(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-02
(54)【発明の名称】交換可能かつ相互連結可能なツール整理デバイス
(51)【国際特許分類】
B25H 3/00 20060101AFI20230222BHJP
【FI】
B25H3/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022538233
(86)(22)【出願日】2020-12-02
(85)【翻訳文提出日】2022-07-22
(86)【国際出願番号】 US2020062792
(87)【国際公開番号】W WO2021126524
(87)【国際公開日】2021-06-24
(32)【優先日】2019-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522244159
【氏名又は名称】ハーレー,ジョナサン
【氏名又は名称原語表記】HURLEY, JONATHAN
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハーレー,ジョナサン
【テーマコード(参考)】
3C012
【Fターム(参考)】
3C012BG00
(57)【要約】
ツールを入れるためのカスタム・ツール・アクセサリであって、該カスタム・ツール・アクセサリは、本体と、本体の第1の側面に配置される少なくとも1つのタングと、本体の第1の側面とは反対側である本体の第2の側面に配置される少なくとも1つのタング受入れ溝と、ツールを保持するために本体上へ配置されるツール保持部分とを含む。少なくとも1つの磁石は、金属製ベースプレートの下側へ付着され、次にはこれが本体の下側へ固定される。リテーナは、少なくとも1つの磁石を取り囲み、かつベースプレートの底の、少なくとも1つの磁石により覆われていない部位の下にも横たわる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下にある金属製アタッチメント表面へ付着するための、別々に、かつ1つ又は複数の対応するツールホルダと共に使用するためのモジュール式ツールホルダであって、前記モジュール式ツールホルダは、
ベース部分と、前記ベース部分より上に配置されるツール保持部分とを備える、ツールを受け入れて保持するための本体部分と、
前記本体部分の第1の側面に配置される少なくとも1つのタングと、
前記本体部分の前記第1の側面とは反対側である前記本体部分の第2の側面に配置される、少なくとも1つのタング受入れ溝と、
前記本体部分の前記ベース部分内に、前記ツール保持部分の真下の高さで位置合わせされる金属製ベースプレートと、
前記モジュール式ツールホルダを前記金属製アタッチメント表面へ磁気的に連結するために前記金属製ベースプレートの下側へ付着される少なくとも1つの磁石と、を備え、前記少なくとも1つの磁石は、前記少なくとも1つの磁石より上に位置決めされる前記金属製ベースプレートと、前記少なくとも1つの磁石の真下に位置決めされる前記金属製アタッチメント表面との間に配置され、かつ、
前記金属製ベースプレートは、前記金属製アタッチメント表面に対する磁力を高める、モジュール式ツールホルダ。
【請求項2】
前記金属製ベースプレートの面積は、前記少なくとも1つの磁石の面積より大きい、請求項1に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項3】
前記磁石は、平坦な構成である、請求項1又は請求項2に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの磁石を静止位置に保持することを支援すべく前記少なくとも1つの磁石を取り囲むためのリテーナをさらに備える、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項5】
前記リテーナは、前記金属製ベースプレートの形状である、請求項4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項6】
前記リテーナは、中に前記少なくとも1つの磁石をぴったりと受け入れるための開口を備える、請求項5に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項7】
前記リテーナの厚さは、前記少なくとも1つの磁石の厚さに対応する、請求項4~請求項6のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項8】
前記リテーナの外周部分は、前記リテーナを前記本体部分に固定するために、前記本体部分の前記ベース部分内に形成される受入れスロットと係合する、請求項4~請求項7のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項9】
前記リテーナの部分は、前記本体部分の対応する部分と係合してロックされる、請求項4~請求項8のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項10】
前記ツール保持部分は、
(1)ソケットの駆動穴を通って係合すべく前記ベース部分から上方へ突き出すソケット受入れ部分、
(2)ツールビットのシャンク部分を受け入れるべく下向きに前記本体内へ延びる複数のソケット、
(3)第1の壁と第2の壁との間に保持されるべきツールを受け入れるために前記ベース部分から上方に延びる、離間した第1及び第2の壁、
(4)隣接する対の壁間に保持されるべきツールを受け入れるために前記ベース部分から上方に延びる複数の壁、
より成るグループから選択される、請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項11】
前記第1及び第2の壁は、互いに対して、下記の関係性、すなわち、
互いに、垂直に離隔される、
互いに平行して傾斜される、
互いから上方向へ分岐する、
まず、前記ベース部分より、互いから上方向へ分岐し、次に、前記第1及び第2の壁の残りの高さで互いに平行に延びる、
のうちの1つの関係性で延在する、請求項10に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項12】
前記ツール保持部分は、前記ベース部分から上方へ延びる第1及び第2の壁を備え、前記第1及び第2の壁を隔てる距離は、異なるサイズのツールを収容するように調整可能である、請求項1~請求項11のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項13】
前記第1及び第2の壁の一方から突き出す線形ラチェットであって、前記線形ラチェットは、前記線形ラチェットの長さに沿って延びる一連の横方向スロットを画定する、線形ラチェットと、
横方向の爪レバーにより担持される爪であって、前記爪と前記ラチェット横方向スロットとの係合及び係合解除を操作可能な爪と、をさらに備える、請求項12に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項14】
前記爪は、前記爪と前記ラチェットスロットとの係合及び係合解除を行うべく爪バーの長さ方向に移動可能な横方向の前記爪バー上に取り付けられる、請求項13に記載のモジュール式ツールホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景
技術分野
本発明の一般概念は、概して、ツール整理デバイスに関し、具体的には、交換可能かつ相互連結可能なツール整理デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術の説明
現時点で、ツール保管のためのカスタム整理を提供できるアクセサリを提供する実用的かつ安価な製品は市場に存在しない。ほとんどの個人は、その機械的器具を工具箱又は様々な容器内にしまって保管するが、これらの貯蔵容器には、多くのデバイスが入りがちである。工具箱又は整備士の引出しの中にあまりに多くの器具及びツールが入っていると、乱雑さ及び無秩序により、使用すべき適切なツールを見つけることが困難になる可能性がある。
【0003】
したがって、工具箱及び/又は引出しの中にあるツールの容易な保管及び整理を促進するデバイスが必要とされている。
【0004】
また、ツールの容易な保管及び整理を促進する安価なデバイスも必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
本概要は、後の詳細な説明でさらに記述する概念の選択を、簡略的に紹介するためのものである。本概要は、特許請求される主題の重要な特徴を特定することを意図するものではなく、また、特許請求される主題の範囲の決定を促進するものとして使用されることをも意図するものではない。
【0006】
本発明の一般概念は、交換可能かつ相互連結可能なツール整理デバイスを提供する。
本発明の一般概念の追加的な特徴及び有用性は、一部が以下の明細書本文に記載され、かつ一部が、明細書本文から明らかとなり、又は、本発明の一般概念の実施によって学習され得る。
【0007】
本発明の一般概念の前述の、及び/又は他の特徴及び有用性は、ツールを入れるためのカスタム・ツール・アクセサリを提供することによって達成され得、該カスタム・ツール・アクセサリは、本体と、本体の第1の側面に配置される少なくとも1つのタングと、本体の第1の側面とは反対側である本体の第2の側面に配置される少なくとも1つのタング受入れ溝と、ツールを保持するために本体上へ配置されるツール保持部分とを含む。
【0008】
カスタム・ツール・アクセサリは、さらに、カスタム・ツール・アクセサリを金属表面へ磁気的に連結するために本体の底面上へ配置される磁石を含んでもよい。
【0009】
少なくとも1つのタングは、カスタム・ツール・アクセサリを別のカスタム・ツール・アクセサリへ連結するために、別のカスタム・ツール・アクセサリの別の少なくとも1つのタング受入れ溝に挿入されてもよい。
【0010】
少なくとも1つのタングは、少なくとも1つのタング受入れ溝に対応しかつこれの内部に嵌まる形状を有してもよい。
【0011】
該形状は、台形形状、三角形形状、円形形状及び長方形形状のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0012】
ツール保持部分は、ソケットの形状を有するツールを受け入れるべく本体の上面から垂直に離れて突き出す、少なくとも1つのソケット受入れ部分を含んでもよい。
【0013】
少なくとも1つの該ソケット受入れ部分は、ツールのサイズを識別するラベリングデバイスが内部に挿入されることを可能にすべくその上面に配置される間隙を含んでもよい。
【0014】
ツール保持部分は、丸みを帯びた形状を有するツールを受け入れるべく本体の上面に配置される凹部分を含んでもよい。
【0015】
該凹部分は、そのツールが凹部分上に置かれていない場合に視認可能であるべく本体とは異なる色を有する欠落ツールインジケータを含んでもよい。
【0016】
ツール保持部分は、割れ目の最下部分に配置される欠落ツールインジケータを含む割れ目と、第1の壁の上面から欠落ツールインジケータに向かって下向きに延びる、ある角度をつけて配置される第1の壁の傾斜面と、第2の壁の上面から欠落ツールインジケータに向かって下向きに延びる、ある角度をつけて配置される第2の壁の傾斜面414と、を含んでもよい。
【0017】
第1の壁及び第2の壁は、本体の底面に対して垂直であってもよい。第1の壁及び第2の壁は、本体の底面に対してある角度をつけて配置されてもよい。
【0018】
ツール保持部分は、第1の壁及び第2の壁に平行な第1の内壁と、第1の壁及び第2の壁に平行な、第1の内壁に対向する第2の内壁と、第1の内壁の底部分と第2の内壁の底部分との間に配置されるツール受入れ部分と、を含んでもよい。
【0019】
ツール保持部分は、第1の壁に対してある角度で配置される第1のツール受入れ部分と、第1の壁の上部分から第2のツール受入れ部分に向かって下向きに延びる、ある角度をつけて配置される第1の壁の傾斜面と、第2の壁に対してある角度で配置される第2のツール受入れ部分と、第2の壁の上部分から第1のツール受入れ部分に向かって下向きに延びる、ある角度をつけて配置される第2の壁の傾斜面と、を含んでもよい。
【0020】
本開示のさらなる実施形態によれば、別々に、かつ1つ又は複数の対応するツールホルダと共に使用するためのモジュール式ツールホルダであって、本モジュール式ツールホルダは、
ベース部分及びベース部分より上に配置されるツール保持部分とを備える本体部分と、
本体の第1の側面に配置される少なくとも1つのタングと、
本体の第1の側面とは反対側である本体の第2の側面に配置される、少なくとも1つのタング受入れ溝と、
本体のベース部分内に位置合わせされる金属製ベースプレートと、
モジュール式ツールホルダを金属表面へ磁気的に連結するために金属製ベースプレートの下側へ付着される少なくとも1つの磁石と、を備える。
【0021】
本明細書に記載の一実施形態において、金属製ベースプレートの面積は、少なくとも1つの磁石の面積より大きい。
【0022】
本明細書に記載の一実施形態において、磁石は、平坦な構成である。本明細書に記載の一実施形態では、少なくとも1つの磁石を静止位置に保持することを支援すべく少なくとも1つの磁石を取り囲むためのリテーナをさらに備える。
【0023】
本明細書に記載の一実施形態において、リテーナは、ベースプレートの形状である。本明細書に記載の一実施形態において、リテーナは、中に少なくとも1つの磁石をぴったりと受け入れるための開口を備える。
【0024】
本明細書に記載の一実施形態において、リテーナの厚さは、少なくとも1つの磁石の厚さに対応する。
【0025】
本明細書に記載の一実施形態において、リテーナの外周部分は、リテーナを本体部分に固定するために、本体部分のベース部分内に形成される受入れスロットと係合する。
【0026】
本明細書に記載の一実施形態において、リテーナの部分は、本体部分の対応する部分と係合してロックされる。
【0027】
本明細書に記載の一実施形態において、ツール保持部分は、
(1)ソケットの駆動穴を通って係合すべくベース部分から上方へ突き出すソケット受入れ部分、
(2)ツールビットのシャンク部分を受け入れるべく下向きに本体内へ延びる複数のソケット、
(3)第1の壁と第2の壁との間に保持されるべきツールを受け入れるためにベース部分から上方に延びる、離間した第1及び第2の壁、
(4)隣接する対の壁間に保持されるべきツールを受け入れるためにベース部分から上方に延びる複数の壁、
より成るグループから選択される。
【0028】
本明細書に記載の一実施形態において、
第1及び第2の壁は、互いに対して、下記の関係性、すなわち、
互いに、垂直に離隔される、
互いに平行して傾斜される、
互いから上方向へ分岐する、
まず、ベース部分より、互いから上方向へ分岐し、次に、第1及び第2の壁の残りの高さで互いに平行に延びる、のうちの1つの関係性で延在する。
【0029】
本明細書に記載の一実施形態において、ツール保持部分は、ベース部分から上方へ延びる第1及び第2の壁を備え、第1及び第2の壁を隔てる距離は、異なるサイズのツールを収容するように調整可能である。
【0030】
本明細書に記載の一実施形態では、第1及び第2の壁の一方から突き出す線形ラチェットであって、線形ラチェットは、線形ラチェットの長さに沿って延びる一連の横方向スロットを画定する、線形ラチェットと、
横方向の爪レバーにより担持される爪であって、爪とラチェット横方向スロットとの係合及び係合解除を操作可能な爪と、をさらに備える。
【0031】
本明細書に記載の一実施形態において、爪は、爪とラチェットスロットとの係合及び係合解除を行うべく爪バーの長さ方向に移動可能な横方向の爪バー上に取り付けられる。
【0032】
図面の簡単な説明
本発明の前述の態様及び付随する利点の多くは、これらが添付の図面に関連して解釈される以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解されるにつれて、より容易に認識されることになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1A】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面傾斜斜視図である。
【
図1B】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面図である。
【
図1C】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す底面図である。
【
図1D】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面図である。
【
図2A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面傾斜図である。
【
図2B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面図である。
【
図2C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面図である。
【
図2D】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す別の上面斜視図である。
【
図3A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図3B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面図である。
【
図3C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す底面図である。
【
図3D】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面立面図である。
【
図4A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図4B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面図である。
【
図4C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す底面図である。
【
図4D】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面図である。
【
図5】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図6A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図6B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す別の上面斜視図である。
【
図6C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面立面図である。
【
図7A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図7B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面図である。
【
図7C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す底面図である。
【
図7D】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面図である。
【
図8A】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図8B】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す別の上面斜視図である。
【
図8C】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す底面斜視図である。
【
図8D】本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリを示す側面立面図である。
【
図9A】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図9B】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図10A】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図10B】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図11】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図12A】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、まさに互いに連結されようとしている複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図12B】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、まさに互いに連結されようとしている複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す別の上面斜視図である。
【
図12C】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリ600を示す。
【
図13A】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、様々なサイズを有する複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す上面斜視図である。
【
図13B】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図14】本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリを示す。
【
図15A】ツールビットを保持するように特別に設計された本開示の別のカスタム・ツール・アクセサリの斜視図である。
【
図16】同じくツールビットを保持するように特別に設計された本開示の別の実施形態の等角図である。
【
図17A】ソケットを保持するように特別に設計された本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図18】ソケットを保持するように特別に設計された本開示の別の実施形態の等角図である。
【
図19B】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図21A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図22】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図23A】レンチを保持するように特別に適合化された本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図24A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図25A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図26】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図27】本開示のツールホルダと共に利用される印の例を示す、本開示のさらなる実施形態を示す等角図である。
【
図28A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図29A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図29B】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図29C】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図29D】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図30A】本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【
図31A】図示のツールホルダを上方から捉えた、本開示のさらなる一実施形態の等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
詳細な説明
次に、幾つかの例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、様々な例示的実施形態(別名、例示的実施形態)をより完全に説明する。図における、線、層及び/又は領域の厚さは、明確を期して誇張されている場合がある。
【0035】
したがって、例示的実施形態に関しては、様々な変更及び代替形態が可能であるが、図中では、その実施形態を例として示し、本明細書では、これらについて詳細に説明する。しかしながら、例示的実施形態を、開示する特定の形態に限定する意図はなく、反対に、例示的実施形態が、本開示の範囲に含まれる全ての変更、同等物及び代替物を包含するものであることは、理解されるべきである。詳細な説明を通して、同様の数字は同様/類似のエレメントを指す。
【0036】
あるエレメントが別のエレメントへ「連結」又は「結合」されていると言及される場合、これは、他のエレメントへ直に連結又は結合されている可能性があるが、介在するエレメントが存在する場合もあることは、理解される。これに対して、あるエレメントが別のエレメントへ「直に連結」又は「直に結合」されていると言及される場合、介在するエレメントは、存在しない。エレメント間の関係性を記述するために使用される他の用語も、同様に解釈されるべきである(たとえば、「間」と「間へ直に」、「隣接する」と「直に隣接する」、他)。
【0037】
本明細書で使用する用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであって、例示的実施形態の限定を意図するものではない。本明細書で使用する、単数形の冠詞「1つの、ある」及び「その」は、文脈による明らかな別段の指摘のない限り、複数形をも包含することが意図される。さらに、「備える」及び/又は「含む」という用語は、本明細書で使用される場合、記述された特徴、完全体、ステップ、動作、エレメント及び/又はコンポーネントの存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、完全体、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント及び/又はこれらのグループの存在又は追加を除外するものではないことも、理解されるであろう。
【0038】
別段の規定のない限り、本明細書で使用する全ての用語(技術及び科学用語を含む)は、例示的実施形態が属する技術分野の一般的な当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。さらに、たとえば、一般的に使用される辞書において定義されている用語は、関連技術の文脈におけるそれらの意味に一致する意味を有するものとして解釈されるべきであることも、理解されるであろう。しかしながら、本開示が、ある用語に、一般的な当業者により通常理解される意味を逸脱する特別な意味を与える場合、この意味は、本明細書においてこの定義が与えられる特定の文脈において考慮されるべきものとする。
【0039】
以下の説明では、本開示の例示的実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細を記載する。しかしながら、当業者には、本開示の多くの実施形態が、具体的詳細の一部又は全てを用いることなく実施され得ることが明らかであろう。例によっては、周知のプロセスステップは、本開示の様々な態様を不必要に不明瞭にしないために詳述されていない。さらに、本開示の実施形態は、本明細書に記載の特徴の任意の組合せを使用し得ることも、理解されるであろう。
【0040】
本出願は、「前方」、「後方」、「前」、「後」、「前に」、「後に」、「上方」、「下方」、「より上」、「より下」、「上部」、「底」、「右側」、「左側」、「中」、「外」、「拡張」、「前進」、「後退」、「近位」、「遠位」、「中央」、他などの方向に関する言及を含むことがある。本出願におけるこれらの言及及び類似する他の言及は、単に本発明の説明及び理解の手助けを支援するためのものであって、本発明をこれらの方向又はロケーションに限定することを意図するものではない。
【0041】
また、本出願は、量及び数にも言及することがある。具体的な指摘のない限り、このような量及び数は、限定的とされるべきものではなく、本出願に関連づけられる可能な量又は数の例示と見なされるべきものである。また、これに関して、本出願は、量又は数に言及して「複数」という用語を使用することがある。この点に関して、「複数」という用語は、1より大きい任意の数、たとえば2、3、4、5、他、であることを意味する。
【0042】
本出願は、「概して」、「ほぼ」、「約」又は「略」などの修飾語句を含むことがある。これらの用語は、問題の「寸法」、「形状」、「温度」、「時間」又は他の物理的パラメータが、正確である必要はなく、実行される必要のある機能が実行可能である限り変わり得ること、を示す修飾語として機能することを意味する。たとえば、「概して円形の形状」という言い回しの場合、該形状は、問題の構造に必要な機能を実行可能である限り、正確に円形である必要はない。ある量的な値が、適用可能なパラメータを十分に明確なものとするために必要とされる場合、適用可能な該パラメータは、指定されるパラメータ値の5パーセント(5%)以内である。
【0043】
以下の説明では、本開示の様々な実施形態について記載する。以下の説明及び添付の図面において、対応するシステム、アッセンブリ、装置及びユニットは、同じ部品番号によって、但しアルファ接尾辞付きで、又はプライム(「’」)若しくはダブルプライム(「’’」)又はさらにはトリプルプライム(「’’’」)表記によって識別され得る。本出願において、同じ、又は類似のシステム、アッセンブリ、装置及びユニットの部品/コンポーネントの説明は、冗長を避けるために繰り返さない。
【0044】
図1A~
図14は、交換可能かつ相互連結可能なツール整理デバイスの様々な実施形態を示し、以下、これらをカスタム・ツール・アクセサリと呼ぶことがある。
【0045】
図1Aは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ100を示す上面傾斜斜視図である。
【0046】
図1Bは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ100を示す上面図である。
【0047】
図10は、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ100を示す底面図である。
【0048】
図1Dは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ100を示す側面図である。
【0049】
図1A~
図1Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ100は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0050】
カスタム・ツール・アクセサリ100は、本体110と、少なくとも1つのタング120と、少なくとも1つのタング受入れ溝130と、ソケット受入れ部分140と、磁石150とを含んでもよい。
【0051】
少なくとも1つのタング120は、本体110の1つの側面部分に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0052】
少なくとも1つのタング受入れ溝130は、少なくとも1つのタング120とは反対側の本体110の別の側面部分に配置されてもよく、かつ、本体110の別の該側面部分内へ、少なくとも1つのタング120に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ100の少なくとも1つのタング120を第2のカスタム・ツール・アクセサリ100の少なくとも1つのタング受入れ溝130へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ100は、互いに連結され得る。
【0053】
ソケット受入れ部分140は、本体110の中央部分において本体110の上面上に配置されてもよく、よって、ソケット受入れ部分140は、本体110の上面から離れて垂直に突き出す。ソケット受入れ部分140は、ソケット、ソケットレンチ又は他の任意の類似ツールがソケット受入れ部分140により所定位置に保持されるように、ソケット、ソケットレンチ又は他の任意の類似ツールがその上に挿入されることを可能にする立方体形状、長方形形状、六角形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。したがって、ソケット受入れ部分140は、ツール保持部分140としても知られることがある。
【0054】
ソケット受入れ部分140は、ラベリングデバイスが内部に挿入されることを可能にする間隙141を含んでもよく、よって、ユーザは、ソケット受入れ部分140により保持されるツールのサイズを容易に見得る。
【0055】
磁石150は、本体110の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石150は、カスタム・ツール・アクセサリ100が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体110の中央部分内に設けられてもよい。
【0056】
図2Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ200を示す上面斜視図である。
【0057】
図2Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ200を示す上面図である。
【0058】
図2Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ200を示す側面図である。
【0059】
図2Dは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ200を示す別の上面斜視図である。
【0060】
図2A~
図2Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ200は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0061】
また、カスタム・ツール・アクセサリ200は、カスタム・ツール・アクセサリ100と同様のコンポーネント及び機能を有し得るが、1つのツールではなく同時に2つのツールを保持するように設計されている。
【0062】
カスタム・ツール・アクセサリ200は、本体210と、少なくとも1つのタング220と、少なくとも1つのタング受入れ溝230と、複数のソケット受入れ部分240と、少なくとも1つの磁石250とを含んでもよい。
【0063】
少なくとも1つのタング220は、本体210の1つの側面部分に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0064】
少なくとも1つのタング受入れ溝230は、少なくとも1つのタング220とは反対側の本体210の別の側面部分に配置されてもよく、かつ、本体210の別の該側面部分内へ、少なくとも1つのタング220に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ200の少なくとも1つのタング220を第2のカスタム・ツール・アクセサリ200の少なくとも1つのタング受入れ溝230へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ200は、互いに連結され得る。
【0065】
複数のソケット受入れ部分240は、本体210の上面上に2つ以上のソケット240として配置されてもよく、よって、複数のソケット受入れ部分240は、本体210の上面から離れて垂直に突き出す。複数のソケット受入れ部分240は、ソケット、ソケットレンチ又は他の任意の類似ツールが該複数のソケット受入れ部分240により所定位置に保持されるように、ソケット、ソケットレンチ又は他の任意の類似ツールがその上に挿入されることを可能にする立方体形状、長方形形状、六角形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。したがって、複数のソケット受入れ部分240は、ツール保持部分240としても知られることがある。
【0066】
複数のソケット受入れ部分240は、各々、ラベリングデバイス260が内部に挿入されることを可能にすべくその上面に配置される間隙241を含んでもよい。ラベリングデバイス260は、間隙241のうちの1つに嵌まり得るように直角プリズム様に成形されてもよく、かつ、ユーザが複数のソケット上に配置されるツールのラベリングされたサイズを見ることができるようにする角度がついた上面を有してもよいが、これに限定されない。また、ラベリングデバイス260は、カスタム・ツール・アクセサリ上に配置されるツールのサイズをラベリングするために、
図1のソケット受入れ部分140の間隙141において、又は他の任意の間隙においても利用され得る。
【0067】
少なくとも1つの磁石250は、本体210の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。少なくとも1つの磁石250は、カスタム・ツール・アクセサリ200が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体210の中央部分内に設けられてもよい。
【0068】
図3Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ300を示す上面斜視図である。
【0069】
図3Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ300を示す上面図である。
【0070】
図3Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ300を示す底面図である。
【0071】
図3Dは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ300を示す側面立面図である。
【0072】
図3A~
図3Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ300は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0073】
カスタム・ツール・アクセサリ300は、本体310と、少なくとも1つのタング320と、少なくとも1つのタング受入れ溝330と、欠落ツールインジケータ340と、磁石350とを含んでもよい。
【0074】
本体310は、第1の壁311と、第2の壁312と、第1の壁311と第2の壁312との間に配置される凹面313とを含んでもよい。
【0075】
少なくとも1つのタング320は、本体310の1つの側面部分、具体的には第1の壁311の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0076】
少なくとも1つのタング受入れ溝330は、少なくとも1つのタング320とは反対側の本体310の別の側面部分、具体的には第2の壁312の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の壁312の本体310の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング320に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ300の少なくとも1つのタング320を第2のカスタム・ツール・アクセサリ300の少なくとも1つのタング受入れ溝330へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ300は、互いに連結され得る。
【0077】
欠落ツールインジケータ340は、本体310の凹面313の中央部分を横切って延び得、かつ、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ300から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが凹面313上に、ひいては欠落ツールインジケータ340を覆って置かれると、欠落ツールインジケータ340は、見えなくなる。凹面313は、ねじ回しの金属部分などの、上に丸みを帯びた形状を有するツール、又は他の任意の類似ツール、を受け入れるように設計されてもよい。したがって、凹面313は、ツール保持部分313としても知られることがある。
【0078】
磁石350は、凹面313の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石350は、カスタム・ツール・アクセサリ300が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体310の中央部分内に設けられてもよい。また、磁石350は、ねじ回しなどのツールを凹面313へ磁気的に連結して保持するためにも設けられ得る。
【0079】
図4Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ400を示す上面斜視図である。
【0080】
図4Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ400を示す上面図である。
【0081】
図4Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ400を示す底面図である。
【0082】
図4Dは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ400を示す側面図である。
【0083】
図4A~
図4Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ400は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0084】
カスタム・ツール・アクセサリ400は、本体410と、少なくとも1つのタング420と、少なくとも1つのタング受入れ溝430と、欠落ツールインジケータ440と、磁石450と、ラベル460とを含んでもよい。
【0085】
本体410は、第1の壁411と、第1の壁の傾斜面412と、第2の壁413と、第2の壁の傾斜面414と、ラベル受入れ部分415とを含んでもよい。
【0086】
第1の壁の傾斜面412は、第1の壁411の上面からある角度で欠落ツールインジケータ440へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0087】
第2の壁の傾斜面414は、第2の壁413の上面からある角度で欠落ツールインジケータ440へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0088】
したがって、第1の壁の傾斜面412及び第2の壁の傾斜面414は、共に欠落ツールインジケータ440において収束し、よって、欠落ツールインジケータ440から各々第1の壁411及び第2の壁413の上面へ向かって斜め上方に延びる。
【0089】
ラベル受入れ部分415は、第2の壁413と第2の壁の傾斜面414とを連結する上面上へ配置されてもよく、かつ、中にラベル460を受け入れるための少なくとも1つの間隙を含んでもよい。ラベル460は、ラベル受入れ部分415へ挿入され得る識別部材であってもよく、よってこれは、ユーザの選好に基づいて交換可能である。したがって、ラベル460は、ユーザが、カスタム・ツール・アクセサリ400により保持されるツールが10mm、12mm、他などの特定のサイズを有するかどうかを見ることを可能にし得る。
【0090】
少なくとも1つのタング420は、本体410の1つの側面部分、具体的には第1の壁411の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0091】
少なくとも1つのタング受入れ溝430は、少なくとも1つのタング420とは反対側の本体410の別の側面部分、具体的には第2の壁413の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の壁413の本体410の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング420に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ400の少なくとも1つのタング420を第2のカスタム・ツール・アクセサリ400の少なくとも1つのタング受入れ溝430へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ400は、互いに連結され得る。
【0092】
欠落ツールインジケータ440は、本体410の略中央部分における、具体的には第1の壁の傾斜面412の底部分と第2の壁の傾斜面414との間の、割れ目に配置される表面を形成し得、かつ、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ400から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが欠落ツールインジケータ440上に、ひいては欠落ツールインジケータ440を覆って置かれると、欠落ツールインジケータ440は、見えなくなる。欠落ツールインジケータ440は、レンチの取っ手などの比較的平らな形状及び/又は表面を有するツール、又は他の任意の類似ツールを受け入れるように設計されてもよい。したがって、欠落ツールインジケータ440は、ツール保持部分440としても知られることがある。
【0093】
レンチなどのツールが欠落ツールインジケータ440上に配置される場合、該ツールは、その縁を下にして欠落ツールインジケータ440に対する角度90度で着座し得る。
【0094】
磁石450は、本体410の底面の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石450は、カスタム・ツール・アクセサリ400が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体410の中央部分内に設けられてもよい。また、磁石450は、レンチなどのツールを欠落ツールインジケータ440へ磁気的に連結して保持するためにも設けられ得る。
【0095】
図5は、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ500を示す上面斜視図である。
【0096】
図5を参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ500は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0097】
また、カスタム・ツール・アクセサリ500は、カスタム・ツール・アクセサリ400と同様のコンポーネント及び機能を有し得るが、1つのツールではなく同時に2つのツールを保持するように設計されている。
【0098】
カスタム・ツール・アクセサリ500は、本体510と、少なくとも1つのタング520と、少なくとも1つのタング受入れ溝530と、第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540と、第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541と、磁石550と、第1のラベル560と、第2のラベル561と、第1の欠落ツールインジケータ570と、第2の欠落ツールインジケータ571とを含んでもよい。
【0099】
本体510は、第1の外壁511と、第1の外壁の傾斜面512と、中央の壁513と、中央の壁の第1の傾斜面514と、中央の壁の第2の傾斜面515と、第1のラベル受入れ部分516と、第2の外壁517と、第2の外壁の傾斜面518と、第2のラベル受入れ部分519とを含んでもよい。
【0100】
第1の外壁の傾斜面512は、ある角度で第1の壁511の上面からある角度で第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0101】
中央の壁の第1の傾斜面514は、中央の壁513の上面から(すなわち、第1のラベル受入れ部分516から)ある角度で第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0102】
したがって、第1の外壁の傾斜面512及び中央の壁の第1の傾斜面514は、共に第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540において収束し、よって、第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540から各々第1の壁511及び中央の壁513の上面(すなわち、第1のラベル受入れ部分560)へ向かって斜め上方に延びる。
【0103】
中央の壁の第2の傾斜面515は、中央の壁513の上面からある角度で第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0104】
第2の外壁の傾斜面518は、第2の外壁517の上面から(すなわち、第2のラベル受入れ部分519から)ある角度で第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0105】
したがって、中央の壁の第2の傾斜面515及び第2の外壁の傾斜面518は、共に第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541において収束し、よって、第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541から各々中央の壁513及び第2の外壁517の上面(すなわち、第2のラベル受入れ部分561)へ向かって斜め上方に延びる。
【0106】
第1のラベル受入れ部分516は、中央の壁513の上面上に配置されてもよく、具体的には、中央の壁の第1の傾斜面514と中央の壁の第2の傾斜面515との間に配置されてもよい。第1のラベル受入れ部分516は、その中に第1のラベル560を受け入れるための少なくとも1つの間隙を含んでもよい。第1のラベル560は、第1のラベル受入れ部分516へ挿入され得る識別部材であってもよく、よってこれは、ユーザの選好に基づいて交換可能である。したがって、第1のラベル560は、ユーザが、カスタム・ツール・アクセサリ500により保持される第1のツールが10mm、12mm、他などの特定のサイズを有するかどうかを見ることを可能にし得る。
【0107】
第2のラベル受入れ部分519は、第2の外壁517の上面上に配置されてもよく、具体的には、第2の外壁の傾斜面518と第2の外壁517の外面との間に配置されてもよい。第2のラベル受入れ部分519は、その中に第2のラベル561を受け入れるための少なくとも1つの間隙を含んでもよい。第2のラベル561は、第2のラベル受入れ部分519へ挿入され得る識別部材であってもよく、よってこれは、ユーザの選好に基づいて交換可能である。したがって、第2のラベル561は、ユーザが、カスタム・ツール・アクセサリ500により保持される第2のツールが10mm、12mm、他などの特定のサイズを有するかどうかを見ることを可能にし得る。
【0108】
少なくとも1つのタング520は、本体510の1つの側面部分、具体的には第1の外壁511の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0109】
少なくとも1つのタング受入れ溝530は、少なくとも1つのタング520とは反対側の本体510の別の側面部分、具体的には第2の外壁517の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の外壁517の本体510の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング520に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ500の少なくとも1つのタング450を第2のカスタム・ツール・アクセサリ500の少なくとも1つのタング受入れ溝530へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ500は、互いに連結され得る。
【0110】
第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540は、第1の外壁の傾斜面512の底部分と中央の壁の第1の傾斜面514との間の割れ目に配置されてもよく、かつ、中に第1の欠落ツールインジケータ570を受け入れるための少なくとも1つの間隙を含んでもよい。第1の欠落ツールインジケータ570は、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ500から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが第1の欠落ツールインジケータ570上に、ひいては第1の欠落ツールインジケータ570を覆って置かれると、第1の欠落ツールインジケータ570は、見えなくなる。第1の欠落ツールインジケータ570は、レンチの取っ手などの比較的平らな形状及び/又は表面を有するツール、又は他の任意の類似ツールを受け入れるように設計されてもよい。したがって、第1の欠落ツールインジケータ570は、第1のツール保持部分570としても知られることがある。
【0111】
レンチなどのツールが第1の欠落ツールインジケータ570上に配置される場合、該ツールは、その縁を下にして第1の欠落ツールインジケータ570に対する角度90度で着座し得る。
【0112】
第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541は、中央の壁の第2の傾斜面515の底部分と第2の外壁の傾斜面518との間の割れ目に配置されてもよく、かつ、中に第2の欠落ツールインジケータ571を受け入れるための少なくとも1つの間隙を含んでもよい。第2の欠落ツールインジケータ571は、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ500から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが第2の欠落ツールインジケータ571上に、ひいては第2の欠落ツールインジケータ571を覆って置かれると、第2の欠落ツールインジケータ571は、見えなくなる。第2の欠落ツールインジケータ571は、レンチの取っ手などの比較的平らな形状及び/又は表面を有するツール、又は他の任意の類似ツールを受け入れるように設計されてもよい。したがって、第2の欠落ツールインジケータ571は、第2のツール保持部分571としても知られることがある。
【0113】
レンチなどのツールが第2の欠落ツールインジケータ571上に配置される場合、該ツールは、その縁を下にして第1の欠落ツールインジケータ571に対する角度90度で着座し得る。
【0114】
第1の欠落ツールインジケータ570及び第2の欠落ツールインジケータ571は、ユーザが様々な色の欠落ツールインジケータを有することを可能にするために、各々第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540及び第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541へ取外し可能かつ交換可能に挿入されてもよい。欠落ツールインジケータのこの交換可能性及び取外し可能性は、本発明の一般概念の実施形態の全てに当てはまり得る。
【0115】
磁石550は、本体510の底面の中央部分に配置され得るが、これに限定されず、かつ本体510の底面に沿って複数で設けられてもよい。磁石550は、カスタム・ツール・アクセサリ500が金属表面へ磁気的に連結することを可能にし、同時に、レンチなどの2つのツールを各々第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540及び第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541へ磁気的に連結された状態で保持するために、第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540及び第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541に対応すべく本体510の底面に設けられてもよい。具体的には、磁気的連結は、複数の磁石550から第1の欠落ツールインジケータ570及び第2の欠落ツールインジケータ571を通って進み得、よって、レンチなどの2つのツールは、各々第1の欠落ツールインジケータ570及び第2の欠落ツールインジケータ571へ磁気的にくっついてこれらを覆う。
【0116】
図6Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ600を示す上面斜視図である。
【0117】
図6Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ600を示す別の上面斜視図である。
【0118】
図6Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ600を示す側面立面図である。
【0119】
図6A~
図6Cを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ600は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0120】
カスタム・ツール・アクセサリ600は、本体610と、少なくとも1つのタング620と、少なくとも1つのタング受入れ溝630と、欠落ツールインジケータ640と、磁石650とを含んでもよい。
【0121】
本体610及びそのコンポーネントは、
図4の本体410に類似するものであり得るが、カスタム・ツール・アクセサリ600内に配置されるツールに角度がついた格納を提供すべく、ある角度をつけて配置されてもよい。
【0122】
本体610は、第1の壁611と、第1の壁の傾斜面612と、第2の壁613と、第2の壁の傾斜面614と、ラベル受入れ部分615とを含んでもよい。
【0123】
第1の壁の傾斜面612は、第1の壁611の上面からある角度で欠落ツールインジケータ640へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0124】
第2の壁の傾斜面614は、第2の壁613の上面からある角度で欠落ツールインジケータ640へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0125】
したがって、第1の壁の傾斜面612及び第2の壁の傾斜面614は、共に欠落ツールインジケータ640において収束し、よって、欠落ツールインジケータ640から各々第1の壁611及び第2の壁613の上面へ向かって斜め上方に延びる。
【0126】
少なくとも1つのタング620は、本体610の1つの側面部分、具体的には第1の壁611の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0127】
少なくとも1つのタング受入れ溝630は、少なくとも1つのタング620とは反対側の本体610の別の側面部分、具体的には第2の壁613の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の壁613の本体610の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング620に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ600の少なくとも1つのタング620を第2のカスタム・ツール・アクセサリ600の少なくとも1つのタング受入れ溝630へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ600は、互いに連結され得る。
【0128】
欠落ツールインジケータ640は、本体610の略中央部分における、具体的には第1の壁の傾斜面612の底部分と第2の壁の傾斜面614との間の、割れ目に配置される表面を形成し得、同じくある角度をつけて配置もされ得、かつ、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ600から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが欠落ツールインジケータ640上に、ひいては欠落ツールインジケータ640を覆って置かれると、欠落ツールインジケータ640は、見えなくなる。欠落ツールインジケータ640は、レンチの取っ手などの比較的平らな形状及び/又は表面を有するツール、又は他の任意の類似ツールを受け入れるように設計されてもよい。したがって、欠落ツールインジケータ640は、ツール保持部分640としても知られることがある。
【0129】
レンチなどのツールが欠落ツールインジケータ640上に配置される場合、該ツールは、その縁を下にして欠落ツールインジケータ640に対してある角度(60度など)を成して着座し得る。
【0130】
磁石650は、本体610の底面の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石650は、カスタム・ツール・アクセサリ600が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体610の中央部分内に設けられてもよい。また、磁石650は、レンチなどのツールを欠落ツールインジケータ640へ磁気的に連結して保持するためにも設けられ得る。
【0131】
図7Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ700を示す上面斜視図である。
【0132】
図7Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ700を示す上面図である。
【0133】
図7Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ700を示す底面図である。
【0134】
図7Dは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ700を示す側面図である。
【0135】
図7A~
図7Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ700は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0136】
カスタム・ツール・アクセサリ700は、本体710と、少なくとも1つのタング720と、少なくとも1つのタング受入れ溝730と、ツール受入れ部分740と、磁石750とを含んでもよい。
【0137】
本体710は、第1の外壁711と、第1の内壁712と、第2の外壁713と、第2の内壁714とを含んでもよい。
【0138】
第1の内壁712は、第1の外壁711の少なくとも一部分と平行であってもよい。第2の内壁714は、第2の外壁713の少なくとも一部分と平行であってもよい。
【0139】
少なくとも1つのタング720は、本体710の1つの側面部分、具体的には第1の外壁711の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0140】
少なくとも1つのタング受入れ溝730は、少なくとも1つのタング720とは反対側の本体710の別の側面部分、具体的には第2の外壁713の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の外壁713の本体710の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング720に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ700の少なくとも1つのタング720を第2のカスタム・ツール・アクセサリ700の少なくとも1つのタング受入れ溝730へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ700は、互いに連結され得る。
【0141】
ツール受入れ部分740は、第1の内壁712の底部分と第2の内壁714の底部分との間に配置されてもよい。
【0142】
欠落ツールインジケータ741は、ツール受入れ部分740の表面上に、ツール受入れ部分740の少なくとも一部分を覆うようにして配置されてもよく、かつ、あるツールがツール受入れ部分740から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールがツール受入れ部分740上に、ひいては欠落ツールインジケータ741を覆って置かれると、欠落ツールインジケータ741は、見えなくなる。
【0143】
ツール受入れ部分740は、ブリキばさみ、定規、巻尺、ペンチ、ハンマー、ドリル、他などの任意タイプの形状を有するツールを受け入れるように設計され得るが、これらに限定されない。したがって、カスタム・ツール・アクセサリ700は、これにより多くの異なるタイプのツールを保持することができるようになるという理由で、「汎用」カスタム・ツール・アクセサリとしても知られることがある。
【0144】
磁石750は、本体710の底面の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石750は、カスタム・ツール・アクセサリ700が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体710の中央部分内に設けられてもよい。また、磁石750は、レンチなどのツールをツール受入れ部分740へ磁気的に連結して保持するためにも設けられ得る。
【0145】
図8Aは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ800を示す上面斜視図である。
【0146】
図8Bは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ800を示す別の上面斜視図である。
【0147】
図8Cは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ800を示す底面図である。
【0148】
図8Dは、本発明の一般概念の別の例示的実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ800を示す側面立面図である。
【0149】
図8A~
図8Dを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ800は、プラスチック、ゴム、金属、木材、又は、一般的な当業者に既知の他の任意の材料から構築されてもよい。
【0150】
カスタム・ツール・アクセサリ800は、本体810と、少なくとも1つのタング820と、少なくとも1つのタング受入れ溝830と、第1のツール受入れ部分840と、磁石850とを含んでもよい。
【0151】
本体810は、第1の壁811と、第1の壁の傾斜面812と、第2の壁813と、第2の壁の上面814と、第2の壁の傾斜面815と、第2のツール受入れ部分816とを含んでもよい。
【0152】
第1の壁の傾斜面812は、第1の壁811の上部分からある角度で第2のツール受入れ部分816へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0153】
第2の壁の傾斜面815は、上面814の内端からある角度で第2のツール受入れ部分816へ向かって下向きに延びて配置されてもよい。
【0154】
第2のツール受入れ部分816は、略平坦であってもよく、第1の壁の傾斜面812と第2の壁の傾斜面815との間に配置されてもよく、かつ、第1のツール受入れ部分840と共に、上にツールを受け入れるように設計されてもよい。
【0155】
第1の壁の傾斜面812は、第2の壁の傾斜面815と略平行であってもよく、かつ、第2のツール受入れ部分816は、第1の壁の傾斜面812及び第2の壁の傾斜面815に対して略垂直であってもよい。
【0156】
少なくとも1つのタング820は、本体810の1つの側面部分、具体的には第1の壁811の側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0157】
少なくとも1つのタング受入れ溝830は、少なくとも1つのタング820とは反対側の本体810の別の側面部分、具体的には第2の壁813の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の壁813の本体810の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング820に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ800の少なくとも1つのタング820を第2のカスタム・ツール・アクセサリ800の少なくとも1つのタング受入れ溝830へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ800は、互いに連結され得る。
【0158】
第1のツール受入れ部分840は、上に欠落ツールインジケータ841を含んでもよく、やはりある角度をつけて配置されてもよく、かつ、あるツールがカスタム・ツール・アクセサリ800から欠落していることを明確に示すために明るい色(たとえば、オレンジ色、黄色、他)を有してもよい。ツールが第1のツール受入れ部分840上に、ひいては欠落ツールインジケータ841を覆って置かれると、欠落ツールインジケータ841は、見えなくなる。第1のツール受入れ部分840及び第2のツール受入れ部分816は、レンチなどのツール、又は他の任意の類似ツールを受け入れるように設計されてもよい。したがって、第1のツール受入れ部分840及び第2のツール受入れ部分816は、ツール保持部分としても知られることがある。
【0159】
ペンチなどのツールが第1のツール受入れ部分840及び第2のツール受入れ部分816上へ配置されると、該ツールは、本体810の底面に対して(45度など)着座し得る。
【0160】
磁石850は、本体810の底面の中央部分に配置され得るが、これに限定されない。磁石850は、カスタム・ツール・アクセサリ800が金属表面へ磁気的に連結することを可能にするために、本体810の中央部分内に設けられてもよい。また、磁石850は、レンチなどのツールを欠落ツールインジケータ840へ磁気的に連結して保持するためにも設けられ得る。
【0161】
図9Aは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリ100を示す。
【0162】
図1A、
図1B、
図1C、
図1D及び
図9Aに示すように、複数のカスタム・ツール・アクセサリ100のソケット140上には、様々なサイズを有する複数のソケット10が、その上に格納されるべく配置され得る。
【0163】
図9Bは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリ100を示す。
【0164】
図1A、
図1B、
図1C、
図1D及び
図9Bに示すように、複数のカスタム・ツール・アクセサリ100のソケット140上には、様々なサイズを有する複数のめがねレンチ11及びレンチヘッド12が、その上に格納されるべく配置され得る。
【0165】
図10Aは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリ300を示す。
【0166】
図3A、
図3B、
図3C、
図3D及び
図10Aに示すように、カスタム・ツール・アクセサリ300は各々、カスタム・ツール・アクセサリ300の各々の間に余分な空間が設けられることを見込んで、間にスペーサ300aを配置している。スペーサ300aは各々、カスタム・ツール・アクセサリ300と同様に、少なくとも1つのタング320と、少なくとも1つのタング受入れ溝330とを含んでもよい。
【0167】
図10Bは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリ300を示す。
【0168】
図3A、
図3B、
図3C、
図3D及び
図10Bに示すように、複数のカスタム・ツール・アクセサリ300の上には、様々なサイズの複数のねじ回しが、その上に格納されるべく配置され得る。
【0169】
図11は、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリ400を示す。
【0170】
図4A、
図4B、
図4C、
図4D及び
図11に示すように、カスタム・ツール・アクセサリ400は、その上にレンチ40を配置していて、カスタム・ツール・アクセサリ400のうちでレンチのない1つは、目に見える欠落ツールインジケータ450を含むことが明らかである。
【0171】
図12Aは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、まさに互いに連結されようとしている複数のカスタム・ツール・アクセサリ600を示す上面斜視図である。
【0172】
図12Bは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、まさに互いに連結されようとしている複数のカスタム・ツール・アクセサリ600を示す別の上面斜視図である。
【0173】
図12Cは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、互いに連結された複数のカスタム・ツール・アクセサリ600を示す。
【0174】
図6A、
図6B、
図6C、
図12A、
図12B及び
図12Cを参照すると、複数のカスタム・ツール・アクセサリ600の一端には、連結される複数のカスタム・ツール・アクセサリ600に安定性を付加するために、安定器600aが設けられてもよい。
【0175】
具体的には、安定器600aは、本体610aと、第1の傾斜壁611aと、第2の傾斜壁612aと、少なくとも1つのタング620aとを含んでもよい。
【0176】
少なくとも1つのタング620aは、本体610aの1つの側面部分、具体的には第1の壁611aの側面部分、に、そこから横方向へ延びるように配置されてもよく、かつ、台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有してもよい。
【0177】
少なくとも1つのタング620aは、互いに連結される複数のカスタム・ツール・アクセサリ600の一端に安定器600aを連結するために、少なくとも1つのタング受入れ溝630へ挿入されてもよい。
【0178】
図13Aは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、様々なサイズを有する複数のカスタム・ツール・アクセサリ700を示す上面斜視図である。
【0179】
図13Bは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリ700を示す。
【0180】
図7A、
図7B、
図7C、
図7D及び
図13Aを参照すると、異なる種類のツールを内部に収容するために、カスタム・ツール・アクセサリ700は、様々な幅/サイズで含まれ得ることが明らかである。
【0181】
したがって、
図7A、
図7B、
図7C、
図7D、
図13A及び
図13Bを参照すると、第1のカスタム・ツール・アクセサリ700aは、中にピンセット70を保持するために使用され得、第2のカスタム・ツール・アクセサリ700bは、中にレーザ71を保持するために使用され得、第3のカスタム・ツール・アクセサリ700cは、中に木づち72を保持するために使用され得、かつ第4のカスタム・ツール・アクセサリ700dは、中にワイヤストリッパを保持するために使用され得る。しかしながら、カスタム・ツール・アクセサリ700a~700dは、上述のツールを保持することに限定されるものではなく、よって、中に任意の種類のツールを保持し得る。
【0182】
図14は、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、整備士の引出しの中の互いに連結された様々な複数のカスタム・ツール・アクセサリ800を示す。
【0183】
図8A、
図8B、
図8C、
図8D及び
図14を参照すると、ペンチ80及び/又は手ばさみ70などの異なる種類のツールをその中に収容するために、カスタム・ツール・アクセサリ800が他のカスタム・ツール・アクセサリ700又は800と互いに連結され得ることは、明らかである。
【0184】
したがって、ユーザは、カスタム・ツール・アクセサリ100、200、300、400、500、600、700及び800を含む、但しこれらに限定されない異なる種類のカスタム・ツール・アクセサリを互いに混合し、マッチングしかつ連結してもよい。
【0185】
図1A~
図14に示されるような実施形態のカスタム・ツール・アクセサリは全て、工具箱又は工具引出し内でのユーザのツールの整理を容易にするための交換可能かつ相互連結可能なツール整理デバイスを含み得る。したがって、整備士などの専門家は、
図1A~
図14に示されるような実施形態のカスタム・ツール・アクセサリを、全てのツールを自らが望む様式で視認性及びアクセス可能性を高めて保持し、保管しかつ整理するために利用し得る。
【0186】
本発明の一般概念の幾つかの実施形態を示しかつ説明してきたが、当業者には、これらの実施形態に、一般的な発明概念の原理及び精神を逸脱することなく変更が行われ得、一般的な発明概念は、添付の特許請求の範囲及びその同等物において規定されることが認識されるであろう。
【0187】
図15A~
図31Eは、本開示のさらなる例示的な実施形態を示す。これらの実施形態のうちの幾つかは、構造が先の
図1A~
図14に示す実施形態と同様である。このような例では、
図15A~
図31Dの実施形態における部品番号が
図1A~
図14におけるものと同じであるが、例外としてプライム又はダブルプライム表記、又はトリプルプライム表記が存在する。したがって、重複を避けるために、これらの部分の説明は繰り返さない。
【0188】
図15A~
図31Dの実施形態における1つの特徴は、1つ又は複数の磁石が取り付けられる、ツールホルダのベースへ取り付けられる金属製ベースプレートの使用である。ツールホルダのベースにおける金属プレートを使用することにより、磁石のための確実なアタッチメント構造体が提供され、これにより、ツールホルダの構造的完全性が高まる。
【0189】
図15A~
図31Dに示す本開示の実施形態の別の利点は、「サンドイッチ」磁石アッセンブリが作り出されることにある。この点において、磁石は、金属製ベースプレートと、ツールホルダの様々な実施形態が上に配置される金属表面との間に挟まれる。したがって、金属製ベースプレート、及びツールホルダが上に配置される金属表面は、磁石を両者の間に「サンドイッチ」して、金属製ベースプレートが使用されない場合より強力な磁気アッセンブリを作り上げる。このような金属製アッセンブリは、金属製ベースプレートなしの磁石の単体使用より何倍も強くなることが可能な磁場を生成する。
【0190】
磁気アッセンブリサンドイッチの向上される効果は、磁石の組成、すなわち磁石が金属材料で構成されるか、セラミック材料、他で構成されるか、に関わらず存在する。
【0191】
図15A及び
図15Bは、ツールビット、たとえばねじ回しビット、を受け入れて保持するように適合化されたカスタム・ツール・アクセサリ900を示す。この点において、カスタム・ツール・アクセサリ900は、本体の外周内にホルダインサート904を受け入れるための本体902を含む。本体902は、本体の底にベース906を含み、該ベースは、側壁908及び910並びに端壁912及び914によって囲まれる。タング916は、側壁910及び端壁912内に形成され、溝918は、側壁908及び914に形成される。タング916の構造は、先に述べたタング、たとえばタング120、と同じもの、又は極めて類似したものであってもよい。同様に、溝918の構造も、溝130を含む、これまでに述べた溝に類似したものであってもよい。この点において、タング916及び溝918は、幾つかのビットホルダ900が所望に応じて互いに組み立てられることを可能にする。
【0192】
具体的に
図15Bを参照すると、ベース906は、中に金属製ベースプレート921を受け入れるための浅い矩形形状の窪み920を伴って構成される。窪み920は各々、中に円板形の磁石924を受け入れるための円形の穴922を伴って形成される。磁石924は、金属製ベースプレート921の下側へ接着され、又は別段で付着され、次には、金属製ベースプレート921が浅い窪み920内へ接着され、又は別段で付着される。磁石924の下側が本体ベース906の底面と同一平面上にあることは、認識されるであろう。
【0193】
本体ベース906の上面は、着色パネル928の形態である欠落ビットインジケータで覆われる。ホルダインサート904は、欠落ビットインジケータ928の上に重なるように本体902内に受け入れ可能である。ホルダインサート904からは、一連の六角形状のソケット930が、ツールビットホルダ900により保持されるべきツールビットのシャンク部分を受け入れるべく下方へ延びている。欠落ビットインジケータ928は、ソケット930内にビットが存在しないことを簡便かつ明確に示すために、低い照明状態においてもビットソケット930の底にはっきりと見える。
【0194】
ソケット930は、等間隔の行及び列に配置されて示されているが、ビットソケット930の間隔は、たとえば、六角形のシャンク、たとえば六角レンチソケット、へ付着され得る様々なサイズのツールビット又は様々な種類のツールに対応すべく、異なるものであってもよい。六角レンチソケットは、操作されるべきナット又はボルトのサイズに依存してサイズが変わることから、六角レンチソケットのための隙間を提供するために、ソケット930は、
図15A及び
図15Bに示すものとは異なる間隔であることが必要とされる場合がある。
【0195】
図16は、構造がビットホルダ900に類似するビットホルダ950を示しているが、ビット受入れソケット930’の列は1つである。この点を除けば、ビットホルダ950の構造は、ビットホルダ900の構造に一致している。したがって、ビットホルダ900の説明が、ビットホルダ950にも当てはまる。
【0196】
図17A及び
図17Bは、先に述べた
図1A~
図1D及び
図2A~
図2Dに示すソケットホルダに対応するソケットホルダの形態であるカスタム・ツール・アクセサリ100’を示す。したがって、カスタム・ツール・アクセサリ100に同じ、又は類似するカスタム・ツール・アクセサリ100’のコンポーネントは、同じ部品番号にプライム記号を付して同定されている。
【0197】
カスタム・ツール・アクセサリ100に対するカスタム・ツール・アクセサリ100’の違いの1つは、本体110’の下側へ接着される、又は別段で付着される金属製ベースプレート960の追加である。さらには、円形の磁石150が、金属製ベースプレート960の下側へ接着され、又は別段で付着されている。保持プレート962は、磁石を所定位置に保持しかつベースプレート960の所定位置における保持を補助するための、磁石150を取り囲む円形の開口を有する。保持プレートは、本体110’内に設けられる密着型のノッチ内にぴったりと係合するための、保持プレートの縁から突き出すタブ963を含む。タブ963は、保持プレート962の端から突き出すものとして示されているが、このようなタブは、保持プレートの側縁からも延在することができる。同じく、保持プレート962も、金属製ベースプレート960の下側へ接着されてもよく、又は別段で固定的に付着されてもよい。
【0198】
保持プレート962及び磁石150の下側は、ソケットホルダ100が取り付けられる表面を提示する連続した平面を提供する。別段の記載のない限り、以後の図面に示されるカスタム・ツール・アクセサリは、類似の構造であって、金属製(鋼製)ベースプレートは、ツールホルダの下側へ付着され、ベースプレートの下側には1つ又は複数の磁石が付着され、かつ、保持プレートは、磁石を取り囲みかつツールホルダのベースへ付着される。同じく、保持プレートからは、保持プレートをツールホルダ本体へ取り付けるためのタブが突き出す。さらに、保持プレートは、ベースプレートの下側へ接着されてもよく、又は別段で付着されてもよい。
【0199】
図17A及び
図17Bは、ソケット受入れ部分940から上側へ延びる、たとえばカスタム・ツール・アクセサリ100’により保持されているソケットのサイズを示す印を含むことが可能な傾斜した、又は斜め方向の上面966を伴って構成される、ステム又はポスト964を示す。この点において、
図19Aは、各々がカスタム・ツール・アクセサリにより保持されるべき異なるサイズのソケットに対応する一連のポスト967、968、970、972、974及び976を示す。ポストの斜めの上面における印は、保持されているソケットのサイズを示す。ポスト964~976の底は、ソケット受入れ部分940の内部に係合する。ソケット受入れ部分940は、ソケットの使用時にソケットレンチが内部へ延在するソケットのベースにおいて、典型的には正方形の開口を受け入れる。
【0200】
図18は、アクセサリ100’に類似する、但し、より小さいサイズのソケットレンチ向けにより小さい正方形の開口を有するソケット用に設計されたカスタム・ツール・アクセサリを示す。この違いを除けば、カスタム・ツール・アクセサリ100’は、
図17A及び
図17Bに示すカスタム・ツール・アクセサリ100’と同じ構造である。
【0201】
図19Bは、ソケットホルダ100、100’、100’’、他と相互連結するためのスペーサ980を示す。スペーサ980は、ソケットホルダ100’及び100’’と同様に構成されることが可能であるが、ソケット受入れ部分140、940又は940’が存在しない。スペーサの目的は、保持されるソケットにとって十分な間隔を提供することが必要であれば、ソケットホルダ100、100’又は100’’を互いからさらに離して配置することにある。この点において、スペーサ980は、ホルダ100、100’及び100’’の場合と同じ、スペーサベース部分又は本体982に一体化されたタング984及び溝986を含む。さらに、スペーサ980は、磁石150又は磁石924などの磁石、及び関連する金属製取付けプレート及び保持プレートを伴って、又は伴うことなく構成されることが可能である。
【0202】
スペーサ980などのスペーサが、ソケットホルダ100、100’及び100’’間に所望される間隔を達成すべく様々な幅で構成されることが可能である点は、認識されるであろう。
【0203】
図20A、
図20B及び
図20Cに示すツールホルダ500’は、
図5に示すツールホルダに類似するものであるが、ツール受入れ部分540及び541は、垂直でなく傾斜している。したがって、ツールホルダ500’のコンポーネントは、
図5に示すツールホルダと同じ部品番号にプライム記号を加えて同定されている。
【0204】
さらに、ツールホルダ500’は、本体510’の下側へ付着される金属製ベースプレート部分1000を含む。この点において、本体510’の下側には、プレート1000を受け入れるためのリセス1002が形成される。プレート1000の下側には、円形の磁石1004が接着剤又は他の手段によって付着される。保持プレート1006は、中に磁石1004をぴったりと受け入れるための、かつ、さもなければツールホルダ500’がその上に座す平坦面を形成すべく本体510’の底を閉鎖するための、円形の開口を有する。保持プレートからは、側壁内に形成される盲穴1008の内部に係合するための複数のタブ1007が突き出す。
【0205】
図21A及び
図21Bは、500’などの傾斜したツールアクセサリを垂直なツールアクセサリ、たとえば
図5に示すツールアクセサリ500、へ相互連結する際に用いるための端コネクタ1010を示す。この目的に沿って、コネクタ1010は、タング512が突き出す傾斜した側面1014を有する本体1012を有する。他方の表面1016は、
図5に示すタング520などの垂直なタングを受け入れるための溝530を伴って構成される。コネクタ1010上において、タング520及び溝530の位置が、
図21A及び
図21Bに示すもの以外に、反転されることが可能である点は、理解されるべきである。
【0206】
端コネクタ1010は、
図20A~
図20Cに示すプレート1000などの金属製の透磁性プレート、並びに磁石1004などの磁石、及びプレート1006などの保持プレートを伴って構成されることも可能である。あるいは、端コネクタ1010は、コネクタ1010自体がツールを保持するものではないという理由で、ベースプレート、保持プレート又は磁石なしに構成されることが可能である。
【0207】
図22は、ツールホルダ500’に類似するものであるが、ツール受入れ部分540’’内に1つのツールを保持するように構成されるツールホルダ500’’を示す。他の点では、ツールホルダ500’’は、
図22では見えないが金属製ベースプレート及び磁石が付着されること、並びに、同じく
図22では見えないが保持プレート1006に類似する保持プレートを伴うことを含み、ツールホルダ500’と同様に構成される。
【0208】
図23A及び
図23Bを参照すると、レンチを含む様々な種類のツールを保持するように構成されるカスタム・ツール・アクセサリ400’が示されている。カスタム・ツール・アクセサリ400’の構造及び機能は、
図4A、
図4B、
図4C及び
図4Dに示すカスタム・ツール・ホルダ400に類似する。したがって、カスタム・ツール・ホルダ400のそれに同じ、又は類似するカスタム・ツール・ホルダ400’の構造の態様については、繰り返さない。
【0209】
しかしながら、カスタム・ツール・ホルダ400’は、ホルダ400’の本体410’の下側へ固定的に付着されるベースプレート1020を含んでいる。本開示の他の実施形態の場合と同様に、金属製ベースプレート1020の下側には、円板形状の磁石1022が接着されるか、別段で固定的に付着される。さらに、ベースプレート420の下側には、保持プレート1024が付着される。タブ1026は、本体410’のベース内に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まって、これにより保持プレート1024をツールホルダ400’の真下の所定位置にしっかりと保持するために、保持プレート1006の端から突き出す。
【0210】
保持プレート424は、中に磁石1022を受け入れるための円形の貫通開口を有する。これは、磁石1022が、ツールホルダ400’が位置合わせされる金属表面へ接着することを可能にし、同時に、ツールホルダ400’のための平坦で安定した表面を提供する。ベースプレート1020、磁石1022及び保持プレート1024の使用に関することを除き、カスタム・ツール・ホルダ400’の構造は、先に述べたツールホルダ400と同様である。
【0211】
次に、
図24A及び
図24Bを参照すると、カスタム・ツール・ホルダ500’’’は、先の
図5に示すツールホルダ500に類似する構成であるが、以下に述べるような相違点がある。ツールホルダ500’’’は、ツールホルダ500の場合と同様に、複数のツール、たとえばレンチ、を保持することができる。さらに、ツールホルダ500’’’に類似するツールホルダは、2つより多いツール、たとえば3つ、4つ、5つ、他などのツール、を保持するように構成されることが可能である点は、認識されるべきである。
【0212】
まず
図24Bを参照すると、ツールホルダ500’’’は、ツールホルダ本体500’’’の下側へ接着剤の使用などの簡便な任意手段によって固定される金属製ベースプレート1030を含む。金属プレート1030の底側には、円板形の磁石1032が接着され、又は別段で付着される。また、本体510’’’の下側には、長方形形状の保持プレート1034が付着される。保持プレート1034は、保持プレートを所定位置にしっかりと保持すべく本体510’’’の底部分に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まるための、保持プレートの側縁から横方向に突き出すタブ1036を含む。
【0213】
保持プレート1034は、中に磁石1032をぴったりと受け入れるための円形の開口1038を有する。したがって、磁石1032の下側は、保持プレート1034の下側と同一平面上にある。その結果、ツールホルダ500’’’は、ツールホルダが置かれる磁気面上の所定位置に確実に保持される。さらに、保持プレート1034は、ツールホルダ500’’’の下側に平坦で安定した表面を提供する。
【0214】
次に、
図25A及び
図25Bを参照すると、カスタム・ツール・ホルダ400’’がツールホルダ400に類似する構造であるものとして示されているが、内面412’’及び414’’は、中に様々な種類のツール、たとえば、ペンチの取っ手又は手ばさみ又は他のツールの取っ手、を受け入れるように適合化された下側の傾斜したセクション及び上側の垂直なセクションを有する。
【0215】
カスタム・ツール・アクセサリ400’’は、ツール本体410’’の下側へ接着される、又は別段で付着される金属製ベースプレート1040を含む。金属製ベースプレート1040の下側には、円板形の磁石1042が接着され、又は別段で付着される。ベースプレート1040の下側には、保持プレート1044が接着され、又は別段で付着される。保持プレート1044の端縁からは、本体410’’のベース部分に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まるためのタブ1046が突き出す。
【0216】
保持プレート1044は、中に円板形の磁石1042をぴったりと受け入れるための円形の貫通開口1048を有する。保持プレート1044の下側は、円板形の磁石1042の下側と同一の広がりを有し、これにより、ツールホルダ400’’が取り付けられる表面に均一な平坦面を提供する。本開示の他の実施形態の場合と同様に、磁石1042は、ツールホルダ400’を磁気面上の所定位置にしっかりと保持する。
【0217】
次に、
図26は、高さ及び幅が、
図25A及び
図25Bに示すホルダ400’’の壁411’’及び413’’の高さ及び幅と同様であるスペーサ1050を示す。スペーサ1050は、ホルダ400’’により、又はスペーサ1050が連結され得る他の種類のホルダにより保持されているツール間に十分な間隙が提供されるように、ホルダ400’’などのホルダを離間させるように機能する。したがって、スペーサ1050の側壁1052は、ホルダ400’’などのホルダ間に所望される量の間隙を提供するように、様々な幅であることが可能である。さらに、スペーサ1050は、ツールホルダ400’’で使用されるものと同じタング420’’を含む。スペーサ450は、ホルダ400及び400’’と同じ構造である、見えていない溝も含む。また、スペーサ1050は、ホルダ400’’に関連して先に論じた対応するコンポーネント1040、1042及び1044に類似するベースプレート、円板形の磁石及び保持プレートを伴って構成されることが可能である。
【0218】
図27は、本開示の様々なツールホルダと組み合わせて、たとえばこれまでに論じたようなツールホルダ400、400’、400’’、500、500’、500’’、500’’’と組み合わせて使用され得るラベル1060、1062、1064及び1066の様々な構成を示す。ラベル1060及びラベル1062は、たとえば、SAEレンチサイズ5/16インチ及び7/16インチを示す。ラベル1064及びラベル1066は、メートル法のレンチサイズ10mm及び5mmを示す。当然ながら、他の印が利用される可能性もある。さらに、印及び/又はラベル全体は、表記のツールがSAEサイズのツールであるか、メトリックサイズのツールであるかに対応する特定の色であってもよい。
【0219】
図28A及び
図28Bは、構造が
図25A及び
図25Bのカスタム・ツール・ホルダ400’’に類似するカスタム・ツール・ホルダの別の実施形態1400を示す。したがって、カスタム・ツール・ホルダ1400の、カスタム・ツール・ホルダ400’’に対応する同等のコンポーネントには、1400系列で同じ基本的な部品番号が与えられる。
図28A及び
図28Bのツールホルダが
図25A及び
図25Bに示すものと異なる1点は、ツールホルダ1400が、垂直壁内面1412及び1414がより長くかつその底における斜め方向の面がより短い、壁1411及び1413を有することにある。この点において、ツールホルダ1400は、ハンマー又はおそらくはねじ回しの取っ手などの丸い又は楕円形の部材を有するツールを、おそらくはより簡便に保持するように適合化されている。ツールホルダ400’’の場合と同様に、ツールホルダ1400は、先に記述したような対応するコンポーネント1040、1042、1044、タブ1046と同等の方式で構成されかつ機能する、ベースプレート1440と、円板形の磁石1442と、保持プレート1444と、タブ1446とを含む。
【0220】
図29A、
図29B、
図29C及び
図29Dは、垂直壁1411及び1413を分離する間隙が
図28A及び
図28Bに示すものより漸次広くなるツールホルダを開示している。他の点では、ツールホルダ1400A、1400B、1400C及び1400Dは、1400に関連して先に述べたものと同じである。したがって、ホルダ29A、29B、29C及び29Dのコンポーネントは、
図28A及び
図28Bの場合と同じ部品番号に接尾辞「A」、「B」、「C」及び「D」を付して同定される。ツールホルダ29A、29B、29C及び29Dにおける違いとしての1つの可能性は、たとえば
図29C及び
図29Dに示すように、ツールホルダが徐々に大きくなるにつれて、より大きいベースプレート1440が使用され得、又はおそらくは、2つのベースプレート1440が利用され得、かつ円板形の磁石1442並びに保持プレート1444がベースプレート1440の各々と共に使用されることにある。また、おそらくは2つの磁石が、より大きいベースプレートと共に使用されてもよい。
【0221】
次に、
図30A及び
図30Bを参照すると、カスタム・ツール・アクセサリ800’が、先に述べた
図8A~
図8Dに示すカスタム・ツール・アクセサリ800に類似する構造のものとして示されている。カスタム・ツール・ホルダ800’の構造は、カスタム・ツール・ホルダ800に酷似しているが、欠落ツールインジケータ841’は、傾斜面812’に位置合わせされるのではなく、ツール受入れ部分816’内に配置されている。
【0222】
さらに、
図30A及び
図30Bに示すツールホルダ800’は、ツールホルダ本体810’の下側に付着される長方形形状のベースプレート1080を含む。金属製ベースプレート1080の下側には、円板形の磁石1082が接着され、又は別段で固定的に付着される。さらに、保持プレート1084は、本体のためのベースとして機能するために、本体810’の下に横たわる。タブ1086は、本体810’のベース部分内に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まって、これにより保持プレート本体810’へしっかりと保持するために、保持プレート1034の側縁から突き出す。
【0223】
保持プレート1084は、内部に形成される、中に磁石1082をぴったりと受け入れるための円形の開口1088を含む。この構造により、本開示の他の実施例に関連して先に述べたように、磁石1082は、ツールホルダを金属製ツール受入れ面上の所定位置にしっかりと保持し、かつ保持プレート1084は、ツールホルダ800’のための安定したベースを提供する。
【0224】
図31A~
図31Eは、ツールホルダ1450の幅が調整可能であり得、これにより、先に述べたツールホルダ1400、1400A、1400B、1400C及び1400Dのうちの1つ又はそれ以上が置き換えられる、本開示のさらなる一実施形態を描いている。ツールホルダ1450の外形は、ツールホルダ1400、1400A、1400B、1400C及び1400Dに対応する。この点において、ツールホルダ1450は、第1の雌半体1452と、第2の雄半体1454とで構成される。雌半体1452は、垂直壁1458の外側面へ組み込まれるソケット1456を伴って構成される。また、ツールホルダ1400、1400A、1400B、1400C及び1400Dと同様の方式で、雄セクション1454は、対応する溝1456内に係合するようなサイズにされた1対の直立/垂直タング1460を伴って構成される。
【0225】
ツールホルダ1400の場合と同様に、ツールホルダ1450も、雄セクション1454の下側へ取り付けられるベースプレート1463を利用する。ベースプレート1463の下側には、1対の円板形磁石1464が接着され、又は別段で付着される。さらに、保持プレート1466は、ベースプレート1463の下側へ接着され、又は別段で付着される。図示されていないが、タブ1446又はタブ1086に類似するタブは、保持プレート1466と雄セクションとをしっかりと付着させるべく雄セクション1454のベース内に形成される開口内にスナップ式にしっかりと嵌まるように、保持プレート1466の縁から突き出す。
【0226】
保持プレート1466は、中に磁石1464をぴったりと受け入れるための1対の円形開口1468を含む。ベースプレート1462、磁石1464及び保持プレート1466が組み立てられると、磁石及び保持プレート1466の下側は、ツールホルダの取付け位置に平坦な共平面を提示すべく、ホルダ1450の下側と同一平面上にある。
【0227】
細長いストリップ又は部材1469の形態である欠落ツールインジケータは、ツールホルダ400、1400、1400A、1400B、1400C及び1400Dと同様の方式で、ツール受入れ部分1472に沿って延在する溝又はチャネル1470内にぴったりと受け入れ可能である。
【0228】
先に述べたように、ツールホルダ1450は、サイズが調整可能であるように設計される。この点において、雄ホルダ半体1454は、雌半体1452のベース部分に形成される溝1482の内部に係合すべく、その下部から水平に延在する細長いラチェットタング部分1480を含む。溝は、ラチェットタング1480の外部側面に平行して延在する1対の側壁1484及び1486によって画定される。側壁1484及び1486は、上側へ延在する、中に横方向の爪バー1492を受け入れるためのスロット1488及び1490を含む。爪バー1492は、スロット1488及び1490の内部でその長さに沿って滑動するように適合化されている。爪バー1492は、ラチェットタング1480の長さに沿って形成される長手方向スロット1498の側面から横方向へ延在する一連の密着横方向スロット1496のうちの1つの内部に係合可能な、上側へ突き出すラグ1494を伴って構成される。
【0229】
爪バー1492の両端は、端パネル1500及び1502へ付着され、端パネル1502は、
図31Cに示すように、内向きに湾曲され、又は内向きの弧状である。端パネル1500及び1502は、ホルダ半体1452のベース部分内に形成される垂直の弧形状チャネル1508内に受け入れ可能な丸い拡大された端縁1504を伴って構成される。弧状チャネル1508は、端パネル1500及び1502各端における円形の直立端部分1504をぴったりと受け入れる。この方式において、爪バー1492及び端パネル1500及び1502は、ホルダ半体1452のベース部分内部に閉じ込められて保持される。
【0230】
側壁1484と端パネル1500との間では、爪バー1492を端パネル1500へ向かう方向に付勢し、次にこれによりラグ1494を横方向スロット1496内へ付勢すべく、圧縮ばね1512が作用する。
【0231】
底プレート1514は、ホルダ半体1452のベースの下側を覆う。底カバープレート1514の側縁からは、ホルダ半体1452の下側部分に形成される盲穴1518内にスナップ嵌めするためのタブ1516が突き出す。
【0232】
ホルダ半体1452とホルダ半体1454との分離は、ラグ1494が横方向スロット1496内に着座しなくなり、代わりに長手方向スロット1498内に位置合わせされるように、端パネル1500を内側へ押圧し、ひいてはばね1512を圧縮することによって達成される。これは、タング1480をスロット1482に対して滑動させることにより、雄半体1454が雌半体1452に対して調整可能であることを可能にする。新しい位置に達すると、端パネル1500は、ラグ1494が異なる横方向スロット1496内に着座できるように解放される。端パネル1502が、ユーザが端パネル1500を押す力の下で屈曲されることは、認識されるであろう。しかしながら、端パネル1500に力が加わらなくなると、端パネル1502は、ラグ1494を対応する横方向スロット1496内へロックする補助となるように、その屈曲した(弧状)形状を回復する。
【0233】
例示的な実施形態について示しかつ説明してきたが、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な変更が行われ得ることは、認識されるであろう。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下にある金属製アタッチメント表面へ付着するための、別々に、かつ1つ又は複数の対応するツールホルダと共に使用するためのモジュール式ツールホルダであって、前記モジュール式ツールホルダは、
ベース部分と、前記ベース部分より上に配置されるツール保持部分とを備える、ツールを受け入れて保持するための本体部分と、
前記本体部分の第1の側面に配置される少なくとも1つのタングと、
前記本体部分の前記第1の側面とは反対側である前記本体部分の第2の側面に配置される、少なくとも1つのタング受入れ溝と、
前記本体部分の前記ベース部分内に、前記ツール保持部分の真下の高さで位置合わせされる金属製ベースプレートと、
前記モジュール式ツールホルダを前記金属製アタッチメント表面へ磁気的に連結するために前記金属製ベースプレートの下側へ付着される少なくとも1つの磁石と、を備え、前記少なくとも1つの磁石は、前記少なくとも1つの磁石より上に位置決めされる前記金属製ベースプレートと、前記少なくとも1つの磁石の真下に位置決めされる前記金属製アタッチメント表面との間に配置され、かつ、
前記金属製ベースプレートは、前記金属製アタッチメント表面に対する磁力を高める、モジュール式ツールホルダ。
【請求項2】
前記金属製ベースプレートの面積は、前記少なくとも1つの磁石の面積より大きい、請求項1に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項3】
前記磁石は、平坦な構成である、請求項
1に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの磁石を静止位置に保持することを支援すべく前記少なくとも1つの磁石を取り囲むためのリテーナをさらに備える、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項5】
前記リテーナは、前記金属製ベースプレートの形状である、請求項4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項6】
前記リテーナは、中に前記少なくとも1つの磁石をぴったりと受け入れるための開口を備える、請求項5に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項7】
前記リテーナの厚さは、前記少なくとも1つの磁石の厚さに対応する、請求項
4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項8】
前記リテーナの外周部分は、前記リテーナを前記本体部分に固定するために、前記本体部分の前記ベース部分内に形成される受入れスロットと係合する、請求項
4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項9】
前記リテーナの部分は、前記本体部分の対応する部分と係合してロックされる、請求項
4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項10】
前記ツール保持部分は、
(1)ソケットの駆動穴を通って係合すべく前記ベース部分から上方へ突き出すソケット受入れ部分、
(2)ツールビットのシャンク部分を受け入れるべく下向きに前記本体内へ延びる複数のソケット、
(3)第1の壁と第2の壁との間に保持されるべきツールを受け入れるために前記ベース部分から上方に延びる、離間した第1及び第2の壁、
(4)隣接する対の壁間に保持されるべきツールを受け入れるために前記ベース部分から上方に延びる複数の壁、
より成るグループから選択される、請求項
4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項11】
前記第1及び第2の壁は、互いに対して、下記の関係性、すなわち、
互いに、垂直に離隔される、
互いに平行して傾斜される、
互いから上方向へ分岐する、
まず、前記ベース部分より、互いから上方向へ分岐し、次に、前記第1及び第2の壁の残りの高さで互いに平行に延びる、
のうちの1つの関係性で延在する、請求項10に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項12】
前記ツール保持部分は、前記ベース部分から上方へ延びる第1及び第2の壁を備え、前記第1及び第2の壁を隔てる距離は、異なるサイズのツールを収容するように調整可能である、請求項
4に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項13】
前記第1及び第2の壁の一方から突き出す線形ラチェットであって、前記線形ラチェットは、前記線形ラチェットの長さに沿って延びる一連の横方向スロットを画定する、線形ラチェットと、
横方向の爪レバーにより担持される爪であって、前記爪と前記ラチェット横方向スロットとの係合及び係合解除を操作可能な爪と、をさらに備える、請求項12に記載のモジュール式ツールホルダ。
【請求項14】
前記爪は、前記爪と前記ラチェットスロットとの係合及び係合解除を行うべく爪バーの長さ方向に移動可能な横方向の前記爪バー上に取り付けられる、請求項13に記載のモジュール式ツールホルダ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
図1Cは、本発明の一般概念の例示的な一実施形態による、カスタム・ツール・アクセサリ100を示す底面図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】
したがって、第1の外壁の傾斜面512及び中央の壁の第1の傾斜面514は、共に第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540において収束し、よって、第1の欠落ツールインジケータ受入れ部分540から各々第1の壁511及び中央の壁513の上面(すなわち、第1のラベル受入れ部分516)へ向かって斜め上方に延びる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
したがって、中央の壁の第2の傾斜面515及び第2の外壁の傾斜面518は、共に第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541において収束し、よって、第2の欠落ツールインジケータ受入れ部分541から各々中央の壁513及び第2の外壁517の上面(すなわち、第2のラベル受入れ部分519)へ向かって斜め上方に延びる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
少なくとも1つのタング受入れ溝530は、少なくとも1つのタング520とは反対側の本体510の別の側面部分、具体的には第2の外壁517の側面部分、に配置されてもよく、かつ、第2の外壁517の本体510の別の側面部分内へ、少なくとも1つのタング520に対応する台形形状、三角形形状、円形形状、長方形形状、又は一般的な当業者に既知の他の任意の形状を有するように切り込まれてもよい。したがって、第1のカスタム・ツール・アクセサリ500の少なくとも1つのタング520を第2のカスタム・ツール・アクセサリ500の少なくとも1つのタング受入れ溝530へ挿入することにより、2つのカスタム・ツール・アクセサリ500は、互いに連結され得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0113】
レンチなどのツールが第2の欠落ツールインジケータ571上に配置される場合、該ツールは、その縁を下にして第2の欠落ツールインジケータ571に対する角度90度で着座し得る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0191】
図15A及び
図15Bは、ツールビット、たとえばねじ回しビット、を受け入れて保持するように適合化されたカスタム・ツール・アクセサリ900を示す。この点において、カスタム・ツール・アクセサリ900は、本体の外周内にホルダインサート904を受け入れるための本体902を含む。本体902は、本体の底にベース906を含み、該ベースは、側壁908及び910並びに端壁912及び914によって囲まれる。タング916は、側壁910及び端壁912内に形成され、溝918は、側壁908及び
端壁914に形成される。タング916の構造は、先に述べたタング、たとえばタング120、と同じもの、又は極めて類似したものであってもよい。同様に、溝918の構造も、溝130を含む、これまでに述べた溝に類似したものであってもよい。この点において、タング916及び溝918は、幾つかのビットホルダ900が所望に応じて互いに組み立てられることを可能にする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0200
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0200】
図18は、アクセサリ100’に類似する、但し、より小さいサイズのソケットレンチ向けにより小さい正方形の開口を有するソケット用に設計されたカスタム・ツール・アクセサリを示す。この違いを除けば、カスタム・ツール・アクセサリ
100’’は、
図17A及び
図17Bに示すカスタム・ツール・アクセサリ100’と同じ構造である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0209
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0209】
しかしながら、カスタム・ツール・ホルダ400’は、ホルダ400’の本体410’の下側へ固定的に付着されるベースプレート1020を含んでいる。本開示の他の実施形態の場合と同様に、金属製ベースプレート1020の下側には、円板形状の磁石1022が接着されるか、別段で固定的に付着される。さらに、ベースプレート1020の下側には、保持プレート1024が付着される。タブ1026は、本体410’のベース内に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まって、これにより保持プレート1024をツールホルダ400’の真下の所定位置にしっかりと保持するために、保持プレート1006の端から突き出す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0210
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0210】
保持プレート1024は、中に磁石1022を受け入れるための円形の貫通開口を有する。これは、磁石1022が、ツールホルダ400’が位置合わせされる金属表面へ接着することを可能にし、同時に、ツールホルダ400’のための平坦で安定した表面を提供する。ベースプレート1020、磁石1022及び保持プレート1024の使用に関することを除き、カスタム・ツール・ホルダ400’の構造は、先に述べたツールホルダ400と同様である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0212】
まず
図24Bを参照すると、ツールホルダ500’’’は、ツールホルダ本体
510’’’の下側へ接着剤の使用などの簡便な任意手段によって固定される金属製ベースプレート1030を含む。金属プレート1030の底側には、円板形の磁石1032が接着され、又は別段で付着される。また、本体510’’’の下側には、長方形形状の保持プレート1034が付着される。保持プレート1034は、保持プレートを所定位置にしっかりと保持すべく本体510’’’の底部分に形成される盲穴へスナップ式にしっかりと嵌まるための、保持プレートの側縁から横方向に突き出すタブ1036を含む。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0216
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0216】
保持プレート1044は、中に円板形の磁石1042をぴったりと受け入れるための円形の貫通開口1048を有する。保持プレート1044の下側は、円板形の磁石1042の下側と同一の広がりを有し、これにより、ツールホルダ400’’が取り付けられる表面に均一な平坦面を提供する。本開示の他の実施形態の場合と同様に、磁石1042は、ツールホルダ400’’を磁気面上の所定位置にしっかりと保持する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0217
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0217】
次に、
図26は、高さ及び幅が、
図25A及び
図25Bに示すホルダ400’’の壁411’’及び413’’の高さ及び幅と同様であるスペーサ1050を示す。スペーサ1050は、ホルダ400’’により、又はスペーサ1050が連結され得る他の種類のホルダにより保持されているツール間に十分な間隙が提供されるように、ホルダ400’’などのホルダを離間させるように機能する。したがって、スペーサ1050の側壁1052は、ホルダ400’’などのホルダ間に所望される量の間隙を提供するように、様々な幅であることが可能である。さらに、スペーサ1050は、ツールホルダ400’’で使用されるものと同じタング420’’を含む。スペーサ
1050は、ホルダ400及び400’’と同じ構造である、見えていない溝も含む。また、スペーサ1050は、ホルダ400’’に関連して先に論じた対応するコンポーネント1040、1042及び1044に類似するベースプレート、円板形の磁石及び保持プレートを伴って構成されることが可能である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0226
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0226】
保持プレート1466は、中に磁石1464をぴったりと受け入れるための1対の円形開口1468を含む。ベースプレート1463、磁石1464及び保持プレート1466が組み立てられると、磁石及び保持プレート1466の下側は、ツールホルダの取付け位置に平坦な共平面を提示すべく、ホルダ1450の下側と同一平面上にある。
【国際調査報告】