(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-08
(54)【発明の名称】毛髪の除去のためのデバイス、システム、および方法
(51)【国際特許分類】
A61B 18/20 20060101AFI20230201BHJP
A61N 5/067 20060101ALI20230201BHJP
【FI】
A61B18/20
A61N5/067
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022526417
(86)(22)【出願日】2020-11-08
(85)【翻訳文提出日】2022-07-01
(86)【国際出願番号】 IL2020051158
(87)【国際公開番号】W WO2021090325
(87)【国際公開日】2021-05-14
(32)【優先日】2019-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522178821
【氏名又は名称】エピレディー 2000 エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボラン、イェフダ
【テーマコード(参考)】
4C026
4C082
【Fターム(参考)】
4C026AA01
4C026BB08
4C026FF22
4C026FF33
4C026GG06
4C026HH04
4C026HH12
4C026HH24
4C082RA01
4C082RC09
4C082RE22
4C082RE34
4C082RL02
4C082RL24
(57)【要約】
標的の位置特定のためのデバイス、システム、および方法が開示される。画像検知システムは、標的データを生成および格納し、それを調節エンジンに通信する。調節エンジンはさらに、レーザシステムからの放射線を標的に合焦させる。本発明はさらに、レーザシステムからの放射線の制御を可能にするように構成された接近検知エンジンを開示する。これにより、放射エネルギーの効率的な使用が可能となり、標的の近くの領域における潜在的な損傷が低減される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
標的を安全に位置特定するように構成されたシステムであって、
(a)複数のレーザ源を含むレーザシステムを含むデバイスと、
(b)接近データを生成するように構成された装置と、
(c)標的データに基づいて前記レーザシステムを制御するように構成された処理コンポーネントと、を備える、
システム。
【請求項2】
前記システムが、
前記レーザシステムに対してレンズシステムの光軸を移動させるように構成された調節エンジンを備え、前記レンズシステムが、前記レーザシステムの少なくとも2つの放射ビームを合焦するように構成されている、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記システムは、標的システムをさらに備え、
前記標的システムは、少なくとも1つまたは複数のEM放射線を放射するように構成されている、
請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記システムが、画像検知システムをさらに備え、
前記画像検知システムが、前記標的によって反射された前記複数のEM放射線を受けるように構成されている、
請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記画像検知システムが、反射された前記複数のEM放射線に基づいて標的データを生成するように構成されている、
先行する請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記処理コンポーネントが、前記標的データをプルし、標的データに基づいて各レーザ源の波長およびフルエンスのうちの少なくとも1つを調節するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記システムが、接近検知エンジンから前記接近データをプルする前記処理コンポーネントをさらに備え、前記接近検知エンジンが、少なくとも重力、および少なくとも磁性配向、および少なくとも、前記標的からアパーチャまでの距離のうちの少なくとも1つに基づいて前記接近データを生成するように構成されている、
請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記接近検知エンジンが、前記アパーチャに設置され得、前記アパーチャが、レーザ放射線を排出させるように構成された開口部を含む、
請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
少なくとも前記標的データおよび少なくとも前記接近データのうちの少なくとも1つに基づいて前記レーザシステムおよび前記調節エンジンを有効化する前記処理コンポーネントをさらに備える、
請求項2に記載のシステム。
【請求項10】
各レーザ源が異なる波長を含み、レンズを通過した後に光軸に沿って焦点領域を生成するように構成されている、
請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項11】
前記標的データが、前記標的の位置、種類、および色のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
標的を位置特定するための方法であって、
(a)標的データを自動的に識別する段階と、
(b)前記標的データに基づいて複数の放射線を生成する段階と、
(c)前記標的に合焦するように前記複数の放射線を調節する段階と、
(d)安全値を受け取った場合にのみ前記複数の放射線を有効化する段階と、
を備える、方法。
【請求項13】
異なる波長を含む複数のレーザ源で構成されたレーザシステムを介して、前記複数の放射線を生成する段階をさらに備える、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
標的領域との近接性に基づいて前記安全値を生成する段階をさらに備える、
請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記方法が、レンズシステムの光軸に沿った複数の焦点に前記複数の放射線を合焦させる段階をさらに備える、
請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪またはタトゥーを位置特定および取り除くためのデバイス、方法、システム、および装置を対象とする。
【背景技術】
【0002】
除毛の場合、レーザベースの除毛およびインテンスパルスライト(IPL)など、いくつかの方法および対応するデバイスが当該技術分野で知られている。
【0003】
皮膚が適切な放射線に曝されると、放射線は皮膚を透過する。放射線の吸収係数および波長に応じて、エネルギーのほとんどは発色団により吸収され、発色団はその結果として損傷を受ける。この損傷は、皮膚と発色団との間で吸収係数の差が大きい場合に特に深刻化する。エネルギーは発色団により吸収され、発色団は、組織において内因性であるもの、例えばメラニン、ヘモグロビンなど、または異なる色のタトゥーインクなどの外因性の化合物のいずれかである。
【0004】
発色団により吸収されるある特定の波長の放射線を使用することによって、損傷を毛包またはタトゥーインクに実質的に限定することができる。定義された波長の放射線を提供するために、レーザ技術が当該技術分野において知られている。
【0005】
以下の文書は、除毛のためのレーザ光またはレーザ素子の使用を説明する。
【0006】
米国特許第6030378(A)号は、主に美容目的のために使用される除毛の方法であって、毛包内に見られ、かつ毛髪を覆っている皮脂を標的化する波長を有するレーザ光の経皮的な使用と、皮脂を加熱することで、熱をまず毛髪および毛根に、その後、伝導を介して乳頭および乳頭血管に熱を伝達することと、したがって、周囲の皮膚または組織に対する顕著な損傷を回避しながら、光熱分解によって毛髪を破壊することとを含む、方法を開示している。
【0007】
米国特許第6666856(B2)号は、凹んだウィンドウを通じて放射源から通される毛髪組織損傷レーザ光に曝す前に皮膚に接触するために使用される冷却面を含む除毛デバイスを開示している。ウィンドウと皮膚との間に間隙を生み出すために、ウィンドウは、冷却面から横方向に位置ずれしており、患者の皮膚から離れる方向に冷却面から離間している。ウィンドウは、好ましくは、内側のウィンドウと、外側のユーザによって交換可能なウィンドウとの両方を含む。レーザパルス持続時間は、好ましくは、毛髪の大体の直径に応じて選択される。
【0008】
米国特許第7029469(B2)号は、生きている皮膚から毛髪を取り除くための方法および装置を開示している。本方法およびデバイスは、比色計による、毛髪が取り除かれる皮膚の領域の色を測定して、代表的な色値を取得する段階と、上記色値を用いて、上記領域における毛包を不活性化させながら、あらゆる炎症反応を最小化するのに必要なレーザエネルギーの最適範囲を選択する段階と、上記皮膚領域において最適範囲のレーザエネルギーを向けて、かかる領域を脱毛する段階とを含む。
【0009】
米国特許第7108690(B1)号は、レーザ源、レーザ源のレーザビームを治療する皮膚上の標的位置に位置決めするための調節可能なレーザビームマニピュレータと、皮膚の画像を検出するための画像センサを含む除毛デバイスを開示している。除毛デバイスは、取り除かれる毛髪の皮膚上の位置および向きを判定し、毛髪の上記位置および向きに応じてレーザビームの標的位置を判定する制御ユニットをさらに含む。制御ユニットは、レーザビームマニピュレータに、レーザビームの標的位置に対応する状態をもたらし、レーザビームマニピュレータが上記状態に達したときにレーザ源を起動させる。したがって、除毛デバイスは、不慣れなユーザによる使用に好適であり、特に、消費者市場に好適である。特定の実施形態では、制御ユニットは、下に毛根が存在している皮膚の位置におけるレーザビームの標的位置を判定し、その結果、毛根が破壊され、除毛デバイスは、比較的長時間にわたって、またはさらには永久に毛髪が取り除かれる脱毛デバイスである。別の実施形態では、制御ユニットは、毛髪が皮膚から出てくる皮膚上の位置におけるレーザビームの標的位置を判定し、その結果、皮膚表面の近くで毛髪が焼き切られ、除毛デバイスは、それによって高度な肌の滑らかさが得られるシェービングデバイスである。
【0010】
さらに、インテンスパルスライトの使用は当該技術分野において知られている。インテンスパルスライト脱毛は上記のように作用するが、しかしながら、パルスライトはレーザ光ではないため、典型的には、特定の波長に、または狭い波長間隔に限定されない。したがって、毛包および/またはタトゥーインクの色に選択的にエネルギーが適用され得る。しかしながら、これらのデバイスは、より小さく、およびさらにはハンドヘルドであり得る。
【0011】
米国特許出願公開第20140236136(A1)号は、除毛治療のデバイスおよび方法を開示している。本デバイスは、2つの光源の組み合わせを含み、一方はIPLであり、2つ目は白熱灯タイプまたはハロゲンなどである。2つの光源は、治療領域に対して同時に、または逐次的に照射される。本発明は、除毛治療のための方法に関し、ここで複数の光源が一緒に組み合わされ、少なくとも1つのパルスアークランプを含み、選択された皮膚領域を治療するために同時または逐次的に動作される。白熱光エネルギーは、全体的な皮膚温度を上昇させる一方、アークランプは、最小限の付随的損傷で毛包を選択的に切除する。
【発明の概要】
【0012】
上記に鑑みて、先行技術の欠点を克服する、または少なくとも軽減することが本発明の目的である。より具体的には、標的領域の種類、例えば皮膚の色、タトゥーインクの色などに基づいて標的を位置特定するためのデバイス、方法、システム、および装置を提供することが本発明の目的である。レーザ技術を使用して標的を損傷させるための安全な環境を生み出すことが本発明のさらなる目的である。
【0013】
標的を識別し、さらに、レンズおよび/またはレーザシステムを調節して、増大した効率でビームを標的に合焦させ、近くの領域への潜在的な損傷を低減するように構成されたシステムを提供することも本発明の目的である。
【0014】
これらの目的は、本発明のデバイス、装置、方法、およびシステムによって満たされる。
【0015】
第1の実施形態では、標的の位置特定のためのデバイスが開示される。デバイスは、放射ビームを放射するレーザシステムを含む。放射ビームは、互いに対して平行であり得る。その後、複数の放射ビームが調節エンジンによって変調される。調節エンジンはレンズを含み、標的位置がレンズの光軸上にあるようにレーザシステムに対してレンズを移動させるように構成される。その後、放射ビームは、レンズによって光軸上の焦点領域に合焦される。デバイスは、標的データを生成するように構成された画像検知システムをさらに含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、デバイスは処理コンポーネントを含む。処理コンポーネントは、算術、ロジック、制御および入出力動作を実行することによって命令を実行するように構成され得る電気回路であり得る。処理コンポーネントはまた、マイクロプロセッサを含み得、いくつかの実施形態では、単一の統合回路、PCBなどを含み得る。処理コンポーネントはまた、画像検知システムおよび/または調節エンジンとの二者間のデータ交換を有効化するように構成され得る通信コンポーネントを含み得る。さらなる実施形態では、処理コンポーネントは、信号処理コンポーネントを有して構成され得る。
【0017】
いくつかの実施形態では、通信コンポーネントはさらに、ユーザ端末との二者間のデータ交換を有効化するように構成され得る。ユーザ端末は、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、モバイルアプリなどであり得る。さらなる実施形態では、処理コンポーネントはまた、メモリコンポーネントを含み得る。メモリコンポーネントは、一時的または永続的にデータを格納し得る。いくつかの実施形態では、メモリコンポーネントは、揮発性および/または不揮発性であり得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、レーザシステムは、レーザ源および/または複数のレーザ源を含み得る。各レーザ源は、レーザダイオードもしくは複数のレーザダイオード、注入レーザダイオード、またはダイオードレーザを含み得る。レーザダイオードは、放射されるビームの波長を決定する異なる半導体材料を含み得る。各レーザ源は、異なる波長で構成され得る。いくつかの実施形態では、処理コンポーネントはレーザシステムを制御し得、標的データに基づいて波長が選択され得る。例えば、標的領域が色白~日焼けした肌色の皮膚組織であり、標的が中間色~粗い暗色の毛髪である場合、波長755nmのレーザを使用することができる。色白~日焼けした肌色と暗色の細い毛髪に対しては、800nm~810nmの範囲内のダイオードレーザが使用され得る。いくつかの実施形態では、レーザシステムは、単一の放射において異なる波長を有する複数のレーザ源を組み合わせるように構成され得る。レーザシステムはさらに、安全および効果を増大させるために、放射のフルエンスおよび/またはパルス持続時間をプログラミングするように構成され得る。さらなる実施形態では、レーザシステムは、少なくとも4つのレーザ源を含む。各レーザ源は、同じまたは類似の波長を含む。別の実施形態では、各レーザ源は、異なる波長を含み得る。レーザシステムはさらに、少なくとも1対のレーザ源を含み得、レーザ源の対は、同一の波長を有するレーザを含み得る。レーザ源は、レーザシステム面に取り付けられるように構成され得る。
【0019】
さらなる実施形態では、処理コンポーネントは、標的データに基づいて、レーザシステムからのレーザ発光のフルエンスおよび波長を制御し得る。各レーザ源の波長は、590~710nmの範囲内であり得、好ましくは610~680nm、例えば630~650nm、より好ましくは640nmであり得る。別の実施形態では、各レーザ源の波長は、710nm~880nmの範囲内であり得、好ましくは740~850nm、例えば790~810nm、より好ましくは808nmであり得る。さらなる実施形態では、各レーザ源の波長は、880~1200nmの範囲内であり得、好ましくは910~1105nm、例えば930nm~990nm、より好ましくは980nmであり得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、レーザ対からの少なくとも2つのレーザ源がレーザ面に取り付けられるように構成され得る。2つのレーザ源は、レーザシステム面において互いに対向して取り付けられ得る。そのような実施形態では、異なる波長を放射するレーザ源の2つの異なる対は、レンズによっていったん光軸に合焦されると、焦点領域を生み出し得る。レンズは、レーザシステムと標的領域との間に配置されるように構成され得る。いくつかの実施形態では、2つのレーザ源は同一の波長を有し得、光軸上に焦点をもたらし得る。焦点領域は、レンズの光軸の長さに沿って複数の焦点を含み得る。いくつかのさらなる実施形態では、複数のレーザ源の対は、レンズ周辺領域において放射線を放射するように構成され得、レーザ源は例えば180°ずらされ得る。そのような実施形態では、この複数のレーザ源の対は、長い焦点領域を生み出すように構成され、増大した有効性をもたらす異なる波長で構成され得る。いくつかのさらなる実施形態では、レンズは、複数のレンズで構成されたレンズシステムを含み得る。
【0021】
いくつかの実施形態では、処理レーザ源は、10~40J/cm2の範囲内、例えば20~30J/cm2、好ましくは22~25J/cm2、より好ましくは24J/cm2であり得るフルエンスを送達するように構成され得る。いくつかの実施形態では、処理コンポーネントは、標的に基づいて、レーザ源のフルエンスを変化させるように構成され得る。例えば、標的が皮膚組織であり、皮膚が敏感であるというユーザデータがユーザ端末に入力され他場合、処理コンポーネントはより低いフルエンスを放射し得る。さらなる実施形態では、フルエンスは45~65%低減され得、放射は、標的システムとして、または標的の照明のために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理コンポーネントは、標的サイズに基づいてフルエンスを調節するように構成され得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、調節エンジンは、レーザシステムに対するレンズの相対位置を変化させるように構成され得る。調節エンジンは、好ましくは互いに垂直な2つのリニアデバイスを含み得る。2つのリニアデバイスは、同時に作動するように構成され得る。2つのリニアデバイスは、レンズを保持し、レンズを好ましくは2つの垂直な方向に移動させるように構成され得る。調節エンジンによるレンズのこの移動は、レンズの光軸、およびしたがって焦点を移動させるように構成される。さらなる実施形態では、処理コンポーネントは、標的データに基づいて調節エンジンを制御するように構成され得る。標的データは、標的に関連付けられた座標軸を含み得る。調節エンジンはさらに、画像検知システムが放射線を受けたときに、受けた放射線を遮断しないように光軸をずらすことを含み得る。
【0023】
いくつかの実施形態では、デバイスはアパーチャを含み得る。アパーチャは、好ましくはデバイスが皮膚などの標的領域に近いときに、レーザシステムからの放射線をデバイスから排出させるように構成され得る。アパーチャは、複数の形状を含み得る。処理コンポーネントは、標的データに基づいてアパーチャの形状を生成するように構成され得る。例えば、処理コンポーネントは、標的に基づいて使用するアパーチャの形状およびサイズについての情報をユーザ端末に送るように構成され得る。
【0024】
いくつかのさらなる実施形態では、アパーチャはカバーを含み得る。カバーは、レーザシステムからの放射線を通し得る。いくつかの実施形態では、カバーは、80~70%透過性であり得る。さらなる実施形態では、カバーは、レーザシステムからの放射線のフルエンスを変化させるように構成され得る。カバーは、画像検知システムが受けた放射線を半分または完全に通し得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、画像検知システムはカメラを含む。カメラは、少なくとも1つの標的データを検知し、それを処理コンポーネントに送信するように構成され得る。画像検知システムはさらに、光軸の異なる位置で生成された複数の画像データを検知し得る。処理コンポーネントは、受信した標的データに基づいて、標的の少なくとも1つの位置および/または少なくとも1つの種類を判定するように構成され得る。さらなる実施形態では、デバイスは、標的システムを含み得る。標的システムは、波長の異なる部分において複数のEM放射線を送達するように構成され得る。標的システムは、レーザシステムからの放射線を遮らないように、デバイスのアパーチャの外周に構成され得る。標的システムからのEM放射線は、肉などのバックグラウンドの物体によって反射され得、標的領域の逆光をもたらす。標的システムは、標的領域への入射角が標的領域に対して75°~105°の範囲内、好ましくは90°となるようにEM放射線を放射し得る。さらに、バックグラウンドの物体に関する反射角度は、35°~95°の範囲内であり得る。画像検知システムは、反射されたEM放射線のみを受信するように構成され得る。画像検知システムはさらに、少なくとも1つの逆光となった標的領域を検知し、検知された標的領域を処理コンポーネントに送信する。
【0026】
さらなる実施形態では、処理コンポーネントはさらに、機械学習技法、例えば画像認識技法で構成され得る。そのような実施形態では、処理コンポーネントは、逆光となった標的領域を受信し得、例えば標的の色に基づいて標的をクラスに分類し得る。いくつかのさらなる実施形態では、標的システムは、音響放射を放射するように構成され得、処理コンポーネントは、反射された放射線に基づいて少なくとも1つの標的を分類するように構成され得る。
【0027】
第2の実施形態では、標的の接近を検知するための装置が開示されている。装置は、接近検知エンジン、処理コンポーネント、および出力エンジンを含む。出力エンジンは、処理コンポーネントによって安全値が出力エンジンに送信されたときにのみレーザシステムを有効化するように構成され得る。処理コンポーネントは、接近検知エンジンによって送信された接近データに基づいて安全値を計算するように構成され得る。接近検知エンジンは、少なくとも1つまたは複数の容量検知デバイスおよび/または光電検知デバイスおよび/または電磁誘導検知デバイスで構成され得る。接近検知エンジンはさらに、少なくとも1つまたは複数の加速度計および/またはジャイロスコープ、コンパスで構成され得る。接近検知エンジンは、アパーチャの外周に構成され得る。いくつかの実施形態では、接近検知エンジンはデバイスの上部本体上に構成され得る。接近検知エンジンはさらに、重力、磁性配向、および/または標的領域からの距離に基づいて接近データを生成し得る。接近検知エンジンは、本体および/または装置に対する、装置および/または本体の動きを検出するように構成され得る。いくつかのさらなる実施形態では、処理コンポーネントは、接近データが所定の範囲内にあるときにのみ安全値を生成するように構成され得る。これは、ユーザが装置を皮膚の近くに配置していないときに有利である。装置は、いったん標的領域が安全な距離にあるときにのみ起動される。
【0028】
さらなる実施形態では、装置は、エネルギー貯蔵コンポーネント、例えばバッテリを含み得る。エネルギー貯蔵コンポーネントは、リチウムイオン電池などであり得る。いくつかの実施形態では、装置は、充電コネクタを有して構成され得る。いくつかのさらなる実施形態では、出力エンジンは、出力信号をユーザ端末に送るように構成され得る。出力信号は、音響出力信号であり得る。
【0029】
第3の実施形態では、標的を位置特定するように構成され得るシステムが開示される。システムは、前述の説明に記載のデバイスと、前述に説明に記載の装置とを含む。システムは、いったん処理コンポーネントが安全値を送信するとレーザシステムを有効化するように構成る。
【0030】
第4の実施形態では、特に、関連する先行する請求項のいずれかに記載のレーザシステムを使用することによって、標的を位置特定するための方法が開示される。
【0031】
本発明はさらに、以下の付番された実施形態によって説明される。
【0032】
以下、システムの実施形態を説明する。これらの実施形態は、文字「D」に続く数字によって略記されている。本明細書で「デバイスの実施形態」への言及があるときはいつでも、これらの実施形態を意味している。
【0033】
D1.
標的の位置特定のためのデバイスであって、
(a)レーザシステムと、
(b)レンズシステムの光軸をずらすように構成された調節エンジンと、
(c)標的データを生成するように構成された画像検知システムとを備える、デバイス。
【0034】
D2.
前記デバイスが、前記標的データを前記調節エンジンに送信するように構成された処理コンポーネントをさらに備える、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0035】
D3.
前記デバイスが、データをユーザ端末に送るように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0036】
D4.
前記デバイスが、前記ユーザ端末からデータを受信するようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0037】
D5.
前記デバイスが、前記ユーザ端末との間でデータを送るおよび/または受信するように構成された通信コンポーネントを備える、2つの先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0038】
D6.
前記処理システムが、少なくとも1つのメモリコンポーネントを含む、D2の特徴を有する先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0039】
D7.
前記レーザシステムが少なくとも1つのレーザ源を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0040】
D8.
前記レーザシステムが複数のレーザ源を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0041】
D9.
前記レーザシステムが4つのレーザ源を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0042】
D10.
各レーザ源がレーザダイオードコンポーネントを含む、D7の特徴を有する先行するデバイスの実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0043】
D11.
各レーザ源が複数のレーザダイオードコンポーネントを含む、先行するデバイスの実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0044】
D12.
各レーザ源の波長が、590~710nmの範囲内にあり、好ましくは610~680nm、例えば630~650nm、より好ましくは640nmである、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0045】
D13.
各レーザ源の前記波長が、710nm~880nmの範囲内、好ましくは740~850nm、例えば790~810nm、より好ましくは808nmである、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0046】
D14.
各レーザ源の前記波長が、880~1200nmの範囲内、好ましくは910~1105nm、例えば930nm~990nm、より好ましくは980nmである、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0047】
D15.
少なくとも2つのレーザ源が異なる波長を有する、先行する3つの実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0048】
D16.
少なくとも2つのレーザ源の波長が同じまたは類似している、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0049】
D17.
前記レーザシステムが、前記レーザ源を焦点に合焦させるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0050】
D18.
前記焦点が、前記レンズシステムの光軸上にあるように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0051】
D19.
前記レンズシステムが少なくとも1つのレンズを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0052】
D20.
前記レンズシステムが少なくとも1つまたは複数のレンズを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0053】
D21.
前記複数のレンズが、共通の光軸を有するように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0054】
D22.
前記少なくとも2つのレンズが異なる光軸を含み、好ましくは、前記光軸が互いに平行である、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0055】
D23.
前記レンズシステムが、前記レーザシステムからの放射線を焦点領域に集束させるようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0056】
D24.
前記焦点領域が複数の前記焦点を含む、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0057】
D25.
前記焦点が、前記レンズシステムの前記光軸に沿うように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0058】
D26.
前記焦点領域が、異なる波長を有する少なくとも2つのレーザ源を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0059】
D27.
前記少なくとも2つのレーザ源が、少なくとも1つのレーザシステム面上に設置されるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0060】
D28.
前記レーザシステム面は、前記レンズシステムの前記光軸に対して垂直であるように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0061】
D29.
少なくとも2つのレーザ源が、前記レンズシステムの前記光軸に対して平行な放射線を放射するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0062】
D30.
前記少なくとも2つのレーザ源が、0.8cm~2.10cmの範囲内、好ましくは1cm~1.5cm、例えば1.65cmの距離で互いに対向して、前記少なくとも1つのレーザシステム面に設置されるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0063】
D31.
各レーザ源が、10~40J/cm2の範囲内、例えば20~30J/cm2、好ましくは22~25J/cm2、より好ましくは24J/cm2のフルエンスを送達するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0064】
D32.
各レーザ源の前記フルエンスが、45~65%低減するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0065】
D33.
前記レーザシステムが、標的システムとして使用されるように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0066】
D34.
前記調節エンジンが、前記レンズシステムおよび/または前記レンズシステムの光軸に対する前記レーザシステムの少なくとも一部の相対位置を変化させるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0067】
D35.
前記調節エンジンが2つのリニアドライブを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0068】
D36.
前記2つのリニアドライブが同時に作動され得る、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0069】
D37.
前記処理システムが、前記調節エンジンまたはその少なくとも一部を制御するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0070】
D38.
前記デバイスが、前記レーザシステムからの放射線を、好ましくは開口部を介して、前記デバイスから排出させるように構成されたアパーチャを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0071】
D39.
前記開口部が、1cm~2cmの範囲内、例えば1.5cmの開口幅を有するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0072】
D40.
アパーチャ面が、好ましくは、前記レンズシステムの前記光軸に対して垂直となるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0073】
D41.
前記アパーチャ面および前記レンズシステム面が、2cm~6cmの範囲内、好ましくは3cm~5cm、例えば4.5cmの距離を有するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0074】
D42.
前記アパーチャがカバーを含む、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0075】
D43.
前記カバーが、前記レーザシステムからの前記放射線を通す、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0076】
D44.
前記カバーは、前記画像検知システムが受けた放射線を通す、2つの先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0077】
D45.
前記画像検知システムがカメラを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0078】
D46.
前記画像検知システムが、前記光軸の異なる位置で生成された複数の写真を使用して標的データを節約するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0079】
D47.
前記処理システムが、前記画像検知システムとデータを交換するように構成されている、前記D2の特徴を有する先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0080】
D48.
前記処理システムが、前記標的データから標的の位置を判定するように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0081】
D49.
前記処理システムが、前記標的の前記位置に応じて前記調節エンジンおよび前記レーザシステムを制御するようにさらに構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0082】
D50.
前記画像検知システムが、前記ユーザ端末とデータを交換するようにさらに構成されている、D2、D4、およびD5の特徴を有する先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0083】
D51.
前記デバイスが、前記ユーザ端末から前記標的データをプルするように構成され、前記処理システムが、前記プルされた標的データに基づいて前記調節エンジンおよび前記レーザシステムを制御するようにさらに構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0084】
D52.
前記メモリコンポーネントが、前記標的データを格納するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0085】
D53.
前記標的データが、前記アパーチャに対する毛包の位置を含む、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0086】
D54.
前記標的データが、前記アパーチャに対するインク顔料の位置を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0087】
D55.
前記標的データが、閾値より高い顔料値を有する皮膚細胞の位置を含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0088】
D56.
前記標的データが、前記少なくとも、前記調節エンジンおよび少なくとも前記レーザシステムのうちの少なくとも1つを制御するための命令データを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0089】
D57.
前記デバイスが標的システムをさらに含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0090】
D58.
前記標的システムが、波長スペクトルの異なる部分において電磁気(EM)放射線を提供するように構成された複数の源を含む、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0091】
D59.
各源がLEDコンポーネントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0092】
D60.
前記源が、さらにバックグラウンドの物体によって選択的にまたは完全に反射される電磁波を送るように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0093】
D61.
反射角が35°~95°の範囲内である、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0094】
D62.
前記源が、前記75°~105°の範囲内、好ましくは90°の入射角でEM放射線を送るように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0095】
D63.
前記標的システムが、前記アパーチャおよび/または前記開口部の外周にあるように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0096】
D64.
前記アパーチャが、前記標的領域を囲むように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0097】
D65.
前記反射されたEM放射線が、標的領域の背景領域を照らすように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0098】
D66.
前記画像検知システムが、前記照らされた標的領域を取り込むように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0099】
D67.
前記画像検知システムが、前記取り込まれた照らされた標的領域を使用して前記標的データを生成するようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0100】
D68.前記画像検知システムが、前記標的の少なくとも1つの吸収値を計算するように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0101】
D69.
前記処理コンポーネントが、画像認識のための深層学習などの機械学習技法で構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0102】
D70.
前記処理コンポーネントが、好ましくは画像認識を使用して、前記標的データを分類するように構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0103】
D71.
前記標的システムが、少なくとも1つの音響放射を放射するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0104】
D72.
前記画像検知システムが、前記反射された音響放射に基づいて前記標的データを認識する機械学習技法で構成されている、先行する実施形態に記載のデバイス。
【0105】
D73.
前記デバイスが、好ましくは前記吸収値を使用して、前記画像検知システムによって前記標的領域の色を推定するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0106】
D74.
前記処理システムが、前記推定された色に基づいて、前記少なくとも、前記調節エンジンおよび少なくとも前記レーザシステムのうちの少なくとも1つを制御するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0107】
以下、装置の実施形態について説明する。これらの実施形態は、数字が後に続く文字「A」によって略記されている。本明細書で「装置の実施形態」への言及があるときはいつでも、これらの実施形態を意味している。
【0108】
A1.
標的の接近を検知するための装置であって、
(a)接近検知エンジンと、
(b)処理コンポーネントと、
(c)出力エンジンとを備える、装置。
【0109】
A2.
前記出力エンジンが、前記処理コンポーネントによって安全値が前記出力エンジンに送信されたときにのみレーザシステムを有効化するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0110】
A3.
前記接近検知エンジンが、前記接近データを前記処理コンポーネントに送るように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0111】
A4.
前記処理コンポーネントが、前記接近データに基づいて安全値を自動的に生成するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0112】
A5.
前記接近検知エンジンが、少なくとも1つまたは複数の容量検知デバイスおよび/または光電検知デバイスおよび/または電磁誘導検知デバイスを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0113】
A6.
前記接近検知エンジンが、少なくとも1つまたは複数の加速度計を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0114】
A7.
前記接近検知エンジンが、少なくとも1つまたは複数のジャイロスコープを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0115】
A8.
前記接近検知エンジンが、少なくとも1つまたは複数のコンパスを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0116】
A9.
前記接近検知エンジンが、重力、磁性配向、および/または標的領域からの距離に基づいて前記接近データを生成するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0117】
A10.
前記接近検知エンジンが、前記装置のアパーチャに対する人体の近接性を検出するように構成されている、先行する実施形態に記載の装置。
【0118】
A11.
前記接近検知エンジンが、前記デバイスに対する前記体の動きを検出するようにさらに構成されている、先行する実施形態に記載の装置。
【0119】
A12.
前記処理コンポーネントは、前記接近データが所定の範囲内である場合にのみ前記安全値を生成する、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0120】
A13.
前記装置が、エネルギー貯蔵コンポーネント、例えばバッテリを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0121】
A14.
前記エネルギー貯蔵コンポーネントがリチウムイオン電池である、先行する実施形態に記載の装置。
【0122】
A15.
前記装置が充電コネクタを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0123】
A16.
前記出力エンジンが、出力信号をユーザ端末に送るように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0124】
A17.
前記出力エンジンが、音響出力信号を前記ユーザ端末に送るように構成されている、先行するデバイスの実施形態に記載の装置。
【0125】
A18.
前記出力エンジンが、少なくとも、前記レーザシステムおよび/または前記調節エンジンが動作しているときに、前記出力信号を前記ユーザに送るように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載の装置。
【0126】
以下、システムの実施形態を説明する。これらの実施形態は、文字「S」に続く数字によって略記されている。本明細書で「システムの実施形態」への言及があるときはいつでも、これらの実施形態を意味している。
【0127】
S1.
安全に標的を位置特定するように構成されたシステムであって、
(a)先行するデバイスの実施形態のいずれかに記載の標的の位置特定のためのデバイスと、
(b)先行する装置の実施形態のいずれかに記載の標的の接近を検知するための装置とを備え、
前記システムが、前記装置によって生成された安全値に基づいて前記デバイスを有効化するように構成されている、システム。
【0128】
S2.
前記デバイスが複数のレーザ源を含む、先行する実施形態に記載のシステム。
【0129】
S3.
前記少なくとも2つのレーザ源が異なる波長を有する、先行する実施形態に記載のシステム。
【0130】
S4.
前記システムが、レンズシステムの光軸上の焦点において複数のレーザ源を送達するようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0131】
S5.
前記システムが、前記レンズシステムの前記光軸に沿った焦点領域において複数のレーザ源を送達するようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0132】
S6.
前記システムが、前記レーザ源に対する前記レンズシステムの位置を変化させるようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0133】
S7.
前記システムが処理コンポーネントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0134】
S8.
前記処理コンポーネントが標的データを生成するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0135】
S9.
前記システムが画像検知システムをさらに含む、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0136】
S10.
前記画像検知システムが、少なくとも1つの標的領域データを受信するように構成されている、先行する実施形態に記載のシステム。
【0137】
S11.
前記処理コンポーネントが、前記画像検知システムから標的領域データをプルするように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0138】
S12.
前記処理コンポーネントが、前記レーザ源を制御するように構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0139】
S13.
前記処理コンポーネントが、前記標的データに基づいて、前記レンズシステムの位置を変化させる、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0140】
S14.
前記装置が、少なくとも1つまたは複数の容量検知デバイスを含む、先行する実施形態に記載のシステム。
【0141】
S15.
前記システムが、安全値を生成するように構成された、少なくとも1つの加速度計および少なくとも1つのジャイロスコープおよび少なくとも1つのコンパスのうちの少なくとも1つを含む、先行する実施形態に記載のシステム。
【0142】
S16.
前記安全値が、前記標的領域とのアパーチャの位置合わせデータを含む、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0143】
S17.
前記システムは、前記位置合わせデータが所定の範囲内にある場合にのみ前記レーザ源を有効化するようにさらに構成されている、先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
【0144】
以下、方法の実施形態を説明する。これらの実施形態は、文字「M」に続く数字によって略記されている。本明細書で「方法の実施形態」への言及があるときはいつでも、これらの実施形態を意味している。
【0145】
M1.
標的を位置特定するための方法であって、
(a)標的の種類および標的位置を自動的に識別する段階と、
(b)前記標的の種類に基づいて放射線を生成する段階と、
(c)前記標的位置に基づいて前記放射線を合焦させる段階と、
(d)安全値を受信した場合にのみ前記放射線を有効化する段階と、を備える、方法。
【0146】
M2.
前記方法が、レーザ源で構成されたレーザシステムを介して放射線を生成する段階を備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0147】
M3.
前記方法が、複数のレーザ源で構成された前記レーザシステムを介して放射線を生成する段階を備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0148】
M4.
前記方法が、前記少なくとも2つのレーザ源を異なる波長で促進させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0149】
M5.
前記方法が、前記少なくとも2つのレーザ源を同じまたは類似の波長で促進させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0150】
M6.
前記方法が、前記レーザ源の位置に対するレンズシステムの位置を調節する段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0151】
M7.
前記方法が、前記レーザ源からの前記放射線を前記レンズシステムの光軸に沿った焦点に集束させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0152】
M8.
前記方法が、前記複数のレーザ源からの前記放射線を前記レンズシステムの前記光軸に沿った焦点に集束させる段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0153】
M9.
前記方法が、異なる波長を有する前記複数のレーザ源からの放射線を前記レンズシステムの前記光軸に沿った焦点領域に集束させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0154】
M10.
各レーザ源の波長が、590~710nmの範囲内、好ましくは610~680nm、例えば630~650nm、より好ましくは640nmである、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0155】
M11.
各レーザ源の波長が、710nm~880nmの範囲内、好ましくは740~850nm、例えば790~810nm、より好ましくは808nmである、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0156】
M12.
各レーザ源の波長が、880~1200nmの範囲内、好ましくは910~1105nm、例えば930nm~990nm、より好ましくは980nmである、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0157】
M13.
各レーザ源のフルエンスが、10~40J/cm2の範囲内、例えば20~30J/cm2、好ましくは22~25J/cm2、より好ましくは24J/cm2である、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0158】
M14.
前記方法が、処理コンポーネントを使用して標的データを自動的に生成する段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0159】
M15.
前記方法が、前記処理コンポーネントと画像検知システムとの間で二者間のデータ交換を有効化する段階をさらに備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0160】
M16.
前記画像検知システムがカメラを含む、先行する実施形態に記載の方法。
【0161】
M17.
前記方法が、標的システムを介して電磁気(EM)放射線を送達する段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0162】
M18.
前記標的システムが、波長スペクトルの異なる部分においてEM放射線を送達するように構成された複数の源を含む、先行する実施形態に記載の方法。
【0163】
M19.
前記方法が、75°~105°の範囲内、好ましくは90°の入射角で前記EM放射線を送達する段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0164】
M20.
前記方法が、35°~85°の範囲内の反射角で前記EM放射線をバックグラウンドから反射させる段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0165】
M21.
前記方法が、前記バックグラウンドからの前記反射されたEM放射線を介して、標的領域を逆光させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0166】
M22.
前記方法が、好ましくは前記画像検知システムを使用して、前記逆光となった標的領域を記録する段階をさらに備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0167】
M23.
前記方法が、前記記録の前に前記レンズシステムの位置を調節する段階を備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0168】
M24.
前記方法が、前記記録された標的領域を前記処理コンポーネントに自動的に転送する段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0169】
M25.
前記方法が、前記記録された標的領域を処理して、前記標的データを生成する段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0170】
M26.
前記処理する段階が、信号処理手法を適用することを含む、先行する実施形態に記載の方法。
【0171】
M27.
前記処理する段階が、機械学習技法を適用することを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0172】
M28.
前記方法が、前記標的データに基づいて前記レンズシステムを調節する段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0173】
M29.
前記標的データが、標的位置および標的の種類を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0174】
M30.
前記方法が、前記処理コンポーネントからの前記標的データを前記レーザシステムに通信する段階をさらに備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0175】
M31.
前記方法が、接近検知エンジンを用いて前記処理コンポーネントを促進させる段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0176】
M32.
前記方法が、いったん前記接近検知エンジンが安全値を生成した場合にのみ前記処理コンポーネントが前記標的データを前記レーザシステムに送る段階を備える、先行する実施形態に記載の方法。
【0177】
M33.
前記方法が、前記接近検知エンジンの向きに基づいて安全値を自動的に計算する段階を備える、先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
【0178】
以下、使用の実施形態を説明する。これらの実施形態は、文字「U」に続く数字によって略記されている。本明細書で「使用の実施形態」への言及があるときはいつでも、これらの実施形態を意味している。
【0179】
U1.
先行する方法の実施形態のいずれかに記載の方法を実行するための、先行するシステムの実施形態のいずれかに記載のシステムの使用。
【図面の簡単な説明】
【0180】
図面において使用される参照符号:
1.レーザ素子
2.ハンドル
3.操作パネル
4.電源スイッチ
5.オンオフ誘導LED
6.バッテリンジケータ
10.レーザ開口部
11.アパーチャ
12.標的システム
20.操作パネルアセンブリ
21.上部本体
22.下部本体
23.カバー
29.バッテリ
30.機構アセンブリ
32.X方向モータ
32A.X方向スピンドルドライブ
32B.X方向スピンドルナット
33.Y方向バー
34.Y方向モータ
34A.Y方向スピンドルドライブ
34B.Y方向スピンドルナット
35.調節エンジン
36.X方向バー
37S.Y方向フレームスロット
38.レンズフレームホルダ
39.レンズフレーム
44.カメラCCD
45.処理コンポーネント
50.レーザシステム
51.レンズ
52.レーザビーム
56.カメラのレンズ
60.開口部アセンブリ
61.開口部本体
62.照明およびセンサPCB
63.光ダイオードWL1
64.光ダイオードWL2
65.光ダイオードWL3
66.接近検知エンジン
70.皮膚
71.標的領域
72.標的
74.照明光線
78.皮膚および毛髪ピッチャー
ここで、本発明の実施形態を例示している添付図面を参照して本発明を説明する。これらの実施形態は、本発明を例示するのみであり、限定するものではない。
【0181】
【発明を実施するための形態】
【0182】
すべての図面にすべての参照符号が示されているわけではないことに留意されたい。代わりに、いくつかの図面では、簡潔にして図示を簡単にするために、いくつかの参照符号を省略している。ここで、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0183】
図1は、標的位置特定デバイス1、ハンドル2、電源スイッチ4を有して構成され得る操作パネル3の概略表現である。デバイスは、1つおよび/または複数のバッテリンジケータ6をさらに含み得る。バッテリンジケータ6は、バッテリの充電状態(SoC)または放電深度(DoD)の視覚的インジケーションを表示するように構成され得る。バッテリンジケータ6は、LEDバッテリレベルインジケータ、または棒グラフの形を取った電子表示であり得る。デバイスは、アパーチャ11と、好ましくはアパーチャ11の外周における標的システム12とをさらに含み得る。バッテリンジケータ6はまた、レーザの電源を示し得る。デバイスは、放射線が通ることを可能にするように構成され得るレーザ開口部10をさらに含み得る。
【0184】
図2は、本発明の一実施形態によるレーザ素子の分解図を示す。上部本体21は、操作パネルアセンブリ20を含み得る。上部本体21および下部本体22は、取り外し可能であるように構成され得る。機構アセンブリ30は、画像検知システム、レーザシステム、および処理コンポーネントを含み得る。バッテリ29は、ハンドル2の中に適合されるように構成され得る。バッテリはリチウムイオン電池であり得る。デバイスは開口部アセンブリ60をさらに含み得、開口部アセンブリは、標的領域の形状に応じて異なる形状であるように構成され得る。
【0185】
図3は、機構アセンブリ30の分解図を示す。機構アセンブリ30は、処理コンポーネント45、レーザシステム50、および調節エンジン35を含み得る。調節エンジンは、X方向モータ32およびY方向モータ34を含み得る。モータ32、33は、X方向バー36およびY方向バー33に沿ってレンズフレーム39を移動させるように構成され得る。さらに、デバイスは、X方向フレーム37およびレンズフレームホルダ38を含み得る。
【0186】
図4および
図5は、本発明の任意の実施形態による機構アセンブリ30の一部の斜視図を示す。レンズ51は、レンズフレーム39内に囲まれ得る。レンズフレーム39はさらに、2つのX方向バー36上に取り付けられ得る。レンズフレーム39はまた、2つのY方向バー33の間で移動するように構成され得る。Y方向モータ34は、Y方向スピンドルドライブ34Aによって駆動され得る。Y方向スピンドルドライブ34Aはさらに、Y方向スピンドルナット34Bによって促進され得る。X方向モータ32は、X方向スピンドルナット32Bによって促進され得るX方向スピンドルドライブ32Aによって駆動され得る。Y方向モータ34は、Y軸の方向にY方向フレームバー33上で移動するようにさらに構成され得る。X方向モータ32は、X軸の方向にX方向フレームバー31上で移動するようにさらに構成され得る。X方向フレーム37は、X方向フレームドライブスロット37Sを含み得、それに沿ってY方向ドライブピン39Pが移動し得る。したがって、レンズフレーム39は、X軸およびY軸の両方の上で移動し得る。したがって、レンズ51は、2つの軸の上で移動し、レーザ開口部10の空間全体を網羅することができる。
【0187】
図6および
図7は、レーザシステム50の一実施形態を示す。デバイスは、レーザダイオード54からの少なくとも1つまたは複数の放射ビーム52を合焦53させるように構成されたレンズ51をさらに含み得る。放射ビームは、互いに平行55であり得る。画像検知システムは、処理コンポーネント45を含み得る。処理コンポーネント45はPCBアセンブリであり得る。画像検知システムは、カメラのレンズ56を含み得る。カメラのレンズは、標的領域から画像データを取得するように構成され得る。標的領域データは、その後、処理コンポーネント45によってプルされ得る。カメラCCD44は、少なくとも1つのデジタル信号処理を有効化するように構成され得る。
【0188】
図8において、開口部アセンブリ60が示される。開口部アセンブリ60は、様々な波長を有するLED63~65をさらに含み得る開口部本体61を含み得る。開口部アセンブリ60は、接近検知エンジン66をさらに含み得る。接近検知エンジン66は、図面に示されるように、少なくとも4つの静電容量式センサを含み得る。
【0189】
図9は、標的システムの一実施形態を示す。LED63~65は、光を皮膚へと透過させる。光は、体69から反射され、開口部68に反射されて返ってくる。逆光は、標的領域の影78を示す。処理コンポーネント45は画像を受信する。各標的は、XY座標における位置を有する。その後、X方向モータおよびY方向モータは、焦点を標的位置に移動させる。
【0190】
図10および
図11では、一実施形態によるデバイスが示される。図は、対として作用し、レンズ51の周辺領域に配置された複数のレーザ50によって実現され得る深いフォーカスBを示す。各対53A、53B、53Cは、互いに対向し、光軸Aに沿ったある特定の位置に焦点を有し得る2つのレーザを有し得る。いくつかの波長を組み合わせることによって相対的に長い焦点領域Bが生み出され得る。長い焦点領域は、レーザ強度の有効性を増大させ得る。
【0191】
特許請求の範囲において括弧の間に出現する参照符号および文字は、実施形態に記載され添付図面に示されている特徴を識別するものであり、特許請求される主題の例として読者への補助として提供される。そのような参照符号および文字を含めることは、特許請求の範囲に対していかなる限定も課すものと解釈されるべきではない。
【0192】
「第1の選択肢および第2の選択肢のうちの少なくとも1つ」という用語は、第1の選択肢または第2の選択肢、または第1の選択肢および第2の選択肢を意味することを意図している。
【0193】
本明細書において「約」、「実質的に」、または「およそ」などの相対的な用語が使用されるときはいつでも、係る用語は、正確な用語も含むものと解釈されるべきである。すなわち、例えば、「実質的に直線」とは、「(正確に)直線」も含むものと解釈されるべきである。
【0194】
上記にまたは添付の特許請求の範囲にも段階が記載されているときはいつでも、この文書に記載されている段階の順序は、偶発的である場合があることに留意されたい。すなわち、別段の指定がない限り、または当業者にとって明確でない限り、記載されている段階の順序は偶発的である場合がある。すなわち、本文献で、例えば、方法が段階(A)および(B)を含むと述べている場合は、これは、必ずしも段階(A)が段階(B)に先行することを意味するわけではないが、段階(A)が(少なくとも部分的に)段階(B)と同時に実行されること、または段階(B)が段階(A)に先行することも可能である。さらに、段階(X)が別の段階(Z)に先行すると言っている場合は、これは、段階(X)と(Z)との間に段階がないことを示唆するわけではない。すなわち、段階(Z)に先行する段階(X)は、段階(X)が段階(Z)の直前に実行される状況だけでなく、(X)が1つまたは複数の段階(Y1)、...、の前に実行され、その後に段階(Z)が続く状況も包含する。対応する事柄は、「後」または「前」などの用語が使用される場合に適用される。
【国際調査報告】