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特表2023-508172リソース割り当て方法、装置、設備、記憶媒体及びコンピュータプログラム
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  • 特表-リソース割り当て方法、装置、設備、記憶媒体及びコンピュータプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-01
(54)【発明の名称】リソース割り当て方法、装置、設備、記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0631 20230101AFI20230221BHJP
【FI】
G06Q10/06 302
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022539146
(86)(22)【出願日】2020-12-18
(85)【翻訳文提出日】2022-06-24
(86)【国際出願番号】 CN2020137518
(87)【国際公開番号】W WO2021129531
(87)【国際公開日】2021-07-01
(31)【優先権主張番号】201911380409.X
(32)【優先日】2019-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520291939
【氏名又は名称】北京市商▲湯▼科技▲開▼▲發▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING SENSETIME TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 1101-1117,11th Floor No.58 Northwest 4th Ring Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】周 雪▲チー▼
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
(57)【要約】
本願は、リソース割り当て方法、装置、設備、記憶媒体及びコンピュータプログラムを開示する。前記リソース割り当て方法は、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整し、調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うことを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、
第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、
調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うことを含むことを特徴とするリソース割り当て方法。
【請求項2】
前記対象のうち前記第1タイプの対象を特定すること、
前記対象のうち前記第2タイプの対象を特定することをさらに含み、
初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を前記第1タイプの対象として特定し、
非初回訪問であり及び/又は前記所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を前記第2タイプの対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記訪問データは、訪問人数を含み、前記比率パラメータは、
前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記第1タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、
前記目標訪問人数は、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、前記目標訪問人数は、前記所定の時間範囲内の合計訪問人数を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得することの前に、
画像をリアルタイムに取得し、
前記画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、
前記画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、前記画像識別結果にデータベースマッチングを行い、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、前記画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、前記画像識別結果を、対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される前記対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することをさらに含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
タグ情報の形式で前記履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、
所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定することと、
前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することを含み、
前記少なくとも一部の前記対象の基礎データが前記所定の条件を満たすことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、
前記比率パラメータが、前記第2タイプの対象の前記訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、
及び/又は、前記比率パラメータが、前記第1タイプの対象の前記訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定することを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、前記オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、前記オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含み、
リソース割り当て方式を調整することは、
オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することを含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、
評価結果に基づいて前記リソース割り当て方式を調整することをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得するための取得モジュールと、
第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定するための特定モジュールと、
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、かつ調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うための割り当てモジュールと、を含むリソース割り当て装置。
【請求項12】
前記特定モジュールは、
前記対象のうち前記第1タイプの対象を特定し、初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を前記第1タイプの対象として特定し、
前記対象のうち前記第2タイプの対象を特定し、非初回訪問であり及び/又は前記所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を前記第2タイプの対象として特定するために用いられることを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記訪問データは、訪問人数を含み、前記比率パラメータは、
前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記第1タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、
前記目標訪問人数は、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、前記目標訪問人数は、前記所定の時間範囲内の合計訪問人数を含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の装置。
【請求項14】
前記取得モジュールは、
画像をリアルタイムに取得し、
前記画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、
前記画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、前記画像識別結果にデータベースマッチングを行い、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、前記画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、前記画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される前記対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶するために用いられることを特徴とする請求項11~13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記取得モジュールは、タグ情報の形式で前記履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶することを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記割り当てモジュールは、
所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定し、
前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整するために用いられ、前記少なくとも一部の前記対象の基礎データが前記所定の条件を満たすことを特徴とする請求項11~15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記割り当てモジュールは、
前記比率パラメータが、前記第2タイプの対象の前記訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、
及び/又は、前記比率パラメータが、前記第1タイプの対象の前記訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定するために用いられることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、前記オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、前記オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含み、
前記割り当てモジュールは、
オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整するために用いられることを特徴とする請求項11~17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含むことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記割り当てモジュールは、さらに
前記比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、
評価結果に基づいて前記リソース割り当て方式を調整するために用いられることを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項21】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含むリソース割り当て設備であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する時に請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実現することを特徴とするリソース割り当て設備。
【請求項22】
コンピュータプログラムが記憶される記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記プロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実行させることを特徴とする記憶媒体。
【請求項23】
コンピュータ実行可能なコードを含むコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータ実行可能なコードが設備で実行される場合、前記設備内のプロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、リソース割り当て方法、装置、設備、記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
<関連出願の相互参照>
本願は、2019年12月27日に中国特許庁に提出された出願番号が201911380409.Xである中国特許出願の優先権を主張し、ここで、上記中国特許出願に開示されている内容の全体が本願の一部として援用される。
【背景技術】
【0003】
実際の使用において、例えば店舗などの場所には、通常、来店顧客、すなわち対象のデータを人為的に整理することにより、整理されたデータに基づいて現在の場所内のリソースを割り当てる。しかしながら、従来のリソース割り当て方式は、時間と手間がかかるだけでなく、限られたリソースを合理的に割り当てることが難しい。したがって、上記技術的問題を解決するためのリソース割り当て方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、リソース割り当て方法の技術的解決手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、本開示の実施例は、リソース割り当て方法を提供し、前記方法は、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うことを含む。
【0006】
上記態様において、好ましくは、前記対象のうち前記第1タイプの対象を特定し、初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を前記第1タイプの対象として特定し、前記対象のうち前記第2タイプの対象を特定し、非初回訪問であり及び/又は前記所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を前記第2タイプの対象として特定することをさらに含む。
【0007】
上記態様において、好ましくは、前記訪問データは、訪問人数を含み、前記比率パラメータは、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との比の値、前記第2タイプの対象の訪問人数と前記第1タイプの対象の訪問人数との比の値、前記第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、前記第2タイプの対象の訪問人数と前記目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、前記目標訪問人数は、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、前記目標訪問人数は、前記所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む。
【0008】
上記態様において、好ましくは、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得することの前に、画像をリアルタイムに取得し、前記画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、前記画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、前記画像識別結果にデータベースマッチングを行い、前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、前記画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、前記画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される前記対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することをさらに含む。
【0009】
上記態様において、好ましくは、タグ情報の形式で履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶する。
【0010】
上記態様において、好ましくは、前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定し、前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、前記少なくとも一部の前記対象の基礎データが前記所定の条件を満たすことと、を含む。
【0011】
上記態様において、好ましくは、前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、前記比率パラメータが前記第2タイプの対象の前記訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、及び/又は、前記比率パラメータが前記第1タイプの対象の前記訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定することを含む。
【0012】
上記態様において、好ましくは、前記リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、前記オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、前記オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含み、リソース割り当て方式を調整することは、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することを含む。
【0013】
上記態様において、好ましくは、前記オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、前記オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、前記リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含む。
【0014】
上記態様において、好ましくは、前記比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、評価結果に基づいて前記リソース割り当て方式を調整することをさらに含む。
【0015】
第2態様において、本開示の実施例は、リソース割り当て装置を提供し、前記装置は、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得するための取得モジュールと、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定するための特定モジュールと、前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、かつ調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うための割り当てモジュールと、を含む。
【0016】
上記態様において、好ましくは、前記特定モジュールは、前記対象のうち前記第1タイプの対象を特定し、初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を前記第1タイプの対象として特定し、前記対象のうち前記第2タイプの対象を特定し、非初回訪問であり及び/又は前記所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を前記第2タイプの対象として特定するために用いられる。
【0017】
上記態様において、好ましくは、前記訪問データは、訪問人数を含み、前記比率パラメータは、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との比の値、前記第2タイプの対象の訪問人数と前記第1タイプの対象の訪問人数との比の値、前記第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、前記第2タイプの対象の訪問人数と前記目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、前記目標訪問人数は、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、前記目標訪問人数は、前記所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む。
【0018】
上記態様において、好ましくは、前記取得モジュールは、画像をリアルタイムに取得し、前記画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、前記画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、前記画像識別結果にデータベースマッチングを行い、前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、前記画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、前記画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される前記対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶するために用いられる。
【0019】
上記態様において、好ましくは、前記取得モジュールは、タグ情報の形式で前記履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶する。
【0020】
上記態様において、好ましくは、前記割り当てモジュールは、所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定し、前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整するために用いられ、前記少なくとも一部の対象の基礎データが前記所定の条件を満たす。
【0021】
上記態様において、好ましくは、前記割り当てモジュールは、前記比率パラメータが前記第2タイプの対象の前記訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、及び/又は、前記比率パラメータが前記第1タイプの対象の前記訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定するために用いられる。
【0022】
上記態様において、好ましくは、前記リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、前記オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、前記オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含み、前記割り当てモジュールは、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整するために用いられる。
【0023】
上記態様において、好ましくは、前記オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、前記オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、前記リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含む。
【0024】
上記態様において、好ましくは、前記割り当てモジュールは、さらに前記比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、評価結果に基づいて前記リソース割り当て方式を調整するために用いられる。
【0025】
第3態様において、本開示の実施例は、リソース割り当て設備を提供し、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する時に本開示の実施例に記載のリソース割り当て方法を実現する。
【0026】
第4態様において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶される記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記プロセッサに本開示の実施例に記載のリソース割り当て方法を実行させる。
【0027】
第5態様において、本開示の実施例は、コンピュータ実行可能なコードを含むコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータ実行可能なコードが設備で実行される場合、前記設備内のプロセッサに本開示の実施例に記載のリソース割り当て方法を実行させる。
【発明の効果】
【0028】
本開示の実施例に係る技術的解決手段において、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行う。このように、データの整理にかかる時間を節約することができ、すなわちデータ整理を人為的に行うことによる手間がかかるという問題を解決する。かつ、所定の時間範囲内の第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データにより特定される比率パラメータ、及び基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整すると、限られたリソースを合理的に割り当てることができる。調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うと、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本開示の実施例に係るリソース割り当て方法の実現フローチャートである。
図2】本開示の実施例に係る他のリソース割り当て方法の実現フローチャートである。
図3】本開示の実施例に係る端末側出力対象報知画面の概略図である。
図4】本開示の実施例に係るデータ表示画面の概略図である。
図5】本開示の実施例に係るリソース割り当て装置の構成概略図である。
図6】本開示の実施例に係る他のリソース割り当て装置の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に、図面及び具体的な実施例を参照しながら本願の技術的解決手段をさらに詳細に説明する。
【0031】
当業者が本開示の実施例の解決手段をよりよく理解するために、以下に本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、明らかに、説明される実施例は、本願の一部の実施例だけであり、全ての実施例ではない。
【0032】
本願の明細書の実施例、特許請求の範囲及び上記図面における用語「第1」、「第2」、及び「第3」などは、類似する対象を区別するために用いられ、特定の順序又は前後順序を説明するために用いられる必要がない。また、用語「含む」及び「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的に含むのをカバーすることを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含む。方法、システム、製品又は設備は、明確に列挙されるステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されないか又はこれらのプロセス、方法、製品又は設備に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0033】
本開示の実施例は、様々な電子設備に適用でき、該電子設備は、固定設備及び/又は移動設備を含むがこれらに限定されず、例えば、前記固定設備は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、又はサーバ等を含むがこれらに限定されない。前記サーバは、クラウドサーバ又は一般的なサーバであってもよい。前記移動設備は、携帯電話、タブレットコンピュータ又はウェアラブル設備のうちの一項又は複数項を含むがこれらに限定されない。
【0034】
本開示の実施例は、リソース割り当て方法を提供し、図1に示すように、前記方法は、主にステップ101~103を含む。
【0035】
ステップ101、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得する。
【0036】
ステップ102、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、比率パラメータが所定の時間範囲内の異なるタイプの対象の対象状況を反映できる。
【0037】
ステップ103、比率パラメータ及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整し、かつ調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行う。
【0038】
本開示の実施例において、所定の時間範囲は、開始時間を開始とし、終了時間を期限とする一定の時間を含むことができ、例えば一日間、一週間、一ヶ月、四半期間、半年間、一年間等であり、該所定の時間範囲は、実際のニーズに応じて特定することができる。本開示の実施例は、所定の時間範囲の設定方式、具体的な値などを限定しない。説明すべきものとして、終了時間は、現在時刻の前(現在時刻を含むことができる)の時間である。
【0039】
本開示の実施例において、ニーズに応じて異なる分割基準を採用して、所定の時間範囲内に訪問する対象における第1タイプの対象と第2タイプの対象を区別することができる。
【0040】
いくつかの実施例において、第1タイプの対象及び第2タイプの対象は、初回訪問であるか否かに応じて分割される。具体的には、第1タイプの対象は、初回訪問の対象、すなわち新規の顧客を含むが、第2タイプの対象は、非初回訪問の対象、すなわち常連客を含む。例えば、顧客甲が初めて店舗に訪問すると、顧客甲が第1タイプの対象に属すると判定し、顧客乙が二回目に店舗に訪問すると、顧客乙が第2タイプの対象に属すると判定し、顧客丙が三回目に店舗に訪問すると、顧客丙が第2タイプの対象に属すると判定する。
【0041】
他の実施例において、第1タイプの対象及び第2タイプの対象は、訪問積算時間に応じて分割される。具体的には、第1タイプの対象は、所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を含み、第2タイプの対象は、所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を含む。ここで、所定の時点は、ニーズに応じて、例えば所定の時間範囲内又は前に設定できる。さらに、所定の時間範囲内は、所定の時間範囲の開始時点、終了時点又はその間の任意の指定時点を含む。ここで、第1時間閾値は、第2時間閾値と同じであってもよく異なってもよく、例えば第1時間閾値は、第2時間閾値より小さく、等しいか又は大きくてもよい。例えば、顧客甲の所定の時点までの訪問積算時間が第1時間閾値より小さいと、顧客甲が第1タイプの対象に属すると判定し、顧客乙の所定の時点までの訪問積算時間が第2時間閾値以上であると、顧客乙が第2タイプの対象に属すると判定する。上記初回訪問であるか否かに応じて分割するための基準と比べて、顧客甲が初めて訪問しても、所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上であるため、顧客甲が第2タイプの対象に属すると考えられる。顧客乙が二回目訪問しても、訪問積算時間が第1時間閾値より小さいため、顧客乙が第1タイプの対象に属すると考えられる。このように、訪問積算時間の長さに基づいて購入ニーズの高さを示し、例えば、訪問積算時間が短いことは、購入ニーズが低いことを示し、訪問積算時間が長いことは、購入ニーズが高いことを示す。ここで、訪問積算時間には、開始点を設けなくてもよく、すなわち対象が初回訪問してからの合計訪問積算時間となってもよく、第2所定の時点から開始してもよく、該第2所定の時点は、ニーズに応じて上記所定の時点の前に設定することができる。
【0042】
さらに他の実施例において、第1タイプの対象及び第2タイプの対象は、初回訪問であるか否か、及び訪問積算時間に応じて分割される。例えば、第1タイプの対象は、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を含み、第2タイプの対象は、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を含む。例えば、顧客甲が初回訪問すると、顧客甲の所定の時点までの訪問積算時間が第1時間閾値より小さいか否かを判断し、そうであれば、顧客甲が第1タイプの対象に属すると判定する。顧客乙が非初回訪問であると、顧客乙の所定の時点までの訪問積算時間が第2時間閾値以上であるか否かを判断し、そうであれば、顧客乙が第2タイプの対象に属すると判定する。
【0043】
ここで、第1時間閾値及び第2時間閾値は、いずれも予め設定された時間閾値である。上記各時間閾値は、かかる時間、コスト等、及び/又はニーズに応じて、予め設定でき、ここで設定方式等を限定しない。
【0044】
本開示の実施例において、訪問データは、対象の情報を表すデータであり、例えば訪問人数、訪問人数の変化傾向等である。比率パラメータは、所定の時間範囲内の異なるタイプの対象の訪問状況を反映するために用いられる。例えば、所定の時間範囲内に訪問する第1タイプの対象の訪問データが第1訪問人数であり、第2タイプの対象の訪問データが第2訪問人数であると、比率パラメータは、第1訪問人数と第2訪問人数との比の値、第2訪問人数と第1訪問人数との比の値、第1訪問人数と目標訪問人数との比の値、第2訪問人数と目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含む。
【0045】
ここで、目標訪問人数は、第1訪問人数と第2訪問人数との和を含み、又は、目標訪問人数は、所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む。
【0046】
ここで、第1訪問人数と第2訪問人数との比の値は、所定の時間範囲内の第1タイプの対象と第2タイプの対象との訪問人数比を反映できる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であれば、第1訪問人数と第2訪問人数との比は、A1/B1である。また、例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA2であり、第2時間閾値以上の訪問人数がB2であれば、第1訪問人数と第2訪問人数との比は、A2/B2である。さらに、例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA3であり、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の訪問人数がB3であれば、第1訪問人数と第2訪問人数との比は、A3/B3である。
【0047】
ここで、第2訪問人数と第1訪問人数との比の値は、所定の時間範囲内の第2タイプの対象と第1タイプの対象との訪問人数比を反映できる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であれば、第2訪問人数と第1訪問人数との比は、B1/A1である。また、例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA2であり、第2時間閾値以上の訪問人数がB2であれば、第2訪問人数と第1訪問人数との比は、B2/A2である。さらに、例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA3であり、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の訪問人数がB3であれば、第2訪問人数と第1訪問人数との比はB3/A3である。
【0048】
ここで、第1訪問人数と目標訪問人数との比の値は、所定の時間範囲内の第1タイプの対象と目標対象との訪問人数比を反映できる。目標訪問人数が所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む場合、第1訪問人数と目標訪問人数との比の値は、第1タイプの対象が所定の時間範囲内に訪問する全ての対象を占める割合を反映できる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であり、合計訪問人数がA1+B1=Qであれば、第1訪問人数が合計訪問人数に占める比はA1/Q、すなわちA1/A1+B1である。また、例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA2であり、合計訪問人数がQであれば、第1訪問人数が合計訪問人数に占める比は、A2/Qである。さらに、例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA3であり、合計訪問人数Qであれば、第1訪問人数が合計訪問人数に占める比は、A3/Qである。目標対象が所定の時間範囲内に訪問する第1タイプの対象及び第2タイプの対象のセットを含む場合、第1訪問人数と目標訪問人数との比の値は、第1タイプの対象が第1タイプの対象と第2タイプの対象との和を占める割合を反映できる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であれば、第1訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和に占める比は、A1/A1+B1である。また例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA2であり、第2時間閾値以上の訪問人数がB2であれば、第1訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和に占める比は、A2/A2+B2である。さらに、例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA3であり、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の訪問人数がB3であれば、第1訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数の和に占める比は、A3/A3+B3である。
【0049】
ここで、第2訪問人数と目標訪問人数との比の値は、所定の時間範囲内の第2タイプの対象と目標対象との訪問人数比を反映できる。目標訪問人数が所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む場合、第2訪問人数と目標訪問人数との比の値は、第2タイプの対象が所定の時間範囲内に訪問する全ての対象を占める割合を反映することができる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であり、合計訪問人数がA1+B1=Qであれば、第2訪問人数が合計訪問人数に占める比は、B1/QすなわちB1/A1+B1である。また、例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がB2であり、合計訪問人数がQであれば、第2訪問人数が合計訪問人数に占める比はB2/Qである。さらに、例えば、所定の時間範囲内に、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の訪問人数がB3であり、合計訪問人数がQであれば、第2訪問人数が合計訪問人数に占める比は、B3/Qである。目標対象が所定の時間範囲内に訪問する第1タイプの対象及び第2タイプの対象のセットを含む場合、第2訪問人数と目標訪問人数との比の値は、第2訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和を占める割合を反映することができる。例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問人数がA1であり、非初回訪問人数がB1であれば、第2訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和に占める比は、B1/A1+B1である。また例えば、所定の時間範囲内に、所定の時点まで積算訪問時間が第1時間閾値より小さい訪問人数は、A2であり、第2時間閾値以上の訪問人数は、B2であれば、第2訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和に占める比は、B2/A2+B2である。さらに例えば、所定の時間範囲内に、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい訪問人数がA3であり、非初回訪問でありかつ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の訪問人数がB3であれば、第2訪問人数が第1訪問人数と第2訪問人数との和に占める比は、B3/A3+B3である。
【0050】
本開示の実施例において、基礎データは、対象の特徴を表すためのデータであり、例えば、基礎データは、年齢、性別、職業、学歴、収入レベルなどのデータの少なくとも一種を含むことができる。
【0051】
本開示の実施例において、少なくとも一部の対象は、基礎データが所定の条件を満たす対象を含む。ここで、所定の条件は、かかる時間やコスト等、及び/又はニーズに応じて、予め設定することができ、ここで設定方式等を限定しない。例えば、少なくとも一部の対象は、有効データを生成する対象を含むことができ、例えば訪問積算時間が一定の時間閾値を超える対象、常連客、契約が結ばれた顧客等である。
【0052】
さらに、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することができる。例えば、新規客と常連客の比率に基づくとともに、25~35の年齢層を所定の条件として、基礎データが該所定の条件を満たす少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することができる。また例えば、新規客と常連客との割合に基づくとともに、男性を所定の条件として、基礎データが該所定の条件を満たす少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することができる。また例えば、新規の顧客が全ての対象を占める割合に基づくとともに、収入レベルが30万以上であることを所定の条件として、リソース割り当て方式を調整することができる。
【0053】
本開示の実施例が提供する技術的解決手段において、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、比率パラメータ及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整し、調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行う。このように、データの整理にかかる時間を節約することができ、すなわちデータ整理を人為的に行うことによる手間がかかるという問題を解決する。かつ、所定の時間範囲内の第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データにより特定される比率パラメータ、及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整すると、限られたリソースを合理的に割り当てることができる。調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うと、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させることができる。
【0054】
訪問データをよりよく把握するために、いくつかの実施例において、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得する前に、画像をリアルタイムに取得し、画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、画像識別結果にデータベースマッチングを行い、データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、該画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、該画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することをさらに含む。
【0055】
本開示の実施例において、様々な方式で画像をリアルタイムに取得することができる。例えば、画像収集装置から送信される画像を受信することができ、又は、通信装置を利用して他の設備から送信される画像を受信することができる。
【0056】
いくつかの実施例において、顔識別技術により、取得される画像に画像識別処理を行い、画像の顔特徴識別結果を取得することができる。及び/又は、人体識別技術により、取得される画像に画像識別処理を行い、画像の人体特徴識別結果を取得することができる。本願は、顔識別技術、人体識別技術を具体的に限定するものではない。
【0057】
いくつかの実施例において、取得される画像に画像識別処理を行い、画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、画像識別結果に対データベースマッチングを行う。データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新する。
【0058】
ここで、基礎データ及び履歴訪問記録は、全部又は一部がタグ情報の方式で記憶することができる。それにより、データベースに対象マッチングする画像テンプレートが存在することに応答して、マッチングする画像テンプレートに対応するタグ情報を特定することができる。タグ情報には、初回訪問であるか否か、及び訪問回数を示す情報が含まれる。ここで、画像テンプレートは、人体テンプレート又は顔テンプレートを含むがこれらに限定されない。データベースは、人体テンプレートライブラリ又は顔テンプレートライブラリを含むがこれらに限定されない。
【0059】
説明すべきものとして、データベースに対象の履歴訪問記録が記憶される。履歴訪問記録は、少なくとも画像テンプレートに関連付けて記憶される識別子(ID)情報及び訪問時間情報を含む。各対象に対して、一つの識別子を割り当てる。同じ対象に対して、一つの識別子のみを割り当てる。このように、画像識別結果とマッチングする対象識別子情報が存在するか否かを特定することにより、現在訪問する対象が初回訪問であるか又は非初回訪問であるかを判定することができる。
【0060】
上記態様において、好ましくは、方法は、画像テンプレートをマッチングしていない場合、画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することをさらに含む。ここで、データベースに対象とマッチングする画像テンプレートが存在しないことに応答して、データベースに、対応する対象の画像テンプレートを作成し、かつ該対象にタグ情報を割り当てることができる。タグ情報には、初回訪問を示すための情報が含まれる。このように、マッチングする画像テンプレートが存在しない場合、データベースに対象の画像識別結果を対応する画像テンプレートとして添加し、データベースにデータ補充を行うことができ、該対象が再び訪問する場合、後続の照会に役立つ。
【0061】
いくつかの実施例において、比率パラメータ及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することは、所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定することと、比率パラメータ及び目標リソース割り当て方式に基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することを含み、少なくとも一部の対象の基礎データが該所定の条件を満たす。
【0062】
いくつかの実施例において、同類の基礎データの履歴割り当て状況に基づいて、目標リソース割り当て方式を取得することにより、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することができる。このように、履歴データを参照して少なくとも一部の対象に対してリソース割り当て方式を調整することにより、調整されたリソース割り当て方式に従って少なくとも一部の対象に対してリソース割り当てを行うことができ、それにより少なくとも一部の対象の顧客体験及び販売コンバージョンレートの向上に役立つ。
【0063】
限られたリソースをよりよく合理的に割り当てるために、いくつかの実施例において、比率パラメータ及び目標リソース割り当て方式に基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することは、比率パラメータが第2タイプの対象の訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定すること、及び/又は、比率パラメータが第1タイプの対象の訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定することを含む。
【0064】
本開示の実施例において、第1所定条件は、第2タイプの対象の訪問データの変化を表すために用いられる。例えば、第1所定条件は、数量が増加するか又は上昇傾向を呈することを表すことに用いられるか、又は数量が減少するか又は下降傾向を呈することを表すことに用いられるか、又は、相対的な変化が安定することを表すことに用いられるか、又は、変化が存在しない、すなわち変化傾向がないことを表すために用いられる。第2所定条件は、第1タイプの対象の訪問データの変化を表すために用いられる。例えば、第2所定条件は、数量が増加するか又は上昇傾向を呈することを表すことに用いられるか、又は数量が減少するか又は下降傾向を呈することを表すことに用いられるか、又は、相対的な変化が安定することを表すことに用いられるか、又は、変化が存在しない、すなわち変化傾向がないことを表すために用いられる。
【0065】
説明すべきものとして、第1タイプの対象、第2タイプの対象が異なる場合、第1所定条件、第2所定条件も異なる。
【0066】
例示的には、第1タイプの対象が新規の顧客を指し、第2タイプの対象が常連客を指す場合、第1所定条件は、常連客の訪問データの変化を表すために用いられ第2所定条件は、新規の顧客の訪問データの変化を表すために用いられる。
【0067】
例示的には、第1タイプの対象は、所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を指し、第2タイプの対象は、所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を指す場合、第1所定条件は、訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象の数の変化を表すために用いられ、第2所定条件は、訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象の数の変化を表すために用いられる。
【0068】
例示的には、第1タイプの対象は、初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を指し、第2タイプの対象は、非初回訪問であり且つ所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を指す場合、第1所定条件は、非初回訪問であり且つ訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象の数の変化を表すために用いられ、第2所定条件は、初回訪問であり且つ訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象の数の変化を表すために用いられる。
【0069】
いくつかの実施例において、リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含む。オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含む。
【0070】
ステップ103においてリソース割り当て方式を調整することは、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することを含む。
【0071】
本開示の実施例において、オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含む。ここで、リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含む。例えば、オンラインリソース構成データは、ウェブページにおける製品表示位置、表示時間、広告プッシュのコンテンツ、テレビ放送などのコンテンツのうちの一項又は複数項の組み合わせを含むことができる。当然のことながら、上記例示したものより多いか又は少ないコンテンツを含むことができ、ここでオンラインリソース構成データの具体的なコンテンツを限定しない。異なるシーン、ニーズに応じて、同じ又は異なるオンラインリソース構成データを選択することができる。
【0072】
本開示の実施例において、オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含む。ここで、リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含む。例えば、オフラインリソース構成データは、実店舗における接客担当者、実店舗における看板の配置位置、実店舗における製品の配置位置、実店舗における表示画面の対象を表示する頻度及び時間等のコンテンツのうちの一項又は複数項の組み合わせを含むことができる。当然のことながら、上記例示したものより多いか又は少ないコンテンツを含むことができ、ここでオフラインリソース構成データの具体的なコンテンツを限定しない。異なるシーン、ニーズに応じて、同じ又は異なるオフラインリソース構成データを選択することができる。
【0073】
このように、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することにより、限られたリソースをより合理的に割り当てて利用することに役立ち、それにより顧客体験及び販売コンバージョンレートを向上させることができる。
【0074】
例示的には、所定の時間範囲内に新規の顧客の訪問人数が低下するか又は低下傾向を呈する場合、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整する。例えば、オンラインリソース構成データのコンテンツを調整することは、製品の販売価格の低下、保証期間の延長、補助的なギフトの増加、キャッシュバックの金額の増加、メッセージのプッシュ頻度の増大を含む。例えば、オフラインリソース構成データのコンテンツを調整することは、常連客が新規の顧客を推薦してからのキャッシュバックの金額の増加、製品の販売価格の低下、保証期間の延長、ギフトのよさの増加、メッセージプッシュ頻度の増加を含む。
【0075】
例示的には、所定の時間範囲内に常連客の訪問人数が低下するか又は低下傾向を呈する場合、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整し、例えば、オンラインリソース構成データのコンテンツを調整することは、製品の販売価格の低下、保証期間の延長、補助的なギフトの増加、キャッシュバックの金額の増加、メッセージのプッシュ頻度の増大を含む。例えば、オフラインリソース構成データのコンテンツを調整することは、フォローアップ担当者の交換、製品の販売価格の低下、保証期間の延長、補助的なギフトの増加、キャッシュバックの金額の増加、メッセージのプッシュ頻度の増大を含む。
【0076】
リソースを統一的に管理しやすくするために、同じ種類の消費グループには、同じ種類のリソースを割り当てることができ、例えば同じ販売者に割り当てて処理し、消費グループの属性に応じてマーケティングポリシー等を策定する。いくつかの実施例において、ステップ103は、基礎データに基づいて消費グループを特定することと、同じ消費グループに属する対象に同じリソース割り当て方式を特定することと、を含む。ここで、同じ消費グループに属する対象に同じリソース割り当て方式を特定することは、基礎データに基づいて消費グループの属性を特定することと、消費グループの属性に応じてリソース構成データ方式を策定することと、を含む。本開示の実施例において、消費グループは、対象の対応する属性を表すことができるグループである。例えば、グループは、性別、年齢層、職業、地理的位置等である。
【0077】
いくつかの実施例において、リソース構成データ方式を策定することは、リソース構成データに対して数量、時間、空間範囲内でマッチング、流動及び組換えを行うことを含む。このように、対象の消費グループ属性に基づいて合理的なリソース構成データの調整方式を提供でき、リソース構成データの調整方式に基づいて意図的な作業及びサービスを行うことに役立つ。すなわち、消費グループ属性整理結果に基づいて交付量に影響を与えるコア要因をロックする場合、目標製品に基づくリソース割り当て方式を合理的に計画することにより、顧客体験及び販売コンバージョンレートを向上させることを意味する。
【0078】
変化傾向がリソース構成データの合理性又は有効性をより効果的に反映できることを考慮するうえ、一つの実現形態において、変化傾向に基づいて現在のリソース構成データの評価結果を特定することができる。具体的には、いくつかの実施形態において、ステップ103は、比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、リソース構成データの評価結果を取得することと、評価結果に基づいてリソース割り当て方式を調整することと、をさらに含む。
【0079】
本開示の実施例において、リソース構成データは、目標製品販売イベントに関連するリソース構成データであってもよい。例えば、目標製品に対して採用されるリソース割り当て方式における各リソースに対応するデータを反映するために用いられる。ここで、リソース構成データは、数量構成、時間構成、空間構成、担当者構成、情報ネットワーク構成などのうちの一つ又は複数の組み合わせを含むがこれらに限定されない。
【0080】
本開示の実施例において、評価結果は、現在のリソース構成がしばらく実行されてもたらす影響を反映するために用いることができる。ここで、評価結果は、少なくとも二つのレベルを含み、異なるレベルに対応する調整対象のリソース構成データの種類が異なり、及び/又は、異なるレベルに対応するリソース構成データの調整方式が異なる。このように、リソース構成データの評価結果を提供することにより、後続に該評価結果に基づいてリソース構成データの調整方式を提供することに役立ち、それによりスタッフが調整方式に基づいて意図的な作業及びサービスを行うことに役立ち、それにより利用客数を向上させる。
【0081】
いくつかの実施形態において、評価結果に基づいてリソース割り当て方式を調整することは、評価結果が第1評価結果である場合、第1評価結果は、第1タイプの対象が下降傾向を呈することを表し、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを含むリソース構成データのコンテンツを調整することにより第1タイプの対象の訪問人数を向上させることを含む。このように、スタッフが調整されたリソース構成データ方式に基づいて意図的な作業及びサービスを行うことに役立ち、それにより第1タイプの対象の訪問人数を向上させる。同様に、評価結果が第2評価結果である場合、第2評価結果は、第2タイプの対象が下降傾向を呈することを表し、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを含むリソース構成データのコンテンツを調整することにより第2タイプの対象の訪問人数を向上させることを含む。このように、スタッフが調整されたリソース構成データ方式に基づいて意図的な作業及びサービスを行うことに役立ち、それにより第2タイプの対象の訪問人数を向上させる。
【0082】
本開示の実施例に係る技術的解決手段は、比率パラメータが目標製品のリソース構成データが合理的であるか否かを効果的に反映できるため、評価結果がより指向性を有し、すなわち目標製品のみに対してリソース構成データの分析を行う。このように、取得された比率パラメータに基づいて目標製品のリソース構成データの評価結果を取得することができ、それにより評価結果に基づいて目標製品に対するリソース構成データ、すなわちリソース構成状況を合理的に調整することができる。それによりデータ整理結果に基づいて訪問量に影響を与えるコア要素をロックする場合、目標製品に基づくリソース構成データを合理的に計画することにより、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させる。
【0083】
店舗内の、顧客のフォローアップを担当する担当者を効率的に管理しやすくするために、いくつかの実施例において、方法は、画像テンプレートをマッチングし且つタグ情報が、対象が非初回訪問であることを表す場合、該対象に関連する接客担当者の識別子情報を特定することと、該対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を電子設備に送信することにより、電子設備により対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示することと、をさらに含む。
【0084】
このように、新規客であるか常連客であるかを正確で迅速に判断し、対象が新規客であるか常連客であるかの精度を向上させ、さらに店舗が得意客を見つけることを補助することができる。また、店舗の受付が記憶に基づいて常連客に該常連客が前に訪問した時の接客担当者を割り当てると間違いやすいことに比べて、本願は、取得される画像に特徴分析を行うことにより前に常連客に割り当てられた接客担当者を特定するという方式により、正確率を向上させ、販売接客フローを規範的にすることに役立つ。
【0085】
店舗内の、顧客のフォローアップを担当する担当者を効率的に管理しやすくするために、いくつかの実施例において、方法は、タグ情報が対象が初回訪問であることを表す場合、該対象に割り当てられた接客担当者の識別子情報を取得することと、該対象の識別子情報と接客担当者の識別子情報との間の関連関係を確立して記憶することと、をさらに含む。
【0086】
このように、対象の識別子情報と接客担当者の識別子情報との間の関連関係を確立することにより、該対象が次回訪問する時に、前回該対象を接客した接客担当者を迅速に確定することができ、それにより該対象が毎回訪問する時に、同じ接客担当者が該対象をフォローアップして該対象にサービスを提供することを実現することに役立つ。
【0087】
一実施形態として、対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を取得することは、端末から送信される、対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を受信することを含むことができる。このように、管理者が端末側で入力する割り当て情報に基づいて、初回訪問対象に接客担当者を割り当てることができる。
【0088】
一実施形態として、対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を取得することは、オンライン端末の数及び/又はオンライン端末から報告される作業状態に基づいて、対象に接客担当者の識別子情報を割り当てることを含むことができる。このように、オンライン端末の数及び/又はオンライン端末から報告される作業状態に基づいて割り当てを迅速に行い、対象に接客担当者を合理的に割り当てることができる。
【0089】
いくつかの実施例において、上記方法は、サーバにより実行することができ、サーバは、クラウドサーバ及び/又はフロントエンドサーバであってもよい。例えば、上記方法は、フロントエンドサーバ(例えばビデオ一体機)及びクラウドサーバにより実現される。ここで、フロントエンドサーバは、取得される画像に対して顔及び人体追跡を行い、顔及び人体追跡結果を取得し、かつ顔及び/又は人体画像の品質に基づいてどのような画像情報に基づいて識別を行うかを特定し、次に、クラウドサーバに特定される画像情報を送信する。クラウドサーバは、フロントエンドサーバから送信される画像情報を受信した後、受信された画像情報に基づいて対応するデータベースを照会し、識別結果を得て、かつ端末に、対応する様々な処理結果、例えば対象のタグ情報、接客担当者の識別子情報、リソース構成データの評価結果、リソース構成データの調整方式を送信するが、本開示の実施例は、これらに限定されない。
【0090】
本願の実施例において、上記いずれかの方法を実現するうえで、図2に示すように、方法は、以下のステップ201及び202を含む。
【0091】
ステップ201、対象のタグ情報、及びタグ情報が、該対象が非初回訪問であることを表す場合に該対象に関連する接客担当者の識別子情報を受信する。
【0092】
ステップ202、該対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示する。
【0093】
このように、対象のタグ情報及び該対象を接客する接客担当者の識別子情報を提供することができ、端末ユーザが現在の対象のタグ情報をタイムリーに知りやすく、かつタグ情報に基づいて接客担当者を割り当てやすい。それにより、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させる。
【0094】
いくつかの実施例において、方法は、タグ情報が対象が初回訪問であることを表す場合、該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を取得して表示することと、サーバに該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を送信することと、をさらに含む。
【0095】
例示的には、タグ情報が対象が初回訪問であることを表す場合、端末は、該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を取得し、かつ接客担当者の識別子情報を表示する。ここで、端末が識別子情報を取得する方式は、例えば端末ユーザの手動入力又はサーバの自動割り当てによるものである。このように、接客タスクの迅速な割り当てを実現でき、スタッフが割り当て情報に基づいて意図的な作業及びサービスを行い、作業効率を向上させることに役立つ。
【0096】
いくつかの実施例において、方法は、対象報知画面に対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示することをさらに含む。このように、端末ユーザは、対象報知画面により対象及び接客担当者の情報をタイムリーに知ることに役立つ。
【0097】
いくつかの実施例において、方法は、入力される、少なくとも所定の時間範囲を含む照会条件を取得することと、照会条件をサーバに送信することと、をさらに含む。このように、端末に照会条件に適した対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を提供することができ、それにより接客タスクの迅速な割り当てを実現することに役立ち、スタッフが割り当て情報に基づいて意図的な作業及びサービスを行うことに役立ち、顧客体験及び販売コンバージョンレートを向上させる。
【0098】
図3は、本開示の実施例に係る端末側出力対象報知画面の概略図である。図3に示すように、対象報知画面に各対象のタグ情報が表示され、例えば初回訪問、N回目の訪問であり、Nが2以上の正整数である。該対象報知画面に各対象の接客を担当する接客担当者の識別子がさらに表示され、例えば接客担当者の名前又は従業員番号である。当然のことながら、対象報知画面に各対象が決定権を有するか否かなどの情報をさらに表示することができる。
【0099】
該対象報知画面により、店舗の受付と営業担当者は、各対象が具体的に誰にフォローアップされるかを知ることができ、かつ店舗の受付は、該対象報知画面に表示された情報に基づいて、異なる対象に接客担当者を推薦しやすく、販売接客フローを規範的にすることに役立つ。
【0100】
理解すべきものとして、図3に示した対象報知画面は、好ましい具体的実現方式であり、当業者は、図3の例に基づいて様々な、明らかな変化及び/又は置換を行うことができ、得られる技術的解決手段は、依然として本開示の実施例の開示範囲に属する。
【0101】
図4は、本開示の実施例に係るデータ表示画面の概略図である。図4に示すように、表示画面に店舗車種人気ランキングが表示され、さらにリアルタイムの利用客数、新規客と常連客の比率、年齢分布、性別分布などの他のデータが表示される。該表示画面により、4Sショップの営業担当者及び店舗は、対象の各車種に対する注目度及び人気度を知るようにし、店舗車種普及のニーズ及びマーケティングポリシーを参照しながら、4Sショップ内の車種の配置及びマーケティングイベントの効果フィードバックにデータサポートを提供することができる。特に地域会社、販売店及びメーカーにとって、各店舗の対象グループの各車種に対する注目度の強さを遠隔で知得することができ、運営決定及び販売/店舗に対する作業効果への評価をサポートする。
【0102】
理解すべきものとして、図4に示した表示画面は、好ましい具体的実現方式であり、当業者は、図4の例に基づいて様々な、明らかな変化及び/又は置換を行うことができ、得られる技術的解決手段は、依然として本開示の実施例の開示範囲に属する。
【0103】
上記リソース割り当て方法に対応して、本開示の実施例は、リソース割り当て装置を提供し、電子設備に応用され、図5に示すように、前記装置は、
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得するための取得モジュール10と、
第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定するための特定モジュール20と、
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整し、かつ調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うための割り当てモジュール30と、を含む。
【0104】
上記態様において、好ましくは、特定モジュール20は、所定の時間範囲内に訪問する対象のうち第1タイプの対象及び第2タイプの対象を特定するために用いられる。例示的には、第1タイプの対象は、初回訪問の対象、及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を含み、第2タイプの対象は、非初回訪問の対象、及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を含む。ここで、第1時間閾値は、第2時間閾値より小さく、等しいか又は大きくてもよい。
【0105】
一実施形態として、前記取得モジュール10は、画像をリアルタイムに取得し、画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、画像識別結果にデータベースマッチングを行い、データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶するために用いられる。さらに、前記取得モジュール10は、タグ情報の形式で履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶することができる。
【0106】
一実施形態として、前記割り当てモジュール30は、所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定し、比率パラメータ及び目標リソース割り当て方式に基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整するために用いられ、少なくとも一部の対象の基礎データが該所定の条件を満たす。
【0107】
一実施形態として、前記割り当てモジュール30は、比率パラメータが第2タイプの対象の訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、及び/又は、比率パラメータが第1タイプの対象の訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定するために用いられる。
【0108】
好ましくは、訪問データは、訪問人数を含み、比率パラメータは、第1タイプの対象の訪問人数と第2タイプの対象の訪問人数との比の値、第2タイプの対象の訪問人数と第1タイプの対象の訪問人数との比の値、第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、第2タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含む。ここで、目標訪問人数は、第1タイプの対象の訪問人数と第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は目標訪問人数は、所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む。
【0109】
一実施形態として、リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含む。前記割り当てモジュール30は、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整するために用いられる。
【0110】
上記態様において、好ましくは、オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含む。
【0111】
いくつかの実施例において、前記装置は、対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を端末に送信することにより、端末により対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示するための通信モジュール40(図5では図示せず)をさらに含む。
【0112】
当業者に理解されるように、いくつかの好ましい実施例において、図5に示したリソース割り当て装置における各処理モジュールは、サーバに設置されてもよく、その実現機能は、前述のリソース割り当て方法の関連説明を参照して理解でき、かつプロセッサにより実行されたプログラムによって実現されてもよく、具体的な論理回路によって実現されてもよい。
【0113】
実際の応用において、上記取得モジュール10、特定モジュール20、割り当てモジュール30及び通信モジュール40は、具体的な構造がいずれもプロセッサに対応することができる。プロセッサの具体的な構造は、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ(MCU、Micro Controller Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processing)又はプログラマブルロジックデバイス(PLC、Programmable Logic Controller)などの処理機能を有する電子部品又は電子部品のセットであってもよい。ここで、プロセッサは、実行可能なコードを含み、実行可能なコードは、記憶媒体に記憶され、プロセッサは、バスなどの通信インターフェースを介して記憶媒体に接続され、具体的な各ユニットの対応する機能を実行する場合、記憶媒体から実行可能なコードを読み取って実行する。記憶媒体は、実行可能なコードを記憶するための部分が非一時的な記憶媒体であることが好ましい。
【0114】
本開示の実施例に係るリソース割り当て装置は、データ整理にかかる時間を節約することができ、すなわちデータを人為的に整理することによる時間と手間がかかるという問題を解決する。かつ、所定の時間範囲内の第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データにより特定される比率パラメータ、及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整すると、限られたリソースを合理的に割り当てることができる。
【0115】
本開示の実施例は、リソース割り当て設備をさらに記載し、前記設備は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され且つプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含み、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に前述のいずれか一つの技術的解決手段に記載のリソース割り当て方法を実現する。
【0116】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、比率パラメータ及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整し、調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うことを実現する。
【0117】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、所定の時間範囲内に訪問する対象のうち第1タイプの対象を特定し、そのうち初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を第1タイプの対象として特定し、所定の時間範囲内に訪問する対象のうち第2タイプの対象を特定し、そのうち非初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を第2タイプの対象として特定することを実現する。ここで、第1時間閾値は、第2時間閾値より小さく、等しいか又は大きくてもよい。
【0118】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、画像をリアルタイムに取得し、画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、画像識別結果にデータベースマッチングを行い、データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、画像識別結果を対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することを実現する。
【0119】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、タグ情報の形式で履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶することを実現する。
【0120】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定し、比率パラメータ及び目標リソース割り当て方式に基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整することを実現し、少なくとも一部の対象の基礎データが該所定の条件を満たす。
【0121】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、比率パラメータが第2タイプの対象の訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、及び/又は、比率パラメータが第1タイプの対象の訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、目標リソース割り当て方式のうち第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定することを実現する。
【0122】
上記態様において、好ましくは、訪問データは、訪問人数を含み、比率パラメータは、第1タイプの対象の訪問人数と第2タイプの対象の訪問人数との比の値、第2タイプの対象の訪問人数と第1タイプの対象の訪問人数との比の値、第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、第2タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、目標訪問人数は、第1タイプの対象の訪問人数と第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、目標訪問人数は、所定の時間範囲内の合計訪問人数を含む。
【0123】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することを実現し、オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含む。
【0124】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、オンラインリソース構成データのコンテンツが、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、オフラインリソース構成データのコンテンツが、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、リソース構成データプッシュ方式が、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含むことを実現する。
【0125】
本開示の実施例に係るリソース割り当て設備は、データ整理にかかる時間を節約することができ、すなわちデータを人為的に整理することによる時間と手間がかかるという問題を解決する。かつ、所定の時間範囲内の第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データにより特定される比率パラメータ、及び対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の対象のリソース割り当て方式を調整すると、限られたリソースを合理的に割り当てることができる。
【0126】
図5に示す装置のうえ、図6に示すように、前記装置は、対象のタグ情報、及びタグ情報が、該対象が非初回訪問であることを表す場合に該対象に関連する接客担当者の識別子情報を受信するための受信モジュール50と、該対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示するための表示処理モジュール60と、をさらに含むことができる。
【0127】
上記態様において、好ましくは、前記装置は、タグ情報が、該対象が初回訪問であることを表す場合、該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を取得して表示するための取得モジュール70(図6では図示せず)と、サーバに該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を送信するための送信処理モジュール80(図6では図示せず)と、をさらに含むことができる。
【0128】
一実施形態として、前記表示処理モジュール60は、対象報知画面に対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示するために用いられる。
【0129】
当業者に理解されるように、いくつかの好ましい実施例において、図6に示したリソース割り当て装置における各処理モジュールは、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレットコンピュータやウェアラブル装置などの端末に設置されてもよく、その実現機能は、前述のリソース割り当て方法の関連説明を参照して理解できる。当業者に理解されるように、図6に示したリソース割り当て装置における各処理ユニットの機能は、プロセッサに実行されるプログラムにより実現されてもよく、具体的な論理回路により実現されてもよい。
【0130】
実際の応用において、上記受信モジュール50、表示処理モジュール60、取得モジュール70及び送信処理モジュール80は、具体的な構造がいずれもプロセッサに対応することができる。プロセッサの具体的な構造は、CPU、MCU、DSP又はPLCなどの処理機能を有する電子部品又は電子部品のセットであってもよい。ここで、プロセッサは、実行可能なコードを含み、実行可能なコードは、記憶媒体に記憶され、プロセッサは、バスなどの通信インターフェースを介して記憶媒体に接続され、具体的な各ユニットの対応する機能を実行する場合、記憶媒体から実行可能なコードを読み取って実行する。記憶媒体は、実行可能なコードを記憶するための部分が非一時的な記憶媒体であることが好ましい。
【0131】
本開示の実施例に係るリソース割り当て装置は、端末ユーザが現在訪問している対象のタグ情報をタイムリーに知りやすく、かつタグ情報に基づいて接客担当者を割り当てやすい。それにより、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させる。
【0132】
本開示の実施例は、リソース割り当て設備をさらに記載し、前記設備は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され且つプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含み、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に前述のいずれか一つの技術的解決手段に記載のリソース割り当て方法を実現する。
【0133】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、対象のタグ情報、及びタグ情報が、該対象が非初回訪問であることを表す場合に該対象に関連する接客担当者の識別情報を受信し、該対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示することを実現する。
【0134】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、タグ情報が対象が初回訪問であることを表す場合、該対象に割り当てられる接客担当者の識別情報を取得して表示し、サーバに該対象に割り当てられる接客担当者の識別子情報を送信することを実現する。
【0135】
一実施形態として、プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する時に、対象報知画面に対象のタグ情報及び接客担当者の識別子情報を表示することを実現する。
【0136】
本開示の実施例が提供するリソース割り当て設備は、端末ユーザが現在訪問している対象のタグ情報をタイムリーに知りやすく、かつタグ情報に基づいて接客担当者を割り当てやすい。それにより、顧客体験及び販売コンバージョンレートをさらに向上させる。
【0137】
本開示の実施例は、コンピュータ記憶媒体をさらに記載し、コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能な命令が記憶され、コンピュータ実行可能な命令は、前述の各実施例に記載のリソース割り当て方法を実行するために用いられる。すなわち、コンピュータ実行可能な命令がプロセッサにより実行された後、前述のいずれかの技術的解決手段が提供するリソース割り当て方法を実現することができる。
【0138】
当業者に理解されるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、前述の各実施例に記載の、電子設備に適用されるリソース割り当て方法の関連説明を参照して理解することができる。
【0139】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムをさらに記載し、コンピュータ実行可能なコードを含み、コンピュータ実行可能なコードが設備で実行される場合、設備内のプロセッサが前述のいずれかの技術的解決手段が提供するリソース割り当て方法を実現することができる。
【0140】
さらに、理解すべきものとして、本明細書に挙げられた各好ましい実施例は。例示的なものに過ぎず、当業者が本開示の実施例の技術的解決手段をよりよく理解することを助けるために用いられ、本開示の実施例を限定するものと理解すべきではなく、当業者は、本明細書に記載された各好ましい実施例に基づいて様々な変更及び置換を行うことができ、それらを本開示の実施例の一部と理解すべきである。
【0141】
また、本明細書の技術的解決手段に対する説明は、各実施例の相違点を強調することに着目し、その同一又は類似点は、互いに参照することができ、簡潔にするために、説明を省略する。
【0142】
本願が提供するいくつかの実施例において、理解すべきものとして、開示された設備及び方法は、他の方式で実現することができる。以上に説明した設備の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際に実現する時に他の分割方式を有することができ、例えば:複数のユニット又はアセンブリが組み合わせてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。また、表示されるか又は議論される各構成部分の相互間の結合、又は直接結合、又は通信接続は、いくつかのインターフェース、設備又はユニットの間接的な結合又は通信接続によるものであってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0143】
分離部材として説明された上記ユニットは、物理的に分離されてもよく、又は物理的に分離されるものでなってもよく、ユニットとして表示された部材は、物理的ユニットであってもよく、又は物理的ユニットでなくてもよく、一つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよく、実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全部のユニットを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。
【0144】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、全て一つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットがそれぞれ単独に一つのユニットとしてもよく、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0145】
当業者であれば、上記方法の実施例を実現するための全て又は一部のステップは、プログラムにより関連するハードウェアを命令して完了することができ、前述のプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、該プログラムを実行する時、上記方法の実施例を含むステップを実行し、前述の記憶媒体が、リムーバブル記憶装置、リードオンリーメモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどの様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含むことが理解できる。
【0146】
又は、本願の上記統合されたユニットは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、かつ独立した製品として販売されるか又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の実施例の技術的解決手段は、本質的に、又は従来の技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形式で具現化することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ設備(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク設備等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、リムーバブル記憶装置、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどの様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-06-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得し、
第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定し、
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、
調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うことを含むことを特徴とするリソース割り当て方法。
【請求項2】
前記対象のうち前記第1タイプの対象を特定すること、
前記対象のうち前記第2タイプの対象を特定することをさらに含み、
初回訪問であり及び/又は所定の時点まで訪問積算時間が第1時間閾値より小さい対象を前記第1タイプの対象として特定し、
非初回訪問であり及び/又は前記所定の時点まで訪問積算時間が第2時間閾値以上の対象を前記第2タイプの対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記訪問データは、訪問人数を含み、前記比率パラメータは、
前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記第1タイプの対象の訪問人数との比の値、
前記第1タイプの対象の訪問人数と目標訪問人数との比の値、
前記第2タイプの対象の訪問人数と前記目標訪問人数との比の値の少なくとも一項を含み、
前記目標訪問人数は、前記第1タイプの対象の訪問人数と前記第2タイプの対象の訪問人数との和を含み、又は、前記目標訪問人数は、前記所定の時間範囲内の合計訪問人数を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得することの前に、
画像をリアルタイムに取得し、
前記画像に画像識別処理を行い、画像識別結果を得て、
前記画像識別結果が顔特徴及び/又は人体特徴を含む場合、前記画像識別結果にデータベースマッチングを行い、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングした場合、前記画像テンプレートに関連付けて記憶される履歴訪問記録及び基礎データを更新し、
前記データベースにおける画像テンプレートをマッチングしていない場合、前記画像識別結果を、対応する対象の画像テンプレートとして添加し、かつ収集される前記対応する対象の基礎データ及び新着履歴訪問記録に関連付けて記憶することをさらに含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
タグ情報の形式で前記履歴訪問記録及び基礎データを関連付けて記憶することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、
所定の条件に合致する目標リソース割り当て方式を特定することと、
前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することを含み、
前記少なくとも一部の前記対象の基礎データが前記所定の条件を満たすことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記比率パラメータ及び前記目標リソース割り当て方式に基づいて、前記少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整することは、
前記比率パラメータが、前記第2タイプの対象の前記訪問データが第1所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第2タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定し、
及び/又は、前記比率パラメータが、前記第1タイプの対象の前記訪問データが第2所定条件を満たすことを指示する場合、前記目標リソース割り当て方式のうち前記第1タイプの対象に対するリソース割り当て方式を特定することを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースは、オンラインリソース及び/又はオフラインリソースを含み、前記オンラインリソースは、ウェブサイトに基づくサービスリソースを含み、前記オフラインリソースは、実店舗に基づくサービスリソースを含み、
リソース割り当て方式を調整することは、
オンラインリソース構成データ及び/又はオフラインリソース構成データを調整することを含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記オンラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記オフラインリソース構成データのコンテンツは、少なくとも接客担当者又はフォローアップ担当者、販売価格、アフターサービス、リソース構成データプッシュ方式のうちの一つを含み、
前記リソース構成データプッシュ方式は、少なくともリソース構成データのプッシュ時間、隣接する二回のリソース構成データのプッシュ間隔、リソース構成データのプッシュ経路のうちの一つを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記比率パラメータに基づいて、リソース構成データを評価し、
評価結果に基づいて前記リソース割り当て方式を調整することをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
所定の時間範囲内に訪問する対象の訪問データを取得するための取得モジュールと、
第1タイプの対象の訪問データ及び第2タイプの対象の訪問データに基づいて、比率パラメータを特定するための特定モジュールと、
前記比率パラメータ及び前記対象の基礎データに基づいて、少なくとも一部の前記対象のリソース割り当て方式を調整し、かつ調整されたリソース割り当て方式に従ってリソース割り当てを行うための割り当てモジュールと、を含むリソース割り当て装置。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含むリソース割り当て設備であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する時に請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実現することを特徴とするリソース割り当て設備。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶される記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記プロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実行させることを特徴とする記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータ実行可能なコードを含むコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータ実行可能なコードが設備で実行される場合、前記設備内のプロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載のリソース割り当て方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】