(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-16
(54)【発明の名称】IMS緊急サービス状態の表示方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 4/90 20180101AFI20230309BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20230309BHJP
H04W 76/50 20180101ALI20230309BHJP
H04W 48/18 20090101ALI20230309BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20230309BHJP
H04W 88/10 20090101ALI20230309BHJP
【FI】
H04W4/90
H04W48/10
H04W76/50
H04W48/18 115
H04W88/06
H04W88/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022543565
(86)(22)【出願日】2020-12-09
(85)【翻訳文提出日】2022-07-15
(86)【国際出願番号】 CN2020134850
(87)【国際公開番号】W WO2021143404
(87)【国際公開日】2021-07-22
(31)【優先権主張番号】202010061871.X
(32)【優先日】2020-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】梁 靖
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲鋭▼
(72)【発明者】
【氏名】彦 楠
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA35
(57)【要約】
本発明の実施形態は、IMS緊急サービス状態の表示方法および装置を提供する。本発明の実施形態では、SNPNモードで動作する端末は、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、前記SNPNモードで動作する端末は、前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定する。本発明の実施形態SNPNとPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかをそれぞれ示し、これにより、SNPNモードで動作する端末は、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定できるようになる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
IPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)モードで動作する端末は、SNPNおよび公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するステップと、
前記SNPNモードで動作する端末は、前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するステップとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含むことを特徴とするIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項2】
前記基地局によって送信された前記システム情報を受信する端末は、PLMNモードで動作する端末をさらに含み、
前記PLMNモードで動作する端末は、前記第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定することを特徴とする請求項1に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項3】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項4】
前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項5】
前記SNPNモードで動作する端末は、前記端末が現在基地局に配置されているSNPNのネットワーク識別子を前記基地局に送信して、前記基地局に、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、前記SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信させることを特徴とする請求項1に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項6】
IPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局は、システム情報を送信するステップと、
前記基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するステップとを含み、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されることを特徴とするIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項7】
前記基地局は、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、前記PLMNモードで動作する端末が前記第2の表示情報に基づいて送信されることを特徴とする請求項6に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項8】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項9】
前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含むことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項10】
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信することは、
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNIMS緊急サービスをサポートする場合、前記IMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信し、または
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、前記IMS緊急サービス要求を選択されたSNPNに送信することを含むことを特徴とする請求項6に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項11】
端末であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するように構成さらた受信モジュールと、
前記端末がSNPNモードで動作する端末である場合、前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定し、前記端末がPLMNモードで動作する端末である場合、前記第2の表示情報に基づき、前記PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含むことを特徴とする端末。
【請求項12】
基地局であって、
前記基地局は、スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続され、
システム情報を送信するように構成された送信モジュールと、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するするように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されたことを特徴とする基地局。
【請求項13】
端末であって、
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続される基地局によって送信されたシステム情報を受信し、前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定することを特徴とする端末。
【請求項14】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項15】
前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含むことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項16】
前記操作は、さらに
端末が現在配置されているSNPNのネットワーク識別子を前記基地局に送信し、それにより、前記基地局は、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、前記SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信することをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項17】
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
システム情報を送信し、前記システム情報は、スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)がIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)がIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第2の表示情報を含み、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信する。前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されたることを特徴とする基地局。
【請求項18】
前記操作は、さらに
PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求后を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信することを含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記PLMNモードで動作する端末が前記第2の表示情報に基づいて送信された。ことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
【請求項19】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項17に記載の基地局。
【請求項20】
前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含むことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
【請求項21】
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信することは、
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNIMS緊急サービスをサポートする場合、前記IMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信し、または
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、前記IMS緊急サービス要求を選択されたSNPNに送信することを含むことを特徴とする請求項17に記載の基地局。
【請求項22】
コンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、コンピュータに請求項1から請求項5のいずれか1つの方法を実行させるように構成される記憶媒体。
【請求項23】
コンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、コンピュータに請求項6から請求項10のいずれか1つの方法を実行させるように構成される記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年01月19日に中国特許局に提出し、出願番号が202010061871.Xであり、発明名称が「IMS緊急サービス状態の表示方法および装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、無線通信技術分野に関し、特にIPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem,IMS)緊急サービス状態の表示方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
5G R16リリースでは、新しいタイプのネットワーク、すなわち、非パブリックネットワーク(Non-public network,NPN)が導入されている。NPNは、様々な方法で展開することができ、既存の5Gスタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone non-public network,SNPN)とは独立して展開することができ、または共有によって5Gパブリックネットワーク統合NPN(Public network integrated NPN,PNI-NPN)に展開できる。
【0004】
アクセスネットワークで共有されるサービングセルは、複数の事業者の公衆陸上移動体通信(Public land mobile network,PLMN)またはSNPNに同時に接続でき、異なるPLMNまたはSNPNの関連情報は、セルによってブロードキャストされる同じシステム情報に示される。IMS緊急サービスの場合、通常の登録状態の端末は、非アクセス層(Non-access stratum,NAS)シグナリングを介してIMS緊急サービスの現在のPLMNのサポート状態を取得できる。制限された状態で現在のセルに存在する端末の場合、端末とコアネットワークとのNASシグナリングの相互作用がないため、端末はNAS層からIMS緊急サービスのPLMNのサポート状態を取得できない。
【0005】
したがって、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービスのSNPNのサポート状態を取得できるようにする方法は、現在解決すべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、IMS緊急サービス状態を端末に示すために、IMS緊急サービス状態の表示方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様では、本発明の実施形態によって提供されるIMS緊急サービス状態の表示方法は、
SNPNモードで動作する端末は、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するステップと、
SNPNモードで動作する端末は、第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するステップとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0008】
任意選択で、基地局によって送信されたシステム情報を受信する端末は、PLMNモードで動作する端末をさらに含み、前記方法は、
PLMNモードで動作する端末は、第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するステップをさらに含む。
【0009】
任意選択で、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。
【0010】
任意選択で、第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0011】
任意選択で、IMS緊急サービス状態の表示方法は、
SNPNモードで動作する端末は、前記端末が現在基地局に配置されているSNPNのネットワーク識別子を基地局に送信して、基地局に、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信させるステップをさらに含む。
【0012】
第2の態様では、本発明の実施形態によって提供されるIMS緊急サービス状態の表示方法は、
SNPNおよびPLMNに接続された基地局は、システム情報を送信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、前記第1の表示情報に基づいてSNPNモードで動作する端末によって送信される。
【0013】
任意選択で、IMS緊急サービス状態の表示方法は、
基地局は、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、IMS緊急サービスをIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信するステップをさらに含み、前記IMS緊急サービス要求は、第2の表示情報に基づいてPLMNモードで動作する端末によって送信される。
【0014】
任意選択で、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。
【0015】
任意選択で、第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0016】
任意選択で、基地局が、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するステップは、
基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートする場合に、IMS緊急サービス要求をSNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信するステップ、または,基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、IMS緊急サービス要求を選択されたSNPNに送信するステップを含む。
【0017】
第3の態様では、本発明の実施形態によって提供される端末は、
SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するように構成された受信モジュールと、
端末がSNPNモードで動作する端末である場合、第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定し、端末がPLMNモードで動作する端末である場合、第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0018】
第4の態様では、本発明の実施形態によって提供される基地局は、SNPNおよびPLMNに接続され、
システム情報を送信するように構成された送信モジュールと、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記IMS緊急サービス要求は、第1の表示情報に基づいてSNPNモードで動作する端末によって送信される。
【0019】
第5の態様では、本発明の実施形態によって提供される端末は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
前記プロセッサは、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定する。
【0020】
任意選択で、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。
【0021】
任意選択で、第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0022】
任意選択で、前記操作はさらに、
端末が現在配置されているSNPNのネットワーク識別子を基地局に送信し、基地局に、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信させる。
【0023】
第6の態様では、本発明の実施形態によって提供される基地局,プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
プロセッサは、コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
システム情報を送信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、第1の表示情報に基づいてSNPNモードで動作する端末によって送信される。
【0024】
任意選択で、前記操作は、
PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求后を受信した後、IMS緊急サービスをIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、第2の表示情報に基づいてPLMNモードで動作する端末によって送信される。
【0025】
任意選択で、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。
【0026】
任意選択で、第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0027】
任意選択で、基地局が、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するステップは、
基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートする場合に、IMS緊急サービス要求をSNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信し、または,基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、IMS緊急サービス要求を選択されたSNPNに送信するステップを含む。
【0028】
第7の態様では、本発明の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータ実行可能命令を格納する記憶媒体を提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータに第1の態様で説明した方法を実行させるように構成される。
【0029】
第8の態様では、本発明の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータ実行可能命令を格納する記憶媒体を提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータに第2の態様で説明した方法を実行させるように構成される。
【発明の効果】
【0030】
本発明の実施形態では、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含むため、SNPNとPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかをそれぞれ示し、これにより、SNPNモードで動作する端末は、IMS緊急サービスのSNPNのサポート状態を取得し、IMS緊急サービスをSNPNで開始することを許可するかどうかを決定できる。
【0031】
本発明に係る実施例や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明の実施形態による適用シナリオの概略図を示す。
【
図2】本発明の実施形態による、IMS緊急サービス状態の表示方法のフローチャートを示す。
【
図3】本発明の実施形態による、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービスを開始する概略図を示す。
【
図4】本発明の実施形態による、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービスを開始する別の概略図を示す。
【
図5】本発明の実施形態による、端末の構造概略図を示す。
【
図6】本発明の実施形態による、基地局の構造概略図を示す。
【
図7】本発明の実施形態による、端末の構造概略図を示す。
【
図8】本発明の実施形態による、基地局の構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下に本発明に係る実施形態において図面を結合して本発明の実施形態における技術方案について詳細に、完全に説明するが、次に陳述する実施形態は単に本発明のいくつかの実施形態であり、その全てではない。本分野の一般の技術者にとって、創造性的労働をしなくても、これらの実施形態に基づいてその他の実施形態を容易に獲得することができ、全て本発明の保護範囲に属することは明白である。
【0034】
本発明の実施形態における「端末」は、ユーザ機器(user equipment,UE)、モバイルステーション(mobile station,MS)、モバイル端末(mobile terminal,MT)などとも呼ばれ、音声および/またはデータ接続をユーザに提供するための装置であり、例えば、無線接続機能を備えたハンドヘルド装置、車載装置などである。現在、端末の例としては、携帯電話(mobile phone)、タブレット、ラップトップ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネット装置(mobile internet device,MID)、ウェアラブル装置、バーチャルリアリティ(virtual reality,VR)、拡張現実(augmented reality,AR)機器、産業用制御(industrial control)の無線端末、自走式(self driving)の無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、輸送安全(transportation safety)の無線端末、無線スマートシティ(smart home)の端末、スマートホーム(smart home)の無線端末などがある。
【0035】
本発明の実施形態における「基地局」は、RANノードまたは基地局であり得る。RANは、端末を無線ネットワークに接続するネットワーク内の一部である。RANノード(または装置)は、無線アクセスネットワーク内のノード(または装置)であり、基地局と呼ばれることもある。現在、RANノードの例としては、gNB、送信受信ポイント(transmission reception point,TRP)、進化型ノードB(evolved Node B,eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC))、ノードB(Node B,NB)、ベースステーションコントローラー(base station controller,BSC)、ベーストランシーバーステーション(base station controller,BTS)、ホームベースステーション(たとえば、ホーム進化型ノードBまたはホームノードB(HNB))、ベースバンドユニット(base band unit,BBU)、またはワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity,Wifi)アクセスポイント(access point,AP)など。さらに、ネットワーク構造では、RANは集中型ユニット(centralized unit,CU)ノードと分散型ユニット(distributed unit,DU)ノードを含む場合がある。
【0036】
本発明の実施形態における「第1」、「第2」などの用語は、類似のオブジェクトを区別するために使用されるが、必ずしも特定の順序または順序を説明するために使用されるとは限らないことを理解されたい。適切な状況下で交換可能であり、これは、例えば、本発明の実施形態の図または説明に示されている順序以外の順序で実施することができる。
【0037】
図1は、本発明の一実施形態による適用シナリオの概略図を示している。示されているように、SNPNおよびPLMNは、共有基地局と呼ばれることができる同じ基地局に接続されている。基地局に接続されたPLMNの数は1つ以上であり得る。そして異なるPLMNおよびSNPNは異なるネットワーク識別子(例えば、ネットワークID番号)に対応する。PLMNは、公衆に陸上移動体通信サービスを提供する目的で、政府または政府承認の事業者(モバイル事業者、テレコム事業者、ユニコム事業者など)によって確立され運用される、ネットワークである。SNPNはPLMNネットワークに依存せず、SNPN事業者によって運営されている。PLMNとSNPNは、ネットワーク間切り換えをサポートしていない。
【0038】
共有基地局がSNPNとPLMNの両方に接続されているシナリオで、接続されたPLMNがIMS緊急サービスをサポートしているが、SNPNが緊急サービスをサポートしていない場合、PLMNモードの端末はIMS緊急サービスを開始でき、SNPNモードの端末はIMS緊急サービスを開始できない。
【0039】
上記の問題を解決するために、本発明の一実施形態は、IMS緊急サービス状態の表示方法を提案する。本発明では、IMS緊急サービスのために基地局に接続されたSNPNのサポート状態を別個に示す方法を提供することにより、基地局共有シナリオで、現在のセルに接続されているSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートしているかどうかを区別できないため、SNPNモードの端末がサービスセルで制限状態にあるときにSNPNネットワークでIMS緊急サービスを保証できないという問題を解決する。
図2は、本発明の一実施形態による、IMS緊急サービス状態の表示方法のフローチャートを示している。このプロセスには、以下のステップが含まれる。
【0040】
S201:SNPNおよびPLMNに接続された基地局は、サービングセルのシステム情報を送信する。前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0041】
このステップでは、SNPNの数は1つ以上であり得るし、PLMNの数も1つ以上であり得る。当該基地局によって送信された前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、これにより、システム情報は、PLMNのIMS緊急サービスサポート状態およびSNPNのIMS緊急サービスサポート状態をそれぞれ示すことができる。
【0042】
S202:当該基地局のカバレッジ内で端末内の端末は、当該システム情報を受信し、当該システム情報に基づき、前記SNPNまたはPLMNでIMS緊急サービス要求を開始できるようにするかどうかを決定する。
【0043】
当該基地局カバレッジのカバレッジ内でSNPNモードで動作する端末は、基地局からシステム情報を受信し、システム情報の第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定する。
【0044】
SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービス要求を開始する必要がある場合、第1の表示情報に基づいて前記端末のサービス基地局に接続しているSNPNがIMS緊急サービスをサポートすると決定すれば、サービス基地局にIMS緊急サービス要求を送信する。第1の表示情報に基づいて前記端末のサービス基地局に接続しているSNPNがIMS緊急サービスをサポートしていないと決定すると、IMS緊急サービス要求の開始を断念する。
【0045】
基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、当該要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信する。
【0046】
当該基地局カバレッジ内でPLMNモードで動作する端末は、基地局からシステム情報を受信し、システム情報の第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定する。
【0047】
PLMNモードで動作する端末がIMS緊急サービス要求を開始する必要があるとき、第2の表示情報に基づき、前記端末のサービス基地局に接続しているPLMNがIMS緊急サービスをサポートすると決定すれば、サービス基地局にIMS緊急サービス要求を送信する。受信した第2の表示情報に基づき、前記端末のサービス基地局に接続しているPLMNがIMS緊急サービスをサポートしていないと決定すると、IMS緊急サービス要求の開始を断念する。
【0048】
基地局は、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、当該要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信する。
【0049】
本発明のいくつかの実施形態では、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。ここで、SNPNの表示情報は、SNPNのネットワーク識別子、またはSNPNのインデックスなど、異なるSNPNを区別することができる他の情報であり得る。
【0050】
表1は、SIB1の第1の表示情報の内容を示している。ここで、基地局に接続された各SNPNには、SNPNIDと情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」が含まれている。ここで、SNPN IDは、SNPNのネットワーク識別子であり、「ims-EmergencySupport-snpn」の値は、対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すために使用される。
【0051】
【0052】
オプションで、リソースオーバーヘッドを削減するために、情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」は1ビット情報にすることができる。当該情報要素の値が1の場合、情報要素は、対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートすることを示す。当該情報要素の値が0の場合、情報要素は、対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートしていないことを示す。その逆も同様である。
【0053】
基地局は、システム情報において、各SNPNが当該順序に基づいてIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すことができる(例えば、第1の表示情報は、N個の情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」を含、および各情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」は、対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すために使用される)。端末は、受信した第1の表示情報とSNPNの順序に基づき、対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを判別できる。
【0054】
SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービス要求を開始する必要がある場合、受信したシステム情報に基づいてサービス基地局に接続されたSNPNがIMS緊急サービスをサポートすることを決定すれば、当該サービス基地局にIMS緊急サービス要求を送信する。当該要求は、SNPNの表示情報(例えば、SNPNの順序インデックやネットワーク識別子)を含む場合と、SNPNの表示情報を含まない場合がある。当該要求がSNPNの表示情報を含む場合、基地局は、当該SNPNの表示情報に基づき、当該要求を対応するSNPNに送信する。当該要求がSNPNの表示情報を含まない場合、基地局は、基地局と端末の間で事前に合意または事前構成された当該基地局に接続されたSNPNの順序に従い、当該要求を対応するSNPNに送信する。
【0055】
本発明のいくつかの他の実施形態では、第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含。すなわち、第1の表示情報の数は1であり、当該第1の表示情報基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すために使用される。前の実施形態と比較して、この実施形態の第1の表示情報が占めるネットワークリソースオーバーヘッドは少ない。
【0056】
任意選択で、第1の表示情報は1ビット情報でもよい。表示情報の値が1の場合、当該表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあることを示す。表示情報が0の場合、当該表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがないことを示し、その逆も同様である。
第1の指示情報を送信するための上記の方法によれば、基地局は、IMS緊急サービスのためにそれに接続されたSNPNのサポート状態を事前構成または設定することができる。基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNが少なくとも1つがある場合、第1の表示情報の値は1に設定される。基地局に接続されたSNPNのいずれもIMS緊急サービスをサポートしていない場合、第1の表示情報は0に設定される。端末は、受信した第1の表示情報の値に基づき、SNPNかIMS緊急サービスをサポートするかどうかを判断できる。さらに、SNPNでIMS緊急サービス要求を開始するかどうかを決定する。
【0057】
たとえば、情報要素「ims-EmergencySupport」および情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」は、システム情報(SIB1)で定義できる。ここで、「ims-EmergencySupport」は、基地局に接続されたPLMNにIMS緊急サービスをサポートするPLMNがあるかどうかを示すために使用される。「ims-EmergencySupport-snpn」は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すために使用される。サービングセルがIMS緊急サービスをサポートする1つ以上のPLMNに接続された場合、「ims-EmergencySupport」がTRUEに設定される。サービングセルがIMS緊急サービスをサポートする1つ以上のSNPNに接続された場合、「ims-EmergencySupport-snpn」がTRUEに設定される。
【0058】
この実施では、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービス要求を開始する必要がある場合、受信したシステム情報の第1の表示情報の値に基づいてサービス基地局に接続されたSNPNがIMS緊急サービスをサポートすると判断すれば、当該サービス基地局にIMS緊急サービス要求を送信する。基地局は、それに接続され、IMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つのSNPNを選択できる。選択基準は、SNPNの安定性または端末受信したSNPNの信号の強度に基づく場合があり、当該要求を選択したSNPNに送信する。
【0059】
たとえば、基地局は、IMS緊急サービスをサポートするために接続されたSNPN1、SNPN2、およびSNPN3の中でSNPN1、SNPN2を事前設定するため、システムメッセージの第1の表示情報の値は1である。SNPNモードで動作する端末は、IMS緊急サービス要求を開始することができる。SNPN1の信号は比較的強く安定しており、基地局当該要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPN1に送信する。
【0060】
制限状態でPLMNモードで動作する端末がIMS緊急サービスを開始する必要がある場合、端末は、受信したSIB1の情報要素「ims-EmergencySupport」に基づいてIMS緊急サービスを開始できるかどうかを判断する。IMS緊急サービスを開始できるを判断した場合、基地局にIMS緊急サービス要求を送信する。基地局は、当該IMS緊急サービス要求をPLMN送信する。
【0061】
本発明の実施形態では、制限状態のSNPNモードの端末は第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定し、SNPNモードの端末によって開始されたIMS緊急サービスが、誤って基地局からIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信することを解決した。
【0062】
本発明の実施プロセスは、以下に2つの特定のシナリオを例として取り上げて説明する。
【0063】
第1のシナリオは次のとおりである。
【0064】
図3は、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービスを開始するプロセスである。ここでは、基地局はPLMNとSNPNに接続されており、端末はSNPNモードで動作する端末であり、かつ、サービングセルで制限状態である。図に示すように、このプロセスには次のステップが含まれる。
【0065】
S301:基地局はSIB1をブロードキャストし、SIB1は情報要素「ims-EmergencySupport」と情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」を運ぶ。
【0066】
このシナリオでは、情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」の値は「TRUE」であり、基地局に接続されたSNPNがIMS緊急サービスをサポートしていることを示する。
【0067】
SNPNモードで動作する端末は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートしているかどうかを示す情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」を受信してSIB1に格納しる。
【0068】
S302:端末が緊急サービスを開始する必要がある場合、端末は、情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」の値が「TRUE」であることをチェックし、IMS緊急サービスがSNPNで開始できることを決定する。
【0069】
S303:端末がIMS緊急サービスプロセスを開始する。
【0070】
このプロセスにおいて、端末は、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続確立要求を基地局に送信し、当該RRC接続確立要求の情報要素「確立原因」(Establishmentcause)は、IMS緊急サービス要求が開始される事態を示す「緊急」(emergency)に設定される。RRC接続確立要求を受信した後、基地局は前記端末とのRRC接続を確立する。端末と基地局間のRRC接続が確立された後、端末はMSG5メッセージ(RRC確立または再確立完了メッセージ)を基地局に送信す。MSG5メッセージはSNPNのネットワーク識別子を含む。当該ネットワーク識別子が、基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNのネットワーク識別子と同じである場合、基地局MSG5の端末によって報告されたネットワーク識別子に基づいて、対応するSNPNにIMS緊急サービス要求を送信する。当該ネットワーク識別子は、基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNのネットワーク識別子ととは異なる場合、基地局は、基地局に接続され、比較的強力または安定したSNPN信号を持つMS緊急サービスをサポートするSNPNにIMS緊急サービス要求を送信する。
【0071】
第2のシナリオは次のとおりである。
【0072】
図4は、SNPNモードで動作する端末がIMS緊急サービスを開始する別のプロセスである。ここでは、基地局はPLMNとSNPNに接続されており、端末はSNPNモードで動作する端末であり、サービングセルで制限状態であるる。図に示すように、このプロセスには次のステップが含まれる。
【0073】
S401:基地局はSIB1をブロードキャストし、SIB1は、基地局に接続された各SNPNの表示情報と情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」を運ぶ。
【0074】
このシナリオでは、SNPNの表示情報は、SNPNのネットワーク識別子、またはSNPNのインデックスなど、さまざまなSNPNを区別できるその他の情報である可能性がある。「ims-EmergencySupport-snpn」の値は、対応するSNPNかIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すために使用される。任意選択で、本実施形態におけるSNPNの表示情報は、「SNPN ID 1 ims-EmergencySuper-snpn」、「SNPN ID 2 ims-EmergencySuper-snpn」などである。
【0075】
S402:端末が緊急サービスを開始する必要がある場合、前記端末は、前記端末が配置されているサービングセルの各SNPNの表示情報に対応する情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」の値をチェックし、情報要素「ims-EmergencySupport-snpn」が「TRUE」である場合、前記端末がSNPNでIMS緊急サービスを開始できると決定する。
【0076】
S403:端末は、IMS緊急サービスプロセスを開始する。
【0077】
このステップは、ステップ303と同様であり、相違点は、端末と基地局との間のRRC接続が確立された後、端末は、MSG5メッセージ(RRC確立または再確立完了メッセージ)を基地局に送信する。前記MSG5メッセージは、IMS緊急サービスをサポートするSNPNのネットワーク識別子を運ぶ。当該ネットワーク識別子に対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートする場合、基地局は、端末から送信されたIMS緊急サービス要求を対応するSNPNに送信する。当該ネットワーク識別子に対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートしない場合、基地局は、端末から送信されたIMS緊急サービス要求を、比較的強力または安定したSNPN信号を持ち、IMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信する。
【0078】
本発明の実施形態では、基地局によって送信されるシステムメッセージは、IMS緊急サービスのための接続されたPLMNのサポート状態およびIMS緊急サービスのための接続されたSNPNのサポート状態をそれぞれ示すことができ、その結果、SNPN内の端末は制限状態のモードにおいても、現在のサービングセルに接続されたSNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを判別でき、制限状態のPLMNモードの端末は、現在のサービングセルに接続されたPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを判別できる。さらに、基地局は、端末によって報告されたネットワーク識別子(PLMNIDまたはSNPNID)に基づいて、さまざまなモードの端末のIMS緊急サービスをPLMNまたはSNPNに送信できる。
【0079】
同じ発明的思想に基づいて、本発明の一実施形態は、端末を提供し、前記端末は、前述の実施形態において端末側での方法を実施することができる。
【0080】
図5を参照すると、端末は、受信モジュール501、処理モジュール502、および送信モジュール503を含む。
【0081】
前記受信モジュール501は、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するように構成される。前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0082】
前記処理モジュール502は、端末がSNPNモードで動作する端末である場合、第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定し、端末がPLMNモードで動作する端末である場合、第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するように構成される。
【0083】
前記送信モジュール503は、第1の表示情報に基づいて基地局にIMS緊急サービス要求を送信するように構成される。IMS緊急サービス要求は、基地局によって、IMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信される。
【0084】
具体的に、SNPNモードで動作する端末は、前記端末が現在基地局に配置されているSNPNのネットワーク識別子を基地局に送信して、基地局に、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信させる。
【0085】
任意選択で、前記送信モジュール503は、さらに、第2の表示情報に基づいて基地局にIMS緊急サービス要求し、IMS緊急サービス要求は、基地局によって、IMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信される。
【0086】
任意選択で、前記端末が受信するシステム情報において、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。または,第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0087】
上記端末のモジュールの機能については、前述の実施形態においてネットワーク装置によって実施される機能の説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0088】
同じ発明的思想に基づいて、本発明の実施形態はさらに基地局を提供し、前記基地局は、前述の実施形態において基地局側での方法を実施することができる。
【0089】
図6を参照すると、前記基地局は、送信モジュール601、受信モジュール602、および処理モジュール603を含む。
【0090】
前記送信モジュール601は、システム情報を送信するように構成される。前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0091】
前記受信モジュール602は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信し、前記IMS緊急サービス要求は、第1の表示情報に基づいてSNPNモードで動作する端末によって送信される。
【0092】
前記処理モジュール603は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求をSNPNに送信するように構成される。
【0093】
任意選択で、受信モジュール602はさらに、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信するように構成される。前記IMS緊急サービス要求は、第2の表示情報に基づいてPLMNモードで動作する端末によって送信される。
【0094】
任意選択で、前記処理モジュール603はさらに、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求をPLMNに送信するように構成される。
【0095】
任意選択で、第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報およびN個のSNPNのそれぞれに対応するIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。ここで、Nは基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。または,第1の表示情報は、基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0096】
任意選択で、受信モジュール602は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後に、IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信し、具体的には、
基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNがIMS緊急サービスをサポートする場合に、IMS緊急サービス要求をSNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信し、または,基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、IMS緊急サービス要求を選択されたSNPNに送信する。
【0097】
上記端末のモジュールの機能については、前述の実施形態においてネットワーク装置によって実施される機能の説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0098】
同じ発明的思想に基づいて、本発明の実施形態はさらに端末を提供し、前記端末は前述の実施形態において端末側の機能を実施することができる。
【0099】
図7は、本発明の一実施形態における端末の構造概略図を示している。示されているように、端末は、プロセッサ701、メモリ702、送受信機703、およびバスインターフェース704を含み得る。
【0100】
前記メモリ702は、動作を実行する際にプロセッサ701によって使用されるコンピュータ命令を格納することができる。送受信機703は、プロセッサ701の制御下でデータを送受信するように構成される。プロセッサ701は、メモリ702に格納されたコンピュータ命令を読み取るように構成され、バスアーキテクチャと一般処理の管理を担当し、次の操作を実行する。
【0101】
前記プロセッサ701は、SNPNおよびPLMNに接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含む。
【0102】
前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定する。
【0103】
任意選択で、前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。または,前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0104】
任意選択で、プロセッサ701によって実行される動作は、さらに、端末が現在配置されているSNPNのネットワーク識別子を前記基地局に送信し、それにより、前記基地局は、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNネットワークがIMS緊急サービスをサポートする場合に、前記SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信する。
【0105】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、プロセッサ701によって表される1つまたは複数のプロセッサの様々な回路と、メモリ702によって表されるメモリとを接続し得る。前記バスアーキテクチャによってリンクされる周辺装置、電圧レギュレータ、および電力管理回路は、すべて当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。プロセッサ701は、バスアーキテクチャおよび一般的な処理を管理する責任がある。メモリ702は、動作を実行する際にプロセッサ701によって使用されるデータを格納することができる。
【0106】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、プロセッサ701に適用することができるか、または、プロセッサ701により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ701内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の命令により完成されることができる。プロセッサ701は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス 、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ,プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ702に位置し、プロセッサ701はメモリ702に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0107】
具体的に、プロセッサ701は、メモリ702内のコンピュータ命令を読み取り、
図2に示されるプロセスにおいて端末側に実施された機能を実行するように構成される。
【0108】
本発明の実施形態によって提供される上記の端末は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法のステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態と前述の方法の実施形態と同じの部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0109】
同じ発明的思想に基づいて、本発明の実施形態は、基地局をさらに提供し、前記基地局は、上記の実施形態において基地局側の機能を実施することができる。
【0110】
図8は、本発明の一実施形態における基地局の構造概略図を示す。示されるように、基地局は、プロセッサ801、メモリ802、送受信機803、およびバスインターフェース804を含み得る。
【0111】
メモリ802は、動作を実行する際にプロセッサ801によって使用されるコンピュータ命令を格納することができる。送受信機803は、プロセッサ801の制御下でデータを送受信するように構成される。プロセッサ801は、メモリ802に格納されたコンピュータ命令を読み取るように構成され、バスアーキテクチャと一般処理の管理を担当し、次の操作を実行する。
【0112】
前記プロセッサ801は、システム情報を送信し、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信する。前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信された。
【0113】
任意選択で、プロセッサ801によって実行される動作はさらに、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求后を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、前記PLMNモードで動作する端末が前記第2の表示情報に基づいて送信された。
【0114】
任意選択で、前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しい。前記Nは1以上の整数である。または、前記第1の表示情報は、前記基地局に接続されたSNPNにIMS緊急サービスをサポートするSNPNがあるかどうかを示すための表示情報を含む。
【0115】
任意選択で、前記基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信することは、具体的に、
前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記SNPNモードで動作する端末から基地局へのSNPNネットワーク識別子に基づき、前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNIMS緊急サービスをサポートする場合、前記IMS緊急サービス要求を前記SNPNネットワーク識別子に対応するSNPNに送信し、または,前記基地局がSNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記基地局に接続されたIMS緊急サービスをサポートするSNPNから1つを選択し、選択したSNPNに前記IMS緊急サービス要求を送信する。
【0116】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、プロセッサ801によって表される1つまたは複数のプロセッサの様々な回路と、メモリ802によって表されるメモリとを接続し得る。前記バスアーキテクチャによってリンクされる周辺装置、電圧レギュレータ、および電力管理回路は、すべて当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。プロセッサ801は、バスアーキテクチャおよび一般的な処理を管理する責任がある。メモリ802は、動作を実行する際にプロセッサ801によって使用されるデータを格納することができる。
【0117】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、プロセッサ801に適用することができるか、または、プロセッサ801により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ801内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の命令により完成されることができる。プロセッサ801は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス 、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ,プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ802に位置し、プロセッサ801はメモリ802に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0118】
前記プロセッサ801は、メモリ802内のコンピュータ命令を読み取り、
図2に示されるプロセスにおいて基地局側に実施された機能を実行するように構成される。
【0119】
本発明のこの実施形態で提供される上記の基地局は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法のステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態と前述の方法の実施形態と同じの部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0120】
本発明の一実施形態は、コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータに、上記の実施形態において端末によって実行される方法を実行させるように構成される。
【0121】
本発明の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータに、上記の実施形態において基地局によって実行される方法を実行させるように構成される。
【0122】
本分野の技術者として、本発明の実施本発明に係る実施形態が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである又、本発明は一つ又は複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置などを含むがそれとは限らない)において実施する。
【0123】
以上は本発明に係る実施形態の方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフロー及び/又はブロック図により本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラムの命令により、フロー及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロックと、フロー及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、又は他のプログラミング可能なデータ処理装置に提供でき、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム命令を実行し、フロー図における一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
【0124】
それらのコンピュータプログラム命令は、又、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置を特定手法で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これにより、命令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の命令を実行でき、又、フロー図における1つまたは複数のフローと/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現できる。
【0125】
これらのコンピュータプログラム命令は、又、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置に実装できる。コンピュータプログラム命令が実装されたコンピュータ又は他のプログラミング可能な装置は、一連な操作ステップを実行することにより、関連の処理を実現し、コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置において実行される命令により、フロー図における一つ又は複数のフローと/又はブロック図における一つ又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
【0126】
無論、当業者により、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、又はその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【符号の説明】
【0127】
501 受信モジュール
502 処理モジュール
503 送信モジュール
601 送信モジュール
602 受信モジュール
603 処理モジュール
701 プロセッサ
702 メモリ
703 送受信機
704 バスインターフェース
801 プロセッサ
802 メモリ
803 送受信機
804 バスインターフェース
【手続補正書】
【提出日】2022-07-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
上記基地局のモジュールの機能については、前述の実施形態において基地局によって実施される機能の説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
IPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)モードで動作する端末は、SNPNおよび公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するステップと、
前記SNPNモードで動作する端末は、第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するステップとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す前記第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含むことを特徴とするIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項2】
前記基地局によって送信された前記システム情報を受信する端末は、PLMNモードで動作する端末をさらに含み、
前記PLMNモードで動作する端末は、前記第2の表示情報に基づき、PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定することを特徴とする請求項1に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項3】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項4】
IPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局は、システム情報を送信するステップと、
前記基地局は、SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するステップとを含み、前記システム情報は、SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されることを特徴とするIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項5】
前記基地局は、PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信し、前記IMS緊急サービス要求は、前記PLMNモードで動作する端末が前記第2の表示情報に基づいて送信されることを特徴とする請求項
4に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項6】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項
4または請求項
5に記載のIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービス状態の表示方法。
【請求項7】
端末であって、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続された基地局によって送信されたシステム情報を受信するように構成さらた受信モジュールと、
前記端末がSNPNモードで動作する端末である場合、第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定し、前記端末がPLMNモードで動作する端末である場合、第2の表示情報に基づき、前記PLMNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定するように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための前記第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す前記第2の表示情報を含むことを特徴とする端末。
【請求項8】
基地局であって、
前記基地局は、スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続され、
システム情報を送信するように構成された送信モジュールと、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信するするように構成された処理モジュールとを含み、
前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されたことを特徴とする基地局。
【請求項9】
端末であって、
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)に接続される基地局によって送信されたシステム情報を受信し、前記システム情報は、SNPNがIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報およびPLMNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示す第2の表示情報を含み、
前記第1の表示情報に基づき、前記SNPNでIMS緊急サービスを開始することを許可するかどうかを決定することを特徴とする端末。
【請求項10】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含む。前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項
9に記載の端末。
【請求項11】
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って次の操作を実行するように構成され、
システム情報を送信し、前記システム情報は、スタンドアロンの非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network,SNPN)がIPマルチメディアサブシステム(Ip Multimedia Subsystem, IMS)緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第1の表示情報および公衆陸上移動体通信(Public Land Mobile Network, PLMN)がIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための第2の表示情報を含み、
SNPNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするSNPNに送信する。前記IMS緊急サービス要求は、前記SNPNモードで動作する端末が前記第1の表示情報に基づいて送信されたることを特徴とする基地局。
【請求項12】
前記操作は、さらに
PLMNモードで動作する端末からのIMS緊急サービス要求后を受信した後、前記IMS緊急サービス要求をIMS緊急サービスをサポートするPLMNに送信することを含み、
前記IMS緊急サービス要求は、前記PLMNモードで動作する端末が前記第2の表示情報に基づいて送信された。ことを特徴とする請求項1
1に記載の基地局。
【請求項13】
前記第1の表示情報は、N個のSNPNの表示情報および前記N個のSNPNそれぞれに対応する前記SNPNがIMS緊急サービスをサポートするかどうかを示すための表示情報を含み、前記Nは前記基地局に接続されたSNPNの数に等しく、前記Nは1以上の整数であることを特徴とする請求項1
1に記載の基地局。
【請求項14】
コンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、コンピュータに請求項1から請求項
3のいずれか1つの方法を実行させるように構成される記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、コンピュータに請求項
4から請求項
6のいずれか1つの方法を実行させるように構成される記憶媒体。
【国際調査報告】