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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-08
(54)【発明の名称】スイッチ機構
(51)【国際特許分類】
   G01L 5/22 20060101AFI20230301BHJP
   B25F 5/00 20060101ALI20230301BHJP
   G01L 1/20 20060101ALI20230301BHJP
【FI】
G01L5/22
B25F5/00 B
G01L1/20 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022534666
(86)(22)【出願日】2020-12-09
(85)【翻訳文提出日】2022-08-03
(86)【国際出願番号】 GB2020000096
(87)【国際公開番号】W WO2021116639
(87)【国際公開日】2021-06-17
(31)【優先権主張番号】201922194117.9
(32)【優先日】2019-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519104503
【氏名又は名称】ペラテック ホールドコ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100145883
【弁理士】
【氏名又は名称】新池 義明
(72)【発明者】
【氏名】チュアンヤン, ジャン
(72)【発明者】
【氏名】フォン, シュー
(72)【発明者】
【氏名】ヘン, ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ゼファン, リー
【テーマコード(参考)】
2F051
3C064
【Fターム(参考)】
2F051AA21
2F051AB07
2F051BA07
3C064AA03
3C064AB02
3C064AC02
3C064BA18
3C064BB52
3C064CA53
3C064CA80
3C064CB17
3C064CB62
3C064CB71
(57)【要約】
スイッチ機構
スイッチ機構を提供するための装置(401)は、ハウジング(402)とハウジングに取り付けられている感圧装置(403)を含む。アクチュエータ(405)はハウジングに移動可能に接続されているので、アクチュエータは軸(406)に沿って感圧装置に向かって、および感圧装置から離れるように移動することが可能になる。弾性部材(406)は、アクチュエータに接続されている第1の端部(407)と感圧装置に接続されている第2の端部(408)を有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと;
前記ハウジングに取り付けられている感圧装置と;
第1のアクチュエータが軸に沿って前記感圧装置に向かって及び前記感圧装置から離れて移動することができるように、前記ハウジングに移動可能に接続されている第1のアクチュエータと;そして
前記第1のアクチュエータに接続されている第1の端部と前記感圧装置に接続されている第2の端部を有する第1の弾性部材と
を含む、スイッチ機構を提供する装置。
【請求項2】
前記感圧装置が抵抗圧力センサを含む請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記ハウジングが前記感圧装置を受けるように構成されている溝を含む請求項1又は請求項2記載の装置。
【請求項4】
前記溝が前記ハウジングの内壁に設けられている請求項3記載の装置。
【請求項5】
前記第1の弾性部材がばねを含む請求項1ないし4のいずれか1項記載の装置。
【請求項6】
前記感圧装置は、前記第1の弾性部材を受けるように構成されている配置構造を含む請求項1ないし5のいずれか1項記載の装置。
【請求項7】
前記第1のアクチュエータが配置穴を含み、前記第1の弾性部材が前記第1の端部において前記配置穴内に配置されており、そして前記第2の端部において前記配置構造内に配置されている請求項6記載の装置。
【請求項8】
前記配置構造が前記感圧装置の圧力面上に設けられている請求項6又は請求項7記載の装置。
【請求項9】
前記ハウジングに取り付けられているガイドロッドを更に含み、該ガイドロッドが前記感圧装置の圧力面に対して垂直に配置されている請求項1ないし8のいずれか1項記載の装置。
【請求項10】
前記ガイドロッドが前記第1のアクチュエータに固定されている請求項9記載の装置。
【請求項11】
第2の弾性部材が前記ガイドロッド上にスリーブされている請求項9又は請求項10記載の装置。
【請求項12】
前記第1のアクチュエータが前記第1の弾性部材によって前記感圧装置から弾性的に離れるように付勢されている請求項1ないし11のいずれか1項記載の装置。
【請求項13】
前記第1のアクチュエータと前記ハウジング間に第2の弾性部材が設けられている請求項1ないし12のいずれか1項記載の装置。
【請求項14】
前記第1のアクチュエータが前記第2の弾性部材によって前記感圧装置から弾性的に離れるように付勢されている請求項13記載の装置。
【請求項15】
前記第2の弾性部材がばねを含む請求項13又は請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記第1のアクチュエータに接続されている第1の入力装置を更に含む請求項1ないし15のいずれか1項記載の装置。
【請求項17】
第2のアクチュエータを更に含み、該第2のアクチュエータの第1の端部が前記感圧装置に当接している請求項1ないし16のいずれか1項記載の装置。
【請求項18】
前記第2のアクチュエータに接続されている第2の入力装置を更に含む請求項17記載の装置。
【請求項19】
前記第1のアクチュエータと前記感圧装置の間に配置されている第3の弾性部材を更に含む請求項1ないし18のいずれか1項記載の装置。
【請求項20】
前記感圧装置が電動工具の電気回路に接続されている請求項1ないし19のいずれか1項記載の装置。
【請求項21】
請求項1ないし20のいずれか1項記載の装置を含む動力工具。
【請求項22】
電動工具の動作方法であって:
装置のハウジングに移動可能に接続されている第1のアクチュエータに力を付加し;
前記第1のアクチュエータを移動させて第1の弾性部材を圧縮し、前記第1の弾性部材を感圧装置に接続させ;
前記力を前記感圧装置に伝達し;
前記感圧装置からの電気信号の変化を決定し;
前記電気信号の変化に応答して前記電動工具の出力を変える
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2019年12月13日に出願された中国実用新案番号ZL2019 22 194 117.9に基づく優先権を主張するものであり、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、スイッチ機構を提供する装置、電動工具及び電動工具を操作する方法に関する。
電動ドリル又は電動ドライバーなどの電動工具は、多くの場合、手持ち型で提供され、オン/オフメカニズムを提供する操作スイッチ又は電動工具の作業ヘッドの回転速度の調整を可能にする可変スイッチによって利用される。
このタイプの電動工具は、通常、作業員がつかんで保持できるハウジングを備えており、多くの場合、ハウジングの下端にバッテリなどの電源が備えられている。 押しボタンなどの入力装置は、一般に、作業員が押すことができるようにハウジングの外面に設けられている。 入力装置には、作業ヘッドの速度を操作するために速度制御スイッチが接続されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このタイプの従来の動力工具スイッチは、接触部と抵抗板を有するリードスイッチを利用している。抵抗は、抵抗プレート上の接触部の位置を調整することによって制御される。
使用中の繰り返し摩耗による接触部と抵抗板の摩耗がスイッチの故障につながるという問題がある。したがって、本発明は、この問題を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[発明の簡単な説明]
本発明の第1の観点によれば、ハウジングと;前記ハウジングに取り付けられている感圧装置と;第1のアクチュエータが軸に沿って前記感圧装置に向かって及び前記感圧装置から離れて移動することができるように、前記ハウジングに移動可能に接続されている第1のアクチュエータと;そして、前記第1のアクチュエータに接続されている第1の端部と前記感圧装置に接続されている第2の端部を有する第1の弾性部材とを含む、スイッチ機構を提供する装置が提供される。
【0005】
本発明の第2の観点によれば、装置のハウジングに移動可能に接続されている第1のアクチュエータに力を加え;前記第1のアクチュエータを移動させて第1の弾性部材を圧縮し、前記第1の弾性部材を感圧装置に接続させ;前記力を前記感圧装置に伝達し;前記感圧装置からの電気信号の変化を決定し;前記電気信号の変化に応答して前記電動工具の出力を変える電動工具の動作方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、電動工具を動作中の操作員を示す図である。
図2図2は、電動工具の模式図である。
図3図3は、感圧装置の分解組立図である。
図4図4は、スイッチ機構を提供する装置の断面線図である。
図5図5は、図4の装置の断面模式図である。
図6図6は、力を加えた後の圧縮された構成における図5の装置示す図である。
図7図7は、先に説明した装置が組み込まれた電動工具の操作方法を示す図である。
図8図8は、スイッチ機構を提供する装置の更なる実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施の形態について、図面を参照して例としてのみ説明する。詳細な実施形態は、発明者が知っている最良のモードを示し、特許請求された本発明をサポートする。ただし、これらは単なる例示であり、特許請求の範囲を解釈又は制限するために使用するべきではない。これらの目的は、当該技術分野の当業者に教示を提供することである。「第1」や「第2」のなどの序数句で区別される要素及びプロセスは、必ずしも何らかの順序やランク付けを定義するわけではない。
【0008】
[発明の詳細な説明]
図1
図1は、電動工具101を、この場合、電動ドリル示す。 電動工具101は、操作者102によって手で保持され、押しボタンを含む入力装置103によって操作されるように構成されている。
使用中、操作者102は、ドリルビット104の回転を可能にする入力装置103に力を加えることによって電動工具101を操作する。
従来の用途では、入力装置103は、ドリルビット104の回転のオン/オフ操作を行うスイッチとして作動していた。しかしながら、本発明は、操作者が入力装置103によってドリル104の回転を制御することができる改善された入力装置103を提供する。
【0009】
図2
図2は、本発明による電動工具101の模式図を示す。
実施形態では、電動工具101は、感圧装置202に接続されている電気回路201を備え、該感圧装置202は入力装置103に接続されている。
電気回路201は更に電動工具101のドリルビット104に接続されているので、信号がドリルビット104に送信され、回転を示すことができる。
実施形態では、操作者102が入力装置103に力を加えると、圧力が感圧装置202に加えられ、該感圧装置202は電気回路201と通信するので、電気回路201から信号が送信されて、例えばドリルビット104の回転のような出力が付与される。
【0010】
本明細書に記載の発明は、電動工具に関するが、特に電気ドリル及びドリルビットの回転に限定されないことが理解される。したがって、本明細書に記載の装置、特にスイッチ機構は、代替の実施形態及び代替の動力工具において利用でき、更に、装置の回転以外の代替の動作に利用できることが理解される。
例えば、代替の実施形態では、スイッチ機構は、発明に従ってドライバーの回転を出力する電動ドライバーに組み込まれる。更に別の実施形態では、電動工具は、ハンマーの動きによって出力を与えることができる。
【0011】
図3
図3は、例示的な感圧装置の分解組立図202を示す。
実施形態では、感圧装置202は一点圧力センサであり、この実施形態では抵抗圧力センサである。
実施形態では、感圧装置202は、第1の導電層301、第2の導電層302及び感圧抵抗層303を含む。
実施形態では、感圧抵抗層303は、本出願人であるペラテックホールドコリミテッドの下で利用可能な量子トンネル材料を含む。
【0012】
導電層301及び302はそれぞれ導電性材料を含み、一実施形態では、炭素インク及び/又は銀ベースのインクを含む。
矢印304の方向に力が付加されると、該力は、導電層301から感圧抵抗層303を介して導電層302に伝達される。
感圧抵抗層303は、付加力に応答してom抵抗の変化を示すように構成されている。このように、感圧装置を適切な電気回路に接続して、出力抵抗を測定することにより、力の大きさ及び/又は位置を出力抵抗から計算することができる。
【0013】
図4
図4は、スイッチ機構を提供する装置の断面線図である。
装置401は、ハウジング402と、ハウジング402に取り付けられている感圧装置403を備える。実施形態では、感圧装置403は、図3に関して上述した感圧装置202と実質的に同様であり得る抵抗圧力センサを含む。
実施形態では、ハウジング402には、感圧装置403を受けるように構成された溝404が設けられており、このことにより、正確に配置された感圧装置403を製造する手段が提供される。
【0014】
装置401は更に、ハウジング402に移動可能に接続されているアクチュエータ405を備える。実施形態では、アクチュエータ405は、感圧装置403に向かって、そして、感圧装置403から離れるように軸406に沿って移動するように構成されている。
装置401は更に、弾性部材406として、この実施形態では、ばねを含む。弾性部材406は、アクチュエータ405に接続されている第1の端部407と、感圧装置403に接続されている第2の端部408とを備える。
アクチュエータ405は更に、従来の電動工具の押しボタンと実質的に同様の押しボタンを備える入力装置409に接続されている。
【0015】
一実施形態では、装置401は更に、ハウジング402に取り付けられており、アクチュエータ405に固定されているガイドロッド510を備える。ガイドロッド410は、感圧装置403の圧力面305に対して垂直に配置されている。第2の弾性部材411は、ガイドロッド410上にスリーブされている。実施形態では、弾性部材411は再び、ばねを含み、入力装置409に力を加えると弾性を高めるために利用される。
一実施形態では、弾性部材411は、アクチュエータ405とハウジング402の間に設けられている。
【0016】
図5
図5は、装置401の断面模式図である。
実施形態では、操作者が入力装置409に力501を加えると、この力はアクチュエータ405に伝達され、該アクチュエータ405は軸に沿って矢印502の方向に移動する。
装置401は更に、配置構造503を備え、該配置構造503は、感圧装置403の一部を形成し、それに取り付けられている。配置構造503は、端部408で弾性部材406を受けるように構成されている。更に、アクチュエータ405は、端部407に配置穴504を備え、該端部には弾性部材406も配置されている。これにより、弾性部材406がアクチュエータ405にしっかりと配置されることが保証されるので、アクチュエータ405が矢印502の方向に移動すると、弾性部材406がアクチュエータ405と感圧装置403に実質的に保持される。
【0017】
配置構造503は、感圧装置403の圧力面305上に設けられている。
図5の実施形態では更に、圧力面305及び感圧装置403に垂直に配置されているガイドロッド410を示す。図示したように、ガイドロッド403は、端部505でアクチュエータ405に固定されている。ガイドロッド410の端506で、感圧装置403は、ガイドロッド410が挿入される開口507を備える。このようにして、ガイドロッド410は、感圧装置403からの抵抗出力に影響を与えない。
【0018】
図5に示す実施形態では、装置401は、弾性部材406とアクチュエータ405が、弾性部材406によって感圧装置403から弾性的に離れるように付勢されている静止位置に示されている。アクチュエータ405と装置401のハウジングの間に提供される弾性部材411はまた、アクチュエータ405が感圧装置403から離れるように付勢するように作用する。
したがって、この静止位置では、力501は感圧装置403に伝達されず、感圧装置403からの出力は、その電気回路によって電動工具を作動させない。力501が加えられると、図6に関して更に説明するように、感圧装置から出力が作られる。
【0019】
図6
図6は、装置401と実質的に同様の図を示し、この図では、力501が入力装置409によってアクチュエータ405に与えられている。アクチュエータ405に与えられた力は、図示のように圧縮された弾性部材406及び411に導かれ、力501は感圧装置403に伝達される。
このようにして、感圧装置403からの電気信号の変化は電気回路201で記録することができる。該電気回路201は、例えば、ドリルビット104の回転速度を表示することによって、電動工具を作動するために利用することができる。
【0020】
図7
図7は、先に説明した装置401が組み込まれた電動工具の操作方法を示す。
ステップ701で、力501などの力がアクチュエータ405に付与される。実際には、操作者102がアクチュエータ405に伝える入力装置409に力を与える。
ステップ702で、アクチュエータ405は、軸406に沿って矢印502の方向に感圧装置403に向かって移動する。これにより、弾性部材403が圧縮されるので、ステップ703で力が感圧装置403に伝えられる。
【0021】
ステップ704において、感圧装置403からの電気信号の変化は、感圧装置403から記録された抵抗の変化を利用して、電気回路201によって決定される。
ステップ705では、電気信号の変化に応答して電動工具の出力が変わる。
このようにして、感圧装置は、付与された圧力の変化が、電動工具の出力に関して、速度、回転又は他のパラメータに影響を与えることを可能にする。
【0022】
図8
図8は、発明による更なる実施形態を示す。
装置801は、電動工具に適したスイッチ機構を提供する。実施形態では、装置801は、ハウジング802と、ハウジング802に取り付けられている感圧装置803を含む。実施形態では、感圧装置803は、抵抗圧力センサを含み、この実施形態では、デュアルポイントセンサである。これは、感圧装置が感知装置の2点に加えられた圧力を記録することを意味する。
【0023】
装置801は、ハウジング802に移動可能に接続されている第1のアクチュエータ804を備えているので、装置401の実施形態と実質的に同様の方法で、アクチュエータ804が軸に沿って感圧装置803に向かって、及び、感圧装置803から離れて移動することができる。
装置801は更に、前述の弾性部材406と実質的に同様な第1の弾性部材805を備えている。したがって、弾性部材805は、第1の端部でアクチュエータ804に接続され、第2の端部で感圧装置803に接続されている。
【0024】
実質的に同様の方法で、ハウジング802は、感圧装置803を受けるように構成されている溝806を備える。溝806は、ハウジング802の内壁に設けられている。
実施形態では、装置801は、ハウジング802に取り付けられ、感圧装置803の圧力面に対して垂直に配置されたガイドロッド807を備えている。ガイドロッド807は、一端でアクチュエータ804に固定され、他端でハウジング802に固定されている。弾性部材808は、ガイドロッド807上にスリーブされている。アクチュエータ804は、弾性部材805と弾性部材808によって、感圧装置803から弾性的に離れるように付勢されている。
【0025】
実施形態では、装置801は更に、アクチュエータ804と感圧装置803の間に配置された更なる弾性部材809を備えている。
第2のアクチュエータ810も設けられ、一方の端は入力装置811に接続され、アクチュエータ810の反対側の端部は感圧装置803に当接している。
したがって、このようにして、装置801は、操作者102によって操作することができる第1及び第2の入力装置811及び812を含む。
本実施形態では、力が入力装置812に付加されると、弾性部材805、808及び809が圧縮されて、感圧装置803上の別個の点が同時に活性化される。これにより、操作者102による入力装置812からの制御が向上する。
【0026】
操作者102が入力装置811に力を付加すると、領域813の感圧装置803に圧力が加えられ、それによって代替の応答が提供される。したがって、装置801に、より広い範囲を提供する2つの別個のモードが与えられる。入力装置811に力を付加するとき、含まれる弾性部材の欠如は、操作者102が必要とする労力を低減させる。しかしながら、感度を高めるために、入力装置812を利用して、制御を高めることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-01-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明の第1の観点によれば、特許請求の範囲の請求項1に記載されたスイッチ機構を提供する装置が提供される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明の2の観点によれば、特許請求の範囲の請求項21に記載された電動工具の動作方法が提供される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
導電層301及び302はそれぞれ導電性材料を含み、一実施形態では、炭素インク及び/又は銀ベースのインクを含む。
矢印304の方向に力が付加されると、該力は、導電層301から感圧抵抗層303を介して導電層302に伝達される。
感圧抵抗層303は、付加力に応答して抵抗の変化を示すように構成されている。このように、感圧装置を適切な電気回路に接続して、出力抵抗を測定することにより、力の大きさ及び/又は位置を出力抵抗から計算することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
装置401は更に、ハウジング402に移動可能に接続されているアクチュエータ405を備える。実施形態では、アクチュエータ405は、感圧装置403に向かって、そして、感圧装置403から離れるように軸412に沿って移動するように構成されている。
装置401は更に、弾性部材406として、この実施形態では、ばねを含む。弾性部材406は、アクチュエータ405に接続されている第1の端部407と、感圧装置403に接続されている第2の端部408とを備える。
アクチュエータ405は更に、従来の電動工具の押しボタンと実質的に同様の押しボタンを備える入力装置409に接続されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
図7
図7は、先に説明した装置401が組み込まれた電動工具の操作方法を示す。
ステップ701で、力501などの力がアクチュエータ405に付与される。実際には、操作者102がアクチュエータ405に伝える入力装置409に力を与える。
ステップ702で、アクチュエータ405は、軸412に沿って矢印502の方向に感圧装置403に向かって移動する。これにより、弾性部材403が圧縮されるので、ステップ703で力が感圧装置403に伝えられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングを含み:その中に
加えられた力に応答する抵抗圧力センサを備え、前記ハウジングに取り付けられている感圧装置と;
第1のアクチュエータが軸に沿って前記感圧装置に向かって及び前記感圧装置から離れて移動することができるように、前記ハウジングに移動可能に接続されている第1のアクチュエータと;そして
前記第1のアクチュエータに接続されている第1の端部と前記感圧装置に接続されている第2の端部を有する第1の弾性部材と
を含む、
スイッチ機構を提供する装置。
【請求項2】
前記ハウジングが前記感圧装置を受けるように構成されている溝を含む請求項記載の装置。
【請求項3】
前記溝が前記ハウジングの内壁に設けられている請求項記載の装置。
【請求項4】
前記第1の弾性部材がばねを含む請求項1ないしのいずれか1項記載の装置。
【請求項5】
前記感圧装置は、前記第1の弾性部材を受けるように構成されている配置構造を含む請求項1ないしのいずれか1項記載の装置。
【請求項6】
前記第1のアクチュエータが配置穴を含み、前記第1の弾性部材が前記第1の端部において前記配置穴内に配置されており、そして前記第2の端部において前記配置構造内に配置されている請求項記載の装置。
【請求項7】
前記配置構造が前記感圧装置の圧力面上に設けられている請求項又は請求項記載の装置。
【請求項8】
前記ハウジングに取り付けられているガイドロッドを更に含み、該ガイドロッドが前記感圧装置の圧力面に対して垂直に配置されている請求項1ないしのいずれか1項記載の装置。
【請求項9】
前記ガイドロッドが前記第1のアクチュエータに固定されている請求項記載の装置。
【請求項10】
第2の弾性部材が前記ガイドロッド上にスリーブされている請求項又は請求項記載の装置。
【請求項11】
前記第1のアクチュエータが前記第1の弾性部材によって前記感圧装置から弾性的に離れるように付勢されている請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項12】
前記第1のアクチュエータと前記ハウジング間に第2の弾性部材が設けられている請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項13】
前記第1のアクチュエータが前記第2の弾性部材によって前記感圧装置から弾性的に離れるように付勢されている請求項1記載の装置。
【請求項14】
前記第2の弾性部材がばねを含む請求項1又は請求項1記載の装置。
【請求項15】
前記第1のアクチュエータに接続されている第1の入力装置を更に含む請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項16】
第2のアクチュエータを更に含み、該第2のアクチュエータの第1の端部が前記感圧装置に当接している請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項17】
前記第2のアクチュエータに接続されている第2の入力装置を更に含む請求項1記載の装置。
【請求項18】
前記第1のアクチュエータと前記感圧装置の間に配置されている第3の弾性部材を更に含む請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項19】
前記感圧装置が電動工具の電気回路に接続されている請求項1ないし1のいずれか1項記載の装置。
【請求項20】
請求項1ないし19のいずれか1項記載の装置を含む動力工具。
【請求項21】
ハウジングの中に感圧装置、第1のアクチュエータ及び第1の弾性部材を備えるハウジングを含む装置を含む電動工具の動作方法であって:
前記装置の前記ハウジングに移動可能に接続されている前記第1のアクチュエータに力を付加し;
前記第1のアクチュエータを移動させて前記第1の弾性部材を圧縮し、前記第1の弾性部材を前記感圧装置に接続させ;
前記力を前記感圧装置に伝達し;
前記感圧装置からの電気信号の変化を決定し;
前記電気信号の変化に応答して前記電動工具の出力を変える
方法。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【国際調査報告】