(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-06
(54)【発明の名称】ジアミド懸濁液濃縮物組成物
(51)【国際特許分類】
A01N 25/04 20060101AFI20230227BHJP
A01N 43/56 20060101ALI20230227BHJP
A01P 7/04 20060101ALI20230227BHJP
A01N 47/38 20060101ALI20230227BHJP
A01P 3/00 20060101ALI20230227BHJP
A01N 43/653 20060101ALI20230227BHJP
A01N 43/36 20060101ALI20230227BHJP
A01P 13/00 20060101ALI20230227BHJP
A01N 43/80 20060101ALI20230227BHJP
A01N 39/04 20060101ALI20230227BHJP
【FI】
A01N25/04 102
A01N43/56 D
A01P7/04
A01N47/38 Z
A01N43/56 G
A01N43/56 C
A01P3/00
A01N43/653 C
A01N43/36 C
A01P13/00
A01N43/80 101
A01N39/04 B
A01N43/653 Q
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022537421
(86)(22)【出願日】2020-12-17
(85)【翻訳文提出日】2022-08-05
(86)【国際出願番号】 US2020065528
(87)【国際公開番号】W WO2021127126
(87)【国際公開日】2021-06-24
(32)【優先日】2019-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(71)【出願人】
【識別番号】518259165
【氏名又は名称】エフエムシー アグロ シンガポール プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100140132
【氏名又は名称】竹林 則幸
(72)【発明者】
【氏名】ウビラタン・エフ・デュ・ソーザ
(72)【発明者】
【氏名】フォレスト・ダーギン
(72)【発明者】
【氏名】セルギエ・ペレシャンコ
(72)【発明者】
【氏名】サフカ・ストエヴァ
(72)【発明者】
【氏名】ルイス・テイシェイラ
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AA01
4H011AA04
4H011AB01
4H011AB03
4H011AC01
4H011AC04
4H011BA01
4H011BB06
4H011BB09
4H011BB10
4H011BB14
4H011BC03
4H011BC05
4H011BC06
4H011BC07
4H011BC08
4H011BC09
4H011BC16
4H011BC17
4H011BC18
4H011BC19
4H011DA15
4H011DH02
4H011DH03
4H011DH07
4H011DH14
(57)【要約】
本明細書に記載されているのは、高強度でジアミド殺有害生物剤を含む懸濁液濃縮物(SC)配合物である。本配合物は、水中での優れた安定性及び分散性、並びに低い空気取込みを示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
農芸化学懸濁液濃縮物組成物であって、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約2重量%超~約10重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;及び
(iii)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む、組成物。
【請求項2】
農芸化学懸濁液濃縮物組成物であって、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約0.1重量%~約2重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;
(iii)ジェミニ界面活性剤;及び
(iv)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含み;
前記分散剤と前記ジェミニ界面活性剤の重量比は、約1:1~約20:1又は約1:2~約1:20である、組成物。
【請求項3】
前記殺有害生物性活性成分の濃度が、約30重量%~約60重量%、又は約45重量%~約55重量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記分散剤と前記ジェミニ界面活性剤の重量比が、約4:1~約15:1、又は約1:4~約1:15である、請求項2又は3に記載の組成物。
【請求項5】
前記殺有害生物性活性成分が、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、バイオ殺有害生物剤、殺真菌剤、並びにこれらの組合せから選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
前記殺有害生物性活性成分が、殺虫剤である、請求項1又は2~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記殺虫剤が、クロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-クロロ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シアントラニリプロール(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、テトラクロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[2,4-ジクロロ-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3,5-ジクロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ブロモアントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-ブロモ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール(1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-3-[[5-(トリフルオロメチル)-2H-テトラゾール-2-イル]メチル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シハロジアミド(3-クロロ-N
2-(1-シアノ-1-メチルエチル)-N
1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、フルベンジアミド(N
2-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-3-ヨード-N
1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、インドキサカルブ(インデノ[1,2-e][1,3,4]オキサジアジン-4a(3H)-カルボン酸)、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、フルインダピル(3-(ジフルオロメチル)-N-(7-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1,1,3-トリメチル-1H-インデン-4-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、フルトリアホール(α-(2-フルオロフェニル)-α-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,4-トリアゾール-1-エタノール)、テトフルピロリメット((3S,4S)-N-(2-フルオロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-ピロリジンカルボキサミド)、5-クロロ-2-[3-クロロ-2-[3-(ジフルオロメチル)-5-イソオキサゾリル]フェノキシ]-ピリミジン、ベフルブタミド-M((2S)-2-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-N-(フェニルメチル)ブタンアミド)、ビキスロゾン(2-[(2,4-ジクロロフェニル)メチル]-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン)、スルフェントラゾン(N-[2,4-ジクロロ-5-[4-(ジフルオロメチル)-4,5-ジヒドロ-3-メチル-5-オキソ-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル]フェニル]メタンスルホンアミド)、並びにこれらの組合せから選択される、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記殺虫剤が、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、テトラクロラントラニリプロール、ブロモアントラニリプロール、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミド、フルベンジアミド、並びにこれらの組合せから選択されるジアミドである、請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記殺虫剤が、クロラントラニリプロールである、請求項6に記載の組成物。
【請求項10】
前記殺虫剤が、シアントラニリプロールである、請求項6に記載の組成物。
【請求項11】
アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シアントラニリプロール、(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、及びN-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピジフルメトフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロラントラニリプロール、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、テトラニリプロール、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス、昆虫病原性真菌、並びにこれらの組合せから選択されるさらなる殺有害生物性活性成分をさらに含む、請求項1又は2~10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1種の分散剤が、アニオン性分散剤である、請求項1又は2~11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
前記少なくとも1種の分散剤が、ナフタレンスルホネート誘導体及びリグノスルホネート誘導体から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項14】
前記ナフタレンスルホネート誘導体が、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組合せから選択される、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記ナフタレンスルホネート誘導体が、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム-ホルムアルデヒド縮合物である、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記リグノスルホネート誘導体が、リグノスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウム塩、リグノスルホン酸、並びにこれらの組合せから選択される、請求項13に記載の組成物。
【請求項17】
前記分散剤が、これらに限定されないが、アルキルナフタレンスルホネート縮合物、例えば、Morwet D-400及びMorwet D-809、リグニンスルホネート、例えば、Reax 88B及びPolyfon F、リグニン及びナフタレンスルホネートのブレンド、例えば、Morwet D-360 Morwet及びD-390、Morwet D-500、Morwet D-425及びブロックコポリマーのブレンド、フェノールスルホネート縮合物、例えば、Vultamol(登録商標)DN、ポリアクリレート、例えば、Agrilan789及びAgrilan700、ポリアクリレートグラフトコポリマー、例えば、Dispersogen ACP120、脂肪酸メチルタウリドのナトリウム塩、例えば、Hostapon TPHC、クレゾール-ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム塩、例えば、Dispersogen1494、スチレンアクリルコポリマー、例えば、Metasperse 550S、アルコキシレート脂肪アルコールリン酸エステル、例えば、Crodafos C10/5A及びDextrol OC-180、アリールフェノールエトキシレートリン酸エステル、例えば、Soprophor FLK、アリールフェノールエトキシレート硫酸エステル、例えば、Soprophor 4D384、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、例えば、Sokalan(登録商標)CP5及びSokalan(登録商標)CP7、マレイン酸/オレフィンコポリマー、例えば、Sokalan(登録商標)CP9、アルキルジフェニルオキシドスルホネート、例えば、Dowfax3B2及びDowfax C10L、並びにビニルエーテルポリマー及びコポリマーの塩、例えば、EasySperse(商標)P-20から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項18】
前記殺有害生物性活性成分と前記分散剤の重量比が、約1:1~約25:1である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項19】
前記ジェミニ界面活性剤が、アルコール、ハロゲン、アミン、ホスフェート、スルフェート、スルホネート、及びカルボキシレートから選択される少なくとも2個の極性基を含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項20】
前記ジェミニ界面活性剤が、分岐状若しくは枝分かれしていないC
1~C
12アルキル、分岐状若しくは枝分かれしていないC
1~C
12アルケニル、及び分岐状若しくは枝分かれしていないC
1~C
12アルキニルから選択される少なくとも2個の疎水性鎖を含む、請求項2に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年12月19日に出願された米国仮特許出願第62/950,251号明細書の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、高強度でジアミド殺有害生物剤を含む懸濁液濃縮物(SC)配合物を対象とする。本配合物は、水中での優れた安定性及び分散性、並びに低い空気取込みを示す。
【背景技術】
【0003】
懸濁液濃縮物配合物は、水に分散した固体活性成分を含む。SCは、配合物タイプ、例えば、乳化性濃縮物(EC)及び水和剤(WP)配合物と比較したとき、使用の容易さ及び有効性、粉塵の排除、及び溶媒の害の排除を含めたそれらの多数の利点のために人気を得てきた。ロバスト及び安定なSC配合物を配合するために、活性成分は、全ての環境条件下にて配合物中で不溶性でよく分散したままでなくてはならない。
【0004】
空気取込みは、農芸化学液体配合物において共通で重大な問題である。実際の密度と空気取込みに起因する見掛け密度との間の不一致は相当であり得、作物畑において使用される計算が誤った活性成分をもたらし得る。一般に、配合物における活性成分強度の増加は、実際の密度と見掛け密度との間の不一致を増加させる。
【0005】
水中の分散性は、水中の配合物のブルームの自発性によってアセスメントすることができる。水中の配合物のブルームの自発性は、反転又は撹拌などの外部の補助を伴わずに水中での接触によって配合物がどのように容易に分散するかによってアセスメントされる。水中で自発的に分散する懸濁液濃縮物は、取扱いの容易さ、省力化及びタンクミックスパートナーとの潜在的に短縮された混合時間を有するために、最終使用者のために有利である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において開示されているのは、特に高濃度(高強度)の殺有害生物性活性成分と共に配合される懸濁液濃縮物を含む殺有害生物性組成物である。これらの組成物は、ブルームの自発性、水中の良好な分散性、及び空気取込みの低減を示す。さらに、それらの高強度によって、本明細書において開示されている組成物は、包装材料及び水の使用の低減、運送費の低減を可能とし、カーボンフットプリントの低減と関連する。結果的に、本明細書において開示されている殺有害生物性組成物は、優れた殺有害生物活性を示す一方で、環境持続可能性の一因となる。
【0007】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機(「UAV」)によって1ヘクタール当たり約10グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。本明細書において使用する場合、UAVは一般に、任意の無人又は遠隔操縦の飛行機又はシステムを指す。
【0008】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約10グラムから1ヘクタール当たり約50グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0009】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約15グラムから1ヘクタール当たり約30グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0010】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約2グラムから1ヘクタール当たり約150グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0011】
本開示のいくつかの態様において、本明細書において開示されている組成物は、これらに限定されないが、例えば、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ペカン、ピスタチオ、カシューナッツ及びマカダミアナッツなどの木の実を保護するのに有用である。
【0012】
一態様において、本明細書において提供するのは、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約2重量%超~約10重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;及び
(iii)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物である。
【0013】
一態様において、本明細書において提供するのは、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約0.1重量%~約2重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;
(iii)ジェミニ界面活性剤;及び
(iv)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物であり;
ここで、分散剤とジェミニ界面活性剤の重量比は、約1:1~約20:1又は約1:2~約1:20である。
【0014】
一態様において、本明細書において提供するのは、農芸化学懸濁液濃縮物組成物を調製する方法であり、この方法は、
A)殺有害生物性活性成分;
少なくとも1種の分散剤;
ジェミニ界面活性剤;及び
任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む第1の混合物を形成することと;
B)第1の混合物を混合することと;
C)第1の混合物を粉砕することと;
D)第1の混合物;及び
少なくとも1種のアジュバント
を含む第2の混合物を任意選択で形成することと;
E)第2の混合物を任意選択で混合することと
を含む。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】配合の間に各組成物を振盪した後のT=0分、5分、15分及び30分に、組成物1A、1B、及び1Cについて測定した時間に対する密度。
【
図2】配合の間に各組成物を振盪した後のT=0分、5分、15分及び30分に、組成物5A、5B、5C、5D、5E、及び5Fについて測定した時間に対する密度。
【
図3】配合の間に各組成物を振盪した後のT=0分、5分、15分及び30分に、組成物5G、5H、及び5Iについて測定した時間に対する密度。
【
図4】配合の間に各組成物を振盪した後のT=0分、5分、15分及び30分に、組成物2Aについて測定した時間に対する密度。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含有する(contains)」、「含有する(containing)」、「で特徴付けられる(characterized by)」、又はそれらの任意の他の変形は、明確に示される任意の制限を受けて、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、要素のリストを含む組成物、混合物、プロセス若しくは方法は、それらの要素のみに必ずしも限定されず、明確にリストされないか、又はそのような組成物、混合物、プロセス若しくは方法に固有の他の要素を含んでもよい。
【0017】
移行句「からなる(consisting of)」は、明記されないいかなる要素、工程、又は原料をも排除する。特許請求の範囲における場合、そのようなものは、それらと通常関係がある不純物を除いて列挙されるもの以外の材料の包含をクレームから締め出す。語句「からなる」が、前文の直後よりもむしろ、クレームの本体の条項に現れる場合、それは、当該条項に記述される要素のみを限定し;他の要素は、全体としてクレームから排除されない。
【0018】
移行句「から本質的になる(consisting essentially of)」は、文字通り開示されるものに加えて、材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む組成物又は方法を定義するために用いられ、ただし、これらの追加の材料、工程、特徴、成分、又は要素は、特許請求される開示の基本的な及び新規な特性に実質的に影響を及ぼさない。用語「から本質的になる」は、「含む(comprising)」と、「からなる(consisting of)」との中間領域を占める。
【0019】
開示又はその一部を、「含む(comprising)」などの開放端用語を使って定義している場合、(特に明記しない限り)この記載が、用語「から本質的になる」又は「からなる」を用いてそのような開示をまた記載していると解釈されるべきであることが容易に理解されるはずである。
【0020】
さらに、明確にそれとは反対を述べられない限り、「又は(or)」は、包括的な「又は」を意味し、排他的な「又は」を意味しない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)且つBが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)且つBが真である(又は存在する)、並びにA及びBの両方ともが真である(又は存在する)。
【0021】
また、本開示の要素又は成分に先行する不定冠詞「a」及び「an」は、要素又は成分の場合(すなわち、出現)の数に関して非限定的であることを意図する。それ故「a」又は「an」は、1つ若しくは少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、要素又は成分の単数語形はまた、特に数が明らかに単数形であることを意図しない限り複数形を含む。
【0022】
本明細書において列挙した任意の数値範囲は、より低い値からより高い値までのすべての値を含むことがまた理解される。例えば、重量比範囲が1:50と記述されている場合、例えば、2:40、10:30、又は1:3などの値は、本明細書において明確に列挙されることが意図される。これらは特に意図するものの単に例であり、列挙した最も低い値及び最も高い値を含めたそれらの間の数値のすべての可能な組み合わせは、本出願において明確に記述されていると考えられる。
【0023】
本明細書において使用する場合、用語「約」は、値のプラス又はマイナス10%を意味する。
【0024】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、殺真菌剤、バイオ殺有害生物剤、又はこれらの組合せから選択される。
【0025】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、クロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-クロロ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シアントラニリプロール(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、テトラクロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[2,4-ジクロロ-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3,5-ジクロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ブロモアントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-ブロモ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール(1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-3-[[5-(トリフルオロメチル)-2H-テトラゾール-2-イル]メチル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シハロジアミド(3-クロロ-N2-(1-シアノ-1-メチルエチル)-N1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、フルベンジアミド(N2-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-3-ヨード-N1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、インドキサカルブ(インデノ[1,2-e][1,3,4]オキサジアジン-4a(3H)-カルボン酸)、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、フルインダピル(3-(ジフルオロメチル)-N-(7-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1,1,3-トリメチル-1H-インデン-4-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、フルトリアホール(α-(2-フルオロフェニル)-α-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,4-トリアゾール-1-エタノール)、テトフルピロリメット((3S,4S)-N-(2-フルオロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-ピロリジンカルボキサミド)、5-クロロ-2-[3-クロロ-2-[3-(ジフルオロメチル)-5-イソオキサゾリル]フェノキシ]-ピリミジン、ベフルブタミド-M((2S)-2-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-N-(フェニルメチル)ブタンアミド)、ビキスロゾン(2-[(2,4-ジクロロフェニル)メチル]-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン)、スルフェントラゾン(N-[2,4-ジクロロ-5-[4-(ジフルオロメチル)-4,5-ジヒドロ-3-メチル-5-オキソ-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル]フェニル]メタンスルホンアミド)、並びにこれらの組合せから選択される。
【0026】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、殺虫剤である。
【0027】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、ジアミドである。
【0028】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、テトラクロラントラニリプロール、ブロモアントラニリプロール、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミド、フルベンジアミド、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、殺有害生物性活性成分は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、殺有害生物性活性成分は、クロラントラニリプロールである。別の実施形態では、殺有害生物性活性成分は、シアントラニリプロールである。
【0029】
一部の実施形態では、殺有害生物性活性成分は、少なくとも約10重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約30重量%、少なくとも約40重量%、少なくとも約50重量%、又は少なくとも約60重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約10重量%~約60重量%、約10重量%~約50重量%、約20重量%~約60重量%、約20重量%~約50重量%、約15重量%~約40重量%、約20重量%~約35重量%、又は約25重量%~約35重量%の量で存在する。一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、高強度で存在する。高強度配合物中の殺有害生物性活性成分の有用な量には、これらに限定されないが、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、又は少なくとも約60%、及びしたがって、例えば、約30重量%~約60重量%、約30重量%~約55重量%、約35重量%~約50重量%、又は約45重量%~約55重量%から構築される範囲が含まれる。一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、約600g/Lの濃度で存在する。
【0030】
一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、ナフタレンスルホネート誘導体又はリグノスルホネート誘導体に対して約100:1~約2:1、約90:1~約3:1、約80:1~約4:1;約70:1~約5:1、約60:1~約10:1、又は約50:1~約20:1の範囲の重量比で存在する。
【0031】
一実施形態では、水を使用して、懸濁液濃縮物組成物を希釈し、本開示によって使用することができる噴霧混合物を提供する。本開示の噴霧混合物中の活性化合物の濃度は、特定の範囲内で変動することができる。一般に、活性化合物の濃度は、約0.0003~約5重量パーセント、又は約0.0003~約3重量パーセント、又は約0.0003~約2重量パーセント、又は約0.0003~約1重量パーセントである。
【0032】
本開示の噴霧混合物は、従来の方法によって調製することができる。例えば、濃縮物は、必要とされる構成要素を任意の望ましい順序で合わせることによって調製することができる。典型的には、構成要素を10℃~30℃の間の温度にて合わせ、バッチを均一となるまで混合し、適切な場合、このように得られた混合物を濾過する。いつでも施用される状態となっている水性噴霧混合物を調製するために、濃縮された配合物は、必要に応じて撹拌及び/又はポンピングしながら多量の水と混合し、配合物を水に均一に分布することができる。
【0033】
目的に適した通常の混合装置及び/又は噴霧機器を、本開示の噴霧混合物の調製及び施用のために用いることができる。
【0034】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シアントラニリプロール、(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、及びN-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピジフルメトフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロラントラニリプロール、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、テトラニリプロール、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス、昆虫病原性真菌、並びにこれらの組合せから選択されるさらなる殺有害生物性活性成分をさらに含む。
【0035】
本開示の組成物は、殺虫剤、除草剤、バイオ殺有害生物剤、殺線虫剤、殺菌剤、及び殺真菌剤から選択される1種若しくは複数の有害生物防除剤を任意選択で含み得る。これらの有害生物防除剤(すなわち、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、除草剤及び生物剤)についての一般の参考文献は、The Pesticide Manual, 13th Edition, C. D. S. Tomlin, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2003及びThe BioPesticide Manual, 2nd Edition, L. G. Copping, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2001を含む。
【0036】
殺虫剤の非限定的例には、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウ-フルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス又は昆虫病原性真菌、及びこれらの組合せが含まれる。
【0037】
殺真菌剤の非限定的例には、殺真菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、アルジモルフ、アメトクトラジン、アミノピリフェン、アミスルブロム、アリラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル(ベナラキシル-Mを含めた)、ベンダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ(ベンチアバリカルブ-イソプロピルを含めた)、ベンゾビンジフルピル、ベトキサジン、ビナプアクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラストサイジン-S、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、カルボキシン、カルプロパミド、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、水酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、コウモキシストロビン、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジクロベンチアゾクス、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール(ジニコナゾール-Mを含めた)、ジノカップ、ジピメチトロン、ジチアノン、ジチオラン、ドデモルフ、ドジン、エコナゾール、エタコナゾール、エディフェンホス、エノクサストロビン(エネストロブリンとしてまた知られている)、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナミンストロビン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンピコキサミド、フェンプロピディン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン酢酸塩、フェンチンヒドロキシド、ファーバム、フェリムゾン、フロメトキン、フロリルピコキサミド、フルオピモミド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルフェンオキシストロビン、フルインダピル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサピプロリン、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、フサライド(フタリドとしてまた知られている)、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、グアザチン、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸塩、インピルフルキサム、ヨージカルブ、イプコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、イプフルフェノキン、イソフェタミド、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソフルシプラム、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、クレソキシムメチル、ランコトリオン、マンコゼブ、マンジプロパミド、マンデストロビン、マネブ、マパニピリン、メフェントリフルコナゾール、メプロニル、メプチルジノカップ、メタラキシル(メタラキシル-M/メフェノキサムを含めた)、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メチラム、メトミノストロビン、メチルテトラプロール、メトラフェノン、ミクロブタニル、ナフチチン、ネオ-アソジン(メタンアルソン酸第二鉄)、ヌアリモール、オクチリノン、オフレース、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサチアピプロリン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、ペルフルアゾレート、亜リン酸(その塩、例えば、ホセチル-アルミナムを含めた)、ピコキシストロビン、ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロビネブ、プロキナジド、プロチオカルブ、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン(Adepidyn(登録商標))、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラプロポイン、ピラオキシストロビン、ピラジフルミド、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブタカルブ、ピリダクロメチル、ピリフェノックス、ピリオフェノン、ペリソクサゾール、ピリメタニル、ピリフェノックス、ピロールニトリン、ピロキロン、キンコナゾール、キンメチオネート、キノフメリン、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム、セダキサン、シメコナゾール、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テブフロキン、テレクロサラム、テクロフタラム、テクナゼン、テルビナフィン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、チオファネート-メチル、チラム、チアジニル、トルクロホスメチル、トルプロカルブ、トリフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアリモル、トリアゾキシド、三塩基性硫酸銅、トリクロピリカルブ、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリモフラミドトリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリフォリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート(バリフェナールとしてまた知られている)、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、1-[4-[4-[5-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロ-3-イソオキサゾリル]-2-チアゾリル]-1-ピペリジニル]-2-[5-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]エタノン、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0038】
殺線虫剤の非限定的例には、フルオピラム、スピロテトラマト、チオジカルブ、ホスチアゼート、アバメクチン、イプロジオン、フルエンスルホン、二硫化ジメチル、チオキサザフェン、1,3-ジクロロプロペン(1,3-D)、メタム(ナトリウム及びカリウム)、ダゾメット、クロロピクリン、フェナミホス、エトプロホス、カズサフォス、テルブホス、イミシアホス、オキサミル、カルボフラン、チオキサザフェン、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、並びにこれらの組み合わせが含まれる。殺菌剤の非限定的例は、ストレプトマイシンである。殺ダニ剤の非限定的例には、アミトラズ、チノメチオナート、クロロベンジレート、シヘキサチン、ジコホール、ジエノクロール、エトキサゾール、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾックス、プロパルギット、ピリダベン、テブフェンピラド、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0039】
植食性昆虫
植食性昆虫は、植物を餌にすることによって、例えば、茎葉、茎、葉、果物若しくは種子の組織を摂食することによって、又は植物の維管束液を吸うことによって、植物に対して傷害をもたらす無脊椎有害生物を指す。葉を餌とする昆虫は、外部(表面寄生性)であり得るか、又はそれらは、時には特定の細胞型に特化して組織に穴を開け得る。半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目の大部分において植食性昆虫種が存在する。
【0040】
農学的又は非農学的無脊椎有害生物の例としては、ヤガ科のアワヨトウ、ヨトウムシ、シャクトリムシ、及びタバコガ(例えば、ピンクステムボーラー(セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)Walker)、コーンスタークボーラー(セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)Lefebvre)、ヨトウガ(スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)Cramer)、ツマジロクサヨトウ(スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith)、シロイチモンジョトウ(スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner)、コットンリーフワーム(スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)Boisduval)、イエローストリップトアーミーワーム(スポドプテラ・オルニトガーリ(Spodoptera ornithogalli)Guenee)、タマナヤガ(アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)Hufnagel)、ムクナいも虫(アンチカルシア・ゲムマタリス(Anticarsia gemmatalis)Huebner)、グリーンフルーツワーム(リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)Walker)、ヨトウガ(バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)Linnaeus)、ダイズシャクトリムシ(プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)Walker)、キャベツシャクトリムシ(トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner)、ニセアメリカタバコガ(ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)Fabricius))などの、鱗翅目の卵、幼虫及び成虫;メイガ科からのボーラー(穴を開ける虫)、ケースベアラー(繭を作る昆虫)、ウェブワーム(食葉にクモの巣のような巣を作る蝶や蛾の幼虫)、コーンワーム(コーン毛虫)、キャベッジワーム(アオムシ)及びスケレトナイザー(葉を食い荒らす虫)(例えば、ヨーロッパコーンボーラー(オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)Huebner)、ネーブルオレンジワーム(アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)Walker)、コーンルートウェブワーム(クランブス・カリギノセルス(Crambus caliginosellus)Clemens)、芝蠕虫(ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker)、シュガーケーンステムボーラー(チロ・インフスカテルラス(Chilo infuscatellus)Snellen)、トマトスモールボーラー(ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)Guenee)、グリーンリーフホルダー(クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis))、グレープリーフホルダー(デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)Huebner)、メロンワーム(ディアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)Stoll)、キャベッジセンターグラブ(ヘルアラ・ヒダラリス(Helluala hydralis)Guenee)、イエローステムボーラー(スシルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)Walker)、アーリーシュートボーラー(スシルポファガ・インフスカテラス(Scirpophaga infuscatellus)Snellen)、ホワイトステムボーラー(スシルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)Walker)、トップシュートボーラー(スシルポファガ・ニベラ(Scirpophaga nivella)Fabricius)、暗頭ダークヘッドのライスボーラー(チロ・ポリクリスス(Chilo polychrysus)Meyrick)、ストライプドライスボーラー(チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker)、キャベツクラスターいも虫(クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)English)などのソッドウェブワーム(メイガ科:蠕ツトガ科(Crambinae)));ハマキガ科のリーフローラー、ブッドワーム(植物の芽を貪り食う毛虫)、シードワーム、及びフルーツワーム(例えば、コドリンガ(シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus)、グレープベリー蛾(エンドピザ・ビテアナ(Endopiza viteana)Clemens)、ナシノヒメシンクイ(グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)Busck)、ミカンニセコドリンガ(クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)Meyrick)、シトラスボーラー(エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)Lima)、赤色縞リーフローラー(アルギロテニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)Walker)、斜め縞リーフローラー(コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)Harris)、薄茶リンゴ蛾(エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)Walker)、ヨーロッパグレープベリー蛾(エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)Huebner)、リンゴ芽蛾(パンデミス・ピルサナ(Pandemis pyrusana)Kearfott)、雑食性リーフローラー(プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)Walsingham)、縞のある果樹ハマキガ(パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)Huebner)、リンゴ茶色ハマキガ(パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)Denis & Schiffermueller));
並びに多くの他の経済的に重要な鱗翅目(例えば、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus)、ワタアカミムシガの幼虫(ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders)、マイマイガ(リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)Linnaeus)、モモ果実ボーラー(カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)Walsingham)、モモ小枝ボーラー(アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)Zeller)、ジャガイモキバガの幼虫(フトリマエア・オペルキュレラ(Phthorimaea operculella)Zeller)、スポテッドテニフォームリーフマイナー(リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)Fabricius)、アジアリンゴハモグリバエ(リソコレティス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)Matsumura)、ライスリーフフォルダー(レロデア・エウファラ(Lerodea eufala)Edwards)、リンゴハモグリバエ(ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)Zeller));チャバネゴキブリ科及びゴキブリ科からのゴキブリ(例えば、トウヨウゴキブリ(ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)Linnaeus)、アジアゴキブリ(ブラッテラ・アサヒナイ(Blatella asahinai)Mizukubo)、チャバネゴキブリ(ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)Linnaeus)、褐色縞ゴキブリ(スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)Fabricius)、ワモンゴキブリ(ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)Linnaeus)、トビイロゴキブリ(ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)Burmeister)、マデイラゴキブリ(ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)Fabricius))、くすんだ茶色のゴキブリ(ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)Service)、オーストラリアゴキブリ(ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)Fabr.)、ロブスターコックローチ(ナウホエタ・シネレア(Nauphoeta cinerea)Olivier)及びスムースコッローチ(シムプロセ・パレンス(Symploce pallens)Stephens))を含むゴキブリ目の卵、若虫及び成虫;ヒゲナガゾウムシ科、マメゾウムシ科、及びゾウムシ科からのゾウムシ(例えば、ワタミゾウムシ(アントノムス・グランディス(Anthonomus grandis)Boheman)、イネミズゾウムシ(リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)Kuschel)、穀物倉ゾウムシ(シトフィラス・グラナリウス(Sitophilus granarius)Linnaeus)、穀象虫(シトフィラス・オリザエ(Sitophilus oryzae)Linnaeus))、スズメノカラビラゾウムシ(リストロノツス・マキュリコリス(Listronotus maculicollis)Dietz)、ブルーグラスゾウムシ(スフェノフォルス・パルウルス(Sphenophorus parvulus)Gyllenhal)、シバオサゾウムシ(スフェノフォルス・ベナタス・ベスチタス(Sphenophorus venatus vestitus))、デンバービルバグ(スフェノフォルス・シカトリストリツス(Sphenophorus cicatristriatus Fahraeus))を含む甲虫目の卵、葉面摂食、果実摂食、根摂食、種子摂食及び小胞状組織摂食幼虫並びに成虫;
ハムシ科のミノハムシ、キューカンバービートル、根切り虫、ハムシ、ポテトビートル、及びハモグリバエ(例えば、コロラドハムシ(レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say)、ウェスタンコーンルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)LeConte));コガネムシ科からのコガネムシ及び他のカブトムシ(例えば、マメコガネ(ポリリア・ヤポニカ(Popillia japonica)Newman)、セマダラコガネ(アノマラ・オリエンタリス(Anomala orientalis)Waterhouse、エクソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)(Waterhouse)Baraud)、北部コガネカブト(シクロセファラ・ボレアリス(Cyclocephala borealis)Arrow)、南部コガネカブト(シクロセファラ・イマキュラタ(Cyclocephala immaculata)Olivier又はC.ルリダ(C.lurida)Bland)、フンコロガシ及び地虫(コガネムシ種)、クソコガネの一種(アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)Haldeman)、緑がかったコフキコガネ(コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)Linnaeus)、アカビロウドコガネ(マラデラ・カスタネア(Maladera castanea)Arrow)、メイ/ジューンビートル(フィロファガ種(Phyllophaga spp.))並びにヨーロッパコガネムシ(リゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)Razoumowsky));カツオブシムシ科からのカツオブシムシ;コメツキムシ科からのコメツキムシの幼虫;キクイムシ科からのキクイムシ並びにゴミムシダマシ科からのコクヌストモドキが挙げられる。
【0041】
さらに、農学的及び非農学的有害生物には、クギヌキハサミムシ科からのハサミムシ(例えば、ヨーロッパハサミムシ(フォルフィキュラ・オーリキュラリア(Forficula auricularia)Linnaeus)、クロハサミムシ(チェリソチェス・モリオ(Chelisoches morio)Fabricius))を含む革翅目の卵、成虫及び幼虫;カスミカメムシ科からのカスミカメムシ、セミ科からのセミ、オオヨコバイ科からのヨコバイ(例えば、エムポアスカ種(Empoasca spp.))、トコジラミ科からのポテトリーフホッパー、トコジラミ(例えば、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus)、ビワハゴロモ上科及びウンカ科からのウンカ、ツノゼミ科からのツノゼミ、キジラミ科からのキジラミ、コナジラミ科からのコナジラミ、アブラムシ科からのアブラムシ、ネアブラムシ科からのネアブラムシ属昆虫、コナカイガラムシ科からのコナカイガラムシ、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科及びワタフキカイガラムシ科からのカイガラムシ、グンバイムシ科からのグンバイムシ、カメムシ科からのカメムシ、ナガカメムシ科からのアメリカコバネナガカメムシ(例えば、毛深いアメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・ロイコプテルス・ヒルツス(Blissus leucopterus hirtus)Montandon)及び南部アメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・インスラリス(Blissus insularis)Barber))並びにナガカメムシ科からの他の種子害虫、アワフキムシ科からのアワフキムシ、ヘリカメムシ科からのヘリカメムシ、並びにホシカメムシ科からのツツガムシの幼虫及びコットンステイナーなどの半翅目及びヨゴバイ亜目の卵、未熟虫、成虫及び幼虫が含まれる。
【0042】
農学的及び非農学的有害生物にはまた、ハダニ科のクモダニ及びアカダニ(例えば、リンゴハダニ(パノニカス・ウルミ(Panonychus ulmi)Koch)、ナミハダニ(テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)Koch)、McDanielダニ(テトラニクス・マクダニエリ(Tetranychus mcdanieli)McGregor))などのダニ目(ダニ)の卵、幼虫、若虫及び成虫;ヒメハダニ科のフラットマイト(例えば、シトラスフラットマイト(ブレビパルパス・ルイシ(Brevipalpus lewisi)McGregor));フシダニ科のサビダニ及び芽ダニ並びに他の葉面摂食ダニ、及びヒト及び動物の健康に重要なダニ、すなわち、ヒョウヒダニ科のイエダニ、ニキビダニ科のニキビダニ、ニクダニ科のコナダニ;カタダニとして一般に知られる、マダニ科のマダニ(例えば、シカダニ(イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)Say)、オーストラリアまひダニ(イクソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)Neumann)、アメリカイヌダニ(デルマセンター・バリアビリス(Dermacentor variabilis)Say)、ローンスターチック(アンブリオマ・アメリカナム(Amblyomma americanum)Linnaeus))及び軟ダニとして一般に知られる、ヒメダニ科のマダニ(例えば、回帰熱マダニ(オルニトドロス・ツリカタ(Ornithodoros turicata)、一般家禽マダニ(アルガス・ラジアツス(Argas radiatus));キュウセンダニ、シラミダニ、及びヒゼンダニ科のヒゼンダニ及び疥癬虫;グラスホッパー、バッタ及びコオロギ(例えば、移住性グラスホッパー(例えば、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)Fabricius、M.ディファレンシャリス(M. differentialis)Thomas)、アメリカグラスホッパー(例えば、シストセルカ・アメリカーナ(Schistocerca americana)Drury)、砂漠バッタ(シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)Forskal)、トノサマバッタ(ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)Linnaeus)、ブッシュローカスト(ゾノセラス種(Zonocerus spp.)、イエコオロギ(アセタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)Linnaeus)、ケラ(例えば、黄褐色ケラ(スカプテリスクス・ビシナス(Scapteriscus vicinus)Scudder)及び南部ケラ(スカプテリスクス・ボレリイ(Scapteriscus borellii)Giglio-Tos))を含む直翅目の卵、成虫及び若虫;ハモグリバエ(例えば、マメ野菜ハモグリバエ(リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)Blanchard)などのリリオミザ属種(Liriomyza spp.))、小昆虫、ミバエ(ミバエ科)、フリットフライ(例えば、オスシネラ・フリット(Oscinella frit)Linnaeus)、ソイルマゴット、イエバエ(例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)Linnaeus)、小イエバエ(例えば、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)Linnaeus、F.フェモラリス(F.femoralis)Stein)、サシバエ(例えば、ストモキシズ・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)Linnaeus)、フェースフライ、ノサシバエ、クロバエ(例えば、クリソミア種(Chrysomya spp.)、ホルミア種(Phormia spp.))、及び他のキンバエ有害生物、ウマバエ(例えば、タバヌス種(Tabanus spp.)、ウマバエの幼虫(例えば、ガストロフィルス種(Gastrophilus spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ウシバエ(例えば、ハイポデルマ種(Hypoderma spp.))、メクラアブ(例えば、クリソップス種(Chrysops spp.))、ヒツジシラミバエ(例えば、メロファグス・オビヌス(Melophagus ovinus)Linnaeus)及び他の短角類、蚊(例えば、アエデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、ブヨ(例えば、プロシムリウム種(Prosimulium spp.))、シムリウム種(Simulium spp.))、ヌカカ、サンドフライ、クロバネキノコバエ類、並びに他の長角亜目を含む双翅目の卵、成虫及び若虫;ネギアザミウマ(トリプス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman)、ヒラズハナアザミウマ(フランクリニエラ種(Frankliniella spp.))、及び他の葉面摂食アザミウマを含む総翅目の卵、成虫及び若虫;フロリダオオアリ(カムポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)Buckley)、アカオオアリ(カムポノツス・フェルギネウス(Camponotus ferrugineus)Fabricius)、クロオオアリ(カムポノツス・ペンシルバニクス(Camponotus pennsylvanicus)De Geer)、シロアシアリ(テクノミルメックス・アルビペス(Technomyrmex albipes)fr. Smith)、オオアタマアリ(フェイドール種(Pheidole sp.))、ゴーストアント(タピノマ・メラノセファルム(Tapinoma melanocephalum)Fabricius);ファラオ(Pharaoh)アリ(モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)Linnaeus)、チビヒアリ(ワスマニア・アウロプンクタータ(Wasmannia auropunctata)Roger)、カミアリ(ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)Fabricius)、ヒアリ(ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)Buren)、アルゼンチンアリ(イリドミルメックス・フミリス(Iridomyrmex humilis)Mayr)、クレイジー・アント(パラトレキナ・ロンギコルニス(Paratrechina longicornis)Latreille)、ペイブメントアント(テトラモリウム・カエスピツム(Tetramorium caespitum)Linnaeus)、トウモロコシ畑蟻(ラシウス・アリエヌス(Lasius alienus)Foerster)及び臭いのあるイエアリ(タピノマ・セシル(Tapinoma sessile)Say)を含むアリ類科のアリを含む膜翅目の害虫が含まれる。ハナバチ(クマバチを含む)、スズメバチ、イエロー・ジャケット、カリバチ、及びハバチ(ネオジプリオン(Neodiprion)種;セフス(Cephus)種) を含む他の膜翅目;シロアリ科(例えば、マクロテルメス属種(Macrotermes sp.)、オドントテルメス・オベサス(Odontotermes obesus)Rambur)、レイビシロアリ科(例えば、クリプトテルメス属種(Cryptotermes sp.)、及びミゾガシラシロアリ科(例えば、レチクリテルミス種(Reticulitermes sp.)、コプトテルメス種(Coptotermes sp.)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)Hagen)科のシロアリ、東部地下シロアリ(レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)Kollar)、西部地下シロアリ(レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus)Banks)、イエシロアリ(コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)Shiraki)、ウエストインディアンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・イミグランス(Incisitermes immigrans)Snyder)、パウダーポストシロアリ(クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)Walker)、ドライウッドシロアリ(インシシテルメス・スナイデリ(Incisitermes snyderi)Light)、南東部地下シロアリ(レチクリテルメス・バージニカス(Reticulitermes virginicus)Banks)、ウェスタンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・ミノル(Incisitermes minor)Hagen)、ナスティテルメス属種(Nasutitermes sp.)などの樹上シロアリ並びに経済的に重要な他のシロアリを含む他の等翅目の害虫;セイヨウシミ(レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)Linnaeus)及びマダラシミ(テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)Packard)などのシミ目の害虫;食毛目の、そしてアタマジラミ(ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)De Geer)、ヒトジラミ(ペジクルス・フマヌス(Pediculus humanus)Linnaeus)、ニワトリジラミ(メナカンタス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)Nitszch)、犬刺咬シラミ(トリコデクテス・カニス(Trichodectes canis)De Geer)、綿毛状シラミ(ゴニオコテス・ガリナエ(Goniocotes gallinae)De Geer)、ヒツジジラミ(ボビコラ・オビス(Bovicola ovis)Schrank)、ウシジラミ(ヘマトピナス・ユーリステルナス(Haematopinus eurysternus)Nitzsch)、ハナナガウシジラミ(リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)Linnaeus)並びにヒト及び動物を攻撃する他の吸血及び刺咬寄生性シラミを含む害虫;オリエンタルラットノミ(キセノプシラ・チェオピス(Xenopsylla cheopis)Rothschild)、ネコノミ(シテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)Bouche)、イヌノミ(シテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)Curtis)、ニワトリノミ(セラトフィラス・ガリナエ(Ceratophyllus gallinae)Schrank)、吸着蚤(エキドノファガ・ガリナセア(Echidnophaga gallinacea)Westwood)、ヒトノミ(プレックス・イリタンス(Pulex irritans)Linnaeus)並びに哺乳類及び鳥類に影響を及ぼす他のノミを含むノミ目の害虫。カバーされる追加の節足動物有害生物には、ドクイトグモ(ロクソスセレス・レクルーサ(Loxosceles reclusa)Gertsch & Mulaik)及びクロゴケグモ(ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)Fabricius)などの真正クモ目のクモ、並びにゲジゲジ(スクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)Linnaeus)などのゲジ目のムカデ類が含まれる。
【0043】
貯蔵穀物の無脊椎有害生物の例としては、ナガシンクイムシ(プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus))、コナガシンクイムシ(リゾペルタ・ドミニカ(Rhyzopertha dominica))、穀象虫(スチオフィラス・オリザエ(Stiophilus oryzae))、コクゾウムシ(スチオフィラス・ジーマイス(Stiophilus zeamais))、ササゲゾウムシ(カロソブルーカス・マキュラタス(Callosobruchus maculatus))、コクヌストモドキ(トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum))、穀物倉ゾウムシ(スチオフィラス・グラナリウス(Stiophilus granarius))、ノシメマダラメイガ(プロディア・インタープンクテラ(Plodia interpunctella))、地中海コクヌストモドキ(エフェスチア・クーニエラ(Ephestia kuhniella))及びカクムネヒラタムシ又はコクゾウムシ(rusty grain beetle)(クリプトレスティス・フェルギネウス(Cryptolestis ferrugineus)が挙げられる。
【0044】
本開示の組成物は、経済的に重要な農業有害生物(すなわち、メロイドギネ属(Meloidogyne)の根瘤線形動物、プラチレンクス属(Pratylenchus)のネグサレセンチュウ(lesion nematodes)、トリコドルス属(Trichodorus)のユミハリセンチュウ(stubby root nematodes)など)並びに動物及びヒト健康有害生物(すなわち、馬における普通円虫(Strongylus vulgaris)、犬におけるイヌ回虫(Toxocara canis)、羊における捻転胃虫(Haemonchus contortus)、犬における犬糸状虫(Dirofilaria immitis Leidy)、馬における寄生蠕虫類(Anoplocephala perfoliata)、反すう動物における肝テツ(Fasciola hepatica Linnaeus)などの、すべての経済的に重要な吸虫、条虫、及び回虫など)などの、しかしそれらに限定されない円虫目、カイチュウ目、蟯虫、桿線虫目、旋尾線虫目、及びエノプルス目の商業的に重要なメンバーを含む線虫綱、条虫綱、吸虫綱、及びこう頭虫鋼のメンバーへの活性を有する可能性がある。
【0045】
本開示の組成物は、鱗翅目の有害生物(例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)Huebner(コットンリーフワーム)、アルキプス・アルギロスピラ(Archips argyrospila)Walker(フルーツツリーリーフローラー)、A.ロサナ(A.rosan)Linnaeus(ヨーロッパリーフローラー)及び他のアルキプス種、チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker(ライスステムボーラー)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrosis medinalis)Guenee(ライスリーフローラー)、クランブス・カリギノセルラス(Crambus caliginosellus)Clemens(コーンルートウェブワーム)、クランブス・テテレルス(Crambus teterrellus)Zincken(ブルーグラスウェブワーム)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus(コドリンガ)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)Boisduval(スパイニーボウルワーム)、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)Fabricius(スポテッドボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)Huebner(アメリカボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・ゼア(Helicoverpa zea)Boddie(アメリカタバコガの幼虫)、ヘリオティス・ビレスセンス(Heliothis virescens)Fabricius(ニセアメリカタバコガ)、ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker(ソッドウェブワーム)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)Denis & Schiffermueller(グレープベリー蛾)、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders(ワタアカミムシガの幼虫)、フィロクニスティス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)Stainton(ミカンハモグリバエ)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)Linnaeus(ラージホワイトバタフライ)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)Linnaeus(スモールホワイトバタフライ)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus(コナガ)、スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner(シロイチモンジョトウ)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)Fabricius(ハスモンヨトウ、クラスターいも虫)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith(ツマジロクサヨトウ)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner(キャベツシャクトリムシ)及びツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)Meyrick(トマトハモグリバエ))に対して活性を有する可能性がある。
【0046】
本開示の組成物は、アシルトシホン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)Harris(エンドウピゲナガアブラムシ)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)Koch(ササゲアブラムシ)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)Scopoli(黒豆アブラムシ)、アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii)Glover(ワタアブラムシ、メロンアブラムシ)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)De Geer(リンゴアブラムシ)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)Patch(スピレアエイフィッド)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)Kaltenbach(フォックスグローブエイフィッド)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)Cockerell(イチゴアブラムシ)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)Kurdjumov/Mordvilko(ロシアコムギアブラムシ)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)Paaserini(バラ色リンゴアブラムシ)、エリオソマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum)Hausmann(リンゴワタムシ)、ハイアロプテラス・プルニ(Hyalopterus pruni)Geoffroy(ミーリープラムエイフィッド)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)Kaltenbach(ニセダイコンアブラムシ)、メトポロフィウム・ジルホズム(Metopolophium dirrhodum)Walker(穀物アブラムシ)、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)Thomas(ジャガイモアブラムシ)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)Sulzer(ピーチ-ポテトエイフィッド、モモアカアブラムシ)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)Mosley(レタスアブラムシ)、天疱瘡種(Pemphigus spp.)(根アブラムシ及びこぶアブラムシ)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)Fitch(トウモロコシアブラムシ)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)Linnaeus(バードチェリー-オートエイフィッド)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)Rondani(ムギミドリアブラムシ)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)Fabricius(イングリッシュグレインアフィド)、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)Buckton(スポテッドアルファルファエイフィッド)、トキソプテラ・オーランチイ(Toxoptera aurantii)Boyer de Fonscolombe(黒ミカンアブラムシ)、及びトキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)Kirkaldy(茶ミカンアブラムシ);アデルゲス属(Adelges)種(カサアブラムシ);フィロキセラ・デバスタトリクス(Phylloxera devastatrix)Pergande(ペカンフィロキセラ);ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)Gennadius(タバココナジラミ、ワタコナジラミ)、ベミシア・アルゲンチフォリ(Bemisia argentifolii)Bellows & Perring(シルバーリーフコナジラミ)、ディアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)Ashmead(ミカンコナジラミ)及びトリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporariorum)Westwood(オンシツコナジラミ);エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)Harris(ポテトリーフホッパー)、ラオデルファックス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)Fallen(スモーラーブラウンプラントホッパー)、マクロレステス・クアドリリネアツス(Macrolestes quadrilineatus)Forbes(アスターリーフホッパー)、ネフォテティクス・シンチセプス(Nephotettix cinticeps)Uhler(グリーンリーフホッパー)、ネフォテティクス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)Stal(ライスリーフホッパー)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)Stal(トビイロウンカ)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)Ashmead(コーンプラントホッパー)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)Horvath(ホワイトバックドプラントホッパー)、ソガトデス・オリジコラ(Sogatodes orizicola)Muir(ライスデルファシッド)、ティフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)McAtee(ホワイトアップルリーフホッパー)、エリスロネオウラ属(Erythroneoura)種(グレープリーフホッパー);マギシダダ・セプテンデシム(Magicidada septendecim)Linnaeus(周期ゼミ);イセルヤ・プルチャシ(Icerya purchasi)Maskell(ワタフキカイガラムシ)、クアドラスピディオツス・ペルニシオサス(Quadraspidiotus perniciosus)Comstock(サンホセカイガラムシ);プラノコッカス・シトリ(Planococcus citri)Risso(ミカンコナカイガラムシ);シュードコッカス属(Pseudococcus)種(他のコナカイガラムシ複合体);カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)Foerster(ホタホシナシキジラミ)、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)Ashmead(柿キジラミ)を含む同翅目からのメンバーへの著しい活性を有し得る。
【0047】
本開示の組成物はまた、アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)Say(ミナミアオカメムシ)、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)De Geer(スカッシュ・バグ)、ブリサス・ロイコプテラス(Blissus leucopterus)Say(アメリカコバネナガカメムシ)、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus(トコジラミ)、コリツカ・ゴシッピー(Corythuca gossypii)Fabricius(コットンレースバグ)、シルトペルチス・モデスタ(Cyrtopeltis modesta)Distant(トマトバグ)、ディスデルカス・スツレルス(Dysdercus suturellus)Herrich-Schaeffer(コットンステイナー)、オイチスタス・セルバス(Euchistus servus)Say(ブラウンスティンクバグ)、オイチスタス・バリオラリウス(Euchistus variolarius)Palisot de Beauvois(ワンスポッテッドスティンクバグ)、ヒメマダラカメムシ(Graptosthetus)種(シードバグの複合体)、ハリモルファ・ハリス(Halymorpha halys)Stal(褐色大理石様スティンクバグ)、レプトグロッスス・コルクルス(Leptoglossus corculus)Say(リーフフーティッドパインシードバグ)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)Palisot de Beauvois(ミドリメクラガメ)、ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula)Linnaeus(サザーングリーンスティンクバグ)、オエバラス・プグナクス(Oebalus pugnax)Fabricius(ライススティンクバグ)、オンコペルタス・ファシアタス(Oncopeltus fasciatus)Dallas(ラージミルクウィードバグ)、シューダトモスセリス・セリアツス(Pseudatomoscelis seriatus)Reuter(コットンフリーホッパー)を含む半翅目からのメンバーへの活性を有し得る。本開示の化合物によって駆除される他の昆虫目には、総翅目(例えば、フランクリニエラ・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)Pergande)(ミカンキイロアザミウマ)、シルトトリップス・シトリ(Scirthothrips citri)Moulton(ミカンアザミウマ)、セリコスリップス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)Beach(大豆アザミウマ)、及びスリップス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman(ネギアザミウマ);並びに甲虫目(例えば、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say(コロラドハムシ)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)Mulsant(インゲンテントウ)及びアグリオテス(Agriotes)属、アトウス(Athous)属又はリモニウス(Limonius)属のハリガネムシ)が含まれる。
【0048】
いくつかの態様において、本開示の組成物は、ミカンキイロアザミウマ(フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ポテトリーフホッパー(エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ワタアブラムシ(アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella L.))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、シルバーリーフコナジラミ(シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii Bellows & Perring))を防除するのに有用である。
【0049】
本開示のシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、甲虫類(Coleoptera)、ハムシ科(Chrysomelidae)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)ビーンリーフビートル、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)テンサイトビハムシ、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)インゲンテントウ、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)ポテトトビハムシ、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)シリアルリーフビートル、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コイトリンクス・ナピ(Ceutorhynchus napi)キャベツステムゾウムシ、コイトリンクス・クアドリデンス(Ceutorhynchus quadridens)キャベツ薹シギゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、ヒペラ・ブルネイペンニス(Hypera bruneipennis)エジプトアルファルファゾウムシ、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)アルファルファゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、ケシキスイムシ科(Nitidulidae)、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、ウジ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、双翅類(Diptera)、ハモグリバエ科(Agromyzidae)、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ハナバエ科(Anthomyiidae)、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、イエバエ科(Muscidae)、アテリゴナ・オリザ(Atherigona oryzae)ライス実生ハエ、ハネオレバエ科(Psilidae)、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミバエ科(Tephritidae)、アナストレファ・フラテルクルス(Anastrepha fraterculus)サウスアメリカショウジョウバエ、アナストレファ・ルデンス(Anastrepha ludens)メキシコショウジョウバエ、アナステルファ・ストリアタ(Anasterpha striata)グアバショウジョウバエ、バクトロセラ・ククルビタ(Bactrocera cucurbitae)メロンハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、半翅類(Hemiptera)、コナジラミ科(Aleyrodidae)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)キャベツコナジラミ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)シトラスコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、
温室コナジラミ、アブラムシ科(Aphididae)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)ダイズアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)クロウメモドキアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ブラキカウズス・ペルシカ(Brachycaudus persicae)ブラックモモアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)ヨーロッパクルミアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)ミーリープラムアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)プラムアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)スポテッドアルファルファアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)リーフホッパー/ヨコバイ複合体、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、ホルテンシア・シミリス(Hortensia similis)一般のグリーンリーフホッパー、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、ジャコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)ワタヨコバイ、ツマグロリーフホッパー属(Nephotettix)の種であるライスグリーンリーフホッパー複合体、チフロシバ・ロサ(Typhlocyba rosae)ローズリーフホッパー、チフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー、ヘリカメムシ科(Coreidae)レプトコリサ・オラトリウス(Leptocorisa oratorius)ライスバグ、ライスイヤーバグ、パディーバグ、ウンカ科(Delphacidae)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、マルカイガラムシ科(Diaspididae)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、アオバハゴロモ科(Flatidae)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)シトラスアオバハゴロモ、カメムシ科(Pentatomidae)、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、エデッサ属(Edessa)の種であるカメムシ、キジラミ科(Psyllidae)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、トリオザ・オイゲニア(Trioza eugeniae)ユージェニアキジラミ、リリーピリーキジラミ、膜翅類(Hymenoptera)ハバチ科(Tenthredinidae)、ホプロカンパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)ヨーロッパアップルハバチ、鱗翅類(Lepidoptera)、ツトガ科(Crambidae)、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、
キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)ピンクボウルワーム、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ホソガ科(Gracillariidae)、グラシラリア・テイボラ(Gracillaria theivora)チャハマキムシ、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、フィロノリクテル・コリホリエラ(Phyllonorycter coryfoliella)ナッツリーフブリスターガ、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)アップルブロッチリーフマイナー、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・エルマエラ(Phyllonorycter elmaella)ウエスタンテンチフォームリーフマイナー、セセリチョウ科(Hesperiidae)、ボルボ・シナラ(Borbo cinara)ライスハマキムシ、ハモグリガ科(Lyonetiidae)、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)ナシノハブリスターガ、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)モモ、リーフマイナー、ヤガ科(Noctuidae)、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)ハスモンヨトウ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オートグラファカリフォルニアアルファルファシャクトリムシ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、クリソデイキシス・カルシテス(Chrysodeixis chalcites)グリーンガーデンシャクトリムシ、クリソデイキシス・エリオソマ(Chrysodeixis eriosoma)グリーンセミルーパー、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)エジプトボウルワーム、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)ノーザンラフボウルワーム、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)グラニュレイトネキリムシ、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プロデニア・オルニトガリ(Prodenia ornithogalli)イエローストリップトヨトウムシ、プソイダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)真のヨトウムシ、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、コハモグリガ科(Phyllocnistidae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、シロチョウ科(Pieridae)、コリアス・オイリテム(Colias eurytheme)アルファルファイモムシ、レプトホビア・アリパ(Leptophobia aripa)緑目白色、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツイモムシ、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)ワタイモムシ、ジアファニア・ニチダルチス(Diaphania nitidaltis)メロンワーム、ヘルラ・ヒドラリス(Hellula hydralis)キャベツセンターウジ、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)キャベツウェブワーム、レロデア・オイファラ(Lerodea eufala)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)ビーンポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)スモールトマトボーラー、ニンフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)ライス毛翅目幼虫、
オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、マンズカ・セキスタ(Manduca sexta)トマトイモムシ、タバコイモムシ、スメリンツス属(Smerinthus)の種であるスズメガ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア・プルケラナ(Argyrotaenia pulchellana)グレープハマキガ、アルギロタエニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)赤色縞ハマキムシ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、シジア・プルニボラ(Cydia prunivora)小アップルワーム、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)アップルブラウンハマキガ、パンデミス・リミタタ(Pandemis limitata)3本線ハマキムシ、パラミエロイス・トランスイテラ(Paramyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、プラチノタ・イダオイサリス(Platynota idaeusalis)タフテッドアップルバッドガ、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)雑食性ハマキムシ、総翅類(Thysanoptera)、アザミウマ科(Thripidae)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)一般のブロッサムアザミウマ、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)イースタンフラワーアザミウマ、メガルロトリプス・スジョステドチ(Megalurothrips sjostedti)ササゲアザミウマ、メガルロトリプス・ウシタツス(Megalurothrips usitatus)ビーンブロッサムアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、セリコトリプス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)ダイズアザミウマ、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)オリエンタルライスアザミウマ、アザミウマアリゾネンシス(Thrips arizonensis)ワタアザミウマ、アザミウマメリジオナリス(Thrips meridionalis)モモアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0050】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0051】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0052】
本開示のクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、:甲虫類(Coleoptera)(ハムシ科(Chrysomelida)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、リストロノツス・マクリコリス(Listronotus maculicollis)スズメノカタビラゾウムシ、オリゾファグス・オリザ(Oryzophagus oryzae)ライスウォーターゾウムシ、スフェノホルス属(Sphenophorus)の種であるゾウムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)クソコガネの一種、アホジウス属(Aphodius)の種であるオオタマオシコガネ、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、シクロセファラ属(Cyclocephala)の種であるコガネカブト、エキソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)オリエンタルカブトムシウジ、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)アジアガーデンカブトムシ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、及びリゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)ヨーロッパコガネムシ);双翅類(Diptera)(ハモグリバエ科(Agromyzidae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、及びリリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー);半翅類(Hemiptera)(コナジラミ科(Aleyrodidae)、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、及びチフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー);等翅目(Isoptera)(ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、シロアリ科(Termitidae)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ);並びに鱗翅類(Lepidoptera)(ヒトリガ科(Arctiidae)、エスチグメン・アクレア(Estigmene acrea)アメリカヒトリガの幼虫、ツトガ科(Crambidae)、アキラ・ランタリス(Achyra rantalis)ガーデンウェブワーム、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、シャクガ科(Geometridae)、オペロフテラ・ブルマタ(Operophthera brumata)ナミスジフユナミシャク、ホソガ科(Gracilaridae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、リトコレチス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ハモグリガ科(Lyonetidae)、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、ナシノハブリスターガ、ヤガ科(Noctuidae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンフィピラ・ピルアミドイデス(Amphipyra pyramidoides)コブグリーンフルーツワーム、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、アウトグラファ・ガンマ(Autographa gamma)一般のガンマキンウワバ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、エアリアス属(Earias)の種(すなわち、フエゲリアナ(huegeliana)、インスラナ(insulana)、ビテラ(vitella))ラフ、とげのある、ノーザンラフボウルワーム、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)グリーンフルーツワーム、ヨトウガ(Mamestra brassicae)キャベツガ、オルトシア・ヒビスシ(Orthosia hibisci)グリーンフルーツワーム、ファラエノイデス・グリシナ(Phalaenoides glycinae)グレープバインモス、フィトメトラ・アクタ(Phytometra acuta)トマトセミルーパー、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、シロチョウ科(Pieridae)、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、クランブス属(Crambus)の種である切芝ウェブワーム、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツクラスターイモムシ、ジアファニア属(Diaphania)の種(すなわち、ヒアリナタ(hyalinata)、ニチダリス(nitidalis))であるメロンワーム、ピクルスワーム、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)小ストークボーラー、エベルゲスチス・リモサリス(Evergestis rimosalis)クロスストリップトアオムシ、ヘジルエプタ・インジカタ(Hedylepta indicata)ダイズリーフフォルダー、ヘルラ属(Hellula)の種(すなわち、ヒドラリス(hydralis)、ウンダリス(undalis))であるキャベツセンターウジ、キャベツウェブワーム、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、マルカ属(Maruca)の種であるポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)トマトスモールボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、スズメガ属(Manduca)の種(すなわち、キンクマクラタ(quinquemaculata)、セキスタ(sexta))であるトマト/タバコイモムシ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア属(Argyrotaenia)の種(すなわち、プルケラナ(pulchellana)、ベルチナナ(velutinana))であるグレープハマキガ、赤色縞ハマキムシ、ボナゴタ・クラナオデス(Bonagota cranaodes)ブラジルアップルハマキムシ、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)ニセコドリンガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)シトラスボーラー、エンドピザ・ビタナ(Endopiza vitana)グレープベリーガ、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)ライトブラウンアップルガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガ、パンデミス属(Pandemis)の種(すなわち、セラサナ(cerasana)、ヘパラナ(heparana)、縞のある果樹ハマキガ、リミタタ(limitata)、ピルサナ(pyrusana))であるアップルブラウンハマキガ、3本線ハマキムシ、アップルパンデミック、プラチノタ属(Platynota)の種(すなわち、イダオイサリス(idaeusalis)、スツルタナ(stultana))であるタフテッドアップルバッドガ、雑食性ハマキムシ、マダラガ科(Zygaenidae)、及びハリシナ属(Harrisina)の種(すなわち、アメリカナ(americana)、ブリリアンス(brillians))であるグレープリーフ/ウエスタングレープリー葉を食い荒らす幼虫)に対して有効である。
【0053】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0054】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0055】
植物
このように、これらの本組成物は、農学的農作物、他の非農学的園芸作物及び植物を植食性の無脊椎有害生物から保護するのに有用である。この有用性は、遺伝子工学(すなわち、遺伝子組換え)によって導入されたか、又は有利な形質を提供するために突然変異誘発によって改変された遺伝物質を含有する作物及び他の植物(すなわち、農学的及び非農学的の両方)を保護することを含む。このような形質の例には、除草剤への耐性、植食性有害生物(例えば、昆虫、ダニ、アブラムシ、クモ、線虫、カタツムリ、植物病原性真菌、細菌及びウィルス)への抵抗性、改善された植物成長、不利な成長条件、例えば、高温若しくは低温、低い若しくは高い土壌湿気、及び高塩分への耐性の増加、開花若しくは結果の増加、収穫収量の増加、より急速な成熟、収穫産物のより高い質及び/若しくは栄養価、又は収穫産物の改善された貯蔵若しくは加工特性が含まれる。トランスジェニック植物は、複数の形質を発現するように改変することができる。遺伝子工学又は突然変異誘発によって実現される形質を含有する植物の例には、殺虫性バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素を発現しているコーン、綿、ダイズ及びジャガイモの変種、例えば、YIELD GARD(登録商標)、KNOCKOUT(登録商標)、STARLINK(登録商標)、BOLLGARD(登録商標)、NuCOTN(登録商標)及びNEWLEAF(登録商標)、INVICTA RR2PRO(商標)、並びにコーン、綿、ダイズ及びナタネの除草剤耐性変種、例えば、ROUNDUP READY(登録商標)、LIBERTY LINK(登録商標)、IMI(登録商標)、STS(登録商標)及びCLEARFIELD(登録商標)、並びにグリホサート除草剤に対する抵抗性を実現するN-アセチルトランスフェラーゼ(GAT)を発現している作物、又はアセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害する除草剤に対する抵抗性を実現するHRA遺伝子を含有する作物が含まれる。本組成物は、遺伝子工学によって導入されたか、又は突然変異誘発によって改変された形質と相乗的に相互作用し、このように、形質の表現型発現若しくは有効性を増進し得るか、又は本化合物及び組成物の無脊椎有害生物防除の有効性を増加させ得る。特に、本組成物は、無脊椎有害生物に対して毒性であるタンパク質又は他の天然物の形質発現と相乗的に作用して、これらの有害生物の相加的を超える防除を実現し、すなわち、それら個別の効果を合計したより大きな複合効果を生じさせ得る。
【0056】
本開示の範囲内の植物は、作物、野菜、果物、果樹以外の樹木、芝生、及び他の使用(花、バイオ燃料植物及び観賞用茎葉)を含む。作物は、コーン、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、綿、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、ビート、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、及び当技術分野において公知の他のものを含む。野菜は、ナス科の野菜(例えば、ナス、トマト、ピーマン、コショウ及びジャガイモ);ウリ科の野菜(例えば、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、及びメロン);アブラナ科の野菜(例えば、ダイコン、カブラ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、及びカリフラワー);キク科の野菜(例えば、ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク及びレタス);ユリ科の野菜(例えば、ネギ、タマネギ、ニンニク及びアスパラガス);セリ科の野菜(例えば、ニンジン、パセリ、セロリ及びパースニップ);アカザ科の野菜(例えば、ホウレンソウ及びスイスチャード);並びにシソ科の野菜(例えば、エゴマ(Perilla frutescens)、ミント及びバジル)を含む。果物は、仁果類(例えば、リンゴ、セイヨウナシ、ニホンヤマナシ、カリン及びマルメロ);核果類(例えば、モモ、セイヨウスモモ、ネクタリン、ウメ(Prunus mume)、桜桃、アンズ及びプルーン);柑橘類果実(例えば、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)、オレンジ、レモン、ライム及びグレープフルーツ);木の実(例えば、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ペカン、ピスタチオ、カシューナッツ及びマカデミアナッツ);液果類(例えば、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、イチゴ、及びラズベリー);ブドウ;カキ;カキの木;オリーブ;スモモ;バナナ;コーヒー;ナツメヤシ;ココナツ;並びに油ヤシを含む。果樹以外の樹木は、茶;マルベリー;並びに他の樹木(例えば、セイヨウトネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ(Ginkgo biloba)、ライラック、カエデ、カシ属(Quercus)、ポプラ、ユダの木、フウ(Liquidambar formosana)、スズカケノキ、ケヤキ、クロベ、モミの木、ツガ、ビャクシン、マツ属(Pinus)、トウヒ属(Picea)、イチイ(Taxus cuspidate)、ニレ及びトチノキ)、サンゴジュ、イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、及びカナメモチ(Photinia glabra))を含む。芝生使用は、芝(例えば、シバ(Zoysia japonica)、コウシュンシバ(Zoysia matrella));ギョウギシバ;ベントグラス;フェスツカ(festucae);ドクムギを含む。花使用は、バラ、カーネーション、キク、ユーストマ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、ゲンチアナ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デイジー、シンビジウム及びベゴニアを含む。バイオ燃料植物は、ジャトロファ属(jatropha)、ベニバナ、カメリナ、スイッチグラス、ジャイアントミスカンサス(Miscanthus giganteus)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ダンチク(Arundo donax)、ケナフ、キャッサバ、及びヤナギを含む。
【0057】
非農学的使用
非農学的使用は、作物の田畑以外の領域における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用は、貯蔵された穀物、マメ及び他の食料品における、並びに繊維製品、例えば、衣類及びカーペットにおける無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、観賞植物、森林、庭、道路脇及び鉄道路、並びに芝地上、例えば、芝生、ゴルフコース及び牧草地における無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、ヒト及び/又はペット、家畜、牧場の動物、動物園の動物若しくは他の動物が占有し得る家及び他の建物における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用はまた、建物において使用される木材又は他の構造材料を損傷し得る有害生物、例えば、シロアリの防除を含む。
【0058】
本組成物の非農学的使用はまた、寄生性であるか、又は感染症をうつす、無脊椎有害生物を防除することによってヒト及び動物の健康を保護することを含む。動物寄生生物の防除は、宿主動物の体の表面(例えば、肩、腋窩、腹部、大腿部の内側部)に寄生する外部寄生生物、及び宿主動物の体の内部(例えば、胃、腸、肺、静脈、皮下、リンパ組織)に寄生する内部寄生生物を防除することを含む。外部寄生性又は疾患媒介有害生物には、例えば、ツツガムシ、マダニ、シラミ、カ、ハエ、ダニ及びノミが含まれる。内部寄生生物には、犬糸状虫、十二指腸虫及び蠕虫が含まれる。本開示の組成物は、動物上の寄生生物による寄生又は感染の全身的及び/又は非全身的防除に適している。本開示の組成物は、外部寄生性又は疾患媒介有害生物と闘うのに特に適している。本開示の組成物は、農作業動物、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、バッファロー、ウサギ、めんどり、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ及びハチ;ペット動物及び家畜、例えば、イヌ、ネコ、ペットの鳥及び観賞魚;並びにいわゆる実験動物、例えば、ハムスター、モルモット、ラット及びマウスに寄生する寄生生物と闘うのに適している。これらの寄生生物と闘うことによって、致死率及びパフォーマンスの低減(肉、乳、羊毛、皮、卵、はちみつなどに関して)が低減し、その結果、本開示の組成物を施用することは、動物のより経済的で単純な畜産を可能とする。
【0059】
水は、媒体として任意選択で使用される。一実施形態では、水は、本質的に存在しない。一実施形態では、水は、少なくとも約30重量%の量で存在する。一実施形態では、水は、少なくとも約35重量%の量で存在する。
【0060】
分散剤は、配合物において活性成分を分散させ、水への分散の後に集塊を防止することができる。一実施形態では、分散剤は、ナフタレンスルホネート誘導体又はリグノスルホネート誘導体から選択される。
【0061】
いくつかの態様において、分散剤は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含み得る。ポリマー界面活性剤は、これらに限定されないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー及び星形ポリマーを含めたいくつかのカテゴリーに分類される。ポリマー界面活性剤は、非イオン性又はアニオン性でよい。ブロックコポリマーの非限定的例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長するPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。非イオン性ポリマーの非限定的例は、Break Thru(登録商標)DA647である。アニオン性ポリマーの非限定的例は、変性スチレンアクリルポリマー(例えば、Metasperse(商標)550s)又はリグノスルホネートの塩(例えば、Reax88B又はBorresperse NA)である。
【0062】
一実施形態では、分散剤は、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、分散剤は、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、分散剤は、リグノスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウム塩、リグノスルホン酸、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、分散剤は、Atlox4913、Atlas(商標)G-5000、Morwet D425、並びにこれらの組合せから選択される。別の実施形態では、分散剤は、アニオン性分散剤から選択される。別の実施形態では、アニオン性分散剤は、これらに限定されないが、アルキルナフタレンスルホネート縮合物(例えば、Morwet D-400及びMorwet D-809)、リグニンスルホネート(例えば、Reax88B及びPolyfon F)、リグニン及びナフタレンスルホネートのブレンド(例えば、Morwet D-360及びMorwet D-390)、Morwet D-500(Morwet D-425及びブロックコポリマーのブレンド)、フェノールスルホネート縮合物(例えば、Vultamol(登録商標)DN)、ポリアクリレート(例えば、Agrilan789及びAgrilan700)、ポリアクリレートグラフトコポリマー(例えば、Dispersogen ACP120)、脂肪酸メチルタウリドのナトリウム塩(例えば、Hostapon TPHC)、クレゾール-ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム塩(例えば、Dispersogen1494)、スチレンアクリルコポリマー(例えば、Metasperse 550S)、アルコキシレート脂肪アルコールリン酸エステル(例えば、Crodafos C10/5A及びDextrol OC-180)、アリールフェノールエトキシレートリン酸エステル(例えば、Soprophor FLK)、アリールフェノールエトキシレート硫酸エステル(例えば、Soprophor 4D384)、マレイン酸/アクリル酸コポリマー(例えば、Sokalan(登録商標)CP5及びSokalan(登録商標)CP7)、マレイン酸/オレフィンコポリマー(例えば、Sokalan(登録商標)CP9)、アルキルジフェニルオキシドスルホネート(例えば、Dowfax3B2及びDowfax C10L)並びにビニルエーテルポリマー及びコポリマーの塩(例えば、EasySperse(商標)P-20)から選択される。
【0063】
一実施形態では、分散剤は、約0.1重量%~約15重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約1重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約0.5重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約0.5重量%~約3重量%の範囲の量で存在する。
【0064】
湿潤剤は、粉砕プロセスにおいて補助することができる。一実施形態では、湿潤剤は、ジェミニ界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、アルコール、ハロゲン、アミン、ホスフェート、スルフェート、スルホネート、及びカルボキシレートから選択される少なくとも2個の極性基を含むジェミニ界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルキル、分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルケニル、及び分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルキニルから選択される少なくとも2個の疎水性鎖を含むジェミニ界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、C1~C12アルキル、C1~C12アルケニル、及びC1~C12アルキニルから選択されるスペーサーを含むジェミニ界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、2,4,7,9-テトラメチルデカ-5-イン-4,7-ジオール(Surfynol104)である。別の実施形態では、湿潤剤は、2,5,8,11テトラメチル6ドデシン-5,8ジオールエトキシレート(Dynol607)である。
【0065】
一実施形態では、ジェミニ界面活性剤は、約0.01重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、ジェミニ界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。ジェミニ界面活性剤は、湿潤剤、分子脱泡剤、又はこれらの組合せとして存在し得る。
【0066】
一実施形態では、分散剤とジェミニ界面活性剤の比は、約1:1~約20:1の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤とジェミニ界面活性剤の比は、約1:1~約10:1の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤とジェミニ界面活性剤の比は、約3:1~約6:1の範囲の量で存在する。1つの他の実施形態では、分散剤とジェミニ界面活性剤の比は、約4:1である。
【0067】
一実施形態では、湿潤剤は、ジェミニ界面活性剤ではない。本開示の組成物は、非イオン性界面活性剤の群からの1種若しくは複数の湿潤剤を含み得る。
【0068】
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤の非限定的例には、アルコキシレート、脂肪アルコールアルコキシレート、シロキサン/シリコーン、アルキルフェノールアルコキシレート、脂肪酸アルコキシレート、アルコキシル化アミン、アルコキシル化脂肪酸アミド、末端ブロックされたアルコキシレート、ポリヒドロキシ化合物の脂肪酸エステル、グリセロールの脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、アミンオキシド、並びにこれらの組合せが含まれる。アルコキシ基は適切には、ランダム又はブロック立体構造のエトキシ、プロポキシ、又はエトキシ及びプロポキシ基の組合せであり得る。
【0069】
より詳細には、非イオン性界面活性剤の非限定的例には、アルコールアルコキシレート(例えば、天然及び合成のアルコール(分岐状又は直鎖状であり得る)をベースとし、且つアルコール及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製されるアルコールアルコキシレート);アミンエトキシレート、アルカノールアミド及びエトキシ化アルカノールアミド;アルコキシル化トリグリセリド(例えば、エトキシ化ダイズ油、ヒマシ油及びナタネ油);アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチル-(例えば、Triton(登録商標)Xシリーズ)、ノニル-(例えば、Tergitol(登録商標)HPシリーズ)、ジノニル-、又はドデシル-));エトキシ化脂肪酸;エトキシ化脂肪エステル及び油(例えば、Break Thru(登録商標)SP133);エトキシ化メチルエステル;エトキシ化トリスチリルフェノール(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製したものを含めた);脂肪酸エステル、グリセロールエステル、ラノリンをベースとする誘導体、ポリエトキシレートエステル、例えば、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビトール脂肪酸エステル及びポリエトキシ化グリセロール脂肪酸エステル;他のソルビタン誘導体、例えば、ソルビタンエステル;ポリマー界面活性剤、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー(例えば、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドから調製したブロックポリマー、及びリバースブロックポリマー(末端ブロックは、プロピレンオキシドから調製される);エトキシ化脂肪酸)、アルキドPEG(ポリエチレングリコール)樹脂、アルキドタイプコポリエステル、グラフト又は櫛型ポリマー、及び星形ポリマー;ポリエチレングリコール(PEG);ポリエチレングリコール脂肪酸エステル;シリコーンをベースとする界面活性剤;糖誘導体、例えば、スクロースエステル、アルキルポリグリコシド及びアルキル多糖類;並びにこれらの組合せが含まれる。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、Agnique PG9116である。
【0070】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールエトキシレートエステル並びにこれらの組合せから選択される少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、モノラウリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)20)、モノパルミチン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)40)、モノステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)60)、トリステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)65)、モノオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)80)、トリオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)85)、並びにこれらの組合せが含まれる。ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、Tween(登録商標)20、Tween(登録商標)21、Tween(登録商標)40、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)80、及びSurfonic(登録商標)L24-4が含まれる。本明細書に記載されているバイオ殺有害生物剤のために適し得るソルビトールエトキシレートエステルの非限定的例には、ポリオキシエチレンソルビトールオレエート(例えば、Arlatone(登録商標)TV)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1086)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1096)、ポリオキシエチレンオレエート-ラウレート(例えば、Atlox1045AR(登録商標))、並びにこれらの組合せが含まれる。20、30、40、50、60、70又は80のエトキシ化の程度を有するポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル及びソルビトールエトキシレートエステルが一般に適している。
【0071】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のオルガノシリコーン界面活性剤を含み得る。本開示の範囲内のオルガノシリコーン界面活性剤の非限定的例には、ポリエーテルシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)OE441);ポリエーテルトリシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)S240、Break Thru(登録商標)S233);ポリオキシエチレンジメチルシロキサン(例えば、Dyne-Amic(登録商標)(メチル化種油との混合物));ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン(例えば、信越化学工業株式会社によって製造されたKF-640);ポリアルキレンオキシド変性ポリメチルシロキサン(例えば、Helena Chemicalによって製造されたKinetic);ポリオキシエチレンプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Masil(登録商標)SF19);ポリエーテル変性ポリシロキサン(例えば、Quark(アルキルフェノールエトキシレートとの混合物));ヒドロキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silflow(登録商標)(エトキシ化アセテート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルアセテート及びポリエチレングリコールジアセテートとの混合物);ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silwet(登録商標)L77);ポリエーテル/ポリメチルシロキサンコポリマー(例えば、Syl-Coat(登録商標));ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン(例えば、Xiameter(登録商標));ポリオキシアルキレンオキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン;シロキサン/ポリアルキレンオキシドコポリマー(例えば、Vestis(商標)(ポリアルキレンオキシドとの混合物))が含まれる。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤オルガノシリコーン界面活性剤は、ポリエーテルトリシロキサン、例えば、Break Thru(登録商標)S240(ポリエーテルトリシロキサン及びアルコールエトキシレートの混合物(CAS9043-30-5))、Break Thru(登録商標)S321、Break Thru(登録商標)S200、Break Thru(登録商標)OE441、Break Thru(登録商標)S278、Break Thru(登録商標)S243、Break Thru(登録商標)S233、Silwet(登録商標)L-77、Silwet(登録商標)408、Silwet(登録商標)HS429、Silwet(登録商標)HS312、Silwet(登録商標)Y-12808、Silwet(登録商標)L-7607、Silwet(登録商標)L-7602、Silwet(登録商標)L-7210、Silwet(登録商標)L-7002、Silwet(登録商標)L-720、及びSilwet(登録商標)L-7200、Sylgard(登録商標)309、及びSilibase(登録商標)2848、並びにこれらの組合せである。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Break Thru(登録商標)S240である。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Silwet(登録商標)HS312である。
【0072】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のアルコールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種のアルキルフェノールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも種油アルコキシレート界面活性剤(例えば、Ecosurf(登録商標)SA-4、Ecosurf(登録商標)SA-7、Ecosurf(登録商標)SA-9、及びEcosurf(登録商標)SA-15)、少なくとも1種のアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の獣脂アミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の脂肪酸アルコキシレート界面活性剤、並びにこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様において、アルコキシレートは、エンドキャップし得る。アルコールアルコキシレートは一般に、エーテル連結によって親水性アルコキシ鎖に付着している疎水性アルキル鎖を含み、一般式R-(OC2~4)n-OHを有する。Rは、C6~18直鎖若しくは分岐鎖アルキルであり得る。アルコキシ部分(OC2~4)は、エトキシ、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル又はtert-ブチルであり得る。いくつかの態様において、アルコキシ部分は、ポリマーエトキシ及びポリマープロポキシ又はポリマーブトキシのブロックコポリマーであり得、nは、適切には、2~100の整数であり得る。適切なアルコールアルコキシレートは、直鎖状アルコールアルコキシレート、分岐状アルコールアルコキシレート、第二級アルコールアルコキシレート、及びこれらの混合物を含む。アルコールアルコキシレートの非限定的例には、Plurafac(登録商標)SL-42(C6~10-(PO)3(EO)6);Plurafac(登録商標)SL-62(C6~10-(PO)3(EO)8);これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)XL-40、Lutensol(登録商標)XL-50、Lutensol(登録商標)XL-60、Lutensol(登録商標)XL-70、Lutensol(登録商標)XL-79、Lutensol(登録商標)XL-80、Lutensol(登録商標)XL-89、Lutensol(登録商標)XL-90、Lutensol(登録商標)XL-99、Lutensol(登録商標)XL-100、及びLutensol(登録商標)XL-140を含めた一般構造ゲルベC10-(PO)a(EO)bのLutensol(登録商標)XLシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)XP-40、Lutensol(登録商標)XP-50、Lutensol(登録商標)XP-60、Lutensol(登録商標)XP-70、Lutensol(登録商標)XP-79、Lutensol(登録商標)XP-80、Lutensol(登録商標)XP-89、Lutensol(登録商標)XP-90、Lutensol(登録商標)XP-99、Lutensol(登録商標)XP-100を含めた一般構造ゲルベC10-(EO)aのLutensol(登録商標)XPシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)ON-30、Lutensol(登録商標)ON-50、Lutensol(登録商標)ON-60、Lutensol(登録商標)ON-70、Lutensol(登録商標)ON-80、Lutensol(登録商標)ON-110を含めた一般構造オキソC10-(EO)aのLutensol(登録商標)ONシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)AO-3、Lutensol(登録商標)AO-5、Lutensol(登録商標)AO-7、Lutensol(登録商標)AO-79、Lutensol(登録商標)AO-8、Lutensol(登録商標)AO-11を含めた一般構造オキソC13/15-(EO)aのLutensol(登録商標)AOシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)TO-6、Lutensol(登録商標)TO-65、Lutensol(登録商標)TO-7、Lutensol(登録商標)TO-79、Lutensol(登録商標)TO-8、Lutensol(登録商標)TO-89、Lutensol(登録商標)TO-10、Lutensol(登録商標)TO-109、Lutensol(登録商標)TO-12、Lutensol(登録商標)TO-129、Lutensol(登録商標)TO-15、Lutensol(登録商標)TO-20を含めた一般構造オキソC13-(EO)aのLutensol(登録商標)TOシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)TDA-6、Lutensol(登録商標)TDA8、Lutensol(登録商標)TDA-9、Lutensol(登録商標)TDA-10を含めた一般構造オキソC11~C14-C13リッチ(EO)aのLutensol(登録商標)TDAシリーズ;Ecosurf(登録商標)EH-3、Ecosurf(登録商標)EH-6、及びEcosurf(登録商標)EH-9を含めた一般構造2-エチルヘキシル(PO)m(EO)nのEcosurf(登録商標)EHシリーズ;Ecosurf(登録商標)SA-4(C6~12-(PO)3~4(EO)4)、Ecosurf(登録商標)SA-7(C6~12-(PO)3~4(EO)7、及びEcosurf(登録商標)SA-9(C6~12-(PO)3~4(EO)9)を含めたEcosurf(登録商標)SAシリーズ;Tergitol(登録商標)15-S-3、Tergitol(登録商標)15-S-5、Tergitol(登録商標)15-S-7、Tergitol(登録商標)15-S-9、Tergitol(登録商標)15-S-12、Tergitol(登録商標)15-S-15、Tergitol(登録商標)15-S-20、Tergitol(登録商標)15-S-30、及びTergitol(登録商標)15-S-40;Tergitol(登録商標)L-61、Tergitol(登録商標)L-62、Tergitol(登録商標)L-64、Tergitol(登録商標)L-81、及びTergitol(登録商標)L-101;Tergitol(登録商標)TMN-3、Tergitol(登録商標)TMN-6、及びTergitol(登録商標)TMN-10)、並びにこれらの組合せが含まれる。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TDA6である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO6である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO8である。
【0073】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含み得る。ポリマー界面活性剤は、これらに限定されないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー及び星形ポリマーを含めたいくつかのカテゴリーに分類される。ポリマーのモノマー単位の非限定的例には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、アクリル、スチレン、メタクリル、ヒドロキシステアレート、及びエステル(例えば、アルキド)が含まれる。例には、これらに限定されないが、EO/POブロックコポリマー、アクリル/スチレンコポリマー、メタクリルコポリマー、ポリヒドロキシステアレート誘導体、アルキドPEG樹脂誘導体、並びにこれらの組合せが含まれる。ブロックコポリマーの非限定的例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長したPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4913を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlas(商標)G-5000を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4913、Atlas(商標)G-5000及びLutensol(登録商標)TDA6を含む。
【0074】
一実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0075】
アニオン性界面活性剤構成要素
本開示の組成物は、1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含み得る。アニオン性界面活性剤の非限定的例には、アルキルアリールスルホン酸及びそれらの塩;カルボキシル化アルコール;ジフェニルスルホネート誘導体;オレフィンスルホネート;リン酸エステル、例えば、アルコールアルコキシレートのリン酸エステル、アルキルフェノールアルコキシレートのリン酸エステル及びスチリルフェノールエトキシレートのリン酸エステル;タンパク質をベースとする界面活性剤;サルコシン誘導体;スチリルフェノールエーテルスルフェート;油及び脂肪酸の硫酸塩及びスルホン酸塩;エトキシ化アルキルフェノールの硫酸塩及びスルホン酸塩;アルコールの硫酸塩;アルコキシル化アルコールのサルフェートの塩;アミン及びアミドのスルホン酸塩、例えば、N,N-アルキルタウレート;ベンゼン、クメン、トルエン、キシレン、及びドデシル及びトリデシルベンゼンのスルホン酸塩;ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホン酸塩;分留された石油のスルホン酸塩;スルホスクシンアメート;スルホスクシネート及びそれらの誘導体、例えば、ジアルキルスルホスクシネート塩;並びにこれらの組合せが含まれる。塩の形態のアニオン性界面活性剤のカチオン性対イオンの非限定的例には、これらに限定されないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又は(C1~6)アルキルアンモニウムカチオンが含まれ得る。
【0076】
本開示の範囲内のアニオン性界面活性剤の非限定的例には、ラウリル硫酸アンモニウム;ラウリル硫酸マグネシウム;2-エチル-ヘキシル硫酸ナトリウム;オクチル硫酸ナトリウム;オレイル硫酸ナトリウム;トリデシル硫酸ナトリウム;トリエタノールアミンラウリルスルフェート;アンモニウムノニルフェノールエーテルスルフェート;アンモニウムノノキシノール4-スルフェートスルホスクシンアメート;テトラソジウムN-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホ-スクシンアメート;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Aerosol OT75PG);ナフタレンスルホン酸カルシウム(DAXAD(登録商標)19LCAD);メチルオレイルタウリン酸ナトリウム(Geropon(登録商標)T-77);ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;N-オレイルN-メチルタウレート;1,4-ジオクトキシ-1,4-ジオキソ-ブタン-2-スルホン酸;ラウリル硫酸ナトリウム;ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(Steol CS-370);ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal(登録商標)60BE及び70B);イソプロピルアミンドデシルベンゼンスルホネート(Bio-Soft(登録商標)N-411);並びにジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Morwet(登録商標)IP)が含まれる。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Aerosol OT75PGである。
【0077】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤の混合物を含むことができる。
【0078】
一実施形態では、非ジェミニアニオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0079】
他の界面活性剤
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を任意選択で含み得る。カチオン性界面活性剤の非限定的例には、アミド及びエトキシ化アミド;アミン(例えば、N-アルキルプロパンジアミン、トリプロピレントリアミン及びジプロピレンテトラミン);エトキシ化アミン、エトキシ化ジアミン及びプロポキシル化アミン(アミン及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製);アミン塩、例えば、酢酸アミン及びジアミン塩;第四級アンモニウム塩、例えば、第四級塩、エトキシ化第四級塩及びジ第四級塩;アミンオキシド、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド及びビス-(2-ヒドロキシエチル)-アルキルアミンオキシド;並びにこれらの組合せが含まれる。
【0080】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の双性イオン性(両性)界面活性剤を任意選択で含み得る。双性イオン性(両性)界面活性剤の非限定的例には、ベタイン、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸、C8~18アルキル基を含有するアルキルアミノ酢酸、並びにこれらの組合せが含まれる。
【0081】
本開示の濃縮物組成物中の総界面活性剤含量は適切には、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%であり得る。界面活性剤とジアミド殺虫剤の重量比は適切には、約10:1、約7.5:1、約5:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1.25:1、約1.1:1、約1:1、約1:1.1、約1:1.25、約1:1.5、約1:2、約1:2.5、約1:5、約1:7.5又は約1:10、及びそれらから構築される範囲、例えば、約10:1~約1:10、約5:1~約1:5、約2.5:1~約1:2.5、約1.1:1~約1:1.1、約1:1~約1:1.25、約1:1~約1:1.2、約1:1~約1:1.5、又は約1:1~約1:1.1である。
【0082】
界面活性剤構成要素が1種若しくは複数の非イオン性界面活性剤及び1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含む態様において、総非イオン性界面活性剤と総アニオン性界面活性剤の重量比は適切には、約5:1、約4:1、約3.5:1、約3.25:1、約3:1、約2.75:1、約2.5:1、約2.25:1、約2:1、約1.75:1、約1.5:1、約1.25:1、又は約1:1、及びそれらから構築される範囲、例えば、約5:1~約1:1、約3.5:1~約1:1、約3.5:1~約1.5:1、約3.25:1~約1.75:1、約3:1~約1.75:1、約2.75:1~約1.75:1、又は約2.75:1~約1.5:1である。このような態様において、濃縮物組成物中の総非イオン性界面活性剤含量は適切には、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約17.5重量%、約20重量%、約22.5重量%、約25重量%、約30重量%、又は約35重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約35重量%、約5重量%~約30重量%、約10重量%~約25重量%、約12.5重量%~約20重量%、又は約12.5重量%~約17.5重量%である。このような態様において、濃縮物組成物中の総アニオン性界面活性剤含量は適切には、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%。約0.5重量%。約0.75重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約20重量%、又は約25重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約25重量%、約2.5重量%~約20重量%、約2.5重量%~約15重量%、約2.5重量%~約10重量%、又は約5重量%~約10重量%である。
【0083】
アジュバント
いくつかの態様において、1種若しくは複数のアジュバントを使用し得る。いくつかの態様において、アジュバントは、分散剤、界面活性剤、殺生物剤、消泡剤、不凍液、レオロジー調節剤、湿潤剤、溶媒、並びにこれらの組合せから選択される。
【0084】
タンクミックスに添加される補助剤の量は一般に、約2.5容積%を越えず、より典型的にはその量は、約0.1~約1容積%である。タンクミックスに添加される補助剤の散布率は典型的には、1ヘクタール当たり約1~5Lである。
【0085】
空中施用のために、いくつかの実施形態では、タンクミックスへと加える補助剤の量は一般に、約2.5容量%を超えず、典型的には、その量は、約0.25~約1容量%であり、より典型的には、その量は、約0.125~約0.5容量%である。タンクミックスに加える補助剤の施用量は典型的には、1ヘクタール当たり約1~5Lである。
【0086】
不凍液は、配合物を凍結することから防止することができる。一実施形態では、不凍液は、プロピレングリコール、グリセロール、尿素、並びにこれらの組合せから選択される。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、プロピレングリコールである。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、グリセロールである。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、プロピレングリコール及びグリセロールの混合物である。
【0087】
殺生物剤は、細菌が成長することを防止することができる。適切な殺生物剤には、これらに限定されないが、殺菌剤、例えば、Legend(商標)MK(5-クロロ-2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンと2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンの混合物)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ホルムアルデヒド、安息香酸、又は1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン又はその塩、例えば、Proxel(登録商標)BD又はProxel(登録商標)GXL(Arch)、Acticide LA1209、Acticide SPX、Proxel GXL、KathonCG/ICP及びKathonCG/ICPIIが含まれる。一実施形態では、殺生物剤は、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、並びにこれらの組合せから選択される。
【0088】
一実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0089】
消泡剤は、製品の製造及び取扱いの間の発泡を防止することができる。一実施形態では、消泡剤は、シリコーンをベースとするエマルジョン(例えば、Xiameter AFE0100、SAG1572、Agnique DFM111S、Break Thru AF9903)から選択される。一実施形態では、消泡剤は、Agnique DFM111Sである。別の実施形態では、消泡剤は、Dowsil AFE3101である。
【0090】
一実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。
【0091】
レオロジー調節剤は、沈澱及び沈降を防止することができる。一実施形態では、レオロジー調節剤は、水和ケイ酸アルミン酸マグネシウム、キサンタンガム、並びにこれらの組合せから選択される。一態様において、適切な市販のレオロジー調節剤には、例えば、Van Gel B、Veegum K、Veegum HS、Veegum T、Veegum Pure、Veegum R、Acti-gel208、Rhodopol23、Aerosil、AEROSIL(登録商標)R202、AEROSIL(登録商標)R805、AEROSIL(登録商標)R812 S、AEROSIL(登録商標)R816、AEROSIL(登録商標)R972、AEROSIL(登録商標)R974、AEROSIL(登録商標)200、AEROSIL(登録商標)300、AEROSIL(登録商標)380、及びベントナイト(例えば、Vanatural)が含まれる。別の態様において、適切な有機増粘剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースである。一実施形態では、レオロジー調節剤は、Acti-Gel208である。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、Rhodopol23である。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、Acti-Gel208及びRhodopol23の組合せである。
【0092】
一実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約4重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約3重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.25重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0093】
任意選択のステップにおいて、分散物を湿式粉砕して、平均メジアン粒径D50(累積粒度分布の50パーセンタイル)を約10μm未満へと、及び平均粒径D90(累積粒度分布の90パーセンタイル)を約30μm未満へと低減し得る。粒径Dxは、粒子のx%が示される数より小さな粒径を有することを意味する。粒径は、当業者には公知のレーザー回折装置によって測定することができる。湿式粉砕は、当技術分野において公知のプロセス用機器、例えば、ボールミル又はコロイドミルにおいて行い得る。一実施形態では、D50粒径は、約10μm未満であり、D90粒径は、約30μm未満である。別の実施形態では、D50粒径は、約5μm未満であり、D90粒径は、約10μm未満である。別の実施形態では、D50粒径は、約2μm未満であり、D90粒径は、約5μm未満である。
【0094】
本開示の1つの目的は、SC配合物の実際の密度と見掛け密度との間の差異を最小化することである。SC配合物の実際の密度は、空気混入の非存在下での密度である。実際の密度は一般に、希釈方法、例えば、CIPAC MT3.3.1方法(Cipac Handbook, Volume F, Physico-Chemical Methods for Technical and Formualted Pesticides, 1995, page 18)によって測定される。配合物の見掛け密度は、撹拌又は振盪の直後に測定した密度である。典型的な手順において、概ね50%のヘッドスペースがボトル中に残るように試験した配合物を250mLのNalgeneボトル中に入れる。ボトルをキャップし、リストシェーカーに入れ、10分間振盪する。次いで、配合物を事前に風袋計量した円筒に50mLのマークまで直ちに注ぎ、重量を記録する。記録した重量を容量(この場合、50mL)で割り、結果は、T=0分における見掛け密度である。その後、5分、15分及び30分に容量を記録する。見掛け密度を各時点において計算するが、これは、空気がどのくらい急速に配合物から逃れるかを示す。次いで、見掛け密度についての異なるデータポイントをグラフ上にプロットする(そのX軸は、時間であり、Y軸は、見掛け密度である)。最良の結果は、T=0分における見掛け密度が実際の密度に最も近いとき達成される。一実施形態では、実際の密度は、1.255g/ccである。配合物の実際の密度が1.255g/ccであるとき、1.150g/ccより低いT=0分における見掛け密度は、許容されないと考えられる。配合物の実際の密度が1.255g/ccであるとき、1.150g/ccより高いT=0分における見掛け密度は、許容されると考えられる。空気取込みにおける低減はまた、実際の密度から見掛け密度を減算し、その結果を実際の密度で割ることによって表すことができる。一実施形態では、空気取込みは、約10%未満、約9%未満、約8%未満、約7%未満、約6%未満、約5%未満、約4%未満、約3%未満、約2%未満、又は約1%未満である。一実施形態では、10%未満の空気取込みは許容される。
【0095】
本開示において、水中の分散性は、水中での配合物のブルームの自発性によってアセスメントされる。水中での配合物のブルームの自発性は、約2cmの平均直径を有する狭いガラス管において約0.5mlの一定分量の濃縮物を約50mlの水、例えば、Cipac D(342ppmの硬度)に加えることによって視覚的に評価される。試験の間にガラス管はかき乱されるか又は撹拌されない。ゴールは、外部の補助、例えば、反転又は振盪又は撹拌の助けを伴わずに、水中の濃縮物の分散物の質を評価することである。ブルームの自発性は、良好又は乏しいとしてアセスメントする。「良好」は、濃縮物の大部分が自己分散されているときであり、「乏しい」は、外部の補助、例えば、撹拌又は反転の助けを伴わずに分散が観察されないときである。
【0096】
本開示のSC組成物を調製するためのプロセスは、下記のステップを含む。
【0097】
第1のステップは一般に、活性成分の濃縮された懸濁液濃縮物(SC)の調製が関与し、これは、当業者には公知のプロセス用機器、例えば、オーバーヘッド撹拌器、高剪断ミキサー、高剪断ミル(例えば、コロイドミル)又はホモジナイザーにおいて行い得る。活性成分、例えば、殺虫剤は、任意選択で分散剤の存在下で水に分散する。さらなる活性成分、例えば、殺有害生物剤は、水相に任意選択で加え得る。一態様において、活性成分は、組成物の全ての生物活性のない構成要素の混合物に加えることができる。分散剤は、ポリマー非イオン性界面活性剤又はアニオン性界面活性剤であり得る。例えば、いくつかの態様において、分散剤は、非イオン性メタクリル酸メチルエトキシ化グラフトコポリマー(例えば、Atlox(登録商標)4913)又はアニオン性変性スチレンアクリルポリマー(例えば、Metasperse(商標)550s)又はアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド縮合物(例えば、Morwet D425)又はリグノスルホネートの塩(例えば、Reax88B又はBorresperse NA)であり得る。分散剤濃度は適切には、約0.5重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%。約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%又は約10重量%、又は約11重量%、又は約12重量%、又は約13重量%、又は約14重量%、又は約15重量%或いはそれらの値のいずれかから構築される範囲内であり得る。一態様において、1種若しくは複数の分散剤を加えてもよい。存在するとき、さらなる分散剤濃度は適切には、約0.5重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%又は約10重量%、又は約11重量%、又は約12重量%、又は約13重量%、又は約14重量%、又は約15重量%或いはそれらの値のいずれかから構築される範囲内であり得る。例えば、いくつかの態様において、さらなる分散剤は、ブチルブロックコポリマー(例えば、Atlas(登録商標)G5000)であり得る。他の添加物、例えば、界面活性剤、pH調整剤、レオロジー調節剤、凍結防止剤、殺生物剤、及び/又は消泡剤を加えてもよい。一態様において、界面活性剤は、アルコキシル化アルコール(例えば、Lutensol TDA6)でよい。一態様において、界面活性剤は、ジェミニ界面活性剤(例えば、Surfynol104PG50)でよい。一態様において、界面活性剤は、アルコキシル化アルコール(例えば、Lutensol TDA6)及びジェミニ界面活性剤(例えば、Surfynol104PG50)の両方でよい。
【0098】
任意選択の第2のステップにおいて、ステップ1からの懸濁液を湿式粉砕して、平均メジアン粒径D50を約10μm未満へと、平均粒径D90を約30μm未満へと低減させ得る。粒径は、当業者には公知のレーザー回折装置によって測定することができる。湿式粉砕は、当技術分野において公知のプロセス用機器、例えば、ボールミル又はコロイドミルにおいて行い得る。
【0099】
第3のステップにおいて、濃縮されたSCは、第1のステップからの保留構成要素を加えることによって、活性成分の望ましい強度へと希釈される。一般に、保留構成要素は、一部の消泡剤、殺生物剤、界面活性剤のいずれか、又はレオロジー調節剤、例えば、キサンタンガムであり得る。一般に、キサンタンガムは、プロピレングリコール中のスラリーとして、又は水及びプロピレングリコールの両方中の事前作製された水和したストックとして加えられる。一態様において、事前作製された水和したストックは、キサンタンガム、プロピレングリコール、水及び殺生物剤を含有し得る。ステップ1からの保留構成要素は一般に、撹拌、例えば、オーバーヘッド撹拌器又は高剪断ミキサー下で濃縮されたSCへと加えられる。
【0100】
植物の全て又は植物の任意の部分は、本開示によって処理することができる。用語「植物」は、本明細書において使用されるように、全ての植物及び植物集団、例えば、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物(自然に存在する作物を含めた)であると理解される。作物は、トランスジェニック植物を含めた、及び植物育種家の権利によって保護することができるか、又は保護することができない植物栽培品種を含めた、通常の育種及び最適化方法によって、又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学方法によって、又はこれらの方法の組合せによって得ることができる植物でよい。植物部分は、地面の上及び下の植物の全ての部分及び器官、例えば、苗条、葉、花及び根を意味すると理解され、言及し得る例は、葉、針葉、柄、茎、花、子実体、果物及び種子、並びに根、塊茎及び根茎である。植物部分はまた、収集された材料、並びに栄養繁殖材料及び生殖繁殖材料、例えば、切り枝、塊茎、根茎、側枝及び種子を含む。
【0101】
本開示による組成物による植物及び植物部分の処理は、植物若しくは植物部分との直接の接触によって、又は通例の処理方法を使用した植物の環境、生息地若しくは貯蔵スペース上への作用によって行われる。例えば、本明細書に記載のような処理は、液浸、噴霧、蒸発、微粒化、散布、延展、注入によって、及び繁殖材料の場合は(特に、種子の場合は)、任意選択でさらなる層を伴う組成物を含むコーティングの層を施用することによってでよい。
【0102】
一実施形態では、本開示の組成物を、植物へと空中に送達する。別の実施形態では、本開示の組成物は、無人の空中輸送手段(UAV)によって送達される。一部の実施形態では、作付け領域は、作物含有領域である。一部の実施形態では、作物は、単子葉又は双子葉から選択される。一部の実施形態では、作物は、コメ、コーン、オオムギ、ダイズ、コムギ、野菜、タバコ、茶の木、果樹及びサトウキビから選択される。一部の実施形態では、本明細書において開示される組成物は、超低容量で噴霧するために配合される。ドローンによって施用される生成物は、水又は油を噴霧担体として使用し得る。包括的にドローン施用のために使用される典型的な噴霧容量(生成物を含めた)は、5.0リットル/ha~100リットル/ha(概ね0.5~10gpa)である。これは、超低い噴霧容量(ULV)から低い噴霧容量(LV)の範囲を含む。一般ではないが、1.0リットル/ha(0.1gpa)もの低いさらにより低い噴霧容量を使用することができる状況があり得る。
【0103】
いくつかの態様において、タンクミックス補助剤は、空中送達系によって植物に施用されたとき、本明細書において開示する組成物の液滴密度及び/又は噴霧被覆に影響を与え得る。これらの態様において、適切なタンクミックス補助剤には、これらに限定されないが、オルガノシリコーン、例えば、Y-20079(Momentive Trading Co.Ltd.、Shanghai、Chinaが製造)が含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Grand AgroChem Co.、Ltd.、Beijing、Chinaによって製造された植物性油であるMaifeiが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Hebei Mingshun Agricultural Technology Co.Ltd.、Shijiazhuang、Chinaによって製造された植物性油であるBeidatongが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Guilin Jiqi Group Co.Ltd.、Guilin、Chinaによって製造された高分子量ポリマーであるNongjianfeiが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Solvay Chemical Shanhai Co.,Ltd.、Shanghai、Chinaによって製造された高分子量ポリマーであるStar Guar Xが含まれる。
【0104】
空中送達系における使用に適したタンクミックス補助剤の他の例には、付着増進剤、水質調節剤、pH調節剤、作物油、石油又はパラフィン系油、植物性油、メチル化種油、蒸発を低減させる薬剤、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0105】
無人飛行機によって明らかにされる液体配合物組成物を送達するのに適した方法の例は、Wang et al, Int. J. Precis. Agric. Aviat., Vol 3, No.2 pg 65-72 (2020)において見出し得る。
【0106】
無人飛行機によって明らかにされる液体配合物組成物を送達するのに適した方法の別の例は、Li et al., Pest Management Science, 19 Aug 2020において見出し得る。
【0107】
野生植物種及び植物栽培品種、又は通常の生物学的育種方法、例えば、交雑又は原形質融合によって得られるもの、及びその部分は処理し得る。また、適切な場合、通常の方法と組み合わせた遺伝子工学方法によって得られるトランスジェニック植物及び植物栽培品種(遺伝子組み換え生物)、並びにその部分が処理される。いずれの場合にも市販されているか又は使用されている植物栽培品種の植物は、本開示によって処理される。植物栽培品種は、通常の育種によって、突然変異誘発によって、又は組換えDNA技術によって得られてきた新規な特性(「形質」)を有する植物を意味すると理解される。これらは、栽培品種、生物型又は遺伝子型でよい。
【0108】
本開示によって処理し得るトランスジェニック植物又は植物栽培品種(遺伝子工学によって得られる)は、遺伝子組み換えによって、これらの植物に特に有利で有用な形質を与えた遺伝物質を受けた全ての植物を含む。このような形質の例は、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性である。このような形質のさらなる特に強調される例は、動物及び微生物有害生物に対する、例えば、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスに対する植物のより良好な防御、並びに特定の除草活性化合物に対する植物の耐性の増加である。トランスジェニック植物の例には、重要な作物、例えば、穀類(コムギ、コメ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、サトウダイコン、トマト、エンドウマメ及び他の野菜変種、綿、タバコ、アブラナ及び果物植物(果物であるリンゴ、セイヨウナシ、柑橘類果実及びブドウを伴う)が含まれ、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、綿、タバコ及びアブラナに重点が置かれる。形質は、植物において形成される毒素、特に、植物においてバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からの遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにまたこれらの組合せによって)形成されるものによる、昆虫、蛛形類動物、線虫及びナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御の増加を含む(「Bt植物」)。他の形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター並びに耐性遺伝子及び対応して発現されるタンパク質及び毒素による、真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御の増加である。形質はまた、特定の除草活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシン(例えば、「PAT」遺伝子)に対する植物の耐性の増加を含む。問題になっている望ましい形質を与える遺伝子はまた、トランスジェニック植物において互いに組み合わせて存在することができる。「Bt植物」の例には、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されている、トウモロコシ変種、綿変種、ダイズ変種及びジャガイモ変種が含まれる。除草剤耐性植物の例は、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)で販売されているトウモロコシ変種、綿変種及びダイズ変種である。Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、アブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対する耐性)及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えば、トウモロコシ)。除草剤抵抗性植物(除草剤耐性のために通常の様式で育種された植物)は、名称Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)で販売されている変種を含む。農業作物は、穀類、果樹、柑橘類果実、マメ科植物、園芸作物、ウリ科植物、油性植物、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿からなる群から選択される。
【0109】
植物種又は植物栽培品種、それらの位置及び成長条件(土壌、気候、生育期間、ダイエット)によって、本開示による処理はまた、超相加(「相乗」)効果をもたらし得る。このように、例えば、施用割合の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本開示によって使用することができる物質及び組成物の活性の増加、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性が可能であり、これらは、実際に予想された効果を超える。
【0110】
本開示による組成物で保護することができる作物は、例えば、穀類(コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、コメ、トウモロコシ、ソルガムなど)、果樹(リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、バナナ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリーなど)、柑橘類の木(オレンジ、レモン、マンダリンミカン、グレープフルーツなど)、マメ科植物(インゲンマメ、エンドウマメ、レンズマメ、ダイズなど)、野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ、ナス、コショウなど)、ウリ科(cucurbitaceae)(カボチャ、ズッキーニ、キュウリ、メロン、スイカなど)、油性植物(ヒマワリ、ナタネ、ピーナッツ、ヒマシ、ココナツなど)、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿を含む。
【0111】
農業作物を保護するために、本開示の組成物は、植物の任意の部分に、又は播種の前に種子上に、又は植物が成長する土壌の上に施用することができる。
【0112】
本開示の実施形態は、下記を含む。
【0113】
実施形態1。農芸化学懸濁液濃縮物組成物であって、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約2重量%超~約10重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;及び
(iii)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む、組成物。
【0114】
実施形態2。農芸化学懸濁液濃縮物組成物であって、
(i)約10重量%~約60重量%の濃度での殺有害生物性活性成分;
(ii)約0.1重量%~約2重量%の濃度での少なくとも1種の分散剤;
(iii)ジェミニ界面活性剤;及び
(iv)任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含み;
ここで、分散剤とジェミニ界面活性剤の重量比は、約1:1~約20:1又は約1:2~約1:20である、組成物。
【0115】
実施形態3。殺有害生物性活性成分の濃度が、約30重量%~約60重量%、又は約45重量%~約55重量%である、実施形態1又は2に記載の組成物。
【0116】
実施形態4。分散剤とジェミニ界面活性剤の重量比が、約4:1~約15:1、又は約1:4~約1:15である、実施形態2又は3に記載の組成物。
【0117】
実施形態5。殺有害生物性活性成分が、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、バイオ殺有害生物剤、殺真菌剤、並びにこれらの組合せから選択される、実施形態1又は2に記載の組成物。
【0118】
実施形態6。殺有害生物性活性成分が、殺虫剤である、実施形態1~3のいずれか1つに記載の組成物。
【0119】
実施形態7。殺虫剤が、クロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-クロロ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シアントラニリプロール(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、テトラクロラントラニリプロール(3-ブロモ-N-[2,4-ジクロロ-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3,5-ジクロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ブロモアントラニリプロール(3-ブロモ-N-[4-ブロモ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール(1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-3-[[5-(トリフルオロメチル)-2H-テトラゾール-2-イル]メチル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シハロジアミド(3-クロロ-N2-(1-シアノ-1-メチルエチル)-N1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、フルベンジアミド(N2-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-3-ヨード-N1-[2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1,2-ベンゼンジカルボキサミド)、インドキサカルブ(インデノ[1,2-e][1,3,4]オキサジアジン-4a(3H)-カルボン酸)、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、フルインダピル(3-(ジフルオロメチル)-N-(7-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1,1,3-トリメチル-1H-インデン-4-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、フルトリアホール(α-(2-フルオロフェニル)-α-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,4-トリアゾール-1-エタノール)、テトフルピロリメット((3S,4S)-N-(2-フルオロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-ピロリジンカルボキサミド)、5-クロロ-2-[3-クロロ-2-[3-(ジフルオロメチル)-5-イソオキサゾリル]フェノキシ]-ピリミジン、ベフルブタミド-M((2S)-2-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-N-(フェニルメチル)ブタンアミド)、ビキスロゾン(2-[(2,4-ジクロロフェニル)メチル]-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン)、スルフェントラゾン(N-[2,4-ジクロロ-5-[4-(ジフルオロメチル)-4,5-ジヒドロ-3-メチル-5-オキソ-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル]フェニル]メタンスルホンアミド)、並びにこれらの組合せから選択される、実施形態6に記載の組成物。
【0120】
実施形態8。殺虫剤が、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、テトラクロラントラニリプロール、ブロモアントラニリプロール、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミド、フルベンジアミド、並びにこれらの組合せから選択されるジアミドである、実施形態6に記載の組成物。
【0121】
実施形態9。殺虫剤が、クロラントラニリプロールである、実施形態6に記載の組成物。
【0122】
実施形態10。殺虫剤が、シアントラニリプロールである、実施形態6に記載の組成物。
【0123】
実施形態11。アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シアントラニリプロール、(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、及びN-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピジフルメトフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロラントラニリプロール、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、テトラニリプロール、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス、昆虫病原性真菌、並びにこれらの組合せから選択されるさらなる殺有害生物性活性成分をさらに含む、実施形態1~10のいずれかに記載の組成物。
【0124】
実施形態12。少なくとも1種の分散剤が、ナフタレンスルホネート誘導体及びリグノスルホネート誘導体から選択される、実施形態1~11のいずれかに記載の組成物。
【0125】
実施形態13。ナフタレンスルホネート誘導体が、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組合せから選択される、実施形態12に記載の組成物。
【0126】
実施形態14。ナフタレンスルホネート誘導体が、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム-ホルムアルデヒド縮合物である、実施形態12~13のいずれかに記載の組成物。
【0127】
実施形態15。リグノスルホネート誘導体が、リグノスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウム塩、リグノスルホン酸、並びにこれらの組合せから選択される、実施形態12に記載の組成物。
【0128】
実施形態16。殺有害生物性活性成分と分散剤の重量比が、約1:1~約25:1である、実施形態1、又は実施形態3~13のいずれか1つに記載の組成物。
【0129】
実施形態17。ジェミニ界面活性剤が、アルコール、ハロゲン、アミン、ホスフェート、スルフェート、スルホネート、及びカルボキシレートから選択される少なくとも2個の極性基を含む、実施形態2~16のいずれかに記載の組成物。
【0130】
実施形態18。ジェミニ界面活性剤が、分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルキル、分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルケニル、及び分岐状若しくは枝分かれしていないC1~C12アルキニルから選択される少なくとも2個の疎水性鎖を含有する、実施形態2~17のいずれかに記載の組成物。
【0131】
実施形態19。ジェミニ界面活性剤が、C1~C12アルキル、C1~C12アルケニル、及びC1~C12アルキニルから選択されるスペーサーを含む、実施形態2~18のいずれかに記載の組成物。
【0132】
実施形態20。ジェミニ界面活性剤が、2,4,7,9-テトラメチルデカ-5-イン-4,7-ジオールである、実施形態2~19のいずれかに記載の組成物。
【0133】
実施形態21。ジェミニ界面活性剤が、約0.01重量%~約5重量%の濃度で存在する、実施形態2~20のいずれかに記載の組成物。
【0134】
実施形態22。ジェミニ界面活性剤が、約0.1重量%~約1重量%の濃度で存在する、実施形態2~21のいずれかに記載の組成物。
【0135】
実施形態23。ジェミニ界面活性剤ではない界面活性剤をさらに含む、実施形態1~22のいずれかに記載の組成物。
【0136】
実施形態24。水をさらに含む、実施形態1~23のいずれかに記載の組成物。
【0137】
実施形態25。水が、少なくとも約30重量%の量で存在する、実施形態24に記載の組成物。
【0138】
実施形態26。水が、少なくとも約35重量%の量で存在する、実施形態24又は25のいずれかに記載の組成物。
【0139】
実施形態27。少なくとも1種のアジュバントが、分散剤、界面活性剤、殺生物剤、消泡剤、不凍液、レオロジー調節剤、湿潤剤、溶媒、並びにこれらの組合せから選択される、実施形態1~26のいずれかに記載の組成物。
【0140】
実施形態28。少なくとも1種のアジュバントが、界面活性剤又は湿潤剤である、実施形態1~27のいずれかに記載の組成物。
【0141】
実施形態29。撹拌を伴わずに水に分散する、実施形態1~28のいずれかに記載の組成物。
【0142】
実施形態30。実際の密度と見掛け密度との間の差異が、約15%未満である、実施形態1~29のいずれかに記載の組成物。
【0143】
実施形態31。空気取込みが、約10%未満である、実施形態1~30のいずれか1つに記載の組成物。
【0144】
実施形態32。D50粒径が、約10μm未満であり、D90粒径が、約30μm未満である、実施形態1~31のいずれかに記載の組成物。
【0145】
実施形態33。D50粒径が、約5μm未満であり、D90粒径が、約10μm未満である、実施形態1~32のいずれかに記載の組成物。
【0146】
実施形態34。農芸化学懸濁液濃縮物組成物を調製する方法であって、
A)殺有害生物性活性成分;
少なくとも1種の分散剤;
ジェミニ界面活性剤;及び
任意選択で少なくとも1種のアジュバント
を含む第1の混合物を形成することと;
B)第1の混合物を混合することと;
C)第1の混合物を粉砕することと;
D)第1の混合物;及び
少なくとも1種のアジュバント
を含む第2の混合物を任意選択で形成することと;
E)第2の混合物を任意選択で混合することと
を含む、方法。
【0147】
実施形態35。混合物が、水をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
【0148】
実施形態36。第1の混合物が、第1の混合物を粉砕する方法ステップの間にゲル化又は凝集しない、実施形態34又は35に記載の方法。
【0149】
実施形態37。農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用する方法であって、有害生物を防除するために実施形態1~33のいずれか1つに記載の組成物を使用することを含む、方法。
【0150】
実施形態38。組成物が、水をさらに含む、実施形態37に記載の方法。
【0151】
実施形態39。懸濁液濃縮物組成物において空気取込みを低減させるための方法であって、実施形態1~33のいずれか1つに記載の農芸化学組成物を含む組成物を調製することを含む、方法。
【実施例】
【0152】
さらに詳述することなく、従前の記載を使用する当業者は、本開示をその最も完全な程度まで利用することができると考えられる。したがって、下記の実施例は、単に例示であり、決して本開示を限定するものではないと解釈される。
【0153】
実施例において名前を挙げる成分のアイデンティティー及び目的を、下記に簡単に記載する。
【0154】
クロラントラニリプロールは、殺有害生物性活性成分である。
【0155】
プロピレングリコール及びグリセロールは、不凍液である。
【0156】
Atlox4913は、メタクリル酸メチルエトキシ化グラフトコポリマーであり、分散剤として作用する。
【0157】
Morwet D-425は、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物であり、分散剤として作用する。
【0158】
Atlas G5000は、ポリアルキレンオキシドブロックコポリマーであり、分散剤として作用する。
【0159】
Surfynol104PG-50は、2,4,7,9-テトラメチルデカ-5-イン-4,7-ジオールであり、湿潤剤として作用する。
【0160】
Lutensol TDA6は、C11~C14-イソ、C13-リッチ、エトキシ化アルコールの混合物であり、湿潤剤として作用する。
【0161】
Acticide SPXは、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン及び2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オンの混合物であり、殺生物剤として作用する。
【0162】
Acticide LA1209は、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、及び2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オンの混合物であり、殺生物剤として作用する。
【0163】
Agnique DFM111Sは、炭化水素及び変性オルガノポリシロキサンをベースとする水溶液であり、消泡剤として作用する。
【0164】
Acti-gel208は、水和ケイ酸マグネシウムアルミニウムであり、レオロジー調節剤として作用する。
【0165】
Veegum Rは、ケイ酸アルミニウムマグネシウムである。
【0166】
Rhodopol23は、キサンタンガムであり、レオロジー調節剤として作用する。
【0167】
Agnique PG9116は、アルキルポリグルコシドであり、湿潤剤として作用する。
【0168】
Dowsil AFE3101は、シリコーンをベースとするエマルジョンであり、消泡剤として作用する。
【0169】
Morwet D-400は、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物であり、分散剤として作用する。
【0170】
Morwet D-809は、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物であり、分散剤として作用する。
【0171】
Morwet D-360は、リグニン及びナフタレンスルホネートのブレンドであり、分散剤として作用する。
【0172】
Morwet D-390は、リグニン及びナフタレンスルホネートのブレンドであり、分散剤として作用する。
【0173】
Morwet D-500は、Morwet D-425及びブロックコポリマーのブレンドであり、分散剤として作用する。
【0174】
Reax 88Bは、リグニンスルホネートであり、分散剤として作用する。
【0175】
Polyfon Fは、リグニンスルホネートであり、分散剤として作用する。
【0176】
Agnique DDLは、アルキルポリグルコシド及びリグニンスルホネートのブレンドであり、これは分散剤として作用する。
【0177】
Vultamol DNは、フェノールスルホン酸ナトリウム縮合物であり、分散剤として作用する。
【0178】
Agrilan789は、ポリアクリル酸ナトリウムポリマーであり、分散剤として作用する。
【0179】
Agrilan700は、ポリアクリル酸ナトリウムポリマーであり、分散剤として作用する。
【0180】
Dispersogen ACP120は、ポリアクリレートグラフトコポリマーであり、分散剤として作用する。
【0181】
Hostapon TPHCは、脂肪酸メチルタウリドのナトリウム塩であり、分散剤として作用する。
【0182】
Dispersogen 1494は、クレゾール-ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム塩であり、分散剤として作用する。
【0183】
Atlox(商標)Metasperse550Sは、スチレンアクリルコポリマーであり、分散剤として作用する。
【0184】
Crodafos C10/5Aは、アルコキシレートセチルホスフェートであり、分散剤として作用する。
【0185】
Dextrol OC-180は、エトキシ化脂肪族アルコールリン酸エステルのカリウム塩であり、分散剤として作用する。
【0186】
Soprophor FLKは、エトキシレートトリスチリルフェノールホスフェートのカリウム塩であり、分散剤として作用する。
【0187】
Soprophor 4D384は、エトキシ化トリスチリルフェノールスルフェートのアンモニウム塩であり、分散剤として作用する。
【0188】
Sokalan(登録商標)CP5は、マレイン酸/アクリル酸コポリマーであり、分散剤として作用する。
【0189】
Sokalan(登録商標)CP7は、マレイン酸/アクリル酸コポリマーであり、分散剤として作用する。
【0190】
Sokalan(登録商標)CP9は、マレイン酸/オレフィンコポリマーのナトリウム塩であり、分散剤として作用する。
【0191】
EasySperse(商標)P-20は、ポリビニルピロリドン(PVP)及びメチルビニルエーテル/マレイン酸ハーフエステルのブレンドであり、分散剤として作用することができる。
【0192】
クロラントラニリプロールを含む懸濁液濃縮物(SC)組成物を、下記の表において要約したように調製したが、ここで、全ての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。全ての組成物は、本明細書に記載されている手順によって作製した。
【0193】
実施例1、Surfynol104PG50を含有しない配合物組成物。
【0194】
【0195】
組成物1Aは、許容されない空気取込みを示し、Morwet D425及びSurfynol104PG50を含有しなかった。組成物1B及び1Cは、許容される空気取込みを示し、共分散剤として加えられたMorwet D425を含有したが、Surfynol104PG50を含有しなかった。全ての配合物は、ブルームの良好な自発性を示した。
【0196】
水中の配合物のブルームの自発性は、約2cmの平均直径を有する狭いガラス管において約0.5mlの一定分量の濃縮物を約50mlの水、例えば、Cipac D(342ppmの硬度)に加えることによって全ての配合物において視覚的に評価される。試験の間にガラス管はかき乱されない。ゴールは、外部の補助、例えば、反転又は振盪又は撹拌の助けを伴わずに、水中の濃縮物の分散物の質を評価することである。ブルームの自発性は、良好又は乏しいとしてアセスメントする。「良好」は、濃縮物の大部分が自己分散しているときであり、「乏しい」は、外部の補助、例えば、撹拌又は反転の助けを伴わずに分散が観察されないときである。
【0197】
全ての配合物の空気取込みは、実際の密度と見掛け密度との間の差異を計算することによって測定される。SC配合物の実際の密度は、空気混入の非存在下での密度である。実際の密度は一般に、希釈方法、例えば、CIPAC MT3.3.1方法(Cipac Handbook, Volume F, Physico-Chemical Methods for Technical and Formualted Pesticides, 1995, page 18)によって測定される。配合物の見掛け密度は、撹拌又は振盪の直後に測定した密度である。典型的な手順において、概ね50%のヘッドスペースがボトル中に残るように試験した配合物を250mLのNalgeneボトル中に入れる。ボトルをキャップし、リストシェーカーに入れ、10分間振盪する。次いで、配合物を事前に風袋計量した円筒に50mLのマークまで直ちに注ぎ、重量を記録する。記録した重量を容量(この場合、50mL)で割り、結果は、T=0分における見掛け密度である。その後、5分、15分及び30分に容量を記録する。見掛け密度を各時点において計算するが、これは、空気がどのくらい急速に配合物から逃れるかを示す。次いで、見掛け密度についての異なるデータポイントをグラフ上にプロットする(そのX軸は、時間であり、Y軸は、見掛け密度である)。配合物の実際の密度が1.255g/ccであるとき、1.130g/ccより低いT=0分における見掛け密度は、許容されないと考えられる。配合物の実際の密度が1.255g/ccであるとき、1.130g/ccより高いT=0分における見掛け密度は、10%未満の空気取込みに対応して許容されると考えられる。
【0198】
空気取込み結果を
図1において提示する。空気取込みは、Morwet D425もSurfynol104PG50も配合物(組成物1A)中に存在しなかったとき、許容されなかった。驚いたことに、組成物1B及び1C中の6重量%のMorwet D425は、両方の配合物において空気取込みを許容されるレベルまで低減させた。
図1に示す許容される範囲は、実際の密度の10%未満以内であるように選択される。配合物についての最も決定的な空気取込みデータは、T=0分及びT=5分データポイントにおいて生じる(すなわち、それぞれ、振盪の直後及び振盪の5分後の密度)。
【0199】
実施例2、Surfynol104PG50を含有する配合物組成物。
【0200】
【0201】
【0202】
組成物5Aは、許容されない空気取込みを示し、組成物1B及び1C中よりもMorwet D425をより低いw/w%で含有したが、Surfynol104PG50を含有しなかった。組成物5BはSurfynol104PG50を含有したが、Morwet D425を含有しなかった。組成物5C~5Iは、それぞれ、組成物5A及び5B中と同じw/w%でMorwet D425及びSurfynol104PG50の両方を含有した。ブルームの自発性及び空気取込みを、実施例1において記載した手順を使用して評価した。全ての配合物は、ブルームの良好な自発性を示した。空気取込み結果は、
図2及び3において提示する。組成物5C~5Iは、許容されない空気取込みを有した組成物5A及び5Bと比較して許容される空気取込みを有した。Morwet D425又はSurfynol104PG50単独が配合物(それぞれ、組成物5A及び5B)中に存在するとき、空気取込みは許容されなかった。驚いたことに、2重量%のMorwet D425及び0.5重量%のSurfynol104PG50の組合せは、許容される空気取込みをもたらした(組成物5C~5I)。
図2及び3における許容される範囲は、実際の密度の10%未満以内であるように選択される。
【0203】
実施例3、2つの活性成分を含有する配合物組成物。
【0204】
【0205】
組成物2Aは、非活性成分について組成物1Bにおけるのと同じタイプ及び量を使用して、クロラントラニリプロール及びインドキサカルブの混合物と共に作製された。空気取込み結果を、
図4において提示する。組成物1Bと同様に、6重量%のMorwet D425は、配合された生成物の空気取込みを許容されるレベルへと低減させた。
図4において許容される範囲は、実際の密度の10%未満以内であるように選択される。
【0206】
有効性評価
実施例4、ダイズ/トマトへの効力及び耐雨性。
シロイチモジヨトウ(BAW)シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)に対する配合物組成物5Eの有効性及び耐雨性を、Morwet D-425もSurfynol104PG-50も含有しない市販のクロラントラニリプロールSC配合物と比較して、下記の方法に従って評価した。両方の配合物を同じ割合で施用した。結果を表5において提供する。
【0207】
ダイズ又はトマト植物を、適切なサイズに達するまで成長チャンバーにおいて成長させた。活性成分を試験濃度まで希釈して配合物を施用した。2時間後、植物を75mmの人工降雨に1時間曝露させた。植物が乾燥した後、葉材料をバイオアッセイのために集めた。葉片を新たに生まれたツマジロクサヨトウ幼虫スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)(シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、トマトによる)に曝露させ、幼虫の死亡率を寄生の96時間後に決定した。
【0208】
【0209】
組成物5Eは、市販のクロラントラニリプロールSC配合物として、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)に対する洗い流しの前及び後において同様の死亡率を有した(重複する信頼区間)。
【0210】
実施例5、植物毒性。
クロラントラニリプロール組成物5C~5Gへのトマトの応答を、下記の方法に従って評価した。全ての配合物は同じ割合で施用した。結果を表6において提供する。7DAT又は14DATの後で植物毒性は観察されなかった。
【0211】
目的の作物の植物を、適切なサイズに達するまで温室において成長させた。植物に、ベルト噴霧器を使用して50gal/acで、又は必要に応じて、他の割合で噴霧した。7日及び14日後、損傷された領域及び強度を考慮に入れた植物全体のアセスメントに基づいて植物毒性(%)を評価した。
【0212】
【0213】
実施例6、トマト浸透移行性効力。
シロイチモジヨトウ(BAW)シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)幼虫に対するクロラントラニリプロール組成物5Eの浸透移行性効力を、Morwet D-425もSurfynol104PG-50も含有しなかった市販のクロラントラニリプロールSC配合物と比較して下記の方法に従って評価した。両方の配合物を土壌表面へと同じ割合で施用した。結果を表7において提供する。
【0214】
処理の1週前にトマト植物を4号ポットへと移植し、温室中に保持した。土壌表面をポット毎に50mlの配合希釈物で浸し、ポットを8ozのふた中に置いた。処理毎に5つのポットが存在した。植物を成長チャンバー中に一定の温度及び相対湿度(RH)で保持した。必要に応じて植物は土壌表面において穏やかに水をやった。処理の1週間後に、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)幼虫で葉をカットバイオアッセイした。幼虫の死亡率は寄生の96時間後に決定した。
【0215】
【0216】
組成物5Eは、市販のクロラントラニリプロールSC配合物として、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)幼虫に対して同様の死亡率を有した。
【0217】
実施例7、ズッキーニ/イラクサギンウワバの実験室-フィールドバイオアッセイ。
イラクサギンウワバ幼虫イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)に対する配合物組成物5Eの有効性を、Morwet D-425もSurfynol104PG-50も含有しない市販のクロラントラニリプロールSC配合物と比較して下記の方法に従って評価した。両方の配合物を同じ割合で施用した。結果を表8において提供する。
【0218】
ズッキーニ植物をフィールドにおいて適切なサイズまで成長させ、望ましい濃度で水に希釈した試験材料を噴霧した。処理した葉を7DATにおいてバイオアッセイのために集めた。葉片にイラクサギンウワバ幼虫イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)を寄生させ、幼虫の死亡率を寄生の96時間後に決定した。
【0219】
【0220】
組成物5Eは、市販のクロラントラニリプロールSC配合物としてイラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)に対する同様の死亡率を有した。
【0221】
実施例8、無人ドローンによるコメへのSC配合物の施用。
本明細書に記載されているSC配合物を、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)サンカメイチュウ寄生の間に、インドネシア西ジャワにおいて移植されたインディカ同系交配イネ品種に施用した。施用のタイミングは孵化ピークにおいて行い、DJIメーカーからの無人ドローン飛行機モデルAgras MG1-Pを使用して行った。ドローンは、SC配合物、及びPrevathon(登録商標)昆虫防除の対照処理を示した割合で施用した。無人ドローンは1.5mの高さで25.1km/時間のスピードで飛行し、4mの帯状の場所内に1.04L/分の流量で生成物を施用した。水及びそれぞれに同定した生成物のタンクミックスを含んだ概ね30.3L/haの噴霧容量を使用して1回のみの施用を行った。タンクには他に何も加えなかった。実験は、単一の150m2の大プロット設計を使用した。処理の有効性の評価を施用の3日後、7日後、10日後、14日後、21日後、及び28日後に行った。それぞれの評価日において、「芯枯れ*」ダメージ(生長力のある段階において中心の葉の輪生体の死をもたらす幼虫の食害)の%を、未処理チェック(UTC)を含めたすべての処理においてアセスメントした。結果を下記の表9及び10において報告する。
【0222】
クロラントラニリプロールを含むSC配合物組成物5E(表2を参照されたい)を調製したが、ここで、全ての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。移植したコメ作物を、[0234]において上記のように処理した。Prevathon(登録商標)50SC昆虫防除を含む対照処理をまた研究に含めた。結果を下記の表9及び10において報告する。
【0223】
【0224】
【0225】
結果は、1ヘクタール当たり30グラムの活性物質で施用する対照処理と比較した、組成物5E処理の有効性において有意差は存在しなかったことを示す。
【0226】
理論実施例1、代替の殺有害生物剤。
組成物1B~1C中の殺有害生物剤は、代替の殺有害生物剤と置き換えて、同様に望ましい特性を有する新規な組成物を生じさせることができる。許容される殺有害生物剤を表11において示す。有用な殺有害生物剤は、これらの殺有害生物剤に限定されない。
【0227】
【0228】
【0229】
本明細書は、最良の態様を含めた本開示を例示し、また当業者が任意の装置又はシステムを作製及び使用し、任意の組み込まれた方法を行うことを含めて本開示を実行することを可能とする実施例を使用する。本開示の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の実施例を含み得る。このような他の実施例は、これらが特許請求の範囲の文字通りの言葉と異ならない構造要素を有する場合、又はこれらが特許請求の範囲の文字通りの言葉から実体のない差異を有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図する。
【国際調査報告】