(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-13
(54)【発明の名称】プログラムチック的データ処理システム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9032 20190101AFI20230206BHJP
G06Q 10/04 20230101ALI20230206BHJP
【FI】
G06F16/9032
G06Q10/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536668
(86)(22)【出願日】2020-11-20
(85)【翻訳文提出日】2022-06-13
(86)【国際出願番号】 CN2020130349
(87)【国際公開番号】W WO2021115098
(87)【国際公開日】2021-06-17
(31)【優先権主張番号】201911297512.8
(32)【優先日】2019-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522235722
【氏名又は名称】温南夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】温南夫
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175GA01
5L049AA04
(57)【要約】
本発明は、素材情報取得モジュールおよびデータ管理モジュールを含むプログラムチック的データ処理システムを開示する。前記素材情報取得モジュールは、素材情報照会モジュールと、素材情報補充モジュールとを有する。実際の操作プロセスにおいて異なる時間帯にある工程に対しても、処理操作プロセスの統一された標準化管理を行うことにより、様々な分野での専門的な入力選択を改善することができ、同じの時間帯において処理を同時に行う操作を唯一の指定基準とする共に、異なる操作プロセスに応じて時間ノードごとに区切り、工程情報を一ずつ入力することにより、実際のコンテンツへの補完を行うことができる。さらに、異なる工程(同じの時間帯でのプロセス)は時系列順に沿って組み合わせられ、実際操作の完全なプロセスは入力可能な情報化の形で復元される。よって、異なる分野や文化の非データ取得記録専門の人員は、自動的な案内を介して、専門家の如く、データの取得および記録を専門的に実現することができるため、後続のデータ処理と使用のために堅固な基礎を打ち立てることが可能になる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
素材情報を取得する素材情報取得モジュール、および/または、操作情報を取得する操作情報取得モジュールを有するデータ取得モジュールと、
前記素材情報および/または前記操作情報および/または生成物情報を記憶するデータ管理モジュールと、
を備える、データをプログラムチック的(programmatic)に処理する可能なプログラムチック的データ処理システムであって、
前記素材情報には、素材の自己属性情報および/または前記素材の所属する環境に係わる環境属性情報を含む情報であり、
前記操作情報には、前記素材を処理する作業に係わる操作動作および/または行動ガイダンスおよび/または行動判断を含む情報であり、
前記素材情報と前記操作情報はそれぞれ、所定の処理ステップにおける一つ又は複数の時間帯において段階的に取得され、
前記素材情報取得モジュールは、素材情報照会モジュールと、素材情報補充モジュールとを有し、
前記素材情報照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の素材情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、
前記操作取得モジュールは、操作照会モジュールと、操作情報補充モジュールとを有し、
前記操作照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の操作情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、
前記素材情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した素材情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることでインタラクションページを生成し、前記素材情報の詳細を補充した素材補足情報が表示され、
前記操作情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した操作情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることで、インタラクションページを生成し、前記操作情報の詳細を補充した操作補足情報が表示され、
前記生成物情報は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報である、ことを特徴とするプログラムチック的データ処理システム。
【請求項2】
前記データ管理モジュールにはデータ保守モジュールが含まれ、
前記データ保守モジュールは、素材情報および操作情報に係わる名前定義および/またはディメンション定義および/または専門定義をメンテナンスするために使用され、新規追加、訂正、対応する単位、入力数値の範囲、選択項目、対応する標準モード表示、多言語マッチングング、関連する基本的な説明およびディメンション情報が含まれるが、それに限定されない、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項3】
前記データ保守モジュールは、グループ別によって素材情報および操作情報をメンテナンスする、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項4】
前記データ保守モジュールは、生成物形成モジュールおよび/または生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールをさらに含む、ことを特徴とする請求項3に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項5】
前記生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールはいずれも、元の生成物情報に関連付けられている、ことを特徴とする請求項4に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項6】
前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールはそれぞれ、ユーザ端末が選択した素材情報および/または操作情報のいずれかの基本説明および/またはディメンション情報に基づいて、ディメンション情報を含むインタラクションインターフェースを生成し、
ユーザ端末は、相応のディメンション情報によって具体的なデータを入力し、取得作業を完成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項7】
前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールはそれぞれ、ユーザ端末とのインタラクションのための選択項目として、専門マッチングングオプションをさらに含み、
前記専門マッチングングオプションは、データ保守モジュールによって生成およびメンテナンスされることを特徴とする請求項6に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項8】
前記素材情報照会モジュールは、精確検索および/またはファジー検索を含む、ことを特徴とする請求項7に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項9】
前記精確検索および/またはファジー検索は、関連内容を検索しなかった場合には、新規追加インタラクションモジュールをトリガーし、
前記新規追加インタラクションモジュールは、ユーザニーズをデータ保守モジュールに送信し、データ保守モジュールによって、素材情報および/または操作情報に新しいニーズがメンテナンスされる、ことを特徴とする請求項8記載のプログラムチック的データ処理システム。
【請求項10】
前記素材情報照会モジュールは、捜索結果リストが一覧表示されるが、相応する結果が示された後に検索する領域と一致しない提示を与える不一致情報処理モジュールをさらに含む、ことを特徴とする請求項7または8に記載のプログラムチック的データ処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータの応用技術分野に関し、より具体的にはプログラムチック的データ処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
人類社会の進歩と発展に伴い、情報化、データ化はすでに日常生活、製品流通、工業生産の基盤になっている。実際の物事をどのようにデータ化したり、関連応用を行ったりするかは、現在の社会にとっては克服すべき課題である。従来の技術では、データを的確に取得するために、一般的に、その関連専門職の人員を専門訓練させて専門機器を利用することで、実際内容の状態、形式、処理方式を一定のディメンション範囲内で記録する必要がある。しかし、このようにすると、その周期は長くなったり、コストは高くなったり、大量と共にリアルタイムに変化するデータ取得内容に対しての良好なリアルタイム対応能力は不足したりするため、現在社会に求められている情報化、データ化の進展にうまく対応することができていないのが、現状である。
また、専門職の専業人員、専門機器が必要であるため、情報化取得の普及難度が大幅に悪化し、データを取得する能力を持たない他の専門職の人員がその自身の専門職の関連専門記録すら行うことができず、現在の専門分野のコンテンツに対して情報化、データ化転換を行うことは難しい。
一方、普及に便利なデータ取得技術は、相応の専門化要求が欠乏し、かつ相応の精度管理も欠乏しているため、現在の社会発展に必要な情報化、データ化の過程において関連応用に適用されるができない。
【0003】
従来の技術分野の内容は、専門性が高いが普及化促進能力が不足であるか、それとも普及度が高いが専門化関連需要が不足である状況が一般的である。そして、従来のデータを取得や入力するためのモードに対して新たに構築および処理を行うのは、すでに情報化、データ化の促進に不可欠である必要な基本条件になっている。
また、国際化向けの発展傾向に合わせたり、多様化、多分野、様々な文化習慣の差異に適応したり、データの取得や入力に係わる専門的能力を持たない異なる国家や様々な分野の専業人員にとっても、データの専門的な取得と入力を効果的に行いたりするためには、現代社会の発展過程において新しいデータ取得や入力メンテナンスモードが不可欠なものとなっている。
【発明の概要】
【0004】
前記従来技術に存在する課題に鑑み、本発明が解決する技術課題としては、異なる専門分野の専門人員が、データ取得の専門能力の養成トレーニングを受けたことがなくても、データ取得プラットフォームによる相応の自動化案内を介して、コンテンツ取得、記録、メンテナンスを行うことが可能なデータ処理システムを提供することである。
【0005】
本発明のデータ処理システムによれば、継続的に補充および改善可能かつ高度な自動化で柔軟なプラットフォームを構築することにより、異なる分野の関連コンテンツについて様々な基本データを記録することが可能となり、多様化分野向けの応用を前提とする場合について、異なる分野の運用ガイダンス要求に応じて標準化された様々な登録段階の自動化ガイダンスも設けられている。
本発明のデータ処理システムの構造全体は以下に示す通りである。
まず、実際のすべての操作プロセスは、素材および操作により2つのカテゴリに分けられ、また、実際の操作プロセスにおいて異なる時間帯にある工程に対しても、処理操作プロセスの統一された標準化管理を行う。異なるカテゴリのコンテンツガイダンスにより、様々な分野での専門的な入力選択を改善することができ、同じの時間帯において処理を同時に行う操作を唯一の指定基準とする共に、異なる操作プロセスに応じて時間ノードごとに区切り、工程情報を一ずつ入力することにより、実際のコンテンツに対する補充を行うことができる。
本発明でいう操作は、さらに操作に係わる情報を指すことがあり、以下、「操作」または「操作情報」と称する場合がある。本発明でいう素材は、さらに素材に係わる情報を指すことがあり、以下、「素材」または「素材情報」と称する場合がある。
さらに、異なる工程(同じの時間帯でのプロセス)は時系列順に沿って組み合わせられ、実際操作の完全なプロセスは入力可能な情報化の形で復元される。よって、異なる分野や文化の非データ取得記録専門の人員は、自動的な案内を介して、専門家の如く、自動的な案内データの取得および記録を専門的に実現することができるため、後続のデータ処理と使用のために堅固な基礎を打ち立てることが可能になる。
【0006】
本発明が採用する技術手段は、以下に示す通りである。
本発明は、素材情報を取得する素材情報取得モジュール、および/または、操作情報を取得する操作情報取得モジュールを有するデータ取得モジュールと、前記素材情報および/または前記操作情報および/または生成物情報を記憶するデータ管理モジュールと、を備えるデータをプログラムチック的(programmatic)に処理する可能なプログラムチック的データ処理システムであって、前記素材情報には、素材の自己属性情報および/または前記素材の所属する環境に係わる環境属性情報を含む情報であり、前記操作情報には、前記素材を処理する作業に係わる操作動作および/または行動ガイダンスおよび/または行動判断を含む情報であり、前記素材情報と前記操作情報はそれぞれ、所定の処理ステップにおける一つ又は複数の時間帯において段階的に取得され、前記素材情報取得モジュールは、素材情報照会モジュールと、素材情報補充モジュールとを有し、前記素材情報照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の素材情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、前記操作取得モジュールは、操作照会モジュールと、操作情報補充モジュールとを有し、前記操作照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の操作情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、前記素材情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した素材情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることでインタラクションページを生成し、前記素材情報の詳細を補充した素材補足情報が表示され、前記操作情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した操作情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることで、インタラクションページを生成し、前記操作情報の詳細を補充した操作補足情報が表示され、前記生成物情報は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報である、ことを特徴とするプログラムチック的データ処理システムを提供する。
【0007】
前記プログラムチック的データ処理システムの構成において、前記データ管理モジュールにはデータ保守モジュールが含まれ、前記データ保守モジュールは、素材情報および操作情報の名前定義および/またはディメンション定義および/または専門定義をメンテナンスするために使用され、新規追加、訂正、対応する単位、入力数値の範囲、選択項目、対応する標準モード表示、多言語マッチングング、関連する基本的な説明およびディメンション情報が含まれるが、それに限定されない。
【0008】
前記プログラムチック的データ処理システムの構成において、前記データ保守モジュールは、グループ別によって素材情報および操作情報をメンテナンスする。前記データ保守モジュールは、生成物形成モジュールおよび/または生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールをさらに含む。
【0009】
前記プログラムチック的データ処理システムの構成において、前記生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールはいずれも、元の生成物情報と関連付けられている。
【0010】
前記プログラムチック的データ処理システムの構成において、前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールはそれぞれ、ユーザ端末が選択した素材情報および/または操作情報のいずれかの基本説明および/またはディメンション情報に基づいて、ディメンション情報を含むインタラクションインターフェースを生成し、ユーザ端末は、相応のディメンション情報によって具体的なデータを入力し、情報取得作業を完成する。前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールはそれぞれ、ユーザ端末とのインタラクションのための選択項目として、専門マッチングングオプションをさらに含み、前記専門マッチングングオプションは、データ保守モジュールによって生成およびメンテナンスされる。前記素材情報照会モジュールは、精確検索および/またはファジー検索を含む。
【0011】
前記構成において、前記精確検索および/またはファジー検索は、関連内容を検索しなかった場合、新規追加インタラクションモジュールをトリガーし、前記新規追加インタラクションモジュールは、ユーザニーズをデータ保守モジュールに送信し、データ保守モジュールによって、素材情報および/または操作情報に新しいニーズがメンテナンスされる。
【0012】
前記構成において、前記素材情報照会モジュールは、捜索結果リストが一覧表示されるが、相応する結果が示された後に検索する領域と一致しない提示を与える不一致情報処理モジュールをさらに含む。
【0013】
本発明の目的によれば、様々な専門分野、様々な文化的背景を有する人々は、データ情報化処理のための専門的な機器および専門的な養成を必要とせずに、本発明のプラットフォームを使用することによって、実際の特定事項の操作プロセスを素早く情報化させ、かつ相応の入力記録を行うことができ、ハードルの低い大規模データの情報化入力を実現することができ、さらに、そのデータが関連分野の規範が必要とされる実際の操作プロセスを精確に復元することを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図2】本発明における諸工程での情報の生成を示す概略図である。
【
図3】本発明における諸工程での情報の生成を示す他の概略図である。
【
図4】本発明に係わる素材取得モジュール、操作取得モジュールを時間軸を参照系として説明する動作原理図である。
【
図5】ユーザ端末の素材情報取得工程を示す表示例である。
【
図6】ユーザ端末の動作取得工程を示す表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
具体的に、本発明は、ユーザ端末とデータベースとを含む。前記ユーザ端末インターフェースと前記データベースとのインタラクションを介して相応の機能が完成される。ここで、前記ユーザ端末は、情報入力インターフェースと保守インターフェースとを含む。前記情報入力インターフェースは、主に異なる文化や異なる分野の人々との情報入力のインタラクションを行い、前記保守インターフェースは、主にプラットフォームの基本データのメンテナンスおよび拡張のために用いられる。
【0016】
一般に、プラットフォームでの入力の目的は、実際の操作プロセスを迅速、精確、かつ専門的に情報化入力することにある。ここで、最も基本的なのは、様々な分野に対応する特定の規範的要求に影響を与えることなく、実際のシーンの一般的な分割を標準化することである。
本発明によれば、現在の実シーンに対し、時間軸を参照系とし、同じの時間帯で同時に操作を行う具体的な事項に従って、1つの標準的な工程に分画している。
1つの完全なプロセスにおいて各標準的な工程を順に集合すると、実際に完全な操作プロセスを復元することができ、しかも、復元された運用プロセスは、科学プロセスの再現性および完全性と一致する。
したがって、この特許の実施をより詳しく説明するために、まずユーザ端末の具体的な手順の詳細な入力から以下に説明する。
【0017】
プラットフォームシステムは、現在使用しているユーザが選択した言語(使用地域による言語、例えば、米国英語や、イギリス英語、オーストラリア英語などを含んでいる。これにより、異なる言語や文化的習慣の違いに合わせるように表示することができる)を判断する必要がある。ユーザ言語は、ユーザがユーザ端末でデータ入力を行ってアカウントを作成する場合に、ユーザのオペレーティングシステムの言語をデフォルトでユーザの言語として登録する。もちろん、ユーザは、自分がプラットフォームで使用する言語を定義することにより、最初に設定したプラットフォームの使用言語を変更することができる。
【0018】
プラットフォームは、異なるユーザが使用する言語に応じて、異なるインターフェース言語を表示するとともに、対応する言語と地域のオプションの情報を最優先コンテンツとして、ユーザが実際のプロセス情報化のデータ取得と入力を完了するように案内する。
上記に前述したように、実際のプロセス情報化のためのデータ取得と入力は、同じ時間帯で素材のコンテンツを同時に操作するための工程情報を取得することが基本である。工程情報の構成には、素材情報と操作情報という2つの大きいカテゴリが含まれる。そのうち、素材情報とは、参与時期の操作に含まれる物質情報を指し、例えば、素材、器具、前工程の生成物などに係わる情報が含まれるが、これに限定されない。本発明でいう生成物は、さらに生成物に係わる情報を指すことがあり、以下、「生成物」または「生成物情報」と称する場合がある。また、操作情報とは、案内の目的を備える記述や規範可能的な行動の導きであり、例えば、個人の意志による案内のための操作動作、機械的制御による判断のための行動、生物の本能による案内のための動作行動などが含まれるが、これらに限定されない。素材と操作の組合せは、同じの時間帯で記録できる操作のプロセスに必要な条件を形成する。そのため、本発明に係わる工程情報入力は、素材情報取得モジュールと操作情報取得モジュールから構成される。
【0019】
ここで、ユーザが入力する情報は、主にシステム内の既存の情報とのインタラクションによる情報化入力であり、情報の分類は、プロセス入力情報とシステムデータ情報に分けられ、以下に詳細に説明する。
【0020】
まず、
図1を参照すると、本発明の核心論理図である。
【0021】
本発明は、素材情報を取得する素材情報取得モジュール、および/または、操作情報を取得する操作情報取得モジュールを有するデータ取得モジュールと、前記素材情報および/または前記操作情報および/または生成物情報を記憶するデータ管理モジュールと、を備えるデータをプログラムチック的(programmatic)に処理する可能なプログラムチック的データ処理システムであって、前記素材情報には、素材の自己属性情報および/または前記素材の所属する環境に係わる環境属性情報を含む情報であり、前記操作情報には、前記素材を処理する作業に係わる操作動作および/または行動ガイダンスおよび/または行動判断を含む情報であり、前記素材情報と前記操作情報はそれぞれ、所定の処理ステップにおける一つ又は複数の時間帯において段階的に取得され、前記素材情報取得モジュールは、素材情報照会モジュールと、素材情報補充モジュールとを有し、前記素材情報照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の素材情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、前記操作取得モジュールは、操作照会モジュールと、操作情報補充モジュールとを有し、前記操作照会モジュールは、前記データ管理モジュールとインタラクティングすることで、既存の操作情報を照会して、ユーザが選択できるようにユーザ端末に表示され、前記素材情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した素材情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることでインタラクションページを生成し、前記素材情報の詳細を補充した素材補足情報が表示され、前記操作情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した操作情報を受信し、データ管理モジュールとインタラクティングすることで、インタラクションページを生成し、前記操作情報の詳細を補充した操作補足情報が表示され、前記生成物情報は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において取得された素材情報および/または操作情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける一つの時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報であるか、又は、所定の処理ステップにおける複数の時間帯において補充得られた素材補足情報および操作補足情報からなる集合情報である、ことを特徴とするプログラムチック的データ処理システムを提供する。
前記データ管理モジュールにはデータ保守モジュールが含まれ、前記データ保守モジュールは、素材情報および操作情報の名前定義および/またはディメンション定義および/または専門定義をメンテナンスするために使用され、かつ新規追加、訂正、対応する単位、入力数値の範囲、選択項目、対応する標準モード表示、多言語マッチングング、関連する基本的な説明およびディメンション情報が含まれるが、それに限定されない。
前記データ保守モジュールは、グループ別に素材情報および操作情報をメンテナンスする。
前記データ保守モジュールは、生成物形成モジュールおよび/または生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールをさらに含む。
前記生成物組合せモジュールおよび/または生成物分解モジュールおよび/または生成物調整モジュールはいずれも、元生成物情報と関連付けられる。
前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールは、ユーザ端末が選択した素材情報および/または操作情報のいずれかの基本説明および/またはディメンション情報に基づいて、ディメンション情報を含むインターフェースを生成し、ユーザ端末は、相応のディメンション情報に基づいて具体的なデータを入力し、取得作業を完成する。前記素材情報補充モジュール、前記操作情報補充モジュールは、さらに、ユーザ端末でインタラクションするための選択項目として、専門マッチングングオプションを含む。前記専門マッチングングオプションは、データ保守モジュールによって生成およびメンテナンスされる。
前記素材情報照会モジュールは、精確検索および/またはファジー検索を含む。
前記精確検索および/またはファジー検索は、関連内容を検索しなかった場合、新規追加インタラクションモジュールをトリガーし、前記新規追加インタラクションモジュールは、ユーザニーズをデータ保守モジュールに送信し、データ保守モジュールによって、素材情報および/または操作情報に新しいニーズがメンテナンスされる。前記素材情報照会モジュールは、捜索結果リストが一覧表示されるが、相応する結果が示された後に検索する領域と一致しない提示を与える不一致情報処理モジュールをさらに含む。
【0022】
以下に、関連モジュールの機能および実施例についてそれぞれ詳細に説明する。
【0023】
一、素材取得モジュール
前記素材取得モジュールは、素材情報照会モジュールと情報補充モジュールとを含む。
【0024】
1、素材情報照会モジュール
素材情報照会モジュールは、精確検索モジュールと、ファジー検索モジュールと、新規追加素材インタラクションモジュールと、不一致情報処理モジュールとを含む。
【0025】
ファジー検索モジュールは、ユーザが入力したキーワードに応じてバッグステージクエリインターフェースを起動し、言語を区別することなく、例えば、一般名、表示名、詳細名、学術名、方言名、略称など、一定の順序で並べるように対応するキーワードを含むコンテンツに優先的にマッチングさせる。
さらに、異なる関連コンテンツは、ファジー検索により、優先マッチングングするキーコンテンツの後に位置するように補充される。ここで、表示したコンテンツは、情報入力者の操作インターフェースに合致する言語を第一優先言語として優先的に示され、該当する言語情報が合致しない場合には、照会条件に従って優先的なコンテンツマッチングを行う。
【0026】
精確検索モジュールは、ユーザが入力した精確IDに従ってバッグステージデータベースにおける唯一の素材、器具、または生成物IDを指向して対応の精確定位を行うと同時に、ユーザが定義したシステム領域言語に対応的に相応する表示内容をインタラクションインターフェースに表示する。
【0027】
ユーザの捜索結果の表示内容に有効なマッチングングデータがない場合、または表示データがユーザのニーズを満たすことができない場合には、それに対応する申請を提出するインタラクションオプションを操作インターフェースに設定し、すなわち、新規追加インタラクションモジュールを含んでいる。前記新規追加インタラクションモジュールは、満足しなかった情報コンテンツをデータ管理モジュール担当者に提出するか、または対応する補充申請をデータ管理モジュール担当者に提出する。これにより、対応する情報ディメンション情報を改善しかつ関連関係をデータ保守モジュールで確立した後、ユーザはその申請の新規内容を使用することができる。
このような形式と同様に、プラットフォームシステムを使用する過程にユーザがいかなる関連性異常を発見した場合、バッグステージの保守担当者にフィードバックすることができ、バッグステージ保守者は、相応のモジュール化操作により、名前からディメンション関連などのプラットフォームデータ情報の補充および保守を補充することができ、前記新規追加インタラクションモジュールは、ユーザ端末のインタラクションボックスであってよく。ユーザがニーズを入力した後、直接バッグステージに反映し、バッグステージは、データ保守モジュールにより、素材情報および/または操作情報の基本情報および/または保守情報および関連情報を入力する。
【0028】
通常検索可能なコンテンツとデータベースに一時的に記録されなかったコンテンツのほかに、ユーザから提出されたコンテンツがあり、ただし、現在の検索エリアに適合しないコンテンツについて、対応する不一致情報データベースを呼び出すことで提示処理を行うため、次のデータ処理モジュールの呼び出しは行わない。例えば、素材の検索エリアでは、「加熱」をキーワードとして検索を行う際に、同様の状況が発生した場合、システムはユーザが選択した操作言語に従って、対応する捜索結果リストが一覧表示されるが、対応した関連結果が、「この記録は選択することができない」と共に、検索の専門カテゴリに合わせるコンテンツを試してくださいというメッセージが後ろに表示される。
【0029】
なお、本発明の思想によれば、データベースには、素材と操作との組み合わせによって形成される工程情報、または複数工程の集合情報が含まれ、これら一つの工程情報または複数工程の集合情報は生成物情報とみなされる。生成物も一種の素材として多重検索して選択できるが、検索条件は通常の入力検索以外に、同じ総プロセスで入力する過程に、その生成する生成物のすべてはいずれも、優先的に選択する可能な候補素材項目としてみなされる。
また、他の入力プロセスの生成物(または生成物情報)も、素材(または素材情報)として見做すことができ、改めて異なる入力プロセスに素材条件として入力されて利用されることがあり、その検索条件は、ユーザによるキーワード検索以外にも(上記ファジー検索モジュール)、専用のIDによる完全マッチングなどの形で高速にマッチングされることもできる(上記精確検索モジュール)。生成物および生成物中の素材または工程はいずれも分割され、多重検索され、選択されることができる。生成物の選択、編集、記録などの詳細については、「生成物選択モジュール」を参照してください。
【0030】
2、情報補充モジュール
前記情報補充モジュールは、インタラクションページ生成モジュールと補充情報入力モジュールとを含む。
【0031】
ユーザが素材情報照会モジュールを使用して表示された検索結果のいずれかを選択すると、システムは、検索結果アイテムに基づいてデータベース内の一意のIDが対応付けられる。例えば、「アルコール」を選択した場合でも、「エタノール」、「Ethanol」、「CH3CH2OH」などの検索された項目のいずれかを選択した場合でも、対応するデータベース内の実質IDは一意である。また、データベースから一意のIDが呼ばれると、そのID情報に基づいて、異なる専門取得要求仕様のシステムインタラクションにおいて、異なる情報補充入力インタラクションコンテンツを提示する。そのうち、よく見られる素材物理属性で、質量、温度、気圧、状態、体積などが含まれるがそれに限定されない。
また、一部の専門分野の取得入力要求に対しては、対応するデフォルトオプションを含む情報入力内容が追加される。例えば、食品加工分野では、素材に基いて、食べるか否か、食べられない部分を取り除いたか否かについての判断を行うことがあり、医療分野では、無菌状態であるか否かについての判断を行うことがある。異なる分野では、入力情報に対応する判断入力オプションがシステムのデータ保守によって自動的に生成され、これについては後で詳しく説明する。
【0032】
素材についてデータベースにおいてメンテナンス情報に対応させることで、単位選択、数値入力、専門規範判断を含む取得入力インタラクションインターフェースが自動的に生成され、これにより、専門家以外のデータ取得者は、すばやく相応のインタラクションによって、素材の相応の専門分野における情報化に必要な入力を完了することができる。
【0033】
例えば、食品加工分野では、結果項目として「卵」が選択され、データベースのインタラクション関連関係によって、ユーザ端末のインタラクションは、「数値/単位」、「素材温度」、「環境温度」、「海抜」、「気圧」、「食べるか否か」、「食べられない部分を取り除く必要があるか」などの入力項目を表示することができる。ここで、「数値/単位」は、ユーザによって計量に使用する単位を選択し、ml、L、g、kg、大きな卵(平均57 g)、gal、oz、blが含まれるがそれに限定されず、さらにユーザが入力した数値とマッチングングし、「卵」を素材として使用する量を精確に定義することができる。温度、環境温度、海抜、気圧は、それぞれ「卵」自体と環境の状態を明確することができる。
デフォルトオプションを含むインタラクションとして、「食べるか否か」や「食べられない部分を取り除く必要があるか」の選択などの対応する専門マッチングオプションは、プロの分野に準拠した標準化された操作コンテンツの迅速な入力を実現することができるだけでなく、非標準化の操作コンテンツにも十分な入力用のスペースを確保することができる。
【0034】
また、プラットフォーム・メンテナンス担当者は、様々な専門的要求に基づいて、書式化された入力インタラクションインターフェースを迅速に補充できる。書式化されたインタラクションコンテンツには、ドロップダウン選択、デフォルト値を含むドロップダウン選択、数値入力ウィンドウ、単一選択、複数選択などのインタラクション方式が含まれる。異なるデータの入力要求と関連関係がメンテナンスされ、異なる書式化のインタラクションな内容を組み合わせ、対応するインタラクション文字案内および関連データを補充することによって、異なる入力コンテンツに対して相応の迅速な調整を行うことができる。
これらのドロップダウンボックスや、データ入力ボックス、または単一選択または複数選択のコンテンツのすべてはいずれも、書式化・メンテナンス情報であり、複雑なデバッグを必要とせず、入力されたコンテンツに対応するグループ管理によって、グループに対応するすべての情報をすばやくマッチングすることができる。ユーザは、標準テンプレートの下に対応する数値を入力し、該当するオプションにチェックを入れる。よって、異なるデータ間の実現可能性および真実性が保証される。
【0035】
例えば、先の例である「卵」に対しては、メンテナンスでは、対応的に「数値/単位―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」、「素材温度―デフォルトオプションを含む2つのドロップダウンボックスと1つのデータ入力ボックスとで構成され」、「環境温度―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」、「海抜―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」、「気圧―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」、「食べるか否か―デフォルト値を含む単一選択」、「食べられない部分を取り除く必要があるか―デフォルト値を含む単一選択」が関連づけられる。
一方、食品加工分野の器具を素材の1つとして登録すると、既にデータベースに関連づけられている情報、「数値/単位」―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」、「予熱温度」―デフォルトオプションを含むドロップダウンボックス、数値入力ボックスで構成され」の2つの部分からなる情報のみが表示されるだけである。
このように、ユーザに無効なゴミ情報を入力させることなく迅速な入力が可能であり、また、異なる入力基準の条件が一致しないため、実際の対応プロセスを元に戻すことができなくなることもない。
【0036】
【0037】
二、操作取得モジュール
前記操作取得モジュールは、操作照会モジュールと情報補充モジュールとを含む。
【0038】
1、操作照会モジュール
操作照会モジュールの照会マッチングングロジックは、素材取得の照会マッチングングングロジックと一致し、主に操作照会モジュールおよび操作入力モジュールから構成される。
素材情報照会モジュールは、ユーザが入力したキーワードによって、バックステージ照会インターフェースをトリガーし、言語の区別をせずに対応するキーワードを含むコンテンツを優先的にマッチングングし、一定の順序で並べ、さらにファジー検索によって関連するが異なるコンテンツを優先的にマッチングングしたキーワードに補充した後、共通名、表示名、詳細名、学術名、方言名、略称などを含むキーワード対応の照会結果を返す(これらの名前は、データ・モジュールで管理およびマークアップされている)。
ここで示したコンテンツは、情報入力者の操作インターフェースに合致する言語を優先示し、第一優先言語として示され、該当する言語情報がマッチングできない場合には、照会条件に応じて優先的に照会マッチングングのマッチングングを行う。
【0039】
ユーザの検索結果の表示内容に有効な一致データがない場合、または表示データがユーザのニーズを満たせない場合、操作インターフェースで相応の申請を提出するインタラクションオプションから、満足しない情報コンテンツをデータ管理モジュール担当者に提出することによって、システムの相応の審査が完備し、且つ関連関係を確立した後に、ユーザは申請の新しい内容を使用できる。
同様に、プラットフォームシステムを使用している間にユーザが発見した関連性の異常は、いずれもバッグステージのメンテナンス担当者にフィードバックすることができ、バッグステージのメンテナンス担当者は、適切なモジュール化によって、名前からディメンションまでの情報を補充してメンテナンスすることができる。具体的な実現方式と手順については、データ管理モジュールのセクションで詳しく説明する。
【0040】
通常検索可能でデータベースには一時的に記録されていないコンテンツのほか、ユーザから提案されたものの、現在の検索エリアの記録情報に適合しないコンテンツもある。例えば、操作の検索エリアでは「水」をキーワードとして検索を行う際に、同様の状況が発生した場合に、システムは、ユーザが選択した操作言語に基づいて検索結果が一覧表示されるが、対応した関連結果、「この記録は選択できない」、検索の専門カテゴリに合わせるコンテンツを試してくださいというメッセージが後ろに表示される。
【0041】
2、情報補充モジュール
リストされているいずれかの検索結果をユーザが検索で選択すると、システムは、検索結果アイテムに基づいてデータベース内の一意のIDが対応付けられる。この一意のIDは、対応する操作が存在するデータベース内の対応するディメンションに関する情報を呼び出し、フロントエンドとインタラクション表示する。具体的なインタラクション情報は、その対応専門に符合し、その操作に対する規範性制限条件は、時間、レベル単位、数値、操作範囲などの対応操作に関する異なるディメンション定義情報が含まれるが、それに限定されない。
【0042】
例えば、化学実験における加熱は、どのような形で熱源とするか、対応する熱効果値を明らかにする必要がある。また、加熱方式は隔離、または直接加熱である。加熱の長さなどは、異なるディメンションにおける具体的な情報値である。
【0043】
もちろん、入力者はどのような言語でも入力を行うことはなく、具体的なディメンションの記述を与えた上で、入力インタラクションから与えられた具体的な情報に従って、具体的な数値の補充や単位の選択、または異なる条件のオプションの具体的なチェックを行う。これに対して、これに対応する表示インタラクションコンテンツは、部分的にデフォルト値を与えたうえで、入力者にとって便利なインタラクションを最適化する。
【0044】
具体的なインタラクションについて例を示すと、食品加工分野では、スライスを1つの操作として入力者が選択すると、「体積」、「時間」という2つのディメンション情報がポップアップ表示されるが、「体積」には「薄スライス:5cm×2.5cm×0.2cm」、「厚スライス:5cm×2.5cm×0.4cm」、「カスタマイズサイズ」というオプションが含まれ、入力者がカスタマイズサイズを選択すると、インタラクション画面に長さ、幅、高さに応じた数値と単位入力ボックスが表示される。これは、食品加工分野における中国語環境でのインタラクションデフォルト表示要求に応じて、対応するデフォルト単位cmが提示されるためである。ただし、ユーザは、必要に応じてインタラクション単位をカスタマイズできる。
時間の具体的な入力も同様のインタラクティングすることでインタラクティングすることであり、デフォルト場合、「カスタマイズ」、「快速試算」というオプションが与えられているが、ここで、カスタマイズとは、ユーザが異なる単位を選択できる場合に、具体的な操作に対して時間情報の入力を行うことである。快速試算とは、ユーザが入力した素材のカテゴリや総合品質などの情報に基づいて、データベースにおける異なるカテゴリ、総品質に対応する「スライス」操作の相応の係数を取出し、積の形で一つの一般標準値を獲得する。係数の具体的な数値は、実験室の規範標準の下で、何度もサンプリングして平均して得られたことを示している。
【0045】
デフォルト値と自動計算データに関するメンテナンスは、データ管理モジュールの担当者が関連分野で取得しおよび入力者が相応の需要を提出した場合、既存の元で補充保守を行うことによって得られる。保守担当者は、異なる専門の取得、入力のニーズに応じて、異なるデフォルト値を保守し、要求に応じて実験室に対して相応のデータのニーズを提出し、データ情報を完備した上で、異なる専門が異なる取得入力の操作情報コンテンツに対する異なる基準を補充することができる。
【0046】
操作取得インタラクションインターフェースのディメンションに示した具体的なインタラクションコンテンツには、入力者が記録を補充し、操作手順の具体的な実施案を表示する必要がある。モジュール化の補充と対応情報の完備によって、具体的な内容は、表示操作環節を見本として、明確な専門取得情報を記録して入力する。また、モジュール化および情報化のインタラクションモデルによって、統一的な専門化取得インタラクションインターフェースの下で、入力者に異なる方式、異なる言語の文化的差異性のインタラクションを提供することができる。
また、文化的な分野や背景を超えた入力は、入力者が様々な文化的な背景下で関連内容を明確に検索または定義できない場合(特に、科学研究の先端分野では、短期間ではできない多言語・多文化の詳細化定義について、入力者はその持つ関連分野の認知に基づいて文化的な背景を超えた照会を取得することができ)、または、入力者は多様な背景を持ち異なる文化的背景の入力オプションを使用する必要がある場合に提供される。
【0047】
三、製品選択モジュール
工程において新しい素材を正常に輸入する以外に、他の工程流れを経た出力製品も、工程全体の素材の重要な供給源である。以上のように、生成物情報は、前工程で得られた工程情報、すなわち同じの時間帯の素材情報や操作情報を含み、複数の工程の集合情報も含む。
【0048】
標準化された入力をより良く記録・維持するために、生成物は前工程の具体的な素材と操作の組み合わせによって形成され、結果としてシステムに入力し、または次の工程の引用素材として使用される。システムに存在する生成物は、すでに入力された内容工程の流れによって形成されるため、相応のデータ化情報は前工程と一致して対応し、情報の欠落または情報の洩れが発生しない。
【0049】
例えば、食品加工分野では、前工程の素材は卵で、操作はゆでのことである。前工程では完全に卵を素材とする具体的な情報を入力した後(この章の最初の2つのセクションを参照されたい)、対応する操作「ゆで」(入力方法の詳細は、「操作取得」を参照)をさらに入力し、それらの出力生成物は、「工程ID(システムは手順に応じて番号順に生成および記録される)+卵+ゆで」の形で表示され、そして工程IDによってこの生成物を生成した工程をすばやく見ることができる。
【0050】
また、複数の工程の組合せで生成された生成物、または入れ子で生成された生成物のすべては、いずれも同じ論理で生成される。表示では、生成されたコンテンツを素材と生成物の形でそれぞれ並べ、選択順に並べている。
また、工程IDに基づいて、システムに入力された前の工程をすばやく定義することができることにより、入力者は、自分で選択した内容の詳細を明確にすることができる。また、すべての情報はいずれも、データベースの既存のコンテンツのIDを呼び出すことによって関連マッチングングを行うため、ユーザが入力したコンテンツは、異なる言語、特定の形で異なる照会や利用者に表示することができ、文化、専門の差異性のために記録コンテンツのあいまいさを引き起こすことはない。
【0051】
生成物の選択は、完全に前工程環節を使用した生成物以外に、入力者が部分的な生成物を選択する必要がある場合、または異なる数量の生成物が後続工程の操作を行う必要がある場合が多く、生成物の数量に応じて分割または累積する必要がある。システムでは、ユーザがデータベースに必要な履歴手続き生成物を呼び出し、インタラクションインターフェースで履歴手続き生成物を完全に表示する。これを編集することを選択すると、システムは元の工程IDを元に新たな追加IDを生成し、新たに生成された生成物が元のIDによる関連操作によって新たに生成されたものであることを示す。
一方、編集インターフェースでは、ユーザが該当する生成物を選択して編集することで、素材ごとに使用割合を変えることができるが、操作を編集することはできない。よって、選択された生成物の異なるレベルに達するが、既存のコンテンツの履歴形成方式を変更しなかった。
【0052】
入力者による生成物の編集は、むしろ生成された生成物を選択的に利用することになるが、化学的な変化が生じたり、既存の素材が変性変化したりするような操作の場合、入力処理ができない。簡単な例を挙げると、電解水は水素と酸素を生成し、あるいは牛乳と酵母が発酵してヨーグルトと水を形成する。これらの工程生成物は、素材の性態が変化したため、入力者に直接後続の工程で効率的に分割加算させる。電解水で生成した酸素のように、異なる技術手段を通じて、同じ品質の水が単位時間内に生成した酸素は異なるが、具体的なレベルは、簡単に既存の技術によって精確にマッチングングすることができないため、この技術方案では、もし変性生成物を分解して累積使用する必要があるような場合、入力者は、インタラクションインターフェースの補助ボタンを通じて、データ管理モジュール担当者と連絡を取ることができる。
適切な正式な材料が提出され、保守担当者の承認を得た後、保守担当者は、元の工程で生成された生成物を、対応する素材IDに置き換え、例えば、牛乳と酵母が発酵した製品は、「工程ID+牛乳+酵母+発酵」ではなく「工程ID+ヨーグルト+水」に置き換えられる。これによって、特殊な変性変化による関連生成物の選択入力ができない場合を解決することができる。
【0053】
四、データ管理モジュール
データ管理モジュールは、データベース側がデータを管理するモジュールであり、各種類のデータの記憶を含み、前記ユーザ端末の機能モジュールとインタラクションし、相応の機能を完成する。データ管理モジュールは、データ保守モジュールを含み、前記データ保守モジュールは、各種データの基本内容、メンテナンス内容および関連関係を精確に記憶することを保証し、かつ顧客の需要に応じて継続的に増加、修正、削除する。
【0054】
異なる文化、異なる背景、異なる専門の入力者に対して、入力情報の専門性、全面性、便利性および標準化を保障するため、専門性が高く、柔軟に拡張できるニーズは、情報化入力システムにとって十分かつ必要である。そのため、本特許では、システムを構築する時にデータとフレームワークを完全に分離し、異なるデータ需要に依拠し、関連してフレームワークを組み立て、自動化が強く、かつ継続的に拡張して完備するデータ相互入力システムを実現することができる。
【0055】
データ全体は、原始データと入力データの2つに大きく分けられる。原始データは、システムのインタラクション表示に必要なデータの基本となるものであり、システムが初期に導入を許可したデータを除いて、データ管理モジュール担当者がそれぞれの専門的なニーズによって、考察ならび審査を経て、対応する検査済みのデータを入力し、データの出所は実験室が多く提供される。一方、入力データに関しては、システムの利用者が、それぞれの専門的なニーズに応じて、システムの原始データをもとに、実際の操作の流れに対しシステムのインタラクションインターフェースを介して対応する流れの入力データ部分を示す内容を補充することで、同じ基準でのデータ化、情報化の流れの記録に達する。
【0056】
原始データの存在形態は、主に物事の名前定義、ディメンション定義、専門的定義を含む。名前定義には、異なる言語での主要な表示名、一般名、学術名、一般名、俗称、および他の異なる形式での同一のものの言語による定義が含まれる。この部分は、主に関連する素材や操作の検索であり、同じものに対して異なる言語で異なる呼び方をすることは、データ管理モジュールとしての比較的頻繁なメンテナンスの一部である。同じものの異なる定義名を補充するメンテナンスを継続的に行うことで、ユーザは、自身の既知の定義に基づいて必要なものを照会することができる。
【0057】
ディメンションの定義は、物事にとって存在と実際の具体的な構成の定義であり、一般に物体に対しては、数メンテナンスモジュールが、その対応するクラスを管理し、質量、体積、状態(固体、液体、気体など)、温度などの具体的な物理ディメンションを自動的に関連づけて、観測された具体的な形を表現することができるが、もちろん個々の物事に特化した定義サービスを提供することもできる。
一方、操作プロセスにとっては、具体的な操作の方法や対応する操作時間などが、認知され実行される操作プロセスを構成する具体的な条件となる。物事にとっては、質量、体積、温度、時間などのディメンションは独立存在し、参考系として物事を評価する基準であるのに対し、データ管理モジュールは、これらの需要と物事の関連関係のディメンションを物事の一つの定義として物事と関連付ける。このように、システムの入力インタラクションにおいて、ユーザは、正規化され明確化された入力オプションを行い、正規化された入力データを得ることができる。
【0058】
例えば、ある物体が質量、体積、温度に対応するデータベースのディメンション情報と関連付けられているとする。ユーザが物体に対応するデータ情報を入力することを選択すると、インタラクションインターフェースで質量、体積、温度ディメンションに対応する単位オプション、入力する数値オプションが表示される。そのうち、システムはユーザの設定によって、データベースから呼び出して、質量、体積、温度の異なる単位に対応させるとともに、ユーザの入力習慣に符合するデフォルト単位を提供し、ユーザは、実際の流れによって、目前の工程のディメンションに対応する数値を入力する必要がある。このシステムの入力データには標準的な素材情報が記憶されている。
【0059】
これらの具体的な物事を定義するのに参与するディメンション情報は、同様にシステムに保守されることができ、保守内容は新規追加、修正、対応単位、入力数値範囲、選択項目、対応式パターンなどの情報が含まれるがそれに限定されない。これらの異なる情報は、異なる言語の異なる呼び方の間の差異の定義が存在し、データベースに保持される必要がある。先に示したように、インタラクションインターフェースに対応するプレゼンテーションは、主に固定された数値入力ボックス、ドロップダウンオプション、複数選択オプション、単一選択オプションから構成され、その対応するプレゼンテーションは、ディメンション情報や専門情報と結びつけられる。異なる事項に標準化、唯一化のデータ準則を獲得することができ、同時に異なる方式の意味間の入力が異なり、標準が一致することができる。
【0060】
専門定義とディメンション定義は、ある意味では同じであるが、異なる専門分野に必要な標準化された定義に重点を置いている。例えば食品加工分野では、物体に含まれる食べられない部分を自動的に取り除く必要があるのか、ユーザ入力時にすでに食べられない部分の取り除く処理が行われているのかを考慮する必要がある。
しかし、食用にならない部分を取り除くディメンションオプションは、化学実験の分野では明らかに説明を必要とせず、化学の分野では使用した素材が食用になるかどうかを考慮する必要がないからである。異なる専門分野の定義は、ユーザがインタラクション型インターフェースに入力する前に特定のデータを選択することで、異なる専門分野が同じものに対して異なる定義ディメンションと対応するインタラクションを活性化する。
【0061】
原始データの保守に加えて、入力データの保守もデータ管理モジュールの重要な機能である。前述のように、アシスト機能は、主にデータ管理モジュールによって実施されている。アシスト機能の目的は、先に具体的に説明したが、主に、ある特定化された情報の記録によって生成される異なる形式の生成物に対する変化処理などの問題に用いられる。
入力データ支援機能は、データ管理モジュールのインターフェースにおけるインタラクション方式であり、具体的なものの追加、削除、修正が可能であるほか、一般ユーザの対応するインタラクションインターフェースとほぼ同じである。この機能は、正規化された入力に対するデータ記録の不整合やデータの改ざんなどの問題を引き起こすため、一般ユーザには公開されない。一般ユーザが具体的な操作要求を提出し、必要な証明材料と相応のデータ結果を提出した時に、データ管理モジュール担当者は、ユーザがアップロードした内容をコンパイルして修正し、関連する標識を行うことができ、これによってシステム入力情報の標準化と一致化を保障する。
【0062】
本発明の考え方に従ったユーザ端末の使用ケースを以下に示す。
【0063】
工程1:素材取得
【0064】
S1:用意段階、入力ボックスをクリックする。
S2:素材入力ボックスに照会内容を入力する。
入力ボックスで食材名を入力しキャリッジリターン/拡大鏡をクリックし、先頭から食材リスト照会がトリガーされ、先頭から照会名が送られ、一般名(複数のフィールド)、表示名、詳細名を含めることができ、末は名前で照会データテーブルの一般名と食材を一致させることができ、改ページで食材リストと総数を返す。
S3:ターゲットオプションの選択
S4:インタラクションページ生成、検索結果をクリックすると、先頭から食材詳細照会インターフェースがトリガーされ、S2工程で食材の番号が返され、インターフェース上で食材番号Noが渡され、末端から照会テーブル中の食材詳細が対象DesLang(番号、言語識別、詳細名、略称、詳細名+一般名、表示名、順序、記述、食用標識などを含み、インタラクションページを生成するための先頭表示に使用される)にカプセル化される。
S5:インタラクションページに基づいて情報補充を行う。
上記の工程については、
図5を参照してください。
【0065】
工程2:操作取得
S1:用意段階、入力ボックスをクリックする。
S2:操作入力ボックスに照会内容を入力する。
キャリッジリターン/拡大鏡トリガーによって、インターフェース上で照会内容を送る。バックステージは動作テーブル内でファジーマッチングする。動作テーブルはデータ対象を返す(動作番号、動作名、動作選択後先頭表示用:一般名、言語標識等)。
S3:ターゲットオプションの選択。
S4:インタラクションページ生成、検索結果をクリックする。
または、操作情報の補充を開始するインタラクションページを直接生成する。
【0066】
上記の工程1および2では、入力した照会情報が素材や動作論理と一致しない場合、「操作が見つからない場合は、カスタマサービスまでお問い合わせください」というメッセージが表示される。
【0067】
【0068】
前記工程1が取得した情報は単独に記憶できるし、工程2の情報集合と記憶して生成物情報を形成でき、前記生成物情報も分割され、重複に検索、使用される。
【0069】
表示された例を正規化された専門分野でどのように記録するかを詳細に説明するために、すべてのモジュールを含む工程の入力例を示す。食品加工分野での「ゆで卵」のように、比較的簡単な例で説明する。
【0070】
まず、どのような情報をデータ化するかを文字で説明する。室温環境下の純水200gと4°Cの冷蔵で保存した殻抜きの約57gの大きな卵2個をとり、100°Cの水中に標準大気圧下で5分間ゆでた。
【0071】
これらの情報を入力するために、システムデータ環境では映像加工分野のデータに卵、水を素材とした情報、および水を操作の基本情報としてメンテナンスしている。ここで、初期情報には、一意のIDに対応する卵(完成した新鮮な卵のことである)の異なる種類の名前、「中国語:新鮮▲鶏▼蛋、新鮮的完整▲鶏▼蛋、▲鶏▼蛋、▲鶏▼蛋、…」、英語:「egg (chicken)、egg、whole、fresh、…」、日本語:「鶏の卵、卵(鶏の卵)、玉子、…」、他の言語に対応する異なるテキスト情報コンテンツ」が含まれ、同時にメンテナンスされる情報には、卵IDに対応する共通ディメンション(ディメンション情報インタラクションの多言語表示コンテンツも、初期データに対応するテキスト情報を記録している)が含まれる。
【0072】
品質情報は、変換可能単位の数値入力オプションを含み(対応する素材の特定の情報は、素材ごとに個別に維持される。たとえば、卵IDに対応する単位のメンテナンスには次のものが含まれる。「グラム、g、kg、mg、bl、cup、ml、L、gal、fl.oz、oz、fl、大きな卵(約57g)、中卵(約47g)、特大卵(約66g)など」
【0073】
保管温度は、デフォルト値を含むが、ユーザが単位を選択して入力することができる(保管された温度のディメンション初期データには、次のものが含まれる。デフォルトの室温(摂氏24度)、ユーザは、特定の温度、温度の単位「摂氏」、「華氏、「ケルビンの温度単位」を入力することができる)。
【0074】
大気圧は、デフォルトオプションを含むが、ユーザが特定の数値をカスタマイズできる
(デフォルト値1atm、ユーザは特定の数値を入力可能、対応する単位「バー(BAR)、パスカル(Pa)、標準大気圧(atm)、ミリメートル水銀柱(mmHg、Torr)、キログラム毎平方センチメートル(kgf/cm2)を指定できることが含まれる)。
【0075】
使用されているかどうかの専門ディメンションデータ(デフォルト値の食用およびオプションの食べられないことを含む、ユーザによる単一選択を許可する)。
【0076】
食べられない部分を取り除くか否かの計量(デフォルト値の自動判定「食べられない部分情報の取り除く処理を行うかどうかを自動判定する」や、食べられない部分を取り除かないオプションなど、ユーザによる単一選択を許可する)。
【0077】
純水対応の情報についても同様であり、具体的なインタラクションインターフェースの選択の際に部分的に説明する。
【0078】
操作情報“ゆでる”として同様な初期保守情報があり、まずデータベースの唯一のIDゆでるに対応し、異なる言語の異なる形式のゆでるに対応する言語テキスト情報、例えば、中国語「煮、▲ドン▼、▲バオ▼…」、英語「cook(boil)、boil、boiled…」、日本語「ゆで、ゆでる、ゆでる、煮る、煮え…」をメンテナンスし、同時に、食品加工分野の専門ニーズに対応するディメンション情報項目(異なる言語の関連するインタラクションテキスト情報、例えば共通プロンプト、入力が必要な説明項目を含む)がメンテナンスされる。
【0079】
「操作時間は、月、日、年、週、曜日、時、分、秒、h、min、s、…のような単位を選択した下で、特定の数値を入力可能にユーザに許可を与える。
【0080】
操作温度(煮に対応する関連ディメンション)は、ユーザが単位を選択した下で、温度単位(「摂氏」、「華氏」、「ケルビンの温度単位」を含む)と、火力温度(デフォルト値を含む食品加工分野固有の単位オプションと、温度単位は操作温度で排他的に選択されるなどの特定の数値を入力することができる。具体的には、以下のものがある。すばやく選択可能な「大火lv8」、「中火lv5」、「弱火lv3」、または、ユーザは異なるlv単位のサイズの違いに対応する1~13の数値を入力することができる。)。
【0081】
このような具体的な事前情報があれば、入力者は、共通ルールに則した場合に効率的な該当分野情報を迅速かつ的確に入力することができる。ここでは、インタラクションインターフェースの表示と、それにともなう関連関係について具体的に説明する。
【0082】
まず現在登録されているユーザを、中国語(簡体字)を用いて北京で操作を行うユーザと定義する。
【0083】
ユーザがeggを入力すると、「EGG走りましょう」、「eggcakeっ!」のように、eggを含む中国語環境の特殊なデータベース中のコンテンツを優先的に選択して提示する一方で、一定の優先順位に従って、egg(chicken)、egg、whole、fresh、duckeggなどの入力規則に該当する言葉を提示する。ユーザがegg(chicken)を選択すると、ユーザの操作側環境は中国語であり、北京を入力環境とするため、ここでは優先的に提示する。
【0084】
数量:ユーザが数値のデフォルト単位、グラム(他の単位をドロップダウンで選択可能)を入力する必要がある
温度:室温24°C(ドロップダウンでカスタマイズを選択することができ、カスタマイズには入力ボックス、および数量と同様なインタラクションインターフェースなどのデフォルト単位、または、-18°Cで冷凍するか表示される)
気圧:標準大気圧1atm(ドロップダウンでカスタマイズを選択することができ、カスタマイズには入力ボックス、および数量と同様なインタラクションインターフェースなどのデフォルト単位が表示される)
食べるか否か:「食用」にデフォルトチェックが入っているが、オプションには「食わない」
食べられない部分を取り除くか否か:「自動処理」にデフォルトチェックが入っているが、オプションには「取り除かない」
【0085】
登録者は、自分で選択して以下のように入力することができる。
「数量:大きな卵2個(約57g)
温度:4°C
気圧:標準大気圧1atm(デフォルト値使用)
食べるか否か:「食用」にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
食べられない部分を取り除くか否か:「自動処理」にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
【0086】
そして、水を選択し、同様な入力についてはインタラクティングすることでインタラクティングすることで得られた。
「数量:200g
温度:室温24°C(デフォルト値使用)
気圧:標準大気圧1atm(デフォルト値使用)
食べるか否か:「食わない」をクリック
食べられない部分を取り除くか否か:「自動処理」にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
【0087】
次に、「ゆで」を選択し、対応するインタラクションを開く。
操作時間:特定数値のデフォルト単位(分)を入力する
操作温度:ドロップダウンボックスでは「カスタマイズ温度」、「大火lv8」、「中火lv5」、「弱火lv3」、「カスタマイズ火力」(ユーザがカスタマイズ温度を選択すると、数値を入力するための入力ボックスが表示され、ユーザに対応するデフォルト温度オプションが表示される)
【0088】
ユーザが補充入力を行う。
操作時間:5 デフォルト単位(分)
操作温度:100°C(中国語-北京エリアのデフォルト単位を使用するため、追加の操作は必要ない)
【0089】
よって、ユーザは、1つの手順の入力を完了し、この手順の生成物(一意のIDを含む):卵、水/ゆでが生成される。
【0090】
さらに、次の関連情報が含まれる。
数量:大きな卵 2個(約57g)
温度:4°C
気圧:標準大気圧1atm(デフォルト値使用)
食べるか否か:「食用」にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
食べられない部分を取り除くか否か:「自動処理にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
「数量:200g
温度:室温24°C(デフォルト値使用)
気圧:標準大気圧1atm(デフォルト値使用)
食べるか否か:「食わない」をクリック
食べられない部分を取り除くか否か:「自動処理」にデフォルトチェックが入っている(デフォルト値使用)
操作時間:5 デフォルト単位(分)
操作温度:100°C(中国語-北京エリアのデフォルト単位を使用するため、追加の操作は必要ない)
【0091】
米国の英語登録者がこの製品の情報を必要とする場合、(言語と地域に応じた表示名)「egg(chicken)、water/boil」が表示されるとともに、以下の情報が含まれる。
Quantity:2large(about2oz)
Temperature:39.2°F
Air pressure:Standard atmospheric1atm(デフォルト値使用)
EdibleorInedible:Edible(デフォルト値使用)
RemoveInedible portion:Auto(デフォルト値使用)
Quantity:1Cup
Temperature:Hometemperature75.2°F(デフォルト値使用)
Air pressure:Standard atmospheric1atm(デフォルト値使用)
EdibleorInedible:Inedible
RemoveInedible portion:Auto(デフォルト値使用)
Time:5min(デフォルト単位)
Temperature:212°F(英語-アメリカエリアのデフォルト単位を使用するため、追加の操作は必要ない)
【0092】
以上の具体的な保守情報は、ユーザがインタラクションインターフェースに登録する起動データであり、ユーザが操作する時にそのうちの内容を補充する必要がある場合、インタラクションインターフェースで保守リンクをクリックし、保守カスタマサービスに連絡し、新規追加や修正する必要のある具体的な情報および要求を提供し、システム保守担当者が審査と保守を行った後に変更することができる。例えば:日本語ユーザは、素材照会インターフェースで「卵」を入力し、検索で具体的に選択したい情報が現れたら、カスタマサービスのスタッフと連絡し、「卵(鶏の卵)」の通用名として「玉子」を追加することができる。データ保守担当者は、登録者からの要求を適切な専門家にフィードバックして判断・分類を行い、複数人の審査を経て、適切な保守管理を行う(データベースに不明確なデータや重複したデータがないことを確認する)。ここでは、日本語入力保守担当者にレビューを依頼したところ、「玉子」とは調理済みの卵の完成品を指すことが多く、新鮮な卵を指すものではないことが分かった。そうすると、入力要求を否定し入力者にフィードバックし、同時に「玉子」を選択不可のエリアに追加して、入力者がインタラクションに「玉子」を検索できるようにした。ただし、ユーザがクリックすると、選択不可の選択肢として「鶏の卵、卵(鶏の卵)、たまご、…」を選択する必要があるかどうかを尋ねるプロンプトが表示される。
【国際調査報告】