)
【0439】
このタンパク質配列は、下記の配列番号201に示されるcDNAによりコードされる。
【0440】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGGCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGCGTAGCCTCTGGAGAGGAGGATTTTCAGCCGTATGCCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAATACGTGGCCGCGACTACATGGAATGGTGGTAGAATAAGATATGGAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACCACCCCAAGAACACGATCACTTTACAAATGACCAGTTTGAAACCTGACGACACGGCCGTTTATTACTGTGCAGCACGGTACGGTACAGTCCTACTTACACGCGAAGACTATCAACACTGGGGCCGTGGGACCCAGGTCACCGTTTCCGCGGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号201)
【0441】
a-CD45-h-VHH-65
【0442】
EVQLVESGGGLVQAGGSLSLSCAASGRTFSTGAMGWFRQAPGKEREFLARITLIGHGTYYADALKGRFTISRDHAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCVARDSPCVGNCWYENAGDYEYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号202)
【0443】
このタンパク質配列は、下記の配列番号203に示されるcDNAによりコードされる。
【0444】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGTCTCTCCTGTGCAGCCTCTGGACGCACCTTCAGTACCGGTGCCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTCTGGCACGAATTACTCTGATTGGCCACGGCACATACTATGCAGATGCCTTGAAGGGCCGATTCACCATTTCCAGAGACCACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTATATTACTGTGTAGCGCGAGACAGCCCGTGCGTGGGTAATTGTTGGTACGAGAATGCGGGCGACTATGAGTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号203)
【0445】
a-CD45-h-VHH-66
【0446】
EVQLLESGGGLVQAGGSLRLSCAASGFTFSNYAMSWVRQAPGKGPERVSIIGSVGGTSGVTSYADSVKGRFTITRDNARS
TLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号204)
【0447】
このタンパク質配列は、下記の配列番号205に示されるcDNAによりコードされる。
【0448】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGATTGGTGCAGGCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAATTACGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAATTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCTCAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCACCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTTCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号205)
【0449】
a-CD45-h-VHH-67
【0450】
EVQLVESGGGLVQAGGSLRLSCAASERTVSVYTMGWFRQAPGKEREFVASIRWSGGPNTYYADSVKGRFTISGDNAKNTVYLQMNSLKPEDTAVYYCVARDSPCVGNCWYENAGDYEYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号206)
【0451】
このタンパク質配列は、下記の配列番号207に示されるcDNAによりコードされる。
【0452】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCCTGGTGCAGGCTGGGGGCTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACGCACCGTCAGTGTCTATACCATGGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTTTGTAGCGTCCATTCGCTGGAGTGGTGGTCCCAACACATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCGGAGACAACGCCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTATATTACTGTGTAGCGCGAGACAGCCCGTGCGTGGGTAATTGTTGGTACGAGAATGCGGGCGACTATGAGTACTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号207)
【0453】
a-CD45-h-VHH-68
【0454】
EVQLVESGGGLVQPGDSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGTTGVTSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号208)
【0455】
このタンパク質配列は、下記の配列番号209に示されるcDNAによりコードされる
【0456】
GAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAGCTATGCCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTACCACAGGTGTCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号209)
【0457】
a-CD45-h-VHH-69
【0458】
EVQLEESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSNSVMSWVRQAPGKGPERVSVIGSVGGATGATSYADSVRGRFTISRDNARSTLHLQMNSLKPEDTAVYYCVKGNGLTSTRASDYWGQGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号210)
【0459】
このタンパク質配列は、下記の配列番号211に示されるcDNAによりコードされる。
【0460】
GAGGTGCAGCTGGAGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGCCTGGGGGGTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAGTAACTCCGTCATGAGCTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGGCCCGAGCGGGTCTCAGTTATCGGCAGTGTCGGAGGTGCCACAGGTGCCACAAGTTATGCAGACTCCGTGAGGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGATAACGCCAGGAGCACGCTGCATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCTGAGGACACGGCCGTGTATTACTGTGTAAAGGGGAACGGACTTACTTCTACTCGCGCGAGTGACTACTGGGGCCAGGGAACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号211)
【0461】
a-CD45-h-VHH-70
【0462】
EVQLLESGGGLVQAGDSLRLSCAASERAYRNRLLGWFRQAPGAERVVVAISWSGGSTYYVDSVKGRFTMSRDNSKNTVYLQMNSLKPEDTATYYCAALRFWTTTPQKEGLYDTWGQGTQVTVSSEPKTPKPQT(配列番号212)
【0463】
このタンパク質配列は、下記の配列番号213に示されるcDNAによりコードされる。
【0464】
GAGGTGCAGCTGCTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTGCAGGCTGGGGACTCTCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGAACG
CGCCTACAGGAACCGTCTTCTTGGCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGGCGGAGCGTGTCGTTGTAGCTATTAGCTGGAGCGGTGGTAGTACATACTATGTAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATGTCCAGAGACAACAGCAAGAACACGGTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCACTTATTACTGCGCAGCACTTAGATTTTGGACTACAACACCTCAGAAAGAGGGCCTCTATGACACCTGGGGCCAGGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCCGAACCCAAGACACCAAAACCACAAACT(配列番号213)
【0465】
a-CD45-h-VHH-71
【0466】
EVQLQESGGGSLQTGDSLRLACEASEIVVENYVMAWFRQAPGKEREWLARIIWNTGGTHLQEFVKGREGIGYSVKTSTRTVMNSLKPEDTAIYYCAALRSWTTTPQREVLYDNWGHGTQVTVSSAHHSEDPIS(配列番号214)
【0467】
このタンパク質配列は、下記の配列番号215に示されるcDNAによりコードされる。
GAGGTGCAGCTGCAGGAGTCTGGGGGAGGATCGCTGCAGACTGGGGACTCACTGAGACTCGCCTGTGAAGCCTCTGAAATCGTCGTCGAAAATTATGTCATGGCCTGGTTCCGCCAGGCTCCAGGGAAGGAGCGTGAGTGGCTAGCGCGTATTATCTGGAATACCGGTGGCACACATCTTCAAGAATTTGTGAAGGGCCGAGAAGGGATCGGCTATAGCGTCAAAACTTCCACCCGCACAGTAATGAACAGCCTGAAACCCGAGGACACGGCCATTTATTACTGCGCAGCACTTAGATCTTGGACTACTACACCTCAGAGGGAGGTCCTCTATGACAACTGGGGCCACGGGACCCAGGTCACCGTCTCCTCAGCGCACCACAGCGAAGACCCTATTAGT(配列番号215)
【0468】
実施例5:キメラ抗原受容体(CAR)の生成
【0469】
下記の配列において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD28膜貫通領域であり、大文字の斜体はCD28細胞内領域であり、下線を引いた大文字の斜体の太字はCD3Z細胞内領域である。
a-CD19CAR
mlllvtslllcelphpafllipdiqmtqttsslsaslgdrvtiscrasqdiskylnwyqqkpdgtvklliyhtsrlhsgvpsrfsgsgsgtdysltisnleqediatyfcqqgntlpytfgggtkleitGGGGSGGGGSGGGGSEVKLQESGPGLVAPSQSLSVTCTVSGVSLPDYGVSWIRQPPRKGLEWLGVIWGSETTYYNSALKSRLTIIKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAIYYCAKHYYYGGSYAMDYWGQGTSVTVSSSGSGSGKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPFWVLVVVGGVLACYSLLVTVAFIIFWVRSKRSRLLHSDYMNMT
PRRPGPTRKHYQPYAPPRDFAAYRSRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR(配列番号216)
【0470】
このタンパク質配列は、下記の配列番号217に示されるcDNAによりコードされる。
【0471】
コドン最適化されたCD19CARATGCTGCTGCTGGTGACCAGCCTGCTGCTGTGCGAGCTGCCCCACCCCGCCTTCCTGCTGATCCCCGACATCCAGATGACCCAGACCACCAGCAGCCTGAGCGCCAGCCTGGGCGACAGAGTGACCATCAGCTGCAGAGCCAGCCAGGACATCAGCAAGTACCTGAACTGGTACCAGCAGAAGCCCGACGGCACCGTGAAGCTGCTGATCTACCACACCAGCAGACTGCACAGCGGCGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGACTACAGCCTGACCATCAGCAACCTGGAGCAGGAGGACATCGCCACCTACTTCTGCCAGCAGGGCAACACCCTGCCCTACACCTTCGGCGGCGGCACCAAGCTGGAGATCACCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGAGGTGAAGCTGCAGGAGAGCGGCCCCGGCCTGGTGGCCCCCAGCCAGAGCCTGAGCGTGACCTGCACCGTGAGCGGCGTGAGCCTGCCCGACTACGGCGTGAGCTGGATCAGACAGCCCCCCAGAAAGGGCCTGGAGTGGCTGGGCGTGATCTGGGGCAGCGAGACCACCTACTACAACAGCGCCCTGAAGAGCAGACTGACCATCATCAAGGACAACAGCAAGAGCCAGGTGTTCCTGAAGATGAACAGCCTGCAGACCGACGACACCGCCATCTACTACTGCGCCAAGCACTACTACTACGGCGGCAGCTACGCCATGGACTACTGGGGCCAGGGCACCAGCGTGACCGTGAGCAGCAGCGGCAGCGGCAGCGGCAAGCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCTTCTGGGTGCTGGTGGTGGTGGGCGGCGTGCTGGCCTGCTACAGCCTGCTGGTGACCGTGGCCTTCATCATCTTCTGGGTGAGAAGCAAGAGAAGCAGACTGCTGCACAGCGACTACATGAACATGACCCCCAGAAGACCCGGCCCCACCAGAAAGCACTACCAGCCCTACGCCCCCCCCAGAGACTTCGCCGCCTACAGAAGCAGAGTGAAGTTCAGCAGAAGCGCCGACGCCCCCGCCTACCAGCAGGGCCAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGAAGAGAGGAGTACGACGTGCTGGACAAGAGAAGAGGCAGAGACCCCGAGATGGGCGGCAAGCCCAGAAGAAAGAACCCCCAGGAGGGCCTGTACAACGAGCTGCAGAAGGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGAGAAGAAGAGGCAAGGGCCACGACGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGATAA(配列番号217)
【0472】
a-CD38CAR
【0473】
下記の配列において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD28膜貫通領域であり、大文字の斜体はCD28細胞内領域であり、大文字の斜体の太字はCD3Z細胞内領域である。
【0474】
myrmqllscialslalvtnsqvqlvqsgaevkkpgssvkvsckafggtfssyaiswvrqapgqglewmgriirflgianyaqkfqgrvtliadkstntaymelsslrsedtavyycagepgredpdavdiwgqgtmvtvssSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQGIRSWLAWYQQKPEKARKSLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQYNSYPLTFGGGTKVEIKSSGSGSPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPFWVLVVVGGVLACYSLLVTVAFIIFWVRSKRSRLLHSDYMNMTPRRPGPTRKHYQPYAPPRDFAAYRSRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR(配列番号218)
【0475】
このタンパク質配列は、下記の配列番号219に示されるcDNAによりコードされる。
【0476】
コドン最適化されたa-CD38CAR
【0477】
ATGTACAGAATGCAGCTGCTGAGCTGCATCGCCCTGAGCCTGGCCCTGGTGACCAACAGCCAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAGGTGAAGAAGCCCGGCAGCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAGGCCTTCGGCGGCACCTTCAGCAGCTACGCCATCAGCTGGGTGAGACAGGCCCCCGGCCAGGGCCTGGAGTGGATGGGCAGAATCATCAGATTCCTGGGCATCGCCAACTACGCCCAGAAGTTCCAGGGCAGAGTGACCCTGATCGCCGACAAGAGCACCAACACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGAAGCGAGGACACCGCCGTGTACTACTGCGCCGGCGAGCCCGGCAGAGAGGACCCCGACGCCGTGGACATCTGGGGCCAGGGCACCATGGTGACCGTGAGCAGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGAGCGCCAGCGTGGGCGACAGAGTGACCATCACCTGCAGAGCCAGCCAGGGCATCAGAAGCTGGCTGGCCTGGTACCAGCAGAAGCCCGAGAAGGCCAGAAAGAGCCTGATCTACGCCGCCAGCAGCCTGCAGAGCGGCGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGACTTCACCCTGACCATCAGCAGCCTGCAGCCCGAGGACTTCGCCACCTACTACTGCCAGCAGTACAACAGCTACCCCCTGACCTTCGG
CGGCGGCACCAAGGTGGAGATCAAGAGCAGCGGCAGCGGCAGCCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCTTCTGGGTGCTGGTGGTGGTGGGCGGCGTGCTGGCCTGCTACAGCCTGCTGGTGACCGTGGCCTTCATCATCTTCTGGGTGAGAAGCAAGAGAAGCAGACTGCTGCACAGCGACTACATGAACATGACCCCCAGAAGACCCGGCCCCACCAGAAAGCACTACCAGCCCTACGCCCCCCCCAGAGACTTCGCCGCCTACAGAAGCAGAGTGAAGTTCAGCAGAAGCGCCGACGCCCCCGCCTACCAGCAGGGCCAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGAAGAGAGGAGTACGACGTGCTGGACAAGAGAAGAGGCAGAGACCCCGAGATGGGCGGCAAGCCCAGAAGAAAGAACCCCCAGGAGGGCCTGTACAACGAGCTGCAGAAGGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGAGAAGAAGAGGCAAGGGCCACGACGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA(配列番号219)
【0478】
m-VHH1-E3-TM
【0479】
下記のタンパク質配列(配列番号220)において、小文字の領域は抗マウスCD45
VHHであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49Kの細胞外膜近位領域であり、太字の大文字の下線を引いた領域はE3.49K膜貫通領域であり、太字の大文字の領域はE3.49Kの細胞内領域である。
maqvqlvesggglvhpgdslrlscaasgsvfnsatmgwyrqspgsqrelvativvgtptyadsvkgrftisrdnaknivylqmnslkpedtavyycnyratytsgysrdywgqgtqvtvsGGGGSDEGKRYRVKVIPPNTTNSQSVKIQPYTRQTTPDQEHKFELQFETNGNYDSKIPSTTVAIVVGVIAGFITLIIVFICYICCRKRPRAYNHMVDPLLSFSY(配列番号220)
【0480】
下記の配列のDNA(配列番号221)において、小文字の領域は抗マウスCD45 VHHであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49Kの細胞外膜近位領域であり、太字の大文字の下線を引いた領域はE3.49K膜貫通領域であり、太字の大文字の領域はE3.49Kの細胞内領域である。この配列は配列番号220のタンパク質をコードする。
【0481】
atggcccaggtgcagctggtggagagcggcggcggcctggtgcaccccggcgacagcctgagactgagctgcgccgccagcggcagcgtgttcaacagcgccaccatgggctggtacagacagagccccggcagccagagagagctggtggccaccatcgtggtgggcacccccacctacgccgacagcgtgaagggcagattcaccatcagcagagacaacgccaagaacatcgtgtacctgcagatgaacagcctgaagcccgaggacaccgccgtgtactactgcaactacagagccacctacaccagcggctacag
cagagactactggggccagggcacccaggtgaccgtgagcGGCGGCGGCGGCAGCGATGAGGGAAAACGGTACCGGGTTAAGGTTATTCCGCCTAACACCACAAACTCCCAGAGTGTCAAAATTCAGCCTTACACCAGGCAGACTACTCCTGACCAGGAACACAAATTCGAATTACAGTTTGAGACTAACGGTAACTATGACTCCAAGATTCCATCTACAACGGTCGCGATCGTAGTGGGCGTGATTGCAGGCTTCATCACATTGATCATCGTGTTCATCTGCTATATCTGCTGTAGGAAGCGCCCTCGGGCGTACAACCACATGGTGGACCCTCTGTTGAGTTTCTCATATTAA(配列番号221)
【0482】
mVHH2-E3-TM
【0483】
下記のタンパク質配列において(配列番号222)、小文字の領域は抗マウスCD45
VHHであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49Kの細胞外膜近位領域であり、太字の大文字の下線を引いた領域はE3.49K膜貫通領域であり、太字の大文字の領域はE3.49Kの細胞内領域である。
maqvqlvqsggglvqpggslrlscaasgrafnsaamgwyrqapgsqrelvasisagtasyadavkgrftisrdyakniiylqmnslkpddtavyfcnyrttytsgysedywgqgtqvtvsGGGGSDEGKRYRVKVIPPNTTNSQSVKIQPYTRQTTPDQEHKFELQFETNGNYDSKIPSTTVAIVVGVIAGFITLIIVFICYICCRKRPRAYNHMVDPLLSFSY(配列番号222)
【0484】
下記の配列のDNA(配列番号223)において、小文字の領域は抗マウスCD45 VHHであり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域はE3.49Kの細胞外膜近位領域であり、太字の大文字の下線を引いた領域はE3.49K膜貫通領域であり、太字の大文字の領域はE3.49Kの細胞内領域である。この配列は配列番号222のタンパク質をコードする。
【0485】
atggcccaggtgcagctggtgcagagcggcggcggcctggtgcagcccggcggcagcctgagactgagctgcgccgccagcggcagagccttcaacagcgccgccatgggctggtacagacaggcccccggcagccagagagagctggtggccagcatcagcgccggcaccgccagctacgccgacgccgtgaagggcagattcaccatcagcagagactacgccaagaacatcatctacctgcagatgaacagcctgaagcccgacgacaccgccgtgtacttctgcaactacagaaccacctacaccagcggctacagcgaggactactggggccagggcacccaggtgaccgtgagcGGCGGCGGCGGCAGCGATGAGGGAAAACGGTACCGGGTTAAGGTTATTCCGCCTAACACCACAAACTCCCAGAGTGTCAAAATTCAGCCTTACACCAGGCAGACTACTCCTGACCAGGAACACAAATTCGAATTACAGTTTGAGACTAACGGTAACTATGACTCCAAGATTCCATCTACAACGGTCGCGATCGTAGTGGGCGTGATTGCAGGCTTCATCACATTGATCATCGTGTTCATCTGCTATATCTGCTGTAGGAAGCGCCCTCGGGCGTACAACCACATGGTGGACCCTCTGTTGAGTTTCTCATATTAA(配列番号223)
【0486】
a-CD43-sc
a-CD43-sc(配列番号224)は、リンカー領域を通じて接合されたストークおよび膜貫通領域を有する抗CD43抗体用のタンパク質である。配列番号225は同じ分子のDNA配列である。下記の配列において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34膜貫通領域である。
myrmqllscialslalvtnsevqlqqsgpelvkpgasvrmsctasgytftsyvmhwikqkpgqgldwigyinpynggtqynekfkgkatltsdkssstaymelssltsedsavyycarrtfpyyfdywgqgttltvssSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSSDVLMTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSILHSNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDLGVYYCFQGSHAPLTFGAGTKLELKSSGSGSPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFAPRKIEVMYPPPYLDNEKSNGTIIHVKGKHLCPSPLFPGPSKPTLIALVTSGALLAVLGITGYFL(配列番号224)
下記の配列のDNA(配列番号225)において、下線を引いた小文字の領域はIL2シグナルペプチドであり、小文字は重鎖であり、下線を引いた大文字の領域はリンカーであり、下線なしの大文字の領域は軽鎖であり、太字の大文字の領域はストークであり、太字の下線を引いた領域はCD34膜貫通領域である。
atgtacagaatgcagctgctgagctgcatcgccctgagcctggccctggtgaccaacagcgaggtgcagctgcagcagagcggccccgagctggtgaagcccggcgccagcgtgagaatgagctgcaccgccagcggctacaccttcaccagctacgtgatgcactggatcaagcagaagcccggccagggcctggactggatcggctacatcaacccctacaacggcggcacccagtacaacgagaagttcaagggcaaggccaccctgaccagcgacaagagcagcagcaccgcctacatggagctgagcagcctgaccagcgaggacagcgccgtgtactactgcgccagaagaaccttcccctactacttcgactactggggccagggcaccaccctgaccgtgagcagcAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCAGCAGCGACGTGCTGATGACCCAGACCCCCCTGAGCCTGCCCGTGAGCCTGGGCGACCAGGCCAGCATCAGCTGCAGAAGCAGCCAGAGCATCCTGCACAGCAACGGCAACACCTACCTGGAGTGGTACCTGCAGAAGCCCGGCCAGAGCCCCAAGCTGCTGATCTACAAGGTGAGCAACAGATTCAGCGGCGTGCCCGACAGATTCAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGACTTCACCCTGAAGATCAGCAGAGTGGAGGCCGAGGACCTGGGCGTGTACTACTGCTTCCAGGGCAGCCACGCCCCCCTGACCTTCGGCGCCGGCACCAAGCTGGAGCTGAAGAGCAGCGGCAGCGGCAGCCCCACCACCACCCCCGCCCCCAGACCCCCCACCCCCGCCCCCACCATCGCCAGCCAGCCCCTGAGCCTGAGACCCGAGGCCTGCAGACCCGCCGCCGGCGGCGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCCCCAGAAAGATCGAGGTGATGTACCCCCCCCCCTACCTGGACAACGAGAAGAGCAACGGCACCATCATCCACGTGAAGGGCAAGCACCTGTGCCCCAGCCCCCTGTTCCCCGGCCCCAGCAAGCCCACCCTGATCGCCCTGGTGACCAGCGGCGCCCTGCTGGCCGTGCTGGGCATCACCGGCTACTTCCTGTAA(配列番号225)
【0487】
実施例6.レンチウイルスベクターの作出
【0488】
関心対象の遺伝子を含有する移入ベクターを、パッケージングベクター(pMDLg/pRREおよびpRSV-Rev)、ならびにエンベロープベクター(phCMV-VSV-G)と共に293T細胞にトランスフェクトし、ウイルス上清を収穫する。
【0489】
VSV-Gシュードタイプレンチウイルスベクターの小スケール製造
【0490】
この方法は、リン酸カルシウムトランスフェクションキットを使用する6ウェルプレート中でのVSV-Gシュードタイプレンチウイルスベクターの製造を記載する。ウェル当たりの製造されたウイルス上清の量は4mlであり、ウイルス濃度は使用されたベクターに依存する。
【0491】
【表3】
【0492】
一般的材料:
【0493】
T75フラスコ、細胞培養ピペット、マイクロピペットおよびチップ、1.5ml微量遠心チューブ、5mlシリンジ、Trypan Blue、Virkon、M-ytdes。
【0494】
プラスミド
ベクター:選択に依存する
Gag-polプラスミド:pMDLg/pRRE
Revプラスミド:pRSV-Rev
エンベローププラスミド:phCMV-VSV-G
【0495】
手順
【0496】
293FT細胞の維持
【0497】
隔日毎に1:5~1:4に分割することにより細胞を維持し、それらをT75またはT150フラスコ中に保つ。細胞の解凍後に、少なくとも3継代にわたりそれらを培養した後に、ウイルス製造のためにそれらを使用して回復させ、指数関数的な増殖を開始させる。高継代数の細胞の使用は、ウイルス製造に負に影響するため推奨されない。
【0498】
1日目:プレーティング&トランスフェクション
【0499】
完全増殖培地中に500.000細胞/ウェルでプレーティングする。
- フラスコから培地をピペットで除去する
- 細胞を10mlの室温のPBSで洗浄する
- 1ml(T75)または2ml(T150)のTrypLE Expressを加え、37℃で5分間インキュベートする
- インキュベーション後に、10~20mlの完全培地をフラスコに加え、徹底的に再懸濁し、数回上下にピペッティングすることにより全ての塊を解離させる
- Trypan Blueを使用して細胞をカウントし、250.000細胞/mlの細胞懸濁液を作製する
- 2mlのこの懸濁液をウェル(ポリ-L-リジンコート6ウェルプレート)に入れる。各ベクターについて1つのウェルを調製する。
- プレートをインキュベーターに少なくとも7~8時間入れる
【0500】
インキュベーション後に、細胞をトランスフェクトする。細胞が接着していることを確認し、最適には80%の密集度とする。細胞が生存し、適切な密度である場合、プレートをインキュベーターに戻し、トランスフェクションミックスの調製に進む。密集度が60%未満の場合はトランスフェクションを中止する。
【0501】
- 25μMの最終濃度のクロロキンの添加と共に1mlの完全増殖培地を調製する。それを予備加温のためにインキュベーターに入れる。トランスフェクションの開始前にリン酸カルシウム沈殿キットの成分を室温にすることが重要である。
【0502】
- プラスミド混合物を微量遠心チューブ中に以下のように調製する(計4μgのDNA):
- 2μgのLeGO-iG2ベクター(導入遺伝子を含む)
- 1μgのpMDLg/pRRE(Gag/Pol)
- 0.75μgのpRSV-REV(Rev)
- 0.25μgのphCMV-VSV-G(エンベロープ)
- プラスミドを混合し、ddHOを用いて体積を54μlまで調整する
- 6μlの2.5M CaCl溶液をDNA混合物に加える
- 別々のマイクロチューブ中に、60μlの2X HeBS緩衝液を入れる。CaCl/DNA混合物を加え、ボルテックスする
- この混合物を室温で15分間静置する。トランスフェクション効率を減少させる可能性があるので、30分より長く静置しない。
- これらの15分の間に、ディッシュを取り出し、培地を廃棄し、25μMのクロロキンを含有する1mlの予備加温した完全増殖培地を加える。
- 15分のインキュベーション後に、ディッシュを円形運動で穏やかに旋回させながら120μlの混合物をウェルに滴下の方式で加える。
- ディッシュの蓋を閉じ、10~12時間のインキュベーションのためにそれをインキュベーターに戻す。
【0503】
2日目:培地交換
【0504】
トランスフェクション後10~12時間:
- トランスフェクションミックスおよびクロロキンを含有する培地をウェルから吸引し、廃棄する。
- ウェル当たり2mlの完全増殖培地を加える。培地が少なくとも室温、好ましくは37℃まで予備加温されることを確実にする。細胞をインキュベーターに入れる。
【0505】
3日目:上清の収集1
培地交換後24時間:
- 細胞をUV顕微鏡下でGFP発現についてチェックする。トランスフェクション効率は90%超であるべきである。
- ウェル毎に0.45μmフィルター、5mlシリンジ、5mlマイクロチューブおよび1.5チューブを調製する。
- 5mlシリンジを使用してディッシュから培地を収穫する。フィルターにアプライし、上清を5mlマイクロチューブ中に濾過する。濾過の間は穏やかに行い、気泡を作らないようにし、過度の力が掛からないようにする。完了したら、シリンジをドロップし、Virkon溶液中に濾過する。
- 100μlのアリコートを濾過された上清から1.5ml微量遠心チューブに取る(ウイルス滴定)。所望の場合は上清の残りをアリコート化し、長期貯蔵のために-80℃で凍結させる。
- ディッシュ当たり2mlの完全増殖培地を加える。培地が少なくとも室温、好ましくは37℃まで予備加温されることを確実にする。細胞をインキュベーターに入れる。
【0506】
4日目:上清の収集2
培地交換後48時間:
- 前日と同じ方式でウイルス上清を収集する。
- プレートを廃棄する。
【0507】
実施例7:細胞株の生成
【0508】
先行する実施例において収穫されたレンチウイルス粒子を使用して、K562およびRPMI8226(図6)細胞に形質導入を行い、選別し、拡大増殖した。結果としてもたらされた細胞を以下の様式で試験した。
【0509】
標的細胞の調製
1.細胞カウントのために標的細胞から試料を取る。
2.チューブに1~2×10個の細胞を取る
3.細胞を遠心分離する
4.上清を廃棄する
5.PBSで洗浄する
6.上清を廃棄する
7.再び遠心分離し、液体をピペットで除去して「乾燥」ペレットを得る
8. 0.1mlの51Crを細胞ペレットに加え、よく混合する
9. 1時間インキュベートし、15分毎にバイアルを振盪する。
【0510】
エフェクター細胞の調製
1.細胞カウントのために培養された細胞から試料を取る。
2.細胞を遠心沈降させ、0.3×10細胞/mlの濃度で、ペレットを温RPMI+10% FCSに再懸濁する。
3. 3連で150μl/ウェルの希釈された試料を第1列に加える。
4. 3連で100μl/ウェルのRPMI+10%FCSを第2~4列および最小放出
の3つのウェルに加える。
5. 100μl/ウェルのdH2O+1% Triton X100を最大放出の3つ
のウェルに加える。
6.ウェル全体を通じて1:3の比で段階希釈液を調製する。
7.プレートをインキュベーターに入れる。
【0511】
標的細胞
1.標的細胞をPBS中で2回洗浄する
2.細胞を1mlのRPMI+10%FBSに再懸濁する
3.細胞カウントのために試料を取る
4. 100μl/ウェルの標的細胞を加え、混合する
5. 4時間インキュベートする
6.プレートを300gで3分間スピンする。
7. 20ulの細胞懸濁液をLumaPlate 96ウェルの各々のウェルの各々に
ピペットで入れる。
8.プレートをクロムフード中に終夜置いて乾燥させる。
特異的溶解パーセントを算出する:[(実験的放出-自発的放出)/(最大放出-自発的放出)]×100
【0512】
人工多能性幹細胞(iPSC)からの機能的に成熟したNK細胞の分化
【0513】
フィーダー非依存的な分化プロトコールを使用して、人工多能性幹細胞(iPSC)を機能的に成熟したNK細胞に分化させた。これらのNK細胞は、機能的な成熟および血液由来NK細胞の代表的な表現型シグネチャーの両方を示し、強力な抗腫瘍エフェクター機能を有する。
【0514】
ヒトiPSC生成培養および造血細胞への分化
【0515】
StemRNA 3rd Generation Reprogramming kitを使用して健常男性皮膚線維芽細胞を初期化した。
【0516】
解凍したiPSC株をmTesRTM 1(StemCell Technologies、85850)フィーダーフリー維持培地中で5日間、hESC-Qualified Matrigel(Corning、354277)コート6ウェルプレート上で培養して80%の密集度に到達させる。
【0517】
PBS中の0.5mM EDTA(01-862-1B)を使用してiPSC株を継代した。
【0518】
継代の前に、StemDiffTM APELTM2(StemCell Technologies、05270)、40ng/mLのSCF(PeproTech、300-07)、20ng/mLのBMP4(PeproTech、120-05)、および20ng/mLのVEGF(PeproTech、100-20B)からなり、10μM Rock阻害剤(Y-27632、Tocris、1254)を補充した造血分化培地(HPDM)を最初の3日間のために調製した。
【0519】
iPSCを継代し、超低接着丸底96ウェルプレート(Corning、CLS3474)の各ウェル中のRock阻害剤を補充した100uLのHPDM中に3,000細胞/ウェルの密度で播種した。
【0520】
細胞を5分間220gで遠心分離して胚様体(EB)構造物の形成を促し、静かに3日間37℃および5% CO2でインキュベートした。
【0521】
70uLの培地を各ウェルから除去し、Rock阻害剤を含まない100uLの新たに調製されたHPDMを加えることにより3、6、および9日目に培地交換を行った。
【0522】
造血前駆細胞を11日目にフローサイトメトリー分析またはNK細胞分化培養への移行のためにワイドボアp200ピペット(Fisher Scientific、14-222-730)を使用して収集した。
【0523】
NK細胞への造血細胞の分化
【0524】
造血前駆細胞をiPSCからのNK細胞分化の第2のフェーズにおいて、標準的な細胞培養処理6ウェルプレート中32EB/ウェルの濃度で、StemDiff APEL 2(StemCell Technologies、05270)、20ng/mLのSCF(PeproTech、300-07)、20ng/mLのIL-7(PeproTech、200-07)、10ng/mLのIL-15(PeproTech、1110-15)および10ng/mLのFlt3L(PeproTech、300-19)からなり、5ng/mLのIL-3(PeproTech、200-03)を補充した4mLのNK細胞分化培地(NKDM)中に播種した。
【0525】
週当たり2回で4週間、第1週についてのみIL-3を含有し、以後の3週間はIL-3を含まない新たに調製されたNKDMで半分の培地の交換を行った。
【0526】
4週のNK細胞分化培養後に、細胞を収集し、フローサイトメトリーを介して表現型の分析を行ったか、または5% hAB血清(Corning、35-060-CI)、1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco、15140122)、0.2mM L-グルタミン(Gibco、25030081)、10ng/mLのrhIL-15(Gold Biotechnology、1110-15)、500IU/mLのrhIL-2(Akron Biotech、AK8223)、および25ng/mLのrhIL-21(Gold Biotechnology、1110-21)を補充したCTS OpTmizerTM T Cell Expansion medium(ThermoFisher、A1048501)中で3~4週間拡大増殖した後に、細胞傷害性および機能性アッセイを行った。
【0527】
実施例8:試験アッセイ
【0528】
Khan FA, Almohazey D, Alomari M, Almofty SA. Isolation, Culture, and Functional
Characterization of Human Embryonic Stem Cells: Current Trends and Challenges. Stem Cells Int. 2018;2018:1429351に記載の手順にしたがって胚性幹細胞(ESC)または人工多能性幹細胞(iPSC)を培養した。全ての細胞株をマイコプラズマ夾雑について試験し、マイコプラズマフリーの細胞のみを研究において使用する。細胞株の核型分析を、標準的なプロトコールを使用して本発明の実験室の細胞遺伝学施設において実行する。
【0529】
ESC/iPSC培養物をディスパーゼ解離させ、補充物と共にX-VIVO培地を含有する超低接着6ウェルプレートのウェル当たり5×10個の細胞をプレーティングすることにより胚様体を生成させる。培地を3日毎に交換し、培養を15~20日間維持する。
【0530】
ESC/iPSCの造血分化および遺伝子改変を標準的な哺乳動物発現ベクター/または切除可能なレンチウイルスベクターのエレクトロポレーションで達成する。Zeng J, Tang SY, Toh LL, Wang S. Generation of “Off-the-Shelf” Natural Killer Cells from Peripheral Blood Cell-Derived Induced Pluripotent Stem Cells. Stem Cell Reports. 2017;9(6):1796-812に記載されるようにOP9およびOP9-DLL1細胞との共培養によりNK細胞に分化させた。
【0531】
RPE(網膜色素上皮)へのESC/iPSCの分化
【0532】
EDTAを使用することによりESC/iPSCコロニーを継代し、黄斑変性症の処置において使用されたBuchholz(Buchholz DE, Pennington BO, Croze RH, Hinman CR, Coffey PJ, Clegg DO. Rapid and efficient directed differentiation of human pluripotent stem cells into retinal pigmented epithelium. Stem Cells Transl Med. 2013;2(5):384-93)により開発されたプロトコールを使用することによりRPEに分化させる。簡潔に述べれば、hESC株HS980を確立し、異物非含有の定義された条件下でrhLN-521上で培養し、標準的なプロトコールを使用して継代した。分化のために、NutriStem hESC XF mediumおよび最初の24hの間にRhoキナーゼ阻害剤を使用して細胞を2.4 3 104細胞/cm2の密度で20mg/mLのhrLN-111をコーティングしたディッシュ上にプレーティングした。塩基性線維芽細胞増殖因子およびトランスフォーミング増殖因子bを含まないNutriStem hESC XFに次に置き換え、プレーティング後6日目から、100ng/mLのアクチビンAを計5週にわたり培地に加えた。
【0533】
正常ヒトCD56+ NK細胞およびCD8+ T細胞を、健常ヒトドナーから収集された血液細胞の陽性/陰性濃縮(Miltenyi CliniMACSシステム)により単離する。NK-92細胞(CRL-2407)をAmerican Type Culture Collection(Manassas、VA)から得、製品シートに記載されるように培養した。
【0534】
クロム放出アッセイによる細胞傷害性試験
【0535】
標的細胞をNK細胞媒介性溶解に対するそれらの感受性について4hの51Cr放出アッセイにより評価した。アッセイの48h前に、NK細胞を、IL2を含有するNK培地中で培養する。標的細胞を50μCiの51Crを用いて37℃で2h標識する。51Cr標識細胞を96ウェルU底プレートのウェル毎にプレーティングする。NK細胞を異なる比で標的細胞に加え、37℃で4hインキュベートする。対照は、NK細胞を含まない標識細胞(自発的放出)および1% Triton X-100を用いて溶解させた標識細胞(完全溶解)を含む。20μlの各反応上清をLumaシンチレーションプレートに加え、フード中で終夜乾燥させる。放射活性の読取り後に、特異的溶解パーセントを算出する。より詳細なプロトコールは下記に示される。
a.細胞カウントのためにK-562から試料を取る。
b. 1~2×106個の細胞をチューブに取る。
c.細胞を遠心分離する
d.上清を廃棄する
e. 0.1mlの51Crを細胞ペレットに加える
f. 1時間インキュベートする
g.細胞カウントのために、培養された細胞から試料を取る。
h.試料をRPMI + 10% FCS中で0.3×106細胞/mlに希釈する。総体積1ml。
i. 96ウェルプレートを標識する。
j. 3連で150μl/ウェルの希釈された試料を第1列に加える。
k. 100μl/ウェルのRPMI + 10%FCSを3ステップでおよび最小放出
の3つのウェルに加える。
l. 100μl/ウェルのdH2O + 2M HCLを最大放出の3つのウェルに加
える。
m. 50μlを第1列から取り、第2列に加え、混合し、50μlを第2列から取り、
第3列に入れる。このように続け、50μlを最後の列から捨て去る。
n.プレートをインキュベーターに入れる。
o. K-562をPBS中で2回洗浄する
p.細胞を1mlの10% RPMIに再懸濁する
q.細胞カウントのために試料を取る
r.必要な細胞数を算出する。
s. 100μl/ウェルの標的細胞を加える。
t.少なくとも4時間インキュベートする。
u.チューブをガンマカウンターのために標識する。
v. 70μlの試料/チューブを取る。注意深く行い、細胞を回避する。
w.ガンマカウンターにおいて分析する。
x. Incucyteベースの細胞傷害性測定。
【0536】
Incucyteベースの細胞傷害性測定
Incucyteを免疫細胞媒介性細胞傷害性および単一腫瘍スフェロイドの浸潤の測定のために使用した。スフェロイドは、細胞単層よりも正確にインビボ条件を模倣し、固形腫瘍殺傷および腫瘍内の細胞間接着のような浸潤を決定するいくつかの特徴、細胞生存の増加の他に、外側細胞リングから内側コアへの酸素、栄養分および廃棄生成物の拡散勾配を呈する。免疫細胞細胞傷害性のIncuCyteベースの測定はリアルタイムの観察を可能とする。
【0537】
手順:
1. 21.5ulのDMSOを新たなバイアルに加えることによりCytolight
Greenバイアルを再懸濁し、5mMストック溶液を調製する
2. 2.8ulのストック溶液を360ulのPBSに加えて100×希釈とする。
3.エフェクター細胞を15mlチューブに取り、400×gで5分間スピンする。
4.ペレットを5mlのPBSで洗浄し、洗浄溶液を慎重に除去する。
5.ペレットを6mlのPBSに再懸濁し、60ulのl00×Cytolight Green溶液を各チューブに加える
6.細胞を37℃で20分間インキュベートし、5分毎に混合する。
7.蓋と共に清潔なプレートをインキュベーター中に置いて蓋を予備加温する。
8. 3.6mlの100% FBSを加えて過剰なCytolight試薬に結合させ
る。細胞を混合し、400×gで5分間遠心分離する。上清を吸引し、細胞を500ulの培地に再懸濁する。
9.細胞をカウントし、濃度を培地の添加を通じて調整する。
10. 1バイアルのCytotoxRed(5μL)をRTにし、短時間遠心分離し、
45μLのPBSをCytotoxRedに加えることによりCytotoxRedストック溶液を調製する
11. 10% FBSを含有する6.5mlの総体積のSCGM中に32.5ulのC
ytotoxRedを加えることによりCytotoxRed作用濃度を調製する。
12.プレートを集め、100ulのCytotoxRedを加える。50ulの標的細胞、50ulのエフェクター細胞または培地を加える。
13.プレートをIncucyte中に置き、赤色細胞を4時間カウントする。
【0538】
CD8+ T細胞を用いる細胞傷害性試験
【0539】
正常ヒトCD8+ T細胞を、IFN-γ処理された標的細胞(2ml当たり2×10個のCD8+細胞および5×10個の標的細胞)と、50U/mlのIL-2、25ng/mlのIFN-γを補充した培養培地中で共培養することによりプライムした。7日目に、共培養物に、1.75×10個の新鮮なIFN-γ処理された標的細胞を補充する。14日目に、これらのプライムされたCD8+ T細胞を遠心分離により収集し、NK細胞について上記したようにクロム放出アッセイにおいて使用する。
【0540】
細胞株の生成
【0541】
実施例10において収穫されたレンチウイルス粒子を使用して、K562およびRPMI細胞への形質導入を行い、拡大増殖した。結果としてもたらされた細胞を標的遺伝子の発現について、GFPをマーカーとして使用して、または細胞を対応する抗体もしくは蛍光標識されたタンパク質で標識することにより試験した。
1.培地DMEM/RPMI 10%FBS=400ul/ウェルを調製する
2. 50ulの上清を各ウェルから除去する。
3.レンチウイルスベクターおよびtx培地を加える。
4.日付、名称、細胞種および形質導入のために使用されたウイルスについて24ウェルプレートを標識する。
5.遠心分離機の温度を32℃に設定する。
6.細胞スクレーパーを用いて細胞を剥離し、血清学的ピペットを用いて上下に数回ピペッティングすることにより全ての細胞を再懸濁する。
7.トリパンブルーを使用して細胞をカウントし、培地+10% FBS中10細胞/mlの細胞懸濁液を作製する。
8. 250ulの細胞を24ウェルプレートに分配する。
9.要求される量の硫酸プロタミンストックを8ug/mlの最終濃度で取る。
10.ストックの繰返しの凍結/解凍を回避する。
11.算出にしたがって培地を加える。
12.ウイルスを使用までドライアイス上に保つ。要求される量のウイルスを急速に解凍する。
13.空気との接触が最小となるように慎重にウイルスを混合する。
14.算出された量のウイルスを各ウェルに加える。
15. NK細胞の場合には硫酸プロタミン(8ug/ml)およびIL-2(1000
IU/ml)を各ウェルにピペットで加える。
16.上下にピペッティングすることにより慎重に細胞を混合する。
17.プレートを1000×gで1時間、32℃で中断なく遠心分離する。
18.プレートを取り出し、4時間~終夜(構築物およびウイルス力価に依存する;試験されるべきである)インキュベーター中でインキュベートする。
19.インキュベーションの終わりに、プレートを再び1000×gで1時間32℃で遠心分離する。
20.培地の80%を慎重に全てのウェルから除去し、血清を含む500ulの新鮮な予備加温した培地で満たす。
21.プレートを再びインキュベーターに入れる。
1&2日目:細胞を顕微鏡下でチェックし、コロニーについて調べる。
3日目:細胞をフローサイトメトリーで分析する。
【0542】
同種CD8+ T細胞およびNK細胞を用いるインビボ反応性
【0543】
全てのマウスの飼育、繁殖、および外科的処置は、Stockholm、Swedenの動物倫理委員会により承認された。マウスはCharles River Laboratoriesから購入した。NSGマウスは以前に記載されており(Shultz L. D., Lyons B. L., Burzenski L. M., Gott
B., Chen X., Chaleff S., Kotb M., Gillies S. D., King M., Mangada J., Greiner D. L., Handgretinger R. (2005) Human lymphoid and myeloid cell development in NOD/LtSz-scid IL2Rγnull mice engrafted with
mobilized human hemopoietic stem cells.
J. Immunol. 174, 6477-6489 [PubMed: 15879151])、Karolinska Institute、Huddinge、SwedenのAKM5動物施設において繁殖および維持した。
【0544】
マウスは、Jackson laboratoriesから取得した(NOD.Cg-Prkdcscid Il2rgtm1WjI/SzJ - JAXストック番号005557。The Jackson Laboratoryを起源とし、欧州におけるCharles Riverによるライセンスで繁殖させた)。
【0545】
雄マウス(8~10週齢)の皮下にUCまたはK562細胞株(1×106)を注射した。全ての細胞を試験したところ、注射前にマイコプラズマは存在しないことが見出された。マウスの静脈内にヒトPBMC(10×106)を注射した。マウスが測定可能な腫瘍を有した時に皮下腫瘍サイズの測定を開始した。腫瘍サイズを週に少なくとも2回、4週にわたりスライドキャリパーで測定し、腫瘍体積を算出した。腫瘍体積が1cm3に達した時にマウスを安楽死させ、腫瘍および臓器を除去した。
【0546】
並行研究において、雄NSGマウス(6~8週齢)の皮下にCD45エンゲージャーおよびルシフェラーゼレポーター遺伝子で改変された、またはルシフェラーゼレポーター遺伝子のみで改変された(CD45エンゲージャーでの改変を伴わない)K562、RPMI8226、およびSKOV3細胞株(1X106)を注射した。全ての細胞を試験した
ところ、注射前にマイコプラズマは存在しないことが見出された。腫瘍投与の1日後に、マウスの静脈内にヒトPBMC(10X106)を2つの連続する日に分割(5×106個のPBMC/日)して注射した。マウスに次に1- RPMI8226注射群においてダラツムマブ(ADCCコンピテント抗CD38抗体)および2- SKOV3注射群においてトラスツズマブ(抗Her2抗体)を皮下に腫瘍細胞注射の3日後に両方の抗体について8mg/kgで注射した。イソフルラン下のマウスをIn Vivo Imaging System(IVIS)Spectrum(Perkin Elmer、Santa Clara、CA、USA)を使用することにより蛍光イメージングし、IVISイメージングソフトウェア(Perkin Elmer)を使用して分析した。イメージングは全ての動物において0日目、ならびにマウスを安楽死させ、腫瘍および臓器を除去するまで週毎に2回行った(図32)。
【0547】
PBMCおよびダラツムマブを与えられたRPMI-8226群における対照マウスは腫瘍発達を制御したことをIVISイメージングは実証した(図34)。しかしながら、PBMCおよびダラツムマブと共にCD45エンゲージャーを発現するRPMI-8226細胞の注射は腫瘍発達に繋がる(図33:ルシフェラーゼおよびCD45エンゲージャーを発現するRPMI-8226を描写するIVISイメージングからの写真。マウスをPBMCおよびダラツムマブで処置する。)。類似した様式において、CD45エンゲージャー改変K562細胞は、PBMC投与を伴う場合であっても、連続するPBMC投与を伴うK562細胞の投与と比較してより高い免疫逃避に繋がった(図35)。最後に、PBMCおよびトラスツズマブを与えられたSKOV3群の対照マウスのIVISイメージングは腫瘍発達を制御したが、PBMCおよびトラスツズマブと共にCD45エンゲージャーを発現するSKOV3細胞の注射は腫瘍発達に繋がる(図36)。
【0548】
フローサイトメトリー
【0549】
染色および洗浄をフローサイトメトリー取得緩衝液(flow cytometry acquisition buffer)中で行う。細胞の単一細胞懸濁液をブロッキング試薬と10分間氷上でインキュベートし、次に抗体および生存染色を用いて30~60分間氷上で染色する。試料をFortessa/Symphonyフローサイトメーター(BD Biosciences)で分析し、FlowJoソフトウェア(TreeStar、Ashland、OR)を使用してデータを分析する。選別のために、AriaFusion(BD Biosciences)機器を使用する。選別された細胞を、抗生物質を含む培地中で2週間培養する。以後、細胞を抗生物質なしで培養する。
【0550】
細胞外小胞(EV)媒介性a-CD45-sc mRNA送達はコラーゲン誘導性関節炎を寛解させる
【0551】
標的細胞からの細胞外小胞(EV)を、超遠心分離、タンジェンシャルフロー濾過、またはサイズ排除クロマトグラフィーを使用して単離/精製する。EVの数およびサイズを、Nanosight追跡分析システム(NTA)を通じて分析する。インビボで抗体またはナノボディを生成するために使用される導入遺伝子のmRNA送達のためにEVを使用する。本発明者らはまた、異なる密度で細胞外小胞上に発現されたエンゲージャーを試験した。
【0552】
EVの単離および精製
【0553】
条件培地(CM)を収穫し、700×gで5分間の低速遠心分離により予備清澄化した。大きい細胞デブリおよびアポトーシスボディを除去するために、CMを2,000×gで10分間遠心分離した。最後に、任意の残存する望ましくない大きい小胞を排除するた
めに、CMを次に、0.22μmポアサイズの酢酸セルロース膜と共にボトルトップフィルター(Corning、低タンパク質結合性)を使用することにより濾過した。次に、300kDaのカットオフでのタンジェンシャルフロー濾過(TFF、MicroKross、20cm2、SpectrumLabs)を使用する限外濾過によりCM培地をダイアフィルトレーションした。最後に、試料濃度に基づいてある特定の時間にわたり4000×gでスピンフィルターを用いてAmicon Ultra-15 10kDa重量カットオフスピンフィルター(Millipore)を使用することによりCMを濃縮した。次に、EVの品質および濃度を、ZetaViewを使用して分析した(図40)。
【0554】
EVへのa-CD45-sc mRNAの内因性受動的搭載。EVプロデューサー細胞を、a-CD45-sc mRNAを過剰発現するように改変し、a-CD45-sc mRNAを次にEVバイオジェネシスの間に小胞中に、それらの元々のカーゴおよび過剰発現されたmRNA転写物から翻訳されたタンパク質と共に過剰搭載させる。a-CD45-sc mRNA搭載でのEV媒介性カーゴ送達。生物工学で作られたEVを自己免疫細胞に取り込ませる。エンドソーム分解は細胞質へのa-CD45-sc mRNAの送達に繋がる。送達されたa-CD45-sc mRNAのタンパク質への翻訳は自己免疫事象の阻害を結果としてもたらす(図37)。
【0555】
コラーゲン誘導性関節炎(CIA)マウスモデルは、ヒトRAの臨床症状および免疫病原性を模倣するよく確立された頻繁に使用されるモデルである。コラーゲンII(CII)で免疫化されたマウスは関節炎スコアを増加させた。対照群は目立った変化を示さなかった。興味深いことに、a-CD45-sc mRNAを搭載したMSC EVは関節炎重症度に対する阻害効果を呈した(図38)。対照的に、mRNAモックMSC EVは効果を有しなかった。追加的に、RAの病理発生は、マクロファージが炎症促進性サイトカインを放出することを促進する活性化された免疫細胞を伴う。したがって、血清中のTNF-α、IL-1βのレベルをサンドイッチELISAにより測定した。顕著なことに、a-CD45-sc mRNAを搭載したMSC EVはCIAマウスの血清中のTNF-αおよびIL-1βのレベルを低減させた(図39AおよびB)。a-CD45-scはCIAマウスにおいて炎症を有効に減弱することをこれらの結果は指し示した(図38)。a-CD45-sc EVはコラーゲン誘導性関節炎(CIA)重症度を寛解させる。CIAを、DBA/1JマウスにおいてニワトリコラーゲンII(CII)での能動免疫化により誘導した。a-CD45-sc mRNAまたはモックmRNA搭載MSC
EVを関節炎の誘導後0日目、7日目、14日目および21日目に注射した。2.5E11個のEVを尾静脈内に注射した。関節炎スコアを5日毎に調べた。データを平均±SD(n=5)として表す。
【0556】
図39Aおよび図39Bを参照すると、a-CD45-sc EVはCIAマウスにおいて炎症促進性サイトカインの産生を阻害する。CIAをDBA/1JマウスにおいてニワトリコラーゲンII(CII)での能動免疫化により誘導した。a-CD45-sc mRNAまたはモックmRNA搭載MSC EVを関節炎の誘導後0日目および10日目に注射した。a-sc-CD45またはモックmRNAからの5E11個のEVの静脈内注射後に、サイトカイン(TNF-αおよびIL-1β)のレベルを40日目に測定した。データを平均±SDとして表す。
【0557】
導入遺伝子発現システム
【0558】
標的および/またはエフェクター細胞中での導入遺伝子発現のために、レンチウイルスおよびレトロウイルスシステムを使用する。一過性発現のために、エレクトロポレーションまたは化学物質ベースの方法を使用する。導入遺伝子を、ベクターベースで、またはナノ粒子を用いてもしくは用いずにmRNAとして化学的または電気化学的送達システムを
通じて送達する。遺伝子送達のために、生体適合性材料、例えば脂質、ネイキッドDNA、染色体、プラスミド、カチオンポリマー、およびコンジュゲート複合体のシステムを利用することができる。
【0559】
自殺遺伝子
【0560】
臨床応用および細胞に依存して、自殺遺伝子を細胞に組み込んでもよい。これは、非毒性剤、例えばガンシクロビルを通常使用する細胞の破壊を可能にする。代表的な自殺遺伝子を下記の表3に示す。
【0561】
【表4-1】

【表4-2】

【表4-3】
【0562】
実施例9:結果
【0563】
上記のクロム細胞傷害性アッセイにしたがって、図7を参照すると、上記の51クロムアッセイを使用した末梢血単核細胞(PBMC)を用いたK562細胞の特異的溶解パーセント。K562対照細胞、およびE3.49K、UL11 ai-CD45-scを発現するK562を4時間にわたりPBMCと10:01、3:01、1:01および0.3:1のエフェクター:標的(E:T)比でインキュベートした。細胞を遠心分離し、20uLの上清をLumaプレートに加えた。プレートを終夜乾燥させ、ガンマカウンターで翌日に読み取った。図7は、ULllおよびE3.49Kを発現する細胞についての細胞溶解の低減ならびにa-CD45-scを発現する細胞についての溶解の完全な阻害を示す。
【0564】
図8を参照すると、PBMCの代わりにNK92細胞を使用して実験を繰り返した。K562対照細胞、E3.49Kを発現するK562、エンゲージャーUL11を発現するK562およびK562およびa-CD45-scを4時間にわたりPBMCと10:01、3:01、1:01および0.3:1のE:T比でインキュベートした。細胞を遠心分離し、20uLの上清をLumaプレートに加えた。プレートを終夜乾燥させ、ガンマカウンターで翌日に読み取った。図7におけるように、図8の結果は、UL1lおよびE3.49Kを発現する細胞についての細胞溶解の低減ならびにa-CD45-scを発現する細胞についての溶解の完全な阻害を明確に示す。
【0565】
図9は、51Cr放出アッセイを使用したK562細胞における特異的溶解パーセントを示す。K562対照細胞、E3.49K、UL11、a-CD45-scを発現するK562を4時間にわたりNK92と図9に示されるE:Tでインキュベートした。細胞を遠心分離し、20uLの上清をLumaプレートに加えた。プレートを終夜乾燥させ、ガンマカウンターで読み取った。図7および図8におけるように、図9の結果は、UL1lおよびE3.49Kを発現する細胞についての細胞溶解の低減ならびにa-CD45-scを発現する細胞についての溶解の完全な阻害を明確に示す。
【0566】
図10は、51Cr放出アッセイを使用したK562細胞の特異的溶解パーセントを示す。K562対照細胞、E3.E3.49K、UL11、a-CD45-scを発現するK562を4時間にわたりPBMCと記載されるE:Tでインキュベートした。細胞を遠心分離し、20μLの上清をLumaプレートに加えた。プレートを終夜乾燥させ、ガンマカウンターで読み取った。図7図8、および図9におけるように、図10の結果は、UL1lおよびE3.49Kを発現する細胞についての細胞溶解の低減ならびにa-CD45-scを発現する細胞についての溶解の完全な阻害を明確に示す。
【0567】
図11は、51Cr放出アッセイを使用したRPMI88226の特異的溶解パーセントを示す。RPMI88226対照細胞、E3.49K、UL11またはa-CD45-scを発現するRPMI88226を4時間にわたりT細胞と記載されるE:Tでインキュベートした。細胞を遠心分離し、20uLの上清をLumaプレートに加えた。プレートを終夜乾燥させ、ガンマカウンターで読み取った。図7~12におけるように、結果は、UL1lおよびE3.49Kを発現する細胞についての細胞溶解の低減ならびにa-CD45-scを発現する細胞についての溶解の完全な阻害を明確に示す。
【0568】
グラフト細胞がエフェクター細胞(NK細胞またはT細胞)である場合に、CD45エンゲージャーの発現がグラフトの機能に影響するかどうかを評価することを試みて、NK-92およびTALL-104細胞株にa-CD45-scを形質導入した。NK92細胞を上記のように維持した。TALL-104細胞を37℃、10% CO2で、10%熱不活化ウシ胎仔血清(Atlanta Biologicals、Norcross、Ga.)および100単位/mlの組換えヒトIL-2を補充したIMDM(Gibco)中で維持した。商用のポリメラーゼ連鎖反応キットを使用してマイコプラズマ夾雑が陰性であることについて細胞株を繰り返し試験した。NK-92細胞およびTALL-104細胞の両方を4~6の濃度で、固定された数(10/ウェル)の懸濁状態の51Cr標識K562細胞に対する4h 51Cr放出アッセイにおいて試験した。非改変NK-92およびTALL-104を対照エフェクター細胞として使用した。特異的51Cr放出のパーセンテージを3つの複製物の平均から算出した。図30は、a-CD45-sc遺伝子改変を伴うNK-92細胞の比較評価を描写する。図31は、a-CD45-sc遺伝子改変を伴うTALL-104細胞の比較評価を描写する。
【0569】
実施例10:キメラ抗原受容体(CAR)改変細胞
【0570】
本発明者らは、以下の実験を通じてa-CD38CARおよびa-CD19CAR細胞における本発明を評価した。
【0571】
A.(CD38)標的細胞に対するNK/T細胞のCD38に対するキメラ抗原受容体(a-CD38CAR)に媒介される細胞傷害能力はa-CD45-scにより影響されることの評価。
【0572】
a-CD38CAR(配列番号218/219)の機能に対するa-CD45-scの影響力を分析するために、CARを発現する細胞上に、a-CD45-sc(配列番号5)を発現させ、標的細胞に対するそれらの細胞傷害能力を評価した(図24図41)。この実験は、類似した結果の期待と共に、CD45に対する単鎖および単一ドメインを用いて容易に利用され得る。以下の配列番号を使用することができる。NK92細胞に、a-CD38CARを担うウイルス粒子を形質導入し、選別した。選別および拡大増殖されたNK92細胞に、再びa-CD45-sc、UL11、E3.49Kまたは対照のいずれかを形質導入した。CD38をノックアウトしたRPMI8226または野生型細胞を標的として使用した。エフェクター細胞をCytoLight Greenで標識し、標的細胞をCytotox Redで標識した。エフェクター細胞および標的細胞の両方を1:1でIncucyte中の96ウェル平底プレートにおいてインキュベートした。図44を参照すると、赤色細胞は標的細胞の死を指し示し、これを4時間にわたりカウントした。データをGraphPad Prismで分析した。
【0573】
図41を参照すると、RPMI8226細胞をNK92対照細胞、a-CD38CAR、a-CD38CAR+a-CD45-sc、またはa-CD45-scを発現するNK92細胞とインキュベートした。4時間のインキュベーション後に細胞を遠心分離し、2
0uLの上清をLumaプレートに加えた。
【0574】
B.(CD19)標的細胞に対するNK/T細胞のCD19に対するキメラ抗原受容体(CARCD19)に媒介される細胞傷害能力はa-CD45-scにより影響されるかどうかの評価。
【0575】
a-CD19CAR(配列番号216/217)の機能に対するa-CD45-scの影響力を分析するために、CARを発現する細胞上にa-CD45-sc(配列番号5)を発現させ、標的細胞に対するそれらの細胞傷害能力を評価した。PBMCに、a-CD19CARを担うウイルス粒子を形質導入した(図29)。a-CD19CARを発現する拡大増殖されたPBMCに、再びa-CD45-sc、または対照のいずれかを形質導入した。JurkatおよびRaji細胞を標的として使用した。脱顆粒アッセイを4時間にわたり実行し、細胞を、CD3、CD56、Live/Dead-APC-H7およびCD19h-ビオチンと共にCD107aで標識した。脱顆粒後に、細胞をフローサイトメーターに流した。データをFlowjoで分析した(図43)。
【0576】
CRISPR-Cas9技術を使用してRPMI8226 CD38.KO細胞株を製造した。より特には、細胞に、Cas9遺伝子、CD38遺伝子のエクソン1を標的化するgRNAおよびピューロマイシン選択遺伝子をコードするレンチウイルスベクターを形質導入した。フローサイトメトリーによる形質導入有効性の評価後に、細胞を2週にわたりピューロマイシンで処理して、形質導入された細胞の選択的な生存を可能とした。さらなるフローサイトメトリー分析により、選択された集団におけるCD38のノックアウトが確認された。
【0577】
図42を参照すると、RPMI8226 CD38 KO細胞をNK92対照細胞、a-CD38 CAR、a-CD38 CAR+a-CD45-sc、またはa-CD45-scを発現するNK92細胞とインキュベートした。4時間のインキュベーション後に細胞を遠心分離し、20uLの上清をLumaプレートに加えた。
【0578】
実施例11:臨床応用
【0579】
本発明は、身体への導入前に任意の細胞または組織を処理するために使用することができる。本発明はまた、自己免疫疾患;リンパ腫および白血病を含む血液がん;貧血および血球減少症を含む骨髄不全症候群;WASおよびSCIDを含む遺伝性免疫障害;鎌状赤血球疾患(SCD)およびサラセミアを含む異常ヘモグロビン症;視神経脊髄炎を含む神経学的障害;軟骨置換術、例えば関節置換術、例えば膝および臀部置換術;細胞傷害性の予防的管理を処置するために使用することができる。
【0580】
現在、組織移植は薬物での免疫抑制を要求する。免疫抑制は細胞移植のために要求され得る。免疫抑制剤は、患者を重度に免疫不全および日和見感染の高いリスクとする。上記の実施例1~13において教示される構築物および方法を使用して、追加の免疫抑制を必要としない、または低用量の免疫抑制薬のみを必要とし得る組織および細胞療法を設計することができる。
【0581】
処理される細胞および組織は、任意の哺乳動物細胞またはヒトおよび他の哺乳動物の間のハイブリッドであり得る。Cyranoski D. Japan approves
first human-animal embryo experiments. Nature. 2019。
【0582】
当業者は、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されないことを認識し、本発明は、任
意の非自家細胞もしくは組織または改変された自家細胞もしくは組織を、導入された細胞または組織を身体が認識して拒絶する可能性がある生きた哺乳動物に導入することを伴う任意の細胞または組織療法に潜在的に応用可能であることを理解する。
【0583】
A.移植片
【0584】
1.固形臓器移植片
【0585】
この戦略は、CD43、CD45およびまたはCD148エンゲージャーをコードするベクターでの固形臓器の一時的なまたは永久的な遺伝子改変により利用され得るため、シナプス形成の欠如に起因してTおよびNK細胞ベースの免疫応答からグラフトを安全とし得ることが想定され得る。これは、以下が挙げられるがこれらに限定されない任意の臓器もしくは臓器の部分またはオルガノイド移植片において仮説的に利用され得る:筋肉系(関節、靭帯、筋肉、腱を含む)、消化器系(口、歯、舌、唾液腺、耳下腺、顎下腺、舌下腺、咽頭、食道、胃、小腸、十二指腸、空腸、回腸、大腸、肝臓、胆嚢、腸間膜、膵臓、肛門管を含む)、呼吸器系(鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺、横隔膜を含む)、泌尿器系(腎臓、尿管、膀胱、尿道を含む);女性生殖系(卵巣、卵管、子宮、膣、外陰部、陰核、胎盤);男性生殖系(精巣、精巣上体、輸精管、精嚢、前立腺、尿道球腺、陰茎、陰嚢を含む);内分泌系(下垂体、松果体腺、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓を含む);循環系(心臓、卵円孔開存、動脈、静脈、毛細血管を含む);リンパ系(リンパ管、リンパ節、骨髄、胸腺、脾臓、腸関連リンパ組織、扁桃、間質を含む);神経系(脳、大脳、大脳半球、間脳、脳幹、中脳、脳橋、延髄、小脳、脊髄、脳室系、脈絡叢、末梢神経系、頭蓋神経、脊髄神経、神経節、腸神経系、感覚臓器、目、角膜、虹彩、毛様体、水晶体、網膜、耳、外耳、耳朶、鼓膜、中耳、小骨、内耳、蝸牛、耳の前庭、半規管、嗅覚上皮、舌、味蕾、外皮系、メインアーティクル(main article):外皮系、乳腺、皮膚および皮下組織。これらの部分の臓器は、以前に定義された遺伝子改変戦略を使用して遺伝子改変され得る。Aravalli RN, Belcher JD, Steer CJ. Liver-targeted gene therapy: Approaches and challenges. Liver Transpl. 2015;21(6):718-37。本質的に、ベクターのバッチが、流体力学的送達または類似した戦略によるインビボまたはエクスビボ遺伝子送達のために利用され得る。これは種間の組織の使用を潜在的に可能とする。
【0586】
2.組織移植
【0587】
固形臓器移植片に類似して、これらのエンゲージャーの利用は、移植されるべき臓器の組織または部分の使用を可能にし得る。複合的移植(手、体肢、顔)が、CD45エンゲージャーを利用することにより可能にされ得る。最初の顔移植は2005年に為された。顔移植に関する倫理的な問題は、体肢移植に関する倫理的な問題よりもいっそう顕著であり、その理由は、外科的処置は極めて要求の厳しいものであり、要求される免疫抑制は、レシピエントを日和見感染の相当なリスクに置くからである。
【0588】
免疫抑制は、通常、誘導療法(抗胸腺細胞グロブリン[ATG]および/またはIL-2受容体遮断薬)、続いてコルチコステロイド、抗増殖薬(例えば、バシリキシマブ)、およびカルシニューリン阻害剤での三重維持免疫抑制からなる(表を参照)。場合により、カルシニューリン阻害剤またはコルチコステロイドを含有する外用クリームが使用される。遺伝子改変を通じたこれらの組織のためのエンゲージャーの利用は、生涯の免疫抑制に対する必要性を減少させまたはさらには抑止するであろう。
【0589】
皮膚同種グラフトは(典型的には死体からの)ドナー皮膚を使用する。皮膚同種グラフ
トは、グラフトを提供するために十分な損傷していない皮膚を患者が有しないような大きな皮膚喪失を引き起こす大規模な熱傷または他の状態を伴う患者のために使用される。同種グラフトは、広い裸出した区画をカバーし、そのため流体およびタンパク質喪失を低減させ、侵襲的感染症を防止するために使用され得る。固形臓器移植片とは異なり、皮膚同種グラフトは、免疫拒絶に起因して、最終的に拒絶される。遺伝子改変を通じたこれらの組織のためのエンゲージャーの利用は、免疫抑制の必要性および感染症のリスクなしに生着を長期化させるであろう。弁が損傷しまたは疾患状態となり、そうであるべきように機能しない場合、それらは修復または置換を必要とし得る。心臓弁機能障害を引き起こし得る状態は弁狭窄症(硬直)および弁逆流症(漏出性弁)である。疾患状態の弁は、損傷した弁を支持するためのリングを使用して修復され得るか、または弁全体は除去され、人工弁により置換され得る。人工弁は、炭素コーティングされたプラスチックまたは組織(動物弁もしくはドナーから取られたヒト弁から作られている)から作られていてもよい。同種および異種弁は免疫拒絶の課題を有する。そのため患者は、生涯にわたる免疫抑制を受ける必要があり得る。CD45エンゲージャーでの弁グラフトの改変は、免疫抑制に対するこの必要性を抑止し、拒絶までの時間を長期化させ得る。
【0590】
神経移植および神経移行術は、体肢が麻痺したまたは事故により重度に損傷した患者にとって新たな希望を与えている。ほとんどの症例において、置換神経は、死体または場合により生きたドナーからもたらされる。いずれにしても、2年を要し得るそれらの神経の再生まで、患者は免疫抑制薬を与えられなければならない。本明細書において想定される、CD45エンゲージャーでの神経グラフトの改変は、免疫抑制に対するこの必要性を抑止し、拒絶までの時間を長期化させ得る。
【0591】
軟骨移植は、先天性の鼻または耳の欠陥を有する子供および重篤な傷害または関節破壊(例えば、重症変形性関節症)を伴う成人のために使用される。軟骨細胞は拒絶に対してより抵抗性であり、その理由は恐らく、硝子軟骨中の細胞のまばらな集団はそれらの周囲の軟骨マトリックスによる細胞攻撃から保護されるからである。しかしながら、グラフトは、依然として、特に高齢集団において、拒絶のリスクを有する。遺伝子改変を通じたこれらの組織のためのCD45エンゲージャーの包含は生着を増加させるであろう。
【0592】
骨移植は、(例えば、骨がんの大規模切除後の)大きい骨欠陥の再構築のために使用される。生存したドナー骨細胞はレシピエントにおいて生存せず、同種グラフトからの死んだマトリックスは、レシピエント骨芽細胞を刺激して、マトリックスを再生着させ、新たな骨を設置し得る。このマトリックスは、新たな骨が形成されるまで欠陥を架橋および安定化させるための足場として作用する。死体同種グラフトは、骨の免疫原性を減少させるための凍結および軟骨細胞生存を維持するためのグリセロール添加により保存される。遺伝子改変を通じた柔らかい骨組織のためのCD45エンゲージャーの利用は、この処理の必要性を減少させ、そのため周術期処理を減少させ、骨組織のより迅速な生着により術後罹病率を減少させるであろう。
【0593】
類似した戦略は、パーキンソン病またはディジョージ症候群を有する胎児胸腺移植患者のための副腎組織同種グラフト作製のために利用され得る。
【0594】
米国において、最も一般的に移植される組織は、骨、腱、靭帯、皮膚、および心臓弁である。各年における約200万の組織グラフトのうちで、約100万のグラフトのみが移植されると考えられる。
【0595】
3.細胞移植片
【0596】
エンゲージャーでの改変細胞は、自殺遺伝子、ケモカイン受容体、活性化または阻害受
容体、キメラ抗原受容体が挙げられるがこれらに限定されない本質的に任意の導入遺伝子で同時改変され得ることを想定することができる。CD43、CD45およびまたはCD148エンゲージャー改変細胞は、他の遺伝子の中でも免疫学的チェックポイント受容体、ケモカイン受容体、低酸素応答性受容体、中心的な分化調節因子の除去のためにエンドヌクレアーゼまたはCRISPR/Cas9または他の技術を使用して遺伝子編集され得ることも想定することができる。非ヒト細胞および組織の使用がヒトにおける使用のために想定される。
【0597】
a.がん処置のための幹細胞移植および単一遺伝子障害または複合遺伝性障害のための遺伝子矯正幹細胞。
(臍帯血、末梢血、骨髄または他の供給源からの)同種幹細胞移植は、様々な疾患、例えば急性骨髄性白血病、脊髄形成異常症、多発性骨髄腫が挙げられるがこれらに限定されない悪性腫瘍に対する認められた治療アプローチであり、転移を含めて、様々な固形臓器腫瘍/がん、例えば肝臓がん、乳がんおよび腎臓がんにおいて試験されている。同様に、このアプローチは、造血系に影響する遺伝性障害、例えば重症複合免疫不全症、例えばSCID-X、ウィスコット・オルドリッチ症候群の他に貧血において成功を示している。このアプローチには複数の短所があり、課題の1つとして、生着の失敗および高いキメリズムレベルの必要性が依然として残されている。ドナー由来の造血幹細胞は、本出願に記載のCD43、CD45およびもしくはCD148エンゲージャー構築物またはその誘導体をコードするベクターを用いてエクスビボで遺伝子改変することができ、それを利用して、潜在的にリンパ球枯渇性レジメンの非存在下で、部分的なまたは完全なキメリズムを達成できることが想定され得る。このように、宿主免疫細胞はグラフトに対して非有効化され、生着が促され得る。
【0598】
b.血小板輸血
【0599】
NK細胞および他のエフェクター細胞により潜在的に媒介される急速な血小板拒絶を回避するために血小板または血小板生成細胞の直接的な改変により血小板においてエンゲージャーを利用することも想定され得る。これは、寿命の間に複数回の血小板注入を与えられる患者について血小板不応状態の出現の前に利用され得る。
【0600】
c.赤血球/赤血球細胞輸血
【0601】
この戦略はまた、複数回のRBC輸血を要求する患者について投与の時点よりも前にRBC抗原に対する抗体を患者が発生させていない場合にRBC注入生成物の細胞拒絶を回避するように赤血球前駆細胞およびRBCを改変するために潜在的に利用され得る。
【0602】
d.複能性および多能性細胞療法またはそれらの細胞誘導体療法
【0603】
上記の方法論はまた、iPSCまたはhES細胞株およびそれに由来する細胞を製造または生成するために使用され得る。そのため、本発明の1つの実施形態において、CD43、CD45および/またはCD148エンゲージャーを有する標的細胞を製造し、それにより低免疫原性細胞を作出するための組成物および方法が提供される。そのような低免疫原性細胞は、そのような細胞が移植される対象による免疫拒絶を受ける傾向がより低いことが期待される。移植された場合に、この低免疫原性細胞は生着する(拒絶されない)はずである。1つの実施形態において、そのような標的細胞は、レシピエントに免疫抑制をほとんどまたは全く要求せずに生着および生存し得る。
【0604】
この方法論は、軟骨変性、加齢黄斑変性症(ESC/iPSC由来RPE投与)、シュタルガルト病、骨形成不全症(胎生期または分娩後のMSC投与)および他の疾患などの
細胞置換療法を受ける患者のために多能性/複能性細胞から分化させた様々な組織/細胞を生成するために利用され得る。
【0605】
e.ドナー白血球注入
【0606】
導入遺伝子、例えばT細胞受容体、キメラ抗原受容体、二量体抗原受容体、または任意の他の遺伝子をコードする追加の遺伝子改変を伴うまたは伴わないNK細胞、T細胞、マクロファージ注入を含むドナー白血球注入(DLI)は、CD43、CD45および/またはCD148エンゲージャーの同時形質導入を利用して、エンゲージャーなしではグラフト細胞のレシピエント細胞媒介性拒絶に繋がり得る機能的な免疫学的シナプスの形成を回避することによりグラフトを注入のために安全とし得ることが想定され得る。T細胞は任意のT細胞を含むことができ、これには、サプレッサーT細胞、制御性T細胞、ガンマデルタT細胞、粘膜関連インバリアントT細胞(MAIT)の他に、全てのサブタイプの自然リンパ系細胞が含まれるがこれらに限定されない。
【0607】
f.遺伝子改変T細胞療法
【0608】
この戦略はまた、キメラ抗原受容体、ケモカイン受容体、T細胞受容体、活性化受容体、細胞接着受容体を使用するさらなる遺伝子改変を伴ってまたは伴わずに、同種供給源からのT細胞、例えば骨髄CD34、ドナー由来T細胞、iPSC由来T細胞、hESC由来T細胞において利用され得る。これは、エンゲージャーなしではグラフト細胞のレシピエント細胞媒介性拒絶に繋がり得る機能的な免疫学的シナプスの形成を回避することによりグラフトを注入のために安全とし得るためのCD43、CD45および/またはCD148エンゲージャーの追加の形質導入または同時形質導入により行うことができ、細胞媒介性グラフト拒絶を回避することができる。現在、CAR改変T細胞は、がんを処置するために一般的に使用されている。
【0609】
代表的なCAR T細胞としては、現在研究されている血液がん用のCARが挙げられ、これには以下の標的および遺伝子が含まれるがこれらに限定されない:BCMA(TNFRSF17)、CD123(IL3RA)、CD138(SDCl)、CD19(CD19)(市販のCD19CARとしては、アキシカブタジン・シロルーセル(Yescarta(商標))およびチサゲンレクルユーセル(Kymriah(商標))が挙げられる)、CD20(MS4Al)、CD22(CD22)、CD38(CD38)、CDS(CDS)、lg K鎖(lgK)、LeY(FUT3)、NKG2Dリガンド(NKG2D)、RORl(RORl)ならびにWTl(WTl)。
【0610】
固形腫瘍用のCARとしては、以下の標的および遺伝子が挙げられるがこれらに限定されない:標的(遺伝子)、C-Met(MET)、CAIX(CA9)、com(PROMl)、CD171(LlCAM)、CD70(CD70)、CEA(CEACAMS)、EGFR(EGFR)、EGFR viii(EGFRVIII)、Ep-CAM(EPCAM)、EphA2(EPHA2)、FAP(FAP)、GD2)、GPC3(GPC3)、HER2(ERBB2)、HPV16-E6(HPVE6)、IL13Ra2(IL13RA2)、LeY(FUT3)、MAGEA3(MAGEA3)、MAGEA4(MAGEA4)、MARTl(MLANA)、メソテリン(MSLN)、MUCl(MUCl)、MUC16(MUC16)、NY-ES0-1(CTAGlB)、PD-Ll(CD274)、PSCA(PSCA)、PSMA(FOLHl)、RORI(RORI)およびVEGFR2(KOR)。
【0611】
g.遺伝子改変NK細胞療法
【0612】
この戦略はまた、キメラ抗原受容体、ケモカイン受容体、T細胞受容体、活性化受容体、細胞接着受容体を使用するさらなる遺伝子改変を伴ってまたは伴わずに、同種供給源からのNK細胞、例えば骨髄CD34、ドナー由来T細胞、IPSC由来T細胞、hESC由来NK細胞において利用され得る。これは、エンゲージャーなしではグラフト細胞のレシピエント細胞媒介性拒絶に繋がり得る機能的な免疫学的シナプスの形成を回避することによりグラフトを注入のために安全とし得るためのCD43、CD45および/またはCD148エンゲージャーの追加の形質導入または同時形質導入により行うことができ、細胞媒介性グラフト拒絶を回避することができる。
【0613】
h.遺伝子改変マクロファージ療法
【0614】
この戦略はまた、キメラ抗原受容体、ケモカイン受容体、T細胞受容体、活性化受容体、細胞接着受容体を使用するさらなる遺伝子改変を伴ってまたは伴わずに、同種供給源からのマクロファージ、例えば骨髄CD34、ドナー由来T細胞、IPSC由来T細胞、hESC由来マクロファージにおいて利用され得る。これは、エンゲージャーなしではグラフト細胞のレシピエント細胞媒介性拒絶に繋がり得る機能的な免疫学的シナプスの形成を回避することによりグラフトを注入のために安全とし得るためのCD43、CD45および/またはCD148エンゲージャーの追加の形質導入または同時形質導入により行うことができ、細胞媒介性グラフト拒絶を回避することができる。
【0615】
i.他の遺伝性障害のための遺伝子矯正細胞
【0616】
代謝障害のための移植される細胞は、潜在的にリンパ球アブレーションの必要性なしに、最適な生着のためにCD43、CD45およびまたはCD148に対するエンゲージャーをコードする導入遺伝子で改変され得ることが類似した様式で想定され得る。
【0617】
j.使用/移植のために想定される他の細胞
【0618】
本明細書における使用/移植のために想定される他の細胞としては以下が挙げられる:内胚葉由来細胞、例えば:外分泌上皮細胞(十二指腸中のブルンネル腺細胞(酵素およびアルカリ性粘液)、呼吸器および消化管の遮蔽された杯細胞(粘液分泌)、胃、小窩細胞(粘液分泌)、主細胞(ペプシノーゲン分泌)、壁細胞(塩酸分泌)、膵腺房細胞(重炭酸塩および消化酵素分泌)、小腸のパネート細胞(リゾチーム分泌)、肺のii型肺胞上皮細胞(サーファクタント分泌)、肺のクラブ細胞):障壁細胞(I型肺胞上皮細胞(肺)、胆嚢上皮細胞、腺房中心細胞(膵臓)、介在腺管細胞(膵臓)、腸刷子縁細胞(微絨毛を有する);ホルモン分泌細胞:腸内分泌細胞、K細胞(胃阻害ペプチドを分泌する)、L細胞(グルカゴン様ペプチド-1、ペプチドYY3-36、オキシントモジュリン、およびグルカゴン様ペプチド-2を分泌する)、I細胞(コレシストキニン(CCK)を分泌する)、G細胞(ガストリンを分泌する)、腸クロム親和性細胞(セロトニンを分泌する)、腸クロム親和性様細胞(ヒスタミンを分泌する)、N細胞(ニューロテンシンを分泌する)、S細胞(セクレチンを分泌する)、D細胞(ソマトスタチンを分泌する)、Mo細胞(またはM細胞)(モチリンを分泌する)、分泌される他のホルモン:血管作動性腸管ペプチド、サブスタンスP、アルファおよびガンマ-エンドルフィン、ボンベシン;甲状腺細胞、甲状腺上皮細胞、濾胞傍細胞、副甲状腺細胞、副甲状腺主細胞、好酸性細胞;膵島(ランゲルハンスの膵島)、アルファ細胞(グルカゴンを分泌する)、ベータ細胞(インスリンおよびアミリンを分泌する)、デルタ細胞(ソマトスタチンを分泌する)、イプシロン細胞(グレリンを分泌する)、PP細胞(ガンマ細胞)(膵臓ポリペプチドを分泌する)。
【0619】
外胚葉由来細胞、例えば外分泌上皮細胞、唾液腺粘液細胞、唾液腺漿液細胞、舌のフォ
ンエブネル腺細胞(味蕾を洗浄する)、乳腺細胞(乳分泌)、涙腺細胞(涙液分泌)、耳の耳垢腺細胞(耳垢分泌)、エクリン汗腺暗色細胞(糖タンパク質分泌)、エクリン汗腺明細胞(小分子分泌)、アポクリン汗腺細胞(発香性物質分泌、性ホルモン感受性)、眼瞼のモル腺細胞(特殊化した汗腺)、脂腺細胞(脂質リッチ皮脂分泌)、鼻のボーマン腺細胞(嗅覚上皮を洗浄する);ホルモン分泌細胞、ホルモン分泌細胞、前部/中間部下垂体細胞、副腎皮質刺激ホルモン産生細胞、性腺刺激ホルモン産生細胞、乳腺刺激ホルモン産生細胞、メラニン細胞刺激ホルモン産生細胞、成長ホルモン産生細胞、甲状腺刺激ホルモン産生細胞、巨大細胞性神経分泌細胞(オキシトシンおよびバソプレシンを分泌する)、小細胞性神経分泌細胞(チロトロピン放出ホルモン(TRH)、コルチコトロピン放出ホルモン(CRH)、バソプレシン、オキシトシン、ニューロテンシン、およびプロラクチンを分泌する)、クロム親和性細胞(副腎);上皮細胞、例えばケラチノサイト(分化性上皮細胞);上皮基底細胞(幹細胞);メラノサイト;トリコサイト(毛および爪細胞を生じさせる)、例えば髄質毛幹細胞、皮質毛幹細胞、小皮毛幹細胞、ハクスレー層毛根鞘細胞、ヘンレ層毛根鞘細胞、外毛根鞘毛包細胞;角膜、舌、口、鼻腔、遠位肛門管、遠位尿道、および遠位膣の表面上皮細胞;角膜、舌、口、鼻腔、遠位肛門管、遠位尿道、および遠位膣の基底細胞(幹細胞);介在腺管細胞(唾液腺);線条部導管細胞(唾液腺);乳管細胞(乳腺);エナメル芽細胞(歯エナメル質を沈着させる)、口腔細胞、例えば象牙芽細胞(歯象牙質形成)、セメント芽細胞(歯セメント質形成);感覚伝達細胞、例えばコルチ器の聴覚内有毛細胞、コルチ器の聴覚外有毛細胞、嗅覚上皮の基底細胞(嗅覚ニューロン用の幹細胞)、寒冷感受性一次感覚ニューロン、熱感受性の一次感覚ニューロン、上皮のメルケル細胞、嗅覚受容体ニューロン、疼痛感受性一次感覚ニューロン;目の網膜の光受容体細胞:光受容体桿体細胞、目の光受容体青色感受性錐体細胞、目の光受容体緑色感受性錐体細胞、目の光受容体赤色感受性錐体細胞;固有受容性一次感覚ニューロン;触覚感受性一次感覚ニューロン;頸動脈小体細胞の化学受容体グロムス細胞(血中pHセンサー);耳の前庭系の外有毛細胞(加速および重力);耳の前庭系の内有毛細胞(加速および重力);味蕾の味覚受容体細胞;自律神経ニューロン細胞、例えば;コリン作動性ニューロン(様々な種類);アドレナリン作動性神経細胞(様々な種類);ペプチド作動性神経細胞(様々な種類);感覚臓器および末梢ニューロン支持細胞、例えばコルチ器の内柱細胞、コルチ器の外側柱細胞、コルチ器の内指節細胞、コルチ器の外指節細胞、コルチ器の辺縁細胞、コルチ器のヘンゼン細胞、前庭器支持細胞、味蕾支持細胞、嗅覚上皮支持細胞、嗅神経鞘細胞、シュワン細胞、サテライトグリア細胞、腸管グリア細胞、中枢神経系ニューロンおよびグリア細胞、例えばニューロン細胞(介在ニューロン、バスケット細胞、カートホイール細胞、星状細胞、ゴルジ細胞、顆粒細胞、ルガロ細胞、単極刷子細胞、マルチノチ細胞、シャンデリア細胞、カハール-レチウス細胞、ダブルブーケ細胞、ニューログリアフォーム細胞、網膜水平細胞、アマクリン細胞、スターバーストアマクリン細胞、脊髄介在ニューロン、レンショウ細胞);主細胞(紡錘ニューロン、フォークニューロン、錐体細胞、場所細胞、格子細胞、スピード細胞、頭部方向細胞、ベッツ細胞、星状細胞、境界細胞、房状細胞(Bushy cells)、プルキンエ細胞、中型有棘ニューロン);星状膠細胞;オリゴデンドロサイト;上衣細胞、タニサイト;下垂体細胞;神経系細胞、例えば感覚伝達細胞、自律神経ニューロン細胞、感覚臓器および末梢ニューロン支持細胞、中枢神経系ニューロンおよびグリア細胞;レンズ細胞(前部水晶体上皮細胞、クリスタリン含有水晶体繊維細胞)
【0620】
主に中胚葉に由来する細胞、例えば:代謝および貯蔵細胞(脂肪細胞:(白色脂肪細胞および褐色脂肪細胞、肝臓脂肪細胞);分泌細胞(球状帯の細胞を含む副腎皮質の細胞はミネラロコルチコイドを産生し、束状帯の細胞はグルココルチコイドを産生し、網状帯の細胞はアンドロゲンを産生する);エストロゲンを分泌する卵胞の内莢膜細胞;プロゲステロンを分泌する破裂卵胞の黄体細胞(顆粒膜ルテイン細胞、卵胞膜ルテイン細胞);テストステロンを分泌する精巣のライディッヒ細胞;精嚢細胞(遊走精子用のフルクトースを含めて、精液流体成分を分泌する);前立腺細胞(精液流体成分を分泌する);尿道球
腺細胞(粘液分泌);バルトリン腺細胞(膣滑沢物質分泌);リトレー細胞の腺(粘液分泌);子宮内膜細胞(炭水化物分泌);糸球体傍細胞(レニン分泌);腎臓の緻密斑細胞;腎臓の極周囲細胞;腎臓のメサンギウム細胞;泌尿器系障壁細胞(壁側上皮細胞;足細胞、近位尿細管刷子縁細胞、ヘンレ係蹄の細い部分の細胞(Loop of Henle
thin segment cell)、腎臓遠位尿細管細胞、腎臓集合管細胞、主細胞、介在細胞、移行上皮(膀胱を裏打ちする);生殖系:(精嚢、前立腺などの)腺管細胞、輸出管細胞、精巣上体主細胞、精巣上体基底細胞;循環系:内皮細胞;細胞外マトリックス細胞:耳の前庭系の半月平面上皮細胞(プロテオグリカン分泌)、コルチ器歯間上皮細胞(有毛細胞を覆う蓋膜を分泌する)、疎性結合組織線維芽細胞、角膜線維芽細胞(角膜実質細胞)、腱線維芽細胞、骨髄細網組織線維芽細胞、他の非上皮性線維芽細胞、周細胞(肝臓星状細胞(伊東細胞))、椎間板の髄核細胞、硝子軟骨軟骨細胞、線維軟骨軟骨細胞、弾性軟骨軟骨細胞、骨芽細胞/骨細胞、骨前駆細胞(骨芽細胞の幹細胞)、目の硝子体の硝子体細胞、耳の外リンパ空間の星状細胞、膵臓星状細胞;収縮性細胞、例えば:骨格筋細胞(赤色骨格筋細胞(緩徐収縮)、白色骨格筋細胞(迅速収縮)、中間骨格筋細胞、筋肉紡錘体の核袋細胞、筋肉紡錘体の核鎖細胞、筋衛星細胞(幹細胞))、心筋細胞(心筋細胞、SA結節細胞、プルキンエ繊維細胞);平滑筋細胞(様々な種類);虹彩の筋上皮細胞;外分泌腺の筋上皮細胞;血液および免疫系細胞、例えば赤血球(赤血球細胞)および前駆体赤芽球、巨核球(血小板前駆体)、現時点で議論のある主題であるが別個の細胞と考えた場合の血小板、単球(白血球)、結合組織マクロファージ(様々な種類)、上皮ランゲルハンス細胞、破骨細胞(骨中)、樹状細胞(リンパ組織中)、小膠細胞(中枢神経系中)、好中性顆粒球および前駆体(骨髄芽球、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球)、好酸性顆粒球および前駆体、好塩基性顆粒球および前駆体、肥満細胞、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、細胞傷害性T細胞、ナチュラルキラーT細胞、B細胞、血漿細胞、ナチュラルキラー細胞、造血幹細胞ならびに血液および免疫系にコミットメントした前駆細胞(様々な種類);生殖細胞、例えば卵原細胞/卵母細胞、精細胞、精母細胞、精原細胞(精母細胞用の幹細胞)、精子;ナース細胞、顆粒膜細胞(卵巣中)、セルトリ細胞(精巣中)、上皮細網細胞(胸腺中;ならびに間質細胞:間質腎臓細胞。
【0621】
2.治療用粒子
【0622】
a.細胞外小胞
【0623】
CD43、CD45およびもしくはCD148エンゲージャーならびに/または治療用導入遺伝子もしくはタンパク質の標的化されたまたは全身性の送達のための、直接的に細胞外小胞中へのまたは細胞外小胞の製造のために利用される親細胞中へのCD43、CD45およびまたはCD148エンゲージャーの導入を使用することも想定され得る。
【0624】
b.アデノウイルス遺伝子送達
【0625】
インビボウイルス遺伝子送達の課題の1つは、ベクタータンパク質の免疫原性に起因する遺伝子改変細胞の細胞拒絶である。CD43、CD45および/またはCD148タンパク質に対するエンゲージャーの同時導入は、インビボでの改変細胞への細胞応答を回避することによってより良好な遺伝子改変に繋がり得る。
【0626】
c.腫瘍溶解性ウイルス
【0627】
ウイルス療法における活発な研究にもかかわらず、この一見安全なモダリティーは広い成功を達成していない。ウイルス感染に対する免疫応答は、腫瘍溶解性ウイルス療法の有効性を決定する本質的な要因のようである。課題は、ウイルス誘発性免疫応答がウイルス処置にとって障害となるのか、それともツールになるのかを決定することである。NK細
胞は、腫瘍クリアランスを同調させながら抗ウイルス免疫を媒介する先天免疫の鍵となる成分である。腫瘍溶解性ウイルス療法に対するNK応答は、下流の抗腫瘍免疫も媒介しながらの未熟なウイルスクリアランスにおける不可欠な要因であることを様々な報告は示唆している。結果として、様々な腫瘍溶解性ウイルスベクターに対するNK細胞応答、およびそれらの抗ウイルス特性が腫瘍クリアランスを維持しながらどのように抑制され得るのかを特に注目するべきである。この準備において、CD43、CD45およびまたはCD148に対するエンゲージャーをコードする遺伝子を含めることによりOV感染細胞がNK細胞媒介性殺傷から救助されるようにするために腫瘍溶解性ウイルスは操作され得ることを想定することができる。
【0628】
この戦略はまた、グラフト細胞が薬物を標的組織に運ぶ細胞薬物送達のために利用することができ、その場合、これらのグラフト細胞はCD43、CD45およびまたはCD148エンゲージャーで同時改変される。
【0629】
C.特有の状態
【0630】
1.反復性の一過性遺伝子送達による慢性炎症性疾患の制御
【0631】
CD43、CD45およびまたはCD148エンゲージャーをコードするmRNAまたはDNAは、局所的なまたは全身性の様式で、細胞傷害性が疾患生理学の部分である慢性炎症性疾患を有する患者に送達され得ることもまた想定され得る。これは、自己免疫疾患、例えば多発性硬化症、炎症性腸疾患、クローン病を有する患者において局所的にまたは系統的に為され得る。
【0632】
2.創傷治癒および皮膚グラフト
【0633】
本発明は、拒絶の恐れなしに創傷の処置用の細胞および組織を製造するために従来の幹細胞療法との関連で使用され得る(3)。Kosaric N, Kiwanuka H, Gurtner GC. Stem cell therapies for wound healing. Expert Opin Biol Ther. 2019;19(6):575-85。
【0634】
3.遺伝性代謝障害
【0635】
本発明は、以下のものなどの遺伝性代謝障害を処置するために使用され得る:17-アルファ-ヒドロキシラーゼ欠損症、17-ベータヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ3欠損症、18ヒドロキシラーゼ欠損症、2-ヒドロキシグルタル酸尿症、2-メチル-3-ヒドロキシ酪酸尿症、2-メチルブチリル-CoAデヒドロゲナーゼ欠損症、3メチルクロトニル-CoAカルボキシラーゼ1欠損症、3-アルファヒドロキシアシル-CoAデヒドロゲナーゼ欠損症、3-ヒドロキシイソ酪酸尿症、3-メチルクロトニル-CoAカルボキシラーゼ欠損症、3-メチルグルタコニル-CoAヒドラターゼ欠損症(AUH欠陥)、5-オキソプロリナーゼ欠損症、6-ピルボイル-テトラヒドロプテリンシンターゼ欠損症、腹部肥満症メタボリックシンドローム、無ベータリポタンパク血症、無カタラーゼ血症、無セルロプラスミン血症、アセチルCoAアセチルトランスフェラーゼ2欠損症、アセチル-カルニチン欠損症、腸性先端皮膚炎、先端巨大症、急性間欠性ポルフィリン症、アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症、アデノシンデアミナーゼ欠損症、アデノシン一リン酸デアミナーゼ1欠損症、アデニロスクシナーゼ欠損症、副腎脊髄ニューロパチー、成人ポリグルコサン小体病、成人発症II型シトルリン血症、白皮症難聴症候群、眼性白皮症遅発性感音性難聴、ALG1-CDG(CDG-Ik)、ALG11-CDG(CDG-Ip)、ALG12-CDG(CDG-Ig)、ALG13-
CDG、ALG2-CDG(CDG-Ii)、ALG3-CDG(CDG-Id)、ALG6-CDG(CDG-Ic)、ALG8-CDG(CDG-Ih)、ALG9-CDG(CDG-IL)、アルカプトン尿症、アルパース症候群、アルファ-1アンチトリプシン欠損症、アルファ-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ欠損症、アルファ-マンノシドーシス、アミノアシラーゼ1欠損症、アデノシントリホスファターゼ欠損症に起因する貧血、鉄芽球性貧血および脊髄小脳失調症、見かけのミネラルコルチコイド過剰症、アルギナーゼ欠損症、アルギニノコハク酸尿症、芳香族L-アミノ酸デカルボキシラーゼ欠損症、関節拘縮症腎臓機能障害胆汁うっ滞症候群、Arts症候群、アスパルチルグリコサミン尿症、眼球運動失行を伴う運動失調症1型、ビタミンE欠損を伴う運動失調症、無トランスフェリン血症、サポシンC欠損に起因する非定型型ゴーシェ病(ゴーシェ病)、自己免疫性多腺性症候群2型、常染色体優性神経セロイドリポフスチン症4B、常染色体優性視神経萎縮および白内障、常染色体優性視神経萎縮プラス症候群、常染色体劣性神経セロイドリポフスチン症4A(成人神経セロイドリポフスチン症)、常染色体劣性痙性運動失調症4、常染色体劣性脊髄小脳失調症9、B4GALT1-CDG(CDG-IId)、バンツー鉄沈着症、バース症候群、バーター症候群、出生前バーター症候群1型、出生前バーター症候群2型、バーター症候群3型、バーター症候群4型、ベータケトチオラーゼ欠損症、ビオチン-チアミン応答性大脳基底核疾患、ビオチニダーゼ欠損症、ブヨルンスタッド症候群、ブルーダイアパー症候群、カルバモイルリン酸シンテターゼ1欠損症、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1A欠損症、カルニチン-アシルカルニチントランスロカーゼ欠損症、カルノシン血症、中枢性尿崩症、大脳葉酸欠損症、脳腱黄色腫症、神経セロイドリポフスチン症1、シャナリン-ドルフマン症候群、チェディアック-東症候群、CHILD症候群、小児期低ホスファターゼ症、小児期発症大脳X連鎖性副腎白質ジストロフィー、コレステリルエステル蓄積症、軟骨石灰化症1、軟骨石灰化症2、アパタイト結晶沈着に起因する軟骨石灰化症、点状軟骨異形成症1、X連鎖劣性、慢性進行性外眼筋麻痺、カイロミクロン蓄積病、シトルリン輸送欠陥、COG1-CDG(CDG-IIg)、COG4-CDG(CDG-IIj)、COG5-CDG(CDG-IIi)、COG7-CDG(CDG-IIe)、COG8-CDG(CDG-IIh)、複合型酸化的リン酸化欠損症16、先天性胆汁酸合成欠陥1型、先天性胆汁酸合成欠陥2型、先天性グリコシル化障害I/IIX型、先天性赤血球形成異常性貧血2型、先天性赤血球生成性ポルフィリン症、先天性ラクターゼ欠損症、知的障害を伴うまたは伴わない先天性筋ジストロフィー-ジストログリカノパチー(B型)、銅欠損症、家族性良性、CoQ応答性OXPHOS欠損症、クリグラー・ナジャー症候群1型、クリグラー-ナジャー症候群2型、シスチノーシス、シスチノーシス、眼性非ネフロパシー、シトクロムcオキシダーゼ欠損症、D-2-ヒドロキシグルタル酸尿症、D-二機能性タンパク質欠損症、D-グリセリン酸血症、ダノン病、DCMA症候群、DDOST-CDG(CDG-Ir)、聴覚喪失、ジストニア、および大脳白質形成不全症、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症、デスモステロール症、ダイヤモンド-ブラックファン貧血、ジカルボン酸アミノ酸尿症、ジヒドロリポアミドデヒドロゲナーゼ欠損症、ジヒドロプテリジンレダクターゼ欠損症、ジヒドロピリミジナーゼ欠損症、ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ欠損症、口渇誘発性尿崩症、DOLK-CDG(CDG-Im)、Dopa応答性ジストニア、ドパミンベータヒドロキシラーゼ欠損症、ダウリング-デゴス病、DPAGT1-CDG(CDG-Ij)、DPM1-CDG(CDG-Ie)、DPM2-CDG、DPM3-CDG(CDG-Io)、デュビン-ジョンソン症候群、プロサポシン欠損に起因する脳症(スフィンゴリピドーシス)、赤血球生成性プロトポルフィリン症、骨髄悪性腫瘍と関連付けられる赤血球生成性ウロポルフィリン症、エチルマロン酸脳症、ファブリー病、家族性HDL欠損症、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症1型、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症2型、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症3型、家族性LCAT欠損症、家族性部分的リポジストロフィー2型、ファンコニ・ビッケル症候群、ファーバー病、致死性乳児脳筋症、脂肪酸ヒドロキシラーゼ関連神経変性、魚眼病、フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ欠損症、フコシドーシス、福山型筋ジストロフィー、フマラーゼ欠損
症、ガラクトキナーゼ欠損症、ガラクトシアリドーシス、ガンマアミノ酪酸トランスアミナーゼ欠損症、ガンマ-シスタチオナーゼ欠損症、ゴーシェ病、ゴーシェ病-眼筋麻痺-心臓血管石灰化(ゴーシェ病)、周生期致死性ゴーシェ病、ゴーシェ病1型、ゴーシェ病2型、ゴーシェ病3型、妊娠尿崩症、ジルベール症候群、ギテルマン症候群、グルコーストランスポーター1型欠損症候群、グルコース-ガラクトース吸収不良症、グルタミン酸ホルムイミノトランスフェラーゼ欠損症、グルタミン欠損症、先天性、グルタル酸血症I型、グルタル酸血症II型、グルタル酸血症III型、グルタチオンシンテターゼ欠損症、グルタチオン尿症、グリシンN-メチルトランスフェラーゼ欠損症、グリコーゲン貯蔵病8、グリコーゲン貯蔵病0型、肝臓、グリコーゲン貯蔵病12型、グリコーゲン貯蔵病13型、グリコーゲン貯蔵病1A型、グリコーゲン貯蔵病1B型、グリコーゲン貯蔵病3型、グリコーゲン貯蔵病5型、グリコーゲン貯蔵病6型、グリコーゲン貯蔵病7型、糖タンパク質蓄積症、GM1ガングリオシドーシス1型、GM1ガングリオシドーシス2型、GM1ガングリオシドーシス3型、GM3シンターゼ欠損症、GRACILE症候群、グリーンバーグ異形成症、GTPシクロヒドロラーゼI欠損症、グアニジノ酢酸メチルトランスフェラーゼ欠損症、脈絡膜および網膜の脳回転状萎縮症、ハイム-ムンク症候群、ハートナップ病、ホーキンシン尿症、ヘモクロマトーシス2型、ヘモクロマトーシス3型、ヘモクロマトーシス4型、肝臓リパーゼ欠損症、骨髄肝性ポルフィリン症、遺伝性アミロイドーシス、遺伝性コプロポルフィリン症、遺伝性葉酸吸収不良症、遺伝性フルクトース不耐症、遺伝性過剰驚愕症、遺伝性多発性骨軟骨腫、遺伝性感覚自律神経性ニューロパチー1E型、遺伝性感覚性ニューロパチー1型、ヘルマンスキー・パドラック症候群2、ヒスチジン血症、HMG CoAリアーゼ欠損症、ホモカルノシン症、ホモシステイン血症、CBS欠損に起因するホモシスチン尿症、MTHFR欠損症に起因するホモシスチン尿症、ハーラー症候群、ハーラー-シャイエ症候群、ヒドロキシキヌレニン尿症、高IgD症候群、高ベータアラニン血症、グリコシルホスファチジルイノシトール欠損症に起因する凝固性亢進症候群、高血糖症、グルコキナーゼ欠損に起因する高インシュリン症、高インシュリン症-高アンモニア血症症候群、高脂血症3型、高リポタンパク質血症5型、高リジン血症、デヒドラターゼ欠損に起因する高フェニルアラニン血症、高プロリン血症、高プロリン血症2型、高トリプトファン血症、低リポタンパク血症、低ホスファターゼ症、I細胞病、イマースルンド-グラスベック症候群、イミノグリシン尿症、封入体ミオパチー2、封入体ミオパチー3、乳児性遊離シアル酸蓄積症(遊離シアル酸蓄積症)、乳児性神経軸索ジストロフィー、乳児発症性脊髄小脳失調症、インスリン様増殖因子I欠損症、内因性因子欠損症、イソブチリル-CoAデヒドロゲナーゼ欠損症、イソ吉草酸血症、神崎病、カーンズ-セイヤー症候群、サポシンA欠損症に起因する非定型クラッベ病、L-2-ヒドロキシグルタル酸尿症、L-アルギニン:グリシンアミジノトランスフェラーゼ欠損症、乳酸デヒドロゲナーゼA欠損症、乳酸デヒドロゲナーゼ欠損症、ラトステロロシス、LCHAD欠損症、レーバー遺伝性視神経症、リー症候群、フランス系カナダ人型、レッシュ・ナイハン症候群、乳児期のロイシン感受性低血糖症、白質脳症-ジストニア-運動ニューロパチー、脳幹および脊髄の関与および乳酸上昇を伴う白質脳症、肢帯型筋ジストロフィー2I型、肢帯型筋ジストロフィー2K型、肢帯型筋ジストロフィー2M型、肢帯型筋ジストロフィー2N型、肢帯型筋ジストロフィー2O型、肢帯型筋ジストロフィー2T型(肢帯型筋ジストロフィー)、2C型、リパーゼ欠損症複合型、リポ酸シンテターゼ欠損症、ウルバッハ・ビーテのリポイド蛋白症、ロウ眼脳腎症候群、リジン尿性タンパク質不耐症、マロニル-CoAデカルボキシラーゼ欠損症、MAN1B1-CDG、マンノース結合性レクチンタンパク質欠損症、マンノシドーシス、ベータA、リソソーム性、メープルシロップ尿症1A型、メープルシロップ尿症1B型、メープルシロップ尿症2型、母性高フェニルアラニン血症、母性遺伝型糖尿病および聴覚喪失、中鎖アシル-コエンザイムAデヒドロゲナーゼ欠損症、ジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損に起因する巨赤芽球性貧血、メンケス病、異染性白質ジストロフィー、サポシンB欠損に起因する異染性白質ジストロフィー、メチオニンアデノシルトランスフェラーゼ欠損症、メチルコバラミン欠損症cbl G型、ホモシスチン尿症を伴うメチルマロン酸血症cblC型、ホモシス
チン尿症を伴うメチルマロン酸血症cblD型、ホモシスチン尿症を伴うメチルマロン酸血症cblF型、ホモシスチン尿症を伴うメチルマロン酸血症cblJ型、メチルマロン酸尿症、cblA型、メチルマロン酸尿症、cblB型、メバロン酸尿症、MGAT2-CDG(CDG-IIa)、軽度フェニルケトン尿症、ミトコンドリア複合体I欠損症、ミトコンドリア複合体II欠損症、ミトコンドリア複合体III欠損症、ミトコンドリアDNA枯渇症候群、メチルマロン酸尿症を伴う脳筋症の形態、ミトコンドリアDNA関連リー症候群、ミトコンドリア脳筋症乳酸アシドーシスおよび卒中様エピソード、糖尿病を伴うミトコンドリアミオパチー、乳酸アシドーシスを伴うミトコンドリアミオパチー、ミトコンドリア神経胃腸脳症症候群、ミトコンドリア三機能性タンパク質欠損症、MOGS-CDG(CDG-IIb)、モール-トラネブジェルグ(Mohr-Tranebjaerg)症候群、モリブデン補因子欠損症、単一遺伝子糖尿病、モルキオ症候群B、MPDU1-CDG(CDG-If)、MPI-CDG(CDG-Ib)、MPV17関連肝脳
ミトコンドリアDNA枯渇症候群、ムコリピドーシスIIIアルファ/ベータ、ムコリピドーシス4型、ムコ多糖症II型、ムコ多糖症III型、ムコ多糖症IIIA型、ムコ多糖症IIIB型、ムコ多糖症IIIC型、ムコ多糖症IIID型、ムコ多糖症IVA型、ムコ多糖症VI型、ムコ多糖症VII型、複数の先天異常-低血圧-発作症候群、複数の先天異常-低血圧-発作症候群2型、多発性内分泌腺腫症2B型、マルチプルスルファターゼ欠損症、多発性対称性脂肪腫症、筋眼脳病、筋ジストロフィー、先天性、巨大円錐型、筋肉ホスホリラーゼキナーゼ欠損症、筋拘縮型エーラース-ダンロス症候群、赤色ぼろ線維を伴うミオクローヌス癲癇、再発性ミオグロビン尿症、Nアセチルトランスフェラーゼ欠損症、N-アセチル-アルファ-D-ガラクトサミニダーゼ欠損症III型、N-アセチルグルタミン酸シンターゼ欠損症、NBIA/DYT/PARK-PLA2G6、新生児副腎白質ジストロフィー、新生時ヘモクロマトーシス、シトリン欠損により引き起こされる新生児肝臓内胆汁うっ滞、腎性尿崩症、ニュー・ラキソバ(Neu Laxova)症候群、神経フェリチン症、神経セロイドリポフスチン症10、神経セロイドリポフスチン症2、神経セロイドリポフスチン症3、神経セロイドリポフスチン症5、神経セロイドリポフスチン症6、神経セロイドリポフスチン症7、神経セロイドリポフスチン症9、ニューロパチー・運動失調症。網膜色素変性症症候群、ミオパチーを伴う中性脂質蓄積症、ニーマン-ピック病A型、ニーマン-ピック病B型、ニーマン-ピック病C1型、ニーマン-ピック病C2型、ノーザン癲癇、他に指定されていない3-MGA尿症型、オクシピタル・ホーン症候群、眼白皮症1型、眼皮膚白皮症1型、眼皮膚白皮症1B型、眼皮膚白皮症2型、眼皮膚白皮症3型、OPA3欠陥、視神経萎縮症1、オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症、オルニチントランスロカーゼ欠損症候群、オロチン酸尿症1型、パピヨン・ルフェーブル症候群、パーキンソン病9型、発作性夜間ヘモグロビン尿症、ピアソン症候群、ペントース尿症、永久性新生児糖尿病、ペルオキシソーム形成障害、ペルオキシソーム障害、ペロー症候群、ピータース・プラス症候群、PGM1-CDG、ホスホグリセリン酸キナーゼ欠損症、ホスホグリセリン酸ムターゼ欠損症、ホスホリボシルピロリン酸シンテターゼ欠損症、PMM2-CDG(CDG-Ia)、橋小脳形成不全症6型、晩発性皮膚ポルフィリン症、原発性カルニチン欠損症、原発性高シュウ酸尿症1型、原発性高シュウ酸尿症2型、原発性高シュウ酸尿症3型、二次的な低カルシウム血症を伴う原発性低マグネシウム血症、進行性外眼筋麻痺、常染色体劣性1、進行性家族性肝臓内胆汁うっ滞1、進行性家族性肝臓内胆汁うっ滞2型、進行性家族性肝臓内胆汁うっ滞3型、プロリダーゼ欠損症、プロピオン酸血症、偽コリンエステラーゼ欠損症、偽新生児副腎白質ジストロフィー、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ欠損症、濃化異骨症、ピリドキサール5’-リン酸依存性癲癇、ピリドキシン依存性癲癇、ピルビン酸カルボキシラーゼ欠損症、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体欠損症、ピルビン酸デヒドロゲナーゼホスファターゼ欠損症、ピルビン酸キナーゼ欠損症、レフサム病、ピペコール酸血症の増加を伴うレフサム病、レフサム病、乳児型、腎臓糖尿、腎臓低マグネシウム血症2、腎臓低マグネシウム血症-6、腎臓細尿管症、糖尿病、およびミトコンドリアDNAの複製に起因する
小脳運動失調症、RFT1-CDG(CDG-In)、肢根点状軟骨異形成症3型(肢根点状軟骨異形成症)、ローター症候群、サッカロピン尿症、サラ病(遊離シアル酸蓄積症)、サルコシン血症、シャイエ症候群、シムケ免疫性骨異形成症、シンドラー病1型、蝸牛様骨盤異形成症、SCOT欠損症、シーブルー組織球増加症、センゲルス症候群、感覚失調性ニューロパチー、構音障害、および眼麻痺、セピアプテリンレダクターゼ欠損症、重症複合免疫不全症、短鎖アシル-CoAデヒドロゲナーゼ欠損症、シアリドーシスI型、シアリドーシスII型、シアル酸尿症、フランス型、鉄芽球性貧血およびミトコンドリアミオパチー、シトステロール血症、シェーグレン-ラルソン症候群、SLC35A1-CDG(CDG-IIf)、SLC35A2-CDG、SLC35C1-CDG(CDG-IIc)、スミス-レムリ-オピッツ症候群、痙性対麻痺7、脊髄小脳失調症28、常染色体劣性脊髄小脳失調症3、脊椎肋骨異骨症1、脊椎肋骨異骨症2、脊椎肋骨異骨症3、脊椎肋骨異骨症4、脊椎肋骨異骨症5、脊椎肋骨異骨症6、脊椎異形成型エーラース-ダンロス症候群、脊椎骨端骨幹端異形成症関節弛緩症、SRD5A3-CDG(CDG-Iq)、SSR4-CDG、コハク酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ欠損症、タンジール病、テイ-サックス病、チアミン応答性巨赤芽球性貧血症候群、チオプリンSメチルトランスフェラーゼ欠損症、チグリン酸血症、TMEM165-CDG(CDG-IIk)、トランスアルドラーゼ欠損症、トランスコバラミン1欠損症、一過性新生児糖尿病、トレハラーゼ欠損症、トリメチルアミン尿症、トリオースリン酸イソメラーゼ欠損症、チロシンヒドロキシラーゼ欠損症、一過性チロシン-オキシダーゼ欠損症、チロシン血症1型、チロシン血症2型、チロシン血症3型、尿素サイクル障害、バリン血症、異型ポルフィリン症、VLCAD欠損症、ウォーカー-ワールブルグ症候群、ウィルソン病、ウォルフラム症候群、ウォルマン病、皺の多い皮膚症候群、X連鎖性副腎白質ジストロフィー、X連鎖性シャルコー-マリー-トゥース病5型、X連鎖性クレアチン欠損症、X連鎖性優性点状軟骨異形成症2、X連鎖性鉄芽球性貧血、キサンチン尿症1型、キサンチン尿症2型ならびにツェルウェーガー症候群。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図39B
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【配列表】
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【国際調査報告】