(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-27
(54)【発明の名称】高塩スタッコから形成された複合石膏ボードおよび関連方法
(51)【国際特許分類】
B28B 1/30 20060101AFI20230217BHJP
【FI】
B28B1/30 101
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022534683
(86)(22)【出願日】2020-10-30
(85)【翻訳文提出日】2022-07-12
(86)【国際出願番号】 US2020058100
(87)【国際公開番号】W WO2021133463
(87)【国際公開日】2021-07-01
(32)【優先日】2019-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CA
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】596172325
【氏名又は名称】ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(72)【発明者】
【氏名】リー、チンホア
(72)【発明者】
【氏名】ヘンフィル、マーク ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】クリスト、ブライアン ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ローリング、カーティス ビー.
【テーマコード(参考)】
4G052
【Fターム(参考)】
4G052DA01
4G052DB14
4G052DC01
4G052DC06
(57)【要約】
複合石膏ボードおよび石膏ボードを作製する方法が開示されている。ボードは、表カバーシートと裏カバーシートとの間に挟まれている少なくとも1つの硬化石膏層を含有する。硬化石膏層は、少なくともスタッコおよび水から形成される。スタッコの材料は、例えば、スタッコが低品質の合成石膏の特定の供給源から焼成される場合、一般に高い塩不純物含有量を含む。例えば、いくつかの実施形態では、塩は、塩化物塩、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)、塩化マグネシウム(MgCl
2)、および/または塩化カルシウム(CaCl
2)である。ボードおよび方法は、石膏層とカバーシートのうちの少なくとも1つ(例えば、裏カバーシート)との間の結合を改善する。石膏ボードの乾燥に関連する方法およびシステムもまた提供される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表カバーシートと裏カバーシートとの間に配置された硬化石膏コアを含む石膏ボードであって、前記硬化石膏コアが、水、スタッコ、および高塩不純物含有量を含むスラリーから形成され、前記ボードが、以下:
(a)前記裏カバーシートにおける孔と、
(b)高吸収紙を含有する前記裏カバーシートと、
(c)前記硬化石膏コアと前記カバーシートのうちの少なくとも1つとの間に含まれているデンプンと、
(d)(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、前記裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、前記裏スキムコートの前記第1の面が、前記裏カバーシートに面しており、前記裏スキムコートの前記第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、前記表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、前記スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、前記表スキムコート層の前記第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、前記表スキムコート層の前記第2の面が、前記表カバーシートに面している、表スキムコート層と、のうちの少なくとも2つを含み、前記スキムコートデンプンが、前記コアと少なくとも前記裏カバーシートとの間の結合を強化し、前記第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、石膏ボード。
【請求項2】
前記塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、またはそれらの任意の組み合わせを含み、前記塩不純物が、1,000,000重量部の前記スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、請求項1に記載のボード。
【請求項3】
前記第1のスラリー、前記第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、前記スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%の量のホウ酸を含有する、請求項1に記載のボード。
【請求項4】
前記第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、前記スタッコの約1重量%~約10重量%の量の粘土を含有する、請求項1に記載のボード。
【請求項5】
前記裏カバーシートが、有孔および/または高吸収紙の形態であり、前記ボードが、前記硬化石膏コアと前記裏カバーシートとの間にデンプンを含有する、請求項1に記載の石膏ボード。
【請求項6】
前記裏カバーシートが、有孔および/または高吸収紙の形態であり、前記ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、前記裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、前記裏スキムコートの前記第1の面が、裏紙に面しており、前記裏スキムコートの前記第2の面が、前記第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、前記表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、前記スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、前記表スキムコート層の前記第1の面が、前記ボードコアの第2の面に面しており、前記表スキムコート層の前記第2の面が、前記表カバーシートに面している、表スキムコート層を含有し、前記スキムコートデンプンが、前記コアと少なくとも前記裏カバーシートとの間の結合を強化し、前記第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、請求項1に記載の石膏ボード。
【請求項7】
前記デンプンが、前記硬化石膏コアと前記裏カバーシートとの間に含まれている、請求項1に記載のボード。
【請求項8】
石膏ボードを作製する方法であって、
(a)少なくとも水、スタッコ、および泡を混合し、第1のスラリーを形成することと、
(b)表カバーシートと裏カバーシートとの間に前記第1のスラリーを配置して、ボード前駆体を形成することと、
(c)前記ボード前駆体をボードに切断することと、
(d)少なくとも1つの窯内高周波水分センサであって、窯の外側のコントローラと連通している前記窯内水分センサを中に含有する前記窯内で前記ボードを乾燥させて、窯内水分読み取り値を生成することと、
(e)上流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサであって、前記コントローラと連通している前記上流センサを使用して、前記窯の上流で前記ボード内の水分含有量を測定して、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成することと、
(f)前記上流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい前記上流センサからの前記水分読み取り値を相関させることと、
(g)前記第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、前記窯内高周波水分センサをバイアスして、前記窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正することと、を含む、方法。
【請求項9】
前記窯が、バーナ出力および/またはそれに関連する空気抽出を有し、前記方法が、
(h)下流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサであって、前記コントローラと連通している前記下流高周波センサおよび影響を受けにくいセンサを使用して、前記窯の下流で前記ボード内の水分含有量を測定して、第1の下流水分読み取り値を生成し、第2の下流水分読み取り値をバイアスするために使用することと、
(i)前記下流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい前記下流センサからの前記水分読み取り値を相関させることと、
(j)前記バーナ出力および/または空気装置を調整して、前記窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させることと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記窯内の前記バーナ出力、温度、および/または空気流の設定点制御をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい前記センサのうちの少なくとも1つが、マイクロ波センサである、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記窯が、1つのゾーンを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記窯が、少なくとも2つのゾーンを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記窯が、少なくとも2つの窯内水分センサを含有する、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、またはそれらの任意の組み合わせを含み、前記塩不純物が、1,000,000重量部の前記スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
ボードを乾燥させるためのシステムであって、
(a)少なくとも1つの熱源および少なくとも1つの窯内高周波水分センサを中に含有する窯、
(b)前記窯の外側のコントローラ、ならびに
(c)上流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサであって、前記コントローラと連通している前記上流高周波センサおよび影響を受けにくいセンサを含み、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する、システム。
【請求項17】
前記窯に関連するバーナ出力および/または空気抽出装置であって、前記コントローラと連通している前記バーナ出力および/または空気抽出装置をさらに含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
(d)下流高周波水分センサ、および前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサであって、前記コントローラと連通している前記下流高周波センサおよび影響を受けにくいセンサをさらに含み、第1の下流水分読み取り値を生成し、第2の下流水分読み取り値をバイアスするために使用し、
前記バーナ出力および/または空気装置を、前記窯内の温度を選択的に調整して、中の加熱を低減させるために使用することができる、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記高周波水分センサと比較して前記スラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい前記センサのうちの少なくとも1つが、マイクロ波センサである、請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
前記窯が、少なくとも2つの窯内水分センサを含有する、請求項16に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
硬化石膏は、建物の建築および改築のためのパネルおよび他の製品を含む、多くの製品で使用される周知の材料である。そのような1つのパネル(多くの場合、石膏ボードと称される)は、2つのカバーシート(例えば、紙面ボード)間に挟まれた硬化石膏コアの形態であり、建物の内壁および天井の乾式壁構造で一般に使用される。多くの場合「スキムコート」と称される1つ以上の緻密層が、通常は紙-コア界面において、コアのいずれかの側に含まれ得る。
【0002】
石膏(硫酸カルシウム二水和物)は、天然に存在し、岩石の形態で採掘することができる。またこれは、排煙脱硫などの工業プロセスの副生成物として、合成形態(当該技術分野では「シンジプ(syngyp)」と称される)である場合もある。いずれの供給源(天然または合成)からでも、石膏を高温で焼成して、スタッコ(すなわち、硫酸カルシウム半水和物および/または無硫酸カルシウムの形態の焼石膏)を形成した後、再水和して、所望の形状(例えば、ボードとして)の硬化石膏を形成することができる。ボードの製造中に、スタッコ、水、および必要に応じて他の成分がミキサー中にて混合される。スラリーが形成され、ミキサーから、スキムコート(存在する場合)のうちの1つがすでに(多くの場合、ミキサーの上流で)適用されたカバーシートを運ぶ移動コンベヤ上に排出される。スラリーは、紙上に広げられる(スキムコートが任意選択的に紙上に含まれている)。スキムコートの有無にかかわらず、別のカバーシートがスラリー上に適用され、例えば、形成プレートなどを用いて、所望の厚さのサンドイッチ構造を形成する。混合物を鋳造し、固化させ、焼石膏と水との反応により硬化(すなわち、再水和)石膏を形成し、結晶性水和石膏(すなわち、硫酸カルシウム二水和物)のマトリックスを形成する。硬化石膏結晶のインターロッキングマトリックスの形成を可能にし、それにより、生成物中の石膏構造に強度を付与するのは、所望する焼石膏の水和である。残りの遊離(すなわち、未反応)水を除去して、乾燥生成物を得るために、熱が必要とされる(例えば、窯内で)。
【0003】
壁板での使用に好適な石膏(硫酸カルシウム二水和物および任意の不純物)は、天然資源および合成資源の両方から入手される場合があり、その後、さらに処理される。
【0004】
天然石膏は、半水和物の形態を生成するために、その硫酸カルシウム二水和物を焼成することによって使用される場合がある。天然資源からの石膏は天然に存在する鉱物であり、岩の形態で採掘することができる。天然に存在する石膏は、古い塩湖層、火山堆積物、および粘土層に典型的に見られる鉱物である。採掘されるとき、生の石膏は、一般に、二水和物の形態で発見される。石膏は、硫酸カルシウム二水和物、テラアルバまたはランドプラスターとしても既知である。この材料は、様々な工業プロセスの副産物としても生成される。例えば、合成石膏は、発電所からの排煙脱硫プロセスの副産物である。石膏には、硫酸カルシウムの各分子に関連する約2つの分子の水が存在する。
【0005】
焼石膏(Plaster of Paris)は、焼石膏(calcined gypsum)、スタッコ、硫酸カルシウム半水和物(hemihydrate)、硫酸カルシウム半水和物(half-hydrate)、または硫酸カルシウム半水和物(hemihydrate)としても既知である。
【0006】
いずれかのソースからの硫酸カルシウム二水和物が、焼成またはか焼と呼ばれるプロセスにおいて十分に加熱されると、水和水は少なくとも部分的に追い出され、温度および曝露時間に応じて、硫酸カルシウム半水和物(CaSO4・1/2H2O)(典型的には一般に「スタッコ」と称される材料において提供される)または硫酸カルシウム無水石膏(CaSO4)のいずれかを形成することができる。本明細書で使用される場合、「スタッコ」および「焼石膏」という用語は、そこに含まれる場合がある硫酸カルシウムの半水和物および無水石膏の両方の形態を指す。半水和物形態を生成するための石膏のか焼は、次の式によって行われる。
CaSO4・2H2O→CaSO4・0.5H2O+1.5H2O
【0007】
焼石膏は、水と反応して硫酸カルシウム二水和物を形成することができ、この硫酸カルシウム二水和物は、剛性製品であり、本明細書では「硬化石膏」と称される。
【0008】
石膏はまた、例えば、発電所からの排煙脱硫などの工業プロセスの副産物として合成的に得られる場合がある(当該技術分野では「シンジプ」と称される)。天然石膏または合成石膏を、典型的には150℃より高い高温でか焼することができ、これにより、スタッコ(すなわち、硫酸カルシウム半水和物および/または硫酸カルシウム無水石膏の形態の焼石膏)を形成し、スタッコは、引き続き、ボードなどの所望の形状に凝結石膏を形成するために再水和が行われる場合がある。
【0009】
発電所から得られる合成石膏は、通常、建設プロジェクト向けの石膏パネルでの使用に好適である。合成石膏は、発電所からの排煙脱硫プロセスの副産物である(脱硫石膏またはデサルフォジプサムまたはDSGとしても既知である)。特に、二酸化硫黄を含む排煙は、石灰または石灰石で湿式洗浄され、石灰または石灰石は、次の反応において亜硫酸カルシウムを生成する。
CaCO3+SO2→CaSO3+CO2
次に、亜硫酸カルシウムは次の反応で硫酸カルシウムに変換される。
CaSO3+2H2O+1/2O2→CaSO4・2H2O
次に、半水和物の形態は、天然石膏に使用されるのと同様の方法でか焼によって生成される場合がある。
【0010】
しかしながら、多くの従来の石炭火力発電所は、より環境に優しいエネルギー源を優先して閉鎖されている。石炭火力発電所の閉鎖により、石膏パネルの製造に好適な合成石膏がますます不足している。低品質の合成石膏は、発電所および他の代替源から入手できるが、この代替源からの石膏はしばしば、かなり高い濃度の外来塩、特にマグネシウムまたはナトリウム塩、特に塩化マグネシウムおよび塩化ナトリウムを含む。少量の塩化カリウムおよび塩化カルシウムも、代替源からの合成石膏に存在する場合がある。外来塩は、ボードコアと、カバーシート、特に裏紙カバーシートとの間の接着力を低下させる傾向があるため、問題となる可能性がある。
【0011】
この背景技術の記載は、読者を補助するために発明者らによってなされており、従来技術の引用でも、示された課題のうちのいずれもそれ自体が当該技術分野において認識されたことを示すものでもないことが認識されるであろう。記載される原理は、いくつかの点および実施形態では、他のシステムに固有の問題を軽減できるが、保護される技術革新の範囲は、本明細書に記述される任意の特定の問題を解決する特許請求の発明の能力によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されることが理解されるであろう。
【発明の概要】
【0012】
本発明は、ボードの石膏層とカバーシートとの間の改善された接着を示す石膏ボード、ならびに関連方法およびシステムを提供する。本発明は、高含有量の塩不純物を含むスタッコから形成されたボードに特に適用可能である。一般に、スタッコは、天然または合成供給源からの石膏を焼成することによって形成される。自然界では、それは地中から採掘することができる一般的な豊富な鉱物である。合成形態の石膏は、高硫黄炭を燃焼する石炭火力電力発電所に関連する排煙脱硫(FGD)プロセスからの副産物として派生し得る。発電所では、二酸化硫黄の排出は、湿式洗浄プロセスによって除去される。石灰石スラリーを注入すると、フライアッシュを除去した後に合成石膏が沈殿する。例えば、合成石膏のいくつかの形態は、高含有量の塩不純物を含み、それはその後、焼石膏として形成されたスタッコに残る。合成石膏中の塩不純物は、例えば高塩炭に起因する可能性がある。これらの塩不純物は、ボード内のカバーシート(例えば、紙から形成される)と石膏層(例えば、ボードコア)との間の結合に悪影響を与えることが見出されている。
【0013】
したがって、一態様では、本発明は、表カバーシートと裏カバーシートとの間に配置された硬化石膏コアを含む石膏ボードを提供する。硬化石膏コアは、水、スタッコ、および高塩不純物含有量、ならびに本明細書で論じられる任意選択の成分を含む第1のスラリーから形成される。ボードは、以下の項目(1)~(4)のうちの少なくとも1つ(すなわち、1つ、2つ、3つ、または4つ)を含む。(1)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは少なくとも裏カバーシートが、穿孔されている。(2)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは少なくとも裏カバーシートが、高吸収紙である。(3)硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に、デンプンが提供される。(4)スキムコートデンプンが提供される。第1のスラリーから調製されたボードコアは、2つのカバーシートの間に配置され、第1および第2の面を有する。ボードコアは、任意選択的にボードコアデンプンを含有することができる。各々が第1および第2のスキムコート面を規定する、裏スキムコート層および表スキムコート層が提供される。スキムコートは、第2および第3のスラリーからそれぞれ形成され、これらのスラリーは、同じまたは異なる組成のものであってもよい。第2および第3のスラリーは、少なくとも水およびスタッコを含む。第2および第3のスラリーのうちの少なくとも1つは、スキムコートデンプンを含有する。裏スキムコート層は、第1のコア面に対して結合関係で配置され、表スキムコート層の第1の面は、ボードコアの第2の面と結合関係にある。裏スキムコート層の第2の面は、裏カバーシートに面している。表スキムコート層の第2の面は、表カバーシートに面している。スキムコートデンプンは、ボードコアと、スキムコートデンプンを使用して調製されたスキムコート、例えば、好ましくは少なくとも裏スキムコート層に隣接するカバーシートとの間の結合を強化する。
【0014】
別の態様では、本発明は、石膏ボードを作製する方法を提供する。少なくとも水、および高塩不純物含有量を含有するスタッコを混合して、第1のスラリーを形成する。少なくとも水およびスタッコを混合して、同じまたは異なっていてもよい第2および第3のスラリーを形成する。第2のスラリーは、表カバーシートに対して結合関係で適用されて、スキムコート層を形成し、スキムコート層は、第1の面および第2の面を有し、スキムコート層の第1の面は、表カバーシートに面している。第1のスラリーは、スキムコート層に対して結合関係で適用されて、第1の面および第2の面を有するボードコアを形成し、ボードコアの第1の面は、スキムコート層の第2の面に面している。裏カバーシートを、ボードコア面の第2の面に対して結合関係で適用し、ボード前駆体を形成する。水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第3のスラリーは、裏カバーシートの第1の表面上に適用されて、第2のスキムコートを形成する。コアの上に適用される場合、第2のスキムコートが第2のカバーシートとボードコアとの間に配置される。ボード前駆体を窯内で乾燥させて、ボードを形成する。この方法は、以下の項目(1)~(5)のうちの少なくとも1つ(すなわち、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つ)をさらに含む。(1)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが、穿孔されている。(2)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが、高吸収紙である。(3)硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に配置されるように、デンプンが適用される。(4)スキムコートデンプンが、ボードコアと、表および/または裏カバーシートとの間の結合をそれぞれ強化するために、第2および/または第3のスラリーに含まれる。(5)乾燥プロセスが、少なくとも1つの窯内高周波水分センサを中に含有する窯を使用することを伴う。バーナ出力を備えることができる少なくとも1つのバーナを使用して、窯内に熱を提供することができる。窯内水分センサは、窯の外側のコントローラと連通しており、窯内水分読み取り値を生成する。乾燥は、上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサ(例えば、マイクロ波センサ)を使用して、窯の上流でボード内の水分含有量を測定することをさらに含む。上流センサは、コントローラと連通しており、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する。上流水分センサからの第1および第2の水分読み取り値を相関させる。第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラー(上流センサの読み取り値の間のデルタによって示される)を補正する。いくつかの実施形態では、乾燥は、下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサを使用して、窯の下流でボード内の水分含有量を測定することをさらに含む。下流高周波センサ、および高塩濃度による影響を受けにくい他のセンサは、コントローラと連通しており、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成する。下流水分読み取り値を相関させる。水分設定点および/またはバイアスを(自動または手動で)調整することにより、高周波センサによって生成された任意のエラーに関連して空気流および/またはバーナ出力が変化し、適切に乾燥されたボードをもたらすことができる。
【0015】
別の態様では、本発明は、石膏ボードを作製する方法を提供する。この方法は、少なくとも水、スタッコ、および泡を混合して第1のスラリーを形成することを含む。第1のスラリーは、表カバーシートと裏カバーシートとの間に配置されて、ボード前駆体を形成する。ボード前駆体は、セグメントに切断される。少なくとも1つの窯内高周波水分センサであって、窯内水分読み取り値を生成するために窯の外側のコントローラと連通している窯内水分センサを中に含有する窯内のボード。窯の上流のボード内の水分含有量は、上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサを使用して評価される。上流センサは、コントローラと連通しており、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する。高周波水分センサと比較して、上流高周波水分センサ、およびスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサからの水分読み取り値を相関させる。第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正する。いくつかの実施形態では、方法は、下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサを使用して、窯の下流でボード内の水分含有量を測定することをさらに含む。下流高周波センサ、および塩による影響を受けにくい他のセンサは、コントローラと連通しており、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成する。下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサからの水分読み取り値を相関させる。窯は、窯内の加熱を調整するために、バーナの燃焼量および/または空気流修正装置と関連付けられる。バーナの燃焼量および/または空気抽出装置は、第1の下流水分センサおよび第2の下流水分センサの水分読み取り値の間にデルタがある場合に、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させるために使用される。
【0016】
別の態様では、本発明は、ボードの製造中にボード前駆体を乾燥させる方法を提供する。この方法は、スタッコ、水、および高塩不純物含有量から形成されたコア層を含有するボード前駆体を提供することを含む。ボード前駆体は、セグメントに切断される。セグメントは、少なくとも1つの窯内高周波水分センサを中に含有する窯内で乾燥される。窯内水分センサは、窯の外側のコントローラと連通しており、窯内水分読み取り値を生成する。ボード前駆体の水分含有量は、上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサを使用して、窯の上流で測定される。上流センサは、コントローラと連通しており、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する。高周波水分センサと比較して、上流高周波水分センサ、およびスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサからの水分読み取り値を相関させる。第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正する。いくつかの実施形態では、方法は、下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサを使用して、窯の下流でボード内の水分含有量を測定することをさらに含む。下流高周波、および高塩濃度による影響を受けにくいセンサは、コントローラと連通しており、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成する。下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサからの水分読み取り値を相関させる。いくつかの実施形態では、窯に関連するバーナ出力および/または空気抽出装置が提供される。バーナ出力および/または空気装置は、2つの下流水分読み取り値の間に不一致がある場合に、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させるために使用される。
【0017】
別の態様では、本発明は、ボードセグメントを乾燥させるためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つの熱源および窯内高周波水分センサを中に含有する窯を含む。コントローラは、窯の外側に提供される。上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサが提供される。上流高周波センサおよびマイクロ波センサは、コントローラと連通しており、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する。いくつかの実施形態では、システムは、窯に関連するバーナ出力および/または空気抽出装置をさらに含む。設定点および/または空気抽出装置は、コントローラと連通している。いくつかの実施形態では、システムは、下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサをさらに含む。下流センサは、コントローラと連通しており、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成する。バーナ出力および/または空気装置は、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させるために使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】ボードコア層(石膏コア)が前側カバーシートと裏カバーシートとの間に挟まれており、裏カバーシートが、貫通した複数の孔を含む、本発明の石膏ボードの断面図を示す。
【
図2】裏カバーシートにおける複数の孔の配列をよりよく見ることができる、
図1の石膏ボードの平面図(軸方向の図)を示す。
【
図3】ボードコア(石膏コア)が、前側紙カバーシートと裏カバーシートとの間に挟まれており、それらのうちの少なくとも1つがデンプン層によってコーティングされている、本発明の石膏ボードの断面図を示す。
【
図4】裏カバーシートにおける複数の孔の配列をよりよく見ることができる、
図3の石膏ボードの平面図(軸方向の図)を示す。
【
図5】本発明の壁システムにおいて好適な金属スタッド壁の片面に取り付けられた、本発明の石膏ボードの斜視図を示す。
【
図6A】本発明の実施形態による、スキムコートを有する壁板の断面の概略図である(縮尺どおりには描かれていない)。
【
図6B】本発明の実施形態による、スキムコートを有する壁板の断面の概略図である(縮尺どおりには描かれていない)。
【
図7】本記載の実施形態による乾燥プロセスを示すラインの態様の概略図である。
【
図8】本発明の例示的な壁システムおいて使用するのに好適な金属スタッド壁の片面に取り付けられた、本発明の石膏ボードの斜視図を示す。
【
図9】貫通した複数の孔を有する裏カバーシートの写真を示す。
【
図10】裏カバーシート内に孔を有する場合、および孔を有さない場合の、12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードにおけるボードコア層への接着に対する様々な塩の効果を実証する写真を示す。
【
図11】裏カバーシート内に孔を有する場合、および孔を有さない場合の、12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードにおけるボードコア層への接着に対する様々な塩の効果を実証する写真を示す。
【
図12】裏カバーシート内に孔を有する場合、および孔を有さない場合の、12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードにおけるボードコア層への接着に対する様々な塩の効果を実証する写真を示す。
【
図13】百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり30ppmのNaClからのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する穿孔の効果を示すために、有孔カバーシートを有する本発明のボードを、無孔カバーシートを有するボードと比較する写真を示す。
【
図14】百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり1200ppmのMgCl
2からのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する希釈デンプン溶液の効果を示す写真を示す。
【
図15】百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり2100ppmのMgCl
2からのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する希釈デンプン溶液の効果を示す写真を示す。
【
図16】百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり2000ppmのNaClからのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する希釈デンプン溶液および穿孔の効果を示す写真を示す。
【
図17】百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり30ppmのNaClからのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する希釈デンプン溶液の効果を示す写真を示す。
【
図18】実施例3で論じられた結合試験後の2つのボードの写真である。
【
図19】実施例3で論じられた結合試験後の3つのボードの写真である。
【
図20】実施例3で論じられた結合試験後の3つのボードの写真である。
【
図21】実施例3で論じられた結合試験後の3つのボードの写真である。
【
図22】実施例4で論じられた結合試験後の3つのボードの写真である。
【
図23】実施例4で論じられた結合試験後の3つのボードの写真である。
【
図24A】実施例5で論じられた、水分パーセント(x軸)対実際の水分パーセント(y軸)のグラフである。
【
図24B】実施例5で論じられた、水分パーセント(x軸)対実際の水分パーセント(y軸)のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、少なくとも部分的に、石膏層とカバーシート(例えば、紙で構成される)との間の接着を強化することに基づいている。石膏ボードは、2つのカバーシート(表カバーシートと裏カバーシートと)の間に配置された石膏層を含むように形成される。石膏層は、一般に、コア層、ならびにコアの第1の主表面とカバーシートとの間のスキムコート層を含む。いくつかの実施形態では、コアの第2の主表面と第1のカバーシートに対向している第2のカバーシートとの間に第2のスキムコート層があり、この配置は当該技術分野で理解されている。本発明の実施形態は、硬化石膏層が相当量の外来塩を含有するスタッコスラリーから形成される、石膏ボードに対して特に有用である。例えば、いくつかの実施形態では、塩は、塩化物塩、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)、塩化マグネシウム(MgCl2)、および/または塩化カルシウム(CaCl2)である。
【0020】
そのような塩は、例えば、スタッコが低品質の合成石膏に由来するスタッコスラリーに見出すことができる。この点で、通常、ボード製造施設には石膏が調達され、石膏はその後焼成されてスタッコを形成する。次に、スタッコを水と反応させて、所望の寸法の石膏(すなわち、硫酸カルシウム二水和物)層を形成する。低品質の合成石膏に相当量の塩不純物が含まれている場合、そのような塩は焼成後にスタッコに残り、したがってスタッコスラリーに存在することが見出されている。いくつかの実施形態では、スタッコスラリーは、高品質の塩、例えば、当該硫酸カルシウム半水和物の1,000,000重量部当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオン、例えば、当該硫酸カルシウム半水和物の1,000,000重量部当たり約150ppm~約2,000ppmの塩化物アニオンを含む。相当量の塩不純物の存在は、石膏層とカバーシートとの間の接着を妨げることが見出されている。
【0021】
ボードの石膏層は、少なくともスタッコ、水、および必要に応じて任意選択の添加剤を混合することによって調製される。石膏層は、表カバーシートと裏カバーシートとの間に挟まれている。1つ以上の石膏層は、2つの対向する主要表面を有するボードコアの形態で主要石膏層を形成することができる。薄いスキムコートの形態の石膏層は、コアのいずれかの主要表面上に配置することができる。サンドイッチ構造は、製造ラインのウェットエンド(主要ミキサー付近)で連続リボンとして形成される。連続リボンはボード前駆体を形成し、これは、コンベヤ上で輸送されてセグメントに切断され、次いで窯内で乾燥されるときに、水およびスタッコの反応によって少なくとも部分的に硬化する。主要石膏層はボードコアを形成し、これは、第1のスラリーから調製されるが、スキムコートは、互いに同じまたは異なっていてもよい第2および第3のスラリーから調製することができる。
【0022】
カバーシート-石膏層の結合を強化するために、本発明は、第1のスラリー(ならびに任意選択的に、第2および/または第3のスラリー)中の高含有量の塩不純物の存在下で、結合を強化するための成分および技術を提供する。本発明の実施形態では、以下の結合促進項目(1)~(5)のうちの少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つが採用される。(1)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが、穿孔されている。(2)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが、高吸収紙である。(3)硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に、デンプンが適用される。(4)スキムコートデンプンが、ボードコアと、表および/または裏カバーシートとの間の結合をそれぞれ強化するために、第2および/または第3のスラリーに含まれ、スキムコートデンプンが、ボードコアと、表および/または裏カバーシートとの間の結合をそれぞれ強化する。(5)乾燥が、チャンバ(窯)に熱を加えることを含み、上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサを使用して、窯の上流でボード内の水分含有量を測定することをさらに含む。窯は、少なくとも1つの窯内高周波水分センサであって、窯の外側のコントローラと連通している窯内水分センサを中に含有し、窯内水分読み取り値を生成する。上流センサは、コントローラと連通しており、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する。上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサからの水分読み取り値を相関させる。第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正する。いくつかの実施形態では、窯の下流のボード内の水分含有量は、下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサを使用して測定される。下流センサは、コントローラと連通しており、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成する。下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサからの水分読み取り値を相関させる。読み取り値の間に不一致がある場合、バーナ出力および/または空気制御装置が、窯内の温度を調整するために使用される(例えば、中の加熱の程度を低減させるため)。いくつかの実施形態では、項目(1)~(5)のうちの3つが採用される。いくつかの実施形態では、項目(1)~(5)のうちの4つが採用される。いくつかの実施形態では、項目(1)~(5)の5つすべてが採用される。関連する石膏ボード製品、ならびに他の方法およびシステムもまた提供される。
【0023】
カバーシートは、繊維または非繊維であり得る。いくつかの実施形態では、それらは、紙、繊維マット、または他のタイプの材料(例えば、ホイル、プラスチック、ガラスマット、不織布材料、例えば、セルロースおよび無機充填剤のブレンドなど)から形成され得る。
【0024】
表および裏カバーシートは、任意の好適な坪量および厚さを有することができる。一般に、表および裏カバーシート(例えば、紙で構成される)の厚さは、(例えば、紙)の重量によって決定される。例えば、いくつかの実施形態では、表および裏カバーシートは、約10lb/msf~約55lb/msf、例えば、約20lb/msf~約55lb/msf、約20lb/msf~約50lb/msf、約20lb/msf~約40lb/msf、約30lb/msf~約55lb/msf、約30lb/msf~約50lb/msf、約30lb/msf~約40lb/msfなどの坪量を有することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、中間シートの存在は、より軽量のカバーシートの使用を可能にし、それにより、費用を削減し、かつ/またはより軽量のボードを可能にする。例えば、いくつかの実施形態では、表および裏カバーシートの一方または両方は、約15lb/MSF~約35lb/msf、例えば、約20lb/MSF~約33lb/msf、約20lb/MSF~約31lb/msf、約20lb/MSF~約29lb/msf、約20lb/MSF~約27lb/msf、約15lb/MSF~約31lb/msfなどの重量を有する。そのような重量のボードは、約0.005インチ~約0.015インチの厚さ、例えば、0.007~約0.03インチ(例えば、約0.01インチ)の公称厚さを有することができる。
【0025】
いくつかの実施形態では、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第16/401,675号に記載されるように、裏カバーシートが穿孔されている。驚くべきことに、石膏ボードの裏カバーシートの孔は、大量の外来塩を含むボードコア層への接着を改善する場合がある。ボードコア層は、硫酸カルシウム半水和物および大量の外来塩、特に塩化物塩を含むスタッコの水性スラリーから作製される場合がある。カバーシートの一方または両方は、同じまたは異なる紙材料である場合がある紙カバーシートである場合がある。任意選択的に、石膏ボードの前側カバーシートが穿孔される場合もあり、これにより同様の利点が可能である。さらに任意選択的に、ボードコア層、またはボードコア層を形成するために使用される石膏スラリー中に、様々な添加剤が存在する場合がある。ボードコア層は、前側カバーシートまたは裏カバーシートの内面と接触しかつそれらの上にコーティングされた1つ以上の高密度領域(層)をさらに含む場合がある。1つ以上の高密度領域は、ボードコア層の低密度内部と接触している場合がある。
【0026】
理論またはメカニズムに拘束されることなく、裏カバーシートにおける孔は、ボードコア層から放出された塩化物塩の外方への移動のための導管を提供すると考えられ、さもないと、塩化物塩は、ボードコア層とカバーシートとの間の界面において有害に凝集する。代わりに、孔が存在する場合、塩化物イオンおよびその対イオン(例えば、Na+、K+、Mg2+および/またはCa2+)は、少なくとも部分的に孔を通って移動し、潜在的に石膏ボード環境から出る場合がある。あるいは、塩は、裏カバーシートの外面における孔内または孔のすぐ外側に析出する場合がある。孔の外側における塩析出により、紙とコアとの間の「正味の塩」が減少し、したがって、界面に存在する塩が少なくなり、紙とコアとの良好な結合が生じる。いずれの場合も、ボードコア層とカバーシートとの間の改善された接着が生じる場合がある。
【0027】
石膏ボードの裏カバーシートが本明細書に記載の形式で穿孔されている場合、石膏ボードは、同じであるが、カバーシートの孔を有さない石膏ボードと比較して、ボードコア層とカバーシートとの間の改善された接着から利益を得る場合がある。したがって、本発明は、ボードコア層にかなりの量の外来塩を含む石膏ボード、およびかなりの量の外来塩を含む石膏源を使用してそのような石膏ボードを製造するための方法を提供する。したがって、複数の孔を備える石膏ボードのカバーシートのうちの少なくとも1つ、特に裏カバーシートの孔は、過剰な外来塩、特に塩化物塩を含有する低品質石膏源が、石膏ボードを形成する際に使用されることを許容する場合がある。そうでなければ、そのような石膏源は、ボードコア層とカバーシートとの間に十分な接着力を有する石膏ボードを形成するのに不適切である場合がある。有利には、本発明はこの問題に対処する。
【0028】
いくつかの実施形態では、裏および前側カバーシートは、紙から作製されている。しかしながら、各カバーシートの紙材料は、同じまたは異なる場合がある。本発明の実施形態によれば、石膏ボードの裏カバーシートのみが、貫通した複数の孔を含有する。裏カバーシートは、有孔紙から作製されている。
【0029】
石膏パネルには様々なグレードの紙を使用することができる。例えば、滑らかなカレンダー仕上げのマニラグレードの紙がしばしばフェイサー紙カバーシートとして使用され、より粗い仕上げのニュースライン紙がしばしばバッカー紙カバーシートとして使用される。典型的には、両方の紙グレードは、少なくとも1つのライナー層および複数のフィラー層を備えた多層である。しかしながら、必要に応じて、少なくとも1枚の紙カバーシートまたは両方の紙カバーシートが単層紙から作製される場合がある。
【0030】
上記のように、裏カバーシートは、いくつかの実施形態において複数の孔を含有することができる。複数の孔は、あらゆる好適な形態で裏カバーシートに配置される場合がある。典型的には、孔は、孔の規則的なグリッドまたはアレイなどのパターンで配置されている(例えば、
図2参照)。孔の他のパターン化された配置もまた、本開示の範囲内に存在し、
図2に示された孔の特定の配置は、限定的であるとみなされるべきではない。本開示と一致する方法で石膏ボード内の1つ以上のカバーシートに穿孔するための例示的な装置は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2018/0065336号に記載されている。
【0031】
カバーシートの孔は、石膏ボードの乾燥および/または増大した接着を補助するのに好適な形状、サイズ、および孔密度として存在する。
【0032】
典型的には、孔は、実質的に円形の形状を有する。しかしながら、孔は、楕円形、三角形、正方形、長方形などの代替的な幾何学的形状を有する場合があることが認識されるべきである。特定の用途の要件に応じて、円形および非円形の孔の任意の組み合わせが存在する場合がある。非円形の孔の任意の組み合わせが存在する場合がある。
【0033】
カバーシート、特に裏カバーシートにおける各孔は、その最大横方向寸法において約0.005インチ~約0.1インチ、好ましくは約0.01インチ~約0.1インチのサイズ、より好ましくは約0.01インチ~約0.02インチのサイズの範囲のサイズを有する開口部を規定する場合がある。「最大横方向寸法」という用語は、カバーシートの平面内の各孔を横切って測定された最大寸法を表す。円形孔の場合、最大横方向寸法は円形の開口部の直径を表す。
【0034】
裏カバーシートの孔は、典型的には、同じサイズおよび形状である。しかしながら、孔は、孔サイズおよび/または形状の混合である場合がある。孔のサイズは、同じであるか、異なるかにかかわらず、上に明記されたいずれかの範囲内である場合がある。さらに、少なくともいくつかの孔が異なる形状を有する場合、第1の形状および第1のサイズを有する第1の複数の孔、ならびに異なる形状および/または異なるサイズを有する第2の複数の孔が存在する場合がある。例えば、第1の複数の孔および第2の複数の孔は、異なる形状を有するが、実質的に同じサイズを有する場合がある。
【0035】
孔被覆密度とは、裏カバーシートにおける単位面積当たりの孔の数を指す。裏カバーシート内に存在する孔は、効果的なボードコア層接着を促進するために好適な孔被覆密度で存在する。カバーシート内の孔密度は、約5~約50孔/in2、好ましくは約12~約25孔/in2、例えば、約10~約15孔/in2、または例えば、約15~20孔/in2である場合がある。典型的には、孔は、裏カバーシートの表面の約0.1~約10%、より典型的には約0.5~約5%である。
【0036】
いくつかの実施形態では、カバーシートのうちの少なくとも1つ(例えば、裏カバーシート)は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第62/939,264号に記載されるように、従来の紙よりも多くの水を吸収する高吸収紙である。高塩スタッコを使用すると、塩が紙カバーシートの表面、紙カバーシートの層の間、および紙カバーシートとボードコアとの間の界面に移動し、その結果、接着性が低下し、層間はく離が生じる可能性がある。特定の理論に拘束されることを望まないが、高吸収紙の使用は、カバー紙の外側に移動する塩不純物の量を増加させ、それに応じてカバーシートとコアの界面に移動する塩の量を減少させると考えられている。さらに、窯での乾燥工程において、ボードの表面から水分が蒸発すると、高吸収紙は従来の紙よりも早く水分を吸収して蒸発する傾向があり、その結果、より多くの塩が紙の外側に移動すると考えられている。
【0037】
高吸収紙は、任意の好適な重量および厚さを有することができる。一般に、紙の重量は、単位面積当たりの重量を指す坪量によって決定される。これは、紙の重量として1000平方フィート当たりのポンドとして表すことができる。いくつかの実施形態では、高吸収紙は、約30lb/MSF~約70lb/MSF、例えば約42lb/MSF~約60lb/MSF、例えば約45lb/MSF~約55lb/MSFの坪量を有する。いくつかの実施形態では、高吸収紙は、約7ミル~約20ミル、例えば、約10ミル~約15ミル(例えば、約12ミル)のキャリパーを有する。g/m2で表される60秒にわたる表面の水吸収がコブ試験で測定される。この試験では、100cm2の紙の表面上で、コブ試験に基づいて何グラムの水が吸収されるかを決定する。コブ試験の手順基準は、TAPPI T 441で説明されている。
【0038】
高吸収紙は、従来の紙よりも高い任意の好適な吸水性を有することができる。結合側面コブ値は石膏スラリーと接触している紙の内側を指し、ライナー側面コブ値はスラリーと接触していない紙の外側を指し、これらのコブ値はTAPPI T 441試験手順に記載されているTAPPI基準に準拠して測定される。例えば、いくつかの実施形態では、高吸収紙は、少なくとも約1.8g/100cm2、例えば、約1.8g/100cm2~約3g/100cm2、例えば、約1.8g/100cm2~約2.9g/100cm2、約1.8g/100cm2~約2.7g/100cm2、約1.8g/100cm2~約2.5g/100cm2、約2g/100cm2~約3g/100cm2、約2g/100cm2~約2.9g/100cm2、約2g/100cm2~約2.7g/100cm2、約2g/100cm2~約2.5g/100cm2、約2.1g/100cm2~約3g/100cm2、約2.1g/100cm2~約2.9g/100cm2、約2.1g/100cm2~約2.7g/100cm2、約2.1g/100cm2~約2.5g/100cm2、約2.2g/100cm2~約3g/100cm2、約2g/100cm2~約2.9g/100cm2、約2.2g/100cm2~約2.7g/100cm2、または約2.2g/100cm2~約2.5g/100cm2、約2.4g/100cm2~約3g/100cm2、約2.4g/100cm2~約2.9g/100cm2、約2.4g/100cm2~約2.7g/100cm2などの結合側面コブ値を有する。
【0039】
いくつかの実施形態では、高吸収紙は、少なくとも約0.5g/100cm2、例えば、約0.5g/100cm2~約1.5g/100cm2、例えば、約0.5g/100cm2~約1.2g/100cm2、約0.7g/100cm2~約1.5g/100cm2、約0.7g/100cm2~約1.2g/100cm2、約0.9g/100cm2~約1.5g/100cm2、約0.9g/100cm2~約1.2g/100cm2などのライナー側面コブ値を有する。高吸収紙の例としては、USG製のNewsline Hi-AbsおよびNews SHW HiAbsが挙げられる。Newsline Hi Absは、約45lb/MSF~約48lb/MSFの坪量を有する。Newsline SHW Hi Absは超高吸収紙で、約53~約63.5lb/MSFの坪量を有する。
【0040】
いくつかの実施形態では、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第16/401,719号に記載されるように、デンプン層がカバーシートの内面に配置される。驚くべきことに、デンプン層の存在は、硫酸カルシウム半水和物および大量の外来塩を含有するスタッコの水性スラリーから作製されたボードコアへの接着を改善することができる。好ましくは、デンプン層は、裏カバーシートの内面全体に配置された連続的なデンプン層である。任意選択的に、別のデンプン層もまた、前側カバーシートの内面全体に配置される。カバーシートの一方または両方は、同じまたは異なる紙材料である場合がある紙カバーシートである場合がある。任意選択的に、追加のデンプンおよび/または他の添加剤が、ボードコア、またはボードコアを形成するために使用される水性石膏スラリーに存在する場合がある。
【0041】
ボードコアは、より密度の低い領域(層)を含んでもよく、さらに、前側紙カバーシートまたは裏紙カバーシートまたはその上にコーティングされたデンプン層の内面と接触する、1つ以上のより高密度の領域(層)を含む場合がある。
【0042】
したがって、カバーシートの少なくとも一方にコーティングされたデンプン層は、過剰な外来塩を含む低品質の石膏源を石膏ボードの形成に使用することを可能にする場合がある。
【0043】
好ましくは、ボードは、表スキムコートおよび/または裏スキムコートを含めることができる。好ましい実施形態では、スキムコート層は、一般に、より高密度であり、硬化石膏コアに比べて非常に薄い。いくつかの実施形態では、硬化石膏コアを形成する層は、累積的に石膏層の厚さ、およびボード全体に最も大きく寄与する。いくつかの実施形態では、硬化石膏コアは、すべての石膏層の全厚の実質的な厚さ(例えば、少なくとも約90%、少なくとも約92%、少なくとも約95%、または少なくとも約97%)を構成する。いくつかの実施形態では、表および/または裏スキムコート層は、約0.125インチ(1/8インチ)~約0.016インチ(1/64インチ)の乾燥厚さを有する。好ましい実施形態では、少なくとも1つのスキムコート層は、約0.08インチ~約0.02インチ、例えば、約0.08インチ~約0.03インチ、約0.07インチ~約0.02インチ、約0.07インチ~約0.03インチ、約0.06インチ~約0.02インチ、約0.06インチ~約0.03インチ、約0.05インチ~約0.02インチ、約0.05インチ~約0.03インチ、約0.04インチ~約0.02インチ、または約0.04インチ~約0.03インチの厚さを有する。
【0044】
いくつかの実施形態では、参照により本明細書に組み込まれる、2019年11月5日に出願された米国特許出願第62/930,965号に記載されるように、一方または両方のスキムコートを、スキムコートデンプンを含有するスラリーから調製することができる。驚くべきことに、かつ予想を超えて、非常に薄い裏スキムコートにスキムコートデンプンを含めると、コアと裏カバーシートとの間の結合がさらに強化されることが見出された。特定の理論によって見出されることを望むものではないが、薄いスキムコート中のスキムコートデンプンの存在は、デンプンが紙繊維とコア内の石膏結晶とを強固に結合する接着剤として作用すると考えられているため、カバーシートと石膏コアとの結合を強化するのに効果的である。
【0045】
好ましい実施形態では、デンプンは天然デンプンであり、ボードコアと裏紙カバーシートとの間のスキムコート層に含まれる。このようにして、本発明は、例えば、以前には紙-コア結合を妨げることが見出されていたNaCl、KCl、MgCl2、および/またはCaCl2などの塩化物塩を含む望ましくない外来塩を含有する、低品質の合成石膏に由来するスタッコからボードコアおよび/または他の石膏層が形成される場合でも、接着力の改善を可能にする。
【0046】
したがって、いくつかの実施形態では、石膏ボードコアを形成するために使用される主要スラリーは、コアデンプンを含有することができ、一方で、裏スキムコート層および任意選択的に表スキムコート層は、スキムコートデンプンを含有するスラリーから形成される。いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、ボードコアを形成するためのスラリー中のコアデンプンの量と比較して、スキムコート層を形成するためのスラリーにおいてより高い相対濃度で提供される。本明細書で論じられるように、スキムコートデンプンは、望ましくない塩不純物の存在下でさえ、驚くべきことに、かつ予想を超えて、その対応する(隣接する)カバーシートの接着を強化する。いくつかの実施形態では、コアデンプンは、塩不純物が存在する場合にカバーシートの接着を助けるのに効果的であるとは考えられていない。
【0047】
コアデンプンは、例えば、米国特許第9,540,810号、同第9,828,441号、および同第10,399,899号、ならびに米国出願第15/934,088号で論じられているように、強度を強化するために提供される。いくつかの実施形態では、当該技術分野で既知の移動性デンプンを、コアスラリーに追加で含めることができる。移動性デンプンは通常、より小さい鎖長を有し(例えば、酸または酵素変性のため)、コアの強度に大きな影響を与えることなく、コア-カバーシート界面に移動してさらに結合を強化する。
【0048】
好ましい実施形態では、コアデンプンは、アルファ化デンプンの形態であり、例えば、デンプンをVMA法による条件にさらしながら粘度を測定した場合、約20センチポアズ~約700(例えば、約20センチポアズ~約300センチポアズまたは約30センチポアズ~約200センチポアズ)の粘度を有する。いくつかの実施形態では、コアデンプンは、天然デンプンである。いくつかの実施形態では、コアデンプンは、(i)熱水粘度アッセイ(HWVA法)による約20BU~約300BUの熱水粘度、ならびに/または(ii)15%の固形分のデンプン濃度の水を含むスラリー中にデンプンを置き、デンプンが3℃/分の速度で25℃から95℃まで加熱され、スラリーが95℃で10分間保持され、デンプンが-3℃/分の速度で50℃に冷却される、75rpmおよび700cmgに設定されたViscograph-E機器を使用することによって粘度を測定した場合、約120BU~1000BUの中程度のピーク粘度を有する、未調理デンプンを含む。いくつかの実施形態では、コアデンプンは、約6,000ダルトン以下の分子量を有する移動性デンプンを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、少なくとも1つのスキムコート層(および任意選択的に、いくつかの実施形態では両方のスキムコート層)に含まれる。スキムコート層の作製に使用されるデンプンは、スキムコート層を形成するためのスラリー中にデンプンなしで作製されたボードと比較して、コアとそれが隣接するカバーシートとの間の結合を強化するのに効果的である。好ましい実施形態では、デンプンは、天然デンプンである。いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、(i)熱水粘度アッセイ(HWVA法)による約20BU~約300BUの熱水粘度、ならびに/または(ii)15%の固形分のデンプン濃度の水を含むスラリー中にデンプンを置き、デンプンが3℃/分の速度で25℃から95℃まで加熱され、スラリーが95℃で10分間保持され、デンプンが-3℃/分の速度で50℃に冷却される、75rpmおよび700cmgに設定されたViscograph-E機器を使用することによって粘度を測定した場合、約120BU~1000BUの中程度のピーク粘度を有する、未調理デンプンを含む。代替的に、必要に応じて、スキムコートデンプンは、アルファ化デンプンの形態であることができ、例えば、デンプンをVMA法による条件にさらしながら粘度を測定した場合、約20センチポアズ~約700(例えば、約20センチポアズ~約300センチポアズまたは約30センチポアズ~約200センチポアズ)の粘度を有する。いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、約6,000ダルトン以下の分子量を有する移動性デンプンを含む。HWVA法は、例えば、米国特許公開第2019/0023612(A1)号に記載されており、一方でVMA法は、例えば、米国特許公開第2012/0113124号に記載されており、これらの方法論は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0050】
いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、第2および/または第3のスラリーにおいて、スタッコの約0.3重量%~約8.0重量%、例えば、スタッコの約1.0重量%~約4.0重量%の量で、スキムコート層のうちの少なくとも1つ、好ましくは少なくとも裏紙に隣接するスキムコート層に存在する。いくつかの実施形態では、スキムコートデンプンは、裏カバーシートに隣接する第2のスキムコート層に含まれるが、表カバーシートに隣接する第1のスキムコート層を作製するためのスラリーは、例えば、コアデンプンを含有するような、コアを作製するための同じスラリーから形成される。第2および/または第3のスラリーにおける総スキムコートデンプン使用量は、第1のスラリーにおけるコアデンプン使用量よりも多い。好ましい実施形態では、コアデンプンの使用量は、スタッコの約0.1重量%~約1.5重量%であり、一方でスキムコートデンプンの使用量は、スタッコの約1.5重量%~約4.0重量%である。いくつかの実施形態では、コアデンプンはアルファ化デンプンであり、スキムコートデンプンは未調理デンプンであり、移動性デンプンが、コアデンプンおよび/またはスキムコートデンプンにおいて追加で任意選択される。
【0051】
図1は、石膏コア(ボードコア層)12(例えば、厚さ0.5インチ)が、各々、単層または多層紙であってもよいバッカー紙カバーシート(裏カバーシート)14とフェイサー紙カバーシート(前側カバーシート)18との間に挟まれている、本発明の壁板パネル(石膏ボード)10の断面図の実施形態を示す。バッカー紙カバーシート(裏カバーシート)14は、孔20を有する。バッカー紙カバーシート14の内面は、石膏コア12に面するバッカー紙カバーシート14の結合側面24を形成する。フェイサー紙カバーシート18の内面は、石膏コア12に面する結合側面28を形成する。バッカー紙カバーシート14の外面は、壁板パネル10が内壁として設置された後、部屋の壁フレーミングに面する。壁板パネル10を内壁として設置した後、フェイサー紙カバーシート18の外面、部屋の内部に面する。
【0052】
バッカー紙カバーシート(裏カバーシート)14は、本発明による貫通した複数の孔20を含む。
図2は、壁板パネル10の平面(軸方向)図を示しており、バッカー紙カバーシート14内に孔20の例示的な構成が見られる場合がある。図示のように、孔20は、列および行の規則的な配列にパターン化されている。孔20の他のパターン化された配置も本発明の範囲内に存在し、孔20の描写された数、間隔、および被覆密度は、限定的であるとみなされるべきではないことを認識されたい。
【0053】
バッカー紙カバーシート14内の孔20は、驚くべきことに、石膏コア12とバッカー紙カバーシート14との間の結合性能を向上させる。改善された結合性能は、石膏コア12を形成するために使用される石膏が高い塩濃度を有する場合に特に明白である可能性がある。
【0054】
任意選択の薄くて密度の高い石膏層(低密度領域)22は、石膏コア12とフェイサー紙カバーシート18との間に存在し、石膏コア12およびフェイサー紙カバーシート18と接触する。したがって、薄くて密度の高い石膏層22は、石膏コア12とフェイサー紙カバーシート18との間に挿入されている。別の任意選択の薄くて密度の高い石膏層(図示せず)は、石膏コア12とバッカー紙カバーシート14との間に挿入され、石膏コア12およびバッカー紙カバーシート14と接触する場合がある。一般に、石膏コア12および薄くて密度の高い石膏層22は、同じ組成を有し、かつ互いに隣接している。集合的に、石膏コア12および薄くて密度の高い石膏層22は、石膏ボード10の内部を規定する場合があり、石膏コア12は、低密度領域または層であり、薄くて密度の高い石膏層22は、比較的高密度領域または層である。典型的には、石膏コア12を形成するために使用される水性石膏スラリーは発泡されている。したがって、低密度領域は、発泡状態の石膏スラリーから形成される場合がある。対照的に、薄くて密度の高い石膏層22を形成するために使用される水性石膏スラリーは発泡されていない。したがって、高密度領域は、発泡されていない石膏スラリーから形成される場合がある。したがって、薄くて密度の高い石膏層22は、石膏コア12の他の部分よりも比較的密度が高い。
【0055】
したがって、高密度領域は、低密度領域よりも、それに関連したより低い空隙率を有する場合がある。典型的には、薄くて密度の高い石膏層22は、選択されたカバーシートの内面に適用される。存在する場合、薄くて密度の高い石膏層22が、カバーシートと低密度領域(石膏コア12)との間に挿入されている。
【0056】
特定の量の1つ以上の塩化物塩が、本開示による石膏コア12に存在する場合がある。高密度領域(薄くて密度の高い石膏層22)が含まれる場合、1つ以上の塩化物塩もその中に存在する場合がある。一般に、1つ以上の塩化物塩は、NaCl、KCl、MgCl2、CaCl2およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される場合がある。
【0057】
ボードコア12、および存在するならば高密度領域(薄くて密度の高い石膏層22)を製作するために使用される水性スラリーにおける塩化物アニオンの濃度は、1,000,000重量部の硫酸カルシウム半水和物当たり、約500ppm~約3000ppm、典型的には、約500ppm~約2000ppm、より典型的には、1,000,000重量部の硫酸カルシウム半水和物当たり、約500ppm~約1500ppmの範囲であり得る。
【0058】
塩が孔を通過することにより、元の水性石膏スラリーからの塩の一部は、コア12、および存在する場合、高密度領域(薄くて密度の高い石膏層22)に残っていない場合があるが、孔のポアまたは紙シートの外側に存在する場合がある。
【0059】
図3は、石膏コア112(例えば、厚さ約0.5インチ)が、各々、単層または多層紙であってもよいバッカー紙カバーシート(裏カバーシート)114とフェイサー紙カバーシート(前側カバーシート)116との間に挟まれている、本発明の実施形態の壁板パネル110を示す。バッカー紙カバーシート114の内面は、石膏コアに面するバッカー紙カバーシート114の結合側面124を形成する。フェイサー紙カバーシート116の内面は、石膏コア112に面する結合側面126を形成する。バッカー紙カバーシート114の外面は、壁板パネル110が内壁として設置された後、部屋の壁フレーミング(
図5を参照)に面する。壁板パネル110を内壁として設置した後、フェイサー紙カバーシート116の外面は、部屋の内部に面する。
【0060】
デンプン層120は、バッカーシート114の結合側面124上に存在する。任意選択のデンプン層120は、フェイサー紙カバーシート116の結合側面126上に存在する。任意選択の薄くて密度の高い石膏層122は、石膏コア112とフェイサー紙カバーシート116との間に存在し、石膏コア112およびフェイサー紙カバーシート116と接触する。薄くて密度の高い石膏層122が存在する場合、デンプン層120は、薄くて密度の高い石膏層122とフェイサー紙カバーシート116との間にある。別の任意選択の薄くて密度の高い石膏層(図示せず)が、石膏コア112とバッカー紙カバーシート114との間に存在してもよい。一般に、石膏コア112および薄くて密度の高い石膏層122は、同じ組成を有し、かつ互いに隣接している。しかしながら、石膏コア112を形成するために使用されるコアスラリー(水性スラリー)は発泡させられており、薄くて密度の高い石膏層122を形成するために使用される水性スラリーは発泡させられていないため、薄くて密度の高い石膏層スラリーは、コアスラリーよりも密度が高い。
【0061】
デンプン層120は、驚くべきことに、石膏コア112とバッカーシート114との間の結合性能を向上させる。改善された結合性能は、石膏の塩濃度が高い場合に特に顕著になる。
【0062】
デンプン層は、約0.5~15lbs/MSF、好ましくは約0.5~5lbs/MSF、より好ましくは約1~2lbs/MSF(MSF=1000平方フィート)の範囲の量で裏紙上に配置される。デンプンは結合剤として使用され、天然(未調理)デンプン、プレゲル化デンプン、または天然デンプンとプレゲル化デンプンとの組み合わせであることができる。
【0063】
一般に、比較的低密度の内部領域(石膏コア112)および比較的高密度の領域(薄くて密度の高い石膏層122)は、同じ組成を有し、かつ互いに隣接している。しかしながら、低密度の内部領域は、発泡状態の石膏スラリーから形成される場合があるが、高密度領域は、より高密度の層が形成されるように、発泡させられない石膏スラリーから形成される場合がある。つまり、高密度領域は、低密度内部領域よりも、それに関連したより低い空隙率を有する場合がある。典型的には、薄くて密度の高い石膏層122は、選択されたカバーシートの内面に適用される。高密度領域が、選択されたカバーシート上にも存在する場合、デンプン層120は、カバーシートと高密度領域(薄くて密度の高い石膏層122)との間にある。
【0064】
1つ以上の塩化物塩が本開示のボードコア112に存在し得る。高密度領域(薄くて密度の高い石膏層122)が含まれる場合、1つ以上の塩化物塩もその中に存在し得る。一般に、1つ以上の塩化物塩は、ボードを作製するための水性スラリーを作製するために使用されるスタッコまたは他の成分からのあらゆる塩化物塩を含む。
【0065】
ボードコア112、および存在する場合、高密度領域(薄くて密度の高い石膏層122)を作製するために使用される水性スラリーにおける塩化物アニオンの濃度は、1,000,000重量部の硫酸カルシウム半水和物当たり、約500ppm~約3000ppm、典型的には約1000ppm~約3000ppm、より典型的には約2000ppm~約3000ppmの範囲であり得る。
【0066】
説明のために、
図6Aおよび6Bは、複合石膏ボード210が示されている本発明の実施形態を概略的に示す。ボード210は、表カバーシート212および裏カバーシート214を含む。表カバーシート212は、第1の面216、および一般に、ボード210の設置時に見える表面である第2の面218を有する。裏カバーシート214は、第1の面220、および一般に、設置時にスタッド、ジョイストなどに内向きに面するボード210の外面である第2の面222を有する。
【0067】
裏スキムコート層224は、第1の面226、および裏カバーシート214の第1の面220に面している第2の面228を有する。ボードコア230は、2つのカバーシート212および214の間に配置されている。一般に、スキムコート層は、ボードコア230よりも比較的高密度で薄い石膏層である。ボードコア230は、第1の面232および第2の面234を有する。ボードコア230の第1の面232は、裏カバーシート214の第1の面220に面している。裏スキムコート層224は、コア230のカバーシート214への接着を強化するためのスキムコートデンプン235(
図6Aおよび6Bにドットとして示されている)を含む。
図6Aおよび6Bに示すように、表スキムコート層236は、好ましくは、表カバーシート212とボードコア230との間に提供される。
【0068】
含まれる場合、表スキムコート層236は、
図6Aおよび6Bに見られるように、ボードコア230に面する第1の表面238、および表カバーシート212に面する第2の表面240を有する。表スキムコート層236が存在する場合、いくつかの実施形態では、それは、例えば、
図6Aに示されるように、コアデンプンを含有し、スキムコートデンプンを含有しないような、ボードコアを形成するために使用される同じスラリーから形成される。代替的に、表面スキムコート層236は、
図6Bに見られるように、いくつかの実施形態では、スキムコートデンプン235を含有するスラリーから形成される。
【0069】
壁アセンブリでは、ボードを基板、典型的には、フレーミング構造のスタッドに取り付けることができる。壁アセンブリでは、ボードの裏面(すなわち、裏カバーシートの外面)がスタッドに向かって内側を向いているのに対し、ボードを使用時に設置したときにぶら下がった状態で、ボードの表面(すなわち、表カバーシートの外面)は見えている。
図5は、本発明の壁システムに使用され得る典型的な建物壁システム530の斜視図である。
図5は、複数のスタッド534、上部トラック536、下部トラック538を含むスタッド壁「スケルトン」532を示す。石膏ボード510は、壁を閉じ、壁または天井の内部面または表面を形成するために、任意の既知の方法でスタッド534の片側または両側に固定される場合がある。
【0070】
ボードの硬化石膏層を作るのに使用されるスタッコスラリーは、例えば、硫酸カルシウムアルファ半水和物、硫酸カルシウムベータ半水和物、および/または硫酸カルシウム無水物の形態でスタッコを含む。スタッコ、水およびコアデンプンに加えて、スタッコスラリーは、一般的に既知の任意選択の添加剤、例えば、発泡剤、ポリホスフェート、分散剤、促進剤、遅延剤などを含有することができる。ボードコアは、好ましくは、その低密度に寄与する薬剤、好ましくは発泡剤から形成されるが、いくつかの実施形態では、低密度充填剤(例えば、パーライト、低密度骨材など)を用いることができる。様々な発泡剤レジームが当該技術分野で周知である。発泡剤は、硬化石膏の結晶マトリックス内に気泡分布を形成するために含まれ得る。いくつかの実施形態では、発泡剤は、主重量部分の不安定構成要素と、少重量部分の安定構成要素(例えば、不安定および安定/不安定のブレンドが組み合わされる場合)とを含む。安定構成要素に対する不安定構成要素の重量比は、硬化石膏コア内に気泡分布を形成するのに有効である。例えば、米国特許第5,643,510号、同第6,342,284号、および同第6,632,550号を参照されたい。いくつかの実施形態では、発泡剤は、アルキルサルフェート界面活性剤を含む。
【0071】
GEO Specialty Chemicals(Ambler,PA)製の石鹸製品のHYONICライン(例えば、25AS)などの多くの商業的に既知である発泡剤が入手可能であり、本開示の実施形態に従って使用され得る。他の市販の石鹸としては、Stepan Company(Northfield,Illinois)のPolystep B25が挙げられる。本明細書に記載される発泡剤は、単独で、または他の発泡剤と組み合わせて使用され得る。泡は事前に生成してからスタッコスラリーに添加することができる。事前生成は、水性発泡剤に空気を挿入することによって起こり得る。泡を生成するための方法および装置は、周知である。例えば、米国特許第4,518,652号、同第2,080,009号、および同第2,017,022号を参照されたい。
【0072】
いくつかの実施形態では、発泡剤は、少なくとも1つのアルキルサルフェート、少なくとも1つのアルキルエーテルサルフェート、またはそれらの任意の組み合わせを含む、またはそれらからなる、またはそれらから本質的になるが、本質的にオレフィン(例えば、オレフィンサルフェート)および/またはアルキンを含まない。オレフィンまたはアルキンを本質的に含まないということは、発泡剤が(i)スタッコの重量に基づき0重量%、またはオレフィンおよび/もしくはアルキンがない、あるいは(ii)効果のない量、または(iii)微々たる量のオレフィンおよび/もしくはアルキン、のいずれかを含有することを意味する。効果のない量の例は、当業者が理解するように、オレフィンおよび/またはアルキンの発泡剤を使用する意図された目的を達成するための閾値量未満の量である。微々たる量は、当業者が理解するように、スタッコの重量に基づき、例えば、約0.001重量%未満、例えば、約0.0005重量%未満、約0.001重量%未満、約0.00001重量%未満などであってもよい。
【0073】
不安定な石鹸のいくつかのタイプは、本開示の実施形態に従って、異なる鎖長および異なるカチオンを有するアルキルサルフェート界面活性剤である。好適な鎖長は、例えば、C8~C12、例えば、C8~C10、またはC10~C12であり得る。好適なカチオンとしては、例えば、ナトリウム、アンモニウム、マグネシウム、またはカリウムが挙げられる。不安定な石鹸の例としては、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸マグネシウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸アンモニウム、ドデシル硫酸カリウム、デシル硫酸カリウム、オクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸マグネシウム、デシル硫酸アンモニウム、それらのブレンド、およびそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
【0074】
安定な石鹸のいくつかのタイプは、本開示の実施形態に従って、異なる(一般により長い)鎖長および異なるカチオンを有するアルコキシル化(例えば、エトキシル化)アルキルサルフェート界面活性剤である。好適な鎖長は、例えば、C10~C14、例えば、C12~C14、またはC10~C12であり得る。好適なカチオンとしては、例えば、ナトリウム、アンモニウム、マグネシウム、またはカリウムが挙げられる。安定な石鹸の例としては、例えば、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウレス硫酸マグネシウム、ラウレス硫酸アンモニウム、それらのブレンド、およびそれらの任意の組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、これらの列挙から安定な石鹸および不安定な石鹸の任意の組み合わせが使用され得る。
【0075】
発泡石膏生成物の調製における発泡剤およびそれらの添加の組み合わせ例は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,643,510号に開示される。例えば、安定な泡を形成する第1の発泡剤および不安定な泡を形成する第2の発泡剤が組み合わされ得る。いくつかの実施形態では、第1の発泡剤は、石鹸であり、例えば、8~12個の炭素原子のアルキル鎖長、および1~4単位のアルコキシ(例えば、エトキシ)基鎖長を有するアルコキシル化アルキルサルフェート石鹸である。第2の発泡剤は、任意選択的に、6~20個の炭素原子、例えば、6~18個または6~16個の炭素原子のアルキル鎖長を有する非アルコキシル化(例えば、非エトキシル化)アルキルサルフェート石鹸である。これらの2つの石鹸の個々の量を調節することは、いくつかの実施形態に従って、約100%安定な石鹸または約100%不安定な石鹸が達成されるまで、ボード泡構造の制御を可能にすると考えられている。
【0076】
いくつかの実施形態では、米国特許公開第2017/0096369(A1)号、同第2017/0096366(A1)号、および同第2017/0152177(A1)号に記載されるように、脂肪アルコールは、任意選択的に、発泡剤とともに、例えば、発泡体を調製するための予混合に含まれ得る。これは、泡の安定性の向上をもたらすことにより、泡(空気)空隙のサイズおよび分布をより上手く制御できる。脂肪族アルコールは、任意の好適な脂肪族脂肪アルコールであってもよい。本明細書全体を通して定義されるように、「脂肪族」は、アルキル、アルケニル、またはアルキニルを指し、置換または非置換、分岐または非分岐、および飽和または不飽和であってもよく、いくつかの実施形態に関連して、本明細書に記載される炭素鎖、例えば、Cx~Cy(xおよびyは整数である)によって示されることが理解されるであろう。したがって、脂肪族という用語は、基の疎水性を維持するヘテロ原子置換を有する鎖も指す。脂肪アルコールは、単一化合物であってもよく、または2つ以上の化合物の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、任意選択の脂肪アルコールは、C6~C20脂肪アルコール(例えば、C6~C18、C6~C116、C6~C14、C6~C12、C6~C10、C6~C8、C8~C16、C8~C14、C8~C12、C8~C10、C10~C16、C10~C14、C10~C12、C12~C16、C12~C14、またはC14~C16脂肪族脂肪アルコールなど)である。例には、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、またはそれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0077】
いくつかの実施形態では、任意選択の泡安定剤は、脂肪アルコールを含み、脂肪酸アルキロアミドまたはカルボン酸タウリドを本質的に含まない。いくつかの実施形態では、任意選択の泡安定剤は、本質的にグリコールを含まないが、グリコールは、いくつかの実施形態では、例えば、より高い界面活性剤の含量を可能にするために含まれ得る。上記成分のうちのいずれも本質的に含まないということは、泡安定剤が、(i)これらの成分のうちのいずれかの重量に基づき0重量%、または(ii)効果のない量、もしくは(iii)微々たる量のこれらの成分のうちのいずれか、のいずれかを含有することを意味する。効果のない量の例は、当業者が理解するように、これらの成分のうちのいずれを使用する意図された目的を達成するための閾値量未満の量である。微々たる量とは、当業者が理解するように、スタッコの重量に基づき、例えば、約0.0001重量%未満、例えば、約0.00005重量%未満、約0.00001重量%未満、約0.000001重量%未満などであってもよい。
【0078】
好適な空隙分布および壁厚(独立して)は、特により低密度のボード(例えば、約35pcf未満)で強度を増強するのに有効であり得ることが分かっている。例えば、US2007/0048490およびUS2008/0090068を参照されたい。一般に、直径約5μm以下の空隙を有する蒸発水空隙もまた、前述の空気(泡)空隙とともに総空隙分布に寄与する。いくつかの実施形態では、約5ミクロンを超える孔径を有する空隙と約5ミクロン以下の孔径を有する空隙との体積比は、約0.5:1~約9:1、例えば、約0.7:1~約9:1、約0.8:1~約9:1、約1.4:1~約9:1、約1.8:1~約9:1、約2.3:1~約9:1、約0.7:1~約6:1、約1.4:1~約6:1、約1.8:1~約6:1、約0.7:1~約4:1、約1.4:1~約4:1、約1.8:1~約4:1、約0.5:1~約2.3:1、約0.7:1~約2.3:1、約0.8:1~約2.3:1、約1.4:1~約2.3:1、約1.8:1~約2.3:1などである。
【0079】
本明細書で使用される場合、空隙のサイズは、コア内での個々の空隙の最大直径から計算される。最大直径は、フェレット径と同じである。画定された空隙の各々の最大直径は、試料の画像から得られ得る。画像は、二次元画像を提供する走査電子顕微鏡(SEM)などの任意の好適な技術を使用して撮影され得る。大量の空隙の孔径が、空隙の断面(孔)のランダム性が平均直径を提供することができるように、SEM画像で測定され得る。試料のコア全体を通してランダムに位置する複数の画像中の空隙の測定を行うことにより、この計算を改善することができる。加えて、いくつかの二次元SEM画像に基づき、コアの三次元立体的モデルを構築することもまた、空隙サイズの計算を改善することができる。別の技術は、三次元画像を提供するX線CT走査分析(XMT)である。別の技術は、光学顕微鏡法であり、光対比が、例えば、空隙の深度を判定するのを補助するために使用され得る。空隙は、手動、または画像分析ソフトウェア、例えば、NIHによって開発されたImageJを使用することのいずれかによって測定され得る。当業者は、画像からの空隙のサイズおよび分布の手動判定が、各空隙の寸法の目視観測によって判定され得ることを理解するであろう。試料は、石膏ボードを分割することによって得られ得る。
【0080】
発泡剤は、例えば、所望の密度に応じて、任意の好適な量でスタッコスラリーに含まれ得る。発泡剤の溶液は、例えば、約0.5%(w/w)で調製される。適切な量の空気が適切な量の発泡剤の溶液と混合され、スラリーに添加される。必要な空気の量に応じて、発泡剤の溶液の濃度は、約0.1%~約1%(w/w)まで変化し得る。スキムコート層はより高い密度を有するため、スキムコート層を形成するためのスラリーは、より少ない(または全くない)泡で作ることができる。
【0081】
脂肪アルコールは、含まれる場合、任意の好適な量でスタッコスラリー中に存在し得る。いくつかの実施形態では、脂肪アルコールは、スタッコの約0.0001重量%~約0.03重量%、例えば、スタッコの約0.0001重量%~約0.025重量%、スタッコの約0.0001重量%~約0.02重量%、またはスタッコの約0.0001重量%~約0.01重量%の量でコアスラリーに存在する。スキムコート層のためのスラリーは殆どまたは全く泡を含まないため、脂肪アルコールはスキムコート層に必要ではなく、あるいはより少ない量で、例えば、スタッコの約0.0001重量%~約0.004重量%、例えば、スタッコの約0.00001重量%~約0.003重量%、スタッコの約0.00001重量%~約0.0015重量%、またはスタッコの約0.00001重量%~約0.001重量%で含まれ得る。
【0082】
いくつかの実施形態では、塩化物塩が促進剤として作用し得るので、遅延剤の使用量が増加することが分かった。第二に、塩が、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化カルシウム(CaCl2)、または塩化アルミニウム(AlCl3)などの二価または三価の塩化物塩からのものである場合、マグネシウム、カルシウム、またはアルミニウムカチオンは、遅延剤によってキレート化されて、遅延剤の消費をもたらす。したがって、一価の塩からよりも二価または三価の塩からの方がより多くの遅延剤を必要とする。
【0083】
いくつかの実施形態では、スタッコスラリーは、任意選択的にホウ酸を含有する。驚くべきことに、かつ予想を超えて、ホウ酸の存在は、石膏層が高含有量の塩不純物を含有するスタッコから作製される場合でさえ、石膏層と少なくとも1つのカバーシートとの間の結合を強化することができる。特定の理論に拘束されることを望まないが、ホウ酸の添加は、窯内にて表面石膏の過度なか焼を防ぐと考えられている。また、ボードの表面上の塩濃度が高いことによって生じるカビの形成を抑えると考えられている。いくつかの実施形態では、ホウ酸は、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ホウ酸は、スタッコの約0.01重量%~約0.3重量%、または約0.05重量%~約0.3重量%の量で存在することができる。
【0084】
例えば、促進剤、遅延剤などを含む当該技術分野で既知である他の成分もまた、ボードコアスラリーに含められ得る。促進剤は、様々な形態であり得る(例えば、湿潤石膏促進剤、耐熱性促進剤、および気候安定化促進剤)。例えば、米国特許第3,573,947号および同第6,409,825号を参照されたい。促進剤および/または遅延剤が含まれるいくつかの実施形態では、促進剤および/または遅延剤は各々、スタッコの約0重量%~約10重量%(例えば、約0.1%~約10%)など、例えば、約0%~約5重量%のスタッコ(例えば、約0.1%~約5%)の固形ベースの量でスタッコスラリー中に存在し得る。
【0085】
さらに、いくつかの実施形態では、石膏層は、少なくとも1つの分散剤からさらに形成されて、流動性を増強することができる。分散剤は、スタッコスラリー中、他の乾燥成分とともに乾燥形態で、かつ/または他の液体成分とともに液体形態で含まれてもよい。分散剤の例としては、ナフタレンスルホン酸およびホルムアルデヒドの縮合生成物である、ポリナフタレンスルホン酸およびその塩(ポリナフタレンスルホネート)および誘導体などのナフタレンスルホネート;ならびにポリカルボン酸エーテルなどのポリカルボキシレート分散剤、例えば、PCE211、PCE111、1641、1641F、もしくはPCE 2641型分散剤、例えば、MELFLUX 2641F、MELFLUX 2651F、MELFLUX 1641F、MELFLUX 2500L分散剤(BASF)、およびCoatex,Inc.から入手可能なCOATEX Ethacryl M;ならびに/またはリグノスルホネートもしくはスルホン化リグニンが挙げられる。リグノスルホネートは、亜硫酸塩パルプ化を用いた木材パルプ生産の副生成物である、水溶性アニオン高分子電解質ポリマーである。本開示の実施形態の原理の実践に有用なリグニンの一例は、Reed Lignin Inc.から入手可能なMarasperse C-21である。
【0086】
低分子量分散剤が一般に好ましい。ナフタレンスルホネート分散剤の場合、いくつかの実施形態では、それらは、約3,000~約10,000(例えば、約8,000~約10,000)の分子量を有するように選択される。いくつかの実施形態では、例えば、分子量が10,000を超える、より高い水需要のナフタレンスルホネートを使用することができる。別の例として、PCE211タイプの分散剤の場合、いくつかの実施形態では、分子量は約20,000~約60,000であり得、これは、分子量が60,000を超える分散剤よりも遅延が少ない。
【0087】
ナフタレンスルホネートの一例は、GEO Specialty Chemicalsから入手可能なDILOFLOである。DILOFLOは、45%ナフタレンスルホネート水溶液であるが、例えば、約35重量%~約55重量%の固形分の範囲内の他の水溶液もまた、容易に入手可能である。ナフタレンスルホネートは、例えば、GEO Specialty Chemicalsから入手可能なLOMAR Dなど、乾燥固体または粉末形態で使用され得る。ナフタレンスルホネートの別の例は、GEO Specialty Chemicals(Ambler,PA)から入手可能なDAXADである。
【0088】
分散剤は、含まれる場合、任意の好適な量で提供され得る。いくつかの実施形態では、例えば、分散剤は、スタッコスラリー中に、例えば、スタッコの重量に対して約0%~約0.5%、例えば、約0.01%~約0.7%、例えば、約0.01%~約0.4%、約0.1%~約0.2%などの量で存在することができる。
【0089】
いくつかの実施形態では、石膏層は、必要に応じて、少なくとも1つのホスフェート含有化合物からさらに形成されて、グリーン強度、寸法安定性、および/または撓み耐性を増強することができる。例えば、いくつかの実施形態において有効なホスフェート含有構成要素としては、水溶性構成要素が挙げられ、イオン、塩、または酸、すなわち、縮合リン酸の形態であってもよく、それらの各々は、2つ以上のリン酸単位、縮合ホスフェートの塩またはイオンを含み、それらの各々は2つ以上のホスフェート単位、オルトホスフェートの一塩基塩または一価イオン、ならびに水溶性非環式ポリホスフェート塩を含む。例えば、米国特許第6,342,284号、同第6,632,550号、同第6,815,049号、および同第6,822,033号を参照されたい。
【0090】
いくつかの実施形態で添加された場合、ホスフェート組成物は、グリーン強度、永久変形(例えば、撓み)に対する耐性、寸法安定性などを増強し得る。グリーン強度は、製造中、まだ湿っているボードの強度を指す。製造プロセスの厳格さにより、十分なグリーン強度がないと、ボードの前駆体が製造ラインで損傷する可能性がある。
【0091】
例えば、トリメタリン酸ナトリウム、トリメタリン酸カリウム、トリメタリン酸リチウム、およびトリメタリン酸アンモニウムを含むトリメタホスフェート化合物を使用することができる。トリメタリン酸ナトリウム(STMP)が好ましいが、他のホスフェートが好適である場合があり、例えば、テトラメタリン酸ナトリウム、約6~約27の反復ホスフェート単位を有し、分子式Nan+2PnO3n+1(式中、n=6~27)を有するヘキサメタリン酸ナトリウム、分子式K4P2O7を有するピロリン酸四カリウム、分子式Na3K2P3O10を有するトリポリリン酸三ナトリウム二カリウム、分子式Na5P3O10を有するトリポリリン酸ナトリウム、分子式Na4P2O7を有するピロリン酸四ナトリウム、分子式Al(PO3)3を有するトリメタリン酸アルミニウム、分子式Na2H2P2O7を有する酸性ピロリン酸ナトリウム、1,000~3,000の反復ホスフェート単位を有し、分子式(NH4)n+2PnO3n+1(式中、n=1,000~3,000)を有するポリリン酸アンモニウム、または2以上の反復リン酸単位を有し、分子式Hn+2PnO3n+1(式中、nは2以上である)を有するポリリン酸が挙げられる。
【0092】
ポリホスフェートは、含まれる場合、任意の好適な量で存在し得る。説明のために、いくつかの実施形態では、ポリホスフェートは、例えば、スタッコの約0.1%~約1%、例えば、約0.2%~約0.4重量%、スタッコの約0%~約0.5%、例えば、約0%~約0.2重量%の量でスラリー中に存在し得る。したがって、分散剤およびポリホスフェートは、任意選択的に、スタッコスラリー中に任意の好適な量であり得る。
【0093】
必要に応じて、いくつかの実施形態では、耐火性および/または耐水性のための成分を、任意選択的に石膏スラリーに含むこともできる。例は、例えば、シロキサン(耐水性)、繊維、アルミニウムトリハイドライト(ATH)、水酸化マグネシウムなどのヒートシンク添加剤、および/または高膨張粒子(例えば、1560°Fで約1時間加熱した場合、元の体積の約300%以上まで膨張可能)を含む。そのような添加剤に関するさらなる開示は、米国特許第8,323,785号に見出され得る。高膨張バーミキュライトが含まれる場合があるが、他の耐火性材料を含むことができる。存在する場合、耐火性または耐水性の添加剤を、例えば、火災等級および同様の性能パラメータに応じて、必要に応じてあらゆる好適な量で含むことができる。例えば、含まれる場合、耐火性または耐水性添加剤は、スタッコの約0.5重量%~約10重量%、例えば、約1重量%~約10重量%、約1重量%~約8重量%、約2重量%~約10重量%、約2重量%~約8重量%などの量で個々に存在することができる。含まれる場合、シロキサンは、望ましくは、エマルジョンの形態で導入される場合がある。次いで、スラリーが、高架橋シリコーン樹脂を形成するために、シロキサンの重合を促進する条件下で成形および乾燥され得る。シロキサンの重合を促進して、高架橋シリコーン樹脂を形成する触媒が、石膏スラリーに添加され得る。無溶媒のメチル水素シロキサン流体をシロキサンとして使用することができる。この製品は、水または溶媒を含まないシロキサン流体である。乾燥原料の重量に基づき、必要であれば約0.3%~約1.0%のシロキサンが使用される場合があると考えられる。例えば、必要であれば、乾燥スタッコ重量に基づいて、約0.4%~約0.8%のシロキサンが石膏スラリー中に存在する場合がある。耐火性および/または耐水性のために、これらの成分のいずれか1つ以上が存在しない場合もある。例えば、シロキサンが存在しない場合がある。
【0094】
そのような耐火性の実施形態では、粘土がスタッコスラリーに含まれることが好ましい。高レベルの塩化物により調製された耐火性ボードに粘土が存在すると、火災時の熱収縮が大幅に減少すると考えられている。任意の好適な粘土、例えば、カオリン粘土を使用することができる。いくつかの実施形態では、粘土は、スタッコの約1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粘土は、スタッコの約1重量%~約5重量%の量で存在することができる。
【0095】
ボードコアは、所望の総複合ボード密度、例えば、約16pcf(約260kg/m3)~約40pcf、例えば、約18pcf~約40pcf、18pcf~約38pcf、18pcf~約36pcf、18pcf~約32pcf、20pcf~約40pcf、20pcf~約36pcf、20pcf~約32pcf、22pcf~約40pcf、22pcf~約36pcf、22pcf~約32pcf、26pcf~約40pcf、26pcf~約36pcf、または26pcf~約32pcfのコア密度に寄与するのに有用な任意の好適な密度を有することができる。いくつかの実施形態では、ボードコアは、さらにより低い密度、例えば、約30pcf以下、約29pcf(約460kg/m3)以下、約28pcf以下、約27pcf(約430kg/m3)以下、約26pcf以下などを有する。例えば、いくつかの実施形態では、コア密度は、約12pcf(約190kg/m3)~約30pcf、約14pcf(約220kg/m3)~約30pcf、16pcf~約30pcf、16pcf~約28pcf、16pcf~約26pcf、16pcf~約22pcf(約350kg/m3)、18pcf~約30pcf、18pcf~約28pcf、18pcf~約26pcf、18pcf~約24pcf、20pcf~約30pcf、20pcf~約28pcf、20pcf~約26pcf、20pcf~約24pcf、22pcf~約28pcfなどである。
【0096】
いくつかの実施形態では、本開示に従って作製された複合ボードは、ASTM規格C473-10に従った試験プロトコルを満たす。例えば、いくつかの実施形態では、ボードが1/2インチの厚さで鋳造されたとき、乾燥ボードは、ASTM C473-10(方法B)に従って決定される場合、少なくとも約67lbf(ポンド力)、例えば、少なくとも約68lbf、少なくとも約70lbf、少なくとも約72lbf、少なくとも約74lbf、少なくとも約75lbf、少なくとも約76lbf、少なくとも約77lbfなどの釘引き抜き抵抗を有する。様々な実施形態では、釘引き抜き抵抗は、約67lbf~約100lbf、約67lbf~約95lbf、約67lbf~約90lbf、約67lbf~約85lbf、約67lbf~約80lbf、約67lbf~約75lbf、約68lbf~約100lbf、約68lbf~約95lbf、約68lbf~約90lbf、約68lbf~約85lbf、約68lbf~約80lbf、約70lbf~約100lbf、約70lbf~約95lbf、約70lbf~約90lbf、約70lbf~約85lbf、約70lbf~約80lbf、約72lbf~約100lbf、約72lbf~約95lbf、約72lbf~約90lbf、約72lbf~約85lbf、約72lbf~約80lbf、約72lbf~約77lbf、約72lbf~約75lbf、約75lbf~約100lbf、約75lbf~約95lbf、約75lbf~約90lbf、約75lbf~約85lbf、約75lbf~約80lbf、約75lbf~約77lbf、約77lbf~約100lbf、約77lbf~約95lbf、約77lbf~約90lbf、約77lbf~約85lbf、または約77lbf~約80lbfであり得る。
【0097】
いくつかの実施形態では、複合石膏ボードは、ASTM C473-10、方法Bに従って決定されるように、少なくとも約11lbf、例えば、少なくとも約12lbf、少なくとも約13lbf、少なくとも約14lbf、少なくとも約15lbf、少なくとも約16lbf、少なくとも約17lbf、少なくとも約18lbf、少なくとも約19lbf、少なくとも約20lbf、少なくとも約21lbf、または少なくとも約22lbfの平均コア硬度を有することができる。いくつかの実施形態では、ボードは、約11lbf~約25lbf、例えば、約11lbf~約22lbf、約11lbf~約21lbf、約11lbf~約20lbf、約11lbf~約19lbf、約11lbf~約18lbf、約11lbf~約17lbf、約11lbf~約16lbf、約11lbf~約15lbf、約11lbf~約14lbf、約11lbf~約13lbf、約11lbf~約12lbf、約12lbf~約25lbf、約12lbf~約22lbf、約12lbf~約21lbf、約12lbf~約20lbf、約12lbf~約19lbf、約12lbf~約18lbf、約12lbf~約17lbf、約12lbf~約16lbf、約12lbf~約15lbf、約12lbf~約14lbf、約12lbf~約13lbf、約13lbf~約25lbf、約13lbf~約22lbf、約13lbf~約21lbf、約13lbf~約20lbf、約13lbf~約19lbf、約13lbf~約18lbf、約13lbf~約17lbf、約13lbf~約16lbf、約13lbf~約15lbf、約13lbf~約14lbf、約14lbf~約25lbf、約14lbf~約22lbf、約14lbf~約21lbf、約14lbf~約20lbf、約14lbf~約19lbf、約14lbf~約18lbf、約14lbf~約17lbf、約14lbf~約16lbf、約14lbf~約15lbf、約15lbf~約25lbf、約15lbf~約22lbf、約15lbf~約21lbf、約15lbf~約20lbf、約15lbf~約19lbf、約15lbf~約18lbf、約15lbf~約17lbf、約15lbf~約16lbf、約16lbf~約25lbf、約16lbf~約22lbf、約16lbf~約21lbf、約16lbf~約20lbf、約16lbf~約19lbf、約16lbf~約18lbf、約16lbf~約17lbf、約17lbf~約25lbf、約17lbf~約22lbf、約17lbf~約21lbf、約17lbf~約20lbf、約17lbf~約19lbf、約17lbf~約18lbf、約18lbf~約25lbf、約18lbf~約22lbf、約18lbf~約21lbf、約18lbf~約20lbf、約18lbf~約19lbf、約19lbf~約25lbf、約19lbf~約22lbf、約19lbf~約21lbf、約19lbf~約20lbf、約21lbf~約25lbf、約21lbf~約22lbf、または約22lbf~約25lbfのコア硬度を有することができる。
【0098】
曲げ強度に関して、いくつかの実施形態では、1/2インチの厚さのボードに鋳造する場合、乾燥ボードは、ASTM規格C473-10に従って決定されるように、機械方向に少なくとも約36lbf(例えば、少なくとも約38lbf、少なくとも約40lbfなど)、および/または幅方向に少なくとも約107lbf(例えば、少なくとも約110lbf、少なくとも約112lbfなど)の曲げ強度を有する。様々な実施形態では、ボードは、約36lbf~約60lbf、例えば、約36lbf~約55lbf、約36lbf~約50lbf、約36lbf~約45lbf、約36lbf~約40lbf、約36lbf~約38lbf、約38lbf~約60lbf、約38lbf~約55lbf、約38lbf~約50lbf、約38lbf~約45lbf、約38lbf~約40lbf、約40lbf~約60lbf、約40lbf~約55lbf、約40lbf~約50lbf、または約40lbf~約45lbfの機械方向の曲げ強度を有することができる。様々な実施形態では、ボードは、約107lbf~約130lbf、例えば、約107lbf~約125lbf、約107lbf~約120lbf、約107lbf~約115lbf、約107lbf~約112lbf、約107lbf~約110lbf、約110lbf~約130lbf、約110lbf~約125lbf、約110lbf~約120lbf、約110lbf~約115lbf、約110lbf~約112lbf、約112lbf~約130lbf、約112lbf~約125lbf、約112lbf~約120lbf、または約112lbf~約115lbfの幅方向の曲げ強度を有することができる。
【0099】
有利なことに、本明細書に記載の様々なボード密度での様々な実施形態では、乾燥複合石膏ボードは、少なくとも約170psi(1,170kPa)、例えば、約170psi~約1,000psi(6,900kPa)、約170psi~約900psi(6,200kPa)、約170psi~約800psi(5,500kPa)、約170psi~約700psi(4,800kPa)、約170psi~約600psi(4,100kPa)、約170psi~約500psi(3,450kPa)、約170psi~約450psi(3,100kPa)、約170psi~約400psi(2,760kPa)、約170psi~約350psi(2,410kPa)、約170psi~約300psi(2,070kPa)、または約170psi~約250psi(1,720kPa)の圧縮強度を有することができる。いくつかの実施形態では、ボードは、少なくとも約450psi(3,100kPa)、少なくとも約500psi(3,450kPa)、少なくとも約550psi(3,800kPa)、少なくとも約600psi(4,100kPa)、少なくとも約650psi(4,500kPa)、少なくとも約700psi(4,800kPa)、少なくとも約750psi(5,200kPa)、少なくとも約800psi(5,500kPa)、少なくとも約850psi(5,850kPa)、少なくとも約900psi(6,200kPa)、少なくとも約950psi(6,550kPa)、または少なくとも約1,000psi(6,900kPa)の圧縮強度を有する。さらに、いくつかの実施形態では、圧縮強度は、前述の点のうちの任意の2つによって制限され得る。例えば、圧縮強度は、約450psi~約1,000psiの間(例えば、約500psi~約900psiの間、約600psi~約800psiの間など)であり得る。本明細書で使用される場合、圧縮強度は、Applied Test Systems(Butler,PA)のATSマシンモデル1610として市販されている材料試験システムを使用して測定される。荷重は、1インチ/分の速度で衝撃を与えることなく継続的に加えられる。
【0100】
本発明の実施形態に係る石膏ボードは、典型的な石膏壁板製造ラインで作製され得る。例えば、ボード製造技術は、例えば、米国特許第7,364,676号、米国特許出願公開第2010/0247937号、および米国特許出願第16/581,070号に記載されている。簡潔には、プロセスは、典型的には、カバーシートを移動コンベヤ上に放出することを伴う。石膏ボードは通常「裏向き」に形成されるため、このカバーシートは、そのような実施形態では、「表」カバーシートである。当該技術分野で既知であるような表および/または裏スキムコートを、必要に応じて含めることができる。
【0101】
いくつかの実施形態では、一方または両方のスキムコート層は、ボードコアの平均乾燥コア硬度よりも少なくとも約1.5倍大きい平均乾燥コア硬度を有し、平均コア硬度は、ASTM C-473-07に従って測定され、例えば、少なくとも約2倍大きい、2.5倍大きい、3倍大きい、3.5倍大きい、4倍大きい、4.5倍大きいなどであり、これらの範囲の各々は、例えば、8、7、6、5、4、3、または2などの任意の数学的に適切な上限を有することができる。
【0102】
ボードコアを形成するための、およびスキムコート層を形成するためのスラリーは、任意の好適な方法で形成され得る。例えば、1つのミキサーを使用して両方のスラリー流を開発することもできる。ミキサーは、例えば、必要に応じて「ピンミキサー」または「ピンなしミキサー」の形態とすることができ、この中で原材料は攪拌される。代替的に、2つ以上の別々のミキサーを使用することもできる。複数のミキサーは直列にすることも、接続しないこともできる。ミキサーの例は、欧州特許第1637302(B1)号、欧州特許第2929996(B1)号、欧州特許出願第3342571(A1)号、および米国特許出願第2017/0008192(A1)号に記載されている。効率のために必要に応じて、スキムコート層に適用される必要のあるスラリーの量がボードコアを形成するために適用されるスラリーの量よりも少ないため、スキムコート層用に使用されるミキサーは、いくつかの実施形態では、より少ない混合容積容量を有することができる。「メイン」ミキサー(すなわち、ボードコアスラリー形成用)は、本体と、排出導管とを備える(例えば、当該技術分野において既知のゲート-キャニスター-ブートの配列、または米国特許第6,494,609号および同第6,874,930号に記載の修正された出口設計(MOD)の配列)。発泡剤および/またはコアデンプンは、ミキサーの排出導管内(例えば、米国特許第5,683,635号および同第6,494,609号に記載されているようにゲート内)に添加され得る。
【0103】
スキムコートデンプンが使用される実施形態では、2つのミキサーシステムにおいて、適切なデンプンを各ミキサー中で調節することができる。単一のミキサーが使用される場合、任意の好適な配置を使用することができる。例えば、スキムコート流は、ミキサーの本体のポートおよび出口、すなわち、排出導管の上流を通って出ることができる。スキムコート出口は、1つ以上の入口を備えており、スキムコートデンプンおよびミキサーの排出導管を出るボードコアスラリーとは異なる他の任意の所望の成分の導入を可能にする。発泡剤が排出導管内に挿入される場合、発泡剤の量は、発泡剤が添加される場所の上流で除去されるため、スキムコート流において減少または回避され、それにより、必要に応じてスキムコート層の密度を増加させることを可能にする。発泡剤がスキムコート流に存在する場合、それは当該技術分野で既知の技術によって打ち消すことができる。好ましい実施形態では、裏スキムコート層は、スキムコート流から形成される。必要に応じて、表スキムコート層もまた、スキムコート流から形成することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、表スキムコート層は、排出導管を出るスラリー流から形成することができ、この流れは、ボードコアを形成するためにも使用される。ボードコアに対する表スキムコート層の密度を増加させるために、必要に応じて、その中の任意の泡を打ち消すことができる。
【0104】
いくつかの実施形態では、排出導管は、例えば、米国特許出願公開第2012/0168527(A1)号(出願第13/341,016号)および米国特許出願公開第2012/0170403(A1)号(出願第13/341,209号)に記載されるものなど、単一の供給口または複数の供給口のいずれかを有するスラリー分配器を含み得ることが理解されよう。それらの実施形態では、複数供給口を有するスラリー分配器を使用することにより、排出導管は、米国特許出願公開第2012/0170403(A1)号に記載のものなど、好適な分流器を含み得る。
【0105】
当該技術分野で理解されるように、ボードは、通常は同時にかつ連続的にサンドイッチ構造で形成される。表カバーシートは、移動コンベヤ上で連続リボンとして移動する。ミキサーから排出された後、表スキムコート層のスラリーが(例えば、移動する)表カバーシートに適用される。また、当該技術分野において既知のハードエッジが、必要に応じて、例えば、便宜上、スキムコート層(例えば、表および/または裏スキムコート層)を形成する同じスラリー流から形成され得る。
【0106】
次いで、ボードコアスラリーが、スキムコート層上に適用され、第2のカバーシート(典型的には「裏」カバーシート)によりカバーされて、最終製品のボード前駆体であるサンドイッチ構造の形態の湿潤アセンブリを形成する。裏(底部)カバーシートは、裏紙とボードコアとの間の結合を強化するために、本明細書に記載されるようなスキムコートデンプンを任意選択的に含有することができる、裏スキムコート層を支持することができる。裏スキムコート層は、表スキムコート層の場合と同じまたは異なる石膏スラリーから形成できる。いくつかの実施形態では、スキムコート層は、ボードの裏側に、すなわち、底部(裏)カバーシートに結合関係で適用されるが、コアと頂部カバーシートとの間にスキムコート層は適用されない。
【0107】
裏カバーシートが石膏スラリーと接触する前に、裏カバーシート(裏紙フェイサーシート)が穿孔される場合がある。裏カバーシートは、孔がすでに存在する状態で製造業者から調達/取得される場合があるか、または裏カバーシートを石膏スラリーと接触させる直前に孔が導入される場合がある。そのため、孔は、凝結前にボードコア層または石膏スラリー内へ延びることはない。例えば、複数の孔は、米国特許出願公開第2018/0065336号に記載されたような、好適な壁板穿孔装置を使用して導入される場合がある。しかしながら、あらゆる好適な壁板穿孔装置が使用される場合があることを認識されたい。
【0108】
いくつかの実施形態では、デンプン層は、少なくとも1つのカバーシート上、特に裏カバーシート上に存在し、それへの接着を増大させる。デンプン層は、前側紙カバーシートおよび裏カバーシートのうちの少なくとも1つの内面にプレコートされる場合がある。代替例では、方法は、前側紙カバーシートおよび裏カバーシートのうちの少なくとも1つの内面にデンプン層を適用することをさらに含む場合がある。デンプンは、上で定義されたように、連続的なデンプン層として内面に適用される場合がある。より具体的には、デンプンは、約0.5~15lbs/MSF、好ましくは約0.5~5lbs/MSF、より好ましくは約1lbs/MSF~約2lbs/MSFの量で、前側紙カバーシートおよび/または裏紙カバーシートの内面に適用される場合がある。裏紙カバーシートまたは前側紙カバーシートのいずれかにデンプン層を適用するための好適な方法は、例えば、噴霧、塗装、インクジェット印刷、ステンシル、ステンシル印刷、ローラーコーティング、ディップコーティング(浸漬)などを含む場合がある。
【0109】
いくつかの実施形態では、表紙(ボードマシンのウェットエンドで裏向きになっている)は、紙の端を、裏紙(ボードマシンのウェットエンドで上向き)に合わせるようにボードの端で折りたたんで折り重ねて、ボードエンベロープを形成することができるため、最終的なボード製品の幅よりわずかに広くなるように製造され得る。例えば、公称48インチ幅のボードの場合、表紙は、約50インチ以上の幅を有することができる(例えば、約50~約52インチ、例えば、約50.375インチ)。それに対応して、いくつかの実施形態では、裏紙は、ボードの幅よりも狭くなるように製造され得る。したがって、公称48インチ幅のボードの場合、裏紙は、約48インチ未満の幅を有することができる(例えば、約46.5インチ~約47.5インチ、例えば、約47.125インチ)。
【0110】
これにより提供された湿潤アセンブリは、生成物が所望の厚さにサイズ決定される(例えば、形成プレートを介して)形成ステーション、およびそれが所望の長さに切断される1つ以上のナイフ区分に運ばれる。湿潤アセンブリは、硬化石膏のインターロッキング結晶マトリックスを形成するために硬化することを可能にし、余分な水は、乾燥プロセスを使用して除去される(例えば、窯を通してアセンブリを輸送することにより)。
【0111】
また、堆積したスラリーから大きい間隙または空気ポケットを取り除くために、石膏ボードの製造において振動を使用することが一般的である。上記の工程の各々、ならびにそのような工程を実施するためのプロセスおよび装置は、当該技術分野で既知である。
【0112】
スタッコスラリー中に高濃度の塩不純物が存在すると、乾燥プロセスが複雑になる可能性があることが分かっている。本明細書に記述されているように、ボード前駆体のリボンが大幅に硬化した後、それはセグメントに切断され、窯内で乾燥される。窯には通常、1つ以上の水分センサが備えられており、これらは、プログラマブルロジックコントローラと連通しており、水分読み取り値(例えば、水分のパーセンテージ)を生成する。次に、水分値は、例えば、プログラマブルロジックコントローラを介して自動で、またはボードラインオペレータによって手動で窯内の加熱の程度を調整するために使用される。しかしながら、スタッコ中の塩不純物濃度が高いと、センサが、通常では真の水分値よりも高い誤った水分読み取り値を生成する可能性があることが分かっている。これにより、(例えば、過剰な時間および/または窯内の温度によって)ボードを過度に加熱する可能性がある。
【0113】
ボードを過度に乾燥させると、割れなどのボード品質の問題が発生する可能性があり、ボードの主要石膏層と一方または両方のカバーシートとの間の結合不良をさらに悪化させる可能性がある。ボードを加熱しすぎると、硬化石膏の一部が望ましくないほど焼成して、一方または両方のカバーシートに隣接する硫酸カルシウム半水和物を再形成する場合があり、カバーシートが主要石膏層から分離する可能性がある。したがって、塩不純物の存在下でカバーシートと石膏層との間の良好な結合を達成することは困難であるが、過剰な水を除去するときにボードを過度に加熱することは、この困難を悪化させる。
【0114】
いくつかの実施形態では、スタッコスラリー中の塩不純物の存在を補償および調整するために、追加の水分センサが窯の上流および/または下流に提供される。センサは、プログラマブルロジックコントローラ(多くの場合、当該技術分野においてPLCと称される)と連通している。2つの上流センサ間の水分値および/または2つの下流センサ間の水分値を相関させて、読み取り値のセットのいずれかまたは両方の間にデルタがあるかどうかを決定することができる。デルタが見つかった場合、窯の内部の加熱は、過度の乾燥を避けるために、手動またはコントローラによって自動で調整することができる。したがって、本発明のいくつかの実施形態による乾燥プロセスは、窯内センサの水分読み取り値を妨害するような、ボード前駆体に高い塩含有量が存在するかどうかを決定することを可能にし、また、乾燥の調整を可能にして、塩含有量によって生じた任意のエラーを補正する。
【0115】
例えば、
図7は、好適な配置の一実施形態を概略的に説明している。製造ライン700は、ラインのウェットエンドにおいてミキサー705を含有する。ボードコアおよびスキムコート層のスタッコスラリーがそれぞれカバーシートの間に置かれて、ボード前駆体の連続リボンを形成した後、リボンはコンベヤ710上でラインを下方へと移動し、例えば、ナイフでセグメントに切断される。
【0116】
窯715は、例えば、中にバーナなどの1つ以上の熱源を備えた、所望の数の乾燥ゾーンを含有する。2つの乾燥ゾーン720および725が
図7に表されている。しかしながら、代替的に窯715は、1つのゾーン、または必要に応じて3つ以上のゾーン(例えば、必要に応じて最大24~36以上のゾーン)を含有することができる。各ゾーンは、必要に応じて、所望の加熱環境に個別に調節することができる。窯715は、両方ともゾーン725内に位置された2つの窯内水分センサ730および735を含有する。窯内水分センサ730および735は、窯715内の厳しい加熱環境に耐えることができるように選択される。例えば、窯内水分センサ730および735は、窯715内の加熱環境を扱うのに十分な耐久性があるが、石膏層を作製するために使用されるスタッコスラリー中に高塩濃度が存在する場合に、誤った水分読み取り値の影響を受けやすい高周波センサの形態であり得る。
【0117】
上流高周波水分センサ740、および(高周波センサと比較して)高塩濃度による影響を受けにくい上流センサ745は、切断されたリボンが窯715内に入る直前に水分含有量を測定するように配置されている。下流高周波水分センサ750、および高塩濃度による影響を受けにくい下流センサ755は、窯715を通過した直後に切断されたリボンの水分含有量を測定するように、任意選択的に設けられ配置されている。各センサ730、735、740、745、750、および755は、必要に応じて既知のメモリハードウェアを備えることができるプログラマブルロジックコントローラ760と連通している。信号は、コントローラ760とセンサ730、735、740、745、750、および755との間で前後に送信することができる。コントローラ760はまた、例えば、乾燥プロセスのための熱を調整するために、窯内の様々な制御を用いて調整を行うために使用される。
【0118】
本発明者らは、窯内高周波水分センサ730および735が、スタッコに関連する塩不純物含有量によって影響を受ける可能性があり、その結果、不正確な水分読み取り値が生成される可能性があることを見出した。例えば、センサ730および735は、実際に存在するよりも多くの水分を不正確に識別し得、それにより、過度の乾燥、および製造プロセスで生じたボードの品質の低下、ならびに不十分な、欠陥のある、または不合格なボードの発生率の増加に繋がる。窯内高周波センサ730および735からの誤った水分読み取り値を調整するために、上流センサ740および745ならびに/または下流センサ750および755は、コントローラ760とともに動作して、窯715内の加熱の調製を行うように配置される。
【0119】
上流高周波センサ740はまた、存在する場合、スタッコに関連する高塩分含有量による影響を受ける可能性があるが、他の上流センサは、塩による影響を受けにくいように選択される。したがって、上流センサ740および745によって生成されたそれぞれの水分読み取り値を、例えば、手動で、またはコントローラ760によって相関させて、それらの間に任意のデルタ(差)があるかどうかを決定することができる。値が、いずれの不一致もなく相関される場合、これはボード内の塩不純物の含有量が無視できることを示しており、調整は必要とされない。この場合、窯715内の加熱は、窯内センサ730および735によって生成された水分のそのままの値を使用して進めることができる。
【0120】
しかしながら、上流センサ740および745によって生成された水分値の間にデルタがある場合、それは、塩不純物が存在することを示し、高周波センサ740によって生成された水分値は損なわれる可能性があり、その結果、窯内高周波センサ730および735は、不正確になる。補償するために、コントローラ760は、センサ730および735によって生成された水分値をバイアスするために使用することができ、その結果、コントローラ760と連通する加熱制御レジームを補正の加熱パラメータに調整し、不適切な乾燥(例えば、過度の乾燥)を回避することができる。
【0121】
同様に、下流センサ750および755によって生成された水分読み取り値も相関させる。それぞれの温度読み取り値の間に不一致がない場合、調整は必要とされない。しかし、水分読み取り値の間に差があり、それによって高塩分含有量による水分値の破損を示している場合、コントローラ760と連通している加熱レジームの調整を行うことができる。これに関して、窯715は、窯715の1つ以上のゾーンの内部温度を調整するように変更することができる空気流制御装置765およびバーナ出力770を有する。バーナ出力770は、例えば、0~100のスケールを使用し、ここで、100は最大バーナ出力であり、0はオフを示す。出力770は、バーナを駆動して、燃料および燃焼用空気を変更して、熱を増加または低減させる。
【0122】
例えば、下流センサ750および755によって生成された水分読み取り値にデルタがある場合、コントローラ760またはヒューマンラインオペレータは、窯からより多くの熱い空気を抽出して、それによって乾燥温度を下げ、および/または温度設定点を下げて窯715内の熱を低減させることができる。したがって、存在する場合、下流センサ750および755の両方が、水分読み取り値をコントローラ760に送信し、コントローラ760は、差があるかどうかを計算することができる。必要に応じて、コントローラ760は、それに応じて水分設定点を変更することができる。水分設定点の変更は、空気抽出またはバーナ出力のいずれかを変更して、窯715内の温度を変更することができる。これらの計算および調整は、いくつかの実施形態では手動で行うこともできる。
【0123】
高周波水分センサは、誘電読み取り値を作成することができる。そのようなセンサは、窯715内の温度に耐えるように作製することができる。好適な高周波センサは、例えば、Sensortech Systems、Oxnard,CAから市販されている。高塩分含有量(例えば、スタッコに関連する)による影響を受けにくいセンサは、マイクロ波またはX線技術などの形態であることができる。これらのタイプのセンサは、窯内の加熱環境の過酷さに耐えることができない可能性がある。塩含有量による影響を受けにくい好ましいセンサは、マイクロ波センサである。特定の理論に拘束されることを望まないが、マイクロ波に基づくセンサは水分子の振動を測定し、高レベルの塩の存在によって破損されにくいと考えられている。マイクロ波に基づくセンサは、例えば、TEWS、Hamburg,Germanyから市販されている。
【0124】
本発明は、以下の例示的な条項によってさらに説明される。しかしながら、本発明は以下の条項に限定されるものではない。
【0125】
条項1.本明細書に記載の、石膏ボード、石膏ボードを作製する方法、ボードを乾燥させる方法、またはボードを乾燥させるためのシステム。
【0126】
条項2.硬化石膏を含むボードコア層;外面および内面を有する前側紙カバーシートであって、内面がボードコア層の第1の面に接触する、前側紙カバーシート;ならびに外面および内面を有する裏紙カバーシートであって、内面がボードコア層の第2の面に接触する、裏紙カバーシートを含む石膏ボードであって、ボードコア層が、前側紙カバーシートと裏紙カバーシートとの間に配置され、裏有孔紙カバーシートが、貫通した複数の孔を含み、ボードコア層が、第1のカバーシートと第2のカバーシートとの間に水およびスタッコを含む水性スラリーの硬化から生じ、スタッコが、硫酸カルシウム半水和物を含み、水性スラリーが、乾燥ベースにて当該硫酸カルシウム半水和物の少なくとも60重量パーセント、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約500ppm~約3000ppmの塩化物アニオン、および水対硫酸カルシウム半水和物の重量比が0.2:1~1.2:1の水を含む、石膏ボード。
【0127】
条項3.前側カバーシートが前側紙カバーシートであり、裏カバーシートが裏紙カバーシートである、条項2に記載の石膏ボード。
【0128】
条項4.複数の孔が、パターンで配置されている、条項2または3に記載の石膏ボード。
【0129】
条項5.複数の穿孔が、実質的に円形の形状を有する、条項2~4のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0130】
条項6.各孔が、約0.005インチ~約0.1インチのサイズの範囲の開口部を規定する、条項2~5のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0131】
条項7.各孔が、約0.01インチ~約0.02インチのサイズの範囲の開口部を規定する、条項2~6のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0132】
条項8.裏カバーシートが、約5孔/in2~約50孔/in2の範囲の孔被覆密度を有する、条項2~7のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0133】
条項9.裏カバーシートが、約12孔/in2~約25孔/in2の範囲の孔被覆密度を有する、条項2~8のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0134】
条項10.ボードコア層が、低密度領域および少なくとも1つの高密度領域を含み、少なくとも1つの高密度領域が、低密度領域と、前側カバーシートまたは裏カバーシートとの間の層として挿入されている、条項2~9のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0135】
条項11.低密度領域が、前側カバーシートに接触する第1の層として配置された第1の高密度領域と、裏カバーシートに接触する第2の層として配置された第2の高密度領域との間に挟まれている、条項10に記載の石膏ボード。
【0136】
条項12.低密度領域が、発泡石膏スラリーから形成されており、中に複数の空隙を含む、条項10に記載の石膏ボード。
【0137】
条項13.硬化石膏が、1つ以上の塩化物塩を含む合成石膏から形成されており、当該塩化物塩が、当該塩化物アニオンのうちの少なくとも一部を提供する、条項2~12のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0138】
条項14.水性スラリーが、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約1000ppm~約3000ppmの当該塩化物アニオンを有する、条項13に記載の石膏ボード。
【0139】
条項15.硬化石膏を含むボードコア層、外面および内面を有する前側紙カバーシートであって、内面がボードコアの第1の面に接触する、前側紙カバーシート;ならびに外面および内面を有する裏紙カバーシートであって、内面がボードコアの第2の面に接触する、裏紙カバーシートを含む石膏ボードであって、前側紙カバーシートおよび裏紙カバーシートのうちの少なくとも1つの内面が、デンプン層によってコーティングされており、コア層が、第1のカバーシートと第2のカバーシートとの間にあり、コア層が、前側紙カバーシートと裏カバーシートとの間に、水およびスタッコの混合物を含む水性スラリーの硬化から生じ、スタッコが、硫酸カルシウム半水和物を含み、水性スラリーが、乾燥ベースにて少なくとも60重量パーセントの当該硫酸カルシウム半水和物、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約500ppm~約3000ppmの塩化物アニオン、および水対硫酸カルシウム半水和物の重量比が0.2:1~1.2:1の当該水を含む、石膏ボード。
【0140】
条項16.デンプン層が、前側紙カバーシートおよび裏カバーシートのうちの少なくとも1つの内面全体上の連続的なデンプン層である、条項15に記載の石膏ボード。
【0141】
条項17.デンプン層が、未調理デンプンを含む、条項15または16に記載の石膏ボード。
【0142】
条項18.デンプン層が未調理デンプンと調理済みデンプンとの混合物を含む、条項15~17のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0143】
条項19.水性スラリーが、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約1000ppm~約3000ppmの塩化物アニオンを含む、条項15~18のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0144】
条項20.デンプン層が、裏カバーシートの内面にコーティングされている、条項15~19のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0145】
条項21.デンプン層が、前側紙カバーシートの内面および裏カバーシートの内面にコーティングされている、条項15~20のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0146】
条項22.前側紙カバーシートが前側紙カバーシートであり、裏紙カバーシートが裏紙カバーシートである、条項15~21のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0147】
条項23.ボードコアが、低密度領域および少なくとも1つの高密度領域を含み、少なくとも1つの高密度領域が、低密度領域と、前側紙カバーシートまたは裏カバーシートとの間の層として挿入されている、条項15~22のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0148】
条項24.低密度領域が、前側紙カバーシートまたはその上にコーティングされたデンプン層に接触する第1の層として配置された第1の高密度領域と、裏紙カバーシートまたはその上にコーティングされたデンプン層に接触する第2の層として配置された第2の高密度領域との間に挟まれている、条項23に記載の石膏ボード。
【0149】
条項25.低密度領域が、発泡石膏スラリーから形成されており、中に複数の空隙を含む、条項23に記載の石膏ボード。
【0150】
条項26.デンプン層が、約0.5lb/MSF~約15lbs/MSFの量で内面にコーティングされている、条項15~25のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0151】
条項27.硬化石膏が、1つ以上の塩化物塩を含む合成石膏から形成されている、条項15~26のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0152】
条項28.(a)水、および高塩不純物含有量を含有するスタッコを含む第1のスラリーから形成された硬化石膏を含むボードコアであって、コアが、第1および第2のコア面を規定する、ボードコア、(b)第1および第2のスキムコート面を規定するスキムコート層であって、スキムコートが、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、スキムコートが、第1のコア面に対して結合関係で配置されている、スキムコート層、(c)裏カバーシートであって、スキムコート層の第1の面が裏カバーシートに面しており、スキムコート層の第2の面が、ボードコアに面している、裏カバーシートを含み、スキムコートデンプンが、ボードコアと裏カバーシートとの間の結合を強化する、複合石膏ボード。
【0153】
条項29.ボードが、ボードコアの第2の面が表カバーシートに面している、表カバーシートをさらに含む、条項28に記載の複合石膏ボード。
【0154】
条項30.ボードが、第1および第2の面を規定する第2のスキムコート層であって、第2のスキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、第2のスキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、第2のスキムコート層の第2の面が、第2のカバーシートに面している、第2のスキムコート層をさらに含み、スキムコートデンプンが、ボードコアと表カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項29に記載の複合石膏ボード。
【0155】
条項31.第1および/または第2のスキムコート層が、約0.125インチ(1/8インチ)~約0.016インチ(1/64インチ)、例えば、約0.08インチ(1/12インチ)~約0.03インチ(1/32インチ)の乾燥厚さを有する、条項28~30のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0156】
条項32.スキムコートデンプンが、第2および/または第3のスラリーにおいて、スタッコの約0.3重量%~約8.0重量%、例えば、スタッコの約1.0重量%~約4.0重量%の量で存在する、条項28~31のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0157】
条項33.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項28~32のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0158】
条項34.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項28~33のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0159】
条項35.第1のスラリーが、アルファ化デンプンおよび/または約6,000ダルトン以下の分子量を有する移動性デンプンを含むコアデンプンを含む、条項28~34のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0160】
条項36.スキムコートデンプンが、(i)熱水粘度アッセイ(HWVA法)による約20BU~約300BUの熱水粘度、ならびに/または(ii)15%の固形分のデンプン濃度の水を含むスラリー中にデンプンを置き、デンプンが3℃/分の速度で25℃から95℃まで加熱され、スラリーが95℃で10分間保持され、デンプンが-3℃/分の速度で50℃に冷却される、75rpmおよび700cmgに設定されたViscograph-E機器を使用することによって粘度を測定した場合、約120BU~1000BUの中程度のピーク粘度を有する、未調理デンプンを含む、条項28~35のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0161】
条項37.スキムコートデンプンが、デンプンをVMA法による条件にさらしながら粘度を測定した場合、約20センチポアズ~約700(例えば、約20センチポアズ~約300センチポアズまたは約30センチポアズ~約200センチポアズ)の粘度を有する、アルファ化デンプンを含む、条項28~36のいずれか一項に記載の複合石膏ボード。
【0162】
条項38.表カバーシートと裏カバーシートとの間に配置された硬化石膏コアを含む石膏ボードであって、硬化石膏コアが、水、スタッコ、および高塩不純物含有量を含むスラリーから形成され、カバーシートの少なくとも1つが、高吸収紙である、石膏ボード。
【0163】
条項39.表カバーシートと硬化石膏コアとの間に配置された表スキムコートをさらに含む、条項38に記載の石膏ボード。
【0164】
条項40.裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に配置された裏スキムコートをさらに含む、条項38または39に記載の石膏ボード。
【0165】
条項41.裏カバーシートが、高吸収紙である、条項39または40に記載の石膏ボード。
【0166】
条項42.表および/または裏スキムコートが、約0.125インチ(1/8インチ)~約0.016インチ(1/64インチ)、例えば、約0.08インチ(1/12インチ)~約0.03インチ(1/32インチ)の乾燥厚さを有する、条項39~41のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0167】
条項43.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項39~42のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0168】
条項44.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項39~43のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0169】
条項45.高吸収紙が、コブ試験よる少なくとも約2.1g/100cm2の結合側面コブ値を有する、条項39~44のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0170】
条項46.高吸収紙が、コブ試験による約2.1g/100cm2~約3.1g/100cm2の結合側面コブ値を有する、条項39~45のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0171】
条項47.高吸収紙が、約35lb/MSF~約65lb/MSF、例えば、約38lb/MSF~約60lb/MSF、例えば、約42lb/MSF~約55lb/MSFの坪量を有する、条項39~46のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0172】
条項48.高吸収紙が、約10ミル~約15ミルのキャリパーを有する、条項39~47のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0173】
条項49.表カバーシートと裏カバーシートとの間に配置された硬化石膏コアを含む石膏ボードであって、硬化石膏コアが、水、スタッコ、および高塩不純物含有量を含むスラリーから形成され、ボードが、以下:(a)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが穿孔されている;(b)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが高吸収紙の形態である;(c)硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(d)(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、のうちの少なくとも1つを含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、石膏ボード。
【0174】
条項50.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項49に記載のボード。
【0175】
条項51.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項49または50に記載のボード。
【0176】
条項52.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ホウ酸を含有する、条項49~51のいずれか一項に記載のボード。
【0177】
条項53.ホウ酸が、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量である、条項52に記載のボード。
【0178】
条項54.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~53のいずれか一項に記載のボード。
【0179】
条項55.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~54のいずれか一項に記載のボード。
【0180】
条項56.ポリホスフェートが、トリメタリン酸ナトリウムである、条項55に記載のボード。
【0181】
条項57.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~56のいずれか一項に記載のボード。
【0182】
条項58.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および高吸収紙の形態の裏カバーシートを含む、条項49~57のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0183】
条項59.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項49~58のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0184】
条項60.ボードが、裏カバーシートにおける孔;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0185】
条項61.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0186】
条項62.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0187】
条項63.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0188】
条項64.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0189】
条項65.ボードが、裏カバーシートにおける孔;裏カバーシートが吸収紙の形態であり;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0190】
条項66.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0191】
条項67.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0192】
条項68.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0193】
条項69.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0194】
条項70.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0195】
条項71.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0196】
条項72.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0197】
条項73.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0198】
条項74.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0199】
条項75.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0200】
条項76.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0201】
条項77.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0202】
条項78.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0203】
条項79.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0204】
条項80.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0205】
条項81.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0206】
条項82.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0207】
条項83.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0208】
条項84.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0209】
条項85.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0210】
条項86.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0211】
条項87.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0212】
条項88.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0213】
条項89.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0214】
条項90.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0215】
条項91.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0216】
条項92.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0217】
条項93.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0218】
条項94.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0219】
条項95.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0220】
条項96.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0221】
条項97.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0222】
条項98.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0223】
条項99.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0224】
条項100.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0225】
条項101.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0226】
条項102.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0227】
条項103.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0228】
条項104.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0229】
条項105.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0230】
条項106.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0231】
条項107.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0232】
条項108.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0233】
条項109.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0234】
条項110.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0235】
条項111.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0236】
条項112.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0237】
条項113.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0238】
条項114.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0239】
条項115.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0240】
条項116.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0241】
条項117.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0242】
条項118.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0243】
条項119.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0244】
条項120.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0245】
条項121.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード
【0246】
条項122.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0247】
条項123.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0248】
条項124.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0249】
条項125.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0250】
条項126.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0251】
条項127.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0252】
条項128.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0253】
条項129.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0254】
条項130.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0255】
条項131.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0256】
条項132.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0257】
条項133.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0258】
条項134.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0259】
条項135.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0260】
条項136.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0261】
条項137.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0262】
条項138.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0263】
条項139.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0264】
条項140.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0265】
条項141.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0266】
条項142.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0267】
条項143.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0268】
条項144.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0269】
条項145.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0270】
条項146.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0271】
条項147.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0272】
条項148.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~597のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0273】
条項149.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0274】
条項50.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0275】
条項152.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0276】
条項152.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0277】
条項153.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0278】
条項154.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0279】
条項155.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0280】
条項156.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0281】
条項157.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0282】
条項158.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0283】
条項159.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0284】
条項160.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0285】
条項161.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0286】
条項162.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0287】
条項163.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0288】
条項164.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0289】
条項165.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0290】
条項166.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0291】
条項167.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0292】
条項168.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0293】
条項169.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0294】
条項170.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0295】
条項171.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0296】
条項172.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0297】
条項173.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0298】
条項174.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0299】
条項175.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0300】
条項176.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0301】
条項177.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0302】
条項178.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0303】
条項179.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0304】
条項180.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0305】
条項181.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0306】
条項182.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0307】
条項183.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0308】
条項184.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0309】
条項185.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0310】
条項186.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0311】
条項187.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0312】
条項188.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0313】
条項189.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0314】
条項190.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0315】
条項191.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0316】
条項192.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0317】
条項193.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0318】
条項194.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0319】
条項195.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0320】
条項196.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0321】
条項197.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0322】
条項198.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0323】
条項199.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0324】
条項200.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0325】
条項201.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0326】
条項202.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0327】
条項203.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0328】
条項204.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0329】
条項205.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0330】
条項206.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0331】
条項207.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0332】
条項208.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0333】
条項209.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0334】
条項210.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0335】
条項211.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0336】
条項212.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0337】
条項213.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0338】
条項214.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0339】
条項215.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0340】
条項216.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0341】
条項217.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0342】
条項218.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0343】
条項219.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0344】
条項220.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0345】
条項221.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0346】
条項222.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0347】
条項223.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0348】
条項224.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0349】
条項225.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0350】
条項226.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0351】
条項227.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0352】
条項228.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0353】
条項229.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0354】
条項230.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0355】
条項231.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0356】
条項232.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0357】
条項233.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0358】
条項234.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0359】
条項235.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0360】
条項236.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0361】
条項237.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0362】
条項238.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0363】
条項239.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0364】
条項240.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0365】
条項241.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0366】
条項242.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0367】
条項243.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0368】
条項244.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0369】
条項245.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0370】
条項246.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0371】
条項247.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0372】
条項248.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0373】
条項249.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0374】
条項250.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0375】
条項251.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0376】
条項252.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0377】
条項253.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0378】
条項254.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0379】
条項255.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0380】
条項256.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0381】
条項257.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0382】
条項258.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0383】
条項259.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0384】
条項260.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0385】
条項261.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0386】
条項262.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0387】
条項263.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0388】
条項264.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0389】
条項265.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0390】
条項266.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0391】
条項267.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0392】
条項268.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0393】
条項269.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0394】
条項270.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0395】
条項271.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0396】
条項272.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0397】
条項273.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0398】
条項274.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0399】
条項275.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0400】
条項276.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0401】
条項277.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0402】
条項278.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項49~59のいずれか一項に記載の石膏ボード。
【0403】
条項279.石膏ボードを作製する方法であって、水およびスタッコの混合物を含む水性スラリーであって、スタッコが、硫酸カルシウム半水和物を含み、乾燥ベースにて少なくとも60重量パーセントの当該硫酸カルシウム半水和物、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約500ppm~約3000ppmの塩化物アニオン、および水対硫酸カルシウム半水和物の重量比が0.2:1~1.2:1の水の混合物を含む、水性スラリーを調製することと、前側カバーシートと裏カバーシートとの間の水性スラリーであって、各カバーシートが内面および外面を有し、裏カバーシートが、貫通した複数の孔を含み、前側カバーシートおよび裏カバーシートの内面に接触する、水性スラリーを配置することと、硫酸カルシウム半水和物を硬化して、硫酸カルシウム二水和物を含むボードコア層を含むパネルを形成することと、パネルを乾燥させることと、パネルを1つ以上の所定の寸法を有する石膏ボードに切断することと、を含む、方法。
【0404】
条項280.壁板穿孔装置によって裏カバーシートに複数の孔を導入することをさらに含む、条項279に記載の方法。
【0405】
条項281.裏カバーシートが水性スラリーと接触する前に、複数の孔が、裏カバーシートに存在する、条項279または280に記載の方法。
【0406】
条項282.裏紙カバーシート用の紙がローラーから供給され、裏カバーシートが水性スラリーと接触する前に、裏カバーシートに複数の孔が存在する、条項279~281のいずれか一項に記載の方法。
【0407】
条項283.水性スラリーの少なくとも一部は、前側カバーシートと裏カバーシートとの間に配置されている間、発泡状態にある、条項279~282のいずれか一項に記載の方法。
【0408】
条項284.硫酸カルシウム半水和物が、1つ以上の塩化物塩を含む合成石膏を含み、当該1つ以上の塩化物塩が、当該塩化物アニオンの少なくとも一部を提供する、条項279~283のいずれか一項に記載の方法。
【0409】
条項285.石膏ボードを作製する方法であって、水およびスタッコの混合物を含む水性スラリーであって、スタッコが、硫酸カルシウム半水和物を含み、乾燥ベースにて少なくとも60重量パーセントの当該硫酸カルシウム半水和物、1,000,000重量部(pbw)の当該硫酸カルシウム半水和物当たり約500ppm~約3000ppmの塩化物アニオン、および水対硫酸カルシウム半水和物の重量比が0.2:1~1.2:1の水の混合物を含む、水性スラリーを調製することと、前側紙カバーシートと裏カバーシートとの間の水性スラリーであって、各カバーシートが内面および外面を有し、前側紙カバーシートおよび裏紙カバーシートのうちの少なくとも1つの内面が、デンプン層によりコーティングされており、デンプン層と接触する、水性スラリーを配置することと、硫酸カルシウム半水和物を硬化して、硫酸カルシウム二水和物を含む石膏コアを含むパネルを形成することと、パネルを乾燥させることと、パネルを1つ以上の所定の寸法を有する石膏ボードに切断することと、を含む、方法。
【0410】
条項286.前側紙カバーシートおよび裏紙カバーシートのうちの少なくとも1つの内面に、内面全体を覆う連続的なデンプン層として、デンプン層を適用することをさらに含む、条項285に記載の方法。
【0411】
条項287.前側紙カバーシートおよび裏紙カバーシートのうちの少なくとも1つの内面に、内面全体を覆う連続的なデンプン層として、デンプン層を適用することをさらに含み、裏紙カバーシートが孔を有する、条項285または286に記載の方法。
【0412】
条項288.石膏スラリーの少なくとも一部が、前側紙カバーシートと裏カバーシートとの間に配置されている間、発泡状態にある、条項285~287のいずれか一項に記載の方法。
【0413】
条項289.石膏スラリーの第1の部分が、前側紙カバーシートまたはその上のデンプン層と接触する層形態の第1の高密度領域として未発泡状態で配置され、石膏スラリーの第2の部分が、第1の高密度領域と接触する低密度領域として発泡状態で配置される、条項285~288のいずれか一項に記載の方法。
【0414】
条項290.硫酸カルシウム半水和物が、1つ以上の塩化物塩を含む合成石膏を含む、条項285~289のいずれか一項に記載の方法。
【0415】
条項291.複合石膏ボードを作製する方法であって、(a)少なくとも水、および高塩不純物含有量を含有するスタッコを混合して、コアスラリーを形成することと、(b)少なくとも水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを混合して、表スキムコートスラリーを形成することと、(c)表スキムコートスラリーを表カバーシートに対して結合関係で配置して、スラリー表面およびカバーシート表面を有する表複合体を形成することと、(d)コアスラリーを表複合体に対して結合関係で配置して、コア複合体を形成することであって、コアスラリーが第1および第2の面を有するボードコアを形成し、第1の面が表複合体のスラリー表面に面している、形成することと、(e)水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを混合して、裏スキムコートスラリーを形成することであって、表および裏スキムコートスラリーが同じまたは異なっていてもよい、形成することと、(f)裏スキムスラリーを裏カバーシートに対して結合関係で配置して、スラリー表面およびカバーシート表面を有する裏複合体を形成することと、(g)裏複合体をコア複合体に対して結合関係で配置して、ボード前駆体を形成することであって、裏複合体のスラリー表面がコアの第2の面に面している、形成することと、(h)ボード前駆体を乾燥させてボードを形成することと、を含み、スキムコートデンプンが、ボードコアと裏カバーシートとの間、および任意選択的にボードコアと第1のカバーシートとの間の結合を強化する、方法。
【0416】
条項292.コアデンプンが、スタッコの約0.5重量%~約1.5重量%の量のアルファ化デンプンであり、スキムコートデンプンが、スタッコの約1.5重量%~約5重量%の量の未調理デンプンである、条項291に記載の方法。
【0417】
条項293.第1および/または第2のスキムコート層が、約0.125インチ(1/8インチ)~約0.016インチ(1/64インチ)、例えば、約0.083インチ(1/12インチ)~約0.031インチ(1/32インチ)の乾燥厚さを有する、条項291または292に記載の方法。
【0418】
条項294.スキムコートデンプンが、第2および/または第3のスラリーにおいて、スタッコの約0.3重量%~約8.0重量%、例えば、スタッコの約1.0重量%~約4.0重量%の量で存在する、条項291~293のいずれか一項に記載の方法。
【0419】
条項295.第1のスラリーが、1,000,000重量部の当該硫酸カルシウム半水和物当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項291~294のいずれか一項に記載の方法。
【0420】
条項296.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩である、条項291~295のいずれか一項に記載の方法。
【0421】
条項297.コアデンプンが、アルファ化デンプンおよび/または約6,000ダルトン以下の分子量を有する移動性デンプンを含む、条項291~296のいずれか一項に記載の方法。
【0422】
条項298.スキムコートデンプンが、(i)熱水粘度アッセイ(HWVA法)による約20BU~約300BUの熱水粘度、ならびに/または(ii)15%の固形分のデンプン濃度の水を含むスラリー中にデンプンを置き、デンプンが3℃/分の速度で25℃から95℃まで加熱され、スラリーが95℃で10分間保持され、デンプンが-3℃/分の速度で50℃に冷却される、75rpmおよび700cmgに設定されたViscograph-E機器を使用することによって粘度を測定した場合、約120BU~1000BUの中程度のピーク粘度を有する、未調理デンプンを含む、条項291~297のいずれか一項に記載の方法。
【0423】
条項299.スキムコートデンプンが、デンプンをVMA法による条件にさらしながら粘度を測定した場合、約20センチポアズ~約700センチポアズ(例えば、約20センチポアズ~約300センチポアズまたは約30センチポアズ~約200センチポアズ)の粘度を有する、アルファ化デンプンを含む、条項291~298のいずれか一項に記載の方法。
【0424】
条項300.石膏ボードを作製する方法であって、(a)少なくとも水、および高塩不純物含有量を含有するスタッコを混合して、コアスラリーを形成することと、(b)コアスラリーを配置して、表カバーシートに結合関係でボードコアを形成することであって、ボードコアが、第1の面および第2の面を有し、第1の面が表カバーシートに面している、形成することと、(c)ボードコアの第2の面に結合関係で裏カバーシートを適用して、ボード前駆体を形成することであって、カバーシートのうちの少なくとも1つが高吸収紙である、形成することと、(d)ボード前駆体を乾燥させて、ボードを形成することと、を含む、方法。
【0425】
条項301.少なくともスタッコおよび水を含む第2のスラリーを表紙に適用して、表カバーシートとボードコアとの間に配置された表スキムコートを形成することをさらに含む、条項300に記載の方法。
【0426】
条項302.少なくともスタッコおよび水を含む第3のスラリーを裏紙に適用して、裏カバーシートとボードコアとの間に配置された裏スキムコートを形成することであって、第2および第3のスラリーが同じまたは異なっている、形成することをさらに含む、条項300または301に記載の方法。
【0427】
条項303.裏カバーシートが、高吸収紙である、条項300~302のいずれか一項に記載の方法。
【0428】
条項304.表および/または裏スキムコートが、約0.125インチ(1/8インチ)~約0.016インチ(1/64インチ)、例えば、約0.08インチ(1/12インチ)~約0.03インチ(1/32インチ)の乾燥厚さを有する、条項300~303のいずれか一項に記載の方法。
【0429】
条項305.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項300~304のいずれか一項に記載の方法。
【0430】
条項306.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項300~305のいずれか一項に記載の方法。
【0431】
条項307.高吸収紙が、コブ試験よる少なくとも約2.1g/100cm2の結合側面コブ値を有する、条項300~306のいずれか一項に記載の方法。
【0432】
条項308.高吸収紙が、コブ試験による約2.1g/100cm2~約3.1g/100cm2の結合側面コブ値を有する、条項300~307のいずれか一項に記載の方法。
【0433】
条項309.高吸収紙が、約40lb/MSF~約65lb/MSF、例えば、約42lb/MSF~約60lb/MSF、例えば、約45lb/MSF~約55lb/MSFの坪量を有する、条項300~308のいずれか一項に記載の方法。
【0434】
条項310.高吸収紙が、約10ミル~約15ミルのキャリパーを有する、条項300~309のいずれか一項に記載の方法。
【0435】
条項311.石膏ボードを作製する方法であって、(a)少なくとも水、および高塩不純物含有量を含有するスタッコを混合して、コアスラリーを形成することと、(b)少なくとも水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを混合して、表スキムコートスラリーを形成することと、(c)表スキムコートスラリーを表カバーシートに対して結合関係で配置して、スラリー表面およびカバーシート表面を有する表複合体を形成することと、(d)コアスラリーを表複合体に対して結合関係で配置して、コア複合体を形成することであって、コアスラリーが第1および第2の面を有するボードコアを形成し、第1の面が表複合体のスラリー表面に面している、形成することと、(e)水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを混合して、裏スキムコートスラリーを形成することであって、表および裏スキムコートスラリーが同じまたは異なっていてもよい、形成することと、(f)裏スキムスラリーを裏カバーシートに対して結合関係で配置して、スラリー表面およびカバーシート表面を有する裏複合体を形成することと、(g)裏複合体をコア複合体に対して結合関係で配置して、ボード前駆体を形成することであって、裏複合体のスラリー表面がコアの第2の面に面している、形成することと、(h)ボード前駆体を窯内で乾燥させて、ボードを形成することと、を含み、以下:(i)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートを穿孔することと;(j)カバーシートのうちの少なくとも1つ、好ましくは裏カバーシートが、高吸収紙の形態である;(k)硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に、デンプンを適用することと;(l)ボードコアと、表および/または裏カバーシートとの間の結合をそれぞれ強化するために、第2および/または第3のスラリーにスキムコートデンプンを含むことであって、スキムコートデンプンが、ボードコアと、表および/または裏カバーシートとの間の結合をそれぞれ強化する、含むことと;(m)乾燥が、少なくとも1つの窯内高周波水分センサであって、窯の外側のコントローラと連通している窯内水分センサを中に含有する窯を使用して、窯内水分読み取り値を生成し、(i)上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサであって、コントローラと連通している上流センサを使用して、窯の上流でボード内の水分含有量を測定して、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成することと、(ii)上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサからの水分読み取り値を相関させることと、(iii)第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正することと、をさらに含む、乾燥、のうちの少なくとも1つをさらに含む、方法。
【0436】
条項312.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項311に記載の方法。
【0437】
条項313.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項311または312に記載の方法。
【0438】
条項314.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ホウ酸を含有する、条項311~313のいずれか一項に記載の方法。
【0439】
条項315.ホウ酸が、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量である、条項311~314のいずれか一項に記載の方法。
【0440】
条項316.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~315のいずれか一項に記載の方法。
【0441】
条項317.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~316のいずれか一項に記載の方法。
【0442】
条項318.ポリホスフェートが、トリメタリン酸ナトリウムである、条項96に記載の方法。
【0443】
条項319.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~318のいずれか一項に記載の方法。
【0444】
条項320.乾燥が、(a)下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサであって、コントローラと連通している下流高周波センサおよびマイクロ波センサを使用して、窯の下流でボード内の水分含有量を測定して、第1の下流水分読み取り値を生成し、第2の上流水分読み取り値をバイアスするために使用することと、(b)下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサからの水分読み取り値を相関させることと、(c)バーナ出力および/または空気装置を調整して、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させることと、をさらに含む、条項311~319のいずれか一項に記載の方法。
【0445】
条項321.設定点が、窯内のバーナ出力/温度および/または空気流を制御する、条項320に記載の方法。
【0446】
条項322.高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくいセンサのうちの少なくとも1つが、マイクロ波センサである、条項311~321のいずれか一項に記載の方法。
【0447】
条項323.高周波センサのうちの少なくとも1つが、誘電センサである、条項311~322のいずれか一項に記載の方法。
【0448】
条項324.コントローラが、プログラマブルロジックコントローラである、条項311~323のいずれか一項に記載の方法。
【0449】
条項325.窯が、1つのゾーンを有する、条項311~324のいずれか一項に記載の方法。
【0450】
条項326.窯が、少なくとも2つのゾーンを有する、条項311~325のいずれか一項に記載の方法。
【0451】
条項327.窯が、少なくとも2つの窯内水分センサを含有する、条項311~326のいずれか一項に記載の方法。
【0452】
条項328.石膏ボードを作製する方法であって、(a)少なくとも水、スタッコ、および泡を混合し、第1のスラリーを形成することと、(b)表カバーシートと裏カバーシートとの間に第1のスラリーを配置して、ボード前駆体を形成することと、(c)ボード前駆体をボードに切断することと、(d)少なくとも1つの窯内高周波水分センサであって、窯の外側のコントローラと連通している窯内水分センサを中に含有する窯内でボードを乾燥させて、窯内水分読み取り値を生成することと、(e)上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサであって、コントローラと連通している上流センサを使用して、窯の上流でボード内の水分含有量を測定して、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成することと、(f)上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサからの水分読み取り値を相関させることと、(g)第1および第2の水分読み取り値の間にデルタが存在する場合に、窯内高周波水分センサをバイアスして、窯内水分読み取り値の任意のエラーを補正することと、を含む、方法。
【0453】
条項329.窯が、バーナ出力および/またはそれに関連する空気抽出を有し、方法が、(a)下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサであって、コントローラと連通している下流高周波センサおよびマイクロ波センサを使用して、窯の下流でボード内の水分含有量を測定して、第1の下流水分読み取り値および第2の下流水分読み取り値をそれぞれ生成することと、(b)下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサからの水分読み取り値を相関させることと、(c)バーナ出力および/または空気装置を調整して、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させることと、をさらに含む、条項328に記載の方法。
【0454】
条項330.設定点が、窯内のバーナ出力、温度、および/または空気流を制御する、条項329に記載の方法。
【0455】
条項331.高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくいセンサのうちの少なくとも1つが、マイクロ波センサである、条項328~330のいずれか一項に記載の方法。
【0456】
条項332.高周波センサのうちの少なくとも1つが、誘電読み取り値を作成する、条項328~331のいずれか一項に記載の方法。
【0457】
条項333.コントローラが、プログラマブルロジックコントローラである、条項328~332のいずれか一項に記載の方法。
【0458】
条項334.窯が、1つのゾーンを有する、条項328~333のいずれか一項に記載の方法。
【0459】
条項335.窯が、少なくとも2つのゾーンを有する、条項328~334のいずれか一項に記載の方法。
【0460】
条項336.窯が、少なくとも2つの窯内水分センサを含有する、条項328~335のいずれか一項に記載の方法。
【0461】
条項337.高塩不純物が、1,000,000重量部の当該スタッコ当たり少なくとも約150ppmの塩化物アニオンを含む、条項328~336のいずれか一項に記載の方法。
【0462】
条項338.塩不純物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、または塩化カルシウムなどの塩化物塩を含む、条項328~337のいずれか一項に記載の方法。
【0463】
条項339.少なくともスタッコおよび水を含む第2のスラリーを表紙に適用して、表カバーシートとボードコアとの間に配置された表スキムコートを形成することをさらに含む、条項328~338のいずれか一項に記載の方法。
【0464】
条項340.少なくともスタッコおよび水を含む第3のスラリーを裏紙に適用して、裏カバーシートとボードコアとの間に配置された裏スキムコートを形成することであって、第2および第3のスラリーが同じまたは異なっている、形成することをさらに含む、条項338または339に記載の方法。
【0465】
条項341.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ホウ酸を含有する、条項328~340のいずれか一項に記載の方法。
【0466】
条項342.ホウ酸が、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量である、条項341に記載の方法。
【0467】
条項343.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項328~342のいずれか一項に記載の方法。
【0468】
条項344.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および高吸収紙の形態の裏カバーシートを含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0469】
条項345.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0470】
条項346.ボードが、裏カバーシートにおける孔;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0471】
条項347.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0472】
条項348.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0473】
条項349.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0474】
条項350.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;および硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0475】
条項351.ボードが、裏カバーシートにおける孔;裏カバーシートが吸収紙の形態であり;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0476】
条項352.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0477】
条項353.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;ならびに(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよい、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0478】
条項354.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0479】
条項355.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0480】
条項356.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0481】
条項357.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0482】
条項358.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0483】
条項359.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0484】
条項360.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0485】
条項361.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0486】
条項362.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0487】
条項363.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0488】
条項364.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0489】
条項365.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0490】
条項366.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0491】
条項367.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0492】
条項368.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0493】
条項369.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0494】
条項370.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0495】
条項371.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0496】
条項372.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0497】
条項373.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0498】
条項374.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0499】
条項375.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0500】
条項376.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0501】
条項377.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0502】
条項378.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0503】
条項379.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0504】
条項380.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0505】
条項381.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0506】
条項382.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0507】
条項383.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0508】
条項384.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0509】
条項385.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0510】
条項386.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0511】
条項387.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0512】
条項388.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0513】
条項389.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0514】
条項390.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0515】
条項391.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0516】
条項392.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0517】
条項393.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0518】
条項394.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0519】
条項395.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0520】
条項396.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0521】
条項397.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0522】
条項398.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシート含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0523】
条項399.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0524】
条項400.ボードが、裏カバーシートにおける孔;高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0525】
条項401.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0526】
条項402.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0527】
条項403.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0528】
条項404.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0529】
条項405.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0530】
条項406.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0531】
条項407.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法
【0532】
条項408.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0533】
条項409.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0534】
条項410.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0535】
条項411.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0536】
条項412.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0537】
条項413.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0538】
条項414.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0539】
条項415.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0540】
条項416.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0541】
条項417.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0542】
条項418.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0543】
条項419.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0544】
条項420.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0545】
条項421.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0546】
条項422.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0547】
条項423.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0548】
条項424.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0549】
条項425.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0550】
条項426.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0551】
条項427.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0552】
条項428.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0553】
条項429.ボードが、裏カバーシートにおける孔;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0554】
条項430.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0555】
条項431.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0556】
条項432.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0557】
条項433.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0558】
条項434.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0559】
条項435.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0560】
条項436.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0561】
条項437.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0562】
条項438.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0563】
条項439.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0564】
条項440.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0565】
条項441.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0566】
条項442.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0567】
条項443.ボードが、裏カバーシートにおける孔;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0568】
条項444.ボードが、裏カバーシートにおける孔;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0569】
条項445.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0570】
条項446.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0571】
条項447.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0572】
条項448.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0573】
条項449.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0574】
条項450.ボードが、裏カバーシートにおける孔;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0575】
条項451.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0576】
条項452.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0577】
条項453.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0578】
条項454.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0579】
条項455.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0580】
条項456.ボードが、裏カバーシートにおける孔を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0581】
条項457.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0582】
条項458.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0583】
条項459.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0584】
条項460.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0585】
条項461.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0586】
条項462.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0587】
条項463.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0588】
条項464.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0589】
条項465.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0590】
条項466.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0591】
条項467.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0592】
条項468.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0593】
条項469.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0594】
条項470.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0595】
条項471.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0596】
条項472.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0597】
条項473.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0598】
条項474.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0599】
条項475.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0600】
条項476.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0601】
条項477.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0602】
条項478.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0603】
条項479.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0604】
条項480.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0605】
条項481.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0606】
条項482.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0607】
条項483.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0608】
条項484.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0609】
条項485.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0610】
条項486.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0611】
条項487.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0612】
条項488.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0613】
条項489.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0614】
条項490.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0615】
条項491.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0616】
条項492.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0617】
条項493.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0618】
条項494.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0619】
条項495.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0620】
条項496.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0621】
条項497.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0622】
条項498.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0623】
条項499.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0624】
条項500.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0625】
条項501.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0626】
条項502.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0627】
条項503.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0628】
条項504.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0629】
条項505.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0630】
条項506.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0631】
条項507.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0632】
条項508.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0633】
条項509.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0634】
条項510.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシート含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0635】
条項511.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0636】
条項512.ボードが、高吸収紙の形態の裏カバーシートを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0637】
条項513.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0638】
条項514.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0639】
条項515.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0640】
条項516.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0641】
条項517.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0642】
条項518.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0643】
条項519.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0644】
条項520.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0645】
条項521.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0646】
条項522.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0647】
条項523.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0648】
条項524.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0649】
条項525.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0650】
条項526.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;および例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0651】
条項527.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0652】
条項528.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0653】
条項529.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0654】
条項530.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0655】
条項531.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0656】
条項532.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプン;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0657】
条項533.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0658】
条項534.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0659】
条項535.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0660】
条項536.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0661】
条項537.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0662】
条項538.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0663】
条項539.ボードが、硬化石膏コアとカバーシートのうちの少なくとも1つとの間に、好ましくは少なくとも裏カバーシートと硬化石膏コアとの間に含まれているデンプンを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0664】
条項540.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含む、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0665】
条項541.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0666】
条項542.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0667】
条項543.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0668】
条項544.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0669】
条項545.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0670】
条項546.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0671】
条項547.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0672】
条項548.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0673】
条項549.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0674】
条項550.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0675】
条項551.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0676】
条項552.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0677】
条項553.ボードが、(i)第1および第2のスキムコート面を規定する裏スキムコート層であって、裏スキムコート層が、水、スタッコ、およびスキムコートデンプンを含む第2のスラリーから形成され、裏スキムコートの第1の面が、裏カバーシートに面しており、裏スキムコートの第2の面が、第1のコア面に面している、裏スキムコート層、ならびに(ii)第1および第2の面を規定する表スキムコート層であって、表スキムコート層が、水、スタッコ、および任意選択的に、スキムコートデンプンを含む第3のスラリーから形成され、表スキムコート層の第1の面が、ボードコアの第2の面に面しており、表スキムコート層の第2の面が、表カバーシートに面している、表スキムコート層、を含み、スキムコートデンプンが、コアと少なくとも裏カバーシートとの間の結合を強化し、第2および第3のスラリーが、同じまたは異なっていてもよく;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0678】
条項554.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0679】
条項555.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0680】
条項556.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0681】
条項557.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0682】
条項558.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0683】
条項559.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約0.01重量%~約0.5重量%、例えば、スタッコの約0.05重量%~約0.3重量%の量のホウ酸を含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項279~558のいずれか一項に記載の方法。
【0684】
条項560.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有する第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つを含み;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0685】
条項561.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0686】
条項562.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0687】
条項563.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、例えば、スタッコの約1重量%~約10重量%、例えば、スタッコの約1重量%~約5重量%の量の粘土、例えば、カオリン粘土を含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0688】
条項564.第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、ポリホスフェートを含有し;ならびに第1のスラリー、第2のスラリー、および/または第3のスラリーのうちの少なくとも1つが、遅延剤を含有する、条項311~343のいずれか一項に記載の方法。
【0689】
条項565.条項2~278のいずれか一項に記載の少なくとも1つの石膏ボードが取り付けられているフレーミングを含む壁システムであって、前側カバーシートの外面がフレーミングとは反対側を向いている、壁システム。
【0690】
条項566.ボードを乾燥させるためのシステムであって、(a)少なくとも1つの熱源および少なくとも1つの窯内高周波水分センサを中に含有する窯、(b)窯の外側のコントローラ、ならびに(c)上流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい上流センサであって、コントローラと連通している上流誘電センサおよびマイクロ波センサ、を含み、第1の上流水分読み取り値および第2の上流水分読み取り値をそれぞれ生成する、システム。
【0691】
条項567.窯に関連するバーナ出力および/または空気抽出装置であって、コントローラと連通しているバーナ出力および/または空気抽出装置をさらに含む、条項566に記載のシステム。
【0692】
条項568.(a)下流高周波水分センサ、および高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくい下流センサであって、コントローラと連通している下流高周波センサおよびマイクロ波センサをさらに含み、第1の下流水分読み取り値を生成し、第2の上流水分読み取り値をバイアスするために使用し、(b)バーナ出力および/または空気装置を、窯内の温度を調整して、中の加熱を低減させるために使用することができる、条項566または567に記載のシステム。
【0693】
条項569.高周波水分センサと比較してスラリー中の高塩濃度による影響を受けにくいセンサのうちの少なくとも1つが、マイクロ波センサである、条項566~568のいずれか一項に記載のシステム。
【0694】
条項570.高周波センサのうちの少なくとも1つが、水分誘電センサの誘電測定値を生成する、条項566~569のいずれか一項に記載のシステム。
【0695】
条項571.コントローラが、プログラマブルロジックコントローラである、条項566~570のいずれか一項に記載のシステム。
【0696】
条項572.窯が、1つのゾーンを有する、条項566~571のいずれか一項に記載のシステム。
【0697】
条項573.窯が、少なくとも2つのゾーンを有する、条項566~572のいずれか一項に記載のシステム。
【0698】
条項574.窯が、少なくとも2つの窯内水分センサを含有する、条項566~573のいずれか一項に記載のシステム。
【0699】
前述の条項は、例示的であり非制限的であることに留意されたい。他の例示的な組み合わせは、本明細書の記載全体から明らかである。様々な実施形態が、本明細書で提供される他の実施形態とともに様々な組み合わせで使用されてよいことも、当業者には理解されるであろう。
【0700】
以下の実施例は、本発明をさらに例示するが、当然のことながら、決してその範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0701】
実施例1
表1に明記されているように、高濃度の様々な塩を含む石膏コア(スラリー)配合物を調製した。塩化物アニオン(試料1A~1D)の供給源は、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化マグネシウム(MgCl
2)、または塩化カルシウム(CaCl
2)であった。試料番号1A~1Dの各々は、トリメタリン酸ナトリウム(TMP)も含有していた。他の塩の日射におけるTMPの効果を試験するために、試料1Eおよび1FはTMPのみを含有していた。
【表1】
【0702】
これらの実施例において試験された有孔紙シートの場合、隣接する孔の間の距離は1/4インチであった。孔の直径は約0.01~0.02インチであった。
【0703】
12インチ×12インチ×1/2インチのエンベロープを、前側カバーシートとしてのマニラ紙(48#/MSF)および裏カバーシートとしてのニュースライン紙(42lb/MSF)を使用することにより作製した。スラリー配合物(表1)をエンベロープ内に注ぐ前に、ニュースライン紙の半分(6インチ×12インチ)を、
図8に示したように壁板穿孔器を使用して穿孔した。隣接する孔の間の距離は1/4”であった。孔の直径は約0.01~0.02インチであった。
【0704】
スラリー配合物(表1)は、乾燥粉末を溶液に10秒間浸漬し、ホバートミキサーで10秒間混合し、続いて、得られた泡を8秒間注入し、さらに2秒間混合することによって調製した。このようにして得られたスラリーを各エンベロープに注いだ。スラリーが凝縮して硬化した後、紙テープを使用してエンベロープを密封した。密封されたボードを450°Fで20分間乾燥させた後、350°Fのオーブンに移した。350°Fで15分間乾燥させた後、ボードをさらに110°Fで一晩乾燥させた。
【0705】
裏カバーシートの孔の効果は、紙とコアとの結合を試験するために「X」切断法によって評価された。完成した壁板試料の裏紙にいくつかの「X」字型の切断を行い、少なくとも2つの「X」字型の切断を裏紙の有孔セクションに行い、少なくとも2つの「X」字型の切断を無孔セクションに行った(
図8)。「X」字型の切断のサイズは約2インチ×2インチであった。切断部の中心から紙をはく離した。裏紙の一方の側において石膏コアに残留する紙の量に対して、他方の側における量を評価することによって(すなわち、有孔セクション対無孔セクション)、試料を、互いに比較して定性的に評価した。石膏コアへの接着が良好な場合、紙の薄い層がコアに残る。対照的に、コアへの接着が不十分な場合、紙はコアからはく離され、コアのより多くの部分を露出させる。
【0706】
図9~13は、裏カバーシート内に孔を有する場合、および孔を有さない場合の、本発明の石膏ボード内の接着に対する様々な塩の効果を実証する写真を示す。
【0707】
図9~12はそれぞれ、試料ボード1A~1Dの写真を示す。
【0708】
図9は、NaClからの600ppmのCl
-を含有する、12インチ×12インチ×1/2インチの試料ボード1Aにおける穿孔の効果を示す。
【0709】
図10は、NaClからの800ppmのCl
-を含有する、12インチ×12インチ×1/2インチの試料ボード1Bにおける穿孔の効果を示す。
【0710】
図11は、CaCl
2からの800ppmのCl
-を含有する、12インチ×12インチ×1/2インチの試料ボード1Cにおける穿孔の効果を示す。
【0711】
図12は、MgCl
2からの800ppmのCl
-を含有する、12インチ×12インチ×1/2インチの試料ボード1Dにおける穿孔の効果を示す。
【0712】
図9~12は、試料ボード1A~1Dについて、無孔セクションと比較して、裏カバーシートの有孔セクションにおいてより少ない紙分離が生じたことを示す。より少ない紙分離を有することにより、有孔セクションにおいてより少ない石膏が露出した。したがって、改善されたボードコア層の接着は、試験されたすべての塩の各濃度において裏カバーシートの有孔セクションにおいて実現された。
【0713】
図13は、百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり30ppmのNaClからのCl
-を含有するスタッコから作製された石膏コアを有する12インチ×12インチ×1/2インチのボードに対する有孔および無孔の効果を示す。このスタッコは、従来の低塩化物塩スタッコを表している。
図13の実験試料ボード1Eは、孔を有するカバーシートを使用した。
図13の対照試料ボード1Fは、孔を有さないカバーシートを使用した。
【0714】
図13の実験試料ボード1Eおよび
図13の試料ボード1Fを比較すると、低塩化物が使用された場合、孔は、高塩化物試料の場合ほどは接着を改善しなかったことを示す。
【0715】
実施例2
表2に明記されているように、NaClまたはMgCl
2の形態の高塩化物濃度を有する石膏コア(スラリー)配合物を調製した。MgCl
2またはNaClに加えてデンプンを含有すると示された試料は、裏紙カバーシート上にデンプン層を備えるこれらの試料の試験を指す(以下の表3を参照)。したがって、試料1Aおよび2Bによって定義されたボードコアは、試料2Cおよび2Dと同様に、組成的に互いに同一である。すべての石膏コア配合物には、少量の調理済みトウモロコシデンプンが含まれていた。
【表2】
【0716】
12インチ×12インチ×1/2インチのエンベロープを、前側紙カバーシートとしてのマニラ紙(46ポンド/MSF)および裏カバーシートとしてのニュースライン紙(40ポンド/MSF)を使用することにより作製した。スラリー配合物(表2)をエンベロープ内に注ぐ前に、希釈デンプン溶液(表3)を、試料2Bおよび2Dに使用された裏紙カバーシートのコア側(内側)にブラシで塗った。
【表3】
【0717】
スラリー配合物(表2)は、乾燥粉末を溶液に10秒間浸漬し、ホバートミキサーで10秒間混合し、続いて、得られた泡を4.5秒間注入し、さらに2秒間混合することによって調製した。このようにして得られたスラリーを各エンベロープに注いだ。スラリーが凝縮して硬化した後、紙テープを使用してエンベロープを密封した。密封されたボードを450°Fで20分間乾燥させた後、350°Fのオーブンに移した。350°Fで15分間乾燥させた後、ボードをさらに110°Fで一晩乾燥させた。
【0718】
デンプン処理の効果は、紙とコアとの結合を試験するために「X」切断法によって評価された。完成した壁板試料の裏紙に、いくつかの「X」字型の切断を行った。「X」字型の切断のサイズは約2インチ×2インチであった。切断部の中心から紙をはく離した。はく離後に壁板の石膏コアに残留する紙の量を評価することにより、試料を互いに比較して定性的に評価した。石膏コアへの接着が良好な場合、紙の薄い層がコアに残る。対照的に、コアへの接着が不十分な場合、紙はコアからはく離され、コアのより多くの部分を露出させる。
【0719】
図14は、百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり1200ppmのMgCl
2からのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチのボードに対する希釈デンプン溶液の効果を示す写真を示す。対照試料ボード2Aは、その紙カバーシートとその石膏コアとの間にデンプン層を有していなかった。実験試料ボード2Bは、その紙カバーシートとその石膏コアとの間にデンプン層を有していた。
【0720】
図15は、百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり2100ppmのMgCl
2からのCl
-を含有する12インチ×12インチ×1/2インチのボードに対する希釈デンプン溶液の効果を示す写真を示す。対照試料ボード2Cは、その紙カバーシートとその石膏コアとの間にデンプン層を有していなかった。実験試料ボード2Dは、その紙カバーシートとその石膏コアとの間にデンプン層を有していた。
【0721】
図14の試料ボード2Aおよび2Bを互いに比較すると、デンプン層を有する実験試料ボード2Bは、デンプン層を有さない対照試料ボード2Aよりも、各「X」切断部で露出した石膏の面積が小さかった。これは、デンプン層が、1200ppmのCl
-アニオンを含む水性石膏スラリーから作製された石膏コア層に対する紙カバーシートの接着を著しく改善したことを示している。
【0722】
同様に、
図15の試料2Cおよび2Dを互いに比較すると、デンプン層を有する実験試料ボード2Eは、デンプン層を有さない対照試料ボード2Bよりも、各「X」切断部で露出した石膏の面積が小さかった。これは、デンプン層が、2100ppmのCl
-アニオンを含む水性石膏スラリーから作製された石膏コア層に対する紙カバーシートの接着を著しく改善したことを示している。
【0723】
図16は、百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり2000ppmのNaClからのCl
-を含有するスタッコから作製された石膏コアを有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する、上記の実施例に使用されたものと同じ未調理デンプンの希釈デンプン溶液の効果、および加えて、穿孔の効果を示す写真を示す。
図16は、対照試料ボード2Eを本発明の実験試料ボード2Fと比較した。対照ボード2Eは、孔を有さない裏紙カバーシートを有し、裏紙カバーシートと石膏コアとの間にデンプン層を有していなかった。本発明の実験試料ボード2Fは、有孔紙カバーシート、および裏紙カバーシートと石膏コアとの間にデンプン層を有していた。この有孔紙シートの場合、隣接する孔の間の距離は1/4インチであった。孔の直径は約0.01~0.02インチであった。
【0724】
塩化物アニオンが2000ppmの場合の
図16の試料ボード2Eおよび2Fを比較すると、デンプン層および孔処理を有する実験試料ボード2Fは、露出した石膏の面積がより小さかった。したがって、実験試料ボード2Fは、対照試料ボード2Eよりも良好な接着力を有していた。
【0725】
また、
図16の実験試料ボード2Fを、同じデンプン層を有するが孔を有さない
図15の実験試料ボード2Bと比較すると、孔は、さらに接着力を改善したことを示した。
【0726】
図17は、百万部の硫酸カルシウム半水和物当たり30ppmのNaClからのCl
-を含有するスタッコから作製された石膏コアを有する12インチ×12インチ×1/2インチの石膏ボードに対する、希釈デンプン溶液の使用効果を示す写真を示す。このスタッコは、従来の低塩化物塩スタッコを表している。希釈デンプン溶液は、
図16の試料ボードと同じであった。
図17は、裏紙カバーシートと石膏コアとの間にデンプン層を有さない、裏紙カバーシートを有する対照試料ボード2Gを示す。
図17はまた、裏紙カバーシートと石膏コアとの間にデンプン層を有する、実験試料ボード2Hを示す。
【0727】
塩化物アニオンが30ppmの場合の対照試料ボード2Gおよび実験試料ボード2Fを比較すると、対照ボード2Gの露出面積は、実験ボード2Fの露出面積と同様である。これは、低レベルの塩化物塩が存在していたこれらの試料では、デンプン層が紙とコアとの結合を大幅に改善しなかったことを示している。
【0728】
実施例3
この実施例は、高塩分含有量を含有するスタッコスラリーを使用して調製された石膏壁板のカバーシートと石膏層との間の結合に対する石膏層のデンプンの存在の効果を実証する。
【0729】
表3~6に記載されている配合に従って、12インチ×12インチの寸法を有する16個の石膏壁板試料を準備した。試料ボードの厚さは1/2インチであった。対照ボード(スタッコスラリーに高塩分含有量を有さない)を比較として使用した。高塩(塩化物)スタッコから準備したボードを、石膏層にデンプンを有する場合、および有さない場合の両方で試験した。塩化物アニオン(Cl-)の供給源は、表に示されているように、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化マグネシウム(MgC12)、および塩化カルシウム(CaC12)のうちの1つである。
【0730】
表中、「HRA」は耐熱性促進剤である。「アルファ化デンプン」は、冷水粘度が90センチポアズのアルファ化トウモロコシデンプンを指す。「未調理デンプン」は、180BUの熱水粘度を有する未調理の酸変性トウモロコシデンプンを指す。「移動性デンプン」は、ADMから市販されている小鎖デンプンのLC211を指す。別途記載のない限り、すべての量は、グラムである。
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【0731】
12インチ×12インチ×1/2インチのエンベロープを、表紙としてのマニラ紙(46lb/msf)および裏紙としてのニュースライン紙(40lb/msf)を使用することにより作製した。スラリーは、乾燥粉末を溶液に10秒間浸漬し、ホバートミキサーで10秒間混合し、続いて、泡を5.5秒間注入し、さらに2秒間混合することによって調製した。スラリーを、12インチ×12インチ×1/2インチのエンベロープ内に注いだ。スラリーが凝縮して硬化した後、紙テープを使用することによりエンベロープを密封した。密封されたボードを450°Fで15分間乾燥させた後、350°Fのオーブンに移した。350°Fで20分間乾燥させた後、ボードをさらに110°Fで16時間乾燥させた。
【0732】
乾燥させた12インチ×12インチ×1/2インチのボードを、6インチ×5インチ×1/2インチの小片の4つに切断した(5インチは生産ライン方向にある)。ボード試料の表面に、6インチのエッジのうちの1つから2.5インチかつ平行に8分の1インチの深さの直線筋を作製した。次に、ボードを75°Fで、50%相対湿度(RH)を用いて24時間コンディショニングした後、90°Fで、90%相対湿度(RH)を用いて室内に置いた。加湿結合を、以下の加湿ボード試験に従って、それぞれ3時間および16時間後に試験した。
【0733】
加湿されたボードは、ボードの裏側の紙を破ったり、またはストレスをかけたりすることなく筋に沿ってスナップされ、次にボード試料のより大きい方(2.5インチ×6インチ)の部分が回転し、表面を上にして下向きに押し込まれ、これによって、ボードの裏側の裏紙を押し込み、大きい方の部分から剥がそうとした。ボードの2つの部分が完全に離れるまで力を強めた。次に、大きい方の部分の裏面を調べて、コアから完全に引き離された裏紙の表面のパーセンテージを求めた(「破損率」と称される)。
【0734】
試料4A、4B、および4Cについて、湿潤結合を測定した。鋳造されたボードを450°Fで15分間乾燥させた後、ボードを6インチ×5インチ×1/2インチの小片の4つに切断した。6インチ×5インチx1/2インチの小片のうちの2つの湿潤結合を直ちに測定し、他の2つを350°Fで20分間、および110°Fで16時間さらに乾燥させた。
【0735】
表7は、試料3Aおよび3Bからの3時間の加湿結合を示す。
図18は、試験後の結合を示す画像である。
図18に見られるように、試料3Aおよび3Bは、紙のはく離が観察されない、良好な紙と石膏層との結合を示し、一方、試料3Bは、表7に示すように対照試料3A(13.1lbs)よりも高い加湿結合(18.6lbs)を有していた。
【表8】
【0736】
表8Aおよび8Bは、試料4A、4B、および4Cについて、湿潤結合および16時間の加湿結合の結果を記載している。
図19は、湿潤結合および16時間の加湿結合の試験後のボードを示す画像を含む。試料4Bは、高濃度の塩(2000ppmのCl)のために、不十分な湿潤結合および16時間の加湿結合を示した。試料4Cは、試料4Bと比較して、より高い湿潤結合および16時間の加湿結合を示し、未調理デンプンの添加が、紙と石膏層との間の結合を改善したことを示している。
図19に見られるように、試料4Aおよび4Cでは紙のはく離は観察されないが、50%の紙の破損が試料4Bにおいて見出される。
【表9】
【表10】
【0737】
表9は、試料5A、5B、5C、5D、および5Eからの3時間の加湿結合に対する異なるデンプン(未調理デンプン対移動性デンプン)の効果を示す。
図20は、3時間の加湿結合の試験後のボードを示す画像を含む。試料5Bは、高濃度の塩(600ppmのCl)によって、不十分な3時間の加湿結合を実証した。試料5C、5D、および5Eは、紙と石膏層との間の良好な結合を示し、未調理デンプンまたは移動性デンプンのいずれかの添加が、紙と石膏層との間の結合を改善できることを示している。
図20に見られるように、試料5A、5C、5Dおよび5Eからは紙のはく離は観察されないが、試料5Bでは不十分な紙のはく離が観察される。
【表11】
【0738】
表10は、試料6A、6B、6C、6D、6E、および6Fにおける3時間の加湿結合に対する異なる塩の効果を示す。
図21は、3時間の加湿結合の試験後の結合を示す画像を含む。試料6A、6C、および6Eは、異なる塩、NaCl、CaC1
2、およびMgC1
2の存在によって、不十分な3時間の加湿結合を示した。試料6B、6D、および6Fは、良好な結合を示し、未調理デンプンまたは移動性デンプンのいずれかの添加が、紙と石膏層との間の結合を大幅に改善したことを示している。
図21に見られるように、試料6B、6Dおよび6Fにデンプンを添加することにより、明らかな紙のはく離は観察されない。しかしながら、試料6A、6C、および6Dは、不十分な紙のはく離を示す。
【表12】
【0739】
様々な実施形態では、デンプンは、天然デンプン、アルファ化デンプン、または天然デンプンおよびアルファ化デンプンの組み合わせであることができる。いくつかの実施形態では、頂部スキムコート層、および/または底部スキムコート層にデンプンを添加することが好ましい。しかしながら、デンプンは、コアに添加することもできる。
【0740】
実施例4
この実施例は、高含有量の塩不純物を含むスタッコから調製された硬化石膏層を含む壁板のカバーシートとして高吸収紙を使用した場合の効果を実証する。高吸収紙は、高濃度の塩を含むスラリーから硬化石膏層が形成される場合に、紙と硬化石膏コアとの間の結合を強化する。
【0741】
特に、壁板製造生産ラインにおいて、厚さ1/2”のボード(7A~7C)を3つ準備した。これらのボードは、表11の配合に従って調製された硬化石膏層を、表カバーシートと裏カバーシートとの間に挟まれて含んだ。ボード7Aは、硬化石膏コアがいかなる高塩不純物も含まずに調製されたような対照ボードであった。ボード7Bおよび7Cのそれぞれの硬化石膏コアは、表11に列挙される配合に塩化ナトリウムと塩化マグネシウムとの混合物を添加することにより、600ppmの塩化物イオンを導入して調製した。表11の成分の量は、lb/MSFで示されている。
【表13】
【0742】
表11において、HRAは、耐熱性促進剤を指す。アルファ化デンプンは、冷水粘度が90センチポアズのアルファ化トウモロコシデンプンである。未調理デンプンは、180BUの熱水粘度を有する未調理の酸変性トウモロコシデンプンである。分散剤はナフタレンスルホン酸である。遅延剤は五ナトリウムジエチレントリアミンペンタアセテートである。STMPはトリメタリン酸ナトリウムを指す。泡は、GEO Specialty Chemicals(Ambler,PA)製の石鹸製品のHYONICライン(例えば、25AS)およびStepan Company(Northfield,Illinois)製のPolystep B25を使用して調製した。
【0743】
ボード7A~7Cの各々の表カバーシート(マニラ)は、50lbの坪量を有する紙であり、高吸収特性のない従来の(通常の)組成物とした。比較ボード7Aおよびボード7Bの裏カバーシート(ニュースライン)は、従来の組成の47lbの坪量を有する紙であり、ボード7Cの裏カバーシートは、47lbの坪量を有する高吸収紙であった。比較ボード7Aは、1307lb/MSFの重量を有し、ボード7Bおよび7Cは、1305lb/MSFの重量を有する。
【0744】
それぞれのボードの各カバーシートと硬化石膏層との間の結合への影響を決定するために、試験が実施された。ボードが製造ラインの窯から出た後、それらを5.5インチ×5.875インチの試料に切断した。各ボードの表面に、5.875インチのエッジのうちの1つから1.0インチかつ平行に8分の1インチの深さの直線筋を作製し、各ボードを75°F/50%相対湿度(「RH」)の室内で一晩コンディショニングした。次に、コンディショニングした試料を90°F/90%RHの室内に置いた。ボードの表側および裏側の両方に対して、90°F/90%RHの室内における、それぞれ3時間、16時間、および1週間後の加湿結合試験を実施した。加湿されたボードは、以下の加湿ボード試験に従って試験した。
【0745】
加湿されたボードは、ボードの裏側の紙を破ったり、またはストレスをかけたりすることなく筋に沿ってスナップされ、次にボード試料のより大きい方(4.5インチ×5.875インチ)の部分が回転し、表面を上にして下向きに押し込まれ、これによって、ボードの裏側の裏紙を押し込み、大きい方の部分から剥がそうとした。ボードの2つの部分が完全に離れるまで力を強めた。加湿結合荷重が高いほど、紙とコアとの間の結合が良好であることを示す。次に、大きい方の部分の裏面を調べて、コアから完全に引き離された裏紙の表面のパーセンテージを求めた(「破損率」と称される)。
【0746】
表12に示すように、3つの条件すべてのボードの表側は、同様の加湿結合荷重および、紙とコアとの間の結合の破損率0%を示した。
図22は、結合試験後の3つの条件すべての写真を示す。
図22に見られるように、紙とコアとの間の良好な結合が各条件で観察された。
【表14】
【0747】
しかしながら、表13に示すように、ボードの裏側からの加湿結合は、異なる結果を有した。
図23は、結合試験後の3つの条件すべての写真を示す。
図23に見られるように、コンディショニングしたボード7Bは、紙とコアとの間の不十分な結合を示したが、コンディショニングしたボード7Aおよび7Cは、紙とコアとの間の良好な結合を示した。塩を添加していない対照ボード7Aは、通常の裏紙と石膏コアとの間で高い加湿結合荷重および0%の破損率を有した。しかしながら、600ppmの塩化物を石膏スラリーに添加すると、ボード7Bは、通常のニュースライン裏紙と石膏コアとの間ではるかに低い加湿結合荷重および60%超の破損率を示した。
【表15】
【0748】
ボード7Bとは異なり、高吸収紙を裏紙として使用した場合、ボード7Bと同じスタッコスラリー配合から形成されたボード7Cは、紙とコアとの間の結合についてはるかに高い加湿結合荷重および0%の破損率を示した。これは、特に壁板に高濃度の塩が含まれている場合、高吸収紙が紙とコアとの結合を強化することを示している。
【0749】
実施例5
この実施例は、水分センサの読み取り値に対する高塩濃度の効果を実証する。
【0750】
1/2インチの壁板に類似する試料を、実験室環境にて準備した。試料は、表紙、裏紙、およびシート間に石膏スラリーを含有していた。高塩濃度の効果を評価するために、異なる量の塩化物を使用してスラリーを作製した。特に、4つの条件、すなわち、0PPMの塩化物、300PPMの塩化物、600PPMの塩化物、および900PPMの塩化物を表した。
【0751】
試料のすべてを110°Fのオーブンで恒量になるまで乾燥させた後、精密スケールを用いて秤量して絶乾重量を決定した。加えて、高周波に基づくハンドヘルドセンサおよびマイクロ波に基づくハンドヘルドセンサの両方を使用して、各試料の水分含有量を測定した。次に、すべての試料を75°F/50%相対湿度のチャンバー内で24時間コンディショニングし、同じ高周波およびマイクロ波に基づくセンサを使用して測定して、コンディショニング後の水分含有量を決定した。すべての試料を90°Fおよび90%相対湿度のチャンバー内で24時間コンディショニングし、同じ高周波およびマイクロ波に基づくセンサを使用して測定して、90/90でのコンディショニング後の水分含有量を決定した。
【0752】
図24Aおよび24Bは、高周波誘電に基づくセンサを使用すると、PPMの塩レベルが増加するにつれてエラーのレベルが増加することを示す。極端な900ppmレベルでは、実際の水分がおよそ3%のみである場合に、誘電読み取り値は、およそ8~11%の水分の範囲になる。マイクロ波に基づくセンサは影響を受けにくく、実際の水分読み取り値とほぼ同様である。わずか1%の水分差が、過度に乾燥したボードをもたらし、それにより、紙と石膏コアとの間の界面の結合が低減する可能性がある。
【0753】
本明細書に列挙される公開、特許出願、および特許を含むすべての参考文献は、各参考文献が参照により組み込まれることが個々にかつ具体的に示され、その全体が本明細書に記載されているのと同じ程度まで、参照により本明細書に組み込まれる。
【0754】
本発明を記載する文脈において(特に、以下の特許請求の範囲の文脈において)、「a」、および「an」、および「the」、および「少なくとも1つ」という用語、ならびに同様の指示語の使用は、本明細書で別途記載のない限り、または文脈が明らかに矛盾しない限り、単数および複数の両方を包含するよう解釈されるものである。1つ以上の項目のリストが後に続く「少なくとも1つ」という用語(例えば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」)の使用は、本明細書で別途記載のない限り、または文脈が明らかに矛盾しない限り、列挙された項目(AまたはB)から選択された1つの項目、または列挙された項目(AおよびB)のうちの2つ以上の任意の組み合わせを意味するよう解釈されるものである。「備えること」、「有すること」、「含むこと」、および「含有すること」という用語は、特に断りのない限り、非限定的な用語(すなわち、「含むがこれに限定されない」を意味する)と解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書において別段の指示がない限り、その範囲内にある各個別の値を個々に参照する簡単な方法として役立つことを単に意図し、各個別の値は、あたかも本明細書に個々に列挙されているかのように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書で別途記載のない限り、または文脈で明らかに矛盾しない限り、任意の好適な順序で実施され得る。本明細書に提供されるありとあらゆる例または例示的な用語(例えば、「など」)の使用は、単に本発明の理解をより容易にすることを意図し、特許請求の範囲に別途記載されない限り、本発明の範囲に制限を課さない。本明細書における用語は、特許請求されていない要素を本発明の実施にとって不可欠であるとして示すものと解釈されるべきではない。
【0755】
本発明を実施するための本発明者らに既知の最良の様式を含む、本発明の好ましい実施形態が、本明細書に記載される。それらの好ましい実施形態の変形は、上記の記載を読むことで当業者に明らかになり得る。本発明者らは、当業者がそのような変形を必要に応じて用いることを期待し、本発明者らは、本発明が、本明細書に具体的に記載されるものとは別の方法で実施されることを意図する。したがって、本発明は、適用される法律により許容される、本明細書に添付の特許請求の範囲において列挙される主題のすべての修正物および同等物を含む。さらに、すべての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせが、本明細書で別途記載のない限り、または文脈で明らかに矛盾しない限り、本発明により包含される。
【国際調査報告】