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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-23
(54)【発明の名称】データ共有方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/278 20110101AFI20230315BHJP
   H04L 51/52 20220101ALI20230315BHJP
   H04L 67/55 20220101ALI20230315BHJP
   G06F 16/907 20190101ALI20230315BHJP
【FI】
H04N21/278
H04L51/52
H04L67/55
G06F16/907
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022546482
(86)(22)【出願日】2021-02-05
(85)【翻訳文提出日】2022-07-29
(86)【国際出願番号】 CN2021075617
(87)【国際公開番号】W WO2021164588
(87)【国際公開日】2021-08-26
(31)【優先権主張番号】202010104833.8
(32)【優先日】2020-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】520230293
【氏名又は名称】北京達佳互▲れん▼信息技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100101340
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 英一
(74)【代理人】
【識別番号】100205730
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 重輝
(74)【代理人】
【識別番号】100213551
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 智貴
(72)【発明者】
【氏名】タン,シアオ
【テーマコード(参考)】
5B175
5C164
【Fターム(参考)】
5B175FB02
5B175FB03
5C164FA06
5C164MB01S
5C164SB08S
5C164SD01P
(57)【要約】
本願は、データ共有方法及び装置に関する。当該データ共有方法は、ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、ユーザ識別子が少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップと、を含む。少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信し、ユーザ識別子に少なくとも1つのアドレスデータを共有させ、少なくとも1つの共有対象のマークデータを1つずつ共有することなく、複数のコンテンツを同時に共有することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ共有方法であって、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップと、を含む、
データ共有方法。
【請求項2】
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップは、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップと、
前記処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別するステップと、を含む、
請求項1に記載のデータ共有方法。
【請求項3】
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップは、
前記データ共有命令に基づいて、予め設定された時間帯内の前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップを含む、
請求項2に記載のデータ共有方法。
【請求項4】
データ共有方法であって、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップと、を含む、
データ共有方法。
【請求項5】
ユーザ識別子がログインしているクライアントにデータ共有コントロールを表示するステップと、
前記データ共有コントロールに対するトリガー操作を取得し、前記トリガー操作に基づいて前記データ共有命令を生成するステップと、をさらに含む、
請求項4に記載のデータ共有方法。
【請求項6】
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得するステップは、
クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、前記マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択するステップを含む、
請求項4に記載のデータ共有方法。
【請求項7】
データ共有装置であって、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するように構成される共有命令受信ユニットと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するように構成されるマークデータセット取得ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するように構成される共有対象マークデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するように構成されるアドレスデータ取得ユニットと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む、
データ共有装置。
【請求項8】
前記マークデータセット取得ユニットは、さらに、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得し、
前記処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別するように構成される、
請求項7に記載のデータ共有装置。
【請求項9】
前記マークデータセット取得ユニットは、さらに、
前記データ共有命令に基づいて、予め設定された時間帯内の前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するように構成される、
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ共有装置。
【請求項10】
データ共有装置であって、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するように構成されるマークデータセット表示ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするように構成される共有対象マークデータ取得ユニットと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するように構成されるアドレスデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む、
データ共有装置。
【請求項11】
前記データ共有装置は、共有命令生成ユニットをさらに含み、
前記共有命令生成ユニットは、
ユーザ識別子がログインしているクライアントにデータ共有コントロールを表示し、
前記データ共有コントロールに対するトリガー操作を取得し、前記トリガー操作に基づいて前記データ共有命令を生成するように構成される、
請求項10に記載のデータ共有装置。
【請求項12】
前記共有対象マークデータ取得ユニットは、さらに、
クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、前記マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択するように構成される、
請求項10に記載のデータ共有装置。
【請求項13】
サーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
サーバ。
【請求項14】
クライアントであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
クライアント。
【請求項15】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令がサーバのプロセッサによって実行される場合、前記サーバが、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実行する、
記憶媒体。
【請求項16】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令がクライアントのプロセッサによって実行される場合、前記クライアントが、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実行する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、北京達佳互連情報技術有限公司が2020年02月20日に提出した、発明の名称が「データ共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体」であり、中国特許出願番号が「202010104833.8」であるものの優先権を主張する。
【0002】
本願は、データ伝送技術分野に関し、特にデータ共有方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現代の情報伝達技術の急速な進歩とスマートフォンなどのビデオ撮影機器の普及に伴い、人々はビデオを作って生活を共有する意欲がかつてないほど発展している。 ユーザはビデオ、画像、またはテキスト情報を閲覧するとき、多くの共有したい情報(例えば、ショートビデオ作品)を発見し、一定のデータ共有方法で共有したいコンテンツを共有することがよくある。従来の情報とデータの共有方法は、通常、該当するデータまたは情報に対応するリンクを共有したい第三者に送信し、第三者が受信されたリンクに基づいてデータまたは情報の共有を行う。
【発明の概要】
【0004】
本願は、データ共有方法及び装置を提供する。本願の技術案は、以下の通りである。
【0005】
本願の実施例の第1の態様によれば、データ共有方法を提供し、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップと、を含む。
【0006】
本願の実施例の第2の態様によれば、データ共有方法を提供し、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップと、を含む。
【0007】
本願の実施例の第3の態様によれば、データ共有装置を提供し、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するように構成される共有命令受信ユニットと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するように構成されるマークデータセット取得ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するように構成される共有対象マークデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するように構成されるアドレスデータ取得ユニットと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む。
【0008】
本願の実施例の第4の態様によれば、データ共有装置を提供し、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するように構成されるマークデータセット表示ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするように構成される共有対象マークデータ取得ユニットと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するように構成されるアドレスデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む。
【0009】
本願の実施例の第5の態様によれば、サーバを提供し、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0010】
本願の実施例の第6の態様によれば、クライアントを提供し、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された、少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される。
【0011】
本願の実施例の第7の態様によれば、記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がサーバのプロセッサによって実行される場合、前記サーバが、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実行できるようにする。
【0012】
本願の実施例の第8の態様によれば、記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がクライアントのプロセッサによって実行される場合、前記クライアントが、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実行できるようにする。
【0013】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本願を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて本明細書の一部として構成され、本願に適合する実施例を示し、明細書とともに本願の実施例の原理を説明するために使用され、本願を限定するものではない。
図1】例示的な一実施例によって示されるデータ共有方法のフローチャートである。
図2】例示的な一実施例によって示されるデータ共有方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示されるデータ共有装置のブロック図である。
図4】例示的な一実施例によって示されるデータ共有装置のブロック図である。
図5】例示的な一実施例によって示されるデータ共有のための電子機器のブロック図である。
図6】例示的な一実施例によって示されるデータ共有のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
当業者が本願の技術案をよりよく理解できるようにするために、本願の実施例における技術案について、以下、図面を参照して明確かつ完全に説明する。
【0016】
なお、本願の明細書と特許請求の範囲及び上記図面における「第1の」、「第2の」などの用語は、類似のオブジェクトを区別するためのものであり、特定の順序または優先順位を説明するためのものではない。ここに記載されている本願の実施例がここで図示または説明されているもの以外の順序で実施されることを可能にするため、このように使用されるデータは適宜交換可能であることを理解されたい。以下の例示的な実施例において説明された実施形態は、本願と一致するすべての実施形態を意味するものではない。むしろ、これらは添付の特許請求の範囲に詳述するような、本願のいくつかの態様と一致する装置および方法の例にすぎない。
【0017】
図1は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有方法のフローチャートであり、図1に示すように、以下のステップを含む。
【0018】
ステップS100において、ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信する。
【0019】
ステップS200において、データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得する。
【0020】
ステップS300において、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信する。
【0021】
ステップS400において、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得する。
【0022】
ステップS500において、ユーザ識別子が少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信する。
【0023】
データ共有命令は、対応するユーザのクライアントによって生成された、共有データを指示するための命令である。ユーザ識別子は、ユーザ登録アカウントであってもよいし、携帯電話番号、ID番号、マイクロ信号など、ユーザのIDを一意に識別する他の情報であってもよい。予め設定された条件は、一定の時間帯や一定の閲覧回数であってもよく、ユーザが共有したいデータは、通常、ある時間帯(例えば、前の時間帯やある日)に閲覧されたまたは閲覧量の比較的多いデータや情報であるため、ここに一定の時間帯や一定の閲覧回数を設定すると、共有したいデータや情報を素早く見つけることに役立つ。マークデータセットは、ユーザが共有する必要のある複数のデータや情報(例えばショートビデオ作品)のセットであり、マークデータは、肯定的なレビュー、否定的なレビュー、中立的なレビューなど、複数のタイプを含むことができ、ユーザがいいねしてマークしたデータであってもよいし、あるユーザが共有したいタイプのデータであってもよく(このときのマークはデータのタイプと見なすことができる)、例えば、ユーザが面白いと思っていいねした一部のショートビデオ作品を共有したい場合、マークデータセットは、このユーザがいいねしたショートビデオ作品のセットであり、ユーザがあるタイプの一部のショートビデオ作品を共有したい場合、マークデータセットは、あるタイプのショートビデオ作品のセットであり、または、マークデータセットは、ある画像やテキストなどの情報のセットであってもよく、ここではマークデータセットの具体的なタイプを限定しない。共有対象のマークデータは、対応するユーザのクライアントによってマークデータセットに基づいて決定された、共有したいマークデータに対応するデータである。アドレスデータは、ある共有対象のマークデータ(あるショートビデオ作品)に対応する、その記憶アドレスを識別するデータである。
【0024】
いくつかの実施例において、ショートビデオを例として説明し、クライアントのビデオ放送ページにビデオを一括共有するボタンが設けられ、ユーザは、一括共有ボタンをクリックすることでデータ共有命令を生成し、当該データ共有命令をサーバに送信することができ、サーバは、受信されたデータ共有命令に基づいて、予め設定された条件を満たす、データ共有命令の指向と一致するマークデータセットを取得し、例えば、データ共有命令が受信された後、当該ユーザの12時間以内の閲覧作品(例えば、予め設定された条件を満たすマークデータセット)を取得する。
【0025】
予め設定された条件を満たすマークデータセット(12時間以内の閲覧作品)が取得された後、ユーザがクライアントに表示されたショートビデオ作品に基づいて共有したいショートビデオ作品を選択するように、このマークデータセットに対応するラベルまたはビデオカバーをクライアントに表示し、例えば、ユーザは、クライアントに表示されたマークデータセット(例えば、12時間以内のショートビデオ作品)に基づいて、共有したいマークデータ(ショートビデオ作品)をクリックして選択し、1組のデータを共有対象のマークデータとして取得する。クライアントは、ユーザの操作に基づいて共有対象のマークデータを生成し、この共有対象のマークデータをサーバに送信することができる。サーバによって共有対象のデータに対応するアドレスデータを決定し、アドレスデータは、ユーザが共有したいショートビデオ作品に対応するアドレスであってもよい。サーバは、このアドレスデータに対応するリンクをクライアントに送信し、クライアントによってリンクの形態でユーザが共有したいインターフェイスまたはユーザに共有する。
【0026】
上記データ共有方法は、ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信し、データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得し、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信し、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得し、ユーザ識別子が少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信する。ここで、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信し、ユーザ識別子に少なくとも1つのアドレスデータを共有させ、少なくとも1つの共有対象のマークデータを1つずつ共有することなく、複数のコンテンツを同時に共有することができる。
【0027】
例示的な一実施例において、ステップS200の実施可能な形態として、データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップは、
データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップと、処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別するステップとを含む。
【0028】
処理対象のデータセットは、当該ユーザがマークした(例えば、いいねした)すべてのデータ(例えば、ショートビデオ作品、画像など)からなるセットであってもよい。
【0029】
いくつかの実施例において、データ共有命令が受信された後、データ共有命令に基づいて前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得し、そして処理対象のデータセットを選別して、予め設定された条件を満たすマークデータセットを選択することができる。
【0030】
いくつかの実施例において、前記データ共有命令に基づいて、予め設定された時間帯内の前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得することができる。ここで、予め設定された時間帯は必要に応じて設定することができ、本願ではこれを限定しない。
【0031】
例えば、受信されたデータ共有命令に基づいて、ユーザがいいねしたすべてのショートビデオ作品を取得し、そしてユーザがいいねしたすべてのショートビデオ作品の中から過去12時間以内のショートビデオ作品を選別することができる。
【0032】
上記例示的な実施例は、データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得し、処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別する。ここで、ユーザが共有したいデータは、通常、ある時間帯(例えば、前の時間帯やある日)に閲覧されたまたは閲覧量の比較的多いデータや情報であるため、ここに予め設定された条件によって一定の時間帯や一定の閲覧回数を設定してマークデータセットを選別すると、ユーザが共有したいデータや情報を素早く見つけることに役立つ。
【0033】
例示的な一実施例において、ステップS500の実施可能な形態として、ユーザ識別子が少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップは、
少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップと、クライアントのデータ共有機能によって、少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップと、を含む。
【0034】
いくつかの実施例において、サーバは、少なくとも1つのアドレスデータを1つのリンクとして生成し、当該少なくとも1つのアドレスデータが含まれるリンクをユーザ識別子に対応するクライアントに送信し、クライアントによってリンクの形態でユーザが共有したいインターフェイスまたはユーザに共有することができる。
【0035】
上記例示的な実施例は、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信し、クライアントのデータ共有機能によって、少なくとも1つのアドレスデータを共有する。少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信し、ユーザ識別子に少なくとも1つのアドレスデータを共有させ、少なくとも1つの共有対象のマークデータを1つずつ共有することなく、複数のコンテンツを同時に共有することができる。
【0036】
図2は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有方法のフローチャートであり、図2に示すように、以下のステップを含む。
【0037】
ステップS10において、ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示する。
【0038】
ステップS20において、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードする。
【0039】
ステップS30において、サーバからリターンされた、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信する。
【0040】
ステップS40において、少なくとも1つのアドレスデータを共有する。
【0041】
データ共有命令は、対応するユーザのクライアントによって生成された、共有データを指示するための命令である。ユーザ識別子は、ユーザ登録アカウントであってもよいし、携帯電話番号、ID番号、マイクロ信号など、ユーザのIDを一意に識別する他の情報であってもよい。予め設定された条件は、一定の時間帯や一定の閲覧回数であってもよく、ユーザが共有したいデータは、通常、ある時間帯(例えば、前の時間帯やある日)に閲覧されたまたは閲覧量の比較的多いデータや情報であるため、ここに一定の時間帯や一定の閲覧回数を設定すると、共有したいデータや情報を素早く見つけることに役立つ。マークデータセットは、ユーザが共有する必要のある複数のデータや情報(例えばショートビデオ作品)のセットであり、マークデータは、肯定的なレビュー、否定的なレビュー、中立的なレビューなど、複数のタイプを含むことができ、ユーザがいいねしてマークしたデータであってもよいし、あるユーザが共有したいタイプのデータであってもよく(このときのマークはデータのタイプと見なすことができる)、例えば、ユーザが面白いと思っていいねした一部のショートビデオ作品を共有したい場合、マークデータセットは、このユーザがいいねしたショートビデオ作品のセットであり、ユーザがあるタイプの一部のショートビデオ作品を共有したい場合、マークデータセットは、あるタイプのショートビデオ作品のセットであり、または、マークデータセットは、ある画像やテキストなどの情報のセットであってもよく、ここではマークデータセットの具体的なタイプを限定しない。共有対象のマークデータは、対応するユーザのクライアントによってマークデータセットに基づいて決定された、共有したいマークデータに対応するデータである。アドレスデータは、ある共有対象のマークデータ(あるショートビデオ作品)に対応する、その記憶アドレスを識別するデータである。
【0042】
いくつかの実施例において、ショートビデオを例として説明し、クライアントのビデオ放送ページにビデオを一括共有するボタンが設けられ、ユーザは、一括共有ボタンをクリックすることでデータ共有命令を生成し、当該データ共有命令をサーバに送信することができ、サーバは、受信されたデータ共有命令に基づいて、予め設定された条件を満たす、データ共有命令の指向と一致するマークデータセットを取得し、例えば、データ共有命令が受信された後、当該ユーザの12時間以内の閲覧作品(例えば、予め設定された条件を満たすマークデータセット)を取得する。
【0043】
予め設定された条件を満たすマークデータセット(12時間以内の閲覧作品)が取得された後、ユーザがクライアントに表示されたショートビデオ作品に基づいて共有したいショートビデオ作品を選択するように、このマークデータセットに対応するラベルまたはビデオカバーをクライアントに表示し、例えば、ユーザは、クライアントに表示されたマークデータセット(例えば、12時間以内のショートビデオ作品)に基づいて、共有したいマークデータ(ショートビデオ作品)をクリックして選択し、1組のデータを共有対象のマークデータとして取得する。クライアントは、ユーザの操作に基づいて共有対象のマークデータを生成し、この共有対象のマークデータをサーバに送信することができる。サーバによって共有対象のデータに対応するアドレスデータを決定し、アドレスデータは、ユーザが共有したいショートビデオ作品に対応するアドレスであってもよい。サーバは、このアドレスデータに対応するリンクをクライアントに送信し、クライアントによってリンクの形態でユーザが共有したいインターフェイスまたはユーザに共有する。
【0044】
上記データ共有方法は、ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示し、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードし、サーバからリターンされた、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信し、少なくとも1つのアドレスデータを共有する。クライアントが少なくとも1つのアドレスデータを受信し、ユーザ識別子に少なくとも1つのアドレスデータを共有させ、少なくとも1つの共有対象のマークデータを1つずつ共有することなく、複数のコンテンツを同時に共有することができる。
【0045】
例示的な一実施例において、ステップS10の前の実施可能な形態として、クライアントがデータ共有命令を生成するステップは、
ユーザ識別子がログインしているクライアントにデータ共有コントロールを表示するステップと、前記データ共有コントロールに対するトリガー操作を取得し、前記トリガー操作に基づいて前記データ共有命令を生成するステップと、を含む。
【0046】
いくつかの実施例において、ショートビデオを例として説明し、クライアントのビデオ放送ページにデータ共有コントロール(例えばビデオを一括共有するボタン)が設けられ、ユーザは、データ共有コントロールをクリックすることでデータ共有命令を生成し、当該データ共有命令をサーバに送信することができる。これにより、ユーザにデータの一括共有の操作ヒントを提供することができ、データの一括共有を開始しやすくなる。
【0047】
例示的な一実施例において、ステップS20の実施可能な形態として、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得するステップは、
クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択するステップを含む。
【0048】
いくつかの実施例において、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットがクライアントに表示された後、ユーザは、クライアントに表示されたマークデータセット(例えば12時間以内のショートビデオ作品)に基づいて、共有したいマークデータ(例えばショートビデオ作品)をクリックして選択し、1組のデータを共有対象のマークデータとして取得してサーバに送信することができる。共有対象のマークデータは、対応するユーザのクライアントによってマークデータセットに基づいて決定された、共有したいマークデータに対応するデータであってもよい。共有データの受信者は、1つまたは複数であってもよく、複数の連絡先のセットをクライアントに表示し、そして連絡先のセットの中から選択された1つまたは複数の連絡先を取得して共有することができる。
【0049】
上記例示的な実施例は、クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択することにより、後続のデータ共有にデータ基盤を提供し、複数のコンテンツを同時に共有するという目的を最終的に実現するようにする。
【0050】
図3は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有装置のブロック図である。図3を参照して、当該装置は、共有命令受信ユニット301と、マークデータセット取得ユニット302と、共有対象マークデータ受信ユニット303と、アドレスデータ取得ユニット304と、データ共有ユニット305と、を含む。
共有命令受信ユニット301は、ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するように構成される。
マークデータセット取得ユニット302は、データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するように構成される。
共有対象マークデータ受信ユニット303は、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するように構成される。
アドレスデータ取得ユニット304は、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するように構成される。
データ共有ユニット305は、ユーザ識別子が少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、少なくとも1つのアドレスデータをユーザ識別子が存在するクライアントに送信するように構成される。
【0051】
例示的な一実施例において、マークデータセット取得ユニット302は、さらに、
データ共有命令に基づいて、ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得し、
処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別するように構成される。
【0052】
例示的な一実施例において、マークデータセット取得ユニット302は、さらに、
データ共有命令に基づいて、予め設定された時間帯内のユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するように構成される。
【0053】
図4は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有装置のブロック図である。図4を参照して、当該装置は、マークデータセット表示ユニット401と、共有対象マークデータ取得ユニット402と、アドレスデータ受信ユニット403と、データ共有ユニット404と、を含む。
マークデータセット表示ユニット401は、ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するように構成される。
共有対象マークデータ取得ユニット402は、マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするように構成される。
アドレスデータ受信ユニット403は、サーバからリターンされた、少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するように構成される。
データ共有ユニット404は、少なくとも1つのアドレスデータを共有するように構成される。
【0054】
例示的な一実施例において、データ共有装置は、共有命令生成ユニットをさらに含み、共有命令生成ユニットが、
ユーザ識別子がログインしているクライアントにデータ共有コントロールを表示し、
データ共有コントロールに対するトリガー操作を取得し、トリガー操作に基づいてデータ共有命令を生成するように構成される。
【0055】
例示的な一実施例において、共有対象マークデータ取得ユニット402は、さらに、
クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択するように構成される。
【0056】
上記実施例における装置に関して、各ユニットが操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例に詳しく説明され、ここでは説明を省略する。
【0057】
図5は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有のための電子機器500である。ここで、電子機器は、上記実施例に記載のクライアントを備えたデバイスであってもよく、例えば、デバイス500は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージング機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0058】
図5を参照して、デバイス500は、処理コンポーネント502、メモリ504、電源コンポーネント506、マルチメディアコンポーネント508、オーディオコンポーネント510、入力/出力(I/O)のインターフェース512、センサコンポーネント514、及び通信コンポーネント516のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0059】
処理コンポーネント502は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のようなデバイス500の全体の操作を制御する。処理コンポーネント502は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ520を含むことができる。また、処理コンポーネント502は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント502は、マルチメディアコンポーネント508と処理コンポーネント502とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0060】
メモリ504は、デバイス500上の操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、デバイス500で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ504は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0061】
電源コンポーネント506は、デバイス500の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント506は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、およびデバイス500の生成、管理及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0062】
マルチメディアコンポーネント508は、デバイス500とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント508は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。デバイス500が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズ系であってもよく、または焦点距離および光学ズーム能力を備えてもよい。
【0063】
オーディオコンポーネント510は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント510は、デバイス500が呼び出しモード、記録モード、及び音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、メモリ504にさらに記憶されてもよく、または通信コンポーネント516を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント510は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0064】
I/Oインターフェース512は、処理コンポーネント502と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0065】
センサコンポーネント514は、デバイス500に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント514は、デバイス500のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、コンポーネントはデバイス500のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント514は、さらに、デバイス500またはその1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとデバイス500との接触の有無、デバイス500の方位または加速/減速及びデバイス500の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント514は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント514は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント514は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
【0066】
通信コンポーネント516は、デバイス500と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。デバイス500は、WiFi、オペレータネットワーク(例えば2G、3G、4Gまたは5G)、またはこれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント516は、ブロードキャストチャンネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、通信コンポーネント516は、近距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0067】
例示的な実施例では、デバイス500は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0068】
例示的な実施例では、命令を含む記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ504をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、デバイス500のプロセッサ520によって実行されてもよい。いくつかの実施例では、記憶媒体は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよく、例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であっても良い。
【0069】
図6は、例示的な一実施例によって示されるデータ共有のための装置600のブロック図である。例えば、装置600は、サーバとして提供されてもよい。図6を参照して、装置600は、処理コンポーネント622を含み、処理コンポーネント622は、1つまたは複数のプロセッサと、メモリ632によって表される、処理コンポーネント622によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとをさらに含む。メモリ632に記憶されているアプリケーションプログラムは、命令のセットに対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント622は、上記データ共有方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
【0070】
装置600は、装置600の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント626と、装置600をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース650と、入出力(I/O)インターフェース658とをさらに含むことができる。装置600は、Windows Server TM、Mac OS XTM、Unix TM、Linux TM、Free BSDTMまたは同様のようなメモリ632に記憶されたオペレーティングシステムに基づいて動作することができる。
【0071】
当業者であれば、明細書を考慮してここで開示される技術案を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本願は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適応的変化は、本願の一般原理に従い、本願で開示されていない当分野における周知技術または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、例示的なものとしてのみ見なされ、本願の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0072】
なお、本願は、上記説明され、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更が可能であることを理解すべきである。本願の範囲は、添付された特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-07-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ共有方法であって、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップと、を含む、
データ共有方法。
【請求項2】
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップは、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップと、
前記処理対象のデータセットの中から予め設定された条件を満たすマークデータセットを選別するステップと、を含む、
請求項1に記載のデータ共有方法。
【請求項3】
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップは、
前記データ共有命令に基づいて、予め設定された時間帯内の前記ユーザ識別子に対応する処理対象のデータセットを取得するステップを含む、
請求項2に記載のデータ共有方法。
【請求項4】
データ共有方法であって、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップと、を含む、
データ共有方法。
【請求項5】
ユーザ識別子がログインしているクライアントにデータ共有コントロールを表示するステップと、
前記データ共有コントロールに対するトリガー操作を取得し、前記トリガー操作に基づいて前記データ共有命令を生成するステップと、をさらに含む、
請求項4に記載のデータ共有方法。
【請求項6】
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得するステップは、
クライアントインターフェイスに生成された操作命令に応答して、前記マークデータセットの中から少なくとも1つの共有対象のマークデータを選択するステップを含む、
請求項4に記載のデータ共有方法。
【請求項7】
データ共有装置であって、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するように構成される共有命令受信ユニットと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するように構成されるマークデータセット取得ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するように構成される共有対象マークデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するように構成されるアドレスデータ取得ユニットと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む、
データ共有装置。
【請求項8】
データ共有装置であって、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するように構成されるマークデータセット表示ユニットと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするように構成される共有対象マークデータ取得ユニットと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するように構成されるアドレスデータ受信ユニットと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように構成されるデータ共有ユニットと、を含む、
データ共有装置。
【請求項9】
サーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
サーバ。
【請求項10】
クライアントであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた、前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実現するように、前記実行可能な命令を実行するように構成される、
クライアント。
【請求項11】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令がサーバのプロセッサによって実行される場合、前記サーバが、
ユーザ識別子が含まれているデータ共有命令を受信するステップと、
前記データ共有命令に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを取得するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを取得するステップと、
前記ユーザ識別子が前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するように、前記少なくとも1つのアドレスデータを前記ユーザ識別子が存在するクライアントに送信するステップとを実行する、
記憶媒体。
【請求項12】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令がクライアントのプロセッサによって実行される場合、前記クライアントが、
ユーザ識別子のデータ共有命令に応答して、前記ユーザ識別子に対応する、予め設定された条件を満たすマークデータセットを表示するステップと、
前記マークデータセットから選択された少なくとも1つの共有対象のマークデータを取得してサーバにアップロードするステップと、
前記サーバからリターンされた前記少なくとも1つの共有対象のマークデータに対応する少なくとも1つのアドレスデータを受信するステップと、
前記少なくとも1つのアドレスデータを共有するステップとを実行する、
記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムのおける命令が実行された場合、請求項1~6のいずれかに記載のデータ共有方法が実行される、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】