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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-20
(54)【発明の名称】光信号伝送方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/077 20130101AFI20230313BHJP
   H04J 14/02 20060101ALI20230313BHJP
【FI】
H04B10/077
H04J14/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022544857
(86)(22)【出願日】2021-01-21
(85)【翻訳文提出日】2022-09-16
(86)【国際出願番号】 CN2021073106
(87)【国際公開番号】W WO2021147957
(87)【国際公開日】2021-07-29
(31)【優先権主張番号】202010076376.6
(32)【優先日】2020-01-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】王 東
(72)【発明者】
【氏名】李 允博
(72)【発明者】
【氏名】蔡 謙
(72)【発明者】
【氏名】孫 将
(72)【発明者】
【氏名】張 徳朝
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲ハン▼
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AA11
5K102AD01
5K102AH26
5K102AH30
5K102AL11
5K102LA01
5K102LA21
5K102LA32
5K102LA52
5K102PH31
5K102PH47
5K102PH48
5K102PH49
5K102RD28
(57)【要約】
本開示の実施例は、光信号伝送方法、装置及び機器を提供する。第1機器側での方法は、n個の第1色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するステップであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、ことを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第1機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送方法は、
n個の前記第1色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信することであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、ことを含む、光信号伝送方法。
【請求項2】
前記光信号伝送方法は、
第1合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得ることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項3】
前記光信号伝送方法は、
多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信することをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の光信号伝送方法。
【請求項4】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項5】
前記光信号伝送方法は、
n個の前記第1色付き光モジュールが、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項6】
第2機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第2機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送方法は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信することであって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knのインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、ことを含む、光信号伝送方法。
【請求項7】
前記第1機器から送信された多重化後の光信号を受信することは、
前記第1機器から送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信することを含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項8】
前記光信号伝送方法は、
第1検出ユニットの第1光電検出器によって前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成することと、
前記第1検出ユニットの第1多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調することと、をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項9】
前記光信号伝送方法は、
第2分波器によって前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得ることであって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、ことをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の光信号伝送方法。
【請求項10】
前記第2分波器は、逆多重化後に得られたn個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の光信号伝送方法。
【請求項11】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項12】
前記光信号伝送方法は、
n個の前記第2色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信することであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる、ことをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項13】
前記光信号伝送方法は、
第2合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得ることをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の光信号伝送方法。
【請求項14】
前記光信号伝送方法は、
第2検出ユニットの第2光電検出器により、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成することと、
前記第2検出ユニットの第2多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調することと、をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の光信号伝送方法。
【請求項15】
前記光信号伝送方法は、
前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信することをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の光信号伝送方法。
【請求項16】
第1機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第1機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送装置は、
周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、n個の第1色付き光モジュールを備える、光信号伝送装置。
【請求項17】
前記光信号伝送装置は、
変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第1合波器をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の光信号伝送装置。
【請求項18】
前記第1合波器は、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信するように構成されることを特徴とする請求項17に記載の光信号伝送装置。
【請求項19】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項16に記載の光信号伝送装置。
【請求項20】
前記光信号伝送装置は、
第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の光信号伝送装置。
【請求項21】
光信号伝送機器であって、前記光信号伝送機器はn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、
n個の前記第1色付き光モジュールは、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成され、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報が重ね合わせられる、光信号伝送装機器。
【請求項22】
第2機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第2機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送装置は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信モジュールであって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knのインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、受信モジュールを備える、光信号伝送装置。
【請求項23】
前記受信モジュールは、第1機器から送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信することを特徴とする請求項22に記載の光信号伝送装置。
【請求項24】
前記光信号伝送装置は、第1光電検出器と第1多周波復調ユニットを含む第1検出ユニットをさらに備え、
前記第1光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記1多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成されることを特徴とする請求項22に記載の光信号伝送装置。
【請求項25】
前記光信号伝送装置は、
前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得るように構成される第2分波器であって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、第2分波器をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の光信号伝送装置。
【請求項26】
前記第2分波器は、n個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信するように構成されることを特徴とする請求項25に記載の光信号伝送装置。
【請求項27】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項21に記載の光信号伝送機器。
【請求項28】
前記光信号伝送装置は、
周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第2色付き光モジュールであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる、n個の第2色付き光モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の光信号伝送装置。
【請求項29】
前記光信号伝送装置は、
変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第2合波器をさらに備えることを特徴とする請求項28に記載の光信号伝送装置。
【請求項30】
前記光信号伝送装置は、第2光電検出器と第2多周波復調ユニットを含む第2検出ユニットをさらに備え、
前記第2光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記2多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成されることを特徴とする請求項29に記載の光信号伝送装置。
【請求項31】
前記光信号伝送装置は、
前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項30に記載の光信号伝送装置。
【請求項32】
光信号伝送機器であって、前記光信号伝送機器はn個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送機器は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信機であって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、受信機をさらに備える、光信号伝送機器。
【請求項33】
命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで実行されると、コンピュータに請求項1-5のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項6-15のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特に光信号伝送方法、装置及び機器に関する。
【0002】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2020年1月23日に中国特許庁に提出された、出願番号がNo.202010076376.6である中国特許出願に対する優先権を主張し、その全ての内容が参照により本出願に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
光層OAM(Operation Administration and Maintenance:運用管理及びメンテナンス)は、光伝送ネットワークの進化のおける重要な技術である。現在、アウトオブバンド(out-of-band)方式とインバンド(in-band)方式の2つの主なソリューションがある。アウトオブバンド方式により、豊富な光層監視情報を実現することができるが、余分なチャネルリソースを占有する必要があり、検出光源や検出受信装置を導入する必要もある。
【0004】
5Gフロントホールネットワークの軽量OAMニーズ及び大容量光伝送ネットワークの波長レベルの管理及び制御要件に直面して、インバンドソリューションは、光層OAM技術の重要な進化方向として期待される。
【0005】
インバンド光層OAM技術は、光モジュール内に低速信号変調及び復調ユニットを統合し、監視信号を振幅又は周波数変調により、搬送されたサービス信号のエンベロープ上にロードし、搬送されたサービス信号と共に光ファイバ及びチャネルリソースを共有するため、チャネルリソースが節約され、かつ透過的に伝送された監視信号は、搬送されるサービス信号プロトコルと無関係である。
【0006】
現在、5Gフロントホールネットワーク又は大容量光伝送ネットワークなどのインバンド光層OAM技術の潜在的な適用シーンでは、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)技術が用いられ、異なる波長は、単独の光モジュールに対応し、受信端での検出も1対1で対応する。
【0007】
5Gフロントホール向けのセミアクティブシステムを例とすると、そのアーキテクチャ図は、図1に示される。遠端の異なる色付き光モジュール1~Nは、異なる波長の光信号をそれぞれ送信し、各モジュールは、同じ変調周波数のインバンド光層OAM情報を重ね合わせ、ローカル側で受信する場合、チャネルごと、即ち波長ごとにそれぞれ分光した後に対応する検出ユニットに注入して復調する。
【0008】
図2に示すように、復調プロセスは、主に光電検出器による光電変換、低周波抽出ユニットによる低速インバンドOAM情報の抽出、低周波復調ユニットによるインバンドOAM情報の復調の3つの部分で構成される。
【0009】
図3に示すように、インバンドOAM情報(即ち管理情報)の周波数はkであり、これはサービス信号の周波数fよりもはるかに低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
典型的なS111物理ステーションの場合、1つの物理ステーションは、3つのAAU(Active Antenna Units:アクティブアンテナユニット)に対応し、各AAUには160Mスペクトルの2つの25G光モジュールがあり、シングルファイバー双方向WDM技術を用いると、異なる波長の12個の25G WDMチャネルが必要となる。したがって、受信端では、それに応じて12個のインバンドOAM検出システム(光スプリッター、検出ユニットなどを含む)が必要であるため、システムコストが増加し、潜在的な障害点が多くなる。
【0011】
本開示は、関連技術におけるシステムコストが高いという問題を解決するために、光信号伝送方法、装置及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の技術的問題を解決するために、本開示の実施例は、次のような解決策を提供する。
【0013】
第1機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第1機器は、n個の第1色付き光モジュールを備え、nは1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送方法は、
n個の第1色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するステップを含み、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報が重ね合わせられる。
【0014】
選択可能に、光信号伝送方法は、第1合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るステップをさらに含む。
【0015】
選択可能に、光信号伝送方法は、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信するステップをさらに含む。
【0016】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0017】
選択可能に、光信号伝送方法は、n個の第1色付き光モジュールが、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信するステップをさらに含む。
【0018】
本開示の実施例は、第2機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第2機器がn個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送方法をさらに提供する。前記光信号伝送方法は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するステップを含み、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knのインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である。
【0019】
選択可能に、第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するステップは、第1の機器によって送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信するステップを含む。
【0020】
選択可能に、光信号伝送方法は、
第1検出ユニットの第1光電検出器によって前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するステップと、
前記第1検出ユニットの第1多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するステップと、をさらに含む。
【0021】
選択可能に、光信号伝送方法は、第2分波器によって前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得るステップであって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、ステップをさらに含む。
【0022】
選択可能に、前記第2分波器は、逆多重化後に得られたn個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信するステップをさらに含む。
【0023】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0024】
選択可能に、光信号伝送方法は、n個の前記第2色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するステップであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる、ステップをさらに含む。
【0025】
選択可能に、光信号伝送方法は、第2合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るステップをさらに含む。
【0026】
選択可能に、光信号伝送方法は、
第2検出ユニットの第2光電検出器により、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するステップと、
前記第2検出ユニットの第2多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するステップと、をさらに含む。
【0027】
選択可能に、光信号伝送方法は、前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するステップをさらに含む。
【0028】
本開示の実施例は、第1機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第1機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送装置をさらに提供する。前記光信号伝送装置は、
周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールを備え、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報が重ね合わせられる。
【0029】
選択可能に、光信号伝送装置は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第1合波器をさらに備える。
【0030】
選択可能に、前記第1合波器は、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信するように構成される。
【0031】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0032】
選択可能に、光信号伝送装置は、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールをさらに備える。
【0033】
本開示の実施例は、光信号伝送機器をさらに提供する。前記機器は、n個の第1色付き光モジュールを備え、nは1よりも整数であり、n個の前記第1色付き光モジュールは、周波数f、波長λ1~λnの光信号をそれぞれ送信するように構成され、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる。
【0034】
本開示の実施例は、第2機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第2機器は、n個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送装置をさらに提供する。前記光信号伝送装置は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信モジュールを備え、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のOAM情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である。
【0035】
選択可能に、前記受信モジュールは、第1機器から送信された、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信するように構成される。
【0036】
選択可能に、光信号伝送装置は、第1光電検出器と第1多周波復調ユニットを含む第1検出ユニットをさらに備え、
前記第1光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記1多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンド(OAM)情報を抽出し、復調するように構成される。
【0037】
選択可能に、光信号伝送装置は、前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得るように構成される第2分波器をさらに備え、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である。
【0038】
選択可能に、前記第2分波器は、n個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信するように構成される。
【0039】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0040】
選択可能に、光信号伝送装置は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第2色付き光モジュールをさらに備え、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる。
【0041】
選択可能に、光信号伝送装置は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第2合波器をさらに備える。
【0042】
選択可能に、光信号伝送装置は、第2光電検出器と第2多周波復調ユニットを含む第2検出ユニットをさらに備え、
前記第2光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記2多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成される。
【0043】
選択可能に、光信号伝送装置は、前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するように構成される。
【0044】
本開示の実施例は、光信号伝送機器をさらに提供し、前記機器は、n個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である。前記光信号伝送機器は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信機を備え、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である。
【0045】
本開示の実施例は、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに上記の方法を実行させるための命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0046】
本開示の上記の解決策は、少なくとも以下の有益な効果を含む。
【0047】
本開示の上記の解決策によれば、異なる色付き光モジュールによって異なる波長の光信号を送信し、異なる変調周波数のインバンド光層OAM情報を重ね合わせ、受信端ですべての搬送波を同じ検出ユニットに注入して、統一された復調を行う。単一チャネル低周波変調情報の方法及びシステムと比較して、このような方法は、システムアーキテクチャを大幅に簡素化し、システムコストを大幅に削減する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】関連技術における5Gフロントホール向けのセミアクティブシステムのアーキテクチャ概略図である。
図2】関連技術における低速インバンドOAM情報の復調プロセスの概略図である。
図3】関連技術における電気信号に周波数情報が含まれる概略図である。
図4】本開示の実施例による第1機器の光信号伝送方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例による5G向けのマルチチャネル低周波変調に基づくセミアクティブシステムのアーキテクチャ概略図である。
図6】本開示の実施例による第2機器の光信号伝送方法の1つのフローチャートである。
図7】本開示の実施例による第2機器の光信号伝送方法の別のフローチャートである。
図8】本開示の実施例による受信端機器の検出ユニットのアーキテクチャ概略図である。
図9】開示の実施例による電気信号に周波数情報が含まれる概略図である。
図10】本開示の実施例による5G向けのマルチチャネル低周波変調に基づくセミアクティブシステムの別のアーキテクチャ概略図である。
図11】本開示の実施例による5G向けのマルチチャネル低周波変調に基づくセミアクティブシステムの別のアーキテクチャ概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下に図面を参照して本開示の例示的な実施例をより詳しく説明する。図面に本開示の例示的な実施例が示されるが、しかしながら、様々な形態で本開示を実現することができるが、ここで記載される実施例に制限されない。逆に、これらの実施例は、本開示をより明瞭に理解するために提供され、且つ本開示の範囲を当業者に完全に伝えることができる。
【0050】
図4に示すように、本開示の実施例は、第1機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第1機器がn個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送方法をさらに提供する。前記光信号伝送方法は、以下のステップを含む。
【0051】
ステップ41:n個の第1色付き光モジュールは、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信し、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報が重ね合わせられる。選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。λ1~λnの光信号に変調周波数k1~knのOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる場合、当該OAM情報は、振幅変調などにより、λ1~λnの光信号に重ね合わせられてもよい。
【0052】
この実施例では、異なる色付き光モジュールは、異なる波長の光信号を送信する以外に、異なる変調周波数のインバンド光層OAM情報を重ね合わせ、受信端ですべての搬送波を同じ検出ユニットに注入して、統一された復調を行う必要がある。単一チャネル低周波変調情報の方法及びシステムと比較して、このような方法は、システムアーキテクチャを大幅に簡素化し、システムコストを大幅に削減する。
【0053】
本開示の選択可能な実施例では、光信号伝送方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
【0054】
ステップ42:第1合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得る。さらに、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して伝送し、具体的には、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に伝送する。
【0055】
本開示の選択可能な実施例では、光信号伝送方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
【0056】
ステップ43:第1機器のn個の第1色付き光モジュールは、受信された、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信する。
【0057】
図5に示すように、図5は5G向けのマルチチャネル低周波変調に基づくセミアクティブシステムのアーキテクチャ概略図である。このシステムでは、第1機器11(遠端機器)は、複数の第1色付き光モジュール及び第1合波器を備え、第1色付き光モジュールは、10G又は25Gなどの高速サービス情報(周波数f)を搬送する波長λnの光信号を送信する。変調周波数kn(KHz~MHzレベル)の低速インバンド光層OAM情報を生成し、波長λn、周波数fの高速光信号にロードする。n種類の変調周波数の低速インバンド光層OAM情報を生成する機能を備える必要がある。合波器は、インバンド光層OAM情報(変調周波数kn)を搬送する異なる波長のn個の光信号(周波数f)を波長分割多重化し、次に光ファイバーリンクに注入して、図5の第2機器12などのローカルエンド機器に伝送する。
【0058】
本開示の上記実施例では、遠端では、異なる色付き光モジュール1~nは、異なる波長の光信号λ1~λnをそれぞれ送信する。同時に、各色付き光モジュールは、異なる波長の光信号λ1~λnに異なる変調周波数k1~knのインバンド光層OAM情報をそれぞれ重なり合わせる。インバンド光層OAM情報を搬送する異なる波長のn個の光信号は、光モジュールに送信された後、第1合波器でWDM信号に波長分割多重化してから光ファイバーリンクに注入される。
【0059】
図6に示すように、本開示の実施例は、第2機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第2機器がn個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送方法を提供する。前記光信号伝送方法は、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ61:第1機器から送信された多重化後の光信号を受信し、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である。具体的には、第1機器から送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信することができ、選択可能に、前記fはk1~knである。
【0061】
本開示の選択可能な実施例では、光信号伝送方法は、
第1検出ユニットの第1光電検出器によって前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するステップ62と、
前記第1検出ユニットの第1多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するステップ63と、をさらに含むことができる。
【0062】
図7に示すように、本開示の選択可能な実施例では、光信号伝送方法は、以下のステップを含む。
【0063】
ステップ71:第1機器から送信された多重化後の光信号を受信し、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である。具体的には、第1機器から送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信することができ、選択可能に、前記fはk1~knである。
【0064】
ステップ72:第2分波器によって前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である。
【0065】
選択可能に、前記光信号伝送方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
【0066】
ステップ73:前記第2分波器は、逆多重化後に得られたn個の光信号をn個の第2色付き光モジュールにそれぞれ送信する。
【0067】
以下に図5図8及び図9を参照しながら上記第2機器の具体的な実施プロセスを説明する。
【0068】
第2機器は、主に以下のユニットを含む。
【0069】
マルチチャネル低周波変調情報検出ユニットは、主に光電検出器、マルチ周波数変調ユニットで構成される。ここで、光電検出器は、インバンド光層OAM情報を搬送する異なる波長のn個のWDM信号を直接光電変換し、複数の周波数を含む電気信号を生成し、多周波復調ユニットは、変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を同時に抽出し、復調する。
【0070】
第2分波器は、インバンド光層OAM情報(変調周波数kn)を搬送する異なる波長のn個の光信号(周波数f)を波長分割多重化し、次に、受信のために対応する色付き光モジュールに送信する。
【0071】
システムの受信端では、インバンド光層OAM情報を搬送する異なる波長のn個のWDM信号は、図8図9に示すように、光電変換のために同じ光電検出器に直接注入され、変換後電気信号には複数の周波数が含まれる。
【0072】
次に、多周波復調器に注入され、変調周波数k1~knのN個の低速帯域内(インバンド)OAM情報を同時に抽出して復調する。上記光信号の異なる波長λ1~λnとインバンド光層OAM情報の異なる変調周波数k1~knがそれらの対応関係を限定するものでなく、区別のみに用いられることを指摘すべきである。
【0073】
本開示の上記光信号伝送方法のプロセスは、次のとおりである。
【0074】
(1)遠端機器の色付き光モジュールは、波長λnの光信号を送信すると同時に、変調周波数knの低速インバンド光層OAM情報を生成し、波長λn、周波数fの高速光信号にロードする。
【0075】
(2)遠端機器の合波器は、インバンド光層OAM情報(変調周波数kn)を搬送する異なる波長のn個の光信号(周波数f)を波長分割多重化し、次にそれらを光ファイバーリンクに注入して伝送する。
【0076】
(3)ローカルエンド機器のアクティブ機器が当該WDM信号を受信した後、WDM信号の一部は、光スプリッターを介してマルチチャネル低周波変調情報検出ユニットに注入され、WDM信号の他の部分は、分波器に送信される。
【0077】
(4)マルチチャンネル低周波復調情報検出ユニットは、光電検出器によってインバンド光層OAM情報を搬送する異なる波長のn個のWDM信号を直接光電変換し、複数の周波数を含む電気信号を生成し、さらに変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を同時に抽出し、復調する。
【0078】
(5)分波器は、インバンド光層OAM情報(変調周波数kn)を搬送する異なる波長のn個の光信号(周波数f)を波長分割多重化し、次に、受信のために対応する色付き光モジュールに送信する。
【0079】
図10に示すように、本開示の選択可能な実施例では、光信号伝送方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
【0080】
第2機器(ローカルエンド機器など)のn個の前記第2色付き光モジュールは、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信し、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報が重ね合わせられる。
【0081】
選択可能に、光信号伝送方法は、第2合波器により、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るステップをさらに含むことができる。
【0082】
選択可能に、光信号伝送方法は、第2検出ユニットの第2光電検出器により、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するステップと、
前記第2検出ユニットの第2多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するステップと、をさらに含むことができる。
【0083】
選択可能に、光信号伝送方法は、前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するステップをさらに含むことができる。
【0084】
本開示の当該実施例では、ローカルエンド機器が光信号を受信する場合、第1検出ユニット(1つの光電検出器と1つの周波数復調ユニットとを含む)が光信号を電気信号に変換し、n個の波長をそれぞれ復調することにより、システムアーキテクチャが大幅に簡素化され、システムコストが大幅に削減される。当然、このローカルエンド機器は、光信号を送信する時に、送信周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせることもでき、これにより、ローカルエンドから遠端への光信号の送信が実現され、かつ第2検出ユニットを用いて異なる波長のn個のWDM信号を直接光電変換し、複数の周波数を含む電気信号を生成し、多周波復調ユニットは、変調周波数k1-knのN個の低速ンバンドOAM情報を同時に抽出し、復調し、これにより、システムアーキテクチャが簡素化され、システムコストが削減される。
【0085】
図11に示すように、それは、1つのシステムにおける、遠端機器(第1機器)とローカルエンド機器(第2機器)との双方向の光信号伝送のためのシステムアーキテクチャであり、光信号処理プロセスは、上記の図5及び図10と同じであり、ここでは説明を省略する。
【0086】
本開示の実施例は、第1機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第1機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送装置をさらに提供する。前記光信号伝送装置は、
周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス情報が重ね合わせられる、n個の第1色付き光モジュールを備える。
【0087】
選択可能に、光信号伝送装置は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第1合波器をさらに備えることができる。
【0088】
選択可能に、前記第1合波器は、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信する。
【0089】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0090】
選択可能に、光信号伝送装置は、受信された、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールをさらに備えることができる。
【0091】
この装置は、上記図4に示す方法に対応する装置であり、上記方法の実施例におけるすべての実施形態は、この装置の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することができる。
【0092】
本開示の実施例は、光信号伝送機器をさらに提供する。前記光信号伝送機器は、n個の第1色付き光モジュールを備え、nは1よりも大きい整数であり、n個の前記第1色付き光モジュールは、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成され、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンスOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる。
【0093】
選択可能に、光信号伝送機器は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第1合波器をさらに備えることができる。
【0094】
選択可能に、前記第1合波器は、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信するように構成される。
【0095】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0096】
選択可能に、光信号伝送機器は、第2機器から送信された光信号を第1分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信するように構成されるn個の第1色付き光モジュールをさらに備えることができる。
【0097】
この送信端機器が上記図4に示す方法に対応する送信端機器であり、上記方法の実施例におけるすべての実施形態がこの機器の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することもできることを説明すべきである。
【0098】
本開示の実施例は、第2機器に適用される光信号伝送装置であって、前記第2機器は、n個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である光信号伝送装置をさらに提供する。前記光信号伝送装置は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信モジュールであって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、受信モジュールを備える。
【0099】
選択可能に、前記受信モジュールは、第1機器から送信された、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信するように構成される。
【0100】
選択可能に、光信号伝送装置は、第1光電検出器と第1多周波復調ユニットを含む第1検出ユニットをさらに備え、
前記第1光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記1多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成される。
【0101】
選択可能に、光信号伝送装置は、前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得るように構成される第2分波器であって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、第2分波器をさらに備える。
【0102】
選択可能に、前記第2分波器は、n個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信するように構成される。
【0103】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0104】
選択可能に、光信号伝送装置は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するn個の第2色付き光モジュールであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、n個の第2色付き光モジュールをさらに備える。
【0105】
選択可能に、光信号伝送装置は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第2合波器をさらに備える。
【0106】
選択可能に、光信号伝送装置は、第2光電検出器と第2多周波復調ユニットを含む第2検出ユニットをさらに備え、
前記第2光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記2多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成される。
【0107】
選択可能に、光信号伝送装置は、前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するようにさらに構成される。
【0108】
この装置が上記6又は図7に示す方法に対応する装置であり、上記方法の実施例におけるすべての実施形態は、この装置の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することもできることを説明すべきである。
【0109】
本開示の実施例は、光信号伝送機器をさらに提供し、前記光信号伝送機器は、n個の第2色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数である。前記光信号伝送機器は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信するように構成される受信機であって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、受信機を備える。
【0110】
選択可能に、前記受信機は、第1機器から送信された、多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信するように構成される。
【0111】
選択可能に、光信号伝送機器は、第1光電検出器と第1多周波復調ユニットを含む第1検出ユニットをさらに備え、
前記第1光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記1多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成される。
【0112】
選択可能に、光信号伝送機器は、前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得るように構成される第2分波器であって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、第2分波器をさらに備える。
【0113】
選択可能に、前記第2分波器は、n個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信するように構成される。
【0114】
選択可能に、前記fは、k1~knのいずれかよりも大きい。
【0115】
選択可能に、光信号伝送出機器は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信するように構成されるn個の第2色付き光モジュールであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、n個の第2色付き光モジュールをさらに備える。
【0116】
選択可能に、光信号伝送機器は、変調周波数k1~knのインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得るように構成される第2合波器をさらに備える。
【0117】
選択可能に、光信号伝送装置は、第2光電検出器と第2多周波復調ユニットを含む第2検出ユニットをさらに備え、
前記第2光電検出器は、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成するように構成され、
前記2多周波復調ユニットは、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調するように構成される。
【0118】
選択可能に、光信号伝送機器は、前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信するようにさらに構成される。
【0119】
この受信端機器が上記図6又は図7に示す方法に対応する受信端機器であり、上記方法の実施例におけるすべての実施形態がこの機器の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することもできることを説明すべきである。
【0120】
本開示の実施例は、コンピュータで実行されると、コンピュータに上記の図4又は図6又は図7に記載される方法を実行させるための命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0121】
当業者であれば、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。これらの機能がハードウエア又はソフトウェアで実行されるかは、技術的ソリューションの特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用い、説明された機能を実現することができるが、このような実現は本開示の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0122】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、機器及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで説明を省略することを明確に理解することができる。
【0123】
本開示で提供される実施例では、開示される装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は、例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせてもよい又は別のシステムに統合されてもよく、又は幾つかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示され、又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインターフェースを介した機器又はユニットの間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0124】
分離部材として説明される前記ユニットは、物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は、物理ユニットであってもよく又は物理ユニットでなくてもよく、即ち1つの位置に配置されてもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例のソリューションの目的を達成することができる。
【0125】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは、単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
【0126】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術的ソリューションは、本質的に又は関連技術に寄与する部分又は当該技術的ソリューションの部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバー、又はネットワーク機器等であってもよい)に本開示の様々な実施例に記載される方法の全て又は一部のステップを実行させるための幾つかの命令を含む。前記記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、モバイルハードドライブ、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0127】
また、本開示の装置及び方法において、明らかに、各部材又は各ステップが分解及び/又は再組み合わせできることを指摘すべきである。これらの分解及び/又は再組み合わせは、本開示と同等のソリューションとして見なされるべきである。また、上記の一連の処理を実行するステップは、当然、説明された順序に従って時系列で実行され得るが、必ずしも時系列で実行される必要がなく、幾つかのステップは、並行して又は互いに独立して実行されてもよい。当業者は、本開示の方法及び装置のすべて又は任意のステップ又は部材が、任意のコンピューティング装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又はコンピューティング装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよいことを理解することができ、これらは、当業者が本開示の説明を読んだ場合で彼らの基本的なプログラミングスキルを用いることにより実現されてもよい。
【0128】
したがって、本開示の目的は、任意のコンピューティング装置で1つのプログラム又はプログラムのセットを実行することによって達成されてもよい。前記コンピューティング装置は、公知の汎用装置であってもよい。したがって、本開示の目的は、前記方法又は装置のプログラムコードを実現するためのプログラム製品のみによって実現されてもよい。つまり、そのようなプログラム製品も本開示を構成し、かつそのようなプログラム製品を記憶する記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の公知の記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体であってもよい。また、本開示の装置及び方法において、明らかに、各部材又は各ステップが分解及び/又は再組み合わせできることを指摘すべきである。これらの分解及び/又は再組み合わせは、本開示と同等のソリューションとして見なされるべきである。また、上記の一連の処理を実行するステップは、当然、説明された順序に従って時系列で実行されてもよいが、必ずしも時系列で実行される必要がない。幾つかのステップは、並行して又は互いに独立して実行されてもよい。
【0129】
以上の各モジュールの区分は、論理機能の区分だけであり、実際に実施する時に、1つの物理的エンティティに全て又は部分的に統合されてもよいし、物理的に分離されてもよい。また、これらのモジュールは、すべて処理素子がソフトウェアを呼び出すことにより実現されてもよく、すべてハードウェアの形で実現されてもよく、一部のモジュールは、処理素子がソフトウェアを呼び出すことにより実現されてもよく、一部のモジュールは、ハードウェアの形で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、独立して設けられた処理素子であってもよく、上記装置のあるチップに統合されてもよく、また、プログラムコードの形態で上記装置のメモリに記憶されてもよく、モジュールの機能を決定するために上記装置のある処理素子によって呼び出されて実行される。他のモジュールの実現は、同様である。また、これらのモジュールの全て又は一部は、一緒に統合されてもよいし、独立して実現されてもよい。ここで記載される処理素子は、信号処理機能を備えた集積回路であってもよい。実施プロセスでは、上記方法の各ステップ又は以上の各モジュールは、プロセッサ素子のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完了されてもよい。
【0130】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、以上の方法を実施するように構成される1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)、又は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(DSP:digital signal processor)、又は、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field-programmable gate array)などであってもよい。また、例えば、以上のあるモジュールは、処理素子がプログラムコードを呼び出すことにより実現される場合、当該処理素子は、汎用プロセッサ、例えば中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであってもよい。また、例えば、これらのモジュールは、一緒に統合され、システムオンチップ(SOC:system-on-a-chip)の形で実現されてもよい。
【0131】
本開示の明細書及び特許請求の範囲内の用語「第1」、「第2」などは類似するオブジェクトを区別するためのものであり、特定の順序又は順番を説明することに用いられる必要がない。このように用いられるデータは、ここで説明する本開示の実施例がここで図示又は記載されるもの以外の順序で実施されるように、適切な場合で交換可能であることが理解されるべきである。また、用語「含む」と「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包括を覆うことを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、明確に示されたステップ又はユニットに限定される必要がなく、明確に示されないもの又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含むことができる。また、明細書及び特許請求の範囲で用いられる「及び/又は」は、接続されたオブジェクトの少なくとも1つを示し、例えば、A及び/又はB及び/又はCは、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、Cのみが存在すること、及びA及びBの両方が存在すること、B及びCの両方が存在すること、A及びCの両方が存在すること、A、B及びCが存在することの7つの状況を含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で用いられる「A及びBの少なくとも1つ」は、「Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、又はA及びBの両方が存在すること」として理解されるべきである。
【0132】
上記は、本開示の選択可能な実施形態であり、当業者であれば、本開示で記載される原理を逸脱しない前提で、幾つかの改良及び変更を行うことができ、これらの改良及び変更も本開示の保護範囲と見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2022-09-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第1機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送方法は、
n個の前記第1色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信することであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられる、ことを含む、光信号伝送方法。
【請求項2】
前記光信号伝送方法は、
第1波長分割多重(WDM)合波器により、変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得ることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項3】
前記光信号伝送方法は、
多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第2機器に送信することをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の光信号伝送方法。
【請求項4】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項5】
前記光信号伝送方法は、
n個の前記第1色付き光モジュールが、第2機器から送信された光信号を第1波長分割多重(WDM)分波器で逆多重化した後に得られた光信号を受信することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送方法。
【請求項6】
第2機器に適用される光信号伝送方法であって、前記第2機器がn個の第1色付き光モジュールを備え、nが1よりも大きい整数であり、前記光信号伝送方法は、
第1機器から送信された多重化後の光信号を受信することであって、前記多重化後の光信号は、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンド運用管理及びメンテナンス(OAM)情報がそれぞれ重ね合わせられ、これらの光信号を多重化した後に得られた光信号である、ことを含む、光信号伝送方法。
【請求項7】
前記第1機器から送信された多重化後の光信号を受信することは、
前記第1機器から送信された多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して受信することを含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項8】
前記光信号伝送方法は、
第1検出ユニットの第1光電検出器によって前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成することと、
前記第1検出ユニットの第1多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の光層の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調することと、をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項9】
前記光信号伝送方法は、
第2波長分割多重(WDM)分波器によって前記多重化後の光信号を逆多重化し、n個の光信号を得ることであって、n個の前記光信号は、波長λ1~λnのn個の光信号に変調周波数k1~knのインバンドOAM情報をそれぞれ重ね合わせた後の光信号である、ことをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の光信号伝送方法。
【請求項10】
前記第2WDM分波器は、逆多重化後に得られたn個の光信号をn個の前記第2色付き光モジュールにそれぞれ送信することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の光信号伝送方法。
【請求項11】
前記fは、k1~knのいずれかよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項12】
前記光信号伝送方法は、
n個の前記第2色付き光モジュールから、周波数f、波長λ1~λnのn個の光信号をそれぞれ送信することであって、λ1~λnは、互いに異なり、波長λ1~λnのn個の前記光信号に、変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報がそれぞれ重ね合わせられる、ことをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の光信号伝送方法。
【請求項13】
前記光信号伝送方法は、
第2波長分割多重(WDM)合波器により、変調周波数k1~knの光層のインバンドOAM情報が重ね合わせられたn個の光信号を多重化し、多重化後の光信号を得ることをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の光信号伝送方法。
【請求項14】
前記光信号伝送方法は、
第2検出ユニットの第2光電検出器により、前記多重化後の光信号を直接光電変換し、複数の周波数の電気信号を生成することと、
前記第2検出ユニットの第2多周波復調ユニットにより、複数の周波数の電気信号から変調周波数k1~knのn個の光層の低速インバンドOAM情報を抽出し、復調することと、をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の光信号伝送方法。
【請求項15】
前記光信号伝送方法は、
前記多重化後の光信号を、光ファイバーリンクを介して第1機器に送信することをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の光信号伝送方法。
【国際調査報告】