(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-10
(54)【発明の名称】接続管理手段を有する接続デバイス
(51)【国際特許分類】
F16L 21/08 20060101AFI20230303BHJP
F16L 37/091 20060101ALI20230303BHJP
【FI】
F16L21/08 D
F16L37/091
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542980
(86)(22)【出願日】2021-01-15
(85)【翻訳文提出日】2022-08-09
(86)【国際出願番号】 EP2021050870
(87)【国際公開番号】W WO2021144459
(87)【国際公開日】2021-07-22
(32)【優先日】2020-01-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521016346
【氏名又は名称】パーカー ハネフィン・エメア・エスアーエールエル
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】ギイヤール,フィリップ
(72)【発明者】
【氏名】ヴァレ,ジャン-フランソワ
(72)【発明者】
【氏名】ル ケレ,フィリップ
【テーマコード(参考)】
3H015
3J106
【Fターム(参考)】
3H015GA02
3H015GA05
3J106BA01
3J106BB01
3J106BC04
3J106BD01
3J106BE25
3J106EA03
3J106ED15
3J106ED43
(57)【要約】
管の端区分(T)を接続するデバイス(1)は、通路(3)を画定する管状本体(2)であって、保持手段(7)を備え、管の端区分(T)の外面を係合する引掛け要素(10)を含む管状本体(2)と、管の端区分(T)の外面を把持する環状封止体(9)とを備える。デバイスは、少なくとも1つの第1の腕部(20)を備え、少なくとも1つの第1の腕部(20)は、腕部の一部分が、本体の外側から検出可能な接続管理手段になるように、保持手段の下流で管の端区分(T)によって作動されるように通路(3)内に配置した一端部を有する。
【選択図】
図3b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管の端区分(T)の接続デバイス(1)であって、前記接続デバイス(1)は、通路(3)を画定する管状本体(2)であって、保持手段(7)を備え、前記管の端区分(T)の外面を係合する引掛け要素(10)を含む管状本体(2)と、前記管の端区分(T)の外面を把持する環状封止体(9)とを備える、前記接続デバイス(1)において、前記デバイスは、少なくとも1つの第1の腕部(20、20’)を備え、前記少なくとも1つの第1の腕部(20、20’)は、前記腕部の一部分が、前記本体の外側から検出可能な接続表示器になるように、前記保持手段の下流で前記管の端区分(T)によって作動されるように前記通路(3)内に配置した一端部を有することを特徴とする、接続デバイス(1)。
【請求項2】
前記腕部(20、20’)は、自由端(21、21’)を有し、前記自由端(21、21’)は、前記自由端が前記本体(2)の外側から見える可視位置と、前記自由端が前記本体の外側から隠れる後退位置との間で可動である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1の腕部(20)は、前記自由端(21)が、前記本体(2)の実質的に径方向に、前記可視位置と前記後退位置との間で可動であるように構成する、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記自由端(21)は、前記本体(2)内に配置した開口を通じて前記本体(2)の外側に突出する、請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記本体(2)は、前記自由端(21)が前記可視位置にある際に前記第1の腕部(20)に圧迫される停止部を備え、前記第1の腕部(20)は、前記後退位置から前記可視位置まで弾性的に弛緩し、前記自由端(21)が前記可視位置に到達した際、前記停止部に衝突して音を生成するように構成する、請求項2又は3に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第1の腕部(20’)は、前記自由端(21’)が、前記本体の実質的に軸方向で、前記可視位置と前記後退位置との間で可動であるように構成する、請求項2に記載のデバイス。
【請求項7】
前記自由端(21’)は、インサート(6’)内に配置した開口を通じて前記本体(2)の外側に突出し、前記インサート(6’)は、前記保持手段(7)を保持するように前記通路(3)の入口に固定される、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
防塵封止体(11’)は、前記本体(2)及び前記インサート(6’)の表面を覆い、前記防塵封止体(11’)は、前記開口に面して、細穴(11.1’)を備え、前記細穴(11.1’)は、前記自由端(21’)が前記後退位置にある際、及び前記自由端(21’)が前記可視位置に到達した場合に離れた際、互いに弾性接触する2つの唇部によって境界を定められる、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
ブッシング(5)を備え、前記ブッシング(5)は、前記通路(3)内に前記ブッシング(5)を引っ込める際、前記ブッシング(5)が停止部(3.2)から離間する待機位置と、前記ブッシング(5)が前記停止部(3.2)を押圧する引込め動作位置との間で摺動するように前記通路(3)内に組み付けられ、前記ブッシング(5)は、前記ブッシング(5)が前記待機位置にある際に前記管の端区分(T)に係合し、前記管の端区分(T)が前記保持手段(7)を通過した際に前記ブッシング(5)が引込み位置の方に移動するように構成する、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記ブッシング(5)は、前記本体への前記管の端区分(T)の挿入方向を参照して前記保持手段(7)から下流に、少なくとも1つの脚部(5.4)を備え、前記少なくとも1つの脚部(5.4)は、前記ブッシング(5)が前記待機位置にある際、前記通路の突出部を押圧し、前記動作位置に向かう前記ブッシング(5)の移動に抵抗し、前記ブッシング(5)が所定の長さにわたり前記管の端区分(T)内に係合された際、前記管の端区分(T)によって後退するように構成する、請求項9に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にトラック等の自動車両における、例えば、油圧制動回路のような流体搬送回路の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
通路を画定する本体を備える接続デバイスにより、管を加圧流体搬送回路の別の要素(他の管、ディスペンサ、アクチュエータ、弁等)に接続することは公知であり、この通路は、管の端部分を受け入れるように構成される第1の区分と、前記他の要素に接続される第2の区分とを有する。従来、第1の区分は、管の端部分を通路内に封止固着する手段を内側に備える。こうした手段は、概して、クランプ、溝付きサークリップ又は内歯ワッシャ等の締結要素と、管の外面と通路の内面との間で圧縮される環状封止体等の封止要素とを備える。
【0003】
接続デバイスに漏れがあると、回路内を循環する流体の圧力を取り返しのつかないほど低減させることになり、このことは、特に圧力の低下が車両制動システムを動作不能にする危険性がある車両制動システムの回路では、危険であることがわかっており、深刻な損害を与えるおそれがある。
【0004】
流体搬送回路内の漏れの存在は、接続デバイスに対する管の不正確な組立てによるものが多いと思われる。実際、管が、封止要素内に係合すべき接続デバイスの本体内に十分に圧入されていないことは、よくある。不正確な圧入は、概して、圧入の間、締結要素内への管の挿入、封止要素内への管の挿入、及び最後に、管の到達、停止を区別することが容易ではないために生じ、これらのうちの1つがあると想定される。より一層困難にしているのは、様々な力を利用し、オペレータに異なる感覚を与える多数の種類の接続器があることである。
【0005】
したがって、管が接続器内に十分に圧入されていることを確実にし、接続デバイスの封止を保証するため、管の接続端部を制御することが有利である。
【0006】
1つの解決策は、管の外面上にマークを作製することであり、このマークは、管が接続器内に十分に圧入された際、接続器の本体によって隠される。したがって、この解決策は、オペレータが前記マークが管上に作製されているとみなしていることを想定するものである。というのは、それ以外の場合、管が保持手段と協働するようにデバイスの本体内に十分に圧入されていないにもかかわらず、オペレータは、管が正確に接続されていると考えるためである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、上述の問題を少なくとも部分的になくすことを可能にする接続デバイスを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的で、本発明は、管の端区分の接続デバイスを提供し、デバイスは、通路を画定する管状本体であって、保持手段を備え、管の端区分の外面を係合する引掛け要素を含む管状本体と、管の端区分の外面を挟む環状封止体とを備える。デバイスは、少なくとも1つの第1の腕部を備え、少なくとも1つの第1の腕部は、腕部の一部分が、本体の外側から検出可能な接続管理手段になるように、保持手段の下流で管の端区分によって作動されるように通路内に配置した一端部を備える。
【0009】
したがって、管の外側に対する封止を保証する間、本発明は、オペレータに、接続が有効であり、デバイスの本体への管の挿入作業を終えてよいことを指示可能である。
【0010】
本発明の他の特性及び利点は、本発明の具体的で非限定的な実施形態に対する以下の説明を読めば明らかになる。
【0011】
添付の図面を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1a】管を待機している、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図1b】管の接続開始時における、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図1c】管の第1の引込め行程後の、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図1d】管の第2の引込め行程後の、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図1e】管の接続終了時における、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図1f】回路の加圧後の、本発明の第1の実施形態による接続デバイスの長手方向断面図である。
【
図2a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図2b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図3a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図3b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図4a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、回路の加圧後における本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図4b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、回路の加圧後における本発明の第2の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図5a】斜視図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図5b】正面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図5c】側面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図6a】斜視図として表される、管の接続後における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図6b】正面図として表される、管の接続後における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図6c】側面図として表される、管の接続後における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図7a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの詳細図である。
【
図7b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの詳細図である。
【
図8a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの詳細図である。
【
図8b】第1の切断面に直交する第2の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの詳細図である。
【
図9a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図9b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管を待機している本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図10a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続開始時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図10b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管の接続開始時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図11a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続中における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図11b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管の接続中における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図12a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図12b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、管の接続終了時における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図13a】第1の切断面による長手方向断面図として表される、回路の加圧後における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【
図13b】第1の切断面に直交する第2の切断面よる長手方向断面図として表される、回路の加圧後における本発明の第3の実施形態による接続デバイスの部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、本ケースでは、図示しない流体搬送回路に属する流体搬送器及び/又は受け要素に管Tを接続する用途で説明される。前記回路要素は、別の管、ディスペンサ、ポンプ、槽、ジャッキ若しくはモータ等のアクチュエータ、又は流体搬送回路のあらゆる他の要素とし得る。
【0014】
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態によれば、1で全体的に参照される接続デバイスは、管状本体2を備え、管状本体2は、管Tの端区分における接続区分、及び回路要素における接続区分に軸方向に分割される。管状本体2は、通路3を画定し、通路3は、入口区分3.1と、座ぐり3.2と、主要区分3.3とを連続的に備え、入口区分3.1は、座ぐり3.2を介して、回路要素の通路と連通することが意図される主要区分3.3に接続される。
【0015】
全体的に4で参照される可動組立体は、入口区分3.1内に組み付けられる。可動組立体4は、ブッシング5と、保持手段7を受け入れるインサート6とを備え、保持手段7は、通路3内に管の端区分を封止固着する。
【0016】
可動組立体4は、ブッシング5が、通路3内にブッシングを引っ込める際、停止部を形成する座ぐり3.2の底部から離間する待機位置(
図1a、
図1b、
図1c)と、ブッシング5が座ぐり3.2の底部を押圧する引込め動作位置(
図1d、
図1e、
図1f)との間を摺動し得る。
【0017】
ブッシング5は、内部ソケット5.1を備え、内部ソケット5.1は、カラー5.2によって、内部ソケット5.1と同軸である外部ソケット5.3に接続される。カラー5.2は、座ぐり3.2の底部に面して延在する。
【0018】
内部ソケット5.1は、インサート6の自由端の近傍の第1の端部と、本ケースではカラー5.2に接続される第2の端部とを有する。内部ソケット5.1の第2の端部は、直径方向に対向する2つの脚部5.4によってカラー5.2を越えて延在し、2つの脚部5.4は、可動組立体4が待機位置にある際、座ぐり3.2の底部を押圧し、動作位置に向かう可動組立体4の移動に対抗する。より具体的には、脚部5.4は、主要区分3.3の出口の周囲で座ぐり3.2の底部内に配置された面取り部を押圧する。
【0019】
外部ソケット5.3は、
カラー端部5.2に接続され、径方向に弾性圧縮可能な環状封止体8を支持する、より小さい直径部分(座ぐり3.2の直径よりもわずかに小さい部分)であって、通路3の入口区分3.1の壁とより小さな直径部分の外面との間の封止を保証する、より小さい直径部分と、
より小さな直径部分に接続され、インサート6の自由端の反対側の、インサート6の端部に係合され、径方向に弾性圧縮可能な環状封止体9を内側に備える、より大きな直径部分(入口区分3.1の直径よりもわずかに小さい部分)であって、管Tの外面とより大きな直径部分の内面との間の封止を保証する、より大きな直径部分と
を備える。
【0020】
インサート6は、内歯付き締結ワッシャ10を閉じ込める肩部6.1と、外部ソケット5.3の自由端と、防塵環状封止体11とを内側に備え、防塵環状封止体11は、内部ソケット5.1の自由端に面して、インサート6の自由端で塞がれ、塵が管Tとインサート6の内面との間を通過しないようにする。
【0021】
インサート6は、環状形状の係留要素12を受け入れる溝6.2を外側に更に備え、
可動組立体4が待機位置にある際、インサート6の自由端及び係留要素12が、通路3から突出して外側に平行に延在し、
可動組立体4が動作位置にある際、インサート6の自由端が、本体2と面一であり、係留要素12が、通路3内に完全に受け入れられる
ようにする。
【0022】
係留要素12は、
可動組立体4が待機位置にある際、通路3の外側への可動組立体4の引抜きに対抗するように、入口区分3.1の第1の筐体3.11内に受け入れられるように構成される第1の外側段12.1と、
第1の段12.1よりも高く、通路3内への管Tの挿入方向を参照して第1の段12.1から上流に配置される第2の外側段12.2と
を備え、第2の外側段12.2は、可動組立体4が動作位置にある際、通路3の外側への可動組立体4の引抜きに対抗するように、入口区分2.1の第2の筐体3.12内に受け入れられるように構成される。
【0023】
したがって、係留要素12は、可動組立体4、したがって、ブッシング5の複数の位置のそれぞれにおいて、通路3の外側へのインサートの引抜きに対抗するように構成される。
【0024】
係留要素12は、溝付き環状サークリップであり、第2の段12.2が第2の筐体3.12の内径よりも大きい外径を有する静止状態、及び第2の段12.2が入口区分3.1の内径よりも小さい内径を有する変形状態で弾性変形し得る。第1の段12.1及び第2の段12.2は、係留要素12の弾性変形及び通路3への可動要素4の引込めを促進するように傾斜する(通路3への管Tの挿入方向を参照して)下流面と、径方向又はほぼ径方向である(通路3への管Tの挿入方向を参照して)上流面とを有し、筐体3.11、3.12のそれぞれの相同面と協働することによって通路3の外側への可動組立体4の引抜きに対抗する。
【0025】
任意の接続の前(
図1a)、可動組立体4は、待機位置にあり、係留要素12は、通路3から部分的に突出し、第1の段12.1は、第1の筐体3.11内に受け入れられている。
【0026】
接続開始時、管Tの端区分は、内部ソケット5.1の自由端上及び防塵封止体11に同時に係合され、可動組立体4は、主要区分3.3の出口の近傍で座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される。
【0027】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は締結ワッシャ10を通過し、封止体9を通過し(
図1b)、可動組立体4は、座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される。
【0028】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は、脚部5.4を次第に覆い、本体2の中心軸に向かって脚部5.4を折り返すように脚部5.4を弾性変形させることになる(
図1c)。この引込め力は、脚部5.4が強制的に折り返されるまで継続される。したがって、これにより、脚部5.4は、座ぐり3.2の底部を押圧せず、主要区分3.3内に戻される。この脚部5.4の折返しにより、可動組立体4を動作位置の方に移動させることが可能である(
図1d)。同時に、係留要素12は、カムのように本体2に対する段12.1、12.2の摺動のために弾性変形し、筐体3.11と3.12との間に位置する。可動組立体4の移動は、比較的急であり、ブッシング5が座ぐり3.2の底部に対して停止した際に終了する(
図1e)。したがって、第2の段12.2は、係留要素12の弾性作用下、第2の筐体3.12に面して到達し、第2の筐体3.12に入り込んでおり、これにより、第2の筐体3.12の底部に対して第2の段12.2を平らにしている。脚部5.4が、本体2への管Tの端区分の挿入方向を参照して保持手段7から下流に(即ち、封止体9及び係留ワッシャ10から下流に)延在するため、可動組立体4、したがってブッシング5は、管Tの区分が保持手段7に対して正確な接続位置になった後にのみ、動作位置の方に移動することを理解されたい。
【0029】
したがって、ブッシング5が第2の引込み位置に到達すると、少なくとも1つの接続管理手段を始動する。この第1の実施形態では、いくつかの接続管理手段がある:
ブッシング5及び本体2は、ブッシング5が(動作位置における)座ぐり3.2の底部に到達、停止すると音を生じさせるような材料から作製され、接続管理手段を構成する、
係留要素12は、可動組立体4(したがって、ブッシング5)が待機位置にある際、本体2から突出して延在し、可動組立体4が動作位置にある際、本体2内に完全に受け入れられ、このため、係留要素12は、触知できる接続管理手段及び視覚的な接続管理手段の両方を構成する。係留要素12及び本体2は、好ましくは、本体2内への係留要素12の後退によって構成される視覚的な合図を強化するように、対照的な色を有する、
(第2の筐体3.12の深さよりも大きい)第2の段12.2の高さ、及び係留要素12の弾性のために、第2の外側段12.2は、可動要素4がその動作位置に到達すると、第2の筐体3.12の底部に衝突する。係留要素12及び本体2は、第2の外側段12.2が第2の筐体3.12の底部に到達すると音を生じさせるような材料から作製され、接続管理手段を構成する。
【0030】
回路を加圧すると、管Tは、流体圧力の作用下、わずかに後退するが、締結ワッシャ10によってインサート6内に保持される一方で、インサート6は、係留要素12によって本体2内に保持される。係留要素12を受け入れる溝6.2は、傾斜下流側面と、実質的に径方向の上流側面とを有し、上流側面の自由縁部は、溝6.2の底部よりも広い開口を画定する。係留要素12は、溝6.2の側面に面して、傾斜を有する下流面と、上流面とを有し、下流面及び上流面は、下流面及び上流面が位置する場所に面する側面と相同であり、このため、引抜き力が管T上に加えられた際、溝6.2の下流側面と係留要素12の下流面との協働により、係留要素12を凹部6.2の外側に突出させることになり、したがって、通路3内でのインサート6の保持を強化する。
【0031】
図2から
図13に関する第2の実施形態及び第3の実施形態に対する以下の説明において、上記したものと同一又は同様の要素は、上記のものと同一の参照番号を有する。
【0032】
図2から
図4を参照すると、第2の実施形態による接続デバイス1は、上記のように、本体2と、ブッシング5と、インサート6と、封止体8、9及び11とを備える。
【0033】
この接続デバイスは、第1の実施形態に対して2つの主要な差を有する:
インサート6は固定されており、ブッシング5のみ、上記と同様の待機位置と動作位置との間で可動である、
インサート6は、接続管理手段を有さず、ブッシング5のみ、接続管理手段を備える。
【0034】
ブッシング5の外部ソケット5.3は、本ケースでは、2つの側腕部20を備え、側腕部20は、隆起部を備える自由端21を有する。側腕部20は、互いに直径方向に対向し、自由端が内部ソケット5.1に接近する変形状態から、自由端が内部ソケット5.1から離間する静止状態まで弾性変形可能である。
【0035】
本体2は、ブッシング5がその動作位置にある際に自由端21の隆起部を受け入れることを意図する2つのオリフィス23を備える。
【0036】
次に、内歯付き締結ワッシャ10は、管Tの端区分を挟むことを意図する溝付き引掛けリング10’に取り替えられており、肩部6.1は、引抜き力が管Tに加えられた際、管Tの端区分上での引掛けリング10’の締付けに有利に働くように切頭形状を有する。引掛けリング10’は、弾性変形可能であり、管Tの端区分の外面に重なる内側突出部を備える。
【0037】
したがって、任意の接続の前(
図2a、
図2b)、ブッシング5は、待機位置にあり、腕部20は、通路3の入口区分3.1の壁を押圧する自由端21の隆起部によって変形状態で保持される。
【0038】
上記のように、接続の開始時、管Tの端区分は、内部ソケット5.1の自由端上及び防塵封止体11に同時に係合され、ブッシング5は、主要区分3.3の出口の近傍で座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される。
【0039】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は引掛けリング10’内を通過し、封止体9内を通過し、ブッシング5は、座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される。
【0040】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は、脚部5.4を次第に覆い、脚部5.4を弾性変形させ、脚部5.4を本体2の中心軸の方に折り返すことになる。この引込め力は、脚部5.4が強制的に折り返されるまで継続される。したがって、これにより、脚部5.4は、座ぐり3.2の底部を押圧せず、主要区分3.3内に戻される。この脚部5.4の折返しにより、ブッシング5を動作位置の方に移動させることが可能である。ブッシング5の移動は、比較的急であり、ブッシング5が座ぐり3.2の底部に対して停止した際に終了する(
図3a及び
図3b)。同時に、腕部20の自由端21の隆起部は、オリフィス23に面して到達し、腕部20の弾性作用下、オリフィス23に入り込む。こうすることにより、腕部20は、オリフィス23の縁部に再度接触する。したがって、自由端21は、自由端21が本体2の外側から隠れる後退位置と、自由端21が本体2の外側から見える可視位置との間で可動である。
【0041】
上記のように、ブッシング5が第2の引込み位置に到達すると、少なくとも1つの接続管理手段を始動させる。この第2の実施形態では、いくつかの接続管理手段がある:
ブッシング5及び本体2は、ブッシング5が(動作位置における)座ぐり3.2の底部に到達、停止すると音を生じさせる材料から作製され、音の接続管理手段を構成する、
自由端21の隆起部は、オリフィス23内に受け入れられ、ブッシング5が動作位置にある際にオリフィス23を通じて外側から見える一方で、隆起部は、ブッシング5が待機位置にある際に出現しない。したがって、自由端21の隆起部は、視覚的接続管理手段を構成する。腕部20及び本体2は、好ましくは、オリフィス23内への隆起部の出現によって構成される視覚的な合図を強化するように対照的な色を有する、
腕部20の自由端21の隆起部の高さ、及び腕部20の弾性のために、自由端21の近傍にある腕部20は、ブッシング5がその動作位置に到達した際、端区分3.1の壁に急に衝突する。腕部20及び本体2は、腕部20が入口区分3.1の壁に衝突する影響により音を生じさせるような材料から作製され、音の接続管理手段を構成する。
【0042】
回路に加圧すると、管Tは、流体圧力の作用下、わずかに後退するが、引掛けリング10’を駆動させ、これにより、肩部6.11の切頭面に対して摺動させ、管T(
図4a、
図4b)に対する溝付きリング10’の締付けを増大させ、インサート6は、管Tの引抜きに対抗する。
【0043】
図5から
図13を参照すると、第3の実施形態による接続デバイス1は、上記のように、本体2と、ブッシング5と、インサートと、封止体8、9とを備える。
【0044】
第3の実施形態による接続デバイスは、第2の実施形態に対して2つの主要な差を有する:
側腕部20は、第1の軸方向腕部20’に取り替えられている、
防塵封止体11は、異なる形状を有する防塵封止体11’に取り替えられている。
【0045】
更に、第3の実施形態では、インサート6’は、第2の実施形態のように通路3の入口内に固定されるが、第2の実施形態の構造とは異なる構造を有する。
【0046】
ブッシング5の外部ソケット5.3は、自由端を有し、自由端21’を有する2つの第1の軸方向腕部20’は、この自由端と一体である。第1の軸方向腕部20’は、互いに直径方向に対向し、穴6.4’内でインサート6’を通過し、自由端21’は、ブッシング5が待機位置にある際、インサート6’の面6.3’から突出して、開口6.5’を通り軸方向に延在し(
図5及び
図7)、ブッシング5が動作位置にある際、後退する(
図6及び
図8)。
【0047】
ブッシング5の外部ソケット5.3の自由端も、自由端31を有する2つの第2の軸方向アーム30を備える。第2の軸方向アーム30は、互いに直径方向に対向し、第1の軸方向アーム20’の間に挿入される。第2の軸方向腕部30は、自由端31が外部ソケット5.3の中心軸に接近する変形状態と、自由端31が外部ソケット5.3の中心軸から離間する静止状態との間で弾性変形可能である。第1の軸方向腕部20’よりも短い第2の軸方向腕部30は、インサート6’の軸方向導管6.8’内に受け入れられる。第2の軸方向腕部30は、
ブッシング5がその待機位置にある際、インサート6’の導管6.8’の壁によって変形状態で保持され(
図5及び
図7)、
自由端31を有し、自由端31は、ブッシング5が動作位置にある際、導管6.8’に開口するオリフィス6.9’に面し、第2の軸方向腕部30が静止状態の方に弾性的に戻ることを可能にし、このため、自由端31が前記オリフィス6.9’に突出する(
図6及び
図8)。
【0048】
封止体11’は、本体2の端部を覆うキャップの形状を有し、このキャップ内にインサート6’が挿入される。封止体11’は、管Tが通過する中心開口、及び開口6.5’と垂直に位置合わせされた細穴11.1’により穴があいており、本体2の側壁の環状部分を挟む縁部を備えるか、又はインサート6’上にオーバーモールドし得る。
【0049】
したがって、任意の接続前(
図9a、
図9b)、ブッシング5は、待機位置にあり、腕部20’の自由端21’は、開口6.5’及び細穴11.1’を通じて突出する。
【0050】
上記のように、接続の開始時(
図10a、10b)、管Tの端区分は、内部ソケット5.1の自由端上及び防塵封止体11’に同時に係合され、ブッシング5は、主要区分3.3の出口の近傍で座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される。
【0051】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は引掛けリング10’内を通過し、封止体9内を通過し、ブッシング5は、座ぐり3.2の底部を押圧する脚部5.4によって待機位置で保持される(
図11a、
図11b)。
【0052】
管Tの引込め力が継続されると、管Tの端区分は、脚部5.4を次第に覆い、脚部5.4を弾性変形させ、脚部5.4を本体2の中心軸の方に折り返すことになる。この引込め力は、脚部5.4が強制的に折り返されるまで継続される。したがって、これにより、脚部5.4は、座ぐり3.2の底部を押圧せず、主要区分3.3内に戻される。この脚部5.4の折返しにより、ブッシング5を動作位置の方に移動させることが可能である。ブッシング5の移動は、比較的急であり、ブッシング5が座ぐり3.2の底部に対して停止した際に終了する(
図12a及び
図12b)。
【0053】
同時に、腕部20’の自由端21’は後退し、細穴11.1’は閉鎖する一方で、自由端31は、オリフィス6.9’に面して到達し、第2の軸方向腕部30は、静止状態に弾性的に戻り、オリフィス6.9’の周囲でインサート6’の壁に衝突する。細穴11.1’は、端部21’が後退する際に互いに接触する2つの唇部によって画定され、2つの利点、即ち、防塵封止体11’が、塵が開口6.9’を介して中に入るのを防止すること、及び端部21’の全体が見えるのを隠すこと、を有することに留意されたい。したがって、自由端21’は、自由端21’が本体2の外側から見える可視位置と、自由端21’が本体2の外側から隠れる後退位置との間で可動である。
【0054】
上記のように、ブッシング5が第2の引込み位置に到達すると、少なくとも1つの接続管理手段を始動させる。この第3の実施形態では、いくつかの接続管理手段がある:
ブッシング5及び本体2は、ブッシング5が(動作位置における)座ぐり3.2の底部に到達、停止すると音を生じさせる材料から作製され、接続管理手段を構成する、
ブッシング5が待機位置にある際、自由端21’は、インサート6’及び防塵封止体11’から突出して延在し、ブッシング5が動作位置にある際、導管6.4’内に完全に受け入れられ、このため、第1の軸方向腕部20’は、触知できる接続管理手段及び視覚的な接続管理手段の両方を構成する。第1の軸方向腕部20’及び防塵封止体11’は、好ましくは、導管6.4’内への自由端21’の後退によって構成される視覚的な合図を強化するように、対照的な色を有する、
第2の軸方向腕部30の弾性のために、ブッシング5が動作位置に到達した際、第2の軸方向腕部30は、その自由端31の近傍で、オリフィス6.9’の近傍の導管6.8’の壁に衝突する。第2の軸方向腕部30及びインサート6’は、第2の軸方向腕部30が導管6.8’の壁に衝突する影響により音を生じさせるような材料から作製され、音の接続管理手段を構成する。
【0055】
回路に加圧すると、管Tは、流体圧力の作用下、わずかに後退するが、上記のように、引掛けリング10’によってインサート6’内に保持され、これにより、肩部6.1’の切頭面に対して摺動させ、管Tに対する引掛けリング10’の締付けを増大させる(
図13a、
図13b)。
【0056】
当然、本発明は、説明した実装形態に限定するものではなく、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内にあるあらゆる変形形態を含む。
【0057】
特に、管状本体は、説明した構造とは異なる構造、同様に、接続部の封止及び管端部の固着を保証する手段を有し得る。したがって、クランプ、径方向ボルト若しくは歯付きワッシャによる瞬間接続部、又は螺入等による非瞬間接続部を有することが可能である。管Tを引抜き可能であるように、引掛け要素に作用する分離押しボタンを提供することが可能である。
【0058】
保持手段は、ブッシングと一体に並進移動するインサートによって支持しても、支持しなくてもよい。
【0059】
インサートは、ブッシングと一体に並進移動しない場合がある。
【0060】
インサートの係留要素は、ブッシングの複数の位置の一方のみにおいて、通路の外側へのインサートの引抜きに対抗するように構成し得る。1つの位置につき1つの係留要素を有することが可能である。
【0061】
本発明は、ブッシングを伴わないデバイスに適用される。
【0062】
ブッシング5は、1つ又は複数の脚部5.4を備え得る。脚部(複数可)は、説明したものとは異なる形状及び/又は構成を有し得る。
【0063】
脚部5.4は、ブッシング5が待機位置にある際、ブッシング5の動作位置に向かう移動に対抗するように、通路2の突出部を押圧するように構成される。突出部は、動作位置を越えて通路3内にブッシング5を引っ込める際の停止部によって、又はこの停止部とは別個の突出部によって形成し得る。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管の端区分(T)の接続デバイス(1)であって、前記接続デバイス(1)は、通路(3)を画定する管状本体(2)であって、保持手段(7)を備え、前記管の端区分(T)の外面を係合する引掛け要素(10)を含む管状本体(2)と、前記管の端区分(T)の外面を把持する環状封止体(9)とを備える、接続デバイス(1)において、前記デバイスは、少なくとも1つの第1の腕部(20、20’)を備え、前記少なくとも1つの第1の腕部(20、20’)は、前記腕部の一部分が、前記本体の外側から検出可能な接続表示器になるように、前記保持手段の下流で前記管の端区分(T)によって作動されるように前記通路(3)内に配置した一端部と、自由端(21、21’)とを有し、前記自由端(21、21’)は、前記自由端が前記本体(2)の外側から見える可視位置と、前記自由端が前記本体の外側から隠れる後退位置との間で実質的に軸方向で可動であることを特徴とする、接続デバイス(1)。
【請求項2】
前記自由端(21’)は、インサート(6’)内に配置した開口を通じて前記本体(2)の外側に突出し、前記インサート(6’)は、前記保持手段(7)を固定するように前記通路(3)の入口に固定される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
防塵封止体(11’)は、前記本体(2)及び前記インサート(6’)の表面を覆い、前記防塵封止体(11’)は、前記開口に面して、細穴(11.1’)を備え、前記細穴(11.1’)は、前記自由端(21’)が前記後退位置にある際、及び前記自由端(21’)が前記可視位置に到達した場合に離れた際、互いに弾性接触する2つの唇部によって境界を定められる、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
ブッシング(5)を備え、前記ブッシング(5)は、前記通路(3)内に前記ブッシング(5)を引っ込める際、前記ブッシング(5)が停止部(3.2)から離間する待機位置と、前記ブッシング(5)が前記停止部(3.2)を押圧する引込め動作位置との間で摺動するように前記通路(3)内に組み付けられ、前記ブッシング(5)は、前記ブッシング(5)が前記待機位置にある際に前記管の端区分(T)に係合し、前記管の端区分(T)が前記保持手段(7)を通過した際に前記ブッシング(5)が引込み位置の方に移動するように構成する、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記ブッシング(5)は、前記本体への前記管の端区分(T)の挿入方向を参照して前記保持手段(7)から下流に、少なくとも1つの脚部(5.4)を備え、前記少なくとも1つの脚部(5.4)は、前記ブッシング(5)が前記待機位置にある際、前記通路の突出部を押圧し、前記動作位置に向かう前記ブッシング(5)の移動に抵抗し、前記ブッシング(5)が所定の長さにわたり前記管の端区分(T)内に係合された際、前記管の端区分(T)によって後退するように構成する、請求項4に記載のデバイス。
【国際調査報告】