(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-10
(54)【発明の名称】マイナスイオンを有するヘアドライヤ、水イオン発生装置及びヘアドライヤ
(51)【国際特許分類】
A45D 20/12 20060101AFI20230303BHJP
【FI】
A45D20/12 Z
A45D20/12 101
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560055
(86)(22)【出願日】2021-04-30
(85)【翻訳文提出日】2022-09-30
(86)【国際出願番号】 CN2021091789
(87)【国際公開番号】W WO2021227908
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】202010440450.8
(32)【優先日】2020-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020872820.0
(32)【優先日】2020-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020808462.7
(32)【優先日】2020-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522246902
【氏名又は名称】追▲べき▼科技(上海)有限公司
【氏名又は名称原語表記】DREAME TECHNOLOGY (SHANGHAI) CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】5th Floor, No. 277, Huqingping Road, Minhang District Shanghai 201100, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】王 鵬
(72)【発明者】
【氏名】陳 兵
(72)【発明者】
【氏名】聶 文明
【テーマコード(参考)】
3B040
【Fターム(参考)】
3B040CJ02
3B040CK02
(57)【要約】
水イオン発生装置(14)及びヘアドライヤ(1100)を提供し、第1取付部(1411)、及び第1取付部(1411)に連結される第2取付部を有するフレーム体(141)と、第1取付部(1411)に取り付けられる第1電極(142)と、第2取付部に取り付けられて第1電極(142)と放電域を形成する第2電極(143)と、放電域内かつ第1電極(142)の外側に設置される凝縮モジュールと、を含む。凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を凝縮モジュールの表面において凝縮水に凝縮させ、放電域は、凝縮水を電離して分解する。放電域が形成される第1電極(142)及び第2電極(143)を設置し、凝縮モジュールを放電域内に設置することで、凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を凝縮水に凝縮させ、凝縮水は放電域によって電離、分解されて大量の水イオンを生成し、迅速かつ簡便である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水イオン発生装置であって、
第1取付部、及び前記第1取付部に連結される第2取付部を有するフレーム体と、
前記第1取付部に取り付けられる第1電極と、
前記第2取付部に取り付けられて前記第1電極と放電域を形成する第2電極と、
前記放電域内かつ前記第1電極の外側に設置される凝縮モジュールと、を含み、
前記凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を前記凝縮モジュールの表面において凝縮水に凝縮させ、
前記放電域は、凝縮水を電離して分解することを特徴とする水イオン発生装置。
【請求項2】
前記凝縮モジュールは、前記第1取付部に連結される凝縮シートと、前記凝縮シートに設置される凝縮針とを含み、
前記凝縮針は、前記第1電極の外側に周設されることを特徴とする請求項1に記載の水イオン発生装置。
【請求項3】
前記凝縮針は、本体と、前記本体に連結される折り曲げ部とを含み、
前記折り曲げ部は、先端を有して前記第1電極に向けて折り曲げられることを特徴とする請求項2に記載の水イオン発生装置。
【請求項4】
前記第2電極には、放電孔が開設されることを特徴とする請求項1に記載の水イオン発生装置。
【請求項5】
前記放電孔は、円孔構造であることを特徴とする請求項4に記載の水イオン発生装置。
【請求項6】
前記第1取付部は、収容室を有し、
前記第1電極は、前記収容室内に設置されることを特徴とする請求項1に記載の水イオン発生装置。
【請求項7】
前記第2取付部は、前記第1取付部に連結される支持柱を含み、
前記第2電極は、前記支持柱に連結されることを特徴とする請求項1に記載の水イオン発生装置。
【請求項8】
前記支持柱は、突起を有し、
前記第2電極には、前記突起に係合する位置決め孔がさらに設置されることを特徴とする請求項7に記載の水イオン発生装置。
【請求項9】
前記凝縮モジュールに連結される放熱部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の水イオン発生装置。
【請求項10】
ヘアドライヤであって、
把持部と、前記把持部に連結される動作部と、外部気流を前記動作部に導入する吸込モジュールと、請求項1~9の何れかに記載される水イオン発生装置とを含み、
前記動作部は、吹出通路を有し、
前記水イオン発生装置は、前記吹出通路に取り付けられることを特徴とするヘアドライヤ。
【請求項11】
マイナスイオンを有するヘアドライヤであって、
内部が軸方向に沿って中空に設置されることで、貫通する中空キャビティが形成され、一端部に吹出口が形成される送風筒と、
前記送風筒に設置され、マイナスイオン発生装置が内蔵されるグリップと、
前記吹出口に設置される吹出カバーと、
前記送風筒内に設置されて前記吹出カバーに連結される発熱線ブラケットと、
前記発熱線ブラケットに設置され、リード線により前記マイナスイオン発生装置に接続されるマイナスイオン照射針と、を含み、
前記吹出カバーには、係止構造が設置され、
前記係止構造は、前記発熱線ブラケットに係合して前記マイナスイオン照射針を前記発熱線ブラケットの内輪に係止することを特徴とするマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項12】
前記吹出カバーは、吹出通路を有し、
前記マイナスイオン照射針は、前記リード線に接続される接続端と、前記吹出カバーに近接する照射端とを有し、
前記接続端と前記照射端との間には、折り曲げ部がさらに設置され、
前記折り曲げ部は、前記照射端の位置を変えることで、前記照射端を前記吹出通路内に位置させることを特徴とする請求項11に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項13】
前記吹出カバーには、前記吹出通路に連通して吹き出しを行うための環状風口が設置され、
前記環状風口の内輪には、その周方向に分布して前記発熱線ブラケットの内輪の端部に当接する環状案内リブが形成され、
前記係止構造は、
前記環状案内リブと、
前記環状案内リブの内輪壁に形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの径方向における位置を規制するための位置規制リブと、
前記環状案内リブに形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの軸方向及び周方向における位置を規制するための凹部と、を含み、
前記凹部は、前記位置規制リブの対応する円周領域部に位置することを特徴とする請求項12に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項14】
前記位置規制リブは、前記発熱線ブラケットの軸方向に沿って前記発熱線ブラケットまでに延在し、前記位置規制リブの自由端部において前記発熱線ブラケットの内輪に係合する径方向係止部を形成し、
前記凹部は、前記環状案内リブの前記発熱線ブラケットに当接する端面に開設されることを特徴とする請求項13に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項15】
前記環状案内リブの内輪壁には、前記環状案内リブの周方向に沿って等間隔で設置される複数のリブ板が形成され、
前記リブ板は、前記発熱線ブラケットを位置決めさせるように配置されることを特徴とする請求項13に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項16】
前記マイナスイオン照射針には、熱収縮スリーブがさらに外嵌され、
前記照射端は、前記熱収縮スリーブの外側に露出することを特徴とする請求項11に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項17】
前記マイナスイオン発生装置は、前記グリップの底部に係止され、
前記グリップの内壁には、係止部が形成され、
前記マイナスイオン発生装置は、前記係止部により前記グリップの内部に設置されることを特徴とする請求項11に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項18】
前記グリップの内壁には、配線構造がさらに設置され、
前記配線構造は、前記グリップ内に位置する前記リード線をその軸方向に沿って配線するように配置されることを特徴とする請求項11に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項19】
前記配線構造は、配線係止溝または配線係止フックであることを特徴とする請求項18に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項20】
前記発熱線ブラケットの一端部には、前記リード線を前記接続端に容易に接続するリード線溝がさらに設置されることを特徴とする請求項12に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電製品技術領域に関し、特に、マイナスイオンを有するヘアドライヤ、水イオン発生装置及びヘアドライヤに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘアドライヤは、主に毛髪の乾燥やブローに用いられるが、実験室や理学療法室、工業生産、美術などで部分的な乾燥、加熱、理学療法に用いられることも可能である。ヘアドライヤは、直接にモータによってローターを駆動してファンを回転させ、ファンが回転すると、空気が吸込口から吸い込まれ、これによって形成される遠心流が送風筒の吹出ノズルから吹き出される。空気が通る場合、ノズル内に取り付けられた加熱ブラケットの発熱線を通電させて熱くすると温風が吹き出され、一方、切替えスイッチで発熱線を通電させて加熱しないと冷風が吹き出される。こうすることで、ヘアドライヤは、乾燥とブローの目的を達成するためのものである。
【0003】
科学技術の発展により、ヘアドライヤの機能や形態が多様化しているが、従来のヘアドライヤから吹き出される風は比較的乾いているため、長時間使用すると髪が傷んだり、皮膚が比較的乾燥したりすることになり、ユーザ体験を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、対象物を吹きかけて乾燥させながら、水イオンを放出して対象物の乾燥や損傷を防止し、ユーザ体験を向上させるとともに、マイナスイオンの基礎濃度を効果的に保証し、スタイリング効果が高い長所を有する、マイナスイオンを有するヘアドライヤ、水イオン発生装置及びヘアドライヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達するために、本発明が提供する技術案は以下通りである。第1形態では、本発明は、水イオン発生装置を提供し、第1取付部、及び前記第1取付部に連結される第2取付部を有するフレーム体と、前記第1取付部に取り付けられる第1電極と、前記第2取付部に取り付けられて前記第1電極と放電域を形成する第2電極と、前記放電域内かつ前記第1電極の外側に設置される凝縮モジュールと、を含む。前記凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を前記凝縮モジュールの表面において凝縮水に凝縮させ、前記放電域は、凝縮水を電離して分解する。
【0006】
さらに、前記凝縮モジュールは、前記第1取付部に連結される凝縮シートと、前記凝縮シートに設置される凝縮針とを含む。前記凝縮針は、前記第1電極の外側に周設される。
【0007】
さらに、前記凝縮針は、本体と、前記本体に連結される折り曲げ部とを含む。前記折り曲げ部は、先端を有して前記第1電極に向けて折り曲げられる。
【0008】
さらに、前記第2電極には、放電孔が開設される。
【0009】
さらに、前記放電孔は、円孔構造である。
【0010】
さらに、前記第1取付部は、収容室を有し、前記第1電極は、前記収容室内に設置される。
【0011】
さらに、前記第2取付部は、前記第1取付部に連結される支持柱を含む。前記第2電極は、前記支持柱に連結される。
【0012】
さらに、前記支持柱は、突起を有する。前記第2電極には、前記突起に係合する位置決め孔がさらに設置される。
【0013】
さらに、前記水イオン発生装置は、前記凝縮モジュールに連結される放熱部材をさらに含む。
【0014】
第2形態では、本発明は、ヘアドライヤをさらに提供し、把持部と、前記把持部に連結される動作部と、外部気流を前記動作部に導入する吸込モジュールと、上記の水イオン発生装置とを含む。前記動作部は、吹出通路を有する。前記水イオン発生装置は、前記吹出通路に取り付けられる。
【0015】
本発明の第1形態及び第2形態の有益な効果は以下通りである。放電域が形成される第1電極及び第2電極を設置し、凝縮モジュールを放電域内に設置することで、凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を凝縮水に凝縮させ、凝縮水は放電域によって電離、分解されて大量の水イオンを生成し、迅速かつ簡便である。凝縮針を本体、及び本体に連結される折り曲げ部のように設置し、折り曲げ部が先端を有して第1電極に向けて折り曲げられることで、凝縮水をよりよくかつ迅速に生成するとともに、放電域によってより多くの水イオンを生成し、凝縮速度及び水イオン濃度を高める。第2電極に円孔構造の放電孔を開設することで、水イオン発生操作時に放電域において電力量をより集中させ、水イオンの分解速度を向上させ、迅速かつ簡便である。
【0016】
第3形態では、本発明は、マイナスイオンを有するヘアドライヤをさらに提供し、内部が軸方向に沿って中空に設置されることで、貫通する中空キャビティが形成され、一端部に吹出口が形成される送風筒と、前記送風筒に設置され、マイナスイオン発生装置が内蔵されるグリップと、前記吹出口に設置される吹出カバーと、前記送風筒内に設置されて前記吹出カバーに連結される発熱線ブラケットと、前記発熱線ブラケットに設置され、リード線により前記マイナスイオン発生装置に接続されるマイナスイオン照射針と、を含む。前記吹出カバーには、係止構造が設置される。前記係止構造は、前記発熱線ブラケットに係合して前記マイナスイオン照射針を前記発熱線ブラケットの内輪に係止する。
【0017】
さらに、前記吹出カバーは、吹出通路を有する。前記マイナスイオン照射針は、前記リード線に接続される接続端と、前記吹出カバーに近接する照射端とを有する。前記接続端と前記照射端との間には、折り曲げ部がさらに設置される。前記折り曲げ部は、前記照射端の位置を変えることで、前記照射端を前記吹出通路内に位置させる。
【0018】
さらに、前記吹出カバーには、前記吹出通路に連通して吹き出しを行うための環状風口が設置される。前記環状風口の内輪には、その周方向に分布して前記発熱線ブラケットの内輪の端部に当接する環状案内リブが形成される。前記係止構造は、前記環状案内リブと、前記環状案内リブの内輪壁に形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの径方向における位置を規制するための位置規制リブと、前記環状案内リブに形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの軸方向及び周方向における位置を規制するための凹部と、を含む。前記凹部は、前記位置規制リブの対応する円周領域部に位置する。
【0019】
さらに、前記位置規制リブは、前記発熱線ブラケットの軸方向に沿って前記発熱線ブラケットまでに延在することで、前記位置規制リブの自由端部において前記発熱線ブラケットの内輪に係合する径方向係止部を形成する。前記凹部は、前記環状案内リブの前記発熱線ブラケットに当接する端面に開設される。
【0020】
さらに、前記環状案内リブの内輪壁には、前記環状案内リブの周方向に沿って等間隔で設置される複数のリブ板が形成される。前記リブ板は、前記発熱線ブラケットを位置決めさせるように配置される。
【0021】
さらに、前記マイナスイオン照射針には、熱収縮スリーブがさらに外嵌される。前記照射端は、前記熱収縮スリーブの外側に露出する。
【0022】
さらに、前記マイナスイオン発生装置は、前記グリップの底部に係止される。前記グリップの内壁には、係止部が形成される。前記マイナスイオン発生装置は、前記係止部により前記グリップの内部に設置される。
【0023】
さらに、前記グリップの内壁には、配線構造がさらに設置される。前記配線構造は、前記グリップ内に位置する前記リード線をその軸方向に沿って配線するように配置される。
【0024】
さらに、前記配線構造は、配線係止溝または配線係止フックである。
【0025】
さらに、前記発熱線ブラケットの一端部には、前記リード線を前記接続端に容易に接続するリード線溝がさらに設置される。
【0026】
本発明の第3形態の有益な効果は以下通りである。本発明に係るマイナスイオンを有するヘアドライヤは、係止構造が発熱線ブラケットに係合可能であり、マイナスイオン照射針を発熱線ブラケットの内輪に強固に係止し、これにより、マイナスイオン照射針の取付位置の正確性を効果的に保証し、さらに、マイナスイオンの基礎濃度を確保して毛髪のスタイリング効果を高める。
【0027】
上記の説明は単に本発明の技術手段の概要に過ぎず、本発明の技術手段をより明確に理解し、明細書の内容に基づいて実施できるために、以下、図面と合わせて本発明の好ましい実施例により詳細に説明している。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明に係るヘアドライヤの構成を示す図である。
【
図3】本発明に係る水イオン発生装置の構成を示す図である。
【
図4】本発明に係る水イオン発生装置の他の構成を示す図である。
【
図5】本発明に係る水イオン発生装置の構成を示す上面図である。
【
図6】本発明に係る水イオン発生装置の一部の構成を示す図である。
【
図7】本発明に係るマイナスイオンを有するヘアドライヤの構成を示す図である。
【
図8】本発明の送風筒と吹出カバーと発熱線ブラケットとの間の分解図である。
【
図9】本発明の吹出カバーと発熱線ブラケットとの連結関係を示す図である。
【
図10】
図9におけるA領域の構成を示す拡大図である。
【
図13】本発明の吹出カバーの構成を示す図である。
【
図14】本発明の発熱線ブラケットとマイナスイオン照射針との位置関係を示す図である。
【
図15】本発明のグリップの構成を示す分解図である。
【
図16】本発明に係るマイナスイオンを有するヘアドライヤの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の技術手段を図面と合わせて明確且つ完全に説明するが、説明される実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例である。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をすることなく得られる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0030】
本発明の説明において、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などの用語が示す向き又は位置関係は、図面に基づく向き又は位置関係であり、言及された装置又は要素が特定の向き、特定の向きでの構成及び動作を有するものを示し又は示唆するものではなく、本発明の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであるため、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。更に、「第1」、「第2」、「第3」という用語は、説明の目的のためだけに使用され、相対的な重要性を示す又は暗示するものと理解されるべきではない。
【0031】
本発明の説明において、特に明示的に規定及び限定されない限り、「取り付け」、「接続」、「連結」という用語は、広い意味で理解されるべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能接続、又は一体的接続のいずれであってもよいし、機械的接続または電気的接続であってもよいし、直接的に接続されていてもよいし、介在物を介して間接的に接続されていてもよいし、2つの素子内部の連通であってもよい。当業者であれば、本発明における上記用語の具体的な意味を具体的に理解することができる。
【0032】
また、後述する本発明の異なる実施形態に関連する技術的特徴は、互いに矛盾しない限り組合せてもよい。本発明の説明では、軸線方向が高さ方向と同じである。
【0033】
図1及び
図2を参照し、本発明の一好適な実施例に係るヘアドライヤ1100は、ヘアブロウシーンや実験室、理学療法室、工業生産、美術などで部分的な乾燥、加熱、理学療法のシーンに用いられることができるが、本発明はヘアドライヤ1100の適用シーンを限定しない。このヘアドライヤ1100は、把持部11、把持部11に連結される動作部12、外部気流を動作部12に導入する吸込モジュールを含んでもよい。吸込モジュールは、把持部11内または動作部12内に設置されてもよい。本実施例では、吸込みモジュールは、把持部11内に設置される。
【0034】
把持部11は、動作部12に連結される第1端部111と、動作部12から離れて給風に用いられる第2端部112とを有する。第2端部112は、ケーブル13が貫通されてヘアドライヤ1100全体に給電する。ケーブル13の第2端部112から離れる一端には、主電源またはバッテリーモジュールに電気的に接続されるためのプラグ(未図示)が設けられる。
【0035】
動作部12は、キャビティが形成される送風筒ケース121、キャビティ内に設置されて吹出通路を形成するための中心送風筒122、中心送風筒122に設けられる加熱モジュール123及び回路基板124を含む。ヘアドライヤが起動されると、吸込モジュール、加熱モジュール123及び回路基板124を動作させる。吸込モジュールは、外部気流を吹出通路に導入する。加熱モジュール123は、気流の流路に設置されて気流を加熱する。
【0036】
吸込モジュールは、ファン、及びファンに連結されてファンを回転駆動するモータであってもよい。モータは、回路基板124に電気的に接続される。
【0037】
ヘアドライヤ1100は、対象物を吹きかけて乾燥させながら、水イオンを放出して対象物の乾燥や損傷を防止するために、回路基板124に電気的に接続される水イオン発生装置14をさらに含む。前記水イオン発生装置14が吹出通路に設置されることで、ヘアドライヤ1100から吹き出される気流は水イオンを有することになる。吹出通路は、吹出口を有する。水イオン発生装置14は、吹出通路または吹出口に設置されてもよく、ここで設置場所が具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。
図3を参照し、水イオン発生装置14は、フレーム体141、第1電極142、第2電極143及び凝縮モジュールを含む。
【0038】
図4を合わせ、フレーム体141は、第1取付部1411と、第1取付部1411に連結される第2取付部とを有する。第1電極142は、第1取付部1411に取り付けられ、第2電極143は、第2取付部に取り付けられる。第1取付部1411は、ベース1413と、ベース1413上に配置された収容室1414とを含む。第1電極142は、前記収容室1414内に固定的に配置される。第2取付部は、第1取付部1411に連結される支持柱1412を含む。具体的には、前記支持柱1412は、ベース1413上に設置される。第2電極143を支持柱1412により良く連結するために、支持柱1412は突起1416を有し、第2電極143には、突起1416と係合する位置決め孔1431がさらに設置される。第2電極143の支持柱1412への取付を容易にするために、水イオン発生装置14の高さ方向において、突起1416は支持柱1412の頂部に設置される。本実施例では、支持柱1412の数は4つであり、これにより、第2電極143をより良く固定的に取り付ける。当然ながら、他の実施例では、支持柱1412の数は他の数であってもよく、ここで具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。
【0039】
図5を合わせ、フレーム体141には、動作部12に連結される取付孔1415がさらに設置される。前記取付孔1415は、フレーム体141の両側に設置されて水イオン発生装置14を動作部12に固定的に取り付ける。具体的には、前記取付孔1415は、ベース1413の両側に開設される。当然ながら、他の実施例では、前記取付孔1415は、フレーム体141の他の箇所に設置されてもよく、ここで具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。水イオン発生装置14が動作部12に取り付けられる場合、締付部材が取付孔1415を貫通するとともに締付部材の一端が取付孔1415に突き当てられる必要がある。前記締付部材は、ボルト等の通常の構造であってもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0040】
図6を合わせ、第1電極142は、第1本体部1421と、第1本体部1421に連結される第2本体部1422とを有する。第1本体部1421は、収容室1414から突出して設置され、第2本体部1422は、回路基板124に電気的に接続される。本実施例では、第1本体部1421は、第2本体部1422に垂直に設置される。当然ながら、他の実施例では、第1本体部1421と第2本体部1422とのなす角は他の角度であってもよく、ここで具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。なお、第1本体部1421の端部は、針先状に設置されることで、針先状において放電して電気負荷を針先状に集中させることを容易にする。
【0041】
上記通り、第2電極143は、支持柱1412の頂部に取り付けられて回路基板124に電気的に接続されることで、第1電極142と放電域を形成する。第2電極143には、放電孔1432が開設される。位置決め孔1431は、放電孔1432の外側に設置される。本実施例では、前記放電孔1432は、円孔構造であることで、水イオン発生装置14の全体構造をよりコンパクト化することができる。当然ながら、他の実施例では、前記放電孔1432の構造は他の構造であってもよく、ここで具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。水イオン発生操作時に放電域において電力量をより集中させるために、第1電極142の第1本体部1421は、円孔構造の中間位置に位置し、これにより、第1電極142が放電時に放電孔1432の中心線に沿って放射状に分布し、水イオン発生操作時に水イオンの発生を向上させる。
【0042】
凝縮モジュールは、放電域内かつ第1電極142の外側に設置され、第1取付部1411に連結される凝縮シート、及び凝縮シートに設置される凝縮針144を含む。凝縮シートは、ベース1413上に設置されて第1電極142の下方に位置する。凝縮針144は、第1電極142の外側に周設され、少なくとも1つ設置される。本実施例では、凝縮速度及び水イオン濃度を高めるために、凝縮針144は3つ設置され、3つの凝縮針144は、いずれも第1電極142の外側に均一に設置されて第1電極142を囲む。当然ながら、他の実施例では、凝縮針144の個数は、対応の技術効果を達成すれば、他の個数であってもよく、ここで具体的に限定されず、実際の状況によって定められる。
【0043】
凝縮針144は、本体1442、及び本体1442に連結される折り曲げ部1441を含む。折り曲げ部1441は、先端を有して第1電極142に向けて折り曲げられる。折り曲げ部1441は、その先端において空気中の水蒸気をより良く凝縮するとともに、凝縮水の電離、分解をより速くかつ便利にする。
【0044】
水イオン発生装置14は、凝縮モジュールに連結される放熱部材145をさらに含む。水イオン発生装置14の高さ方向には、放熱部材145は凝縮シートに連結されて凝縮シートの下方に位置する。前記放熱部材145の材料は、放熱効果を達成すれば、アルミニウム等であってもよく、ここで具体的に限定されない。
【0045】
凝縮モジュールは、空気中の水蒸気を凝縮モジュールの表面において凝縮水に凝縮させ、放電域は、凝縮水を電離して分解する。具体的には、水イオン発生装置14の動作中、凝縮モジュールは、空気中の水蒸気の温度を空気露点温度以下に低下させることで、水蒸気を凝縮針144の表面において凝縮水に凝縮させる。その後、第1電極142に高電圧を印加し、第2電極143に電圧を印加し、第1電極142と第2電極143との間に差圧を生じて放電域が形成され、これにより、マルチスレッド並列放電が形成され、凝縮針144の表面の水を迅速に電離して分解し、打ち砕き、ヒドロキシルラジカルや酸素ラジカルなどの活性酸素を豊富に含むナノ粒径の水イオン群を生成して放出し、吹かれる対象物の乾燥や損傷を防止し、ユーザ体験を向上させる。
【0046】
上記をまとめると、放電域が形成される第1電極142及び第2電極143が設置され、放電域内に凝縮モジュールが設置され、これにより、凝縮モジュールで空気中の水蒸気を凝縮水に凝縮させ、凝縮水は放電域によって電離、分解されて大量の水イオンを生成し、簡便かつ迅速である。凝縮針144が本体1442及び本体1442に連結される折り曲げ部1441のように設置され、折り曲げ部1441が先端を有して第1電極142に向けて折り曲げられることで、凝縮水をより良くかつ迅速に生成するとともに、放電域によってより多くの水イオンを生成し、凝縮速度及び水イオン濃度を高める。第2電極143には、円孔構造の放電孔1432が開設され、これにより、水イオン発生操作時に放電域において電力量をより集中させ、水イオンの分解速度を高めて、迅速かつ簡便である。
【0047】
本発明は、マイナスイオンを有するヘアドライヤをさらに提供し、
図7~
図17は、本発明に係る、マイナスイオンを有するヘアドライヤの一実施例を示す。
【0048】
前記マイナスイオンを有するヘアドライヤは、送風筒2100、グリップ2200、吹出カバー2400、発熱線ブラケット2500及びマイナスイオン照射針2600を含む。送風筒2100は、内部が軸方向に沿って中空に設置されることで、送風筒2100を貫通する中空キャビティが形成され、一端部に吹出口2110が形成される。グリップ2200は、送風筒2100に設置され、マイナスイオン発生装置2300が内蔵される。吹出カバー2400は、吹出口2110に設置される。発熱線ブラケット2500は、送風筒2100内に設置されて吹出カバー2400に連結される。マイナスイオン照射針2600は、発熱線ブラケット2500に設置され、リード線によりマイナスイオン発生装置2300に接続される。なお、吹出カバー2400には、係止構造2430が設置される。係止構造2430は、発熱線ブラケット2500に係合してマイナスイオン照射針2600を発熱線ブラケット2500の内輪に係止させる。
【0049】
上記の形態により、本発明の係止構造2430は、発熱線ブラケット2500に係合可能であり、マイナスイオン照射針2600を発熱線ブラケット2500の内輪に強固に係止し、これにより、マイナスイオン照射針2600の取付位置の正確性を効果的に保証し、さらに、マイナスイオンの基礎濃度を確保して毛髪のスタイリング効果を高める。
【0050】
本実施例では、
図11を参照し、吹出カバー2400は、吹出通路2420を有する。吹出カバー2400には、吹出通路2420に連通して吹き出しを行うための環状風口2410がさらに設置される。環状風口2410の内輪には、その周方向に分布して発熱線ブラケット2500の内輪の端部に当接する環状案内リブ2431が形成される。
図14を参照し、マイナスイオン照射針2600は、リード線に接続される接続端2620と、吹出カバー2400に近接する照射端2610とを有する。接続端2620と照射端2610との間には、折り曲げ部がさらに設置される。折り曲げ部は、照射端2610の位置を変えることで、照射端2610を吹出通路2420内に位置させる。折り曲げ部は、照射端2610に近接して設置される。
【0051】
さらに、係止構造2430は、折り曲げ部の箇所で作用する。
図12を参照し、係止構造2430は、上記の環状案内リブ2431と、環状案内リブ2431の内輪壁に形成されてマイナスイオン照射針2600の発熱線ブラケット2500の径方向における位置を規制するための位置規制リブ2432と、環状案内リブ2431に形成されてマイナスイオン照射針2600の発熱線ブラケット2500の軸方向及び周方向における位置を規制するための凹部2433とを含む。凹部2433は、位置規制リブ2432の対応する円周領域部に位置し、環状案内リブ2431の発熱線ブラケット2500に当接する端面に開設される。
【0052】
取付時に、発熱線ブラケット2500は、ねじにより吹出カバー2400に連結される。発熱線ブラケット2500が吹出カバー2400に取り付けられた後、係止構造2430は、マイナスイオン照射針2600を発熱線ブラケット2500に強固に係止することができる。この場合、マイナスイオン照射針2600の照射端2610の位置は、吹出通路2420内に唯一に確定されるため、照射端2610の位置の正確性を保証し、さらに、マイナスイオンの基礎濃度を確保する。
【0053】
位置規制リブ2432が優れた位置規制効果を奏するために、位置規制リブ2432を発熱線ブラケット2500の軸方向に沿って発熱線ブラケット2500までに延在させ、発熱線ブラケット2500の内輪に係合する径方向係止部24321が位置規制リブ2432の自由端部に形成される。これにより、位置規制リブ2432は、マイナスイオン照射針2600の発熱線ブラケット2500の径方向における移動をより規制し、位置規制の正確性を効果的に高める。
【0054】
発熱線ブラケット2500及び吹出カバー2400の取付時の位置決め問題を考慮すると、環状案内リブ2431の内輪壁には、環状案内リブ2431の周方向に沿って等間隔に設置される複数のリブ板2440が形成される。リブ板2440は、発熱線ブラケット2500の内輪を位置決めするとともに、吹出カバー2400の構造強度を高める機能を有する。
【0055】
さらに、マイナスイオン照射針2600の絶縁及びマイナスイオン吸着の問題を考慮すると、マイナスイオン照射針2600には、熱伸縮スリーブ(未図示)が外嵌され、照射端2610が熱収縮スリーブの外側に露出する。熱収縮スリーブは、絶縁機能を有するとともに、マイナスイオン照射針2600によるマイナスイオンの吸着を効果的に防止することができる。熱収縮スリーブが設けられない場合、一部のマイナスイオンはマイナスイオン照射針2600に吸着され、その結果、マイナスイオンの基礎濃度をある程度下げる。
【0056】
本実施例では、マイナスイオン発生装置2300は、グリップ2200の底部に係止される。具体的には、グリップ2200の内壁に係止部2210が形成され、マイナスイオン発生装置2300が係止部2210によりグリップ2200の内部に設置されるか、また、グリップ2200の内壁に係止溝が形成され、マイナスイオン発生装置2300が係止溝内に係止される。グリップ2200の内壁には、配線構造2220がさらに設置される。配線構造2220は、グリップ2200内のリード線をその軸方向に沿って配線し、配線係止溝または配線係止フックである。
【0057】
具体的には、マイナスイオン発生装置2300及びマイナスイオン照射針2600に接続されるリード線は、高電圧を生成可能なケーブルであり、ここで高圧ケーブルと称される。マイナスイオン発生装置2300は、グリップ2200内に位置し、マイナスイオン照射針2600は、発熱線ブラケット2500に位置する。高圧ケーブルは、グリップ2200から発熱線ブラケット2500に配線される必要がある。高圧ケーブルは、グリップ2200内においてグリップ2200の軸方向に沿って配線される。高圧ケーブルは、送風筒2100に進入した後、まず、送風筒2100の径方向に沿って発熱線ブラケット2500の内輪位置に到達し、その後、発熱線ブラケット2500の軸方向に沿ってマイナスイオン照射針2600の接続端2620に到達する。発熱線ブラケット2500の一端部には、高圧ケーブルを接続端2620に容易に接続させるリード線溝2510がさらに設置される。リード線溝2510が高圧ケーブルを係止させることで、高圧ケーブルは、確定された配線位置を有し、接続が安定かつ信頼できる長所を有し、マイナスイオン照射針2600が正確な取付位置を有することをある程度確保できる。
【0058】
上記をまとめると、本発明の係止構造は、発熱線ブラケットに係合可能であり、マイナスイオン照射針を発熱線ブラケットの内輪に強固に係止し、これにより、マイナスイオン照射針の取付位置の正確性を効果的に保証し、さらに、マイナスイオンの基礎濃度を確保して毛髪のスタイリング効果を高める。本発明の熱伸縮スリーブは、絶縁機能を有するとともに、マイナスイオン照射針によるマイナスイオンの吸着をさらに効果的に防止することができ、マイナスイオンの基礎濃度をある程度確保する。本発明のリブ板は、発熱線ブラケットの内輪を位置決めするとともに、吹出カバーの構造強度を高める機能をさらに有する。
【0059】
上述した実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができる。記述の簡潔化のために、上述した実施例における各技術的特徴のあらゆる組合せについて説明していないが、これらの技術的特徴の組合せは矛盾しない限り、本明細書に記述されている範囲内であると考えられるべきである。
【0060】
上述した実施例は、本発明のいくつかの実施形態を示したものにすぎず、その記述が具体的かつ詳細であるが、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。なお、当業者にとって、本出願の趣旨から逸脱しないかぎり、若干の変形および改良を行うことができ、これら変形や改良もすべて本出願の保護範囲内に含まれる。本発明の保護範囲は、特許請求範囲に準ずるものとする。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイナスイオンを有するヘアドライヤであって、
内部が軸方向に沿って中空に設置されることで、貫通する中空キャビティが形成され、一端部に吹出口が形成される送風筒と、
前記送風筒に設置され、マイナスイオン発生装置が内蔵されるグリップと、
前記吹出口に設置される吹出カバーと、
前記送風筒内に設置されて前記吹出カバーに連結される発熱線ブラケットと、
前記発熱線ブラケットに設置され、リード線により前記マイナスイオン発生装置に接続されるマイナスイオン照射針と、を含み、
前記吹出カバーには、係止構造が設置され、
前記係止構造は、前記発熱線ブラケットに係合して前記マイナスイオン照射針を前記発熱線ブラケットの内輪に係止することを特徴とするマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項2】
前記吹出カバーは、吹出通路を有し、
前記マイナスイオン照射針は、前記リード線に接続される接続端と、前記吹出カバーに近接する照射端とを有し、
前記接続端と前記照射端との間には、折り曲げ部がさらに設置され、
前記折り曲げ部は、前記照射端の位置を変えることで、前記照射端を前記吹出通路内に位置させることを特徴とする請求項
1に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項3】
前記吹出カバーには、前記吹出通路に連通して吹き出しを行うための環状風口が設置され、
前記環状風口の内輪には、その周方向に分布して前記発熱線ブラケットの内輪の端部に当接する環状案内リブが形成され、
前記係止構造は、
前記環状案内リブと、
前記環状案内リブの内輪壁に形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの径方向における位置を規制するための位置規制リブと、
前記環状案内リブに形成され、前記マイナスイオン照射針の前記発熱線ブラケットの軸方向及び周方向における位置を規制するための凹部と、を含み、
前記凹部は、前記位置規制リブの対応する円周領域部に位置することを特徴とする請求項
2に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項4】
前記位置規制リブは、前記発熱線ブラケットの軸方向に沿って前記発熱線ブラケットまでに延在し、前記位置規制リブの自由端部において前記発熱線ブラケットの内輪に係合する径方向係止部を形成し、
前記凹部は、前記環状案内リブの前記発熱線ブラケットに当接する端面に開設されることを特徴とする請求項
3に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項5】
前記環状案内リブの内輪壁には、前記環状案内リブの周方向に沿って等間隔で設置される複数のリブ板が形成され、
前記リブ板は、前記発熱線ブラケットを位置決めさせるように配置されることを特徴とする請求項
3に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項6】
前記マイナスイオン照射針には、熱収縮スリーブがさらに外嵌され、
前記照射端は、前記熱収縮スリーブの外側に露出することを特徴とする請求項2に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項7】
前記マイナスイオン発生装置は、前記グリップの底部に係止され、
前記グリップの内壁には、係止部が形成され、
前記マイナスイオン発生装置は、前記係止部により前記グリップの内部に設置されることを特徴とする請求項
1に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項8】
前記グリップの内壁には、配線構造がさらに設置され、
前記配線構造は、前記グリップ内に位置する前記リード線をその軸方向に沿って配線するように配置されることを特徴とする請求項
1に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項9】
前記配線構造は、配線係止溝または配線係止フックであることを特徴とする請求項
8に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【請求項10】
前記発熱線ブラケットの一端部には、前記リード線を前記接続端に容易に接続するリード線溝がさらに設置されることを特徴とする請求項
2に記載のマイナスイオンを有するヘアドライヤ。
【国際調査報告】