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特表2023-511854多様化可能な装飾品を実現するためのクリップ付きチェーンを含む宝飾品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-23
(54)【発明の名称】多様化可能な装飾品を実現するためのクリップ付きチェーンを含む宝飾品
(51)【国際特許分類】
   A44C 25/00 20060101AFI20230315BHJP
【FI】
A44C25/00 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542389
(86)(22)【出願日】2021-01-08
(85)【翻訳文提出日】2022-07-25
(86)【国際出願番号】 EP2021050273
(87)【国際公開番号】W WO2021140200
(87)【国際公開日】2021-07-15
(31)【優先権主張番号】2000216
(32)【優先日】2020-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522275452
【氏名又は名称】シャネル
(74)【代理人】
【識別番号】100074734
【弁理士】
【氏名又は名称】中里 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100086265
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 仁
(74)【代理人】
【識別番号】100076451
【弁理士】
【氏名又は名称】三嶋 景治
(72)【発明者】
【氏名】ポーミエ ドゥニ
(72)【発明者】
【氏名】ラロシュ ローラン
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA02
3B114AA03
3B114AA16
3B114AA21
3B114AA23
3B114BA03
3B114BA04
3B114BD06
3B114DD05
(57)【要約】
両側の2つの端を有する少なくとも1つのチェーン(1)を含み、2つの端の少なくとも一方は、固定装置(3)によって固定された中空クリップ(2)を含み、クリップ(2)は2つのハーフシェル(21、22)で構成され、各ハーフシェル(21、22)はそのハーフシェル(21、22)の中空内部空間を画定する延長縁部(25、26)を含み、縁部(25、26)はノッチ(24)を含み、その中にチェーン(1)を挿入でき、ハーフシェル(21、22)は関節(20)によって、2つの縁部(25、26)が一体とされてクリップ(2)を閉じる閉位置と、2つの縁部(25、26)がそれらの範囲の少なくとも一部にわたって相互から分離し、2つの縁部(25、26)間及び内部空間にチェーン(1)の一部分を通すことができる開位置との間で蝶着され、それによって、クリップ(2)が閉位置にあるときに、チェーン(1)のその一部分が引抜きと並進に関してブロックされることによってクリップ(2)内に保持される、宝飾品。



【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側の2つの端を有する少なくとも1つのチェーン(1)を含み、前記チェーン(1)の前記2つの端の少なくとも一方は、固定装置(3)によって前記端に固定された中空クリップ(2)を含み、前記チェーンは、相互に関節接合されたリンクで作られ、前記リンクは前記リンク間の関節を形成する接続部により相互から分離され、前記クリップ(2)は2つのハーフシェル(21、22)で構成され、各ハーフシェル(21、22)は前記ハーフシェル(21、22)の中空内部空間を画定する延長縁部(25、26)を含み、前記2つの縁部(25、26)の少なくとも一方は、チェーン通路を画定する少なくとも1つのノッチ(24)を含み、前記ハーフシェル(21、22)はヒンジ(20)によって、前記2つのハーフシェル(21、22)の前記2つの縁部(25、26)同士が一体となって前記クリップ(2)を閉じる閉位置と、前記2つのハーフシェル(21、22)の前記2つの縁部(25、26)がそれらの範囲の少なくとも一部にわたって相互から分離し、前記2つの分離した縁部(25、26)間及び前記内部空間に前記チェーン(1)の一部分を通すことができる開位置との間で蝶着され、それによって、前記クリップ(2)が前記閉位置にあるときには、前記チェーン(1)の前記一部分が、引抜きと並進についてブロックされることによって前記クリップ(2)内に保持され、前記チェーンの前記一部分は、前記チェーン(1)のうちの前記クリップ(2)内に把持され、前記チェーン通路を通じて前記クリップに入るか、又は前記クリップから出る部分に対応する宝飾品であって、
少なくとも3つのノッチを有し、
各リンクは所定の最大横断寸法を有し、各接続部は所定の最大横断寸法を有し、各チェーン通路は、前記クリップの前記閉位置で、所定の最小横断寸法と所定の最大横断寸法を有し、前記宝飾品は、前記クリップの前記閉位置で、前記チェーン通路の前記最小横断寸法が各接続部の前記最大横断寸法と実質的に等しく、前記チェーン通路の前記最大横断寸法が前記リンクの前記最大横断寸法より小さくなるように構成され、
前記クリップ(2)は、前記閉位置が静止位置を構成し、前記2つのハーフシェル(21、22)の前記2つの縁部(25、26)同士が、弾性クリップ装置(23)によって拘束されて近付き、前記クリップ(2)を閉じ、前記開位置は、前記弾性クリップ装置(23)の前記動作に対抗する手による動作によって得られなければならないように構成される、宝飾品。
【請求項2】
前記2つの縁部はノッチを有し、前記ノッチ(24)はノッチペアとして配置され、各ペアの前記2つのノッチ(24)は、前記2つの縁部(25、26)上で相互に対向し、前記ノッチペアと対面する前記2つのノッチ(24)はチェーン通路を画定し、前記宝飾品は3つのノッチペア又は3つより多いノッチペアを有する、請求項1に記載の宝飾品。
【請求項3】
前記リンクは、
回転対称のリンクであって、各リンクが所定の横断直径を有する実質的に中央の形状であるリンクか、
又はリングであって、中央貫通穴を画定するリング
から選択される、請求項1又は請求項2に記載の宝飾品。
【請求項4】
前記クリップの前記閉位置は、前記2つのハーフシェルを、それらが前記開位置では分離していたゾーンにおいて相互に接触させることに対応する、請求項1~3の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項5】
前記2つのハーフシェル(21、22)の前記2つの縁部(25、26)は、前記閉位置において、前記2つのハーフシェル(21、22)の前記2つの縁部(25、26)が相互に接触するように構成される、請求項1~4の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項6】
前記2つのハーフシェル間の前記関節(20)は、前記ハーフシェル(21、22)の前記縁部(25、26)に沿った、又はそれに隣接する所定の領域内に配置され、前記縁部の前記分離は、一方のハーフシェル(21)を他方(22)に関して傾けて、前記縁部(25、26)を角度を付けて分離させることによって得られ、前記クリップ(2)は真珠貝状に開閉する、請求項1~5の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項7】
前記チェーン(1)は、その両側の2つの端の各々にクリップ(2)を含む、請求項1~6の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項8】
前記チェーン(1)は、その両側の2つの端の一方のみにクリップ(2)を含む、請求項1~6の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項9】
前記チェーンの端のクリップは、前記チェーンの前記端において着脱不能である、請求項1~8の何れか1項に記載の宝飾品。
【請求項10】
前記2つのハーフシェルの一方は外から見えることが意図され、他方のハーフシェルは、前記宝飾品を装着する人物に当接して設置され、前記外から見えるハーフシェルの少なくとも外面は、エレメントを表現するか、又はデザインするような形状とされる、請求項1~9の何れか1項に記載の宝飾品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、宝飾品の分野に関し、より詳しくは、異なる種類の装身具を作ることのできるクリップ付きチェーンを含む宝飾品に関する。これは特に宝飾職人の技術に応用される。
【背景技術】
【0002】
宝飾品の分野では、1つ又は複数の固定システムをチェーンに沿って移動させることによって異なる種類の装身具を作ることのできるチェーンシステムが知られている。しかしながら、取付システムは一般に審美的でなく、その結果、これらを装飾の中に隠さなければならない。それに加えて、これらは多くの位置をとることができず、したがって多くの形状や用途を実現できない。取付システムは一般に、相補的な装飾を有する2つの相補的な部品から作られるため、一般に、取付点を移動させることができない。この問題を回避するために、位置付け自由度を大きくする、装飾のない「裸」固定システムを使用し、それを独立した着脱式の装飾で覆うことが提案されており、それでこれらの固定システムが隠される。これは例えば、国際公開第2015/054568A1号パンフレット又は米国特許第5214940A号明細書の文献に記載されているケースに当てはまる。しかしながら、このような解決策には問題があり、特にその1つが、それが着脱式であることによって装飾を紛失する可能性があることである。さらに、米国特許出願公開第2002/148251A1号パンフレット、米国特許出願公開第2018/360174A1号明細書、米国特許出願公開第2018/103731号明細書、及び米国特許第6,701,583号明細書の文献が知られている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
まず、本発明により提案されるのは宝飾品であり、これは両側の2つの端を有する少なくとも1つのチェーンを含み、チェーンの2つの端の少なくとも一方は、固定装置によって前記端に固定された中空クリップを含み、チェーンは、相互に関節接合されたリンクで作られ、リンクはリンク間の関節を形成する接続部により相互から分離され、前記クリップは2つのハーフシェルで構成され、各ハーフシェルはそのハーフシェルの中空内部空間を画定する延長縁部を含み、2つの縁部の少なくとも一方は、チェーン通路を画定する少なくとも1つのノッチを含み、ハーフシェルは関節によって、2つのハーフシェルの2つの縁部同士が一体となってクリップを閉じる閉位置と、2つのハーフシェルの2つの縁部がそれらの範囲の少なくとも一部にわたって相互から分離し、2つの分離した縁部間及び内部空間にチェーンの一部分を通すことができる開位置との間で蝶着され、それによって、クリップが閉位置にあるときには、チェーンの一部分が、引抜きと並進に関してブロックされることによってクリップ内に保持され、チェーンのその部分は、チェーンのうちのクリップ内に把持され、チェーン通路を通じてクリップに入るか、又はクリップから出る部分に対応し、
宝飾品は、少なくとも3つのノッチを有し、
各リンクは所定の最大横断寸法を有し、各接続部は所定の最大横断寸法を有し、各チェーン通路は、クリップの閉位置で、所定の最小横断寸法と所定の最大横断寸法を有し、宝飾品は、クリップの閉位置で、チェーン通路の最小横断寸法が各接続部の最大横断寸法と実質的に等しく、チェーン通路の最大横断寸法がリンクの最大横断寸法より小さくなるように構成され、
クリップは、閉位置が静止位置を構成し、2つのハーフシェルの2つの縁部同士が、弾性クリップ装置によって拘束され、一体化されてクリップを閉じ、開位置が、弾性クリップ装置の動作に対抗する手による動作によって得られなければならないように構成される。
【0004】
本発明による宝飾品のその他の非限定的で有利な特長は、以下のとおりである:
- 2つの縁部の少なくとも一方は、チェーン通路を形成する少なくとも1つのノッチを含み、チェーンは少なくとも部分的に前記ノッチの中に挿入できる。
- 縁部は2~6のノッチを有する。
- 縁部は4つのノッチを有する。
- 縁部は3つのノッチを有する。
- 2つの縁部がノッチを有する場合、前記ノッチは2つの縁部間で相互に対向/対面しない。
- 2つの縁部はノッチを有し、前記ノッチはノッチペアを形成し、各ペアの2つのノッチは2つの縁部上で相互に対向する。
- 2つの縁部はノッチを有し、ノッチはノッチペアとして配置され、各ペアの2つのノッチは2つの縁部上で相互に対向し、ノッチペアの対向する2つのノッチはチェーン通路を画定する。
- 2つの縁部はノッチを有し、ノッチはノッチペアとして配置され、各ペアの2つのノッチは2つの縁部上で相互に対向し、ノッチペアの対向する2つのノッチはチェーン通路を画定する。
- 宝飾品は3つのノッチペア又はそれより多いノッチペアを有する。
- チェーンの部分は、クリップの2つの異なる側によってクリップに入り、そこから出る。
- チェーンの部分は、クリップの2つの異なる側の2つのノッチペアによってクリップに入り、そこから出る。
- 開位置において、2つのハーフシェルはそれらの縁部の少なくとも一部の上で相互に分離され、それによってチェーンの一部分を2つの縁部間及びクリップ内で、クリップの第一の側から他の側へと通すことができる。
- クリップは、チェーンの端で着脱可能である。
- 着脱式クリップは、チェーンに沿って移動させ、所定の場所で固定することも、しないこともできる。
- 宝飾品は、本発明による少なくとも1つのクリップをさらに供給するようになされ、前記少なくとも1つのクリップは、自由であるように、また、前記少なくとも1つのチェーンに沿って、又はチェーンの自由端に固定できるようになされる。
- クリップは、チェーンの端においては着脱不能である。
- チェーンの端におけるクリップの取付部はスイベルを有する。
- チェーンのその部分は、クリップが閉位置になると、クリップによって並進が阻止される。
- チェーンは、本体のうちの、それが載っている部分の形状とマッチするように柔軟性を有する。
- チェーンは、相互に関節接合されるリンクで構成される。
- リンクは接続部によって相互から分離される。
- 接続部はリンク間の関節を形成する。
- 各リンクは所定の最大横断寸法を有する。
- 各リンクは所定の最大横断寸法と所定の最小横断寸法を有する。
- クリップの閉位置で、ノッチペアの対向するノッチは、所定の最小横断寸法と所定の最大横断寸法のチェーン通路を画定する。
- クリップの閉位置について、チェーン通路の最大横断寸法は各接続部の最大横断寸とほぼ等しく、チェーン通路の最大横断寸法はリンクの最大横断寸法より小さい。
- チェーン通路の最小横断寸法はチェーン通路の最大横断寸法と等しい。
- 接続部の最大横断寸法は接続部の最小横断寸法と等しい。
- リンクは回転対称のリンクから選択される。
- リンクは球、長円、楕円リンクから選択される。
- 各リンクは所定の最大横断直径の円形の断面を有する。
- 各接続部は、所定の横断直径の実質的に円柱形状である。
- クリップの閉位置において、ノッチペアの対向するノッチは所定の直径の円形のチェーン通路を画定する。
- クリップの閉位置について、チェーン通路の直径は各接続部の横断直径とほぼ等しく、チェーン通路の直径はリンクの最大横断直径より小さい。
- リンクはスイベル型接続部により相互に蝶着される。
- リンクはリングから選択され、各リングは中央貫通穴を画定する。
- リングは相互に連鎖され、隣接する2つのリング間の交差ゾーンは接続部を形成する。
- リンクは相互に蝶着された中実部品である。
- チェーンは編組による。
- クリップは、閉位置が静止位置を構成し、2つのハーフシェルの2つの縁部同士が弾性クリップ装置によって拘束され、相互に近付いてクリップを閉じ、開位置は弾性クリップ装置の動作に対抗する手による動作によって得られなければならないように構成される。
- クリップは、開位置が静止位置を構成し、2つのハーフシェルの2つの縁部同士が弾性開放装置によって拘束されてその範囲の少なくとも一部にわたって分離されてクリップを開き、閉位置は弾性開放装置の動作と対抗する手による動作によって得られなければならないように構成され、2つのハーフシェルは、クリップを開くにはロック解除しなければならない相補的閉鎖ロック手段をさらに含む。
- クリップの閉位置は、2つのハーフシェルを、これらが開位置では分離されていた領域において相互に接触させることに対応する。
- クリップの閉位置は、ハーフシェルの2つの縁部を、これらが開位置では分離されていた領域において接触させることに対応する。
- クリップの閉位置は、ハーフシェルの2つの縁部を、これらが開位置では分離されていたゾーンにおいて縁部と縁部を直接接触させることに対応する。
- クリップの閉位置は、ハーフシェルの一方の縁部を他方のハーフシェルの内部空間のある要素と、これらが開位置では分離されていたゾーンにおいて接触させることに対応する。
- 2つのハーフシェルの2つの縁部は、閉位置で、2つのハーフシェルの2つの縁部が相互に接触するように構成される。
- 閉位置で、2つの縁部は相互に接触し、2つの縁部は相互に対称である。
- 2つのハーフシェルの2つの縁部は、閉位置で、2つのハーフシェルのうち広い方の一方が狭い方の他方のハーフシェルの上にのり、狭い方のハーフシェルの縁部は広い方のハーフシェルの内部空間の中に入ることができるように構成される。
- 2つのハーフシェルの2つの縁部は、閉位置において、2つのハーフシェルが部分的に相互貫入し、2つの縁部がオウムのくちばし状に重複するように構成される。
- 閉位置において、2つのハーフシェルのうち広い方の一方が他方の狭い方のハーフシェルの上にのり、狭い方のハーフシェルは広い方のハーフシェルの内部空間内に入り、広い方のハーフシェルは、クリップを開くときに、最も狭いハーフシェルの外面上で、好ましくは摩擦のない状態で傾け、おそらくは移動させることができる。
- 閉位置で、2つのハーフシェルは部分的に相互貫入し、2つの縁部はオウムのくちばし状に重複し、ハーフシェルの一方は、クリップを開くときに他方のハーフシェルの外面上で、好ましくは摩擦のない状態で傾け、おそらくは並進させることができる。
- チェーンのその部分はまた、クリップが閉位置になると、クリップ内部に設置され、クリップが閉位置になるとクリップ内に導入されたチェーンのその部分を圧縮することが意図される弾性材料によって並進において保持される。
- ハーフシェルの少なくとも一方は、内部で、合成材料(プラスチック発泡材)からなる圧縮性弾性発泡材の弾性材料を含む。
- 2つのハーフシェルの各々は、合成材料(プラスチック発泡材)からなる圧縮性弾性発泡材の弾性材料を有する。
- 圧縮性弾性発泡材は、クリップが閉位置になったときに、クリップの中に導入されたチェーンの部分を圧縮することが意図される。
- 2つのハーフシェル間の関節は、前記ハーフシェルの縁部に沿った、又はそれに隣接した所定のゾーン内に配置され、縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方に関して傾け、それによって縁部の分離角を生じさせることによって得られ、クリップは真珠貝状に開閉する。
- クリップが真珠貝状に開閉するために、関節は直線的である。
- クリップが真珠貝状に開閉するために、関節は湾曲している。
- クリップが真珠貝状に開閉するために、関節は断続的(punctual)である。
- クリップが真珠貝状に開く場合、クリップは真珠貝の形状に構成され、真珠が内部にあり、前記真珠はハーフシェルのうちの一方に固定される。
- クリップが真珠貝状に開く場合、開閉動作はハーフシェルの一般平面に実質的に垂直な力を付与する。
- 2つのハーフシェル間の関節はハーフシェルの中央に配置され、関節アームは2つのハーフシェルの対向する中心間に、2つの内部空間を横切って延び、2つのハーフシェルのうちの一方はより広く、他方の狭い方のハーフシェルを覆い、それによって広い方のハーフシェルは、クリップが開くときに、狭い方のハーフシェルの一部の上で、好ましくは摩擦を生じることなく傾け、おそらくは並進させることができる。
- クリップが、2つのハーフシェル間でハーフシェルの中心間に配置された関節アームを含み、一方のハーフシェルを傾け、おそらく他方の上へと並進させることによって開く場合、開放動作はハーフシェルの一般平面に実質的に平行な力を付与する。
- 関節アームは、クリップを手による動作がなくても閉位置に戻す弾性要素を含む。
- 弾性要素を有する関節アームは、2つのハーフシェルの底部間に延びる渦巻ばねである。
- 2つのハーフシェルの底部間に延びる渦巻ばねである関節アームにより、2つのハーフシェルは、クリップの周辺上の何れの位置においても、その範囲の少なくとも一部にわたり相互から分離できる。
- 縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方の上で並進方向にスライドさせて、縁部の一部を露出させることによって得られ、ハーフシェルは平行平面内にとどまる。
- 縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方の上で回転方向にスライドさせて、縁部の一部を露出させることによって得られ、ハーフシェルは平行平面内にとどまる。
- 縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方の上で線形にスライドさせて、縁部の一部を発見することによって得られ、2つのハーフシェルは開放中に平行平面内にとどまる。
- 一方のハーフシェルの他方の上で線形にスライドさせるために、ハーフシェルの一方は、他方のハーフシェルのレール又は溝に沿ってスライドして案内され、2つのハーフシェルは開放時に平行平面内にとどまる。
- レール又は溝はまっすぐである。
- レール又は溝は迂回する。
- 縁部の分離は、1つのハーフシェルを他方の上で回転方向にスライドさせて、縁部の一部を発見することによって得られる。
- 2つのハーフシェル間の関節は、一方のハーフシェルを他方の上で線形及び/又は回転方向にスライドさせることによる関節であり、2つのハーフシェルは開放中に平行平面内にとどまる。
- 前記少なくとも1つのチェーンは、その両側の2つの端の各々においてクリップを含む。
- 宝飾品は1つのクリップを含む。
- 宝飾品は2つのクリップを含む。
- 宝飾品は3つ以上のクリップを含む。
- 2つのハーフシェルのうちの一方は外から見えることが意図され、他方のハーフシェルは、その宝飾品を装着する人物と当接するように設置され、外から見える方のハーフシェルの少なくとも外面は装飾される。
- 装飾面は、特に植物又は動物の全部又は一部を表現し、又はデザインする。
- 2つのハーフシェルのうちの一方は外から見えることが意図され、他方のハーフシェルは、その宝飾品を装着する人物と当接するように設置され、外から見える方のハーフシェルの少なくとも外面は、植物又は動物の一部を表現し、又はデザインするような形状とされる。
- 2つのハーフシェルのうちの一方は外から見えることが意図され、他方のハーフシェルは、その宝飾品を装着する人物と当接するように設置され、外から見える方のハーフシェルの少なくとも外面は、エレメントを表現し、又はデザインするような形状とされる。
- エレメントは、動物若しくは野菜、又は天文学、特に星、惑星、又は彗星に属する。
- 2つのハーフシェルは装飾された外面を有する。
- 装飾表面は、特に植物又は動物の全部又は一部を表現し、デザインする。
- 2つのハーフシェルは、植物又は動物の一部を表現し、又はデザインするような形状の外面を有する。
- 植物部分は花のつぼみ、特に椿のつぼみである。
- 動物部分は、動物の体の一部、特に真珠貝、亀の甲羅、又は動物の頭である。
- 2つのハーフシェルは、クリップを開くためにはロックを解除しなければならない相補的な閉鎖ロック手段を含む。
【0005】
本発明はまた、クリップにより保持されるチェーンの部分が、ロングネックレス、2連ロングネックレス、2連ネックレス、少なくとも3連、典型的には5連のブレスレット、ペンダントベルト、エポレットネックレス、Y字ネックレス若しくは2連Y字ネックレス、他のあらゆる考え得る構成によるもののうちの少なくとも1つを形成するように位置付けられる、装飾品の実装方法にも関する。
【0006】
この方法の変形型において、同じクリップにより、主チェーンの2つの異なる部分を、これら2つの部分間にチェーンループを形成することによって保持することが可能となる。
【0007】
本発明はまた、本明細書に記載の、特にチェーンの一方の端に固定されることが意図されるクリップにも関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】開位置にあるクリップの側面斜視図を示す。
図2】各々がクリップを含む2つの反対の端を有するチェーンからなり、クリップの一方がチェーンの一部を保持してY字ネックレスを形成する宝飾品の斜視図を示す。
図3】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、ロングネックレスを形成する宝飾品の実装例を示す。
図4】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、2連ロングネックレスを形成する宝飾品の実装例を示す。
図5】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、2連ネックレスを形成する宝飾品の実装例を示す。
図6】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、5連ブレスレットを形成する宝飾品の実装例を示す。
図7】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、ベルトを形成する宝飾品の実装例を示す。
図8】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、エポレットを形成する宝飾品の実装例を示す。
図9】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、Y字ネックレスを形成する宝飾品の実装例を示す。
図10】2つの反対の端を有し、各々がクリップを含むチェーンからなり、2連Y字ネックレスを形成する宝飾品の実装例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
非限定的な例として提示される、添付の図面に関する以下の説明により、本発明を何が構成し、どのように実施できるかが明らかとなる。
【0010】
まず、本発明に関して、チェーンという用語は一般的な意味に解釈しなければならず、それを置いた物の形状にマッチできる、あらゆる種類の柔軟な線形の連続的要素を網羅する。チェーンを構成する要素は、シングルストランドとすることも、マルチストランドとすることもできる。この要素は、その長さにわたり、同じ材料、例えば金属(典型的にメッシュ又はリング)で、又は金属の組立体、例えば金属+ワイヤ若しくはストリップ状の織物(例えば、金属チェーンのリングに通した織物ストリップ、編組)で製作でき、及び/又は要素の長さに沿って連続的に組み付けられ、例えば金属両端の金属とそれらの間の織糸又はストリップである。金属は好ましくは、いわゆる「貴」金属、典型的に金、銀、合金である。チェーンを形成する要素は、その長さに沿って剛体を含むことができ、ただし個々の長さは短くされて柔軟性が付与され、これは例えば、真珠又はサンゴのネックレスを形成することができるように真珠層、サンゴ、又はガラスビーズであり、その要素はワイヤを含み、その上に真珠が規則的又は不規則的な間隔で配置される。チェーンはまた、光ファイバ又は光ファイバの組紐であるか、それを含むことができる。
【0011】
本発明はしたがって、少なくとも1つのチェーン1を実施し、これはチェーンの一方の端に固定された少なくとも1つのクリップ2を含む。図の例において、1つのチェーン1が実施され、その両側の2つの端の各々がクリップ2を有する。クリップにより、チェーンの一部分を挟み、保持することが可能となり、チェーン留め具と類似しているが、この留め具がチェーンの両端間ではなく、チェーンの一方の端とチェーンの両端間の一部分との間で動作する点が異なる。
【0012】
図1において、内部が中空のクリップ2は開位置にある。クリップ2は、2つのハーフシェル21、22からなり、各ハーフシェル21、22は、各ハーフシェル内に中空の内部空間を画定する縁部25、26を含む。2つのハーフシェル21、22はヒンジ20により一体に蝶着され、ヒンジはここでは、クリップに力を加えて閉じる渦巻ばね23である弾性クリップ装置を含む。
【0013】
この例において、内部空間内に配置された関節は回転軸を有し、これはハーフシェルの一般平面に平行(ハーフシェルの一方が平らに水平に置かれたときに水平)である。ここで、関節20は中空の内部空間内に、縁部25、26に向かってずらして設置される。
【0014】
他の実施形態において、関節は、縁部25、26の上に形成するか、それ以外の方法で配置することができる。例えば、2つのハーフシェルの幅が異なる場合、中央に設置され、2つのハーフシェルの底部の中心間に(ハーフシェルの一方が平らに水平に置かれたときに縦方向に)延びるばねにより、それらの間の2つのハーフシェルを傾け、おそらくは並進させて、クリップを開くことが可能である。中央のばねは実際には、ハーフシェルのうちの一方の、他方に関する横方向のスラストの影響を受けて横方向に曲がることができる。
【0015】
クリップ2の開位置は力が加えられた位置であり、それは、静止位置がクリップ2の閉位置であるからである。実際には、クリップを開けるには、手でクリップ2を拘束し、2つのハーフシェル21、22が、ここではそれらの縁部25、26の一部分で相互から角度をもって開くようにする必要がある。この例において、クリップ2の閉位置では、2つの縁部25、26は相互に実質的に接触する。他の実施形態において、ハーフシェルは異なる幅又は直径を有することができ、一方のハーフシェルは傾けることによって他方に一部が嵌ることができ、おそらくそこで並進できる。
【0016】
2つのハーフシェルが、クリップを開くためにロックを解除しなければならない相補的な閉鎖ロック手段を含む変形の実施形態においては、クリップの開位置が静止位置であり、すなわち、相補的なロック手段がロック解除されたときに、開くために2つのハーフシェルに弾性開放装置により力が加えられ、クリップを閉じるには、2つのハーフシェルを相互に近付けて、相補的ロック手段をロックするために手による動作が必要となる。弾性開放装置もまた渦巻ばねとすることができ、この場合、クリップに力を加えて開き、図1のそれと同様に関節20に沿って配置される。
【0017】
図1のクリップでは、縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方に関して傾け、真珠貝を開くような方法で縁部に角度の付いた間隔ができるようにすることによって得られる。他の実施形態において、異なる配置の関節により、縁部の分離は、一方のハーフシェルを他方に関して傾けて、並進させ、同じく縁部の角度の付いた分離と、おそらく並進を生じさせることによって得ることができる。例えば、ハーフシェルの一方が他方より狭い場合、渦巻きばねをクリップ内部の2つのハーフシェルの中心間に取り付けることができ、それによって広い方を他方に関して傾け、おそらく並進させることができる(2つの半球の中心がシフトする)。
【0018】
縁部を分離させ、クリップを開けるためにその他の関節システムも利用可能であり、これは特に、一方のハーフシェルを他方の上でスライドさせることによるもので、角度をつけて傾いている前述のケースとは異なり、どちらも相互に平行な平面内にとどまる。
【0019】
チェーン(図1では図示せず)は、ハーフシェルの一方に、関節20の後方に向かって固定装置3によって固定され、これはしたがって、クリップ2の向きによって図1では見えない。他方で、図2では、チェーン1の2つの端の各々を対応するクリップ2に固定するための固定装置3が示されている。
【0020】
ハーフシェルの縁部25、26はノッチ24を有し、これらはクリップが閉じられるときに2つずつペアで相互に対面する。それゆえ、対面しないノッチの場合と比較して、より大きいチェーン通路が得られるが、対面する、又は対面しないノッチの大きさは必要に応じて調整できる。ノッチはクリップの、チェーンの一部分がクリップに入り、又はそこから出ることのできる側に対応する。チェーンの一部分は、チェーン1の、クリップ2でクリップされ/捕捉される部分に対応する。チェーンの一部分の出入りの概念は任意選択的であり、チェーンの一部分は2つの端を有し、一方の端は任意選択的に入力とマッチし、すると他方は出力とマッチする。さらに、出入りのこの記載はチェーンをクリップに挿入する方法には無関係であり、すなわち、チェーンはノッチに通されない。チェーンの一部分をクリップに挿入するためには、クリップを開け、チェーンの一部分をハーフシェルのうちの一方の上に、作ろうとしている装飾品に応じて選択されたノッチを通るようにされ、クリップが閉じられる。対向しないノッチの場合の各ノッチ又は各ノッチペアの大きさは、クリップの閉位置でのリンク間の接続部の大きさに合わせて調整されるため、ハーフシェルの縁部上のノッチの位置、ハーフシェル内で利用可能な中空の空間、及びチェーンに沿ったリンク間の距離は、チェーンの一部分が閉じたクリップの中に挟まれたときに、クリップが有効に閉じるようにリンクがノッチに位置付けられ/配置されるというものである。チェーンのリンクは相互に関節接合されるため、また、特定の長さ方向の遊び(チェーンに沿う)も存在し得るため、クリップの閉位置におけるノッチのレベルでのリンクの位置決めは比較的容易である。
【0021】
より一般的には、チェーンのうちの挟まれた部分のリンクは、ハーフシェルの内部の硬質部品によって締め付けられず、また、前述のような構成によって、ノッチによって締め付けられず、その表面に痕がつかない。それに加えて、リンクの大きさと各ノッチにより形成されるチェーン通路の大きさとの間の調整によって、ノッチによる、及びノッチにおけるリンクと当接した状態のクリップの締め付けは、より低い圧力で行われ、常に接続部の表面に痕がつくことが防止される。ノッチの形状はまた、接続部の形状に合わせることができる。例えば、リンクが実質的に円柱形である場合、チェーン通路を形成する1つのノッチ又はノッチのペアは、円柱形であり、通路の直径は接続部の直径に合わせて調整される。より一般的には、チェーン通路の形状は接続部の形状の印象に対応させることができ、これにより、接続部が平坦な表面の部品を有する場合に、接続が回転方向にロックされるようにすることもできる。
【0022】
したがって、チェーンの一部分がクリップの中空の内部空間内に捕捉されることができ、クリップを、チェーンの一部分がクリップ2の内部に捕捉された状態で閉じることができるような方法で、チェーンをこれらのノッチに挿入できる。チェーンの一部がクリップにより把持されていると、この部分は引抜き及び並進/スライド並びにおそらくは回転に関して保持され、チェーンのこの部分はクリップ内で完全に固定され、それは、リンクと比較して小さい大きさの接続部が、接続部の寸法に合わせて調整される通路寸法を有するノッチペアの中に保持されるから、及び通路の形状が接続部の形状の印象であるからである。
【0023】
リンク付きのチェーンに関する変形型において、ノッチの通路寸法はノッチの中を平らに通過するリンクの寸法に合わせて調整され、通路の形状はリンクの外形の印象である。この変形型では、より小さい寸法の接続部もまたノッチを通過できるが、隣接するリンクが相互に対して実質的に垂直であるため、実際にチェーンのその部分はクリップ内でブロックされると理解されたい。
【0024】
この実施形態では、ノッチ24の3つのペアが縁部25、26に沿って形成されている。
【0025】
ハーフシェルは何れの有益且つ装飾的な形状を有することもできる。
【0026】
ハーフシェルの外面は、装飾的モチーフと、おそらくは宝石又は準宝石を含む、又は単純に装飾的な挿入物を含み得る。図2では、クリップ2の、ストーン部と金属部で椿のつぼみをデザインした装飾的パターンがよりよく見て取れる。
【0027】
図2のチェーンは、その2つの端にクリップを有する。図2の下のクリップ2は単純なペンダントを形成し、チェーンの一部を保持するためには使用されていない。それに対して、図2の上のクリップ2は、チェーンの一部分を挟む役割を果たし、したがってY字構造の組立体である。この図2の上のクリップ2の場合、チェーンの一部はクリップの1つの側から入り、クリップの別の側から出ている。
【0028】
また、クリップがチェーンの複数部分を挟むようにクリップを構成することも考えられる。
【0029】
クリップ内に中空の内部空間があるため、その中に弾性材料、例えば合成発泡材を取り付けることが想定され、これがチェーンの一部分を圧縮し、クリップ内にそれをよりよく保持する役割を果たす。実際には、内部空間が十分に大きければ、その中にチェーンの非常に長い部分を折りたたんで入れて、装飾品の見た目の長さを短くすることも想定される。
【0030】
クリップ内に中空の内部空間があるため、多孔質材料又は、吸水性があり、装飾品の材料と適合する香水を数滴入れることのできる材料を取り付けることが見越され、その材料は取り外すことができる。
【0031】
クリップ内に中空の内部空間があるため、その一部を電子機器を取り付けるために残すことが想定される。例えば、内側からハーフシェルのストーンを照明するため、及び/又はチェーンの一部である1つ又は複数の光ファイバのコアを照明するためのLED光源(例えば、クリップに取り付けられたチェーンの端にあるファイバの端がクリップの中に入り、その中で光を受け取ることができる)。ノッチは、チェーンに沿った幾分点状の光源を形成することができ、おそらくは内側から真珠やその他、チェーンに沿って設置された装飾要素を照明するために、光ファイバに沿って形成することができる。
【0032】
宝飾品を装飾品としてどのように実装できるかの例として、図3から10は、両端の各々の端にクリップを含むシングルストランドチェーンのクリップの様々な取り付け方を示す。図からわかるように、チェーンは首、手首、又は腰に巻くことができる。
【0033】
図3では、非常に長いネックレスが作られ、チェーンの第一の端のクリップはその第二の端の近くに引っ掛けられている。
【0034】
図4及び5では、2連のロングネックレス又はネックレス型が、2つのクリップをチェーンに沿った異なる地点に引っ掛けることによって作られている。
【0035】
図6では、5連ブレスレットが作られている。ブレスレットの場合、1つ又は複数のクリップを使ってチェーンを引っ掛けることができる。
【0036】
図7では、ペンダントベルトが作られ、1つのクリップが取り付けのために使用されている。
【0037】
図8では、図4の2連ネックレスと構成が似ているエポレットネックレスが作られている。
【0038】
図9では、Yカラーが作られており、チェーンの第一の端のクリップがチェーンの第二の端から離れた位置に取り付けられている。
【0039】
図10では、2連Yカラーが作られており、それを作るために首に2回巻くことにより図9のYカラーから変形されたものである。
【0040】
チェーンを取り付けるために使用されるクリップの数とチェーンに沿った取付位置に応じて、その他の種類の装飾品も生成できることがよくわかる。
【0041】
より一般的には、チェーン及びクリップの保持部分は、その宝飾品を装着する人物の必要、希望、及び/又は体系に応じて自由に位置付けられ、高い適応性が得られる。
【0042】
それに加えて、各クリップがチェーンの1つの部分に引っ掛けられることが示されているが、特にチェーンの直径とクリップの大きさから可能である場合は、同じクリップをチェーンの2つ、又はさらにより多くの部分に引っ掛けることも可能である。
【0043】
最後に、好ましくは、クリップはチェーンの端に/端において非着脱式に固定され、前記少なくとも1つのチェーンに沿って、又はチェーンの自由端に固定することにより、さらに多様性を高めることのできる追加のクリップを、宝飾品と共に、又はそれとは別に供給するようになされる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】