(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-15
(54)【発明の名称】新規なインダゾール誘導体及びその用途
(51)【国際特許分類】
C07D 401/14 20060101AFI20230208BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20230208BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20230208BHJP
A61P 1/00 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/4545 20060101ALI20230208BHJP
C07D 401/12 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/454 20060101ALI20230208BHJP
C07D 471/04 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/4439 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/4725 20060101ALI20230208BHJP
C07D 413/14 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/5377 20060101ALI20230208BHJP
C07D 405/14 20060101ALI20230208BHJP
C07D 409/14 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/506 20060101ALI20230208BHJP
A61K 31/496 20060101ALI20230208BHJP
【FI】
C07D401/14 CSP
A61P35/00
A61P25/00
A61P1/00
A61K31/4545
C07D401/12
A61K31/454
C07D471/04 104Z
A61K31/4439
A61K31/4725
C07D413/14
A61K31/5377
C07D405/14
C07D409/14
A61K31/506
A61K31/496
C07D471/04 105Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536713
(86)(22)【出願日】2020-12-16
(85)【翻訳文提出日】2022-07-04
(86)【国際出願番号】 KR2020018477
(87)【国際公開番号】W WO2021125802
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0168364
(32)【優先日】2019-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】514266091
【氏名又は名称】コリア リサーチ インスティチュート オブ ケミカル テクノロジー
【氏名又は名称原語表記】KOREA RESEARCH INSTITUTE OF CHEMICAL TECHNOLOGY
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ピル ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ソン ファン
【テーマコード(参考)】
4C063
4C065
4C086
【Fターム(参考)】
4C063AA01
4C063AA03
4C063AA05
4C063BB09
4C063CC22
4C063CC34
4C063CC54
4C063CC75
4C063CC78
4C063CC81
4C063CC82
4C063CC94
4C063DD03
4C063DD06
4C063DD10
4C063DD12
4C063EE01
4C065AA04
4C065BB04
4C065BB05
4C065CC01
4C065DD02
4C065DD03
4C065EE02
4C065HH01
4C065HH03
4C065JJ01
4C065JJ07
4C065KK01
4C065KK08
4C065KK09
4C065LL01
4C065PP09
4C065PP12
4C065PP13
4C065QQ04
4C065QQ05
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC37
4C086BC42
4C086BC50
4C086BC73
4C086CB05
4C086GA02
4C086GA04
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA12
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZA02
4C086ZA66
(57)【要約】
新規なインダゾール誘導体及びその用途に関し、前記インダゾール誘導体は、TRIB2又はYAP阻害活性に優れ、癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物に有用に使用可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化学式1:
【化1】
(前記化学式1で、
R
1は、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、Nと共に置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたC
4-C
12シクロアルキル、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC
1-C
4アルキルC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたC
1-C
4アルキルC
4-C
12ヘテロアリールからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
R
3は、置換又は非置換されたC
4-C
12アリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成可能であり、
で表示される
ことを特徴とする化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
R
3は、置換又は非置換されたC
4-C
12アリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成可能であり、
請求項1に記載の化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
下記化学式2:
【化2】
R
3は、置換又は非置換されたC
4-C
12アリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC
4-C
12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成可能であり、
R
4は、水素、C
1-C
6アルキル、アセチル又はトリハロアセチルからなる群から選ばれる置換基であり;
R
5は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C
1-C
6アルキルからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
R
6は独立に、水素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、ハロゲン、C
1-C
4アルキル、C
1-C
4アルコキシからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
nは、0、1、又は2の整数である)
で表示される
ことを特徴とする化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
前記化学式1又は2の化合物は、
tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物1);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物2);
tert-ブチル4-(5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物3);
N-(ピぺリジン-4-イル)-5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物4);
tert-ブチル4-(5-(2-フルオロフェニル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物5);
5-(2-フルオロフェニル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物6);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド(化合物7);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インドール-3-カルボキサミド(化合物8);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-メチル-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物9);
1-ベンゾイル-N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物10);
1-(シクロプロパンカルボニル)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物11);
N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物12);
5-(2-フルオロピリジン-4-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物13);
N-シクロヘキシル-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物14);
1-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボニル)ピぺリジン-4-カルボキサミド(化合物15);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物16);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物17);
N-((1s,4s)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物18);
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物19);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物20);
(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタノン(化合物21);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-モルフォリノエチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物22);
(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(化合物23);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物24);
5-(3,4-ジフルオロフェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物25);
5-(1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物26);
N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物27);
5-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物28);
5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物29);
tert-ブチル5-(1-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物30);
tert-ブチル5-(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物31);
tert-ブチル5-(4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物32);
5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物33);
5-(フラン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物34);
tert-ブチル5-(1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物35);
5-(1-プロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物36);
5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物37);
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物38);
tert-ブチル4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(化合物39);
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物40);
5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物41);
N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物42);
5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物43);
5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物44);
5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物45);
5-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物46);
5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物47);
5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物48);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物49);
5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物50);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物51);
5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物52);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物53);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物54);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物55);
5-(6-(ピぺリジン-1-イルメチル)ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物56);
tert-ブチル4-((5-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フラン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物57);
N-(1,1-ジメチル-2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物58);
N-(1,1-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物59);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物60);
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物61);
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物62);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物63);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-6-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物64);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物65);
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物66);
5-(4-(ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物67);
5-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物68);
5-(5-(ピペラジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物69);
5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物70);
N-(3,3-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物71);
5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物72);及び
5-(1-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物73);からなる群から選ばれる
請求項1ないし3のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれかに記載の化学式1又は2で表示される化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩を有効成分として含む
ことを特徴とする癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物。
【請求項6】
前記癌は、肺癌、肝癌、胃癌、大腸癌、膀胱癌、前立腺癌、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、甲状腺癌、黒色腫、血液癌、結腸癌、非小細胞性肺癌、膵癌、皮膚癌、頭頸部癌、小腸癌、直膓癌、子宮内膜癌、膣癌、精巣癌、食道癌、胆道癌、リンパ線癌、胆嚢癌、内分泌腺癌、副腎癌、リンパ腫、多発性骨髄腫、胸腺腫、中皮腫、腎臓癌、脳癌、中枢神経系腫瘍、脳幹神経膠腫及び脳下垂体腺腫からなる群から選ばれる
請求項5に記載の癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なインダゾール誘導体及びその用途に関し、より具体的には、TRIB2阻害活性又はYAP阻害活性を有する新規なインダゾール誘導体及びこれを含む癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
TRIB2(tribbles pseudokinases 2)は、分子的結合を手伝うタンパク質の一つで、様々な信号伝達経路と関連している。特に、TRIB2は、種々の癌において癌形成に関連した性質に重要な働きをすると知られており、様々なin vitro、in vivo実験及び癌患者の組織研究などにより、アンドロゲン独立的前立腺癌、肝癌、急性骨髄性白血病(AML)、肺癌、黒色腫、抗癌療法耐性癌の増殖/生存に関与していると報告されたことがある(非特許文献1-8:Eyers,P.A.et al.,Trends Cell Biol.,27(4),284-298,2017;Zhang,H.H.et al.,Oncol Rep.,31(3),1473-1479,2014;Wang,P.Y.et al.,FEBS Lett.,587(16),2675-2681,2013;Bisoffi,M.et al.,J Urol.,172(3),1145-1150,2004;Wang,J.et al.,Mol Cell.,51(2),211-225,2013;Keeshan,K.at al.,Cancer Cell.,10(5),401-411,2006;Keeshan,K.et al.,Blood Cells Mol Dis.,40(1),119-121,2008;Hill,R.et al.,Carcinogenesis,36(4),469-477,2015)。
【0003】
YAP(Yes-associated protein 1)は、Hippoシグナル伝達(Hippo signaling)を媒介する重要な因子であり、Hippoシグナル伝達は、細胞増殖及び組織恒常性に関与し、接触抑制によって細胞の増殖と死滅を制御するものと知られているが、このような調節機序に異常な変化が起きると癌を誘発することが報告されており、癌治療に重要な機序とされている(非特許文献9-12:ジョン・ヒョウォン等、肉桂の前立腺癌細胞においてYAP活性抑制による転移阻害効能研究、Kor.J.Herbol.,34(3),55-61,2019;Sudol,M.,Yes-associated protein(YAP65)is a prolinerich phosphoprotein that binds to the SH3 domain of the Yes proto-oncogene product,Oncogene,9(8),2145-2152,1994;Pan,D.,The hippo signaling pathway in development and cancer,Dev Cell.,19(4),491-505,2010;Zhao,B.et al.,Both TEAD-binding and WW domains are required for the growth stimulation and oncogenic transformation activity of yes-associated protein,Cancer Res.,69(3),1089-1098,2009)。
【0004】
特に、YAPの下流(downstream)効果器(effector)であるHippo腫瘍抑制経路は、CREB(cAMP response element-binding protein)と共に肝癌形成に関連することが知られている(非特許文献13:Wang,J.et al.,Mutual interaction between YAP and CREB promotes tumorigenesis in liver cancer,Hepatology,58(3),1011-1020,2013)。
【0005】
一方、インダゾール誘導体を有効成分として含む、癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物に関連する従来先行文献として、特許文献1:韓国登録特許第10-1796781号には新規なインダゾール誘導体、その製造方法及びこれを有効成分として含有する癌疾患の予防又は治療用薬学的組成物について開示し、特許文献2:韓国登録特許第10-1936851号にはタンパク質キナーゼ阻害剤である新規ピラゾロピリジン誘導体又はインダゾール誘導体について開示したことがある。
【0006】
しかしながら、本発明の化学式1及び2のようなインダゾール誘導体、該誘導体のTRIB2阻害活性又はYAP阻害活性、及びこれによる癌、嗜眠症及び筋膜炎の治療可能性を言及した報告はない現状である。
【0007】
そこで、本発明者らは、インダゾール誘導体を研究する過程で、TRIB2阻害活性又はYAPに対する優れた阻害活性を確認し、本発明を完成するに至った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1796781号
【特許文献2】韓国登録特許第10-1936851号
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Eyers,P.A.et al.,Trends Cell Biol.,27(4),284-298,2017
【非特許文献2】Zhang,H.H.et al.,Oncol Rep.,31(3),1473-1479,2014
【非特許文献3】Wang,P.Y.et al.,FEBS Lett.,587(16),2675-2681,2013
【非特許文献4】Bisoffi,M.et al.,J Urol.,172(3),1145-1150,2004
【非特許文献5】Wang,J.et al.,Mol Cell.,51(2),211-225,2013
【非特許文献6】Keeshan,K.at al.,Cancer Cell.,10(5),401-411,2006
【非特許文献7】Keeshan,K.et al.,Blood Cells Mol Dis.,40(1),119-121,2008
【非特許文献8】Hill,R.et al.,Carcinogenesis,36(4),469-477,2015
【非特許文献9】ジョン・ヒョウォン等、肉桂の前立腺癌細胞においてYAP活性抑制による転移阻害効能研究、Kor.J.Herbol.,34(3),55-61,2019
【非特許文献10】Sudol,M.,Yes-associated protein(YAP65)is a prolinerich phosphoprotein that binds to the SH3 domain of the Yes proto-oncogene product,Oncogene,9(8),2145-2152,1994
【非特許文献11】Pan,D.,The hippo signaling pathway in development and cancer,Dev Cell.,19(4),491-505,2010
【非特許文献12】Zhao,B.et al.,Both TEAD-binding and WW domains are required for the growth stimulation and oncogenic transformation activity of yes-associated protein,Cancer Res.,69(3),1089-1098,2009
【非特許文献13】Wang,J.et al.,Mutual interaction between YAP and CREB promotes tumorigenesis in liver cancer,Hepatology,58(3),1011-1020,2013
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、新規なインダゾール誘導体及びその用途に関し、より具体的には、TRIB2阻害活性又はYAP阻害活性を有する新規なインダゾール誘導体及びこれを含む癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、下記化学式1で表示される化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
【0012】
【0013】
前記化学式1で、
【0014】
R1は、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロシクロアルキル、Nと共に置換又は非置換されたC4-C12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたC4-C12シクロアルキル、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC1-C4アルキルC4-C12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたC1-C4アルキルC4-C12ヘテロアリールからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
【0015】
【0016】
【0017】
R3は、置換又は非置換されたC4-C12アリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成でき、
【0018】
【0019】
本発明は、化学式1で表示される化合物であり、
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
R3は、置換又は非置換されたC4-C12アリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成でき、
【0024】
【0025】
また、本発明は、下記化学式2で表示される化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
【0026】
下記化学式2で表示される化合物、その光学異性質体、又はその薬学的に許容可能な塩;
【0027】
【0028】
前記化学式2で、
【0029】
【0030】
R3は、前記置換又は非置換されたC4-C12アリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロアリール、置換又は非置換されたC4-C12ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換されたピリジンを形成でき、
【0031】
【0032】
R4は、水素、C1-C6アルキル、アセチル又はトリハロアセチルからなる群から選ばれる置換基であり;
【0033】
R5は独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-C6アルキルからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
【0034】
R6は独立に、水素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、ハロゲン、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシからなる群から選ばれる1種以上の置換基であり;
【0035】
nは、0、1、又は2の整数である。
【0036】
本発明の前記化学式1又は2の化合物をより具体的に例示すれば、
【0037】
tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物1);
【0038】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物2);
【0039】
tert-ブチル4-(5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物3);
【0040】
N-(ピぺリジン-4-イル)-5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物4);
【0041】
tert-ブチル4-(5-(2-フルオロフェニル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート(化合物5);
【0042】
5-(2-フルオロフェニル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物6);
【0043】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド(化合物7);
【0044】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インドール-3-カルボキサミド(化合物8);
【0045】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-メチル-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物9);
【0046】
1-ベンゾイル-N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物10);
【0047】
1-(シクロプロパンカルボニル)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物11);
【0048】
N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物12);
【0049】
5-(2-フルオロピリジン-4-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物13);
【0050】
N-シクロヘキシル-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物14);
【0051】
1-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボニル)ピぺリジン-4-カルボキサミド(化合物15);
【0052】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物16);
【0053】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物17);
【0054】
N-((1s,4s)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物18);
【0055】
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物19);
【0056】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物20);
【0057】
(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタノン(化合物21);
【0058】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-モルフォリノエチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物22);
【0059】
(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(化合物23);
【0060】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物24);
【0061】
5-(3,4-ジフルオロフェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物25);
【0062】
5-(1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物26);
【0063】
N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物27);
【0064】
5-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物28);
【0065】
5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物29);
【0066】
tert-ブチル5-(1-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物30);
【0067】
tert-ブチル5-(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物31);
【0068】
tert-ブチル5-(4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物32);
【0069】
5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物33);
【0070】
5-(フラン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物34);
【0071】
tert-ブチル5-(1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート(化合物35);
【0072】
5-(1-プロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物36);
【0073】
5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物37);
【0074】
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物38);
【0075】
tert-ブチル4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(化合物39);
【0076】
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物40);
【0077】
5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物41);
【0078】
N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物42);
【0079】
5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物43);
【0080】
5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物44);
【0081】
5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物45);
【0082】
5-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物46);
【0083】
5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物47);
【0084】
5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物48);
【0085】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物49);
【0086】
5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物50);
【0087】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物51);
【0088】
5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物52);
【0089】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物53);
【0090】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物54);
【0091】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物55);
【0092】
5-(6-(ピぺリジン-1-イルメチル)ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物56);
【0093】
tert-ブチル4-((5-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フラン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物57);
【0094】
N-(1,1-ジメチル-2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物58);
【0095】
N-(1,1-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物59);
【0096】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物60);
【0097】
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物61);
【0098】
tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(化合物62);
【0099】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物63);
【0100】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-6-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物64);
【0101】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物65);
【0102】
5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物66);
【0103】
5-(4-(ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物67);
【0104】
5-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物68);
【0105】
5-(5-(ピペラジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物69);
【0106】
5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物70);
【0107】
N-(3,3-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド(化合物71);
【0108】
5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物72);及び
【0109】
5-(1-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド(化合物73);からなる群から選ばれる。
【0110】
また、本発明における下記用語は、特に断らない限り、下記意味を有する。定義されていない任意の用語は、当該分野で理解される意味を有する。
【0111】
前記用語“ハロゲン”は、フルオロ(F)、塩素(Cl)、ブロム(Br)、ヨード(I)を意味する。
【0112】
前記用語“アルキル”は、単一結合の直鎖又は分枝鎖の炭化水素基を意味する。例えばメチル、エチル、プロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、1-メチルプロピルなどがある。
【0113】
前記用語“シクロアルキル”は、環状の単一結合の飽和炭化水素基を意味する。例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチル、シクロオクチルなどを挙げることができる。
【0114】
前記用語“ヘテロシクロアルキル”は、N、O、又はSのようなヘテロ原子を一つ以上含む環状の単一結合の飽和炭化水素基のことを指し、環に含まれたヘテロ原子の数及び種類、及び炭素数によって、アジリジニル、ピロリジニル、ピぺリジニル、ピぺラジニル、モルフォリニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロイソキノリンなどがある。
【0115】
前記用語“アリール”は、共有パイ電子系を持つ少なくとも一つのリングを有している芳香族置換体を意味し、例えば、フェニル、ベンジルなどがある。
【0116】
前記用語“ヘテロアリール”は、N、O、又はSのようなヘテロ原子を一つ以上含む芳香族環化合物のことを指し、環に含まれたヘテロ原子の数及び種類、及び炭素数によって、ピロリル、フラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラニルなどがある。
【0117】
なお、本発明の化合物は、一つ以上の非対称炭素原子を含有でき、ラセミ形態及び光学的な活性形態で存在できる。このような全ての化合物及び部分立体異性質体は、本発明の範囲に含まれる。
【0118】
本発明において、前記薬学的に許容可能な塩とは、好ましい生物学的活性を保有している化学式1又は2の塩又は複合体を意味する。そのような塩の例は、これに限定されないが、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸など)で形成される酸付加塩、及び酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、マレイン酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、パモ酸、アルギン酸、ポリグルタミン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、及びポリ-ガラクツロン酸のような有機酸で形成された塩を含む。前記化合物は、また、当業者に知られた薬学的に許容可能な四級塩として投与されてよいが、特に、クロリド、ブロミド、ヨージド、-O-アルキル、トルエンスルホネート、メチルスルホネート、スルホネート、ホスフェート、又はカルボキシレート(例えば、ベンゾエート、スクシネート、アセテート、グリコレート、マレエート(maleate)、マレート(malate)、フマレート、シトレート、タルトレート、アスコルベート、シンナモエート、マンデロエート及びジフェニルアセテート)を含む。本発明の化学式1又は2の化合物は、薬学的に許容可能な塩の他に、通常の方法によって製造可能ないかなる塩、水和物、溶媒和物及びプロドラッグも含むことができる。
【0119】
本発明に係る酸付加塩は、通常の方法で製造でき、例えば、化学式1又は2の誘導体をメタノール、エタノール、アセトン、ジクロロメタン、アセトニトリルなどのような有機溶媒に溶かし、有機酸又は無機酸を加えて生成された沈殿物を濾過、乾燥させて製造するか、或いは溶媒と過量の酸を減圧蒸留後に乾燥させ、有機溶媒下で結晶化させて製造できる。
【0120】
また、塩基を使用して薬学的に許容可能な金属塩を作ることができる。アルカリ金属又はアルカリ土金属塩は、例えば、化合物を過量のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土金属水酸化物溶液中に溶解し、非溶解化合物塩を濾過し、濾液を蒸発、乾燥させて得る。このとき、金属塩としてはナトリウム、カリウム又はカルシウム塩を製造することが剤薬上に適する。また、これに対応する塩は、アルカリ金属又はアルカリ土金属塩を適当な銀塩(例えば、硝酸銀)と反応させて得る。
【0121】
さらに他の面において、本発明は、前記化学式1又は2で表示される化合物を有効成分として含む、癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物に関するものであり、前記化学式1又は2で表示される化合物は、TRIB2又はYAPを阻害する活性を有している。
【0122】
また、前記癌は、肺癌、肝癌、胃癌、大腸癌、膀胱癌、前立腺癌、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、甲状腺癌、黒色腫、血液癌、結腸癌、非小細胞性肺癌、膵癌、皮膚癌、頭頸部癌、小腸癌、直膓癌、子宮内膜癌、膣癌、精巣癌、食道癌、胆道癌、リンパ線癌、胆嚢癌、内分泌腺癌、副腎癌、リンパ腫、多発性骨髄腫、胸腺腫、中皮腫、腎臓癌、脳癌、中枢神経系腫瘍、脳幹神経膠腫及び脳下垂体腺腫からなる群から選ばれてよいが、特にこれに制限されるものではない。
【0123】
本発明に係る薬学組成物は、一般に使用される薬学的に許容可能な担体と一緒に適合な形態で剤形化されてよい。“薬学的に許容可能”とは、生理学的に許容され、ヒトに投与される時に、通常、胃腸障害、目眩などのようなアレルギー反応又はその類似な反応を起こさない組成物をいう。また、前記組成物はそれぞれ、通常の方法により、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、懸濁液、エマルジョン、シロップ、エアゾールなどの経口型剤形、外用剤、坐剤及び滅菌注射溶液の形態で剤形化して使用されてよい。
【0124】
前記組成物に含まれてよい担体、賦形剤及び希釈剤としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、澱粉、アラビアガム、アルジネート、ゼラチン、カルシウムホスフェート、カルシウムシリケート、セルロース、メチルセルロース、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、水、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、タルク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱物油を挙げることができるが、これに限定されるものではない。製剤化する場合には、通常使用する充填剤、安定化剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤などの希釈剤又は賦形剤を用いて調製される。経口投与のための固形製剤には、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが含まれ、このような固形製剤は、本発明の化合物に少なくとも一つ以上の賦形剤、例えば、澱粉、微結晶セルロース、スクロース又はラクトース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースなどを混ぜて調製される。また、単純な賦形剤の他に、ステアリン酸マグネシウム、タルクのような滑沢剤も使用される。経口のための液状製剤には、懸濁剤、耐溶液剤、乳剤、シロップ剤などが該当するが、一般に使用される単純希釈剤である水、流動パラフィンの他にも、様々な賦形剤、例えば、湿潤剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などが含まれてよい。非経口投与のための製剤には、滅菌された水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、乳剤、凍結乾燥製剤、坐剤が含まれる。非水性溶剤、懸濁溶剤には、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブオイルのような植物性油、オレイン酸エチルのような注射可能なエステルなどが使用されてよい。坐剤の基剤には、ウィテップゾール(witepsol)、マクロゴール、ツイン(tween)61、カカオ脂、ラウリン脂、グリセロール、ゼラチンなどが使用されてよい。非経口投与用剤形に製剤化するために、前記化学式1又は2のインダゾール誘導体化合物又はその薬学的に許容される塩を滅菌するか、防腐剤、安定化剤、水和剤又は乳化促進剤、滲透圧調節のための塩又は緩衝剤などの補助剤、及びその他治療的に有用な物質と共に水に混合して溶液又は懸濁液として製造し、これをアンプル又はバイアル単位投与型にすることができる。
【0125】
本発明に開示の化学式1又は2の化合物を有効成分として含む薬学組成物は、ネズミ、家畜、ヒトなどの哺乳動物に様々な経路で投与されてよい。投与の全ての方式は予想可能であるが、例えば、経口、直腸又は静脈、筋肉、皮下、子宮内硬膜又は脳血管内注射によって投与されてよい。投与量は、治療する対象の年齢、性別、体重、治療する特定疾患又は病理状態、疾患又は病理状態の深刻度、投与時間、投与経路、薬物の吸収、分布及び排泄率、併用される他の薬物の種類及び処方者の判断などによって異なってよい。このような因子に基づく投与量決定は当業者レベルで行われ、一般に、投与量は0.01mg/kg/日~およそ2000mg/kg/日の範囲である。より好ましい投与量は、1mg/kg/日~500mg/kg/日である。投与は、1日に1回投与してもよく、数回に分けて投与してもよい。前記投与量はいかなる面においても本発明の範囲を限定するものではない。
【0126】
また、本発明の前記薬学組成物は、癌、嗜眠症及び筋膜塩の予防又は治療のために単独で、又は手術、ホルモン治療、化学治療及び生物学的反応調節剤を使用する方法と併せて使用することができる。
【発明の効果】
【0127】
本発明は、新規なインダゾール誘導体及びその用途に関し、前記インダゾール誘導体は、TRIB2又はYAP阻害活性に優れ、癌、嗜眠症及び筋膜炎予防又は治療用薬学組成物に有用に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【
図1】本発明の化合物17番が、肝癌細胞株(HepG2)において濃度依存的にTRIB2とYAPタンパク質のリン酸化が減り、卵巣癌であるA2780においてもp-YAPの確認からYAP阻害活性を有することを確認した図である。
【発明を実施するための形態】
【0129】
以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、本発明は、ここで説明される実施例に限定されず、他の形態に具体化されてもよい。むしろ、ここで紹介される内容が徹底且つ完全になり、当業者に本発明の思想を十分に伝達するために提供するものである。
【0130】
<実施例1.インダゾール誘導体合成及び物理化学的特性確認>
【0131】
本発明化合物1~73の合成過程及びその物理化学的特性は、次の通りである。
【0132】
化合物1.tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート
【0133】
【0134】
1)5-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0135】
AcOH(25ml)にインダゾール-3-カルボン酸(500mg、3.08mmol)の懸濁液を120℃で加熱して出発物質を溶解させた。反応混合物を90℃に冷却し、ブロム(0.32ml、6.16mmol)を添加した反応混合物を90℃で18時間撹拌した。反応混合物を水(20ml)で希釈し、1時間撹拌した。反応混合物に形成された固体を濾過して吸引乾燥させ、白色固体として15-246(550mg、2.28mmol、74%)を得た。
【0136】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.22 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.56 (dd, J=1.8 Hz, 8.8 Hz, 1H); LC/MS 243.2 [M + H+].
【0137】
2)1-(tert-ブトキシカルボニル)-5-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0138】
THF(25ml)に溶かした15-246(400mg、1.66mmol)溶液にNaOH(1.0M)(3ml)を添加後に0℃でDiBocを添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl水溶液で急冷させ、EtOAc(150ml×2)で抽出して有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、溶離液としてMeOH/DCM(1:4)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、15-276(480mg、1.41mmol,85%)を白色固体として得た。
【0139】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.29 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.10 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.82 (d, J=1.9 Hz, 8.9 Hz, 1H), 1.67 (s, 9H); LC/MS 338.9 [M - H+].
【0140】
3)tert-ブチル5-ブロモ-3-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0141】
THF(20ml)に溶かした15-276(470mg、1.38mmol)の懸濁液にDIPEA(0.48ml、2.75mmol)を添加後にHATU(628mg、1.65mmol)を0℃で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。tert-ブチル4-アミノピぺリジン-1-カルボキシレート(304mg、1.52mmol)を添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水でクエンチングさせ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、溶離液としてEtOAc/Hex(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-083(500mg、0.95mmol、69%)を白色固体として得た。
【0142】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.63 (s, 1H), 7.98 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.66 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.07 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.22-4.08 (m, 3H), 2.93 (t, J=13.0 Hz, 2H), 2.07-2.03 (m, 2H), 1.76 (s, 9H), 1.58-1.54 (m, 2H), 1.49 (s, 9H); LC/MS 521.1 [M - H+].
【0143】
4)tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0144】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-083溶液に(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(32.2mg、0.229mmol)及び炭酸ナトリウム(51.8mg、0.477mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(13.4mg、0.019mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波で120℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサンを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物1(60mg、0.136mmol、71%)を白色固体として得た。
【0145】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.08 (s, br, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.21 (d, J=4.6 Hz, 1H), 7.94 (t, J=7.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.61 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.28 (t, J=6.9 Hz, 1H), 7.00 (d, J=8.1 Hz, 1H), 4.23-4.09 (m, 3H), 2.97 (t, J=11.7 Hz, 2H), 2.09-2.05 (m, 2H), 1.60-1.53 (m, 2H), 1.48 (s, 9H); LC/MS 438.1 [M - H+].
【0146】
化合物2.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0147】
【0148】
DCM(15ml)中の18-084(40mg、0.091mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液(aq)でクエンチングさせ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物2(25mg、0.073mmol、81%)を白色固体として得た。
【0149】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 8.47 (s, 1H), 8.22 (d, J=5.1 Hz, 1H), 8.20 - 8.11 (m, 1H), 7.77 - 7.66 (m, 2H), 7.50 - 7.44 (m, 1H), 4.33 - 4.21 (m, 1H), 3.57 - 3.46 (m, 2H), 3.27 - 3.14 (m, 2H), 2.27 (dd, J=14.5, 3.8 Hz, 2H), 2.05 - 1.88 (m, 2H); LC/MS 340.1 [M + H+].
【0150】
化合物3.tert-ブチル4-(5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート
【0151】
【0152】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-083(100mg、0.191mmol)溶液に、(ピぺリジン-3-イル)ボロン酸(28.1mg、0.229mmol)及び炭酸ナトリウム(51.8mg、0.477)mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(13.4mg、0.019mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波で120℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサンを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物3(60mg、0.142mmol、74%)を白色固体として得た。
【0153】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.06 (s, 1H), 8.97 (dd, J=2.4, 0.9 Hz, 1H), 8.68 - 8.61 (m, 2H), 8.00 (dt, J=8.0, 2.0 Hz, 1H), 7.74 - 7.61 (m, 2H), 7.41 (ddd, J=8.0, 4.8, 0.9 Hz, 1H), 7.04 (d, J=8.1 Hz, 1H), 4.34 - 4.02 (m, 3H), 2.99 (t, J=12.5 Hz, 2H), 2.10 (d, J=13.9 Hz, 2H), 1.59 (dd, J=12.0, 4.1 Hz, 2H), 1.51 (s, 9H); LC/MS 420.1 [M - H+].
【0154】
化合物4.N-(ピぺリジン-4-イル)-5-(ピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0155】
【0156】
DCM(15ml)中の18-085(40mg、0.095mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液で急冷させ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物4(25mg、0.077mmol、82%)を白色固体として得た。
【0157】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 9.27 (s, 1H), 9.03 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.87 (d, J=5.8 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.23 (dd, J=8.3, 5.7 Hz, 1H), 7.95 - 7.82 (m, 2H), 4.35 - 4.27 (m, 1H), 3.57 - 3.49 (m, 2H), 3.28 - 3.17 (m, 2H), 2.31 - 2.22 (m, 2H), 2.07 - 1.92 (m, 2H); LC/MS 322.1 [M + H+].
【0158】
化合物5.tert-ブチル4-(5-(2-フルオロフェニル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート
【0159】
【0160】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-083(100mg、0.191mmol)溶液に、(2-フルオロフェニル)ボロン酸(32.0mg、0.229mmol)及び炭酸ナトリウム(51.8mg、0.477mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(13.4mg、0.019mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波で120℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサンを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物5(70mg、0.159mmol、83%)を白色固体として得た。
【0161】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 10.65 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.69 (dt, J=8.8, 1.9 Hz, 1H), 7.59 (dd, J=8.8, 0.9 Hz, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 1H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.25 (dd, J=7.5, 1.3 Hz, 1H), 7.21 - 7.14 (m, 1H), 7.00 (d, J=8.1 Hz, 1H), 4.31 - 4.05 (m, 3H), 2.98 (t, J=12.6 Hz, 2H), 2.09 (d, J=11.2 Hz, 2H), 1.58 (d, J=11.8 Hz, 2H), 1.50 (s, 9H); LC/MS 437.1 [M - H+].
【0162】
化合物6.5-(2-フルオロフェニル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0163】
【0164】
DCM(15ml)中の18-086(40mg、0.091mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液で急冷させ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物6(26mg、0.077mmol、84%)を白色固体として得た。
【0165】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 8.40 (s, 1H), 7.72 - 7.65 (m, 2H), 7.61 - 7.53 (m, 1H), 7.43 - 7.36 (m, 1H), 7.32 - 7.29 (m, 1H), 7.27 - 7.19 (m, 1H), 4.33 - 4.21 (m, 1H), 3.51 (d, J=13.2 Hz, 2H), 3.26 - 3.16 (m, 2H), 2.30 - 2.24 (m, 2H), 2.03 - 1.88 (m, 2H); LC/MS 339.1 [M + H+].
【0166】
化合物7.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
【0167】
【0168】
1)5-ブロモ-7H-ピロロ[2,3-b]ピリジン合成
【0169】
5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、2.51mmol)とトルエン(10ml)に溶かした二酸化マンガン(873mg、10.0mmol)を110℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却させて濾過し、固体をDCMで洗浄し、濾液と洗浄液を結合して減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、褐色固体の18-097(350mg、1.77mmol、70%)として表題化合物を得た。
【0170】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 11.89 (s, 1H), 8.26 (d, J=2.2 Hz, 1H), 8.20 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.55 (d, J=3.4 Hz, 1H), 6.45 (d, J=3.4 Hz, 1H); LC/MS 198.2 [M + H+].
【0171】
2)1-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-2,2,2-トリクロロエタン-1-オン合成
【0172】
乾式DCM(10ml)中の18-097(350mg、1.77mmol)溶液に窒素雰囲気下にて0℃でAlCl3(590mg、4.42mmol)を添加した。10分後、トリクロロアセチルクロリド(387mg、2.13mmol)を滴加し、生成された混合物を室温で12時間撹拌した。TLCでモニタリング完了後に、反応を冷水(20ml)でクエンチングし、DCM(3×10ml)で抽出し、有機層を乾燥(MgSO4)し真空で濃縮して、18-098(400mg、1.16mmol、66%)を白色固体として得た。
【0173】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.46 (s, 1H), 8.94 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.55 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H); LC/MS 341.1 [M + H+].
【0174】
3)5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸合成
【0175】
18-098(400mg、1.16mmol)をNaOH水溶液(15ml)で処理し、室温で12時間撹拌した。生成された混合物を、濃い塩酸を0℃で滴加してpHを4-6に調整し、生成された沈殿物を濾過し、水とヘキサンで洗浄し、真空乾燥させてカラムクロマトグラフィーで精製し、18-101(250mg、1.03mmol、89%)を白色固体として得た。
【0176】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 12.67 (s, 1H), 12.42 (s, 1H), 8.42 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.40 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H); LC/MS 241.2 [M + H+].
【0177】
4)tert-ブチル4-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0178】
THF(20ml)に溶かした18-101(100mg、0.414mmol)の懸濁液にDIPEA(107mg、0.828mmol)を添加後にHATU(188mg、0.496mmol)を0℃で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。tert-ブチル4-アミノピぺリジン-1-カルボキシレート(91mg、0.456mmol)を添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌させた。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水でクエンチングさせ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-103(120mg、0.283mmol、68%)を白色固体として得た。
【0179】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 12.34 (s, 1H), 8.57 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.35 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.90 (d, J=7.8 Hz, 1H), 3.97-3.92 (m, 3H), 2.87 (s, 2H), 1.82 (d, J=9.7 Hz, 2H), 1.42 (s, 11H); LC/MS 423.2 [M + H+].
【0180】
5)tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド)-ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0181】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-103(100mg、0.236mmol)溶液に(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(40mg、0.283mmol)及び炭酸ナトリウム(64mg、0.590mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(16mg、0.023mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波で120℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これをHPLCで精製し、18-104(30mg、0.068mmol、29%)を白色固体として得た。
【0182】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 10.99 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.61 (t, J=2.0 Hz, 1H), 8.27 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.07 - 7.94 (m, 1H), 7.89 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.40 - 7.32 (m, 1H), 5.92 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.30 - 4.02 (m, 3H), 2.95 (t, J=12.3 Hz, 2H), 2.09 (d, J=12.5 Hz, 2H), 1.49 (s, 9H), 1.48-1.46 (m, 2H); LC/MS 440.2 [M + H+].
【0183】
6)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド合成
【0184】
DCM(15ml)中の18-104(30mg、0.068mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングさせ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物7(20mg、0.058mmol、86%)を白色固体として得た。
【0185】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 9.32 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.36 (d, J=4.9 Hz, 1H), 8.29 (ddd, J=9.6, 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.56 (ddd, J=6.8, 4.9, 1.7 Hz, 1H), 4.31 - 4.18 (m, 1H), 3.53 (d, J=13.0 Hz, 2H), 3.26 - 3.12 (m, 2H), 2.26 (d, J=11.8 Hz, 2H), 2.06 - 1.86 (m, 2H); LC/MS 340.1 [M + H+].
【0186】
化合物8.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インドール-3-カルボキサミド
【0187】
【0188】
1)1-(5-ブロモ-1H-インドール-3-イル)-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オン合成
【0189】
アルゴン下の乾燥フラスコで5-ブロモインドール(500mg、2.55mmol)を乾燥DMF(5.0ml)に溶解させた。この溶液を0℃に冷却させ、トリフルオロ酢酸無水物(0.5ml、3.82mmol)を滴加した。混合物を、0℃で3時間撹拌した後、水でクエンチングさせた。粗混合物を濾過して固体を得た。この固体を水で2回洗浄し、酢酸エチルに溶解させた。有機層をNaHCO3水溶液及び塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、真空下で蒸発させた。所望の生成物は、白色固体として18-106(600mg、2.05mmol、80%)を得た。
【0190】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.98 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.09 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.51 (dd, J=8.7, 1.9 Hz, 1H), 7.38 (d, J=8.8 Hz, 1H); LC/MS 293.2 [M + H+].
【0191】
2)5-ブロモ-1H-インドール-3-カルボン酸合成
【0192】
18-106(600mg、2.05mmol)を20% NaOH水溶液(15ml)で処理し、90℃で2時間加熱した。生成された混合物を、濃塩酸(con.HCl)を0℃で滴加してpHを4~6に調整し、生成された沈殿物を濾過し、水とヘキサンで洗浄後に真空乾燥させてカラムクロマトグラフィーで精製し、薄い黄色の固体である18-107(420mg、1.75mmol、85%))を得た。
【0193】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 12.14 (s, 1H), 12.01 (s, 1H), 8.13 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.45 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.32 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1H); LC/MS 240.2 [M + H+].
【0194】
3)1-(tert-ブトキシカルボニル)-5-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0195】
THF(25ml)に溶かした18-107(400mg、1.66mmol)溶液にNaOH(1.0M)(5ml)を添加した後、0℃で(Boc)2O(400mg、1.83mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液(水性)で急冷させ、EtOAc(150ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCM(1:4)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-108(500mg、1.46mmol、88%)を白色固体として得た。
【0196】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 12.97 (s, 1H), 8.20 (d, J=1.9 Hz, 2H), 8.05 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.56 (dd, J=8.9, 2.0 Hz, 1H), 1.65 (s, 9H); LC/MS 338.9 [M - H+].
【0197】
4)tert-ブチル5-ブロモ-3-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)カルバモイル)-1H-インドール-1-カルボキシレート合成
【0198】
THF(20ml)に溶かした18-108(200mg、0.587mmol)の懸濁液にDIPEA(151mg、1.17mmol)を添加した後、HATU(267mg、0.704mmol)を0℃で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。tert-ブチル4-アミノピぺリジン-1-カルボキシレート(129mg、0.646mmol)を添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌させた。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水でクエンチングさせ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-109(266mg、0.509mmol、87%)を白色固体として得た。
【0199】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.23 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.04 (d, J=8.9 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.48 (dd, J=8.9, 1.9 Hz, 1H), 5.82 (d, J=6.2 Hz, 1H), 4.33 - 4.03 (m, 3H), 2.94 (t, J=12.5 Hz, 2H), 2.08 (d, J=9.4 Hz, 2H), 1.70 (s, 9H), 1.49 (s, 9H), 1.45-1.41 (m, 2H); LC/MS 520.2 [M - H+].
【0200】
5)tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インドール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0201】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-109(100mg、0.191mmol)溶液に、(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(32mg、0.229mmol)及び炭酸ナトリウム(52mg、0.477mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(13mg、0.019mmol)を添加し、反応混合物をマイクロウェーブで110℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これをHPLCで精製して、18-111(60mg、0.136mmol、71%)を白色固体として得た。
【0202】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.51 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.19 (d, J=4.5 Hz, 1H), 7.94 (t, J=8.7 Hz, 1H), 7.76 (d, J=2.7 Hz, 1H), 7.54 - 7.48 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 5.97 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.33 - 4.04 (m, 3H), 2.94 (t, J=12.0 Hz, 2H), 2.07 (s, 2H), 1.49 (s, 11H); LC/MS 439.2 [M + H+].
【0203】
6)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インドール-3-カルボキサミド合成
【0204】
DCM(15ml)中の18-111(60mg、0.136mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液(aq)で急冷させ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物8(40mg、0.118mmol、86%)を白色固体として得た。
【0205】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 8.26 (s, 1H), 8.03 (dd, J=5.6, 4.0 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.53 (dd, J=12.2, 7.2 Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.37-7.25 (m, 2H), 4.16 - 4.03 (m, 1H), 3.39 (d, J=13.0 Hz, 2H), 3.12 - 2.97 (m, 2H), 2.12 (d, J=11.6 Hz, 2H), 1.93 - 1.73 (m, 2H); LC/MS 339.1 [M + H+].
【0206】
化合物9.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-メチル-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0207】
【0208】
1)5-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0209】
DCM(15ml)中の15-330(250mg、0.732mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を減圧下で濃縮して18-102(160mg、0.66mmol、90%)を白色固体として得た。
【0210】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 14.01 (s, 1H), 13.14 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.66 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.57 (dd, J=8.8, 1.8 Hz, 1H); LC/MS 240.2 [M + H+].
【0211】
2)メチル5-ブロモ-1-メチル-1H-インダゾール-3-カルボキシレート合成
【0212】
20℃でアセトニトリル(20ml)に溶かした18-102(160mg、0.663mmol)に炭酸カリウム(458mg、3.31mmol)とヨード化メチル(0.2ml、3.31mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で20℃で10時間撹拌した。混合物を真空で濃縮させた。未精製残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(Hex/EtOAc=10/1~5/1)で精製し、18-105-1(100mg、0.371mmol、56%)を白色固体として、18-105-2(100mg)を白色固体として得た。
【0213】
18-105-1: 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.39 (d, J=1.6 Hz, 0.2H), 8.20 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.75 (d, J=1.6 Hz, 0.2H), 7.67 (d, J=9.1 Hz, 1H), 7.44 (dd, J=9.1, 1.8 Hz, 1H), 4.55 - 4.50 (m, 4H), 4.07 (s, 3H); LC/MS 270.9 [M + H+].
【0214】
18-105-2: 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.41 (d, J=1.2 Hz, 1H), 7.56 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.9 Hz, 1H), 4.18 (s, 3H), 4.06 (s, 3H); LC/MS 270.9 [M + H+].
【0215】
3)5-ブロモ-1-メチル-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0216】
THF(4ml)、MeOH(2ml)及びH2O(1ml)に溶かした18-105-1(100mg、0.371mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(31mg、0.743mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。次いで、反応混合物を濃縮してTHF、メタノール及び水を除去し、18-113(80mg、0.313mmol、84%)を白色固体として得た。
【0217】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.38 (d, J=1.9 Hz, 1H), 7.49 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.25 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1H), 4.41 (s, 3H); LC/MS 255.2 [M + H+].
【0218】
4)tert-ブチル4-(5-ブロモ-1-メチル-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0219】
18-113(80mg、0.313mmol)をDMF(10ml)に溶かした懸濁液に、DIPEA(0.11ml、0.626mmol)に続いてHATU(142mg、0.375mmol)を0℃で添加し、反応混合物を15分間撹拌し、tert-ブチル4-アミノピぺリジン-1-カルボキシレート(69mg、0.345mmol)を添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-115(90mg、0.205mmol、65%)を白色固体として得た。
【0220】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.76 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.65 (d, J=9.1 Hz, 1H), 7.40 (dd, J=9.1, 1.5 Hz, 1H), 6.12 (d, J=7.7 Hz, 1H), 4.44 (s, 3H), 4.27-4.13 (m, 3H), 3.01 - 2.91 (m, 2H), 2.17 - 2.08 (m, 2H), 1.57 (td, J=12.1, 4.3 Hz, 2H), 1.49 (s, 9H); LC/MS 435.2 [M - H+].
【0221】
5)tert-ブチル4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0222】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-115(80mg、0.182mmol)溶液に(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(31mg、0.219mmol)及び炭酸ナトリウム(49mg、0.455mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(12mg、0.018mmol)を添加し、反応混合物をマイクロウェーブで110℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-119(40mg、0.088mmol、48%)を白色固体を得た。
【0223】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.25 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.01 - 7.91 (m, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 1H), 7.57 - 7.49 (m, 2H), 7.41 - 7.32 (m, 1H), 6.12 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.51 (s, 3H), 4.30-4.11 (m, 3H), 2.98 (t, J=12.1 Hz, 2H), 2.14 (d, J=9.7 Hz, 2H), 1.61 - 1.52 (m, 2H), 1.49 (s, 9H); LC/MS 454.2 [M + H+].
【0224】
6)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-メチル-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0225】
DCM(15ml)中の18-119(40mg、0.088mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中の4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液(aq)でクエンチングさせ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物9(28mg、0.079mmol、90%)を白色固体として得た。
【0226】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 8.25 - 8.14 (m, 2H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.65 - 7.59 (m, 1H), 7.52 - 7.43 (m, 1H), 4.40 (s, 3H), 4.33 - 4.25 (m, 1H), 3.52 (d, J=13.0 Hz, 2H), 3.28 - 3.15 (m, 2H), 2.34 (d, J=11.4 Hz, 2H), 2.06 - 1.87 (m, 2H); LC/MS 354.2 [M + H+].
【0227】
化合物10.1-ベンゾイル-N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0228】
【0229】
DCM(2.0ml)に溶かした18-138(10mg、0.029mmol)の懸濁液にDIPEA(7.5mg、0.058mmol)を添加後に0℃でベンゾインクロリド(4.5mg、0.032mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物10(8.0mg、0.014mmol、50%)を白色固体として得た。
【0230】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.66 (s, 1H), 8.62 (d, J=8.8 Hz, 1H), 8.28 (d, J=4.9 Hz, 1H), 8.11 - 7.98 (m, 3H), 7.91 (dd, J=8.8, 1.8 Hz, 1H), 7.72 (t, J=7.4 Hz, 1H), 7.61 (t, J=7.5 Hz, 2H), 7.43 (s, 5H), 7.35 (ddd, J=6.8, 4.8, 1.6 Hz, 1H), 6.87 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.81-4.64 (m, 1H), 4.37 - 4.25 (m, 1H), 3.94-3.75 (m, 1H), 3.30-3.01 (m, 2H), 2.26-2.07 (m, 2H), 1.59-1.40 (m, 2H); LC/MS 548.2 [M + H+].
【0231】
化合物11.1-(シクロプロパンカルボニル)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0232】
【0233】
DCM(2.0ml)に溶かした18-138(10mg、0.029mmol)の懸濁液にDIPEA(7.5mg、0.058mmol)を添加後に0℃でシクロプロピルカルボニルクロリド(3.3mg、0.032mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物11(8.0mg、0.013mmol、43%)を白色固体として得た。
【0234】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.63 (s, 1H), 8.53 (d, J=8.8 Hz, 1H), 8.26 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.00 (ddd, J=9.6, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 7.84 (dt, J=8.8, 1.8 Hz, 1H), 7.34 (ddd, J=6.8, 4.9, 1.7 Hz, 1H), 7.02 (d, J=8.1 Hz, 1H), 4.72-4.57 (m, 1H), 4.42 - 4.24 (m, 2H), 3.41-3.28 (m, 1H), 3.27-3.18 (m, 1H), 2.96-2.79 (m, 1H), 2.25-2.08 (m, 2H), 1.85-1.72 (m, 1H), 1.61-1.54 (m, 2H) 1.46-1.39 (m, 2H), 1.29 - 1.22 (m, 2H), 1.05-0.98 (m, 2H), 0.83-0.78 (m, 2H); LC/MS 476.2 [M + H+].
【0235】
化合物12.N-(1-ベンゾイルピぺリジン-4-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0236】
【0237】
THF(2.0ml)に溶かした18-138(20mg、0.058mmol)の懸濁液にDIPEA(15mg、0.116mmol)を添加後にHATU(24mg、0.064mmol)を0℃で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。安息香酸(7.9mg、0.064mmol)を添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を水でクエンチングさせ、EtOAc(2×35ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサン(2:3)を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物12(12mg、0.027mmol、46%)を白色固体として得た。
【0238】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.25 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.23 (d, J=4.8 Hz, 1H), 7.98 (ddd, J=9.5, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 7.69 (dt, J=8.8, 1.9 Hz, 1H), 7.57 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.45 (s, 5H), 7.36 - 7.30 (m, 1H), 7.07 (d, J=8.2 Hz, 1H), 4.88 - 4.68 (m, 1H), 4.45 - 4.27 (m, 1H), 4.01 - 3.79 (m, 1H), 3.29 - 3.06 (m, 2H), 2.30 - 2.10 (m, 2H), 1.83 - 1.69 (m, 1H), 1.64 - 1.49 (m, 1H); LC/MS 444.2 [M + H+].
【0239】
化合物13.5-(2-フルオロピリジン-4-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0240】
【0241】
1)tert-ブチル-4-(5-(2-フルオロピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0242】
ジオキサン(2ml)及びH2O(0.5ml)中の18-120(100mg、0.191mmol)溶液に、(2-フルオロピリジン-4-イル)ボロン酸(32.2mg、0.229mmol)及び炭酸ナトリウム(51.8mg、0.477mmol)を室温で添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。この撹拌溶液にPdCl2(PPh3)2(13.4mg、0.019mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波で120℃で20分間照射した。反応完了後に回転蒸発器を用いて溶媒を除去した。粗反応混合物を水10mlで希釈し、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、EtOAc/ヘキサンを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、18-160(60mg、0.136mmol、71%)を白色固体として得た。
【0243】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 10.57 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.30 (d, J=4.8 Hz, 1H), 7.75 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.66 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.00 (d, J=8.2 Hz, 1H), 4.16 (s, 3H), 3.07 - 2.91 (m, 2H), 2.10 (d, J=14.7 Hz, 2H), 1.58-1.52 (m, 2H), 1.51 (s, 9H); LC/MS 438.1 [M - H+].
【0244】
2)5-(2-フルオロピリジン-4-イル)-N-(ピぺリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0245】
DCM(15ml)に溶かした18-160(60mg、0.136mmol)溶液に、ジオキサン(2.0ml)に溶かした4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液(aq)で急冷させ、DCM(25ml×2)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物13(39mg、0.115mmol、85%)を白色固体として得た。
【0246】
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 8.66 (s, 1H), 8.29 (d, J=5.5 Hz, 1H), 7.88 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.77 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.71 (d, J=4.6 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 4.35 - 4.22 (m, 1H), 3.52 (d, J=13.0 Hz, 2H), 3.22 (t, J=12.3 Hz, 2H), 2.28 (d, J=13.7 Hz, 2H), 2.05 - 1.88 (m, 2H); LC/MS 340.1 [M + H+].
【0247】
化合物14.N-シクロヘキシル-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0248】
【0249】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(シクロヘキシルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0250】
18-006(50mg、0.147mmol)をDMF(2ml)に溶かした溶液に、DIPEA(0.05ml、0.294mmol)を入れ、HATU(67mg、0.176mmol)を入れた。ここにシクロヘキシルアミン(0.018ml、0.162mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水でクエンチングし、EtOAc(2×15ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-008(44mg、0.104mmol、71%)を白色固体の形態で得た。
【0251】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.66 (s, 1H), 7.97 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.65 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.03-4.00 (m, 1H), 2.09-2.05 (m, 2H), 1.88-1.79 (m, 2H), 1.77 (s, 9H), 1.55 - 1.19 (m, 6H).
【0252】
2)N-シクロヘキシル-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0253】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(26mg、0.237mmol)混合物を、18-008(50mg、0.095mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(16mg、0.114mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(7mg、0.009mmol)を添加し、115℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質が反応混合物に存在していることを示した。水を反応混合物に添加して酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物14(5mg、0.015mmol、16%)を白色固体として得た。
【0254】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.60 (s, 1H), 8.21 (d, J=4.6 Hz, 1H), 8.01 - 7.94 (m, 1H), 7.70 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.59 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.30 (d, J=5.3 Hz, 1H), 6.96 (d, J=8.1 Hz, 1H), 4.10 - 3.99 (m, 1H), 2.07 (d, J=8.9 Hz, 2H), 1.83 - 1.75 (m, 2H), 1.48 - 1.28 (m, 6H).
【0255】
化合物15.1-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボニル)ピぺリジン-4-カルボキサミド
【0256】
【0257】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(4-カルバモイルピぺリジン-1-カルボニル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0258】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。ピぺリジン-4-カルボキサミド(63mg、0.484mmol)を入れて室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水でクエンチングさせ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、MeOH/DCM 1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-021(178mg、0.394mmol、90%)を白色固体の形態で得た。
【0259】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.11 (d, J=1.4 Hz, 1H), 8.05 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.81 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.51 (d, J=12.6 Hz, 1H), 4.23 (d, J=13.7 Hz, 1H), 3.21 (t, J=11.6 Hz, 1H), 2.95 (t, J=11.3 Hz, 1H), 2.48 - 2.36 (m, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 1H), 1.73 (d, J=11.1 Hz, 1H), 1.66 (s, 9H), 1.60 - 1.47 (m, 2H).
【0260】
LC/MS 453.0 [M + H+].
【0261】
2)1-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボニル)ピぺリジン-4-カルボキサミド合成
【0262】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(60mg、0.555mmol)混合物を、18-021(100mg、0.222mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(37mg、0.266mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(16mg、0.022mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。LC/MS及びTLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、MeOH/DCM 1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物15(30mg、0.082mmol、37%)を白色固体として得た。
【0263】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.25 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.19 - 8.13 (m, 2H), 7.74 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.65 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.48 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.8 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.58 (s, 1H), 3.27 - 3.19 (m, 1H), 2.94 - 2.83 (m, 1H), 2.48 - 2.40 (m, 1H), 1.88 -1.73 (m, 2H), 1.61 - 1.50 (s, 2H).
【0264】
LC/MS 368.1 [M + H+]
【0265】
化合物16.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0266】
【0267】
1)tert-ブチル-5-ブロモ-3-(((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0268】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。4-アミノシクロヘキサン-1-オール(56mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-018(115mg、0.262mmol、60%)を白色固体の形態で得た。
【0269】
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.46 (d, J=1.4 Hz, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.74 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 3.96 - 3.86 (m, 1H), 3.65 - 3.54 (m, 1H), 2.10 - 1.98 (m, 4H), 1.74 (s, 9H), 1.54 - 1.39 (m, 4H).
【0270】
LC/MS 338.1 [M - 100] +.
【0271】
2)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0272】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(49mg、0.456mmol)の混合物を、18-018(100mg、0.228mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(39mg、0.274mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(16mg、0.023mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物16(22mg、0.062mmol、27%)を白色固体として得た。
【0273】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.39 (s, 1H), 8.26 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.20 - 8.10 (m, 2H), 7.74 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.65 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.8 Hz, 1H), 4.56 (s, 1H), 3.87 - 3.73 (m, 1H), 3.44 - 3.38 (m, 1H). 1.85 (t, J=12.9 Hz, 4H), 1.57 - 1.43 (m, 2H), 1.32 - 1.19 (m, 2H).
【0274】
LC/MS 353.1 [M - H+]
【0275】
化合物17.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0276】
【0277】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0278】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。ピリジン-4-アミン(46mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-020(122mg、0.268mmol、61%)を白色固体の形態で得た。
【0279】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.19 (s, 1H), 8.66 (d, J=1.4 Hz, 1H), 8.59 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 2H), 8.00 (s, 1H), 7.76 - 7.66 (m, 3H), 1.78 (s, 9H).
【0280】
LC/MS 416.1 [M - H +.]
【0281】
2)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0282】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(52mg、0.237mmol)混合物を、18-020(100mg、0.240mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(41mg、0.288mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(17mg、0.024mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物17(14mg、0.042mmol、18%)を白色固体として得た。
【0283】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.83 (s, 1H), 8.48 (dd, J=4.9, 1.4 Hz, 1H), 8.44 (s, 1H). 8.28 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.25 - 8.18 (m, 1H), 7.94 (dd, J=4.9, 1.5 Hz, 2H), 7.83 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.72 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.54 - 7.49 (m, 1H).
【0284】
LC/MS 334.1 [M + H+]
【0285】
化合物18.N-((1s,4s)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0286】
【0287】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(((1s,4s)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0288】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。tert-ブチル((1s,4s)-4-アミノシクロヘキシル)カルバメート(104mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-016(186mg、0.346mmol、79%)を白色固体の形態で得た。
【0289】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.62 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.96 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.64 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.61 (s, 1H), 4.18 - 4.07 (m, 1H), 3.70 (s, 1H), 1.92 - 1.77 (m, 4H), 1.75 (s, 9H), 1.73 - 1.66 (m, 4H), 1.46 (s, 9H).
【0290】
LC/MS 438.0 [M - 100] +.
【0291】
2)tert-ブチル-((1s,4s)-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバメート合成
【0292】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(40mg、0.372mmol)の混合物を、18-016(100mg、0.186mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(31mg、0.223mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(13mg、0.019mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-022(38mg、0.084mmol、45%)を白色固体として得た。
【0293】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.58 (s, 1H), 8.21 (d, J=4.8 Hz, 1H), 7.97 (ddd, J=9.6, 7.4, 1.8 Hz, 1H), 7.72 - 7.67 (m, 1H), 7.60 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.31 - 7.27 (m, 1H), 7.10 (d, J=7.4 Hz, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.24 - 4.14 (m, 1H), 3.68 (s, 1H), 1.93 - 1.80 (m, 4H), 1.80 - 1.63 (m, 4H), 1.46 (s, 9H).
【0294】
LC/MS 452.1 [M - H+]
【0295】
3)N-((1s,4s)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0296】
DCM(15ml)中18-022(30mg、0.066mmol)溶液に、ジオキサン(2.0ml)中4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を減圧下で濃縮し、化合物18(20mg、0.056mmol、85%)を白色固体として得た。
【0297】
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.48 (s, 1H), 8.22 (d, J=4.4 Hz, 1H), 8.18 - 8.11 (m, 1H), 7.76 - 7.68 (m, 2H), 7.49 - 7.45 (m, 1H), 4.22 (s, 1H), 3.32 (s, 1H), 2.09 - 1.95 (m, 4H), 1.94 - 1.79 (m, 4H).
【0298】
LC/MS 354.1 [M + H+].
【0299】
化合物19.N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0300】
【0301】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0302】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。tert-ブチル((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバメート(104mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-017(172mg、0.320mmol、73%)を黄色固体として得た。
【0303】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.61 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.95 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.64 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 7.04 (d, J=8.2 Hz, 1H), 4.42 (s, 1H), 4.02 - 3.91 (m, J=8.1 Hz, 1H), 3.47 (s, 1H), 2.11 (t, J=11.2 Hz, 4H), 1.74 (s, 9H), 1.45 (s, 9H), 1.36 - 1.23 (m, 4H).
【0304】
LC/MS 438.0 [M - 100] +.
【0305】
2)tert-ブチル((1r,4r)-4-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバメート合成
【0306】
水(0.5ml)中のNa2CO3(40mg、0.372mmol)の混合物を、18-017(100mg、0.186mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(31mg、0.223mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パ-ジした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(13mg、0.019mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-023(28mg、0.062mmol、33%)を白色固体として得た。
【0307】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.55 (s, 1H), 8.20 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.02 - 7.94 (m, 1H), 7.69 - 7.63 (m, 1H), 7.59 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.32 - 7.29 (m, 1H), 6.95 (d, J=8.3 Hz, 1H), 4.50 (s, 1H), 4.05 - 3.94 (m, 1H), 3.51 (s, 1H), 2.13 (dd, J=28.0, 11.0 Hz, 4H), 1.47 (s, 9H), 1.44 - 1.29 (m, 4H).
【0308】
LC/MS 452.1 [M - H+]
【0309】
3)N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0310】
DCM(15ml)中18-023(20mg、0.044mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を減圧下で濃縮し、化合物19(13mg、0.037mmol、85%)を白色固体として得た。
【0311】
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.47 (s, 1H), 8.22 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.14 (ddd, J=9.7, 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.71 (q, J=8.4 Hz, 2H), 7.46 (ddd, J=7.1, 4.9, 1.7 Hz, 1H), 4.02 - 3.95 (m, 1H), 3.23 - 3.13 (m, 1H), 2.17 (s, 4H), 1.67 - 1.54 (m, 4H).
【0312】
LC/MS 352.1 [M - H+]
【0313】
化合物20.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0314】
【0315】
1)tert-ブチル-5-ブロモ-3-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0316】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート(90mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-019(136mg、0.267mmol、61%)を白色固体の形態で得た。
【0317】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.61 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.65 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 7.31 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.74 - 4.65 (m, 1H), 3.75 (dd, J=11.3, 6.6 Hz, 1H), 3.56 - 3.30 (m, 3H), 2.34 - 2.20 (m, 1H), 2.09 - 1.96 (m, 1H), 1.75 (s, 9H), 1.48 (s, 9H).
【0318】
LC/MS 410.0 [M - 100] +.
【0319】
2)tert-ブチル-3-(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート合成
【0320】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(42mg、0.392mmol)の混合物を、18-019(100mg、0.196mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(33mg、0.236mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(14mg、0.020mmol)を添加した後、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-026(38mg、0.089mmol、45%)を白色固体として得た。
【0321】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.55 (s, 1H), 8.21 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.00 - 7.93 (m, 1H), 7.69 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.62 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.30 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.19 (d, J=7.3 Hz, 1H), 4.79 - 4.68 (m, 1H), 3.84 - 3.69 (m, 1H), 3.62 - 3.35 (m, 4H), 2.05 - 2.97 (m, 1H), 1.49 (s, 9H).
【0322】
LC/MS 424.1 [M - H+]
【0323】
3)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0324】
DCM(15ml)中18-026(30mg、0.071mmol)溶液にジオキサン(2.0ml)中4.0M HClを0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLC分析は、出発物質が完全に消えていることを示す。反応混合物を減圧下で濃縮し、化合物20(20mg、0.060mmol、85%)を白色固体として得た。
【0325】
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.47 (s, 1H), 8.22 (d, J=4.6 Hz, 1H), 8.18 - 8.11 (m, 1H), 7.76 - 7.66 (m, 2H), 7.49 - 7.44 (m, 1H), 4.77 - 4.70 (m, 1H), 3.71 - 3.66 (m, 1H), 3.65 - 3.59 (m, 2H), 3.52 - 3.39 (m, 2H), 2.54 - 2.43 (m, 1H), 2.34 - 2.22 (m, 1H).
【0326】
LC/MS 326.0 [M + H+].
【0327】
化合物21.(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタノン
【0328】
【0329】
1)tert-ブチル-5-ブロモ-3-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボニル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0330】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(64mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(50ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-031(126mg、0.276mmol、63%)を白色固体の形態で得た。
【0331】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.31 (s, 1H), 8.04 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.25 - 7.14 (m, 4H), 5.22 (s, 1H), 4.97 (s, 1H), 4.21 (t, J=5.9 Hz, 1H), 4.06 (t, J=6.1 Hz, 1H), 3.03 (t, J=5.9 Hz, 2H), 1.74 (d, J=5.5 Hz, 9H).
【0332】
LC/MS 357.0 [M - 100] +.
【0333】
2)(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)メタノン合成
【0334】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(47mg、0.438mmol)の混合物を、18-031(100mg、0.219mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(37mg、0.263mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(15mg、0.022mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 3:2を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物21(31mg、0.083mmol、38%)を白色固体として得た。
【0335】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.37 (s, 1H), 8.36 (m, 1H), 8.20 (m, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.69 (m, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.51-7.42 (m, 4H), 5.30 (s, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.10 (m, 1H), 3.04 (m, 2H).
【0336】
LC/MS 373.1 [M + H+]
【0337】
化合物22.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-モルフォリノエチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0338】
【0339】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-((2-モルフォリノエチル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0340】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。2-モルフォリノエタン-1-アミン(63mg、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(2×45ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 6:4を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、18-032(129mg、0.285mmol、65%)を白色固体の形態で得た。
【0341】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.59 (d, J=1.4 Hz, 1H), 7.99 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.75 - 7.68 (m, 1H), 7.64 (dd, J=9.0, 1.9 Hz, 1H), 3.80 - 3.76 (m, 4H), 3.67 - 3.62 (m, 2H), 2.72 (t, J=6.2 Hz, 2H), 2.67 - 2.60 (m, 4H), 1.74 (s, 9H).
【0342】
LC/MS [M - 100] +.
【0343】
2)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-モルフォリノエチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0344】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(48mg、0.442mmol)の混合物を、18-032(100mg、0.221mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(37mg、0.265mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(15mg、0.022mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、MeOH/DCM 1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物22(45mg、0.122mmol、55%)を白色固体として得た。
【0345】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.54 (s, 1H), 8.21 (d, J=4.5 Hz, 1H), 7.95 (ddd, J=9.6, 7.4, 1.9 Hz, 1H), 7.69 - 7.65 (m, 1H), 7.61 - 7.56 (m, 1H), 7.31 - 7.28 (m, 1H), 3.81 - 3.75 (m, 4H), 3.70 - 3.63 (m, 2H), 2.69 (t, J=6.1 Hz, 1H)., 2.63 - 2.54 (m, 4H).
【0346】
LC/MS 373.1 [M + H+]
【0347】
化合物23.(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン
【0348】
【0349】
1)tert-ブチル5-ブロモ-3-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0350】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。1-メチルピペラジン(0.053ml、0.484mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させ、EtOAc(50ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、MeOH/DCM 1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、黄色固体イン18-038(144mg、0.340mmol、77%)を得た。
【0351】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.28 (d, J=1.4 Hz, 1H), 8.01 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.64 (dd, J=8.9, 1.9 Hz, 1H), 4.12 - 4.02 (m, 2H), 3.96 - 3.87 (m, 2H), 2.57 (dt, J=20.5, 5.0 Hz, 4H), 2.37 (s, 2H), 1.72 (s, 9H).
【0352】
LC/MS 425.0 [M +H +].
【0353】
2)(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン合成
【0354】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(51mg、0.472mmol)の混合物を、18-038(100mg、0.236mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(40mg、0.284mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(17mg、0.024mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、MeOH/DCM 1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物23(35mg、0.103mmol、44%)を白色固体として得た。
【0355】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.25 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.20 - 8.13 (m, 2H), 7.74 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.65 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.51 - 7.46 (m, 1H), 4.02 (s, 1H), 3.72 (s, 1H), 2.39 (s, 1H), 2.22 (s, 3H).
【0356】
LC/MS 340.1 [M + H+]
【0357】
化合物24.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0358】
【0359】
1)tert-ブチル-5-ブロモ-3-((2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)カルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0360】
18-015(150mg、0.147mmol)をDMF(6ml)に溶かした溶液にDIPEA(0.15ml、0.879mmol)を入れ、HATU(201mg、0.528mmol)を入れた。1-(7-アミノ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オン(118mg、0.484mmol)を入れて3時間室温で撹拌した。TLC分析は、出発物質の完成を示した。反応混合物を水で急冷させてEtOAc(50ml)で抽出し、有機層を飽和塩水溶液で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させて粗生成物を得た。その後、EtOAc/Hx 3:7を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、黄色固体として18-039(149mg、0.263mmol、60%)を得た。
【0361】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.65 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.08 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.86 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1H), 7.77 (d, J=20.6 Hz, 1H), 7.67 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.26 - 7.22 (m, 1H), 4.77 (d, J=6.1 Hz, 2H), 3.84 (d, J=5.4 Hz, 2H), 2.94 - 2.88 (m, 2H), 1.71 (s, 9H).
【0362】
LC/MS 566.8 [M - H +].
【0363】
2)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0364】
水(0.5ml)に溶かしたNa2CO3(38mg、0.352mmol)の混合物を、18-039(100mg、0.221mmol)及びジオキサン(2ml)に溶かした(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(30mg、0.212mmol)の懸濁液に導入した。窒素で5分間パージした後、反応混合物にPd(PPh3)2Cl2(12mg、0.018mmol)を添加し、110℃でマイクロ波反応器で30分間照射した。TLC分析及びLC/MSは、出発物質の完了を示す。反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(15ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗混合物を得、これを、EtOAc/Hx 1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、化合物24(26mg、0.054mmol、31%)を白色固体として得た。
【0365】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.39 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.27 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.23 - 8.17 (m, 1H), 7.84 - 7.78 (m, 2H), 7.74 - 7.66 (m, 2H), 7.52 (dt, J=4.4, 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J=8.3, 4.2 Hz, 1H), 4.76 (d, J=6.5 Hz, 2H), 3.88 - 3.79 (m, 2H), 2.96 - 2.86 (m, 2H).
【0366】
LC/MS 484.0 [M + H+]
【0367】
化合物25.5-(3,4-ジフルオロフェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0368】
【0369】
水中のNa2CO3(15.3mg、0.144mmol)の混合物をジオキサン中の20-083(20.0mg、0.0479mmol)、パラジウム触媒(3.36mg、0.00479mmol)及び(3,4-ジフルオロフェニル)ボロン酸(9.08mg、0.0575mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を10mL水で希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物25(10.3mg、0.0310mmol、65%)を白色固体として得た。
【0370】
1H NMR (300 MHz, DMSO- d 6) δ14.12 (s,1H), 10.85(s,1H), 8.48(d, J=5.7Hz,2H), 8.45-8.33(m,2H), 7.98-7.90(m,2H), 7.80(s,1H), 7.73-7.67(m,1H), 7.64-7.54(m,2H).
【0371】
化合物26.5-(1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0372】
【0373】
Na2CO3(22.9mg、0.216mmol)の水混合物を、ジオキサン中の20-086(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.04mg、0.00719mmol)及び4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(15.4mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、窒素で5分間パージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物26(7.9mg、0.0260mmol、35%)を白色固体として得た。
【0374】
LC/MS 305.3[M + H] +
【0375】
1H NMR (400 MHz, DMSO- d 6) δ 13.90(s,1H), 12.99(s,1H), 10.93-10.70 (m,1H), 8.52-8.42(m,2H), 8.32-8.22(m,1H), 8.02-7.89(m,3H), 7.86-7.73(m,2H), 7.70-7.58(m,1H).
【0376】
化合物27.N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0377】
【0378】
Na2CO3(22.9mg、0.216mmol)の水混合物を、20-086(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.04mg、0.00719mmol)及びジオキサン中の1,3,5-トリメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(20.4mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物27(6.60mg、0.0191mmol、27%)を黄色固体として得た。
【0379】
1H NMR (300 MHz, DMSO- d 6) δ 13.95(s,1H), 10.78(s,1H), 8.47(d, J=5.5Hz,2H), 8.05(s,1H), 7.94(d, J=6.0Hz,2H), 7.73(d, J=8.6Hz,1H), 7.39(d, J=8.7Hz,1H), 3.74(s,3H), 2.25(s,3H), 2.16(s,3H).
【0380】
化合物28.5-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0381】
【0382】
Na2CO3(19.0mg、0.180mmol)の水混合物を、20-094(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.05mg、0.00719mmol)及びジオキサン中の1-イソプロピル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(20.4mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物28(6.70mg、0.0193mmol、27%)を白色固体として得た。
【0383】
1H NMR (300 MHz, DMSO- d 6) δ 13.89(s,1H), 10.76(s,1H), 8.48(d, J=5.9Hz,2H), 8.35(s,1H), 8.31(s,1H), 7.97-7.92(m,2H), 7.90(s,1H), 7.73(d, J=1.6Hz,1H), 7.67(d, J=8.7Hz,1H), 4.59-4.51(m,1H), 1.48(d, J=6.7Hz,6H).
【0384】
化合物29.5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0385】
【0386】
Na2CO3(22.9mg、0.216mmol)の水混合物を、20-097(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.04mg、0.00719mmol)及びジオキサン中の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(18.0mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物29(8.70mg、0.0273mmol、38%)を黄色固体として得た。
【0387】
1H NMR (300 MHz, DMSO- d 6) δ 13.89(s,1H), 10.76(s,1H), 8.47(d, J=6.1Hz,2H), 8.32(s,1H), 8.22(s,1H), 7.96-7.91(m,2H), 7.89(d, J=0.9Hz,1H), 7.73-7.65(m,2H), 3.89(s,3H).
【0388】
化合物30.tert-ブチル5-(1-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート
【0389】
【0390】
1)tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0391】
Na2CO3(31.8mg、0.300mmol)の水混合物を、20-086(50.0mg、0.120mmol)、パラジウム触媒(8.42mg、0.0120mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピぺリジン-1-カルボキシレート(54.3mg、0.144mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mL(2×15mL)で抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-091(15mg of mixture compound)を白色固体として得た。
【0392】
*混合物(所望の生成物及び脱保護された出発物質)を得た。
【0393】
1H NMR (400 MHz, DMSO- d 6) δ 14.01(d, J=98.6Hz,1H), 10.80(d, J=34.9Hz,1H), 8.47(d, J=4.7Hz,2H), 8.39-8.34(m,1H), 7.99-7.89(m,3H), 7.86-7.58(m,4H), 4.46-4.32(m,1H), 4.19-3.97(m,2H), 3.10-2.82(m,2H), 2.16-2.00(m,2H), 1.92-1.75(m,2H).
【0394】
2)tert-ブチル5-(1-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0395】
THF(1mL)中の20-091混合物(10.0mg)の溶液にBoc2O(8.95mg、0.0410mmol)及びTEA(7.15uL 0.0513mmol)を0℃で室温から2時間添加した。TLC結果から反応完了が見られた後、反応混合物を蒸発させ、EtOAc(20mL)を添加し、有機層を水で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して未精製混合物を得、これを、溶離液としてMeOH/MC 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物30(5.1mg、0.0087mmol、84%)を白色固体として得た。
【0396】
*以前のNMRデータによれば、製品収率は、出発物質との1:1混合物であると見なされる。
【0397】
1H NMR (400 MHz, DMSO- d 6) δ 11.04(s,1H), 8.53(d, J=5.4Hz,2H), 8.45(s,1H), 8.36(d,1H), 8.11(d, J=8.8,0.8Hz,1H), 8.00-7.95(m,2H), 7.91(d,2H), 4.51-4.30(m,1H), 4.07(d, J=12.5Hz,2H), 3.04-2.81(m,2H), 2.14-2.02(m,2H), 1.91-1.78(m,2H), 1.72(s,9H), 1.43(s,9H).
【0398】
化合物31.tert-ブチル5-(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート
【0399】
【0400】
1)tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート合成
【0401】
Na2CO3(31.8mg、0.300mmol)の水混合物を、20-086(50.0mg、0.120mmol)、パラジウム触媒(8.42mg、0.0120mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(40.9mg、0.144mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mL(2×15mL)で抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-104(10mg、0.0190mmol、16%)を黄色固体として得た。
【0402】
LCMSデータによれば、Boc脱保護された出発物質と所望の生成物の混合物が観察された。
【0403】
2)tert-ブチル5-(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0404】
THF(1mL)中の20-104混合物(10.0mg)の溶液にBoc2O(16.6mg、0.0760mmol)及びTEA(13.3uL 0.0950mmol)を0℃から室温で2時間添加した。TLC結果から反応完了が見られた後、反応混合物を蒸発させ、EtOAc(20mL)を添加し、有機層を水で洗浄した。組み合わされた有機層を減圧下で濃縮して未精製混合物を得、これを、溶離液としてMeOH/MC 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物31(7.7mg、0.012mmol、65%)を白色固体として得た。
【0405】
*以前のNMRデータによれば、製品収率は、出発物質が1:1混合物であると見なされる。
【0406】
1H NMR (400 MHz, DMSO- d 6) δ 11.09(s,1H), 8.53(d,2H), 8.51(s,1H), 8.24(d, J=8.8,0.8Hz,1H), 8.08(dd, J=8.9,1.8Hz,1H), 7.92(d,2H), 7.84(d,2H), 7.57(d, J=8.3Hz,2H), 3.73-3.37(m,8H), 1.74(s,9H), 1.42(s,9H).
【0407】
化合物32.tert-ブチル5-(4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート
【0408】
【0409】
1)tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート合成
【0410】
Na2CO3(31.8mg、0.300mmol)の水混合物を、20-097(50.0mg、0.120mmol)、パラジウム触媒(8.42mg、0.0120mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(57.9mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、CHCl3、HEXを使用した再結晶化によって精製し、20-010(24.3mg、0.0474mmol、40%)を白色固体として得た。
【0411】
LC/MS 317.3, 513.6[M + H] +
, mixture with De-Boc
【0412】
1H NMR (300 MHz, DMSO- d 6) δ 14.13(s,1H), 10.83(d, J=9.9Hz,1H), 8.48(d, J=6.2Hz,2H), 8.37(d, J=1.7Hz,1H), 7.92(d, J=6.5Hz,2H), 7.79(s,1H), 7.70(d, J=8.9Hz,1H), 7.64-7.57(m,1H), 7.43(d, J=7.9Hz,1H), 3.54(s,1H), 1.39(s,4H), 1.24(s,3H).
【0413】
2)tert-ブチル5-(4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0414】
THF 1mL中の20-010(20.0mg、0.0390mmol)にジ-tert-ブチルジカーボネート(17.0mg、0.0780mmol)及びTEA(9.87mg、0.0975mmol)を0℃で添加した。生成された混合物を室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を水5mLで希釈し、酢酸エチル10mLで抽出した。結合した有機層を真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物32(8.2mg、0.0134mmol、31%)を白色固体として得た。
【0415】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d 6) δ 11.06 (s, 1H), 8.55-8.49 (m, 2H), 8.45 (dd, J=1.9, 0.8 Hz, 1H), 8.22-8.18 (m, 1H), 8.03 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.93-7.89 (m, 2H), 7.74-7.69 (m, 2H), 7.48 - 7.42 (m, 2H), 3.55 (s, 2H), 3.33 (s, 4H), 2.35 (t, J=5.0 Hz, 4H), 1.73 (s, 9H), 1.39 (s, 9H).
【0416】
化合物33.5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0417】
【0418】
Na2CO3(22.9mg、0.216mmol)の水混合物を、20-107(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.04mg、0.00719mmol)及びジオキサン中の1-ベンジル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(24.5mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物33(12.6mg、0.0319mmol、44%)を白色固体として得た。
【0419】
LC/MS 395.4[M + H]+
【0420】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 13.90 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.48 (d, J=5.3 Hz, 2H), 8.40 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.00-7.90 (m, 3H), 7.77-7.62 (m, 2H), 7.42-7.25 (m, 5H), 5.38 (s, 2H).
【0421】
化合物34.5-(フラン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0422】
【0423】
Na2CO3(19.0mg、0.180mmol)の水混合物を、20-107(30.0mg、0.0719mmol)、パラジウム触媒(5.05mg、0.00719mmol)及びジオキサン中のフラン-3-イルボロン酸(9.66mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、CHCl3、HEXを使用した再結晶化によって精製し、化合物34(9.3mg、0.0306mmol、43%)を褐色固体として得た。
【0424】
LC/MS 305.4[M + H]+
【0425】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.94 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.48 (d, J=5.5 Hz, 2H), 8.36 (s, 1H), 8.26 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.97-7.92 (m, 2H), 7.79 (t, J=1.7 Hz, 1H), 7.75 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.02 (d, J=1.7 Hz, 1H).
【0426】
化合物35.tert-ブチル5-(1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート
【0427】
【0428】
1)tert-ブチル4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-5-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート合成
【0429】
Na2CO3(12.7mg、0.120mmol)の水混合物を20-097(20.0mg、0.0479mmol)、パラジウム触媒(3.36mg、0.00479mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(17.8mg、0.0575mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-013(9.5mg、0.0226mmol、47%)を白色固体として得た。
【0430】
LC/MS 319.2, 420.5[M + H]+, Mixture with De-Boc.
【0431】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.91 (s, 0H), 10.76 (s, 0H), 8.50-8.44 (m, 1H), 7.93 (td, J=4.4, 1.6 Hz, 1H), 7.73-7.58 (m, 1H), 6.23 (s, 0H), 4.05 (s, 1H), 3.60 (t, J=5.6 Hz, 1H), 2.57 (s, 1H), 1.45 (s, 4H).
【0432】
2)tert-ブチル5-(1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1H-インダゾール-1-カルボキシレート合成
【0433】
THF 1mL中の20-013(8.30mg、0.0198mmol)に、ジ-tert-ブチルジカーボネート(8.64mg、0.0396mmol)及びTEA(5.01mg、0.0495mmol)を0℃で添加した。生成された混合物を室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を水5mLで希釈し、酢酸エチル10mLで抽出した。結合した有機層を真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物35(5.8mg、0.0112mmol、56%)を白色固体として得た。
【0434】
LC/MS 520.6[M + H]+
【0435】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.02 (s, 1H), 8.55-8.49 (m, 2H), 8.20 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.92-7.88 (m, 2H), 7.87-7.83 (m, 1H), 6.29 (s, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.59 (t, J=5.5 Hz, 2H), 2.56 (s, 2H), 1.71 (s, 9H), 1.44 (s, 9H).
【0436】
化合物36.5-(1-プロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0437】
【0438】
Na2CO3(17.2mg、0.162mmol)の水混合物を、20-107(27.0mg、0.0647mmol)、パラジウム触媒(5.04mg、0.00719mmol)及びジオキサン中の1-プロピル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(24.5mg、0.0863mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水15mLで希釈し、酢酸エチル3×15mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物36(5.90mg、0.0170mmol、28%)を白色固体として得た。
【0439】
LC/MS 347.5[M + H]+
【0440】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 13.90 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.48 (d, J=5.5 Hz, 1H), 8.33 (d, J=5.2 Hz, 1H), 8.27 (s, 0H), 8.00-7.92 (m, 1H), 7.91 (s, 0H), 7.76-7.65 (m, 1H), 4.11 (t, J=6.9 Hz, 1H), 1.85 (q, J=7.2 Hz, 1H), 0.87 (t, J=7.3 Hz, 2H).
【0441】
化合物37.5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0442】
【0443】
5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0444】
Na2CO3(19.8mg、0.187mmol)の水混合物を、20-117(30.0mg、0.0748mmol)、パラジウム触媒(5.25mg、0.00748mmol)及びジオキサン中の(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)ボロン酸(16.1mg、0.0897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物37(11.9mg、0.0261mmol、35%)を黄色固体として得た。
【0445】
LC/MS 457.5[M + H]+
【0446】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.64 (s, 1H), 8.54-8.47 (m, 2H), 8.34 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 7.98- 7.90 (m, 3H), 7.79 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.22-7.17 (m, 2H), 7.01-6.97 (m, 1H), 6.04 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.31 (s, 4H), 4.00 (d, J=11.4 Hz, 1H), 3.84 (td, J=11.0, 10.5, 3.9 Hz, 1H), 2.60 (d, J=12.5 Hz, 1H), 2.08 (s, 2H), 1.65 (s, 2H), 1.24 (s, 1H).
【0447】
化合物38.tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0448】
【0449】
Na2CO3(19.8mg、0.187mmol)の水混合物を、20-117(30.0mg、0.0748mmol)、パラジウム触媒(5.25mg、0.00748mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(36.1mg、0.0897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物38(23.1mg、0.0387mmol、52%)を褐色固体として得た。
【0450】
LC/MS 597.7[M + H]+
【0451】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.65 (s, 1H), 8.53-8.48 (m, 2H), 8.44 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.00 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.95-7.91 (m, 2H), 7.86 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.70 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.45 (d, J=8.0 Hz, 2H), 6.08-6.03 (m, 1H), δ 4.01 (d, J=11.8 Hz, 1H), 3.89-3.80 (m, 1H), 3.55 (s, 2H), 3.41-3.34 (m, 4H), 2.63-2.56 (m, 1H), 2.41-2.26 (m, 4H), 2.13-2.03 (m, 2H), 1.87-1.77 (m, 1H), 1.70-1.60 (m, 2H), 1.40 (s, 9H).
【0452】
化合物39.tert-ブチル4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
【0453】
【0454】
Na2CO3(19.8mg、0.187mmol)の水混合物を、20-117(30.0mg、0.0748mmol)、パラジウム触媒(5.25mg、0.00748mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(27.7mg、0.0897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物39(26.6mg、0.0528mmol、71%)を黄色固体として得た。
【0455】
LC/MS 504.4[M + H]+
【0456】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.62 (s, 1H), 8.51 (d, J=6.1 Hz, 2H), 8.20 (s, 1H), 7.94 (d, J=6.3 Hz, 2H), 7.88 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.75-7.68 (m, 1H), 6.25 (s, 1H), 6.00 (s, 0H), 4.03 (d, J=13.0 Hz, 2H), 3.92 (s, 1H), 3.83 (s, 1H), 3.60 (t, J=5.6 Hz, 2H), 2.57 (s, 5H), 2.04 (d, J=14.5 Hz, 3H), 1.65 (s, 2H), 1.45 (s, 9H).
【0457】
化合物40.tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0458】
【0459】
Na2CO3(19.8mg、0.187mmol)の水混合物を、20-117(30.0mg、0.0748mmol)、パラジウム触媒(5.25mg、0.00748mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(34.8mg、0.0897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物40(20.5mg、0.0403mmol、54%)を黄色固体として得た。
【0460】
LC/MS 583.7[M + H]+
【0461】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.75 (s, 1H), 8.56-8.51 (m, 2H), 8.40 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 8.01-7.98 (m, 3H), 7.99-7.96 (m, 1H), 7.85 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.37 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.23 (t, J=2.1 Hz, 1H), 7.15 (dd, J=7.7, 1.5 Hz, 1H), 6.08 (d, J=2.5 Hz, 1H), 3.99 (d, 1H), 3.86 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.51 (t, J=5.1 Hz, 4H), 3.21 (t, J=5.2 Hz, 4H), 2.62 (d, J=12.3 Hz, 1H), 2.09 (m, 2H), 1.82 (q, J=4.9, 4.4 Hz, 1H), 1.66 (d, J=5.2 Hz, 2H), 1.44 (s, 9H).
【0462】
化合物41.5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0463】
【0464】
Na2CO3(19.8mg、0.187mmol)の水混合物を、20-117(30.0mg、0.0748mmol)、パラジウム触媒(5.25mg、0.00748mmol)及びジオキサン中の(5-フォルミルフラン-2-イル)ボロン酸(27.7mg、0.0897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物41(15.8mg、0.0379mmol、51%)を褐色固体として得た。
【0465】
LC/MS 417.5[M + H]+
【0466】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.72 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.71 (t, J=1.2 Hz, 1H), 8.52 (s, 2H), 8.07 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.96 (d, J=5.3 Hz, 2H), 7.71 (d, J=3.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J=3.7 Hz, 1H), 6.08 (d, J=9.6 Hz, 1H), 4.03 m, 1H), 3.87 (m, J=12.2 Hz, 1H), 2.61 (d, J=13.2 Hz, 1H), 2.09 (m, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.66 (m, 2H).
【0467】
化合物42.N-(ピリジン-4-イル)-5-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0468】
【0469】
DCM(0.5ml)中の20-023(22.0mg、0.0511mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル10mLで抽出した。結合した有機層にNaHCO3を添加し、水を使用した濾過で精製して、褐色固体の化合物42(3.6mg、0.0113mmol、40%)を得た。
【0470】
LC/MS 320.4[M + H]+
【0471】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.76 (s, 1H), 8.57-8.39 (m, 3H), 8.18 (s, 1H), 7.99-7.84 (m, 3H), 7.64 (s, 2H), 6.28 (s, 1H), 3.47-3.41 (m, 2H), 3.04-2.94 (m, 2H), 2.47-2.41 (m, 2H).
【0472】
化合物43.5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0473】
【0474】
Na2CO3(33.1mg、0.312mmol)の水混合物を、20-117(50.0mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.77mg、0.0125mmol)及びジオキサン中のベンゾ[b]チオフェン-2-イルボロン酸(23.4mg、0.131mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物43(38.8mg、0.0854mmol、68%)を黄色固体として得た。
【0475】
LC/MS 455.5[M + H]+
【0476】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.93 (s, 1H), 8.62-8.56 (m, 2H), 8.55-8.53 (m, 1H), 8.12-8.08 (m, 2H), 8.07-8.05 (m, 2H), 8.03-7.99 (m, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.92-7.87 (m, 1H), 7.45-7.34 (m, 2H), 6.08 (dd, J=10.1, 2.4 Hz, 1H), 4.08-3.95 (m, 1H), 3.90-3.71 (m, 1H), 2.70-2.53 (m, 1H), 2.20-2.01 (m, 2H), 1.88-1.77 (m, 1H), 1.72-1.61 (m, 2H).
【0477】
化合物44.5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0478】
【0479】
Na2CO3(33.1mg、0.312mmol)の水混合物を、20-117(50.0mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.77mg、0.0125mmol)及びジオキサン中のN,N-ジメチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-アミン(37.4mg、0.150mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物44(32.5mg、0.0733mmol、59%)を黄色固体として得た。
【0480】
LC/MS 444.5[M + H]+
【0481】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.65 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.54-8.46 (m, 2H), 8.33 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 7.98 (dd, J=8.8, 0.9 Hz, 1H), 7.95-7.90 (m, 2H), 7.81 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.04 (dd, J=10.0, 2.3 Hz, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.83 (m, J=12.5 Hz, 1H), 3.19 (s, 6H), 2.58 (m, J=10.8 Hz, 1H), 2.08 (m, J=3.4 Hz, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.64 (m, 2H).
【0482】
化合物45.5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0483】
【0484】
Na2CO3(33.1mg、0.312mmol)の水混合物を、20-117(50.0mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.77mg、0.0125mmol)及びジオキサン中の(6-フォルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)ボロン酸(29.1mg、0.150mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物45(48.1mg、0.102mmol、82%)を褐色固体として得た。
【0485】
LC/MS 471.5[M + H]+
【0486】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.69 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.53-8.46 (m, 2H), 8.17 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 8.02 (dd, J=8.8, 0.8 Hz, 1H), 7.94-7.90 (m, 2H), 7.64-7.60 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.24 (s, 2H), 6.09 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.05-3.97 (m, 1H), 3.90-3.81 (m, 1H), 2.65-2.57 (m, 1H), 2.15-2.04 (m, 2H), 1.88-1.77 (m, 1H), 1.71-1.60 (m, 2H).
【0487】
化合物46.5-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド
【0488】
【0489】
DCM(0.5ml)中の20-025(13.1mg、0.0225mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物46(10.3mg、0.0219mmol、97%)を淡褐色固体として得た。
【0490】
LC/MS 399.5[M + H]+
【0491】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.39 (s, 1H), 11.86 (s, 1H), 9.18 (s, 2H), 8.79 (d, J=7.3 Hz, 2H), 8.59-8.48 (m, 2H), 8.41 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.83 (d, J=1.2 Hz, 2H), 7.43-7.36 (m, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.05 (dd, J=8.1, 2.5 Hz, 1H), 3.56-3.42 (m, 4H), 3.26 (s, 4H).
【0492】
化合物47.5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0493】
【0494】
DCM(0.5ml)中の20-026(10.9mg、0.0262mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物47(8.20mg、0.0247mmol、94%)を青色固体として得た。
【0495】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.50 (s, 1H), 11.86 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.78 (d, J=7.0 Hz, 2H), 8.71 (d, J=1.6 Hz, 1H), 8.49 (d, 2H), 8.06 (dd, J=8.8, 1.7 Hz, 1H), 7.88 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.71 (d, J=3.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J=3.7 Hz, 1H).
【0496】
化合物48.5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0497】
【0498】
DCM(0.5ml)中の20-032(24.3mg、0.0535mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物48(16.7mg、0.0451mmol、84%)を黄色固体として得た。
【0499】
LC/MS 371.4[M + H]+
【0500】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.47 (s, 1H), 11.87 (s, 1H), 8.79 (d, J=7.1 Hz, 2H), 8.55 (d, J=1.7 Hz, 1H), 8.53-8.48 (m, 2H), 8.02 (ddd, J=9.6, 8.4, 1.6 Hz, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.91-7.85 (m, 2H), 7.46-7.36 (m, 2H).
【0501】
化合物49.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0502】
【0503】
THF(1mL)中の20-028(50.0mg、0.146mmol)懸濁液にDIPEA(56.7mg、0.438mmol)を添加し、続いてHATU(66.5mg、0.175mmol)を室温で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。ピぺリジン-4-イルメタンアミン(17.4mg、0.161mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌させた。残留溶媒は真空下で蒸発させた。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCM 8%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物49(31.2mg、0.0723mmol、50%)を淡褐色固体として得た。
【0504】
LC/MS 432.6[M + H]+
【0505】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.16 (t, J=6.3 Hz, 1H), 8.53-8.49 (m, 2H), 8.40-8.38 (m, 1H), 8.26 (dt, J=4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.21-8.15 (m, 1H), 7.99 (dd, J=8.9, 0.9 Hz, 1H), 7.74 (dt, J=8.8, 1.7 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 7.37-7.33 (m, 2H), 6.04 (dd, J=9.7, 2.4 Hz, 1H), 4.54 (d, J=6.3 Hz, 2H), 3.98-3.91 (m, 1H), 3.86-3.76 (m, 1H), 2.58-2.52 (m, 1H), 2.13-2.02 (m, 2H), 1.85-1.75 (m, 1H), 1.67-1.58 (m, 2H).
【0506】
化合物50.5-(2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0507】
【0508】
DCM(0.5ml)中の20-033(17.9mg、0.0511mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物50(16.7mg、0.0465mmol、84%)を黄色固体として得た。
【0509】
LC/MS 360.5[M + H]+
【0510】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.39 (s, 1H), 11.85 (s, 1H), 8.78 (d, J=6.8 Hz, 2H), 8.75 (s, 2H), 8.50 (d, J=6.8 Hz, 2H), 8.34 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.86-7.76 (m, 2H), 3.21 (s, 6H).
【0511】
化合物51.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イルメチル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0512】
【0513】
DCM(0.5ml)中の20-040(23.9mg、0.0688mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物51(18.6mg、0.0535mmol、78%)を白色固体として得た。
【0514】
LC/MS 348.4[M + H]+
【0515】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.98 (s, 1H), 9.39 (t, J=6.1 Hz, 1H), 8.83 (d, 2H), 8.36 (s, 1H), 8.26 (dt, J=4.8, 1.6 Hz, 1H), 8.16 (ddd, J=10.4, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 7.96 (d, 2H), 7.80 (dd, J=8.8, 0.9 Hz, 1H), 7.68 (dt, J=8.8, 1.7 Hz, 1H), 7.49 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 4.76 (d, J=6.1 Hz, 2H).
【0516】
化合物52.5-(6-ホルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0517】
【0518】
1)5-(6-フォルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0519】
Na2CO3(33.1mg、0.312mmol)の水混合物を、20-117(50.0mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.77mg、0.0125mmol)及びジオキサン中の(6-フォルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)ボロン酸(29.1mg、0.150mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-035(48.1mg、0.102mmol、82%)を褐色固体として得た。
【0520】
LC/MS 471.5[M + H]+
【0521】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.69 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.53-8.46 (m, 2H), 8.17 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 8.02 (dd, J=8.8, 0.8 Hz, 1H), 7.94-7.90 (m, 2H), 7.64-7.60 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.24 (s, 2H), 6.09 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.05-3.97 (m, 1H), 3.90-3.81 (m, 1H), 2.65-2.57 (m, 1H), 2.15-2.04 (m, 2H), 1.88-1.77 (m, 1H), 1.71-1.60 (m, 2H).
【0522】
2)5-(6-フォルミルベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0523】
DCM(0.5ml)中の20-035(36.8mg、0.0782mmol)溶液にジオキサン(0.25ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物52(11.8mg、0.0305mmol、39%)を緑色固体として得た。
【0524】
LC/MS 401.5[M + H]+
【0525】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.47 (s, 1H), 11.93 (s, 1H), 8.79 (d, J=6.6 Hz, 2H), 8.46 (d, J=6.7 Hz, 2H), 7.97 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.84 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 6.42 (s, 1H), 6.12 (s, 2H).
【0526】
化合物53.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0527】
【0528】
THF(1mL)中の20-028(40.0mg、0.117mmol)懸濁液にDIPEA(45.5mg、0.351mmol)を添加し、続いてHATU(53.2mg、0.140mmol)を室温で添加し、反応混合物を15分間撹拌した。1-(7-アミノ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オン(31.5mg、0.129mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌させた。残留溶媒は真空下で蒸発させた。粗反応混合物を水15mLで希釈し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、これを、MeOH/DCM 8%を使用するカラムクロマトグラフィーで2回精製し、化合物53(33.0mg、0.0581mmol、50%)を褐色固体として得た。
【0529】
Impurities observed (δ 7.68-7.90)
【0530】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.94 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.48 (d, J=5.5 Hz, 2H), 8.36 (s, 1H), 8.26 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.97-7.92 (m, 2H), 7.79 (t, J=1.7 Hz, 1H), 7.75 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.02 (d, J=1.7 Hz, 1H).
【0531】
化合物54.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0532】
【0533】
THF(4mL)、MeOH(2mL)及びH2O(1mL)中の20-041(26.8mg、0.0529mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(3.96mg、0.106mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物54(17.5mg、0.0371mmol、70%)を白色固体の形態で得た。
【0534】
LC/MS 472.5[M + H]+
【0535】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.26 (s, 1H), 8.44 (d, J=1.9 Hz, 1H), 8.28 (dt, J=4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.20 (ddd, J=10.4, 7.4, 1.9 Hz, 1H), 8.04-8.00 (m, 1H), 7.77 (dt, J=8.7, 1.7 Hz, 2H), 7.65 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.8 Hz, 1H), 7.16 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.05 (dd, J=9.9, 2.4 Hz, 1H), 4.13 (s, 2H), 4.01-3.95 (m, 1H), 3.87-3.80 (m, 1H), 3.23 (t, J=6.1 Hz, 2H), 2.85 (t, J=6.1 Hz, 2H), 2.68-2.56 (m, 1H), 2.13-2.03 (m, 2H), 1.86-1.76 (m, 1H), 1.69-1.60 (m, 2H).
【0536】
化合物55.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド
【0537】
【0538】
MeOH(0.5ml)中の20-049(7.50mg、0.0159mmol)溶液にジオキサン(0.3ml)中の4N HClを添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物55(4.80mg、0.0113mmol、71%)を白色固体として得た。
【0539】
LC/MS 388.4[M + H]+
【0540】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.06-13.88 (m, 1H), 10.49-10.40 (m, 1H), 9.16 (s, 2H), 8.49-8.33 (m, 1H), 8.28 (dt, J=4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.23-8.16 (m, 1H), 7.92-7.86 (m, 1H), 7.85-7.77 (m, 1H), 7.75-7.62 (m, 2H), 7.52 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.8 Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.3 Hz, 1H), 4.33-4.21 (m, 2H), 3.95-3.85 (m, 2H), 3.02-2.93 (m, 2H).
【0541】
化合物56.5-(6-(ピぺリジン-1-イルメチル)ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0542】
【0543】
0℃条件でMeOH(1mL)中の20-043(10.6mg、0.0274mmol)溶液にピぺリジン(2.57mg、0.0302mmol)を添加し、AcOH(0.1ml)を触媒として用いて室温で1時間撹拌しながら反応させた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(8.9mg、0.14mmol)を添加し、反応が完了するまで室温で撹拌した。反応完了後に、化合物を水2mlでクエンチングし、MeOHを蒸発させた。水層を酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。粗反応混合物を真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物56(10.1mg、0.0222mmol、81%)を黄色固体として得た。
【0544】
LC/MS 456.6[M + H]+
【0545】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.00 (d, J=29.6 Hz, 1H), 10.95 (s, 1H), 8.52 (d, 2H), 7.95 (dd, 2H), 7.87 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.73-7.68 (m, 1H), 7.49 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.28 (d, J=4.0 Hz, 1H), 6.07 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.84 (s, 1H), 3.04-2.97 (m, 4H), 1.69-1.67 (m, 4H), 1.60-1.52 (m, 2H).
【0546】
化合物57.tert-ブチル4-((5-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フラン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0547】
【0548】
1)5-(5-フォルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0549】
Na2CO3(198mg、1.87mmol)の水混合物を、20-117(300mg、0.748mmol)、パラジウム触媒(52.5mg、0.0748mmol)及びジオキサン中の(5-フォルミルフラン-2-イル)ボロン酸(125mg、0.897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-092(136mg、0.326mmol、44%)をオレンジ色固体として得た。
【0550】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.72 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.71 (t, J=1.2 Hz, 1H), 8.52 (d, J=5.5 Hz, 2H), 8.11-8.02 (m, 2H), 7.99-7.93 (m, 2H), 7.70 (d, J=3.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J=3.8 Hz, 1H), 6.07 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.06-3.95 (m, 1H), 3.91-3.79 (m, 1H), 2.67-2.55 (m, 1H), 2.16-1.98 (m, 2H), 1.90-1.76 (m, 1H), 1.70-1.58 (m, 2H).
【0551】
2)tert-ブチル4-((5-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フラン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート合成
【0552】
DMF(1mL)中の20-092(30.0mg、0.0720mmol)溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(14.8mg、0.0792mmol)を添加し、AcOH(0.1ml)を触媒として用いて室温で1時間撹拌しながら反応させた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.79mg、0.108mmol)を添加し、反応の完了するまで室温で撹拌した。反応完了後に、化合物を水2mlでクエンチングし、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。有機層は水及び塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。粗混合物は、DCM/MeOH 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物57(19.3mg、0.0329mmol、46%)を白色固体として得た。
【0553】
LC/MS 587.5[M + H]+
【0554】
1H NMR (300 MHz, Chloroform-d) δ 9.51 (s, 1H), 8.59 (dd, J=1.6, 0.8 Hz, 1H), 8.49-8.40 (m, 2H), 8.06-7.98 (m, 2H), 7.84 (dd, J=8.9, 1.6 Hz, 1H), 7.72-7.66 (m, 1H), 6.72 (d, J=3.3 Hz, 1H), 6.35 (d, J=3.3 Hz, 1H), 5.82 (dd, J=9.7, 2.5 Hz, 1H), 4.19-4.08 (m, 1H), 3.89-3.80 (m, 1H), 3.48 (q, J=8.4, 6.7 Hz, 4H), 2.53 (t, J=5.1 Hz, 4H), 2.21-2.11 (m, 3H), 1.88-1.74 (m, 3H), 1.46 (s, 9H).
【0555】
化合物58.N-(1,1-ジメチル-2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0556】
【0557】
1)5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボン酸合成
【0558】
DCM(2.0mL)中の20-046(100mg、0.293mmol)の溶液にジオキサン(0.70ml、過剰分)中の4N HClを添加し、30℃で4時間撹拌して反応させた。TLC結果から出発物質が観察されておらず、溶媒を真空下で蒸発させた。MCで洗浄した後に濾過し、20-228化合物(64mg、0.249mmol、85%)を灰白色固体として得た。
【0559】
*TLC分析から青い蛍光スポットが観察された。
【0560】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.02 (s, 1H), 13.05 (s, 1H), 8.33-8.24 (m, 2H), 8.18 (ddd, J=9.6, 7.4, 1.9 Hz, 1H), 7.79 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.67 (dt, J=8.7, 1.8 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J=7.1, 4.8, 1.9 Hz, 1H).
【0561】
2)N-(1,1-ジメチル-2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0562】
DMF(1mL)に溶かした18-036(23.3mg、0.0855mmol)の懸濁液にDIPEA(30.2mg、0.0934mmol)に続いてHATU(35.5mg、0.0934mmol)を添加後に20-228(20.0mg、0.0778mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌させた。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を蒸発させ、EtOAc(20mL)を添加し、有機層を水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮させた。反応混合物をEA/Hexで再結晶し、化合物58(15mg、0.0293mmol、38%)を灰白色固体の形態で得た。
【0563】
LCMS:[M+H] 512.2
【0564】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.97 (s, 1H), 10.38 (s, 1H), 8.46 (d, J=1.6 Hz, 1H), 8.28 (dt, J=4.7, 1.6 Hz, 1H), 8.21 (ddd, J=10.4, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 7.98 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.84-7.77 (m, 2H), 7.71 (dt, J=8.8, 1.8 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J=7.1, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 7.16 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.64 (m, 2H), 2.89-2.84 (m, 2H), 1.80 (s, 6H).
【0565】
化合物59.N-(1,1-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0566】
【0567】
THF(1ml)、MeOH(0.5ml)及びH2O(0.25ml)に溶かした20-232(10.0mg、0.0196mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(1.64mg、0.0391mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温から50℃で一晩撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。混合物を真空下で蒸発させ、H2Oを添加した。水を添加した後、固体が形成されて濾過され、化合物59(1.8mg、0.00433mmol、22%)を灰白色固体の形態で得た。
【0568】
LCMS:[M+H] 416.2
【0569】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.90 (s, 1H), 10.20 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.27 (d, J=4.6 Hz, 1H), 8.21 (ddd, J=9.9, 7.4, 2.0 Hz, 1H), 7.83-7.78 (m, 2H), 7.70 (dt, J=8.8, 1.8 Hz, 1H), 7.65 (dd, J=8.3, 2.2 Hz, 1H), 7.51 (ddd, J=7.0, 4.8, 1.8 Hz, 1H), 7.00 (d, J=8.3 Hz, 1H), 2.96 (t, J=5.8 Hz, 2H), 2.65 (t, J=5.7 Hz, 2H), 1.37 (s, 6H).
【0570】
化合物60.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0571】
【0572】
DMF(1mL)中1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-アミン(9.50mg、0.0645mmol)の懸濁液にDIPEA(22.8mg、0.176mmol)に続いてHATU(26.7mg、0.0703mmol)を添加した。その後、20-081(20.0mg、0.0778mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌させた。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を蒸発させ、EtOAc(20mL)を添加し、有機層を水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮させた。反応混合物をEA/Hexで再結晶し、化合物60(46.1mg、0.0978mmol、67%)を褐色固体の形態で得た。
【0573】
LCMS:[M+H] 472 .2
【0574】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.66 (s, 1H), 8.93 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.73 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.28 (dt, J=4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.21 (ddd, J=10.3, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.04 (dd, J=8.9, 0.8 Hz, 1H), 7.78 (dt, J=8.8, 1.7 Hz, 1H), 7.54-7.47 (m, 1H), 6.08 (dd, J=10.0, 2.3 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.03-3.96 (m, 1H), 3.90-3.78 (m, 1H), 2.64 (d, J=11.6 Hz, 1H), 2.23-1.77 (m, 3H), 1.71-1.56 (m, 2H).
【0575】
化合物61.tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0576】
【0577】
Na2CO3(33.2mg、0.313mmol)の水混合物を、20-130(50mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.80mg、0.0125mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(62.3mg、0.150mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物を水10mLで希釈し、酢酸エチル30mLで抽出した。結合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物61(47.3mg、0.0774mmol、62%)を灰白色固体として得た。
【0578】
LCMS:[M+H] 611.3
【0579】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.68 (s, 1H), 8.55-8.44 (m, 3H), 8.03 (dd, J=9.0, 0.8 Hz, 1H), 7.96-7.93 (m, 2H), 7.91 (dd, J=8.9, 1.8 Hz, 1H), 7.84-7.80 (m, 2H), 7.58-7.53 (m, 2H), 6.07 (dd, J=10.0, 2.4 Hz, 1H), 4.06-3.96 (m, 1H), 3.92-3.81 (m, 1H), 3.66-3.37 (m, 8H), 2.68-2.57 (m, 1H), 2.08 (d, J=12.5 Hz, 2H), 1.83 (s, 1H), 1.72-1.60 (m, 2H), 1.42 (s, 9H).
【0580】
化合物62.tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート
【0581】
【0582】
Na2CO3(33.2mg、0.313mmol)の水混合物を、20-130(50mg、0.125mmol)、パラジウム触媒(8.80mg、0.0125mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(60.4mg、0.150mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物62(35.6mg、0.0596mmol、51%)を灰白色固体として得た。
【0583】
LCMS:[M+H] 597.3
【0584】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.65 (s, 1H), 8.55-8.48 (m, 2H), 8.44 (dd, J=1.8, 0.8 Hz, 1H), 8.03-7.96 (m, 1H), 7.95-7.92 (m, 2H), 7.86 (dd, J=8.9, 1.7 Hz, 1H), 7.73-7.63 (m, 2H), 7.45 (d, J=8.0 Hz, 2H), 6.06 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.05-3.96 (m, 1H), 3.89-3.80 (m, 1H), 3.55 (s, 2H), 3.36-3.34 (m, 4H), 2.74-2.57 (m, 1H), 2.41-2.32 (m, 4H), 2.15-2.02 (m, 2H), 1.91-1.73 (m, 1H), 1.71-1.59 (m, 2H), 1.39 (s, 9H).
【0585】
化合物63.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0586】
【0587】
THF(1ml)、MeOH(0.5ml)及びH2O(0.25ml)に溶かした20-244(10.0mg、0.0201mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(3.40mg、0.0804mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温から50℃で一晩撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。混合物を真空下で蒸発させ、H2Oを添加した。水を添加後に形成された固体を濾過し、化合物63(2.4mg、0.00598mmol、30%)を黄色固体の形態で得た。
【0588】
LCMS:[M+H] 402.2
【0589】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.22 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.27 (dt, J=4.9, 1.5 Hz, 1H), 8.20 (ddd, J=9.8, 7.4, 1.9 Hz, 1H), 7.80 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.75 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.69 (dt, J=8.7, 1.8 Hz, 1H), 7.63 (dd, J=8.2, 2.2 Hz, 1H), 7.51 (ddd, J=7.1, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 7.02 (d, J=8.3 Hz, 1H), 3.99-3.87 (m, 1H), 3.13-3.04 (m, 1H), 2.87-2.77 (m, 1H), 2.75-2.67 (m, 1H), 2.65-2.56 (m, 1H), 1.36 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.26 (dd, J=14.3, 7.7 Hz, 1H).
【0590】
化合物64.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-6-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0591】
【0592】
THF(1ml)、MeOH(0.5ml)及びH2O(0.25ml)に溶かした20-245(10.0mg、0.0207mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(3.50mg、0.0827mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温から50℃で一晩撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。混合物を真空下で蒸発させ、H2Oを添加した。水を添加後に形成された固体を濾過し、化合物64(4.9mg、0.0126mmol、61%)を黄色固体の形態で得た。
【0593】
LCMS:[M+H] 388.2
【0594】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.22 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.27 (dt, J=4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.20 (ddd, J=10.5, 7.4, 1.9 Hz, 1H), 7.80 (dd, J=8.7, 0.9 Hz, 1H), 7.75-7.65 (m, 2H), 7.57 (dd, J=8.3, 2.2 Hz, 1H), 7.51 (ddd, J=7.1, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 6.98 (d, J=8.3 Hz, 1H), 3.81 (s, 2H), 2.95 (t, J=5.9 Hz, 2H), 2.69 (t, J=7.6, 4.6 Hz, 2H), 1.24 (s, 1H).
【0595】
化合物65.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0596】
【0597】
DCM(1.0mL)に溶かした20-239(10.0mg、0.0212mmol)溶液に、ジオキサンに溶かした4N HCl(0.50ml、過剰分)を添加した。30℃で一晩撹拌して反応させた。TLC結果から出発物質が観察されなかった。溶媒を真空下で蒸発させ、濾過のためにMCを添加して、化合物65(1.7mg、0.00439mmol、21%)を黄色固体の形態で得た。
【0598】
LCMS:[M+H] 388.2
【0599】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.05 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.00-8.90 (m, 1H), 8.76-8.70 (m, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.30-8.26 (m, 1H), 8.21 (ddd, J=9.8, 7.3, 2.0 Hz, 1H), 8.15 (d, J=4.1 Hz, 1H), 7.83 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.72 (dt, J=8.7, 1.8 Hz, 1H), 7.52 (ddt, J=7.0, 4.8, 2.1 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H).
【0600】
化合物66.5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0601】
【0602】
Na2CO3(198mg、1.87mmol)の水混合物を、20-130(300mg、0.748mmol)、パラジウム触媒(52.5mg、0.0748mmol)及びジオキサン中の(2-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(127mg、0.897mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 10%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物66(260mg、0.623mmol、83%)を褐色固体として得た。
【0603】
*Sigmaボロン酸が使用された。
【0604】
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.52 (s, 1H), 8.46 (d, 2H), 8.23 (ddd, J=5.0, 1.9, 1.1 Hz, 1H), 8.15 (ddd, J=9.6, 7.5, 1.9 Hz, 1H), 7.97-7.87 (m, 3H), 7.74 (dt, J=8.9, 1.9 Hz, 1H), 7.46 (ddd, J=7.5, 4.9, 1.7 Hz, 1H), 6.01 (dd, J=9.8, 2.5 Hz, 1H), 4.16-4.05 (m, 1H), 3.90 (ddd, J=11.5, 10.5, 3.1 Hz, 1H), 2.75-2.57 (m, 1H), 2.29-2.08 (m, 2H), 2.02-1.66 (m, 3H).
【0605】
化合物67.5-(4-(ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0606】
【0607】
DCM(1.0mL)に溶かした20-246(20.0mg、0.0327mmol)溶液に、ジオキサンに溶かした4N HCl(0.50ml、過剰分)を添加した。30℃で一晩撹拌して反応させた。TLC結果から出発物質が観察されなかった。溶媒を真空下で蒸発させ、MCを添加して濾過し、化合物67(9.0mg、0.0211mmol、65%)を黄色固体の形態で得た。
【0608】
LCMS:[M+H] 427.2
【0609】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 14.46 (s, 1H), 11.85 (s, 1H), 9.42 (s, 2H), 8.85-8.69 (m, 2H), 8.55-8.40 (m, 3H), 7.93-7.78 (m, 3H), 7.62 (d, 2H), 3.89-3.62 (m, 4H), 3.25-3.10 (m, 4H).
【0610】
化合物68.5-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0611】
【0612】
DCM(1.0mL)に溶かした20-247(20.0mg、0.0335mmol)溶液に、ジオキサンに溶かした4N HCl(0.50ml、過剰分)を添加した。30℃で一晩撹拌して反応させた。TLC結果から出発物質が観察されなかった。溶媒を真空下で蒸発させ、MCを添加して濾過し、化合物68(10.7mg、0.0259mmol、77%)を灰白色固体の形態で得た。
【0613】
LCMS:[M+H] 413.2
【0614】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 14.44 (s, 1H), 11.85 (s, 1H), 9.54 (s, 2H), 8.87-8.67 (m, 2H), 8.56-8.41 (m, 3H), 7.91-7.79 (m, 3H), 7.78-7.67 (m, 2H), 4.45-4.22 (m, 2H), 3.63-3.53 (m, 2H), 3.34-3.22 (m, 4H), 3.17 (s, 2H).
【0615】
化合物69.5-(5-(ピペラジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0616】
【0617】
1)5-(5-フォルミルフラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0618】
Na2CO3(198mg、1.87mmol)の水混合物を、20-117(300mg、0.748mmol)、パラジウム触媒(52.5mg、0.0748mmol)及びジオキサン中の(5-フォルミルフラン-2-イル)ボロン酸(125mg、0.897mmol)の懸濁液に導入し、5分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、DCM/MeOH 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-092(136mg、0.326mmol、44%)をオレンジ色固体として得た。
【0619】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.72 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.71 (t, J=1.2 Hz, 1H), 8.52 (d, J=5.5 Hz, 2H), 8.11-8.02 (m, 2H), 7.99-7.93 (m, 2H), 7.70 (d, J=3.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J=3.8 Hz, 1H), 6.07 (dd, J=10.1, 2.3 Hz, 1H), 4.06-3.95 (m, 1H), 3.91-3.79 (m, 1H), 2.67-2.55 (m, 1H), 2.16-1.98 (m, 2H), 1.90-1.76 (m, 1H), 1.70-1.58 (m, 2H).
【0620】
2)tert-ブチル4-((5-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)フラン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート合成
【0621】
DMF(1mL)に溶かした20-092(30.0mg、0.0720mmol)溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(14.8mg、0.0792mmol)を添加し、AcOH(0.1ml)を触媒として用いて室温で1時間撹拌しながら反応させた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.79mg、0.108mmol)を添加し、反応の完了するまで室温で撹拌した。反応完了後に、化合物を水2mlでクエンチングし、酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。有機層は水及び塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。粗混合物はDCM/MeOH 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-097(19.3mg、0.0329mmol、46%)を白色固体として得た。
【0622】
LC/MS 587.5[M + H]+
【0623】
1H NMR (300 MHz, Chloroform-d) δ 9.51 (s, 1H), 8.59 (dd, J=1.6, 0.8 Hz, 1H), 8.49-8.40 (m, 2H), 8.06-7.98 (m, 2H), 7.84 (dd, J=8.9, 1.6 Hz, 1H), 7.72-7.66 (m, 1H), 6.72 (d, J=3.3 Hz, 1H), 6.35 (d, J=3.3 Hz, 1H), 5.82 (dd, J=9.7, 2.5 Hz, 1H), 4.19-4.08 (m, 1H), 3.89-3.80 (m, 1H), 3.48 (q, J=8.4, 6.7 Hz, 4H), 2.53 (t, J=5.1 Hz, 4H), 2.21-2.11 (m, 3H), 1.88-1.74 (m, 3H), 1.46 (s, 9H).
【0624】
3)5-(5-(ピペラジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0625】
DCM(1ml)に溶かした20-097(14.0mg、0.0239mmol)の溶液に、ジオキサンに溶かした4N HCl(0.50ml)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、真空下で濃縮して、化合物69(4.6mg、0.0114mmol、48%)を白色固体の形態で得た。
【0626】
LC/MS 403.5[M + H]+
【0627】
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.62 (t, J=1.2 Hz, 1H), 8.48 (d, 2H), 7.95 (d, 2H), 7.84 (dt, J=8.5, 1.5 Hz, 1H), 7.70-7.64 (m, 1H), 6.80 (d, 1H), 6.48 (d, J=3.3 Hz, 1H), 3.78 (d, J=5.4 Hz, 2H), 3.20-3.13 (m, 4H), 2.79 (q, J=5.3, 4.2 Hz, 4H).
【0628】
化合物70.5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0629】
【0630】
DMF(1mL)中の20-092(30.0mg、0.0720mmol)溶液をピぺリジン(6.74mg、0.0792mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(22.9mg、0.108mmol)に添加した。室温で5時間撹拌して反応させた。反応混合物を水2mlでクエンチングさせ、EA(5ml×2)で抽出し、有機層を水と塩水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。粗混合物をDCM/MeOH 7%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物70(3.9mg、0.00803mmol、11%)を淡褐色固体の形態で得た。
【0631】
LC/MS 486.7[M + H]+
【0632】
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.98 (s, 1H), 8.71-8.65 (m, 1H), 8.64-8.53 (m, 2H), 7.89-7.81 (m, 1H), 7.77-7.71 (m, 2H), 7.69 (d, J=0.9 Hz, 1H), 6.73 (t, J=3.1 Hz, 1H), 6.42 (dd, J=29.5, 3.3 Hz, 1H), 5.81 (dd, J=9.5, 2.6 Hz, 1H), 4.18-4.09 (m, 1H), 3.89-3.84 (m, 1H), 3.82 (s, 2H), 2.69 (s, 3H), 2.60 (t, J=12.1 Hz, 1H), 2.26-2.11 (m, 2H), 1.87-1.83 (m, 1H), 1.78-1.70 (m, 3H), 1.50 (s, 1H).
【0633】
化合物71.N-(3,3-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
【0634】
【0635】
1)N-(3,3-ジメチル-2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0636】
THF(1mL)に溶かした17-102(23.2mg、0.0855mmol)懸濁液にDIPEA(30.2mg、0.0934mmol)を添加し、続いてHATU(35.5mg、0.0934mmol)を添加した後、20-240(20.0mg、0.0778mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌させた。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。反応混合物を蒸発させ、EtOAc(20mL)を添加し、有機層を水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮させた。反応混合物をEA/Hexで再結晶して、20-256(25.1mg、0.0491mmol、63%)を灰白色固体の形態で得た。
【0637】
*NMRデータによれば、生成物が形成されたが、不純物が観察された。
【0638】
*還元後に、それは洗浄によって除去されてよい。
【0639】
2)N-(3,3-ジメチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)-5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド合成
【0640】
THF(1ml)、MeOH(0.5ml)及びH2O(0.25ml)に溶かした20-256(10.0mg、0.0196mmol)溶液に水酸化リチウム一水和物(3.30mg、0.0782mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温から50℃で一晩撹拌した。TLC分析は、出発物質の完全な消失を示した。混合物を真空下で蒸発させ、H2Oを添加後に形成された固体を濾過し、化合物71(2.1mg、0.00505mmol、26%)を黄色固体として得た。
【0641】
LCMS [M+H] 416.54
【0642】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.24 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.34-8.13 (m, 2H), 7.84-7.44 (m, 5H), 7.10-6.94 (m, 1H), 3.88 (s, 2H), 2.65 (s, 2H), 1.24 (s, 1H), 1.07 (s, 6H).
【0643】
化合物72.5-(5-(ピぺリジン-1-イルメチル)フラン-2-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド
【0644】
【0645】
DCM(1ml)に溶かした20-100(20.4mg、0.0420mmol)の溶液に、ジオキサン(0.5ml)に溶かした4N HClを添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、化合物72(15.9mg、0.0363mmol、86%)を褐色固体の形態で得た。
【0646】
LC/MS 402.3[M + H]+
【0647】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.57 (s, 1H), 11.82 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 8.78 (d, 2H), 8.57 (d, J=1.6 Hz, 1H), 8.47 (d, 2H), 7.99-7.78 (m, 2H), 7.12 (d, J=3.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J=3.3 Hz, 1H), 4.46 (s, 2H), 3.11-2.81 (m, 3H), 1.96-1.54 (m, 5H), 1.51-1.27 (m, 1H).
【0648】
化合物73.5-(1-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド
【0649】
【0650】
1)tert-ブチル4-(4-(3-(ピリジン-4-イルカルバモイル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピぺリジン-1-カルボキシレート合成
【0651】
Na2CO3(31.8mg、0.300mmol)の水混合物を20-321(40.0mg、0.0997mmol)、パラジウム触媒(7.00mg、0.00997mmol)及びジオキサン中のtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピぺリジン-1-カルボキシレート(45.1mg、0.144mmol)の懸濁液に導入し、15分間窒素でパージした。生成された混合物を110℃で20分間マイクロ波に照射した。粗反応混合物をジオキサンで濾過し、真空下で濃縮して粗混合物を得、MeOH/MC 5%を使用するカラムクロマトグラフィーで精製し、20-324(18mg、0.031mmol、32%)を白色固体として得た。
【0652】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.60 (s, 1H), 8.50 (d, J=6.3 Hz, 2H), 8.37 (d, J=15.0 Hz, 2H), 8.00-7.87 (m, 4H), 7.80 (dd, J=8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.01 (d, J=9.9 Hz, 1H), 4.54-4.29 (m, 1H), 4.19-3.94 (m, 3H), 3.89-3.72 (m, 1H), 3.07-2.82 (m, 2H), 2.65-2.55 (m, 1H), 2.20-1.97 (m, 4H), 1.93-1.74 (m, 3H), 1.72-1.57 (m, 2H), 1.44 (s, 9H).
【0653】
2)5-(1-(ピぺリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミドヒドロクロリド合成
【0654】
DCM(1.0mL)に溶かした20-324(15mg、0.0262mmol)溶液に4N HCl/ジオキサン(0.5ml)を添加した。室温で一晩撹拌して反応させたし、TLC結果から出発物質が観察されなかった。溶媒を真空下で蒸発させ、褐色固体の化合物73(9.2mg、0.0217mmol、83%)を得た。
【0655】
LCMS:M+H 388.32
【0656】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.36 (s, 1H), 11.82 (s, 1H), 9.21 (s, 1H), 9.01 (d, J=10.1 Hz, 1H), 8.79 (d, J=10.6, 6.5 Hz, 2H), 8.50 (d, J=6.6 Hz, 2H), 8.35 (d, 2H), 8.00 (s, 1H), 7.80 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1H), 7.75 (d, J=8.7 Hz, 1H), 4.65-4.48 (m, 1H), 3.20-3.01 (m, 3H), 2.36-2.12 (m, 5H).
【0657】
<実施例2.TRIB2又はYAP阻害活性確認>
【0658】
前記実施例1で合成した本発明化合物1~73を用いてTRIB2キナーゼ阻害活性及び癌細胞の増殖抑制活性を確認して下記表1に示し、YAP阻害活性は
図1に示した。
【0659】
TRIB2キナーゼ活性アッセイはeurofins社に依頼して行い、その簡単な方法は次の通りである。ヒトTRIB2酵素を8mM MOPS pH 7.0、0.2mM EDTA、250μM基質(RRRFRPASPLRGPPK)をまず混ぜ、10mM酢酸マグネシウム、15μMガンマ-33P-ATP、試験薬物を濃度別に処理し、常温で120分間反応させる。その後、リン酸を0.5%で処理し、反応を止め、反応溶液10μLをP30フィルターに落とす。0.425%リン酸で4分間4回反復して洗浄した後、メタノールを処理して乾燥させた後、結果値を測定した。
【0660】
そして、癌細胞の増殖抑制試験方法は、次の通りである。該当の癌細胞株を96ウェルプレートに4000細胞ずつ敷き、24時間安定化させる。その後、当該薬物を10μMで処理し、3日後にDojindo社のCell Counting Kit-8を用いて細胞の活性を測定した。
【0661】
【0662】
図1で、YAP阻害活性に関連し、本発明の化合物は肝癌細胞株(HepG2)に濃度依存的にTRIB2とYAPタンパク質のリン酸化が減ったし、卵巣癌であるA2780においても化合物17番によるp-YAPの減少を確認した。
【0663】
TRIB2キナーゼ阻害活性及び癌細胞の増殖抑制活性確認の結果、本発明インダゾール誘導体は、IC50値が0.001~1μM濃度と示され、阻害活性に非常に優れており、化合物17の場合には、肝癌HepG2成長阻害活性が非常に優れ、また、YAP抑制活性の他にYAPタンパク質分解促進の化合物にも使用可能であることが確認できたし、特に、本発明[化学式2]のテトラヒドロイソキノリン置換体が導入された化合物において顕著なTRIB2キナーゼ阻害活性及び癌細胞の増殖抑制活性を示した。
【0664】
このことから、本発明インダゾール誘導体は、TRIB2と関連した疾患である癌、嗜眠症及び筋膜塩の予防又は治療に有用に使用可能であることが分かった。
【0665】
<製剤例1.散剤の製造>
【0666】
本発明化合物17(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)2g、乳糖1gを混合し、気密布に充填して散剤を製造した。
【0667】
<製剤例2.錠剤の製造>
【0668】
本発明化合物17(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)100mg、微結晶セルロース100mg、乳糖水和物60mg、低置換度ヒドロキプロピルセルロース20mg及びステアリン酸マグネシウム2mgを混合した後、通常の錠剤の製造方法によって打錠して錠剤を製造した。
【0669】
<製剤例3.カプセル剤の製造>
【0670】
本発明化合物17(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)100mg、微結晶セルロース100mg、乳糖水和物60mg、低置換度ヒドロキプロピルセルロース20mg及びステアリン酸マグネシウム2mgを混合した後、通常のカプセル剤製造方法によって上記の成分を混合し、ゼラチンカプセルに充電してカプセル剤を製造した。
【0671】
<製剤例4.丸剤の製造>
【0672】
本発明化合物17(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)90mg、もち米澱粉5mg及び精製水5mg、及び吸湿性を阻害する添加剤としてデキストリン、マルトデキストリン、とうもろこし澱粉、微結晶セルロース(MCC)を少量混合した後、通常の方法によって100mgの丸剤を作った。
【0673】
<製剤例5.注射剤の製造>
【0674】
本発明化合物17(5-(2-フルオロピリジン-3-イル)-N-(ピリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド)10mg、注射用滅菌蒸留水適量及びpH調節剤適量を混合した後、通常の注射剤の製造方法によって1アンプル当たり(2ml)に上記の成分含有量で製造した。
【国際調査報告】