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特表2023-510045近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-10
(54)【発明の名称】近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/00 20090101AFI20230303BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20230303BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20230303BHJP
【FI】
H04W8/00 110
H04W88/14
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560370
(86)(22)【出願日】2021-02-04
(85)【翻訳文提出日】2022-10-03
(86)【国際出願番号】 CN2021075346
(87)【国際公開番号】W WO2021196886
(87)【国際公開日】2021-10-07
(31)【優先権主張番号】202010258452.5
(32)【優先日】2020-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲デン▼ ▲強▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067EE25
(57)【要約】
本発明は、5Gネットワークアーキテクチャ下で、近接発見識別子をUEにどのように割り当てるか、および近接発見識別子をどのように使用するかに関する従来技術における技術的問題を解決するために、近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体を開示する。前記方法は、UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップと、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するステップとを含み、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する方法であって、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップと、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するステップとを含み、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項2】
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップは、
前記UEから近接発見能力情報を受信するステップを含み、
前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用されることを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項3】
近接発見パラメータを前記UEに提供するステップは、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供するステップ、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項4】
近接発見機能から前記近接発見識別子を取得するステップは、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求するステップと、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信するステップとを含み、
要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含むことを特徴とする請求項3に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項5】
近接発見パラメータを前記UEに提供した後、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信するステップと、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返すステップとを含み、
前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項6】
前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項7】
ネットワーク側の近接発見機能に適用されることを特徴とする近接発見識別子を使用する方法であって、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信するステップと、
前記UEの近接発見識別子を取得するステップと、
前記UEに発見応答メッセージを受信するステップとを含み、
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項8】
前記UEの近接発見識別子を取得するステップは、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得するステップと、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得するステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項9】
前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得するステップは、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信するステップと、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項10】
ユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する方法であって、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するステップと、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するステップと、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするステップとを含み、
前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項11】
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信する前に、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供するステップと、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信するステップとを含むことを特徴とする請求項10に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項12】
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供する前に、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信するステップと、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信するステップとを含み、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項11に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項13】
前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含むことを特徴とする請求項12に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項14】
前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項15】
ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するように構成された提供ユニットとを含み、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項16】
ネットワーク側の近接発見機能に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
前記UEの近接発見識別子を取得するように構成された取得ユニットと、
前記UEに発見応答メッセージを送信するように構成された送信ユニットとを含み、
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するように構成された送信ユニットと、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするように構成されたブロードキャストユニットとを含み、
前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項18】
ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラムを読み取り、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供し、前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項19】
前記プロセッサはさらに、前記UEから近接発見能力情報を受信し、
前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用されることを特徴とする請求項18に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項20】
前記プロセッサは、UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供し、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供することを特徴とする請求項18に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項21】
前記プロセッサはさらに、要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求し、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信することを特徴とする請求項20に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項22】
前記プロセッサはさらに、前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信し、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返し、
前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含むことを特徴とする請求項18に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項23】
前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含むことを特徴とする請求項18に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項24】
ネットワーク側の近接発見機能に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信し、
前記UEの近接発見識別子を取得し、
前記UEに発見応答メッセージを受信し、
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項25】
前記プロセッサは、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得し、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得することを特徴とする請求項24に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項26】
前記プロセッサはさらに、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信し、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信することを特徴とする請求項25に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項27】
ネットワーク側のユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信し、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含み、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストする、ことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項28】
前記プロセッサはさらに、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供し、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信する、ことを特徴とする請求項27に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項29】
前記プロセッサはさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信する、ことを特徴とする請求項28に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項30】
前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む、ことを特徴とする請求項27に記載の近接発見識別子を使用する装置。
【請求項31】
プロセッサによって実行されると、読み取り可能な記憶媒体を備える装置に請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を完了させる命令を記憶するように構成されるメモリを含む、読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年04月03日に中国特許局に提出し、出願番号が202010258452.5であり、発明名称が「近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
第4世代モバイルネットワーク(the fourth generation mobile network,4G)の近接サービス(Proximity Service,ProSe)標準では、制限付き発見(restricted discovery)プロセスをサポートするために、近接サービス機能(ProSe Function)は、ユーザ機器(User Equipment,UE)に近接発見識別子(ProSe Discovery UE ID,PDUID)を提供し、UEは、PDUIDをProSeアプリケーション・サーバー(ProSe Application Server)に提供する。その後の発見プロセスで、ProSeアプリケーション・サーバーは前記PDUID を使用して、ProSe 機能によって送信された発見要求を認証する。
【0004】
第5世代モバイルネットワーク(the fifith generation mobile network,5G)のProSe標準では、UEにポリシー/パラメータを提供するネットワークエンティティは、もはやProSe Functionではなく、ポリシー制御機能(Policy Control Function,PCF)である。PCFはUEに発見パラメータを提供し、ProSe Function は発見プロセスに参加する。つまり、5G ProSeではパラメータ提供機能と発見機能は異なるネットワークエンティティに配置されるが、4G ProSeではパラメータ提供機能と発見機能は同じネットワークエンティティ(つまり、ProSe Function)に配置される。5G ProSeにおけるパラメータ提供および機能発見のために、4G ProSeと同じ方法を使用することは不可能である。
【0005】
UEにPDUIDを割り当て、PDUIDを使用する方法は、既存の5Gネットワークアーキテクチャの下ではまだ解決されていない。
【0006】
これに鑑み、PDUIDをUEにどのように割り当てるか、および5Gネットワークアーキテクチャの下でPDUIDをどのように使用するかは、解決されるべき緊急の技術的問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、5Gネットワークアーキテクチャ下で、PDUIDをUEにどのように割り当てるか、およびPDUIDをどのように使用するかに関する従来技術における技術的問題を解決するために、近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様では、上記の技術的問題を解決するために、本発明の実施形態によるPDUIDを使用するための方法がネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用され、その方法の技術的解決策は次のとおりである。
【0009】
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップであって、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前 前記UEに提供することを要求するために使用される前記受信するステップと、
【0010】
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するステップであって、前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む前記提供するステップとを含む。
【0011】
任意選択的に、UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップは、前記UEから近接発見能力情報を受信するステップを含む、前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用される。
【0012】
任意選択的に、近接発見パラメータを前記UEに提供するステップは、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供するステップ、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供するステップ
を含む。
【0013】
任意選択的に、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得するステップは、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求するステップであって、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含む前記要求するステップと、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信するステップとを含む。
【0014】
任意選択的に、近接発見パラメータを前記UEに提供した後、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信するステップであって、前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含む前記受信するステップと、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返すステップとを含む。
【0015】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0016】
第2の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する方法は、ネットワーク側の近接発見機能に適用され、この方法の技術的解決法は以下の通りであり、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信し、前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられるステップと、
前記UEの近接発見識別子を取得するステップと、
前記UEに発見応答メッセージを受信するステップとを含み、
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0017】
任意選択的に、前記UEの近接発見識別子を取得するステップは、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得するステップと、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFからる前記近接発見識別子を取得するステップとを含む。
【0018】
任意選択的に、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得するステップは、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信するステップと、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信するステップとを含む。
【0019】
第3の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する方法は、ユーザ機器(UE)に適用され、この方法の技術的解決法は以下の通りであり、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するステップであって、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられる前記送信するステップと、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するステップであって、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む前記受信するステップと、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするステップとを含む。
【0020】
任意選択的に、前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信する前に、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供するステップと、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信するステップとをさらに含む。
任意選択的に、前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供する前に、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信するステップであって、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用される前記送信するステップと、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信するステップとをさらに含む。
【0021】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0022】
任意選択的に、前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む。
【0023】
第4の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用され、当該装置は、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するように構成された提供ユニットとを含み、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む。
【0024】
任意選択的に、前記受信ユニットはさらに、
前記UEから近接発見能力情報を受信し、前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用される。
【0025】
任意選択的に、前記提供ユニットは具体的に、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供し、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供する。
【0026】
任意選択的に、前記提供ユニットはさらに、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求し、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信する。
【0027】
任意選択的に、前記提供ユニットはさらに、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信し、前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
【0028】
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返す。
【0029】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0030】
第5の態様では、本発明の実施形態による、近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側の近接発見機能に適用され、当該装置は、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
前記UEの近接発見識別子を取得するように構成された取得ユニットと、
前記UEに発見応答メッセージを送信するように構成された送信ユニットとを含み、
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0031】
任意選択的に、前記取得ユニットは具体的に、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得し、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得する。
【0032】
任意選択的に、前記取得ユニットはさらに、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信し、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信する。
第6の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する装置は、ユーザ機器(UE)に適用され、当該装置は、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するように構成された送信ユニットと、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するように構成された受信ユニットと、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするように構成されたブロードキャストユニットとを含み、
前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0033】
任意選択的に、前記送信ユニットはさらに、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供し、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0034】
任意選択的に、前記送信ユニットはさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信する。
【0035】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0036】
任意選択的に、前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む。
【0037】
第7の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用され、当該装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
ここで、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、次のプロセスを実行するように構成され、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供し、前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む。
【0038】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
前記UEから近接発見能力情報を受信し、前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用される。
【0039】
任意選択的に、前記プロセッサは具体的に、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供し、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供する。
【0040】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求し、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
【0041】
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信する。
【0042】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信し、前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返す。
【0043】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0044】
第8の態様では、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側の近接発見機能に適用され、当該装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
ここで、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、次のプロセスを実行するように構成され、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信し、前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記UEの近接発見識別子を取得し、
前記UEに発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0045】
任意選択的に、前記プロセッサは具体的に、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得し、
【0046】
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得する。
【0047】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信し、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信する。
【0048】
第9の態様では、本発明の実施形態よる近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側のユーザ機器(UE)に適用され、前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
ここで、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、次のプロセスを実行するように構成され、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信し、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含み、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0049】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供し、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0050】
任意選択的に、前記プロセッサはさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信する。
【0051】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0052】
任意選択的に、前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む。
【0053】
第十の態様では、本発明の実施形態による読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、読み取り可能な記憶媒体を含む装置に、上記の第1の態様または第2の態様または第3の態様で説明した方法を完了させる命令を格納するように構成されたメモリを含む。
【発明の効果】
【0054】
本願の上記の実施形態の1つまたは複数における技術的解決策を通じて、本願の実施形態は、少なくとも以下の技術的効果を有する。
【0055】
本発明の実施形態では、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)は、UEによって送信された近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信した後、近接サービスポリシー提供要求メッセージに従って、近接発見に必要なパラメータをUEに提供し、UEの近接発見識別子を含む近接発見パラメータをUEに提供して、UEが5Gネットワークアーキテクチャ下で近接発見識別子を使用できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】4Gにおける近接サービスの制限付き発見プロセスのフローチャートである。
図2】本発明の実施形態による、PCF側の近接発見識別子を使用する方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施形態による、PCFが近接発見識別子をUEに割り当てるフローチャートである。
図4】本発明の実施形態による、近接サービス機能が近接発見識別子を割り当てるフローチャートである。
図5】本発明の実施形態による、近接サービス機能側の近接発見識別子を使用する方法のフローチャートである。
図6】本発明の実施形態による、近接サービス発見プロセスの第1のフローチャートである。
図7】本発明の実施形態による、近接サービス発見プロセスの第2のフローチャートである。
図8】本発明の実施形態による、近接サービス発見プロセスの第3のフローチャートである。
図9】本発明の実施形態による、UE側の近接発見識別子を使用する方法のフローチャートである。
図10】本発明の実施形態による、PCF側の近接発見識別子を使用する装置の第1の構造概略図である。
図11】本発明の実施形態による、近接サービス機能側の近接発見識別子を使用する装置の第1の構造概略図である。
図12】本発明の実施形態による、UE側の近接発見識別子を使用する装置の第1の構造概略図である。
図13】本発明の実施形態による、PCF側の近接発見識別子を使用する装置の第2の構造概略図である。
図14】本発明の実施形態による、近接サービス機能側の近接発見識別子を使用する装置の第2の構造概略図である。
図15】本発明の実施形態による、UE側の近接発見識別子を使用する装置の第2の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
本発明の実施形態は、近接発見識別子を使用する方法、装置および記憶媒体を提供し、従来の5Gネットワークアーキテクチャにおいて、近接発見識別子をUEにどのように割り当てるか、および前記近接発見識別子どのように使用するかという従来技術における技術的問題を解決する。
【0058】
上述の技術的問題を解決するために、本発明の実施形態における技術的解決策の一般的な考え方は以下の通りである。
【0059】
近接発見識別子を使用する方法は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される。この方法は、UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップと、近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、UEの近接発見識別子を含む近接発見パラメータをUEに提供するステップとを含み、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接発見に必要なパラメータをUEに提供することを要求するために使用される。
【0060】
上記の解決策では、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)は、UEによって送信された近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信した後、近接サービスポリシー提供要求メッセージに従って、近接発見に必要なパラメータをUEに提供し、UEの近接発見識別子を含む近接発見パラメータをUEに提供して、UEが5Gネットワークアーキテクチャ下で近接発見識別子を使用できるようにする。
【0061】
上述の技術的解決策をよりよく理解するために、本発明の技術的解決策を、図面および特定の実施形態によって以下に詳細に説明する。本発明の実施形態および実施形態における特定の特徴は、本発明の技術的解決策を詳細に説明することを意図するものであり、本発明の技術的解決策を限定するものではないことを理解されたい。本発明の実施形態および実施形態における特定の特徴は、衝突することなく互いに組み合わせることができる。
【0062】
当業者が本発明の解決策を十分に理解できるようにするために、本発明の技術的解決策を紹介する前に、4G ProSe規格におけるPDUIDの割り当ておよび使用について簡単に説明する。
【0063】
4G ProSeでは、制限付き発見プロセスをサポートするために、ProSeアプリケーション・サーバーは、近接サービス機能によって送信された発見要求を認証する必要がある。UEの3GPPネットワーク識別子(IMSIなど)が発見サーバーに公開されるのを回避するために、近接サービス機能はPDUIDをUEに割り当てる。サービス許認プロセスでは、近接サービス機能がPC3インターフェイスを介してUEにPDUIDを提供する。
【0064】
制限付き発見プロセスにおいて、UEは、PDUIDをアプリケーション・サーバに提供し、アプリケーション・サーバは、PDUIDを使用して近接サービス機能の発見要求を認証する。具体的な処理は、図1を参照する。図1は、4Gにおける近接サービスの制限付き発見プロセスのフローチャートである。
【0065】
ステップ100:UEは、PDUIDをProSeアプリケーション・サーバーに送信し、ProSeアプリケーション・サーバーによってUEに割り当てられたRPAUIDを受信する。
【0066】
UEは、シグナリング層を通じてPDUIDをアプリケーション・サーバーに提供することができる。ProSeアプリケーション・サーバーは、前記PDUIDにRPAUIDを割り当て、PDUIDとRPAUIDの間のバインディング関係を保存する。その後、ProSeアプリケーション・サーバは RPAUIDをUEに返す。
【0067】
ステップ101:UEは、発見要求メッセージを近接サービス機能に送信する。
【0068】
前記発見要求メッセージは、RPAUID、Application IDなどのパラメータを含む。
【0069】
ステップ102:近接サービス機能は、UEに対して許認チェックを実行する。
【0070】
当該許認チェックは、UEによって提供されたApplication IDが最初に発見されることを許可されているかどうかを決定するために使用される。近接サービス機能にUEコンテキスト(UE context)がない場合、近接サービス機能は、ホーム・サブスクライバーサーバー(Home Subscriber Server,HSS)を介して許認チェック(authorization check)を実行する。
【0071】
ステップ103:近接サービス機能は、認証要求メッセージ(authentication request message)をProSeアプリケーション・サーバーに送信する。
【0072】
当該認証要求メッセージは、RPAUIDを含む。
【0073】
ステップ104:ProSeアプリケーション・サーバーは、記憶されたPRAUIDAとPDUIDのバインディング関係に従い、認証要求メッセージに含まれるRPAUIDに対応するPDUIDを決定する。
【0074】
ステップ105:ProSeアプリケーション・サーバーは、認証応答メッセージを介して、認証要求メッセージに含まれるRPAUIDに対応するPDUIDを近接サービス機能に返す。
【0075】
ステップ106:近接サービス機能は、ProSeアプリケーション・サーバーによって返されたPDUIDがUEのPDUIDと同じであるかどうかを認証し、PDUIDがUEのPDUIDと同じであると判断した場合、ProSe制限コード(ProSe Restricted Code)および他のパラメータをRPAUIDに割り当てる。
【0076】
ステップ107:近接サービス機能は,UENI発見応答メッセージを返し、当該発見応答メッセージは、ProSe制限コード(ProSe Restricted Code)および他のパラメータを含む。
【0077】
ステップ108:UEは、エア・インターフェースを介してProSe制限コードをブロードキャストする。
【0078】
このように、UEは、ProSe制限コードを通じて他のUEに発見させ、近接通信を行うことができる。
【0079】
ステップ100~108から分かるように、4G ProSe規格では、近接サービス機能(ProSe Function)は、UEにPDUIDを提供するだけでなく、発見プロセスに参加して、近接サービス機能 (ProSe Function)とProSe アプリケーション・サーバー (ProSe App Server)の間の認証プロセスを実現する。
【0080】
5G ProSe規格では、PCFはUEに発見パラメータを提供し、発見プロセスは近接サービス機能によって参加される。つまり、5G ProSe ではパラメータ提供機能と発見機能は異なるネットワークエンティティに配置されるが、4G ProSe ではパラメータ提供機能と発見機能は同じネットワークエンティティ (つまり、ProSe Function)に配置される。 5G ProSeにおけるパラメータ提供および機能発見のために、4G ProSeと同じ方法を使用することは不可能である。
【0081】
したがって、本発明は、近接発見識別子が5Gネットワークアーキテクチャの下で使用できないという問題を解決するために、以下の方法を提供する。
【0082】
図2を参照すると、本発明の実施形態は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する方法を提供する。当該方法の処理手順は以下の通りである。
【0083】
ステップ201:UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信し、ここで、近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接発見に必要なパラメータをUEに提供することを要求するために使用される。
【0084】
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信することは、具体的に、UEから近接発見能力情報を受信し、ここで、近接発見能力情報は、UEが近接サービス発見をサポートしていることを示すために使用される。
【0085】
例えば、UEが近接サービスポリシー提供要求メッセージをPCFに送信するとき、近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス能力情報を運ぶことができる。近接サービス機能情報は、UEが制限付き発見をサポートすることを示す。
【0086】
実装において、近接サービスポリシー提供要求メッセージは、アクセス制御およびモビリティ管理機能(access control and mobility management Function,AMF)を介してPCFに転送され得る。AMFは、UEの能力情報および加入情報に従い、UEが制限付き発見を実行できるかどうかを判断し、UEが制限付き発見を実行できると判断すると、近接サービスポリシー提供要求メッセージをPCFに転送することができる。
【0087】
ステップ202は、PCFが近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信した後に実行され得る。
【0088】
ステップ202:近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、UEの近接発見識別子を含む近接発見パラメータをUEに提供する。
【0089】
近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信した後、近接サービスポリシー提供要求メッセージに従ってポリシーパラメータおよびPDUIDをUEに割り当て、それらを近接発見パラメータとしてUEに提供する必要がある。
【0090】
近接発見識別子は、以下の2つの方法でUEに割り当てられ得る。
【0091】
1.PCFは近接発見識別子をUEに割り当て、それをUEに提供する。
【0092】
2.PCFは、近接サービス機能から近接発見識別子を取得し、それをUEに提供する。
【0093】
PCFは、近接サービス機能から近接発見識別子を取得し、次の方法で 近接発見識別子を取得することができる。PCFは、近接サービス機能に近接発見識別子の割り当てを要求し、要求メッセージにUEのUE識別子を含めるように要求する。PCFは、近接サービス機能によってUEに割り当てられた近接発見識別子を受信する。
【0094】
UE識別子は、サブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier,SUPI)などのUE IDであってもよい。
【0095】
本発明の実施形態では、近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(Public Land Mobile NetworkIdentifier,PLMN ID)およびUEの一時的識別子を含む。
【0096】
本発明の実施形態では、近接発見パラメータをUEに提供した後、前記方法では、さらに、
PCFは、近接発見機能の認証要求メッセージを受信し、認証要求メッセージは、UEのUE識別子を含み、PCFは、近接発見機能に認証応答メッセージに返し、応答メッセージは、UEの近接発見識別子を含む。
【0097】
PCFが近接発見パラメータをUEに提供した後の制限付き発見プロセスの間、PCFはまた、近接サービス機能にUEの近接発見識別子を提供する必要があり得る。たとえば、PCFが近接サービス機能によって送信されたUE識別子を含む許認要求メッセージを受信した後、PCFはUE識別子に従って対応する近接発見識別子を見つけ、認証応答メッセージを介して近接サービス機能に前記近接発見識別子を送信する。
【0098】
当業者が上記の技術的解決策を十分に理解できるようにするために、以下に2つの例を挙げて説明する。
【0099】
図3は、本発明の実施形態による、PCFが近接発見識別子をUEに割り当てるフローチャートである。
【0100】
ステップ301:PCFは、近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信する。
【0101】
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接発見に必要なパラメータをUEに提供することを要求するために使用される。前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、UEが近接サービス発見をサポートすることを示すための近接発見能力情報をさらに含む。
【0102】
ステップ302:PCFは、近接サービスポリシーに従い、ポリシーパラメータおよび近接発見識別子を含む近接発見パラメータをUEに提供する。
【0103】
ステップ303:PCFは近接発見パラメータをUEに送信する。
【0104】
ステップ301から303が実行された後、後続の発見プロセスにおいて、およびUEが近接サービス機能に近接発見識別コードを割り当てるように要求するプロセスにおいて、近接発見識別子はPCFによってUEに割り当てられるので。UE識別子に対応する近接発見識別子が近接サービス機能に記憶されていないため、近接サービス機能は、UE識別子を含む許認要求メッセージをPCFに送信する必要があり、その結果、PCFはUE識別子に対応する近接発見識別子を認証応答メッセージを通じて近接サービス機能に返す。
【0105】
図4は、本発明の実施形態による近接サービス機能が近接発見識別子を割り当てるフローチャートである。
【0106】
ステップ401:PCFは、近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信する。
【0107】
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接発見に必要なパラメータをUEに提供することを要求するために使用される。前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、UEが近接サービス発見をサポートすることを示すための近接発見能力情報をさらに含む。
【0108】
ステップ402:PCFは、UE識別子を含む要求メッセージを近接サービス機能に送信する。
【0109】
当該要求メッセージは、近接サービス機能がUE識別子に対応するUEに近接発見識別子を割り当てるように要求する。
【0110】
ステップ403:近接サービス機能は、要求メッセージに従い、対応する近接発見識別子をUEに割り当てる。
【0111】
さらに、UE識別子と近接発見識別子との間の対応関係を記憶する。
【0112】
ステップ404:PCFが近接発見識別子を受信する。
【0113】
ステップ405:PCFは、近接サービスポリシーに従って近接発見パラメータをUEに提供し、ポリシーパラメータおよび近接発見識別子は、近接発見パラメータとして取られる。
【0114】
ステップ406:PCFは近接発見パラメータをUEに送信する。
近接発見識別子は近接サービス機能に記憶されるので、その後の発見プロセスの間、近接サービス機能が近接発見識別コードをUEに割り当てるとき、UE識別子に対応する近接発見識別子は、PCFを要求することなく、近接サービス機能において直接検索することができる。
【0115】
近接発見識別子を使用する方法がPCF側から紹介された後、PCFによってUEに割り当てられた近接発見識別子をどのように使用するかが、近接サービス機能の側から以下に紹介される。
【0116】
図5を参照すると、本発明の実施形態は、ネットワーク側の近接サービス機能に適用される近接発見識別子を使用する方法を提供し、この方法は以下のステップを含む。
【0117】
ステップ501:UEによって送信された発見要求メッセージを受信する。発見要求メッセージには、UE識別子とUEのProSe Restricted Codeが含まれる。ProSe 制限付きコードは、PCFによってUEに提供される近接発見識別子に従い、アプリケーション・サーバーによって割り当てられる。
【0118】
UEがPCFによって提供された近接発見識別子を受信した後、UEは、アプリケーション層シグナリングを介してUEの近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバに提供し、それによりProSeアプリケーション・サーバはProSe制限コードをUEに割り当てる。ProSe制限コードを取得した後、UEは、UE識別子およびProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接サービス機能に送信する。
【0119】
ステップ502は、UEによって送信された発見要求メッセージを近接サービス機能が受信した後に実行され得る。
【0120】
ステップ502:UEの近接発見識別子を取得する。
【0121】
本発明の実施形態では、UEの近接発見識別子は、以下の方法で取得され得る。
近接発見識別子が近接サービス機能によってUEに割り当てられる場合、UE識別子に従って近接サービス機能で近接発見識別子を取得する。
【0122】
近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によってUEに割り当てられる場合、発見要求メッセージに近接発見識別子が含まれば、発見要求メッセージから近接発見識別子を取得する。また、発見要求メッセージが近接発見識別子を含まない場合、UE識別子に従ってPCFから近接発見識別子を取得する。
【0123】
近接サービス機能がUE識別子に従ってPCFから近接発見識別子を取得するステップは、以下の方法で実現できる。
【0124】
認証要求メッセージをPCFに送信する。認証要求メッセージにはUE識別子が含まれる。PCFから返された認証応答メッセージを受信する。応答メッセージには近接発見識別子が含まれている。
【0125】
ステップ503は、UEの近接発見識別子が取得された後に実行され得る。
【0126】
ステップ503:発見応答メッセージをUEに送信する。前記発見応答メッセージには、ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードが含まれている。
【0127】
当業者が上記の解決策を十分に理解できるようにするために、説明のためにいくつかの例を以下に提供する。
【0128】
図6は、本発明の実施形態による近接サービス発見プロセスの第1のフローチャートである。UEが近接サービス機能に近接発見識別子を提供し、UEの近接発見識別子が図3の方法で割り当てられると仮定する。
【0129】
ステップ600:UEは、近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバーに送信し、ProSeアプリケーション・サーバーによってUEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0130】
前記近接発見識別子はPCFによって割り当てられ、割り当てプロセスが図3に示されている。
【0131】
ステップ601:近接サービス機能は、近接発見識別子およびProSe制限コードを含む発見要求メッセージを受信する。
【0132】
当該発見要求メッセージは、近接サービス機能が近接発見識別コードをUEに割り当てるために使用される。
【0133】
ステップ602:UEのアプリケーションに対して許認チェックを実行する。
【0134】
発見要求メッセージを受信した後、近接サービス機能は、UEのアプリケーションが制限付き発見のために実行されているかどうかをチェック(すなわち、許認チェック)する必要がある。近接サービス機能にUEコンテキストが存在する場合、許認チェックは近接サービス機能で実行される。近接サービス機能にUEコンテキストがない場合、ステップ602aが実行される。
【0135】
ステップ602a:近接サービス機能にUEコンテキストがない場合、PCFを介して許認チェックを実行する。
【0136】
許認チェックに合格した後、ステップ603を実行することができる。
【0137】
603:近接サービス機能は、ProSe制限コードを含む要求メッセージをProSeアプリケーション・サーバーに送信する。
【0138】
604:ProSeアプリケーション・サーバーは、ProSe制限コードに従い、対応する近接発見識別子を見つける。
【0139】
605:ProSeアプリケーション・サーバーは、近接発見識別子を返す。
【0140】
606:近接サービス機能は、発見要求メッセージから近接発見識別子を取得し、それがProSeアプリケーション・サーバーによって返された近接発見識別子と同じであるかどうかを判断する。同じであれば、近接発見識別コードをUEに割り当てる。
【0141】
607:近接サービス機能は、近接発見識別コードを含む発見応答メッセージをUEに送信する。
【0142】
608:UEは、エア・インターフェースを介して近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0143】
図7は、本発明の一実施形態による近接サービス発見プロセスの第2のフローチャートである。UEが近接発見識別子を近接サービス機能に提供しないと仮定し、UEの近接発見識別子は、図3の方法で割り当てられる。
【0144】
700:UEは、近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバーに送信し、ProSeアプリケーション・サーバーによってUEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0145】
前記近接発見識別子はPCFによって割り当てられ、割り当てプロセスが図3に示されている。
【0146】
701:近接サービス機能は、近接発見識別子およびProSe制限コードを含む発見要求メッセージを受信する。
【0147】
当該発見要求メッセージは、近接サービス機能が近接発見識別コードをUEに割り当てるために使用される。
【0148】
702:近接サービス機能は、UE識別子を含む認証要求メッセージを送信する。
【0149】
ステップ703:PCFは、UE識別子に対応する近接発見識別子を取得する。
【0150】
近接サービス識別子はPCFによってUEに割り当てられるので、PCFは、近接サービス機能によって提供されるUE識別子に従い、対応する近接サービス識別子を取得することができる。
【0151】
704:近接サービス機能は、PCFから返された近接発見識別子を含む認証応答メッセージ受信する。
【0152】
705:近接サービス機能は、ProSe制限コードを含む要求メッセージをProSeアプリケーション・サーバーに送信する。
【0153】
706:ProSeアプリケーション・サーバーは、ProSe制限コードに従い、対応する近接発見識別子を見つける。
【0154】
707:ProSeアプリケーション・サーバーは、近接発見識別子を返す。
【0155】
ステップ708:近接サービス機能は、PCFによって返された近接発見識別子がProSeアプリケーション・サーバーによって返された近接発見識別子と同じであるかどうかを判断し、同じであれば、近接発見識別コードをUEに割り当てる。
【0156】
709:近接サービス機能は、近接発見識別コードを含む発見応答メッセージをUEに送信する。
【0157】
710:UEは、エア・インターフェースを介して近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0158】
図8は、本発明の一実施形態による近接サービス発見プロセスの第3のフローチャートである。UEが近接発見識別子を近接サービス機能に提供しないと仮定し、UEの近接発見識別子は、図4の方法で割り当てられる。
【0159】
800:UEは、近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバーに送信し、ProSeアプリケーション・サーバーによってUEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0160】
前記近接発見識別子は、近接サービス機能によって割り当てられ、割り当てプロセスが図10に示されている。
【0161】
801:近接サービス機能は、近接発見識別子およびProSe制限コードを含む発見要求メッセージを受信する。
【0162】
当該発見要求メッセージは、近接サービス機能が近接発見識別コードをUEに割り当てるために使用される。
【0163】
802:近接サービス機能は、ProSe制限コードを含む要求メッセージをProSeアプリケーション・サーバーに送信する。
【0164】
803:ProSeアプリケーション・サーバーは、ProSe制限コードに従い、対応する近接発見識別子を見つける。
【0165】
804:ProSeアプリケーション・サーバーは、近接発見識別子を返す。
ステップ805:近接サービス機能は、UE識別子に対応する近接発見識別子をローカルから取得し、ローカルから取得された近接発見識別子がProSeアプリケーション・サーバーによって返された近接発見識別子と同じであるかどうかを判断し、同じであれば、近接発見識別コードをUEに割り当てる。
【0166】
UEの近接発見識別子は近接サービス機能によって割り当てられるので、近接サービス機能は、UE識別子に対応する近接発見識別子をローカルから得ることができる。
【0167】
806:近接サービス機能は、近接発見識別コードを含む発見応答メッセージをUEに送信する。
【0168】
807:UEは、エア・インターフェースを介して近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0169】
近接発見識別子を使用するプロセスがPCF側および近接サービスアプリケーション側から紹介された後、近接発見識別子を使用するプロセスがUE側から以下に紹介される。
【0170】
図9を参照すると、本発明の実施形態による近接発見識別子を使用する方法がユーザ機器(UE)に適用され、この方法の実施プロセスは以下の通りである。
【0171】
ステップ901:UEのUE識別子およびProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信する。ここで、ProSe制限コードは、ポリシー制御機能(PCF)によってUEに提供される近接発見識別子に従い、ProSeアプリケーション・サーバーによって割り当てられる。
【0172】
本発明の実施形態では、発見要求メッセージは、近接発見識別子をさらに含む。
UEが発見要求を近接サービス機能に送信する前に、前記方法ではさらに、近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバーに提供し、ProSeアプリケーション・サーバーによってUEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0173】
近接発見識別子をProSeアプリケーション・サーバーに提供する前に、前記方法ではさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージをPCFに送信し、ここで、近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接発見に必要なパラメータをUEに提供することを要求するために使用される。
【0174】
PCFによってUEに提供された近接発見パラメータを受信し、ここで、近接発見パラメータは、近接発見識別子を含む。
【0175】
本発明の実施形態では、近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0176】
ステップ902:近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信し、ここで、発見応答メッセージは、ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0177】
ステップ903:エア・インターフェースを介して近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0178】
UE側の実施形態は、図3図4および図6図8のUEの実装プロセスを参照することができるため、ここでは繰り返さない。
【0179】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する装置を提供する。この装置を使用する方法の実施形態は、PCF側の方法実施形態の説明を参照することができ、ここでは繰り返しを省略する。図10に示すように、使用装置は、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するように構成された受信ユニット1001と、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するように構成された提供ユニット1002とを含む。
【0180】
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用される。
【0181】
前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む。
【0182】
任意選択的に、前記受信ユニット1001はさらに、前記UEから近接発見能力情報を受信する。前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用される。
【0183】
任意選択的に、前記提供ユニット1002は具体的に、UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供し、または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供する。
【0184】
任意選択的に、前記提供ユニット1002はさらに、要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求し、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信する。
【0185】
任意選択的に、前記提供ユニット1002はさらに、前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信し、前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返す。
【0186】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0187】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、ネットワーク側の近接発見機能に適用される近接発見識別子を使用する装置を提供する。この装置を使用する方法の実施形態は、近接サービス機能側の方法実施形態の説明を参照することができ、ここでは繰り返しを省略する。図11に示すように、当該装置は、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成された受信ユニット1101と、
前記UEの近接発見識別子を取得するように構成された取得ユニット1102と、
前記UEに発見応答メッセージを受信するように構成された送信ユニット1103とを含む。
【0188】
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられる。
【0189】
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0190】
任意選択的に、前記取得ユニット1102は具体的に、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得し、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得する。
【0191】
任意選択的に、前記取得ユニット1102はさらに、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信し、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信する。
【0192】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、ユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する装置を提供する。この装置を使用する方法の実施形態は、UE側の方法実施形態の説明を参照することができ、ここでは繰り返しを省略する。図11に示すように、当該装置は、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するように構成された送信ユニット1201と、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するように構成された受信ユニット1202と、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするように構成されたブロードキャストユニット1203とを含む。
【0193】
前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられる。
【0194】
前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0195】
任意選択的に、前記送信ユニット1201はさらに、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供し、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0196】
任意選択的に、前記送信ユニット1201はさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信する。
【0197】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0198】
任意選択的に、前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む。
【0199】
図13を参照すると、本発明の実施形態による、近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される。
【0200】
前記装置は、プロセッサ1301、メモリ1302および送受信機1303を含む。
【0201】
ここで、プロセッサ1301は、メモリ1302内のプログラムを読み取り、以下のプロセスを実行するように構成される。
【0202】
前記プロセッサ1301は、UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供し、前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含む。
【0203】
任意選択的に、前記プロセッサ1301はさらに、
前記UEから近接発見能力情報を受信し、前記近接発見能力情は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用される。
【0204】
任意選択的に、前記プロセッサ1301は具体的に、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供し、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供する。
【0205】
任意選択的に、前記プロセッサ1301はさらに、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求し、要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信する。
【0206】
任意選択的に、前記プロセッサ1301はさらに、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信し、前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含み、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返す。
【0207】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0208】
前記プロセッサ1301は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1302は、前記プロセッサ1301が動作する際に利用するデータを記憶することができる。前記送受信機1303は、前記プロセッサ1301の制御の下でデータを送受信する。
【0209】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ1301によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ1302によって表されるメモリをリンクし得する。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。プロセッサ1301は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1302は、プロセッサ1301が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0210】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、プロセッサ1301に適用することができるか、または、プロセッサ1301により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ1301内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の命令により完成されることができる。プロセッサ1301は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス 、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ,プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ1302に位置し、プロセッサ1301はメモリ1302に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0211】
図14を参照すると、本発明の実施形態による、近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側の近接発見機能に適用される。
【0212】
前記装置は、プロセッサ1401、メモリ1402および送受信機1403を含む。
ここで、前記プロセッサ1401は、メモリ1402内のプログラムを読み取り、以下のプロセスを実行するように構成される。
【0213】
前記プロセッサ1401は、ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信し、前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記UEの近接発見識別子を取得し、
前記UEに発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含む。
【0214】
任意選択的に、前記プロセッサ1401は具体的に、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得し、
【0215】
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得する。
【0216】
任意選択的に、前記プロセッサ1401はさらに、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信し、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信する。
【0217】
前記プロセッサ1401は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、前記メモリ1402は、前記プロセッサ1401が動作する際に利用するデータを記憶することができる。前記送受信機1403は、前記プロセッサ1401の制御の下でデータを送受信する。
【0218】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、前記プロセッサ1401によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ1402によって表されるメモリをリンクし得する。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。前記プロセッサ1401は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、前記メモリ1402は、前記プロセッサ1401が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0219】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、前記プロセッサ1401に適用することができるか、または、プロセッサ1401により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ1401内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の命令により完成されることができる。プロセッサ1401は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス 、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ,プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体は前記メモリ1402に位置し、前記プロセッサ1401は前記メモリ1402に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0220】
図15を参照すると、本発明の実施形態による、近接発見識別子を使用する装置は、ネットワーク側のユーザ機器(UE)に適用される。
【0221】
前記装置は、プロセッサ1501、メモリ1502および送受信機1503を含む。
ここで、前記プロセッサ1501は、メモリ1502内のプログラムを読み取り、以下のプロセスを実行するように構成される。
【0222】
前記プロセッサ1501は、前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信し、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含み、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストする。
【0223】
任意選択的に、前記プロセッサ1501はさらに、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供し、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信する。
【0224】
任意選択的に、前記プロセッサ1501はさらに、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信し、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信する。
【0225】
任意選択的に、前記近接発見識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク識別子(PLMN ID)および前記UEの一時的識別子を含む。
【0226】
任意選択的に、前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含む。
【0227】
前記プロセッサ1501は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、前記メモリ1502は、前記プロセッサ1501が動作する際に利用するデータを記憶することができる。前記送受信機1503は、前記プロセッサ1501の制御の下でデータを送受信する。
【0228】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、前記プロセッサ1501によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路および前記メモリ1502によって表されるメモリをリンクし得する。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。前記プロセッサ1501は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、前記メモリ1502は、前記プロセッサ1501が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0229】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、前記プロセッサ1501に適用することができるか、または、前記プロセッサ1501により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、前記プロセッサ1501内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の命令により完成されることができる。プロセッサ1501は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス 、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ,プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ1502に位置し、プロセッサ1501はメモリ1502に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0230】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0231】
前記読み取り可能な記憶媒体は、メモリを含む。プロセッサによって実行されると、可読記憶媒体を含む装置に、上述のようにPCF側または近接サービス機能側またはUE側で近接発見識別子を使用する方法を完了させる命令を記憶するように構成されたメモリを、含む。
【0232】
本発明の実施形態が方法、システム、およびコンピュータプログラム製品を提供できることは、当業者には理解されるべきである。したがって、本発明の実施形態は、ハードウェアの実施形態のみ、ソフトウェアの実施形態のみ、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができる。また、本発明の実施形態は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータで使用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)上で実装されるコンピュータプログラム製品の形をとることができる。
【0233】
本発明の実施形態は、本発明の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照することによって説明される。フローチャートおよび/またはブロック図における各プロセスおよび/またはブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装できることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または別のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、マシンを生成することができる。フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックは、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令によって生成される。
【0234】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスを特定の方法で動作するように導くことができるコンピュータ可読メモリに格納することができ、その結果、コンピュータ可読メモリに格納された命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実装する命令装置含む製品を生成する。
【0235】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理装置にロードすることもできるので、一連の操作ステップがコンピュータまたは別のプログラム可能な装置上で実行され、コンピュータで実施される処理が生成される。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイスで実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実装するためのステップを提供する。
【0236】
明らかに、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に対して様々な修正および変形を行うことができる。したがって、本発明は、本発明に対するこれらの修正および変形が本発明の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲に入る限り、これらの修正および変形を包含することも意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2022-10-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する方法であって、
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップと、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージに従い、近接発見パラメータを前記UEに提供するステップとを含み、
前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用され、
前記近接発見パラメータは、前記UEの近接発見識別子を含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項2】
UEから近接サービスポリシー提供要求メッセージを受信するステップは、
前記UEから近接発見能力情報を受信するステップを含み、
前記近接発見能力情報は、前記UEが近接サービス発見をサポートすることを示すために使用されることを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項3】
近接発見パラメータを前記UEに提供するステップは、
UEに前記近接発見識別子を割り当て、前記UEに前記近接発見識別子を提供するステップ、
または、近接発見機能から前記近接発見識別子を取得して前記UEに提供するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項4】
近接発見機能から前記近接発見識別子を取得するステップは、
要求メッセージを通じて、前記近接発見機能に前記近接発見識別子を割り当てるように要求するステップと、
前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられた前記近接発見識別子を受信するステップとを含み、
要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含むことを特徴とする請求項3に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項5】
近接発見パラメータを前記UEに提供した後、
前記近接発見機能から認証要求メッセージを受信するステップと、
前記UEの近接発見識別子を含む認証応答メッセージを前記近接発見機能に返すステップとを含み、
前記認証要求メッセージは、前記UEのUE識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項6】
ネットワーク側の近接発見機能に適用されることを特徴とする近接発見識別子を使用する方法であって、
ユーザ機器(UE)によって送信された発見要求メッセージを受信するステップと、
前記UEの近接発見識別子を取得するステップと、
前記UEに発見応答メッセージを受信するステップとを含み、
前記発見要求メッセージは、前記UEのUE識別子およびProSe制限コードを含み、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは、前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項7】
前記UEの近接発見識別子を取得するステップは、
前記近接発見識別子が前記近接発見機能によって前記UEに割り当てられる場合、前記UE識別子に従って前記近接発見機能において前記近接発見識別子を取得するステップと、
前記近接発見識別子がポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに割り当てられる場合、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれる時、前記発見要求メッセージから前記近接発見識別子を取得し、前記発見要求メッセージに前記近接発見識別子が含まれない時、前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得するステップとを含むことを特徴とする請求項に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項8】
前記UE識別子に従って前記PCFから前記近接発見識別子を取得するステップは、
前記UE識別子を含む認証要求メッセージを前記PCFに送信するステップと、
前記PCFによって返された前記近接発見識別子を含む認証応答メッセージを受信するステップとを含むことを特徴とする請求項に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項9】
ユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する方法であって、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信するステップと、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信するステップと、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストするステップとを含み、
前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含むことを特徴とする近接発見識別子を使用する方法。
【請求項10】
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信する前に、
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供するステップと、
前記ProSeアプリケーション・サーバーによって前記UEに割り当てられたProSe制限コードを受信するステップとを含むことを特徴とする請求項に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項11】
前記近接発見識別子を前記ProSeアプリケーション・サーバーに提供する前に、
近接サービスポリシー提供要求メッセージを前記PCFに送信するステップと、
前記PCFによって前記UEに提供される前記近接発見識別子が含まれる近接発見パラメータを受信するステップとを含み、前記近接サービスポリシー提供要求メッセージは、近接サービス発見に必要なパラメータを前記UEに提供することを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項10に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項12】
前記発見要求メッセージは、前記近接発見識別子をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の近接発見識別子を使用する方法。
【請求項13】
ネットワーク側のポリシー制御機能(PCF)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のプログラムを読み取って、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項14】
ネットワーク側の近接発見機能に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【請求項15】
ネットワーク側のユーザ機器(UE)に適用される近接発見識別子を使用する装置であって、
前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたことを特徴とする近接発見識別子を使用する装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
第9の態様では、本発明の実施形態よる近接発見識別子を使用する装置は、ユーザ機器(UE)に適用され、前記装置は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
ここで、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、次のプロセスを実行するように構成され、
前記UEのUE識別子および前記ProSe制限コードを含む発見要求メッセージを近接発見機能に送信し、前記ProSe制限コードは、ProSeアプリケーション・サーバーが、ポリシー制御機能(PCF)によって前記UEに提供された近接発見識別子に従って割り当てられ、
前記近接発見機能によって返された発見応答メッセージを受信し、前記発見応答メッセージは前記ProSe制限コードに対応する近接発見識別コードを含み、
エア・インターフェースを介して前記近接発見識別コードをブロードキャストする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0161
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0161】
801:近接サービス機能は、roSe制限コードおよびUEの識別子を含む発見要求メッセージを受信する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0220
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0220】
図15を参照すると、本発明の実施形態による、近接発見識別子を使用する装置は、ユーザ機器(UE)に適用される。
【国際調査報告】