(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-07
(54)【発明の名称】表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体
(51)【国際特許分類】
G09G 5/02 20060101AFI20230131BHJP
G06F 3/04847 20220101ALI20230131BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20230131BHJP
G09G 5/36 20060101ALI20230131BHJP
【FI】
G09G5/02 B
G06F3/04847
G09G5/00 X
G09G5/00 550X
G09G5/00 510D
G09G5/36 510A
G09G5/00 510H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022538238
(86)(22)【出願日】2020-07-14
(85)【翻訳文提出日】2022-07-07
(86)【国際出願番号】 CN2020101774
(87)【国際公開番号】W WO2021120611
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】201911320174.5
(32)【優先日】2019-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521104470
【氏名又は名称】北京普源精電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】RIGOL TECHNOLOGIES, INC.
【住所又は居所原語表記】Rm. 102, 1F-5F, Bldg. 4, Yard 9, Feng Hao Dong Lu, Haidian District, Beijing, China
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】王 皓
(72)【発明者】
【氏名】王 悦
(72)【発明者】
【氏名】王 鉄軍
(72)【発明者】
【氏名】李 維森
【テーマコード(参考)】
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C182AA03
5C182AB18
5C182AC33
5C182BA01
5C182BA04
5C182BA06
5C182BA65
5C182BA66
5C182CA21
5C182CA36
5C182DA70
5E555AA10
5E555BA02
5E555BB02
5E555BC04
5E555CA12
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB17
5E555CB40
5E555CB45
5E555CC03
5E555DB56
5E555DC35
5E555DC84
5E555FA00
(57)【要約】
本願の実施例は、表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体を開示している。当該表示対象色彩生成システムは、サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後のサンプリングされた表示対象に応じてサンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて表示インタフェースにおいてサンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含み、
前記表示対象処理モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がり、前記色彩設定モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がる、
表示対象色彩生成システム。
【請求項2】
前記表示対象処理モジュールは、
前記サンプリングされた表示対象に対して前処理を行うように構成される表示対象バッファユニットと、
前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報統計処理ユニットと、を含む、
請求項1に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項3】
前記色彩設定モジュールは、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される色彩定義ユニットと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報に対して解析を行い、前記表示インタフェースの画素情報に対応するサブ画素情報を取得するように構成される色彩解析ユニットと、
前記サブ画素情報に応じて前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を決定するように構成される係数算出ユニットと、を含む、
請求項1に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項4】
前記係数算出ユニットは、前記表示インタフェースのチャンネルインデックスに応じて前記サブ画素情報成分の係数を決定するようにさらに構成される、
請求項3に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項5】
前記色彩生成モジュールは、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分と前記サブ画素情報成分の係数に応じて、前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するようにさらに構成される、
請求項4に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項6】
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置することと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、
を含む、表示対象色彩生成方法。
【請求項7】
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することは、
前記表示対象情報に応じて、現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成することと、
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、
色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定することと、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、を含み、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる、
請求項6に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項8】
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、を含む、
請求項7に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項9】
前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することの前には、
前記色彩情報の選出インタフェース及び前記選出インタフェースにおける色彩情報の階調に応じて前記配置パターンのずれ量閾値を決定することがさらに含まれる、
請求項8に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項10】
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報を選出する際に発生した位置ずれ量を決定することと、
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、を含む、
請求項9に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項11】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さい場合に、前記配置パターンがドット配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を、前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置することを含む、
請求項10に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項12】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きい場合に、前記配置パターンがベクトル配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置することを含む、
請求項10に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項13】
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することの前には、
前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されているか否かを判断し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている場合に、前記表示対象機能ボックスの不均一配列方式を決定することと、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することと、がさらに含まれる、
請求項7に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項14】
前記不均一配列方式は手動不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、又は、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける前記表示対象情報の割合関係を調整し、前記表示対象情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
請求項13に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項15】
前記不均一配列方式は推奨不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
前記色彩情報と前記表示対象情報に基づき前記推奨不均一配列方式により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
請求項13に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項16】
前記推奨不均一配列方式は、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を含む、
請求項15に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項17】
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することの前には、
前記表示インタフェースの画素情報を取得し、かつ前記表示インタフェースのチャンネル情報を決定することがさらに含まれ、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することは、
前記表示インタフェースの画素情報と前記チャンネル情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得すること、を含む、
請求項6に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項18】
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報決定モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュールと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置するように構成される色彩情報配置モジュールと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成されるサブ画素情報成分決定モジュールと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩表示モジュールと、
を含む表示対象色彩生成装置。
【請求項19】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項6から17のいずれか1項に記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
表示デバイス。
【請求項20】
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項6から17のいずれか1項に記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年12月19日に中国専利局に出願された、出願番号が201911320174.5である中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全ての内容が引用によって本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、測定計器の技術分野に関し、例えば表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
技術の発展に伴い、ユーザの表示画面に対する要求はますます高まっており、テスト計器のチャンネル数もますます多くなり、波形種類の数も日々増加しており、これらの波形色彩の配置の制約性は非常に明らかである。表示デバイスの表示における、現在の一般的な方法は、画面に表示する必要がある表示対象の明度、色彩と、表示対象自体が持っているいくつかの情報量との間にある対応関係により色彩の配置を決定するものである。
【0004】
例えば、オシロスコープにおいて、表示対象の明度は、表示対象に対応する、画素点に当たった確率情報に関連付けられており、スペクトラムアナライザにおいて、スペクトルデータの表示対象の明度は、ある期間内に現在の周波数点に現れた信号量に関連付けられている。関連技術において、表示対象の表示色彩又は明度についてはいずれも、既定配置のマッピング関係により制御されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、表示対象と色彩とのマッピング関係を迅速に生成することを実現し、表示対象と色彩のマッピング速度全体を向上させ、リソース及び帯域幅の占用量を低減させるための表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様では、本願の実施例は、サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含む表示対象色彩生成システムを提供し、前記表示対象処理モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がり、前記色彩設定モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がる。
【0007】
第2態様では、本願の実施例は、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置することと、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、を含む表示対象色彩生成方法をさらに提供する。
【0008】
第3態様では、本願の実施例は、前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報決定モジュールと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュールと、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置するように構成される色彩情報配置モジュールと、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成されるサブ画素情報成分決定モジュールと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩表示モジュールと、を含む表示対象色彩生成装置をさらに提供する。
【0009】
第4態様では、本願の実施例は、少なくとも1つのプロセッサと、複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを含み、前記複数のプログラムのうちの少なくとも1つが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが本願の第2態様の実施例に係る1つの表示対象色彩生成方法を実現する表示デバイスをさらに提供する。
【0010】
第5態様では、本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本願の第2態様の実施例に係る1つの表示対象色彩生成方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本願の一実施例に係る1つの表示対象色彩生成システムの構造模式図である。
【
図2】本願の一実施例に係る1つの表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図3A】本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図3B】本願の一実施例に係る例示的な波形確率情報と色彩情報とのマッピングボックスの模式図である。
【
図3C】本願の一実施例に係る例示的なオシロスコープのレベル振幅情報と色彩情報とのマッピングボックスの模式図である。
【
図3D】本願の一実施例に係る例示的な表示対象の色彩マッピング機能ボックスの模式図である。
【
図3E】本願の一実施例に係る例示的なサブ画素情報成分と確率との結果模式図である。
【
図4A】本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図4B】本願の一実施例に係る例示的な、表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける選定位置の色彩情報をドット配置する模式図である。
【
図4C】本願の一実施例に係る例示的な、ドット配置で既存の表示対象の色彩マッピング機能ボックスに新たな色彩情報を加える模式図である。
【
図4D】本願の一実施例に係る第1優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
【
図4E】本願の一実施例に係る第2優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
【
図4F】本願の一実施例に係る最低優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
【
図5A】本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図5B】本願の一実施例に係る例示的な、手動不均一配列方式により表示対象インタフェースにおける色彩情報を調整する結果模式図である。
【
図5C】本願の一実施例に係る例示的な、推奨不均一配列方式により表示対象インタフェースにおける色彩情報を調整する結果模式図である。
【
図6】本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図7】本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。
【
図8】本願の一実施例に係る表示対象色彩生成装置の構造図である。
【
図9】本願の一実施例に係る表示デバイスのハードウエアの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
なお、説明を容易にするために、図面に示しているのは、本願に関連する一部に過ぎず、全ての内容ではない。いくつかの例示的な実施例がフローチャートに図示される処理又は方法として説明されていることは、例示的な実施例についてより詳しく論じる前に言及しておくべきである。フローチャートにおいて各操作(又はステップ)が順序的な処理として説明されているが、その中の多くの操作が並行的、併発的又は同時に実施可能である。また、各操作の順序は新たにアレンジされてもよい。その操作が完了すると、前記処理が終了されてもよいが、図面に含まれていない付加ステップをさらに有してもよい。前記処理は方法、関数、規定、サブルーチン、及びサブプログラムなどに対応することができる。
【0013】
図1は、本願の一実施例に係る表示対象色彩生成システムの構造模式図である。
図1を参照し、当該表示対象色彩生成システム100は、サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて、前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュール110と、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュール120と、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュール130と、を含み、前記表示対象処理モジュール110が前記色彩生成モジュール130に繋がり、前記色彩設定モジュール120が前記色彩生成モジュール130に繋がる。
【0014】
そのうち、表示対象は、表示デバイスによって出力される波形又は測定トレースであってよく、前記表示デバイスとは、一般的な意味における表示デバイス、例えばパソコンのほか、表示画面を有する測定デバイスも含む表示画面を有するデバイスであり、そのうち、測定デバイスとは、測定されるものを直接観察可能なものに変換する指示値計器であり、即ち、各種の指示計器、記録計器又は分析計器などの測定デバイス、例えばスペクトラムアナライザ又はオシロスコープを含む。例示的に、表示対象は、オシロスコープによって出力される波形であってもよく、スペクトラムアナライザにおける信号の測定トレースであってもよい。本実施例において、測定トレースは、現在テストインタフェースにおける周波数領域ビットマップの中の密度トレースの測定であってよい。
【0015】
表示対象情報とは、表示対象に対応する特定情報、例えばオシロスコープの波形の確率情報、レベル情報、スペクトラムアナライザにおける信号のパワースペクトル密度指標などである。
【0016】
表示対象の色彩マッピングテーブルは、表示対象情報とその表示色彩とのマッピング関係を反映するマッピングテーブルであり、表示対象の色彩マッピングテーブルが表示対象情報と色彩情報をリアルタイムに対応付けるためのものであり、当該表示対象の色彩マッピングテーブルの形式は多種多様であってもよく、直観的に表せることができるものであればよいことを理解すべきである。
【0017】
表示インタフェースのサブ画素情報成分は、表示デバイス画面の表示インタフェースの色空間に応じて表示インタフェースの画素点の色彩情報を複数のサブ画素情報に分け、相応する色彩関数曲線を近似法によりフィッティングして対応するサブ画素情報をそれぞれ算出し、サブ画素情報を組み合わせて、画素点を完成させる色彩情報を構成する方法であり、このように構成される利点は、並行的に処理することでマッピング速度全体を向上させ、リソース及び帯域幅の占用量を低減させる点にある。
【0018】
図1を参照し、前記表示対象処理モジュール110は、前記サンプリングされた表示対象に対して点描又はベクター描画が含まれる前処理を行うように構成される表示対象バッファユニット111と、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて、前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報統計処理ユニット112と、を含む。
【0019】
例示的に、表示対象バッファユニット111は、既にサンプリングされ完成した表示対象に対して前処理を行い、例示的に、前記前処理には、表示対象に対して点描を行うこと又はベクター描画を行うことなどの操作が含まれてもよいが、これらに限定されない。
【0020】
情報統計処理ユニット112は、複数の表示対象情報を重畳し、統計的な意味を持つ連続データ情報を形成し、統計的な連続データ情報に対して処理を行い、必要な前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。例示的に、複数の波形の波形確率情報を重畳し、統計して得られた波形確率情報に対して整理を行い、最終的に必要な波形確率情報を決定する。そのうち、測定デバイスは高速採取時に、画面に表示された波形画像が、実の複数の波形が一緒に重畳されて表示されたものであり、出現確率が高い箇所は重畳後に比較的明るく表示され、出現確率が低い部分は重畳後に比較的暗く表示され、これにより、画面において明暗対比の波形情報、即ち波形確率情報が形成される。
【0021】
なお、表示デバイスのハードウエア(例えば、表示スクリーン又はグラフィックスカードなど)のニーズを満足するために、このユニットにおいても、色彩情報への表示対象情報のマッピング及び算出を容易にするために、データのビット幅や正規化などの多重処理を行う必要がある。
【0022】
図1を参照し、前記色彩設定モジュール120は、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される色彩定義ユニット121と、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報に対して解析を行い、前記表示インタフェースの画素情報に対応するサブ画素情報を取得するように構成される色彩解析ユニット122と、前記サブ画素情報に応じて前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を決定するように構成される係数算出ユニット123と、を含む。
【0023】
そのうち、表示対象の色彩マッピング機能ボックスとは、表示デバイスによってユーザに提供される1つの「表示対象情報及び色彩」というマッピング機能ボックスであり、例えば、オシロスコープの波形情報を例にとると、オシロスコープの波形情報が波形確率情報としてユーザによって選択されれば、オシロスコープにおいて「確率-色彩」のマッピング機能ボックスを選択可能であり、オシロスコープの波形情報が波形レベル振幅情報としてユーザによって選択されれば、オシロスコープにおいて「レベル振幅-色彩」のマッピング機能ボックスを選択可能である。
【0024】
例示的に、色彩定義ユニット121は、表示デバイス画面の表示インタフェースに予め設定された表示対象の色彩マッピング機能ボックスを表示させ、予め設定された表示対象の色彩マッピング機能ボックスに基づき、前記表示対象インタフェースの色彩情報を配置し、これにより、現在表示インタフェースに配置された前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示対象の色彩マッピング機能ボックスの中に表示させるとともに、表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報との一対一対応のマッピング関係を反映する表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、設定を完了する。
【0025】
色彩解析ユニット122は、表示デバイス画面の表示インタフェースの色空間に基づき、表示対象の色彩マッピングテーブルに対して解析を行い、数学演算可能な、前記表示インタフェースの画素情報に対応するサブ画素情報を生成する。例示的に、関連技術におけるRGB(Red、Green、Blue)又はHLS(Hue、Lightness、Saturation)などの方法に基づき、表示対象の色彩マッピングテーブルの色彩情報をデータ情報に転換すると、後続の演算が容易になる。
【0026】
係数算出ユニット123は、解析後のサブ画素情報を表示インタフェース色彩情報の各画素点のサブ画素情報コンテンツに対応付けて、相応する関数曲線をフィッティングすることで、後続の迅速な演算を容易にするものであり、そのうち、画素点の各サブ画素はそれぞれ1本の関数曲線に対応する。比較的複雑な色彩情報の組合せは、関数曲線が複雑すぎるため、マッピング対応を行い、表示インタフェース色彩情報と各画素点のサブ画素情報コンテンツとのマッピング関係を取得することができる。
【0027】
図1を参照し、前記係数算出ユニット123は、前記表示インタフェースのチャンネルインデックスに応じて、前記サブ画素情報成分の係数を決定するようにさらに構成される。
【0028】
例示的に、フィッティングした色彩情報と画素点のサブ画素情報コンテンツとの関数係数群に基づき、チャンネルインデックス番号に応じて、呼び出す必要がある関数係数群を判断し、例えば、当該関数係数群はそれぞれ、X/Y/Zという3つのサブ画素情報成分の係数を含む。関数関係群は、上記のフィッティングした、サブ画素に対応する複数本の関数曲線に基づき取得される。
【0029】
図1を参照し、前記色彩生成モジュール130は、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分と前記サブ画素情報成分の係数に応じて、前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するようにさらに構成される。
【0030】
比較的規則的な色彩情報は、関数曲線演算によってサブ画素情報成分の係数を配置し、複雑な色彩情報は、マッピングを行ってサブ画素情報成分の係数を配置し、前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することを理解すべきである。
【0031】
本願の実施例に係る技術案において、当該表示対象色彩生成システムは、サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含み、前記表示対象処理モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がり、前記色彩設定モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がる。当該技術案は、関連技術における表示対象の色彩表示配置が制限され、柔軟性に欠ける状況を避け、表示対象と色彩とのマッピング関係の迅速な生成を実現し、表示対象と色彩のマッピング速度全体を向上させ、リソース及び帯域幅の占用量を低減させる。
【0032】
図2は、本願の一実施例に係る1つの表示対象色彩生成方法のフローチャートであり、本実施例は、表示デバイスの表示対象と表示対象が表示する色彩情報とが自由に設定される場合に適用可能であり、当該方法は表示対象色彩生成装置によって実行可能であり、当該装置はソフトウェア及び/又はハードウエアの形式で実現可能である。ステップS210乃至ステップS250が含まれる。
【0033】
ステップS210において、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。
【0034】
ステップS220において、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する。
【0035】
表示対象情報が決定された後に、使用対象である表示対象インタフェースを、表示対象の表示対象である情報が表示対象インタフェースに表示されるように生成可能であることを理解すべきである。
【0036】
例示的に、オシロスコープの波形確率情報を例にとると、表示対象である波形の波形特性情報を取得し、前記波形特性情報に応じて対応する波形表示インタフェースを生成する。
【0037】
表示対象インタフェースとは表示デバイスの表示インタフェースにおいて、ユーザに提供される1つの、表示デバイスの画面表示パラメータに関連する色彩組合せを含むインタフェースであり、その中に表示デバイスの画面が表示可能な色、明度範囲が全て含まれている。表示対象インタフェースは、表示対象が出力時に表示されるために用いられる。表示対象インタフェースは表示デバイスの表示画面に設定され、独立した表示レイヤにある。
【0038】
ステップS230において、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置する。
【0039】
色彩情報は、関連技術における様々な色を含んでもよく、即ち十分な色を含み、同時に、色彩情報も表示デバイス自体によって表示されるハードウエア条件に適応する必要がある。例示的に、256階調を支持する表示デバイスの画面について、当該色彩情報は一般的に8ビット(bit)のモノクロ情報で、RGBが合わせて24-bitである色彩情報なので、表示デバイスの画面において多くとも
【数1】
種類の色の色彩が分布可能である。
【0040】
選出された色彩情報の表現形式には多くの種類があり、例えばカラーホイール、カラーディスク、色相環、カラー矩形ボックスなど、多種の形式を用いて表現することができる。例示的に、カラーディスクを例にとると、カラーディスクは、色相によって順次360度で配列するカラー円形であり、同一色相における異なる明度の色は、一般的に円心から円周まで逐次加えられて規則的なカラー円形を形成する。
【0041】
色彩情報の表現形式はその他の形状にも適用可能なものであり、本願の実施例は、解釈して説明するためのものに過ぎず、限定するものではないことを理解すべきである。色彩情報の異なる表現形式の選択は、便宜上ハードウエア表示画面を満足する色を選出し、以降のマッピング作業を完成させることができることを目的とする。
【0042】
例示的に、表示対象の色彩情報が決定された後に、表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき表示対象情報の色彩情報を確認し、即ち、ここでの表示対象情報の色彩情報は、表示デバイスの画面が表示可能な色、明度範囲によって決定されたものである。
【0043】
ステップS240において、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得する。
【0044】
例示的に、表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき表示対象情報の色彩情報が配置された後、即ち、表示対象の色彩情報が数値で表された後に、表示デバイス画面の表示インタフェースの画素情報に応じて表示対象の表示インタフェースにおけるサブ画素情報成分を決定する。
【0045】
表示対象の色彩情報を表す数値表現方式は、汎用のRGB、HLSの表現方法を用いて表すものであってもよく、後続の色彩配置を容易にするために、ソフトウェア開発者によってニーズに応じて定義されてもよいことを理解すべきである。
【0046】
ステップS250において、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0047】
例示的に、表示インタフェースのサブ画素情報成分に基づき、前記表示インタフェースのチャンネルインデックスに応じて前記サブ画素情報成分の係数を決定し、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分と前記サブ画素情報成分の係数に応じて、前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0048】
本願の実施例に係る技術案は、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定し、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置し、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析することによって表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得し、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。当該技術案は、関連技術における表示対象の色彩表示配置が制限され、柔軟性に欠ける状況を避け、表示対象と色彩とのマッピング関係の迅速な生成を実現し、表示対象と色彩のマッピング速度全体を向上させ、リソース及び帯域幅の占用量を低減させる。
【0049】
図3Aは、本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例を基本として詳細化されたものである。
【0050】
本実施例の方法は、ステップS310乃至ステップS370を含む。
【0051】
ステップS310において、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。
【0052】
ステップS320において、前記表示対象情報に応じて現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成する。
【0053】
例示的に、表示対象インタフェースにおいて表示対象機能ボックスを生成し、前記現在表示インタフェースにおいて前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を配置し、表示対象情報に基づき表示対象情報に対応する予め設定された表示対象の色彩マッピング機能ボックスを生成する。
【0054】
例示的に、
図3Bは、本願の一実施例に係る例示的な波形確率情報と色彩情報とのマッピングボックスの模式図である。
図3Bを参照し、オシロスコープの波形確率情報と色彩情報とのマッピングボックスを例にとると、波形確率情報と色彩が均一に分布し、即ち1つの波形確率情報の区間が1つの色に対応し、異なる波形確率情報の区間が異なる色に対応し、
図3Cは、本願の一実施例に係る例示的なオシロスコープのレベル振幅情報と色彩情報とのマッピングボックスの模式図であり、即ち1つのレベル振幅の区間が1つの色に対応し、異なるレベル振幅の区間が異なる色に対応する。
【0055】
なお、表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、色と表現する必要のあるいくつかのパラメータとの間のマッピング関係を表現可能なテーブル、画像、関係図などの形式と類似したものであってよい。
【0056】
図3Dは、本願の一実施例に係る例示的な表示対象の色彩マッピング機能ボックスの模式図であり、
図3Dを参照し、表示対象の色彩マッピング機能ボックスは均一に分布したものであってもよく、不均一なものであってもよく、本実施例において、オシロスコープのレベル振幅情報は、振幅が-15vから-9vであるものがいずれも甲色に表示され、-9vから+6vであるものがいずれも乙色に表示され、6vより大きい場合に、波形がいずれも丙色に表示される。即ち、同一の波形に対して、3つの異なる色が現れる可能性があり、これにより、1本の波形のある時刻における振幅情報を直観的に見つけ出すことができる。
【0057】
なお、色が既に選出されている表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、デフォルトで割合で均一に分布されており、例えば、4つの異なる色を選出する場合に、表示対象の色彩マッピング機能ボックス全体は各色が25%を占めるという割合で分布して完成される。また、表示対象の色彩マッピング機能ボックスは不均一分布をさらに支持可能であり、このような不均一の調整は、スマート推奨、手動不均一調整という2つのオプションを有してもよい。
【0058】
例示的に、表示対象の色彩マッピング機能ボックスに色彩情報が配置された後に、表示対象の色彩マッピング機能ボックスは表示対象インタフェースに対応して表示されるとともに、表示対象は、表示対象の色彩マッピング機能ボックスの表示対象情報と色彩とのマッピング関係に応じて、表示対象インタフェースにおいて表示対象情報を表示する。
【0059】
ステップS330において、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置する。
【0060】
ステップS340において、色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる。
【0061】
ステップS350において、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する。
【0062】
例示的に、表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係が決定された後に、色彩情報が数値で表され、表示対象情報に対応してマッピング関係テーブルを生成して保存することで、後続の色彩配置が容易になる。そのうち、色彩情報の数値による表現方式は、汎用のRGB、HLSの表現方法であってよく、本実施例において何ら限定されるものではない。
【0063】
ステップS360において、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置する。
【0064】
ステップS370において、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得する。
【0065】
例示的に、表示デバイスの画面表示駆動が支持するRGB24色空間フォーマットを例にとると、表示対象情報と色彩情報の解析を行うときに、直接RGBを使用し、ユーザによって配置された色彩情報をRGBフォーマットに解析することができ、例示的に、ユーザが表示デバイスの12個のチャンネルのそれぞれを、色彩情報と波形確率情報とが関連しかつ波形確率情報が256段階の明度を有し、各チャンネルが異なる色に設定されるように設定することを選択すると、下記表1を参照し、表1は、RGBサブ画素情報成分と表示対象色彩情報との関数対応関係である。
【0066】
表1:RGBサブ画素情報成分と表示対象色彩情報との関数対応関係
【表1】
【0067】
例示的に、LCD画面を例にとると、LCD画面が表示する対応入力はYCbCr値であり、表2を参照し、表2は、LCDサブ画素情報成分と表示対象色彩情報との関数対応関係であり、測定計器は、入力されたチャンネルインデックス、色及び明度つまみの値に応じて、RGBサブ画素情報成分と表示対象色彩情報との関数対応関係を取得してから、YCbCr値とRGB値との換算関係(以下に示すように)によって、直接上記表1におけるRGB値から変換可能である。
【数2】
即ち:
【数3】
【0068】
表2:LCDサブ画素情報成分と表示対象色彩情報との関数対応関係
【表2】
【0069】
S380において、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0070】
例示的に、表示デバイスの画面表示駆動が支持するRGB24色空間フォーマット例にとると、表示デバイスの12個のチャンネルのそれぞれを色彩情報と波形確率情報とが関連するように設定することをユーザが選択すると、その波形確率情報が完全に均等な割合のままで明るくなっている場合に、その各サブ画素情報チャンネルの関数関係を取得する。RGB色空間は、各サブ画素情報がそれぞれR色成分、G色成分及びB色成分であり、波形の確率がPで、かつ完全に均等な割合でマッピングしていると仮定すると、各サブ画素情報成分に配置する必要のある係数は、下記の表3に示す通りであり、表3は、RGBサブ画素情報成分と表示対象色彩情報配置係数との対応関係である。
【0071】
表3:RGBサブ画素情報成分と表示対象色彩情報配置係数との対応関係
【表3】
【0072】
これから分かるように、各サブ画素情報成分の係数はベクトル値であり、かつRGBの値にそれぞれ対応し、ベクトル値は1乗の係数のみを有し、即ち上の表に示すとおりである。
【0073】
例示的に、LCD画面を例にとると、各サブ画素情報はそれぞれY色成分、Cr色成分及びCb色成分であり、波形の確率がP、かつ完全に均等な割合でマッピングしていると仮定すると、各サブ画素情報成分に配置する必要のある係数は、下記の表4に示す通りであり、表4は、LCDサブ画素情報成分と表示対象色彩情報配置係数との対応関係である。
【0074】
表4:LCDサブ画素情報成分と表示対象色彩情報配置係数との対応関係
【表4】
【0075】
YCrCb色空間については、その係数がやや複雑で、1乗の係数も定数項も有する関数である。
【0076】
例示的に、波形が表示するのがチャンネル2の波形であると判断された場合に、チャンネル2インデックスに応じて、係数算出ユニットを読み取って取得される係数群は[174,16]、[-94,128]、[41,128]であると、Y成分はY=174*P+16であり、Cr成分はCr=-94*P+128であり、Cb成分はCb=41*P+128であり、即ち、異なるサブ画素情報パラメータを取得することができ、さらに、それぞれの算出が完了した後に完全な画素情報に合成すれば、表示対象の色彩が完全に表示されうる。
【0077】
上記実施例に基づき、単一チャンネルに対して多色表示を行うことを実現するための更なる実施例を提供し、特定のユースシーンにおける色温度表示を例にとると、色温度表示とは、表示対象色温度の寒暖を用いて表示対象情報の分布を反映することである。オシロスコープの波形確率情報と色彩情報とのマッピングボックスを例にとると、出現頻度が低い波形は寒色で表示し、出現頻度が高い波形は暖色で表示し、即ち、青から赤まで、確率が順次高くなり、RGBの色空間において、波形確率情報と色彩情報に対してサブ画素情報の関数フィッティングを行う。
【0078】
図3Eは、本願の一実施例に係る例示的なサブ画素情報成分と確率との結果模式図であり、関数フィッティングの方法として最も汎用的なアルゴリズムを使用可能であり、色彩情報の複数の成分をポイントごとに近似してフィッティングした後に、得られた3つのサブ画素関数曲線は
図3Eに示す通りである。
【0079】
フィッティングを完了させることによって、3つのサブ画素関数を取得することができ、ここで、Pは波形の確率値であり、
【数4】
よって、3つの係数ベクトルはそれぞれ、h
R=[0.0007324,0,-80]、h
G=[-0.01831,4.6875,0]、h
B=[0.0122,-6.25,700]であり、即ち、比較的複雑な色彩組合せ情報に対して、2乗関数を用いて積和を行えば係数算出操作を完成させることができる。
【0080】
本願の実施例に係る技術案は、豊富な色彩配置を提供し、計器ハードウエア(表示スクリーン、グラフィックスカード)などが許す限り、最も完全な色配置を完成することができ、RGB、HLS、HVBの色空間もYCrCb、CMYKの色空間もサブ画素情報成分の算出によって配置を完了させ演算を簡略化することができ、移植とアップグレードを便利に行うことができる。
【0081】
図4Aは、本願の一実施例に係る更なる表示対象の色彩制御方法のフローチャートである。本実施例は上記実施例を基本として細分化されたものである。
【0082】
本実施例の方法はステップS410乃至ステップS490を含む。
【0083】
ステップS410において、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。
【0084】
ステップS420において、前記表示対象情報に応じて現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成する。
【0085】
ステップS430において、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定する。
【0086】
前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することの前には、前記色彩情報の選出インタフェース及び前記選出インタフェースにおける色彩情報の階調に応じて、前記配置パターンのずれ量閾値を決定することがさらに含まれる。
【0087】
そのうち、色彩情報の選出インタフェースは即ち、色を選出する表現形式であり、カラーホイール、カラーディスク、色相環、カラー矩形ボックスなど、多種の形式を用いて表現することができる。
【0088】
階調は、画像明度の強弱を表す指数標準であり、本実施例において、選出インタフェースにおける色彩情報の階調は表示デバイス自体によって表示されるハードウエア条件に適応し、即ち、配置パターンは表示デバイスの画面が表示可能な明度範囲に関連するものであってもよい。
【0089】
例示的に、色彩情報の選出インタフェースがカラーディスクであることを例にとると、カラーディスクが表示デバイスの画面を占める半径をLとして表し、カラーディスクにおける階調をSとして表し、配置パターンのずれ量閾値は下記数式で算出して得ることができる。数式は、ずれ量閾値=
【数5】
である。
【0090】
そのうち、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報を選出する際に発生した位置ずれ量を決定することと、前記位置ずれ量及び前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、を含む。
【0091】
そのうち、色彩情報を選出する方式は表示デバイスに対して、表示デバイスの画面においてタッチパネルでのユーザのジェスチャーを行うことによって選出し又はマウスで選出を行ってもよく、他の類似する、表示デバイスの画面に表示される色彩情報に対して選出及び決定を行う操作方法であってもよく、本願の実施例において何ら限定されるものではない。
【0092】
色彩情報を選出する際に発生した位置情報とは、色彩情報を選出するように操作を行う際に、色彩情報の選出インタフェースで発生した点或いは軌跡などの位置又は変位である。例示的に、色彩情報選出を行う際に、色彩情報選出インタフェースにおける始点がAに設定され、A点からB点へ移動して位置ずれ量が発生し、当該位置ずれ量をずれ量閾値と比較し、色彩情報の配置パターンを決定する。
【0093】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さい場合に、前記配置パターンがドット配置であることを含む。
【0094】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きい場合に、前記配置パターンがベクトル配置であることを含む。
【0095】
例示的に、位置ずれ量がずれ量閾値より小さい場合に、配置パターンはドット配置であり、位置ずれ量がずれ量閾値より大きい場合に、配置パターンはベクトル配置である。
【0096】
例示的に、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値に等しい場合に、前記配置パターンはドット配置又はベクトル配置であり、具体的にどの配置パターンを採用するかは、当業者によって実際の状況に応じて選択されてもよく、本願において限定されるものではない。
【0097】
例示的に、色彩情報を選出する際に、マウスの矢印又はジェスチャー操作において指に対応する位置によって選出された点は、移動が表示デバイスの画面によって感知可能であり、移動の距離(即ち位置ずれ量)がずれ量閾値より大きい場合に、1回の色彩情報の選出において、1つ以上の色彩情報が必要とされ、色彩情報の配置パターンがベクトル配置であることを説明しており、移動の距離(即ち位置ずれ量)がずれ量閾値より小さい場合に、1回の色彩情報の選出において、色彩情報が1つしか取得されず、色彩情報の配置パターンがドット配置であることを説明している。
【0098】
なお、色彩情報の配置パターンがドット配置である場合に、選出された現在の色彩情報の選出インタフェースにおける色彩情報を表示対象の色彩マッピング機能ボックスに配置すればよいが、色彩情報の配置パターンがベクトル配置である場合に、位置移動軌跡に含まれる全ての色彩情報を決定し、全ての色彩情報を1グループの色彩情報として表示対象の色彩マッピング機能ボックスに配置する必要がある。
【0099】
ステップS440において、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置する。
【0100】
ここで、前記配置パターンはドット配置であり、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を、前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置することを含む。
【0101】
例示的に、色彩情報の選出インタフェースがカラーディスクであることを例にとると、
図4Bは、本願の一実施例に係る例示的な、表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける選定位置の色彩情報をドット配置する模式図であり、ユーザのジェスチャーにより選出位置におけるカラーディスクの色彩情報を取得し、当該色彩情報を表示対象機能ボックスにおける選定位置に配置し、過程は
図4Bに示す通りである。
【0102】
図4Cは、本願の一実施例に係る例示的な、ドット配置で既存の表示対象機能ボックスに新たな色彩情報を加える模式図であり、なお、ドット配置を通過した後、
図4B乃至
図4Cの過程を参照してもよく、選出される色彩情報は、直接表示対象機能ボックスの色彩情報の任意の位置にドラッグすることができ、色彩情報の選出を再度行う必要がある場合には、既存の色彩情報の間に加える必要がある。
【0103】
そのうち、前記配置パターンはベクトル配置であり、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置することを含む。
【0104】
例示的に、配置パターンがベクトル配置であると確認された後に、色彩情報を選出する際に位置の連続移動が色彩情報の選出インタフェースで発生した軌跡と、表示デバイスの画面における色彩情報の選出インタフェースにおいて対応する色彩情報とを取得してから、フィッティング修正を行う必要がある。フィッティング修正の方法は3つの場合に分けて考慮してもよく、フィッティング方法は、いくつかの最も一般的で最も実用的な色彩マッピングを優先して考慮することで、軌跡に対してぼかし処理を行った後に、以下の優先原則に従って軌跡情報を判断するものである。
【0105】
図4Dは、本願の一実施例に係る第1優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
図4Dに示す通りに、色彩情報の選出インタフェースがカラーディスクであることを例にとると、第1優先レベルは、同一色相における異なる明度の色の軌跡であり、カラーディスクにおいて、カラーディスクの半径位置の円心から円周へ(又は円周から円心へ)の軌跡として表現され、
図4Dにおける表示対象の色彩マッピング機能ボックスに示すように、この区間の明度だけが異なる色を表示対象の色彩マッピング機能ボックスに加える。
【0106】
図4Eは、本願の一実施例に係る第2優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
図4Eに示す通り、色彩情報の選出インタフェースがカラーディスクであることを例にとると、第2優先レベルは、同一明度における異なる色の軌跡であり、カラーディスクにおいて、半径長さが等しい環状として表現され、
図4Eにおける表示対象機能ボックスに示すように、この区間の、明度だけが完全に同じで色が開始位置と終了位置によって異なる色を、表示対象機能ボックスに加える。
【0107】
図4Fは、本願の一実施例に係る最低優先レベルの色彩選出軌跡をベクトル配置する模式図である。
図4Fに示す通り、色彩情報の選出インタフェースがカラーディスクであることを例にとると、最低優先レベルは、決定された軌跡が上記2種類の規則を形成せず、カラーディスクにおいて軌跡自在に分布しているものであり、これを見つけた場合、通過した色を1つずつ決定し、これらの色彩情報を記憶し、1本のカラーバンドを形成して表示対象機能ボックスに配置する必要があり、
図4Fにおける表示対象機能ボックスに示すように、この区間に表示された色は完全に異なり、配置後のカラーバーが順次均一に分布(デフォルトで均一にされてもよい)されて、表示対象機能ボックスに加えられる。
【0108】
なお、ベクトル配置後に形成されたカラーバンドは、直接表示対象の色彩マッピング機能ボックスの任意の位置にドラッグすることができ、例えば、前回配置後の表示対象の色彩マッピング機能ボックスに2種類の色が既に存在し、このとき新たなカラーバンドが加えられる場合、直接2つの色の間に挿入されてもよい。
【0109】
なお、ベクトル配置の後段の色彩情報が前段の色彩情報を覆えば、これらの2段の色彩情報に対して優先レベル判定を行うことができ、優先レベル判定の標準は当業者によって自ら設定が行われてよい。後段の色彩情報が前段の色彩情報を覆うこととは、1回の色彩選出の過程において、マウスを移動し又は指をスワイプして色彩選出軌跡を決定するときに、前段軌跡への後段軌跡の覆いが出現することであり、1つの色彩に表示対象情報とのマッピング関係が複数出現することを避けるために、後段の色と前段の色に対して優先レベル判定を行う必要がある。
【0110】
ステップS450において、色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる。
【0111】
ステップS460において、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する。
【0112】
例示的に、表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係が決定された後、後続の色彩配置を容易にするために、色彩情報が数値で表され、表示対象情報に対応してマッピング関係テーブルを生成し保存する。そのうち、色彩情報の数値による表現方式は、汎用のRGB、HLSの表現方法であってよく、本実施例において何ら限定されるものではない。
【0113】
ステップS470において、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置する。
【0114】
ステップS480において、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得する。
【0115】
ステップS490において、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて、前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0116】
本願の実施例に係る技術案は、完全な色彩情報を有する色彩情報の選出インタフェースを提供するとともに、予め設定された表示対象の色彩マッピング機能ボックスを提供し、選択された色彩と、色彩が異なることにより区別可能な表示対象情報との間のマッピング関係を表示デバイスの表示インタフェースに、配置パターンに応じてリアルタイムで現わすことができる。これにより、表示対象が表示する色彩情報を自由に選択し、選択された色彩情報と表示対象とのマッピング関係を表示インタフェースにリアルタイムで表示することができることを実現し、ユーザの操作を容易にしてユーザの使用体験を向上させる。
【0117】
図5Aは、本願の一実施例に係る更なる表示対象の色彩制御方法のフローチャートである。本願の実施例に係る技術案は上記実施例を基本として細分化されたものである。本実施例の方法はステップS510乃至ステップS519を含む。
【0118】
ステップS510において、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。
【0119】
ステップS511において、前記表示対象情報に応じて現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成する。
【0120】
ステップS512において、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されているか否かを判断し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている場合、前記表示対象機能ボックスの不均一配列方式を決定する。
【0121】
例示的に、表示対象インタフェースにおける色彩情報が均一に配列されたものであり、即ち、完全で線形均一な色彩配置である場合、
図3Cを参照することができ、全ての色彩情報のスパンが表示対象情報と線形関係にあり、一般的な場合に、このような線形関係はデフォルトオプションとされてよい。
【0122】
表示対象情報と色彩情報とのマッピング関係を完全自由に行うことを可能にするために、本願の実施例は、不均一分布をさらに支持可能であり、不均一分布は、2つの選択肢を有してもよく、それぞれ推奨不均一配列方式と手動不均一配列方式である。
【0123】
ステップS513において、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定する。
【0124】
一実施例において、前記不均一配列方式は手動不均一配列方式であり、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式を決定することは、手動操作により前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式を決定すること、又は、手動操作により前記表示対象インタフェースにおける前記表示対象情報の割合関係を調整し、前記表示対象情報の割合関係に応じて前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む。
【0125】
例示的に、手動不均一配列方式は、表示対象における色彩情報を調整してよく、表示対象情報の割合関係を調整してもよく、本実施例において何ら限定されるものではない。
【0126】
手動不均一配列方式は、マウスドラッグ又はタッチパネルジェスチャーなどの操作により完成される。例示的に、オシロスコープの波形確率情報を例にとると、手動不均一配列方式は、波形確率情報の割合を固定して表示対象インタフェースにおける色彩情報を調整してよく、表示対象インタフェースにおける色彩情報を固定して波形確率情報の割合を調整してもよい。
【0127】
なお、手動不均一配列方式は、色彩情報の割合関係を任意に変えることができ、例えば
図5Bは、本願の一実施例に係る例示的な、手動不均一配列方式により表示対象インタフェースにおける色彩情報を調整する結果模式図であり、当業者はタッチパネルジェスチャー操作を用いて、表示対象インタフェースにおけるある色彩情報の範囲を拡大することができ、他の色彩範囲は依然として均一に分布され、最後の不均一分布の結果図は
図5Bに示す通りである。
【0128】
一実施例において、前記不均一配列方式は推奨不均一配列方式であり、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式を決定することは、前記色彩情報と前記表示対象情報に基づき前記推奨不均一配列方式により前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式を決定する、ことを含む。
【0129】
例示的に、表示デバイスは、表示対象情報及び表示対象インタフェースにおける色彩情報などを総合的に分析した後に、表示対象インタフェースにおける色彩情報の配列方式、即ち不均一配列方式を推奨し、配列方式には、ビッグデータにおいて当業者が詳しい色彩分布規則があり、伝統的な配列方法もある。
【0130】
一実施例において、前記推奨不均一配列方式は、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を含む。
【0131】
例示的に、推奨不均一配列方式がガウス配列方式であることを例にとると、ガウス配列方式は、ガウス分布により実現され、ガウス分布は正規分布(Normal distribution)とも呼ばれ、ランダム変数Xは、1つの数学期待値がμ、分散がσ2である正規分布に従うと、N(μ,σ2)と表記される。正規分布の期待値μは、その確率密度関数の位置を決め、標準偏差σはその確率密度関数分布の幅を決める。μ=0、σ=1の場合に、正規分布は標準正規分布である。
【0132】
正規分布の密度関数:
【数6】
数値特徴
【数7】
【0133】
例示的に、表示対象インタフェースに10種類の色があることを例にとると、
図5Cを参照し、
図5Cは、本願の一実施例に係る例示的な、推奨不均一配列方式により表示対象インタフェースにおける色彩情報を調整する結果模式図である。
【0134】
ステップS514において、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置する。
【0135】
ステップS515において、色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる。
【0136】
ステップS516において、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する。
【0137】
ステップS517において、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置する。
【0138】
ステップS518において、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得する。
【0139】
ステップS519において、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて、前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0140】
本願に係る実施例の技術案は、よく用いられる不均一分布規則をスマートに推奨することにより、簡単で便利であり、関連技術において配置に色彩構成に関する知識を把握する必要があったり、配置が煩雑で時間や労力がかかったりする状況を避け、豊富な色彩配置を提供し、ユーザに最大の自由度と利便性を与えるとともに、サポートとして相応するアルゴリズムを提供し、機能の実現を保証する。
【0141】
図6は、本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。上記の実施例を基本として、本願の実施例に係る技術案は細分化される。本実施例の方法はステップS610乃至ステップS660を含む。
【0142】
ステップS610において、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定する。
【0143】
ステップS620において、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する。
【0144】
ステップS630において、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置する。
【0145】
ステップS640において、前記表示インタフェースの画素情報を取得し、かつ前記表示インタフェースのチャンネル情報を決定する。
【0146】
ステップS650において、前記表示インタフェースの画素情報と前記チャンネル情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得する。
【0147】
ステップS660において、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。
【0148】
本願に係る実施例の技術案は、表示インタフェースのチャンネル情報に応じて、複雑な演算を簡単な積和演算だけが必要とされるものに簡略化することで、表示インタフェースのサブ画素情報とサンプリングされた表示対象の表示色彩の演算を迅速でリアルタイムに完成することができる。伝統的な方法では、輝度に応じて異なる色彩にマッピングするため、これらのマッピングテーブルを記憶するための大量の記憶リソースが必要であったのに対し、本実施例は、大量のリソースを節約してハードウエアのコストを節約することができる。同時に、計器ハードウエア(表示スクリーン、グラフィックスカード)などが許す限り、豊富な色彩配置を提供し、これにより、最も完全な色彩配置を完成することができ、RGB、HLS又はHVBの色空間もYCrCb、CMYKの色空間もサブ画素情報成分の算出によって配置を完了させ演算を簡略化することができ、移植とアップグレードを容易に行うことができる。
【0149】
図7は、本願の一実施例に係る更なる表示対象色彩生成方法のフローチャートである。当該表示対象色彩生成方法は、ステップS711乃至ステップS723を含む。
【0150】
ステップS711において、表示デバイスの配置機能を起動する。
【0151】
ステップS712において、表示対象の表示対象情報を取得し、前記表示対象情報に応じて対応する表示対象機能ボックスを生成する。
【0152】
ステップS713において、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置し、色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を配置するために用いられる。
【0153】
ステップS714において、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定し、配置パターンがベクトル配置である場合に、ステップS715を実行し、配置パターンがドット配置である場合に、ステップS717を実行する。
【0154】
ステップS715において、選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置する。
【0155】
ステップS716において、アルゴリズムをフィッティングし、色彩情報を推奨された軌跡にスマートに近似させ、ステップS719を実行する。
【0156】
ステップS717において、取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を、前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置する。
【0157】
ステップS718において、ドット配置で選出された色彩情報を順次に配列し、表示対象情報と一対一に対応付け、ステップS719を実行する。
【0158】
ステップS719において、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されているか否かを判断し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている場合に、ステップS720を実行し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されていない場合に、ステップS722を実行する。
【0159】
ステップS720において、前記不均一配列が推奨不均一配列方式であるか否かを判断し、前記不均一配列が推奨不均一配列方式である場合に、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を推奨し、前記不均一配列が推奨不均一配列方式ではない場合に、ステップS721を実行する。
【0160】
ステップS721において、手動操作によって前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定する。
【0161】
ステップS722において、配置が完了したか否かを判断し、配置が完了した場合に、ステップS723を実行し、配置が完了していない場合に、ステップS714を実行する。
【0162】
ステップS723において、配置が完了する。
【0163】
本願の実施例に係る技術案によれば、テストデバイスによって監視された表示対象情報のうち、表示色彩によって区別可能な情報は、いずれも色彩マッピング関係によって処理することができ、関連技術において、複数の操作により表示される必要がある表示対象情報は、本願において色彩によって直接感知可能であり、色彩情報と表示対象情報との対応規則が非常に自由であり、一対一に対応づけられる必要がなく、さらに、マウス、タッチパネル、ジェスチャーにより色彩と表示対象情報との対応付けを完成し、表示をより直観で自由にする。また、表示デバイスのハードウエア条件(例えば表示スクリーン、グラフィックスカードなど)が許す限り、最も完全な色彩配置を完成することができ、コストも上がらない。
【0164】
図8は、本願の一実施例に係る表示対象色彩生成装置の構造図であり、本実施例は、表示デバイスの表示対象情報と表示対象情報の色彩情報を自由に設定する場合に適用可能である。
【0165】
図8に示すように、前記装置は、前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報決定モジュール810と、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュール820と、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置するように構成される色彩情報配置モジュール830と、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成されるサブ画素情報成分決定モジュール840と、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩表示モジュール850と、を含む。
【0166】
本実施例の表示対象色彩生成装置は、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定し、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置し、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析することによって表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得し、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置する。当該技術案は、関連技術における表示対象の色彩表示配置が制限され、柔軟性に欠ける状況を避け、表示対象と色彩とのマッピング関係の迅速な生成を実現し、表示対象と色彩のマッピング速度全体を向上させ、リソース及び帯域幅の占用量を低減させる。
【0167】
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することは、前記表示対象情報に応じて現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成することと、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定することと、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、を含み、前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる。
【0168】
色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、を含む。
【0169】
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得することの前には、前記色彩情報の選出インタフェース及び前記選出インタフェースにおける色彩情報の階調に応じて前記配置パターンのずれ量閾値を決定することがさらに含まれる。
【0170】
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報を選出する際に発生した位置ずれ量を決定することと、前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、を含む。
【0171】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さい場合に、前記配置パターンがドット配置であることを含み、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置することを含む。
【0172】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きい場合に、前記配置パターンがベクトル配置であることを含み、前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置することを含む。
【0173】
色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することの前には、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されているか否かを判断し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている場合に、前記表示対象機能ボックスの不均一配列方式を決定することと、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することと、がさらに含まれる。
【0174】
前記不均一配列方式は手動不均一配列方式であり、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、又は、手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける前記表示対象情報の割合関係を調整し、前記表示対象情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することを含む。
【0175】
前記不均一配列方式は推奨不均一配列方式であり、前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、前記色彩情報と前記表示対象情報に基づき前記推奨不均一配列方式により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することを含む。
【0176】
前記推奨不均一配列方式は、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を含む。
【0177】
前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して、表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することの前には、前記表示インタフェースの画素情報を取得し、かつ前記表示インタフェースのチャンネル情報を決定することがさらに含まれ、前記表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することは、前記表示インタフェースの画素情報と前記チャンネル情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することを含む。
【0178】
上記各実施例に係る表示対象色彩生成装置は、本願の任意の実施例に係る表示対象色彩生成方法を実行可能である。
図9は、本願の一実施例に係る表示デバイスの構造模式図である。
図9には、本願の実施形態を実現するために適した例示的な表示デバイス912のブロック図が示されている。
図9に示す表示デバイス912は例示的なものに過ぎず、本願の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではない。
【0179】
図9に示すように、表示デバイス912は、汎用コンピューティングデバイスの形式で表現される。表示デバイス912の構成要素には、少なくとも1つのプロセッサ又は処理ユニット916と、メモリ928と、異なるシステム構成要素(システムメモリ928及び処理ユニット916を含む)を接続するバス918が含まれてもよいが、これらに限定されない。
【0180】
バス918は、何種かのバス構造のうちの1種又は複数種を示し、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート(Accelerated Graphics Port)、プロセッサ又は複数種のバス構造のうちの任意のバス構造を用いるローカルバスを含む。例を挙げると、これらのアーキテクチャには、業界標準アーキテクチャ(Industrial Standard Architecture、ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(Micro Channel Architecture、MAC)バス、エイサ(Extended Industrial Standard Architecture、EISA)バス、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(Video Electronics Standards Association、VESA)ローカルバス及び周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、が含まれるが、これらに限定されない。
【0181】
表示デバイス912は、典型的に複数種のコンピュータシステム可読媒体を含む。これらの媒体は、表示デバイス912によりアクセス可能な任意の利用可能媒体であってもよく、揮発性及び不揮発性の媒体、移動可能及び移動不可な媒体を含む。
【0182】
メモリ928は、揮発性メモリ形態のコンピュータシステム可読媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)930及び/又はキャッシュメモリ932を含んでもよい。表示デバイス912は、他の移動可能/移動不可な、揮発性/不揮発性のコンピュータシステム記憶媒体を含んでもよい。単に例を挙げると、記憶システム934は、移動不可な不揮発性磁気媒体(
図9に示していないが、一般的に「ハードディスクドライブ」と呼ばれる)を読み書きするように構成されてもよい。
図9に示していないが、移動可能な不揮発性磁気ディスク(例えば「フロッピーディスク」)に対して読み書きするように構成された磁気ディスクドライブ、及び、移動可能な不揮発性光ディスク(例えば、コンパクト光ディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、デジタルビデオディスク(Digital Video Disc-Read Only Memory、DVD-ROM)又は他の光媒体)に対して読み書きするように構成された光ディスクドライブを提供することができる。これらの場合に、各ドライブは、少なくとも1つのデータ媒体インタフェースによりバス918に繋がることができる。メモリ928は、少なくとも1つのプログラムプロダクトを含んでもよく、当該プログラムプロダクトは1グループ(例えば、少なくとも1つ)のプログラムモジュールを有し、これらのプログラムモジュールは、本願の各実施例の機能を実行するように設定される。
【0183】
1グループ(少なくとも1つ)のプログラムモジュール942を有するプログラム/実用ツール940は、例えばメモリ928に記憶されてもよく、このようなプログラムモジュール942には、オペレーティングシステム、少なくとも1つのアプリケーション、他のプログラムモジュール及びプログラムデータが含まれるが、これらに限定されず、これらの例の中のそれぞれ又はある種類の組合せに、ネットワーク環境の実現が含まれる可能性がある。プログラムモジュール942は、一般的に本願に記載される実施例における機能及び/又は方法を実行する。
【0184】
表示デバイス912は、少なくとも1つの外部デバイス914(例えばキーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ924など)と通信することができるし、少なくとも1つの、ユーザが当該表示デバイス912と対話可能なデバイスと通信することができ、及び/又は、当該表示デバイス912が少なくとも1つの他のコンピューティングデバイスと通信可能な任意のデバイス(例えばネットワークカード、モデムなど)と通信することができる。このような通信は、入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェース922により行うことができる。そして、表示デバイス912は、少なくとも1つのネットワーク(例えばローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)及び/又は公共ネットワーク、例えばインターネット)とさらにネットワークアダプタ920により通信することができる。図面に示すように、ネットワークアダプタ920は、バス918により表示デバイス912の他のモジュールと通信する。図面には示していないが、表示デバイス912と組み合わせて他のハードウエア及び/又はソフトウェアモジュールを使用してよく、マイクロコード、デバイスドライバ、冗長処理ユニット、外部磁気ディスクドライブアレイ、磁気ディスクアレイ(Redundant Arrays of Independent Disks、RAID)システム、テープドライブ及びデータバックアップ記憶システムなどを含むが、これらには限定されないことを理解すべきである。
【0185】
処理ユニット916は、メモリ928に記憶されたプログラムを実行することにより、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、例えば、本願の実施例に係る表示対象色彩生成方法を実現し、当該表示対象色彩生成方法は、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置することと、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、を含む。
【0186】
勿論、当業者であれば、プロセッサは、本願の任意の実施例に係る表示対象色彩生成方法の技術案も実現可能であることを理解すべきである。
【0187】
本願の一実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサにより実行されると、本願の実施例に係るような表示対象色彩生成方法が実現され、当該表示対象色彩生成方法は、サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置することと、前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することと、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおける前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、を含む。
【0188】
勿論、本願の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体において、記憶しているコンピュータプログラムは上記のような方法操作に限定されず、本願の任意の実施例に係る表示対象色彩生成方法における関連操作を実行可能である。
【0189】
本願の実施例に係るコンピュータ記憶媒体は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体の任意の組合せを採用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体であってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又は素子、或いは任意の以上の組合せであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(網羅的ではないリスト)は、少なくとも1本の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、RAM、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、CD-ROM、光記憶素子、磁気記憶素子、又は上記の任意の適宜な組合せを含む。本明細書において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶する任意の有形の媒体であってよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置又は素子によって使用され又はそれと組み合わせて使用されることができる。
【0190】
コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドに含まれ、又は搬送波の一部として伝搬されるデータ信号であってもよく、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを搭載している。このような伝搬されるデータ信号には、様々な形態を用いてよく、電磁信号、光信号又は上記の任意の適宜な組合せが含まれるが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置又は素子によって使用され又はそれと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬又は伝送することができる。
【0191】
コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適宜な媒体によって伝送されてもよく、無線、電線、光ケーブル、ラジオ波(Radio Frequency、RF)など、又は上記の任意の適宜な組合せを含むが、これらに限定されない。
【0192】
本願の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は複数種のプログラム設計言語又はその組合せによって書かれてもよく、前記プログラム設計言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向のプログラム設計言語を含み、「C」言語又は類似するプログラム設計言語などの一般的な手続き型プログラム設計言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されたり、部分的にユーザのコンピュータで実行されたりしてもよく、独立ソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータで実行され且つ部分的にリモートコンピュータで実行され、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合に、リモートコンピュータは、LAN又はWANを含む任意のネットワークによってユーザのコンピュータに接続され、又は、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用し、インターネットを介して接続される)。
【0193】
(付記)
(付記1)
サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含み、
前記表示対象処理モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がり、前記色彩設定モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がる、
表示対象色彩生成システム。
【0194】
(付記2)
前記表示対象処理モジュールは、
前記サンプリングされた表示対象に対して前処理を行うように構成される表示対象バッファユニットと、
前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報統計処理ユニットと、を含む、
付記1に記載の表示対象色彩生成システム。
【0195】
(付記3)
前記色彩設定モジュールは、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される色彩定義ユニットと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報に対して解析を行い、前記表示インタフェースの画素情報に対応するサブ画素情報を取得するように構成される色彩解析ユニットと、
前記サブ画素情報に応じて前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を決定するように構成される係数算出ユニットと、を含む、
付記1に記載の表示対象色彩生成システム。
【0196】
(付記4)
前記係数算出ユニットは、前記表示インタフェースのチャンネルインデックスに応じて前記サブ画素情報成分の係数を決定するようにさらに構成される、
付記3に記載の表示対象色彩生成システム。
【0197】
(付記5)
前記色彩生成モジュールは、前記表示インタフェースのサブ画素情報成分と前記サブ画素情報成分の係数に応じて、前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するようにさらに構成される、
付記4に記載の表示対象色彩生成システム。
【0198】
(付記6)
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置することと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、
を含む、表示対象色彩生成方法。
【0199】
(付記7)
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することは、
前記表示対象情報に応じて、現在表示インタフェースにおいて前記表示対象情報の表示対象機能ボックスを生成することと、
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、
色彩情報が配置された表示対象機能ボックスに応じて表示対象の色彩マッピング機能ボックスを決定することと、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、を含み、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスは、前記現在表示インタフェースにおける前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するために用いられる、
付記6に記載の表示対象色彩生成方法。
【0200】
(付記8)
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、を含む、
付記7に記載の表示対象色彩生成方法。
【0201】
(付記9)
前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することの前には、
前記色彩情報の選出インタフェース及び前記選出インタフェースにおける色彩情報の階調に応じて前記配置パターンのずれ量閾値を決定することがさらに含まれる、
付記8に記載の表示対象色彩生成方法。
【0202】
(付記10)
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報を選出する際に発生した位置ずれ量を決定することと、
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、を含む、
付記9に記載の表示対象色彩生成方法。
【0203】
(付記11)
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さい場合に、前記配置パターンがドット配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を、前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置することを含む、
付記10に記載の表示対象色彩生成方法。
【0204】
(付記12)
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きい場合に、前記配置パターンがベクトル配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置することを含む、
付記10に記載の表示対象色彩生成方法。
【0205】
(付記13)
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することの前には、
前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されているか否かを判断し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている場合に、前記表示対象機能ボックスの不均一配列方式を決定することと、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することと、がさらに含まれる、
付記7に記載の表示対象色彩生成方法。
【0206】
(付記14)
前記不均一配列方式は手動不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、又は、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける前記表示対象情報の割合関係を調整し、前記表示対象情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
付記13に記載の表示対象色彩生成方法。
【0207】
(付記15)
前記不均一配列方式は推奨不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
前記色彩情報と前記表示対象情報に基づき前記推奨不均一配列方式により前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の割合関係を調整し、前記色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
付記13に記載の表示対象色彩生成方法。
【0208】
(付記16)
前記推奨不均一配列方式は、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を含む、
付記15に記載の表示対象色彩生成方法。
【0209】
(付記17)
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することの前には、
前記表示インタフェースの画素情報を取得し、かつ前記表示インタフェースのチャンネル情報を決定することがさらに含まれ、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得することは、
前記表示インタフェースの画素情報と前記チャンネル情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して前記表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得すること、を含む、
付記6に記載の表示対象色彩生成方法。
【0210】
(付記18)
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報決定モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュールと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を配置するように構成される色彩情報配置モジュールと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示インタフェースのサブ画素情報成分を取得するように構成されるサブ画素情報成分決定モジュールと、
前記表示インタフェースのサブ画素情報成分に応じて前記表示インタフェースにおいて前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩表示モジュールと、
を含む表示対象色彩生成装置。
【0211】
(付記19)
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが付記6から17のいずれか1つに記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
表示デバイス。
【0212】
(付記20)
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、付記6から17のいずれか1つに記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンプリングされた表示対象に対して前処理を行い、前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される表示対象処理モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成し、前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して表示
画面のサブ画素情報成分を取得するように構成される色彩設定モジュールと、
前記表示
画面のサブ画素情報成分に応じて前記表示
画面において前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩生成モジュールと、を含み、
前記表示対象処理モジュールが前記色彩生成モジュールに繋がり、前記色彩設定モジュールが前記色彩生成モジュールに繋が
り、
前記色彩設定モジュールは、色彩定義ユニットを含み、
前記色彩定義ユニットは、以下の通り、前記表示対象情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成され、
前記表示対象情報に応じて、前記表示画面において、前記表示対象情報の分布範囲を表示するための表示対象機能ボックスを生成し、
カラーホイール、カラーディスク、色相環、カラー矩形ボックスのいずれか一方を含む、色彩情報の選出画面から、色彩情報を選出し、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置し、
色彩情報が配置された表示対象機能ボックスを、前記表示画面における前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するための、表示対象の色彩マッピング機能ボックスとして決定し、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する、
表示対象色彩生成システム。
【請求項2】
前記表示対象処理モジュールは、
前記サンプリングされた表示対象に対して前処理を行うように構成される表示対象バッファユニットと、
前処理後の前記サンプリングされた表示対象に応じて前記サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報統計処理ユニットと、を含む、
請求項1に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項3】
前記色彩設定モジュールは
、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報に対して解析を行い、前記表示
画面の画素情報に対応するサブ画素情報を取得するように構成される色彩解析ユニットと、
前記サブ画素情報に応じて前記表示
画面のサブ画素情報成分を決定するように構成される係数算出ユニットと、を含む、
請求項1に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項4】
前記係数算出ユニットは、前記表示
画面の
表示対象のチャンネルインデックスに応じて前記サブ画素情報成分の係数を決定するようにさらに構成され
、前記サブ画素情報成分の係数は、色彩情報とサブ画素情報成分との間のフィッティング関数におけるサブ画素情報成分の係数を示す、
請求項3に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項5】
前記色彩生成モジュールは、前記表示
画面のサブ画素情報成分と前記サブ画素情報成分の係数に応じて、前記表示
画面において前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するようにさらに構成される、
請求項4に記載の表示対象色彩生成システム。
【請求項6】
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定することと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を
決定することと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示
画面のサブ画素情報成分を取得することと、
前記表示
画面のサブ画素情報成分に応じて前記表示
画面において前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置することと、
を含
み、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することは、
前記表示対象情報に応じて、前記表示画面において、前記表示対象情報の分布範囲を表示するための表示対象機能ボックスを生成することと、
カラーホイール、カラーディスク、色相環、カラー矩形ボックスのいずれか一方を含む、色彩情報の選出画面から、色彩情報を選出し、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、
色彩情報が配置された表示対象機能ボックスを、前記表示画面における前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するための、表示対象の色彩マッピング機能ボックスとして決定することと、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成することと、を含む、
表示対象色彩生成方法。
【請求項7】
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
前記選出画面から前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報
であって、選出画面においてポインティング或いは移動することで色彩情報を選出する際に発生した点或いは軌跡を示す位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することと、を含む、
請求項
6に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項8】
前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することの前には、
前記色彩情報の選出
画面及び前記選出
画面における色彩情報の階調に応じて前記配置パターンのずれ量閾値を決定することがさらに含まれる、
請求項
7に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項9】
前記選出画面から前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記選出画面から前記色彩情報を選出する際に発生した位置情報を取得し、前記位置情報に応じて
、選出画面において移動することで前記色彩情報を選出する際に発生した
軌跡の位置ずれ量を決定することと、
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することと、を含む、
請求項
8に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項10】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より小さい場合に、前記配置パターンがドット配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
取得した、前記ドット配置の配置パターンで選出された色彩情報を、前記表示対象機能ボックスにおける選定位置の色彩情報として配置することを含む、
請求項
9に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項11】
前記位置ずれ量と前記ずれ量閾値に応じて前記色彩情報の配置パターンを決定することは、
前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きいか否かを判断し、前記位置ずれ量が前記ずれ量閾値より大きい場合に、前記配置パターンがベクトル配置であると決定することを含み、
前記配置パターンに基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することは、
選出された連続色彩情報を前記ベクトル配置の配置パターンで取得し、前記連続色彩情報を前記表示対象機能ボックスの色彩情報として配置することを含む、
請求項
9に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項12】
選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置することの前には、
前記表示対象機能ボックスの色彩情報が
均一或いは不均一に配列されている
ように設定し、前記表示対象機能ボックスの色彩情報が不均一に配列されている
ように設定した場合に、前記表示対象機能ボックスの不均一配列方式を決定することと、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することと、がさらに含まれる、
請求項
6に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項13】
前記不均一配列方式は手動不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける
前記表示対象情報の分布範囲での複数の色彩情報の割合関係を調整し、前記
複数の色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、又は、
手動操作により前記表示対象機能ボックスにおける前記表示対象情報の割合関係を調整し、前記表示対象情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
請求項1
2に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項14】
前記不均一配列方式は推奨不均一配列方式であり、
前記不均一配列方式に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定することは、
前記色彩情報と前記表示対象情報に基づき前記推奨不均一配列方式により前記表示対象機能ボックスにおける
前記表示対象情報の分布範囲での複数の色彩情報の割合関係を調整し、前記
複数の色彩情報の割合関係に応じて前記表示対象機能ボックスにおける色彩情報の配列方式を決定すること、を含む、
請求項1
2に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項15】
前記推奨不均一配列方式は、ガウス配列方式、コーシ配列方式又はカイ二乗配列方式を含む、
請求項1
4に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項16】
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示
画面のサブ画素情報成分を取得することの前には、
前記表示
画面の画素情報を取得し、かつ前記表示
画面の
前記表示対象のチャンネル情報を決定することがさらに含まれ、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示
画面のサブ画素情報成分を取得することは、
前記表示
画面の画素情報と前記チャンネル情報に基づき前記表示対象の色彩マッピングテーブルにおける表示対象情報と色彩情報を解析して前記表示
画面のサブ画素情報成分を取得すること、を含む、
請求項6に記載の表示対象色彩生成方法。
【請求項17】
サンプリングされた表示対象の表示対象情報を決定するように構成される情報決定モジュールと、
前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成される表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュールと、
前記表示対象の色彩マッピングテーブルに基づき前記表示対象情報の色彩情報を
決定するように構成される色彩情報
決定モジュールと、
前記表示対象情報と前記色彩情報を解析して表示
画面のサブ画素情報成分を取得するように構成されるサブ画素情報成分決定モジュールと、
前記表示
画面のサブ画素情報成分に応じて前記表示
画面において前記サンプリングされた表示対象の表示色彩を配置するように構成される色彩表示モジュールと、
を含
み、
表示対象色彩マッピングテーブル生成モジュールは、以下の通り、前記表示対象情報に基づき表示対象の色彩マッピングテーブルを生成するように構成され、
前記表示対象情報に応じて、前記表示画面において、前記表示対象情報の分布範囲を表示するための表示対象機能ボックスを生成し、
カラーホイール、カラーディスク、色相環、カラー矩形ボックスのいずれか一方を含む、色彩情報の選出画面から、色彩情報を選出し、選出された色彩情報に基づき前記表示対象機能ボックスの色彩情報を配置し、
色彩情報が配置された表示対象機能ボックスを、前記表示画面における前記表示対象の前記表示対象情報と前記色彩情報とのマッピング関係を表示するための、表示対象の色彩マッピング機能ボックスとして決定し、
前記表示対象の色彩マッピング機能ボックスにおける色彩情報と表示対象情報とのマッピング関係を取得し、前記マッピング関係に応じて前記表示対象の色彩マッピングテーブルを生成する、
表示対象色彩生成装置。
【請求項18】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項6から1
6のいずれか1項に記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
表示デバイス。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項6から1
6のいずれか1項に記載の表示対象色彩生成方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】