(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-09
(54)【発明の名称】ケース再配向システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
B65G 47/24 20060101AFI20230202BHJP
B65G 21/14 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
B65G47/24 H
B65G21/14 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022535712
(86)(22)【出願日】2020-12-11
(85)【翻訳文提出日】2022-08-08
(86)【国際出願番号】 CA2020051714
(87)【国際公開番号】W WO2021113987
(87)【国際公開日】2021-06-17
(32)【優先日】2019-12-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518267045
【氏名又は名称】シムボティック カナダ、ユーエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハミルトン、トレバー
(72)【発明者】
【氏名】デマーズ、ウーゴ
(72)【発明者】
【氏名】モレンシー、シルヴァン-ポール
【テーマコード(参考)】
3F025
3F081
【Fターム(参考)】
3F025AC03
3F025AC11
3F081AA20
3F081BD15
3F081BD16
3F081BD21
3F081BE02
3F081CA11
3F081CA33
3F081CA37
3F081CA46
3F081CC08
3F081CD01
3F081CD15
3F081CD17
3F081CD19
3F081DA02
3F081DA08
(57)【要約】
ケース配向システムは、参照基準面を有するフレームと、フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動搬送部とを備え、横移動搬送部は、横移動軸に沿って、ケース横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含む。実質的に連続的な可動プラットホームは、ケース横移動方向を別の横移動方向に配向させるように、横移動回転軸の周りで回転し、付勢支持部は、横移動搬送部に隣接および対向して配置され、横移動搬送部に対向してフレームに対して移動するように、フレームに移動可能に連結され、付勢支持部は、参照基準面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するために、少なくとも1つのケースの着座面に対して当接および着座するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース配向システムであって、
参照基準面を有するフレームと、
前記フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動搬送部であって、前記横移動搬送部が、横移動軸に沿って、ケース横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、前記実質的に連続的な可動プラットホームが、前記ケース横移動方向を別の横移動方向に配向させるように、前記横移動回転軸の周りで回転する、横移動搬送部と、
前記横移動搬送部に隣接および対向して配置され、前記横移動搬送部に対向して前記フレームに対して移動するように、前記フレームに移動可能に連結される付勢支持部であって、前記付勢支持部が、前記参照基準面に対して第1の配向で、前記少なくとも1つのケースを支持するために、前記少なくとも1つのケースの着座面に対して当接および着座するように構成される、付勢支持部と
を備え、
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記付勢支持部は、前記少なくとも1つのケースの付勢面が別の横移動方向において前記実質的に連続的な可動プラットホームに対して着座し、前記少なくとも1つのケースの前記着座面が前記付勢支持部との当接を解除するために、前記少なくとも1つのケースの配向が前記第1の配向から第2の異なる配向に変化するように、前記少なくとも1つのケースを傾斜支点部に当接させるために、互いに対して移動するように構成される、
ケース配向システム。
【請求項2】
前記付勢支持部は、支持回転軸であって、前記横移動搬送部および前記付勢支持部が前記横移動回転軸および前記支持回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いに向かって回転する、支持回転軸の周りで回転する、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項3】
前記付勢支持部上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送される、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項4】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、基準面を画定し、
前記少なくとも1つのケースは、前記実質的に連続的な可動プラットホームを、前記少なくとも1つのケースがその上に移送された状態で、位置決めし、前記横移動軸に整列するように、前記ケースを別の方向と異なる方向に配向するときに、前記少なくとも1つのケースが前記横移動軸と実質的に一致する前記横移動方向に配置されるように、前記付勢支持部によって、前記基準面に対して、予め位置決めされる、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項5】
前記実質的に連続的な可動プラットホームの領域は、前記ケース配向システムに受容される前記少なくとも1つのケースのうちの最大物の付勢面の領域に実質的に適合する形状および大きさに形成される、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項6】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、約30インチの幅を有する、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項7】
前記付勢支持部は、前記付勢支持部と前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記ケース配向システムは、前記間隙内に配置され、前記付勢支持部と前記横移動搬送部との両方に連結される、柔軟性支持ウェブ
をさらに備える、請求項1記載のケース配向システム。
【請求項8】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記付勢支持部は、前記付勢支持部から前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記複数の側部縁部の間に延在する、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項9】
前記付勢支持部は、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する、
請求項8記載のケース配向システム。
【請求項10】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項1記載のケース配向システム。
【請求項11】
参照基準面を有するフレームを提供するステップと、
横移動回転軸の周りで前記フレームに回転可能に連結される横移動搬送部を提供するステップであって、前記横移動搬送部が、横移動軸に沿って、ケース横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、前記実質的に連続的な可動プラットホームが、前記ケース横移動方向を別の横移動方向に配向させるように、前記横移動回転軸の周りで回転する、横移動搬送部を提供するステップと、
前記横移動搬送部に隣接および対向して配置され、前記横移動搬送部に対向して前記フレームに対して移動するように、前記フレームに移動可能に連結される付勢支持部を提供するステップであって、前記付勢支持部が、前記参照基準面に対して第1の配向で、前記少なくとも1つのケースを支持するために、前記少なくとも1つのケースの着座面に対して当接および着座するように構成される、付勢支持部を提供するステップと、
前記少なくとも1つのケースの付勢面が別の横移動方向において前記実質的に連続的な可動プラットホームに対して着座し、前記少なくとも1つのケースの前記着座面が前記付勢支持部との当接を解除するために、前記少なくとも1つのケースの配向が前記第1の配向から第2の異なる配向に変化するように、前記少なくとも1つのケースを傾斜支点部に当接させるために、前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記付勢支持部を互いに対して移動させるステップと
を含む、方法。
【請求項12】
前記付勢支持部は、支持回転軸であって、前記横移動搬送部および前記付勢支持部が前記横移動回転軸および前記支持回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いに向かって回転する、支持回転軸の周りで回転する、
請求項11記載の方法。
【請求項13】
前記付勢支持部上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送される、
請求項11記載の方法。
【請求項14】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、基準面を画定し、
前記方法は、
前記実質的に連続的な可動プラットホームを、前記少なくとも1つのケースがその上に移送された状態で、位置決めし、前記横移動軸に整列するように、前記ケースを別の方向と異なる方向に配向するように、前記付勢支持部によって、前記基準面に対して、前記少なくとも1つのケースを予め位置決めするステップ
をさらに含み、
前記少なくとも1つのケースは、前記横移動軸と実質的に一致する前記横移動方向に配置される、
請求項11記載の方法。
【請求項15】
前記実質的に連続的な可動プラットホームの領域は、前記ケース配向システムに受容される前記少なくとも1つのケースのうちの最大物の付勢面の領域に実質的に適合する形状および大きさに形成される、
請求項11記載の方法。
【請求項16】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、約30インチの幅を有する、
請求項11記載の方法。
【請求項17】
前記付勢支持部は、前記付勢支持部と前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記ケース配向システムは、前記間隙内に配置され、前記付勢支持部と前記横移動搬送部との両方に連結される柔軟性支持ウェブ
をさらに備える、請求項11記載の方法。
【請求項18】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記付勢支持部は、前記付勢支持部から前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記複数の側部縁部の間に延在する、
請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記付勢支持部は、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する、
請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項11記載の方法。
【請求項21】
ケース配向システムであって、
参照基準面を有するフレームと、
前記フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動部であって、前記横移動部が、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、前記実質的に連続的な可動プラットホームが、前記横移動回転軸の周りで回転する、横移動部と、
前記横移動部に隣接して配置され、前記フレームにプレート回転軸の周りで連結される支持プレートであって、前記支持プレートが、前記参照基準面に対して第1の配向で、前記少なくとも1つのケースを支持するように構成される、支持プレートと
を備え、
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートは、前記支持プレート上に前記第1の配向で支持される前記少なくとも1つのケースが、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転するように構成され、
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートは、記支持プレートから前記実質的に連続的な可動プラットホームに移送するように、第1の回転軸および第2の回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに対して回転するように構成され、
前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記参考基準面に対して、前記第1の配向と異なる第2の配向を有する、
ケース配向システム。
【請求項22】
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートは、共通のケース支持面を形成するように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転するように構成され、
前記共通のケース支持面は、前記フレームの前記参照基準面を形成する、
請求項21記載のケース配向システム。
【請求項23】
前記支持プレートは、前記支持プレートと前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記ケース配向システムは、前記間隙内に配置され、前記支持プレートと前記横移動部との両方に連結される柔軟性支持ウェブ
をさらに備える、請求項21記載のケース配向システム。
【請求項24】
前記横移動回転軸および前記プレート回転軸は、同軸であり、前記横移動方向に沿って延在する(各軸は、前記横移動方向に沿って延在する)、
請求項21記載のケース配向システム。
【請求項25】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記支持プレートは、前記支持プレートから前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記複数の側部縁部の間に延在する、
請求項21記載のケース配向システム。
【請求項26】
前記支持プレートは、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する、
請求項25記載のケース配向システム。
【請求項27】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項21記載のケース配向システム。
【請求項28】
前記フレームおよび前記横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータであって、横移動回転アクチュエータが、前記横移動部を前記横移動回転軸の周りで回転させるように構成される、横移動回転アクチュエータと、
前記横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、前記プレート回転アクチュエータが、前記フレームおよび前記支持プレートの両方に連結され、前記プレート回転アクチュエータが、前記支持プレートを前記プレート回転軸の周りで回転させる、プレート回転アクチュエータと
をさらに備える、請求項21記載のケース配向システム。
【請求項29】
前記ケース配向システムは、前記横移動方向において、約30インチの長手方向の長さを有する、
請求項21記載のケース配向システム。
【請求項30】
保管および取り出しシステムであって、
マルチレベル保管構造と、
前記マルチレベル保管構造に連結されるケース操作セルであって、
前記ケース操作セルが、
前記マルチレベル保管構造に通信可能に連結されるコンベヤであって、前記コンベヤが、前記マルチレベル保管構造と前記ケース操作セルとの間に少なくとも1つのケースの移送をもたらすように構成されるケース支持面を有する、コンベヤと、
前記コンベヤに連結されるケース配向システムであって、
前記ケース配向システムと前記コンベヤとの間で、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含む横移動部であって、前記実質的に連続的な可動プラットホームが、前記コンベヤのケース支持面に対して、横移動回転軸の周りで回転するように構成される、横移動部と、
前記横移動部に隣接して配置される支持プレートであって、前記支持プレートが、プレート回転軸の周りで回転可能であり、前記コンベヤの前記ケース支持面に対して第1の配向で、前記少なくとも1つのケースを支持するように構成される、支持プレートと
を有する、ケース配向システムと
を含む、ケース操作セルと
を備え、
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートは、前記第1の配向で前記支持プレート上に支持される前記少なくとも1つのケースが、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転するように構成され、
前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記コンベヤの前記ケース支持面に対して、前記第1の配向と異なる第2の配向を有する、
保管および取り出しシステム。
【請求項31】
前記コンベヤ支持面に対して所定の高さを超える前記少なくとも1つのケースのうちのケースを検出するように構成されるケースユニット検査セル
をさらに備える、請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項32】
再配向のために、前記所定の高さを超える、前記複数のケースのうちの少なくとも1つを前記支持プレート上に配置するように構成されるケース操作ロボット
をさらに備える、請求項31記載の保管および取り出しシステム。
【請求項33】
前記コンベヤへの移送のために、前記所定の高さ以内である少なくとも1つの他のケースを前記横移動部上に配置するように構成されるケース操作ロボット
をさらに備える、請求項31記載の保管および取り出しシステム。
【請求項34】
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートは、前記ケース支持面の一部分を形成するように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転するように構成される、
請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項35】
前記支持プレートは、前記支持プレートと前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記ケース配向システムは、前記間隙内に配置され、前記支持プレートおよび前記実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブ
をさらに備える、請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項36】
前記横移動回転軸および前記プレート回転軸は、同軸であり、前記横移動方向に沿って延在する(各軸は、前記横移動方向に沿って延在する)、
請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項37】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記支持プレートは、前記支持プレートから前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記複数の側部縁部の間に延在する、
請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項38】
前記支持プレートは、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する、
請求項37記載の保管および取り出しシステム。
【請求項39】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項40】
前記フレームおよび前記横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータであって、横移動回転アクチュエータが、前記横移動部を前記横移動回転軸の周りで回転させるように構成される、横移動回転アクチュエータと、
前記横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、前記プレート回転アクチュエータが、前記フレームおよび前記支持プレートの両方に連結され、前記プレート回転アクチュエータが、前記支持プレートを前記プレート回転軸の周りで回転させる、プレート回転アクチュエータと
をさらに備える、請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項41】
前記ケース配向システムは、前記横移動方向において、約30インチの長手方向の長さを有する、
請求項30記載の保管および取り出しシステム。
【請求項42】
自動化されたケース配向の方法であって、
前記方法は、
参照基準面を有するフレームと、前記フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動部と、前記横移動部に隣接して配置され、前記フレームにプレート回転軸の周りで連結される支持プレートとを提供するステップと、
前記参照基準面に対して第1の配向で、前記支持プレートによって支持される前記ケースを前記支持プレート上に配置するステップと、
前記第1の配向で前記支持プレート上に支持される前記少なくとも1つのケースが、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、前記横移動部の実質的に連続的な可動プラットホーム、および前記支持プレートを互いに向かって回転させるステップと
を含み、
前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記コンベヤの前記参照基準面に対して、前記第1の配向と異なる第2の配向を有する、
方法。
【請求項43】
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートを、共通のケース支持面を形成するように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いから離れるように回転させるステップ
をさらに含み、
前記共通のケース支持面は、前記フレームの前記参照基準面を形成する、
請求項42記載の方法。
【請求項44】
前記支持プレートは、前記支持プレートと前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記方法は、
前記間隙内に配置され、前記支持プレートおよび前記実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブを提供するステップ
をさらに含む、請求項42記載の方法。
【請求項45】
前記横移動回転軸および前記プレート回転軸は、同軸であり、前記横移動方向に沿って延在する(各軸は、前記横移動方向に沿って延在する)、
請求項42記載の方法。
【請求項46】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記方法は、
前記支持プレートから前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記支持プレートを前記複数の側部縁部の間に延在させるステップ
をさらに含む、請求項42記載の方法。
【請求項47】
前記支持プレートによって、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に位置付けるステップ
をさらに含む、請求項42記載の方法。
【請求項48】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項42記載の方法。
【請求項49】
前記フレームおよび前記横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータによって、前記横移動部を前記横移動回転軸の周りで回転させるステップと、
前記横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、前記プレート回転アクチュエータが、前記フレームおよび前記支持プレートの両方に連結される、プレート回転アクチュエータによって、前記支持プレートを前記プレート回転軸の周りで回転させるステップと
をさらに含む、請求項42記載の方法。
【請求項50】
前記ケース配向システムは、前記横移動方向において、約30インチの長手方向の長さを有する、
請求項42記載の方法。
【請求項51】
自動化されたケース配向の方法であって、
前記方法は、
保管および取り出しシステムのマルチレベル保管構造を提供するステップと、
前記マルチレベル保管構造に連結されるケース操作セルであって、
前記マルチレベル保管構造に通信可能に連結されるコンベヤと、
前記コンベヤに連結されるケース配向システムであって、
前記ケース配向システムと前記コンベヤとの間で、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含む横移動部と、
前記横移動部に隣接して配置され、前記コンベヤのケース支持面に対して第1の配向で、前記少なくとも1つのケースを支持するように構成される支持プレートと
を有する、ケース配向システムと
を含む、ケース操作セルを提供するステップと、
前記コンベヤによって、前記マルチレベル保管構造と前記ケース操作セルとの間において、少なくとも1つのケースの移送をもたらすステップと、
前記第1の配向で前記支持プレート上に支持される前記少なくとも1つのケースが、前記実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートを、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転させるステップと
を含み、
前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される前記少なくとも1つのケースは、前記コンベヤの前記ケース支持面に対して、前記第1の配向と異なる第2の配向を有する、
方法。
【請求項52】
ケースユニット検査セルによって、前記コンベヤ支持面に対して所定の高さを超える、前記少なくとも1つのケースのうちのケースを検出するステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項53】
ケース操作ロボットによって、再配向のために、前記所定の高さを超える、前記複数のケースのうちの少なくとも1つを前記支持プレート上に配置するステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項54】
ケース操作ロボットによって、前記コンベヤへの搬送のために、前記所定の高さ以内である少なくとも1つの他のケースを前記横移動部上に配置するステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項55】
前記実質的に連続的な可動プラットホームおよび前記支持プレートを、前記ケース支持面の一部分を形成するように、前記横移動回転軸および前記プレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転させるステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項56】
前記支持プレートは、前記支持プレートと前記実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、前記実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、
前記方法は、
前記間隙内に配置され、前記支持プレートおよび前記実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブを提供するステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項57】
前記横移動回転軸および前記プレート回転軸は、同軸であり、前記横移動方向に沿って延在する、
請求項51記載の方法。
【請求項58】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、前記横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、
前記方法は、
前記支持プレートから前記実質的に連続的な可動プラットホームへの前記少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、前記支持プレートを前記複数の側部縁部の間に延在させるステップ
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項59】
前記支持プレートによって、前記複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、前記少なくとも1つのケースを前記実質的に連続的な可動プラットホーム上に位置決めするステップ
をさらに含む、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える、
請求項51記載の方法。
【請求項61】
前記フレームおよび前記横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータによって、前記横移動部を前記横移動回転軸の周りで回転させるステップと、
前記横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、前記プレート回転アクチュエータが、前記フレームおよび前記支持プレートの両方に連結される、プレート回転アクチュエータによって、前記支持プレートを前記プレート回転軸の周りで回転させるステップと
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項62】
前記ケース配向システムは、前記横移動方向において、約30インチの長手方向の長さを有する、
請求項51記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
この出願は、2019年12月11日に出願された米国仮特許出願第62/946,763号の非仮出願であって、その利益を主張するものであり、その開示内容は、その全体を参照すえることによって、本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
例示的な実施形態は、一般的に、流通設備に関し、より具体的には、流通設備内のケース搬送に関する。
【背景技術】
【0003】
概して、物品は、搬送されておよび/またはケースおよび/容器の中に格納されて、一般的に、ケース入り物品と呼ばれる。ケース入り物品は、1つの流通ロケーションから別のロケーションに搬送される物品であり得る。ケース入り物品は、たとえば、倉庫や流通設備などの流通設備における所定の保管場所において保管され得る。いくつかの場合には、流通設備は、自動化された設備を有する保管空間へとおよび当該保管空間からケース入り物品が搬送されるように自動化される。ケース入り物品が流通設備内へと導入されると、ケース入り物品は、パレットから取り除かれてコンベヤ上に配置され得る。コンベヤ上に配置されるケースの最初の配向からコンベヤ上に配置されるケース入り物品のうちのいくつかの再配向を行って、再配向されるケース入り物品が搬送されて保管場所に配置されるようにすることが望まれる場合がある。
【0004】
従来のケース再配向/傾斜装置(case reorientation/tipping devices)は、一般的に、ケース入り物品の抑制されない配向をもたらし、一般的に、それらが使用されているケース搬送システムの長さを増加させる。
【0005】
本開示の実施形態の上述の態様およびその他の特徴は、添付の図面と関連して、以下の記載において説明される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本開示の実施形態の態様による流通設備の概略図である。
【
図2】本開示の実施形態の態様によるパレット積載物の概略図である。
【
図3A】本開示の施形態の態様による
図1の流通設備の一部分の概略的な斜視図である。
【
図3B】本開示の実施形態の態様による
図1の流通設備の一部分の概略的な上面図である。
【
図4】本開示の実施形態の態様による
図1の流通設備の一部分の概略的な斜視図である。
【
図5A】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムの概略的な斜視図である。
【
図5B】本開示の実施形態の態様による
図5Aのケース配向システムの一部分の概略図である。
【
図5C】本開示の実施形態の態様による
図5Aのケース配向システムの一部分の概略図である。
【
図5D】本開示の実施形態の態様による
図5Aのケース配向システムの一部分の概略図である。
【
図5E】本開示の実施形態の態様による
図5Aのケース配向システムの一部分の概略図である。
【
図6A】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図6B】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図6C】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図6D】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図6E】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図6F】本開示の実施形態の態様によるケース配向システムのケース配向シーケンスの概略図である。
【
図7】本開示の実施形態の態様による自動化されたケース配向の方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本開示の実施形態の態様による倉庫システムまたは流通設備100WS(本明細書では倉庫システム100WSと呼ばれる)の概略図である。本開示の実施形態の態様は図を参照して記載されるが、本開示の実施形態の態様は、多くの形態で具現化できることが理解されるべきである。さらに、要素または材料の任意の適切な大きさ、形状、または種類が使用され得る。倉庫システム100WSは、本明細書では、自動倉庫システムとして説明されているが、開示される実施形態の態様は、自動および手動の両方の搬送システムなどの任意の適切な搬送システムを有する流通設備、または完全に手動の搬送システムにも適用可能であることが理解されるべきである。
【0008】
図1および5Aを参照すると、本開示の態様は、実質的に、入庫/出庫ケースコンベヤ150(または任意の他の適切なケース運搬システム)の長さを増加させることなく、入庫/出庫ケースコンベヤ150(または倉庫システム100WSの任意の他の適切なケース運搬システム)に組み込まれ得るケース配向システム500を提供する。たとえば、ケース配向システム500は、標準的な(即ち、システムの最大受容ケースの大きさ(即ち、単位コンベヤ長さ)に対しては、再配向しない)コンベヤセクションと実質的に同じ運搬長さである長さ599を(即ち、ケースの移動方向においてであり、コンベヤ150の横移動軸(traverse axis)595とも呼ばれる)有する。一態様において、ケース配向システム500の長さ599は、ケース配向システム500が約30インチ(約740mm)という標準的な(即ち、システムの最大受容ケースの大きさに対しては、再配向しない)長さを有するコンベヤセクションと交換され得る長さである。しかし、他の態様において、ケース配向システム500の長さが標準的な(即ち、システムの最大受容ケースの大きさに対しては、再配向しない)長さのコンベヤセクションと交換され得るか、または、そうでなければ、相互交換可能であるように、ケース配向システム500の長さ599は、コンベヤセクションの任意の適切な標準的な(即ち、システムの最大受容ケースの大きさに対しては、再配向しない)長さと実質的に同じであってよい。
【0009】
本明細書においてより詳細に記載されるように、ケース配向システム500は、横移動搬送部(traverse transport)またはコンベヤセクション510と、付勢支持部(bias support)または押圧プレートセクション520とを含む。横移動搬送部510および付勢支持部520の各々は、たとえば、付勢支持部520から横移動搬送部510へのケースの制御される(たとえば、ケースの押圧し合いが実質的にない)移送をもたらすように、互いに対して独立に移動可能である。付勢支持部520から横移動搬送部510へのケースユニットの制御される移送は、入庫/出庫ケースコンベヤ150のケース移送面390に対して、たとえば約90°分、ケースユニットを再配向させる(たとえば、回転させるか、または、そうでなければ、枢動させる)。
【0010】
図1を再度参照して、本開示の実施形態の態様によれば、倉庫システム100WSは、たとえばケースユニットに対して小売店から受け取られるオーダーを満たすために、小売り流通センターまたは倉庫において動作し得る、保管および取り出しシステム100を含む。1つの例において、ケースユニットは、トレイの中、トートの上、パレットの上に保管されていない(たとえば、収容されていない)、物品のケースまたはユニットであり得る。他の例においては、ケースユニットは、トレイの中、トート上、またはパレット上などの任意で適切に方法で含まれるケースまたは物品のユニットであり得る。ケースユニットには、物品のケース入りユニット(たとえば、スープ缶のケース、シリアルの箱など)、またはパレットから取り出されるか、またはパレット上に置かれるように適合される個々の物品、が含まれる。本実施形態によれば、ケースユニットのための搬送ケース(たとえば、カートン、樽、箱、枠箱(crate)、ジャグ(jug)、またはケースユニットを保持するのに適切なあらゆる他のデバイスなど)は、サイズが変更可能であってよく、搬送においてケースユニットを保持するために使用することができ、搬送のためにパレットに載置可能なように構成されていてもよい。たとえば、ケースユニットの束またはパレットが、保管および取り出しシステム100に到着すると、各パレットの内容物は均一であってもよく(たとえば、各パレットが所定の数の同一品目を保持し、1つのパレットがスープを保持し、別のパレットがシリアルを保持する)、パレットが、保管および取り出しシステム100を出る際には、パレットは、任意の適切な数および組み合わせの異なるケースユニットを含んでいてもよい(たとえば、各パレットは、異なる種類のケースユニットを保持していてもよく、パレットは、スープおよびシリアルの組み合わせを保持する)。本実施形態において、本明細書に記載される保管および取り出しシステム100は、ケースユニットがその中で保管および取り出される任意の環境に適用されてもよい。
【0011】
保管および取り出しシステム100は、たとえば、既存の倉庫構造に導入されるように構成されてもよいし、新しい倉庫構造に適合されるようにされてもよい。本開示の実施形態の態様においては、保管および取り出しシステム100は、1つまたは複数のインフィード移送ステーション170および1つまたは複数のアウトフィード移送ステーション160と、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150B(通常、「入庫/出庫ケースコンベヤ150」という)と、保管構造アレイ130と、多数の自律車両型搬送ロボット110(本明細書においては「ボット」という)とを含んでいてもよい。本開示の実施形態の態様にいては、保管および取り出しシステム100は、2015年8月4日に発行され、その開示内容がその全体を参照することによって、本明細書に組み込まれる米国特許第9,096,375号明細書に記載されているような、ロボットまたはボットの移送ステーションも含んでもよい。本実施形態においては、ケースユニットが、ボットの移送ステーションを通って、ボット110と入庫/出庫ケースコンベヤ150との間を間接的に移送できるように、ボットの移送ステーションは、ボット110と入庫/出庫ケースコンベヤ150との間にインターフェースを提供し得る。本実施形態においては、ケースユニットが、ボット110と入庫/出庫ケースコンベヤ150との間を直接的に移送されてもよい。
【0012】
保管構造アレイ130は、ケースユニットのための保管場所130SLの保管アレイを形成する複数のレベルの保管ラックモジュールを含んでいてもよく、それらの各保管場所130SLは、各保管場所130SLにおいて少なくとも1つのケースユニットの保管するために配置される。一態様において、保管構造アレイ130の各レベルは、それぞれ、保管/取り出し通路130Aと、保管構造アレイ130の保管領域のいずれかと入庫/出庫ケースコンベヤ150のいずれかの棚のいずれかとの間でケースユニットを移送するための移送デッキ130Bとを含む。当該保管通路130Aおよび移送デッキ130Bは、ボット110が、ケースユニットを取り出しストック内に配置するために保管通路130Aおよび移送デッキ130Bを横移動(traverse)し、オーダーされたケースユニットを取り出すことを可能にするようにも構成され、ここで、ケースユニットは、保管場所130SLにおける保管通路130Aにおいて、および/または、移送デッキ130B上において、保管されるか、または、そうでなければ、保持される。
【0013】
ボット110は、保管および取り出しシステム100の全体に亘って、ケースユニットを運搬および移送することが可能な任意の適切なボットであってよい。例示的目的だけのためであるが、ボットの適切な例は、2013年4月23日に発行された米国特許第8,425,173号明細書、2017年2月7日に発行された米国特許第9,561,905号明細書、2015年2月24日に発行された米国特許第8,965,619号明細書、2014年4月15日に発行された米国特許第8,696,010号明細書、2015年11月17日に発行された米国特許第9,187,244号明細書、2011年12月15日に出願された、発明の名称が「移送アームを有する自動ボット(Automated Bot with Transfer Arm)」である米国特許出願第13/326,952号(2010年12月15日に出願された非仮特許出願である米国出願番号第61/423,365号)、および2016年11月22日に発行された米国特許第9,499,338号明細書、において見出され、これらの開示内容は、それらの全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。ボット110は、上述の小売商品などのケースユニットを、保管構造アレイ130の1つまたは2つ以上のレベルの取り出しストック内へと配置し、その後、オーダーされたケースユニットを、たとえば、店舗または他の適切な場所に配送するために、オーダーされたケースユニットを選択的に取り出すように構成されてもよい。
【0014】
インフィード移送ステーション170およびアウトフィード移送ステーション160は、保管構造アレイ130へのケースユニットの送入、および保管構造アレイ130からケースユニットの出庫をもたらす保管構造アレイ130の1つまたは2つ以上のレベルに、また1つまたは2つ以上のレベルから、ケースユニットを双方向に移送するために、それらそれぞれの入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bと共に作動してもよい。なお、インフィード移送ステーション170およびアウトフィード移送ステーション160(およびそれらのそれぞれの入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bおよびパレタイザ/デパレタイザセル10A、10B)は、入庫(inbound)(たとえば、送入)専用の移送ステーション170および出庫(outbound)(たとえば、送出)専用の移送ステーション160として説明されているが、本開示の実施形態の態様において、移送ステーション170、160のそれぞれは、保管および取り出しシステム100からのケースユニットの入庫移送および出庫移送の両方に使用されてもよい。なお、本明細書では、入庫/出庫ケースコンベヤが記載されているが、当該コンベヤは、(垂直および/または水平コンベヤパスなどの、任意の適切な搬送路の配向を含む)任意の適切なコンベヤであるか、または任意の適切な搬送路の配向を有する移送/取り出し装置であってよい。
【0015】
一態様において、インフィード移送ステーション170およびアウトフィード移送ステーション160の各々は、それぞれの入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bと、それぞれのパレタイザ/デパレタイザセル10A、10Bとを含む。上述されるように、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150B(および/またはパレタイザおよび/またはデパレタイザセル10A、10B)のうちの1つまたは複数が、本明細書において以下で記載されるようなケース配向システム500を含んでよい。一態様において、パレタイザ/デパレタイザセル10A、10Bは、(たとえば、均一または混合のケースユニットまたは製品を備えるような)荷積みパレット(loaded pallets)を、たとえば、(入荷コンベヤとして
図1に示される)入庫-出庫積載パレットコンベヤ175Cを含み得るパレット積載物入庫175領域から受け取るように、および/または、たとえば、(出荷コンベヤとして
図1に示される)入庫-出庫積載パレットコンベヤ180Cを含み得るパレット積載物出庫180領域への搬送のために(たとえば、一様なまたは混合のケースユニットまたは製品を備えるような)荷積みパレットを構築するように各々が構成される自動セルであってよい。一態様において、コンベヤ175C、180Cは各々、保管構造アレイ130に接続され、保管構造アレイ130に向かう入荷方向および保管構造アレイ130から離れる異なる出荷方向に荷積みパレットを双方向に搬送するように構成される。一態様において、コンベヤ175C、180Cの各々は、運搬路を形成するために配置される分散型のコンベヤベッド(distributed conveyor bed)を有するコンベヤ配置を含んでよく、または別の態様において、コンベヤ175C、180Cは、たとえば、フォークリフト/パレットトラックなどの、別々の輸送ユニットであってもよい。自動パレタイザ/デパレタイザセル10A、10Bの適切な例は、2018年7月13日に出願された(発明の名称が「パレット積載物を構築するための装置および方法(Apparatus and Method for Building a Pallet Load)」)である米国特許出願第16/035,204号、2016年8月12日に出願された(発明の名称が「パレタイジングのためのシステムおよび方法(System and Method for Palletizing)」)である米国特許出願第15/235,254号、および2015年2月24日に発行された米国特許第8,965,559号明細書において見出され、これらの開示内容は、それらの全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。各パレタイザ/デパレタイザセル10は、関節型のロボットまたはロボットと呼んでもよい1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14を含む。本明細書において記載されるように、1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14は、パレット構築ベース301上にパレット積載物250を構築するように、(本明細書においてはケースまたはケースユニットとも呼ばれる)パレット積載物物品ユニット585を輸送してパレット支持部上に連続的に配置するように構成される(
図3参照)。
【0016】
パレタイザ/デパレタイザセル10が、出荷の役割において、パレタイザとして機能する場合、様々な大きさのものであり得るパレット積載物物品ユニット585は、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bを介してパレタイザセル10に到着し、ロボットケースマニピュレータ14のうちの1つによって取り出され、以下で詳細に記載されるようなパレットPALに配置される。パレタイザ/デパレタイザセル10が、出荷の役割において、パレタイザとして機能する場合、様々なケースユニットから構築される満杯のパレット(full pallet)PAL(
図2参照)が、パレット積載物出庫180領域への運搬のためにフォークリフトによってパレタイザセル10から持ち上げられる準備ができている。パレタイザ/デパレタイザセル10が、入荷の役割において、デパレタイザとして機能する場合、様々パレット積載物物品ユニット585から構築される(パレットPALと類似しかつ同種のケースまたは混合ケースで形成されてもよい)満杯のパレットが、フォークリフトなどの適切な方法でパレット積載物入庫175領域からデパレタイザセル10へと移送される。1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14は、保管構造アレイ130への移送のために、パレットPAL(
図2参照)からパレット積載物物品ユニット585(
図2参照)を取り出す。
【0017】
一態様において、各インフィード移送ステーション170は、ケース入荷路Ipを形成し、ケース入荷路Ipでは、パレタイザ/デパレタイザセル10Aがケースユニットをパレットから層ごとに下ろすか、または、そうでなければ、ケースユニットをパレットから下ろして、標準的なパレット(たとえば、製品取り出し装置14などの、自動の層インターフェースユニットよるパレット層の自動的な当接(automatic engagement)に適切な安定性を有する同種のパレット)からの複数の一様なケースユニット(single case units)にする。自動の保管および取り出しシステム100にケースユニット585を供給する統合入荷システム(たとえば、インフィード移送ステーション170)を形成するように、パレタイザ/デパレタイザセル10Aは、入庫/出庫ケースコンベヤ150Aなどの、自動の保管および取り出しシステム100の搬送システムと通信する。各インフィード移送ステーション170は、自動の保管および取り出しシステム100および倉庫管理システム199に統合されるケース入荷路Ipを画定し、ここで、倉庫管理システム199は、少なくとも、保管構造アレイ130Bへのケースユニットの入荷、保管管理アレイ130B内のケースユニットの保管の分布および保管管理アレイ130Bからのケースユニットの取り出し、ケースユニットの在庫/補充(inventory/replenishment)およびケースユニットの出荷を管理するために任意の適切な非一時的なプログラムコードおよびメモリで構成される、任意の適切な制御装置199Cを含む。
【0018】
一態様において、各ケースユニット入荷路Ipは、倉庫管理システム199と通信する少なくとも1つの対応するケースユニット検査セル142を含む。一態様において、少なくとも1つの対応するケースユニット検査セル142は、たとえば、多次元ライトカーテン、イメージングシステム、および/または、たとえば、在庫、搬送シーケンシング、保管分布、および保管構造アレイ130Bからの出荷のためのケースユニット58のシーケンシングに対して、ケースユニットの不良を検知し、ケースユニット585を特定するように構成される、任意の適切な他のセンシング/センサ装置によって、任意の適切な容積測定の検査を含む、任意の適切な検査セルであってよい。理解され得るように、ケースユニット585の高さが保管構造130の所定の高さを超えるかを判定するように、ケースユニット検査セル142は、ケースユニット検査セル142を通過するケースユニット585の配向を特定するように構成されてもよい。
【0019】
例示的な目的だけのために、保管構造130は、約5インチ(約127mm)(高さ)×約6.5インチ(約165mm)(長さ)×約5インチ(約127mm)(幅)と、約24インチ(約610mm)(高さ)×約20インチ(約508mm)(長さ)×約16インチ(約406mm)(幅)(記載上の目的のために、最大受容ケースの大きさと呼ぶ)の間の大きさを有するケースユニット585を保管および搬送するように構成されてもよい。一方、他の態様において、保管構造130は、任意の適切な寸法を有するケースユニット585を保管および搬送するように構成されてもよい。ケースユニット585は、たとえば、ケースユニットが、高さが約24インチ(約610mm)、長さが約20インチ(約508mm)、幅が約16インチ(約406mm)であるパレタイザ/デパレタイザセル10Aによって、入荷路Ipに対応するコンベヤ上に配置されてもよい。また、例示的目的のために、保管構造130は、(たとえば、約24インチ(約610mm)の高さを有するケースユニット585を干渉なく適合させるのに十分な高さではない)約24インチ(約610mm)の高さを有する保管場所130SLを有してもよい。一方で、他の態様において、保管構造130の保管場所130SLは、任意の適切な大きさを有するケースユニット585を保管するように構成されてもよい。ケースユニットの高さが保管構造130の保管場所130SLの所定の高さよりも低いように、ケースユニットの高さが約20インチ(約508mm)になり、長さが約24インチ(約610mm)になり、および幅が約16インチ(約406mm)のままであるように、ケースユニット検査セル142は、通過ケースユニット586(即ち、横移動軸595に沿って移動して再配向されることなくケース配向システム500を通過するケース)か、または(本明細書においてより詳細に記載されるように)ケース再配向システム500によって再配向されることになる再配向ケースユニット587(即ち、「再配向すべきケースユニット」)のいずれかとして、ケースユニット585を特定するように構成されてもよい。
【0020】
一態様において、上述されるように、パレタイザ/デパレタイザセル10Aは、パレタイザ/デパレタイザ10Aで荷下ろしされるパレットから(複数の)層を分解(break down)するか、または解体(decommission)するように完全に自動式であってもよい。なお、
図2を参照すると、「解体(decommission)」という用語は、パレットPALの次の高さに対応する次の層PL4-PL1を(全体的か、または部分的に)取り除くために、パレットPALがパレットPALの次の高さに割り出されるように、各パレット積載物物品ユニット585が、パレットPALの所定の高さ200(これは、解体(decommissioning)/構築(commissioning)高さか、または移送面に対応してもよい)において、層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5から取り除かれるように、パレットPALからパレット層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5を(全体的にまたは部分的に)取り除くことを指す。
【0021】
一態様において、パレタイザ/デパレタイザセル10Aは、解体が、自動化された保管および取り出しシステム100において、倉庫管理システム199によって確立される、所定のケースユニットの流量または供給量(flow or feed rate)と同期するか、または、そうでなければ、倉庫管理システム199によって所定のケースユニットの流量または供給量(flow or feed rate)と調和される(たとえば、一致する)ように、層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5を解体するように構成される。たとえば、一態様において、倉庫管理システム199は、自動の保管および取り出しシステム100内のケースユニットの所定の流量を設定および/または監視するように構成される。たとえば、倉庫管理システム199は、自動の保管および取り出しシステム100の複数の自動システム(たとえば、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150B、ボット110、およびパレタイザ/デパレタイザセル10A、10B、など)を監視および管理し、ここで、複数の自動システムの各々、または複数の自動システムのうちの1つまたは複数は、自動の保管および取り出しシステム100の任意の他の適切な制御装置(たとえば、ボット制御装置、コンベヤ制御装置、パレタイザ/デパレタイザ制御装置など)の制御下において、単独または組み合わせで、倉庫管理システム199によって確立される自動の保管および取り出しシステム100における所定のケースユニットの流量を実際に画定する所定の処理時間(transaction time)(ケースの搬送または移送の基本単位をもたらすための時間/期間、たとえば、入庫/出庫ケースコンベヤ150に積荷/から積下しされるケースユニットを、取り出し/配置ステーションに移送するための、ケースユニットを所定の間隔で持ち上げるためか、または保管場所上のボットの移送、取り出し/配置のための時間/期間、パレット層をパレットへとまたはパレットから移送するための時間など)を有する。たとえば、倉庫管理システム199の制御装置199Cは、入庫-出庫ケースコンベヤ150A、150Bが、所定のケース供給量で保管構造アレイ130へとおよび保管構造130から、ケースユニットを双方向に搬送するように、入庫-出庫ケースコンベヤ150A、150Bに通信可能に接続される。制御装置199Cは、それぞれ実質的に連続的であるパレタイザ/デパレタイザセル10Aの層の構築および解体が、所定のケース供給量と一致するように、入庫-出庫ケースコンベヤ150A、150Bに対応するパレタイザ-デパレタイザセル10A、10Bに通信可能に接続されてもよい。本明細書では、開示される実施形態の態様は、自動搬送システムを有する自動の保管および取り出しシステム100を有する倉庫システム100WSに関して記載されているが、開示される実施形態の態様は、自動および手動の両方の搬送システムか、または完全に手動の搬送システムなどの任意の適切な搬送システムを有する流通設備にも適用可能である。
【0022】
一態様において、各アウトフィード移送ステーション160は、パレタイザ/デパレタイザセル10Bが1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14などの自動の層インターフェースユニットを用いるなどして、パレットPAL上に層ごとにケースユニットをパレタイズするケース出荷路Opを形成する。一態様において、パレットPALは、2018年1月2日に発行され、その開示内容がその全体を参照することによって、本明細書に組み込まれる米国特許第9,856,083号明細書に記載されているような、標準的パレット(たとえば、同種のケースユニット)として形成されてもよい。
【0023】
一態様において、パレタイザ/デパレタイザセル10Bは、任意の適切なケース出荷順序シーケンスに応じて、パレット上の配置のために自動の保管および取り付けシステム100からケースユニットを受け取る統合出荷システム(たとえば、アウトフィード移送ステーション160)を形成するように、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bなどの自動の保管および取り出しシステム100の搬送システムと通信する。たとえば、上述されるように、パレット積載物物品ユニット585(出荷ケースユニット)は倉庫管理システム190によって確立される所定のシーケンスで配置された状態で、1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14に発送されるパレット積載物物品ユニット585は、標準的な出荷パレット積載物を形成するために、1つまたは複数のロボットケースマニピュレータ14のエンドエフェクタによってパレットPALへと層ごとに移送される(なお、層は、パレットを全体的にまたは部分的に覆ってもよい)。
【0024】
各アウトフィーダ移送ステーション160は、自動の保管および取り出しシステム100および倉庫管理システム199に統合されるケース出荷路Opを画定し、ここで、倉庫管理システム199は、本明細書に記載されるように、保管構造アレイ130Bからのケースユニットの出荷を含む倉庫システム100WSの動作を管理するために、任意の適切な非一時的なプログラムコードおよびメモリで構成される、任意の適切な制御装置199Cを含む。一態様において、各ケースユニットの出荷路Opは、倉庫管理システム199と通信する(上述されるような)少なくとも1つの対応するケースユニット検査セル142を含む。一態様において、上述されるように、パレタイザ/デパレタイザセル10Bは、パレタイザ/デパレタイザ10Bにおいて荷積みされるパレットに、層を積み上げる(build)か、または構築(commission)するように、完全に自動式である。なお、
図2を参照すると、「構築(commission)」という用語は、パレットPALが、パレットPALの次の高さに対応する次の層PL2-PL5の(全体的または部分的な)積み上げのために、パレットPALの次の層に割り出されるように、パレット層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5が形成されるまで、パレットPALの所定の高さ(level)200(この高さは、解体(decommissioning)/構築(commissioning)高さ(level)か、または移送面に対応してもよい)において、各パレット積載物物品ユニット585が層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5に挿入されるように、パレットPALに対してパレット層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5を(全体的にまたは部分的に)構成することを指す。一態様において、パレタイザ/デパレタイザセル10Bは、層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5の解体に関して上述されるものと実質的に類似する方法で、自動化された保管および取り出しシステム100において、倉庫管理システム199によって確立される、所定のケースユニットの流量または供給量(flow or feed rate)と同期するか、または、そうでなければ、倉庫管理システム199によって所定のケースユニットの流量または供給量(flow or feed rate)と調和される(たとえば、一致する)ように、層PL1、PL2、PL3、PL4、PL5を構築するように構成され、ここで、倉庫管理システム199は、ケースユニットの取り出しの順序、および混合ケースユニットのパレット積載物のシーケンスで積み出しするための混合ケースユニットの出荷のシーケンス、ならびに在庫の照合などの他の関連する出荷の態様を管理する。一態様において、本明細書において記載されるように、ケースユニット検査セル142およびケース配向システム500は、パレットへの載置のためにロボットケースマニピュレーション14によって取り出されるケースユニットの再配向をもたらすように、ケースユニットの出荷路Opに配置されてもよく、ここで、ケースユニットは、任意の適切な所定のパレット構築スキーム(たとえば、ケースの安定した積層体を形成すること、パレットに載置されるケースユニットの間の隙間が最小の状態で、パレット上のケースユニットを梱包することなど)に応じて、ケース配向システム500によって再配向される。
【0025】
図3Aおよび3Bを参照すると、入庫/出庫ケースコンベヤ150Aの一部分が示され、入庫/出庫ケースコンベヤ150Aの一部分は、ケース配向システム500を含む保管構造130への入荷を形成する。入庫/出庫ケースコンベヤ150Aは、シンギュレータ310を含む。シンギュレータの適切な例は、たとえば、2016年6月7日に発行され、その開示内容がその全体を参照することによって、本明細書に組み込まれる米国特許第9,359,150号明細書に見出され得る。一例として、シンギュレータ310は、層投入区域(layer drop zone)312と、層分解システム(layer break-up system)319と、(たとえば、上述されるような)ケースユニット検査セル(case unit inspection cell)142と、2つのロボット322と、2つの出荷ステーションとを含む。層投入区域312は、ケースユニット585の層314を、パレタイザ/デパレタイザセル10Aのロボッ330または任意の他の適切な機械化されたケース移送装置(たとえば、フォークリフト)または人間から受容するように構成される。層分解システム319は、層投入区域312から下流に位置付けられ、ロボット330によって層投入区域312上に配置されるケースユニットの層を分離するように構成される。ケースユニット検査セル142は、この態様において、ケースユニット585の各々の位置を確認し、各ケースユニット585を特徴付ける(たとえば、上述されるように、大きさ、配向など)センサからなる2つのアレイ320を含む。2つのロボット322の各々(例示的目的のために、ここでは、2つのロボットが示されているが、入庫/出庫ケースコンベヤシステムは、任意の所望の数の1つまたは複数のボットを有してもよい)は、本明細書において記載されるように、1つの場所から別の場所にケースユニットを移送するために、少なくとも1つのケースユニットを取り出して配置するように構成されるアームツール324の端部を含む。ここで、2つの出荷ステーションは、それぞれ出荷コンベヤ325および排除コンベヤ326を形成する。しかし、他の態様において、単一の出荷コンベヤが設けてもよい。出荷コンベヤ325および排除コンベヤ326はともに、層分解システム319から下流に位置付けられ、単体化(singulated)された(たとえば、個々に搬送するために分離された)ケースユニットを受容するように構成される、リニアコンベヤを備える。出荷コンベヤ325および排除コンベヤ326は、ローラーコンベヤ、ベルトコンベヤ、または電動または非電動の任意の他の適切なコンベヤであってもよい。出荷コンベヤ325は、横移動軸595に沿って延在し、ケース配向システム500を含む。ケースユニット585は、出荷コンベヤ325に沿って横移動し、ケースユニット検査セル142によって識別される。上述されるように、ケースユニット585は、通過ケースユニット586および再配向ケースユニット587として一般的に識別される。通過ケースユニット586は、出荷コンベヤ325に沿って(即ち、横移動軸595に沿って)、通過ケース横移動方向(pass through case traverse direction)598に移動する。ケースユニット587として識別されたケースユニットは、出荷コンベヤ352に沿って(即ち、横移動軸595に沿って)進行する前に、(下記にさらに記載されているような)ケース再配向システム500によって、再配向される。ケース配向システム500は、コンパクトなシステムであり、受容される最大のケースサイズに相応する大きさおよび形状に形成され、以下に記載されるように、再配向をもたらし、保管および取り出しシステム100に対する受容される最大のケースサイズに相応するエンベロープ650(
図6A)内で、ケース再配向システムを通って横移動する。
【0026】
層投入区域312は、その上で、デプレタイザ/デプレタイザセル10Aからケースユニット585の満杯のパレット層314を受容するように構成される電動コンベヤ312Cを含む。電動コンベヤ312Cは、パレット層314を方向342において層分解システム319に移送するように構成される。コンベヤ312は、これらには限定されないが、ローラーコンベヤ、ベルトコンベヤなどを含むが、これらに限定されない、任意の適切なコンベヤか、または一般的な大きさの満杯のパレット層を受容するのに十分な表面328を有する任意の他の適切コンベヤであって、満杯のパレット層314を層分解区域319に移送するために電動化された任意の他の適切なコンベヤであってもよい。一態様において、コンベヤ312Cは、電動化されておらず、コンベヤ312Cに沿って層314を移動させるために、任意の適切な押圧機構(たとえば、人またが自動化)が使用される。さらに別の態様において、満杯のパレット層314は、層分解システム319によって実質的に直接的に受容されるように配置されてもよい。
【0027】
例示的な目的だけのために、一般的な層の大きさ(幅×長さ)は、約101.6cm×約121.9cm(約40”×約48”)である。しかし、他の態様おいては、パレット層は、任意の適切な大きさを有するパレット層を有していてもよく、表面328は、任意の適切な大きさを有するパレット層を受容するように構成されてもよい。たとえば、シンギュレータ310の層投入区域312および/または層分解システム319は、約81.3cm×約101.6cm(約32インチ×約40インチ)と、約111.8cm×約132.1(約44インチ×約52インチ)との間にある大きさを有する層を受容するように構成されてもよい。他の態様において、シンギュレータ310および/または層投入区域312は、約81.3cm×約101.6cm(約32インチ×約40インチ)より小さく、および/または約111.8cm×約132.1(約44インチ×約52インチ)より大きい大きさを有する層を受容するように構成されてもよい。パレット層は、混合ケースユニット585(たとえば、異なる商品を含むケースユニット)を有する混合パレット層であってもよく、ここで、ケースユニット585は、実質的に同じか、または異なる幾何学形状を有してよい。一方で、他の態様において、パレット層は、同じ商品を含み、実質的に類似する幾何学形状を有するケースユニットを有する同種の層であってもよい。
【0028】
層分解システム319は、各々のケースユニット585の間に間隙333および335を分離するか、または生成するように構成され、ここで、間隙は、視覚システム320が各ケースユニット585を、入庫/出庫ケースコンベヤ150Aを通って搬送される他のケースユニット585から独立して、各ケースユニット585を検出することができるのに十分である。一態様において、層分解システム319は、分岐経路(diverging path)に沿って、ケースユニット585を方向付ける、テーパー形状の運搬面(tapered conveying surface)334をともに画定する、複数の分岐電動ベルト(diverging motorized belts)332を有するマルチベルトコンベヤを含む。ベルト332は、ベルト322に沿って移動するケースユニットの間に、横方向および長手方向の間隙333および335が生成されるように、同じ速度または異なる速度で独立に駆動され、ここで、横方向および長手方向の間隙333、335は、層分解システム319の入荷側縁部336から層分解システム319の出荷側縁部338へと向かって増加する。他の態様において、層分解システム319は、たとえば、独立に駆動される複数の傾斜ローラ、マルチベルトコンベヤ、適切なマルチスピード搬送機構などのうちの1つまたはそれらの組み合わせなど、視覚システム320による識別のためのケースユニットの分離をもたらすための任意の適切な構成を有してもよい。
【0029】
上述されるように、ケースユニット検査セル142は、この態様において、2つのセンサのアレイを含む。しかし、他の態様において、ケースユニット検査セル142は、任意の適切な数のセンサを有してもよい。一態様において、センサ320は、たとえば、層分解システム319の出荷端部の上方に配置されてよく、ここで、センサ320は、倉庫システム100WSの天井に、ベルト332の上方で延在する層分解システム319のフレームまたはガントリの一部分に、またはベルト332上で移動するケースユニットの検出をもたらすための任意の他の適切な場所に連結される。センサ320は、ケースユニット検査セル142内に位置する、および/または、層分解システム319のベルト332上に位置する、ケースユニット585の画像を取得するように位置付けおよび構成される。一態様において、センサ320は、ケースユニット585の画像を取得するように構成され、ここで、当該画像は、ケースユニット585の立体視をもたらす深度マップ、または少なくとも各ケースユニット585の寸法の決定を提供する任意の他の適切な画像/複数の画像を含む。ケースユニット検査セルは、ケースユニットの特徴を検出および確認し、各ケースユニット585の位置を確認し、ロボット322に既知である基準フレーム(たとえば、座標系)において、ケースユニットの座標および配向を計算するために、センサ320によって取得される(複数の)画像を受信および処理するように構成される、(制御装置199Cなどの)任意の適切なコンピュータに連結される。本明細書において記載されるように、ケースユニット検査セル142によって検出および/または確認されるケースユニット585の特徴の例は、ケースユニット585の寸法および形状、隣接するケースユニット585の間の分離間隔、ケースユニット585に対する最適な出口ベクトル、色、記述体、ロゴ、記号、およびケースユニット585の上面および/または概略図から見られ得るケースユニット585上の他の印刷体、他の彫版印刷体などが含まれるが、これらに限定されない。ケースユニット585の確認は、ケースユニット585の不具合(たとえば、ケースユニットに対する損傷、不測/不適当なケースユニットなど)を判定するように(たとえば、深度マップによって作り出される)ケースユニット585の3次元モデルと、ケースユニット585の所定のモデルとを比較することを含んでもよい。たとえば制御装置199Cのメモリに、または制御装置199Cにアクセス可能なメモリに保存される所定の判定基準は、欠陥のある商品の判定をもたらすように採用されてもよい。
【0030】
入庫/出庫ケースコンベヤ150Aのロボット322は、1つの場所から別の場所にケースユニット585を把持および移送するように構成される任意の適切な移送ロボットであってもよい。各ロボット322は、保管構造130の中に導入される(または保管構造130から取り除かれた)商品585を扱うように構成されるアームツール324の端部を含んでもよい。ロボット322は、各ケースユニット585を把持して、それぞれのケースユニット585の識別された特徴に基づいて、出荷コンベヤ325および排除コンベヤ326のうちの1つの上に、各ケースユニット585を位置付けるように構成される。たとえば、ケース検査セル142によって損傷していることが見出されたケースユニット585に関する情報が、ロボット322のうちの1つによって、層分解システム319および/またはケース検査セル142から排除コンベヤ326へと移送される。ロボット322はまた、本明細書においてより詳細に記載されるように、ケース配向システム500がコンパクトであるために、少なくとも2自由度(たとえば、線形および横方向の実効方向(effect set)Δ、ヨーθ回転)の分岐経路(shunt path)をケースユニットに付与して(
図3Bおよび6Aを参照)、それぞれのケースユニット585の識別された特徴に基づいて、入庫/出庫ケースコンベヤシステム150Aに含まれるケース配向システム500上に、再度配向されるそれぞれのケースユニットを位置付けるように構成されてもよい。また、ケース配向システム500は、(単独でまたはそれぞれのロボットと協働して)実質的にケースのフローの処理時間内で、(ケース配向システム500を通過する通過ケースユニット586の再配向されないケースのフローを実質的に中断することなく)対応するケースユニットの再配向をもたらす。理解され得るように、層分解システム319によってケースユニット585の間に生成される間隙333および335は、2つのロボット322がアームツール324のそれらの端部で、ケースユニット585を捕捉することを可能にする。一態様において、アームツール324の端部は、クランプを共に画定する複数の調整可能な垂直側部プレート340を含む。調整可能な垂直側部プレート340は、1つまたは複数のケースユニット585を把持および解放するために、互いに向かって、および互いから離れるよう、移動可能である。別の態様において、アーツール324の端部は、ケースユニット585を搬送するために、ケースユニット585を把持および解放するように構成される、バキュームグリッパーまたは任意の他の適切な把持装置である。
【0031】
入庫/出庫ケースコンベヤ150Aのシンギュレータ310の出荷は、特定のパターンに基づいて、所望の配向またはグループで、出荷コンベヤ325に位置付けられる、複数のケースユニット585のフローである。そのようなパターンの例は、特定の配向(どの配向が、たとえば、少なくとも保管構造130の高さ制限を満たすか)を含め、所定の任意の適切な配置に応じて集合されるケースユニット585のグループを含む。そのような配置される商品は、単一にされる(たとえば、パレット層から分離されて選択される領域に個々に移動される)といえる。
【0032】
図4を参照すると、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bの一部分およびパレタイザ/デパレタイザセル10Bが示され、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bの一部分およびパレタイザ/デパレタイザセル10Bは、ケース配向システム500を含む保管構造130からの出荷を形成する。一般的に、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bは、上述されるコンベヤ325、326と実質的に類似し、ここで、入庫/出庫ケースコンベヤ150の一部分は、ケース配向システム500によって形成されてもよい。ケースユニット検査セル142は、少なくとも部分的に、パレット層414におけるケースユニット585の配置をもたらすように、ケースユニット585の特徴(たとえば、上述のそれらの特徴)を識別するために、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bに沿って配置されるか、または、そうでなければ、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bに連結されてもよい。
【0033】
パレタイザ/デパレタイザセル10Bは、上述されるロボット322と実質的に類似し得る任意の適切なロボット422を含む。ロボット422は、パレット積載物PLを構築するためにケースユニット585を捕捉するか、または、そうでなければ、ケースユニット585を把持してある場所から所望の行先(destination)まで移動させるために、(上記したアームツール324の端部に実質的に類似した)アームツール424の任意の適切な端部を含む。一態様において、アームツール424の端部は、3-D動作(たとえば、少なくともθ(ヨー回転)とともに、x、y、z軸に沿う)が可能であってもよい。(実質的にケース配向システムのエンベロープ650の中で、アームツール324が類似する)アームツール424の端部のx、y方向の動きは、Δの分岐経路を形成し、したがって、θ回転は、ヨー回転をもたらす。したがって、アームツール424の端部は、所望のケース把持動作を容易にするために、適切な駆動部を備えた、ロボット422の適切な可動シャーシ462に配置されてもよい。
図4に示されるロボット422は、連結式アーム465と、連結式アーム465から垂下するアームツール424の端部と、を備える。ここでも、アームの連結は、x、y、z軸に沿ったアームツール424の端部の、所望の範囲の動作を可能にするようなものであってもよい。
図4に示したパレタイザ/デパレタイザセル10Bおよびロボット422の構成は例示的なものであって、他の態様において、パレタイザ/デパレタイザセル10Bおよびロボット422は、2015年2月24日に発行され、その開示内容がその全体を参照することによって、本明細書に組み込まれる米国特許第8,965,559号明細書に記載されている構成などの任意の他の適切な構成を有してもよい。取り出し場所と配置場所との間の経路および軌道を含む、ケースグリップの作動および動作は、適切なプログラミングにしたがって(制御装置199Cと通信するするかまたは制御装置199の一部を形成してもよい)パレタイザ制御装置464によって決定および命令される。理解されるように、たとえば、ケース識別、寸法、取り出し位置または場所を含む、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bによりパレタイザ/デパレタイザセル10Bに供給されるケースユニット585を取り出すアームツール424の端部に関連するデータは、制御装置199Cによって、パレタイザ制御装置464へと提供されてもよい。配置場所(たとえば、パレット積載物の所望の基準フレームにおける座標位置)などの、ケースグリップの、パレットPL上へのケースユニットの配置に関するデータは、その開示内容がその全体を参照することによって、本明細書に組み込まれる米国特許第8,965,559号明細書に記載されているものなどのプログラミング特徴にしたがって、この方法にしたがい、パレット積載ジェネレータにより生成されるパレット積載ソリューションから判定されてもよいし、パレタイザ制御装置464に提供されてもよい。
図4に見られるように、(たとえば倉庫管理システム199を介して初期化される)それぞれのオーダーに対応するケースユニット585は、所望の順序で、パレタイザ/デパレタイザセル10Bに供給されてもよい。
図4の例示的な構成は、ケースをパレタイザ/デパレタイザセル10Bに搬送する単一のアウトフィードコンベヤを有するものとして示されているが、他の態様において、それぞれのオーダーに対応するケースユニットをパレタイザ/デパレタイザセル10Bに供給するために、任意の適切な数のコンベヤが設けられてもよい。コンベヤという用語は、(上記したように)本明細書において、所望の搬送経路に沿って、ケースユニットを搬送することができる、任意の適切な搬送または運搬を意味するものとして用いられ、たとえば、可動ベルトコンベヤ、ローラまたは回転バーコンベヤあるいは他の適切な搬送が含まれる。ケースユニット585は、上述のように、所望の順序で待ち行列に入れられ、入庫/出庫ケースケースコンベヤ150Bの搬送コンベヤ上に配置され、同じ順序で到着し、パレタイザ/デパレタイザ10Bに搬送されてもよい。所望のケース順序は、たとえば、定められるか、制御装置199Cに既知のものでもよく、ケース識別子およびケース寸法などの他の関連する情報とともに、上述のようにパレタイザ制御装置464に伝えられるか、あるいはパレタイザ制御装置464と共有されてもよい。それぞれのオーダーに対応するケースユニットに関する情報も、パレタイザ制御装置464に伝えられてもよい。ゆえにパレタイザ制御装置464は、それぞれのオーダーを構成するケースユニット、および、パレット積載ジェネレータを用いたパレット積載構造の決定を可能にするケース情報(たとえば、ケース寸法、識別子など)を認識していてもよい。例として、
図4に示すように、ロボット422は、コンベヤ入庫/出庫ケースコンベヤ150Bからケースユニット585を取り出すように動作してもよい。いくつかの態様において、パレットの積載は、1つまたは複数のケースユニット585がパレット上への配置のために再配向されることを必要としてもよい。再配向されるケースユニットは、ロボット422によるなどの任意の適切な方法で、本明細書に記載されるようなケースユニットの再配向のためのケース再配向システム500の付勢支持部520に移送される。再配向されるケースは、ロボット422によって、ケース配向システム500からパレットに移送されてもよい。
【0034】
ここで、
図3A~3B、5A~5E、および6A~6Fを参照すると、ケース配向システム500がより詳細に記載される。ケース配向システム500は、受容される最大のケースユニット585(
図5D)または(上述されるもののような)任意の適切な寸法を有するケースユニットを扱うように構成され、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bの標準的な(即ち、システムの受容される最大ケースサイズに対して再配向されない)長さのコンベヤセクション(conveyor sections)と交換されてもよい(
図1)。ケース配向システム500は、ケースユニット585を再配向し、ケースのフローの処理時間内にすべて、ケースユニット585をケース再配向システム500から下流のコンベヤセクション(たとえば、出荷コンベヤ325セクションおよび排除コンベヤ326セクションのうちのそれぞれ1つ(
図3Aおよび3B)など)に搬送するために、その場で、ケースユニットの抜き取りを含む。たとえば、ケース配向システム500は、フレーム501と、フレーム501に回転可能に連結される横移動搬送部510と、フレーム501に移動可能に連結される付勢支持部520とを含む。フレーム501は、上流および/または下流のコンベヤセクションのいずれかのケース移送面390と実質的に同一平面上にあるケース配向システム500の参照基準面(reference datum)(たとえば、ケース移送面)590を配置する任意の適切な構成を有してもよい(
図3A参照)。ケース移送面390は、横移動搬送部510の横移動方向598を画定する横移動軸595に実質的に整列する、運搬されるケースユニットを配置する参照基準面縁部513LE1、513LE2によって、実質的に境界付けられる。参照基準面縁部513LE1、513LE2は、横移動搬送部510の横移動軸595上で通過する、受容される最大のサイズまでのすべてのケース、および記載されるような再配向ケース587に対して共通である。
【0035】
横移動搬送部510は、横移動回転軸(traverse pivot direction)511の周りで回転可能にフレーム501に連結される横移動フレーム(traverse frame)512を含む。可動プラットホーム513は、横移動フレーム501に連結される。可動プラットホーム513は、実質的に可動プラットホーム513に亘って及ぶ(上記したものなどの)所定の大きさのケースを支持するように構成される(即ち、実質的に連続的な可動プラットホーム513の領域は、以下にさらに記載されているように、倉庫システムまたは流通設備100WSにおいて扱われるケースユニット585のうちで最大のもの(たとえば、受容される最大のケースユニット)の付勢表面(bias surface)587BSの領域と実質的に一致する)。可動プラットホーム513は、横移動軸595に沿って、ケースユニット585を支持および搬送するように構成され、ここで、可動プラットホームは、ケース配向システム500から、たとえば、下流のコンベヤセクションに、ケースユニット585を搬送する。他の態様において、可動プラットホームは、少なくとも部分的に、ケースユニット585を、上流のコンベヤセクションからケース配向システム500に搬送してもよい。一態様において、可動プラットホーム513は、実質的に連続しており、ベルトコンベヤ(belted conveyor)513Bを形成する。しかし、他の態様において、可動プラットホームは、(マットトップ型(mat-top)、チェーントップ型(chain-top)、もしくはその他の適切なベルトコンベヤなどの)可動のベルトコンベヤ、ローラもしくは回転バーコンベヤ、または他の適切な搬送手段のうちの1つまたは複数のものを含んでもよい。一態様において、任意の適切なコンベヤ駆動システム580(
図5B)(たとえば、駆動モータ、トランスミッションなど)は、横移動方向598へのケース配向システム500に亘って、ケース搬送をもたらすために、可動プラットホーム513を駆動させる/移動させるように、横移動フレーム512および可動プラットホーム513に連結される。
【0036】
一態様において、可動プラットホーム513は、たとえば、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bと同等の全長を有する(即ち、ケース配向システム500の可動プラットホーム513は、入庫/出庫ケースコンベヤ150A、150Bのそれぞれのコンベヤに対して、単一のまたは共通の軸(横移動軸595)を形成する(
図3参照))。可動プラットホーム513は、通過ケースユニット586を支持し、通過ケースの横移動方向598において、横移動軸595に沿って、通過ケースユニット586を搬送し、再配向ケース587を支持し、再配向される横移動方向594において、再配向ケース587を搬送するように構成される。一態様において、参照基準面590は、横移動搬送部510の移動の際に、共通のケース支持面590Cと同一平面をなすように、再配向される横移動方向594が通過ケースの横移動方向598に実質的に一致するように、再配向ケースユニット587を位置付ける。留意されるように、縁部513LE1、513LE2は、その中で運搬される通過ケース586および再配向ケースユニット587を位置付けるために、参照基準面590の縁部を形成するので、再配向ケースユニット587は、入庫-出庫ケースコンベヤ150の横移動方向598を画定する横移動軸595に整列する通過ケースユニット596とともに、実質的に整列する。以下にさらに記載されるように、付勢支持部520は、上記の縁部513LE1と513LE2との間において、参照基準面590に対して、再配向ケースユニット587を位置合わせするように、付勢支持520から実質的に連続的な可動プラットホーム513への再配向ケースユニット587の搬送をもたらすように構成される(付勢支持部520は、実質的に連続的な可動プラットホーム513上で、縁部513LE1、513LE2に対して実質的に位置合わせされる位置に、再配向ケースユニット587を配置し、再配向動作と実質的に一致する、入庫-出庫ケースコンベヤ150(
図5Dおよび5E参照)の横移動方向598を画定する横移動軸595上で、再配向ケースユニット587を実質的に整列させることで、再配向後に、再配向ケースユニット587を横移動軸595に整列するために、再配向ケースユニット587のさらなる位置合わせはない)。
【0037】
任意の適切なコンベヤ回転システム570が、フレーム501と横移動フレーム512との両方に連結されてもよい。コンベヤ回転システム570は、独立して制御される横移動回転軸511の周りでの横移動搬送部510の回転動作をもたらすように構成されてもよい。一態様において、コンベヤ回転システム570は、付勢部材(biasing member)571と、アクチュエータ572とを含む。アクチュエータ572は、付勢支持部520に向かって(および/または付勢支持部520から離れるように)横移動搬送部510を横移動回転軸511の周りで回転させるように、方向597への横移動搬送部510の回転動作(伸長)を制御する。アクチュエータ572は、付勢支持部520から離れるように(および/または付勢支持部520に向かって)横移動搬送部510を横移動回転軸511の周りで回転させるように、方向596への横移動搬送部510の回転動作(収縮)も制御してもよい。別の態様において、複数のアクチュエータは、両方の方向596、597において、横移動搬送部510を横移動回転軸511の周りで制御可能に回転させるように、横移動搬送部の制御される伸長および収縮をもたらしてもよい。(複数の)アクチュエータ572は、(複数の)リニアアクチュエータ、あるいはそれぞれのサーボモータ570M、または任意の他の適切なモータによって駆動され得る(複数の)任意の他の適切なアクチュエータであってもよい。一態様において、アクチュエータ572は、サーボモータ570Mによって駆動されてもよく、他の態様において、アクチュエータ572は、油圧または他の電気モータによって駆動され、さらに他の態様において、アクチュエータは、収縮時にサーボモータによって駆動され、伸長時に油圧または他の電気モータによって駆動されてもよく、ここで、方向597への付勢支持部520に向かう横移動搬送部510の回転動作は、反対回転方向596への横移動搬送部510の回転動作よりも精密ではない。なお、(ベルトコンベヤ513Bの表面513BSなどの)可動プラットホーム513の表面513BSは、横移動搬送部510が
図5Aおよび5Eに示されるような収縮位置(retracted position)にある状態で、参照基準面(たとえば、ケース移送/支持面)590を形成する。付勢部材571は、アクチュエータ572の(たとえば、作業容量を超える)過負荷を実質的に防止するように構成される。たとえば、付勢部材571は、空気バネ、コイルバネ、またはアクチュエータの過負荷を実質的に防止するために、横移動搬送部510の動作を促進および/または抑制(assist and/or dampen)させ得る他の適切なエネルギ吸収器を備えてもよい。
【0038】
付勢支持部520は、フレーム501に移動可能に連結され、横移動搬送部510と対向するフレーム501に対して移動するように、横移動搬送部501に隣接するか、または横移動搬送部501に対向して配置される。付勢支持部520は、参照基準面590に対して第1の配向1000(
図6B)でケースユニット585を支持するように構成される支持/押圧面520Sを含む。たとえば、付勢支持部520は、ケースユニット検査セル142によって再配向ケースユニット587として識別されたケースユニット585が、パレタイジング/デパレタイジングロボット、押圧アームなどによるなどの任意の適切な方法で、付勢支持部520上に位置付けられ得るように構成され、ここで、再配向ケースユニット587の着座面587SS(
図6E)は、支持面520S上に当接および着座(engaged and seated)される。たとえば、再配向ケースユニット587は、ロボット322、422によって押圧されるか、または取り出されて配置されてもよいし、あるいはケース配向システム500上にそれぞれの再配向ケースユニット587を位置付ける他の任意の適切な方法で移送されてもよい。それぞれの配向ケースユニット587は、再配向のために位置付けられるように、分岐経路(たとえば、線形および横方向移動の実効方向(effect set)Δ、ヨーθ回転(
図3Bおよび6A参照))に沿って、横移動搬送部510から付勢支持部520に押圧されてもよい(即ち、ケース配向システム500は、横移動搬送部510および付勢支持部520がロボットアームの届く範囲内にあるようにして、ロボット322、422の空間エンベロープ(space envelope)650内にある)。上述されるように、再配向動作は、(ケース配向システム500を通過する再配向されないケースのフローを実質的に中断することなく)実質的にケースのフローの処理時間内にある。
図5Aおよび5Eに示されるように、支持面520Sは、付勢支持部520が収縮される位置にある状態で、参照基準面590と同一平面上にあってもよい。横移動搬送部510の可動プラットホーム513および付勢支持部520は、共通のケース支持面590Cを形成するように構成され、共通のケース支持面590Cは、ケース配向システム500によって支持される再配向ケースユニット587が付勢支持部520と横移動支持部510との間で(ロボット322、422などによって)押圧され得るように、フレーム501の参照基準面590の少なくとも一部を形成する(
図5Aおよび5E参照)。
【0039】
一態様において、任意の適切な付勢支持部移動システム575が、フレーム501と横移動フレーム512との両方に連結されてもよい。付勢支持部移動システム575は、独立して制御される付勢支持部520の移動をもたらすように構成される。一態様において、付勢支持部移動システム575は、再配向ケースユニットの587の配向が第1の配向1000から第2の異なる配向2000に変化する(即ち、90°回転する)ように、付勢支持部520上に支持される再配向ケースユニット587を傾斜支点部(tipping fulcrum)600に当接(engage)させるように、横移動搬送部510に対して付勢支持部520を移動させるように構成される。たとえば、着座面587SSが付勢支持部520上に着座した状態での再配向ケースユニット587は、再配向ケースユニット587が横移動搬送部510に遷移されるように回転される。横移動搬送部510に一度移行されると、再配向ケースユニット587の付勢面587BSは、第2の異なる配向2000で横移動搬送部510の可動プラットホーム513に対して着座し、再配向ケースユニット587の着座面587SSは、付勢支持部520との当接が解除される。一態様において、再配向ケースユニット587の再配向は、付勢面587BSが可動プラットホーム513に着座した状態でのケースユニット587が横移動方向594に移動している状態で、発生してもよい。一方、他の態様では、再配向ケースユニット587の再配向は、ケースユニット587が停止し、付勢面587BSが可動プラットホーム513に着座した状態で、発生してもよい。
【0040】
一態様において、付勢支持部移動システム575は、横移動搬送部510に向かって(および横移動搬送部510から離れるように)、付勢支持部520をプレート回転軸521の周りで回転させるように、付勢支持部520を方向596、597に回転させるために、少なくとも1つのアクチュエータ576を含む回転システムである。他の態様において、1つ以上のアクチュエータが、プレート回転軸521の周りで両方の方向569、567に付勢支持部520を制御可能に回転させるように、付勢支持部520の伸長および収縮を別々に制御するために、設けられてもよい(たとえば、上記したような伸長収縮アクチュエータ(an extension and retraction actuator))。(複数の)アクチュエータ576は、リニアアクチュエータまたは任意の他の適切なアクチュエータであってよく、それぞれのサーボモータまたは任意の他の適切なモータによって駆動されてもよい。横移動回転軸511およびプレート回転軸521の各々は、横移動軸595に沿って延在する。他の態様において、横移動回転軸511およびプレート回転軸521のうちの1つまたは複数は、横移動軸595に横移動する方向に延在してもよい。一態様において、横移動回転軸511およびプレート回転軸521は、同一線上にある。一方で、他の態様において、横移動回転軸511およびプレート回転軸521は、互いから空間的にオフセットされてもよい。
【0041】
一態様において、付勢支持部520は、付勢支持部520と可動プラットホーム513との間に間隙533を形成するように、可動プラットホーム513から離間している。横移動回転軸511およびプレート回転軸521は、横移動搬送部510および付勢支持部520のうちの一方の、横移動搬送部510および付勢支持部520のうちの他方に対する実質的に干渉のない自由な独立した回転をもたらすように、間隙533内に(たとえば、横移動搬送部510と付勢支持部520との間に)位置してもよい。他の態様において、横移動搬送部510および付勢支持部520は、横移動搬送部510および付勢支持部520のうちの一方の、横移動搬送部510および付勢支持部520のうちの他方に対する実質的に干渉のない自由な独立した回転をもたらすように、互いに対する任意で適切な空間的関係および任意の適切な構成を有してもよい。
【0042】
一態様において、ケース配向システム500は、実質的に共通のケース支持面590C沿って延在する横移動面を形成するように、間隙533内に配置され、付勢支持部520と横移動搬送部510との両方に連結される柔軟性支持ウェブ545を含む。柔軟性支持ウェブ545は、その上で、再配向ケースユニット587が付勢支持部520と可動プラットホーム513との間での移動のために横移動する搭載面を形成してもよい。
図5Dおよび5Eにおいて見られ得るように、柔軟性支持ウェブ545は、任意の適切な材料(たとえば、マットトップ型コンベヤ材料など)から構成されてもよく、付勢支持部520および横移動搬送部510がそれぞれの横移動回転軸511およびプレート回転軸521の周りで互いに向かって回転するときなど、柔軟性支持ウェブ545は、付勢支持部520とプレート回転支持部510との間の空間において、屈曲/重畳されるように構成される。
【0043】
図1、5A、6A~6F、および7を参照すると、ケース配向システム500の例示的な運用が記載される。一態様において、履行オーダーは、ケースユニットの補充のために、たとえば小売店から受け取られる(例示的な運用は、履行オーダー(即ち、出荷)に対して記載されるが、当該動作は、ケースの搬入および保管(即ち、入荷)と実質的に類似する)。倉庫システム100WSの制御装置199Cは、オーダーを履行するために、ケースユニット出荷計画を決定する。オーダーされたケースユニット585は、出庫ケースコンベヤ150Bに移送されるために、任意の適切な方法で識別および登録される。たとえば、オーダーされたケースユニット585は、保管および取り出しシステム100の保管構造130から取り出すために、制御装置199Cによって識別されてもよい。これらの識別されたケースユニット585(即ち、受容される最大のケースサイズ)は、1つまたは複数のボット110が識別されたケースユニット585を収集し、出庫ケースコンベヤ150Bに識別されたケースユニット585を移送するように、制御装置199Cから1つまたは複数のボット110に伝達されてもよい。識別されたケースユニット585が出庫ケースコンベヤ150Bに一度到着すると、識別されたケースユニット585は、横移動軸595に沿って、パレタイザセル10Bに移送されるために、出庫ケースコンベヤ150B上に(手動または自動で)配置される。出庫ケースコンベヤ150上において、識別されたケースユニット585は、たとえば制御装置199Cに通信可能に連結されるケースユニット検査セル142を通過し、ここで、センサ320は、通過する各ケースユニットを検知するように、ケースユニットを画像化し、ケースユニットを特徴付け(たとえば、上述されるように、大きさ、配向、など)、ロボットマニピュレータ14に既知である基準フレーム(たとえば、座標系)におけるケースユニットの座標および配向を算出する。ケースユニット検査セル142は、通過ケースユニット586(即ち、再配向を回避する)または再配向ケースユニット587のいずれかとして、各ケースユニットを識別する。ケースユニットが通過ケースユニット586として識別されると、ケースユニットは、(ケース配向システム500の横移動搬送部510を含む)出荷コンベヤ325の横移動軸595に沿って、パレタイザセル10Bに運搬され続ける(
図7、ブロック7001)。パレタイザセル10Bにおいて、ケースユニットは、ロボットマニピュレータ14によってパレットに移送される(
図7、ブロック7002)。
【0044】
ケースユニットがケースユニット検査セル142によって再配向ケースユニット587として指定される(is flagged)と、制御装置199Cは、情報を、たとえばパレタイザ制御装置464に伝達する(上述されるように、パレタイザ制御装置464は、制御装置199Cの一部であるか、または制御装置199Cの一部を形成してもよいし、あるいは別の制御装置であってもよい)。上述されるように、ケース配向システム500は、ケースユニット検査セル142によって再配向ケースユニット587として識別されたケースユニット585の再配向をもたらすように、出庫ケースコンベヤ150a(および横移動軸596)と一致して配置される。ケース配向システム500は、所定のケースユニット出荷計画に応じて、ケースユニット587を再配向する。パレタイザ制御装置464は、ケース配向システム500の付勢支持部520上で再配向されるケースユニット587を移送するために、ロボットマニピュレータ14を(制御装置199Cから受信した情報に応じて)指示する。ロボットマニピュレータ14は、ケースユニット検査セル142によって識別された特徴に基づいて、アームツールの端部を用いて、ケースユニット587を出荷コンベヤ325から取り出す(たとえば、把持する)か、またはケースユニット587を押圧し、ケースユニット587の着座面587SSが付勢支持部520に対して当接および着座し、ケースユニット587を第1の配向1000で支持するようにして、ケースユニット587を付勢支持部587上に位置付ける(
図6A)(即ち、それぞれの再配向ケースユニット587は、分岐経路(たとえば、再配向のために位置付けられるように、横移動搬送部510から付勢支持部520への線形および横方向の実効方向Δ、ヨーθ回転)に沿って移動される)(
図7、ブロック7010)。ケースユニットが付勢支持部520上に位置付けられた状態で、コンベヤ回転システム570および付勢支持部移動システム575は、それぞれが独立して制御された移動をもたして、ケースユニット587を再配向するために駆動される(即ち、ケースユニット587は、再配向ケースユニット587が移送中に実質的に支持されるように、付勢支持部520と横移動搬送部510との間の移送中において安定して支持される)。上述されるように、再配向動作は、実質的にケースのフローの処理時間内で(ケース配向システム500を通過する再配向されないケースのフローを実質的に中断することなく)行われる。たとえば、横移動搬送部510の回転移動を制御するアクチュエータ572は、方向597に横移動回転軸511の周りで付勢支持部520に向かって、横移動搬送部510を回転させるように駆動される(
図6C参照)。一態様において、横移動搬送部510は、共通のケース支持面590Cに対して約60°であるか、または他の適切な角度で、回転される。
【0045】
一態様において、付勢支持部移動システム575は、回転システムであり、付勢支持部520の回転移動を制御するアクチュエータ576は、方向596において、プレート回転軸521の周りで、横移動搬送部510に向かって、付勢支持部520を(その上のケースユニット587とともに)回転させるように、アクチュエータ572と実質的に同時に、駆動される。別の態様において、アクチュエータ576は、アクチュエータ572が最大の回転点(たとえば、約60°)に到達すると駆動される。ケースユニット587が横移動搬送部510に接触すると、アクチュエータ572は、(たとえば、横移動搬送部510および付勢支持部520が互いに対して直角(約90°)であるときに)横移動搬送部が方向597に回転することを止めるように、動作を停止する(
図6D)。一態様において、ケースユニットを90°に再配向するように、横移動搬送部510をその元の位置に戻すために、横移動搬送部510および付勢支持部520は、ともに直角の位置にあるユニットとして、ケース配向システム500(
図6E)の共通のケース支持面590Cに対して、方向596に回転する(
図7、ブロック7011)。この態様において、付勢支持部520は、付勢支持部520から横移動搬送部510へのケースユニット587の移送をもたらす。参照基準面590は、ケースユニット587の下流への搬送のために、ケースユニット587が出庫ケースコンベヤ150B上に整列するように、ケースユニット587を位置付けおよび位置合わせする(即ち、上記のケースユニットは、上記のコンベヤの参照基準面590の縁部を形成する縁部513LE1、513LE2を超えて延在しておらず、再配向ケースユニット587は、再配向動作と実質的に一致する入庫-出庫ケースコンベヤ150の横移動方向598を画定する横移動軸595に整列する通過ケースユニット586とともに整列されることで、再配向ケースユニット587を再配向後の横移動軸595と整列するような、再配向ケースユニット587のさらなる位置合わせは行われない)(
図7、ブロック7012)。別の態様において、付勢支持体520は、付勢支持体520が横移動搬送部510にその元の位置へと追従しないように、ケースユニット587を横移動搬送部510に移送する際に、その元の位置に戻る。ケースユニット587が一度再配向されると、ケースユニット587は、パレタイザセル10Bに自由に搬送される(
図7、ブロック7013)。
【0046】
上述されるように、パレタイザセル10Bが、制御装置199Cによって決定されるケースユニット出荷計画に応じたパレット上への配置のために、自動の保管および取り出しシステム100からケースユニットを受容するために、パレタイザセル10Bは、出庫ケースコンベヤ150Bと通信する。ケースユニットは、入庫/出庫ケースコンベヤ150Bを介してパレタイザセル10Bに到達し、ロボットケースマニピュレータ14によって取り出され、ケースユニット出荷計画に基づいて、パレット積載物を構築するように、パレット上に順次配置される。
【0047】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムが提供される。当該ケース配向システムは、参照基準面を有するフレームと、フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動搬送部であって、横移動搬送部が、横移動軸に沿って、ケース横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、実質的に連続的な可動プラットホームが、ケース横移動方向を別の横移動方向に配向させるように、横移動回転軸の周りで回転する、横移動搬送部と、横移動搬送部に隣接および対向して配置され、横移動搬送部に対向してフレームに対して移動するように、フレームに移動可能に連結される付勢支持部であって、付勢支持部が、参照基準面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するために、少なくとも1つのケースの着座面に対して当接および着座するように構成される、付勢支持部とを含み、実質的に連続的な可動プラットホームおよび付勢支持部は、少なくとも1つのケースの付勢面が別の横移動方向において実質的に連続的な可動プラットホームに対して着座し、少なくとも1つのケースの着座面が付勢支持部との当接を解除するために、少なくとも1つのケースの配向が第1の配向から第2の異なる配向に変化するように、少なくとも1つのケースを傾斜支点部に当接させるために、互いに対して移動するように構成される。
【0048】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、付勢支持部は、支持回転軸であって、横移動搬送部および付勢支持部が横移動回転軸および支持回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いに向かって回転する、支持回転軸の周りで回転する。
【0049】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、付勢支持部上に支持される少なくとも1つのケースは、実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送される。
【0050】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、基準面を画定し、少なくとも1つのケースは、実質的に連続的な可動プラットホームを、少なくとも1つのケースがその上に移送された状態で、位置決めし、横移動軸に整列するように、ケースを別の方向と異なる方向に配向するときに、少なくとも1つのケースが横移動軸と実質的に一致する横移動方向に配置されるように、付勢支持部によって、基準面に対して、予め位置決めされる、
【0051】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームの領域は、ケース配向システムに受容される少なくとも1つのケースのうちの最大物の付勢面の領域に実質的に適合する形状および大きさに形成される。
【0052】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、約30インチの幅を有する。
【0053】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、付勢支持部は、付勢支持部と実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、ケース配向システムは、間隙内に配置され、付勢支持部と横移動搬送部との両方に連結される、柔軟性支持ウェブをさらに備える。
【0054】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、付勢支持部は、付勢支持部から実質的に連続的な可動プラットホームへの少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、複数の側部縁部の間に延在する。
【0055】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、付勢支持部は、複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、少なくとも1つのケースを実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する。
【0056】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える。
【0057】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、方法が提供される。当該方法は、参照基準面を有するフレームを提供するステップと、横移動回転軸の周りでフレームに回転可能に連結される横移動搬送部を提供するステップであって、横移動搬送部が、横移動軸に沿って、ケース横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、実質的に連続的な可動プラットホームが、ケース横移動方向を別の横移動方向に配向させるように、横移動回転軸の周りで回転する、横移動搬送部を提供するステップと、横移動搬送部に隣接および対向して配置され、横移動搬送部に対向してフレームに対して移動するように、フレームに移動可能に連結される付勢支持部を提供するステップであって、付勢支持部が、参照基準面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するために、少なくとも1つのケースの着座面に対して当接および着座するように構成される、付勢支持部を提供するステップと、少なくとも1つのケースの付勢面が別の横移動方向において実質的に連続的な可動プラットホームに対して着座し、少なくとも1つのケースの着座面が付勢支持部との当接を解除するために、少なくとも1つのケースの配向が第1の配向から第2の異なる配向に変化するように、少なくとも1つのケースを傾斜支点部に当接させるために、実質的に連続的な可動プラットホームおよび付勢支持部を互いに対して移動させるステップとを含む。
【0058】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムが提供される。当該ケース配向システムは、参照基準面を有するフレームと、フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動部であって、横移動部が、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含み、実質的に連続的な可動プラットホームが、横移動回転軸の周りで回転する、横移動部と、横移動部に隣接して配置され、フレームにプレート回転軸の周りで連結される支持プレートであって、支持プレートが、参照基準面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するように構成される、支持プレートとを含み、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートは、支持プレート上に第1の配向で支持される少なくとも1つのケースが、実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転するように構成され、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートは、記支持プレートから実質的に連続的な可動プラットホームに移送するように、第1の回転軸および第2の回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに対して回転するように構成され、実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される少なくとも1つのケースは、参考基準面に対して、第1の配向と異なる第2の配向を有する。
【0059】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートは、共通のケース支持面を形成するように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転するように構成され、共通のケース支持面は、フレームの参照基準面を形成する。
【0060】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、支持プレートと実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、ケース配向システムは、間隙内に配置され、支持プレートと横移動部との両方に連結される柔軟性支持ウェブをさらに備える。
【0061】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、横移動回転軸およびプレート回転軸は、同軸であり、横移動方向に沿って延在する(各軸は、横移動方向に沿って延在する)。
【0062】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、支持プレートは、支持プレートから実質的に連続的な可動プラットホームへの少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、複数の側部縁部の間に延在する。
【0063】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、少なくとも1つのケースを実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する。
【0064】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える。
【0065】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムは、フレームおよび横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータであって、横移動回転アクチュエータが、横移動部を横移動回転軸の周りで回転させるように構成される、横移動回転アクチュエータと、横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、プレート回転アクチュエータが、フレームおよび支持プレートの両方に連結され、プレート回転アクチュエータが、支持プレートをプレート回転軸の周りで回転させる、プレート回転アクチュエータとをさらに含む。
【0066】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムは、横移動方向において、約30インチ(約740mm)の長手方向の長さを有する。
【0067】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、保管および取り出しシステムが提供される。当該保管および取り出しシステムは、マルチレベル保管構造と、マルチレベル保管構造に連結されるケース操作セルであって、ケース操作セルが、マルチレベル保管構造に通信可能に連結されるコンベヤであって、コンベヤが、マルチレベル保管構造とケース操作セルとの間に少なくとも1つのケースの移送をもたらすように構成されるケース支持面を有する、コンベヤと、コンベヤに連結されるケース配向システムであって、ケース配向システムとコンベヤとの間で、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含む横移動部であって、実質的に連続的な可動プラットホームが、コンベヤのケース支持面に対して、横移動回転軸の周りで回転するように構成される、横移動部と、横移動部に隣接して配置される支持プレートであって、支持プレートが、プレート回転軸の周りで回転可能であり、コンベヤのケース支持面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するように構成される、支持プレートとを有する、ケース配向システムとを含む、ケース操作セルとを含み、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートは、第1の配向で支持プレート上に支持される少なくとも1つのケースが、実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転するように構成され、実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される少なくとも1つのケースは、コンベヤのケース支持面に対して、第1の配向と異なる第2の配向を有する。
【0068】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、保管および取り出しシステムは、コンベヤ支持面に対して所定の高さを超える少なくとも1つのケースのうちのケースを検出するように構成されるケースユニット検査セルをさらに含む。
【0069】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、保管および取り出しシステムは、再配向のために、所定の高さを超える、複数のケースのうちの少なくとも1つを支持プレート上に配置するように構成されるケース操作ロボットをさらに含む、
【0070】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、保管および取り出しシステムは、コンベヤへの移送のために、所定の高さ以内である少なくとも1つの他のケースを横移動部上に配置するように構成されるケース操作ロボットをさらに含む。
【0071】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートは、ケース支持面の一部分を形成するように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転するように構成される。
【0072】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、支持プレートと実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、ケース配向システムは、間隙内に配置され、支持プレートおよび実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブをさらに備える。
【0073】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、横移動回転軸およびプレート回転軸は、同軸であり、横移動方向に沿って延在する(各軸は、横移動方向に沿って延在する)。
【0074】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、支持プレートは、支持プレートから実質的に連続的な可動プラットホームへの少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、複数の側部縁部の間に延在する。
【0075】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、少なくとも1つのケースを実質的に連続的な可動プラットホーム上に配置する。
【0076】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える。
【0077】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、保管および取り出しシステムは、フレームおよび横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータであって、横移動回転アクチュエータが、横移動部を横移動回転軸の周りで回転させるように構成される、横移動回転アクチュエータと、横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、プレート回転アクチュエータが、フレームおよび支持プレートの両方に連結され、プレート回転アクチュエータが、支持プレートをプレート回転軸の周りで回転させる、プレート回転アクチュエータとをさらに含む。
【0078】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムは、横移動方向において、約30インチ(約740mm)の長手方向の長さを有する。
【0079】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、自動化されたケース配向の方法が提供される。当該方法は、参照基準面を有するフレームと、フレームに横移動回転軸の周りで回転可能に連結される横移動部と、横移動部に隣接して配置され、フレームにプレート回転軸の周りで連結される支持プレートとを提供するステップと、参照基準面に対して第1の配向で、支持プレートによって支持されるケースを支持プレート上に配置するステップと、第1の配向で支持プレート上に支持される少なくとも1つのケースが、実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、横移動部の実質的に連続的な可動プラットホーム、および支持プレートを互いに向かって回転させるステップとを含み、実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される少なくとも1つのケースは、コンベヤの参照基準面に対して、第1の配向と異なる第2の配向を有する。
【0080】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートを、共通のケース支持面を形成するように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いから離れるように回転させるステップをさらに含み、共通のケース支持面は、フレームの参照基準面を形成する。
【0081】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、支持プレートと実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、当該方法は、間隙内に配置され、支持プレートおよび実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブを提供するステップをさらに含む。
【0082】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、横移動回転軸およびプレート回転軸は、同軸であり、横移動方向に沿って延在する(各軸は、横移動方向に沿って延在する)。
【0083】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、当該方法は、支持プレートから実質的に連続的な可動プラットホームへの少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、支持プレートを複数の側部縁部の間に延在させるステップをさらに含む。
【0084】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートによって、複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、少なくとも1つのケースを実質的に連続的な可動プラットホーム上に位置付けるステップをさらに含む。
【0085】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える。
【0086】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、フレームおよび横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータによって、横移動部を横移動回転軸の周りで回転させるステップと、横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、プレート回転アクチュエータが、フレームおよび支持プレートの両方に連結される、プレート回転アクチュエータによって、支持プレートをプレート回転軸の周りで回転させるステップとをさらに含む。
【0087】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムは、横移動方向において、約30インチ(約740mm)の長手方向の長さを有する。
【0088】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、自動化されたケース配向の方法が提供される。当該方法は、保管および取り出しシステムのマルチレベル保管構造を提供するステップと、マルチレベル保管構造に連結されるケース操作セルであって、マルチレベル保管構造に通信可能に連結されるコンベヤと、コンベヤに連結されるケース配向システムであって、ケース配向システムとコンベヤとの間で、横移動方向において、少なくとも1つのケースを支持および搬送するように構成される、実質的に連続的な可動プラットホームを含む横移動部と、横移動部に隣接して配置され、コンベヤのケース支持面に対して第1の配向で、少なくとも1つのケースを支持するように構成される支持プレートとを有する、ケース配向システムとを含む、ケース操作セルを提供するステップと、コンベヤによって、マルチレベル保管構造とケース操作セルとの間において、少なくとも1つのケースの移送をもたらすステップと、第1の配向で支持プレート上に支持される少なくとも1つのケースが、実質的に連続的な可動プラットホームに安定的に移送されるように、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートを、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで、互いに向かって回転させるステップとを含み、実質的に連続的な可動プラットホーム上に支持される少なくとも1つのケースは、コンベヤのケース支持面に対して、第1の配向と異なる第2の配向を有する。
【0089】
D2 本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケースユニット検査セルによって、コンベヤ支持面に対して所定の高さを超える、少なくとも1つのケースのうちのケースを検出するステップをさらに含む。
【0090】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース操作ロボットによって、再配向のために、所定の高さを超える、複数のケースのうちの少なくとも1つを支持プレート上に配置するステップをさらに含む。
【0091】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース操作ロボットによって、コンベヤへの搬送のために、所定の高さ以内である少なくとも1つの他のケースを横移動部上に配置するステップをさらに含む。
【0092】
D5 本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームおよび支持プレートを、ケース支持面の一部分を形成するように、横移動回転軸およびプレート回転軸のうちのそれぞれの1つの周りで互いから離れるように回転させるステップをさらに含む。
【0093】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートは、支持プレートと実質的に連続的な可動プラットホームとの間に間隙を形成するように、実質的に連続的な可動プラットホームから離間しており、当該方法は、間隙内に配置され、支持プレートおよび実質的に連続的な可動プラットホームの両方に連結される柔軟性支持ウェブを提供するステップをさらに含む。
【0094】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、横移動回転軸およびプレート回転軸は、同軸であり、横移動方向に沿って延在する(各軸は、上記の横移動方向に沿って延在する)。
【0095】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、横移動方向に延在する複数の側部縁部を備え、当該方法は、支持プレートから実質的に連続的な可動プラットホームへの少なくとも1つのケースの移送をもたらすように、支持プレートを複数の側部縁部の間に延在させるステップをさらに含む。
【0096】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、支持プレートによって、複数の側部縁部のうちの1つから少なくとも所定の距離をおいて、少なくとも1つのケースを実質的に連続的な可動プラットホーム上に位置決めするステップをさらに含む。
【0097】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、実質的に連続的な可動プラットホームは、ベルトコンベヤを備える。
【0098】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、フレームおよび横移動部の両方に連結される横移動回転アクチュエータによって、横移動部を横移動回転軸の周りで回転させるステップと、横移動回転アクチュエータから分離された別個のプレート回転アクチュエータであって、プレート回転アクチュエータが、フレームおよび支持プレートの両方に連結される、プレート回転アクチュエータによって、支持プレートをプレート回転軸の周りで回転させるステップとをさらに含む。
【0099】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、ケース配向システムは、横移動方向において、約30インチ(約740mm)の長手方向の長さを有する。
【0100】
上述の記載は、本開示の態様の単なる例示にすぎないことが理解されるべきである。様々な変更および修正が、当業者によって本開示の態様を逸脱することなく実施され得る。したがって、本開示の態様は、添付の請求項の範囲内にあるこのような変更、修正および変異の全てを含むことを意図されている。さらに、異なる特徴が互いに異なる従属請求項または独立請求項に記載されているという単なる事実は、これらの特徴の組み合わせが本開示の態様の範囲内に留まるように有利に使用することができないことを示すものではない。
【国際調査報告】