(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-09
(54)【発明の名称】抽出により飲料を調製するためのユニット
(51)【国際特許分類】
A47J 31/36 20060101AFI20230202BHJP
A47J 31/42 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
A47J31/36
A47J31/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022535659
(86)(22)【出願日】2020-11-26
(85)【翻訳文提出日】2022-08-10
(86)【国際出願番号】 EP2020083487
(87)【国際公開番号】W WO2021115792
(87)【国際公開日】2021-06-17
(32)【優先日】2019-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516316738
【氏名又は名称】ユニック
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャン-ピエール・レヴィ
(72)【発明者】
【氏名】マリオ・レヴィ
【テーマコード(参考)】
4B104
【Fターム(参考)】
4B104AA16
4B104AA25
4B104BA09
4B104BA53
4B104EA25
(57)【要約】
本発明は、抽出されるべき製品のドーズを抽出することによって飲料の調製を行うためのユニットであって、ドーズのためのレセプタクル(2a、2b)およびレセプタクル(2a、2b)に水を注入するための回路が設けられた少なくとも1つの抽出室(1a、1b)を備え、抽出室(1a、1b)の上に、抽出室(1a、1b)のレセプタクル(2a、2b)の口の反対側に選択的に置かれるように適合されているオリフィス(5)が設けられてこれによりオリフィス(5)の位置に応じて抽出室(1a、1b)を開閉する移動可能トレイ(4)が載り、抽出室(1a、1b)は、抽出室(1a、1b)の口の周辺領域とトレイ(4)の下側面(3)との間の封止接触を確実にするように構成されている封止要素を備える、ユニットに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抽出されるべき製品のドーズを抽出することによって飲料の調製を行うためのユニットであって、前記ドーズのためのレセプタクル(2a、2b)および前記レセプタクル(2a、2b)に水を注入するための回路が設けられた少なくとも1つの抽出室(1a、1b)を備え、前記抽出室(1a、1b)の上に、前記抽出室(1a、1b)の前記レセプタクル(2a、2b)の口の反対側に選択的に置かれるように適合されているオリフィス(5)が設けられてこれにより前記オリフィス(5)の位置に応じて前記抽出室(1a、1b)を開閉する移動可能トレイ(4)が載り、前記抽出室(1a、1b)は、前記抽出室(1a、1b)の前記口の周辺領域と前記トレイ(4)の下側面(3)との間の封止接触を確実にするように構成されている封止要素を備えており、前記ユニットは、前記トレイ(4)を回転駆動して、前記トレイ(4)の回転速度を反映する数値を決定するように構成されている、前記トレイ(4)を制御するためのシステムを備えることを特徴とする、ユニット。
【請求項2】
前記制御システムは、前記決定された数値と設定値との間の食い違いを評価して、前記食い違いに従って前記トレイ(4)の前記制御を修正するように構成される、請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
前記制御システムは、前記トレイ(4)の少なくとも2つの事前定義された角度位置の間の時間シフトを測定することによって、前記トレイ(4)の回転速度を反映する数値を決定するように構成される、請求項2に記載のユニット。
【請求項4】
前記制御システムは少なくとも1つの存在検知センサー(37、38)を備え、前記トレイ(4)は、前記センサー(37、38)によって検出可能な少なくとも1つの領域を含む、請求項3に記載のユニット。
【請求項5】
前記封止要素は、
- 前記トレイ(4)の前記下側面(3)を支承する第1の表面(311)を有する第1のガスケット(31)と、
- 前記周辺領域を支承する第1の表面を有する第2のガスケット(32)と、
- 前記第1のガスケット(31)の第2の表面(312)を支承する上側面と、前記第2のガスケット(32)の第2の表面を支承する下側面と、を備える支持体(30)と、
を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項6】
前記第1のガスケット(31)の前記第1の表面(311)は平坦である、請求項5に記載のユニット。
【請求項7】
前記第2のガスケット(32)はOリングである、請求項5または6に記載のユニット。
【請求項8】
前記第2のガスケット(32)の前記第1の表面は、異なる配向を有する前記周辺領域の前記2つの表面(311、312)上に適用されるように構成される、請求項5から7のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項9】
前記支持体(30)の前記上側面は、前記第1のガスケット(31)を装着するための溝(301)を備える、請求項5から8のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項10】
前記支持体(30)の前記下側面はフィレット(302)の形態の領域を備える、請求項5から9のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項11】
前記抽出室(1a、1b)は、前記口のところに、前記レセプタクル(2a、2b)の前記壁に対して後退している環状部分(33)を備え、後退した前記環状部分(33)は前記封止要素を受け入れる、請求項1から10のいずれか一項に記載のユニット。
【請求項12】
前記レセプタクルの前記壁は円筒形スリーブ(20)を含み、後退した前記環状部分(33)は前記スリーブ(20)の外側面(22)によって区切られる、請求項11に記載のユニット。
【請求項13】
前記注入回路は給水回路(26)を備え、前記給水回路(26)は、前記スリーブ(20)の前記外側面(22)に沿って、前記レセプタクル(2a、2b)内に水を供給するための通路(27)まで延在する部分を備える、請求項12に記載のユニット。
【請求項14】
前記通路(27)は、前記スリーブ(20)の上側端部と前記トレイ(4)の前記下側面(3)との間の隙間空間を備える、請求項13に記載のユニット。
【請求項15】
前記給水回路(26)は、前記スリーブ(20)の前記外側面(22)と、前記抽出室(1a、1b)の本体部(24)の内側面と、の間に形成される、請求項13または14に記載のユニット。
【請求項16】
少なくとも1つの、請求項1から15のいずれか一項に記載のユニットを備える飲料製造機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抽出(brewing)によって飲料を調製するためのユニットの分野に関する。これには、コーヒーメーカーの分野における挽いたコーヒーからコーヒーベースの飲料を製造するための特に有利な用途がある。しかしながら、これは、他のタイプの飲料、特に挽いたコーヒーだけから作られる飲料、または抽出されるべき他の材料から作られる飲料の製造を除外しない。
【背景技術】
【0002】
抽出されるべき材料、ほとんどの場合、挽いたコーヒー、から熱い飲料を作るための機械は、従来、出口のところで抽出飲料を製造するために水が全体にわたって循環する抽出室(brewing chamber)を備える。この構成では、機械は、ボイラーと、水注入回路(ポンプを介して、かなり高い熱湯圧力を実装する)と、熱湯注入回路が開口している抽出室とを備える。
【0003】
第1のタイプの機械は、抽出されるべき材料のドーズ(dose)の装填、抽出室の閉鎖、飲料を製造するための後者全体への水の流れ、そして最後に、抽出済み材料を排出するための抽出室の開放は使用者側で実行するという点で手動操作を有する。一般に、これは、扱いやすいグリップに装着されたカップホルダーデバイスを用いて実行される。
【0004】
特許文献1の場合のように、より自動化された機械も提案されている。この場合、
図1および
図2に対応して、抽出室の開閉段階は、抽出室、および好ましくは複数の抽出室、に載る回転トレイを介して実行され、それにより、機械は、いくつかの抽出室上で並行して作業することも可能である。トレイを横断するオリフィスは、抽出されるべき材料の取り込み、さもなければ抽出済み材料の排出、を実行するために、抽出室のうちの1つの抽出室の口の反対側に位置決めされることも可能である。
【0005】
これらの操作を実行している間に、水の流れが、別の抽出室内に生じ、マスクされた時間内に飲料を作ることが可能である。
【0006】
一般に、この機械はその高い効率のおかげで満足のいくものである。それにもかかわらず、トレイの移動可能性の適切な管理を行うことには価値がある。実際、この移動は、効率的な封止手段および/または抽出室のうちの1つの抽出室の口と反対側にあるトレイのオリフィスの適切な位置決めの結果、抽出室の口に関する封止された接続を保ちながら実行されるべきである。
【0007】
特許文献2は、抽出室を封止するための配置構成を伴う抽出飲料を調製するための機械を開示している。特許文献3は、抽出室の上に載る回転移動可能なトレイを有する抽出ユニットの解決策を提示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】国際公開第01/54550号パンフレット
【特許文献2】米国特許第5,007,333号明細書
【特許文献3】米国特許出願第2006/144243号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、抽出室との連携が改善された、移動可能トレイを有する、抽出されるべき材料から飲料を製造するユニットを提供することである。
【0010】
本発明の他の目的、特徴、および利点は、次の説明および添付図面を調べた後に明らかになるであろう。他の利点が組み込まれ得ることも理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的を達成するために、一実施形態によれば、抽出されるべき製品のドーズを抽出することによって飲料の調製を行うためのユニットが提供され、これはそのドーズのためのレセプタクルおよびそのレセプタクルに水を注入するための回路が設けられた少なくとも1つの抽出室を備え、抽出室の上に、抽出室のレセプタクルの口の反対側に選択的に置かれるように適合されているオリフィスが設けられてこれによりオリフィスの位置に応じて抽出室を開閉する移動可能トレイが載り、抽出室は、抽出室の口の周辺領域とトレイの下側面との間の封止接触を確実にするように構成されている封止要素を備える。
【0012】
明確に区別できる第1の態様によれば、封止要素は、
- トレイの下側面を支承する第1の表面を有する第1のガスケットと、
- 周辺領域を支承する第1の表面を有する第2のガスケットと、
- 第1のガスケットの第2の表面を支承する上側面と、第2のガスケットの第2の表面を支承する下側面と、を備える支持体と、
を備える。
【0013】
したがって、封止要素は、トレイの移動および抽出室に注入される水の圧力に対応できるように著しい変形度を利用する複雑な構造を有する。これは、また、ガスケットパラメータ(形状および/または材料)を各部分の応力に正確に適合させる方法でもある。特に、トレイの下側面の平面的接触は、好ましくは、第1のガスケットの平面的表面によって確実にされる。さらに限定はしないが、第2のガスケットは、周辺領域に関する変形および/または変位に対するキャパシティを有するように、Oリングであってもよい。好ましくは、鋼鉄、他の金属、または非エラストマーポリマーなどの、ガスケットの材料よりも剛性の高い材料から作られた、支持体は、ガスケット間の界面を確実にする。
【0014】
別の明確に区別できる態様によれば、抽出されるべき製品のドーズを抽出することによって飲料を調製するためのユニットが提供され、これはそのドーズのためのレセプタクルおよびそのレセプタクルに水を注入するための回路が設けられた少なくとも1つの抽出室を備え、抽出室の上に、抽出室のレセプタクルの口の反対側に選択的に置かれるように適合されているオリフィスが設けられこれによりオリフィスの位置に応じて抽出室を開閉する移動可能トレイが載り、抽出室は、抽出室の口の周辺領域とトレイの下側面との間の封止接触を確実にするように構成されている封止要素を備え、トレイを回転駆動して、トレイの回転速度を反映する数値を決定するように構成されている、トレイの制御システムを備える。
【0015】
封止ガスケットに関係する配置構成に代わるか、または補完するこの配置構成の結果、ユニットの動作は、トレイの摩擦条件に細かく適合され得、それにより、その連続する位置は正確であり、特に、これは、トレイのオリフィスが、その開放位置で抽出室口の真向かいに来ることを可能にする。
【0016】
1つの可能性によれば、抽出室内の水注入経路は、トレイ上の第1のガスケットの支承を増大させるように構成されている封止要素に水圧をかける。
【0017】
有利には、封止に関係する配置構成とトレイの速度制御に関する配置構成とが組み合わされ、トレイの移動の信頼性および再現可能性を高める。
【0018】
別の態様は、ユニットのトレイを制御するための方法に関係する。1つの可能性によれば、この方法は、決定された数値と設定値との間の不一致の評価と、不一致によるトレイの制御の修正と、を含む。特に、トレイの回転は、2つの位置の間、特に2つの抽出室の間の、移動に際して多かれ少なかれ急速に減速され得る。
【0019】
本発明の目標、目的、さらには特徴および利点は、次の添付図面によって例示されている後者の一実施形態の詳細な説明からよくわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】特許文献1の
図1によるユニットの斜視図である。
【
図2】特許文献1の
図2によるユニットの断面図である。
【
図3】本発明の実施形態の、抽出室のレベルの断面図である。
【
図4】ガスケット部分の作製を例示する
図3の詳細図である。
【
図5B】2つのガスケットの間に配置構成され得る支持体を斜視図である。
【
図6】トレイと2つの抽出室との間の基本的な相対的位置を示す図である。
【
図7A】基本的な位置と第1の抽出室を開くトレイの位置との間の前方への第1の動的な中間位置を例示する図である。
【
図7B】基本的な位置と第1の抽出室を開くトレイの位置との間の前方への第2の動的な中間位置を例示する図である。
【
図8】第1の抽出室を開くトレイの位置を例示する図である。
【
図9A】第1の抽出室を開くトレイの位置と基本的な位置との間の後方への第1の動的な中間位置を例示する図である。
【
図9B】第1の抽出室を開くトレイの位置と基本的な位置との間の後方への第2の動的な中間位置を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図面は、例として提供され、本発明を限定するものではない。これらは、本発明の理解を円滑にすること意図されている原理の概略表現からなる。
【0022】
本発明の実施形態の詳細な検討を開始する前に、組み合わされて、または代替的に、使用されることもあり得る任意選択の特徴が以下に記載される。
- 第1のガスケット31の第1の表面311は平坦であり、
- 第2のガスケット32は、Oリングであり、
- 第2のガスケット32の第1の表面は、異なる配向を有する周辺領域の2つの表面上に付けられるように構成され、
- 支持体30の上側面は、第1のガスケット31を装着するための溝301を備え、
- 支持体30の下側面は、フィレット302の形態の領域を含み、
- 抽出室1a、1bは、口のところに、レセプタクル2a、2bの壁に関して後退している環状部分33を備え、後退した環状部分33は、封止要素を受け入れ、
- レセプタクル2a、2bの壁は、円筒形スリーブ20を含み、後退した環状部分33はスリーブ20の外側面22によって区切られ、
- 注入回路は、給水回路26を備え、前記給水回路26はスリーブ20の外側面22に沿って、レセプタクル2a、2b内に水を供給するための通路27まで延在する部分を備え、
- 通路27は、スリーブ20の上側端部とトレイ4の下側面3との間に隙間空間を備え、
- 給水回路26は、スリーブ20の外側面22と、抽出室1a、1bの本体部24の内側面と、の間に形成され、
- ユニットは、トレイ4を回転駆動して、トレイ4の回転速度を反映する数値を決定するように構成されている、トレイ4の制御システムを備え、
- 制御システムは、決定された数値と設定値との間の食い違いを評価し、シフトに従ってトレイ4の制御を修正するように構成され、
- 制御システムは、トレイ4の少なくとも2つの事前定義された角度位置の間の時間シフトを測定することによってトレイ4の回転速度を反映する数値を決定するように構成され、
- 制御システムは、少なくとも1つの存在検知センサー37、38を備え、トレイ4は、センサー37、38によって検出可能な少なくとも1つの領域を備える。
【0023】
本発明によるユニットは、挽いたコーヒーなどの製品の抽出が行われる1つ、または好ましくは、複数の抽出室を備える。
【0024】
図1および
図2は、特許文献1によるユニットの一例を例示している。本明細書において特に断りのない限り、このユニットのコンポーネントは、本発明のユニットの文脈で使用されることが可能である。その結果、以下では、これらは本発明の文脈において説明される。
【0025】
図1および
図2は、1a、1bとマークされた2つの抽出室を有する実施形態を示している。
【0026】
これらの抽出室の各々は、その内部容積内に、抽出されるべき製品のドーズを受け入れるように適合されている、2a、2bとマークされたレセプタクルを備える。抽出が実行されることを可能にする熱湯を注入するための手段も、抽出室1a、1bの各々に存在する。好ましい一実施形態が、後述される。好ましくは、ボイラーが、機械内に取り付けられ、これにより、抽出室1a、1bへの給水回路に熱湯を供給する。ポンプは、この水の、たとえば10バールを超える加圧を確実にする。
【0027】
本発明によれば、抽出室1a、1bは、
図2において、2つの抽出室の場合に示されているように、並置されている。
【0028】
さらに、これらの上に、オリフィス5を設けられた移動可能トレイ4が載る。移動可能トレイ4の位置に応じて、オリフィス5は、抽出室を開けるように抽出室1a、1bのうちの一方に対向して位置決めされ得る。オリフィス5が抽出室1a、1bに対向して位置決めされていないときに、後者は閉じられる。
図2は、2つの閉じられた抽出室1a、1bの場合を示している。
【0029】
オリフィス5が設けられた固有のトレイ4の形成は、すべての抽出室1a、1bの開閉段階を確実にするように明らかに見える。
【0030】
例示されている好ましい実施形態において、トレイ4は、
図2にマークされている軸13に従って回転移動可能である。しかしながら、他の実施形態は、特にトレイ4に並進移動可能性を付与することによって、可能である。
【0031】
図1および
図2の従来技術によれば、抽出室1a、1bの閉鎖の封止は、各抽出室1a、1bと移動可能トレイ4との間のガスケット6、たとえばOリングの形成によって確実にされる。しかしながら、このOリングの有利な代替的形態については後述する。
【0032】
なおも
図2において、各抽出室1a、1b内に開口する放射状入口を有する給水回路7からなる熱湯注入手段が示されている。
【0033】
上流では、水注入回路は、ポンプと、
図1に示されている少なくとも1つの抽出ソレノイド弁12のシステムと、を備え得る。
【0034】
好ましくは、熱湯の放射状注入は、すべての注入手段がトレイ4によって運ばれることを回避する。
【0035】
なおも好ましい一例として、
図2は、抽出飲料を出口を介して放出するための回路を例示している。この文脈において、出口に向かう排出回路は、各抽出室1a、1bのレセプタクル2a、2bの下側壁9を形成する移動可能プランジャ10内に形成される。好ましくは、移動可能プランジャ10は、出口に向かって飲料が通過するのを確実にするフィルタを運ぶ。
【0036】
並進移動可能なプランジャ10の形成は、レセプタクル2a、2bの内部容積を変化させることを可能にする。
【0037】
したがって、レセプタクルに一体化されたドーズ3に応じて、さもなければ所望のグラインドパッキング(grind packing)に応じて、それを適合させることが可能である。さらに、プランジャ10の並進移動可能性は、使用されるときにオリフィス5内のドーズ3を受け取るための位置と、ドーズ3を押し出すための位置と、の間のその通過を確実にする。
【0038】
抽出の完了後、レセプタクル2bから使用済みドーズを押し出すことは、プランジャ10の完全な配備を通じて実行される。したがって、使用済みドーズは、オリフィス5内の移動可能トレイ4のレベルのところで回収される。好ましくは、オリフィス5は、その形状が同一で、寸法が抽出室1a、1bの開口部の寸法よりわずかに大きいセクションを有する。異なる図の例では、抽出室1a、1bおよびオリフィス5は両方とも、数ミリメートル以内の、実質的に対応する直径を有する円形の断面を有する。
【0039】
移動可能トレイ4は、抽出室1a、1bからのドーズの押し出しに寄与するだけでなく、使用済みドーズをユニットから排出することも可能にし得る。この目的のために、オリフィス5の周囲は、有利には、抽出後に押し出される使用済みドーズの最大高さに少なくとも等しい厚さを有する。
【0040】
さらに、オリフィス5内にこうして存在する使用済みドーズの排出は、移動可能トレイ4の変位後に重力によって実行され得る。
【0041】
好ましくは、図に例示されているように、トレイ4は、回転移動可能、特に水平面内で移動可能な円板である。
【0042】
さらに、ユニットは、好ましくは、トレイ4上に位置決めされた2つの抽出室1a、1bを備える。
【0043】
オリフィス5および抽出室1a、1bは、トレイ4の回転後に、抽出室1a、1bのいずれか一方に面するように(その中心に置かれるように)載置される。
【0044】
軸13の周りのこの回転は、一般的な方法で作られたモータードライブ14を用いて、特に
図1および
図2に表されているような歯車付きモーターおよびドライブシステムを用いて、確実にされ得る。
【0045】
同様に、移動可能プランジャ10の変位は、一般的な設計のモータードライブ11によって生成され得る。
【0046】
飲料製造サイクルの完全自動化を確実にするために、ユニットは、好ましくは、抽出されるべき製品を供給するためのセット15を備える。
図1に示されているこのセット15は、少なくとも1つの供給チャネル16に至る。これらのチャネル16の下で、漏斗17が、重力によって抽出されるべき製品のドーズを受け入れることが可能である。
【0047】
さらに、漏斗17の下側端部18は、
図2に示されているように移動可能トレイ4のレベルのところで開口している。図に示されている漏斗17は、その下側端部18と比較して、その上側端部のところで実質的にフレア状の形状を有している。
【0048】
しかしながら、本発明は、そのような構成に限定されず、特に、その高さ全体にわたって一定の断面を有する漏斗が形成され得ることは理解されるべきである。
【0049】
抽出室1a、1bの一方へのドーズの装填を確実にするために、下側端部18は、これらの抽出室1a、1bの一方に対向して位置決めされ、それと同時に、開口部5もその対向する位置に置かれる。
【0050】
漏斗17の位置決め操作を実行するために、位置決め手段が存在する。
【0051】
排出手段の特定の形状は、オリフィス5内のウェイト29の導入および抜き取りを可能にするサスペンション手段に装着されたウェイト29の製作を例示する
図1および
図2に示されている。ウェイト29は、同じ形状のセクションと、オリフィス5よりもわずかに小さい寸法を有する。このようにして、ウェイト29は、オリフィス5の壁をこすり、抽出されるべき製品の残留を回避するように適合される。
【0052】
以下では、本発明に適用可能なユニットの動作の異なるステップが説明される。
【0053】
抽出されるべき製品のドーズを導入する段階は、抽出室1b内の、そのレセプタクル2bのところで実行される。この導入は、オリフィス5がレセプタクル2bに面するように移動可能トレイ4を位置決めすることによって可能である。
【0054】
さらに、移動可能トレイ4のこの位置決めは、好ましくは、レセプタクル2bの開口部に対向してさらに位置決めされる漏斗17の駆動を確実にする。
【0055】
この時点で、供給セット15は、抽出されるべき製品(挽いたコーヒーなど)を抽出室1bに移送することを確実にするために、動作させられ得る。
【0056】
図1に例示されているように、供給手段15は、コーヒー粒を挽いて粉にするように適合された複数のグラインダ19を備え得る。
【0057】
ドーズがこの方式で抽出室1b内に導入されたときに、後者は、移動可能トレイ4の別の回転段階を通じて閉じられ得る。
【0058】
次いで、抽出室1bが閉じられ、ウェイト29が静止位置に戻される
図2に例示されている位置で終了することが可能である。
【0059】
この時点で、抽出は、回路7を通して抽出室1b内に熱湯を放射状に注入することによって実行され得る。
【0060】
その後、飲料は、一般的な方式で回収される。
【0061】
抽出段階を開始する前に、移動可能プランジャ10は、抽出されるべき製品のパッキングを実行できるように持ち上げられ得る。
【0062】
抽出が完了した後、抽出室1bから使用済みドーズを押し出すことが可能である。
【0063】
この文脈において、移動可能トレイ4は、オリフィス5が抽出室1bのレセプタクル2bの開口部に面するように位置決めされる。
【0064】
これ以後、移動可能プランジャ10は、ドーズがオリフィス5内に回収されるように並進し得る。前の回転とは反対の方向の移動可能トレイ4の新しい回転は、重力によるドーズの排出を可能にする。
【0065】
抽出室1b内のこれらの異なるステップの完了の際に、抽出室1aもまた独立して動作し得ることに留意されたい。この抽出は、抽出室1bを装填するステップ、使用済みドーズを押し出すステップ、および使用済みドーズを排出するステップ、においても継続することが可能である。
【0066】
同様に、抽出室1bが動作している間に、抽出室1aに対する装填、抽出、押し出し、および排出の段階を実行することも可能である。
【0067】
移動可能トレイ4の移動は、
図6に例示されている静止位置の周りで好ましくは回転して実行されることに留意されたい。移動可能トレイ4は、抽出室1bまたは抽出室1aのいずれかに関して実行されるべき操作に応じてこの位置の周りでいずれかの方向に回転されるように適合される。
【0068】
トレイ4のこの移動可能性は、それによって覆われている抽出室1a、1bの封止を保持しながら行われるべきであることは理解されるべきである。
【0069】
この文脈において、
図3から
図5Cは、最適化された封止を確実にする本発明の一実施形態を示している。封止要素は、以下において詳細に説明される複数のコンポーネントを備える。封止要素は、考慮されているレセプタクル2a、2bの口を取り囲むように構成される。
図3のセットアップでは、抽出室1aは、口のレベルのところで、レセプタクル2aの後退した環状部分33を形成するように、有利には円形の、閉じた輪郭を有する周辺領域を備える。この後退は、抽出室の本体部24の一部に形成され得る。
【0070】
この実施形態において、レセプタクルの壁は、少なくとも一部はプランジャ10の移動可能方向に従ってその長手方向軸が延在する円筒形スリーブ20の内面21によって区切られている。たとえば、このスリーブ20は、金属製であってもよい。有利には、封止要素を収容するための空間は、スリーブ20の対向する面に配置される。次いで、封止要素のコンパートメントは、本体部24内に形成される後退部分と、スリーブ20の外側面22とも呼ばれる壁と、によって区切られる。
【0071】
図4は、封止要素のコンポーネントおよびその環境との連携をより詳細に示している。第1のガスケット31は、下側面3の対応する部分とまったく同様に、第1の軸受表面311、好ましくは平面によって、トレイ4の下側面3上に付けられる。
図5Aにおいて312で参照される対向する表面によって、第1のガスケット31は、支持体30と連携する。有利には、支持体30は、第1のガスケット31の下側部分を受け入れる、好ましくは、閉じた輪郭を有する環状溝の形態での溝301を備える。
【0072】
好ましくは、第1のガスケット31は、低摩擦係数のポリマー材料から作られる。特に、ポリテトラフルオロエチレンであってもよい。この方式で、トレイ4の移動可能性は、この第1のガスケット31に関して高い摩擦力を誘発することはない。
【0073】
支持体30に関して第1のガスケット31の反対側で、封止要素は、第2のガスケット32を備える。後者は、封止要素を収容するための領域内で、抽出室の周辺領域と連携する。有利には、第2のガスケット32は、Oリングである。これは、エラストマー材料から作られてもよい。この場合、一般に、第2のガスケット32の弾性係数は、好ましくは、第2のガスケット32に、その上で受ける応力に関して封止要素を収容する機能を付与するように、第1のガスケット31の弾性係数よりも厳密に高い。この配置構成において、第2のガスケット32に適切な弾性変形能力を残したまま、トレイ4の下側面3との連携に最も適している第1のガスケット31の材料を選択することが可能である。
【0074】
図4に示されている構成では、ガスケット32は、抽出室の口の周辺領域と、この領域の2つの位置で連携する。実際、周辺領域は、抽出室の長手方向軸に対して半径方向に向けられた第1の壁と、この長手方向軸に従って向けられた、有利には円形断面を有する、第2の壁と、を備える環状部分33である。第1の壁のレベルのところで、周辺領域の第1の表面331は、ガスケット32と連携する。第2の壁のレベルのところで、周辺領域の第2の表面332は、ガスケット32と連携する。したがって、この最後のガスケットは、それを不動にすることを確実にするために、2つの方向に当接することは理解されるべきである。
【0075】
もちろん、封止要素の高さ全体は、周辺領域の第1の表面331とトレイ4の下側面3とを隔てる距離と比較して、この面3上での封止要素の封止された支持を確実にするように構成される。トレイ4の下のそのハウジング内で圧縮により封止要素をわずかに変形するようにガスケット31、32の弾性、特にガスケット32の弾性をチューニングすることが可能である。
【0076】
第2のガスケット32の別の部分は支持体30を、後者の下側面を介して支承する。このレベルのところで、支持体30は、有利には、第1の面311および第2の面312によって形成される角度と反対の角度を形成する3次元形状を有する。さらに、接続フィレット300は、好ましくは、この角度の2つの側壁を接続する。
【0077】
図5Aから
図5Cは、第1のガスケット31、支持体30、および第2のガスケット32を次々に示している。
【0078】
図1および
図2を参照しつつ前に示されているように、本発明によれば、レセプタクル2a、2bへの水の横方向注入を実行することが有利である。
図3の構成では、抽出室に向かう給水経路は、インジェクタ25(それ自体好ましくはポンプ、ボイラーを含み得る流体回路のさらに上流にある部分に接続されている)からレセプタクル2a、2bに至る通路を備え、スリーブ20の外壁によって区切られている空間を通過する。次いで、給水回路26は、
図4に示されているように、スリーブ20の外側面22と本体部24の内側面との間の隙間通路を備える
【0079】
下向きでは、水の通過は、スリーブ20の外側面と本体部24の内壁面との間のこのレベルのところで支持体を封止するガスケット23によって禁止される。
【0080】
逆に、上向きに流れている間、水は、トレイ4の下側面3とスリーブ20の遠位端との間において通路27を流れる。部分26および27によって形成される水経路は、大きな容積を有する必要はない。特に、スリーブ20の遠位端とトレイ4の下側面3との間の間隔は少なくとも1/10ミリメートルで十分であり、スリーブ20の外側面22と本体部24の内側面との間の間隔についても同じことが得る。場合によっては、インジェクタ25の出口に対向して、回路26は、たとえば、本体部24の内壁に溝を形成することによって、より広くなってもよい。
【0081】
封止要素を受け入れる周辺領域において、支持体30は、有利には、封止要素の内部表面を形成し、またこの内部表面とスリーブの外部表面との間に通路空間も形成する円筒形の内壁を有する。水の通過を可能にするクリアランスは、前に示されているものと同じ範囲内にあり得る。
【0082】
有利には、支持体30は、トレイ4の下側面3とも、周辺領域を形成する環状部分33の第1の表面311とも接触しない。この文脈において、水の移動中に、水の一部は、第1のガスケット31のレベルのところで、封止要素内に導入されることは理解されるべきである。支持体30の下側面にこのレベルのところで及ぼされる水の圧力は、好ましくは、下側面3に付ける第1のガスケット31を補強する。
【0083】
以前のように、飲料の抽出中、水は、スリーブの頂部の通路27からレセプタクル2a、2bの内側を徐々に下降する。プランジャ10内の出口28は、抽出飲料の排出を確実にする。
【0084】
好ましくは、使用者に最適な生産性と使いやすさを提供するために、ユニットの動作サイクルのすべてが自動化される。
【0085】
トレイ4の下側面3と封止要素との間の接触による連携は、適切な動作のための必須の態様であることが理解されるべきである。他方、この連携は、トレイ4の移動に影響を及ぼす可能性がある。特に、トレイ4の下の摩擦は、トレイの理論的な停止位置と実際の停止位置との間のシフトを潜在的に誘発する。そのようなシフトは、ガスケット31の摩耗時に、さもなければ抽出室1a、1bの動作段階の変動に従って生じる可能性があり、最後の場合、抽出が抽出室内で進行中のときに、切断の膨張および水の通過は、トレイ4上の摩擦を増大させる可能性が高い。したがって、本発明の一態様によれば、トレイ4の制動の補正が、その下側面3における摩擦のこれらの変動を考慮するように提案される。
【0086】
この文脈において、ユニットは、有利には、存在検知センサー、特に
図6に例示されている第1のセンサー37および第2のセンサー38を設けられる。この図は、オリフィス5が抽出室1aおよび1bの口から等距離のところに配置構成されているトレイ4の頂面図である。したがって、後者は、静止構成と呼ばれてもよい、この構成においてトレイ4によって閉じられる。
【0087】
センサー37、38は、異なる技術、特に光学的または磁気的技術を実装するものとしてよい。
【0088】
図6は、また、たとえば脚、それぞれ第1の脚34、第2の脚35、および中間脚36の形態で、トレイ4の放射状突出を明示している。中間脚36は、有利には、他の脚34、35から等しい角度距離のところに配置される。さらに、この中間脚36は、脚36が、トレイ4の回転運動の間、第1のセンサー37および第2のセンサー38のうちの少なくとも1つと相互作用するように構成される。
【0089】
その脚によって形成される半径方向突出は、その各々について、トレイ4の回転後にセンサー37、38によって通過が検出され得る外側縁を画成する。
【0090】
好ましくは、中間脚36はオリフィス5と整列され、整列のこの軸の周りに対称的なシステムを形成する。好ましくは、抽出室および他の脚34、36は、この軸の周りに対称的に位置決めされる。
【0091】
有利には、脚およびセンサーの相対的位置は、この静止位置において、第1のセンサー37が第1の脚34に面し、第2のセンサー38が第2の脚35に面するように構成される。
【0092】
したがって、センサーの第1の可能な機能は、次いで、この静止状態を確認することである。
【0093】
トレイ4の回転移動の際、特にオリフィス5を抽出室のうちの1つの抽出室の口の反対側に置くために、脚とセンサーの相対的位置は修正される。この文脈において、
図7A、
図7B、および
図8は、オリフィス5が抽出室1bの口の方に向けられたときのトレイ4の3つの一時的な中間位置を例示している。この移動は、
図7Aおよび
図7Bに示されている矢印に従って配向されている回転である。この移動の間、第1のセンサー37の前の脚36の通過が検出されることが可能である。たとえば、この移動の間に、センサー37の前の脚36の下流の縁の通過を検出することが可能である。これは、
図7Aの状況に対応する。センサー37の観点からは、この通過は、センサー37の前の脚36の上流の縁の通過に対応する立ち上がりエッジに続く検出信号の立ち下がりエッジによって明示される。
【0094】
回転移動が続いたときに、
図7Bに示されているように、第1のセンサー37に到達するのは第2の脚35である。特に、脚35の上流の縁を検出することが可能であり、この検出はセンサー37の検出信号の立ち上がりエッジに反映される。
【0095】
脚の間の(特にこれらの脚の縁の間の)角度シフトが知られているので、
図7Aおよび
図7Bの2つの連続する事象の間の時間シフトの測定は、回転速度を決定することを可能にする。または、別の言い方をすれば、時間シフトは、トレイ4の回転速度を、係数の範囲内で明示する。トレイの回転速度を求めることなく、この時間シフトは、このシフトの設定値に対する偏差も明示し得る。したがって、測定されたシフトが設定値よりも大きい場合、トレイの回転速度は、その理論的速度よりも遅いと結論される。測定されたシフトがより小さい場合、反対の結論に達する。シフトがゼロであれば、これは、トレイの実際の速度がその理論的速度に対応していることを意味する。
【0096】
図8は、この段階の後のトレイ移動の終了を表す図であり、オリフィス5は抽出室1bの口のすぐ反対側に移動されている。
【0097】
図9Aおよび
図9Bは、トレイ4が
図6の静止位置に到達することを可能にする、戻り移動の一例を示している。前の場合と同様に、
図9Aは、脚36の下流の縁が前を通過するときの第1のセンサー37の信号の立下りエッジの検出を明示している。
図9Bは、第1の脚34の上流の縁が第1のセンサー37の前を通過するときの、および/または第2の脚35の上流の縁が第2のセンサー38の前を通過するときの、信号の立ち上がりエッジの検出を反映している。前のように、
図9Aおよび
図9Bの事象の間の時間シフトは、決定することが可能である。次いで、回転速度に関する結論に達する。
【0098】
この決定の結果、本発明は、有利には、トレイ4の回転システムを制御してトレイの制動を調節することを可能にする。
【0099】
好ましくは、トレイ4の制御システムは、トレイの電気駆動モーターに電力信号を印加するように構成されている電子モジュールも備える。有利には、電子モジュールは、たとえば、少なくとも1つのプロセッサの形態のデータ処理手段と、好ましくは少なくとも1つの非一時的記憶素子を含む、たとえば少なくとも1つのメモリの形態の、データ記憶手段と、をさらに備える。好ましくは、コンピュータプログラム製品が、非一時的メモリに記憶され、前述の時間シフト情報を処理するための命令と、このシフトに従ってモーターの電力供給を修正するためのコマンドを定義するための命令と、を備える。
【0100】
したがって、得られた測定値に従って、モーターの制動を調節することが可能である。この方式で、抽出室に関するトレイ(特にオリフィス5)の位置決めの精度が高められる。
【0101】
本発明は、前に説明されている実施形態に限定されず、特許請求の範囲の対象となる実施形態のすべてに及ぶ。
【符号の説明】
【0102】
1a、1b 抽出室
2a、2b レセプタクル
3 内部面
4 移動可能トレイ
5 オリフィス
6 封止ガスケット
7 給水回路
8 外側壁
9 下側壁
10 プランジャ
11 プランジャのモータードライブ
12 ソレノイド弁
13 トレイの回転軸
14 トレイのモータードライブ
15 供給セット
16 チャネル
17 漏斗
18 下側端部
19 ミル
20 スリーブ
21 内側面
22 外側面
23 ガスケット
24 本体部
25 インジェクタ
26 給水回路
27 通路
28 出口
29 ウェイト
30 支持体
31 第1のガスケット
32 第2のガスケット
33 環状部分
34 第1の脚
35 第2の脚
36 中間脚
37 第1のセンサー
38 第2のセンサー
301 溝
302 フィレット
311 第1の表面
312 第2の表面
331 第1の表面
332 第2の表面
【国際調査報告】