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特表2023-507945太陽電池パネルが装着可能なルーバー組立体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-28
(54)【発明の名称】太陽電池パネルが装着可能なルーバー組立体
(51)【国際特許分類】
   E06B 5/00 20060101AFI20230220BHJP
   H02S 30/10 20140101ALI20230220BHJP
   H02S 40/36 20140101ALI20230220BHJP
   E06B 7/084 20060101ALI20230220BHJP
【FI】
E06B5/00 A
H02S30/10
H02S40/36
E06B7/084
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022536837
(86)(22)【出願日】2020-12-16
(85)【翻訳文提出日】2022-06-15
(86)【国際出願番号】 KR2020018389
(87)【国際公開番号】W WO2021125760
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0168305
(32)【優先日】2019-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0174290
(32)【優先日】2020-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0174292
(32)【優先日】2020-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510244710
【氏名又は名称】エルエックス・ハウシス・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100122161
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 崇
(72)【発明者】
【氏名】チュル・ジュン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・テ・キム
【テーマコード(参考)】
2E036
2E239
5F151
5F251
【Fターム(参考)】
2E036JA01
2E036KA03
2E036LA06
2E036NA01
2E036NB01
2E036QB01
2E239AA01
5F151JA07
5F151JA09
5F251JA07
5F251JA09
(57)【要約】
本発明は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネル部、それぞれの端子部と電気的に連結されるための一対の第1電極端子とそれぞれの第1電極端子を囲むように太陽電池パネル部に装着された一対の第1キャップとを含む、複数個の太陽電池モジュール部;第1電極端子と電気的に連結されるための第2電極端子と第2電極端子とを収容し、第1キャップが装着されるように設けられた複数個の第2キャップ;複数個の第2キャップが、長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるよう設けられた内側フレームと内側フレームとを囲む外側フレームを含むフレーム部;内側フレームと外側フレームとの間に配置され、フレーム部内に複数個の太陽電池モジュール部が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部の第2電極端子を電気的に連結させるための一対の第3電極端子を含むコネクタ部を含む太陽電池ルーバー組立体を提供しようとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネル部、それぞれの端子部と電気的に連結されるための一対の第1電極端子およびそれぞれの第1電極端子を囲むように太陽電池パネル部に装着された一対の第1キャップを含む、複数個の太陽電池モジュール部;
第1電極端子と電気的に連結されるための第2電極端子を含む複数個の第2キャップ;
複数個の第2キャップが、長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられたフレーム部;
フレーム部内に複数個の太陽電池モジュール部が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部の第2電極端子を電気的に連結させるための一対の第3電極端子を含むコネクタ部を含む、太陽電池ルーバー組立体。
【請求項2】
第1キャップが第2キャップに装着される時、第2電極端子は第1電極端子と接触し、コネクタ部が第2キャップに装着される時、第3電極端子は第2電極端子と接触するように設けられた、請求項1に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項3】
第1および第2電極端子のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第1キャップが第2キャップに装着される時、第1および第2電極端子のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入される、請求項2に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項4】
第1電極端子は第2電極端子が挿入される空間を形成する複数個の第1電極ロッドを含み、少なくとも一つの第1電極ロッドは一回以上折り曲げられ、
第2電極端子は第1電極ロッドの折り曲げ部に接触したり、第1電極ロッドの折り曲げ部の間の空間に挿入されるように設けられた、請求項3に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項5】
第1電極端子は太陽電池パネルと電気的に連結される第1連結部およびバイパスダイオードと接触するための第2連結部を含む、請求項3に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項6】
複数個の第1電極ロッド、第1連結部および第2連結部は一体に形成された、請求項5に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項7】
第2および第3電極端子のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、コネクタ部が第2キャップに装着されるとき、第2および第3電極端子のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入される、請求項2に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項8】
第2電極端子は第3電極端子が挿入される空間を形成する複数個の第2電極ロッドを含み、少なくとも一つの第2電極ロッドは一回以上折り曲げられ、
第3電極端子は第2電極ロッドの折り曲げ部に接触したり、第2電極ロッドの折り曲げ部の間の空間に挿入されるように設けられた、請求項7に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項9】
フレーム部は、複数個の第2キャップが長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着される内側フレームおよび内側フレームを囲む外側フレームを含み、
第2キャップが内側フレームに装着された時、複数個の第2電極ロッドは少なくとも一部の領域が内側フレームと外側フレームの間の空間に露出するように設けられた、請求項8に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項10】
コネクタ部は、それぞれの第3電極端子を囲む連結部材;および連結部材と連結され、第3電極端子を外部に露出させるように第3電極端子の終端部側にそれぞれ位置し、第2キャップに装着されるように設けられた一対の装着部材を含む、請求項2に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項11】
第1電極端子および第2電極端子は、内側フレームの長さ方向に沿って挿入されるように設けられた、請求項3に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項12】
それぞれの第1キャップは、太陽電池パネル部と向き合う第1面および第1面の反対方向の第2面を有し、第1面には太陽電池パネルの少なくとも一部の領域が挿入される第1挿入溝部を有し、第2面には第2キャップと結束するように設けられた第1結束部を含み、
第1電極端子の第1および第2連結部は第1挿入溝部内に位置し、複数個の第1電極ロッドは第1結束部側に位置するように設けられた、請求項1に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項13】
それぞれの第2キャップは、第1キャップがスライド挿入されて装着されるように内側に所定の空間部を有する第1装着部および第1装着部の反対方向にコネクタ部が装着されるように設けられた第2装着部を有し、
第2電極端子は、複数個の第2電極ロッドから延長形成され、第1電極端子の第1電極ロッドと電気的に連結されるための第3連結部を有し、
第3連結部は第1装着部側から外部露出するように設けられ、複数個の第2電極ロッドは第2装着部側に位置するように設けられた、請求項1に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項14】
第3電極端子は第2電極端子の第2電極ロッドと電気的に連結される第4連結部および第4連結部から延長形成され、内側フレームの長さ方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部を電気的に連結するための第5連結部を有し、
第4連結部は第2装着部側に向かって外部に露出し、第5連結部は連結部材側に位置するように設けられた、請求項1に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項15】
両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネル部、それぞれの端子部と電気的に連結されるための一対の第1電極端子およびそれぞれの第1電極端子を囲むように太陽電池パネル部に装着された一対の第1キャップを含む、複数個の太陽電池モジュール部;
第1電極端子と電気的に連結されるための第2電極端子および第2電極端子の少なくとも一部の領域を囲む端子ハウジングを含む複数個の第2キャップ;
複数個の第2キャップが、長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられたフレーム部;
フレーム部内に複数個の太陽電池モジュール部が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部の第2電極端子を電気的に連結させるための一対の第3電極端子を含むコネクタ部を含み、
それぞれの第1電極端子は第1キャップ内部に分離可能に装着され、
それぞれの第2電極端子はインサート射出成形によって端子ハウジングと一体に形成されて第2キャップ内部に分離可能に装着される、太陽電池ルーバー組立体。
【請求項16】
第1キャップが第2キャップに装着された時、第2電極端子は第1電極端子と接触し、コネクタ部が第2キャップに装着された時、第3電極端子は第2電極端子と接触するように設けられた、請求項15に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項17】
第1および第2電極端子のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第1キャップが第2キャップに装着される時、第1および第2電極端子のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入される、請求項16に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項18】
第2および第3電極端子のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、コネクタ部が第2キャップに装着される時、第2および第3電極端子のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入される、請求項16に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項19】
それぞれの第1キャップは、太陽電池パネル部に装着される第1装着部および第1装着部の反対方向に第2キャップと装着される第2装着部を有し、
太陽電池パネル部は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネルおよび太陽電池パネルが装着されるブレードフレームを含み、
第1装着部は太陽電池パネルの少なくとも一部の領域が挿入される第1挿入溝部を有し、
第1挿入溝部は、第1電極端子が分離可能に挿入されて固定されるように設けられた第1端子固定部および第1端子固定部と第2装着部を連通して連結するように設けられた第1端子挿入部を有する、請求項15に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項20】
それぞれの第1キャップは、第1挿入溝部に分離可能に挿入されて第1挿入溝部の少なくとも一部の領域を遮蔽し、太陽電池パネルの一端部を囲んでシーリングするように設けられた第1ガスケットをさらに含む、請求項19に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項21】
第1電極端子は、第1端子固定部に挿入されて固定された状態で、
第1電極端子の少なくとも一部の領域は第1装着部から外部に露出するように位置し、第1電極端子の残りの一部の領域は第1端子挿入部を通じて第2装着部の内側空間に位置するように設けられた、請求項19に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項22】
それぞれの第2キャップは、第1キャップがスライド挿入されて装着されるように内側に所定の空間部を有する第3装着部および第3装着部の反対方向にコネクタ部が装着されるように設けられた第4装着部を有し、
第3装着部は、端子ハウジングと一体に成形された第2電極端子が分離可能に挿入されて固定されるように設けられた第2端子固定部を有し、
第4装着部は、第3装着部と連通し、第2端子固定部に固定された第2電極端子の少なくとも一部の領域が内側に位置するように設けられた回動部材を有する、請求項15に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項23】
第2電極端子は、第2端子固定部に挿入されて固定された状態で、
第2電極端子の少なくとも一部の領域は外部に露出するように位置し、第2電極端子の残りの一部の領域は回動部材内側空間に露出するように位置するように設けられた、請求項22に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項24】
コネクタ部は、それぞれの第3電極端子を囲み、第2キャップに装着されるように設けられた一対の装着部材を含み、
それぞれの装着部材は、第2キャップの回動部材内側に少なくとも一部の領域が挿入されるように設けられた第5装着部を含み、
第3電極端子は、それぞれの第5装着部に内部に挿入されて隣接する2個の太陽電池モジュール部を電気的に連結するようにそれぞれの第3電極端子を電気的に連結する連結部を含む、請求項15に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項25】
フレーム部は、内側フレームおよび内側フレームを囲む外側フレームを含み、
第2キャップが内側フレームに装着された時、コネクタ部は内側フレームおよび外側フレームの間の空間に配置されるように設けられた、請求項15に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項26】
第1電極端子は、太陽電池パネルの端子部と電気的に連結される第1ターミナル部、第1ターミナル部と所定間隔離れて形成されて第2電極端子と電気的に連結される第2ターミナル部および第1ターミナル部と第2ターミナル部を連結する第3ターミナル部を有し、第1電極端子が第1端子固定部に挿入された状態で、
第1ターミナル部は第1端子固定部から外部に露出するように位置し、
第2ターミナル部は第2装着部の内側から外部に露出するように位置する、請求項19に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項27】
インサート射出成形によって端子ハウジングと一体に形成された第2電極端子は、
第1電極端子の第2ターミナル部側に向かって少なくとも一部の領域が外部に露出する第4ターミナル部および第4ターミナル部から延長形成され、第3電極端子側に向かって少なくとも一部の領域が外部に露出する第5ターミナル部を有し、
第2電極端子が第2端子固定部に挿入されて固定された状態で、
第4ターミナル部は第3装着部から外部に露出するように位置し、第5ターミナル部は第4装着部から外部に露出するように位置する、請求項22に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項28】
第3電極端子は第5ターミナル部と電気的に連結される第6ターミナル部および第6ターミナル部から延長形成され、連結部と電気的に連結される第7ターミナル部を有し、
第3電極端子は、第5装着部の内側空間に露出するように位置する、請求項24に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【請求項29】
第2電極端子が組み立てられた第2キャップが内側フレームに装着された状態で、
第1電極端子は内側フレームの長さ方向に沿って挿入されるように設けられ、
第3電極端子は内側フレームの長さ方向に対して垂直な方向に沿って挿入されるように設けられた、請求項24に記載の太陽電池ルーバー組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は公共建物に適用できるルーバー窓に太陽電池パネル(太陽光モジュール)を一体化した太陽電池パネルが装着可能なルーバー組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
最近ではエネルギー消費を削減するための方案として、代替エネルギーとして太陽エネルギーのような自然エネルギーを利用しようとする努力が試みられている。前記の太陽エネルギーの中でも太陽光を活用する太陽光発電システムは、建築物の外壁のうち日照量が多い所に太陽光モジュールを設置し、太陽光モジュールで太陽光を集光した後、集光された太陽光を電気エネルギーに変換して建築物内部に供給することになる。
【0003】
このような太陽光発電システムの太陽光モジュールを直列で連結時、電気的に接続される配線連結構造が複雑であるだけでなく、外部に露出されて外部要因によって配線の損傷または破損の問題点があった。
【0004】
このため、太陽光モジュールの製作費用および設置費用が上昇するだけでなく、故障時にメンテナンスが容易でない問題点がある。
【0005】
また、太陽光モジュールを直列で連結時、配線連結構造によって水が内部に容易に浸透する問題点がある。
【0006】
したがって、前記のような問題点を解決するための技術が要求されているのが実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前述した問題点を解決しようと案出されたもので、複数個の太陽電池モジュールの配線が外部に露出されず、より容易に直列連結できる太陽電池パネル(太陽光モジュール)が装着されたルーバー組立体を提供することにその目的がある。
【0008】
また、ルーバーフレームに太陽電池パネルを挿入装着して角度による太陽光発電が可能なルーバー組立体を提供することにその目的がある。
【0009】
特に、太陽電池モジュールを直列連結するためのインサート射出成形される電極端子を最小化して生産性を向上させ、製品の生産が容易であるとともに防水性能がより向上したルーバー組立体を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の一側面によると、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネル部、それぞれの端子部と電気的に連結されるための一対の第1電極端子およびそれぞれの第1電極端子を囲むように太陽電池パネル部に装着された一対の第1キャップを含む、複数個の太陽電池モジュール部;第1電極端子と電気的に連結されるための第2電極端子を含む複数個の第2キャップ;複数個の第2キャップが、長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられたフレーム部;フレーム部内に複数個の太陽電池モジュール部が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部の第2電極端子を電気的に連結させるための一対の第3電極端子を含むコネクタ部を含む太陽電池ルーバー組立体を提供する。
【0011】
また、本発明の他の側面によると、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部を有する太陽電池パネル部、それぞれの端子部と電気的に連結されるための一対の第1電極端子およびそれぞれの第1電極端子を囲むように太陽電池パネル部に装着された一対の第1キャップを含む、複数個の太陽電池モジュール部;第1電極端子と電気的に連結されるための第2電極端子および第2電極端子の少なくとも一部の領域を囲む端子ハウジングを含む複数個の第2キャップ;複数個の第2キャップが、長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられたフレーム部;フレーム部内に複数個の太陽電池モジュール部が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部の第2電極端子を電気的に連結させるための一対の第3電極端子を含むコネクタ部を含み、それぞれの第1電極端子は第1キャップ内部に分離可能に装着され、それぞれの第2電極端子はインサート射出成形によって端子ハウジングと一体に形成されて第2キャップ内部に分離可能に装着される、太陽電池ルーバー組立体を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、本発明のルーバー組立体は、従来のルーバー窓が組み立てられる方式と同一の方式で組み立てることができるため、組立がより容易である。
【0013】
また、ルーバー窓の役割をするとともに直列連結された太陽電池パネルで電気を生産できる長所がある。
【0014】
また、複数個の太陽電池パネルの配線が外部に露出されず、より容易に直列連結できる利点がある。
【0015】
特に、太陽電池パネルの直列連結するための構造において、電極端子のインサート射出成形を最小化することによって、製品の生産が容易であり生産性が向上し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施例に係る太陽電池パネルが装着されたルーバー組立体の前面および後面を示した斜視図である。
図2】本発明の第1実施例に係る太陽電池モジュール部を示した分解斜視図である。
図3図1の部分拡大図である。
図4図3の断面図である。
図5】本発明の第1実施例に係る第1~第3電極端子を示した斜視図および側面図である。
図6】本発明の第1実施例に係る第1~第3電極端子を示した斜視図および側面図である。
図7図2の複数個の太陽電池モジュール部が電気的に連結される状態を示した図面である。
図8】本発明の第1実施例に係る太陽電池パネルが装着されるブレードフレームの斜視図および側断面図である。
図9】本発明の第1実施例に係るブレードフレームが垂直方向に沿って配置された状態を示した斜視図および側断面図である。
図10】本発明の第1実施例に係る第1電極端子が設けられた第1キャップを示した図面である。
図11】本発明の第1実施例に係る第2キャップを示した図面である。
図12】本発明の第1実施例に係る固定部材を示した図面である。
図13】本発明の第1実施例に係るフレーム部を説明するために示した図面である。
図14】本発明の第1実施例に係るフレーム部を説明するために示した図面である。
図15】本発明の第1実施例に係るコネクタ部を示した斜視図である。
図16】本発明の第1実施例に係る太陽電池モジュール部が第2キャップに装着される状態とコネクタ部が第2キャップに装着される状態を示した図面である。
図17】本発明の第1実施例に係る太陽電池ルーバー組立体が直列で連結される状態を説明するために示した図面である。
図18】本発明の第2実施例に係るルーバー組立体の前面および後面を示した斜視図である。
図19】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部を示した分解斜視図である。
図20】本発明の第2実施例に係るモジュール部および第2キャップを示した分解斜視図である。
図21】本発明の第2実施例に係る太陽電池パネルの端子部および第1~第3電極端子の電気的連結を示した部分斜視図である。
図22】本発明の第2実施例に係る第1~第3電極端子の分解斜視図である。
図23図22の第2電極端子および端子ハウジングを示した分解斜視図である。
図24】太陽電池モジュール部がコネクタ部によって電気的に直列連結される構成を示した斜視図である。
図25(a】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部が電気的に連結される状態を示した図面である。
図25(b)】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部が電気的に連結される状態を示した図面である。
図25(c)】本発明の第2実施例に係る太陽電池パネルの構成要素を示した図面である。
図26】本発明の第2実施例に係る太陽電池パネルが装着されるブレードフレームの斜視図および側断面図である。
図27】本発明の第2実施例に係るブレードフレームに太陽電池パネルが装着される状態を示した図面である。
図28】本発明の第2実施例に係る第1電極端子が分離可能に装着される第1キャップを示した図面である。
図29】本発明の第2実施例に係る第1電極端子が分離可能に装着される第1キャップを示した図面である。
図30】本発明の第2実施例に係る第1電極端子および第1ガスケットが第1キャップに装着された状態を示した図面である。
図31】本発明の第2実施例に係る第1電極端子および第1ガスケットが太陽電池パネルに装着される状態を説明するために示した図面である。
図32】本発明の第2実施例に係る第2キャップを示した図面である。
図33】本発明の第2実施例に係る第2キャップを示した図面である。
図34】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部に第1キャップ、第2キャップおよびコネクタ部が装着された状態で第1~第3電極端子の電気的連結を説明するために示した断面図である。
図35】本発明の第2実施例に係る固定部材を示した図面である。
図36】本発明の第2実施例に係るフレーム部を説明するために示した図面である。
図37】本発明の第2実施例に係るフレーム部を説明するために示した図面である。
図38】本発明の第2実施例に係るコネクタ部を示した斜視図である。
図39】本発明の第2実施例に係るコネクタ部を示した斜視図である。
図40】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部を組み立てる順序を示した図面である。
図41】本発明の第2実施例に係る端子ハウジングと射出成形された第2電極端子を第2キャップに組み立てる順序を示した図面である。
図42】本発明の第2実施例に係るコネクタ部が組み立てられる順序を示した図面である。
図43】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュールが装着される順序を説明するために示した図面である。
図44】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュールが装着される順序を説明するために示した図面である。
図45】本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部が第2キャップに装着される状態とコネクタ部が第2キャップに装着される状態を示した図面である。
図46】本発明の第2実施例に係る太陽電池ルーバー組立体が直列で連結される状態を説明するために示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい一実施例を詳細に説明することにする。これに先立ち、本明細書および特許請求の範囲に使われた用語や単語は通常的または辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者はそれ自身の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則って本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されるべきである。
【0018】
また、説明の便宜のために、図示された各構成部材の大きさおよび形状は誇張または縮小され得る。
【0019】
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないものであり、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替できる多様な均等物と変形例が存在し得ることが理解されるべきである。
【0020】
まず、本明細書全体で垂直方向は、地面と垂直な方向を意味し、水平方向は地面と水平な方向を意味する。
【0021】
また、本文書では太陽電池パネルに太陽光が入射する側を前面(前方)と指称し、前面の反対方向を後面(後方)と指称する。
【0022】
ここで、前記前面は室外側と向き合い、後面は室内側と向き合うように設置され得る。
【0023】
また、以下では、第1キャップ200、第2キャップ30およびコネクタ部70が太陽電池パネル部の一側に装着された部分を図示して説明するが、太陽電池パネル部の他側にも同一に適用され得ることが理解されるべきである。
【0024】
以下、添付された図1図17を参照して本発明の第1実施例に係る太陽電池パネルが装着可能なルーバー組立体1について詳細に説明し、図18図46を参照して本発明の第2実施例に係る太陽電池パネルが装着可能なルーバー組立体1について詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の第1実施例に係る太陽電池パネルが装着されたルーバー組立体1の前面および後面を示した斜視図、図2は本発明の第1実施例に係る太陽電池モジュール部を示した分解斜視図、図3図1の部分拡大図、図4は、図3の断面図、図5および図6は、本発明の第1実施例に係る第1~第3電極端子を示した斜視図および側面図である。
【0026】
図1図6を参照すると、本発明の第1実施例に係る太陽電池パネルが装着されたルーバー組立体(1、以下「ルーバー組立体」という)は、複数個の太陽電池モジュール部10、第2キャップ30、フレーム部50およびコネクタ部70を含む。
【0027】
具体的には、図2を参照すると、前記複数個の太陽電池モジュール部10は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0028】
また、前記第2キャップ30は、第1電極端子270と電気的に連結されるための第2電極端子310および第2電極端子310を収容し、第1キャップ200が装着されるように複数個設けられ得る。
【0029】
前記それぞれの第1キャップ200内の第1電極端子270は、第1キャップ200の内部にインサート射出されて第1キャップ200と一体に形成され得る。
【0030】
また、前記それぞれの第2キャップ30内の第2電極端子310は、第2キャップ30の内部にインサート射出されて第2キャップ30と一体に形成され得る。
【0031】
本文書で、インサート射出とは、一般的に使われるインサート射出成形を意味するもので、射出成形金型装置内に予め所定のインサート部材を設置した後、このインサート部材に溶融樹脂を射出して最終品であるインサート成形品を製作することをいう。
【0032】
すなわち、本発明でインサート部材として第1電極端子または第2電極端子に溶融樹脂を射出して第1キャップまたは第2キャップを製作することができる。
【0033】
また、前記フレーム部50は、複数個の第2キャップ30が長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられた内側フレーム500および内側フレーム500を囲む外側フレーム600を含む。
【0034】
これに加え、前記コネクタ部70は、内側フレーム500および外側フレーム600の間に配置され、フレーム部50内に複数個の太陽電池モジュール部10が装着される時、隣接する2個の太陽電池モジュール部(10;11、12)の第2電極端子310を電気的に連結させるための一対の第3電極端子710を含む。
【0035】
ここで、前記それぞれのコネクタ部70内の第3電極端子710はコネクタ部70の内部にインサート射出されてコネクタ部70と一体に形成され得る。
【0036】
より具体的には、図2図4を参照すると、前記第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第2電極端子310は第1電極端子270と接触し、コネクタ部70が第2キャップ30に装着される時、第3電極端子710は第2電極端子310と接触するように設けられ得る。
【0037】
すなわち、第1電極端子270と第2電極端子310は物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結され、第2電極端子310と第3電極端子710は物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結されることによって、第1電極端子270と第3電極端子710は電気的に連結され得る。
【0038】
また、前記第1および第2電極端子270、310のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第1および第2電極端子270、310のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入され得る。
【0039】
具体的には、図5および図6を参照すると、前記第1電極端子270は第2電極端子310が挿入される空間s1を形成する複数個の第1電極ロッド(271;271a、271b、271c)を含み、少なくとも一つの第1電極ロッド271は一回以上折り曲げられ、第1電極ロッドの折り曲げ部第2電極端子が接触するか第1電極ロッドの折り曲げ部の間の空間に挿入されるように設けられ得る。
【0040】
すなわち、前記第2電極端子310が挿入される空間s1は、複数個の第1電極ロッド271が一回以上折り曲げられて第1電極ロッドの間に形成された空間であり得る。
【0041】
第1実施例での一実施態様として、図5のように、前記第1電極ロッド271が3個からなる場合、互いに所定間隔離れた2個の第1電極ロッド271a、271cは太陽電池パネル側(左側)に向かって折り曲げられた第1折り曲げ部2711および第1折り曲げ部から延長形成され、第2キャップ30側(右側)に向かって折り曲げられた第2折り曲げ部2712を有するように形成され得る。
【0042】
この時、2個の第1電極ロッド271a、271cの間に形成された残りの第1電極ロッド271bはこれとは反対に、第2キャップ30に向かって折り曲げられた第3折り曲げ部2713および第3折り曲げ部2713から延長形成され、太陽電池パネル側に向かって折り曲げられた第4折り曲げ部2714を有するように形成され得る。
【0043】
すなわち、第1電極ロッドはそれぞれ二回以上折り曲げられて形成される場合、少なくとも一つの第1電極ロッドは残りの第1電極ロッドと互いに異なる方向に折り曲げられるように設けられ得る。
【0044】
特に、第1折り曲げ部と第3折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように設けられ、第2折り曲げ部と第4折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように形成され得る。
【0045】
第1実施例の他の実施態様として、図6のように、前記第1電極ロッド271が3個からなる場合、互いに所定間隔離れた2個の第1電極ロッド271a、271cは太陽電池パネル側に向かって折り曲げられた第1折り曲げ部2711aを有するように形成され得る。
【0046】
この時、2個の第1電極ロッドの間に形成された残りの第1電極ロッド271bはこれとは反対に、第2キャップ30に向かって折り曲げられた第2折り曲げ部2713bを有するように形成され得る。
【0047】
すなわち、第1電極ロッドはそれぞれ1回折り曲げられて形成される場合、第1折り曲げ部と第2折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように形成されて第1電極ロッドの間に所定の空間が形成され得る。
【0048】
これに加え、前記第1電極端子270は、太陽電池パネルと電気的に連結される第1連結部272およびバイパスダイオードと接触するための第2連結部273を含む。
【0049】
また、前記複数個の第1電極ロッド(271;271a、271b、271c)、第1連結部272および第2連結部273は一体に形成され得る。
【0050】
これに加え、前記第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間s2を有するように設けられ、コネクタ部70が第2キャップ30に装着される時、第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入されるように設けられ得る。
【0051】
具体的には、第2電極端子310は第3電極端子710が挿入される空間を形成する複数個の第2電極ロッド(311;311a、311b、311c)を含み、少なくとも一つの第2電極ロッド311は一回以上折り曲げられ、第2電極ロッド311の折り曲げ部に第3電極端子710が接触したり、第2電極ロッド311の折り曲げ部の間の空間に挿入されるように設けられ得る。
【0052】
すなわち、前記第3電極端子710が挿入される空間s1は、複数個の第2電極ロッド311が一回以上折り曲げられて第1電極ロッドの間に形成された空間であり得る。
【0053】
第1実施例の一実施態様として、図5のように、前記第2電極ロッド311が3個からなる場合、互いに所定間隔離れた2個の第2電極ロッド311a、311cは下方(下側)に向かって折り曲げられた第1折り曲げ部3111および第1折り曲げ部から延長形成されて上方(上側)に向かって折り曲げられた第2折り曲げ部3112を有するように形成され得る。
【0054】
この時、2個の第1電極ロッド311a、311cの間に形成された残りの第1電極ロッド311bはこれとは反対に、上方(上側)に向かって折り曲げられた第3折り曲げ部3113および第3折り曲げ部2713から延長形成されて下方(下側)に向かって折り曲げられた第4折り曲げ部3114を有するように形成され得る。
【0055】
すなわち、第2電極ロッドはそれぞれ二回以上折り曲げられて形成される場合、少なくとも一つの第2電極ロッドは残りの第2電極ロッドと互いに異なる方向に折り曲げられるように設けられ得る。
【0056】
特に、第1折り曲げ部と第3折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように設けられ、第2折り曲げ部と第4折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように形成され得る。
【0057】
第1実施例の他の実施態様として、図6のように、前記第2電極ロッド311が3個からなる場合、互いに所定間隔離れた2個の第2電極ロッド311a、311cは下方に向かって折り曲げられた第1折り曲げ部3111aを有するように形成され得る。
【0058】
この時、2個の第2電極ロッドの間に形成された残りの第2電極ロッド311bはこれとは反対に、上方に向かって折り曲げられた第2折り曲げ部3113aを有するように形成され得る。
【0059】
すなわち、第2電極ロッドはそれぞれ1回折り曲げられて形成される場合、第1折り曲げ部と第2折り曲げ部は互いに異なる方向に向かって折り曲げられるように形成されて第2電極ロッドの間に所定の空間s2が形成され得る。
【0060】
これに加え、前記第2電極端子310は、第2電極ロッド311から延長形成され、第1電極端子と電気的に連結されるための第3連結部312を有する。
【0061】
前記複数個の第2電極ロッド311、第3連結部312は一体に形成され得る。
【0062】
すなわち、前記第3連結部312は第1電極ロッドの折り曲げ部に接触したり、第1電極ロッドの折り曲げ部の間の空間に挿入されて第1電極端子と電気的に連結され得る。
【0063】
これに加え、第2キャップ30が内側フレーム500に装着された時、複数個の第2電極ロッド311は少なくとも一部の領域が内側フレーム500と外側フレーム600の間の空間に露出するように設けられ得る。
【0064】
また、前記第3電極端子710は第2電極端子の第2電極ロッドの折り曲げ部に接触したり、第2電極ロッドの折り曲げ部の間の空間s2に挿入される第4連結部711および第4連結部711から延長形成され、内側フレーム500の長さ方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部(10;11、12)を電気的に連結するための第5連結部712を有する。
【0065】
これに加え、前記コネクタ部70は、それぞれの第3電極端子710を囲む連結部材720および連結部材720と連結され、第3電極端子710を外部に露出させるように第3電極端子710の終端部側にそれぞれ位置し、第2キャップ30に装着されるように設けられた一対の装着部材730を含む。
【0066】
ここで、前記第3電極端子710の第4連結部711は外部に露出する装着部材730側に位置し、第5連結部712は連結部材720側に位置するように設けられ得る。
【0067】
前記のような構成によって、第1~第3電極端子はより安定的に電気的に連結され得る効果がある。
【0068】
一方、図7は本発明の第1実施例に係る太陽電池パネル110を示した斜視図である。
【0069】
図7を参照すると、前記太陽電池パネル110は両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する。
【0070】
前記太陽電池パネル(110、「太陽光モジュール」ともいう)は、長さ方向に沿って延長形成されるように設けられて両端部(第1端部および第2端部)に第1および第2端子111a、111bを有する。
【0071】
前記第1端子111aは(+)または(-)極性のうちいずれか一つを有することができ、第2端子111bは(+)または(-)極性のうち残りの一つを有することができる。
【0072】
また、前記太陽電池パネルは、例えばグラス(glass、1101)、一つ以上の封入材(EVA、1102、1104)、一つ以上の太陽電池セル1100、太陽電池セル1100を直列で連結するためのセルストリング(cell string、1103)およびバックシート(backsheet、1105)を含むことができる。
【0073】
ここで、前記太陽電池セル1100をセルストリング1103によって直列で連結して太陽電池(「太陽電池ストリング」ともいう)を構成することができる。
【0074】
前記グラス1101は太陽光が入射する面であり、外部環境から内部の太陽電池を保護する役割と光を散乱させて反射した光を再入射させる役割を遂行する。
【0075】
一例として、前記グラスは、外部からのひょうあるいは火災発生時に容易に壊れる太陽電池を衝撃と外部火炎などから保護することができる。
【0076】
ここで、グラスの厚さは2.8mmを有するように設けられ得るが、これに限定されるものではなく、2.8mm以下または2.8mm未満となるように設けられ得る。
【0077】
具体的には、0.1mm~2.8mm、0.2mm~2.7mm、0.3mm~2.6mm、0.4mm~2.5mm、0.5mm~2.4mm、0.6mm~2.3mm、0.7mm~2.2mm、0.8mm~2.1mm、0.9mm~2.0mm、1.0mm~1.9mm、1.1mm~1.8mm、1.2mm~1.7mm、1.3mm~1.6mm、1.4mm~1.5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0078】
より具体的には、前記太陽電池パネル110のグラス1101は、光が入射する第1面および第1面の反対方向の太陽電池側と向き合う第2面を有し、第1面は低反射コーティング(anti-reflection coating;AR coating)され得、パターンがない面であり得る。
【0079】
前記低反射コーティングは、第1面に光が当たる時、第1面を通過できずに反射して外部に出て行く光を減らす。
【0080】
ここで、低反射コーティングは第1面および第2面に形成されてもよく、第1面にのみ形成されてもよい。
【0081】
より好ましくは、パターンが形成されていない第1面に低反射コーティングさせることによって、グラスの厚さを均一に形成することができる。
【0082】
前記光(太陽光)はグラスの第1面および第2面を順に通過して太陽電池に入射され得る。
【0083】
また、グラス1101の第2面は所定のパターンが形成され得、一例として、第2面で凹凸を形成するエンボスパターンであり得る。(図示されず)
【0084】
前記グラスの第2面に形成された所定のパターンは、入射した光を散乱させ、太陽電池またはバックシートで反射して出ていく光を散乱させて再投入させる役割をする。
【0085】
すなわち、所定のパターンによって、入射した光が散乱され、太陽電池で反射する光がすぐに外に出て行かないようにし、外部に出て行く反射した光が散乱されて再入射するようにして太陽電池の発電量を増加させることができる。
【0086】
ここで、所定のパターンが第1面に形成される場合、パターンによってホコリなどの汚染に脆弱となるため第2面にのみ形成され得るが、これに限定されるものではない。
【0087】
前記グラス1101は、低鉄分強化ガラスであり得るが、これに限定されるものではない。
【0088】
ここで、前記グラス1101は熱強化方法を利用して製作され得るが、化学強化を利用して製作する場合、1mm以下のグラス1101を形成してもよい。
【0089】
前記太陽電池は、従来のルーバーブレードの大きさと対応するようにハーフ(half)カッティングされたセル(cell)をセルストリング1103を通じて直列連結して製作することができる。
【0090】
例えば、一般電池のようにP typeの太陽電池セルの場合、光が入射する面がマイナス(-)極を形成し、反対面はプラス(+)極を形成することになるが、太陽電池セルを一列に羅列してプラス(+)とマイナス(-)を互いに連結するために、太陽電池セルの上面(-面)に付着したリボン(電極線)をすぐ隣の太陽電池後面(+面)に付着させて直列で連結して、太陽電池セルと太陽電池セルが連結された一つの列(Line)であるセルストリングを形成して太陽電池(太陽電池ストリング)を形成する。
【0091】
また、前記封入材1102、1104は太陽電池を囲んでグラス1101とバックシート1105の間に位置することによって、太陽電池に伝達される直接的な衝撃を緩和させ、湿気や汚染物質が太陽電池に直接的な影響を与えないようにする役割をする。
【0092】
また、前記バックシート1105は、グラス1101と同一に太陽電池を外部環境から保護する役割をする。
【0093】
図8は、図2の複数個の太陽電池モジュール部が電気的に連結される状態を示した図面である。
【0094】
図8を参照すると、前記複数個の太陽電池モジュール部10は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0095】
より具体的には、前記太陽電池パネル部100は、太陽電池パネル110の両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル110および太陽電池パネルが装着されるブレードフレーム120を含む。
【0096】
また、前記太陽電池パネル部100は、太陽電池パネル110と電気的に連結されるバイパスダイオード160をさらに含む。
【0097】
ここで、前記バイパスダイオード160は太陽電池パネル110に発生する影による電力損失防止のための素子であり得る。
【0098】
前記太陽電池モジュール部10は、第1太陽電池モジュール部11および第2太陽電池モジュール部12を含む。
【0099】
前記第1太陽電池モジュール部11は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0100】
また、前記第2太陽電池モジュール部12は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0101】
ここで、前記第1太陽電池モジュール部11の一対の端子部で、第1端部(図8で左側端部)の第1端子111aは(-)極性を有し、第2端部(図8で右側端部)の第2端子111bは(+)極性を有する。
【0102】
この時、前記第2太陽電池モジュール部12の一対の端子部で、第1端部(図8で左側端部)の第1端子111aは(+)極性を有し、第2端部(図8で右側端部)の第2端子111bは(-)極性を有する。
【0103】
換言すると、第1太陽電池モジュール部11の第1端子111aが(+)または(-)のうちいずれか一つの極性を有すると、第2太陽電池モジュール部12の第1端子111aは(+)または(-)のうち残りの一つの極性を有するように配置される。
【0104】
前記第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12は内側フレーム500の長さ方向(垂直方向)に沿って互いに交互にそれぞれ配置され得る。
【0105】
すなわち、複数個の太陽電池モジュール部10は、内側フレーム500の長さ方向(垂直方向)に沿ってそれぞれ配置される時、垂直方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部の端子部は互いに異なる極性を有するように配置され得る。
【0106】
これに伴い、第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12のそれぞれの端子部は垂直方向に沿って互いに異なる極性を有するように配置されることによって、コネクタ部70を通じて直列で連結され得る。
【0107】
図9は、本発明の第1実施例に係る太陽電池パネル110が装着されるブレードフレーム120の斜視図および側断面図である。
【0108】
図9を参照すると、前記ブレードフレーム120は、長さ方向(水平方向)に沿って延長形成され、太陽電池パネル110を支持するためのベースフレーム121を含む。
【0109】
前記ベースフレーム121は、内部に所定空間を有する第1~第3中空チャンバ1211、1212、1213がそれぞれ形成されるようにベースフレームの内部を区画する複数の第1区画部材122を有する。
【0110】
また、前記ブレードフレーム120は、太陽電池パネル110が挿入固定されるように設けられた固定溝部130を含む。
【0111】
前記固定溝部130は、太陽電池パネル110が固定溝部130の側面を通じてスライド挿入可能なように長さ方向(水平方向)の両端部が開口(開放)されるように形成され得、断面の形状が略「⊂」の形状に設けられて太陽電池パネル110が固定溝部130に嵌合組立可能なように設けられ得る。
【0112】
前記固定溝部130は、垂直方向にベースフレーム121の両端部側すなわち、ベースフレームの上部および下部側からそれぞれ突出形成され得る。
【0113】
また、前記ブレードフレーム120の上端部には、ベースフレーム121の前面側から後面側に向かって内側に所定陥没した第1および第2溝部123、124がそれぞれ垂直方向に沿って所定間隔離れて設けられ得る。
【0114】
ここで、前記第1および第2溝部123、124は長さ方向(水平方向)に沿って内側に陥没され得る。
【0115】
前記ブレードフレーム120の下端部には、他のブレードフレームの第1および第2溝部123、124内に挿入(装着)される第1および第2突出部125、126がそれぞれ垂直方向に沿って所定間隔離れて設けられ得る。
【0116】
前記第1および第2突出部125、126は長さ方向(水平方向)に沿ってベースフレームから外側に突出するように設けられ得る。
【0117】
ここで、前記第1および第2突出部125、126は垂直方向に沿って隣接する他のブレードフレームの第1および第2溝部123、124の位置と対応するように設けられ得る。
【0118】
これに加え、前記第2中空チャンバ1212領域のベースフレーム121にはバイパスダイオードが挿入されて配置されるように設けられたバイパスダイオード挿入部140を含む。
【0119】
前記バイパスダイオード挿入部140は、前面側から後面側に向かって長さ方向(水平方向)に沿って内側に所定深さで陥没するように設けられ得る。
【0120】
前記バイパスダイオード挿入部140にバイパスダイオード素子160が配置されて太陽電池パネル110と電気的に連結され得る。
【0121】
特に、前記太陽電池パネル110の両端部には、バイパスダイオード素子が電気的に連結されたバイパスダイオード接続部112がそれぞれ設けられ得る。
【0122】
これに加え、前記ブレードフレーム120は下部に隣接するように配置される他のブレードフレームの固定溝部の一部の領域を遮蔽するように設けられたブレードガスケット170が装着されるための第1装着溝部150を含む。
【0123】
前記第1装着溝部150は、前記ブレードフレーム120の一側端部(下端部)に長さ方向(水平方向)に沿って延長形成されたブレードガスケット170が挿入装着されるように所定の溝を有するように設けられ得る。
【0124】
特に、前記ブレードガスケット170は、一側が第1装着溝部150に装着され、他側が下部に隣接するように配置される他のブレードフレームの上部側固定溝部に接触し、固定溝部を覆うように設けられ得る。
【0125】
前記ブレードガスケット170によって各太陽電池モジュール部の間の通気量を抑制して太陽電池ルーバー組立体の気密性を向上できるようになる。
【0126】
前記太陽電池パネル110がブレードフレーム120の固定溝部130に装着される時、太陽電池パネル110の少なくとも一部の領域がブレードフレーム120の両端部より長さ方向にさらに突出するように装着され得る。
【0127】
すなわち、太陽電池パネル110の長さ方向の長さは、ブレードフレーム120の長さ方向の長さより長く形成され得る。
【0128】
特に、前記太陽電池パネル110の第1および第2端子111a、111bとバイパスダイオード接続部112が設けられた一部の領域がブレードフレーム120の両端部から外側に突出するように設けられ得る。
【0129】
図10は、本発明の第1実施例に係るブレードフレーム120が垂直方向に沿って配置された状態を示した斜視図および側断面図である。
【0130】
図10を参照すると、垂直方向に沿って2個のブレードフレーム(120;120a、120b)が隣接するように配置される時、説明の便宜のために上部に配置されたブレードフレームを第1ブレードフレーム120aと指称し、下部に配置されたブレードフレームを第2ブレードフレーム120bと指称して説明する。
【0131】
前記第1ブレードフレーム120aの第1および第2突出部125、126は第2ブレードフレーム120bの第1および第2溝部123、124にそれぞれ挿入されるように設けられることによって、第1および第2ブレードフレーム120a、120bそれぞれのベースフレーム121は垂直な方向に沿って略同一平面上に位置し得る。
【0132】
図11は、本発明の第1実施例に係る第1電極端子270が設けられた第1キャップ200を示した図面である。
【0133】
図2および図11を参照すると、前記一対の第1キャップ200は太陽電池パネル部100の両終端部にそれぞれ装着され得る。
【0134】
具体的には、それぞれの第1キャップ200は太陽電池パネル部100と向き合う第1面201および第1面の反対方向の第2面202を有する。
【0135】
前記第1キャップ200は、第1面201から所定高さだけ突出形成されて第2中空チャンバ1212の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第1突出部材210を含む。
【0136】
また、前記第1キャップ200は、第1面201から所定高さだけ突出形成されてバイパスダイオード挿入部140の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第2突出部材211を含む。
【0137】
また、前記第1キャップ200は、第1面201から所定高さだけ突出形成されて第2中空チャンバ1212の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第3突出部材212を含む。
【0138】
ここで、前記第1突出部材210は第2中空チャンバ1212の上部に挿入され、第3突出部材210、212は第2中空チャンバ1212の下部に挿入され得る。
【0139】
すなわち、バイパスダイオード挿入部140を挟んで第2中空チャンバ1212内に挿入され得る。
【0140】
前記第1~第3突出部材210、211、212はそれぞれ第2中空チャンバ1212の一部の領域、バイパスダイオード挿入部140および第2中空チャンバ1212残りの一部の領域に挿入されて第1キャップ200が太陽電池パネル部100に固定され得る。
【0141】
また、前記第1キャップ200の第1面201には固定溝部130に装着された太陽電池パネル110の少なくとも一部の領域が挿入される第1挿入溝部220を含む。
【0142】
前記第1挿入溝部220は第1面201から第2面202側に向かって内側に陥没するように設けられ得る。
【0143】
また、前記第1キャップ200の上端部には、ブレードフレーム120の上端部の第1および第2溝部123、124と対応するように内側に陥没形成された第3および第4溝部231、232がそれぞれ設けられ得る。
【0144】
また、前記第1キャップ200の下端部には、ブレードフレーム120の下端部の第1および第2突出部125、126と対応するように外側に突出形成された第3および第4突出部233、234がそれぞれ設けられ得る。
【0145】
前記第1キャップ200の第1面201は略平坦面を有するように形成されて太陽電池パネルの少なくとも一部の領域が第1挿入溝部220に装着された状態で、第1面はブレードフレームの開放された側面を遮蔽するように設けられ得る。
【0146】
前記第1キャップ200が太陽電池パネル部100に装着された状態で、前記太陽電池パネルの第1端子または第2端子のうちいずれか一つとバイパスダイオード端子部は第1挿入溝部220の内側にそれぞれ位置することができる。
【0147】
これに加え、前記第1キャップ200の第2面202側には第2キャップと結束するように設けられた第1結束部240が設けられ得る。
【0148】
前記第1結束部240は、第1電極端子270の少なくとも一部の領域と第2電極端子310の少なくとも一部の領域がそれぞれ収容されて電気的に接続されるように内部に所定の第1中空部241が設けられ得る。
【0149】
前記第1中空部241は第2キャップ30に設けられた第2電極端子310が内側に挿入されるように一側が開口(開放)され得る。
【0150】
すなわち、前記第1中空部は第1結束部240の一端部240a側(下方側)に向かって開口(開放)され得る。
【0151】
また、前記第1結束部240の幅方向の両側には第1キャップ200の両側面から内側に所定陥没した第1結束溝部250がそれぞれ設けられ得る。
【0152】
これに加え、前記第1キャップ200は側面から外側に向かって所定の角度で突出するように設けられた第4突出部材260を含む。
【0153】
前記第4突出部材260は、第1キャップ200の下端部側に設けられ得、後面側の側面から外側に突出するように設けられ得る。
【0154】
前記第1電極端子270の第1連結部272および第2連結部273は固定溝部220の内側空間に露出するように位置し、複数個の第1電極ロッド271は第1結束部240の第1中空部241の内側空間に露出するように位置する。
【0155】
これに伴い、前記第1キャップ200が太陽電池パネル部100にそれぞれ装着されると、太陽電池パネルの端子部111とバイパスダイオード接続部112が固定溝部220内に挿入され、第1キャップ200の固定溝部220内に位置する第1および第2連結部がそれぞれ太陽電池パネルの端子部111およびバイパスダイオード接続部112と電気的に連結される。
【0156】
一方、図11は本発明の第1実施例に係る第2キャップ30を示した図面である。
【0157】
図11を参照すると、本発明の第2キャップ30は、第1電極端子270と電気的に連結されるための第2電極端子310および第2電極端子310を収容し、第1キャップ200が装着されるように複数個設けられ得る。
【0158】
前記第2キャップ30は第1キャップ200と向き合う第1面31および第1面の反対方向の第2面32を有する。
【0159】
また、前記第2キャップ30は第1キャップ200がスライド挿入されて装着されるように内側に所定の空間部を有する第1装着部320を含む。
【0160】
前記第1装着部320は幅方向wの両端部側が第1キャップの少なくとも一部の領域を囲むように、第1面から所定高さだけ突出するように形成され得、長さ方向の両端部は開口(開放)され得る。
【0161】
前記第1装着部320は、第1キャップ200の第1結束溝部250にそれぞれスライド挿入されて固定されるように設けられた一対の第1結束凸部321を含む。
【0162】
前記第1キャップ200が第2キャップ30の長さ方向に沿ってスライド挿入される時、前記第1装着部320は、第1キャップ200の第1結束部240の一端部240aが係止されるように第1面から外側に向かって所定高さだけ突出する段部323が設けられ得る。
【0163】
また、前記第1装着部320は、第1キャップ200の第1中空部241に挿入されて固定されるように設けられた第1結束部材325を含む。
【0164】
前記第1結束部材325は、前記第1段部323上から上部側に向かって突出するように形成され得、内側に所定の貫通路が形成され得る。
【0165】
特に、前記第1結束部材325の所定の貫通路を通じて第2電極端子310の少なくとも一部の領域が外部に露出するように位置することができる。
【0166】
また、前記第1結束部材325は、第1中空部241に挿入されて固定される時、固定力を向上させるための第1オーリング327が第1結束部材325に嵌合され得る。
【0167】
前記第1装着部320の側面には第1キャップの第4突出部材260が挿入されて固定されるように設けられた挿入溝329が第4突出部材260と対応する位置に対応する形状で設けられ得る。
【0168】
これに加え、前記第2キャップ30は、フレーム部50に装着され、コネクタ部70が装着されるように設けられた第2装着部340を含む。
【0169】
前記第2装着部340は、内側に所定の第2中空部341を有する回動部材350を含む。
【0170】
前記回動部材350は、第2面32側に突出形成された第2段部351および第2段部からさらに突出した一対の第1固定片352を有する。
【0171】
前記第2装着部340の第2中空部は一対の第1固定片352の間の内側に形成され得、第3電極端子が第2中空部に挿入されるように設けられ得る。
【0172】
特に、前記第2装着部の第2中空部341内には第2電極端子の少なくとも一部の領域が位置するように設けられ得る。
【0173】
具体的には、前記第2電極端子310の複数個の第2電極ロッド311は第2装着部の第2中空部341の内側空間に露出するように位置し、第3連結部312は第1結束部材325の所定の中空部を通過して外部に露出するように位置することができる。
【0174】
これに伴い、前記第1キャップ200が第2キャップに装着されると、第1キャップ200の第1中空部241の少なくとも一部の領域に第2キャップの第1結束部材325が挿入され、第1中空部241内に位置した複数個の第1電極ロッド271と第1結束部材325を通過して外部に露出した第3連結部312が電気的に接続され得るようになる。
【0175】
一方、図12は本発明の第1実施例に係る固定部材400を示した図面である。
【0176】
図12を参照すると、前記第2キャップ30は、第2キャップ30の第2装着部340側に装着されて第2キャップ30を回転可能に支持するように設けられた固定部材400を含む。
【0177】
前記固定部材400は後述する内側フレーム500のフレーム貫通ホール510に挿入装着されて第2キャップ30を回転可能に支持することができる。
【0178】
前記固定部材400は、フレーム貫通ホール510に挿入されて第2キャップ30が回転する時、回転が可能であるように助けるとともに摩擦を減らす役割をする。
【0179】
一例として、前記固定部材400が装着されない場合、プラスチックで形成された第2キャップ30はアルミニウム材質の内側フレームのフレーム貫通ホールとの摩擦によって容易に摩耗する問題を引き起こし得る。
【0180】
前記固定部材400は、内側フレーム500のフレーム貫通ホール510の形状に対応するようにフレーム貫通ホール510に挿入固定される第3段部410を有し、第2キャップ30の回動部材350が挿入装着されるように第3段部の中央部を貫通する第1貫通ホール420が設けられ得る。
【0181】
前記固定部材400の第3段部410は、内側フレーム500のフレーム貫通ホール510を通過して外側に露出するように装着され得る。
【0182】
この時、前記第2キャップ30の第2装着部340は固定部材400に装着され得、第1固定片352が第1貫通ホール420を通過して内側フレーム500と外側フレーム600の間の空間に露出する。
【0183】
すなわち、前記一対の第1固定片352は内側フレームと外側フレームの間の空間に位置することができる。
【0184】
また、前記固定部材400は第2段部351および第1固定片352の少なくとも一部の領域を囲んで支持できるようになる。
【0185】
一方、図13および図14は本発明の第1実施例に係るフレーム部50を説明するために示した図面である。
【0186】
図13および図14を参照すると、前記フレーム部50は複数個の第2キャップ30が長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられた内側フレーム500および内側フレーム500を囲む外側フレーム600を含む。
【0187】
前記フレーム部50は、所定の空間を有し、所定の空間内に複数個の太陽電池モジュール部10が長さ方向に沿ってそれぞれ配置され、回転可能に装着され得る。
【0188】
より具体的には、前記内側フレーム500は、長さ方向(垂直方向)に沿って延長形成され、長さ方向に沿って一定の間隔離れて配置された複数個のフレーム貫通ホール510を含む。
【0189】
前記内側フレーム500は太陽電池モジュール部10の両端部側にそれぞれ設けられ得る。
【0190】
ここで、前記内側フレーム500には、太陽電池モジュール部10を回転させるためにフレーム貫通ホール510を挟んで両側に設けられた一対のロッドバー(図示されず)が設けられ得、コネクタ部70に設けられた一対の突出バー739がそれぞれ挿入されて固定されるように設けられた複数個の突出バー固定ホール(図示されず)が一対の突出バー739と対応する位置にそれぞれ設けられ得る。
【0191】
前記内側フレーム500は長さ方向に沿って延長形成された一対の第1挿入溝部520が設けられ得る。
【0192】
前記一対の第1挿入溝部520は内側フレーム500の幅方向の両端部側にそれぞれ設けられ得る。
【0193】
前記外側フレーム600は、長さ方向に沿って延長形成され、内側フレームの側面を囲むように設けられた一対の側面フレーム610および一対の側面フレーム610の長さ方向に沿う両端部をそれぞれ連結する上部および下部フレーム620、630を含む。
【0194】
前記それぞれの側面フレーム610は、第1挿入溝部520にそれぞれ挿入される第1挿入凸部611が設けられ得る。
【0195】
前記それぞれの側面フレーム610は内側フレーム500が装着された状態で、内部にコネクタ部70が配置されるように所定の空間部601を形成することができる。
【0196】
これに加え、前記外側フレーム600は側面フレームと上部フレームまたは側面フレームと下部フレームを連結するための組立部材650を含む。
【0197】
前記組立部材650は略「┐」の形状を有するように設けられ、少なくとも一部の領域は上部フレームまたは下部フレームの内側に挿入され、残りの一部の領域は側面フレームの内側に挿入されて上部フレームと側面フレームまたは下部フレームと側面フレームを結束させることができる。
【0198】
これに加え、前記外側フレーム600は、上部および下部フレーム620、630にそれぞれ装着される一対のガイド部材660およびそれぞれのガイド部材660に装着される一対のガイドスリット部材670を含む。
【0199】
前記上部および下部フレーム620、630は、ガイド部材660がそれぞれ嵌合されるように設けられた一対の第2挿入凸部640を含む。
【0200】
前記一対のガイド部材660は、一対の第2挿入凸部640がそれぞれ挿入される第2挿入溝部661を有し、ガイドスリット部材670が挿入されて嵌合される第3挿入溝部662を含む。
【0201】
前記第1および第2挿入溝部520、661は第1および第2挿入凸部620、640にそれぞれスライド挿入されて結合され得る。
【0202】
前記それぞれのガイドスリット部材670は、ブレードフレームの第1および第2溝部とそれぞれ対応する形状を有する第3および第4溝部671、672を有するように設けられ得る。
【0203】
前記ガイドスリット部材670は、フレーム部50に複数個の太陽電池モジュール部10が装着された状態で、最上端部に位置する太陽電池パネル部100の上端部および最下端部に位置する太陽電池パネル部100の下端部にそれぞれ接触するように設けられ得る。
【0204】
特に、前記下部フレームに装着されたガイドスリット部材の第3および第4溝部には、ブレードフレームの第1および第2突出部125、126が挿入されて装着されるように設けられ得る。
【0205】
これに加え、前記外側フレーム600はコネクタ部70を通じて出力される電気を外部に出力する外部コネクタ680が設けられ得る。
【0206】
前記外部コネクタ680は一例として、側面フレームに装着されて固定され得、コネクタ部70と電気的に連結されるように設けられ得る。
【0207】
図15は、本発明の第1実施例に係るコネクタ部70を示した斜視図である。
【0208】
図15を参照すると、前記一対の装着部材730は、回動部材の一対の第1固定片352がそれぞれ挿入装着されるように設けられた一対の第2貫通ホール731を有する。
【0209】
また、一対の第2貫通ホール731の間に設けられ、第2装着部340の第2中空部341に挿入されるように設けられた第2結束部材732をそれぞれ含む。
【0210】
前記第2結束部材732は内側に所定の貫通路が形成され、前記貫通路を通じて第3電極端子710の第4連結部711が外部に露出するように設けられ得る。
【0211】
前記第2結束部材732は第5連結部712を囲む連結部材720と連結されるように設けられ得る。
【0212】
前記連結部材720は隣接する2個の太陽電池モジュール部10を電気的に連結させるために第3電極端子の第5連結部を電気的に連結させることができる。
【0213】
また、前記第2結束部材732は、第2中空部341に挿入されて固定される時、固定力を向上させるための第2オーリング734が第2結束部材732に嵌合され得る。
【0214】
前記コネクタ部70が第2キャップにそれぞれ装着されると、第2キャップの第2中空部341に第2結束部材732が挿入固定され、第2中空部341に露出した第2電極端子310の複数個の第2電極ロッド311と第4連結部711が電気的に連結され得る。
【0215】
また、前記コネクタ部70は太陽電池モジュール部10を所定の角度で回転させるために設けられた一対の突出バー739を含む。
【0216】
前記一対の突出バー739は、装着部材730から外側に突出するように設けられ、第2結束部材732を挟んで互いに向き合うように所定間隔離れて位置することができる。
【0217】
図16は本発明の第1実施例に係る太陽電池モジュール部が第2キャップに装着される状態とコネクタ部が第2キャップに装着される状態を示した図面、図17は本発明の第1実施例に係る太陽電池ルーバー組立体が直列で連結される状態を説明するために示した図面である。
【0218】
図16を参照すると、前記第2キャップ30は内側フレーム50に装着された状態で所定角度回転した状態であり得る。
【0219】
前記のような状態で、太陽電池モジュール部10は第2キャップ30に下方側に向かってスライド挿入装着され得る。
【0220】
すなわち、前記第1電極端子270および第2電極端子310は、内側フレームの長さ方向に沿って挿入されるように設けられ得る。
【0221】
前記のように第2キャップに太陽電池モジュール部が装着された状態で、コネクタ部70が第2キャップの回動部材に装着され得る。
【0222】
本発明のコネクタ部70はそれぞれの太陽電池モジュール部10を直列で連結するための構成であり、太陽電池モジュール部10を直列連結するためのコネクタ部70の配置は次の通りである。
【0223】
図1図13および図16を参照すると、説明の便宜のためにフレーム部の垂直方向に沿って第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12が交互に順に配置される時、第2太陽電池モジュール部12の下部に配置された第1太陽電池モジュール部11は第3太陽電池モジュール部と指称され得、第3太陽電池モジュール部の下部に配置された第2太陽電池モジュール部は第4太陽電池モジュール部と指称され得る。
【0224】
この時、上部から下部に向かう方向を基準として、第1~第4太陽電池モジュール部の右側端部側と左側端部側の連結を説明する。
【0225】
例えば、複数個の太陽電池モジュール部10、10’が互いに電気的に接続されて直列連結されるためには、コネクタ部70は第1太陽電池モジュール部11および第2太陽電池モジュール部12の右側端部に配置されて第1および第2太陽電池モジュール部の右側端部側を電気的に連結する。
【0226】
この時、コネクタ部70は第2太陽電池モジュール部12および第2太陽電池モジュール部の下部に位置した他の第1太陽電池モジュール部(第3太陽電池モジュール部)11’の左側端部に配置されて第2太陽電池モジュール部12および第3太陽電池モジュール部11’の左側端部側を電気的に連結する。
【0227】
また、コネクタ部70は第3太陽電池モジュール部11’および第4太陽電池モジュール部12’の右側端部に配置されて第3および第4太陽電池モジュール部の右側端部側を電気的に連結する。
【0228】
前記のような構成を繰り返してコネクタ部を設置することによって、複数個の太陽電池モジュール部は電気的に直列連結され得る。
【0229】
すなわち、前記コネクタ部70は直列連結のために左側端部側と右側端部側にそれぞれ互いに交差しながら連結され得る。
【0230】
このような連結は、内側フレームと外側フレームの間の空間でなされ得るため、電線が外部に露出しない効果がある。
【0231】
また、本発明のルーバー組立体は従来のルーバー窓が組み立てられる方式と同一の方式で組み立てることができるため、組立がより容易である。
【0232】
また、ルーバー窓の役割をするとともに直列連結された太陽電池パネルで電気を生産できる長所がある。
【0233】
以下では、添付された図18図46を参照して本発明の第2実施例に係るルーバー組立体1を説明する。
【0234】
図18は本発明の第2実施例に係るルーバー組立体1の前面および後面を示した斜視図、図19は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部を示した分解斜視図、図20は本発明の第2実施例に係るモジュール部および第2キャップを示した分解斜視図、図21は本発明の第2実施例に係る太陽電池パネルの端子部および第1~第3電極端子の電気的連結を示した部分斜視図、図22は本発明の第2実施例に係る第1~第3電極端子の分解斜視図、図23図22の第2電極端子および端子ハウジングを示した分解斜視図、図24は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部がコネクタ部によって電気的に直列連結される構成を示した斜視図である。
【0235】
図18図24を参照すると、本発明の一実施例に係る太陽電池パネルが装着されたルーバー組立体(1、以下「ルーバー組立体」という)は、一つ以上の太陽電池モジュール部10、第2キャップ30、フレーム部50およびコネクタ部70を含む。
【0236】
具体的には、図19図21を参照すると、前記一つ以上の太陽電池モジュール部10は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部(111;111a、111b)を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0237】
前記太陽電池パネル部100は入射する光によって電気を生産するように設けられた太陽電池パネル110および太陽電池パネルが装着されるブレードフレーム120を含む。
【0238】
すなわち、ブレードフレーム120は太陽電池パネルを支持することができる。
【0239】
前記第1キャップ200は、端子部111と電気的に連結されるための第1電極端子270を含む。
【0240】
ここで、それぞれの第1電極端子270はそれぞれの第1キャップ200の内部に分離可能に装着され得る。すなわち、第1電極端子270は第1キャップ200の内部に組み立てて装着され得る。
【0241】
また、図3を参照すると、前記第2キャップ30は、第1電極端子270と電気的に連結されるための第2電極端子310および第2電極端子310の少なくとも一部を囲む端子ハウジング312を含む。
【0242】
ここで、前記それぞれの第2電極端子310はインサート射出成形によって端子ハウジング312と一体に形成されて第2キャップ30の内部に分離可能に装着され得る。
【0243】
本文書で、インサート射出成形とは、一般的に使われるインサート射出成形(インサートモールディング)を意味するものであり、射出成形金型装置内に予め所定のインサート部材を設置した後、このインサート部材に溶融樹脂を射出して最終品であるインサート成形品を製作することをいう。
【0244】
すなわち、本発明でインサート部材として第2電極端子310に第2電極端子の少なくとも一部の領域を囲むように溶融樹脂を射出して端子ハウジングと一体に形成された第2電極端子を製作することができる。
【0245】
換言すると、端子ハウジング312に第2電極端子310をインサートモールディングすることによって、第2電極端子310はインサート射出成形によって端子ハウジング312と一体に形成され得る。
【0246】
前記第1キャップ200は太陽電池パネル部100に装着されるように設けられた第1装着部200aおよび第1装着部200aの反対方向に設けられ、第2キャップ30に装着される第2装着部200bを有する。
【0247】
ここで、前記第1キャップ200の第1装着部200aは太陽電池パネル部100と向き合う部分であり、第1キャップ200の第2装着部200bは第2キャップ30と向き合う部分を意味する。
【0248】
前記第2キャップ30は第1キャップ200の第2装着部200bが装着される第3装着部320および第3装着部320の反対方向に設けられ、コネクタ部70が装着される第4装着部340を有する。
【0249】
また、前記フレーム部50は、複数個の第2キャップ30がそれぞれ回転可能に装着されるように設けられ得る。
【0250】
具体的には、前記フレーム部50は、複数個の第2キャップ30がそれぞれ回転可能に装着されるように設けられた内側フレーム500および内側フレーム500を囲む外側フレーム600を含む。
【0251】
前記複数個の第2キャップ30は内側フレーム500の長さ方向に沿って装着され得る。
【0252】
これに加え、前記コネクタ部70は、内側フレーム500および外側フレーム600の間空間に配置され、フレーム部50内に複数個の太陽電池モジュール部10が装着される時、内側フレームの長さ方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部(10;11、12)の第2電極端子310を電気的に連結させるための一対の第3電極端子710を含む。
【0253】
より具体的には、図19図22を参照すると、前記第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第2電極端子310は第1電極端子270と接触し、コネクタ部70が第2キャップ30に装着される時、第3電極端子710は第2電極端子310と接触するように設けられ得る。
【0254】
すなわち、第2電極端子310は第1電極端子270と物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結され、第3電極端子710は第2電極端子310と物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結され得、これに伴い、第1電極端子270と第3電極端子710は電気的に連結され得る。
【0255】
また、前記第1電極端子270は太陽電池パネルの端子部111と物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結されることによって、端子部111と第3電極端子710は電気的に連結され得る。
【0256】
特に、一対のコネクタ部70それぞれの内部に装着されて電気的に連結された第3電極端子によって垂直方向に隣接する2個の太陽電池モジュール部10が電気的に連結され得る。
【0257】
ここで、前記第2電極端子310を含む第2キャップ30が内側フレーム500に装着された状態で、第1電極端子270は内側フレーム500の長さ方向に沿って装着されるように設けられ、第3電極端子710は内側フレーム500の長さ方向に対して垂直な方向に沿って装着されるように設けられ得る。
【0258】
これに加え、前記第1および第2電極端子270、310のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第1および第2電極端子270、310のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入され得る。
【0259】
また、前記第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、コネクタ部70が第2キャップ30に装着される時、第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入され得る。
【0260】
図22を参照すると、前記第1電極端子270は、太陽電池パネル110の端子部111と電気的に連結される第1ターミナル部271、第2電極端子310と電気的に連結される第2ターミナル部272および第1ターミナル部271と第2ターミナル部272を連結する第3ターミナル部273を有する。
【0261】
より具体的には、図22図24を参照すると、前記第1ターミナル部271は、太陽電池パネル部100の端子部111と物理的接触(直接接触)するように設けられ得る。
【0262】
また、前記第2ターミナル部272は第1ターミナル部272と所定間隔離れて形成され、内側に第2電極端子310が挿入される第1空間s1が形成され得る。
【0263】
前記第1電極端子270が第1キャップ200に組み立てられた状態で、第1ターミナル部271は太陽電池パネル部の端子部111を加圧しながら接触するように内部に所定の空間部2711を形成し、外側に突出するように形成され得る。
【0264】
特に、前記第1ターミナル部271は内部に空間部2711が形成される時、所定の傾斜面を有するように形成され得る。
【0265】
前記第1キャップ200が太陽電池パネル部100に装着される時、第1ターミナル部271が端子部111と接触して所定の傾斜面によって端子部111を加圧するとともに、太陽電池パネル部100の端子部111側にスライディング挿入され得るため、組立および端子部の電気的連結(直接接触)がより容易となる。
【0266】
一例として、前記第1ターミナル部271は第1ターミナル部271の端部が内側に折り曲げられて内部に空間部2711を有するように形成され得るが、これに限定されるものではない。
【0267】
また、第2ターミナル部272は両端部がそれぞれ幅方向の内側に曲がって略
【0268】
「U」字状を有することができる。
【0269】
この時、両端部は所定間隔離れて設けられ得、内側に第2電極端子310が挿入される第1空間S1を形成する。
【0270】
前記第2電極端子310が第1電極端子の第1空間S1に挿入された状態で、第2ターミナル部272は第2電極端子310の少なくとも一部の領域を囲んで物理的接触(直接接触)することによって、電気的に連結され得る。
【0271】
前記第1電極端子270の第3ターミナル部273は、第1キャップ200の内側に嵌合されて組み立てられるように、所定の幅wと長さLを有するように設けられ得、略下方が開口された「⊂」の形状を有することができる。
【0272】
これに加え、前記第3ターミナル部273の一端部273aは、第1ターミナル部271側から下方に延長形成され得る.ここで、前記第1~第3ターミナル部271、272、273は一体に形成され得る。
【0273】
これに加え、前記第2電極端子310は、インサート射出成形によって端子ハウジング312と一体に形成された状態で、第1電極端子270の第2ターミナル部272側に向かって少なくとも一部の領域が外部に露出する第4ターミナル部3101を含む。
【0274】
前記第4ターミナル部3101は第1空間S1に挿入が容易であるように略平板状の平坦面を有するように形成され得る。
【0275】
また、前記第2電極端子310は、第4ターミナル部3101から延長形成され、第3電極端子710側に向かって少なくとも一部の領域が外部に露出する第5ターミナル部3102を含む。
【0276】
前記第4ターミナル部3101の少なくとも一部の領域(「第1領域」ともいう)が外部に露出され、残りの領域(「第2領域」ともいう)は端子ハウジング312内部に位置することができる。
【0277】
一例として、第4ターミナル部3101は略「U」字状を有することができ、第4ターミナル部3101の第1領域は第4ターミナル部の一端部側に位置し、第5ターミナル部3102は第4ターミナル部の一端部の反対方向の他端部側から第3電極端子710側に向かって突出して延長形成され得る。
【0278】
前記端子ハウジング312は第4ターミナル部3101の一部の領域を囲む第1ハウジング部3121および第1ハウジング部3121から延長形成されて第4ターミナル部の残りの領域を囲む第2ハウジング部3122および第2ハウジング部3122から延長形成されて第5ターミナル部の少なくとも一部の領域を囲むヘッド部3123を含む。
【0279】
前記第1および第2ハウジング部3121、3122は第4ターミナル部3101に対応する形状を有し、略「U」字状を有することができる。
【0280】
これに加え、前記第1電極端子270の第2ターミナル部272および第2電極端子310の第4ターミナル部3101の中の一つのターミナル部は残りのターミナル部が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第2ターミナル部272および第4ターミナル部3101の中の一つのターミナル部は残りのターミナル部の内部に挿入され得る。
【0281】
また、前記第1ハウジング部3121は第1オーリング(O-ring)が装着されるように少なくとも一部の領域から周り方向に沿って内側に陥没した第1オーリング装着部3124を含む。
【0282】
したがって、前記第1オーリング装着部3124にはオーリングO1が装着されて第1ハウジング部3121が第1キャップ200の第1中空部241に挿入される時、密閉力が向上し得る。
【0283】
これに加え、前記第2ハウジング部3122の少なくとも一部の領域には第2キャップ内部に挿入されて固定されるように内側に陥没した装着溝3125を含む。
【0284】
また、前記ヘッド部3123は第2オーリング(O-ring)が装着されるように少なくとも一部の領域から周り方向に沿って内側に陥没した第2オーリング装着部3126を含む。
【0285】
ここで、前記第2オーリング装着部3126には第2オーリングO2が装着されて第2電極端子310が第2キャップ内部に組み立てられた時、第2キャップ30内の密閉力が向上し得る。
【0286】
一方、他の実施形態として、図面に図示してはいないが、第4ターミナル部3101は内側に第1電極端子の第2ターミナル部272が挿入される空間が形成されるように設けられ得る。
【0287】
すなわち、第4ターミナル部3101の第1領域は(第4ターミナル部の少なくとも一部の領域)、内側に所定の空間を形成するように、幅方向の両端部が内側に曲がって略「U」字状を有するように設けられてもよい。
【0288】
これに伴い、第4ターミナル部の内側に形成された空間に挿入される第2ターミナル部272は略平板状の平坦面を有するように形成されてもよい。
【0289】
これに加え、前記第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子が内部に挿入される空間を有するように設けられ、第2キャップ30にコネクタ部70が装着される時、第2および第3電極端子310、710のうち一つの端子は残りの端子の内部に挿入され得る。
【0290】
具体的には、第2電極端子310の第5ターミナル部3102および第3電極端子710の第6ターミナル部711の中の一つは残りの一つが内部に挿入される空間を有するように設けられ、第2キャップ30にコネクタ部70が装着される時、第5ターミナル部3102および第6ターミナル部711の中の一つは残りの一つの内部に挿入され得る。
【0291】
より具体的には、前記コネクタ部70に装着される第3電極端子710の第6ターミナル部711は第2電極端子310の第5ターミナル部3102が内側に挿入されるように内側に所定の第2空間S2を有するように形成され得る。
【0292】
すなわち、第5ターミナル部3102が第6ターミナル部711の第2空間S2に挿入された状態で、第6ターミナル部711は第5ターミナル部3102の少なくとも一部の領域を囲むように設けられ得る。
【0293】
一例として、前記第6ターミナル部711は内側が中空の円柱状を有することができ、一端部に向かって(第5ターミナル部側に向かって)直径が減少するように設けられ得るが、これに限定されるものではない。
【0294】
したがって、第2電極端子と第3電極端子は物理的に接触(直接接触)されて電気的に連結され得る。
【0295】
また、前記第5ターミナル部3102は第3電極端子710の内部の第2空間S2に挿入が容易であるように略円柱状を有することができ、終端部はラウンド状に形成され得る。
【0296】
一方、他の実施形態として、図面に図示してはいないが、第5ターミナル部3102は内側に第3電極端子710が挿入される空間が形成されるように設けられ得る。
【0297】
すなわち、第2キャップ30の第5中空部の内側空間から外部に露出する少なくとも一部の領域の第5ターミナル部3102は、内側に所定の空間を形成するように設けられ、第3電極端子710が内部に挿入され得る。
【0298】
これに加え、第2キャップ30が内側フレーム500に装着された時、第2電極端子310の第5ターミナル部3102は少なくとも一部の領域が内側フレーム500と外側フレーム600の間の空間に露出するように設けられ得る。
【0299】
また、前記第3電極端子710は第6ターミナル部711から延長形成された第7ターミナル部712を含む。
【0300】
すなわち、第3電極端子710は、内側に所定の第2空間S2を有する第6ターミナル部711および第6ターミナル部711から延長形成される第7ターミナル部712を有する。
【0301】
これに加え、第3電極端子710は、内側フレーム500の長さ方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部(10;11、12)を電気的に連結するための連結部720をさらに含む。
【0302】
具体的には、連結部720は内側フレーム500の長さ方向に沿って隣接する2個の第3電極端子710を電気的に連結することができる。
【0303】
前記第7ターミナル部712は、連結部720の少なくとも一部の領域が内側に挿入されるように設けられた所定の空間を含む。
【0304】
すなわち、内側フレーム500の長さ方向に沿って隣接する2個の第3電極端子710を電気的に連結する連結部720は、第7ターミナル部712の内側に設けられた所定の空間内に挿入されて隣接する2個の太陽電池モジュール部10を電気的に連結することができる。
【0305】
ここで、連結部720はフレキシブル(flexible)に設けられ得、一例として、電線であり得る。
【0306】
また、前記連結部720の少なくとも一部の領域にはコネクタ部70に挿入装着されてコネクタ部70の内部に挿入された第3電極端子710をシーリングするように設けられた一対のシーリング部722を含む。
【0307】
これに加え、前記コネクタ部70は、それぞれの第3電極端子710を囲み、第2キャップ30に装着されるように設けられた一対の装着部材730を含む。
【0308】
前記一対の装着部材730およびそれぞれの装着部材730を電気的に連結する第3電極端子710は、上下に隣接する2個の太陽電池モジュール(10;11、12)を電気的に連結するように設けられ得る。
【0309】
前記のような構成によって、第1~第3電極端子はより安定的であり、水分の浸透を効果的に防止しつつ、電気的に連結され得る。
【0310】
図25の(a)、(b)は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部10が電気的に連結される状態を示し、図25の(c)は本発明の第2実施例に係る太陽電池パネル110の構成要素を示した図面である。
【0311】
図19図24および図25を参照すると、前記複数個の太陽電池モジュール部10は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0312】
より具体的には、前記太陽電池パネル部100は、太陽電池パネル110の両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル110および太陽電池パネルが装着されるブレードフレーム120を含む。
【0313】
前記太陽電池パネル(110、「太陽光モジュール」ともいう)は、長さ方向に沿って延長形成されるように設けられて両端部(第1端部および第2端部)に第1および第2端子111a、111bを有する。
【0314】
前記第1端子111aは(+)または(-)極性のうちいずれか一つを有することができ、第2端子111bは(+)または(-)極性のうち残りの一つを有することができる。
【0315】
また、前記太陽電池パネルは、例えばグラス(glass、1101)、一つ以上の封入材(EVA、1102、1104)、太陽電池およびバックシート(backsheet、1105)を含むことができる。
【0316】
ここで、前記太陽電池セル1100をセルストリング1103によって直列で連結して太陽電池(「太陽電池ストリング」ともいう)を構成することができる。
【0317】
すなわち、前記太陽電池は、一つ以上の太陽電池セル1100がセルストリング(cell string、1103)によって直列で連結されて構成され得る。
【0318】
前記グラス1101は太陽光が入射する面であり、外部環境から内部の太陽電池を保護する役割と光を散乱させて反射した光を再入射させる役割を遂行する。
【0319】
一例として、前記グラスは、外部からのひょうあるいは火災発生時に容易に壊れる太陽電池を衝撃と外部火炎などから保護することができる。
【0320】
ここで、グラスの厚さは2.8mmを有するように設けられ得るが、これに限定されるものではなく、2.8mm以下または2.8mm未満となるように設けられ得る。
【0321】
具体的には、0.1mm~2.8mm、0.2mm~2.7mm、0.3mm~2.6mm、0.4mm~2.5mm、0.5mm~2.4mm、0.6mm~2.3mm、0.7mm~2.2mm、0.8mm~2.1mm、0.9mm~2.0mm、1.0mm~1.9mm、1.1mm~1.8mm、1.2mm~1.7mm、1.3mm~1.6mm、1.4mm~1.5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0322】
より具体的には、前記太陽電池パネル110のグラス1101は、光が入射する第1面および第1面の反対方向の太陽電池側と向き合う第2面を有し、第1面は低反射コーティング(anti-reflection coating;AR coating)され得、パターンがない面であり得る。
【0323】
前記低反射コーティングは、第1面に光が当たる時、第1面を通過できずに反射して外部に出て行く光を減らす。
【0324】
ここで、低反射コーティングは第1面および第2面に形成されてもよく、第1面にのみ形成されてもよい。
【0325】
より好ましくは、パターンが形成されていない第1面に低反射コーティングさせることによって、グラスの厚さを均一に形成することができる。
【0326】
前記光(太陽光)はグラスの第1面および第2面を順に通過して太陽電池に入射され得る。
【0327】
また、グラス1101の第2面は所定のパターンが形成され得、一例として、第2面で凹凸を形成するエンボスパターンであり得る(図示されず)。
【0328】
前記グラスの第2面に形成された所定のパターンは、入射した光を散乱させ、太陽電池またはバックシートで反射して出ていく光を散乱させて再投入させる役割をする。
【0329】
すなわち、所定のパターンによって、入射した光が散乱され、太陽電池で反射する光がすぐに外に出て行かないようにし、外部に出て行く反射した光が散乱されて再入射するようにして太陽電池の発電量を増加させることができる。
【0330】
ここで、所定のパターンが第1面に形成される場合、パターンによってホコリなどの汚染に脆弱となるため第2面にのみ形成され得るが、これに限定されるものではない。
【0331】
前記グラス1101は、低鉄分強化ガラスであり得るが、これに限定されるものではない。
【0332】
ここで、前記グラス1101は熱強化方法を利用して製作され得るが、化学強化を利用して製作する場合、1mm以下のグラス1101を形成してもよい。
【0333】
前記太陽電池は、従来のルーバーブレードの大きさと対応するようにハーフ(half)カッティングされたセル(cell)をセルストリング1103を通じて直列連結して製作することができる。
【0334】
例えば、一般電池のようにP typeの太陽電池セルの場合、光が入射する面がマイナス(-)極を形成し、反対面はプラス(+)極を形成することになるが、太陽電池セルを一列に羅列してプラス(+)とマイナス(-)を互いに連結するために、太陽電池セルの上面(-面)に付着されたリボン(電極線)をすぐ隣の太陽電池の後面(+面)に付着させて直列で連結して太陽電池セルと太陽電池セルが連結された一つの列(Line)であるセルストリングを形成して太陽電池(太陽電池ストリング)を形成する。
【0335】
また、前記封入材1102、1104は太陽電池を囲んでグラス1101とバックシート1105の間に位置することによって、太陽電池に伝達される直接的な衝撃を緩和させ、湿気や汚染物質が太陽電池に直接的な影響を与えないようにする役割をする。
【0336】
また、前記太陽電池パネルは、光が入射する側を基準として、グラス、封入材、太陽電池、封入材およびバックシートが順に配置され得る。
【0337】
また、前記バックシート1105は、グラス1101と同一に太陽電池を外部環境から保護する役割をする。
【0338】
図25を参照すると、前記太陽電池モジュール部10は、第1太陽電池モジュール部11および第2太陽電池モジュール部12を含む。
【0339】
前記第1太陽電池モジュール部11は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0340】
また、前記第2太陽電池モジュール部12は、両端部にそれぞれ設けられた一対の端子部111を有する太陽電池パネル部100、それぞれの端子部111と電気的に連結されるための一対の第1電極端子270およびそれぞれの第1電極端子270を囲むように太陽電池パネル部100に装着された一対の第1キャップ200を含む。
【0341】
ここで、前記第1太陽電池モジュール部11の一対の端子部で、第1端部(図8で左側端部)の第1端子111aは(-)極性を有し、第2端部(図8で右側端部)の第2端子111bは(+)極性を有する。
【0342】
この時、前記第2太陽電池モジュール部12の一対の端子部で、第1端部(図8で左側端部)の第1端子111aは(+)極性を有し、第2端部(図8で右側端部)の第2端子111bは(-)極性を有する。
【0343】
換言すると、第1太陽電池モジュール部11の第1端子111aが(+)または(-)のうちいずれか一つの極性を有すると、第2太陽電池モジュール部12の第1端子111aは(+)または(-)のうち残りの一つの極性を有するように配置される。
【0344】
前記第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12は内側フレーム500の長さ方向(垂直方向)に沿って互いに交互にそれぞれ配置され得る。
【0345】
すなわち、複数個の太陽電池モジュール部10は、内側フレーム500の長さ方向(垂直方向)に沿ってそれぞれ配置される時、垂直方向に沿って隣接する2個の太陽電池モジュール部の端子部は互いに異なる極性を有するように配置され得る。
【0346】
これに伴い、第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12のそれぞれの端子部は垂直方向に沿って互いに異なる極性を有するように配置されることによって、コネクタ部70を通じて直列で連結され得る。
【0347】
図26は、本発明の第2実施例に係る太陽電池パネル110が装着されるブレードフレーム120の斜視図および側断面図である。
【0348】
図26を参照すると、前記ブレードフレーム120は、長さ方向(水平方向)に沿って延長形成され、太陽電池パネル110を支持するためのベースフレーム121を含む。
【0349】
前記ベースフレーム121は、内部に所定空間を有する第1~第3中空チャンバ1211、1212、1213がそれぞれ形成されるようにベースフレームの内部を区画する一つ以上の第1区画部材122を有する。
【0350】
また、前記ブレードフレーム120は、太陽電池パネル110が挿入固定されるように設けられた固定溝部130を含む。
【0351】
前記固定溝部130は、長さ方向の両端部が開口(開放)されるように形成され得、幅方向の両端部の断面の形状が略「⊂」の形状に設けられて太陽電池パネル110が固定溝部130に嵌合組立可能なように設けられ得る。
【0352】
前記固定溝部130は、垂直方向にベースフレーム121の両端部側すなわち、ベースフレームの上部および下部側からそれぞれ突出形成され得る。
【0353】
また、前記ブレードフレーム120の上端部には、ベースフレーム121の前面側から後面側に向かって内側に所定陥没した第1および第2溝部123、124がそれぞれ垂直方向に沿って所定間隔離れて設けられ得る。
【0354】
ここで、前記第1および第2溝部123、124は長さ方向(水平方向)に沿って内側に陥没され得る。
【0355】
前記ブレードフレーム120の下端部には、隣接する他のブレードフレームの第1および第2溝部123、124内に挿入(装着)される第1および第2突出部125、126がそれぞれ垂直方向に沿って所定間隔離れて設けられ得る。
【0356】
前記第1および第2突出部125、126は長さ方向(水平方向)に沿ってベースフレームから外側に突出するように設けられ得る。
【0357】
ここで、前記第1および第2突出部125、126は垂直方向に沿って延長形成され、隣接する他のブレードフレームの第1および第2溝部123、124の位置と対応するように設けられ得る。
【0358】
これに加え、前記ベースフレーム121には第1キャップ200をブレードフレーム120に固定させるために設けられたねじ部2430が装着されるねじ固定部2431が設けられ得る。
【0359】
具体的には、前記ねじ固定部2431は第2中空チャンバ1212が位置した領域のベースフレーム上に設けられ得る。
【0360】
前記ねじ固定部2431は内側にねじ部2430が挿入されて固定されるように設けられた第1通過ホール2431aを有し、ねじ部2430が第1キャップ200を貫通して第1通過ホール2431aに嵌合されて固定され得る。
【0361】
これに加え、前記ブレードフレーム120は垂直方向に沿って下部に隣接するように配置される他のブレードフレームの固定溝部の一部の領域を接触して遮蔽するように設けられたブレードガスケット170が装着されるためのブレードガスケット装着溝150を含む。
【0362】
前記ブレードガスケット装着溝150は、前記ブレードフレーム120の幅方向の一側端部(下端部)に長さ方向(水平方向)に沿って延長形成されたブレードガスケット170が挿入装着されるように所定の溝を有するように設けられ得る。
【0363】
特に、前記ブレードガスケット170は、一側がブレードガスケット装着溝150に装着され、他側が下部に隣接するように配置される他のブレードフレームの上部側固定溝部の外周面に接触し、固定溝部の一部の領域を覆うように設けられ得る。
【0364】
前記ブレードガスケット170によって各太陽電池モジュール部の間の通気量を抑制して太陽電池ルーバー組立体の気密性を向上できるようになる。
【0365】
前記太陽電池パネル110がブレードフレーム120の固定溝部130に装着される時、太陽電池パネル110の少なくとも一部の領域がブレードフレーム120の両端部より長さ方向にさらに突出するように装着され得る。
【0366】
すなわち、太陽電池パネル110の長さ方向の長さは、ブレードフレーム120の長さ方向の長さより長く形成され得る。
【0367】
特に、前記太陽電池パネル110の第1および第2端子111a、111bが設けられた一部の領域がブレードフレーム120の両端部から外側に突出するように設けられ得る。
【0368】
これに加え、垂直方向に沿って2個のブレードフレーム(120;120a、120b)が隣接するように配置される時、説明の便宜のために上部に配置されたブレードフレームを第1ブレードフレーム120aと指称し、下部に配置されたブレードフレームを第2ブレードフレーム120bと指称して説明する。
【0369】
前記第1ブレードフレーム120aの第1および第2突出部125、126は第2ブレードフレーム120bの第1および第2溝部123、124にそれぞれ挿入されるように設けられることによって、第1および第2ブレードフレーム120a、120bそれぞれのベースフレーム121は垂直な方向に沿って略同一平面上に位置し得る。
【0370】
図27は、本発明の第2実施例に係るブレードフレーム120に太陽電池パネル100が装着される順序を示した図面である。
【0371】
まず、前記ブレードフレーム120の前面側ベースフレーム121上の少なくとも一部の領域にはシリコンまたは防水絶縁シリコンを塗布した後、太陽電池パネル110を固定溝部130に挿入して装着することができる。
【0372】
図27の(c)のように(数字の順序参照)挿入された後、シリコンが硬化することによって太陽電池パネル110がブレードフレーム120に固定され得る。
【0373】
図28および図29は、本発明の第2実施例に係る第1電極端子270が分離可能に装着される第1キャップ200を示した図面である。
【0374】
図28および図29を参照すると、前記一対の第1キャップ200は太陽電池パネル部100の両終端部にそれぞれ装着され得る。
【0375】
これに加え、前記一対の第1キャップ200は、第1電極端子270が内側に挿入されて装着された状態で、太陽電池パネル部100と第1キャップ200の間を密閉(シーリング)するための第1ガスケット113を含む。
【0376】
また、前記一対の第1キャップ200は、第1キャップ200を太陽電池パネル部100に堅固に固定させるためのねじ部2430をさらに含む。
【0377】
ここで、ねじ部2430は一例として、ナベ頭タッピングねじであり得るが、これに限定されるものではない。
【0378】
具体的には、それぞれの第1キャップ200の第1装着部200aは太陽電池パネル部100と向き合う第1面201および第1面の反対方向の第2面202を有する。
【0379】
前記第1キャップ200の第1装着部200aは、第1面201から所定高さだけ突出形成されて第1中空チャンバ1211の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第1突出部材210を含む。
【0380】
また、第1キャップ200の第1装着部200aは、第1面201から所定高さだけ突出形成されて第2中空チャンバ1212の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第2突出部材211を含む。
【0381】
また、第1キャップ200の第1装着部200aは、第1面201から所定高さだけ突出形成されて第3中空チャンバ1213の少なくとも一部の領域に挿入されるように設けられた第3突出部材212を含む。
【0382】
前記第1~第3突出部材210、211、212はそれぞれ第1中空チャンバ1211、第2中空チャンバ1212および第3中空チャンバ1213に挿入されて第1キャップ200が太陽電池パネル部100に固定され得る。
【0383】
ここで、前記第1突出部材210および第2突出部材211の間には、第1キャップ200を貫通する第2通過ホール243が設けられ得る。
【0384】
前記第2通過ホール243は、第1キャップ200をブレードフレーム120に固定させるためのねじ部2430が挿入される貫通ホールであり得る。
【0385】
前記第2通過ホール243はブレードフレーム120のねじ固定部2431の第1通過ホール2431aと対応する位置に設けられ得る。
【0386】
これに加え、前記第1キャップ200は、第1装着部200aから延長形成されて第2キャップと結束する第2装着部200bを有する。
【0387】
前記第2装着部200bは第1装着部200aの長さ方向の長さより短く形成され得る。
【0388】
前記第2通過ホール243は第1キャップ200の第1および第2装着部200a、200bを貫通する貫通ホールであり得る。
【0389】
したがって、ねじ部2430は第1キャップ200の第2装着部200b、第1装着部の第2面2020および第1面201を順に通過してねじ固定部2431の第1通過ホール2431aに挿入されて第1キャップ200を太陽電池パネル部100に堅固に固定させることができる。
【0390】
また、前記第1装着部200aの第1面201には固定溝部130に装着された太陽電池パネル110の少なくとも一部の領域が挿入される第1挿入溝部220を含む。
【0391】
前記第1挿入溝部220は第1面201から第2面202側に向かって内側に陥没するように設けられ得る。
【0392】
また、前記第1キャップ200の上端部には、ブレードフレーム120の上端部の第1および第2溝部123、124と対応するように内側に陥没形成された第3および第4溝部231、232がそれぞれ設けられ得る。
【0393】
また、前記第1キャップ200の下端部には、ブレードフレーム120の下端部の第1および第2突出部125、126と対応するように外側に突出形成された第3および第4突出部233、234がそれぞれ設けられ得る。
【0394】
前記第1挿入溝部220は第1電極端子270が内側に挿入されるように内側に所定の空間部が形成された第1端子挿入部2201を有する。
【0395】
また、第1電極端子270が嵌合されて第1キャップ内に固定させるために一側が開口された第1端子固定部221を含む。
【0396】
前記第1端子固定部221は第1端子挿入部2201に対応する位置に設けられ、第1電極端子270が第1端子固定部221に装着される時、第1電極端子270の少なくとも一部の領域が第1端子挿入部2201を通過して第2装着部内部に位置することができる。
【0397】
一例として、後述する第1中空部241と略同一直線上に位置することができる。
【0398】
前記第1端子固定部221は第1端子挿入部2201に対応する位置の第1挿入溝部220の底面220aから所定高さだけ突出形成され得る。
【0399】
特に、第1端子固定部221の両端部の断面の形状が略「⊂」の形状に設けられて第1電極端子270が第1端子固定部221に嵌合された状態で、第1端子固定部221の両端部は第1電極端子の第3ターミナル部273の両端部273a、273bの少なくとも一部の領域を囲むように設けられ得る。
【0400】
ここで、前記第1挿入溝部220には第1ガスケット113が挿入されて少なくとも一部の領域を遮蔽するように嵌合されて組み立てられ得る。
【0401】
前記第1キャップ200の第1面201は略平坦面を有するように形成されて太陽電池パネルの少なくとも一部の領域が第1挿入溝部220に装着された状態で、第1面はブレードフレームの開放された側面を遮蔽して密着接触するように設けられ得る。
【0402】
これに加え、前記第1キャップ200の第2面202側には第2キャップ30と結束するように設けられた第2装着部200bが設けられ得る。
【0403】
前記第2装着部200bは、端子ハウジングの少なくとも一部の領域が収容される第1中空部241および第1中空部241の内周面上に第2電極端子の第4ターミナル部が挿入されるように設けられた第1中空部通過ホール2401を有する。
【0404】
前記第1電極端子270の少なくとも一部の領域は第1中空部241と略同一直線上に位置するように設けられ得る。
【0405】
特に、第2電極端子の第4ターミナル部は第1中空部241および第1中空部通過ホール2401を順に通過して第2装着部の内部に位置する第3ターミナル部の第1空間S1に挿入されて電気的に連結され得る。
【0406】
すなわち、第1中空部通過ホール2401と第3ターミナル部の第1空間s1は略同一直線上に位置させることによって、第4ターミナル部が挿入される時、第1空間S1内に挿入されて第1電極端子と第2電極端子は電気的に連結され得る。
【0407】
前記第1中空部241は第2キャップ30に設けられた第2電極端子310が内側に挿入されるように一側が開口(開放)され得る。
【0408】
すなわち、前記第1中空部は第2装着部200bの一端部200ba側(下方側)に向かって開口(開放)され得る。
【0409】
ここで、前記第1中空部通過ホール2401は第1キャップ200の内側に設けられた第1端子挿入部2201と流体連通可能に連結され得る。
【0410】
したがって、第1端子固定部221に第1電極端子270が挿入された状態で、第1ターミナル部271は太陽電池パネル110に向かって外部に露出するように位置し、第3ターミナル部273は第1中空部241の内側空間に露出しないように位置する。
【0411】
また、前記第2装着部200bの幅方向の両側には第1キャップ200の両側面から内側に所定陥没した第1装着溝部250がそれぞれ設けられ得る。
【0412】
これに加え、前記第1キャップ200は側面から外側に向かって突出するように設けられた第1装着部材260を含む。
【0413】
前記第1装着部材260は、第1キャップ200の下端部側に設けられ得、側面から外側に突出するように設けられ得る。
【0414】
前記第1装着部材260は、下向き傾斜面を有するように設けられ得る。
【0415】
これに加え、前記第1キャップ200は側面から内側に向かって陥没した第2装着溝部261を有する。
【0416】
前記第2装着溝部261は第1装着部材260と互いに異なる側面に設けられ得、一回以上折り曲げられるように形成されて略「┐」の形状を有することができる。
【0417】
図30は本発明の第2実施例に係る第1電極端子および第1ガスケットが第1キャップに装着された状態を示した図面、図31は本発明の第2実施例に係る第1電極端子および第1ガスケットが太陽電池パネル110に装着される状態を説明するために示した図面である。
【0418】
図30および図31を参照すると、第1ガスケット113は長さ方向に沿って延長形成され、第1挿入溝部220に対応する長さで形成された第1シーリング部1131および第1シーリング部1131から外側に突出するように延長形成され、第1端子固定部221を囲むように設けられた第2シーリング部1133を含む。
【0419】
前記第1ガスケット113の第1シーリング部1131は第1挿入溝部220の底面220aを遮蔽し、太陽電池パネル110の長さ方向の一端部を囲んで嵌合されるように内側に陥没したパネルシーリング溝部1132を含む。
【0420】
前記第1シーリング部1131と第2シーリング部1133の間には第1電極端子270が挿入される第1端子挿入部2201と流体連通可能に貫通した第2端子挿入部1134が設けられ得る。
【0421】
したがって、前記第1キャップ200には第1電極端子270が第1端子固定部221に挿入されて固定された状態で、第1ガスケット113を第1挿入溝部220に挿入して第1電極端子が第1キャップ200内でより堅固に固定され得る。
【0422】
この時、第1電極端子270の第1ターミナル部271は第1ガスケット113の第2端子挿入部1134を通過して外部に露出するように位置することができる。
【0423】
前記のように、外部に露出した第1ターミナル部271は、第1キャップ200が太陽電池パネル部100に装着された状態で、太陽電池パネル110の端子部111と物理的に接触することになって電気的に連結され得る。
【0424】
前記のように形成された第1ガスケット113が第1キャップ200に装着されて太陽電池パネル部100と嵌合される時、太陽電池パネル110および太陽電池パネル部100の4面を密閉して防水性能が向上することによって太陽電池パネル部100と第1キャップ200の間の防水および密閉性が向上し得る。
【0425】
特に、第1キャップ200が太陽電池パネル部100に結合固定される時、ねじ部の追加的な固定力によって固定力がより向上し得る。
【0426】
一方、図32および図33は本発明の第2実施例に係る第2キャップ30を示した図面、図34は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部に第1キャップ、第2キャップおよびコネクタ部が装着された状態で第1~第3電極端子の電気的連結を説明するために示した断面図である。
【0427】
図32図34を参照すると、本発明の第2キャップ30は、第1電極端子270と電気的に連結されるための第2電極端子310および第2電極端子310を収容し、第1キャップ200が装着されるように複数個設けられ得る。
【0428】
ここで、前記第2電極端子および第2電極端子の少なくとも一部の領域を囲む端子ハウジング312は第2キャップ30内に分離可能に装着され得る。
【0429】
前記第2キャップ30は第1キャップ200と向き合う第1面31および第1面の反対方向の第2面32を有する。
【0430】
また、前記第2キャップ30は第1キャップ200がスライド挿入されて装着されるように内側に所定の空間部を有する第3装着部320を含む。
【0431】
前記第3装着部320は幅方向wの両端部側が第1キャップの少なくとも一部の領域を囲むように、第1面から所定高さだけ突出するように形成され得、長さ方向の両端部は開口(開放)され得る。
【0432】
前記第3装着部320は、第1キャップ200の第1装着溝部250にそれぞれスライド挿入されて固定されるように設けられた一対の第1結束凸部321を含む。
【0433】
第3装着部320は第2電極端子310を分離可能に固定する第2端子固定部330を含む。
【0434】
前記第1キャップ200が第2キャップ30の長さ方向に沿ってスライド挿入される時、第2端子固定部に固定された第2電極端子は、第3装着部320の第1中空部241および第1中空部通過ホール2401に挿入されて第1電極端子と電気的に連結され得る。
【0435】
前記第2端子固定部330は第2電極端子310と一体に形成された端子ハウジング312が分離可能に差し込み挿入されて固定されるように設けられる。
【0436】
前記第2端子固定部330は第2電極端子と一体に形成された端子ハウジング312の装着溝3125に差し込み挿入されるように設けられた一対の第1装着凸部332を含む。
【0437】
前記一対の第1装着凸部332は互いに所定間隔離れて設けられて内側に所定の空間部(331、「第1挿入部」ともいう)を有するように第3装着部320から内側に突出するように形成され得る。
【0438】
また、前記第2端子固定部330は、端子ハウジング312の少なくとも一部の領域を囲んで固定するように設けられた第2装着凸部334を含む。
【0439】
前記第2装着凸部334は第2キャップ30の第1面31から外側に突出するように形成されて内側に所定の空間部(333、「第2挿入部」ともいう)を有する。
【0440】
前記それぞれの所定の空間部331、333は一側が開口(開放)されて第2電極端子と一体に形成された端子ハウジング312が空間部331、333内に挿入され得る。
【0441】
この時、一対の第1装着凸部332が端子ハウジング312の装着溝3125に嵌合されて第1挿入部331内に第2ハウジング部3122の少なくとも一部の領域が装着されて固定され得る。
【0442】
これとともに、端子ハウジング312の第2ハウジング部3122の残りの一部の領域およびヘッド部3123は第2挿入部333内に挿入されて第2装着凸部334により固定され得る。
【0443】
これに伴い、第2キャップ30内に端子ハウジング312と一体に形成された第2電極端子310が分離可能に固定され得る。
【0444】
前記のように第2キャップ30内に第2電極端子310が固定された状態で、第2電極端子310の第4ターミナル部3101の第1領域は外部に露出するように設けられ得る。
【0445】
特に、前記のように第2キャップ30内に第2電極端子310が固定された状態で、第1キャップ200が第2キャップ30に装着される時、第2キャップ30に固定された第1ハウジング部3121および第4ターミナル部3101の第1領域が第1ハウジング部3121の第1中空部241内に挿入され、第1中空部通過ホール2401を通過して第2装着部内部に位置した第1電極端子の第2ターミナル部272と第2電極端子の第4ターミナル部3101が電気的に連結され得る。
【0446】
この時、第1中空部241に挿入された第1オーリング装着部3124に装着された第1オーリングO1によって密閉力が向上して、第1中空部241および第2装着部内部側に水分の浸透を防止することによって、防水性能が向上し得る。
【0447】
前記第3装着部320の側面には第1キャップの第1装着部材260が挿入されて固定されるように設けられた挿入溝328が第1装着部材260と対応する位置に設けられ得る。
【0448】
前記第3装着部320の側面には第1キャップ200の第2装着溝部261に挿入されて第1キャップと第2キャップを固定するように設けられた第2結束凸部329を含む。
【0449】
前記第2結束凸部329は第2装着溝部261の形状に対応するように設けられ得、略「┐」の形状で設けられ得るが、これに限定されるものではない。
【0450】
これに加え、前記第2キャップ30は、フレーム部50に装着され、コネクタ部70が装着されるように設けられた第4装着部340を含む。
【0451】
前記第4装着部340は、内側に所定の第5中空部341を有する回動部材350を含む。
【0452】
前記回動部材350は、第2面32側に突出形成された第1段部351および第1段部351でさらに突出した第1固定部352を有する。
【0453】
一例として、前記第1固定部352は中空円筒状に設けられ得る。
【0454】
前記第4装着部340の第5中空部は第1固定部352の内側に形成され得、第3電極端子が第5中空部に挿入されるように設けられ得る。
【0455】
特に、前記第4装着部の第5中空部341内には第2電極端子の少なくとも一部の領域が位置するように設けられ得る。
【0456】
具体的には、前記第2電極端子310と一体に形成された端子ハウジングのヘッド部3123およびヘッド部3123から外部に露出した第5ターミナル部3102は、第4装着部の第5中空部341の内側空間に露出するように位置することができる。
【0457】
一方、図35は、本発明の第2実施例に係る固定部材400を示した図面である。
【0458】
図35を参照すると、前記第2キャップ30は、第2キャップ30の第4装着部340側に装着されて第2キャップ30を回転可能に支持するように設けられた固定部材400を含む。
【0459】
前記固定部材400は後述する内側フレーム500のフレーム貫通ホール510に挿入装着されて第2キャップ30を回転可能に支持することができる。
【0460】
前記固定部材400は、フレーム貫通ホール510に挿入されて第2キャップ30が回転する時、回転が可能であるように助けるとともに摩擦を減らす役割をする。
【0461】
一例として、前記固定部材400が装着されない場合、プラスチックで形成された第2キャップ30はアルミニウム材質の内側フレームのフレーム貫通ホールとの摩擦によって容易に摩耗する問題を引き起こし得る。
【0462】
前記固定部材400は、内側フレーム500のフレーム貫通ホール510の形状に対応するようにフレーム貫通ホール510に挿入固定される第2段部410を有し、第2キャップ30の回動部材350が挿入装着されるように第2段部の中央部を貫通する固定部再貫通ホール420が設けられ得る。
【0463】
前記固定部材400の第2段部410は、内側フレーム500のフレーム貫通ホール510を通過して外側に露出するように装着され得る。
【0464】
この時、前記第2キャップ30の第4装着部340は固定部材400に装着され得、第1固定部352が固定部再貫通ホール420を通過して内側フレーム500と外側フレーム600の間の空間に露出する。
【0465】
すなわち、前記第1固定部352は内側フレームと外側フレームの間の空間に位置することができる。
【0466】
また、前記固定部材400は第1段部351および第1固定部352の少なくとも一部の領域を囲んで支持できるようになる。
【0467】
一方、図36および図37は本発明の第2実施例に係るフレーム部50を説明するために示した図面である。
【0468】
図36および図37を参照すると、前記フレーム部50は複数個の第2キャップ30が長さ方向に沿ってそれぞれ回転可能に装着されるように設けられた内側フレーム500および内側フレーム500を囲む外側フレーム600を含む。
【0469】
前記フレーム部50は、所定の空間を有し、所定の空間内に複数個の太陽電池モジュール部10が長さ方向に沿ってそれぞれ配置され、回転可能に装着され得る。
【0470】
より具体的には、前記内側フレーム500は、長さ方向(垂直方向)に沿って延長形成され、長さ方向に沿って一定の間隔離れて配置された複数個のフレーム貫通ホール510を含む。
【0471】
前記内側フレーム500は太陽電池モジュール部10の両端部側にそれぞれ設けられ得る。
【0472】
ここで、前記内側フレーム500には、太陽電池モジュール部10を回転させるためにフレーム貫通ホール510を挟んで両側に設けられた一対のロッドバー(図示されず)が設けられ得、コネクタ部70に設けられた一対の突出バー739がそれぞれ挿入されて固定されるように設けられた複数個の突出バー固定ホール(図示されず)が一対の突出バー739と対応する位置にそれぞれ設けられ得る。
【0473】
前記内側フレーム500は長さ方向に沿って延長形成された一対の第1挿入溝部520が設けられ得る。
【0474】
前記一対の第1挿入溝部520は内側フレーム500の幅方向の両端部側にそれぞれ設けられ得る。
【0475】
前記外側フレーム600は、長さ方向に沿って延長形成され、内側フレームの側面を囲むように設けられた一対の側面フレーム610および一対の側面フレーム610の長さ方向に沿う両端部をそれぞれ連結する上部および下部フレーム620、630を含む。
【0476】
前記それぞれの側面フレーム610は、第1挿入溝部520にそれぞれ挿入される第1挿入凸部611が設けられ得る。
【0477】
前記それぞれの側面フレーム610は内側フレーム500が装着された状態で、内部にコネクタ部70が配置されるように所定の空間部601を形成することができる。
【0478】
これに加え、前記外側フレーム600は側面フレームと上部フレームまたは側面フレームと下部フレームを連結するための組立部材650を含む。
【0479】
前記組立部材650は略「┐」の形状を有するように設けられ、少なくとも一部の領域は上部フレームまたは下部フレームの内側に挿入され、残りの一部の領域は側面フレームの内側に挿入されて上部フレームと側面フレームまたは下部フレームと側面フレームを結束させることができる。
【0480】
これに加え、前記外側フレーム600は、上部および下部フレーム620、630にそれぞれ装着される一対のガイド部材660およびそれぞれのガイド部材660に装着される一対のガイドスリット部材670を含む。
【0481】
前記上部および下部フレーム620、630は、ガイド部材660がそれぞれ嵌合されるように設けられた一対の第2挿入凸部640を含む。
【0482】
前記一対のガイド部材660は、一対の第2挿入凸部640がそれぞれ挿入される第2挿入溝部661を有し、ガイドスリット部材670が挿入されて嵌合される第3挿入溝部662を含む。
【0483】
前記第1および第2挿入溝部520、661は第1および第2挿入凸部620、640にそれぞれスライド挿入されて結合され得る。
【0484】
前記それぞれのガイドスリット部材670は、ブレードフレーム120の第1および第2溝部とそれぞれ対応する形状を有する第3および第4溝部671、672を有するように設けられ得る。
【0485】
前記ガイドスリット部材670は、フレーム部50に複数個の太陽電池モジュール部10が装着された状態で、最上端部に位置する太陽電池パネル部100の上端部および最下端部に位置する太陽電池パネル部100の下端部にそれぞれ接触するように設けられ得る。
【0486】
特に、前記下部フレームに装着されたガイドスリット部材の第3および第4溝部には、ブレードフレームの第1および第2突出部125、126が挿入されて装着されるように設けられ得る。
【0487】
これに加え、前記外側フレーム600はコネクタ部70を通じて出力される電気を外部に出力する外部コネクタ680が設けられ得る。
【0488】
前記外部コネクタ680は一例として、側面フレームに装着されて固定され得、コネクタ部70と電気的に連結されるように設けられ得る。
【0489】
特に、前記外部コネクタ680は外側フレームの上端部および下端部側にそれぞれ設けられ、最上端部に位置した太陽電池モジュール10と最下端部に位置した太陽電池モジュール10とそれぞれ電気的に連結され得る。
【0490】
また、一つ以上の太陽電池モジュール部10は、コネクタ部70により隣接する2個の太陽電池モジュール部10が直列で連結されることによって、最終電極は最上端太陽電池モジュール部と最下端太陽電池モジュール部を電気的に連結して外部コネクタ680を通じて電気を収得することができる。
【0491】
図38および図39は、本発明の第2実施例に係るコネクタ部70を示した斜視図である。
【0492】
図38および図39を参照すると、前記装着部材730は、第2キャップ30の回動部材350の第5中空部341内に挿入装着されるように設けられた第5装着部732を含む。
【0493】
前記第5装着部732の中央部には第2貫通ホール731を有し、第1固定部352の内側に挿入されて係止されるように設けられた一対の第1固定片7321が第2貫通ホール731を挟んで両側にそれぞれ設けられ得る。
【0494】
これに伴い、前記第1固定部352の内側には一対の第1固定片7321が係止されるように固定溝(図示されず)が設けられ得る。
【0495】
また、前記第5装着部732は、第1固定部352の内側に挿入され、第2キャップ30と装着部材730の間の密閉力を向上させるために、周り方向に沿って内側に陥没した第3オーリング装着部7322を含む。
【0496】
したがって、前記第3オーリング装着部7322には第3オーリングO3が装着されて第2キャップ30の第1固定部352内部に嵌合されて密閉力が向上し得る。
【0497】
これに加え、前記装着部材730は第5装着部732の第2貫通ホール731に流体連通するように連結され、第3電極端子710のシーリング部722が挿入されるシーリング装着部760を含む。
【0498】
前記第3電極端子710およびこれに連結された連結部720の少なくとも一部の領域は、シーリング装着部760を通過して第5装着部732の内側の第2貫通ホール731内に挿入装着され得る。
【0499】
前記第3電極端子710が第5装着部732の内側に装着された状態で、第3電極端子のシーリング部722がシーリング装着部760に挿入されることによって、装着部材730の内部に水分が浸透することを防止することができる。
【0500】
前記連結部720は隣接する2個の太陽電池モジュール部10を電気的に連結させるために一対の第3電極端子を電気的に連結させることができる。
【0501】
前記コネクタ部70が第2キャップにそれぞれ装着されると、第2キャップの第5中空部341に第5装着部732が挿入固定され、第5装着部732内部に位置した第3電極端子の第6ターミナル部711の内側の所定の第2空間S2内に第5中空部341に露出した第2電極端子310の第5ターミナル部3102が挿入され、第2電極端子と第3電極端子は電気的に連結され得る。
【0502】
この時、前記第2オーリングO2が第5装着部732に嵌合され得る。
【0503】
また、前記コネクタ部70は太陽電池モジュール部10を所定の角度で回転させるために設けられた一対の突出バー739を含む。
【0504】
前記一対の突出バー739は、装着部材730の第1面7301から外側に突出するように設けられ、第5装着部732を挟んで互いに向き合うように所定間隔離れて位置することができる。
【0505】
図40は、本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部10を組み立てる(装着)順序を示した図面である。
【0506】
まず、前記第1電極端子270を第1キャップ200に設けられた第1端子固定部221に挿入して固定させた状態で、第1ガスケット133を第1キャップ200の第1挿入溝部220に装着する。
【0507】
前記のように、第1電極端子が第1キャップ200内に装着された状態で、第1キャップ200を太陽電池パネル部100に装着し、ねじ部2430を第1キャップに設けられた第2通過ホール243を通過させてブレードフレーム120に設けられたねじ固定部2431に挿入して第1キャップ200を太陽電池パネル部100に堅固に固定させて太陽電池モジュール部10の組立を完了する。
【0508】
図41は、本発明の第2実施例に係る端子ハウジングと射出成形された第2電極端子を第2キャップ30に組み立てる(装着)順序を示した図面である。
【0509】
前記端子ハウジングと射出成形された第2電極端子を第2キャップ30内に設けられた第2端子固定部330に挿入して固定させる。
【0510】
その後、図示してはいないが、第2電極端子が装着された第2キャップ30の回動部材350に固定部材400を装着して内側フレーム500のフレーム貫通ホール510に装着させる。
【0511】
ここで、内側フレーム500のフレーム貫通ホール510に固定部材400を装着させた後、第2キャップ30を固定部材400の固定部再貫通ホール420に挿入して装着させてもよい。
【0512】
次に、図42は、本発明の第2実施例に係るコネクタ部70が組み立てられる順序を示した図面である。
【0513】
前述した連結部720と電気的に連結された第3電極端子を一対の装着部材70の内部の第5中空部341上にそれぞれ挿入して組立を完了する。
【0514】
図43および図44は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール10が装着される順序を説明するために示した図面、図45は本発明の第2実施例に係る太陽電池モジュール部が第2キャップに装着される状態とコネクタ部が第2キャップに装着される状態を示した図面、図46は本発明の第2実施例に係る太陽電池ルーバー組立体が直列で連結される状態を説明するために示した図面である。
【0515】
図43図46を参照すると、前記第2キャップ30は内側フレーム500に装着された状態で所定角度回転した状態であり得る。
【0516】
前記のような状態で、太陽電池モジュール部10は第2キャップ30の下方側に向かってスライド挿入装着され得る。
【0517】
すなわち、前記第1電極端子270および第2電極端子310は、内側フレームの長さ方向に沿って挿入されるように設けられ得る。
【0518】
前記のように第2キャップに太陽電池モジュール部が装着された状態で、コネクタ部70が第2キャップの回動部材に装着され得る。
【0519】
本発明のコネクタ部70はそれぞれの太陽電池モジュール部10を直列で連結するための構成であり、太陽電池モジュール部10を直列連結するためのコネクタ部70の配置は次の通りである。
【0520】
図18図35図43図46を参照すると、説明の便宜のためにフレーム部の垂直方向に沿って第1太陽電池モジュール部11と第2太陽電池モジュール部12が交互に順に配置される時、第2太陽電池モジュール部12の下部に配置された第1太陽電池モジュール部11は第3太陽電池モジュール部と指称され得、第3太陽電池モジュール部の下部に配置された第2太陽電池モジュール部は第4太陽電池モジュール部と指称され得る。
【0521】
この時、上部から下部に向かう方向を基準として、第1~第4太陽電池モジュール部の右側端部側と左側端部側の連結を説明する。
【0522】
例えば、複数個の太陽電池モジュール部10、10’が互いに電気的に接続されて直列連結されるためには、コネクタ部70は第1太陽電池モジュール部11および第2太陽電池モジュール部12の右側端部に配置されて第1および第2太陽電池モジュール部の右側端部側を電気的に連結する。
【0523】
この時、コネクタ部70は第2太陽電池モジュール部12および第2太陽電池モジュール部の下部に位置した他の第1太陽電池モジュール部(第3太陽電池モジュール部)11’の左側端部に配置されて第2太陽電池モジュール部12および第3太陽電池モジュール部11’の左側端部側を電気的に連結する。
【0524】
また、コネクタ部70は第3太陽電池モジュール部11’および第4太陽電池モジュール部12’の右側端部に配置されて第3および第4太陽電池モジュール部の右側端部側を電気的に連結する。
【0525】
前記のような構成を繰り返してコネクタ部を設置することによって、複数個の太陽電池モジュール部は電気的に直列連結され得る。
【0526】
すなわち、前記コネクタ部70は直列連結のために左側端部側と右側端部側にそれぞれ互いに交差しながら連結され得る。
【0527】
このような連結は、内側フレームと外側フレームの間の空間でなされ得るため、電線が外部に露出しない効果がある。
【0528】
また、本発明のルーバー組立体は従来のルーバー窓が組み立てられる方式と同一の方式で組み立てることができるため、組立がより容易である。
【0529】
また、ルーバー窓の役割をするとともに直列連結された太陽電池パネルで電気を生産できる長所がある。
【0530】
前述した通り、本発明は、従来のルーバー組立体において、電気的に連結される電極端子はインサート射出成形によって生産されて生産性が低くなる問題点を改善するように、第1キャップの構造を第1キャップ内部に第1電極端子が分離可能に組み立てられるように設け、第2キャップの構造を第2キャップ内部に端子ハウジングとインサート射出成形された第2電極端子が分離可能に組み立てられるように設け、コネクタ部内に第3電極端子が分離可能に組み立てられるように設けることによって、インサート射出の難易度を低くすることによって生産性が向上する。
【0531】
特に、それぞれの電極端子が電気的に連結される部分に密閉力を向上させるための第1ガスケット、オーリングおよびシーリング部を利用することによって、防水性能をより向上させることができる。
【符号の説明】
【0532】
1 ルーバー組立体
10 太陽電池モジュール
10、10’ 太陽電池モジュール部
11 第1太陽電池モジュール部
12 第2太陽電池モジュール部
11’ 第3太陽電池モジュール部
12’ 第4太陽電池モジュール部
30 第2キャップ
31 第1面
32 第2面
50 フレーム部
70 コネクタ部
100 太陽電池パネル部
110 太陽電池パネル
111 一対の端子部
111a 第1端子
111b 第2端子
112 バイパスダイオード接続部
113 第1ガスケット
120 ブレードフレーム
120a 第1ブレードフレーム
120b 第2ブレードフレーム
121 ベースフレーム
122 第1区画部材
123 第1溝部
124 第2溝部
125 第1突出部
126 第2突出部
130 固定溝部
133 第1ガスケット
140 バイパスダイオード挿入部
150 第1装着溝部
160 バイパスダイオード
170 ブレードガスケット
200 第1キャップ
200a 第1装着部
200b 第2装着部
201 第1面
202 第2面
210 第1突出部材
211 第2突出部材
212 第3突出部材
220 第1挿入溝部
221 第1端子固定部
231 第3溝部
232 第4溝部
233 第3突出部
234 第4突出部
240 第1結束部
241 第1中空部
243 第2通過ホール
250 第1装着溝部
260 第4突出部材
261 第2装着溝部
270 第1電極端子
271;271a、271b、271c 電極ロッド
271 第1ターミナル部
272 第2ターミナル部
273 第3ターミナル部
273 第2連結部
310 第2電極端子
311;311a、311b、311c 第2電極ロッド
312 第3連結部
320 第1装着部
321 第1結束凸部
323 第1段部
325 第1結束部材
327 第1オーリング
328 挿入溝
329 第2結束凸部
330 第2端子固定部
331、332、333 空間部
334 第2装着凸部
340 第2装着部
341 第2中空部
350 回動部材
351 第1段部
352 第1固定部
400 固定部材
410 第2段部
420 第1貫通ホール
500 内側フレーム
510 フレーム貫通ホール
520 第1挿入溝部
600 外側フレーム
601 所定の空間部
610 側面フレーム
611 第1挿入凸部
620 下部フレーム
630 下部フレーム
640 第2挿入凸部
650 組立部材
660 ガイド部材
661 第2挿入溝部
662 第3挿入溝部
670 ガイドスリット部材
671 第3溝部
672 第4溝部
680 外部コネクタ
710 第3電極端子
711 第4連結部
712 第5連結部
720 連結部
722 シーリング部
730 装着部材
731 第2貫通ホール
732 第2結束部材
734 第2オーリング
739 突出バー
760 シーリング装着部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図26
図27
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図30
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図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46
【国際調査報告】