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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-13
(54)【発明の名称】物品担体およびその半完成品
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/50 20060101AFI20230306BHJP
【FI】
B65D71/50
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542018
(86)(22)【出願日】2021-01-07
(85)【翻訳文提出日】2022-09-07
(86)【国際出願番号】 US2021012410
(87)【国際公開番号】W WO2021142058
(87)【国際公開日】2021-07-15
(31)【優先権主張番号】62/964,404
(32)【優先日】2020-01-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/957,987
(32)【優先日】2020-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】バルトウォミェイ・ステプコフスキー
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン・デ・メルゾー
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン・ラベルジェール
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB26
3E067AC03
3E067AC12
3E067BA06A
3E067BB01A
3E067BB14A
3E067BC08A
3E067DA04
3E067DA08
3E067EA01
3E067EA04
3E067EB22
3E067EE02
3E067EE12
3E067EE18
3E067FA01
3E067FB20
3E067FC01
3E067GD10
(57)【要約】

本開示の態様は、パッケージと、複数の物品をパッケージ化するための物品担体と、物品担体を形成するための半完成品とに関する。物品担体は、凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化し得る。物品担体は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。物品担体は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、組み立てた担体における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止し得る。管状構造は、管の軸を画定する。物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。第1の折り目は、管の軸に対して鋭角に延在する。鋭角は50度以下でよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カートンの底パネルから形成されて前記底パネルに蝶番式に接続されている、物品と係合する係合フラップであって、前記係合フラップが、非突起を形成するための区分を含む自由端によって部分的に画定され、前記区分が、前記カートンの立てられた形において、カートンの側面パネルの最も近くに配設される、前記自由端の一部を含み、前記カートンの前記立てられた形において、前記係合フラップが、前記側面パネルの方へ90度を超えて内側に折り曲げられる、係合フラップ。
【請求項2】
前記区分が、直線の区分、内曲した区分およびくぼみ角を成す区分から成るグループから選択されたものである、請求項1に記載の係合フラップ。
【請求項3】
物品の一部と係合するための係合区分をさらに備える、請求項1に記載の係合フラップ。
【請求項4】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を形成するための半完成品であって、前記半完成品が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち第1のパネルから作製された、第1の折り目に沿って前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記フラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの面から折り曲げられたとき、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルにおける開口を画定し、前記開口は、前記フラップがその初期の展開位置にあるとき、前記フラップの自由端に沿って配置されるノッチを含み、前記自由端が、非突起を形成するための、前記ノッチに隣接して配設された区分を含む、半完成品。
【請求項5】
前記区分は、前記フラップが前記初期の展開位置にあるとき、前記ノッチの一部を画定するように配置される、請求項4に記載の半完成品。
【請求項6】
前記区分は、前記ノッチから延在するように配置されている、請求項4に記載の半完成品。
【請求項7】
請求項4に記載の半完成品から形成された担体と、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品とを備えるパッケージであって、前記フラップが、物品の一部を係止する係合区分をさらに備える、パッケージ。
【請求項8】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を形成するための半完成品であって、前記半完成品が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記管状構造が、管の軸を画定し、前記物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記第1の折り目が、前記管の軸に対して50度以下の鋭角で延在する、半完成品。
【請求項9】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち第2のパネルに向かって前記物品担体の内側に折り曲げられるように蝶番式に接続され、前記第2のパネルが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに対して、前記管の軸と平行な第2の折り目に沿って蝶番式に接続される、請求項8に記載の半完成品。
【請求項10】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルにおける少なくとも1つの切れ目によって少なくとも部分的に画定され、前記少なくとも1つの切れ目が、前記第1の折り目の一端に向けられた、少なくとも1つの湾曲した終端を有する、請求項8に記載の半完成品。
【請求項11】
前記少なくとも1つの湾曲した終端が、前記第1の折り目の前記一端に接続される、請求項10に記載の半完成品。
【請求項12】
前記鋭角が、10度以上かつ30度以下である、請求項8に記載の半完成品。
【請求項13】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を形成するための半完成品であって、前記半完成品が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち第1のパネルのみから作製され、第1の折り目に沿って前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記フラップは、前記第1の折り目に関して折り曲げられたとき、機械要素が前記半完成品と係合して前記少なくとも1つの物品のまわりで引き締めるための、機械引張り開口の少なくとも一部を画定し、前記フラップが、前記機械引張り開口から外された材料から形成される単一の部材である、半完成品。
【請求項14】
前記機械引張り開口が、前記機械引張り開口の外周に沿った凹部を含み、前記凹部が、前記第1の折り目の反対側の位置に配置される、請求項13に記載の半完成品。
【請求項15】
前記機械引張り開口が、前記機械引張り開口の外周に沿った凹部を含み、前記凹部が、前記第1の折り目から前記機械引張り開口の向こう側の位置に配置される、請求項13に記載の半完成品。
【請求項16】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルにおける切れ目によって少なくとも部分的に画定され、前記凹部が、前記切れ目を中断して、前記切れ目を2つの部分に分割するように配置され、前記切れ目の前記2つの部分が、それぞれ、前記凹部から前記第1の折り目の対向する終端まで延在する、請求項14に記載の半完成品。
【請求項17】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を形成するための半完成品であって、前記半完成品が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記半完成品が、縦軸を備え、前記物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記第1の折り目が、前記縦軸に対して鋭角に延在し、前記鋭角が、40度よりも大きくかつ90度未満である、半完成品。
【請求項18】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体であって、前記物品担体が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記管状構造が、管の軸を画定し、前記物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記第1の折り目が、前記管の軸に対して50度以下の鋭角で延在する、物品担体。
【請求項19】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち第2のパネルに向かって前記物品担体の内側に折り曲げられるように蝶番式に接続され、前記第2のパネルが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに対して、前記管の軸と平行な第2の折り目に沿って蝶番式に接続される、請求項18に記載の物品担体。
【請求項20】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体であって、前記物品担体が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち第1のパネルのみから作製され、第1の折り目に沿って前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記フラップは、前記第1の折り目に関して折り曲げられたとき、機械要素が半完成品と係合して前記少なくとも1つの物品のまわりで引き締めるための、機械引張り開口の少なくとも一部を画定し、前記フラップが、前記機械引張り開口から外された材料から形成される単一の部材である、物品担体。
【請求項21】
それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体であって、前記物品担体が、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品担体が、横軸を備え、前記横軸が、前記管状構造の管の軸に対して垂直であり、前記物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記第1の折り目が、前記横軸に対して鋭角に延在し、前記鋭角が、40度よりも大きくかつ90度未満である、物品担体。
【請求項22】
凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を形成するための半完成品であって、前記半完成品が、前記少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの前記凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記フラップが、前記半完成品の第1の外端まで延在する、半完成品。
【請求項23】
前記少なくとも1つの物品のうち追加物品の前記凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記追加物品が出るのを防止するための追加物品保持デバイスをさらに備え、前記追加物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続された追加のフラップを備え、前記追加のフラップが、前記半完成品の第2の外端まで延在する、請求項22に記載の半完成品。
【請求項24】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第1の終端において、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されており、前記追加のフラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第2の終端において、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されている、請求項23に記載の半完成品。
【請求項25】
前記フラップおよび前記追加のフラップは、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルのフットプリントを超えて延在することのないように、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの前記フットプリントの内部に完全に含有されている、請求項23に記載の半完成品。
【請求項26】
前記フラップおよび前記追加のフラップは、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの前記第1の終端および前記第2の終端を超えて延在することがない、請求項24に記載の半完成品。
【請求項27】
前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第1の終端に形成された第1の凹部をさらに備え、前記フラップが、前記第1の凹部に配設される、請求項22に記載の半完成品。
【請求項28】
前記フラップが、あるサイズを有する前記第1の凹部を少なくとも部分的に画定し、前記第1の凹部の前記サイズは、前記フラップが前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの面から折り曲げられることによって増加する、請求項27に記載の半完成品。
【請求項29】
前記第1の凹部が、前記フラップの全体を収容するように配置されている、請求項27に記載の半完成品。
【請求項30】
前記少なくとも1つの物品のうち1つの追加の凹部と係合するためのさらなる物品保持デバイスをさらに備え、前記凹部および前記追加の凹部が、前記少なくとも1つの物品のうち1つの対向する終端に配設される、請求項22に記載の半完成品。
【請求項31】
凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体であって、前記物品担体が、前記少なくとも1つの物品を取り囲む管状構造を形成するための複数のパネルと、前記少なくとも1つの物品のうち1つの前記凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記物品が出るのを防止するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備え、前記フラップが、折り曲げられていないときには、前記少なくとも1つの物品のうち前記1つの前記凹部と係合しないように、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第1の外端まで延在するようにサイズ設定されている、物品担体。
【請求項32】
前記少なくとも1つの物品のうち追加物品の前記凹部と係合して、前記管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから前記追加物品が出るのを防止するための追加物品保持デバイスをさらに備え、前記追加物品保持デバイスが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続された追加のフラップを備え、前記追加のフラップが、折り曲げられていないときには、前記少なくとも1つの物品のうち前記追加物品の前記凹部と係合しないように、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第2の外端まで延在するようにサイズ設定されている、請求項31に記載の物品担体。
【請求項33】
前記フラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第1の終端において、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されており、前記追加のフラップが、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第2の終端において、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルに蝶番式に接続されている、請求項32に記載の物品担体。
【請求項34】
前記フラップおよび前記追加のフラップは、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルのフットプリントを超えて延在することのないように、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの前記フットプリントの内部に完全に含有されている、請求項32に記載の物品担体。
【請求項35】
前記フラップおよび前記追加のフラップは、前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの前記第1の終端および前記第2の終端を超えて延在することがない、請求項33に記載の物品担体。
【請求項36】
前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの第1の終端に形成された第1の凹部をさらに備え、前記フラップが、前記第1の凹部に配設される、請求項31に記載の物品担体。
【請求項37】
前記フラップが、あるサイズを有する前記第1の凹部を少なくとも部分的に画定し、前記第1の凹部の前記サイズは、前記フラップが前記複数のパネルのうち前記第1のパネルの面から折り曲げられることによって増加する、請求項36に記載の物品担体。
【請求項38】
前記第1の凹部が、前記フラップの全体を収容するように配置されている、請求項36に記載の物品担体。
【請求項39】
前記少なくとも1つの物品のうち1つの追加の凹部と係合するためのさらなる物品保持デバイスをさらに備え、前記凹部および前記追加の凹部が、前記少なくとも1つの物品のうち1つの対向する終端に配設される、請求項31に記載の物品担体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年1月7日出願の米国仮特許出願第62/957,987号、および2020年1月22日出願の米国仮特許出願第62/964,404号の優先権を主張するものであり、それらの全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、物品担体およびこれを形成するための半完成品に関する。より具体的には、本発明は、物品の終端を固定するための係合デバイスを含む物品保持構造に関するが、これに限らない。本発明の態様は、取っ手を有する巻き付け担体に関する。
【背景技術】
【0003】
パッケージの分野では、複数の物品を担持するためのカートンまたは物品担体を用意することが知られている。カートンは、当技術分野で周知であり、消費者が消費のために、物品のグループを運送したり、格納したり、利用したりすることを可能にするのに有用である。コストおよび環境配慮のために、そのようなカートンまたは担体は、できるだけ少ない材料から形成して、原材料の廃棄物をできるだけ少なくする必要がある。さらなる検討事項は、カートンの強度と、重い物品を保持して運送するための適合性とである。カートンは、カートンおよびその内容物の負荷に耐えるほど十分に強いハンドルを備えるのが望ましい。
【0004】
カートンの中の物品は、輸送中に確実に保持されて保護されるのが望ましい。また、カートンの中の物品が容易に利用され得るのが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、典型的にはボール紙等から形成されるカートンの分野における改善を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、物品担体を形成するための半完成品を提供するものである。物品担体は、凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化し得る。半完成品は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。半完成品は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、組み立てた担体における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止し得る。管状構造は管の軸を画定する。物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。第1の折り目は、管の軸に対して鋭角に延在する。鋭角は50度以下でよい。
【0007】
任意選択で、フラップは、複数のパネルのうち第2のパネルに向かって担体の内側に折り曲げられるように蝶番式に接続され、第2のパネルは、複数のパネルのうち第1のパネルに対して、管の軸と平行な第2の折り目に沿って蝶番式に接続される。
【0008】
任意選択で、フラップは、複数のパネルのうち第1のパネルにおける少なくとも1つの切れ目によって少なくとも部分的に画定され、少なくとも1つの切れ目は、第1の折り目の一端に隣接してこれに向けられた、少なくとも1つの湾曲した終端を有する。
【0009】
任意選択で、少なくとも1つの湾曲した終端は、第1の折り目の一端に接続される。
【0010】
任意選択で、鋭角は10度以上かつ30度以下である。
【0011】
本発明の第2の態様は、物品担体を形成するための半完成品を提供するものである。物品担体は、凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化し得る。半完成品は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。半完成品は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、組み立てた担体における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止し得る。物品保持デバイスは、複数のパネルのうち第1のパネルのみから作製され、第1の折り目に沿って複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。このフラップは、第1の折り目に関して折り曲げられたとき、機械引張り開口の少なくとも一部を画定する。機械要素は、半完成品を少なくとも1つの物品のまわりで引き締めるために機械引張り開口と係合し得る。フラップは、機械引張り開口から外された材料から形成される単一または一体型の部材でよい。
【0012】
任意選択で、機械引張り開口は、機械引張り開口の外周に沿った凹部を含み、凹部は、第1の折り目の反対側の位置に配置される。
【0013】
任意選択で、機械引張り開口は、機械引張り開口の外周に沿った凹部を含み、凹部は、第1の折り目から機械引張り開口の向こう側の位置に配置される。
【0014】
任意選択で、フラップは、複数のパネルのうち第1のパネルにおける切れ目によって少なくとも部分的に画定され、凹部は、切れ目を中断して、切れ目を2つの部分に分割するように配置され、切れ目の2つの部分は、それぞれ、凹部から第1の折り目の対向する終端まで延在する。
【0015】
本発明の第3の態様は、物品担体を形成するための半完成品を提供するものである。物品担体は、凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化し得る。半完成品は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。半完成品は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、組み立てた担体における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止し得る。半完成品は縦軸を備える。物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。第1の折り目は、縦軸に対して鋭角に延在する。鋭角は40度よりも大きくかつ90度未満でよい。
【0016】
本発明の第4の態様は、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を提供するものである。物品担体は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。物品担体は、少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止するための物品保持デバイスを備える。管状構造は管の軸を画定する。物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。第1の折り目は、管の軸に対して鋭角に延在する。鋭角は50度以下でよい。
【0017】
本発明の第5の態様は、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を提供するものである。物品担体は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。物品担体は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、複数のパネルのうち第1のパネルのみから作製された、第1の折り目に沿って蝶番式に接続されたフラップを備える。フラップは、第1の折り目に関して折り曲げられたとき、機械要素が半完成品と係合して少なくとも1つの物品のまわりで引き締めるための、機械引張り開口の少なくとも一部を画定する。フラップは、機械引張り開口から外された材料から形成される単一または一体型の部材でよい。
【0018】
本発明の第6の態様は、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化するための物品担体を提供するものである。物品担体は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。物品担体は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止するための物品保持デバイスを備える。物品担体は横軸を備える。横軸は管状構造の管の軸に対して垂直である。物品保持デバイスは、第1の折り目に沿って、複数のパネルのうち第1のパネルに蝶番式に接続されたフラップを備える。第1の折り目は、横軸に対して鋭角に延在する。鋭角は40度よりも大きくかつ90度未満でよい。
【0019】
本発明の第7の態様は、カートンの底パネルから形成されて底パネルに蝶番式に接続された、物品と係合するフラップを提供するものである。係合フラップは、非突起または切断部分を形成するための区分を含んでいる自由端によって部分的に画定される。この区分は、カートンの立てられた形において、カートンの側面パネルの最も近くに配設される、自由端の一部を含む。係合フラップは、側面パネルの方へ、90度を超えて内側に折り曲げられる。
【0020】
任意選択で、この区分は、直線の区分、内曲した区分およびくぼみ角を成す区分から成るグループから選択されたものである。
【0021】
任意選択で、係合フラップは、物品の一部と係合するための係合区分をさらに備える。
【0022】
本発明の第8の態様は、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品をパッケージ化する物品担体を形成するための半完成品を提供するものである。半完成品は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。半完成品は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、複数のパネルのうち第1のパネルから作製された、第1の折り目に沿って蝶番式に接続されたフラップを備える。フラップは、複数のパネルのうち第1のパネルの面から折り曲げられたとき、複数のパネルのうち第1のパネルにおける開口を画定する。開口は、フラップが初期の展開位置にあるとき、フラップの自由端に沿ったノッチを含む。自由端は、非突起、切断部分または凹入部分を形成するための、ノッチに隣接して配設された区分を含む。
【0023】
任意選択で、この区分は、フラップが初期位置にあるとき、ノッチの一部を画定するように配置される。
【0024】
任意選択で、この区分は、ノッチから延在するように配置される。
【0025】
本発明の第9の態様は、物品担体と、それぞれが凹部を有する少なくとも1つの物品とを備える、パッケージを提供するものである。物品担体は、少なくとも1つの物品を取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネルを備える。物品担体は、前記少なくとも1つの物品のうち1つの凹部と係合して、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品が出るのを防止するための物品保持デバイスを備える。物品保持デバイスは、複数のパネルのうち第1のパネルから作製された、第1の折り目に沿って蝶番式に接続されたフラップを備える。フラップは、前記パネルの面から折り曲げられたとき、複数のパネルのうち第1のパネルにおける開口を画定する。開口は、フラップが初期の展開位置にあるとき、フラップの自由端に沿ったノッチを含む。自由端は、非突起、切断部分または凹入部分を形成するための、ノッチに隣接して配設された区分を含む。係合フラップは、少なくとも1つの物品の一部を係止する係合区分を備え得る。
【0026】
本出願の範囲内で、前節、特許請求の範囲ならびに/あるいは以下の説明および図面において詳述される種々の態様、実施形態、例、特徴および代替形態は、独立して、またはそれらの任意の組合せにおいて、検討されるかまたは採用され得ることが構想されるかまたは意図されている。
【0027】
一実施形態に関連して、または関係して説明された特徴または要素は、特徴に互換性があればすべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書で開示された任意の他の実施形態に組み込まれるか、または組み合わされてよく、前記一実施形態から抽出された前記特徴または要素は、前記他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素に加えて、またはその代わりに含まれてよい。
【0028】
本明細書で開示された一実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態の他の特徴から切り離して抽出され得る。あるいは、一実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態から省略されてよい。
【0029】
次に、本発明の実施形態が添付図面を参照しながら説明される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本開示の実施形態による、物品担体を形成するための半完成品を上から見た平面図である。
図2図1の半完成品から形成された物品担体の斜視図である。
図3図2の物品担体を下から見た斜視図である。
図4】本開示のさらなる実施形態による、物品担体を形成するための半完成品を上から見た平面図である。
図5図1の半完成品から形成された物品担体の斜視図である。
図6】本開示のまたさらなる実施形態による、物品担体を形成するための半完成品を上から見た平面図である。
図7図6の半完成品の一部を上から見た平面図であり、これに対する物品の位置を示す。
図8図6の半完成品から形成された物品担体の斜視図である。
図9図8の物品担体を下から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
パッケージ、半完成品および物品担体の特定の実施形態の詳細な説明が、本明細書で開示される。開示される実施形態は、本発明のある特定の態様を実施することができるやり方の例でしかなく、本発明が具現され得るすべてのやり方の網羅的な一覧を表すものではないことが理解されよう。本明細書で使用される「例示的な」という語は、実例、試料、モデル、またはパターンとして働く実施形態を参照するように拡張的に使用される。実際、本明細書で説明されるパッケージ、半完成品および物品担体は、様々なかつ代替的な形態で具現され得ることが理解されよう。図は必ずしも原寸に比例するわけではなく、特定の構成要素の詳細を示すために、いくつかの特徴が強調されることや最小化されることがある。周知の構成要素、材料または方法は、本開示が不明瞭にならないように、必ずしもきわめて詳細に説明されるわけではない。本明細書で開示されるあらゆる特定の構造的かつ機能的な詳細は、限定ではなく、特許請求の範囲に関する単なる基本原理として、また、当業者に、本発明を様々に利用することを教示するための代表的な基本原理として、解釈されるべきである。
【0032】
図1を参照すると、図2に示されるような、以下では物品Bと称される、飲料缶などの、ただし、これに限定されない、一次製品のグループを含有して担持するための、図2に示されるような、カートンまたは担体90を形成することができる半完成品10の平面図が示されている。半完成品10は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージをパッケージ化するための2次パッケージを形成するように組み立てられ得る。
【0033】
図4を参照すると、それだけではないが、図5に示されるような飲料缶などの一次製品のグループを含有して担持するためのカートンまたは担体190を形成することができる別の半完成品110の平面図が示されている。半完成品110は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージをパッケージ化するための2次パッケージを形成するように組み立てられ得る。
【0034】
図6を参照すると、それだけではないが、図8に示されるような飲料缶などの一次製品のグループを含有して担持するためのカートンまたは担体290を形成することができる第3の半完成品210の平面図が示されている。半完成品210は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージをパッケージ化するための2次パッケージを形成するように組み立てられ得る。
【0035】
本明細書で詳述される実施形態では、本発明の様々な特徴を説明する非限定的な目的のために、「カートン」や「担体」という用語は、一次製品容器Bなどの物品Bを係合して担持するための容器90、190、290を指す。本発明の教示は、先細りかつ/または円筒状であってもなくてもよい様々な製品容器Bに適用され得ることが企図される。他の例示的な容器は、ボトル(たとえば金属、ガラスまたはプラスチックのボトル)、缶(たとえばアルミニウム缶)、ブリキ缶、カップ、ポット、たばこ入れ、小包み等を含む。物品は、上端および/または下端に凹部またはへこみを備え得る。いくつかの実施形態では、物品は、壁または係合面をもたらすように、外側、上方または下方へ延在する突起またはフランジを備え得る。
【0036】
半完成品10、110、210は、適切な基体のシートから形成される。本明細書で使用される「適切な基体」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、これらの組合せなどの折り曲げられるシート材料のすべての様式を含むことを理解されたい。たとえば、以下でより詳細に説明される担体構造をもたらすために、適切であれば、1つのまたは他の数の半完成品が採用され得ることが理解されるべきである。
【0037】
本明細書で説明されるパッケージ構造またはカートン90、190、290は板紙などのシート材料から形成され得、強度を増すための材料で作製されるかまたはコーティングされてよい。そのようなシート材料の一例には、WestRock Company製の耐引き裂き性NATRALOCK(登録商標)板紙がある。耐引き裂き性の材料は、パッケージの耐引き裂き性改善の助けになるように複数の層によってもたらされ得ることに留意されたい。一般的には、シート材料の1つの面は、もう1つの面とは異なる特性を有し得る。たとえば、完成したパッケージの外側のシート材料の面は、特に滑らかでよく、優れた印刷適性をもたらすためにクレーコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有してよい。他方では、シート材料の内側の面は、コーティング、層、処理が備わっていてよく、または、耐引き裂き性、優れた接着能力、ヒートシール性、または他の所望の機能特性のうち1つまたは複数などの特性をもたらすように下処理されてよい。
【0038】
図1図3に示された実施形態では、半完成品10は、例示的な物品Bの例示的な機構をパッケージ化するためのカートンまたは担体90を形成するように構成されている。図示の実施形態では、機構は、m×nのマトリクスまたは配列であって2つの行(m=2)および2つの列(n=2)を有し、2つの物品Bの2つの行が用意されており、物品Bは500mlの飲料缶である。
【0039】
図4および図5に示された実施形態では、半完成品110は、例示的な物品Bの例示的な機構をパッケージ化するためのカートンまたは担体190を形成するように構成されている。図示の実施形態では、機構は、m×nのマトリクスまたは配列であって2つの行(m=2)および3つの列(n=3)を有し、3つの物品Bの2つの行が用意されており、物品Bは500mlの飲料缶である。
【0040】
図6図9に示された実施形態では、半完成品210は、例示的な物品Bの例示的な機構をパッケージ化するためのカートンまたは担体290を形成するように構成されている。図示の実施形態では、機構は、m×nのマトリクスまたは配列であって2つの行(m=2)および3つの列(n=3)を有し、3つの物品Bの2つの行が用意されており、物品Bは330mlの飲料缶である。
【0041】
あるいは、半完成品10、110、210は、他のタイプ、数およびサイズの物品Bおよび/または、たとえば、それだけではないが、完全に囲まれたカートンもしくはバスケット担体といった、異なる機構もしくは構成の物品Bをパッケージ化する担体を形成するように構成され得、物品Bはボトルまたは缶でよい。
【0042】
図1に移って、本開示の特定の実施形態によって物品担体90(図2を参照されたい)を形成するための半完成品10が示されている。半完成品10は、管状構造を形成するための複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28を備える。複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28は、第1のベースパネル12、第1のコーナーまたはベベルパネル14、第1の側面パネル16、第2のコーナーまたはベベルパネル18、上部パネル20、第3のコーナーまたはベベルパネル22、第2の側面パネル24、第4のコーナーまたはベベルパネル26、および第2のベースパネル28を備える。複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28は、対応する折り目13、15、17、19、21、23、25、27によって、順次、蝶番式に取り付けられた線系列に配置され得る。
【0043】
代替実施形態では、第1、第2、第3、および第4のコーナーパネル14、18、22、26は省略されてよい。
【0044】
折り目13および折り目27は、任意選択で、前記折り目13、27を中断するかまたはこれと一致するように、折り目13および折り目27のそれぞれと同一線上の切れ目または分離ライン(図示せず)を備える。分離ラインは、カートン90のベースの直近に、衝撃を吸収するかまたは減衰するデバイスをもたらし得る。
【0045】
第1のコーナーパネル14および第4のコーナーパネル26は、任意選択であり、第1の側面パネル16または第2の側面パネル24のそれぞれの下部を形成するか、あるいは、第1のベースパネル12または第2のベースパネル28に蝶番式に接続されてその一部を形成すると見なされてよい。いくつかの実施形態では、第1のコーナーパネル14および第4のコーナーパネル26が省略されてよく、そのような実施形態では折り目15、25が省略されてよい。
【0046】
第2のコーナーパネル18および第3のコーナーパネル22は、任意選択であり、第1の側面パネル16または第2の側面パネル24のそれぞれの上部を形成するか、あるいは、上部パネル20の一部を形成すると見なされてよい。いくつかの実施形態では、第2のコーナーパネル18および第3のコーナーパネル22が省略されてよく、そのような実施形態では折り目17、23が省略されてよい。
【0047】
半完成品10は、図2および図3に示されるように、パッケージ90を形成するように折り曲げることができる。第1のベースパネル12と第2のベースパネル28とは、オーバーラップする関係で互いに係合可能であり、カートン90の複合ベース壁12/28を形成する。半完成品10は、第2のベースパネル28を第1のベースパネル12に固定するための相補ロック機構を備え得る。第2のベースパネル28は、相補ロック機構の少なくとも1つの第1の部分Fを備え得る。第1のベースパネル12は、相補ロック機構の少なくとも1つの第2の部分Mを備え得る。図示の実施形態では、第2のベースパネル28は、第2のベースパネル28の開口を画定する複数の雌タブFを備える。第1のベースパネル12は、複数の雄タブMを備え、第2のベースパネル28の開口は、雄タブMのうちそれぞれの1つ受け入れるように構成されている。雌タブFは、第2のベースパネル28から変位し、開口を形成して、雄タブMを受け入れたときに支持するように配置されている。いくつかの実施形態では、相補ロック機構M/Fが省略されてよく、第1ベースパネル12と第2のベースパネル28とは、それだけではないが、接着剤またはとじ金などの他の手段によって互いに固定されてよい。
【0048】
図示して説明された相補ロック機構は、完全に任意選択である。
【0049】
半完成品10は、少なくとも1つの物品保持デバイスまたは物品係合構造T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8を備える。
【0050】
半完成品10は、物品Bの上端と係合するための少なくとも1つの第1の物品保持デバイス(本明細書では、上端の物品保持デバイスまたは物品係合構造とも称される)T3、T4、T5、T6を備える。図1に示された半完成品10は、4つの第1の物品係合構造T3、T4、T5、T6を備える。
【0051】
半完成品10は、物品Bの下端と係合するための少なくとも1つの第2の物品保持デバイス(本明細書では、下端の物品保持デバイスまたは物品係合構造とも称される)T1、T2、T7、T8を備える。図1に示された半完成品10は、4つの第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8を備える。
【0052】
第1の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各々が、上部パネル20に蝶番式に接続されたフラップ60を備える。第1の物品係合構造のうち第1のものT3と第2のものT5とのそれぞれが、上部パネル20の第1の終端に蝶番式に接続されたフラップ60を備える。第1の物品係合構造のうち第3のものT4と第4のものT6とのそれぞれが、上部パネル20の第2の終端に蝶番式に接続されたフラップ60を備える。
【0053】
第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60と、第2のものT5のフラップ60とが、半完成品10の第1の外端まで延在する。
【0054】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60と、第4のものT6のフラップ60とが、半完成品10の第2の外端まで延在する。
【0055】
第1の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各フラップ60は、上部パネル20のフットプリントを超えて延在することはない。第1の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各フラップ60は、上部パネル20のフットプリントの内部に完全に含有される。
【0056】
各フラップ60が、上部パネル20の終端を超えて延在することはない。
【0057】
上部パネル20の縁部は、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24、または存在するときには、第2のベベルパネル18および第3のベベルパネル22の各々に蝶番式に接続され、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24(または第2のベベルパネル18および第3のベベルパネル22)と長さが等しい。
【0058】
上部パネル20の第1の終端に第1の凹部R1が設けられ、第1の物品係合構造のうち第1のものT3および第2のものT5の各フラップ60は、第1の凹部R1に配置されるものと見なされ得る。第1の物品係合構造のうち第1のものT3および第2のものT5の各フラップ60は、第1の凹部R1を少なくとも部分的に画定し得、上部パネル20の面から折り曲げられたとき第1の凹部R1のサイズを増加させる。
【0059】
第1の凹部R1は、フラップ60の全体を収容するように配置されている。
【0060】
第1の凹部R1は上部パネル20内に画定され、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24、または第2のベベルパネル18および第3のベベルパネル22へと延在することはない。
【0061】
第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60は、上部パネル20に対して折り目61の形で蝶番式に接続されており、折り目61は、上部パネル20を第2のコーナーパネル18に蝶番式に取り付ける折り目19に対して傾斜して配向されている。折り目61は、上部パネル20の縁部のうち1つの第1の末端縁から間隔を置いている。
【0062】
第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60は、上部パネル20に対して折り目61の形で蝶番式に接続されており、折り目61は、上部パネル20を第3のコーナーパネル22に蝶番式に取り付ける折り目21に対して傾斜して配向されている。折り目61は、上部パネル20の縁部のうち他の1つの第1の末端縁から間隔を置いている。
【0063】
第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61は、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61に対して、末広がりに配置されている。第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61との間に画定される角度は、60°未満でよく、いくつかの実施形態では約40°でよい。この角度は20°よりも大きくてよく、30°よりも大きくてよい。
【0064】
第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目51とは、上部パネル20の第1の終端に向かって末広がりに配置されている。
【0065】
第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61とは、上部パネル20の第2の終端に向かって集束するように配置されている。
【0066】
このようにして、第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60と、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60とは、互いから離れて折り曲げられる。
【0067】
上部パネル20の第2の終端に第2の凹部R2が設けられ、第1の物品係合構造のうち第3のものT4および第4のものT6の各フラップ60は、第2の凹部R2に配置されるものと見なされ得る。第1の物品係合構造のうち第3のものT4および第4のものT6の各フラップ60は、第2の凹部R2を少なくとも部分的に画定し得、上部パネル20の面から折り曲げられたとき第2の凹部R2のサイズを増加させる。
【0068】
第2の凹部R2は上部パネル20内に画定され、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24、または第2のベベルパネル18および第3のベベルパネル22へと延在することはない。
【0069】
第2の凹部R2は、フラップ60の全体を収容するように配置されている。
【0070】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60は、上部パネル20に対して折り目61の形で蝶番式に接続されており、折り目61は、上部パネル20を第2のコーナーパネル18に蝶番式に取り付ける折り目19に対して傾斜して配向されている。折り目61は、上部パネル20の前記縁部のうち1つの第2の末端縁から間隔を置いている。
【0071】
第1の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ60は、上部パネル20に対して折り目61の形で蝶番式に接続されており、折り目61は、上部パネル20を第3のコーナーパネル22に蝶番式に取り付ける折り目21に対して傾斜して配向されている。折り目61は、上部パネル20の前記縁部のうち他の1つの第2の末端縁から間隔を置いている。
【0072】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61は、第1の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61に対して、末広がりに配置されている。
【0073】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61は、第1の側面パネル16(または、存在するときには第2のコーナーパネル18)を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目19に対して、末広がりに配置されている。第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を蝶番式に取り付ける折り目61と折り目19との間に、第1の角度θ1が画定される。第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を蝶番式に取り付ける折り目61は、半完成品10の縦軸Laに対して第2の角度θ2を画定する。
【0074】
第1の角度θ1は鋭角でよい。第1の角度θ1は50°以下でよい。第1の角度θ1は30°以下でよい。第1の角度θ1は約20°でよい。第1の角度θ1は10°以上でよい。
【0075】
第2の角度θ2は鋭角でよい。第2の角度θ2は、40°以上であって90°未満でよい。
【0076】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61は、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61に対して、末広がりに配置されている。第1の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61との間に画定される角度は、60°未満でよく、いくつかの実施形態では約40°でよい。この角度は20°よりも大きくてよく、30°よりも大きくてよい。
【0077】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ40を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目41とは、上部パネル20の第2の終端に向かって末広がりに配置されている。
【0078】
第1の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61と、第1の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ60を上部パネル20に蝶番式に取り付ける折り目61とは、上部パネル20の第1の終端に向かって集束するように配置されている。
【0079】
フラップ60を形成する半完成品において、上部パネル20の自由端縁が部分的に画定される。
【0080】
第1の物品係合構造の内側端T3、T4、T5、T6は、切れ目63によって上部パネル20から分離され得る。切れ目63は曲線またはアーチ形でよい。切れ目63は「J字形」または「C字形」の部分で終結し得る。折り目61は、切れ目63の湾曲した終端から延在する。
【0081】
第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8の各々が、折り目71によって第1のベースパネル12および第2のベースパネル28のうち1つに蝶番式に接続されたフラップ70を備える。第2の物品係合構造のうち第1のものT1および第2のものT2は、それぞれが、第1のベースパネル12に蝶番式に接続されたフラップ70を備える。第2の物品係合構造のうち第3のものT7および第4のものT8は、それぞれが、第2のベースパネル28に蝶番式に接続されたフラップ70を備える。
【0082】
第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8のフラップ70を第1のベースパネル12および第2のベースパネル28に蝶番式に取り付ける折り目71は、折り目13、27のそれぞれに対して末広がりに配置されている。第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8のフラップ70を蝶番式に取り付ける折り目71と、折り目13、27のうち1つとが、その間に第3の角度θ3を画定する。第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8のフラップ70を蝶番式に取り付ける折り目71は、半完成品10の縦軸Laに対して第4の角度θ4を画定する。
【0083】
第3の角度θ3は鋭角でよい。第3の角度θ3は50°以下でよい。第3の角度θ3は30°以下でよい。第3の角度θ3は約20°でよい。第3の角度θ3は10°以上でよい。第3の角度θ3は第1の角度θ1と等しくてよい。
【0084】
第4の角度θ4は鋭角でよい。第4の角度θ4は、40°以上かつ90°未満でよい。第4の角度θ4は第2の角度θ2と等しくてよい。
【0085】
第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8の各々が組立デバイスを備え得る。組立デバイスは、物品Bのグループのまわりの半完成品10の締付けを助長する。組立デバイスは位置合わせ機能を含み得る。組立デバイスは、第1のベースパネル12または第2のベースパネル28における開口の形をとる。開口(本明細書では機械引張り開口とも称される)は、第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8のタブ70によって少なくとも部分的に画定される。位置合わせ機能はカットアウェイA1の形をとり、半完成品10におけるカットアウェイA1は、タブ70に隣接して続く開口を形成する。動作状態では、カットアウェイA1は、タブ70が担体90の内側に折り曲げられるときに形成された第1のベースパネル12または第2のベースパネル28に生成された開口から延在する凹部またはノッチを形成する。このようにして、タブ70によって第1のベースパネル12または第2のベースパネル28に生成された開口とカットアウェイA1とが、一体になるかまたは組み合わされて、単一の開口を形成する。カットアウェイA1は概念上の三角形NTの一部によって画定され、NTの別の部分はタブ70の内部に収容される。三角形の頂点のうち1つは、カットアウェイA1が形成されるように、タブ70のフットプリントの外部に配設されている。
【0086】
図示の実施形態では、タブ70の外部に配設された三角形の頂点に対する底辺は、第1のベースパネル12または第2のベースパネル28をタブ70に蝶番式に取り付ける折り目71に対して非平行であり、三角形の前記底辺と折り目71との間に、第3の角度θ3に等しいものであり得る角度が画定される。
【0087】
第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8のタブ70の各々は切れ目73によって画定され、切れ目73の末端はアーチ形または湾曲した形状である。折り目71は、切れ目73の湾曲した終端の間に延在する。切れ目73がカットアウェイA1によって中断され、2つの切れ目部分を形成する。
【0088】
任意選択で、半完成品10が備えるハンドル構造Hは、第1の側面パネル16と第2の側面パネル24との間を横切って担体90にわたって延在するハンドルストラップの形をとる。ハンドルストラップは、第1の凹部R1および第2の凹部R2によって部分的に画定され得る。
【0089】
ハンドル構造Hが備え得る一対のクッションフラップ50a、50bは、ハンドルストラップの両側に配設され、折り目51a、51bの形で蝶番式に取り付けられている。クッションフラップ50a、50bは、第1の凹部R1または第2の凹部R2によって部分的に画定され得る。クッションフラップ50a、50bは、それぞれ第1の凹部R1および第2の凹部R2を拡張するかまたは拡大させ得る。クッションフラップ50a、50bは、第1の物品係合構造T3、T4、T5、T6の対の間に延在してよく、切れ目によってそれから分離され得る。第1のクッションフラップ50aは、第1の物品係合構造のうち第1のものT3と第2のものT5との間に延在する。第2のクッションフラップ50bは、第1の物品係合構造のうち第3のものT4と第4のものT6との間に延在する。
【0090】
ここで図4を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示の第2の実施形態では、可能な場合には、これらの特徴が第2の実施形態に属することを指示するために、類似の数字が類似の部分を表すように、接頭部「100」を加算して使用される。追加の実施形態は、第1の実施形態と共通の特徴を多く共有しており、したがって、図1図3に示された実施形態との差のみを、詳細に説明する。
【0091】
図4は、図5に示されるように、本開示の別の実施形態によって物品担体190を形成するための半完成品110を示す。半完成品110は、管状構造を形成するための複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128を備える。複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、第1のベースパネル112、任意選択の第1のコーナーまたはベベルパネル114、第1の側面パネル116、任意選択の第2のコーナーまたはベベルパネル118、上部パネル120、任意選択の第3のコーナーまたはベベルパネル122、第2の側面パネル124、任意選択の第4のコーナーまたはベベルパネル126、および第2のベースパネル128を備える。複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、対応する折り目113、115、117、119、121、123、125、127によって、順次、蝶番式に取り付けられた線系列に配置され得る。
【0092】
図4の半完成品110は、6つの物品Bを収容するように適合されている。
【0093】
半完成品110は、外側または最後方に配設された物品Bの上端と係合するための少なくとも1つの外側または終端の物品保持デバイスまたは物品係合構造T3、T4、T5、T6を備える。図4に示された半完成品110は、4つの終端の物品係合構造T3、T4、T5、T6を備える。
【0094】
外側の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各々が、上部パネル120に蝶番式に接続されたフラップ160を備える。第1の物品係合構造のうち第1のものT3と、第2のものT5とのそれぞれが、上部パネル120の第1の終端に蝶番式に接続されたフラップ160を備える。第1の物品係合構造のうち第3のものT4と、第4のものT6とのそれぞれが、上部パネル120の第2の終端に蝶番式に接続されたフラップ160を備える。
【0095】
外側の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各フラップ160は、上部パネル120のフットプリントを超えて延在することはない。外側の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各フラップ160は、上部パネル120のフットプリントの内部に完全に含有される。
【0096】
各フラップ160が、上部パネル120の終端を超えて延在することはない。
【0097】
外側の物品係合構造T3、T4、T5、T6の各フラップ160は、半完成品110の、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124によって少なくとも部分的に画定された縁部を超えて延在することはない。
【0098】
上部パネル120の第1の終端に第1の凹部R1が設けられ、外側の物品係合構造のうち第1のものT3および第2のものT5の各フラップ160は、第1の凹部R1に配置されるものと見なされ得る。外側の物品係合構造のうち第1のものT3および第2のものT5の各フラップ160は、第1の凹部R1を部分的に画定し、上部パネル120の面から折り曲げられたとき第1の凹部R1のサイズを増加させる。
【0099】
第1の凹部R1は、フラップ160の全体を収容するように配置されている。
【0100】
第1の凹部R1は上部パネル120内に画定され、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124、または第2ベベルパネル118および第3のベベルパネル122へと延在することはない。
【0101】
外側の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ160は、上部パネル120に対して折り目161の形で蝶番式に接続されており、折り目161は、上部パネル120を第2のコーナーパネル118に蝶番式に取り付ける折り目119に対して傾斜して配向されている。折り目161は、上部パネル120の縁部のうち1つの第1の末端縁から間隔を置いている。
【0102】
外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160は、上部パネル120に対して折り目161の形で蝶番式に接続されており、折り目161は、上部パネル120を第3のコーナーパネル122に蝶番式に取り付ける折り目121に対して傾斜して配向されている。折り目161は、上部パネル120の縁部のうち他の1つの第1の末端縁から間隔を置いている。
【0103】
外側の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161は、外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161に対して、末広がりに配置されている。外側の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161と、外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161との間に画定される角度は、50°未満でよく、いくつかの実施形態では約40°でよい。
【0104】
外側の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161と、外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161とは、上部パネル120の第1の終端に向かって末広がりに配置されている。
【0105】
外側の物品係合構造のうち第1のものT1のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161と、外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161とは、上部パネル120の中心または中央に向かって集束するように配置されている。
【0106】
このようにして、外側の物品係合構造のうち第1のものT3のフラップ160と、外側の物品係合構造のうち第2のものT5のフラップ160とは、互いから離れて折り曲げられる。
【0107】
上部パネル120の第2の終端に第2の凹部R2が設けられ、外側の物品係合構造のうち第3のものT4および第4のものT6の各フラップ160は、第2の凹部R2に配置されるものと見なされ得る。外側の物品係合構造のうち第3のものT4および第4のものT6の各フラップ160は、第2の凹部R2を部分的に画定し、上部パネル120の面から折り曲げられたとき第2の凹部R2のサイズを増加させる。
【0108】
第2の凹部R2は上部パネル120内に画定され、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124、または第2ベベルパネル118および第3のベベルパネル122へと延在することはない。
【0109】
第2の凹部R2は、フラップ160の全体を収容するように配置されている。
【0110】
外側の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ160は、上部パネル120に対して折り目161の形で蝶番式に接続されており、折り目161は、上部パネル120を第2のコーナーパネル118に蝶番式に取り付ける折り目119に対して傾斜して配向されている。折り目161は、上部パネル120の前記縁部のうち1つの第2の末端縁から間隔を置いている。
【0111】
外側の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ160は、上部パネル120に対して折り目161の形で蝶番式に接続されており、折り目161は、上部パネル120を第3のコーナーパネル122に蝶番式に取り付ける折り目121に対して傾斜して配向されている。折り目161は、上部パネル120の前記縁部のうち他の1つの第2の末端縁から間隔を置いている。
【0112】
外側の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161は、外側の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161に対して、末広がりに配置されている。
【0113】
外側の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161と、外側の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161とは、上部パネル120の第1の終端に向かって末広がりに配置されている。
【0114】
外側の物品係合構造のうち第3のものT4のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161と、外側の物品係合構造のうち第4のものT6のフラップ160を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目161とは、上部パネル120の中心または中央に向かって集束するように配置されている。
【0115】
半完成品110は、中間または中央に配設された物品Bの上端と係合するための、少なくとも1つの内側または中間の物品保持デバイスまたは物品係合構造T10、T11を備え得る。図4に示された半完成品110は、2つの内側の物品係合構造T10、T11を備える。
【0116】
内側の物品係合構造T10、T11の各々が、上部パネル120に蝶番式に接続されたフラップ162を備える。
【0117】
内側の物品係合構造のうち第1のものT10のフラップ162は、上部パネル120に対して折り目163の形で蝶番式に接続されており、折り目163は、上部パネル220を第2のコーナーパネル128に蝶番式に取り付ける折り目129に対して平行に配向されている。
【0118】
内側の物品係合構造のうち第1のものT10の折り目163は、フラップ162の蝶番式に取り付けられた縁部を画定し、展開状態では、蝶番式に取り付けられた縁部は、切れ目または分離ラインによって画定された自由端よりも折り目119の近くに配設される。折り曲げられた、動作可能な状態では、フラップ162の自由端は、折り目163によって画定された蝶番式に取り付けられた縁部よりも第1の側面パネル116の近くに配設される。
【0119】
内側の物品係合構造のうち第2のものT11のフラップ162は、上部パネル120に対して折り目163の形で蝶番式に接続されており、折り目163は、上部パネル120を第3のコーナーパネル122に蝶番式に取り付ける折り目121に対して平行に配向されている。
【0120】
内側の物品係合構造のうち第2のものT11の折り目163は、フラップ162の蝶番式に取り付けられた縁部を画定し、展開状態では、蝶番式に取り付けられた縁部は、切れ目または分離ラインによって画定された自由端よりも折り目121の近くに配設される。折り曲げられた、動作可能な状態では、フラップ162の自由端は、折り目163によって画定された蝶番式に取り付けられた縁部よりも第2の側面パネル116の近くに配設される。
【0121】
内側の物品係合構造のうち第1のものT10のフラップ162を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目163は、内側の物品係合構造のうち第2のものT11のフラップ162を上部パネル120に蝶番式に取り付ける折り目163に対して、平行に配置されている。
【0122】
半完成品110は、外側または最後方に配設された物品Bの下端と係合するための少なくとも1つの第2の外側または終端の物品保持デバイスまたは物品係合構造T1、T2、T7、T8を備える。図4に示された半完成品110は、4つの終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8を備える。図4に示された実施形態の第2の外側または終端の物品保持デバイスは、構成において、図1に示された実施形態の第2の物品保持デバイスT1、T2、T7、T8に実質的に類似している。
【0123】
半完成品110は、中間または中央に配設された物品Bの下端と係合するための、少なくとも1つの第2の内側または中間の物品保持デバイスまたは物品係合構造T9、T12を備え得る。図4に示された半完成品110は、2つの第2の内側の物品係合構造T9、T12を備える。
【0124】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各々が、折り目175によって第1のベースパネル112および第2のベースパネル128のうち1つに蝶番式に接続されたフラップ172を備える。第2の物品係合構造のうち第1のものT9は、第1のベースパネル112に蝶番式に接続されたフラップ170を備える。第2の中間の物品係合構造のうち第2のものT12は、第2のベースパネル128に蝶番式に接続されたフラップ170を備える。
【0125】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各フラップ172を第1のベースパネル112および第2のベースパネル128に蝶番式に取り付ける折り目175は、折り目113、127のそれぞれに対して実質的に平行に配置されている。
【0126】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各々が、組立デバイスを備え得る。組立デバイスは、物品Bのグループのまわりの半完成品110の締付けを助長する。組立デバイスは位置合わせ機能を含み得る。組立デバイスは、第1のベースパネル112または第2のベースパネル128における開口の形をとる。開口(本明細書では機械引張り開口とも称される)は、第2の中間の物品係合構造T9、T12のタブ172によって部分的に画定される。位置合わせ機能はカットアウェイA2の形をとり、半完成品110におけるカットアウェイA2は、タブ172に隣接して続く開口を形成する。動作状態では、カットアウェイA2は、タブ172が担体190の内側に折り曲げられるときに形成された第1のベースパネル112または第2のベースパネル128に生成された開口から延在する凹部またはノッチを形成する。このようにして、タブ172によって第1のベースパネル112または第2のベースパネル128に生成された開口とカットアウェイA2とが、一体になるかまたは組み合わされて、単一の開口を形成する。カットアウェイA2は概念上の三角形NT2の一部によって画定され、NT2の別の部分はタブ172の内部に収容される。三角形の頂点のうち1つは、カットアウェイA2が形成されるように、タブ172のフットプリントの外部に配設されている。
【0127】
図示の実施形態では、タブ172の外部に配設された三角形の頂点に対する底辺は、タブ172を第1のベースパネル112または第2のベースパネル128に蝶番式に取り付ける折り目175に対して平行である。
【0128】
第2の中間の物品係合構造T9、T12のタブ172の各々は切れ目177によって画定され、切れ目177の末端はアーチ形または湾曲した形状である。折り目175は、切れ目177の湾曲した終端の間に延在する。切れ目177がカットアウェイA2によって中断され、2つの切れ目部分を形成する。
【0129】
任意選択で、半完成品110が備えるハンドル構造Hは、第1の側面パネル116と第2の側面パネル124との間を横切って担体190にわたって延在するハンドルストラップの形をとる。ハンドルストラップは、第1の凹部R1および第2の凹部R2によって部分的に画定され得る。
【0130】
ハンドル構造Hが備え得る一対のクッションフラップ50a、50bは、ハンドルストラップの両側に配設され、折り目151a、151bの形で蝶番式に取り付けられている。
【0131】
第1のクッションフラップ150aは、外側の物品係合構造のうち第1のものT3および第2のものT5の各フラップ170から間隔を置いてよい。
【0132】
第2のクッションフラップ150bは、外側の物品係合構造のうち第3のものT4および第4のものT6の各フラップ170から間隔を置いてよい。
【0133】
ここで図6を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示の第3の実施形態では、可能な場合には、これらの特徴が第3の実施形態に属することを指示するために、類似の数字が類似の部分を表すように、接頭部「200」を加算して使用される。追加の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態と共通の特徴を多く共有しており、したがって、図1図5に示された各実施形態との差のみを詳細に説明する。
【0134】
図6は、図8に示されるように、本開示の別の実施形態によって物品担体290を形成するための半完成品210を示す。半完成品210は、管状構造を形成するための複数のメインパネル212、214、216、218、220、222、224、226、228を備える。複数のメインパネル212、214、216、218、220、222、224、226、228は、第1のベースパネル212、任意選択の第1のコーナーまたはベベルパネル214、第1の側面パネル216、任意選択の第2のコーナーまたはベベルパネル218、上部パネル220、任意選択の第3のコーナーまたはベベルパネル222、第2の側面パネル224、任意選択の第4のコーナーまたはベベルパネル226、および第2のベースパネル228を備える。複数のパネル212、214、216、218、220、222、224、226、228は、対応する折り目213、215、217、219、221、223、225、227によって、順次、蝶番式に取り付けられた線系列に配置され得る。
【0135】
半完成品210は、外側または最後方に配設された物品Bの上端と係合するための少なくとも1つの外側または終端の物品保持デバイス(または物品係合構造)T3、T4、T5、T6を備える。図6に示された半完成品210は、4つの終端の物品係合構造T3、T4、T5、T6を備える。図示の実施形態では、図4の上部の中間の物品保持デバイスは省略されているが、他の実施形態では含まれてよい。
【0136】
任意選択で、半完成品210が一対のフィンガタブ262の形で備えるハンドル構造Hは、上部パネル220から作製され、折り目263によって蝶番式に接続されている。フィンガタブ262は互いに対向して蝶番式に取り付けられている。
【0137】
半完成品210は、外側または最後方に配設された物品Bの下端と係合するための少なくとも1つの第2の外側または終端の物品保持デバイス(または物品係合構造) T1、T2、T7、T8を備える。図6に示された半完成品210は、4つの終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8を備える。
【0138】
図6に示された実施形態の、第2の外側または終端の物品保持デバイスT1、T2、T7、T8は、それぞれが、折り目271によって第1のベースパネル212および第2のベースパネル228のうち1つに蝶番式に接続されたフラップ270を備える。第2の物品係合構造のうち第1のものT1および第2のものT2は、それぞれが、第1のベースパネル212に蝶番式に接続されたフラップ270を備える。第2の物品係合構造のうち第3のものT7および第4のものT8は、それぞれが、第2のベースパネル228に蝶番式に接続されたフラップ270を備える。
【0139】
第2の物品係合構造T1、T2、T7、T8の各フラップ270を第1のベースパネル212および第2のベースパネル228に蝶番式に取り付ける折り目271は、折り目213、227のそれぞれに対して末広がりに配置されている。第2の終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8のフラップ270を蝶番式に取り付ける折り目271は、半完成品210の縦軸に対して角度を画定する。
【0140】
第2の終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8の各々が組立デバイスを備え得る。組立デバイスは、物品Bのグループのまわりの半完成品210の締付けを助長する。組立デバイスは位置合わせ機能を含み得る。組立デバイスは、第1のベースパネル212または第2のベースパネル228における開口の形をとる。開口(本明細書では機械引張り開口とも称される)は、第2の終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8のタブ270によって少なくとも部分的に画定される。位置合わせ機能はカットアウェイA2の形をとり、半完成品210におけるカットアウェイA2は、タブ270に隣接して続く開口を形成する。動作状態では、カットアウェイA2は、タブ270が担体290の内側に折り曲げられるときに形成された第1のベースパネル212または第2のベースパネル228に生成された開口から延在する凹部またはノッチを形成する。
【0141】
第2の終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8のタブ270の各々は、切れ目273a/273b/273cによって画定されている。切れ目は、第1の部分273a、第2の部分273bおよび第3の部分を273c備える。
【0142】
切れ目273a/273b/273cのうち、折り目271に隣接した第1の部分273aおよび第3の部分273cの末端はアーチ形または湾曲した形状である。折り目271は、切れ目273a/273b/273cの湾曲した終端の間に延在する。切れ目273a/273b/273cはカットアウェイA2によって中断され、切れ目部分のうち273aと273bとがカットアウェイA2の第1の側面に配設されており、他の切れ目部分277cは、カットアウェイA2の反対側に配設されている。
【0143】
切れ目部分273a/273b/273cのうち少なくとも1つは、逃げを与えるように成形されてよい。図示の実施形態では、第2の切れ目部分273bが逃げを与える。
【0144】
逃げによって、タブ270と物品Bのベースとの係合が容易になる。逃げは、タブ270の、固定しないかまたは係合しない縁部を画定し得る。このようにして、逃げによって画定されたタブ270の部分は、物品Bに対する係合状態と非係合状態との間を、自由に、または容易に移動できる。
【0145】
第2の切れ目部分273bは、物品Bによってもたらされた係合面から間隔を置いて配置されてよく、係合面は、物品Bのベースから、または物品Bのベースの中へ延在する、凹部、垂直部またはフランジによってもたらされる壁の形をとる。このようにして、第2の切れ目部分273bは物品Bと接触しなくてよい。これには、第1および第2の図示の実施形態と比較して、タブ270と物品との係合を、必要な力を低減することによってより簡単にするように、タブ270と物品Bとの間の摩擦を低減する効果があり得る。
【0146】
図示の実施形態では、第2の切れ目部分273bの形状は実質的に直線であり、これにはタブ270を短縮する効果がある。第2の切れ目部分273bは、他の形状であっても、タブ270を短縮する効果が得られることは理解されるはずであり、たとえば、第2の切れ目部分273bは、それだけではないが、凹入またはくぼみでよく、非直線またはアーチ形(本明細書では内曲しているとも称される)でもよく、互いに対して末広がりに配置された2つ以上の連続した直線部を備え得る(本明細書ではくぼみ角を成すとも称される)。
【0147】
半完成品210は、中間または中央に配設された物品Bの下端と係合するための、少なくとも1つの第2の内側または中間の物品保持デバイスまたは物品係合構造T9、T12を備え得る。図6に示された半完成品210は、2つの第2の内側の物品係合構造T9、T12を備える。
【0148】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各々が、折り目275によって第1のベースパネル212および第2のベースパネル228のうち1つに蝶番式に接続されたフラップ272を備える。第2の中間の物品係合構造のうち第1のものT9は、第1のベースパネル212に蝶番式に接続されたフラップ272を備える。第2の中間の物品係合構造のうち第2のものT12は、第2のベースパネル228に蝶番式に接続されたフラップ270を備える。
【0149】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各フラップ272を第1のベースパネル212および第2のベースパネル228に蝶番式に取り付ける折り目275は、折り目213、227のそれぞれに対して実質的に平行に配置されている。
【0150】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の各々が、組立デバイスを備え得る。組立デバイスは、物品Bのグループのまわりの半完成品210の締付けを助長する。組立デバイスは位置合わせ機能を含み得る。組立デバイスは、第1のベースパネル212または第2のベースパネル228における開口の形をとる。開口(本明細書では機械引張り開口とも称される)は、第2の中間の物品係合構造T9、T12のタブ272によって部分的に画定される。位置合わせ機能はカットアウェイA2の形をとり、半完成品210におけるカットアウェイA2は、タブ272に隣接して続く開口を形成する。動作状態では、カットアウェイA2は、タブ272が担体290の内側に折り曲げられるときに形成された第1のベースパネル212または第2のベースパネル228に生成された開口から延在する凹部またはノッチを形成する。このようにして、タブ272によって第1のベースパネル212または第2のベースパネル228に生成された開口とカットアウェイA2とが、一体になるかまたは組み合わされて、単一の開口を形成する。カットアウェイA2は概念上の三角形NT2の一部によって画定され、NT2の別の部分はタブ272の内部に収容される。三角形の頂点のうち1つは、カットアウェイA2が形成されるように、タブ272のフットプリントの外部に配設されている。
【0151】
図示の実施形態では、タブ272の外部に配設された三角形の頂点に対する底辺は、タブ272を第1のベースパネル212または第2のベースパネル228に蝶番式に取り付ける折り目275に対して平行である。
【0152】
第2の中間の物品係合構造T9、T12のタブ272の各々は、切れ目277a/277b/277cによって画定されている。切れ目は、第1の部分277a、第2の部分277bおよび第3の部分277cを備える。
【0153】
切れ目277a/277b/277cのうち、折り目275に隣接した第1の部分277aおよび第3の部分277cの末端はアーチ形または湾曲した形状である。
【0154】
折り目275は、切れ目277a/277b/277cの湾曲した終端の間に延在する。切れ目277a/277b/277cはカットアウェイA2によって中断され、切れ目部分のうち277aと277bとがカットアウェイA2の第1の側面に配設されており、他の切れ目部分277cは、カットアウェイA2の反対側に配設されている。
【0155】
切れ目部分277a/277b/277cのうち少なくとも1つは、逃げを与えるように成形されてよい。図示の実施形態では、第2の切れ目部分277bが逃げを与える。
【0156】
逃げによって、タブ272と物品Bのベースとの係合が容易になる。逃げは、タブ272の、固定しないかまたは係合しない縁部を画定し得る。このようにして、逃げによって画定されたタブ272の部分は、物品Bに対する係合状態と非係合状態との間を、自由に、または容易に移動できる。
【0157】
第2の切れ目部分277bは、物品Bによってもたらされた係合面から間隔を置いて配置され得る。係合面は、物品Bのベースから、または物品Bのベースの中へ延在する、凹部、垂直部またはフランジによってもたらされる壁の形をとる。このようにして、第2の切れ目部分277bは物品Bと接触しなくてよい。これには、第1および第2の図示の実施形態と比較して、タブ272と物品との係合を、必要な力を低減することによってより簡単にするように、タブ272と物品Bとの間の摩擦を低減する効果があり得る。
【0158】
図示の実施形態では、第2の切れ目部分277bの形状は実質的に直線であり、これにはタブ272を短縮する効果がある。第2の切れ目部分272bは、他の形状であっても、タブ272を短縮する効果が得られることは理解されるはずであり、たとえば、第2の切れ目部分277bは、それだけではないが、凹入またはくぼみでよく、非直線またはアーチ形(本明細書では内曲しているとも称される)でもよく、互いに対して末広がりに配置された2つ以上の連続した直線部を備え得る(本明細書ではくぼみ角を成すとも称される)。
【0159】
このようにして、タブ270、272はカートン290の底パネルに蝶番式に接続された、物品と係合するフラップを形成する。係合フラップは、切断部分または非突部を形成する第2の係合しない区分273b、277b(第2の切れ目部分273b、277bによって画定される)を含む自由端によって部分的に画定される。第2の区分273b、277bは自由端の一部を含み、これは、立てられた、すなわち折り曲げられたカートンの側面パネル216、224の最も近くに配設され、このことは図7に最もよく示され、一点鎖線は、折り曲げられた、すなわちタブ270、272の立てられた位置を指示する。破線は、第1のベースパネル212に対する物品Bの位置を指示する。立てられた状態の係合フラップは、側面パネル216の方へ、内側に、90度よりも大きく折り曲げられる。
【0160】
第2の区分273b、277bは、直線の区分、凹入の区分、くぼんだ区分、内曲した区分またはくぼみ角を成す区分でよい。
【0161】
タブ270、272の自由端は、少なくとも1つの係合区分273c、277a、277cを備える。係合区分273b、277b(第2および第3の切れ目部分273c、277a、277cによって画定される)は、突出領域、突起領域または突き出た領域を形成する。
【0162】
タブ270、272が展開状態のとき、カットアウェイまたはノッチA2は、タブ270、272の自由端の一部に沿って配置される。第2の区分すなわち上部を切られた区分273b、277bが、カットアウェイまたはノッチA2に隣接して配設される。
【0163】
第2の中間の物品係合構造T9、T12の、第2の区分すなわち上部を切られた区分277bは、タブ272が初期位置にあるとき、カットアウェイまたはノッチA2の一部を画定するように配置され得る。
【0164】
第2の終端の物品係合構造T1、T2、T7、T8の、第2の区分すなわち上部を切られた区分273bは、タブ270が初期位置にあるとき、カットアウェイまたはノッチA2から延在するように配置され得る。
【0165】
本開示は、物品担体90、190、290と、物品担体を形成するための半完成品10、110、210とを提供するものである。物品担体90、190、290および半完成品10、110、210は、物品Bによって用意された凹部、垂直フランジ、または他の適切な係合面と係合するための少なくとも1つの物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9、T10、T11、T12を備える。パッケージ化される物品が缶であるとき、係合面は継ぎ目または出縁によって用意され得る。
【0166】
物品担体90、190、290は、凹部を有する少なくとも1つの物品Bをパッケージ化し得る。半完成品10、110、210は、1つまたは複数の物品Bを取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228を備える。半完成品10、110、210は、前記1つまたは複数の物品Bのうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8を備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、物品担体90、190、290における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品Bが出るのを防止し得る。管状構造は管の軸Taを画定する。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228のうち第1のパネル12、20、28、112、120、128、212、220、228に、第1の折り目61、71、161、171、261、271に沿って蝶番式に接続されたフラップ60、70、160、170、260、270を備える。第1の折り目61、71、161、171、261、271は、管の軸Taに対して鋭角θ1、θ2で延在する。鋭角θ1、θ2は50度以下でよい。
【0167】
フラップ60、70、160、170、260、270は、複数のパネルのうち第1のパネル12、20、28、112、120、128、212、220、228に蝶番式に接続された、複数のパネルのうち第2のパネル14、16、24、26、114、116、124、126、216、224の方へ、物品担体90、190、290の内側へ折り曲げられるように、管の軸Taと平行な第2の折り目13、15、25、27、113、115、125、127、213、215、225、227に沿って蝶番式に接続され得る。
【0168】
フラップ60、70、160、170、172、260、270、272は、複数のパネルのうち第1のパネル12、20、28、112、120、128、212、220、228における少なくとも1つの切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cによって少なくとも部分的に画定され得、少なくとも1つの切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cが有する少なくとも1つの湾曲した終端は、第1の折り目61、71、161、171、175、261、271、275に隣接して配置され、その一端に向かって湾曲している。
【0169】
少なくとも1つの湾曲した終端は、第1の折り目61、71、161、171、175、261、271、275の一端に接続されてよい。鋭角θ1、θ2は、10度以上かつ30度以下でよい。
【0170】
本開示はまた、機械引張り開口を有する物品担体90、190、290と、これらの物品担体を形成するための半完成品10、110、210とを提供するものである。物品担体90、190、290および/または半完成品10、110、210は、少なくとも1つの物品Bのうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスT1、T2、T7、T8、T9、T12を備える。物品保持デバイスT1、T2、T7、T8、T9、T12は、物品担体90、190、290における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品Bが出るのを防止し得る。物品保持デバイスT1、T2、T7、T8、T9、T12には、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228のうち第1のパネル12、28、112、128、212、228のみから作製されたフラップ70、170、172、270、272が備わっており、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228のうち第1のパネル12、28、112、128、212、228に、第1の折り目71、171、228、175、271、275に沿って蝶番式に接続されている。フラップ70、170、172、270、272は、第1の折り目71、171、175、271、275に関して折り曲げられたとき、機械引張り開口の少なくとも一部を画定する。機械要素は、半完成品10、110を、少なくとも1つの物品Bのまわりで引き締めるために機械引張り開口と係合し得る。フラップ70、170、172、270、272は、機械引張り開口から外された材料から形成される単一または一体型の部材でよい。
【0171】
機械引張り開口は、外周に沿って凹部A1、A2を含み得、凹部A1、A2は、第1の折り目71、171、175、271、275の反対側の位置に配置される。
【0172】
機械引張り開口は、外周に沿って凹部A1、A2を含み得、凹部A1、A2は、第1の折り目71、171、175、271、275から、機械引張り開口の向こう側の位置に配置される。
【0173】
複数のパネルのうち第1のパネル12、28、112、128、212、228において、切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cによって、フラップ70、170、172、270、272が少なくとも部分的に画定され、切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cを中断するように凹部A1、A2が配置されて、切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cを2つの部分に分割し、切れ目73、173、177、273a/273b/273c、277a/277b/277cの2つの部分は、それぞれ、凹部A1、A2から、それぞれの第1の折り目71、171、175、271、275の対向する終端まで延在する。
【0174】
本開示は、物品担体90、190、290を形成するための半完成品10、110、210をさらに提供するものである。物品担体90、190、290は、凹部を有する少なくとも1つの物品Bをパッケージ化し得る。半完成品10、110、210は、少なくとも1つの物品Bを取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228を備える。半完成品10、110、210は、前記少なくとも1つの物品Bのうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8を備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、組み立てた担体90、190、290における管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品Bが出るのを防止し得る。半完成品10、110、210は縦軸Laを備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228のうち第1のパネル12、20、28、112、120、128、212、220、228に、第1の折り目61、71、161、171、261、271に沿って蝶番式に接続されたフラップ60、70、160、170、260、270を備える。第1の折り目61、71、161、171、261、271は、縦軸Laに対して鋭角θ3、θ4で延在する。鋭角θ3、θ4は40度以上かつ90度未満でよい。
【0175】
本開示は、凹部を有する少なくとも1つの物品Bをパッケージ化するための物品担体90、190、290を提供するものである。物品担体90、190、290は、少なくとも1つの物品Bを取り囲むように管状構造を形成するための複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228を備える。物品担体90、190、290は、管状構造の対向する開放端のうち少なくとも1つから物品Bが出るのを防止するために、前記少なくとも1つの物品Bのうち1つの凹部と係合するための物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8を備える。物品担体90、190、290は横軸Laを備える。横軸Laは管状構造の管の軸Taに対して垂直である。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28、112、114、116、118、120、122、124、126、128、212、214、216、218、220、222、224、226、228のうち第1のパネル12、20、28、112、120、128、212、220、228に、第1の折り目61、71、161、171、261、271に沿って蝶番式に接続されたフラップ60、70、160、170、260、270を備える。第1の折り目61、71、161、171、261、271は、横軸Laに対して鋭角θ3、θ4で延在する。鋭角θ3、θ4は40度以上かつ90度未満でよい。
【0176】
物品担体90、190、290は、一緒に固定された2つのパネルから形成された複合壁を備える巻き付け式でよい。複合壁は管状構造の底面壁でよい。
【0177】
本発明の範囲内で様々な変更形態が作製され得ることが理解され得る。たとえば、パネルおよび開口のサイズおよび形状は、種々のサイズまたは形状の物品を収容するように調整され得る。図示の実施形態は、巻き付け式の物品担体を形成するためのカートンまたは半完成品を示すものであり、他の実施形態では、物品担体は、代替の様式または方式を選んでよく、本開示の特徴のうち1つまたは複数を採用し得る。
【0178】
本明細書で使用される、「上部」、「底部」、「ベース」、「前部」、「後部」、「終端」、「側部」、「内側」、「外側」、「上部」、や「下部」などの方向性の参照は、それぞれのパネルを、必ずしもそのような配向に限定するわけではなく、単に、これらのパネルを互いに識別するように役立ち得ることが理解されよう。
【0179】
本明細書で使用される、「蝶番式の接続」や「折り目」という用語は、半完成品の蝶番機能を画定するあらゆる種類のラインを指し、互いに対する半完成品の折り曲げ部分を助長するか、そうでなければ半完成品の最適なパネル折り曲げ位置を指示するものである。「蝶番式の接続」に対するいかなる参照も、必然的に単一の折り目のみを指すものと解釈されるべきではなく、実際に、蝶番式の接続は、2つ以上の折り目から形成され得、2つ以上の折り目の各々が、直線の/線状の形状、または湾曲した/曲線の形状のいずれかである。直線の折り目は、蝶番式の接続を形成するとき、互いに平行に配設されてよく、または互いに対して少し角を成してもよい。曲線の折り目は、蝶番式の接続を形成するとき、曲線の折り目によって取り囲まれた領域の内部に成形されたパネルを画定するように、互いに交差してよい。そのような蝶番式の接続の代表例には、間に楕円のパネルを画定するように、2つのポイントにおいて交差する半円形またはアーチ形の一対の折り目を備えるものがあり得る。蝶番式の接続は、1つまたは複数の直線の折り目と、1つまたは複数の曲線の折り目とから形成され得る。そのような蝶番式の接続の代表例は、間に半月形のパネルを画定するように、2つのポイントにおいて交差する直線の折り目と半円形またはアーチ形の折り目との組合せを備え得る。
【0180】
本明細書で使用される、「折り目」という用語は、刻み目ライン、エンボスライン、デボスドライン、穿孔のライン、短いスリットのライン、半切のライン、単一の半切、中断された切れ目、一列に並んだスリット、刻み目のライン、および前述の選択肢の任意の組合せのうち1つを指し得る。
【0181】
蝶番式に取り付けられた接続や折り目は、それぞれが、穿孔、穿孔のライン、短いスリットのライン、半切のライン、単一の半切、切れ目、中断された切れ目、スリット、刻み目、それらの任意の組合せ等を含む半完成品の基体で形成された要素を含み得ることを理解されたい。これらの要素は、所望の機能性をもたらすように寸法設定したり配置したりすることが可能である。たとえば、穿孔のラインは、折り目および/または分離ラインを画定するために、ある程度の弱さを伴って寸法設定または設計され得る。穿孔のラインの設計は、折り曲げが容易で破壊に耐えるもの、折り曲げが容易で壊れづらいもの、または壊れやすいもの、であり得る。
【0182】
本明細書で使用される「重ね合わせ」という慣用句は、立てられたカートンにおける、2つのオーバーラップするパネルのうち第1のパネルに形成された開口および第2のパネルに形成された第2の開口などの2つ以上の要素の位置合わせを指す。互いに重ね合わされる要素は、オーバーラップするパネルの厚さの方向に、互いに位置合わせされ得る。たとえば第1のパネルにおける開口は、第1のパネルとオーバーラップして配置された第2のパネルにおける第2の開口と「重ね合わされる」とき、第1のパネルにおける開口の縁部は、第2の開口の縁部の少なくとも一部に沿って延在してよく、第1のパネルと第2のパネルとの厚さの方向において第2の開口と位置合わせされ得る。
【符号の説明】
【0183】
10 半完成品
12 メインパネル、第1のベースパネル
13 折り目
14 メインパネル、第1のコーナーまたはベベルパネル
15 折り目
16 メインパネル、第1の側面パネル
17 折り目
18 メインパネル、第2のコーナーまたはベベルパネル
19 折り目
20 メインパネル、上部パネル
21 折り目
22 メインパネル、第3のコーナーまたはベベルパネル
23 折り目
24 メインパネル、第2の側面パネル
25 折り目
26 メインパネル、第4のコーナーまたはベベルパネル
27 折り目
28 メインパネル、第2のベースパネル
40 フラップ
41 折り目
50a クッションフラップ、第1のクッションフラップ
50b クッションフラップ、第2のクッションフラップ
51 折り目
51a 折り目
51b 折り目
60 フラップ
61 折り目
90 物品担体
110 半完成品
112 メインパネル、第1のベースパネル
113 折り目
114 メインパネル、第1のコーナーまたはベベルパネル
115 折り目
116 メインパネル、第1の側面パネル
117 折り目
118 メインパネル、第2のコーナーまたはベベルパネル
119 折り目
120 メインパネル、上部パネル
121 折り目
122 メインパネル、第3のコーナーまたはベベルパネル
123 折り目
124 メインパネル、第2の側面パネル
125 折り目
126 メインパネル、第4のコーナーまたはベベルパネル
127 折り目
128 メインパネル、第2のベースパネル
129 折り目
160 フラップ
161 折り目
162 フラップ
163 折り目
170 フラップ
171 折り目
172 フラップ
173 折り目
175 折り目
190 物品担体
210 半完成品
212 メインパネル、第1のベースパネル
213 折り目
214 メインパネル、第1のコーナーまたはベベルパネル
215 折り目
216 メインパネル、第1の側面パネル
217 折り目
218 メインパネル、第2のコーナーまたはベベルパネル
219 折り目
220 メインパネル、上部パネル
221 折り目
222 メインパネル、第3のコーナーまたはベベルパネル
223 折り目
224 メインパネル、第2の側面パネル
225 折り目
226 メインパネル、第4のコーナーまたはベベルパネル
227 折り目
228 メインパネル、第2のベースパネル
261 折り目
262 フィンガタブ
263 折り目
270 フラップ、タブ
271 折り目
272 フラップ
273a 切れ目、第1の部分
273b 切れ目、第2の部分
273c 切れ目、第3の部分
275 折り目
277a 切れ目、第1の部分
277b 切れ目、第2の部分
277c 切れ目、第3の部分
290 物品担体
A1 凹部、カットアウェイ
A2 凹部、カットアウェイ
B 物品
B1 物品
B2 物品
B3 物品
B4 物品
F 雌タブ
M 雄タブ
NT 概念上の三角形
NT2 概念上の三角形
R1 凹部、第1の凹部
R2 凹部、第2の凹部
T1 物品保持デバイス、物品係合構造
T2 物品保持デバイス、物品係合構造
T3 物品保持デバイス、物品係合構造
T4 物品保持デバイス、物品係合構造
T5 物品保持デバイス、物品係合構造
T6 物品保持デバイス、物品係合構造
T7 物品保持デバイス、物品係合構造
T8 物品保持デバイス、物品係合構造
T9 物品保持デバイス、物品係合構造
T10 物品保持デバイス、物品係合構造
T11 物品保持デバイス、物品係合構造
T12 物品保持デバイス、物品係合構造
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】