(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-21
(54)【発明の名称】強化されたシーリング特性を有する容器
(51)【国際特許分類】
B65D 45/16 20060101AFI20230214BHJP
F16J 15/10 20060101ALI20230214BHJP
B65D 39/04 20060101ALI20230214BHJP
【FI】
B65D45/16
F16J15/10 U
F16J15/10 C
B65D39/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536789
(86)(22)【出願日】2020-12-17
(85)【翻訳文提出日】2022-07-29
(86)【国際出願番号】 FR2020052499
(87)【国際公開番号】W WO2021123637
(87)【国際公開日】2021-06-24
(32)【優先日】2019-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522052381
【氏名又は名称】エービーシー トランスファー
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フェリックス,ジュリアン
(72)【発明者】
【氏名】シュナイダー,ジャン‐リュック
(72)【発明者】
【氏名】ジラール,ティエリー
【テーマコード(参考)】
3E084
3J040
【Fターム(参考)】
3E084AA06
3E084AA12
3E084AA24
3E084BA03
3E084CA01
3E084DA01
3E084DB13
3E084EA03
3E084FC03
3E084FC09
3E084GA08
3E084GB12
3E084KA19
3E084LD30
3J040AA18
3J040BA02
3J040BA05
3J040EA16
3J040FA06
3J040HA15
(57)【要約】
本発明は、シールされた容器(1)に関し、シールされた容器(1)は、容器内に軸方向軸を有する貫通路を区切るフランジ(5、6)と、フランジ(5、6)上に移動可能に取り付けられたドア(7)と、フランジ(5、6)とドア(7)との間に位置する第1の環状シール(13)と、を備え、フランジ、ドア、および第1のシールは、シールされた容器と無菌筐体との間の無菌連通を可能にするために、バヨネット接続手段によって無菌筐体上の相補的な接続デバイスに接続され得る、シールされた接続デバイスを形成し、容器(1)は、接続デバイス上に保護カバー(20)を含み、上記保護カバーは、容器上に強制的にクリッピングされていること、および容器は、保護カバー(20)と接続デバイスとの間に配置され、クリッピング力に比例して軸方向に接続デバイスに接触圧力を加える接触圧力手段をさらに含むことを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールされた容器(1)であって、前記容器内に軸方向軸を有する貫通開口部を区切るフランジ(5、6)と、前記フランジ(5、6)上に移動可能に取り付けられたドア(7)と、前記フランジ(5、6)と前記ドア(7)との間に位置する第1の環状シール(13)と、を備え、前記フランジ、前記ドア、および前記第1のシールが、前記シールされた容器と無菌筐体との間の無菌連通を可能にするために、バヨネット接続手段によって前記無菌筐体上の相補的な接続デバイスに接続され得る、シールされた接続デバイスを形成し、
前記容器(1)が、
- 前記容器上に強制的にクリッピングされた前記接続デバイス上の保護カバー(20)、
- 前記保護カバー(20)と前記接続デバイスとの間に配置され、クリッピング力に比例して軸方向に前記接続デバイスに接触圧力を加える接触圧力手段、を備えることを特徴とする、シールされた容器(1)。
【請求項2】
前記接触圧力手段が、前記ドアに接触圧力を及ぼすように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のシールされた容器(1)。
【請求項3】
前記接触圧力手段が、前記第1のシール(13)に接触圧力を及ぼすように配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシールされた容器(1)。
【請求項4】
前記保護カバー(20)が、前記圧力手段を形成する環状ボスを備えた内面を備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項5】
前記環状ボスが不連続であることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項6】
前記圧力手段が、前記保護カバー(20)と前記接続デバイスとの間に挿入された第2の環状シールによって形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項7】
前記フランジに固定された可撓性フィルム(2)によって形成された容器本体を有し、前記フランジが、外部スリーブ(5)および内部スリーブ(6)をそれぞれ形成する互いに分離された2つの部分で構成され、前記可撓性フィルム(2)が、前記外部スリーブ(5)と前記内部スリーブ(6)との間で係合されたままであることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項8】
前記可撓性フィルムが介在している前記外部スリーブ(5)および前記内部スリーブ(6)の前記部分を把持するように配置された前記内部スリーブ(6)上に前記外部スリーブ(5)をクランプするためのリング(9)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項9】
前記保護カバー(20)が、前記クランプリング(9)の方向に延在し、かつ前記クランプリング(9)と不可逆的に係合する可撓性タブ(22、23)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項10】
前記外部スリーブ(5)の内部周囲溝に収容された第3の環状シール(8)を備え、前記可撓性フィルム(2)が、前記環状シール(8)と前記内部スリーブ(6)との間に延在していることを特徴とする、請求項5または6に記載のシールされた容器(1)。
【請求項11】
前記外部スリーブ(5)が、前記外部スリーブ(5)の下端縁から延在し、かつ前記内部スリーブ(6)にクランプ力を及ぼすことができる弾性タブ(12)を形成するように前記スリーブの周囲に均等に分布している長手方向スロット(11)を備える下部スカート(10)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【請求項12】
前記可撓性フィルム(2)および前記接続デバイスが、静菌材料で作製されることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のシールされた容器(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれの容積が外部環境と接触することなく連通して置かれることを可能にするように、シールされた方法で無菌筐体に接続されることを意図した容器の分野に関する。
【0002】
本発明は、より具体的には、シールされた容器に関し、シールされた容器は、容器内に軸方向軸を有する貫通開口部を区切るフランジと、フランジ上に移動可能に取り付けられたドアと、フランジとドアとの間に位置する第1の環状シールと、を備え、フランジ、ドア、および第1のシールは、シールされた容器と無菌筐体との間の無菌連通を可能にするために、バヨネット接続手段によって無菌筐体上の相補的な接続デバイスに接続され得る、シールされた接続デバイスを形成する。
【0003】
本発明によるシールされた容器は、特定の医薬品、バイオテクノロジー、生物学的、化学的、または放射性製品などの有害製品の移送、ストッパー、ボトル、プランジャ、シリンジなどの構成要素の移送、培養媒体ラック、パーティクルカウンタなどの環境制御デバイスの移送、洗浄システムの移送、液体、粉末、ツールの移送、筐体の外側への廃棄物の移送、および/または生産ラインの生産もしくはメンテナンスに必要な要素の移送を特に意図しているが、これらに限定されない。
【0004】
先行技術
既知の方法では、接続およびシールを破壊することのない、製品の移送のための滅菌筐体へのシールされた容器の接続は、2つの接続デバイスを使用して行われ、一方は容器を装備し、他方は筐体を装備している。各接続デバイスは、容器または筐体の内部空間における貫通開口部をそれぞれ区切るフランジを備え、貫通開口部の各々は、ドアによって閉鎖される。容器のフランジおよびドアは、バヨネット接続によってそれぞれ筐体のフランジおよびドアに接続され、それらが取り付けられている筐体のフランジおよびドアに対する容器の関連するフランジおよびドアの回転運動の作用の下で互いに分離されることが可能である。
【0005】
全体的に、接続デバイスは、シーリングの観点から満足のいくものである。しかしながら、これらのデバイスがその輸送、保管、および/または取り扱い中に損傷を受けることがあり、したがって、容器のシーリングが変更されることを排除することはできない。
【0006】
本発明は、輸送および/または保管中に容器がシーリングの観点からいかなる変更も受けていないことを保証しながら、容器のシーリングを強化することを可能にする、無菌筐体に接続することができるシールされた容器を提案することによって、この問題を解決することを目的とする。
【0007】
本発明の主題
この目的のために、本発明は、シールされた容器を提案し、シールされた容器は、容器内に軸方向軸を有する貫通開口部を区切るフランジと、フランジ上に移動可能に取り付けられたドアと、フランジとドアとの間に位置する第1の環状シールと、を備え、フランジ、ドア、および第1のシールは、シールされた容器と無菌筐体との間の無菌連通を可能にするために、バヨネット接続手段によって無菌筐体上の相補的な接続デバイスに接続され得る、シールされた接続デバイスを形成する。容器は、容器上に強制的にクリッピングされた接続デバイス上の保護カバーと、保護カバーと接続デバイスとの間に配置され、クリッピング力に比例して軸方向に接続デバイスに接触圧力を加える接触圧力手段と、を備える点で、注目すべきである。
【0008】
有利には、接触圧力手段は、ドアに接触圧力を及ぼすように配置されている。
【0009】
また、接触圧力手段は、第1のシールに単独で、またはドアにも接触圧力を及ぼすように配置されるように提供されてもよい。
【0010】
有利には、保護カバーは、圧力手段を形成する環状ボスが設けられた内面を備える。環状ボスは、連続であっても不連続であってもよい。
【0011】
有利には、圧力手段は、保護カバーと接続デバイスとの間に挿入された第2の環状シールによって形成されている。
【0012】
有利には、容器は、フランジに固定された可撓性フィルムによって形成された容器本体を有し、上記フランジは、外部スリーブおよび内部スリーブをそれぞれ形成する互いに分離された2つの部分で構成され、可撓性フィルムは、外部スリーブと内部スリーブとの間で係合されたままである。
【0013】
有利には、容器は、可撓性フィルムが介在している外部スリーブおよび内部スリーブの部分を把持するように配置された、内部スリーブ上に外部スリーブをクランプするためのリングを備える。
【0014】
有利には、保護カバーは、クランプリングの方向に延在し、かつクランプリングと不可逆的に係合する可撓性タブを備える。
【0015】
有利には、容器は、外部スリーブの内部周囲溝に収容された第3の環状シールを備え、可撓性フィルムは、環状シールと内部スリーブとの間に延在している。
【0016】
有利には、外部スリーブは、外部スリーブの下端縁から延在し、かつ内部スリーブにクランプ力を及ぼすことができる弾性タブを形成するように上記スリーブの周囲に均等に分布している長手方向スロットを備える下部スカートを有する。
【0017】
有利には、可撓性フィルムおよび接続デバイスは、静菌材料で作製されている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の他の特徴および利点は、添付の図を参照して本発明の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0019】
【
図1】保護カバーが組み立てられていないことが示されている、本発明による容器の概略斜視図を示す。
【
図1a】保護カバーを装備した
図1の容器の図を示す。
【
図4】
図2の容器の接続デバイスの外部スリーブ5の部分図を示す。
【
図7a】保護カバーのタブが変形していることが示されている、
図7の詳細図を繰り返す。
【
図8】本発明による容器の代替実施形態の詳細図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1~
図6に関して、本発明の一実施形態による容器1が記載されている。図示の容器1は、内部空間3を画定するように配置された可撓性フィルム2と、内部空間3がフィルムの外部と連通して置かれることを可能にする、軸方向を画定する貫通開口部と、を備える。容器はまた、可撓性フィルム2が無菌筐体の相補的な接続デバイスに接続されることを可能にするように配置された、シールされた接続デバイスを備える。接続は、上記容器1の内部空間3と筐体の内部空間との間の無菌連通を確保するような方法で行われる。
【0021】
接続デバイスは、可撓性フィルムが取り付けられているフランジを備え、上記フランジは、可撓性フィルムの貫通開口部を区切る。それはさらに、貫通開口部を閉鎖するようにフランジに取り付けられた取り外し可能なドア7を備える。有利には、フランジおよびドア7は、フランジおよびドアによってそれぞれ担持されるノッチおよびラグによって互いに取り付けられる。
【0022】
図示の例では、フランジは、互いに異なる2つのピース、いわゆる外部スリーブを形成する第1のピースと、いわゆる内部スリーブを形成する第2のピースとで構成され、可撓性フィルムはその間に延在している。内部スリーブ6は、外部スリーブ5の内面50上に設けられた相補的なノッチ54と協働するように配置されたベアリング凹部に隣接するノッチされたゾーン64を備える。
図4に示される有利な構成によれば、外部スリーブ5は、上記スリーブの下端縁から延在する長手方向スロット11を備える下部スカート10を備える。これらの長手方向スロット11は、有利には、上記スリーブの周囲に均等に分布している。したがって、これらは、外部スリーブ5が内部スリーブ6に取り付けられるときに、内部スリーブ6の外周全体に均一なクランプ力を及ぼすことができる弾性タブ12を区切る。弾性タブ12は、それぞれ、以下に記載されるクランプ手段と、内部スリーブ6とを相互に関連付ける手段を備える。図示の例では、それぞれクランプ手段と内部スリーブ6とを相互に関連付ける手段は、ねじ53およびノッチ54からなる。クランプ手段は、外部スリーブ5の外面52に設けられたねじ山53に相補的な形状を有する内部ねじ90を備える外部クランプリング9の形態である。クランプ手段は、可撓性フィルム2が介在している外部スリーブ5および内部スリーブ6の部分を把持するように配置されている。
【0023】
容器1は、外部スリーブ5の内面50および内部スリーブ6の外面60上に形成された周囲溝に収容された環状シール8をさらに備える。それは、フランジ/バッグシールを画成する。
図3に示すように、可撓性フィルム2は、環状シール8と内部スリーブ6との間で把持されたままである。フランジを構成する2つのスリーブ間の可撓性フィルム2の保持を改善するために、内部スリーブ6は、外部スリーブ5の周囲溝の反対側に位置するベアリング凹部が設けられた外面を備える。したがって、外部スリーブ5が内部スリーブ6上にクランプされると、環状シール8は、ベアリング凹部で可撓性フィルム2を押しつぶし、可撓性フィルム2の改善された係合を確保する。
【0024】
容器1は、フランジによって担持される環状シール13をさらに備える。それは、ドア/フランジシールを画成する。ドアが貫通開口部を閉鎖する位置にあるとき、環状シール13は、外部スリーブ5、内部スリーブ6、およびドア7によって区切られた空間内に収容される。有利には、環状シール13は、それが収容される領域に一致する形状の断面を有する。図示の実施形態では、環状シール13は、L字形の断面を有する。
【0025】
本発明によれば、容器は、フランジ5、6上に強制的にクリッピングされた接続デバイスの保護カバー20を備える。図示の実施形態では、保護カバー20は、容器の前面の反対側に置かれた被覆部21を備え、その外周では、2つのタブ22、23が、クランプリング9の方向に延在している。「前面」は、筐体との接続に関する容器の面を意味する。言い換えると、それは、筐体への上記容器の接続のために、筐体の反対側にもたらされた容器の面である。
【0026】
各タブ22、23は、その自由端で、図示の例では、被覆部21の反対側に半径方向に延在する材料の隆起によって形成された肩220、230に設けられている。タブ22、23は、有利には、軸方向軸に実質的に平行に、クランプリング9の方向に延在し、肩220、230がクランプリング9の下に位置するように、上記クランプリング9内に作られた関連する開口92、93をそれぞれ通過する。したがって、
図2に示すように、保護カバー20のクリッピングは、開口を画定するクランプリング9の背面ベアリングリム上のタブ22、23の肩220、230と係合することにある。
【0027】
図示の実施形態では、保護カバー20は、互いに直径方向に反対側に位置する2つのクリッピングタブ22、23を備える。これは例示的な実施形態であり、タブの数および分布は、容器の開口部の寸法に応じて変化してもよい。
【0028】
保護カバー20は、保護カバー20と接続デバイスとの間に配置され、クリッピング力に比例して軸方向に第1のシール13に接触圧力を及ぼす接触圧力手段をさらに備える。図示の例では、圧力手段は、被覆部21の内面210上の環状ボス24によって形成される。したがって、環状ボス24は、保護カバー20が容器上に置かれたとき、ドア/フランジシール13に面して置かれるように配置される。この実施形態では、圧力手段は、保護カバー20と一体的に形成される。変形実施形態によれば、圧力手段は、保護カバー20とドア/フランジシール13との間に配置された、例えば、シールなどの追加部品から構成されてもよい。記載の実施形態では、環状ボスは連続である。変形実施形態によれば、異なる圧力点を形成する不連続なボスが提供されてもよい。
【0029】
有利には、タブ22、23は、上記タブの変形によって保護カバー20を取り外すことができるように配置される。これを行うために、それらは各々、肩220、230の反対側に配置されたV字型のノッチを有する。
図7および
図7aは、このように配置されたタブの詳細図を示し、タブ22およびそのノッチ221のみが示されている。変形実施形態によれば、タブ22、23がノッチで刻み目を付けられることが行われてもよい。したがって、使用される材料に応じて、ノッチを介して得られる脆化は、タブ22、23の局所的な変形、またはノッチにおけるタブの破断のいずれかを可能にする。
【0030】
その構成要素の配置により、接続デバイスは、要素を互いに単純にクリッピングすることによって組み立てられる。容器1を作製するために、貫通開口部の側面に位置する可撓性フィルムの部分は、外部スリーブ5と内部スリーブ6との間に置かれるように配置される。クランプは、リング9を内部スリーブ6上にクランプし、タブ12を内部スリーブ6に対して把持させることによって、効果的になる。可撓性フィルム2は、クランプリング9のねじを緩め、内部スリーブ6から外部スリーブ5をアンクリッピングすることによって分解することができる。しかしながら、可撓性フィルムの分解は、保護カバー20を取り外した後にのみ行うことができる。
【0031】
可撓性フィルム2および接続デバイスは、有利には、静菌材料で作製されている。シール8および13は、残留磁気現象を最小限に抑えるシリコーン材料または他の材料で作製されている。シールは、静菌材料で作製されるように規定され得る。
【0032】
先に記載した実施形態では、接触圧力手段は、シールに接触圧力を及ぼすように配置される。
図8に示される変形実施形態によれば、接触圧力手段は、ドア7に接触圧力を及ぼすように配置されるように規定され得る。上述したように、圧力手段は、連続的または不連続的な環状ボス24によって形成され得、環状ボス24は、被覆部21の内面210に設けられ、保護カバー20が容器上に置かれるときに、ドア7の反対側に置かれるように配置される。これらはまた、保護カバー20とドア7との間に配置された追加部品(シールなど)によって担持されてもよい。記載の実施形態では、環状ボスは連続である。
【0033】
本発明は、上記では、例として記載されている。当業者は、それによって本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の様々な変形形態を生成する立場にあることが理解される。
【国際調査報告】