特表 2023-505623 テーピングタイツ

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2023-02-10

(54)【発明の名称】テーピングタイツ

(51)【国際特許分類】

   A41D 13/05 20060101AFI20230203BHJP

   A41D 13/06 20060101ALI20230203BHJP

   A41B 11/14 20060101ALI20230203BHJP

   A41B 9/04 20060101ALI20230203BHJP

   A41C 1/00 20060101ALI20230203BHJP

【ＦＩ】

A41D13/05 143

A41D13/05 125

A41D13/05 136

A41D13/06

A41B11/14 B

A41B11/14 E

A41B9/04 G

A41C1/00 E

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2021568232

(86)(22)【出願日】2020-12-07

(85)【翻訳文提出日】2021-11-15

(86)【国際出願番号】 KR2020017714

(87)【国際公開番号】W WO2022092417

(87)【国際公開日】2022-05-05

(31)【優先権主張番号】10-2020-0140941

(32)【優先日】2020-10-28

(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR

(31)【優先権主張番号】10-2020-0147253

(32)【優先日】2020-11-06

(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】518059956

【氏名又は名称】ラシュバン・コーリア・カンパニー・リミテッド

(74)【代理人】

【識別番号】100130111

【弁理士】

【氏名又は名称】新保 斉

(72)【発明者】

【氏名】ペク、ギョン ス

【テーマコード（参考）】

3B011

3B018

3B128

3B131

【Ｆターム（参考）】

3B011AA05

3B011AB11

3B011AC17

3B018HA01

3B018HA05

3B018HB01

3B128EA03

3B128EB20

3B128EB21

3B128EC11

3B128EC12

3B131AA08

3B131AB14

3B131AB18

3B131BA11

3B131BA21

3B131BA45

(57)【要約】

本発明は、筋肉を保護及び補完し、体つきを補正するテーピングタイツに関し、下半身の前面部において、着用者の骨盤に沿って内側に延在し、内側端で点に収束し、 後面部に延びて内側に向かって徐々に広くなって内側端ではヒップライン（ｈｉｐ ｌｉｎｅ）に沿って凹んでいる屈曲線で仕上げられる第１のテーピングパターンと、前面部の太もも部位において、内側上端が股ぐらに向かっており、外側下端側に傾斜したラインを形成して後面部に延在し、内側上端側に傾斜したラインを形成して前面部の内側上端に会う第２のテーピングパターンと、前面部のふくらばき部位の外側上端において、内側に、再び外側に屈曲する円弧状をなし、後面部に延在し、内側に、再び外側に屈曲する円弧状をなし、上端が前面部の上端に会う第３のテーピングパターンと、第３のテーピングパターンとはすねラインを基準として左右対称的に形成される第の４テーピングパターンと、を含むことを特徴とする。これにより、運動を楽しむ一般人を対象として、着用しやしく、筋肉保護及び体つき補正機能がありながらも、しかも普段着としても着用可能にする。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

下半身に着用される前面部と後面部とが互いに連結された構造のテーピングタイツであって、
前記前面部において、着用者の骨盤に沿って外側の上下の一定幅を有し、内側へ行くほど徐々に細くなって内側端で点に収束し、前記前面部の外側の上下の一定幅から前記後面部に連続的に延在し、内側に向かって上下に徐々に広くなる幅に延長されて、内側端ではヒップライン（ｈｉｐ ｌｉｎｅ）に沿って凹んでいる屈曲線で仕上げられる左右対称の第１のテーピングパターンと、
前記前面部の太もも部位に形成され、内側上端が股ぐらに向かっており、外側下端側に傾斜したラインを形成し、前記前面部の傾斜した外側下端から前記後面部に連続的に延在し、内側上端側に傾斜したラインを形成して前記前面部の内側上端に会う第２のテーピングパターンと、
前記前面部のふくらばき部位の外側において上端から下端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端から前記後面部に連続的に延在し、上端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部の外側上端に会う第３のテーピングパターンと、
前記前面部のふくらばき部位の内側において上端から下端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端から前記後面部に連続的に延在し、上端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部の内側上端に会うように形成されることで、前記第３のテーピングパターンとはすねラインを基準として左右対称的に形成される第４のテーピングパターンと、
を含むことを特徴とするテーピングタイツ。

【請求項2】

前記第２のテーピングパターンは、前記太もも上に上部と下部とでそれぞれ形成されることにより、上下の２つが一組をなすことを特徴とする、請求項１に記載のテーピングタイツ。

【請求項3】

前記下半身の足首をくるむ仕上げ線に沿って単一の生地からなる仕上げ部位をなし、前記仕上げ部位の縁に沿って表面に一定幅の無縫製仕上げ用の第５のテーピングパターンが形成されることを特徴とする、請求項１に記載のテーピングタイツ。

【請求項4】

前記第１ないし第４のテーピングパターンは、
シリコーンで印刷されたパターン内に正六角形状の非印刷空間が平面的に一定に分布形成されたことを特徴とする、請求項１に記載のテーピングタイツ。

【請求項5】

前記テーピングタイツは、男性用テーピングタイツであって、
前記第１のテーピングパターンの内側端は、前記前面部の内側中央に形成される陰茎部と陰嚢部との上下の境界線に会うように形成されることを特徴とする、請求項１に記載のテーピングタイツ。

【請求項6】

前記第１ないし第４のテーピングパターンは、
シリコーンで印刷されたパターン内に正六角形状の非印刷空間が平面的に一定に分布形成されたことを特徴とする、請求項２に記載のテーピングタイツ。

【請求項7】

前記第１ないし第４のテーピングパターンは、
シリコーンで印刷されたパターン内に正六角形状の非印刷空間が平面的に一定に分布形成されたことを特徴とする、請求項３に記載のテーピングタイツ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、運動服乃至運動用下着であって、肌に密着されるように着用するタイツ（ｔｉｇｈｔｓ）に関し、より詳しくは、筋肉保護と同時に体つき補正機能のあるテーピングタイツに関する。

【背景技術】

【0002】

スポーツテーピング法は、運動選手の筋肉保護のために、従来より広く使われて来たスポーツ医学の技術である。このような技術がスポーツ衣類に適用された一種がテーピングタイツであり、筋肉のきめに沿って、あるいは肩筋肉の保護、運動性の向上、バランス取りなどの所定の目的によって衣類生地の表面に一定したパターンでシリコーンなどの樹脂をコーティングしたものである。

【0003】

衣類にテーピングパターンを形成する技術としては、かつて韓国特許第１０－０２２８７２４号は、肩部位の関節及び筋肉を保護するためのパターンを提案したことがあり、韓国特許第１０－０３０５５９８号は、ヘムストリングの保護のためのパターンを、韓国特許第１０－０７０６６３１号は、膝の保護のためのパターンを提案したところがある。しかし、これらの特許技術は、主に体型補正下着に適した用途であるということから、運動服にもそのまま適用するには少し無理があった。

【0004】

一方、韓国特許第１０－０９８９８２９号及び韓国特許第１０－１２００８５２号では、全身衣類であって、体型補正及び筋肉サポート機能のための運動選手用テーピングタイツを提案したところがある。しかし、これらの特許は、専門運動選手用のテーピングタイツを直接的な対象とする特殊な目的性によって、一般人が易しくて便利に、かつ比較的安価に使用するにはやっぱり無理があった。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0005】

【特許文献1】韓国特許第１０－０２２８７２４号

【特許文献2】韓国特許第１０－０３０５５９８号

【特許文献3】韓国特許第１０－０７０６６３１号

【特許文献4】韓国特許第１０－０９８９８２９号

【特許文献5】韓国特許第１０－１２００８５２号

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0006】

そこで、本発明の目的は、運動を楽しむ一般人を対象として、着用しやしく、筋肉保護及び体つき補正機能がありながらも、しかも普段着としても着用できるテーピングタイツを提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【0007】

上記目的を達成するために、本発明は、下半身に着用される前面部と後面部とが互いに連結された構造のテーピングタイツであって、前記前面部において、着用者の骨盤に沿って外側の上下の一定幅を有し、内側へ行くほど徐々に細くなって内側端で点に収束し、前記前面部の外側の上下の一定幅から前記後面部に連続的に延在し、内側に向かって上下に徐々に広くなる幅に延長されて、内側端ではヒップライン（ｈｉｐ ｌｉｎｅ）に沿って凹んでいる屈曲線で仕上げられる左右対称の第１のテーピングパターンと、前記前面部の太もも部位に形成され、内側上端が股ぐらに向かっており、外側下端側に傾斜したラインを形成し、前記前面部の傾斜した外側下端から前記後面部に連続的に延在し、内側上端側に傾斜したラインを形成して前記前面部の内側上端に会う第２のテーピングパターンと、前記前面部のふくらばき部位の外側において上端から下端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端から前記後面部に連続的に延在し、上端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部の外側上端に会う第３のテーピングパターンと、前記前面部のふくらばき部位の内側において上端から下端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端から前記後面部に連続的に延在し、上端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部の内側上端に会うように形成されることで、前記第３のテーピングパターンとはすねラインを基準として左右対称的に形成される第４のテーピングパターンと、を含むことを特徴とするテーピングタイツを提供する。
ここで、前記第２のテーピングパターンは、前記太もも上に上部と下部とでそれぞれ形成されることにより、上下の２つが一組をなす構成を取ることもできる。

【0008】

そして、前記テーピングタイツは、前記下半身の足首をくるむ仕上げ線に沿って単一の生地からなる仕上げ部位をなし、前記仕上げ部位の縁に沿って表面に一定幅の無縫製仕上げ用の第５のテーピングパターンが形成されてもよい。

【0009】

一方、前記第１～第４のテーピングパターンは、シリコーンで印刷されたパターン内に正六角形状の非印刷空間が平面的に一定に分布形成されたものであってもよい。

【0010】

また、前記テーピングタイツは、男性用テーピングタイツであって、前記第１のテーピングパターンの内側端は、前記前面部の内側中央に形成される陰茎部と陰嚢部との上下の境界線に会うように形成されることもできる。

【発明の効果】

【0011】

以上のように、本発明によるテーピングタイツによれば、運動を楽しむ一般人を対象として、着用しやすく、筋肉保護及び体つき補正機能がありながらも、しかも普段着としても着用可能にすることができ、これによりテーピングタイツの底辺拡大にも大きく寄与することができる。本発明によるテーピングタイツは、スポーツウェア、スポーツアンダーウェア、インナーウェア、レギングス、ジム（ｇｙｍ）ウェア、フィットネスウェアなど多様な用途で使用され得る。

【図面の簡単な説明】

【0012】

【図1】本発明の第１実施例によるテーピングタイツの正面図である。

【図2】本発明の第１実施例によるテーピングタイツの側面図である。

【図3】本発明の第１実施例によるテーピングタイツの後面図である。

【図4】本発明の第２実施例によるテーピングタイツの正面図である。

【図5】本発明の第２実施例によるテーピングタイツの側面図である。

【図6】本発明の第２実施例によるテーピングタイツの後面図である。

【図7】本発明の実施例によるテーピングタイツに適用されるテーピングパターンの拡大図である。

【図8】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【図9】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【図10】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【図11】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【図12】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【図13】本発明の実施例によるテーピングタイツが機能的に関与する身体筋肉部位を示す概路図である。

【発明を実施するための形態】

【0013】

人体の動きは、如何なる行為をしても、前後、左右、上下の均衡を維持しようと持続的な重心移動をするようになるが、このように動作中に人体がバランス取りをしようとする現象を姿勢反射の原理と呼ぶ。

【0014】

このような姿勢反射の原理を衣服に適用すると、前後、左右、上下の不均衡な姿勢を捜してお体のバランス取りができるように助けることにより、人体の不均衡に起因する疾病から自然治癒を可能にする。

【0015】

具体的に、人体はすべての動きにおいて安定した姿勢を維持しようと絶えず動きに対抗して姿勢反射を起こすが、このとき、人体の前後、左右、上下のバランス活動が行われて、姿勢の不均衡による筋力の弱化や関節のずれ、神経系の異常を治癒するために人体の各部位別の代表的な主動筋のみをテーピングすることだけでも治癒の効果を得るのに十分である。

【0016】

本発明は、前記のような姿勢反射の原理をテーピングパターンに適用したことを特徴とし、身体の前後面で起こる関節運動として屈曲（ｆｌｅｘｉｏｎ）と、伸展（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）、左右面で起こる関節運動として外展（ａｂｄｕｃｔｉｏｎ）と内展（ａｄｄｕｃｔｉｏｎ）とのバランス取りをするために、互いに対応する筋肉を主に補完してくれる、後述するパターンを含む。

【0017】

図１～図３は本発明の実施例による女性用テーピングタイツ１０である。テーピングタイツ１０は、下半身に着用される前面部Ｆと後面部Ｒとが互いに連結されている構造である。

【0018】

骨盤部位に形成される第１のテーピングパターン１１は、前面部Ｆにおいて、着用者の骨盤に沿って外側の上下の一定幅を有し、内側に行くほど徐々に細くなって内側端で点１１ａに収束し、前面部Ｆの外側の上下の一定幅Ｗ１から後面部Ｒに連続的に延在し、内側に向かって上下に徐々に広くなる幅に延長されて、内側端ではヒップライン（ｈｉｐ ｌｉｎｅ）に沿って凹んでいる屈曲線１１ｂで仕上げられる。

【0019】

このような第１のテーピングパターン１１は、人体筋肉の流れによって設計された図案であって、部位別に適用の広さを異なるように印刷することで部位別の張力を異にして、骨盤に対する屈曲線を目立たせるとともに、ヒップライン１１ｂに沿って押さえてヒップが突出するように支えてくれる体つき補正の機能を果たす。

【0020】

これに加えて、前記第１のテーピングパターン１１は、図８及び図９に示したように、臀部における前後、左右、上下屈曲運動時に関与する中臀筋１と、これに対する伸展運動に関与する大臀筋２の運動に役立つ。

【0021】

後面部Ｆにおける第１のテーピングパターン１１は、前記したように屈曲線１１ｂを通じて尻の筋肉ラインをいかしてヒップアップ（ｈｉｐ－ｕｐ）となり目立たせるとともに、動作を美しくしてくれる。

【0022】

図１～図３を参照すると、太もも部位に形成される第２のテーピングパターン１２は、内側上端１２ａが股ぐらに向かっており、外側下端１２ｂ側に傾斜したラインを形成し、前面部Ｆの傾斜した外側下端１２ｂから後面部Ｒに連続的に延在し、内側上端側に傾斜したラインを形成して、前記前面部の内側上端１２ａに会う。特に、第２のテーピングパターン１２は、太もも上の上部と下部にそれぞれ形成されることで、上下の２つが一組１２、１２’をなすことができる。このように、タイツ生地上に高伸縮のシリコーン印刷を適用して収縮力による圧迫効果により、図１０及び図１１に示されているように、大腿部における屈曲運動に関与する大腿二頭筋群（大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋）３と、これに対する伸展運動に関与する大腿四頭筋群（大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋）４に対する圧迫効果により、血行の循環を促し疲労度を減少させる。また、太もも筋肉を押さえることにより、太ももをすらっとすることはもちろん、筋肉を目立たせるという美容効果も得られる。

【0023】

図１～図３を参照すると、第３のテーピングパターン１３は、前面部Ｆのふくらばき部位の外側上端１３ａから下端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端１３ｂから後面部Ｒに連続的に延在し、上端に行くほど内側に屈曲して再び外側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部Ｆの上端１３ａに会う。

【0024】

第４のテーピングパターン１４は、前面部Ｆのふくらばき部位の内側上端１４ａから下端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、前記円弧状の下端１４ｂから後面部Ｒに連続的に延在し、上端に行くほど外側に屈曲して再び内側に屈曲する円弧状をなし、上端が前記前面部Ｆの上端１４ａに合うように形成される。
前記のような第３のテーピングパターン１３と、第４のテーピングパターン１４とは、すねラインを基準として左右対称的に形成されることが望ましい。

【0025】

これらの第３及び第４のテーピングパターン１３、１４によってふくらばき部位を左右側から内側に押さえて着用者のふくらばきをほっそりと見えるようにし、その動作をも美しく見えるようにする。

【0026】

また、第３及び第４のテーピングパターン１３、１４による圧迫効果は、図１２及び図１３に示されているように、下肢部での屈曲運動に関与する前脛骨筋部５と、これに対応する伸展運動に関与する下腿三頭筋（アキレス腱、ヒラメ筋）６を保護し、その機能を補完する。

【0027】

特に、図３に示したように、第３のテーピングパターン１３と第４のテーピングパターン１４とが、ふくらばきの左右両側から内側に押さえてくれる効果を通じて、第２の心臓とも呼ばれるふくらばき筋肉での血行の循環に役立て（いわゆるトンネル効果）、ポンピング機能に供することができる。

【0028】

図１～図３に示したように、第５のテーピングパターン１５は、下半身の足首をくるむ仕上げ線Ｅに沿って単一の生地からなる仕上げ部位に、その縁に沿って上下の一定幅Ｗ２で形成されることで、無縫製仕上げ用に適用されたものである。このような第５のテーピングパターン１５は、従来の折り曲げ仕上げ、すなわち縫い代処理に代えられ、単一の生地それ自体をもって仕上げ処理をすることを特徴としており、着用者の身長に応じてその幅Ｗ２の中間で適切に切断するセルフ裁断を通じて丈合わせも可能にする。

【0029】

このような第５のテーピングパターン１５は、膝を曲げる運動時に裾がふくらばき側へくっついて上がらないように取ってくれる役目をすることで着用者の活動性を保障する。

【0030】

図４～図６は本発明の実施例による男性用テーピングタイツ２０であって、これに形成されたパターンは、前述した女性用テーピングタイツ１０に形成されたものと大同小異であるので、これらについての説明は省略することにする。

【0031】

ただし、図４において、第１のテーピングパターン２１の内側端２１ａが内側中央の陰茎部２６と陰嚢部２７との境界線Ｌに会うように形成されることで、これを外側へ引っ張ることにより陰茎と陰嚢との分離機能を補強し、激しいスポーツ活動にもその分離が保たれるように助ける。

【0032】

図７は上述したパターンに適用されるパターン模様の拡大図であって、生地１０ａの表面にシリコーン樹脂で印刷されたパターンＰには正六角形状の非印刷空間Ｎが平面的に一定に分布形成される。これによって、伸縮性の強化に加えて、水気の排出乃至通気性の確保を達成することができる。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【国際調査報告】