IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ メズー カンパニー、リミテッドの特許一覧

<>
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図1
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図2
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図3
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図4(a)
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図4(b)
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図5
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図6
  • 特表-心電図誘導案内システム及び方法 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-16
(54)【発明の名称】心電図誘導案内システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/33 20210101AFI20230209BHJP
   A61B 5/257 20210101ALI20230209BHJP
   A61B 5/256 20210101ALI20230209BHJP
   A61B 5/332 20210101ALI20230209BHJP
   A61B 5/107 20060101ALI20230209BHJP
   A61B 5/276 20210101ALI20230209BHJP
【FI】
A61B5/33 200
A61B5/257
A61B5/256
A61B5/332
A61B5/107 300
A61B5/276 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536809
(86)(22)【出願日】2020-12-04
(85)【翻訳文提出日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 KR2020017688
(87)【国際公開番号】W WO2021125650
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0167670
(32)【優先日】2019-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521367639
【氏名又は名称】メズー カンパニー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジュン ファン
(72)【発明者】
【氏名】チョ、スン ピル
(72)【発明者】
【氏名】ソン、ミ ヒェ
(72)【発明者】
【氏名】シン、ジェ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】シム、フン
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジュン ヒュン
【テーマコード(参考)】
4C038
4C127
【Fターム(参考)】
4C038VA04
4C038VB35
4C038VC20
4C127AA02
4C127BB03
4C127BB05
4C127HH11
4C127JJ03
(57)【要約】
本発明は、心電図誘導(lead)案内システムに関し、心電図誘導案内システムは、患者の身体一部に付着し、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得する心電計及び前記姿勢情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供する使用者端末を含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
心電図誘導(lead)案内システムにおいて、
患者の身体一部に付着し、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得する心電計と、
前記姿勢情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供する使用者端末と、
を含む、心電図誘導案内システム。
【請求項2】
前記心電計は、
複数のセンサーを用いて前記心電計の位置及び角度情報を獲得するセンサー部と、
前記センサー部で獲得された前記心電計の位置及び角度情報に基づいて前記心電計の現在姿勢情報を予測する生成部と、
前記患者の身体一部との付着有無を感知する感知部と、
前記使用者端末に前記現在姿勢情報及び前記心電図信号を伝送する通信部と、
を含む、請求項1に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項3】
前記センサー部は、
加速度センサー及びジャイロセンサーを用いて前記心電計の位置及び角度情報を獲得するものである、請求項2に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項4】
前記生成部は、
予め設定された第1基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定し、予め設定された第2基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定し、予め設定された第3基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定するものである、請求項3に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項5】
前記通信部は、
前記感知部で感知した付着有無がOnの場合、前記生成部で推定された角度差情報及び心電図信号を前記使用者端末に提供し、
前記感知部で感知した付着有無がOffの場合、前記生成部で推定された角度差情報を前記使用者端末に提供するものである、請求項4に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項6】
前記使用者端末は、
複数の基準方向情報項目の少なくともいずれか一つを選択した使用者入力情報を受信する使用者入力受信部と、
前記使用者入力情報及び角度差情報に基づいてガイド情報を提供するガイド情報提供部と、
を含み、
前記ガイド情報提供部は、
前記使用者入力情報及び前記心電計から提供受けた予め設定された基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供するものである、請求項4に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項7】
前記ガイド情報提供部は、
前記使用者入力情報及び前記角度差情報に基づいてガイド情報の出力特徴を異ならせるものである、請求項6に記載の心電図誘導案内システム。
【請求項8】
心電図誘導案内方法において、
患者の身体一部に付着する心電計において、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得する段階と、
使用者端末において、前記姿勢情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供する段階と、
を含む、心電図誘導案内方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、心電図誘導(lead)案内システム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
心電計は、心臓筋肉活動で発生する起電力を身体表面における2点間の電位差で検出して増幅した後、記録紙に波形で表示させる装置であり、一般的に心臓と身体の末端部位である両腕と両足で発生する電位差を記録した微細な波形を分析して心臓疾患に対する診断を下すための用途で使用される。心電計は、病院や医療機関で使用する心電計と、家庭や日常生活中にも使用可能な携帯型心電計及び着用型心電計などがあり、最近は、スマートフォンに連結して測定可能な心電計も開発された。
【0003】
心電図誘導は、医学的、学問的に既に測定方向(Lead I、II、III、aVL、aVR、aVF、V1、V2、V3、V4、V5、V6)が標準化されている。自由度のある別途のリード線のない着用型または付着型心電計は、心電計の付着方向によって心電図誘導が異なって測定される。着用型または付着型心電計を付着する時に標準誘導方向に正確に合わせられなかった場合は、意図した心電図誘導信号を獲得し難いという問題点がある。現在の製品は、特定方向に固定して心電図を測定する。
【0004】
一方、患者の症状及び特定によって心電図誘導を異ならせて適用すべき場合が発生する。この時、熟練した医療従事者ではなく非医療従事者が自分で着用する場合に不正確な方向に付着して正確な心電図信号が獲得できないという問題点が発生し得る。
【0005】
本願の背景となる技術は、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許公報第10-2018-0018489号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願は、前述した従来技術の問題点を解決するためのもので、心電計に組み込まれた(モーション)センサーを用いて心電計の付着方向(位置、角度など)を感知し、これを無線(Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)など)でモバイル端末機(スマートフォン、タブレット、PC)に伝送して使用者が意図した心電図誘導(lead)の方向に心電計が付着できるように案内する心電図誘導案内システム及び方法を提供する。
【0008】
但し、本願の実施例が達成しようと技術的課題は、上記のような技術的課題に限定されず、また他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の技術的課題を達成するための技術的手段として、本願の一実施例による心電図誘導(lead)案内システムは、患者の身体一部に付着し、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得する心電計と、前記姿勢情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供する使用者端末とを含むことができる。
【0010】
また、前記心電計は、複数のセンサーを用いて前記心電計の位置及び角度情報を獲得するセンサー部と、前記センサー部で獲得された前記心電計の位置及び角度情報に基づいて前記心電計の現在姿勢情報を予測する生成部と、前記患者の身体一部との付着有無を感知する感知部と、前記使用者端末に前記現在姿勢情報及び前記心電図誘導信号を伝送する通信部とを含むことができる。
【0011】
また、前記センサー部は、加速度センサー及びジャイロセンサーを用いて前記心電計の位置及び角度情報を獲得することができる。
【0012】
また、前記生成部は、予め設定された第1基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定し、予め設定された第2基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定し、予め設定された第3基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差を推定することができる。
【0013】
また、前記通信部は、前記感知部で感知した付着有無がOnの場合、前記生成部で推定された角度差情報及び心電図信号を前記使用者端末に提供し、前記感知部で感知した付着有無がOffの場合、前記生成部で推定された角度差情報を前記使用者端末に提供することができる。
【0014】
また、前記使用者端末は、複数の基準方向情報項目の少なくともいずれか一つを選択した使用者入力情報を受信する使用者入力受信部と、前記使用者入力情報及び前記角度差情報に基づいてガイド情報を提供するガイド情報提供部とを含み、前記ガイド情報提供部は、前記使用者入力情報及び前記心電計から提供受けた予め設定された基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供することができる。
【0015】
また、前記ガイド情報提供部は、前記使用者入力情報に対応する基準方向情報と連携された前記心電計の付着方向と前記心電計から提供受けた予め設定された基準姿勢情報と前記現在姿勢情報の角度差情報に基づいてガイド情報の出力特徴を異ならせることができる。
【0016】
本願の一実施例によると、心電図誘導案内方法は、患者の身体一部に付着する心電計において、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得する段階と、使用者端末において、前記姿勢情報に基づいて前記心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供する段階とを含むことができる。
【0017】
上述した課題解決手段は、単に例示的なもので、本願を制限しようとする意図で解釈されてはならない。上述した例示的な実施例の他にも、図面及び発明の詳細な説明に追加的な実施例が存在し得る。
【発明の効果】
【0018】
前述した本願の課題解決手段によると、心電計に組み込まれた(モーション)センサーを用いて心電計の付着方向(位置、角度など)を感知し、これを無線(Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)など)でモバイル端末機(スマートフォン、タブレット、PC)に伝送して使用者が意図した心電図誘導(lead)の方向に心電計が付着できるように案内方法を提供することで、熟練した医療従事者ではなく非医療従事者も正確な方向に心電計を付着することができる。
【0019】
但し、本願で得られる効果は、上記のような効果に限定されず、また他の効果が存在し得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本願の一実施例による心電図誘導案内システムの概略的な構成図である。
図2】本願の一実施例による心電図誘導案内システムの心電計の概略的なブロック図である。
図3】本願の一実施例による心電図誘導案内システムの使用者端末の概略的なブロック図である。
図4】本願の一実施例による心電図誘導案内システムの心電計の付着方向を概略的に示した図面である。
図5】本願の一実施例による心電図誘導案内システムを用いてガイド情報を出力する例を示した図面である。
図6】本願の一実施例による心電図誘導案内システムを用いて測定した結果を概略的に示した図面である。
図7】本願の一実施例による心電図誘導案内方法に対するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、添付の図面を参照して本願が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、本願の実施例を詳しく説明する。しかし、本願は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されない。そして、図面で本願を明確に説明するために、説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて類似した部分については類似した図面符号をつけた。
【0022】
本願明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているとすると、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」または「間接的に連結」されている場合も含む。
【0023】
本願明細書全体において、ある部材が他の部材「上に」、「上部に」、「上端に」、「下に」、「下部に」、「下端に」位置しているとすると、これは、ある部材が他の部材に接している場合だけでなく、二つの部材間にまた他の部材が存在する場合も含む。
【0024】
本願明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とすると、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0025】
本願は、別途のリード線のない着用型または付着型心電計に組み込まれたモーションセンサーを用いて心電計の付着方向(位置、角度など)を感知し、無線(Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)など)でモバイル端末機(スマートフォン、タブレット、PC)に伝送して使用者が意図した心電図誘導(lead)の方向に心電計が付着できるように案内する方法及び装置に関する。
【0026】
図1は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムの概略的な構成図である。
【0027】
図1を参照すると、心電図誘導案内システム1は、心電計10及び使用者端末20を含むことができる。
【0028】
本願の一実施例によると、心電計10は、患者30の身体一部に付着することができる。また、心電計10は、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得することができる。一例として、心電計10は、端末機、パッチ型、ウェアラブル製品であることができる。また、姿勢情報は、心電計10の位置及び角度情報を含むことができる。心電計10は、特定の心電図誘導(lead)の方向に付着し心電図信号を獲得することができる。また、心電計10は、姿勢情報を獲得するための心電計装置及び心電図信号を獲得するための電極(センサー)を含むことができる。一例として、姿勢情報は、現在の心電計10の位置及び方向と関連した情報を含むことができる。
【0029】
心電計10は、患者30の身体一部(例えば、心臓近く)に方向を合わせて付着しなければならない。心電計10は、予め指定された電極の位置及び方向に付着すればこそ正確な心電図の波形を獲得することができる。心臓周囲で測定された数mV範囲の心電図は、LPF(Low Pass Filter)を通じてフィルタリングされ、バッファを経てIA(Instrumentation Amplifier)の入力で印加される。IA端では1000倍増幅して心電図波形が出力され、IA端出力と連結されているLPFとHPF(High Pass Filter)の結合からなるBPF(Band Pass Filter)により1Hz~35Hz範囲の心電図信号で出力される。また、心電計10は、ECG信号を測定することができるハードウェアとこれを駆動させてアナログECG信号をフィルタリングしデジタルに変換して使用者端末20に伝送することができる。また、心電計10は、アナログ-デジタル変換器を通じてデジタル信号に変換された心電図信号のみを使用者端末20に伝送することができる。例示的にアナログ-デジタル変換器は、24bit解像度、250Hzサンプリング周波数を有することができる。但し、心電計10の構成がこれに限定されるものではない。
【0030】
本願の一実施例によると、使用者端末20は、心電計10で獲得した姿勢情報に基づいて心電計10の付着方向をガイドするガイド情報を提供することができる。ガイド情報は、既存に標準化された心電図信号を獲得するために付着すべき心電計10の付着方向情報を提供するためのものであることができる。換言すると、使用者端末20は、心電計10が患者30の身体一部に付着した方向情報が使用者が意図した心電図誘導(lead)の方向に付着できるようにフィードバック情報を提供することができる。
【0031】
例えば、使用者端末20は、誘導(lead)1方向の心電図を測定するための使用者入力情報を受信することができる。使用者端末20は、心電計10が患者30の左側胸部(乳首上)に位置するようにガイド情報を提供することができる。また、使用者端末20は、誘導(lead)1方向の心電図を測定するために、心電計10に備えられた+電極が患者20の左腕(LA)と近接して位置し、-電極が患者20の右手(RA)と近接して位置するようにガイド情報を提供することができる。また、心電計10は、予め設定された誘導(lead)1の基準情報を含む第1方向とセンサーを基盤として獲得された方向情報の角度差を推定することができる。使用者端末20は、心電計10で推定された角度差情報に基づいてガイド情報の出力特徴を異ならせて提供することができる。
【0032】
例示的に、心電図誘導は、医学的、学問的に既に測定方向(Lead I、II、III、aVL、aVR、aVF、V1、V2、V3、V4、V5、V6)が標準化されている。標準12誘導(lead)心電図は、二つの部位間の電位差を記録する両極誘導と、電極を付着させた部位の電位を記録する単極誘導に分けられる。両極標準誘導はLead I、II、IIIに区分されることができる。誘導(lead)Iは、左腕(LA)電極と右腕(RA)電極の間から出る電圧である。(I=LA-RA)誘導(lead)IIは、左足(LL)電極と右腕(RA)電極の間から出る電圧である。(II=LL-RA)誘導(lead)IIIは、左足(LL)電極と左腕(LA)電極の間から出る電圧である。
【0033】
また、単極四肢誘導は、aVL、aVR、aVFに区分され、電極を右手、左手、左足に連結して心電図を記録するが、単極四肢誘導で記録される心電図波形は大きさが小さいため、その心電図波形を1.5倍に増幅したaVR、aVL、aVFを使用する。ここで、aはaugmentedの初文字である。胸部誘導は、V1、V2、V3、V4、V5、V6に区分され、標準誘導や四肢誘導が心臓から遠く離れた部位で心電図を記録するという短所があるが、胸部誘導は心臓により近い部位で心電図を記録する。各胸部誘導の位置は、V1は、四番目の肋間隙(第4肋骨と第5肋骨)の右側胸骨の直ぐ側に位置することができる。V2は、四番目の肋間隙(第4肋骨と第5肋骨の間)の左側胸骨の直ぐ側に位置することができる。V3は、V2とV4の中間部位に位置することができる。V4は、五番目の肋間隙(第5肋骨と第6肋骨の間)の鎖骨中央線に位置することができる。V5はV4と水平的に平行に、前方の脇の左側に位置することができる。V6はV4、V5と水平的に平行に、中間の脇線に位置することができる。
【0034】
本願の一実施例によると、使用者端末20は、心電図誘導案内メニュー、心電図測定メニュー、心電計付着ガイドメニューなどを出力することができる。例えば、使用者端末20には、心電図誘導案内メニュー及び心電図測定メニューを提供するアプリケーションプログラムが設置されており、設置されたアプリケーションを通じて心電図誘導案内メニュー、心電図測定メニュー、心電計付着ガイドメニューが提供されることができる。
【0035】
心電計10は、使用者端末20とデータ、コンテンツ、各種の通信信号をネットワークを通じて送受信し、データ格納及び処理の機能を有する全ての種類のサーバ、端末、またはデバイスを含むことができる。
【0036】
使用者端末20は、ネットワークを通じて心電計10と連動するデバイスであり、例えば、スマートフォン(Smartphone)、スマートパッド(Smart Pad)、タブレットPC、ウェアラブルデバイスなどとPCS(Personal Communication System)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末機といった全ての種類の無線通信装置及びデスクトップコンピュータ、スマートTVといった固定用端末機であってもよい。
【0037】
心電計10及び使用者端末20間の情報共有のためのネットワークの一例としては、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、5Gネットワーク、WIMAX(登録商標)(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、有無線インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、Wifiネットワーク、NFC(Near Field Communication)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれることができ、これに限定されるものではない。
【0038】
図2は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムの心電計の概略的なブロック図である。
【0039】
図2を参照すると、本願の一実施例による心電計10は、センサー部11、生成部12、感知部13及び通信部14を含むことができる。但し、心電計10の構成がこれに限定されるものではない。例えば、心電計10は、電源を印加するための電源部(図示せず)を含むことができる。
【0040】
本願の一実施例によると、センサー部11は、複数のセンサーを用いて位置及び角度情報を獲得することができる。換言すると、センサー部11は、加速度センサー及びジャイロセンサーを用いて心電計10の位置及び角度情報を獲得することができる。一例として、複数のセンサーは、加速度センサー、ジャイロセンサーであることができる。センサー部11は、加速度センサー及びジャイロセンサーを用いて心電計10の位置及び角度情報を獲得することができる。また、センサー部11は、複数のセンサーを用いて、X座標、Y座標、及びZ座標などの情報が含まれた心電計10の現在の位置及び角度情報を獲得することができる。また、センサー部11は、ロール(roll)、ピッチ(pitch)、及びヨー(yaw)角などの情報が含まれた現在の位置及び角度情報を獲得することができる。
【0041】
例示的に、加速度センサーは、物体の加速度振動、衝撃などの動的力を測定するセンサーであり、物体の運動状態を感知できるようにするセンサーを言う。ジャイロセンサーは、加速度を測定する加速度センサーとは異なり角速度を測定する。他の一例として、センサー部11の複数のセンサーは、加速計、角速度計、地磁界、GPS、コンピュータビジョン(Computer Vision)などを含むことができる。
【0042】
また、センサー部11は、電極(センサー)を含むことができる。センサー部11は、電極(センサー)から患者30の心電図信号を獲得することができる。センサー部11は、ECG信号を獲得することができる。ECG信号は、心電図または心電図信号といい、心臓の電気的活動を分析して波長形態で記録したものをいう。さらに詳しく説明すると、心臓の特殊興奮伝導システム(special excitatory & conductive system)によって発生する活動電位(action potential)のベクトルの和で構成された波形である。即ち、心臓の各構成要素である洞房結節(SA node、sinoatrial node)、房室結節(AV node、atrioventricular node)、ヒス束(His bundle)、束枝(bundle branch)、プルキンエ繊維(furkinje fibers)などで発生する活動電位のベクトル和信号を体外に接触した電極から測定した信号である。心電図を測定する時、二つ以上の電極が使用され、電極は対をなすようになる。
【0043】
上記のECG信号、心電図または心電図信号は混用して使用されても、それぞれが他のものを意味するのではなく、混用して使用されることができる。
【0044】
本願の一実施例によると、生成部12は、センサー部11で獲得した心電計の位置及び角度情報に基づいて心電計の現在姿勢情報を予測することができる。例えば、生成部12は、心電計10の現在の位置及び現在姿勢を算出することができる。生成部12は、X座標、Y座標、及びZ座標などの情報が含まれた心電計10の現在の位置を予測することができ、また、ロール(roll)、ピッチ(pitch)、及びヨー(yaw)角などの情報が含まれた心電計10の現在姿勢を予測することができる。ロール(roll)は、前後軸に回転することを意味し、ピッチ(pitch)は、心電計10の上下動きを意味し、ヨー(yaw)角は一側に傾く角度を意味する。生成部12は、心電計10の現在の位置及び現在姿勢(角度)を算出して方向情報を生成することができる。
【0045】
また、生成部12は、基準姿勢情報と現在姿勢情報との角度差を演算して基準姿勢情報と現在姿勢情報の差を推定することができる。基準姿勢情報は、複数の基準方向情報のそれぞれに対応して設定されることができる。また、生成部12は、予め設定された第1基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を推定することができる。また、生成部12は、予め設定された第2基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を推定することができる。また、生成部12は、予め設定された第3基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を推定することができる。ここで、第1基準姿勢情報は、誘導(lead)Iと連携された情報であることができる。また、第2基準姿勢情報は、誘導(lead)IIと連携された情報であることができる。また、第3基準姿勢情報は、誘導(lead)IIIと連携された情報であることができる。
【0046】
図4は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムの心電計の付着方向を概略的に示した図面である。
【0047】
基準姿勢情報と関連して、例示的に図4の(a)を参照すると、誘導(lead)Iは、左手電極(+)と右手電極(-)間の電位差を記録するためのもので、心電計10の-電極と+電極が水平になるように位置する必要がある。換言すると、誘導(lead)Iの基準姿勢情報は-電極と+電極が水平状態の場合であることができる。
【0048】
また、図4の(b)を参照すると、誘導(lead)IIは、左足電極(+)と右手電極(-)の間の電位差を記録するためのもので、心電計10の+電極を基準として特定角度(例えば、-44゜)ほど傾いた状態で心電図信号を獲得することができる。換言すると、誘導(lead)IIの基準姿勢情報は、-電極と+電極が特定角度傾いた状態の場合であることができる。一例として、心電計10は、誘導(lead)IIの方向の心電図を測定するために、-電極は右手方向に、+電極は左足方向に傾いた状態で位置することができる。
【0049】
また、図4の(c)を参照すると、誘導(lead)IIIは、左足電極(+)と左足電極(-)の間の電位差を記録するためのもので、心電計10の+電極を基準として特定角度(例えば、-134゜)ほど傾いた状態で心電図信号を獲得することができる。換言すると、誘導(lead)IIの基準姿勢情報は、-電極と+電極が特定角度傾いた状態の場合であることができる。一例として、心電計10は、誘導(lead)IIIの方向の心電図を測定するために、-電極は左手方向に、+電極は左足方向に傾いた状態で位置することができる。
【0050】
また、生成部12は、予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を推定することができる。例示的に図4を参照すると、図4の(a)及び(b)に示された青色線を誘導(lead)Iの基準姿勢情報といい、赤色線を現在姿勢情報ということができる。生成部12は、誘導(lead)Iの基準姿勢情報と現在姿勢情報が一致する場合、心電計10の現在姿勢情報のうち角度情報を0゜で生成することができる。また、生成部12は、図4の(a)のように誘導(lead)Iの基準姿勢情報と現在姿勢情報の差が23゜である場合、心電計10の現在姿勢情報のうち角度情報を23゜で生成することができる。また、図4の(a)のように誘導(lead)Iの基準姿勢情報と現在姿勢情報の差が-8゜である場合、心電計10の現在姿勢情報のうち角度情報を-8゜で生成することができる。
【0051】
本願の一実施例によると、感知部13は、患者30の身体一部との付着有無を感知することができる。一例として、感知部13は、患者30の身体一部(例えば、左側胸部の乳首の上)に電極(センサー)が付着したか否かを感知することができる。感知部13は、温度、心電図獲得信号などに基づいて付着有無を感知することができるが、これに限定されるものではない。
【0052】
本願の一実施例によると、通信部14は、使用者端末20に現在姿勢情報及び心電図誘導信号を伝送することができる。また、通信部14は、使用者端末20に予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を伝送することができる。一例として、通信部15は、ネットワークを通じて心電計10で獲得された情報及び信号を使用者端末20に伝送することができる。通信部15は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などのネットワークを通じて使用者端末20に方向情報及び心電図誘導信号を伝送することができる。
【0053】
また、通信部14は、感知部13で感知した付着有無がOnの場合、生成部12で推定された予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報及び心電図信号を使用者端末20に提供(伝送)することができる。感知部13で感知した付着有無がOnの場合、電極(センサー)で心電図信号を獲得することができるため、通信部14は、感知部13で感知した付着有無がOnの場合、生成部12で推定された角度差情報及びセンサー部11で獲得された心電図信号を使用者端末20に提供(伝送)することができる。
【0054】
一方、通信部14は、感知部13で感知した付着有無がOffの場合、生成部12で推定された予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報を使用者端末20に提供(伝送)することができる。
【0055】
図3は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムの使用者端末の概略的なブロック図である。
【0056】
図3を参照すると、本願の一実施例による使用者端末20は、使用者入力受信部21及びガイド情報提供部22を含むことができる。但し、使用者端末20の構成がこれに限定されるものではない。例えば、使用者端末20は、心電計10で受信される情報を格納するためのデータ格納部(図示せず)を含むことができる。
【0057】
本願の一実施例によると、使用者入力受信部21は、複数の基準方向情報項目の少なくともいずれか一つを選択した使用者入力情報を受信することができる。例えば、複数の基準方向情報項目は、誘導(lead)I方向情報項目、誘導(lead)II方向情報項目、誘導(lead)III方向情報項目を含むことができる。使用者は、複数の基準方向情報項目のうち獲得しようとする心電図誘導方向項目のいずれか一つを選択することができる。例えば、使用者入力受信部21は、誘導(lead)I方向情報項目に対応する使用者入力情報を受信することができる。ガイド情報提供部22は、使用者入力情報である誘導(lead)I方向情報項目に対応して誘導(lead)I方向心電図測定信号が獲得されるために、心電計10が付着されるべき位置及び方向情報と関連したガイド情報を提供することができる。
【0058】
本願の一実施例によると、ガイド情報提供部22は、使用者入力情報及び心電計から提供受けた角度差情報に基づいてガイド情報を提供することができる。換言すると、ガイド情報提供部22は、使用者入力情報及び心電計10から提供受けた予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報に基づいて心電計10の付着方向をガイドするガイド情報を提供することができる。例えば、ガイド情報提供部22は、使用者入力情報である誘導(lead)I方向情報項目に対応して誘導(lead)I方向の心電図測定信号が獲得されるために、心電計10が付着されるべき位置及び方向情報と関連したガイド情報を提供することができる。また、ガイド情報提供部22は、心電計10から提供受けた角度差情報に基づいて、現在姿勢情報と予め設定された基準姿勢情報が一致するようにガイド情報を提供することができる。
【0059】
図5は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムを用いてガイド情報を出力する例を示した図面である。
【0060】
また、ガイド情報提供部22は、使用者入力情報及び角度差情報に基づいてガイド情報の出力特徴を異ならせることができる。一例として、出力特徴は、点滅速度、振動、音の少なくともいずれか一つを含むことができる。換言すると、使用者入力情報に対応する基準姿勢情報と連携された心電計10の付着方向と心電計10から提供受けた予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報に基づいてガイド情報の出力特徴を異ならせることができる。ガイド情報提供部22は、予め設定された角度の基準情報にそれぞれ対応する角度差に基づいて点滅速度を異ならせることができる。一例として、ガイド情報提供部22は、角度差情報が±60゜以上の場合、2秒周期の点滅で出力特徴を異ならせることができる。また、±30゜以上~±60゜未満の場合、1.5秒周期の点滅で出力特徴を異ならせることができる。また、±10゜以上~±30゜未満の場合、1.0秒周期の点滅で出力特徴を異ならせることができる。また、±5゜以上~±10゜未満の場合、0.5秒周期の点滅で出力特徴を異ならせることができる。また、±5゜未満の場合、赤色の点滅を止め、青色で表示して出力特徴を異ならせることができる。
【0061】
例示的に、図5の(a)を参照すると、ガイド情報提供部22は、使用者入力受信部21で誘導(lead)I方向の情報項目に対応する使用者入力情報を受信した場合、第1矢印2が赤色で出力されるようにすることができる。また、ガイド情報提供部22は、角度差情報、即ち、予め設定された第1基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報に基づいて第1矢印2の出力特徴を変更することができる。ガイド情報提供部22は、心電計10から角度差情報が23゜であることを提供受け、予め設定された角度差情報に対応する出力特徴に基づいて、第1矢印2の出力特徴を変更することができる。図5の(a)の場合、角度差情報が23゜であるため、ガイド情報提供部22は、第1矢印2が1.0秒周期で点滅するように出力特徴を変更することができる。
【0062】
また、図5の(b)を参照すると、ガイド情報提供部22は、使用者入力受信部21で誘導(lead)I方向の情報項目に対応する使用者入力情報を受信した場合、第2矢印2'が赤色で出力されるようにできる。また、ガイド情報提供部22は、角度差情報、すなわち、予め設定された第2基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差情報に基づいて第2矢印2'の出力特徴を変更することができる。ガイド情報提供部22は、心電計10から角度差情報が-8゜であることを提供受け、予め設定された角度差情報に対応する出力特徴に基づいて、第2矢印2'の出力特徴を変更することができる。図5の(b)の場合、角度差情報が-8゜であるため、ガイド情報提供部22は、第2矢印2'が0.5秒周期で点滅するように出力特徴を変更することができる。
【0063】
図6は、本願の一実施例による心電図誘導案内システムを用いて測定した結果を概略的に示した図面である。
【0064】
本願の一実施例によると、使用者は、心電図誘導案内方法を提供受けるために、心電計10及び使用者端末20を準備することができる。
【0065】
使用者は、心電計に電極(センサー)を付着し、心電計の電源をつけることができる。また、使用者は、使用者端末20にダウンロードされた心電図誘導案内アプリケーションを実行して心電図誘導案内方法を提供受けることができる。
【0066】
使用者は、使用者端末20にダウンロードされた心電図誘導案内アプリケーションで測定するリード(laed)I、II、IIIの少なくともいずれか一つを選択することができる。使用者端末20は、使用者入力情報に基づいて、三角形に選択されたリードの矢印のうちいずれか一つの出力を異ならせることができる。
【0067】
使用者は、心電計10の電極接着面が体表面に向かうようにし、体表面に付着しないまま左側胸部(乳首の上)に位置させる。心電計10は、現在姿勢情報を予測することができる。また、心電計10は、予め設定された基準姿勢情報と現在姿勢情報の角度差を推定し、推定された角度差情報を使用者端末20に伝送することができる。使用者端末20は、心電計10方向と使用者の入力情報(選択したリードの情報)の差を角度と矢印で表示することができる。また、使用者端末20は、推定された角度差情報に基づいて、矢印の点滅速度を異ならせて出力することができる。
【0068】
使用者は、使用者端末20に表示された角度差情報が5゜以内となるように心電計10の位置を調整し、使用者端末20に表示された角度差情報が5゜以内となり矢印の字の点滅が止めれば心電計10を患者30の身体一部に付着することができる。
【0069】
使用者端末20は、心電計10が患者30の身体一部に付着すると、心電計10で獲得される心電図信号と心拍数情報を出力することができる。
【0070】
以下では、上記で詳しく説明された内容に基づいて、本願の動作流れを簡単に説明する。
【0071】
図7は、本願の一実施例による心電図誘導案内方法に対するフローチャートである。
【0072】
図7に示された心電図誘導案内方法は、上述した心電図誘導案内システム1によって行われることができる。よって、以下で省略された内容であるとしても、心電図誘導案内システム1について説明された内容は、心電図誘導案内方法に対する説明にも同一に適用されることができる。
【0073】
段階S701において、心電図誘導案内システム1は、複数のセンサーを用いて姿勢情報及び心電図信号を獲得することができる。
【0074】
段階S702において、心電図誘導案内システム1は、姿勢情報に基づいて心電計の付着方向をガイドするガイド情報を提供することができる。
【0075】
上述した説明において、段階S701~S702は、本願の具現例により、追加的な段階にさらに分割されるか、さらに少ない段階で組み合わせることができる。また、一部段階は必要に応じて省略されてもよく、段階間の手順が変更されてもよい。
【0076】
本願の一実施例による心電図誘導案内方法は、多様なコンピュータ手段を通じて行われることができるプログラム命令形態で具現されてコンピュータ読取可能媒体に記録されることができる。上記コンピュータ読取可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。上記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能記録媒体の例としては、ハードディスク、プロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD-ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical media)、及びロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリー(登録商標)などのようなプログラム命令を格納し行うように特に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラーにより作られるもののような機械語コードだけでなく、インタプリターなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。上記のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることができ、その反対も同一である。
【0077】
また、前述した心電図誘導案内方法は、記録媒体に格納されるコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムまたはアプリケーションの形態でも具現されることができる。
【0078】
前述した本願の説明は例示のためのものであり、本願が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本願の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能なことが理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されてもよく、同様に分散したもので説明されている構成要素も結合された形態で実施されてもよい。
【0079】
本願の範囲は、上記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって表され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導出される全ての変更または変形された形態が本願の範囲に含まれると解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4(a)】
図4(b)】
図5
図6
図7
【国際調査報告】