(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-28
(54)【発明の名称】農業生産のための照明ネットワークの同期化
(51)【国際特許分類】
H05B 47/16 20200101AFI20230220BHJP
H05B 47/105 20200101ALI20230220BHJP
H05B 45/10 20200101ALI20230220BHJP
【FI】
H05B47/16
H05B47/105
H05B45/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022537217
(86)(22)【出願日】2020-12-18
(85)【翻訳文提出日】2022-06-16
(86)【国際出願番号】 US2020065890
(87)【国際公開番号】W WO2021127358
(87)【国際公開日】2021-06-24
(32)【優先日】2019-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515243718
【氏名又は名称】シャント テクノロジーズ, インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】XIANT TECHNOLOGIES,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】サンタイク, ジョン ダレン
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA02
3K273PA09
3K273QA21
3K273QA28
3K273SA07
3K273SA22
3K273SA37
3K273SA46
3K273TA03
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA28
3K273TA36
3K273TA53
3K273TA54
3K273TA77
3K273UA15
3K273UA22
3K273UA24
3K273UA25
3K273UA27
3K273UA28
3K273UA29
(57)【要約】
本開示の実施形態は、2つ以上のLEDライトを含むLEDライトアレイ内のLEDライト及びセンサの同期通信及び制御のためのシステム、装置、及び方法を提供する。グリーンハウス、温室、家禽卵生産施設、病院、酪農生産、または他の照明施設などの施設内に存在するアレイ内のLEDライトと通信するゲートウェイ及び/またはマスタコントローラ内のマスタクロックの使用を通して、ゲートウェイ及び/またはマスタコントローラは、アレイ内のLEDライトのそれぞれに送信される信号内にコマンド及びマスタクロックからの時刻を含むマスタ信号を生成することにより、LEDライトアレイからの光または光子の放出を同期化することができる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つ以上の変調LEDライトから変調光子を同期放出するためのシステムであって、前記システムは、
少なくとも1つのマスタコントローラと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラ内のマスタクロックであって、前記少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記マスタクロックと、
2つ以上のLEDライトと、
を備え、
各LEDライトは、
コントローラと、
内部クロックと、
少なくとも1つの光子エミッタと、
を備え、
前記少なくとも1つの光子エミッタは、光子を放出することができ、
前記コントローラは、前記内部クロック及び前記少なくとも1つの光子エミッタと通信し、前記内部クロックの時刻は、前記少なくとも1つの光子エミッタからの前記光子放出のタイミングを同期化し、
各LEDライトは、前記マスタコントローラから前記信号を受信することができ、各LEDライトの前記コントローラは、前記マスタコントローラからの前記信号の前記マスタクロックの時刻を分析して、前記マスタクロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、
前記システム。
【請求項2】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻は、前記1つ以上のマスタの前記マスタクロックに同期化される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する温度センサを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する気圧計を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
各マスタは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記マスタから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、前記コントローラに動作可能に接続された電源を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記電源は、DC、AC、及び電池から選択される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記1つ以上のマスタコントローラの前記マスタクロックの1.0ns~1000msに同期化することができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記1つ以上のマスタのうちのあるマスタにコミッション及びペアリングされる、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記マスタは、前記LEDライトに信号を発することができ、
前記LEDライトは、前記マスタからの前記信号を分析することができ、前記LEDライトとペアリングするように前記マスタに要求することができる、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記LEDライトによる前記分析は、前記マスタからの前記信号の強度に基づく、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記LEDライトは、前記マスタからの前記信号の強度を分析することができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記LEDライトは、前記マスタからの前記信号の前記強度を示すインジケータを発する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記マスタからの前記信号は、複数の成分を含むことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記LEDライトは、発光ダイオード、白熱灯、蛍光灯、高輝度放電灯、高圧ナトリウム、低圧ナトリウム、及び水銀蒸気から選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記LEDライトは、0.1~1600nmの範囲の波長スペクトルを生成することができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記1つ以上のマスタに動作可能にリンクされたゲートウェイをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
前記ゲートウェイは、前記1つ以上のマスタにハードワイヤ接続される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記システムは、前記2つ以上のLEDライトと直接通信することができるゲートウェイを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項21】
前記少なくとも1つのマスタからの前記信号は、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトにハードワイヤで通信される、請求項1に記載のシステム。
【請求項22】
前記ハードワイヤは、双方向通信及び一方向通信に対応することができるイーサネット、導波路、電線、及び光ファイバから選択される、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記少なくとも1つのマスタからの前記信号は、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトに無線で通信される、請求項1に記載のシステム。
【請求項24】
前記無線通信は、超広帯域、広帯域、パルス無線周波数(RF)、パッシブ、Zigbee、無線アドホックネットワーク、メッシュ、及びRFIDから選択される、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記LEDライトは、前記マスタまたは前記ゲートウェイに信号を発することができ、前記マスタまたは前記ゲートウェイは、前記LEDライトからの前記信号を分析することができ、前記マスタとペアリングするように前記LEDライトに要求することができる、請求項10に記載のシステム。
【請求項26】
前記マスタからの前記信号を受信することができ、前記マスタに信号を発することができる少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項27】
前記センサからの前記信号は、データを含むことができる、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記センサは、測定値リストの煙、熱、火、湿気、茎の直径、GPS、給餌機、給水機、重量センサ、ひずみ計、圧力変換器、加速度計、振動、音、及び発声、並びに、心拍数、血圧、排卵、例えばフェロモン、エストロゲン、テストステロン、及びコルチゾールなどのホルモン追跡から、選択される、請求項26に記載のシステム。
【請求項29】
LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法であって、
少なくとも1つのマスタコントローラを設けることと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、前記少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記設けることと、
2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、
コントローラと、
内部クロックと、
少なくとも1つの光子エミッタと、
を備え、前記少なくとも1つの光子エミッタは、パルス光子または変調光子を放出することができ、
前記コントローラは、前記内部クロック及び前記少なくとも1つの光子エミッタと通信し、前記内部クロックの時刻は、前記少なくとも1つの光子エミッタからの前記光子放出のタイミングを同期化する、
前記設けることと、
前記少なくとも1つのマスタから信号を生成することであって、前記信号は、前記信号内に前記マスタクロックの時刻、及び前記信号が送信された時刻を含む、前記信号を生成することと、
各LEDライト内で前記信号を受信することと、
前記LEDの前記コントローラ内で、前記マスタクロックの時刻、及び前記マスタから前記信号が送信された時刻を分析することと、
前記マスタの時刻及び前記マスタから前記信号が送信された時刻を、前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することと、
前記LEDライトの前記内部クロックを、前記マスタの前記マスタクロックに同期化することと、
を含む、前記方法。
【請求項30】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻を、前記1つ以上のマスタの前記マスタクロックに同期化することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する温度センサを備える、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記温度センサからの温度の変化に基づいて、前記コントローラにより再較正される、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する気圧センサを備える、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記気圧センサからの気圧の変化に基づいて、前記コントローラにより再較正される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、前記コントローラに動作可能に接続された電源を備える、請求項29に記載の方法。
【請求項37】
前記電源は、DC、AC、及び電池から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、前記1つ以上のマスタコントローラの前記マスタクロックの1.0ns~1000ms内に同期化することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、前記1つ以上のマスタコントローラの前記マスタクロックの2ナノ秒内に同期化することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項40】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトを、前記1つ以上のマスタのうちのあるマスタとペアリングすることをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項41】
前記マスタから前記LEDライトに信号を発することと、
前記LEDライト内で前記マスタからの前記信号を分析することと、
前記LEDライトとペアリングするように前記マスタに要求することと、
をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記マスタまたはゲートウェイから前記LEDライトに信号を発することと、
前記LEDライト内で前記マスタまたはゲートウェイからの前記信号を分析することと、
前記マスタまたはゲートウェイとペアリングするように前記LEDライトに要求することと、をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記LEDライトによる前記分析は、前記マスタからの前記信号の強度に基づく、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記マスタによる前記分析は、前記LEDライトからの前記信号の強度に基づく、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記LEDライトが受信した前記マスタからの前記信号の強度を分析することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項46】
前記マスタからの前記信号の前記強度を示すインジケータを前記LEDライトから発することをさらに含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記マスタからの前記信号は、複数のデータ成分を含むことができる、請求項29に記載の方法。
【請求項48】
前記データは、一意的なID、プリアンブル、タイミング、レシピステップ、レシピ、温度、ファームウェア、ステータス、ポストアンブル、エコー、誤ったチャネル、及び部分的なメッセージングから選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記LEDライトは、発光ダイオード、白熱灯、蛍光灯、高輝度放電灯、高圧ナトリウム、低圧ナトリウム、及び水銀蒸気から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項50】
前記LEDライトは、0.1~1600nmの範囲の波長スペクトルを生成することができる、請求項29に記載の方法。
【請求項51】
前記1つ以上のマスタに動作可能にリンクされたゲートウェイをさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項52】
前記ゲートウェイは、前記1つ以上のマスタにハードワイヤ接続される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記方法は、前記2つ以上のLEDライトと直接通信するゲートウェイを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記少なくとも1つのマスタからの前記信号を、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトにハードワイヤで通信することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項55】
前記ハードワイヤは、双方向通信及び一方向通信に対応することができるイーサネット、導波路、電線、及び光ファイバから選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記ハードワイヤ内の反復信号は、各LEDライト内の光子レシピをケイデンスするために使用される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記少なくとも1つのマスタからの前記信号を、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトに無線で通信することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項58】
前記無線通信は、超広帯域、広帯域、パルス無線周波数(RF)、パッシブ、Zigbee、無線アドホックネットワーク、メッシュ、及びRFIDから選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記マスタからの前記信号を受信し、前記マスタに信号を発することができる少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項60】
前記センサは、測定値リストの煙、熱、火、湿気、茎の直径、GPS、給餌機、給水機、重量センサ、ひずみ計、圧力変換器、加速度計、振動、音、及び発声、並びに、心拍数、血圧、排卵、例えばフェロモン、エストロゲン、テストステロン、及びコルチゾールなどのホルモン追跡から、選択される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、反復間隔で再較正することをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項62】
前記反復間隔は、5秒~1時間である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記内部クロックは、温度の変化を考慮して再較正される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記内部クロックは、気圧の変化を考慮して再較正される、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
前記LEDライトからの前記光子放出の強度は、前記LEDライトの配置を考慮して、生物までの距離の変化に基づいて調整される、請求項29に記載の方法。
【請求項66】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトがオン状態である時間量を削減するために、前記2つ以上のLEDライトは同期化される、請求項29に記載の方法。
【請求項67】
前記2つ以上のLEDライトのうち、任意の特定の時刻に光子を放出するLEDライトの総数は、前記2つ以上のLEDライトのLEDライト総数の5%~90%である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
オンサイクルのLEDライトからの前記光子放出をオフサイクルにシフトし、同時に前記LEDライトの10%~80%をオフサイクルからオンサイクルにシフトすることと、
常に前記LEDライトの10%~80%がオンサイクルとなり、同時にこれに付随する割合がオフサイクルとなるように、前記LEDライトのシフトを反復することと、
をさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記1つ以上のマスタの各マスタは、前記2つ以上のLEDライトとペアリングされる、請求項1に記載のシステム。
【請求項70】
前記1つ以上のマスタの各マスタは、前記2つ以上のLEDライトとペアリングされる、請求項29に記載の方法。
【請求項71】
LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法であって、
少なくとも1つのマスタコントローラを設けることと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、前記少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記設けることと、
2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、
コントローラと、
少なくとも1つの光子エミッタと、
を備え、前記少なくとも1つの光子エミッタは、パルス光子または変調光子を放出することができ、
前記コントローラは、前記少なくとも1つの光子エミッタと通信し、前記コントローラは、前記少なくとも1つの光子エミッタからの前記光子放出のタイミングを同期化する、
前記設けることと、
前記少なくとも1つのマスタから信号を生成することであって、前記信号は、信号内に前記マスタクロックの時刻、及び前記信号が送信された時刻を含む、前記信号を生成することと、
各LEDライト内で前記信号を受信することと、
前記LEDの前記コントローラ内で、前記マスタクロックの時刻、及び前記マスタから前記信号が送信された時刻を分析することと、
前記LEDライトの前記エミッタからの前記光子放出を、前記マスタの前記マスタクロックに同期化することと、
を含む、前記方法。
【請求項72】
2つ以上の変調LEDライトから変調光子を同期放出するためのシステムであって、前記システムは、
少なくとも1つのゲートウェイコントローラと、
前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラ内のマスタクロックであって、前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記マスタクロックと、
2つ以上のLEDライトと、
を備え、
各LEDライトは、
コントローラと、
内部クロックと、
少なくとも1つの光子エミッタと、
を備え、
前記少なくとも1つの光子エミッタは、光子を放出することができ、
前記コントローラは、前記内部クロック及び前記少なくとも1つの光子エミッタと通信し、前記内部クロックの時刻は、前記少なくとも1つの光子エミッタからの前記光子放出のタイミングを同期化し、
各LEDライトは、前記ゲートウェイコントローラから前記信号を受信することができ、各LEDライトの前記コントローラは、前記ゲートウェイコントローラからの前記信号の前記マスタクロックの時刻を分析して、前記マスタクロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、
前記システム。
【請求項73】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻は、前記1つ以上のゲートウェイの前記マスタクロックに同期化される、請求項72に記載のシステム。
【請求項74】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する温度センサを備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項75】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する気圧計を備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項76】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項77】
各ゲートウェイは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
各マスタから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項78】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、前記コントローラに動作可能に接続された電源を備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項79】
前記電源は、DC、AC、及び電池から選択される、請求項78に記載のシステム。
【請求項80】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記1つ以上のゲートウェイコントローラの前記マスタクロックの1.0ns~1000msに同期化することができる、請求項72に記載のシステム。
【請求項81】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記1つ以上のゲートウェイのうちのあるゲートウェイにコミッション及びペアリングされる、請求項72に記載のシステム。
【請求項82】
前記ゲートウェイは、前記LEDライトに信号を発することができ、
前記LEDライトは、前記ゲートウェイからの前記信号を分析することができ、前記LEDライトとペアリングするように前記ゲートウェイに要求することができる、請求項81に記載のシステム。
【請求項83】
前記LEDライトによる前記分析は、前記ゲートウェイからの前記信号の強度に基づく、請求項82に記載のシステム。
【請求項84】
前記LEDライトは、前記ゲートウェイからの前記信号の強度を分析することができる、請求項72に記載のシステム。
【請求項85】
前記LEDライトは、前記ゲートウェイからの前記信号の前記強度を示すインジケータを発する、請求項84に記載のシステム。
【請求項86】
前記ゲートウェイからの前記信号は、複数の成分を含むことができる、請求項72に記載のシステム。
【請求項87】
前記LEDライトは、発光ダイオード、白熱灯、蛍光灯、高輝度放電灯、高圧ナトリウム、低圧ナトリウム、及び水銀蒸気から選択される、請求項72に記載のシステム。
【請求項88】
前記LEDライトは、0.1~1600nmの範囲の波長スペクトルを生成することができる、請求項72に記載のシステム。
【請求項89】
前記1つ以上のマスタに動作可能にリンクされたゲートウェイをさらに備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項90】
前記ゲートウェイは、前記1つ以上のゲートウェイにハードワイヤ接続される、請求項89に記載のシステム。
【請求項91】
前記システムは、前記2つ以上のLEDライトと直接通信することができるゲートウェイを備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項92】
前記少なくとも1つのゲートウェイからの前記信号は、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトにハードワイヤで通信される、請求72に記載のシステム。
【請求項93】
前記ハードワイヤは、双方向通信及び一方向通信に対応することができるイーサネット、導波路、AC電線、DC電線、及び光ファイバから選択される、請求項92に記載のシステム。
【請求項94】
前記少なくとも1つのゲートウェイからの前記信号は、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトに無線で通信される、請求項72に記載のシステム。
【請求項95】
前記無線通信は、超広帯域、広帯域、パルス無線周波数(RF)、パッシブ、Zigbee、無線アドホックネットワーク、メッシュ、及びRFIDから選択される、請求項94に記載のシステム。
【請求項96】
前記LEDライトは、前記ゲートウェイに信号を発することができ、前記ゲートウェイは、前記LEDライトからの前記信号を分析することができ、前記ゲートウェイとペアリングするように前記LEDライトに要求することができる、請求項82に記載のシステム。
【請求項97】
前記ゲートウェイからの前記信号を受信することができ、前記ゲートウェイに信号を発することができる少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項72に記載のシステム。
【請求項98】
前記センサからの前記信号は、データを含むことができる、請求項97に記載のシステム。
【請求項99】
前記センサは、測定値リストの煙、熱、火、湿気、茎の直径、GPS、給餌機、給水機、重量センサ、ひずみ計、圧力変換器、加速度計、振動、音、及び発声、並びに、心拍数、血圧、排卵、例えばフェロモン、エストロゲン、テストステロン、及びコルチゾールなどのホルモン追跡から、選択される、請求項97に記載のシステム。
【請求項100】
LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法であって、
少なくとも1つのゲートウェイコントローラを設けることと、
前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記設けることと、
2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、
コントローラと、
内部クロックと、
少なくとも1つの光子エミッタと、
を備え、前記少なくとも1つの光子エミッタは、パルス光子または変調光子を放出することができ、
前記コントローラは、前記内部クロック及び前記少なくとも1つの光子エミッタと通信し、前記内部クロックの時刻は、前記少なくとも1つの光子エミッタからの前記光子放出のタイミングを同期化する、
前記設けることと、
前記少なくとも1つのゲートウェイから信号を生成することであって、前記信号は、前記信号内に前記マスタクロックの時刻、及び前記信号が送信された時刻を含む、前記信号を生成することと、
各LEDライト内で前記信号を受信することと、
前記LEDの前記コントローラ内で、前記マスタクロックの時刻、及び前記ゲートウェイから前記信号が送信された時刻を分析することと、
前記ゲートウェイの時刻及び前記ゲートウェイから前記信号が送信された時刻を、前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することと、
前記LEDライトの前記内部クロックを、前記ゲートウェイの前記マスタクロックに同期化することと、
を含む、前記方法。
【請求項101】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻を、前記1つ以上のゲートウェイの前記マスタクロックに同期化することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する温度センサを備える、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記温度センサからの温度の変化に基づいて、前記コントローラにより再較正される、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、さらに、前記コントローラと通信する気圧センサを備える、請求項100に記載の方法。
【請求項105】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記気圧センサからの気圧の変化に基づいて、前記コントローラにより再較正される、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項100に記載の方法。
【請求項107】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、前記コントローラに動作可能に接続された電源を備える、請求項100に記載の方法。
【請求項108】
前記電源は、DC、AC、及び電池から選択される、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、前記1つ以上のゲートウェイコントローラの前記マスタクロックの1.0ns~1000ms内に同期化することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項110】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、前記1つ以上のゲートウェイコントローラの前記マスタクロックの2ナノ秒内に同期化することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項111】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDを、前記1つ以上のゲートウェイのうちのあるゲートウェイとペアリングすることをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項112】
前記ゲートウェイから前記LEDに信号を発することと、
前記LEDライト内で前記ゲートウェイからの前記信号を分析することと、
前記LEDライトとペアリングするように前記ゲートウェイに要求することと、
をさらに含む、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記ゲートウェイから前記LEDに信号を発することと、
前記LEDライト内で前記ゲートウェイからの前記信号を分析することと、
前記ゲートウェイとペアリングするように前記LEDライトに要求することと、
をさらに含む、請求項111に記載の方法。
【請求項114】
前記LEDライトによる前記分析は、前記ゲートウェイからの前記信号の強度に基づく、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記ゲートウェイによる前記分析は、前記LEDライトからの前記信号の強度に基づく、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記LEDライトが受信した前記ゲートウェイからの前記信号の強度を分析することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項117】
前記ゲートウェイからの前記信号の前記強度を示すインジケータを前記LEDライトから発することをさらに含む、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記ゲートウェイからの前記信号は、複数のデータ成分を含むことができる、請求項100に記載の方法。
【請求項119】
前記データは、一意的なID、プリアンブル、タイミング、レシピステップ、レシピ、温度、ファームウェア、ステータス、ポストアンブル、エコー、誤ったチャネル、及び部分的なメッセージングから選択される、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記LEDライトは、発光ダイオード、白熱灯、蛍光灯、高輝度放電灯、高圧ナトリウム、低圧ナトリウム、及び水銀蒸気から選択される、請求項100に記載の方法。
【請求項121】
前記LEDライトは、0.1~1600nmの範囲の波長スペクトルを生成することができる、請求項100に記載の方法。
【請求項122】
前記2つ以上のLEDライトと通信する前記1つ以上のマスタに動作可能にリンクされたゲートウェイをさらに備える、請求項100に記載の方法。
【請求項123】
前記ゲートウェイは、前記1つ以上のマスタにハードワイヤ接続される、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記少なくとも1つのゲートウェイからの前記信号を、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトにハードワイヤで通信することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項125】
前記ハードワイヤは、双方向通信及び一方向通信に対応することができるイーサネット、導波路、電線、及び光ファイバから選択される、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
前記ハードワイヤ内の反復信号は、前記LEDライトをケイデンスするために使用される、請求項124に記載の方法。
【請求項127】
前記少なくとも1つのゲートウェイからの前記信号を、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトに無線で通信することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項128】
前記無線通信は、超広帯域、広帯域、パルス無線周波数(RF)、パッシブ、Zigbee、無線アドホックネットワーク、メッシュ、及びRFIDから選択される、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
前記ゲートウェイからの前記信号を受信し、前記ゲートウェイに信号を発することができる少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項100に記載の方法。
【請求項130】
前記センサは、測定値リストの煙、熱、火、湿気、茎の直径、GPS、給餌機、給水機、重量センサ、ひずみ計、圧力変換器、加速度計、振動、音、及び発声、並びに、心拍数、血圧、排卵、例えばフェロモン、エストロゲン、テストステロン、及びコルチゾールなどのホルモン追跡から、選択される、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックを、反復間隔で再較正することをさらに含む、請求項100に記載の方法。
【請求項132】
前記反復間隔は、5秒~1時間である、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記内部クロックは、温度の変化を考慮して再較正される、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記内部クロックは、気圧の変化を考慮して再較正される、請求項132に記載の方法。
【請求項135】
前記LEDライトからの前記光子放出の強度は、前記LEDライトの配置を考慮して、生物までの距離の変化に基づいて調整される、請求項100に記載の方法。
【請求項136】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトがオン状態である時間量を削減するために、前記2つ以上のLEDライトは同期化される、請求項100に記載の方法。
【請求項137】
前記2つ以上のLEDライトのうち、任意の特定の時刻に光子を放出するLEDライトの総数は、前記2つ以上のLEDライトのLEDライト総数の5%~90%である、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
オンサイクルのLEDライトからの前記光子放出をオフサイクルにシフトし、同時に前記LEDライトの10%~80%をオフサイクルからオンサイクルにシフトすることと、
常に前記LEDライトの10%~80%がオンサイクルとなり、同時にこれに付随する割合がオフサイクルとなるように、前記LEDライトのシフトを反復することと、
をさらに含む、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトと通信するマスタコントローラとして機能する、請求項1に記載のシステム。
【請求項140】
マスタコントローラとして機能する前記LEDライトは、メッシュネットワーク内の前記2つ以上のLEDライトと通信する、請求項139に記載のシステム。
【請求項141】
マスタコントローラとして機能する前記LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトに前記マスタクロックを提供する、請求項139に記載のシステム。
【請求項142】
1つ以上のLEDライトは、マスタコントローラとして機能し、マスタコントローラとして機能する前記1つ以上のLEDライトは、親ライトであり、各親ライトは、クロックを維持し、そのクロックタイミングを2つ以上の子LEDライトにブロードキャストする、請求項1に記載のシステム。
【請求項143】
LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトと通信するマスタコントローラとして機能する、請求項29に記載の方法。
【請求項144】
マスタコントローラとして機能する前記LEDライトは、メッシュネットワーク内の前記2つ以上のLEDライトと通信する、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
マスタコントローラとして機能する前記LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトに前記マスタクロックを提供する、請求項143に記載の方法。
【請求項146】
1つ以上のLEDライトは、マスタコントローラとして機能し、マスタコントローラとして機能する前記1つ以上のLEDライトは、親ライトであり、各親ライトは、クロックを維持し、そのクロックタイミングを2つ以上の子LEDライトにブロードキャストする、請求項29に記載の方法。
【請求項147】
LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトと通信するゲートウェイコントローラとして機能する、請求項72に記載のシステム。
【請求項148】
ゲートウェイコントローラとして機能する前記LEDライトは、メッシュネットワーク内の前記2つ以上のLEDライトと通信する、請求項147に記載のシステム。
【請求項149】
ゲートウェイコントローラとして機能する前記LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトに前記マスタクロックを提供する、請求項147に記載のシステム。
【請求項150】
1つ以上のLEDライトは、ゲートウェイコントローラとして機能し、ゲートウェイコントローラとして機能する前記1つ以上のLEDライトは、親ライトであり、各親ライトは、クロックを維持し、そのクロックタイミングを2つ以上の子LEDライトにブロードキャストする、請求項72に記載のシステム。
【請求項151】
LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトと通信するゲートウェイコントローラとして機能する、請求項100に記載の方法。
【請求項152】
ゲートウェイコントローラとして機能する前記LEDライトは、メッシュネットワーク内の前記2つ以上のLEDライトと通信する、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
ゲートウェイコントローラとして機能する前記LEDライトは、前記2つ以上のLEDライトに前記マスタクロックを提供する、請求項151に記載の方法。
【請求項154】
1つ以上のLEDライトは、ゲートウェイコントローラとして機能し、ゲートウェイコントローラとして機能する前記1つ以上のLEDライトは、親ライトであり、各親ライトは、クロックを維持し、そのクロックタイミングを2つ以上の子LEDライトにブロードキャストする、請求項100に記載の方法。
【請求項155】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのマスタコントローラ及び2つ以上の光放出デバイス(LED)を備えたシステムのプロセッサのうちの1つ以上により実行されると、
前記少なくとも1つのマスタコントローラ内のマスタクロックの時刻を提供することと、
信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することと、
前記2つ以上のLEDで前記信号を受信することであって、各LEDは、コントローラと、内部クロックと、少なくとも1つの光子エミッタと、を備え、各LEDの前記コントローラは、前記LEDの前記内部クロックの時刻を、前記LEDの前記少なくとも1つの光子エミッタからの光子放出のタイミングに同期化するように構成される、前記受信することと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラから信号を生成することであって、前記信号は、信号内に前記マスタクロックの時刻、及び前記信号が送信された時刻を含む、前記信号を生成することと、
各LED内で前記信号を受信することと、
前記LEDの前記コントローラ内で、前記マスタクロックの時刻、及び前記マスタコントローラから前記信号が送信された時刻を分析することと、
前記マスタクロックの時刻及び前記マスタコントローラから前記信号が送信された時刻を、前記LEDの前記内部クロックの時刻と比較することと、
前記LEDの前記内部クロックを、前記マスタコントローラの前記マスタクロックに同期化することと、
を前記システムに実行させる、前記コンピュータ可読媒体。
【請求項156】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、少なくとも1つのゲートウェイコントローラ及び2つ以上の光放出デバイス(LED)を備えたシステムのプロセッサのうちの1つ以上により実行されると、
前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラ内のマスタクロックの時刻を提供することと、
信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することと、
前記2つ以上のLEDで前記信号を受信することであって、各LEDは、コントローラと、内部クロックと、少なくとも1つの光子エミッタと、を備え、各LEDの前記コントローラは、前記LEDの前記内部クロックの時刻を、前記LEDの前記少なくとも1つの光子エミッタからの光子放出のタイミングに同期化するように構成される、前記受信することと、
前記少なくとも1つのゲートウェイコントローラから信号を生成することであって、前記信号は、信号内に前記マスタクロックの時刻、及び前記信号が送信された時刻を含む、前記信号を生成することと、
各LED内で前記信号を受信することと、
前記LEDの前記コントローラ内で、前記マスタクロックの時刻、及び前記ゲートウェイコントローラから前記信号が送信された時刻を分析することと、
前記マスタクロックの時刻及び前記ゲートウェイコントローラから前記信号が送信された時刻を、前記LEDの前記内部クロックの時刻と比較することと、
前記LEDの前記内部クロックを、前記ゲートウェイコントローラの前記マスタクロックに同期化することと、
を前記システムに実行させる、前記コンピュータ可読媒体。
【請求項157】
メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法であって、
2つ以上のLEDライトを設けることであって、前記メッシュネットワーク内の各LEDライトは、クロック信号をブロードキャストし、前記システム内の他のLEDライトからクロック信号を受信し、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、収束アルゴリズムを実行して、自身の内部クロックを、前記LEDライトアレイ内の他の受信クロックに同調させ、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、自身の調整済みクロックを前記アレイ内の他のLEDライトにブロードキャストし、反復サイクルにわたり、前記LEDライトアレイ内の全てのLEDライトのクロックは、互いに同調し、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、
前記設けることと、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから、前記LEDライトアレイの収束済みのクロックに同期化された光子放出を生成することと、
を含む、前記方法。
【請求項158】
2つ以上の変調LEDライトから変調光子を同期放出するためのシステムであって、前記システムは、
少なくとも1つのマスタコントローラと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラ内のマスタクロックであって、前記少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記マスタクロックと、
2つ以上のLEDライトと、
を備え、各LEDライトは、
光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備え、
各LEDライトは、前記マスタコントローラからの前記信号、及び前記マスタコントローラからの前記信号の前記マスタクロックを受信して、前記マスタクロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、
前記システム。
【請求項159】
メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法であって、
マスタコントローラとして機能する少なくとも1つのLEDライトを設けることと、
マスタコントローラとして機能する前記少なくとも1つのLEDライト内にマスタクロックを設けることであって、前記少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内で前記マスタクロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、前記設けることと、
2つ以上のLEDライトを設けることであって、前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、
光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、
前記設けることと、
前記少なくとも1つのマスタコントローラから、信号内に前記マスタクロックの時刻を含む前記信号を生成することと、
各LEDライト内で前記信号を受信することと、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれからの前記光子放出を、前記アレイ内の各他のLEDライトと同期化することであって、
各他のLEDライトは、前記マスタクロックを他のLEDライトに再ブロードキャストし、自身の内部クロックを前記マスタクロックに最も合うように調整し、前記マスタクロックを他のLEDライトに再ブロードキャストすることができる、
前記同期化することと、
を含む、前記方法。
【請求項160】
LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化するためのシステムであって、前記システムは、
2つ以上のLEDライト
を備え、各LEDライトは、クロック信号をブロードキャスト及び受信することができ、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、
光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備え、
前記光子放出は、前記信号に基づいて同期化された前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトから生成される、
前記システム。
【請求項161】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、内部クロックをさらに備え、前記内部クロックは、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトからの前記光子放出のタイミングを同期化する、請求項160に記載のシステム。
【請求項162】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、収束アルゴリズムを実行して、自身の内部クロックを、前記2つ以上のLEDライトのうちの他のLEDライトからの前記他の受信クロック信号に同調させることができる、請求項161に記載のシステム。
【請求項163】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、自身のクロックタイミングを、前記2つ以上のLEDライトのうちの他のLEDライトにブロードキャストすることができ、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックは、前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記光子放出のタイミングを同期化することができる、請求項162に記載のシステム。
【請求項164】
マスタ内部クロックを備えたコントローラをさらに備える、請求項160に記載のシステム。
【請求項165】
前記コントローラは、マスタ、ゲートウェイ、及びLEDライトから選択される、請求項164に記載のシステム。
【請求項166】
前記コントローラ内の前記マスタ内部クロックは、信号内で前記マスタ内部クロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、請求項164に記載のシステム。
【請求項167】
各LEDライトは、前記コントローラから前記信号を受信し、前記マスタ内部クロックのタイミングを使用して、前記2つ以上のLEDライトからの前記光子放出のタイミングを同期化することができる、請求項166に記載のシステム。
【請求項168】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記コントローラの前記マスタ内部クロックの前記タイミングを、前記2つ以上のLEDライトのうちの他のLEDライトに再ブロードキャストすることができる、請求項166に記載のシステム。
【請求項169】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻は、前記コントローラの前記マスタ内部クロックに同期化される、請求項166に記載のシステム。
【請求項170】
前記システムは、マスタ内部クロックを備えたコントローラをさらに備え、前記コントローラ内の前記マスタ内部クロックは、信号内で前記マスタ内部クロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができる、請求項161に記載のシステム。
【請求項171】
前記コントローラは、マスタ、ゲートウェイ、及びLEDライトから選択される、請求項170に記載のシステム。
【請求項172】
各LEDライトは、前記コントローラからの前記信号、及び前記信号内の前記マスタ内部クロックの時刻を受信し、前記マスタ内部クロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、請求項170に記載のシステム。
【請求項173】
前記コントローラは、さらに、
信号を受信できる少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続された信号受信器と、
前記コントローラから信号を発することができる信号送信器と、
を備える、請求項170に記載のシステム。
【請求項174】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、自身の内部クロックを調整して、前記コントローラの前記マスタ内部クロックと同調させることができる、請求項170に記載のシステム。
【請求項175】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記コントローラの前記マスタ内部クロックの時刻を、前記2つ以上のLEDライトのうちの他のLEDライトに再ブロードキャストすることができる、請求項170に記載のシステム。
【請求項176】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻は、前記コントローラの前記マスタ内部クロックの時刻に同期化される、請求項170に記載のシステム。
【請求項177】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、メッシュネットワークプロトコル内に存在する、請求項161に記載のシステム。
【請求項178】
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれは、温度センサをさらに備える、請求項166に記載のシステム。
【請求項179】
前記温度センサは、前記コントローラと通信する、請求項178に記載のシステム。
【請求項180】
前記コントローラは、信号内で前記マスタ内部クロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができるマスタであり、
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記マスタから前記信号を受信することができ、各LEDライトは、前記マスタからの前記信号の時刻を分析し、前記マスタの前記マスタ内部クロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、
請求項166に記載のシステム。
【請求項181】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトの前記内部クロックの時刻は、前記マスタの前記マスタ内部クロックに同期化され、前記2つ以上のLEDライトからの前記光子放出を同期化する、請求項180に記載のシステム。
【請求項182】
前記マスタは、ハードワイヤ通信または無線通信により前記2つ以上のLEDライトのそれぞれと通信する、請求項181に記載のシステム。
【請求項183】
前記信号は、前記ハードワイヤ内の反復信号であり、前記反復信号は、各LEDライトからの前記光子放出をケイデンスするために使用することができる、請求項182に記載のシステム。
【請求項184】
前記無線通信は、超広帯域、広帯域、パルス無線周波数(RF)、パッシブ、Zigbee、無線アドホックネットワーク、メッシュネットワーク、及びRFIDから選択される、請求項182に記載のシステム。
【請求項185】
前記マスタと通信し、前記マスタにコマンドを提供するゲートウェイをさらに備える、請求項181に記載のシステム。
【請求項186】
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、さらに、
少なくとも1つのアンテナと、
前記アンテナに動作可能に接続され、前記コントローラと通信する信号受信器と、
前記2つ以上のLEDライトのそれぞれから信号を発することができ、前記コントローラと通信する信号送信器と、
を備える、請求項166に記載のシステム。
【請求項187】
前記コントローラは、前記2つ以上のLEDライトのそれぞれと通信するゲートウェイである、請求項166に記載のシステム。
【請求項188】
前記ゲートウェイは、信号内で前記マスタ内部クロックの時刻を伝達する前記信号を生成することができ、
前記2つ以上のLEDライトの各LEDライトは、前記ゲートウェイから前記信号を受信することができ、各LEDライトは、前記ゲートウェイからの前記信号の時刻を分析し、前記ゲートウェイの前記マスタ内部クロックの時刻を前記LEDライトの前記内部クロックの時刻と比較することができる、
請求項186に記載のシステム。
【請求項189】
前記ゲートウェイは、ハードワイヤ通信または無線通信により前記2つ以上のLEDライトのそれぞれと通信する、請求項188に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年12月20日に出願された米国特許出願第62/951,241号に対する優先権を主張し、その内容全体は、全ての目的の参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【背景技術】
【0002】
電球が初めて発明されて以来、光子エミッタのオン/オフサイクルを同期化する能力は、照明業界の原動力となっている。同期化の例として、昼/夜のサイクルに対応する街灯、または交通パターンに対応する交通信号を同期化する能力が挙げられるが、これらに限定されない。
【発明の概要】
【0003】
下記の実施形態及びその態様は、システム、ツール、及び方法と併せて説明及び図示され、これらは、範囲を限定するものではなく、模範的かつ例示的であることが意図される。
【0004】
本発明の実施形態は、2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期制御するためのシステムを提供し、システムは、少なくとも1つのマスタコントローラと、少なくとも1つのマスタコントローラ内のマスタクロックであって、少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内でマスタクロックの時刻を伝達する信号を生成することができる、当該マスタクロックと、2つ以上のLEDライトと、を備え、各LEDライトは、コントローラと、内部クロックと、少なくとも1つの光子エミッタと、を備え、少なくとも1つの光子エミッタは、光子を放出することができ、コントローラは、内部クロック及び少なくとも1つの光子エミッタと通信し、内部クロックの時刻は、少なくとも1つの光子エミッタからの光子放出のタイミングを同期化し、各LEDライトは、マスタコントローラから信号を受信することができ、各LEDライトのコントローラは、マスタコントローラからの信号のマスタクロックの時刻を分析して、マスタクロックの時刻をLEDライトの内部クロックの時刻と比較することができる。
【0005】
本発明の実施形態は、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法を提供し、方法は、少なくとも1つのマスタコントローラを設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内でマスタクロックの時刻を伝達する信号を生成することができる、当該設けることと、2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、コントローラと、内部クロックと、少なくとも1つの光子エミッタと、を備え、少なくとも1つの光子エミッタは、光子を放出することができ、コントローラは、内部クロック及び少なくとも1つの光子エミッタと通信し、内部クロックの時刻は、少なくとも1つの光子エミッタからの光子放出のタイミングを同期化する、当該設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラから信号を生成することであって、信号は、信号内にマスタクロックの時刻、及び信号が送信された時刻を含む、当該信号を生成することと、各LEDライト内で信号を受信することと、LEDライトのコントローラ内で、マスタクロックの時刻、及びマスタから信号が送信された時刻を分析することと、マスタの時刻及びマスタから信号が送信された時刻を、LEDライトの内部クロックの時刻と比較することと、LEDライトの内部クロックを、マスタのマスタクロックに同期化することと、を含む。
【0006】
本発明の実施形態は、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法を提供し、方法は、少なくとも1つのマスタコントローラを設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内でマスタクロックの時刻を伝達する信号を生成することができる、当該設けることと、2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、当該設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラから、信号内にマスタクロックの時刻を含む信号を生成することと、各LEDライト内で信号を受信することと、当該マスタクロックを使用して、2つ以上のLEDライトのそれぞれにおける光子放出を、互いに同期化することと、を含む。
【0007】
本発明の実施形態は、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法を提供し、方法は、マスタコントローラとして機能する少なくとも1つのLEDライトを設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内でマスタクロックの時刻を伝達する信号を生成することができる、当該設けることと、2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、当該設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラから、信号内にマスタクロックの時刻を含む信号を生成することと、各LEDライト内で信号を受信することと、当該マスタクロックを使用して、2つ以上のLEDライトのそれぞれにおける光子放出を、互いに同期化することと、を含む。
【0008】
本発明の実施形態は、メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法を提供し、方法は、マスタコントローラとして機能する少なくとも1つのLEDライトを設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラ内にマスタクロックを設けることであって、少なくとも1つのマスタコントローラは、信号内でマスタクロックの時刻を伝達する信号を生成することができる、当該設けることと、2つ以上のLEDライトを設けることであって、各LEDライトは、光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、当該設けることと、少なくとも1つのマスタコントローラから、信号内にマスタクロックの時刻を含む信号を生成することと、各LEDライト内で信号を受信することと、当該マスタクロックを使用して、2つ以上のLEDライトのそれぞれにおける光子放出を、互いのLEDライトに同期化することであって、LEDライトアレイ内の互いのLEDライトは、当該マスタクロックを他のLEDライトに再ブロードキャストし、自身の内部クロックを当該マスタクロックに最も合うように調整し、当該マスタクロックを他のLEDライトに再ブロードキャストすることができる、当該同期化することと、を含む。
【0009】
本発明の実施形態は、メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出を同期化する方法を提供し、方法は、2つ以上のLEDライトを設けることであって、メッシュネットワーク内の各LEDライトは、クロック信号をブロードキャストし、システム内の他のLEDライトからクロック信号を受信し、各ライトは、収束アルゴリズムを実行して、自身の内部クロックを、LEDライトアレイ内の他の受信クロックに最も同調させ、当該LEDライトは、自身の調整済みまたは収束済みのクロックを、LEDライトアレイ内の他のLEDライトへブロードキャストし、反復サイクルにわたり、全てのLEDライトのクロックは互いに収束または同調し、各LEDライトは、光子を放出することができる少なくとも1つの光子エミッタを備える、当該設けることと、LEDライトアレイの調整済みまたは収束済みのクロックに同期化された光子放出を生成することと、を含む。
【0010】
本発明の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読媒体を提供し、命令は、少なくとも1つのマスタコントローラ及び2つ以上の光放出デバイス(LED)を備えたシステムのプロセッサのうちの1つ以上により実行されると、当該少なくとも1つのマスタコントローラ内のマスタクロックの時刻を提供することと、信号内で当該マスタクロックの時刻を伝達する当該信号を生成することと、2つ以上のLEDで信号を受信することであって、各LEDは、コントローラと、内部クロックと、少なくとも1つの光子エミッタと、を備え、各LEDのコントローラは、LEDの内部クロックの時刻を、LEDの当該少なくとも1つの光子エミッタからの光子放出のタイミングに同期化するように構成される、当該受信することと、当該少なくとも1つのマスタコントローラから、信号内に当該マスタクロックの時刻、及び当該信号の送信時刻を含む当該信号を生成することと、各LED内で当該信号を受信することと、当該LEDのコントローラ内で、当該マスタクロックの時刻、及び当該マスタコントローラから信号が送信された時刻を分析することと、当該マスタクロックの時刻及び当該マスタコントローラから信号が送信された時刻を、LEDの内部クロックの時刻と比較することと、LEDの内部クロックを、当該マスタコントローラのマスタクロックに同期化することと、をシステムに実行させる。
【0011】
本開示の別の実施形態は、光子エミッタのネットワークアレイにおけるエネルギー効率を向上させる方法を提供し、方法は、アレイ光子放出収容ユニットを設けることであって、ユニットの20%~80%の範囲がオンサイクルであり、これに付随する割合の光子放出収容ユニットがオフサイクルである、当該設けることと、オンサイクルの光子放出収容ユニットをオフサイクルにシフトし、同時に光子放出収容ユニットの20%~80%をオフサイクルからオンサイクルにシフトすることと、常にアレイ内の光子放出収容ユニットの20%~80%がオンサイクルとなり、同時にこれに付随する割合がオフサイクルとなるように、このサイクルを反復することと、を含む。
【0012】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、いくつかの例示的な実施形態及び/または特徴を示すが、これらは唯一または排他的ではない。本明細書に開示される実施形態及び図は、限定ではなく例示とみなされることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】光子エミッタ及びセンサアレイの同期通信及び制御の方法のフロー図である。
【
図2】マスタとLEDライトとの間の通信を示す図である。
【
図4】LEDライトの同期化を示す例示的な図である。
【
図5】一連のマスタ及びゲートウェイにハードワイヤリングされたLEDライトアレイの同期化を示す例示的な図である。
【
図6】ゲートウェイまたはマスタと無線通信するLEDライトアレイの同期化を示す例示的な図である。
【
図7】20%で電力効率を最大化する、25個の光子放出収容ユニットのアレイの同期化の実施例を示す図である。
【
図8】50%で電力効率を最大化する、20個の光子放出収容ユニットのアレイの同期化の実施例を示す図である。
【
図9】無線通信を行うLEDライトアレイの同期化を示す例示的な図であり、単一のLEDがゲートウェイまたはマスタとして機能する。
【
図10】3つの成分を含む光子レシピの実施例を示す図であり、レシピステップは0ミリ秒から始まる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の実施形態は、2つ以上のLEDライトを含むLEDライトアレイ内のLEDライト及びセンサの同期通信及び制御のためのシステム、装置、及び方法を提供する。グリーンハウス、温室、家禽卵生産施設、病院、酪農生産、または他の照明施設などの施設内に存在するアレイ内のLEDライトと通信するゲートウェイ(メインコントローラ)及び/またはマスタコントローラ(サブコントローラ)内のマスタクロックの使用を通して、ゲートウェイ及び/またはマスタコントローラは、アレイ内のLEDライトのそれぞれに送信される信号内にコマンド及びマスタクロックからの時刻を含むマスタ信号を生成することにより、LEDライトアレイからの光または光子の放出を同期化することができる。信号は、LEDライト、並びにLEDライトアレイをサポートするセンサに、ハードワイヤまたは無線で送信され得る。各LEDライト及びセンサは、マスタまたはゲートウェイから信号を受信し、次に、自身の内部クロックの時刻をマスタクロック信号の時刻と比較するため、これにより、信号内のコマンドを、他の光子エミッタ及びセンサと好適に時刻調整することが可能となる。
【0015】
本開示の実施形態は、LEDライトの同期化して電力効率を最大化または制御するためのシステム、装置、及び方法をさらに提供する。本明細書で説明されるシステム、装置、及び方法は、家禽生産施設、グリーンハウス、乳牛舎、豚生産施設、七面鳥生産施設、家畜飼育場、家畜トレーラ、または人間の病院におけるLED光エミッタのアレイなどの光子または光放出システムにおいて、電力ストレス及び熱生成を削減する。システム及び方法は、10%、25%、50%、または80%などの対応する割合のLEDライトをパルス放出状態すなわち常時オン状態にして、アレイ内の全てのLEDライトが、生物の知覚光学反応よりも速い光子放出速度を周期的に繰り返すことにより、LEDライトのアレイからの光子放出を10%、25%、50%、または80%などの削減した使用率に同期化し、LEDライトアレイの電力を10%、20%、25%、50%、75%、または90%に削減する。
【0016】
図1は、LEDライトアレイの同期通信及び制御の方法の一例を示すフローチャートを提供する。ステップ102にて、マスタ内のマスタコントローラは、マスタ内のクロックの時刻を含むコマンドを有する信号を送信する。信号は、ハードワイヤ送信または無線送信のいずれかにより、アレイ内のLEDライトに送信される。ステップ104にて、アレイ内の各LEDライトは、マスタ信号を受信し、マスタ信号は、LEDライト内でコントローラまたはマイクロコントローラで処理される。ステップ106にて、マスタ信号内のクロックのタイミングは、各LEDライト内の内部クロックの時刻と比較され、各内部LEDライトクロックの内部クロックドリフトが特定及び修正されて、LEDライトは、ゲートウェイ及び/またはマスタコントローラに同期化される。
【0017】
図2は、LEDライトが近接している他のLEDライトに関して、LEDライトのタイミング及び同期化を確認する、マスタコントローラとLEDライトとの間の通信の実施例の図を提供する。
図2に示されるように、マスタクロック202aを備えたマスタ202、及び内部クロック206bを備えたLEDライト206が示される。生成された信号204は、マスタコントローラにより、マスタ202からLEDライト206に送信される。信号204は、搬送波周波数を有し、これは、例えばLEDライトからの光子放出レシピとマスタ202内のクロック202aの時刻とに関するコマンドなど、複数の成分を含むことができる。LEDライト206は信号204を受信し、LEDライト206内のコントローラ206aは、LEDライトの内部クロック206bの時刻を、マスタ202の内部クロック202aの時刻、及びマスタ202から信号204が送信された時刻と比較する。これにより、LEDライトは、最大クロックドリフトが銅の電気速度に制限された同期化状態を維持することが可能となる。逆に、LEDライト206は、情報を含む信号205をマスタ202に送り返し得、情報には、例えば光子レシピの確認、LEDライトの周辺温度、内部クロック206bからの時刻、LEDライト206のオフセットクロック調整、及び信号205の送信時刻、並びに他のオペレーティング情報、例えばノイズ除去、システムまたはその部品のステータス及び健康状態、LEDライト自体またはシステム内の他のLEDライト及びセンサの位置、識別、及び履歴などが挙げられる。
【0018】
本明細書で使用されるゲートウェイは、照明ネットワーク、メッシュネットワーク、センサのネットワーク、環境制御、またはこれらの組み合わせに対する全方向制御を提供し、これらが同期通信することを可能にするネットワークデバイスであり得る。
【0019】
本明細書で使用されるマスタは、LEDライト、センサ、または環境コントローラなどの1つ以上の他のデバイスに対する全方向制御及び通信が可能なデバイスである。
【0020】
様々な「LEDライト」、光放出デバイス、または照明アセンブリは、光子の反復パルス、波形、またはパルス列を送る光子の変調放出が可能な照明素子のネットワークを有し、個々のパルスは、少なくとも1つの色スペクトル、波長、または複数の色スペクトルもしくは波長を有し、強度を変えることが可能である。本明細書で提供される開示では、多数のLEDライトが使用され得、当業者には理解されるように、多数のLEDライトには、タングステンハロゲン及びキセノンなどの白熱灯、蛍光灯(CFL)、メタルハライドなどの高輝度放電灯、高圧ナトリウム、低圧ナトリウム、水銀蒸気、太陽光、発光ダイオードの制御された光変調が含まれるが、これらに限定されない。
【0021】
LEDライトは、幅0.1~1600nmの範囲の波長(複数可)または色スペクトルを生成または放出し、これらには、赤外光、近赤色光及び遠赤色光を含む赤色光(800~620nm)、オレンジ色光(620~590nm)、黄色光(590~520nm)、緑色光、シアン色光(520~500)、青色光(500~435)、紫色光及び紫外光(450~380nm)、並びに白色光が、非限定的に含まれる。LEDライトは、光子信号を生成し、光子信号は、一定形式で(パルス形式と組み合わせて)放出され得る、またはLEDライトが光子または光を放出している持続時間を指す「オン持続時間」のパルス形式で放出され得る。LEDライトからの光子放出のオン持続時間は、0.01マイクロ秒~5000ミリ秒の間であり得、この範囲内の全ての整数の持続時間が含まれる。付随する「オフ持続時間」は、0.01マイクロ秒~24時間の間であり得、この範囲内の全ての整数の持続時間が含まれ、LEDライトが光子または光を放出していない持続時間を指す。
【0022】
必要な通信及びクロック時刻を伝送するために、様々な信号タイプが、LEDライト、マスタ、及びゲートウェイからのブロードキャストに使用され得る。信号は、イーサネット(登録商標)、導波路、AC/DC用の電気ケーブル、及び光ファイバなどであるがこれらに限定されない信号通信可能な様々なケーブルを使用して、ハードワイヤ接続され得る、あるいは、例としてウルトラワイドバンド、ブロードバンド、Zigbee(登録商標)、無線周波数(RF)、パッシブ、RFID、及び同様に無線通信対応可能な他のもので、無線送信され得る。さらに、通信は、AC電力線またはDC電力線を介した搬送波周波数で、実施され得る。この場合、AC周波数は、LEDライトに対するマスタクロック周波数として利用され得る。
【0023】
例として、信号は、家禽育成舎における900~923Mhzの範囲の無線周波数であり得る。チャネル0は905Mhzであり、チャネル1は907Mhzであり、チャネル2は909Mhzである。周波数905Mhzは、マスタから各LEDライトに送信される無線信号であり、コマンド及び他の情報を含むことができる搬送波周波数を有し、他の情報は、例えば、LEDライトからの光子放出/信号の各成分のパルス持続時間を含む光子放出レシピ、各成分のオフ持続時間、各成分の波長色及び強度、並びにマスタクロックの時刻及びマスタクロックから信号が送信された時刻に関する。逆に、LEDライトは、レシピの確認、LEDライトの周辺温度、内部クロックからの時刻、LEDライトのクロック調整、及び信号の送信時刻を含む同じ周波数905Mhzの無線信号を、マスタコントローラまたは他のLEDライトに送り返し得る。
【0024】
図3は、本開示のLEDライト206の概略図を提供する。
図3に示されるように、LEDライト206は、コントローラ302と、クロック生成水晶回路303と、ハードワイヤ信号送信器/受信器304と、1つ以上の光子エミッタ305と、無線信号受信器/送信器306と、電源及び信号送信器/受信器308と、温度センサ310とを備え得るが、これらに限定されない。本明細書で提供される開示では、いくつかのバス通信インフラストラクチャが使用され得、当業者には理解されるように、いくつかのバス通信インフラストラクチャには、単一方向、受信器、送受信器、全方向、及び双方向のものが含まれるが、これらに限定されない。LEDライトアレイ内の各LEDライト206の同期化は、内部クロック303と、他の着信マスタクロックまたは他のLEDライト206の着信クロックのうちの1つ以上との差を計算及び調整することに基づく。マスタクロックコントローラまたは他のLEDライト206は、信号315を送信し、信号315は、LEDライトの無線信号受信器/送信器306、ハードワイヤ信号送信器/受信器304、またはハードワイヤ電力送信器/受信器308により受信され、信号315は、マスタの内部クロックの時刻、及び信号が送信されたタイミング、または他のLEDライト206からの調整済みのクロックのタイミングを含む。各LEDライト206は、信号受信器/送受信器304、306、または308を介して信号を受信し、信号内の情報がコントローラ302に伝達される。LEDライト206のコントローラ302は、LEDライトの内部クロック303と通信し、マスタクロックの時刻を、LEDライトの内部クロック303の時刻及び信号が受信された時刻と比較する。これにより、アレイのLEDライトは、最大ドリフトが2.0nsに制限された同期化状態を維持することが可能となる。2ナノ秒のドリフトが例として与えられるが、当業者には理解されるように、マスタクロックと内部クロックとの同期化、及び許容可能なタイミングドリフトは、使用する通信タイプ並びに照明システムのニーズ及びアプリケーションに基づいて変わり得、100ps、500ps、750ps、1.0nsから、5ns、10ns、25ns、50ns、5us、10us、100us、500us、4ms、58ms、1000ms、2000ms、3000ms、4000msまでの範囲であり得、この範囲内の全て整数であり得る。マスタによりタイミング信号がブロードキャストされ、各LEDライトのタイミングは、マスタからのタイミング信号とLEDライトのクロックとの相関に基づく。タイミングがずれている場合、LEDライトは、マスタとLEDライトとの同期化が欠落していることを示すフィードバックを生成し得る。LEDライト206はまた、LEDライトの現在時刻、LEDライトの温度などのLEDライト206に関する様々な情報を含む無線出力信号307を送信し得、これは、LEDライトがペアリングされたマスタ、ゲートウェイ、またはアレイ内の他のLEDライトに送信され得る。LEDライトはまた、コントローラ302と通信する温度センサ310及び/または気圧計を有し得、これは、LEDライトまたはその環境の周辺の温度及び気圧を監視する。
【0025】
電源308は、コントローラ302と通信し、コントローラ302に動作可能に接続され、LEDライトに電力を供給する。LEDライトの範囲及びタイプに応じて、様々な電源が使用され得、当業者には理解されるように、これには、AC、DC、(12ボルト及び9ボルト)などの電池が含まれる。ACまたはDCのハードワイヤ電源の場合、その電源は、クロックタイミング及びその他の信号の通信を受信及び送信する受信器/送受信器としても機能することができる。
【0026】
温度及び気圧変化は、ゲートウェイと、マスタと、LEDライトとの間の信号通信にも影響を与え、温度クロックドリフトを引き起こし、無線通信信号の周波数ドリフトの場合は、高調波問題、並びにLEDライトとマスタとの間、マスタとゲートウェイとの間、及びLEDライト間で欠落通信を生じ得る。LEDライト及びマスタは、クロックドリフト、温度、気圧、及び周波数ドリフトの変化を把握して、周波数ドリフトが通信障害を生じるほど大きくなり過ぎないように、必要に応じて、例えば5分、1分、10分、30分、1時間、24時間ごとに、反復内部機能で再較正され得る。信号周波数を維持するには、商用施設内で各LEDライトの強度を個別に監視及び制御することが重要である。
【0027】
LEDライトのパルス光子放出の強度を変更することで、生物に望ましい反応をもたらすことができる。例えば、アレイ内のいくつかのLEDライトが暖房及び空調(HVAC)用の通気口の下に吊るされ、アレイ内の他のライトよりも生物に近い場合、アレイ内のLEDライトの放出を均一にするために、HVAC下のLEDライトは、光子放出強度をより低くする必要がある。
【0028】
本明細書のシステムの実施形態は、通信システムまたは信号でタイミング情報だけでなく、通信信号内で各コンポーネントの一意的な識別、及びコンポーネントがリスニングして情報を送信するべき展開チャネルを、送信する。システムのコンポーネントは、個別の無線チャネルで通信し得る。チャネルは、双方向通信であってもよく、またはチャネルは、送信専用構成または受信専用構成などの一方向専用であってもよい。LEDライトが無線通信で展開される各施設は、信号反射及びエコー特性を生み出すこともできる独自の構造及び設計を有する。本明細書で説明される同期化の方法は、施設内のエコー及び反射を考慮するように設計される。例として、ブロードキャストされるマスタのクロック信号は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1~5、もしくは1~20のタイミング、またはシステムの必要なタイミングを含む。LEDライトまたはセンサがマスタ、ゲートウェイ、または他のLEDライトから信号を受信し、例えば番号9が10の後に来る、または番号9が複数回繰り返されるなど、番号が順不同である、または繰り返される場合、信号を受信したLEDライトは、信号が壁に当たってはね返ったため、LEDライトは同じ番号を2回受信した、またはエラーが生じたこと、及び信号を無視することを認識する。信号のタイミングが8から10になる場合は、信号が欠落していることが認識される。一意的な識別及びチャネルのペアリングにより、システムのコンポーネントは、そのコンポーネント宛ではない、またはシステムに属さない通信信号を、無視することが可能となる。
【0029】
本明細書で提供される開示では、いくつかのクロックまたはタイミングメカニズムが使用され得る。例として、本明細書で提供される開示では、水晶発振器またはクォーツ水晶発振器などのクロック生成水晶回路が使用され得る。水晶発振器は、圧電材料の振動水晶の機械的共振を使用して、一定周波数の電気信号を生成する電子発振回路である。この周波数は、時刻を追跡するために使用され、デジタル集積回路に安定したクロック信号を提供する。さらに、抵抗容量結合型回路及びマイクロコントローラも、タイミングに使用され得る。
【0030】
本明細書で使用される無線ネットワークは、ネットワークノード間の無線データ接続を使用するコンピュータネットワークである。無線ネットワークは、住宅、電気通信ネットワーク、及び事業設備が、建物内へのケーブル導入、または様々な機器位置間を接続するケーブル導入というコストのかかるプロセスを回避する方法である。無線電気通信ネットワークは、概して無線通信を使用して実施及び管理される。この実施態様は、OSIモデルネットワーク構造の物理レベル(物理層)で実行される。無線ネットワークの例として、携帯電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線センサネットワーク、衛星通信ネットワーク、地上マイクロ波ネットワーク、超広帯域、RF、ブルートゥース(登録商標)、ZigBee、及びメッシュネットワークが挙げられる。
【0031】
本明細書で使用されるメッシュネットワーク(または単にメッシュネット)は、インフラストラクチャノード(すなわちブリッジ、スイッチ、及び他のインフラストラクチャデバイス)が、できるだけ多くの他のノードに直接、動的に、非階層的に接続し、相互に協力してクライアントとの間のデータのルーティングを効率的に行う、ローカルネットワークトポロジである。このように1つのノードに依存しないため、全てのノードが情報中継に参加することが可能となる。メッシュネットワークは、動的に自己組織化及び自己構成するため、インストールのオーバーヘッドが低減され得る。特にいくつかのノードに障害が発生した場合に、自己構成機能により、ワークロードの動的分散が可能となる。今度はこれが、フォールトトレランス(耐障害性)及びメンテナンスコストの削減に貢献する。
【0032】
本明細書で使用される「デューティサイクル」は、デバイスが完全なオン/オフサイクルまたは光子信号を完了するのにかかる時間の長さである。デューティサイクルは、検討中の合計時間の一部分として、エンティティがアクティブ状態で費やす時間の割合である。デューティサイクルという用語は、スイッチング電源などの電気デバイスに関して使用されることが多い。電気デバイスでは、60%のデューティサイクルは、60%の時間は電源がオン状態であり、40%の時間は電源がオフ状態であることを意味する。本開示の例示的なデューティサイクルは、0.01%~90%の範囲であり得、その範囲内の全ての数を含む。
【0033】
本明細書で使用される「周波数」は、単位時間あたりの反復イベントの発生回数であり、任意の周波数が、本開示のシステムにおいて使用され得る。周波数はまた、時間周波数も指し得る。反復期間は、反復イベントの1つのサイクルの持続時間であるため、反復期間は周波数の逆数である。
【0034】
本明細書で使用される用語「波形」は、時間または距離に対する変化量のグラフの形状を指す。
【0035】
本明細書で使用される用語「パルス波」または「パルス列」は、方形波に類似するが完全な方形波に伴う対称形状を有さない、一種の非正弦波形である。
図10には、様々なパルス波またはパルス列の3つの成分を含む光子レシピの実施例が示され、レシピステップはミリ秒単位であり、0~440ミリ秒の範囲を有する。これは、シンセサイザプログラミングに共通する用語であり、数多くのシンセサイザで利用可能な典型的な波形である。波の正確な形状は、発振器のデューティサイクルにより決定される。数多くのシンセサイザにおいて、よりダイナミックな音色のために、デューティサイクルは変調され得る(時にパルス幅変調とも称される)。パルス波は、矩形波、周期的バージョンの矩形関数としても知られる。
【0036】
本明細書で使用される用語「オフセット」は、別のパルスのオン持続時間とは異なるタイミングで開始されるパルスのオン持続時間を意味する。例として、第1の光子パルスは、第2以上の他の光子パルスを有する反復サイクルまたはデューティサイクルの開始時に開始され得る。
【0037】
本明細書で使用される無線自動識別(RFID)は、電磁場を使用して、オブジェクトに取り付けられたタグを自動的に識別及び追跡する。タグには、電子的に格納された情報が含まれる。パッシブタグは、近傍のRFIDリーダの調査電波からエネルギーを収集する。アクティブタグは、ローカル電源(電池など)を有し、RFIDリーダから数百メートル離れていても作動し得る。タグは、バーコードとは異なり、リーダの照準線内に存在する必要はないため、追跡オブジェクト内に埋め込められてもよい。RFIDは、自動識別及びデータキャプチャ(AIDC)の1つの方法である。
【0038】
本明細書で使用されるイーサネットは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、及びワイドエリアネットワーク(WAN)で一般的に使用されるコンピュータネットワーク技術の系列である。[1]イーサネットは、1980年に商業的に導入され、1983年に初めてIEEE802.3として規格化され、それ以来、相当な下位互換性を保持しており、より高いビットレート及びより長いリンク距離に対応するように改良されてきた。時間の経過と共に、イーサネットは、トークンリング、FDDI、ARCNETなどの競合のハードワイヤLAN技術に大きく取って代わった。
【0039】
本明細書で使用される「ブルートゥース」は、産業、科学、及び医療の無線帯域の2.400~2.485GHzの短波長UHF電波を使用して、短距離の固定デバイスとモバイルデバイスとの間でデータを交換し、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を構築するための無線技術規格である。これはもともと、RS-232データケーブルの無線代替として考案された。
【0040】
本明細書で使用される「Zigbee」は、ホームオートメーション、医療機器データ収集、及び他の低電力低帯域幅のニーズなど、無線接続を必要とする小規模プロジェクト用に設計された小型低電力型デジタル無線機によるパーソナルエリアネットワークを作成するのに使用される一連の高レベル通信プロトコルのIEEE802.15.4ベース仕様である。従って、Zigbeeは、低電力、低データ速度、近接(すなわちパーソナルエリア)型の無線アドホックネットワークである。
【0041】
マスタ及び/またはゲートウェイによるLEDライトアレイのコミッショニング
本明細書で提供されるシステムは、LEDライトが、最良の通信接続を有するマスタ及び/またはゲートウェイをペアリングに選択することを可能にすることにより、あるいはマスタ及び/またはゲートウェイが、最良の通信接続を有するLEDライトをペアリングに選択することを可能にすることにより、マスタ及び/またはゲートウェイによるアレイ内のLEDライトのシステムのコミッショニングを可能にする。
図4に示されるように、ゲートウェイ402は、2つのマスタ404a及び404bにハードワイヤ接続される(405)。次に、各マスタ404a及び404bは、9つのLEDライト406のアレイと無線信号により通信する。第1のマスタ404aは、各LEDライト206に信号を送信し、LEDライトは、マスタ404aから信号を受信し、信号が受信されたことを示す自身の信号で応答する。次に、第2のマスタ404bは、同じLEDライト206に信号を送信する。次に、LEDライトは、第2のマスタ404bからの信号を分析し、次に、最良の通信状態のマスタを選択し、そのマスタに自身をペアとしてコミッションする。
【0042】
図4に示されるように、コミッショニングプロセスでは、LEDライトアレイA(406a)は、第1のマスタ404aから無線信号407aを受信し、第2のマスタ404bから無線信号408bを受信した。信号強度及び通信品質に基づいて、LEDライトアレイA406aのLEDライト206は、第1のマスタ404aを優先マスタとしてランク付けし、第1のマスタ404aとのペアリングを要求する。LEDライトアレイB406bのLEDライト206は、第2のマスタ404bを優先マスタとしてランク付けし、マスタ404bとのペアリングを要求する。マスタ404a及びマスタ404bはまた、当該LEDライト206との通信を比較し、ゲートウェイを介して通信して、LEDライト206と最良の通信状態を有するマスタを選び、LEDライト206とのペアとして自身をコミッションするマスタを選択し得る。コミッショニングプロセスは、LEDライトがマスタに信号を送信する逆の方向でもあり得、信号強度に基づいて、マスタが特定のLEDライトとのペアリングを要求してもよいことに、留意されたい。
【0043】
システムはまた、信号強度を示すように設定されたLEDライトシステムのコミッショニング中であることを、LEDライトを使用して示すように設定され得る。各LEDライトの異なる色を使用して、マスタに対するLEDライトの信号通信の強度が示され得る(マスタとLEDライトとの間の双方向通信に基づく)。これにより、設置者は、各LEDライトを目視で配置すること、並びに、最も強い信号、信号の強度、及び信号に含まれるデータを有する場所あるいはマスタ及び/またはゲートウェイに、すばやくLEDライトを移動するまたはペアリングすることが可能となり、すなわち、エミッタが受信する信号の強度が高いほど、ユニットはLEDライトにより近い。追加の実施形態では、各LEDライトは、アレイ内の他のLEDライトに、受信中の信号またはデータの強度に関する情報を有する信号を送信し得、またはLEDライトは、データ信号内の情報に関してマスタまたはゲートウェイと直接通信し得(モバイルリアルタイム測位ユニットからの緊急信号の場合など)、これにより、LEDライトは、照明アレイ内のユニットの正確な位置を三角測量し、必要に応じて自身の光子信号を調節することが可能となる。LEDライトは、光放出レシピの変更を促進する1つ以上の信号でプログラムされ得る、またはそのようなコマンドを有する信号をゲートウェイから受信し得る。
【0044】
無線通信を利用する現在のシステムの実施態様では、様々なデバイスが、LEDライト、マスタ、及びゲートウェイ間の通信を干渉する可能性のある信号または高調波を生成する機能を有する。この問題は、周波数範囲が制限された特定のチャネルを使用すること、従ってペアリングされたコンポーネントが区別可能な非常に限られたプロファイルの信号を提供することにより、軽減され得る。
【0045】
図5は、5つのマスタ202a、202b、202c、202d、及び202eと通信し、これらを制御するゲートウェイの実施例を示し、各マスタは、2つ以上のLEDライト206と通信し、各LEDライトは、少なくとも1つの通信状態の光子エミッタを含む。この実施例では、ゲートウェイ502は、イーサネット505によりハードワイヤ接続され、通信状態にあり、各マスタ202a、202b、202c、202d、及び202eのコマンド及び制御を提供する。ゲートウェイ502はまた、例えばインターネットを介してまたはハードワイヤ接続CPUにより、第三者への通信を提供し、これにより、必要に応じて第三者によるパルスLED照明アレイの二方向監視及び制御活動が可能となる。当業者には理解されるように、通信状態にあり、かつ1つのゲートウェイ502の制御下にあるマスタ202a、202b、202c、202d、及び202eの数は、2、3、5、9、13、17、24、29、33、42、79、104、200、400、650、1000、15000、及びこの間の全ての整数が範囲であり得る。
【0046】
次に、各マスタ202a、202b、202c、202d、及び202eは、通信状態にあり、アレイ510、512、514、516、及び518内の2つ以上のLEDライト206の制御を提供する。
図5では、各マスタ202a、202b、202c、202d、及び202eは、通信状態にあり、6~9個のLEDライトから成るアレイ510、512、514、516、及び518を制御する。当業者には理解されるように、各マスタ202と通信するアレイ内のLEDライト206の数は、2、3、5、9、13、18、22、49、63、74、121、205、360、6400、1100、15001、及びこの間の全ての整数が範囲であり得る。
【0047】
図5では、各マスタ202a、202b、202c、202d、及び202eは、アレイ510、512、514、516、及び518内の個々のLEDライト206にハードワイヤ接続される(508a、508b、508c、508d、508e)。ハードワイヤは、ワイヤを介して情報の複数の信号が双方向に送信されることを可能にする通信アーキテクチャを提供する任意のタイプの配線であり得る。
【0048】
図5では、5つのマスタ202a、202b、202c、202d、及び202eが示され、各マスタは、LEDライトアレイ510、512、514、516、及び518とペアリングされる。各マスタは、特定のアレイの制御及びペアリングを有し、これにより、個々のアレイは、自身のレシピ及び同期化による自身の光子放出パターンを有することが可能となる。例として、マスタ202aは、LEDライトアレイ510とペアリングされ、このアレイは、家禽施設内に存在し得、幼鳥の性的成熟を誘発することなく、幼鳥が食べて成長することを誘発する同期化放出で光子を放出するように設計される。マスタ202bは、産卵のために鳥の性的成熟を誘発するように同期化された光子放出を行い得るLEDライトアレイ512とペアリングされ、一方マスタ202c及び202dは、乳生産を促進するように同期化された光子放出を行うLEDライトアレイ514及び516を備えた乳牛専用の施設領域内にあり得、一方マスタ202eは、施設管理のために一時的に使用される施設領域内に存在するLEDライトアレイ518とペアリングされ、LEDライトアレイ518は通常の白色光を放出する。ハードワイヤによる解決策では、マスタクロックは通信バスで送信され得、マスタクロックは、LEDライトの光子放出レシピをケイデンスするためにLEDライトが使用する反復信号すぎないことに、留意されたい。この場合、LEDランプは、自身の内部クロックを有する必要はない。さらに、本明細書で提供されるシステムにより、ゲートウェイとマスタとのタイミングを同期化すること、並びにLEDライトクロックの平均と一致するようにマスタコントローラに自身のタイミングを変更させることも可能である。
【0049】
図6は、ゲートウェイ/マスタとLEDライトのアレイとの同期化の実施例を示し、各LEDライトは、少なくとも1つの光子エミッタ600を含む。この実施例では、各LEDライト内の内部クロックと比較されるゲートウェイ内のマスタクロックを使用することにより、各ゲートウェイ/マスタは、アレイ内の各LEDライト及びセンサの同期化タイミング及び制御を維持することが可能となる。
【0050】
図6に示されるように、ゲートウェイ/マスタ602は、LEDライト及びセンサ601のアレイとの無線通信内に設けられる。この実施例では、マスタは設けられず、ゲートウェイ602は、外界に対する制御及び通信、並びにLEDライトのファームウェア、光子放出レシピ、及び強度設定を更新する能力を提供する。ゲートウェイは、1日の間でLEDライトがオン状態及びオフ状態となる1日あたりの時間数に関する24時間制のクロックタイミングも開始し得る。ゲートウェイは、アレイ内のLEDライトからの光子または光の放出の同期化、並びにアレイ内のセンサとの光の同期化及び通信のために、LEDライトに無線でブロードキャストされる同期化マスタクロックを開始する。当業者には理解されるように、デジタル出力制御または中央処理装置(CPU)を備えたソリッドステート回路などの様々なゲートウェイ/マスタが使用され得るが、これは、デバイスが、アレイ内の光子エミッタ及びセンサに対する制御(光子変調のためのパラメータ及び好適な命令の入力/出力、または特殊機能)及び通信、並びにこれらのデバイスからの通信を受信することが可能であることを条件とする。
【0051】
上記で論述されるように、アレイ内の各LEDライトの同期化は、ゲートウェイ内のマスタクロックを使用することにより実現される。例として、ゲートウェイ602は、既知の反復速度で、LEDライトアレイに信号をブロードキャストする。次に、アレイ内の各LEDライトは、アレイ内の各LEDライト及びセンサ604、606、607、608、612、614、616、618、620、622、624、626、628、630、632、634、636に対する個別のデータ603、605、638、640、642、644、646、648、650、652、及び654を、ゲートウェイ602に応答し返すこともできる。信号は、放出レシピコマンド及びファームウェアコマンドなどの各LEDライト及びセンサに対する情報を含むが、マスタクロックのタイミング及びゲートウェイが信号を送信した時刻も含む。各LEDライトは、信号を受信し、マスタクロックの時刻のタイミング、並びにクロックが送信された時刻を読み出す。これにより、各LEDライト並びに各センサは、マスタクロックの時刻を自身の内部クロックと比較して、内部クロックがマスタクロックのタイミングからずれているか、ずれている場合はその程度を特定することが可能となる。これにより、LEDライトは、自身の内部クロックの時刻を再較正して、LEDライト内の光子放出をゲートウェイマスタクロックに同期化することが可能となる。
【0052】
本開示の別の実施形態では、マスタクロック信号604、606、607、608、614、616、及び618を受信した各LEDライトは、次に、二次の既知時刻に、自身の内部クロックを含む出力信号を、アレイ内の1つ以上のLEDライトに送信する。これは
図6に示され、LEDライト607は、自身の内部クロックを含む信号656、658、660、662、664、及び666を、LEDライト606、608、610、及び612、並びにセンサ624、及び626に送信する。同時に、LEDライト607はまた、LEDライト606、608、610、及び612から内部クロック信号を受信し、これにより、LEDライト607は、自身のクロックドリフト及び自身の内部クロックを改善することが可能となる。ゲートウェイのマスタクロックの場合は、自身のタイミング信号を、既知の反復速度(例として800ps、1us、50μs、並びに5μs、10μs、12μs、25μs、100μs、500μs、及び1000μs)で、アレイ内のLEDライト及びセンサに送信する。
【0053】
また、少なくとも2つの光子エミッタ604、606、607、608、610、612、614、616、及び618並びに/あるいはセンサ620、622、624、626、630、632、634、及び636のアレイが、ゲートウェイ602と通信することが、
図6に提供され、
図5に示される。ゲートウェイ602と同様に、各LEDライト及び/またはセンサは、内部クロックを有する。各光子エミッタ及び/またはセンサは、当該ゲートウェイ及びマスタコントローラからマスタクロック信号、並びにアレイ内の他の光子エミッタまたはセンサから光子信号を、受信することができる。これにより、アレイ内の各エミッタ及びセンサは、三角測量を行い、アレイ内の他のセンサ及びエミッタの位置、並びにこれらのエミッタ及びセンサの実行内容を知ることが可能となる。各光子エミッタ及び各センサは、光子エミッタの内部クロックの時刻を伝達する自身のマスタクロック信号を生成することができる。
【0054】
アレイ内の各LEDライト及びセンサは、そのエミッタまたはセンサの内部クロックの時刻を含む出力信号を生成することもできる。出力信号は、マスタコントローラ、並びにアレイ内の他のLEDライト及びセンサに送信される。各LEDライト及びセンサはまた、アレイ内の他のLEDライト及びセンサから信号を受信し、これにより、各LEDライト及びセンサは、他のLEDライトと同期化することが可能となる。各LEDライトは、アレイ内の多くの他のLEDライト及びセンサから調整済みのクロック信号を受信し、他のLEDライトと共にクロック調整を使用して、より精巧で正確なクロック調整を作り出し得る。アレイ内の多くのLEDライトとセンサとの間の複数の経路を介した通信を利用することによるこの双方向通信のメッシュ化することにより、システムは、より優れた通信経路を有し、これらの経路をゲートウェイ602から長距離離れたものに延長することができる。アレイ内の各LEDライト及びセンサの通信内で一意的な識別を利用することにより、ファームウェア更新、光子変調レシピ、タイミング、及び他の情報を、アレイ内の全てのLEDライト及びセンサに送信することができるようになった。これにより、数千のLEDライト及びセンサを備えた建物または施設は、建物または農業用肥育場内の長距離にわたり、かつ多くのフロアまたはレベルにわたって、効率的かつ安定した通信を行うことが可能となる。
【0055】
図9は、LEDライト902がゲートウェイまたはマスタ901のいずれかとして機能する、LEDライトのアレイの同期化の実施例を提供する。この実施例では、
図6を参照して論述されたように、各LEDライト内の内部クロックと比較されるマスタクロックをLEDライト内で使用することにより、ゲートウェイ/マスタとして機能するLEDライトは、アレイ内の各LEDライト及びセンサの同期化タイミング及び制御を維持することが可能となる。
【0056】
本開示はまた、メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出のパルスまたは変調を同期化することを提供する。メッシュネットワーク内の各LEDライトは、システムにおいて、クロック信号をブロードキャストし、他のLEDライトからクロック信号を受信し、各LEDライトは、LEDが通信するアレイ内のLEDライトの平均時間を計算して、自身の内部クロックを、LEDライトアレイ内の受信した他のクロックに最も同調させる。次に、LEDライトは、自身の調整済みクロックをアレイ内の他のLEDライトにブロードキャストし、反復サイクルにわたり、全てのLEDライトのクロックは互いに収束または同調する。
【0057】
本開示はまた、メッシュネットワークプロトコル内で、LEDライトアレイ内の2つ以上のLEDライトからの光子放出のパルスまたは変調を同期化することを提供する。いくつかのLEDライトは、メッシュネットワークにおいてクロックを維持する役割を担う親ライトであり、システム内の子LEDライトに自身のクロックタイミングをブロードキャストし、これにより、親LEDライトがアレイのタイミングを維持し、子LEDライトは単に親LEDライトをリスニングして応答する、LEDライトの階層が作り出される。
【0058】
システム及び施設内のシステムに関連付けられた生物に関する様々な情報を提供するために、様々なセンサが、本明細書で説明されるシステムに組み込まれ得る。センサは、情報を感知するだけでなく、制御情報を、飼料コンベヤ及び給水システムなどの第三者または外部システムに送信することもできる。このようなセンサの例は、測定値リストの温度センサ、煙、湿気、気圧計、茎の直径、GPS、加速度計、心拍数、血圧、排卵、例えばフェロモン、エストロゲン、テストステロン、及びコルチゾール(ストレスの監視に使用され得る)などのホルモン追跡、振動、音、及び発声、並びに、例えば卵カウンタ、飼料センサ、及び重量などの第三者センサを含み得るが、これらに限定されない。
【0059】
センサにより収集されたデータは、コントローラに中継され得、コントローラでは、アレイ内のLEDライトからの光子変調が調整または変更され得る。例えば、商業産卵施設の重量計に基づいて、鳥のサンプルの重量が収集され、LED照明システムに送信され得、LED照明システムにて、変調レシピは必要に応じて調整され得る。鳥の重量が軽すぎる場合は、レシピの強度を上げて、鳥の食欲を高めて、鳥の体重が増やされ得る。鳥の体重が重すぎる場合は、LED照明システムの強度を下げることで、鳥の食欲を減らし、鳥の重量が減らされ得る。従来、この制御は、鶏舎の温度を上げるまたは下げることにより行われていた。とはいえ、温度を上げると、鳥の食欲求が減るため、鳥の消費速度を低下させることができる。また鶏舎の温度を下げて、鳥の食欲を高めることで、鳥の消費を増加させることができる。鶏舎の温度を調整することと比べて、光の強度を調整することは、より経済的に実行可能な解決策であり、より段階的な制御を行うことができる。
【0060】
LEDライト及びLEDライトアレイから生物への光子または光の放出を変調することにより、様々な所望の生物学的反応または機能に刺激または影響を与えることができ、所望の生物学的反応または機能には、受精力、排卵、空腹感、産卵、性的成熟、乳生産、ホルモン生成、挙動及び社会化、根、組織、または菌糸の成長、植物性増殖、花または子実体の生産、果実、胞子、または種子の生産、成長の停止、特定の植物部分の伸長、生物回復または生物駆除、並びにサーカディアン入力の補間が含まれるが、これらに限定されない。実施例は、所望の生物学的機能を制御するために、反復信号内の少なくとも2つの成分のオン持続時間のタイミングの関係性を使用して生物の光化学反応を引き起こすのに、十分な強度の個々の色スペクトルの電磁波放出パルス列(光子または光)の1つ以上の成分を含む信号を作り出すことを含むが、これに限定されない。具体的には、強度、波形を含む各成分のオン持続時間のタイミングに関するレートの特定の組み合わせで、1つ以上の反復光子または光パルスを含む信号を提供することにより、生物の光化学反応は、制御されたまたは決定された様式で、刺激され、最適化され、調整され得る。
【0061】
生物の例には、ヒト、非限定的にウシ、ウマ、ラクダ、ブタ、シカ、ヘラジカ、アルパカ、ラマ、及びムースを含む有蹄類、非限定的にクマ、イタチ科、イヌ、ネコ、オオカミ、ライオン、トラ、スカンクを含む肉食動物、非限定的にラット、ネズミ、及びビーバーを含む齧歯動物、非限定的にコウモリを含む翼手類、非限定的にカンガルー及びオポッサムを含む有袋動物、クジラ及びイルカを含む鯨類、ニワトリ、ライチョウ、ウズラ、キジ、オウム、水禽、ガン、ハクチョウ、ハト、被食類、鳴禽類、シチメンチョウ、フクロウ、ハゲワシ、ペンギン、ハチドリ、ダチョウ、カモ、例えばハマグリ、カキ、タコ、イカ、カタツムリなどの軟体類、例えばヤスデ、ムカデ、昆虫、クモ、サソリ、カニ、ロブスター、小エビなどの節足動物、例えばミミズ及びヒルなどの環形動物、海綿動物、及びクラゲ、微生物、藻類、細菌類、真菌類、裸子植物、被子植物、及びシダ植物、柑橘類、食用ブドウ、ワイン用ブドウ、バナナ、パパイヤ、カンナビス種属、コーヒー豆、クコの実、イチジク、アボカド、グアバ、パイナップル、ラズベリー、ブルーベリー、オリーブ、ピスタチオ、ザクロ、アーティチョーク、及びアーモンド、例えばアーティチョーク、アスパラガス、マメ、ビート、ブロッコリー、芽キャベツ、白菜、玉キャベツ、マスタードキャベツ、カンタループ、ニンジン、カリフラワー、セロリ、チコリー、コラードの葉、キュウリ、ダイコン、ナス、エンダイブ、ニンニク、ハーブ、ハニーデューメロン、ケール、レタス(玉レタス、葉レタス、ロメインレタス)、カラシナの葉、オクラ、タマネギ(球根及び葉)、パセリ、エンドウ(青エンドウ、サヤエンドウ、グリーンピース、ブラックアイピース、クラウダーピースなど)、トウガラシ(ベルペッパー、チリペッパー)、ピメント、パンプキン、ハツカダイコン、ルバーブ、ホウレンソウ、スクワッシュ、スイートコーン、トマト、カブの根、カブの葉、クレソン、及びスイカなどの野菜、非限定的にカッコウアザミ、ミヤマナズナ、ベゴニア、ケイトウ、コリウス、ダスティーミラー、フクシア、ガザニア、ゼラニウム、ガーベラデイジー、インパチェンス、マリーゴールド、ニコチアナ、パンジー/ビオラ、ペチュニア、マツバボタン、サルビア、キンギョソウ、バーベナ、ツルニチニチソウ、及びヒャクニチソウを含む花壇用顕花植物、非限定的にセントポーリア、アルストロメリア、アンスリウム、アザレア、ベゴニア、ブロメリア、キク、シネラリア、シクラメン、ラッパズイセン/スイセン、エキザカム、クチナシ、グロキシニア、ハイビスカス、ヒヤシンス、アジサイ、カランコエ、ユリ、ラン、ポインセチア、プリムラ、リーガルペラルゴニウム、バラ、チューリップ、ジゴカクタス/シャコバサボテンを含む鉢植用顕花植物、非限定的にアグラオネマ、アンスリウム、ブロメリア、ハウチワサボテン、サボテン、多肉植物、クロトン、ディフェンバキア、ドラセナ、ハブカズラ、シダ、フィカス、ヘデラ(キヅタ)、マランタ/カラテア、ヤシ、フィロデンドロン、スパティフィラム、及びシンゴニウムを含む観葉植物、非限定的にアルストロメリア、アンスリウム、アスター、ゴクラクチョウカ/ストレリチア、オランダカイウ、カーネーション、キク、ラッパズイセン/スイセン、デイジー、デルフィニウム、フリージア、ガーベラデイジー、ショウガ、グラジオラス、ゴデチア、カスミソウ、ギリュウモドキ、アイリス、ギョリュウバイ、リアトリス、ユリ、リモニウム、トルコギキョウ、ラン、プロテア、バラ、スターチス、シタキソウ、ストック、ヒマワリ、チューリップを含む切り花、非限定的にプルモーサス、木生シダ、ツゲ、常緑針葉植物、コルディリネ、ユーカリ、ヘデラ/キヅタ、セイヨウヒイラギ、レザーリーフファーン、リリオペ/ヤブラン、ギンバイカ、トベラ、マキを含む裁断栽培常緑植物、非限定的にトネリコ、カバノキ、ハニーローカスト、リンデン、カエデ、オーク、ポプラ、モミジバフウ、及びヤナギを含む落葉緑陰樹、非限定的にザイフリボク、マメナシ、リンゴ、サルスベリ、ハナミズキ、サクラ、ウメ、モクゲンジ、サンザシ、モクレン、及びアメリカハナズオウを含む落葉性顕花樹、非限定的にツツジ、コトネアスター、ニシキギ、セイヨウヒイラギ、モクレン、アセビ、イボタノキ、シャクナゲ、及びガマズミを含む広葉常緑樹、非限定的にクロベ、ヒマラヤスギ、イトスギ、モミ、ドクニンジン、セイヨウネズ、マツ、トウヒ、イチイを含む常緑針葉樹、非限定的にフジウツギ、ハイビスカス、ライラック、シモツケ、ガマズミ、タニウツギ、地被植物、ブーゲンビリア、クレマチス、及び他のつる性ブドウ、及び造園用ヤシを含む落葉低木及び他の装飾用植物、非限定的に柑橘類及び亜熱帯果樹、落葉性の果樹及び堅果樹、ブドウの木、イチゴの苗、他の小さい果実植物、他の果樹及び堅果樹を含む果実植物及び堅果植物、切りたての植物、イチゴ、野の花、商業生産用の移植植物、及び水生植物、非限定的にシダを含むシダ植物、並びに、非限定的に担子菌、子嚢菌、及び酵母菌を含む真菌類が含まれるが、これらに限定されない。本開示のシステムは、C3及びC4の光システムの両方、並びに「CAM」植物(ベンケイソウ型有機酸代謝)、シアノバクテリアまたは真核緑藻類または他の生物に、光子パルスを提供する。
【0062】
LEDライトから生物への光子または光の変調またはパルス化により、様々な所望の生物学的反応または機能に刺激または影響を与えることができ、所望の生物学的反応または機能には、受精力、排卵、空腹感、飼料要求、産卵、卵重量、卵殻質、卵栄養分、卵重量分布、性的成熟、生物質量、乳生産、ホルモン生成、挙動及び社会化、形態、根、組織、または菌糸の成長、植物性増殖、花または子実体の生産、果実、胞子、または種子の生産、成長の停止、特定の植物部分の伸長、生物回復または生物駆除、並びにサーカディアン入力の補間が含まれるが、これらに限定されない。実施例は、所望の生物学的機能を制御するために、反復信号内の少なくとも2つの成分のオン持続時間のタイミングの関係性を使用して生物の光化学反応を引き起こすのに、十分な強度の個々の色スペクトルの電磁波放出パルス列(光子または光)の1つ以上の成分を含む信号を作り出すことを含むが、これに限定されない。具体的には、強度、波形を含む各成分のオン持続時間のタイミングに関するレートの特定の組み合わせで、1つ以上の反復光子または光パルスを含む信号を提供することにより、生物の光化学反応は、制御されたまたは決定された様式で、刺激され、最適化され、調整され得る。
【0063】
人工照明システムで1つ以上のLEDライトを使用する場合、個々のLEDライトからの光子放出の変調を正確に制御することは、生物の生物学的反応を変更するのに極めて重要である。生物が物理的に複数のLEDライトの下に配置され、複数のLEDライトの光子放出にさらされている場合、生物学的変化の混乱を減らして最大限の効果を引き出すために、各LEDライトからのこれらの光子放出は、互いに高度に同期化される必要がある。当該光子放出の変調は、任意及び全ての波長をオン状態またはオフ状態にする時、及び光子放出の強度のマトリックスを制御する形で行われる。本開示の目的のために、このマトリックスは「レシピ」と称される。下記の表1に挙げられるように、各チャネル番号は、個別にまたは群で制御され得る。表1を経時的につなぎ合わせることにより、(「レシピ」)の波形が作成される。
【表1】
【0064】
レシピ及び個々のステップを繰り返すプロセスは、システム内の複数のLEDライト間で同期化する必要がある。例えば、レシピはシステム内の任意のコンポーネントに存在し得る。システムにゲートウェイまたはマスタがある場合、レシピはいずれかのコンポーネントに格納され、バス通信を介してLEDライトに転送され得、ステップまたはステップ群のタイミングは、ゲートウェイ、マスタ、またはLEDランプ自体などの任意のデバイスから制御され得る。ゲートウェイ及びマスタはまた、ランプに対する直接制御を、チャネルごとに、及びステップごとに、直接送信し得る。LEDライトはまた、レシピを含み、他のLEDライト、ゲートウェイ、またはマスタからのタイミング情報を使用して、レシピ内のステップまたはステップ群の反復を同期化し得る。これらの全ては、LEDライト内の個々の光子源からの光子放出の同期化及び制御、並びに複数のLEDライトの光子放出の同期化及び制御に、影響を与えるという最終的な目的を有する。
【0065】
光子アレイの電力効率の最大化
図7は、全てのエミッタがオン状態である100%の電力と比べて、20%の電力を使用して電力効率を最大化する25個のLEDライトのアレイの同期化の実施例を示す。
図7に示されるように、育成施設内の25個のLEDライトのネットワークアレイでは、エミッタの20%がオン状態であり、80%がオフ状態である。
図7は、5個のユニットがオンサイクルとなり、20個のユニットがオフサイクルとなる25個のLEDライトのアレイのフロー図を、時計回りで提示する。ステップ702は、5個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、25個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ704は、702でオン状態であったユニットから、次の5個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、25個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ706は、704でオン状態であったユニットから、次の5個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、25個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ708は、706でオン状態であったユニットから、次の5個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、25個のLEDライトのネットワークアレイを示す。710は、708でオン状態であったユニットから、次の5個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、25個のLED光子放出収容ユニットのネットワークアレイを示す。
【0066】
オン状態及びオフ状態からのLEDライトのタイミング及び遷移は、上記で論述されたように、マスタ及び/またはゲートウェイと各LEDライトとの間の通信、並びにマスタ/ゲートウェイのマスタクロック、並びに各LEDライト内の内部クロックに基づく。ゲートウェイ/マスタは、エミッタに信号でコマンドを送信し、各エミッタの内部クロック及びゲートウェイのコマンドに基づいて、特定の割合(例えば20%)のオン状態のエミッタ、及びこれに見合った割合のオフ状態のエミッタが均等に広がるように、エミッタはオン状態及びオフ状態になる。
【0067】
図7は、25個の光子エミッタのアレイを示すが、アレイは、2、3、4、6、9、10、13、20、25、50、68、74、99、100、1000、2000、5000、及び10000、並びにこの範囲内の全ての整数を含む任意の数のエミッタを包含し得ることが、当業者には理解されるであろう。さらに、
図7は、本開示の方法を使用して、全てのエミッタがオン状態である場合と比べて20%の電力を使用するアレイを示すが、本開示の方法は、光子エミッタアレイのサイズ、及びアレイの所望電力使用量に応じて、1%から、5%、10%、20%、50%、75%、最大99%までの範囲の電力効率を生み出し得ることが、当業者には理解されよう。
【0068】
図8は、10個のLEDライトがオフ状態であり、10個のLEDライトがオン状態にシフトすることで、50%の電力を使用して電力効率を最大化する20個のLEDライトのアレイの同期化の第2の実施例を示す。
図8に示されるように、育成施設内の20個のLEDライトのネットワークアレイでは、LEDライトの50%がオン状態であり、50%がオフ状態である。
図8は、10個のユニットがオンサイクルになり、10個のユニットがオフサイクルになることで、電力効率を最大化してシステムへの電力ストレスを軽減する20個のLEDライトのアレイのフロー図を、時計回りで提示し、一度に10個のユニットがオン状態になることは、一度に20個のユニットがオン状態になる場合と比べて、電力ストレスが軽減される。ステップ802は、10個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、20個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ804は、802でオン状態であったユニットから、反対の10個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、20個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ806は、804でオン状態であったユニットから、反対の10個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、20個のLEDライトのネットワークアレイを示す。ステップ808は、806でオン状態であったユニットから、反対の10個のユニットがオン状態となり光子をパルス化する、20個のLEDライトのネットワークアレイを示す。
【0069】
本発明の先の記述は、例示及び説明のために提示されたものである。包括的であること、または開示された的確な形態に本発明を限定すること意図するものではなく、上記の教示に照らして他の変更及び変形も可能であり得る。実施形態は、本発明の原理及びその実際的応用を最も良く説明し、これにより、他の当業者が、様々な実施形態、及び企図される特定の用途に適した様々な変更形態において、本発明を最良に利用できるように、選ばれ、記載された。添付の特許請求の範囲は、従来技術により制限される場合を除いて、本発明の他の代替的な実施形態を含むと解釈されることが意図される。
【国際調査報告】