(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-15
(54)【発明の名称】溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法
(51)【国際特許分類】
B21D 53/30 20060101AFI20230208BHJP
【FI】
B21D53/30 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021506433
(86)(22)【出願日】2020-08-14
(85)【翻訳文提出日】2021-04-05
(86)【国際出願番号】 IB2020057660
(87)【国際公開番号】W WO2021074707
(87)【国際公開日】2021-04-22
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518018193
【氏名又は名称】ウィールズ インディア リミテッド
【氏名又は名称原語表記】WHEELS INDIA LIMITED
【住所又は居所原語表記】Padi Chennai, Tamilnadu 600050 (IN)
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【氏名又は名称】安達 友和
(72)【発明者】
【氏名】ビジャヤラガバン,シュリラム
(72)【発明者】
【氏名】シヤガラジャン,サンダララジャン
(72)【発明者】
【氏名】ラマサミー,ムスラジ
(72)【発明者】
【氏名】キングストン,ベンサンブ
(57)【要約】
本発明は、外側端部101、中央領域102、内側端部103を備えるフープ100を使用して、溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法を説明する。該方法は、外側端部101をスピニングしてディスク領域202を得ることと、ディスク端部203をスピニングしてこしき領域301を得ること、ディスク領域202を成形してディスク輪郭401及びこしき領域403を得ることと、中央領域102及び内側端部103を成形して直線的なリム領域402を得ることと、直線的なリム輪郭402スピニング及び成形して外側フランジ502aを得ることと、直線的なリム輪郭402をスピニングして予成形の内側フランジ602aを備える凹状のリム輪郭601aを得ることと、凹状のリム輪郭601aをスピニングしてビードシート701a及びウェル領域703aを得ることと、予成形の内側フランジ602aを成形して内側フランジ704aを得ることとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法であって、
金属材料からなる外側端部101、中央領域102、及び内側端部103を備えるフープ100を提供することと、
前記フープ100の前記外側端部101をスピニングして、ディスク領域202を得ることと、
前記ディスク領域202のディスク端部203をスピニングして、予成形のこしき領域301を得ることと、
前記ディスク領域202を成形して、ディスク輪郭401及びこしき領域403を得て、前記フープ100の前記中央領域102及び前記内側端部103を成形して、直線的にリム輪郭402を得ることと、
前記直線的なリム輪郭402の外端部405をスピニング及び成形して、外側フランジ502aを得ることと、
前記直線的なリム輪郭402をスピニングして、予成形の内側フランジ602aを備える凹状のリム輪郭601aを得ることと、
前記凹状のリム輪郭601aをスピニングして、ビードシート701a及びウェル領域703aを得ることと、
前記予成形の内側フランジ602aを成形して、内側フランジ704aを得ることと、
前記ディスク輪郭401aに複数のベントホール801aを設け、前記ビードシート701aにバルブホール802aを設けることと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
複数のボルト孔404を前記こしき領域403に設けることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のボルト孔は、パンチングプロセスを使用して得られることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記外側フランジ502a及び前記内側フランジ704aは、プレス成型プロセスを使用して得られることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のベントホール801a及びバルブホール802aは、パンチングプロセスを使用して得られることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ディスク輪郭401、前記こしき領域403、及び前記直線的なリム輪郭402は、フロー成形プロセスを使用して得られることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、概して、溶接なしでチューブレス車両ホイールを製造する分野に関する。詳細には、本実施形態は、フープを使用して溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両用のホイールを製造する様々な方法がある。ホイールは、複数部品のホイールを組み立てることによって製造することも、単一部品を使用して製造することも可能である。複数部品のホイール製造方法は、ホイールの中央ディスクとホイールリムを別々に形成することを含む。さらに、中央ディスクとホイールリムを適切に組み立て、最終的な車両ホイールとして共に溶接する必要性がある。単一部品の(一体型の)ホイール製造方法の場合、ホイール全体が、単一のブランクを使用して形成される。
【0003】
一般に、単一部品のホイール製造方法では、複数部品のホイール製造方法と比較して、原料の消費量が少なくなる。さらに、単一部品のホイール製造方法では、溶接プロセスが必要ないため、溶接による応力集中が排除される。さらに、単一部品のホイールを製造するための製造コストは、複数部品のホイールを製造する場合と比較して低くなる。
【0004】
インド特許第302402号公報では、単一部品の車両ホイールを製造する方法が開示されている。この方法は、単一部品のホイールを製造するための溶接プロセスを含む。しかし、この特許では、単一部品のチューブレス車両ホイールを製造する方法は開示されていない。さらに、この特許では、溶接せずに単一部品のチューブレス車両ホイールを製造する方法は開示されていない。
【0005】
したがって、チューブレス車両ホイールを製造する方法を開発する必要性がある。さらに、単一のフープを使用して溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法が必要である。さらに、ワークピースにさらに応力及び張力をかけずにチューブレス車両ホイールを製造する方法が必要である。
【発明の目的】
【0006】
本開示の目的の幾つかを本明細書において以下説明する。
【0007】
本発明の主な目的は、溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、単一のフープをワークピースとして使用してチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供することである。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、簡単な方法を使用してチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供することである。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、チューブレス車両ホイールを低コストで製造する方法を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的及び利点は、以下の説明から、添付の図面を参照して読むと明らかであり、添付の図面は、本発明の好ましい実施形態の例示のために組み込まれ、その範囲を限定することを意図していない。
【発明の概要】
【0012】
上述の内容を考慮して、本実施形態は、フープをワークピースとして使用して、溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供する。チューブレスホイールを製造する方法は、金属材料からなる外側端部、中央領域、及び内側端部を備えるフープを提供することを含む。フープの外側端部をスピニングして、ディスク領域を得て、次に、ディスク領域のディスク端部をスピニングして、予成形のこしき領域を得る。成形プロセスが、ディスク輪郭及びこしき領域を得るために、ディスク領域に対して行われ、成形プロセスは、直線的なリム輪郭を得るために、フープの中央領域及び内側端部に対して行われる。スピニングは、直線的なリム輪郭の外端部に対して行われ、次に、外側フランジを得るために、成形が行われる。次に、スピニングが、予成形の内側フランジを備える凹状のリム領域を得るために、直線的なリム輪郭に対して行われる。スピニングプロセスは、ビードシート及びウェル領域を得るために、凹状のリム輪郭に対して行われる。成形プロセスは、内側フランジを得るために、予成形の内側フランジに対して行われる。複数のベントホールをディスクプロファイルに設け、バルブホールをビードシートに設ける。
【0013】
一実施形態によれば、複数のボルト孔をこしき領域に設ける。一実施形態によれば、複数のボルト孔は、パンチングプロセスを使用して得られる。
【0014】
一実施形態によれば、外側フランジ及び内側フランジは、プレス成型プロセスを使用して得られる。
【0015】
一実施形態によれば、ベントホール及びバルブホールは、パンチングプロセスを使用して得られる。
【0016】
一実施形態によれば、ディスク輪郭、こしき領域403、及び直線的なリム輪郭402は、フロー成形プロセスを使用して得られる。
【0017】
本明細書の実施形態のこれら及び他の態様は、以下の説明及び添付の図面とあわせて考慮するとよりよく認識され理解されるであろう。しかし、以下の説明は、好ましい実施形態及びその多数の特定の詳細を示しているが、限定ではなく例示として与えられていることを理解されたい。本明細書の実施形態の範囲内で、その主旨から逸脱することなく多くの変更及び修正を行うことができ、本明細書の実施形態はそのような全ての修正を含む。
【図面の簡単な説明】
【0018】
添付の図面を参照して詳細な説明をする。図面において、符号の左端の数字は、符号が最初に現れる図を識別する。異なる図面において同じ符号を使用することで、類似の又は同一の項目を示す。
【0019】
【0020】
【
図2】一実施形態による、フープの外側端部のスピニングプロセス後のフープ200の断面図を示す。
【0021】
【
図3】一実施形態による、ディスク領域のディスク端部のスピニングプロセス後のフープ300の断面図を示す。
【0022】
【
図4】一実施形態による、ディスク領域及び中央領域の成形プロセス後のフープ400の断面図を示す。
【0023】
【
図5a】一実施形態による、直線的なリム輪郭の外端部のスピニングプロセス後のフープ500aの断面図を示す。
【0024】
【
図5b】第2の実施形態による、直線的なリム輪郭の外端部のスピニングプロセス後のフープ500bの断面図を示す。
【0025】
【
図6a】第1の実施形態による、直線的なリム輪郭のスピニングプロセス後のフープ600aの断面図を示す。
【0026】
【
図6b】第2の実施形態による、直線的なリム輪郭のスピニングプロセス後のフープ600bの断面図を示す。
【0027】
【
図7a】第1の実施形態による、凹状のリム輪郭700aのスピニングプロセス後のフープの断面図を示す。
【0028】
【
図7b(i)】第2の実施形態による、凹状のリム輪郭700b(i)のスピニングプロセス後のフープの断面図を示す。
【0029】
【
図7b(ii)】第2の実施形態による、凹状のリム輪郭700b(ii)のスピニングプロセス後のフープの断面図を示す。
【0030】
【
図7c】第3の実施形態による、凹状のリム輪郭700cのスピニングプロセス後のフープの断面図を示す。
【0031】
【
図8a】第1の実施形態による、ベントホールとバルブホール800aとを備えるチューブレスホイールの断面図を示す。
【0032】
【
図8b】第2の実施形態による、ベントホールとバルブホール800bとを備えるチューブレスホイールの断面図を示す。
【0033】
【
図8c】第3の実施形態による、ベントホールとバルブホール800cとを備えるチューブレスホイールの断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本実施形態並びにその様々な特徴及び有利な詳細は、非限定的な実施形態を参照してより十分に説明され、以下の説明で詳述される。本実施形態を不必要に不明瞭にしないため、周知の構成要素及び処理技術の説明は省略される。本明細書で使用される例は、単に、本実施形態が実施される方法の理解を容易にし、さらに当業者が本実施形態を実施できるようにすることを意図している。したがって、実施例は本実施形態の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
【0035】
上述のように、溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法が必要である。本実施形態は、フープを使用して溶接せずにチューブレス車両ホイールを製造する方法を提供することによって、これを達成する。ここで図面、詳細には
図1~
図8を参照し、図面において類似の符号は図全体を通して一貫して対応する特徴を示し、好ましい実施形態が示される。
【0036】
図1は、フープ100の断面図を示す。フープ100は、(中心から離れた)外側端部101、中央領域102、及び(中心寄りの)内側端部103を備える。
【0037】
図2は、一実施形態による、フープ101の外側端部のスピニングプロセス後のフープ200の断面図を示す。スピニングプロセスは、ディスク(円形)端部203を備えるディスク領域202を得るために、フープ100の外側端部101に対して行われる。ディスク領域は、必要に応じたサイズに形成され得る。
【0038】
図3は、一実施形態による、ディスク領域202のディスク端部203のスピニングプロセス後のフープ300の断面図を示す。スピニングプロセスは、予成形のこしき領域301を得るために、ディスク領域202のディスク端部203に対して行われる。
【0039】
図4は、一実施形態による、ディスク領域202及び中央領域102の成形プロセス後のフープ400の断面図を示す。成形プロセスは、ディスクプロファイル401及びネイブ領域403を得るために、ディスク領域202に対して行われる。成形プロセスは、直線的なリム(縁)輪郭402を得るために、中央領域102及び内側端部103に対して行われる。直線的なリム輪郭402は、外端部405を備える。複数のボルト孔404が、こしき領域403に設けられる。一実施形態において、複数のボルト孔404は、パンチングプロセスを使用して得られる。一実施形態において、フロー成形プロセスが、ディスク輪郭401及びこしき領域403を得るために、ディスク領域202に対して実行され、フロー形成プロセスは、直線的なリム輪郭402を得るために、中央領域102及び内側端部103に対して行われる。
【0040】
図5aは、第1の実施形態による、直線的なリム輪郭402の外端部405のスピニングプロセス後のフープ500aの断面図を示す。スピニングプロセス及び成形プロセスは、外側フランジ502aを得るために、直線的なリム輪郭402の外端部405に対して行われる。
【0041】
一実施形態において、プレス成形プロセスが、外側フランジ502aを得るために、直線的なリム輪郭402の外端部405に対して行われる。
【0042】
図5bは、第2の実施形態による、直線的なリム輪郭402aの外端部405のスピニングプロセス後のフープ500bの断面図を示す。スピニングプロセス及び成形プロセスが、延長された外端部501を得るために、直線的なリム外形402aの外端部405に対して行われる。次に、スピニングプロセスが、予成形の外側フランジ502bを得るために、直線的なリム輪郭402aの延長された外端部501に対して行われる。
【0043】
図6aは、第1の実施形態による、直線的なリム輪郭402aのスピニングプロセス後のフープ600aの断面図を示す。スピニングプロセスは、凹状のリム輪郭601a及び予成形の内側フランジ602aを得るために、直線的なリム輪郭402aに対して行われる。
【0044】
図6bは、第2の実施形態による、直線的なリム輪郭402bのスピニングプロセス後のフープ600bの断面図を示す。スピニングプロセスは、凹状のリム輪郭601b及び予成形の内側フランジ602bを得るために、直線的なリム輪郭402bに対して行われる。
【0045】
図7aは、第1の実施形態による、凹状のリム輪郭601aのスピニングプロセス後のフープ700aの断面図を示す。スピニングプロセスは、ビードシート701a及びウェル領域703aを得るために、凹状のリム輪郭に対して行われる。成形プロセスは、内側フランジ704aを得るために、予成形の内側フランジ602aに対して行われる。ビードシート701aは、外側ビードシート701aと内側ビードシート701aとを備える。
【0046】
一実施形態において、プレス成形プロセスが、内側フランジ704aを得るために、予成形の内側フランジ602aに対して行われる。
【0047】
図7b(i)は、第2の実施形態による、凹状のリム輪郭601bのスピニングプロセス後のフープ700b(i)の断面図を示す。スピニングプロセスは、ビードシート701b、ハンプ702b、及びウェル領域703bを得るために、凹状のリム輪郭601bに対して行われる。成形プロセスは、内側フランジ704bを得るために、予成形の内側フランジ602aに対して行われる。ビードシート701bは、外側ビードシート701bと内側ビードシート701bとを備える。
【0048】
図7b(ii)は、第2の実施形態による、成形プロセス後のフープ700b(ii)の断面図を示す。成形プロセスは、外側フランジ706bを得るために、予成形の外側フランジ502bに対して行われる。成形プロセスは、延長された内側フランジ705bを得るために、内側フランジ704bに対して行われる。
【0049】
一実施形態において、プレス成型プロセスが、外側フランジ706bを得るために、予成形の外側フランジ502bに対して行われ、プレス成型プロセスが、延長された内側フランジ705bを得るために、内側フランジ704bに対して行われる。
【0050】
図7cは、第3の実施形態による、凹状のリム輪郭601aのスピニングプロセス後のフープ700cの断面図を示す。スピニングプロセスは、ビードシート701c及びウェル領域703cを得るために、凹状のリム輪郭601aに対して行われる。成形プロセスは、内側フランジ704cを得るために、予成形の内側フランジ602aに対して行われる。さらに、成形プロセスは、延長された外側フランジ705cを得るために、外側フランジ502aに対して行われる。ビードシート701cは、外側ビードシート701cと内側ビードシート701cとを備える。
【0051】
図8aは、第1の実施形態による、ベントホール(通気孔)801aとバルブホール(バルブ孔)802aとを備えるチューブレスホイール800aの断面図を示す。複数のベントホール801aがディスク輪郭401に設けられ、バルブホール802aが外側ビードシート701aに設けられる。一実施形態において、ディスク輪郭401における複数のベントホール801aと外側ビードシート701aにおけるバルブホール802aとは、パンチングプロセスを使用して得られる。
【0052】
図8bは、第2の実施形態による、ベントホール801bとバルブホール802bとを備えるチューブレスホイール800bの断面図を示す。複数のベントホール801bがディスク輪郭401に設けられ、バルブホール802bがウェル領域703bの(中心から離れた)外側に設けられる。一実施形態において、ディスク輪郭401における複数のベントホール801bとバルブホール802bとは、パンチングプロセスを使用して得られる。
【0053】
図8cは、第3の実施形態による、ベントホール801cとバルブホール802cとを備えるチューブレスホイール800cの断面図を示す。複数のベントホール801cがディスク輪郭401に設けられ、バルブホール802cが外側ビードシート701cに設けられる。一実施形態において、ディスク輪郭401における複数のベントホール801cと外側ビードシート701cにおけるバルブホール802cとは、パンチングプロセスを使用して得られる。
【0054】
本発明の主な利点は、本発明が単一部品の(一体型の)チューブレス車両ホイールを製造する方法を提供することである。
【0055】
本発明の別の利点は、該方法において、チューブレス車両ホイールの製造に単一のフープが使用されることである。
【0056】
本発明のさらに別の利点は、単一部品のチューブレス車両ホイールを製造する方法において、簡単な方法が使用されることである。
【0057】
本発明のさらに別の利点は、チューブレス車両ホイールを製造する方法により、溶接による応力集中が排除されることである。
【0058】
特定の実施形態の上述の説明は、本明細書の実施形態の一般的な性質を十分に明らかにするので、他の人は、現在の知識を適用することにより、一般的な概念から逸脱することなく、特定の実施形態などの様々な用途に容易に修正及び/又は適応することができるため、そのような適応及び修正は、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内で理解されるべきであり、そのように意図される。本明細書で使用される表現又は用語は説明のためのものであり、限定のためではないことを理解されるべきである。したがって、本明細書の実施形態を好ましい実施形態に関して説明したが、当業者は、本明細書に記載の実施形態の主旨及び範囲内で修正を加えて本実施形態を実施できることを認識するであろう。
【符号の説明】
【0059】
100 フープの断面図
101 外側端部
102 中央領域
103 内側端部
200 外側端部のスピニングプロセス後のフープの断面図
202 ディスク領域
203 ディスク端部
300 ディスク端部のスピニングプロセス後のフープの断面図
301 予成形のこしき領域
400 ディスク領域及び中央領域の成形プロセス後のフープの断面図
401 ディスク輪郭
402 直線的なリム輪郭
403 こしき領域
404 ボルト孔
405 直線的なリム輪郭の外端部
501 延長された外端部
502a 外側フランジ
502b 予成形の外側フランジ
601a,601b 凹状のリム輪郭
602a,602b 予成形の内側フランジ
701a,701b,701c ビードシート
703a,703b,703c ウェル領域
704a,704b,704c 内側フランジ
705b, 705c 延長された内側フランジ
706b 外側フランジ
800a,800b,800c チューブレスホイールの断面図
801a,801b,802c ベントホール
802a,802b,802c バルブホール
【国際調査報告】