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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-20
(54)【発明の名称】個人用ケア装置
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20230313BHJP
   A45D 24/22 20060101ALI20230313BHJP
   A45D 24/28 20060101ALI20230313BHJP
【FI】
A45D34/04 540
A45D24/22 B
A45D24/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022544657
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(85)【翻訳文提出日】2022-09-21
(86)【国際出願番号】 KR2021000440
(87)【国際公開番号】W WO2021149963
(87)【国際公開日】2021-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0009015
(32)【優先日】2020-01-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518079909
【氏名又は名称】ヨンウ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジェ オク
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒョン チョル
(72)【発明者】
【氏名】キム、ユ ソプ
(72)【発明者】
【氏名】ハ、ジョン ヒョ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ソン グァン
(57)【要約】
本発明の一実施形態によって、個人用ケア装置が提供される。前記個人用ケア装置は、内容物が吐出される少なくとも一つの吐出孔が形成されるケア部と、内部に前記内容物を収容し、一端部に前記内容物を前記ケア部に吐出するポンプ組立体が備えられる貯蔵容器と、前記ポンプ組立体と前記ケア部を連結して、前記貯蔵容器の内容物を前記ケア部に移動させる内容物移動部と、前記ケア部、前記貯蔵容器、及び前記内容物移動部が配置されるハウジング部と、を含み、前記貯蔵容器は、前記ハウジング部の一側から前記ハウジング部の内側に挿入されて、前記内容物移動部の一端部に着脱可能に結合されてもよい。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人用ケア装置であって、
内容物が吐出される少なくとも一つの吐出孔が形成されるケア部と、
内部に前記内容物を収容し、一端部に前記内容物を前記ケア部に吐出するポンプ組立体が備えられる貯蔵容器と、
前記ポンプ組立体と前記ケア部を連結して、前記貯蔵容器の内容物を前記ケア部に移動させる内容物移動部と、
前記ケア部、前記貯蔵容器、及び前記内容物移動部が配置されるハウジング部と、を含み、
前記貯蔵容器は、前記ハウジング部の一側から前記ハウジング部の内側に挿入されて、前記内容物移動部の一端部に着脱可能に結合される個人用ケア装置。
【請求項2】
前記内容物移動部は、
前記ケア部と連結される内容物移動管と、
一端部が前記内容物移動管と結合され、他端部が前記ポンプ組立体と着脱可能に結合され、内部に前記ポンプ組立体から吐出される内容物を前記内容物移動管に伝達するための連通孔が形成されるノズルキャップと、を含み、
前記ノズルキャップの内側には、圧力差によって、前記ポンプ組立体の吐出動作時、前記連通孔を開放し、前記貯蔵容器の分離時、前記連通孔を密閉する逆止弁が配置される請求項1に記載の個人用ケア装置。
【請求項3】
前記ケア部は、
前記ハウジング部の外側に露出する一面に複数のケア突起が形成され、前記ケア突起の少なくとも一つに前記吐出孔が形成される外キャップと、
前記外キャップの反対側の一面に結合され、前記内容物移動部から伝達された前記内容物を前記吐出孔に移動させるヘッド部と、を含み、
前記ヘッド部には、少なくとも一つの結合ロッドが、前記外キャップに向かって突出して形成され、前記ケア突起のうち対応する少なくとも一つの内側にそれぞれ挿入される請求項1に記載の個人用ケア装置。
【請求項4】
前記ケア突起の少なくとも一つの第1ケア突起の内側には、マッサージボールが備えられ、
前記マッサージボールは、前記第1ケア突起の内側に挿入される前記結合ロッドによって加圧されることにより、前記第1ケア突起の内側端部に固定されるが、前記第1ケア突起の端部に形成される開放孔から一部が外部に露出する請求項3に記載の個人用ケア装置。
【請求項5】
前記ケア突起の少なくとも一つの第2ケア突起の内側には、磁石が備えられ、
前記磁石は、前記第2ケア突起の内側に挿入される前記結合ロッドによって加圧されることにより、前記第2ケア突起の内側端部に固定される請求項4に記載の個人用ケア装置。
【請求項6】
前記ヘッド部は、
内部に中空が形成され、前記内容物移動部と連結される延長管と、
一面に前記結合ロッドが形成され、反対側の一面に前記延長管の一端部が結合される支持プレートと、を含む請求項4に記載の個人用ケア装置。
【請求項7】
前記外キャップの反対側の一面には、少なくとも一つの前記第1ケア突起と連通する第1結合部が形成され、前記支持プレートの一領域には、前記外キャップに向かう一面が開放される第2結合部が形成され、
前記第2結合部の内部から突出する前記結合ロッドが、前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起の内側に挿入されながら、前記第1結合部と前記第2結合部が嵌合される請求項6に記載の個人用ケア装置。
【請求項8】
前記第1結合部と前記第2結合部の嵌合によって、前記第1結合部及び前記第2結合部の周縁が密閉され、
前記第2結合部は、内部が前記延長管と連通され、前記延長管から伝達される内容物が、前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起の内周面と前記結合ロッドとの間の隙間から前記開放孔に移動され、
前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起に形成される前記開放孔は、前記内容物を外部に吐出する前記吐出孔として機能する請求項7に記載の個人用ケア装置。
【請求項9】
前記外キャップの反対側の一面の周縁には、前記ヘッド部に向かって突出する枠部が形成され、
前記支持プレートが前記枠部の内側に収容されて、前記外キャップの反対側の一面に密着する請求項6に記載の個人用ケア装置。
【請求項10】
前記ハウジング部の内側には、赤外線または赤色光を照射するための照明部がさらに配置され、
前記外キャップの周縁には、前記照明部から照射される赤外線または赤色光を外部に透過するための透明または半透明材質の照明キャップが形成される請求項3に記載の個人用ケア装置。
【請求項11】
前記ハウジング部の内側には、振動部がさらに配置され、
前記振動部は、前記結合ロッドを介して前記ケア突起に振動を伝達する請求項3に記載の個人用ケア装置。
【請求項12】
前記ハウジング部の外面には、イオントフォレシス(iontophoresis)を活性化するための電極部が形成される請求項1に記載の個人用ケア装置。
【請求項13】
前記貯蔵容器は、前記内容物が収容され、透明または半透明材質で構成される容器本体と、前記ポンプ組立体と、を含み、
前記容器本体の内側に、前記内容物の吐出によって上昇するディスクが配置され、前記ハウジング部の一領域には、前記ディスクの位置によって、前記内容物の残量を表示する表示窓が形成される請求項1に記載の個人用ケア装置。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人用ケア装置に係り、具体的に、機能性内容物及び刺激を用いて、使用者の頭皮等の肌を管理することができる個人用ケア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常の毛髪や頭皮ケア用品は、毛髪損傷、脱毛等により苦痛を受けている人々にとって、機能性成分の適用を容易に行うために、液体状の内容物を収容した容器から毛髪や頭皮へ成分を転移するための形態として発展してきた。
【0003】
例えば、毛髪及び頭皮ケア用品は、ヘアブラシの取っ手の一部分または装着した容器に機能性液体類を入れ、機能性液体が、ブラシの内部の管を通して、ブラシの先端に排出される構造を有してもよい。さらに、機能性液体を収容する容器を手で押して、容器と連結されたブラシから液体が流出するとともに、頭皮マッサージを可能にする突起部を含んで構成されてもよい。
【0004】
このような毛髪及び頭皮ケア用品は、通常、機能的成分を頭皮中に深く浸透させて栄養を供給するために、頭皮に塗布された化粧品等を手、ブラシまたは突起部を用いて叩いたりこすったりする方法を用いる。
【0005】
しかしながら、このような方法では、毛髪及び頭皮ケア用品に含まれた内容物の有効な成分を頭皮中に深く浸透させることに限界があった。
【0006】
一方、毛髪及び頭皮ケア用品は、化粧品等の内容物を使い尽くした場合、内容物が詰め替えられるように構成される。例えば、用品と一体で形成された貯蔵容器を分離または一部を開放して内容物を注入する方式や、アンプルの形態で実現された貯蔵容器自体を新しいものに入れ替わる方式が用いられてもよい。
【0007】
ところで、従来の内容物の詰め替えが可能な上記した用品は、内容物を詰め替える過程で、思いがけず内容物が漏れてしまい、外部及び用品が汚染する問題が発生することがある。
【0008】
したがって、このような問題点を解決するための技術が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記した問題点を解決するためのものであって、内容物の吸収を強化することにより、ケア効果を極大化することができる個人用ケア装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、上記した問題点を解決するためのものであって、残存内容物の漏れの危険なしに、貯蔵容器を容易に入れ替ることができる個人用ケア装置を提供することを目的とする。
【0011】
本発明の技術的課題は、上述した技術的課題に制限されず、言及されていない、また他の技術的課題は、下記の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施形態によって、個人用ケア装置が提供される。前記個人用ケア装置は、内容物が吐出される少なくとも一つの吐出孔が形成されるケア部と、内部に前記内容物を収容し、一端部に前記内容物を前記ケア部に吐出するポンプ組立体が備えられる貯蔵容器と、前記ポンプ組立体と前記ケア部を連結して、前記貯蔵容器の内容物を前記ケア部に移動させる内容物移動部と、前記ケア部、前記貯蔵容器、及び前記内容物移動部が配置されるハウジング部と、を含み、前記貯蔵容器は、前記ハウジング部の一側から前記ハウジング部の内側に挿入されて、前記内容物移動部の一端部に着脱可能に結合されてもよい。
【0013】
好ましくは、前記内容物移動部は、前記ケア部と連結される内容物移動管と、一端部が前記内容物移動管と結合され、他端部が前記ポンプ組立体と着脱可能に結合され、内部に前記ポンプ組立体から吐出される内容物を前記内容物移動管に伝達するための連通孔が形成されるノズルキャップと、を含み、前記ノズルキャップの内側には、圧力差によって、前記ポンプ組立体の吐出動作時、前記連通孔を開放し、前記貯蔵容器の分離時、前記連通孔を密閉する逆止弁が配置されてもよい。
【0014】
また、好ましくは、前記ケア部は、前記ハウジング部の外側に露出する一面に複数のケア突起が形成され、前記ケア突起の少なくとも一つに前記吐出孔が形成される外キャップと、前記外キャップの反対側の一面に結合され、前記内容物移動部から伝達された前記内容物を前記吐出孔に移動させるヘッド部と、を含み、前記ヘッド部には、少なくとも一つの結合ロッドが、前記外キャップに向かって突出して形成され、前記ケア突起のうち対応する少なくとも一つの内側にそれぞれ挿入されてもよい。
【0015】
また、好ましくは、前記ケア突起の少なくとも一つの第1ケア突起の内側には、マッサージボールが備えられ、前記マッサージボールは、前記第1ケア突起の内側に挿入される前記結合ロッドによって加圧されることにより、前記第1ケア突起の内側端部に固定されるが、前記第1ケア突起の端部に形成される開放孔から一部が外部に露出してもよい。
【0016】
また、好ましくは、前記ケア突起の少なくとも一つの第2ケア突起の内側には、磁石が備えられ、前記磁石は、前記第2ケア突起の内側に挿入される前記結合ロッドによって加圧されることにより、前記第2ケア突起の内側端部に固定されてもよい。
【0017】
また、好ましくは、前記ヘッド部は、内部に中空が形成され、前記内容物移動部と連結される延長管と、一面に前記結合ロッドが形成され、反対側の一面に前記延長管の一端部が結合される支持プレートと、を含んでもよい。
【0018】
また、好ましくは、前記外キャップの反対側の一面には、少なくとも一つの前記第1ケア突起と連通する第1結合部が形成され、前記支持プレートの一領域には、前記外キャップに向かう一面が開放される第2結合部が形成され、前記第2結合部の内部から突出する前記結合ロッドが、前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起の内側に挿入されながら、前記第1結合部と前記第2結合部が嵌合されてもよい。
【0019】
また、好ましくは、前記第1結合部と前記第2結合部の嵌合によって、前記第1結合部及び前記第2結合部の周縁が密閉され、前記第2結合部は、内部が前記延長管と連通され、前記延長管から伝達される内容物が、前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起の内周面と前記結合ロッドとの間の隙間から前記開放孔に移動され、前記第1結合部と連通する前記第1ケア突起に形成される前記開放孔は、前記内容物を外部に吐出する前記吐出孔として機能してもよい。
【0020】
また、好ましくは、前記外キャップの反対側の一面の周縁には、前記ヘッド部に向かって突出する枠部が形成され、前記支持プレートが前記枠部の内側に収容されて、前記外キャップの反対側の一面に密着してもよい。
【0021】
また、好ましくは、前記ハウジング部の内側には、赤外線または赤色光を照射するための照明部がさらに配置され、前記外キャップの周縁には、前記照明部から照射される赤外線または赤色光を外部に透過するための透明または半透明材質の照明キャップが形成されてもよい。
【0022】
また、好ましくは、前記ハウジング部の内側には、振動部がさらに配置され、前記振動部は、前記結合ロッドを介して前記ケア突起に振動を伝達してもよい。
【0023】
また、好ましくは、前記ハウジング部の外面には、イオントフォレシス(iontophoresis)を活性化するための電極部が形成されてもよい。
【0024】
また、好ましくは、前記貯蔵容器は、前記内容物が収容され、透明または半透明材質で構成される容器本体と、前記ポンプ組立体と、を含み、前記容器本体の内側に、前記内容物の吐出によって上昇するディスクが配置され、前記ハウジング部の一領域には、前記ディスクの位置によって、前記内容物の残量を表示する表示窓が形成されてもよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、貯蔵容器自体を入れ替る方式で内容物を詰め替えるが、ノズルキャップに形成された逆止弁によって、貯蔵容器の分離過程で、内部に残存する内容物が漏れることを防止することにより、さらに容易かつ衛生的に内容物を詰め替えることができる。
【0026】
また、本発明によれば、振動、赤外線光、磁場、イオントフォレシスの適用を通じて、内容物の吸収を強化し、ケア効果を極大化することができる。
【0027】
また、本発明によれば、表示窓から、使用者が内容物の残量を外部から容易に確認可能にすることにより、使用者の便宜を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の一実施形態による個人用ケア装置を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による個人用ケア装置を示す断面図である。
図3】本発明の一実施形態による個人用ケア装置の一部分を示す斜視図である。
図4】本発明の一実施形態によるケア部の分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態によるヘッド部、内容物移動部、及び貯蔵容器の結合関係を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態によるヘッド部と外キャップの結合関係を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態による個人用ケア装置のボタン部の動作を説明するための図である。
図8】本発明の一実施形態による個人用ケア装置において、貯蔵容器を入れ替る動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付された図面を参照して、本発明による実施形態について詳述する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一の符号をつけていることに留意すべきである。また、本発明の実施形態を説明するに当たって、関連した公知構成または機能についての具体的な説明が、本発明の実施形態についての理解を妨げると判断される場合は、その詳細な説明は省略する。また、以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の技術的思想は、これらに限定または制限されず、当業者により変形され、様々に実施され得る。一方、以下の記載における上下左右の方向は、便宜のため、図面を基準としており、本発明の権利範囲が、当該方向に限定されるものではない。
【0030】
明細書の全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているというのは、「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「間接的に連結」されている場合を含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」というのは、特に断りのない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいことを意味する。また、本発明の実施形態の構成要素を説明するに当たって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用してもよい。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語により当該構成要素の本質、順番、または順序等が限定されるものではない。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態による個人用ケア装置を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による個人用ケア装置を示す断面図であり、図3は、本発明の一実施形態による個人用ケア装置の一部分を示す斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態によるケア部の分解斜視図であり、図5は、本発明の一実施形態によるヘッド部、内容物移動部、及び貯蔵容器の結合関係を示す図である。
【0032】
図1乃至図5を参照すると、本発明の一実施形態による個人用ケア装置1000は、ケア部100、200、貯蔵容器300、内容物移動部400、ボタン部500、ハウジング部600、入力部700、及び電極部800を含んでもよい。一実施形態において、個人用ケア装置1000は、使用者の頭皮等の肌を管理するための用途として使われてもよい。
【0033】
ケア部100、200は、少なくとも一部がハウジング部600の一側から外部に露出するように、ハウジング部600に配置され、吐出孔から内容物を吐出するとともに、頭皮等の使用者の肌に刺激を与えてもよい。ケア部100、200は、外キャップ100及びヘッド部200を含んでもよい。
【0034】
外キャップ100は、ハウジング部600の外側に露出する一面に、複数のケア突起110が外側に向かって突出して形成されてもよい。ケア突起110は、使用者の肌に接触して、物理的な刺激を伝えてもよい。一実施形態において、ケア突起110は、内側に中空が形成される少なくとも一つの第1ケア突起110-1と第2ケア突起110-2、内側に中空が形成されていない少なくとも一つの第3ケア突起110-3を含んで構成されてもよい。
【0035】
ケア突起110の少なくとも一つ(特に、第1ケア突起110-1)の端部には、開放孔111が形成されてもよい。このような開放孔111から、後述するマッサージボール150の一部が外部に露出してもよい。一実施形態において、開放孔111の少なくとも一つは、内容物を外部に吐出するための吐出孔として機能してもよい。これにより、内容物の吐出と同時に、ケア突起110及びマッサージボール150による肌刺激と内容物の塗布が可能なように実現されてもよい。
【0036】
外キャップ100の反対側の一面には、ヘッド部200が結合されてもよい。このため、外キャップ100の反対側の一面には、枠部120と第1結合部130が形成されてもよい。。
【0037】
枠部120は、外キャップ100の反対側の一面の周縁において、ヘッド部200に向かって突出して形成され、枠部120の内側に、ヘッド部200の支持プレート220を外キャップ100の反対側の一面に密着した状態で収容してもよい。
【0038】
第1結合部130は、例えば、外キャップ100の反対側の一面の中央部分に突出して形成されてもよい。また、第1結合部130は、ヘッド部200と対面する一面が開放され、内部が貫通孔140-1から少なくとも一つの第1ケア突起110-1と連通してもよい。このような第1結合部130は、ヘッド部200に形成される第2結合部221と嵌合されることにより、外キャップ100とヘッド部200との結合を支持し、第2結合部221に流入する内容物を第1結合部130と連通する第1ケア突起110-1に伝達することができる。
【0039】
外キャップ100の反対側の一面には、少なくとも一つのケア突起110と連通する少なくとも一つの貫通孔140-1、140-2が形成されてもよい。例えば、貫通孔140-1、140-2は、中空が形成される第1ケア突起110-1及び第2ケア突起110-2の内部とそれぞれ連通するように形成されてもよい。このような貫通孔140-1、140-2から、ケア突起110の内側にヘッド部200の結合ロッド230が挿入されてもよい。
【0040】
ケア突起110の少なくとも一つの内側には、マッサージボール150及び/または磁石160が備えられてもよい。例えば、第1ケア突起110-1の内側にマッサージボール150が備えられ、第2ケア突起110-2の内側に磁石160が備えられてもよい。マッサージボール150及び/または磁石160は、結合ロッド230によって加圧されることにより、第1ケア突起110-1及び第2ケア突起110-2の内側の端部にそれぞれ固定されてもよい。
【0041】
マッサージボール150は、回転及び振動を介して、使用者の肌に対するマッサージを行うことができる。特に、マッサージボール150が配置される第1ケア突起110-1の開放孔111の少なくとも一つが、吐出孔として機能して、内容物を吐出することにより、使用者は、マッサージボール150を肌に接触してこすりながら、内容物を肌に塗布することができる。一実施形態において、マッサージボール150は、金属材質で構成されるか、磁力を有する材質で構成されてもよい。
【0042】
磁石160は、磁力による磁場を発生させることができる。磁石160によって発生する磁場が、肌の深くまで浸透して、血行を良くすることにより、脱毛防止等の効果を提供し、内容物がさらに効果的に肌に吸収されるようにすることができる。
【0043】
ヘッド部200は、外キャップ100と結合されて、外キャップ100を支持し、内容物を吐出孔に移動させることができる。ヘッド部200は、延長管210及び支持プレート220を含んでもよい。
【0044】
延長管210は、内部に中空が形成され、一端部が内容物移動部400と連結され、他端部は、支持プレート220の第2結合部221と連結され、内容物を第2結合部221の内側に伝達することができる。このため、延長管210の他端部には、延長管210を第2結合部221と連通させるための排出孔211が形成されてもよい。
【0045】
支持プレート220は、一面に、少なくとも一つの結合ロッド230が外キャップ100に向かって突出して形成され、反対側の一面に延長管210の一端部が結合されてもよい。
【0046】
結合ロッド230は、貫通孔140-1、140-2から第1ケア突起110-1及び/または第2ケア突起110-2にそれぞれ挿入されてもよい。結合ロッド230は、貫通孔140-1、140-2及び/または第1、第2ケア突起110-1、110-2の中空に対応する形状を有し、所定の突出長さを有するように形成されてもよい。一実施形態において、結合ロッド230は、少なくとも一部が異なる突出長さを有するように実現されてもよい。例えば、第1ケア突起110-1に挿入される結合ロッド230の長さは、第2ケア突起110-2に挿入される結合ロッド230の長さよりも長く形成されてもよい。また、一実施形態において、第1ケア突起110-1に挿入される結合ロッド230は、端部が一定の曲律を有する曲面で構成されてもよい。これにより、摩擦力を減少させることにより、マッサージボール150の回転をさらに容易にすることができる。
【0047】
支持プレート220の一領域には、第1結合部130と結合される第2結合部221が形成されてもよい。例えば、第2結合部221は、第1結合部130と対応する位置及び形状で形成されるが、延長管210と内部が連通し、外キャップ100に向かう一面が開放されるように構成されてもよい。第1結合部130が第2結合部221の内側に挿入されて嵌合されると、第1結合部130と第2結合部221の周縁が密閉され、これにより、延長管210から第2結合部221内側に流入した内容物が、第1結合部130と連通する第1ケア突起110-1に伝達される。
【0048】
一実施形態において、支持プレート220は、外キャップ100の枠部120の内側の空間に対応するサイズ及び形状で構成されてもよい。これにより、支持プレート220は、周縁が枠部120の内周面に密着するようになる。
【0049】
貯蔵容器300は、内部に内容物を収容し、内容物をケア部100、200に吐出することができる。貯蔵容器300は、容器本体310及びポンプ組立体320、330、340を含んでもよい。
【0050】
容器本体310は、内容物を収容する収容空間を提供してもよい。容器本体310に収容された内容物は、ポンプ部320によって、ケア部100、200に吐出されてもよい。ここで、内容物は、液体またはゲル状流体であって、化粧品、医薬品、または医薬部外品等であってもよいが、これに限定されるものではなく、ポンプ部320によって吐出可能な全ての種類の物質を包括してもよい。一実施形態において、内容物は、後述するように、イオントフォレシスによってイオン化可能な物質、すなわち、例えば、銅、亜鉛等のミネラルとアミノ酸等のビタミン等を含んでもよい。
【0051】
容器本体310の内部には、内容物の吐出によって、容器本体310の上部に上昇して、内容物を上側に押し上げるディスク311を含んでもよい。
【0052】
また、一実施形態において、容器本体310は、少なくとも一部が透明または半透明材質で構成されてもよい。これにより、容器本体310及びハウジング部600に形成される表示窓630から、ディスク311の位置が外部に表示され、使用者は、このようなディスク311の位置を確認して、内容物の残量を認知することができるようになる。
【0053】
ポンプ組立体320、330、340は、容器本体310の開放した上部に結合されて、容器本体310を密閉し、内容物を内容物移動部400に吐出することができる。ポンプ組立体320、330、340は、ポンプ部320、ショルダー部330、及びポンプボタン340を含んでもよい。
【0054】
ポンプ部320は、ポンプボタン340に対する加圧によって、内部圧力が変化することにより、容器本体310に収容された内容物を吸い込んで、内容物移動部400に吐出することができる。例えば、ポンプ部320は、バルブの開閉によって、容器本体310の内部と連通するシリンダ、シリンダの内壁に備えられるシールキャップ、シリンダの上端の周縁に結合され、シールキャップの上昇を抑制するシーリング部、一端にシールキャップによって開閉される流入口が形成され、ピストンロッド、ピストンロッドと一体で昇降するように結合され、ポンプボタン340の内側に挟まれるステム、ポンプボタン340及びステムに弾性力を与える弾性部を含んでもよい。ただし、このようなポンプ部320の構成は、例示的なものであって、実施形態によって、様々な構成が変形されて適用されてもよい。
【0055】
ショルダー部330は、ポンプ部320を外側から取り囲んで結合され、容器本体310の開放した上部にポンプ組立体320、330、340を固定させることができる。また、ショルダー部330は、ポンプボタン340の外周面に密着して、ポンプボタン340の上下移動をガイドすることができる。
【0056】
ポンプボタン340は、ポンプ部320のステムを上側から取り囲んで結合され、ボタン部500に対する使用者の加圧によって、下方に移動して、ポンプ部320のステムを加圧することにより、ポンプ部320の内部圧力を変化させることができる。ポンプボタン340の中央部分には、ステムから吐出される内容物を内容物移動部400に伝達するための貫通孔(図示せず)が形成されてもよい。
【0057】
一実施形態において、貯蔵容器300は、ハウジング部600の一側から交替可能なように実現されてもよい。例えば、貯蔵容器300は、ハウジング部600の一側からハウジング部600の内部に挿入され、ポンプ組立体320、330、340の端部(特に、ポンプボタン340の上側端部)が、内容物移動部400に着脱可能に結合されるように構成されてもよい。よって、貯蔵容器300の内容物を使い尽くした場合、使用者は、貯蔵容器300を内容物移動部400及びハウジング部600から分離した後、新しい貯蔵容器300に入れ替わることができる。
【0058】
内容物移動部400は、ポンプ組立体320、330、340とケア部100、200を連結して、貯蔵容器300の内容物をケア部100、200に移動させることができる。内容物移動部400は、内容物移動管410及びノズルキャップ420を含んでもよい。
【0059】
内容物移動管410は、内部に中空が形成され、両側端部が開放されてもよい。内容物移動管410の一端部は、ヘッド部200の延長管210の内側に嵌合され、反対側の端部は、ノズルキャップ420の内側に嵌合されてもよい。
【0060】
ノズルキャップ420は、上側端部に内容物移動管410が結合され、下側端部には、ポンプ組立体320、330、340が着脱可能に結合されてもよい。例えば、ポンプボタン340の上側端部が、ノズルキャップ420の内側に挿入されて、着脱可能に嵌合されるように構成されてもよい。ノズルキャップ420の内部には、ポンプ組立体320、330、340から吐出される内容物を、内容物移動管410に伝達するための連通孔421が形成されてもよい。
【0061】
一実施形態において、ノズルキャップ420の内側には、圧力差によって、連通孔421を開閉するための逆止弁422が配置されてもよい。例えば、逆止弁422は、ポンプ組立体320、330、340が内容物を吐出する場合は、吐出圧力によって、連通孔421を開放し、ポンプ組立体320、330、340の不動作時または分離する場合は、連通孔421を密閉するように構成されてもよい。
【0062】
ボタン部500は、少なくとも一部が、ハウジング部600の外側に露出するように実現され、使用者の加圧による外力をポンプボタン340に伝達することにより、ポンプ部320をしてポンピング動作を行わせることができる。ボタン部500のさらに詳細な構成及び動作については、図7を参照して後述する。
【0063】
ハウジング部600は、個人用ケア装置1000の外観を形成し、個人用ケア装置1000の他の構成を、それぞれ少なくとも一部分を収容することができる。ハウジング部600は、ハウジング本体610及び詰め替え用キャップ620を含んでもよい。
【0064】
ハウジング本体610には、ケア部100、200、貯蔵容器300、内容物移動部400、ボタン部500等の構成が配置されてもよい。例えば、ハウジング本体610の上側部分には、ケア突起110が形成される外キャップ100の一面が外部に露出するようにケア部100、200が配置され、ハウジング本体610の下側部分は、使用者が把持しやすく形成され、内部に貯蔵容器300が収容されてもよい。ハウジング本体610の一側端部(例えば、ハウジング本体610の下側端部)は、貯蔵容器300の挿入及び引出しが可能なように開放されてもよい。
【0065】
一実施形態において、ハウジング本体610には、表示窓630が形成されてもよい。表示窓630は、例えば、透明または半透明材質で形成されるか、貯蔵容器300の容器本体310に対応するハウジング本体610の一領域が開放されて形成されてもよい。個人用ケア装置1000は、表示窓630から、外部に見られる容器本体310の内部のディスク311の位置を用いて、使用者に内容物の残量を表示することができる。
【0066】
詰め替え用キャップ620は、ハウジング本体610の開放した下側端部に着脱可能に結合し、ハウジング本体610の内側に貯蔵容器300の挿入及び引出しを可能にし、汚染物質が流入することを防止することができる。詰め替え用キャップ620の結合のために、ハウジング本体610の下側端部の外周面と詰め替え用キャップ620の内周面には、ねじ結合部または結合突起等が形成されてもよい。使用者は、詰め替え用キャップ620をハウジング本体610から分離することにより、貯蔵容器300を入れ替ることができる。
【0067】
入力部700は、ハウジング本体610の一領域に配置され、個人用ケア装置1000の電気的動作(例えば、振動、赤外線光の照射等)を制御するための使用者の入力を受信することができる。入力部700は、例えば、加圧式ボタン、タッチ式ボタン等の様々な形態のボタンによって実現されてもよい。また、実施形態によって、入力部700には、個人用ケア装置1000の動作状態(オン(on)、オフ(off)等)を使用者に認知させるための照明(例えば、発光ダイオード)がさらに形成されてもよい。
【0068】
電極部800は、個人用ケア装置1000の使用時、使用者によって把持されるハウジング本体610の下側部分の外面に形成されてもよい。電極部800は、使用者の把持によって、イオントフォレシスを活性化することにより、内容物の吸収を促進させることができる。例えば、電極部800は、陽極の役割を行う第1電極及び陰極の役割を行う第2電極を含んでもよく、電位差を生成して、内容物に含まれたイオン化物質をイオン化させることにより、使用者の肌の深くまで内容物を吸収させることができる。一実施形態において、電極部800は、使用者によって把持されると、自動で動作して電位差を発生させるように実現されてもよい。
【0069】
一方、図示されてはいないが、個人用ケア装置1000は、照明部、振動部、及び/または電源部をさらに含んでもよい。このとき、照明部、振動部、及び/または電源部の動作は、入力部700に対する使用者の入力によって、オン、オフされるように実現されてもよい。
【0070】
照明部は、例えば、発光ダイオードで構成され、ハウジング本体610の上側の内部に配置され、500nm乃至600nmの赤外線または赤色光を発生させることができる。このため、外キャップ100の周縁には、透明または半透明材質の照明キャップ170がさらに形成されてもよい。例えば、照明部によって発生した赤外線または赤色光が、照明キャップ170を透過して、使用者の頭皮等の肌で照射されてもよい。赤外線または赤色光は、肌の血行を促進し、内容物を肌の内部に効果的に浸透させることにより、脱毛予防、治療効果等を増大させることができる。
【0071】
振動部は、ハウジング本体610の内側に配置され、ケア突起110に挿入された結合ロッド230を介して、振動をケア突起110及びマッサージボール150に伝達することができる。このような振動を介して、個人用ケア装置1000は、肌に対する振動マッサージを提供することにより、ケア効果をさらに増大させることができる。
【0072】
電源部は、個人用ケア装置1000の電気的動作のための電源を提供することができる。このため、電源部は、少なくとも一つのバッテリーを含んで実現されてもよい。
【0073】
図6は、本発明の一実施形態によるヘッド部と外キャップの結合関係を説明するための図である。具体的に、図6の(a)は、ケア部の長手方向の断面を示し、図6の(b)は、ケア部の幅方向の断面を示す。
【0074】
図6を参照すると、上述したように、外キャップ100のケア突起110は、中空が形成されて、内側にマッサージボール150及び磁石160がそれぞれ配置される第1ケア突起110-1及び第2ケア突起110-2と、内部に中空のない第3ケア突起110-3と、を含んでもよい。ヘッド部200の結合時、結合ロッド230は、それぞれ対応する第1ケア突起110-1及び第2ケア突起110-2に挿入されてもよい。
【0075】
ヘッド部200の延長管210から流入する内容物は、少なくとも一つの第1ケア突起110-1に伝達され、開放孔111から外部に吐出されてもよい。すなわち、図示のように、外キャップ100の第1結合部130と第2結合部221の嵌合によって、第2結合部221の内部から突出する結合ロッド230が、第1結合部130と連通する第1ケア突起110-1に挿入され、第2結合部221の内部空間sに流入した内容物は、第1ケア突起110-1の内周面と、これに挿入された結合ロッド230との間の隙間を移動して、開放孔111に吐出されてもよい。このとき、嵌合によって、第1結合部130と第2結合部221の周縁が密閉されるので、内容物が思いがけずに他の部分に流出することを防止することができる。
【0076】
図7は、本発明の一実施形態による個人用ケア装置のボタン部の動作を説明するための図である。
【0077】
図7を参照すると、ボタン部500は、加圧部510と圧力伝達部520を含んでもよい。
【0078】
加圧部510は、少なくとも一部がハウジング部600の外部に露出して、使用者によって加圧されてもよい。
【0079】
圧力伝達部520は、加圧部510の一側に形成され、使用者の加圧による外力をポンプ組立体320、330、340に伝達することができる。このため、内容物移動管410の外周面には、圧力伝達部520と連動する圧力受信部411が形成されてもよい。
【0080】
例えば、圧力伝達部520と圧力受信部411の一側には、互いに対応する傾斜面がそれぞれ形成され、このような傾斜面を介して、使用者の加圧によって発生する水平方向の外力を垂直方向に切り替え、ポンプボタン340に伝達することができる。すなわち、加圧部510に対する使用者の加圧によって、ボタン部500がハウジング部600の内側に水平移動すると、圧力伝達部520の傾斜面によって圧力受信部411が垂直方向に加圧され、これにより、内容物移動部400が下側へ移動して、ポンプボタン340及びポンプ部320のステムを加圧することにより、ポンプ部320の内部圧力を変化させることができる。
【0081】
図8は、本発明の一実施形態による個人用ケア装置において、貯蔵容器を入れ替る動作を説明するための図である。
【0082】
図8を参照すると、使用者は、ハウジング部600の詰め替え用キャップ620を分離して、貯蔵容器300を入れ替ることができる。
【0083】
例えば、貯蔵容器300の内容物を使い尽くした場合、使用者が、詰め替え用キャップ620を分離すると、ハウジング本体610の開放した端部から、貯蔵容器300の容器本体310が露出する。引き続き、使用者は、容器本体310の下部を引っ張って、貯蔵容器300を、ノズルキャップ420から分離するとともに、ハウジング本体610の外部に引き出すことができる。
【0084】
本発明によれば、貯蔵容器300の分離にもかかわらず、ノズルキャップ420の連通孔421が逆止弁422によって密閉されるので、内容物移動部400等の内側に残存する内容物が、ハウジング部600の内部及び/または外部に漏れることを防止することができる。
【0085】
一方、使用者は、新しい貯蔵容器300をハウジング本体610の内部に再び挿入して、貯蔵容器300のポンプボタン340をノズルキャップ420に嵌合させ、詰め替え用キャップ620を再結合することにより、貯蔵容器300を入れ替ることができる。
【0086】
以上のように、図面と明細書において最適の実施形態が開示された。ここで、特定の用語が用いられたが、これは、単に本発明を説明するための目的で用いられたものであって、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いられたものではない。このため、この技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能であることが理解されるであろう。したがって、本発明の真正な技術的な保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならないであろう。
【符号の説明】
【0087】
100 ケア部
1000 個人用ケア装置
110 ケア突起
111 開放孔
120 枠部
130 第1結合部
140 貫通孔
150 マッサージボール
160 磁石
170 照明キャップ
200 ヘッド部
210 延長管
211 排出孔
220 支持プレート
221 第2結合部
230 結合ロッド
300 貯蔵容器
310 容器本体
311 ディスク
320 ポンプ組立体
330 ショルダー部
340 ポンプボタン
400 内容物移動部
410 内容物移動管
420 ノズルキャップ
421 連通孔
422 止弁
500 ボタン部
600 ハウジング部
610 ハウジング本体
620 詰め替え用キャップ
630 表示窓
700 入力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】