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特表2023-512308フロート、フロートアセンブリ、フロートアダプタおよび界面、振動装置、ならびに溝付け装置および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-24
(54)【発明の名称】フロート、フロートアセンブリ、フロートアダプタおよび界面、振動装置、ならびに溝付け装置および方法
(51)【国際特許分類】
   E04F 21/24 20060101AFI20230316BHJP
   E01C 19/32 20060101ALI20230316BHJP
   E04G 9/10 20060101ALI20230316BHJP
【FI】
E04F21/24 B
E01C19/32
E04G9/10 101C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022547080
(86)(22)【出願日】2021-02-03
(85)【翻訳文提出日】2022-09-29
(86)【国際出願番号】 US2021016454
(87)【国際公開番号】W WO2021158690
(87)【国際公開日】2021-08-12
(31)【優先権主張番号】62/970,146
(32)【優先日】2020-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518170594
【氏名又は名称】バロン イノベイティブ テクノロジー エルピー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】バラッタ, アンソニー
【テーマコード(参考)】
2D052
2E150
【Fターム(参考)】
2D052AA01
2D052AD12
2D052AD13
2D052AD16
2E150AA21
2E150AA25
2E150LA00
(57)【要約】
コンクリートフロート、フロートアセンブリ、フロートアダプタおよび界面、ならびに振動装置および方法が、説明される。振動アセンブリは、少なくとも第1および第2の界面構成要素を有し、例えば、1つの界面構成要素は、枢動アセンブリ上の界面構成要素と継合することができ、別の界面構成要素は、仕上ツール上の界面構成要素と継合することができる。迅速取付/解放構成内に含まれ得るような界面は、継合構成要素の迅速取付/解放のための振動装置および/または枢動アセンブリ上に統合されてもよい。振動アセンブリは、振動アセンブリを通して、荷重を伝搬するための荷重伝達または伝搬構成要素を含んでもよい。枢動アセンブリは、第1および第2の界面構成要素を含んでもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仕上ツールのための振動アセンブリであって、前記振動アセンブリは、前記振動アセンブリの個別の第1および第2の表面にわたって延在する第1および第2の縦方向に延在するツール界面構成要素を含み、前記第1の界面構成要素は、前記第1の界面構成要素と相補的幾何学形状との継合が、第1の方向で生じ、前記相補的幾何学形状の係合が、前記第1の方向以外の少なくとも1つの方向において、前記振動アセンブリおよび前記仕上ツールの相対的移動を限定するように、前記仕上ツール上に相補的幾何学形状を継合および係合するために構成される幾何学形状を有する、振動アセンブリ。
【請求項2】
前記第1のツール界面構成要素は、受動的界面構成要素を含む、請求項1に記載の振動アセンブリ。
【請求項3】
前記第1のツール界面構成要素は、磁場を伴う構成要素を含む、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項4】
前記第1のツール界面構成要素は、少なくとも1つの戻り止め構成を含む、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項5】
前記第1のツール界面構成要素は、少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面を含む、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項6】
前記少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面は、直線壁を含む、請求項5に記載の振動アセンブリ。
【請求項7】
前記直線壁は、前記仕上表面に対してある角度で延在する、請求項6に記載の振動アセンブリ。
【請求項8】
前記直線壁は、前記仕上表面に対して略平行に延在する、請求項6に記載の振動アセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面は、湾曲表面を含む、請求項6に記載の振動アセンブリ。
【請求項10】
前記第1のツール界面構成要素および噛合界面構成要素を固着するために、ねじ山付き締結具、ピン、戻り止め、スライド係止部、圧力プレート、コッタピン、ツイストロック、またはレバーのうちの少なくとも1つをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項11】
前記第1のツール界面構成要素は、噛合界面構成要素を前記第1の表面に対して略平行に移動させることによって、前記噛合界面構成要素が、前記ツール界面構成要素に係合するように構成される、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項12】
前記界面構成要素は、ありつぎ部分を含む、請求項11に記載の振動アセンブリ。
【請求項13】
前記ありつぎ部分は、少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面を含む、請求項12に記載の振動アセンブリ。
【請求項14】
前記少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面は、略直線かつ平坦の両方である、請求項13に記載の振動アセンブリ。
【請求項15】
前記第1のツール界面構成要素は、非対称空洞を含む、請求項11に記載の振動アセンブリ。
【請求項16】
前記非対称空洞は、少なくとも1つの傾斜壁を含む、請求項15に記載の振動アセンブリ。
【請求項17】
前記第1のツール界面構成要素に係合するコンクリートフロートおよび溝付け装置のうちの少なくとも1つであるコンクリート仕上ツールをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項18】
第1および第2の略反対に面した表面と、第1および第2の略反対に面した表面の個別のもの上の第1および第2の界面構成要素とを有する振動アセンブリであって、第1および第2の界面構成要素のうち少なくとも1つは、コンクリート仕上ツール上の構成要素に係合するように構成される、振動アセンブリ。
【請求項19】
前記第1の界面構成要素は、前記第1の表面に対してある角度で延在する直線壁を含む、請求項18に記載の振動アセンブリ。
【請求項20】
前記直線壁は、前記第1の表面に対して略平行方向に延在する、請求項18-19のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項21】
前記第1の界面構成要素は、引き込みランプ表面を含む、請求項18-20のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項22】
前記第1の界面構成要素は、噛合界面構成要素を前記第1の表面に対して略平行に移動させることによって、前記噛合界面構成要素が、前記第1の界面構成要素に係合するように構成される、請求項18-21のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項23】
前記第1の界面構成要素は、ありつぎ構成を含む、請求項18-22のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項24】
前記ありつぎ構成は、ありつぎ溝である、請求項23に記載の振動アセンブリ。
【請求項25】
前記第2の界面構成要素は、ありつぎ構成を含む、請求項18-24のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項26】
前記第1および第2の界面構成要素は、実質的に整合される、請求項18-25のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項27】
前記第1および第2の界面構成要素は、実質的に相補的な外形を有する、請求項18-26のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項28】
前記第1および第2の界面構成要素は、実質的に相補的な横方向断面幾何学形状を有する、請求項27に記載の振動アセンブリ。
【請求項29】
前記第1の界面構成要素は、オス型構成を有し、前記第2の界面構成要素は、メス型構成を有する、請求項18-28のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項30】
隣接する前記第2の界面構成要素から、前記第1の界面構成要素に隣接する位置へ荷重を伝達するために構成される伝達要素をさらに含む、請求項18-29のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項31】
前記伝達要素は、前記第1の界面構成要素と第2の界面構成要素との間に延在する、請求項30に記載の振動アセンブリ。
【請求項32】
前記伝達要素は、前記第1の界面構成要素と第2の界面構成要素との間で移動可能である、請求項30-31のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項33】
前記伝達要素は、前記第1の界面構成要素と第2の界面構成要素との間に延在するボア内に移動可能なように保定される、請求項30-32のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項34】
前記伝達要素を付勢するための付勢要素をさらに含む、請求項30-33のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項35】
前記伝達要素は、円筒形ロッドである、請求項30-34のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項36】
前記伝達要素は、実質的に中実である、請求項30-35のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項37】
前記伝達要素は、第1の伝達要素であり、隣接する前記第2の界面構成要素から、前記第1の界面構成要素に隣接する位置へ荷重を伝達するための第2の伝達要素をさらに備える、請求項30-36のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項38】
前記伝達要素は、前記第1および第2の界面構成要素の横方向に実質的に心合される、請求項30-37のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項39】
コンクリート仕上ツールを制御するためのツールアセンブリであって、前記ツールアセンブリは、請求項18-38のいずれかに記載の振動アセンブリを備え、枢動アセンブリが、前記第2の界面構成要素に係合する、ツールアセンブリ。
【請求項40】
前記枢動アセンブリは、前記第2の界面構成要素および前記枢動アセンブリ界面構成要素を張力下に置くように構成される枢動アセンブリ界面構成要素を含む、請求項39に記載のツールアセンブリ。
【請求項41】
前記第2の界面構成要素と関連付けられた表面に対して荷重を印加するように構成される固着要素をさらに含む、請求項39-40のいずれかに記載のツールアセンブリ。
【請求項42】
コンクリート仕上装置を制御するための枢動アセンブリであって、前記枢動アセンブリは、ハンドル取付部と、前記枢動アセンブリの横方向に延在する枢動軸と、前記ハンドル取付部と略反対の前記枢動軸の側の第1の界面構成要素と、前記第1の界面構成要素から離間される第2の界面構成要素とを備える、枢動アセンブリ。
【請求項43】
前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素は、受動的界面構成要素を含む、請求項42に記載の枢動アセンブリ。
【請求項44】
前記枢動アセンブリ界面は、磁場および戻り止め構成のうちの少なくとも1つを伴う構成要素を含む、請求項42-43のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項45】
前記枢動アセンブリ界面構成要素は、少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面を含む、請求項42-44のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項46】
前記少なくとも部分的に上向きにかつ角度を付けて延在する表面は、直線壁を含む、請求項45に記載の枢動アセンブリ。
【請求項47】
前記直線壁は、前記枢動軸に対してある角度で延在する、請求項46に記載の枢動アセンブリ。
【請求項48】
前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素は、コンクリート仕上ツール上の噛合界面構成要素が、前記枢動軸に対して略平行方向に移動することによって、前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素に係合するように構成される、請求項42-47のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項49】
前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素は、ありつぎ構成要素を受容するためのチャネルを含む、請求項48に記載の枢動アセンブリ。
【請求項50】
前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素は、収束する角度付けられた表面を有する構造を含む、請求項42-47のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項51】
前記収束する角度付けられた表面は、前記枢動アセンブリの横方向に延在する、請求項50に記載の枢動アセンブリ。
【請求項52】
前記収束する角度付けられた表面は、前記枢動軸に対して略非平行方向に前記角度付けられた表面に沿って横方向に延在する、請求項50に記載の枢動アセンブリ。
【請求項53】
前記収束する角度付けられた表面は、前記枢動軸に対して略垂直方向に前記角度付けられた表面に沿って横方向に延在する、請求項50に記載の枢動アセンブリ。
【請求項54】
前記枢動アセンブリによって支持される振動装置をさらに含む、請求項42-53のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項55】
前記振動装置は、前記枢動軸の前記枢動アセンブリの第1の界面構成要素と同一側に位置付けられる振動中心軸を含む、請求項54に記載の枢動アセンブリ。
【請求項56】
前記振動装置は、前記振動中心軸を中心として回転するように構成される偏心ローブを含む、請求項55に記載の枢動アセンブリ。
【請求項57】
前記枢動アセンブリ上に支持される情報ディスプレイをさらに含む、請求項42-56のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項58】
前記情報ディスプレイは、残りのバッテリ充電量を表示するように構成される、請求項57に記載の枢動アセンブリ。
【請求項59】
請求項1-36のいずれかに記載の振動アセンブリに係合する、請求項42-56のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項60】
コンクリート仕上装置を制御するための枢動アセンブリであって、前記枢動アセンブリは、ハンドル取付部と、前記枢動アセンブリの横方向に延在する枢動軸と、第1の界面構成要素と、第1の界面構成要素に係合し、前記枢動軸の前記ハンドル取付部と反対の側に振動中心軸を有する振動アセンブリとを備える、枢動アセンブリ。
【請求項61】
前記振動中心軸は、前記枢動軸に対して略平行に延在する、請求項60に記載の枢動アセンブリ。
【請求項62】
前記枢動アセンブリをコンクリート仕上ツールに取り付けるための手段をさらに含み、前記取り付けるための手段は、平面を画定する表面を含み、前記振動中心軸から前記平面までの最近傍距離は、前記枢動軸から前記平面までの最近傍距離未満である、請求項60-61のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項63】
前記振動アセンブリは、前記振動中心軸を中心とした回転のために構成される偏心ローブを含む、請求項60-62のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項64】
前記振動アセンブリは、少なくとも5,000RPMで回転するように構成される回転デバイスによって、振動を生産する、請求項60-63のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項65】
前記振動アセンブリは、5,700~6,700RPMで回転するように構成されるデバイスを回転させることによって、振動を生産する、請求項60-64のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項66】
コンクリート仕上装置を制御するための枢動アセンブリであって、前記枢動アセンブリは、ハンドル取付部と、前記枢動アセンブリの横方向に延在する枢動軸と、環状カラーを有する前記ハンドル取付部内の引張アセンブリとを備える、枢動アセンブリ。
【請求項67】
引張制御をさらに含み、固体要素が、前記環状カラー内で移動可能である、請求項66に記載の枢動アセンブリ。
【請求項68】
前記環状カラー内にシャフトをさらに含む、請求項66-67のいずれかに記載の枢動アセンブリ。
【請求項69】
コンクリート仕上ツールへの取付のための振動アセンブリであって、前記振動アセンブリは、第1の界面構成要素と、第2の界面構成要素を有する前記振動アセンブリに除去可能に固着されるアダプタとを含み、前記第1および第2の界面構成要素のうち1つは、前記コンクリート仕上ツールに固着するように構成される、振動アセンブリ。
【請求項70】
前記アダプタは、前記振動アセンブリの底部表面に搭載され、前記第2の界面構成要素は、前記コンクリート仕上ツールに固着するように構成される、請求項69に記載の振動アセンブリ。
【請求項71】
前記第1および第2の界面構成要素は、ありつぎ構成を有する、請求項69-70のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項72】
前記第1および第2の界面構成要素のうち少なくとも1つは、縦方向移動を通して、噛合構成要素を受容するための表面を含む、請求項69-71のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項73】
前記第1および第2の界面構成要素のうち少なくとも1つは、噛合界面構成要素と継合するように構成され、前記噛合界面構成要素および前記第1および第2の界面構成要素のうち前記少なくとも1つは、張力下に設置される、請求項69-72のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項74】
前記アダプタは、第1のアダプタであり、前記第1の界面構成要素は、第2のアダプタを通して、前記振動アセンブリに搭載される、請求項69-73のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項75】
前記振動アセンブリを通して延在する荷重伝達要素をさらに含む、請求項69-74のいずれかに記載の振動アセンブリ。
【請求項76】
請求項1-65および69-75のいずれかに記載の振動アセンブリを備え、前記振動アセンブリと結合されるコンクリートフロートをさらに含む、コンクリート仕上アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその全ての内容が本明細書に組み込まれる、2015年11月16日に出願された米国仮特許出願第62/256,030号、2016年1月30日に出願されたUS62/289,241号、2016年2月1日に出願されたUS62/289,904号、2016年2月1日に出願されたUS62/289,909号の一部継続出願であり、その優先権を主張する、2016年11月16日に出願されたPCT/US2016/062365号の国内段階の35USC371の出願である、2018年5月13日に出願されたUS15/775,830号の一部継続出願であり、その優先権を主張する、2020年2月4日に出願されたUS62/790,146号の優先権を主張する国際出願である。
(分野)
【0002】
これは、コンクリートフロート、コンクリートフロートアセンブリ、コンクリートフロートのためのアダプタおよび界面、コンクリート仕上のための振動装置、溝付け装置、ならびに前述に関連する方法に関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
例えば、コンクリート仕上ツールを用いて使用されることができる、振動アセンブリの一実施例は、他の構成要素上の個別の幾何学形状に係合するために使用され得る幾何学形状を有する、第1および第2の界面構成要素を含む。例えば、第1の界面構成要素は、コンクリート仕上ツール、例えば、フロート、試用または他のツールに係合するために使用され得る、幾何学形状を有することができる。第1の界面構成要素は、受動的界面構成要素または能動的界面構成要素であることができる。第1の界面構成要素は、振動アセンブリ上の表面に対してある角度で延在する壁を含むことができ、一実施例では、壁は、ありつぎ構成の一部を形成する。一構成では、振動アセンブリおよびツールは、一方を他方に対して縦方向に、例えば、振動アセンブリ上の表面と平行に、移動させることによって係合されることができる。
【0004】
振動アセンブリの別の実施例では、例えば、これらは、コンクリート仕上ツールを用いて使用されることができ、振動アセンブリは、振動アセンブリの略反対に面した表面の個別のもの上に第1および第2の界面構成要素を含むことができる。そのような構成では、第1の界面構成要素は、コンクリート仕上ツールを用いて継合するために使用されることができ、第2の界面構成要素は、枢動アセンブリ等の制御要素を用いて継合するために使用されることができる。第1および第2の界面構成要素は、例えば、相互に平行に延在して、相互に整合されることができる。加えて、または代替として、第1および第2の界面構成要素は、相補的幾何学形状を有し、例えば、両方がありつぎ構成を有し得る、補完的横方向断面構成を含むことができる。第1および第2の界面構成要素の一方は、オス型構成を有することができ、他方は、メス型構成を有することができる。
【0005】
振動アセンブリのさらなる実施例では、振動アセンブリは、振動アセンブリの反対表面の間に延在する荷重伝搬または伝達要素を有することができる。一構成では、荷重伝搬または伝達要素は、振動アセンブリ内で移動可能であることができる。さらなる構成では、振動アセンブリは、第1および第2の界面構成要素を含むことができ、荷重伝搬または伝達要素は、第1の界面構成要素と第2の界面構成要素との間に延在することができる。別の構成では、荷重伝搬または伝達要素は、振動アセンブリにおける第1の表面と第2の表面との間に延在する固形のピンまたはシャフトであることができ、第1および第2の表面は、相互に対して反対に面していることができる。加えて、荷重伝搬または伝達要素は、振動アセンブリの表面に向かって付勢されることができる。第2の荷重伝搬または伝達要素が、例えば、第1および第2の荷重伝搬または伝達要素が、界面構成要素の反対端部または界面構成要素において位置付けられ得るように、含まれることができる。
【0006】
前述の振動アセンブリのいずれかの実施例では、振動アセンブリは、第1および第2の界面構成要素を有することができ、第2の界面構成要素は、枢動アセンブリを受容するために構成されることができる。枢動アセンブリは、枢動アセンブリの横方向に延在する枢動軸を有することができ、枢動軸は、第2の界面構成要素によって画定される縦方向に平行であってもよい。第2の界面構成要素および枢動アセンブリは、個別の相互係合する幾何学形状を含んでもよく、一実施例では、第2の界面構成要素は、ありつぎ構成を有し、第2の界面構成要素のさらなる実施例では、枢動アセンブリは、相補的ありつぎ構成を有する。
【0007】
例えば、コンクリート仕上装置を制御するための枢動アセンブリの実施例は、ハンドル取付部と、第1および第2の界面構成要素とを含む。第1および第2の界面構成要素は、相互に平行に延在してもよく、相互に対して角度を付けて枢動アセンブリ上に位置付けられてもよい。第1の界面構成要素は、コンクリート仕上ツールに係合するために使用されてもよく、第2の界面構成要素は、振動アセンブリに係合するために使用されてもよい。一実施例では、第1および第2の界面構成要素は、相補的幾何学形状を有することができ、別の実施例では、第1の界面構成要素が、メス型構成を有してもよく、第2の界面構成要素が、オス型構成を有してもよい。第1および第2の界面構成要素は、ありつぎ幾何学形状を有してもよい。
【0008】
コンクリートを仕上げる際に使用するためのアセンブリは、一実施例では、枢動アセンブリと振動アセンブリとを含んでもよく、枢動アセンブリは、振動アセンブリの上部に除去可能に位置付けられ、振動アセンブリは、枢動アセンブリと反対の振動アセンブリ側に界面構成要素を含む。一実施例では、枢動アセンブリおよび振動アセンブリは、個別の界面構成要素によって継合され、界面構成要素は、相補的であってもよく、オス型およびメス型構成を有してもよく、および/または相補的ありつぎ構成であってもよい。さらなる実施例では、振動アセンブリは、枢動アセンブリに係合するための第1の界面構成要素と、仕上ツールに係合するための第2の界面構成要素とを含み、第1および第2の界面構成要素は、相補的であり、例えば、ありつぎ構成であり、例えば、第2の界面構成要素は、ありつぎ溝である。さらなる構成では、振動アセンブリは、振動アセンブリを通して枢動アセンブリ上で構成要素からの荷重を伝搬または伝達する、例えば、コンクリート仕上ツールの一部に荷重を印加するように構成される、荷重伝搬または伝達要素を含む。一構成では、荷重伝搬または伝達要素は、振動アセンブリ上で第1および第2の界面構成要素の横方向に略心合される。
【0009】
前述のアセンブリのいくつかでは、アセンブリは、コンクリート仕上ツールと継合されることができる。一構成では、コンクリート仕上ツールは、ありつぎ溝と継合するためのありつぎ要素を含む。
【0010】
コンクリートフロートのためのフロート振動装置の一実施例は、フロート装置を枢動させるために使用される軸を含有する、水平平面の下方に位置付けられる、振動発生器を有する。一実施例では、フロート振動装置は、枢動軸の下方に中心軸を有し、別の実施例では、振動を発生させるために使用される構成要素は全て、枢動軸の下方に位置する。別の実施例では、フロート振動装置内の振動は、約6,000RPMで発生される。
【0011】
枢動装置またはフロート装置の別の実施例では、枢動および/またはフロート装置は、フロート装置のための1つまたはそれを上回るパラメータを表示するために、ユーザディスプレイを含んでもよい。フロート装置が振動発生器を含む、一実施例では、ディスプレイは、振動の周波数および/または振幅を示すことができ、バッテリ電源ユニット内において、ディスプレイはまた、または代替として、バッテリレベルを表示するために使用されてもよい。
【0012】
コンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置と、フロートまたは溝付け装置等のコンクリート仕上ツールと併用するための枢動配列またはアセンブリとの間の界面の一実施例は、迅速取付/解放機構を含む。いくつかの構成では、迅速取付/解放機構またはアダプタは、したがって、受動的であることができ、他の構成では、迅速取付/解放機構またはアダプタは、能動的であることができる。本明細書で使用されるように、「受動的」とは、いったんコンクリート仕上ツールと枢動配列またはアセンブリの取付のための機構もしくはアダプタが、整合され、固着される準備ができると、固着を完成するためにユーザによる手動作用が要求されないことを意味するものとする。本明細書で使用されるように、「能動的」とは、いったんコンクリート仕上ツールと枢動配列またはアセンブリの取付のための機構もしくはアダプタが、整合され、固着される準備ができると、固着を開始するだけではなく、また、完成するためにも、ユーザによる手動作用が要求されることを意味するものとする。そのような能動的固着は、締結具の螺入、カム係止の動作、ピンの挿入および固着、コッタピンの挿入、ラッチの設置および固着、ならびに同等物を含んでもよい。
【0013】
迅速取付/解放機構またはアダプタ、したがって、縦方向に延在する相互係合要素のいくつかの構成では、いったん最終固着のために位置付けられる、または整合されると、フロートまたは溝付け装置に対して平行な平面に相互係合要素の移動を限定し得る、または制限し得る、もしくは防止し得ると同時に、フロートまたは溝付け装置から離れた(フロートまたは溝付け装置に対して平行な平面から離れた)相互係合要素の移動を限定または制限もしくは防止する。移動のそのような限定、制限、または防止は、限定ではないが、ありつぎ溝、非対称表面、磁気構成要素、戻り止め、バヨネットマウント、オーバセンタ構造、または同等物を含む、いくつかの機構または構成によって遂行されてもよい。移動のそのような限定、制限、または防止は、固着の前に、または締結具、係止、ラッチ、スライド、ピン、もしくは同等物の固着を完全に伴わずに、遂行されてもよい。一実施例では、迅速取付/解放のための機構は、例えば、1つまたはそれを上回る相補的構造に係合し、フロートまたは溝付け装置および枢動アセンブリの組立に役立ち得る、縦方向に延在する相互係合要素を含んでもよい。縦方向に延在する相互係合要素は、その縦軸に対して非対称であってもよい。1つの構成では、縦方向に延在する相互係合要素は、係合要素を相補的構成要素内で摺動させることによって、組み立てられてもよい。別の構成では、縦方向に延在する相互係合要素は、係合要素を側方に挿入した後、それを側方に固着することによって、例えば、相補的壁を側方に移動させ、係合要素を定位置に固着することによって、実装されてもよい。
【0014】
コンクリートフロートまたは溝付け装置と枢動アセンブリとの間の界面の別の実施例では、界面は、界面を張力下に設置することによって、隣接する構成要素に対して固着されてもよい。一実施例では、界面要素は、相互係合要素、相補的構成要素との相互係合、ならびに、例えば、ねじ山付き締結具もしくは締結具、カム配列、または他の機構を用いて、張力下に設置された相補的構成要素および相互係合要素である。さらなる実施例では、相補的構成要素および相互係合要素は、相互に縦方向に延在してもよく、相互に摺動可能に係合してもよい。一実施例では、それらは、ありつぎ構成または他の溝配列を有してもよい。相互係合要素を用いることで、構造または他の構成が、進入壁、シュート、または収束入口等、より容易な組立のための相互係合要素の整合に役立つために含まれてもよい。
【0015】
コンクリートフロートまたは溝付け装置と併用され得る、枢動アセンブリの実施例では、枢動アセンブリは、一実施例では、支柱を支柱管からより容易に除去するための戻り止めを係脱するために、ユーザの親指または指を受容するための1つまたはそれを上回る凹部、空洞、または溝を有する、支柱管を含んでもよい。枢動アセンブリの別の実施例では、枢動アセンブリは、約3.5:1歯車率または少なくとも2:1歯車率を有する、歯車を含み、その予期される運動範囲を通して、例えば、支柱の1回転またはそれ未満によって、枢動アセンブリを移動させることを可能にしてもよい。3.5:1歯車率を用いることで、枢動部は、支柱の約1/4回転において、その予期される運動範囲を通して移動することができる。別の実施例では、枢動アセンブリは、フロート装置の1つまたはそれを上回る構成要素、例えば、振動装置のバッテリのステータスを示すために、ディスプレイを含むことができる。
【0016】
コンクリートツール、例えば、フロートまたは溝付け装置のためのアダプタおよび界面の実施例では、アダプタおよび界面は、任意のツール、例えば、フロートまたは溝付け装置が、任意の枢動アセンブリ上に搭載されること、またはその逆を可能にするために使用されてもよい。加えて、アダプタおよび界面はまた、枢動アセンブリのツールへの容易もしくは迅速な取付および/またはそこからの解放を可能にするために使用されてもよい。界面およびアダプタ組込界面は、受動的または能動的であってもよく、それらは、いったん最終固着のために位置付けられる、または整合されると、フロートもしくは溝付け装置に対して平行な平面におけるアダプタの移動を限定し得る、または制限し得る、もしくは防止し得ると同時に、フロートまたは溝付け装置から離れた(フロートまたは溝付け装置に対して平行な平面から離れた)アダプタの移動を限定または制限もしくは防止するように構成されてもよい。一実施例では、界面は、第1および第2の対面構成要素を含み、第1の構成要素は、解放可能または恒久的に、ツールに搭載されるように構成され、第2の構成要素は、解放可能または恒久的に、枢動アセンブリに搭載されるように構成され、例えば、枢動アセンブリは、ツールを操作および制御するために使用される、従来の枢動アセンブリである。1つの構成では、第1の構成要素は、通常動作の間、枢動アセンブリのツールの信頼性のある操縦および保持を可能にするために十分に、フロートまたは溝付け装置等のツールに固着されるように構成され、いくつかの実施例では、分散された取付構造を含んでもよい。一実施例では、分散された取付構造は、2点取付構成であってもよく、第1の構成要素は、少なくとも2つ、所望に応じて、より多くの点において、ツールに固着されることになり、2つまたはそれを上回る点は、第1の構成要素を通してツールを支持するための他の手段のための構造支持体である、骨組みによって相互に対して支持される。3点取付構造は、3つの点間の平面を画定するために十分であって、平面は、ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に取り付けるための平面または側方に延在するプレートを含んでもよい、または3つの点もしくは他の幾何学形状間の平面から延在する、ピラミッド構造が、構造を第1の構成要素に提供するために使用されてもよい。本明細書に図示される実施例では、4点取付構造が、部分的に、多くの従来のフロートが、既存の4点取付構造を有し、既存の取付構成が、第1の構成要素をフロートに取り付けるために使用されることができるため、第1の構成要素のために使用される。第1の構成要素は、フロートに取り付けられることになる平面またはプレート構造を含むことができ、平面またはプレート構造は、取付のための所望の強度および信頼性を提供することができる。第1の構成要素の一実施例では、第1の構成要素は、相補的メス型相互係合構造を受容するためのオス型相互係合構造を含むことができ、第1の構成要素の別の実施例では、第1の構成要素は、相補的オス型相互係合構造を受容するためのメス型相互係合構造を含むことができる。種々の手段が、相互係合構造を相互に対して固着するために提供されてもよい。第1の構成要素は、本明細書に説明されるフロートまたは溝付け装置界面のいずれかであることができ、第1の構成要素は、本明細書に説明される枢動アセンブリ界面のいずれかを含む、本明細書に説明される第2の構成要素構造のいずれかと併用されることができる。
【0017】
本明細書に説明される第1の構成要素またはフロートもしくは溝付け装置界面のいずれかと併用され得る、第2の構成要素の1つの構成では、第2の構成要素は、そこに取り付けられる、例えば、解放可能に取り付けられることになるフロートの信頼性のある支持および制御を可能にするために十分に枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリに固着されるように構成される。第2の構成要素は、コンクリートツール、例えば、コンクリートフロートまたは溝付け装置と併用するために枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリに取り付けるように構成される、任意の構成要素であることができる。第2の構成要素の一実施例では、第2の構成要素は、解放可能または恒久的に、コンクリートフロートまたは溝付け装置と併用するための枢動アセンブリまたは振動アセンブリに取り付けられることができ、また、本明細書に説明されるもの等の第1の構成要素または界面上の相補的構造等、ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置上の相補的構造の中に搭載され得る、搭載構造を含むものである。可能性として考えられる相補的構造は、ありつぎ継手構成、ほぞ穴継手構成、平面構成要素の挟着であって、平面構成要素は、平面構成要素に対して法線である柱によって相互に固着され、側方または前方もしくは後方のいずれかに組み立てられ、ピン、カバープレート、または他の固着部によって固着される、コッタピン、カムプレート、および従動子プレート等のピンによって固着され、平面構成要素は、カム係止配列によって相互に固着され、平面構成要素は、1つまたはそれを上回る非対称表面を有する、平面構成要素の挟着、磁力またはラッチ、ばね荷重戻り止め保持構成要素、オーバセンタラッチまたは掛け金および柱もしくはボス保持構成要素、バヨネットマウント、相互に面し、ピンまたは他の固着部で固着される、係止部、刻み目、もしくは歯構造を伴う、拡張可能プレート、および類似相補的幾何学形状を含み得る、他の相補的構造を含んでもよい。
【0018】
枢動アセンブリまたは振動アセンブリをコンクリートツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に結合する際に使用するための第1および第2の構成要素は、例えば、キットまたはアセンブリ、例えば、従来のコンクリートフロートを従来の枢動アセンブリまたは振動アセンブリに接続するために使用され得る、アセンブリとして、ともに使用されることができる。第1および第2の構成要素は、枢動アセンブリまたは振動アセンブリが、第1および第2の構成要素のうちの1つに取り付けられるコンクリートフロートを支持および制御するために使用され得るように、相互係合する、またはそれらがともに結合されることを可能にする、界面を有することができる。第1の構成要素は、コンクリートフロートに搭載可能であるように構成されることができ、第2の構成要素は、枢動アセンブリまたは振動アセンブリに搭載可能であるように構成されることができる。第1および第2の構成要素はまた、アセンブリのための迅速取付および迅速解放能力を提供し、枢動アセンブリまたは振動アセンブリからのコンクリートフロートの容易な分離を可能にするように構成されることができる。
【0019】
コンクリートフロートの実施例もまた、説明される。一実施例では、コンクリートフロートは、縦方向に延在し、コンクリート表面に接触するように構成される、第1の縦方向に延在する表面と、コンクリート表面の別の部分に接触するように構成される、第2の縦方向に延在する表面とを含み、フロートは、第1および第2の縦方向に延在する表面間に、凹面表面を含む。1つの構成では、第1および第2の表面が、コンクリート表面の個別の部分に接触すると、凹面表面の部分は、凹面表面部分が、コンクリートの表面上に形成された湿気または上皮によって、隣接するコンクリートに間接的に接触し得る場合でも、隣接するコンクリート表面部分から離間される。1つの構成では、コンクリートフロートは、第1および第2の縦方向に延在するコンクリート接触表面のみを有し、他の構成では、コンクリートフロートは、個別の凹面表面を隣接する対のコンクリート接触表面間に伴う、2つを上回る縦方向に延在するコンクリート接触表面を有することができる。別の構成では、凹面表面の曲率は、例えば、凹面表面の深度が、第1および第2のコンクリート接触表面間の中間で最大になるように、第1および第2のコンクリート接触表面間で対称であってもよく、別の構成では、凹面表面の曲率は、コンクリート表面の深度が、第1および第2の接触表面の一方または他方により近い場所で最大になるように、第1および第2のコンクリート接触表面間で非対称であってもよい。縦方向に延在する2つを上回るコンクリート接触表面と、1つを上回る凹面表面とを有する、コンクリートフロートでは、各凹面表面は、相互の凹面表面と同じ曲率を有してもよい、または1つの凹面表面の曲率は、別の凹面表面の曲率と異なってもよい。凹面表面を有するコンクリートフロートの前述の構成のそれぞれでは、第1および第2の縦方向に延在するコンクリート接触表面のうちの一方は、ユーザがフロートを縦方向に延在するフロートに対して横方向に押動または引動させるにつれて、ユーザに対して近位の接触表面、他方は、遠位の接触表面と見なされることができる。
【0020】
コンクリートフロートの別の実施例では、コンクリートフロートは、第1および第2の縦方向に延在するコンクリート接触表面を有し、第1の接触表面は、近位接触表面であって、第2の接触表面は、遠位接触表面である。近位接触表面は、フロートがユーザと反対の近位接触表面を越えてフロートの一部上にある遠位接触表面に対して使用されているとき、ユーザにより近いフロート上の表面である。遠位接触表面は、フロートがユーザから離れて押動されるとき、近位接触表面に先行し、近位接触表面は、フロートがユーザに向かって押動されるとき、遠位接触表面に先行する。フロートはさらに、凹面表面を近位接触表面と遠位接触表面との間に含む。フロートはさらに、近位接触表面に隣接して縦方向に延在する近位縁を含み、近位縁は、丸みを帯びたもしくはアールが設けられた表面を含む、または上向きにかつ近位に延在する壁と半径を上回る角度を伴って、コンクリート表面中に切り込む可能性を低減させる縁でもあり得る。近位縁は、フロートの材料厚とほぼ等しい距離だけ、コンクリート接触表面から離れて延在することができる、またはフロートの材料厚を上回る、例えば、半インチまたはインチもしくはそれを上回る距離だけ、コンクリート接触表面から離れて延在することができる。丸みを帯びたまたはアールが設けられた表面もしくは角度付けられたランプ表面後、近位縁は、コンクリートに対して垂直方向に、またはある角度においてのいずれかで延在することができ、近位縁は、コンクリート表面から離れて直線に、または曲線に沿って、もしくは直線および湾曲表面の組み合わせにおいて延在する。フロートは、遠位接触表面に隣接する遠位縁を含んでもよく、遠位縁は、面なし縁、角度付けられた縁、または丸みを帯びたもしくはアールが設けられた縁であってもよい、または他の幾何学形状を有してもよい。例えば、表面張力に起因する、遠位縁の表面に沿って上皮の上向きクリープの量を低減させ、上皮が遠位縁からコンクリート表面上に流れるように促すように構成される、遠位縁を有することが有用である。
【0021】
コンクリート仕上ツールのための付属品の別の実施例は、コンクリートフロートのための可撤性構造、例えば、端部キャップを含む。端部キャップは、直接、フロートと係合可能であるように構成され、例えば、振動源によって誘発され得る、フロート内の振動に影響を及ぼし得る、重量および/または幾何学形状を有してもよい。端部キャップは、工業用プラスチックから、またはゴム、シリコーン、もしくは他の望ましい材料から形成されてもよい。
【0022】
コンクリートを仕上げる方法およびコンクリートを仕上げるための装置を組み立てるための手順は、いくつかの構成をとることができる。1つの構成では、コンクリートは、第1の表面がコンクリート表面に接触し、第2の表面がコンクリート表面に接触し、凹面表面が第1の表面と第2の表面との間にある状態で、コンクリート表面に面する底部表面を有するフロートを用いて、仕上げられる。1つの構成では、凹面表面は、フロートの側方に延在する。別の構成では、フロートは、複数の凹面表面を有し、一実施例では、凹面表面はそれぞれ、フロートの側方に延在し、別の実施例では、複数の凹面表面は、コンクリート接触表面間のフロート表面にわたって分散される。
【0023】
別の構成では、コンクリートは、コンクリート表面に面する底部表面を有するフロートを用いて、仕上げられ、フロートは、ユーザから離れておよび向かって遠位ならびに近位に移動され、フロートは、コンクリート表面から離れて延在する上向きに延在する表面を有する、近位縁を含み、上向きに延在する表面は、コンクリート表面から少なくとも10°の角度で延在する、湾曲表面または角度付けられた表面のうちのいずれか1つであって、フロートは、コンクリート表面から離れて延在する外向きに延在する表面を有する、遠位縁を含み、遠位縁の上向きに延在する表面は、コンクリート表面から少なくとも30°の角度で延在する。1つの構成では、遠位縁の外向きに延在する表面は、コンクリート表面から約90°で延在する。1つの構成では、フロートは、凹面表面を近位縁と遠位縁との間に含み、コンクリート表面は、凹面表面がコンクリート表面に面した状態で、フロートを用いて仕上げられる。さらなる構成では、コンクリート表面は、フロートを180°枢動させた後、近位縁がユーザに面した状態で仕上げられ、コンクリートを仕上げた後、近位縁は、ユーザから離れて面する状態にある。
【0024】
別の構成では、コンクリートは、フロート上に流体ノズルを伴うフロートを用いて仕上げられ、流体は、コンクリート表面に印加される。1つの構成では、水が、フロート上のノズルからコンクリート表面上に噴霧される。別の構成では、コンクリートは、フロート上に支持される光源を伴うフロートを用いて仕上げられる。
【0025】
コンクリート仕上のさらなる実施例では、コンクリートを仕上げる際に使用するための装置は、ユーザが、界面構成要素をコンクリート仕上装置に対して側方に移動させ、コンクリート仕上装置および枢動アセンブリを組み合わせることによって、コンクリート仕上ツールと枢動アセンブリを組み合わせる、界面構成要素を含む。一実施例では、ユーザは、界面構成要素をコンクリート仕上装置内の仕上表面の平面、例えば、フロートの底部に対して平行な平面に対して略平行に移動させる。一実施例では、ユーザは、チャネル、溝、ほぞ穴構成、ありつぎ構成、または類似係合構成を使用して、コンクリート仕上装置および枢動アセンブリを組み合わせる。
【0026】
コンクリート仕上のさらなる実施例では、コンクリートを仕上げる際に使用するための装置は、ユーザが、受動的固着を使用することによって、コンクリート仕上ツールと枢動アセンブリを組み合わせる、界面構成要素を含む。一実施例では、ユーザは、磁場、戻り止め、例えば、ユーザによってアクティブ化され得るが、固着がモータ式固着によって完成される、モータ式固着、または前述の組み合わせのうちの1つもしくはそれを上回るものを使用することによって、コンクリート仕上ツールと枢動アセンブリを組み合わせる。受動的固着を使用して、コンクリート仕上ツールと枢動アセンブリを組み合わせることは、限定ではないが、締結具、ラッチ、係止、カム係止、スライド係止、クランプ、ピン、および同等物を含む、付加的固着方法によって補完されることができる。本明細書に説明される界面構成要素の任意の実施例では、界面構成要素は、仕上ツールもしくは枢動アセンブリと一体型であることができる、またはアダプタもしくはアダプタのセットの形態において除去可能に取り付けられることができる。
【0027】
コンクリート仕上のさらなる実施例では、コンクリート仕上アセンブリは、中心軸を伴う振動装置を含み、アセンブリは、枢動軸を有する枢動装置を含み、枢動軸は、コンクリート仕上ツールの作業表面、例えば、フロートの底部から第1の距離だけ離れて位置付けられ、振動中心軸は、作業表面から第1の距離未満の離れた第2の距離である。ユーザは、コンクリート仕上ツールの作業表面により近い振動軸から発生された振動を用いて、コンクリートを仕上げる。第1および第2の距離の実施例では、第1および第2の距離は、作業表面に対して法線で求められる。一実施例では、振動装置は、中心軸と同心のシャフト上で回転する、偏心ローブを含む。別の実施例では、振動装置は、枢動軸の遠位の枢動部上に支持される。
【0028】
コンクリート仕上のさらなる実施例では、コンクリート仕上アセンブリは、枢動アセンブリ上に支持されるコンクリート仕上ツールを含み、ユーザは、1/4回転を枢動アセンブリのためのハンドルに印加することによって、コンクリート仕上ツールを角度運動範囲内で移動させる。一実施例では、枢動アセンブリ内の枢動歯車アセンブリは、少なくとも2:1、別の実施例では、3.5:1の歯車率を含む。
【0029】
これらおよび他の実施例は、一定の縮尺であって、その簡単な説明が以下に続く、図面と併せて以下により完全に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、アセンブリとフロートとの間の界面を伴う、コンクリートフロートのアセンブリ、コンクリートフロートのための枢動アセンブリ、およびコンクリートフロートのための振動アセンブリの側面立面図である。
図2図2は、コンクリートフロートおよび界面のための図1の枢動ならびに振動アセンブリの左上正面等角図である。
図3図3は、フロートを伴わない、図1のアセンブリの上部平面図である。
図4図4は、フロートを伴わない、図1のアセンブリの正面立面図である。
図5図5は、図1の枢動および振動アセンブリの下側左等角図である。
図6図6は、図1の枢動および振動アセンブリならびに界面の矢状断面の左側面図である。
図7図7は、界面とともに、枢動アセンブリの選択された構成要素および振動アセンブリの選択された構成要素を示す、図2のアセンブリの左上正面三測図である。
図8図8は、図1のアセンブリと併用され得る、コンクリートフロートアセンブリおよび界面の右上正面三測図である。
図9図9は、図1および8のアセンブリと併用するための界面の上側三測図である。
図10図10は、図8のフロートアセンブリ等のフロートと併用するための端部キャップの下側正面等角図である。
図11図11は、代替構成の枢動アセンブリの右上正面等角図である。
図12図12は、図11のアセンブリの左側矢状断面図である。
図13図13は、界面および端部キャップを伴う、コンクリートフロート横断面である。
図13-1】図13Aは、側面から視認されると凹面底部表面を有する、代替コンクリートフロートの側面立面図である。図13Bは、凹面を図示する、図13Aのフロートの前縁部分の詳細図である。図13Cは、凹面が誇張されて図示される、図13Aのフロートの中間部分の詳細図である。図13Dは、凹面を図示する、図13Aのフロートの後縁部分の詳細図である。
図13-2】図13Eは、側面から視認されると凹面底部表面を有する、代替コンクリートフロートの概略の側面立面図である。図13Fは、誇張されたコンクリート表面からのコンクリートフロートの凹面表面の一部の間隔を示す、図13Eの代替コンクリートフロートの一部の詳細である。図13Gは、側面から視認されると凹面底部表面を有する、さらなる代替コンクリートフロートの概略の側面立面図である。図13Hは、側面から視認されると凹面底部表面を有する、付加的代替コンクリートフロートの概略の側面立面図である。
図14図14は、図13のアセンブリの詳細である。
図15図15は、図9のアダプタの拡大端部立面図である。
図16図16は、1つまたはそれを上回る異なるフロート構成を伴う、本明細書に説明される振動および/または枢動アセンブリと併用するためのアダプタのさらなる構成の上側等角図である。
図17図17は、一対の開口部およびほぞ構造を通して得られた図16のアダプタの断面図である。
図18図18は、振動および/または枢動アセンブリならびにコンクリートフロートおよび界面アセンブリと併用するためのアダプタのさらなる構成の下側等角図である。
図19図19は、図18のアダプタの底部平面図である。
図20図20は、図18のアダプタの横断面図である。
図21図21は、コンクリートフロートを支持および制御する際に使用するための枢動アセンブリの概略を伴う、コンクリートフロートおよび界面アセンブリの詳細図であって、例えば、フロートおよび枢動アセンブリは、従来のものである。
図22図22は、図21のフロートの外形の詳細図である。
図23図23は、コンクリートフロートおよび枢動アセンブリに接続するために使用され得、また、迅速取付および解放能力を提供する、界面アセンブリを示す、図21のアセンブリの横断面である。
図24図24は、磁気構成要素を使用する受動的固着のために構成される対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の実施例の等角図である。
図25図25は、戻り止めを使用する受動的固着のために構成される対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図26図26は、いったん整合されると、手動で固着される前のYおよびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図27図27は、いったん整合されると、手動で固着される前のYおよびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の三測図である。
図28図28は、図27のアセンブリと併用するための挿入プレートアダプタの等角図である。
図29図29は、いったん整合されると、例えば、アダプタを張力下に設置することによって、手動で固着される前のYおよびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の側面立面図である。
図30図30は、図29のアセンブリの1つのアダプタの三測図である。
図31図31は、図29のアセンブリの別のアダプタの三測図である。
図32図32は、図31のアダプタの等角図である。
図33図33は、図29のアセンブリの固着機構の三測図である。
図34図34は、いったん整合されると、手動で固着される前のX、Y、およびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図35図35は、図34のアセンブリ内のアダプタの等角図である。
図36図36は、いったん整合されると、手動で固着される前のXおよびY平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図37図37は、いったん整合されると、手動で固着される前のX、Y、およびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の上側等角図である。
図38図38は、図37のアセンブリ内で使用されるアダプタの端部立面図である。
図39図39は、ツイストマウントの形態における、いったん整合されると、X、Y、およびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図40図40は、図39のアセンブリの底部平面図である。
図41図41は、いったん整合されると、手動で固着される前のX、Y、およびZ平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の等角図である。
図42図42は、図41のアセンブリ内で使用されるアダプタの端部立面図である。
図43図43は、いったん整合されると、手動で固着される前のXおよびY平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の上側等角図である。
図44図44は、図43のアセンブリ内で使用されるアダプタの上側等角図である。
図45図45は、いったん整合されると、手動で固着される前のX平面における移動を限定する、対合されたアダプタの形態における、コンクリート仕上ツールを枢動アセンブリに継合するための界面の別の実施例の下側等角図である。
図46図46は、図45のアセンブリの正面立面図である。
図47図47は、図45のアセンブリ内で使用されるアダプタの正面立面図である。
図48図48は、枢動アセンブリと継合するための界面を有する溝付け装置の形態における、コンクリート仕上ツールの上側等角図である。
図49図49は、図48の溝付け装置の正面立面図である。
図50図50は、図48の溝付け装置の側面立面図である。
図51図51は、振動アセンブリが、枢動アセンブリに除去可能に搭載される、枢動アセンブリおよび振動アセンブリの上側等角図である。
図52図52は、界面構成要素を用いて枢動アセンブリ上に支持される除去可能な振動アセンブリを示す、図51のアセンブリの側面立面図である。
図53図53は、図51のアセンブリの後部上側等角図である。
図54図54は、モジュール形態における振動アセンブリの上側等角図である。
図55図55は、振動アセンブリを除去可能に搭載する際に使用するための界面構成要素を示す、図54のブック振動アセンブリの下側後部等角図である。
図56図56は、図54の振動アセンブリ側面立面図である。
図57図57は、図54の振動アセンブリの底部平面図である。
図58図58は、偏心カムを使用した張力アセンブリを示す、図54の振動アセンブリの横断面である。
図59図59は、図58で図示される偏心カムの側面立面図である。
図60図60は、張力アセンブリの別の実施例を有する図2-7、11-12、および51-53で図示されるような傾動アダプタの横断面である。
図61図61は、本明細書に説明されるコンクリート仕上ツールを用いて使用されることができる、および本明細書に説明される枢動装置を用いて使用されることができる、振動アセンブリの別の実施例の側面立面図である。
図62図62は、図61の振動アセンブリの上部平面図である。
図63図63は、図62の直線63-63に沿ってとられた振動アセンブリの一部の部分的な断面である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
(詳細な説明)
図面と関連して検討される本明細書は、任意の当業者が本発明を作製および使用することができるような様式において、本発明の1つまたはそれを上回る側面を組み込む、装置および方法の実施例を記載する。実施例は、本発明を実施するために検討される最良形態を提供するが、種々の修正が、本発明のパラメータ内で遂行されることができることを理解されたい。
【0032】
フロートおよび溝付け装置ならびにそのアセンブリおよび構成要素と、コンクリートフロート、溝付け装置、ならびにそのアセンブリおよび構成要素を作製および使用する方法とを含む、コンクリートツールおよび付属品の実施例が、説明される。所与の構造または所与の方法において組み込まれる特徴または複数の特徴に応じて、利点が、構造または方法において達成されることができる。例えば、コンクリートを仕上げるための高周波振動を使用するコンクリートフロートならびにそのアセンブリおよび構成要素は、スクリードを用いて行われるような事前にコンクリートを仕上げることとは対照的に、コンクリートの仕上を改良し、仕上のために要求される時間量を短縮し得る。それらはまた、機器がより容易に使用されることを可能にし、プロジェクトの前後の機器の組立および分解を簡略化し得る。加えて、いくつかの構成はまた、より軽量な構成要素、より安価なコスト、および低減された摩耗からも利益を享受し得る。
【0033】
コンクリートフロートはまた、例えば、コンクリート表面に接触するための平坦表面を有するフロートの一部を延在させることによって、底部表面を複数の接触表面を伴う凹面として構成することによって、およびその枢動部上でのフロートの反転をより容易にすることによって、改良された仕上表面を具備してもよい。それらはまた、ツールを変更する必要なく、仕事を終了することをより容易にすることができる、構造外形を具備してもよい。
【0034】
コンクリートツールおよびそのアセンブリ、例えば、フロートおよび溝付け装置のいくつかの構成では、改良は、迅速取付および迅速解放構成の使用を通して含む、1つを上回るツールまたはツール構成、例えば、フロートおよび溝付け装置、異なるフロート構成、ならびに同等物上での使用のための適合性においてもまた達成されることができる。したがって、代替フロートのユーザが、本明細書に説明される枢動および/または振動アセンブリを従来のフロートもしくは溝付け装置と併用することを所望する場合、ユーザは、特定のフロート外形または溝付け装置のために構成される単純アダプタを用いて、容易にそれを行うことができる。代替枢動および/または振動アセンブリのユーザが、本明細書に説明されるもの等のフロートアセンブリもしくは溝付け装置を従来の枢動および/または振動アセンブリと併用することを所望する場合、ユーザは、枢動および/または振動アセンブリのために構成される単純アダプタを用いて、容易にそれを行うことができる。
【0035】
改良はまた、フロートおよび溝付け装置等のコンクリートツールならびにそのアセンブリが使用され得る、構成要素にも提供される。例えば、アセンブリとコンクリートツールとの間の搭載または界面は、より信頼性のあるものとなり、かつ使用がより容易であるように簡略化および/または作製されてもよい。別の実施例では、傾斜アセンブリのためのハンドルの動作は、より容易にされ、ハンドルの除去もまた、より容易にされる。
【0036】
これらおよび他の利点は、本明細書の実施例の説明の検討に伴って、より明白となるであろう。しかしながら、特定の実施例に関して議論される利点または特徴の全てが、これらの実施例によって検討される1つまたはそれを上回る利点を達成するために、ツール、構成要素、または方法の中に組み込まれなければならないわけではないことを理解されたい。加えて、実施例の特徴は、利点が他の可能性として考えられる構成と比較して最適であり得ない場合でも、所与の利点のある手段を達成するために、ツール、構成要素、または方法の中に組み込まれることができることを理解されたい。例えば、1つまたはそれを上回る利点は、コスト削減、効率を達成するための所与の構成のために、または特定の製品構成もしくは方法における決定を行う人物に公知の他の理由のために、最適化されない場合がある。
【0037】
いくつかのツール構成と、コンクリートフロートおよび溝付け装置ならびにそのアセンブリを作製および使用する方法との実施例が、本明細書に説明され、いくつかは、ともに使用される際に特定の利点を有する。しかしながら、これらの装置および方法は、本時点でともに検討される場合でも、それらが組み合わせられる、ともに使用される、または1つの構成要素もしく方法が、任意の他の構成要素もしくは方法と使用される、もしくは組み合わせの要件は、存在しない。加えて、所与の構成要素または方法は、依然として望ましい結果を達成しながら、本明細書で明示的に議論されない他の構造または方法とも組み合わせられ得ることを理解されたい。
【0038】
本明細書で使用されるように、「実質的に」および「約」は、指定されるパラメータまたは構成の±10%を意味するものとする。しかしながら、正面、後面、側面、左および右、上側および下側、ならびに同等物等の配向または相対的位置のために使用される専門用語は、本明細書では、単に、理解および参照を容易にするために使用され、説明および図示されている構造のための排他的用語として使用されないことを理解されたい。
【0039】
コンクリート仕上装置100(図1)は、他のサブアセンブリおよび構成要素と組み合わせて、ともにまたは別個に使用され得る、いくつかのサブアセンブリおよび構成要素を含むことができる。本実施例では、コンクリート仕上装置100は、例えば、事前仕上ステップ後、コンクリートを仕上げるために使用される。1つの例証的実施例では、コンクリート仕上アセンブリ100は、枢動アセンブリ200と、振動アセンブリ300と、コンクリートフロート400と、界面構成要素もしくはアセンブリ500および/または600とを含む。コンクリート仕上は、所望に応じて、本明細書に図示されるものと異なるフロート、異なる振動アセンブリ、異なるツール、および/または異なる枢動アセンブリを使用して実施されることができ、アセンブリおよびその構成要素ならびに界面構成要素のいずれかは、例えば、望ましくあり得る修正を伴って、コンクリートを仕上げるための他のデバイスと併用されることができる。
【0040】
枢動アセンブリ200(図1-7)は、図示される実施例では、好適な筐体204内の枢動機構202(図7に部分的に示される)と、コンクリート仕上装置を動作させるための好適な支柱(図示せず)を解放可能に受容するための支柱管206とを含む。好適な支柱は、例えば、一対の反対に面した、または直径方向に対向した戻り止め開口部208を通して、支柱を管206上に係止するための戻り止めを有する、従来の支柱と同じまたは類似するであろう。
【0041】
枢動アセンブリ200は、いくつかの筐体構成において格納されることができるが、本実施例では、筐体204は、右および左側プレート210および212と、湾曲正面214とを含み、枢動アセンブリが、隣接する構成要素に対して枢動することを可能にする。筐体は、個別の側面開口部を含み、その左のもの216が、図面に示されており、以下により完全に説明される、枢動機構の1つまたはそれを上回る構成要素の挿入、アクセス、および除去を可能にする。筐体はまた、同様に以下により完全に説明されるように、枢動機構の一部および支柱管206の一部を受容および支持するためのボアを画定する、円筒形壁218を含む。
【0042】
枢動アセンブリはまた、枢動アセンブリおよびフロートを相互に対して支持するための支持構造を含む。本実施例では、支持構造は、振動アセンブリ300の中に延在し、その一部を形成する、筐体構造219の形態をとる。他の実施例では、支持構造は、単純フレーム、他の構成要素のための別の筐体構造、界面構成要素500とコンクリートフロート400を係合するための柱およびプレート(例えば、図11-12参照)、または他の構造であることができる。枢動アセンブリ200は、筐体204および支持構造が、相互に対して枢動し、それによって、ツール、例えば、フロートと、枢動筐体とを相互に対して枢動させ得るように構成される。
【0043】
枢動機構202(図6-7)は、ツール、例えば、図示される構成では、コンクリートフロート400および枢動筐体204が、相互に対して枢動し、それによって、オペレータによって使用されるハンドルおよびコンクリートフロートを相互に対して枢動することを可能にする。枢動機構202は、枢動運動を実施するために、駆動部分220(図6)と、被駆動部分222とを含む。駆動部分220は、円筒形シャフト226(図7)と、ベベル歯車部分228とを有する、駆動歯車224を含む。円筒形シャフトは、カウンタボアの端部における肩部232に対して筐体218(図1)の円筒形ボアのカウンタボア内に着座される軸受アセンブリ230によって、円筒形ボア内に支持される。軸受アセンブリ230は、円筒形シャフト上の肩部234に対して軸受によって円筒形シャフト226を定位置に保持する。軸受アセンブリは、円筒形壁218のボア内に形成される溝の中に位置付けられる保定リング236によって、カウンタボア内の肩部232に対して定位置に保持される。軸受アセンブリ230は、駆動歯車224の容易な枢動を可能にする。歯車は、少なくとも2:1の歯車率を有し、図示される実施例は、3.5:1の歯車率を有するが、1:1歯車率ならびに他の歯車率もまた、使用されることができる。3.5:1歯車率は、ハンドルの1/4回転が、アセンブリをその意図される運動範囲を通して、図示される実施例では、90度未満および+30度~-20度等の約50度枢動させることを可能にする。
【0044】
引張アセンブリが、本枢動アセンブリ内に含まれる。引張アセンブリは、いくつかの構成をとることができるが、本実施例では、引張アセンブリ240は、駆動歯車224のシャフトの半円形の周囲に延在し、それに接触する、所望の距離だけ駆動歯車シャフトの軸方向に延在する、半円形制動または摩擦要素242を含む。摩擦要素242は、保定リング236の直径内に延在する、ボスを含む。引張アセンブリはまた、ねじ山付きボルトの遠位端が、摩擦要素242に接触し、駆動歯車のシャフトに対して押勢するように、円筒形筐体218内の相補的ねじ山付き開口部の中に螺入される、サムボルト246等のねじ山付きボルトを含む。コイルばね248は、ボルトをねじ山付き開口部から後退して出ることを妨げる。
【0045】
支柱管206は、円筒形筐体218のボアの中に解放可能に搭載される。支柱管は、支柱管の片側を通り、駆動歯車シャフト内の対応する開口部を通して通過し、支柱管の反対側内の相補的ねじ山付き部分の中に螺入される、ねじ山付き締結具250によって、駆動歯車シャフト226に固着される(また、図12参照)。ボルト250は、支柱管206を駆動歯車の円筒形シャフト226に固着する。オペレータが、支柱を中心軸254(図1)を中心として支柱管206の中に挿入されるように枢動させるにつれて、支柱が、戻り止め開口部208内の戻り止め等を用いて固着されると、駆動歯車の円筒形シャフトも、同一程度まで枢動する。
【0046】
支柱管206は、支柱管の外側表面と円筒形筐体218のボアの内側表面との間をシールするためのOリングシール256を含み、湿気が筐体の内部の中に入らないように限定する。本実施例では、支柱管はまた、複数の排出孔258を含み、水が支柱管の内側から排出されることを可能にする。代替構成(図示せず)では、支柱管206のOリングシール256および隣接する構造は、支柱管を筐体218内に支持するためにシールされた軸受によって置換される。
【0047】
図示される実施例では、支柱管は、戻り止め開口部208を囲繞する支柱管の外部表面内に形成される、溝または凹部260を含む。凹部260は、支柱を支柱管から解放するために、戻り止め開口部208からの戻り止めボタンの解放をより容易にする。本実施例では、凹部260は、戻り止め開口部にわたって心合され、ユーザが戻り止めボタンをより容易に押下することを可能にするための便宜的距離だけ開口部から離れて軸方向に延在する、円周方向に延在する溝として形成される。
【0048】
枢動アセンブリの被駆動部分222は、駆動ベベル歯車228に係合する、被駆動ベベル歯車262を含む。被駆動ベベル歯車262は、駆動ベベル歯車228による被駆動ベベル歯車262の移動がシャフトを枢動アセンブリ筐体204内で枢動させるように、横方向に延在するシャフト264上に支持され、そこに非回転可能に固定される。シャフトは、被駆動ベベル歯車の枢動がコンクリートフロート400を支持する支持構造を移動させるように、支持構造219に固定される。シャフトは、個別の保定リング270および272によって枢動筐体内の開口部の中に定位置に固着される、一対の反対に配置される軸受アセンブリ266および268によって、筐体に対して枢動させるために、枢動筐体204内に支持される。
【0049】
シャフトはまた、枢動筐体内に支持され、軸受アセンブリ266と268との間にほぼ心合され、駆動歯車224の軸とほぼ交差する軸上における、カラー274に固定される。カラー274は、陥凹付き弧状表面276(図6)を含み、それにわたって、円錐台状駆動歯車228の端部表面が、歯車歯が噛合する被駆動ベベル歯車262にわたって進行するにつれて進行する。陥凹付き弧状表面276の反対端部における凹面表面は、被駆動歯車に対する駆動歯車の進行を限定することに役立つ。
【0050】
本実施例では、アセンブリのうちの少なくとも1つは、アセンブリのための1つまたはそれを上回るステータス条件を示す、ディスプレイを含む。例証的構成では、ディスプレイ278は、アセンブリが搭載される支柱を保持する、または近傍に立っている、ユーザに可視であるように、枢動筐体の上側部分内に固着される。本実施例では、ディスプレイは、バッテリまたは他の電力もしくは充電量条件、例えば、充電量レベルを示す。ディスプレイは、適切な導体を通して、以下により完全に説明される、バッテリと関連付けられた電子機器パッケージに結合される。
【0051】
また、本実施例では、アセンブリのうちの少なくとも1つは、アセンブリのうちの1つまたはそれを上回るもの内の1つまたはそれを上回る電子デバイスをオンおよびオフにするための電力スイッチまたは他のアクチュエータを含む。本実施例では、オン-オフスイッチ280は、枢動筐体204内に支持され、手動アクティブ化のために、例えば、以下により完全に説明されるように、電子機器をアクティブ化する、ディスプレイ278を照明する、振動発生器を始動させる、または他の所望の目的のために、アクセス可能である。スイッチは、適切な導体を通して、以下により完全に説明される、バッテリと関連付けられた電子機器パッケージに結合される。他の構成では、ディスプレイおよびオン-オフスイッチの一方または両方は、コンクリート仕上アセンブリ、例えば、振動アセンブリ300の他の構成要素上に位置付けられることができる。別の実施例では、オン-オフ機能は、加えて、または代替として、Bluetooth(登録商標)無線または他の遠隔制御を通して等、遠隔制御(図示せず)を通して、遠隔で遂行されることができる。遠隔信号は、内部電子機器に結合される振動アセンブリの筐体内のアンテナに、または筐体の外部に延在し、筐体内の電子機器への開口部もしくは類似アクセスを通して結合される、アンテナに伝送されることができる。
【0052】
枢動アセンブリの別の実施例では、枢動アセンブリ200A(図11-12)は、本実施例では、カラー274から基部構造282まで略直線に延在する、固体支持構造219Aによって支持される。基部構造282は、実質的に中実であって、支持体219Aは、基部構造に継合する。支持体219A外にあって、支持構造282の下方にある、枢動アセンブリ200Aの残りは、例えば、振動アセンブリ、コントローラ感知アセンブリ、および同等物等の他のアセンブリが、含まれるかどうか、フロート400に搭載するための所望の構成によって判定され得るように、いくつかの構成をとることができる。本明細書の他の図における構成要素に適用されるものと同一参照番号を有する、図11-12に示される他の構成要素は、本明細書に説明されるものと同一または類似構造および機能を有する。
【0053】
振動アセンブリ300は、コンクリート仕上装置上のいくつかの場所内に設置されたことができる。図示される実施例では、振動アセンブリ300は、枢動アセンブリ200のための支持体219を含む、支持構造の中に組み込まれる。支持構造の中への組み込みは、界面構成要素500を通して、フロートへの発生された振動の望ましい伝送を提供する。加えて、本実施例では、振動発生器、電子機器、およびバッテリアセンブリを同一構造の中に組み込み、支持構造の中に組み込まれることは、装置のための低質量中心およびユーザによるより容易な制御に寄与する。
【0054】
本実施例では、振動アセンブリ300は、振動発生器302を含む。振動発生器302は、アセンブリの横方向に、また、支柱管の中心軸254に対して横方向に延在する、中心回転軸を有するように配向される(図1)。中心回転軸はまた、フロート400の長さまたは縦方向範囲に対して平行となるであろう。
【0055】
振動発生器302は、中心回転軸を中心とした回転のためにシャフトに搭載される偏心ローブまたは重量304を伴う、電気モータである。本実施例では、偏心重量は、約6,000RPM、1つの構成では、約5,700~約6,700RPM、別の構成では、5,700~6,700RPM±200RPMで回転する。
【0056】
振動発生器は、筐体304内のねじ山付き開口部の中に螺入される締結具308によって、閉鎖または位置決めプレート306(図6-7)によって振動アセンブリ筐体304内の空洞の中の定位置に固着される。代替として、または加えて、発生器は、例えば、通常動作および発生器の稼働の間、発生器を定位置に固着するために十分である、発生器の表面に対して支承する、またはそれを囲繞する、好適な軸受または囲繞構造によって、筐体304内の定位置に固着されることができる。発生器は、位置決めプレート306下の電子機器アセンブリ314への導体312と、電子機器アセンブリから位置決めプレート306内の空洞を通して発生器上の接点316への導体(図示せず)とを用いて、バッテリパック310からのバッテリ電力によって駆動される。スイッチ280のアクティブ化は、振動発生器を始動させる。振動アセンブリの構成要素は、閉鎖または組み合わせ閉鎖および基部プレート318によって筐体304内に封入され、閉鎖プレートの内部上の適切な表面によって定位置に固着される。閉鎖プレートの外部表面は、いくつかの構成をとることができるが、本実施例では、枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリを、以下により完全に説明される、コンクリートフロートに搭載することに役立つ外形を含む。
【0057】
電子機器は、外部アクセスまたは充電ポート320(図5-6)を用いて外部源から充電される、外部電力供給源および/またはバッテリ310から動作されることができる。
【0058】
図示される構成では、振動アセンブリの構成要素は全て、ベベル歯車262の中心軸と、枢動アセンブリの軸受アセンブリ266および268とを含有する、コンクリートフロートの下側表面に対して平行な水平平面322(図6)の下方に位置する。振動発生器302の中心軸を含有する、コンクリートフロートの下側表面に対して平行な類似平面324もまた、同様に、枢動アセンブリ200がコンクリートフロート400に近接したままである間、水平平面322の下方にある。これらの位置は、コンクリート仕上装置の使用をより容易にし、コンクリート表面を仕上げるためにより効率的にする。
【0059】
電子機器アセンブリ314または別個のアセンブリは、フィードバックを電子機器アセンブリに提供するための加速度計または他のセンサデバイスを含んでもよい。本構成では、図6に図式的に示される、加速度計326は、時間の関数として運動を感知し、フィードバックを電子機器アセンブリ314内のコントローラに提供する。加速度計出力は、コントローラによって使用され、振動発生器RPMを調節する、例えば、RPMを増加または減少させることができる。例えば、加速度計によって感知されるフロート内の振動が大きいほど、コンクリートの増加した硬化または硬質化を示し得、その場合、振動発生器RPMは、適宜、低減されることができる。
【0060】
別の構成では、振動発生器302は、超音波発生器で補完される、またはそれによって置換されてもよい。超音波発生器は、フロート400を通してコンクリートに伝送されるべき超音波エネルギーを生産するために、振動アセンブリ筐体304内またはそれに隣接して設置されることができる。代替として、超音波発生器は、コンクリートフロートに、例えば、フロートの上側表面上に、またはフロートの周界部分に搭載されることができる。
【0061】
枢動アセンブリ200ならびに振動アセンブリ300および/または枢動アセンブリ200Aは、図1および8-10および13-14に示されるもののように、いくつかの方法において、コンクリートフロートに搭載され、それを支持するように構成されることができる。迅速取付構成は、枢動アセンブリへのコンクリートフロートの容易かつ迅速な取付およびそこからの除去のために有用である。1つの迅速取付構成では、噛合構成要素が、コンクリートフロートの平坦表面に対して法線方向における分解を限定または不可能にしながら、組み立てられることができる。例えば、噛合構成要素は、上向きまたは垂直分離方向における移動を限定しながら、側方または縦方向係合構成に組み立てられることができる。別の迅速取付構成では、構成要素は、張力下に設置され、それらを定位置に固着することができる。一実施例では、摺動式ありつぎ構成が、組み立てられた部品間の相互係合を提供し、1つまたはそれを上回る係止構成要素が、相互係合部品を張力下に置く。1つの構成では、係止構成要素は、1つまたはそれを上回るねじ山付き締結具を含んでもよく、別の構成では、係止構成要素は、相互係合部品を張力下に設置し、それによって、アセンブリともに固着されたまま保持するための1つまたはそれを上回るカム係止または他の係合構成を含んでもよい。
【0062】
別の構成では、迅速取付配列は、相互係合部品を側方圧縮(コンクリートフロートの作業表面の側方またはそれに対して平行)下に設置する。一実施例では、側方圧縮は、相互係合部品間の締まり嵌めによって生じることができる。別の実施例では、側方圧縮は、例えば、締結具、カム係止構成、オーバセンタラッチ構成、および他の類似構成によって、相互係合部品が、より近い側方にともに近づけられ、圧縮下に設置されるときに生じることができる。
【0063】
いくつかの迅速取付構成では、相互係合構成要素は、枢動アセンブリ200ならびに振動アセンブリ300および/または枢動アセンブリ200Aのための片側と、コンクリートフロートのための別の側とにおいて、ある縦方向範囲にわたって相互に係合する。一実施例では、相互係合の縦方向範囲は、枢動アセンブリ200ならびに振動アセンブリ300および/または枢動アセンブリ200Aの基部の幅(またはコンクリートフロートの縦方向寸法が長さを有すると見なすときは長さ)とほぼ同一またはそれを上回り、一実施例では、約6インチを上回るまたはそれと等しい。別の実施例では、相互係合の縦方向範囲は、締結具の最大幅もしくは直径、またはフロートを枢動アセンブリに固着するためにコンクリートフロートと併用される従来の締結具である、締結具の和を上回り、例えば、約1インチまたはそれを上回る。縦方向相互係合は、連続もしくは断続であってもよい、または複数の縦方向に相互係合要素間で区画化もしくは断続されてもよい。
【0064】
迅速取付構成の別の実施例では、コンクリートフロートと枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリの固着は、1つまたはそれを上回る従来の締結具の2つの端部間に生成される圧縮以外によって、言い換えると、2つまたはそれを上回る表面をともに締結具ヘッドと締結具の他端におけるねじ山付きまたは他の形態の固着具との間に圧縮させること以外によって、生じることができる。例えば、締結具が、隣接する構成要素を張力下に置き、それらを相互に対して定位置に保持するために使用されることができる、またはカム表面もしくはオーバセンタ機構が、2つの構成要素を拡張させる締結具を有することなく、構成要素をともに圧縮下に固着するために使用されることができる。
【0065】
1つの例証的実施例では、枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリ、例えば、それらの本明細書に説明されるもの等の1つが、直接、または界面、例えば、界面構成要素500もしくは他の界面を通してのいずれかにおいて、コンクリートフロートに固着されることができる。一実施例では、基部プレート318は、基部プレート318と一体型もしくはその中でモノリシックであるように、または別個にそこに取り付けられるように、基部プレートに搭載される、またはその中に組み込まれる、構造を有する、界面要素を有することができる。本実施例では、基部プレート318内の界面要素は、コンクリートフロートと相互に係合することができる、構造を含み、本実施例では、横方向に延在する界面要素幾何学形状600、本実施例では、非正方形溝600(図1および5-6、枢動アセンブリ200に対して横方向)(フロート400の縦方向範囲に対して縦方向に延在するとも見なされ得る)の形態をとる。本実施例では、溝600は、少なくとも部分的に、横断面において台形外形を有する、ありつぎ溝またはほぞ穴の構成を有する。他の外形も、横方向または縦方向に延在する溝のために使用されることができるが、ありつぎ溝構成は、溝600と界面構成要素500等の相互係合構成要素との間の信頼性があって、かつ確実な相互係合を可能にし、これは、例えば、2つの構成要素の相互係合を張力下に設置することを可能にするであろう。本実施例では、相互係合は、本実施例では、連続であるが、例えば、複数の界面構成要素を伴って、断続または区画化され得る、界面構成要素500が溝600と接触する、長さまたは距離にわたって生じる。例証的実施例では、相互係合は、ほぼ基部プレート318の幅にわたって生じ、相互係合のそのような量は、以下により完全に説明される、溝600の一端または両端の任意のゲート、シュート、または進入構造の範囲に依存する。
【0066】
本実施例では、界面構成要素500は、第1の、すなわち、縦方向において溝600と継合され、いったん継合されると、相互に対する界面構成要素500および溝600の移動は、第1の方向または縦方向以外の少なくとも1つの方向において限定される。例えば、移動は、横向きに、すなわち、縦方向に垂直に、ならびに、上向きに、同様に縦方向に垂直に、限定される。したがって、界面構成要素500および溝600の2つの幾何学形状は、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、例えば、締結具または他の固着デバイスとさらに固着され、2つの構成要素を張力下に置くことができる。
【0067】
溝600は、基部プレートの中に組み込まれるか、またはその上に別個に搭載されるかどうかにかかわらず、本実施例では、個別のシュートまたは収束入口602(図5)を溝600の各端に含む。本実施例では、各シュートは、溝に接近する傾き付き基部表面604と、第1および第2の収束する側壁606ならびに608とともに構成される。他の進入構成もまた、溝600および界面構成要素500の相互に沿った摺動をより容易にするために使用されることができる。加えて、他の相補的および/または界面構成も、枢動アセンブリならびに/もしくは振動アセンブリとコンクリートフロートとの間の相互係合、またはより一般的には、信頼性のある搭載を可能にするために使用されることができる。また、相互係合構成要素が、いったんそれらが相互係合するように組み立てられると、構成要素を相互に対して固着されたまま保持するために、張力下に設置され得る、他の構成も、使用されることができ、枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリとコンクリートフロートとの間に界面接触する、他の構成も、使用されることができる。
【0068】
枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリならびにコンクリートフロート上の構成要素の相互係合は、張力下に置かれ、構成要素をともに固着することができる。摺動式ありつぎ構成または類似相互係合の本実施例では、構造はいくつかの方法において張力下に置かれることができる。図示される実施例では、構造は、基部プレート318の個別の部分または筐体304の他の部分の中に螺入され、界面構成要素500上の対向または対面表面もしくは複数の表面に対して螺合される、少なくとも1つ、図示される実施例では、2つのボルト610(図1-6)を通して、張力下に置かれることができる。ボルトまたは複数のボルトを下方に緊締することは、界面構成要素500の上向きに面した表面に圧接させ(図1および6に見られるように)、界面構成要素500の隣接する表面を、それぞれ、溝602内の角度付けられた側壁612および614に圧接する。相互係合構成要素は、それによって、張力下に設置され、それらの間の接触表面のほぼ全ては、溝および界面構成要素500の側面に沿って、すなわち、その間の角度付けられた表面に沿って生じる。
【0069】
相互に係合する構成要素を組み立てるために、溝600を組み込む、アセンブリまたは複数のアセンブリは、溝への入口の一方または両方が、界面構成要素500上の相補的構造または他の類似構造と整合されるように設置される。溝600は、界面が溝内にほぼ心合されるまで、横方向に界面構成要素500にわたって摺動し、ボルト610は、相互係合構成要素が張力下に設置されるまで、螺入される。
【0070】
相互係合部品の別のものが、界面構成要素500を含んでもよい。本実施例では、界面構成要素500は、溝600等の溝内で摺動するように構成される、縦方向に延在するオス型構成要素である。相互係合構成要素の他の構成も、使用されることができる。本実施例では、界面構成要素500は、コンクリートフロート400上に搭載される、それと一体型であることができる、別個の構成要素である、または界面構成要素は、コンクリートフロートとモノリシックに形成されることができる。図示されるように、界面構成要素500は、ほぞに類似する、ありつぎ外形を含む。相互係合部分は、図1および14において見られるように、平坦横方向および縦方向に延在する継合壁506から、内向きかつ下向きに収束する、第1および第2の角度付けられた側壁502ならびに504を含む。継合壁は、それに対して、ボルト610が相互に係合する構成要素を張力下に設置するように支承するであろう、上側表面508を有する。角度付けられた側壁502および504と継合壁506との間の空間は、開放されるが、いくつかの実施例では、中実であることができる。図示される実施例では、界面構成要素500を形成する構造の厚さは、実質的に同一である。
【0071】
界面構成要素500の長さは、所望に応じて選択されることができ、界面構成要素500の本実施例は、単一構成要素である。界面構成要素500は、所望に応じて、溝600に係合するための複数の構成要素であることができる。図示される実施例では、界面構成要素500の長さは、基部プレート318の幅、または縦方向がフロートに対すると見なされる場合、フロートに対する縦方向範囲とほぼ同一である。界面構成要素500は、溝600の係合距離を上回る長さを有することができ、フロートの長さと同程度の長さであることができる。本実施例では、いったん界面構成要素500が、溝600と整列または合致され、それと継合されると、界面の移動は、YおよびZ方向、すなわち、近位および遠位ならびに上向きに限定される。本文脈では、X方向は、コンクリートツールに対して側方または横方向であると捉えられ、Y方向は、移動の標準的方向を表す。本慣例は、ユーザによってツールに接続されるハンドルを用いて、コンクリートにわたって、例えば、近位におよび/または遠位に線形に移動する、フロート、溝付け装置、および他の仕上ツールに対して本明細書で使用されるであろう。
【0072】
界面構成要素500の図示される実施例は、別個に製造される構成要素、例えば、アルミニウム押出成形として界面を有するが、相互係合壁502、504および506は、コンクリートフロート400と一体に形成されることもできることを理解されたい。図示される界面構成要素500は、界面構成要素500の残りとモノリシックに形成される第1の搭載構造510および第2の搭載構造512を通して、フロート400上の相補的係合壁に搭載される。本実施例では、第1および第2の搭載構造510ならびに512は、相互に鏡像であって、両方とも、界面構成要素500の全長に延在する。搭載構造は、それぞれ、角度付けられた側壁502および504に取り付けられる、それぞれ、第1および第2の上側壁518ならびに520を伴う、それぞれ、反対に面する溝514および516を形成する、U形状の構造によって形成される。搭載構造は、それぞれ、第1および第2の下側壁526ならびに528まで延在する、底部壁522および524を含む。図示される実施例では、下側壁は、上側壁より底部壁から離れて延在する。加えて、一実施例では、第1および第2の下側壁526ならびに528の端部は、接触し、所望に応じて、以下により完全に説明される、フロート係合壁402および404の上向きに延在する部分に対して支承することができる。
【0073】
溝514および516は、個別のフロート係合壁402および404にわたって嵌合し、それに係合するように構成される。上側壁と下側壁(518と520および526と528)との間の溝の内部幅は、所望に応じて選択されることができ、個別のフロート係合壁402および404の幅もしくは厚さより大きい、幅もしくは厚さと等しい、または幅もしくは厚さ未満であって、溝と対応する係合壁との間の締まり嵌めを提供してもよい。加えて、図示される実施例では、反対に面する溝514および516の底部間の間隔は、界面構成要素500が弛緩状態にあるとき、界面構成要素500との係合に先立ってそれらが弛緩状態にあるときのフロート係合壁402および404の端部間の距離Yを上回るように選択される、距離Xである。そのような構成では、溝514および516と支持体壁402ならびに404を係合することによる、フロート400上への界面構成要素500の組立は、界面構成要素500とフロートの支持壁との間の締まり嵌めを形成し、それによって、支持体壁402および404を相互から離れるように、第1および第2の搭載構造510ならびに512を相互に向かって付勢する傾向となる。界面とコンクリートフロート上の支持構造との間の確実かつ信頼性のある係合を提供するための他の構成もまた、可能性として考えられる。その後、溝600および界面構成要素500が、相互に相互係合するように設置され、ボルトが、界面の上側表面508に対して下方に緊締されると、荷重が、界面とフロートの支持壁との間に生成された締まり嵌めに対抗するように生成されることができる。
【0074】
フロート400は、いくつかの構成をとることができる。図示される実施例では、フロートは、支持体壁402および404を通して、枢動アセンブリおよび/または振動アセンブリ上に支持される。支持壁は、フロートの全長に縦方向に延在し、フロートの底部壁406から上向きに延在する。支持壁は、底部壁406の内側表面から上向きに延在し、角度付けられたまたは収束する支持壁408および410は、それぞれ、底部壁406と個別の鋭角を形成する。支持壁は、個別の上側壁412および414を伴って、相互に向かって延在し、上側壁は、界面構成要素500がその上に搭載されると、それぞれ、溝514および516の中に延在し、それに係合する。弛緩状態では、界面構成要素500の設置に先立って、上側壁412および414は、下側壁406に対して略平行に延在する。本構成では、上側壁412および414の厚さは、収束する支持壁408および410の厚さを上回る。
【0075】
例示的フロートは、それぞれ、底部壁406から上向きに、相互に向かって延在する、第1および第2の安定化リブ415ならびに416を含む。安定化リブは、本実施例では、フロートの全長に延在する。安定化リブは、それぞれ、相互に向かって延在する同一平面安定化バー422および424で終端する、個別の収束する支持壁418および420を含む。安定化バー422および424の上側表面は、界面構成要素500の上側壁518および520の上側表面が、壁412および414の表面の上方のフロート上の定位置に来ると、底部壁406の上方に位置付けられる距離とほぼ同一の距離だけ、底部壁406の上方に離間される。本構成では、安定化バー422および424の上側表面と、壁518および520の上側表面とは、基部プレート318の最下側面表面からほぼ同一距離だけ離間されるであろう。任意の荷重が、傾斜によって、基部プレート318の正面部分または後部分により近づけるようにフロートを移動させる傾向にある場合、安定化バーは、さらなる傾斜を停止するであろう。リブ415および416によって提供される支持は、リブ415および416に加え、またはその代わりに、他の構造によって提供されることができる。
【0076】
フロートの内側表面はまた、フロートの長さに延在する、複数のリブ426を含む。リブは、フロートを縦方向に強化することに役立つ。
【0077】
フロート外形は、複数の壁変形例を含む。フロートは、例示的構成では、後面430から正面部分432まで縦方向および横方向に略平坦である、底部コンクリート接触表面428を含む。代替として、さらに以下に議論されるように、フロートコンクリート接触表面は、例えば、1つまたはそれを上回る凹面もしくは他の幾何学的表面によって分離される、複数の離散接触表面を有することができる。本実施例では、後面430と正面部分432との間の距離は、約10インチである、距離Zである。後面430は、アールが設けられた角によって後面430に継合される略垂直(図13に見られるように)である、縁431を有する。縁431は、フロートの全長に縦方向に延在する。他の縁構成も、使用されることができる。
【0078】
正面部分432から、フロートは、第1の曲率半径を伴って、第2の正面部分434まで上向きに湾曲し、曲率は、第2の直線部分436で終了する。第2の直線部分は、第3の正面部分438まで延在し、その後、フロートは、第3の平坦部分442までの小曲率半径の周囲で正面先端440まで湾曲する。第2の直線部分436は、改良された仕上を、例えば、フロートの戻りストロークに提供することに役立つ。
【0079】
図示される実施例では、フロートの後面は、第1の曲率半径を伴って、後端430における縁431から上向きにかつ内向きに、次いで、より小さい曲率半径を伴って、角度付けられた壁446まで外向きに延在する、凹面部分444を含む。凹面部分444は、コンクリートがフロートの内部に入らないようにすることに役立つ。角度付けられた壁は、後端430の上方の垂直点448から前端450まで延在し、支柱管が角度付けられた壁にほぼ隣接するとき、支柱管206に対して略平行になるであろう、角度452を形成する。角度付けられた壁もまた、コンクリートがフロートの内部に入らないようにすることに役立つ。
【0080】
コンクリートフロートは、所望に応じて、コンクリートが入らないようにするための1つまたはそれを上回る端部カバー、および/またはスタビライザ、例えば、フロートにかけられる振動に影響を及ぼす錘またはダンパの形態における構造を含むことができる。端部カバーは、コンクリートおよびスラリーがフロートおよび付属品の上側表面に入らないようにすることに役立つ。また、錘またはダンパが、所望に応じて、選択され、位置付けられることができ、本実施例では、コンクリートフロート400は、それぞれ、左および右端部キャップ458ならびに460を含む。端部キャップは、フロート端部を被覆し、また、該当する場合、かけられる振動を最適化することに役立つように構成されることができる。端部キャップのいずれかまたは両方の重量および/または構造は、例えば、フロート、または振動アセンブリの所与の構成およびフロートの長さに関しては、ノード内の共振を変化させることによって、フロート内にかけられる振動を最適化するために選択されることができる。図示される実施例では、端部キャップは、相互の鏡像であって、右端部460のみが、詳細に説明されるであろう。各端部キャップは、端部キャップを定位置に保つことに役立つための側面プレート462と、支持構造464とを含む。各端部キャップはまた、端部キャップを定位置に固着することに役立つための支持プラグ466(図8、10、および13-14)を含む。各端部キャップはまた、フロートのコンクリート接触表面に沿って、またはその間に延在する、底部表面468を含む。本実施例では、底部表面468は、例えば、フロート表面がコンクリート接触表面間に凹面表面を含む場合でも、略線形および平坦である。底部表面468は、例えば、フロートのコンクリート接触表面がコンクリートと底部表面468との間にあるように、フロートのコンクリート接触表面の若干上方に、またはそこから離れて陥凹されるように構成される。一実施例では、端部キャップの底部縁は、フロートのコンクリート接触表面から約0.02インチ陥凹される。本実施例では、各端部キャップは、共成形されたゴムである、例えば、工業用プラスチック、例えば、約60%埋設繊維を伴うポリアミド6(PA6)から形成される、また、ゴム、シリコーン、もしくは他の材料から作製されることもできる。
【0081】
1つまたはそれを上回る付属品が、概して470に表される、フロート上に設置されることができる(図8)。付属品は、コンクリート表面を照明するために、フロートおよび/または枢動ならびに/もしくは振動アセンブリ上に設置されることができる、光源、またはコンクリート表面を湿潤させるために、フロートおよび/または枢動ならびに/もしくは振動アセンブリ上に設置された噴霧器もしくは霧吹きであってもよい。一実施例では、付属品470は、1つまたはそれを上回る光源は、フロートの正面部分、またはユーザの遠位のフロートのその部分、すなわち、アセンブリがユーザから離れるように押動されるときの前縁上の平坦部分442または他の構造上もしくはそれに沿って設置されることができる。例えば、光源は、フロートの端部と、フロートの正面または前縁部分に沿ってフロートの端部間の1つまたはそれを上回る場所とに設置されることができる。例示的光源は、LEDアレイ、LED要素、または他の好適な光源を含んでもよい。光源はまた、加えて、または代替として、端部キャップ428および430等の可撤性端部キャップ上に設置されることができる。端部キャップ上またはフロートの端部のみに位置するとき、複数の光源が、使用されることができ、そのうちの1つは、真っ直ぐに指向され、そのうちの1つは、フロートの進行方向の中心に向かって内向き角度に指向される。片側の角度付けられた光源は、それらがフロートの前方の所望の場所において交差するように、他側の角度付けられた光源と合致されることができる。付属品の数は、所望の結果を生産するように選択されてもよい。1つまたはそれを上回る光源はまた、枢動部、枢動アダプタ、および/または他の隣接する構造上に設置されることもできる。
【0082】
別の実施例では、付属品470は、(加えて、または代替として)1つまたはそれを上回るノズル、例えば、フロートの正面部分(または遠位部分)上の平坦部分442または他の構造上またはそれに沿って設置された噴霧器または霧吹きであってもよい。各ノズルは、該当する場合、隣接するノズルと同一または異なる、噴霧パターンを生産してもよく、任意の所望のパターンを有してもよい。パターンは、弧状、線形、または他の所望のパターンであってもよい。ノズルの数は、所望の結果を生産するように、所望に応じて選択されてもよく、一実施例では、1フィート毎に約1つの周波数を有するように位置付けられる。本一実施例における6フィートフロートに関して、7つのノズルが存在することができる。ノズルからの湿気は、コンクリートの上皮を表面にもたらすことに役立つことができる。
【0083】
さらなる実施例では、フロートは、超音波発生器の形態で、付属品470を含むことができる。一実施例では、1つまたはそれを上回る超音波発生器が、振動アセンブリのいずれかを含む、本明細書に説明される振動発生器構成のいずれか等、1つまたはそれを上回る振動発生器と組み合わせて動作するために、フロート上に設置される。例えば、フロートは、フロート上に配列される複数の超音波発生器470と、フロート上に配列される1つまたはそれを上回る振動アセンブリとを含むことができる。代替として、フロートは、フロート上に配列される複数の超音波発生器470を含むことができ、振動アセンブリは、例えば、本明細書に図示または説明される構成のいずれかにおいて、枢動アセンブリに結合されることができる。振動アセンブリによって生産される振動と超音波発生器によって生産される波動の組み合わせは、例えば、フロートまたは他のコンクリート仕上装置を使用するとき、コンクリート表面をより良好に仕上げることに役立つ。
【0084】
代替フロート構造(図13A-13D)は、少なくとも1つの凹面表面を仕上げられているコンクリート表面に面するフロートの底部表面内に含んでもよい。一実施例では、フロート400Aは、第1のコンクリート接触表面472(図13Aおよび13B)と、第2のコンクリート接触表面474(図13Aおよび13D)と、それらの間に延在する凹面表面476とを含む。本実施例では、第1および第2のコンクリート接触表面472ならびに474は、フロート400Aの幅に延在するが、フロートの幅未満であることもできる。加えて、図示される実施例では、第1および第2のコンクリート接触表面は、本明細書に説明されるように、通常動作の間の最外かつ唯一のコンクリート接触表面であるが、それらは、最外コンクリート接触表面以外であることもでき、フロートは、コンクリート接触表面の隣接するもの間に延在する凹面表面の有無にかかわらず、付加的コンクリート接触表面を含むことができる。加えて、1つまたはそれを上回る凹面表面が、所望に応じて、介在コンクリート接触表面を省略しながら、フロートの中に構成されることができる。1つまたはそれを上回る凹面表面は、離散され得る、または重複され得る、図13Aに表されるような浅いチャネル構成、円形、卵形、長方形、および他の幾何学的または多角形もしくは平滑形状を含む、任意の数の構成を有する、フロートの底部の中に組み込まれることができる。任意の凹面表面が、例えば、一定曲率半径を伴って、平滑連続表面として形成されることができる、または離散表面、例えば、階段または方形波もしくは他の構成として形成され、組み合わせられ、凹面をフロートの底部内に形成してもよい。
【0085】
図示される構成では、第1のコンクリート接触表面472は、フロートの底部の内部における凹面表面476から正面部分434Aまで、正面部分および直線部分436Aによって画定されたランプ表面に外向きに遷移する。第2のコンクリート接触表面474は、後部分430Aおよび後縁431Aで終端する。後部分430Aおよび後縁431Aは両方とも、本実施例では、フロートの幅に横方向に延在する。また、本実施例では、後部分430Aおよび後縁431Aは、例えば、フロートの反対側におけるランプに対して比較的に鋭的角で継合し、押出成形によって可能にされる限り鋭的であって、通常の使用から生じる予期される摩耗を考慮してもよい。
【0086】
図13A-13Dに示されるフロートの本構成では、凹面表面476は、約500インチの曲率半径478(図13C)を有する。図13Aに示されるもの等の所与のフロート構成に関して、複数の凹面表面は、より小さい曲率半径を有するであろう。図示される構成における曲率半径は、反対コンクリート表面から離れた凹面表面の高さ482、本実施例では、約0.0115インチの反対コンクリート表面から離れた表面476の最大高さを生産し、言い換えると、凹面表面は、第1および第2のコンクリート接触表面472および474の両方に接触する隣接するコンクリート表面を表す線480から離れて約0.0115インチ湾曲する。最大間隔は、本実施例では、第1および第2のコンクリート接触表面間の中間点、本実施例では、フランジ484から第2のコンクリート接触表面474に向かって、約0.79インチにあるように選択される。凹面表面内の最大間隔点は、所望に応じて選択されることができ、例えば、例えば、凹面表面がフロートの側面外形において非対称であるように、フロートの中心または第1および第2のコンクリート接触表面間の中心から離間されてもよい。凹面表面の構成は、例えば、凹面表面上の表面張力によって、上皮をコンクリート表面の上部に、可能性として、コンクリート表面の上方に引き出すように改良するように選択されてもよい。
【0087】
図13Aおよび13Cに示されるフロート400Aの実施例では、フランジ484は、強度をフロート構造に提供し、また、本実施例では、図9に想像線で示される、ねじ山付き開口部485内の界面構成要素500(図9)の中に螺入される止めねじ(図示せず)のための軸受表面を提供し、ある実施例では、止めねじまたは他の締結具は、界面構成要素500を固着することに役立つために使用される。本実施例では、フランジ484と併せて、止めねじは、フランジ484に対して界面構成要素500と併用されると、界面構成要素500を荷重下に設置し、界面構成要素の位置をフロート上に維持することに役立つ。
【0088】
コンクリート接触表面472および474は、例えば、装置の重量を通して、圧力を下層コンクリート表面に印加することに役立ち、その圧力は、上皮をコンクリートの直に囲繞する面積から押し出す。凹面表面476は、両方がコンクリートの表面に接触するとき、いずれが前縁表面であっても、コンクリート接触表面472または474の最近傍の内部面積において開始する、表面張力によって、上皮をコンクリート表面の上部またはその上方に維持することに役立つ。コンクリートの表面に沿ったフロートの継続運動は、表面張力によって、上皮を凹面表面に沿って引き出し続け、これは、付加的上皮をコンクリート表面から引き出すことに役立つ。フロートがコンクリート表面に沿って継続するにつれて、凹面表面476内の上皮は、コンクリート接触表面472または474の他方によって、例えば、上皮にわたって滑動することによって、コンクリート表面上に再堆積される。以下により完全に説明されるように、第2のコンクリート接触表面474は、後縁または遠位縁であって、後部分430Aおよび後縁431Aとの間の角は、可能な限り多くの上皮との表面張力を破壊し、可能な限り多くの上皮が、431Aの後縁ではなく、コンクリートの表面上に留まることを可能にする。
【0089】
図13E-13Hは、例えば、凹面底部表面を有するフロートと併用するための個別のコンクリート接触表面に隣接するいくつかのタイプの近位および遠位縁を有する、代替フロート構成の概略を示す。本明細書に説明されるもののいずれかを含む、任意のフロート構成は、個別のコンクリート接触表面に隣接する近位縁と遠位縁との間に1つまたはそれを上回る凹面表面を有するように構成されることができ、フロートの上側部分の構成は、所望に応じて構成されることができる。図13E-13Hに表されるフロート構成はそれぞれ、簡略化目的のために、本議論のために同じであると見なされるであろうが、任意のフロートが、所望の凹面フロート底部表面ならびに図13E-13Hに関して説明される近位および遠位縁部分を伴って、任意の所望の構造および機能を有するように構成されることができることを理解されたい。
【0090】
フロート構成486A(図13E-13F)では、フロートは、凹面表面476Aの両側の近位コンクリート接触表面488Aと遠位コンクリート接触表面490Aとの間に延在する、凹面底部表面476Aを含む。凹面底部表面476Aは、本明細書に説明される凹面表面または類似物のいずれかであることができる。直線ランプ表面492Aが、コンクリート接触表面488Aから上向きにかつ凹面表面から離れて近位に延在する。近位縁493Aは、近位コンクリート接触表面488Aと直線ランプ表面492Aとの間の角度によって画定され、角度は、近位縁493Aがコンクリートの中に入り込む、または食い込む可能性を低減または最小限にする、任意の好適な角度であることができる。近位コンクリート接触表面488Aは、下層コンクリート表面に接触し、圧力をそこに印加し、上皮を表面にもたらす一方、直線ランプ表面492Aは、フロートが、コンクリート表面にわたって前進することを可能にする。上皮中の表面張力は、コンクリート表面の上方および凹面表面476Aに対する上皮の傾きを助長する。
【0091】
フロート486Aの本実施例では、遠位壁494Aは、遠位コンクリート接触表面490Aに対して約90°の角度で延在する。遠位壁494Aは、比較的に鋭的縁である遠位縁495Aにおいて、遠位コンクリート接触表面490Aに継合する。鋭的縁は、表面張力によって遠位壁494Aの表面上に上昇する可能性を低減させ、遠位縁の背後への隣接するコンクリート表面上に上皮の拡散を助長する。
【0092】
別のフロート構成486B(図13G)では、実質的に同じ表面が、「B」を伴う同一参照番号を用いて標識され、本明細書に説明される同一または類似構造および機能と実質的に同一構造および機能を有する。本実施例では、フロート486Bは、アールが設けられたまたは湾曲された縁497Bに沿って近位コンクリート接触表面488Bに継合する、近位ランプ496Bを含む。アールが設けられたまたは湾曲された縁497Bは、近位縁497Bがコンクリートの中に入り込む、またはその中に食い込む可能性を低減または最小限にする。
【0093】
さらなるフロート構成486C(図13H)では、実質的に同じ表面は、「C」を伴う同一参照番号を用いて標識され、本明細書に説明される同一または類似構造および機能と実質的に同一構造および機能を有する。本実施例では、フロート486Cは、表面492Cと近位コンクリート接触表面488Cとの間の角度によって画定された近位縁493Cを画定する直線ランプ表面492Cである、近位ランプを含む。類似様式において、フロートは、縁が直線ランプ表面497Cと遠位コンクリート接触表面490Cとの間の角度によって画定される、遠位縁498Cにおける遠位コンクリート接触表面490Cに継合するフロートの遠位部分における直線ランプ表面497Cである、遠位ランプを含む。本実施例では、近位および遠位直線ランプは、等しいかつ反対の角度で延在するが、それらは、相互に異なることもできる。同一角度にあるとき、フロートは、対称であって、縁のいずれかは、近位縁であることができ、コンクリート接触表面のいずれかは、近位コンクリート接触表面であることができる。しかしながら、遠位ランプ表面497Cは、フロートの遠位部分であるように構成されるとき、いくつかの角度のいずれかにおいて延在することができ、1つの目的は、表面張力を通して遠位表面にくっつき得る上皮の任意の量を低減させることであることを理解されたい。
【0094】
界面は、振動ユニットおよび/または枢動部上の幾何学形状と併用される、ならびに/もしくはコンクリート仕上ツール、例えば、フロート、溝付け装置、または他の仕上ツールと界面接触するように構成されることができる。界面は、コンクリート仕上ツールと界面接触するために、振動ユニットおよび/または枢動部上に固着されることになる構成要素であることができる、もしくは界面は、振動ユニットおよび/または枢動部と界面接触するためのコンクリート仕上ツールに固着されることになる構成要素であることができる。界面は、いくつかの構成をとることができ、振動ユニットおよび/または枢動部に固着されることになる界面の実施例では、界面は、振動ユニットおよび/または枢動部の既存の取付構成に従って、振動ユニットおよび/または枢動部に固着されることを可能にする、構成を有するであろう。例えば、既存の振動ユニットおよび/または枢動部上では、界面は、アダプタの一部として含まれ、振動ユニットおよび/または枢動部に固着され得るような構成を有するであろう。いくつかの実施例では、構成は、界面が機器に従来の4つの締結具を使用して振動ユニットおよび/または枢動部に固着されることを可能にするために合致する、もしくは十分に近似するパターンにおいて4つの締結具開口部を有するような単純なものとなるであろう。アダプタの別の部分は、コンクリート仕上ツールと界面接触することを可能にするように構成される界面を有するであろう。
【0095】
コンクリート仕上ツールに固着されることになるアダプタの実施例では、振動ユニットおよび/または枢動部と界面接触するために、アダプタは、仕上ツールの既存の取付構成に従ってコンクリート仕上ツールに固着されることを可能にする、構成を有するであろう。いくつかの実施例では、構成は、アダプタが機器に従来の4つの締結具を使用して仕上ツールに固着されることを可能にするために合致する、もしくは十分に近似するパターンにおいて4つの締結具開口部を有するような単純なものとなるであろう。アダプタの別の部分は、振動ユニットおよび/または枢動と界面接触することを可能にするように構成されるであろう。
【0096】
本明細書に説明される界面は、コンクリート仕上ツールおよび/または枢動アセンブリのオリジナル機器の中に組み込まれることができる、もしくはそれらは、アダプタまたはアダプタ対の中に組み込まれることができる。アダプタ対の中に組み込まれるとき、一方のアダプタは、コンクリート仕上ツールに固着され、他方のアダプタは、枢動アセンブリに固着されるであろう。アダプタ対上の界面は、その固着を可能にするために相補的であろう。界面が、例えば、枢動アセンブリまたはコンクリート仕上ツールのいずれかのための単一アダプタの中に組み込まれるとき、すでに使用されることが意図されているコンクリート仕上ツールまたは枢動アセンブリの他方は、単一アダプタが使用されるべき相補的界面を含む。
【0097】
例えば、オリジナル機器または1つもしくは一対のアダプタのための界面は、迅速取付および解放構成、例えば、ねじ山付き締結具を省略することによる、構成簡略化固着、ならびに比較的に少ステップを使用する構成を含む、いくつかの構成を有することができる。本明細書に説明される界面構成は、噛合界面構成のための係合表面を有し、係合表面は、ねじ山付き表面ではない。界面は、いくつかの構成では、振動ユニットおよび/または枢動界面が、整合もしくは合致され、ツール界面と継合され、単一継合もしくは噛合運動において固着されることを可能にする。他の構成における界面は、振動ユニットおよび/または枢動界面が、整合もしくは合致され、ツール界面と継合され、2つまたは比較的に少運動を用いて固着されることを可能にする。界面は、いくつかの構成では、それらが、整合または合致され、X、Y、および/もしくはZ方向のうちの1つまたはそれを上回るものにおける移動が、限定または防止され、さらなる固着が必要な場合、例えば、ラッチ、ピン、カム、または同等物によるさらなる固着が、残りの方向または複数の方向において界面に固着するように継合されることを可能にする。例えば、いくつかの界面は、整合または合致後およびそれらが継合された後、YおよびZ方向における移動が限定されるように構成されることができ、他の実施例では、いくつかの界面は、整合または合致および継合後、XならびにY方向における移動が、限定されるように構成されることができ、さらに他の界面では、界面は、整合または合致および継合後、X、Y、ならびにZ方向における移動が、通常動作条件下で限定されるように構成されることができる。
【0098】
アダプタは、例えば、溝600に関して説明される、縦方向に延在する溝を有するものを含む、溝付きまたはチャネル構造と併用されることになる界面とともに構成されることができ、ほぞに類似するありつぎ界面530構成を有する、アダプタ500Aを含んでもよい(図16および17)。本実施例では、いったん界面が、対応する相補的構成要素と整列または合致および継合されると、界面の移動は、YおよびZ方向、すなわち、近位および遠位ならびに上向きに限定される。本文脈では、X方向は、コンクリートツールに対して側方または横方向にあると捉えられ、Y方向は、移動の標準的方向を表す。代替として、界面530は、界面が、トロエル枢動または振動ツール構造内の界面と相補的なそのような他の幾何学形状と相互係合し、トロエル枢動または振動ツールとコンクリートフロートとの間に界面接触するために使用され得るように、所望に応じて、他の幾何学形状と相補的であるように構成されることができる。界面530は、本明細書に説明される溝構成600ならびにトロエル枢動または振動ツール構造内の界面、本実施例では、界面530と相補的な任意の他の溝またはチャネル構成と相互係合し、トロエル枢動または振動ツールとコンクリートフロートとの間に界面接触するために使用されることができる。本実施例では、界面530は、縦方向に延在し、比較的に広い上側表面532を含み、台形構成において下向きに延在し、角度付けられた側表面534に沿ってフロート搭載構造538の部分536まで、内向きに収束する。部分536は、補強または強度のために構成され得る、フロート搭載構造538の上側部分に沿って延在する、ボスまたは隆起の形態をとることができる。本明細書に説明される界面500、500A、600、および600Aは、界面が、整合または合致され、X方向における移動によって、その相補的構造と継合された後、最終固着の前に、YおよびZ方向における相対的移動を限定する。最終固着後、アセンブリはまた、X方向にも固着し、X方向における移動は、限定される。
【0099】
本構成では、フロート搭載構造538は、アダプタ500Aをフロートに搭載するために使用される複数(本実施例では、4つ)の搭載孔540を伴う、比較的に平面の搭載プレートとして構成される(図16および17)。搭載孔は、コンクリートフロート内の同一パターン、本実施例では、長方形パターンのために締結具を収容するための搭載プレート上のパターンにおいて配列される。アダプタ500Aの構成は、好適な締結配列を通してフロート400等のフロートに搭載するために好適である。加えて、または代替として、アダプタ500Aは、1つまたはそれを上回る、本実施例では、4つのねじ山付き開口部またはねじ山付きレセプタクルをフロートの上側表面内に有する、従来のフロート構成に搭載するために好適であって、締結具は、フロート搭載構造538をフロートの上側表面に対して押し当てる、またはそれに対して圧縮させるために使用される。他のフロート構成は、アダプタ500Aを受容するために適合されることができる、またはフロート搭載構造は、界面が、例えば、異なる締結具または搭載パターン、フロート搭載構造のための非平面底部表面、もしくは同等物を用いて、他のフロート構成に搭載するために使用され得るように、修正されることができる。界面530は、いくつかの方法においてフロート搭載構造538に固着される、例えば、開口部542の中に螺入される締結具、および/または溶接、もしくは同等物を用いて、固着されることができる。代替として、界面530は、フロート搭載表面538とモノリシックまたは別様に一体型に形成されることができる。
【0100】
フロート搭載構造538は、均一厚さ、例えば、界面530を支持する部分536の厚さを有することができる。代替として、フロート搭載構造538は、搭載孔540の面積内により小さい厚さを有することができ、補強構造が、例えば、界面530を支持し、隣接する搭載孔540間に延在する、より厚い厚さを有する。
【0101】
界面はまた、コンクリートフロート上の幾何学形状と併用され、コンクリートフロートとトロエル枢動または振動ツール構造との間に界面接触するように構成されることができる。一実施例では、界面は、例えば、界面構成要素500を含む、コンクリートフロート上の縦方向に延在する隆起、ランド、ほぞ、または他の幾何学形状と併用されるように構成されることができる。代替として、コンクリートフロート上の幾何学形状と併用するための界面は、界面が、コンクリートフロート上の界面と相補的なそのような他の幾何学形状と相互係合し、コンクリートフロートとトロエル枢動または振動アセンブリとの間に界面接触するために使用され得るように、所望に応じて、他の幾何学形状と相補的であるように構成されることができる。一実施例では、アダプタ600A(図18-20)は、例えば、上部表面508および側表面502ならびに504を有する、本明細書に説明される界面構成要素500または類似幾何学形状と相互係合するために使用され得る、界面を含むことができる。本実施例では、アダプタ600Aは、図示される実施例では略平面である、上側表面650と、反対側652とを含む。反対側652は、それとともに、アダプタ600Aが併用されることになる、コンクリートフロート上の幾何学形状と実質的に相補的な外形を含む。界面は、コンクリートフロート上の相補的幾何学形状の形態によって部分的に判定され得る、通常動作の間、コンクリートフロートをトロエル枢動または振動ツールアセンブリ上に支持するために十分な構造を有する。本実施例では、相補的幾何学形状は、界面構成要素500によって判定され、アダプタ600Aは、界面構成要素500の相補的幾何学形状に係合するために縦方向に延在する。
【0102】
アダプタ600Aは、ほぞ穴に近似する形状を有する、図示される構成では略台形の非円形横断面外形を伴う、界面を有する。外形は、アダプタ600Aの底部表面670で終端する、下向きに延在し、収束する側壁656および658における側で終端する、略直線横方向および縦方向に延在する表面654を含む。直線表面および収束する側壁は、アダプタ600Aの縦方向に延在し、コンクリートフロート上の相補的幾何学形状と界面幾何学形状相互係合を画定する。本構成では、アダプタ600Aは、枢動アセンブリまたは振動アセンブリと、その上の界面構成要素500等の幾何学形状を有する、コンクリートフロートをともに組み立てるために使用されることができる。アダプタ600Aは、コンクリートフロート上の幾何学形状と相補的な外形を組み込むアダプタ600Aを有することによって、その上に他の幾何学形状を有する、コンクリートフロート上の枢動アセンブリまたは振動アセンブリに搭載するために使用されることができる。
【0103】
1つの構成では、アダプタ600Aは、コンクリートフロート上への対応する幾何学形状との組立の間、アダプタ600Aを整合させることに役立つためのガイド表面を含む。一実施例では、ガイド表面は、溝600に関して本明細書に説明されるシュートまたは収束入口602と実質的に同一の構造および機能を有することができる。本実施例では、アダプタ600Aの各縦方向端部は、それぞれ、図示されるように実質的に鏡像のガイド外形660および662を含み、そのうちの1つのみが、さらに説明されるであろう。図示される実施例では、ガイド外形660は、アダプタ600Aの縦方向端部部分668から個別の側壁658および656まで延在する、離間された略直線収束表面664および666を含む。各収束表面は、縦方向に延在する表面654を含有する平面に略法線である、個別の平面内に延在する。
【0104】
アダプタ600Aはまた、個別の引き込みランプ表面を各縦方向端部部分668に含む。1つの縦方向端部におけるランプ表面は、反対縦方向端部におけるランプ表面の実質的に鏡像であって、1つのみのセットのランプ表面が、さらに説明されるであろう。図示される実施例では、アダプタ600Aは、第1および第2の引き込みランプ表面672ならびに674を含む。各ランプ表面は、隣接する引き込み収束表面664または666のいずれかからアダプタ600Aの個別の周部分まで側方外向きに延在する。各ランプ表面は、個別の縦方向端部部分668から反対縦方向端部部分に向かって内向きに底部表面670まで延在する。各ランプ表面は、アダプタ600Aをコンクリートフロートアセンブリ上の相補的構成要素と係合するように誘導することに役立つ。
【0105】
図示される実施例では、アダプタ600Aは、アダプタ600Aの上部内の個別のねじ山付き開口部の中に螺入される、複数の締結具676および678を含む。締結具は、本明細書の図1-5に関して説明される締結具610と実質的に同一方法で使用されることができる。アダプタ600Aが、界面構成要素500を伴うフロートアセンブリ400等のコンクリートフロートアセンブリ上の相補的構成要素上に搭載されるとき、締結具676および678が、界面構成要素500と係合するように螺入され、相補的表面を張力下に設置し、それによって、アダプタ600Aおよび任意の関連付けられた枢動アセンブリまたは振動アセンブリをとともにコンクリートフロートアセンブリと固着することができる。
【0106】
アダプタ600Aは、アダプタ600Aが搭載されるコンクリートフロートと併用するために、アダプタ600Aを上層枢動アセンブリまたは振動アセンブリに搭載するための1つまたはそれを上回る搭載構成を含むことができる。本実施例では、搭載構成は、1つまたはそれを上回る締結具開口部、本実施例では、それぞれ、各セット680および682内に4つの締結具開口部の2セットを含む。他の搭載配列が、代替において使用されてもよい。本実施例では、締結具開口部の第1のセット680は、長方形アレイで配列され、枢動アセンブリまたは振動アセンブリのための第1の構成を固着するために使用されることができ、締結具開口部の第2のセット682は、枢動アセンブリまたは振動アセンブリのための第2の構成を固着するために使用されることができる。例えば、締結具開口部は、相補的ねじ山付き構成要素、例えば、ナットまたはねじ山付きボアの中に螺入するために、開口部を通してボルトを受容することができる。他の配列は、コンクリートフロートアセンブリと併用されるために、枢動アセンブリまたは振動アセンブリ上のアダプタ600Aを固着するために使用されることができる。
【0107】
相補的界面構成要素は、複数のコンクリートフロートのいずれかのうちのコンクリートフロートが、複数の枢動アセンブリのいずれかのうちの枢動アセンブリ上に搭載され、それによって支持され得るように、構成され、ともに組み立てられる、またはともに組み合わせられることができる。相補的界面構成要素のアセンブリの一実施例は、図21および23における一実施例に図示される、アダプタ500Aおよびアダプタ600Aを含む。アダプタ500Aおよびアダプタ600Aは、1つまたはそれを上回る相補的構造、本実施例では、ありつぎ継手配列を通して、相互に相互係合する、第1および第2の界面構成要素であることができるが、本明細書に説明される相補的構造のいずれかを含んでもよい。第1および第2の界面構成要素はまた、例えば、相互係合のため、関連付けられたコンクリートフロートおよび枢動アセンブリ構成要素の容易な接続および接続解除を可能にする。第1および第2の界面構成要素は、例えば、好適なコンクリートフロートと好適な枢動アセンブリを組み立てる際に使用するために販売され得る、キットの形態において、アセンブリとしてともに提供されることができる。第1および第2の界面構成要素は、第1の界面構成要素が種々のコンクリートフロートに取り付けられる、または具体的コンクリートフロートに取り付けるように構成され得るように、および第2の界面構成要素が、種々の枢動アセンブリに取り付けられる、または具体的枢動アセンブリに取り付けるように構成され得るように構成されることができる。本実施例では、アダプタ500Aおよびアダプタ600Aは、アセンブリまたはキットとして提供され、ユーザが、例えば、アダプタ500Aに関して本明細書に説明されるように、適切な締結具を通して、アダプタ500Aを従来のフロート700に取り付け、例えば、アダプタ600Aに関して本明細書に説明されるように、アダプタ600Aを枢動アセンブリに取り付けることを可能にする。図21-23に図示される実施例では、アダプタ500Aは、締結具704を通して、例えば、コンクリートフロート内のねじ山付き開口部の中への開口部540(図16-17)を通して、コンクリートフロートの縦方向に延在するリブ702内の4つの内部ねじ山付き開口部の個別のものの中に固着される。本実施例では、コンクリートフロート700は、従来のように、枢動アセンブリ上の相補的締結具を受容するための既存のねじ山付き開口部を有する。また、本実施例では、アダプタ500Aは、締結具704が、アダプタ500Aをフロート700に固着するために、既存のねじ山付きボアを使用し得るように構成される。加えて、アダプタ500Aはまた、他のコンクリートフロート構成に接続することを可能にするために十分な開口部を有するように構成され得る、または他のフロート構成に適応するための付加的取付構成を有してもよい。逆に言えば、アダプタ500Aは、単一コンクリートフロート構成のみに取り付けられるよう一意であるように構成されることができる。
【0108】
アセンブリの第2の界面構成要素は、本実施例では、本明細書に説明されるように、アダプタ600Aの形態をとる。アダプタ600Aは、図21および23に図式的に示される、枢動アセンブリ706に固着される。本実施例では、アダプタ600Aは、開口部680および/または682のセットのうちの1つまたはそれを上回るものを通して、枢動アセンブリ706に固着される(図19)。しかしながら、アダプタ600Aを枢動アセンブリ706等の枢動アセンブリに取り付けるための他の手段も、アダプタ600Aの中に含まれ、または組み込まれ、アダプタ600Aが異なる枢動アセンブリに取り付けられる、または単一枢動アセンブリ構成にのみ取り付けられるように構成されることを可能にすることができる。枢動アセンブリ706は、任意の従来の枢動アセンブリ、または振動アセンブリを表す、もしくは本明細書に説明される振動アセンブリおよび/または枢動アセンブリに搭載するように構成されてもよい。一実施例では、構成要素706は、本明細書により詳細に説明される振動アセンブリ900であり、これは、アダプタ600A等のアダプタを含むように構成されることができる。
【0109】
図21-23に示される実施例では、界面アセンブリは、フロートへの枢動アセンブリの容易または迅速な取付およびそこからの解放を可能にする。アダプタ500Aは、可撤性締結具を用いて、コンクリートフロート700に搭載されることができる、または別の実施例では、例えば、溶接によって、もしくは別様に、コンクリートフロートに恒久的に固着されてもよい。同様に、アダプタ600Aは、枢動アセンブリに解放可能に搭載されることができる、または別の実施例では、枢動アセンブリの中に恒久的に組み込まれるように構成されてもよい。アダプタ500Aは、取付のために、およびありつぎ界面530を支持するために、比較的に平面な支持構造、または他のオス型相互係合構成要素を使用して、4点取付構成を提供する。代替として、コンクリートフロートに取り付けられる界面構成要素は、メス型相互係合構成要素を含むことができ、枢動アセンブリに取り付けられる界面構成要素は、オス型相互係合構成要素を含むことができる。図示される実施例における界面または相互係合構成もしくは幾何学形状は、ありつぎ継手構成であるが、他の構成は、他のほぞ穴継手構成、一方が他方を通り開口部を通して延在することに応じて平面構成要素が柱によって相互に固着され、コッタピンまたは他の固着部等のピンによって固着される、平面構成要素の挟着、相互に係合するように側方に、または靴の中への足のように前方に、または後方にのいずれかにおいて組み立てられ、ピン、カバープレート、または他の固着によって固着される、カムプレートおよび従動子プレートを含んでもよい、もしくは平面構成要素は、磁力、ラッチ、ばね荷重戻り止め保持構成要素、オーバセンタラッチ、または他の固着可能な相互係合幾何学形状によって固着されることができる。
【0110】
界面構成要素は、いくつかの構成をとることができ、本明細書に説明される界面構成要素のいずれかが、本明細書に説明されるもの等のコンクリート仕上ツールと、制御アセンブリ、例えば、枢動アセンブリ、振動アセンブリ、およびアセンブリ、または他の構成要素を組み合わせるために使用されることができる。界面構成要素は、それと関連付けられる、アセンブリの一部として形成されることができる、またはアフターマーケットデバイスとともに生じるであろうように、取り付けられることができる。界面構成要素はまた、1つまたはそれを上回るアダプタの一部として形成されることができ、対の相補的アダプタが、既存の機器または既存の機器設計を改良するために使用されることができる。対の相補的アダプタの実施例は、以下に説明されるであろうが、アダプタまたは対のアダプタの一部として含まれる任意の所与の界面構成要素が、関連付けられた機器、例えば、枢動アセンブリ、および振動アセンブリ、ならびに同等物等のコンクリート仕上ツールおよび/または制御アセンブリの中に組み込まれることができることを理解されたい。また、一対のアダプタの一部として説明される任意のアダプタは、その関連付けられたアセンブリと好適な噛合界面を継合するために、独立して使用されることができることを理解されたい。以下に説明される対のアダプタは、界面構成要素を含み、任意の1つまたは両方とも、下層機器がある、アダプタの中に組み込まれることができる。界面構成要素のいくつかは、受動的であって、いくつかは、能動的である。界面構成要素のいくつかは、いったん界面構成要素が整合または合致され、固着のために継合されると、固着に先立って、X、Y、またはZ方向のうちの1つまたはそれを上回るものにおける移動を限定し、固着後、それらは、全3つの方向における移動を限定する。振動装置の有無にかかわらず、コンクリート仕上ツールと枢動アセンブリとの間に界面接触するための手段は、本明細書で議論される界面構成要素のいずれかである。
【0111】
受動的界面構成要素が、ツールアダプタ2402と、第2のアダプタ、本実施例では、枢動アダプタ2404とを有する、一対のアダプタ2400(図24)内に含まれる。ツールアダプタ2402は、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成2406を含み、搭載構成2406のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ2404はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成2408を含み、搭載構成2408のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0112】
対のアダプタ2400は、界面をともに固着するための磁場を使用する、界面構成要素を含む。本実施例では、ツールアダプタ2402は、アダプタプレート2412内または上に形成される、複数の磁石2410を含む。磁石のサイズおよび分布パターンは、構成要素/アセンブリのサイズおよび重量ならびに荷重に基づいて、所望に応じて選択される。ツールアダプタ2402はまた、ロケータ構成要素を含み、ツールアダプタと枢動アダプタ2404の整合または合致を補助する。本実施例では、ロケータ構成要素は、アダプタプレート2412の表面に対して法線に延在する、一対のピンまたは柱2414である。枢動アダプタ2404のための界面構成要素は、磁石2410によって提供される磁場によって保定されるための分散された鉄含有プレート2416、または他の磁石を含有するプレートを含む。枢動アダプタはまた、ロケータ構成要素、本実施例では、開口部または開口2418を含む。
【0113】
対のアダプタ2400がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、個別のアダプタを整合または合致させ、それらをともに継合または設置することによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。ピン2414が、開口部2418に係合し、XおよびY方向における相対的移動を限定する。磁石2410によって発生された磁場は、アダプタ2404に固着し、その方向における移動を限定する。したがって、いったんアダプタが、第1の方向またはZ方向において、ともに整合され、継合または設置されると、ユーザによるさらなる作用は、X、Y、およびZ方向における移動の信頼性のある限定のために必要ない。したがって、少なくとも1つの方向、すなわち、Z方向に垂直なXおよびY方向における移動は、限定されるが、本構成では、全ての方向における移動は、例えば、対のアダプタ2400の幾何学形状によって、限定される。締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、除外されることができるが、随意である。さらに、Z方向における移動の限定は、付加的ユーザの関わりを伴わずに遂行される。アダプタ対の固着はまた、付加的機構、例えば、受動的界面構成要素のための戻り止めピン、または、例えば、ラッチ、係止部、締結具、もしくは他の能動的デバイスを用いて遂行されることができる。
【0114】
受動的界面構成要素(図25)の別の実施例では、一対のアダプタ2500は、ツールアダプタ2502と、第2のアダプタ2504、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成2506を含み、搭載構成2506のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ2504はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成2508を含み、搭載構成2508のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0115】
対のアダプタ2500は、界面をともに固着するための戻り止めおよび空洞を使用する、界面構成要素を含み、本実施例では、ツールアダプタ2502は、アダプタプレート2512内の壁の中に固着される、複数の戻り止めピン2510を含む。戻り止めピンのサイズおよび位置は、構成要素/アセンブリのサイズおよび重量ならびに荷重に基づいて、所望に応じて選択される。ツールアダプタ2502は、戻り止めピンを受容するための空洞、本実施例では、枢動アダプタ2504の両側の側方に延在する溝2514を含み、その片側のみが、図25に示される。ツールアダプタ2502はまた、アダプタを整合または合致させることに役立つための側壁2516ならびに正面および後面壁2518の形態における、ロケータ構成要素を含む。壁はまた、XおよびY方向における相互に対するアダプタの移動を限定することに役立つ。空洞内の戻り止めは、Z方向における移動を限定する。
【0116】
対のアダプタ2500がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、個別のアダプタを整合または合致させ、継合し、それらをともに設置することによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタが、壁2516および2518内に位置付けられ、枢動アダプタは、戻り止めが溝2514に係合するように、壁によって画定された空洞の中に押入される。戻り止めは、Z方向における移動を限定する。したがって、いったんアダプタが、例えば、Z方向において、ともに整合および設置されると、ユーザによるさらなる作用は、Z方向に垂直な少なくとも1つの方向における移動の信頼性のある限定のために必要なく、本実施例では、X、Y、およびZ方向のぞれぞれにおいて限定される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立つ。締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、除外されることができるが、随意であって、Z方向における移動の限定は、付加的ユーザの関わりを伴わずに遂行される。加えて、または代替として、アダプタ対の固着もまた、付加的機構、例えば、受動的界面構成要素のための磁石、または、例えば、ラッチ、係止部、締結具、もしくは他の能動的デバイスを用いて遂行されることができる。
【0117】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では、(図26)、一対のアダプタ2600は、ツールアダプタ2602と、第2のアダプタ2604、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成2606を含み、搭載構成2606のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ2604はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成2608を含み、搭載構成2608のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0118】
対のアダプタ2600は、非対称チャネルまたは溝構成、本実施例では、ありつぎ状幾何学形状を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ2602は、非対称チャネルまたは溝2610を含み、本実施例では、チャネルまたは溝2610の基部が、Z方向におけるチャネルへの開口部の表面より大きい表面積を有するように、第1の垂直壁2612および第2のアンダーカットされたまたは角度付けられた壁2614を含む。枢動アダプタ2604は、ツールアダプタ内の角度付けられた壁2614と相補的な3つの略垂直側壁および収束する角度付けられた壁を伴う、略平面部材である。角度付けられた壁2614は、XおよびZ方向における枢動アダプタ2604の移動を限定し、垂直壁2612は、X方向における移動を限定する。
【0119】
対のアダプタ2600はまた、能動的固着機構、本実施例では、駆動ラッチ2616を含む。駆動ラッチは、好適な締結具2618によって、ツールアダプタ内のラッチ空洞2620の中に保定され、側面表面、本実施例では、枢動アダプタの上側表面内の連続ラッチ空洞2622の中に枢動することができる。締結具2618は、通常動作の間、ラッチをラッチ空洞2622内に保持するための戻り止め、カム配列、または他の構成を含むことができる。
【0120】
対のアダプタ2600がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、枢動アダプタの角度付けられた壁がツールアダプタの角度付けられた壁2614下にある状態で、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させ、枢動アダプタをツールアダプタに対して第1の方向、すなわちY方向に摺動させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。対のアダプタが整合されると、XおよびZ方向における枢動アダプタの移動は、限定され、ユーザが、ラッチ2616を枢動アダプタの中に、またはそれにわたって移動させると、Y方向における移動およびZ方向における全ての移動は、限定される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立つ。締結具の螺合、ピンの挿入、またはユーザ作用を伴う他の要素は、除外されることができるが、そのような構造が含まれることが所望される場合、随意である。
【0121】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図27-28)、一対のアダプタ2700は、ツールアダプタ2702と、第2のアダプタ2704、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成2706を含み、搭載構成2706のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ2704はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成2708を含み、搭載構成2708のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0122】
対のアダプタ2700は、非対称チャネルまたは溝構成、本実施例では、ありつぎ状幾何学形状および階段幾何学形状を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ2702は、非対称チャネルまたは溝2710を含み、本実施例では、チャネルまたは溝2710にわたって延在する段部2714を形成する、逆階段壁2712を含む。チャネルまたは溝2710はまた、第2のアンダーカットされたまたは角度付けられた壁2716を含む。階段壁2712および角度付けられた壁2716を用いることで、チャネルまたは溝27の基部は、Z方向におけるチャネルへの開口部の表面より大きい表面積を有する。枢動アダプタ2704は、2つの略垂直側壁と、第3の側の階段壁2718と、反対力壁の収束する角度付けられた壁2720とを伴う、略平面部材である。階段壁および角度付けられた壁は、XおよびZ方向における枢動アダプタ2704の移動を限定する。
【0123】
対のアダプタ2700はまた、能動的固着機構、本実施例では、スライドラッチ2722を含み、スライドラッチは、保定バー2724の下に保定される。スライドラッチはまた、スライドラッチが摺動する、空洞の側壁内の側溝の中に位置付けられることができる。スライドラッチは、アクチュエータ構造2728を押動することによってアクティブ化されると、枢動アダプタ2704の側面および/または上部内の空洞2730にわたって、および/またはその中に延在する、係止部分2726を含む。スライドラッチは、X、Y、およびZ方向におけるツールアダプタに対する枢動アダプタツールの運動を限定することに役立つ。
【0124】
対のアダプタ2700が、その個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)内に固着されると、ユーザは、枢動アダプタの角度付けられた壁がツールアダプタの角度付けられた壁下にあって、枢動階段壁がツールアダプタ階段壁下にある状態で、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させ、枢動アダプタをツールアダプタに対してY方向に摺動させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。対のアダプタが整合されると、Y方向に垂直な少なくとも1つの方向における枢動アダプタの移動は、限定され、本実施例では、XおよびZ方向における移動は、限定され、ユーザが、ラッチ2722を枢動アダプタの中に、またはそれにわたって移動させると、Y方向における移動およびZ方向における全ての移動は、限定される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。締結具の螺合、ピンの挿入、またはユーザ作用を伴う他の要素は、除外されることができるが、そのような構造が含まれることが所望される場合、随意である。
【0125】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図29-32)、一対のアダプタ2900は、ツールアダプタ2902と、第2のアダプタ2904、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成2906を含み、搭載構成2906のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ2904はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成2908を含み、搭載構成2908のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0126】
対のアダプタ2900は、非対称チャネルまたは溝構成、本実施例では、図26に関して説明されるものに類似するありつぎ状幾何学形状を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ2902は、非対称チャネルまたは溝2910を含み、本実施例では、チャネルまたは溝2910の基部が、Z方向におけるチャネルへの開口部の表面より大きい表面積を有するように、第1の垂直壁2912と、第2のアンダーカットされたまたは角度付けられた壁2914とを含む。枢動アダプタ2904は、平面部材の一部に取り付けられる、固着される、または別様に作製される、ありつぎ530に類似するありつぎ界面構成要素2916を伴う、略平面部材である。ありつぎ界面の幾何学形状および構成は、本明細書に説明されるありつぎ530に実質的に類似する。ありつぎ界面構成要素および角度付けられた壁2914は、XおよびZ方向における枢動アダプタ2904の移動を限定し、垂直壁2912は、X方向における移動を限定する。
【0127】
対のアダプタ2900はまた、能動的固着機構、本実施例では、付勢楔または圧縮楔2918(図29-30および33)を含む。圧縮楔は、スライドプレート2920と、角度付けられた壁2922とを含む。略直線および垂直側壁2924は、角度付けられた壁2922の反対にあって、ボス2926は、垂直側壁2924から離れて延在する。ねじ山付きボルトまたはねじ2928(図29)は、ツールアダプタ2902の片側に縦方向に固定され、ツールアダプタに対して回転することを可能にされる。ねじ山付きボルトが、ボス2924の中に螺入され、ボルトの回転は、圧縮楔2918を延在または後退させる。
【0128】
対のアダプタ2900がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、圧縮楔の傾斜壁2922が複数の締結具2932によって固着されるカバープレート2930の真下のツールアダプタ2902内の空洞の中に陥凹または隠蔽された状態で、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させ、枢動アダプタをツールアダプタに対して第1の方向において、本実施例においては、Y方向において、摺動させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。アダプタが整合されると、相互に対してアダプタの移動は、第1の方向またはY方向以外の少なくとも1つ方向において限定され、本実施例では、X方向において限定され、Z方向において部分的に限定される。アダプタが整合されると、ボルトは、枢動または回転され、角度付けられた壁2922を界面構成要素2916上の相補的角度付けられた壁に対して牽引し、圧力が、ありつぎ2916に印加され、ありつぎを角度付けられた壁2922と角度付けられた壁2914との間に挟着する。対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。付加的締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0129】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図34-35)、一対のアダプタ3400は、ツールアダプタ3402と、第2のアダプタ3404、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成3406を含み、搭載構成3406のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ3404はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成3408を含み、搭載構成3408のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0130】
対のアダプタ3400は、非対称チャネルまたは溝構成、本実施例では、階段表面と組み合わせられる溝を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ3402は、非対称チャネルまたは溝3410を含み、本実施例では、陥凹付きチャネル3412と、交差または階段壁3414とを含む。交差壁3414の上向きに面した表面は、バーまたはプレート3418を受容し、位置付けるための位置決めピン3416の形態における、複数の位置決め要素を含む。交差壁およびプレート3418は、陥凹付きチャネル3420を形成する。
【0131】
対のアダプタ3400はまた、能動的固着機構、本実施例では、ねじ山付きボルト3422(図34)を含む。ねじ山付きボルトは、交差壁3414の上側表面内のねじ山付き開口部の中に螺入され、プレート3418に対して支承するための下側軸受表面を含む。ボルトが、そのボアの中に螺入されると、軸受表面は、プレート3418に対して支承し、圧力をプレートに印加し、プレートを下層ツールアダプタ3402に向かって下向きに押進させる。
【0132】
対のアダプタ3400がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、枢動アダプタ上の基部壁3424が陥凹付き溝3412および3420内に延在した状態で、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させ、枢動アダプタをツールアダプタに対して第1の方向に、本実施例では、Y方向に摺動させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタの正面および後面が、ツールアダプタの正面および後面側と整合されると、X方向における移動だけではなく、Y方向に垂直な少なくとも1つの方向における、本実施例では、Z方向における、枢動アダプタとツールアダプタとの間の相対的移動は、限定される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。例えば、ユーザが、ボルト3422をプレート3418に対して固着して着座させると、プレートは、圧力を枢動アダプタ上の下層基部壁3424に印加し、枢動アダプタを定位置に保持し、Y方向ならびにXおよびZ方向における枢動アダプタの移動を限定する。対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。付加的締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0133】
XおよびY方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図36)、一対のアダプタ3600は、ツールアダプタ3602と、第2のアダプタ3604、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成3606を含み、搭載構成3606のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ3604はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成3608を含み、搭載構成3608のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0134】
対のアダプタ3600は、XおよびY方向における移動を限定しながら、アダプタの容易な組立を可能にするためのピンまたは柱および開口部を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ3602は、一対の離間されるピンまたは柱3610を含み、それぞれ、枢動アダプタが設置された後、コッタピンまたは他の固着ピン3614を受容するための個別の開口またはボア3612を伴う。枢動アダプタは、2つのアダプタがともに整合および合体されると、ピン3610の個別のものに係合するための一対の位置決め開口部3616を含む。
【0135】
対のアダプタ3600は、能動的固着構成、本実施例では、枢動アダプタ3604が、ピンまたは柱3610にわたって、かつツールアダプタ3602の対面表面に対して設置された後、個別のボア3612内のコッタピン3614の係合を含む。
【0136】
対のアダプタ3600がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、第1の方向またはZ方向に一方を他方に対して移動させ、枢動アダプタ開口部3616をピンまたは柱3610にわたって設置することによって、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタが、ツールアダプタ3602の対面表面に対すると、Z方向に垂直な少なくとも1つの方向における枢動アダプタとツールアダプタとの間の相対的移動は、限定され、本実施例では、XおよびY方向における移動が、限定される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。ユーザが、コッタピン3614を挿入すると、枢動アダプタ3604は、対のアダプタが、X、Y、およびZ方向における移動に限定されるように、柱上の定位置において、ツールアダプタに対して保持される。締結具の螺合、付加的ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0137】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図37-38)、一対のアダプタ3700は、ツールアダプタ3702と、第2のアダプタ3704、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成(不可視)を含み、搭載構成のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。本実施例では、搭載構成は、アダプタ3702の基部の中に嵌め込まれ、枢動アダプタ3704によって被覆される。枢動アダプタ3704はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成3708を含み、搭載構成3708のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0138】
対のアダプタ3700は、非対称空洞構成、本実施例では、3つの略直線側壁および第4のアンダーカットされた壁を有する、空洞を使用する、界面構成要素を含む。アダプタ3702は、3つの略直線垂直側壁3712およびアンダーカットされたまたはありつぎ状の角度付けられた壁3714によって画定された非対称空洞3710を含む。ともに、壁は、非対称空洞3710を形成する。枢動アダプタは、3つの略直線壁3716と、傾斜収束壁3718とを含む。
【0139】
対のアダプタ3700はまた、複数の能動的固着機構、本実施例では、駆動ラッチプレート3720と、壁3712を通して枢動アダプタ3704の中に延在するように構成される、ねじ山付きまたは別様に固着可能な挿入ピン3722とを含む。ラッチプレートおよび挿入ピンが定位置に来ると、アダプタは、ともに固着され、X、Y、およびZ方向における移動が限定される。
【0140】
対のアダプタ3700が、その個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタの傾斜壁3718は、ツールアダプタ空洞3710内の傾斜壁3714下に位置付けられ、枢動アダプタの残りは、一般的にはZ方向において、ツールアダプタ空洞3710の中に挿入または降下される。枢動アダプタがツールアダプタ空洞内にあることで、Z方向における移動は、限定され、Z方向に垂直な少なくとも1つの方向における移動もまた、限定され、本実施例では、XおよびY方向両方における移動が、制限される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。ユーザは、次いで、ラッチプレート3720を枢動アダプタにわたって位置付け、ピン3722を枢動アダプタ3704内の対応する開口部の中に挿入し、それを固定することができる。任意の付加的締結具の挿入、付加的ピンの挿入、付加的ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを固着するために必要ではないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0141】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図39-40)、一対のアダプタ3900は、ツールアダプタ3902と、第2のアダプタ3904、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成3906を含み、搭載構成3906のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ3904はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成3908を含み、搭載構成3908のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0142】
対のアダプタ3900は、ツイスト接続を使用する、界面構成要素を含む、または代わりに、バヨネットマウントを使用してもよい。ツールアダプタ3902は、ツールアダプタの上側表面3912を通してスロットまたは溝3910を含む。スロット3910は、枢動アダプタ3904の隣接する表面から柱上に延在または隆起する、プレートまたはボス3914を収容するように構成される。プレート3914は、スロット3910を通してプレートの信頼性のある挿入を可能にし、軸受表面3916に接触し、ツールアダプタの底部表面3920内の空洞3918の中に支承することを確実にするための形状および表面構成を有する。
【0143】
対のアダプタ3900が個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、プレート3914が開口部3910を通して嵌合後、対のアダプタおよび第1の方向を枢動するように、例えば、構成要素を相互に対して1/4回転または90°旋回させ、プレート3914が、軸受表面3916に対して支承するように、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタがそのように整合されると、Z方向における枢動アダプタとツールアダプタとの間の相対的移動は、限定され、ならびにZ方向に垂直な少なくとも1つの方向における移動が、限定され、本実施例では、XおよびY方向両方における移動が限定される。対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0144】
42における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では、一対のアダプタ4100は、ツールアダプタ4102と、第2のアダプタ4104、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成4106を含み、搭載構成4106のパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ4104はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成4108を含み、搭載構成4108のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0145】
対のアダプタ4100は、非対称空洞を使用する、界面構成要素を含む。ツールアダプタ4102は、本実施例では、3つの垂直壁4112と、アンダーカットされたまたは傾斜壁4114とによって画定された非対称空洞4110を含む。非対称空洞の本構成では、空洞の基部の面積は、4つの壁によって画定された開口部の面積を上回る。枢動アダプタ4104は、略垂直壁4112に共形化される、3つの略直線垂直壁4116と、アンダーカットされた傾斜壁4114に共形化する、収束傾斜壁4118とを含む。
【0146】
対のアダプタ4100はまた、能動的固着機構、本実施例では、枢動アダプタの上側表面4122と係合するように付勢される、付勢されるレバー4120を含む。レバー4120は、柱およびレバーの中に延在する1つまたはそれを上回るピンにより、個別の柱4124によって各側に支持される。レバーは、図41に見られるように、コイルばね(図示せず)によって時計回り方向に付勢される。レバーは、枢動アダプタの隣接する部分が、空洞の内外に経路を乗り越え得るように、レバーの外側または暴露縁表面を反時計回りに押下することによって、空洞の中への枢動アダプタの挿入またはそこからの解放を可能にするために、枢動アダプタ4104の経路から外れるように移動される。別の構成では、レバーは、レバーが、上側表面4122にわたって延在し、枢動アダプタを傾斜壁4114下に挿入し、枢動アダプタの反対側をレバーの隣接する縁に対して圧接することによって、レバーを外向きに押動し、空洞の中への枢動アダプタのための経路を乗り越えるような方向に、線形に付勢されることができる。そのような構成では、枢動アダプタを空洞の中に挿入するためのレバーの手動押下または移動は、回避されることができる。
【0147】
対のアダプタ4100がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、一般的にはZ方向に、個別のアダプタを整合または合致させ、継合させ、傾斜壁4114下の枢動アダプタの傾斜壁を空洞内に挿入することによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。レバー4120は、空洞の中への枢動アダプタのための経路を乗り越えるように移動され、枢動アダプタは、直線壁と傾斜壁との間の空洞内に着座される。その結果、その方向における枢動アダプタとツールアダプタとの間の相対的移動ならびにZ方向に垂直な少なくとも1つの方向における移動は、限定され、本実施例では、XおよびY方向における移動が限定される。加えて、レバー4120が解放されると、レバーは、圧力を枢動アダプタ4104の上側表面に印加し、枢動アダプタを定位置に保持し、Z方向における枢動アダプタ移動をさらに限定する。対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0148】
Z方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図43-44)、一対のアダプタ4300は、ツールアダプタ4302と、第2のアダプタ4304、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成4306を含み、搭載構成4306のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ4304はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成4308を含み、搭載構成4308のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0149】
対のアダプタ4300は、ツールアダプタ上の保持構成要素と、保持構成要素を受容するための相補的空洞または相補的レセプタクルとを使用する、界面構成要素を含む。代替構成(図示せず)では、ツールアダプタは、匹敵するように成形される枢動アダプタ4304を受容するための枢動アダプタの周界幾何学形状に共形化する、空洞を含むことができる。
【0150】
対のアダプタ4300はまた、能動的固着機構、本実施例では、ツールアダプタ上の固着レバー4310と、枢動アダプタ上の相補的空洞、陥凹、または係合表面4312とを含む。ツールアダプタは、反対に位置付けられる固着レバー4310を含み、それぞれ、個別のブラケットの中に延在する1つまたはそれを上回るピンおよび枢動部によって、個別の枢動ブラケット4314上に搭載される。各レバーは、内部能動的レバーアーム4316と、制御レバーアーム4318とを枢動軸の両側に含む。能動的レバーアーム4316は、枢動アダプタ内の対応する空洞4312に対して係合および支承し、制御レバーアームは、ボルトの回転が、制御レバーアームを上昇または降下させ、それによって、能動的レバーアームを降下または上昇させるように、制御レバーアーム内の開口部の中で回転可能なボルトまたは他の締結具4320を含む。
【0151】
対のアダプタ4300がその個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、レバー下でツールアダプタがY方向に移動することを可能にするために十分にレバーが上昇された状態で、一方のアダプタを整合または合致させ、他方に対して一般的にはZ方向に移動させ、個別のアダプタを継合することによって、例えば、ツールアダプタの対面表面を横断して摺動させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。枢動アダプタ上の空洞4312が、個別の能動的レバーアーム4316と整合されると、枢動アダプタは、Z方向における移動が限定され、その方向に垂直な少なくとも1つの方向における移動もまた限定され、本実施例では、XおよびY方向両方における移動が限定される。ユーザが、ボルト4320を螺合し、能動的レバーアーム4316を枢動アダプタの空洞4312内に固着して設置すると、枢動アダプタの移動は、X、Y、およびZ方向に限定される。対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。付加的締結具の螺合、ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0152】
X方向における移動を限定する、デバイス(界面構成要素)の別の実施例では(図45-47)、一対のアダプタ4500は、ツールアダプタ4502と、第2のアダプタ4504、本実施例では、枢動アダプタとを含む。ツールアダプタは、アダプタをコンクリート仕上ツール、例えば、フロートまたは溝付け装置に搭載するための好適な搭載構成4506を含み、搭載構成4506のためのパターンは、ツール内に確立される搭載構成に近似するであろう。枢動アダプタ4504はまた、アダプタを枢動アセンブリに搭載するための搭載構成4508を含み、搭載構成4508のためのパターンは、枢動アセンブリ内に確立される搭載構成に近似するであろう。
【0153】
対のアダプタ4500は、相互係合ブロックを使用する、界面構成要素を含む。本実施例では、ツールアダプタ4502は、搭載プレート4510と、搭載プレートの第1の側4514の複数の相互係合ブロック4512とを含む。図示されるツールアダプタは、3つの相互係合ブロック4512を含む。枢動ブロック4504はまた、搭載プレートの第1の表面4520上に搭載される個別の相互係合ブロック4518を伴う、搭載プレート4516を含む。個別の相互係合ブロック4512および4518は、実質的に同じ幾何学形状を有するが、それらは、依然としてアダプタの相互係合を提供しながら、異なることができることを理解されたい。相互係合ブロックは、反対アダプタ上の対応する相互係合ブロックと相互嵌合する。
【0154】
対のアダプタ4500はまた、その外側表面が相互に同一平面になるように、相互係合ブロックが位置付けられると、相互係合ブロックのそれぞれ内の個別の整合されるボアの中に挿入され、それを通して通過する、双頭ピン4522の形態における、能動的固着機構を含む。ピンは、定位置に保持され、コッタピンまたは他の固着4524によって固着される。
【0155】
対のアダプタ4500が、その個別の構成要素(コンクリート仕上ツールおよび枢動アセンブリ)に固着されると、ユーザは、ブロックを通したボアが、整合され、ピン4522が、ボアの中に挿入され得るように、その相互係合ブロックを通したZ方向における移動によって個別のアダプタを整合または合致させ、継合させることによって、ツールおよび枢動アセンブリを組み立てることができる。アダプタが整合されると、アダプタの相対的移動は、Z方向に垂直な少なくとも1つの方向に、本実施例では、X方向に限定される。ユーザが、ピン4522を挿入すると、枢動アダプタおよびツールアダプタの移動は、X、Y、およびZ方向に限定され、固着部4524が定位置に来ると、対のアダプタは、次いで、X、Y、およびZ方向のそれぞれにおいて固着される。したがって、その2つの幾何学形状が、2つの構成要素をともに固着することに役立つ。締結具の螺合、付加的ピンの挿入、ラッチの移動、またはユーザ作用を伴う他の要素は、省略されることができ、アダプタを相互に対して固着する必要はないが、含まれるように所望される場合、随意である。
【0156】
コンクリート仕上ツールの別の実施例は、コンクリートを硬化する際に溝を提供するために使用される、溝付け装置4800(図48-50)を含む。枢動アセンブリまたは振動アセンブリのいずれか等の制御アセンブリは、本明細書の本開示を検討する当業者によって理解されるであろうように、溝付け装置を操作するために使用されることができる。図示される構成では、溝付け装置4800は、底部表面4804と、湾曲側壁と、正面および後面壁4806とを有する、皿状プレート4802を含む。溝付け装置は、プレート4802の長さに延在する、溝付けブレード4808と、溝付け装置の遠位壁から上向きに延在する、ガイド柱4810とを含む。
【0157】
プレート4802は、複数のスパーまたは他の補強構造4812をプレートの上側表面上に含む。界面構成要素4814は、制御アセンブリ、例えば、枢動アセンブリ上の相補的界面構成要素を受容するために横方向またはX方向に延在する、プレートの近似中心に位置付けられる。界面構成要素4814は、本明細書に説明される構成のいずれかをとってもよく、アダプタ500A上の界面構成要素530に類似するように図示される。図示される構成における界面構成要素4814は、界面構成要素530に関して説明される構造および機能の全てを含み、制御アセンブリ、例えば、枢動アセンブリ、振動アセンブリ、または同等物と関連付けられた好適な界面構成要素と継合されることができる。
【0158】
界面構成要素をともに固着するための本明細書に説明されるねじ山付き締結具のいずれかは、限定ではないが、カムデバイス、オーバセンタデバイス、戻り止め機構、ラッチ機構、および同等物を含む、他の固着機構で補完される、またはそれによって置換されることができる。
【0159】
使用時、図1に図示されるもの等のコンクリート仕上装置は、振動装置の有無にかかわらず、枢動アセンブリを移動させ、界面構成要素600とありつぎ界面部分500を側方に整合させ、枢動アセンブリがありつぎ500上に心合されるまで、溝をありつぎ部分にわたって摺動させることによって、組み立てられる。締結具が、ありつぎに対して螺合され、溝およびありつぎを張力下に設置する。ハンドルが、枢動アセンブリの中に挿入され、孔208を通して戻り止めと固着され、ディスプレイおよび/または振動アセンブリが、使用される場合、オンにされることができる。本構成では、正面部分432は、フロートの遠位部分であって、後部分430は、ユーザに対して近位部分である。ユーザは、次いで、例えば、平坦または正面が若干上昇された状態のいずれかで、従来の様式において外向きストロークでフロートアセンブリを前進させる。戻りストロークでは、後縁431は、若干上昇されることができ、所望に応じて、後縁は、上昇または過剰コンクリートを切断するために使用されることができ、これは、次いで、空洞444の中に巻き込まれる。外向きおよび戻りストロークは、所望の仕上構成が得られるまで、所望の設定を用いて、必要に応じて繰り返される。所望に応じて、枢動アセンブリは、フロートアセンブリから除去され、フロートは、180°枢動され、枢動アセンブリは、再度取り付けられることができる。本構成では、正面部分432は、近位縁となり、後縁431は、遠位縁となり、コンクリートは、所望に応じて、さらに仕上げられる。本構成では、遠位縁は、外向きストロークでは、若干上昇され、次いで、フロートが、戻りストロークの間、平坦となるように、再び降下される。振動が、常時または選択された時間において使用されることができ、持続的に使用されない場合、例えば、フロートが180°枢動される前に、または後に、もしくはオペレータによる所望に応じて、使用されることができる。
【0160】
フロートが図13A-13Hに示されるもの等の凹面表面を底部または作業表面上に有する状態では、第1の接触表面472、または488A、488B、488C、もしくは498Cは、遠位表面であって、仕上装置は、上記に説明されるように適用される。フロートは、次いで、180°枢動され、第1の接触表面は、近位縁になる。フロートが、平坦であって、第1および第2の表面が、コンクリートに接触すると、各表面は、圧力をコンクリートに印加し、上皮を上昇および分散させる。表面張力は、凹面によって生産された曲率または高さ変動の関数として、上皮を凹面表面に沿ってもたらす。加えて、鋭的遠位縁は、上皮が遠位縁まで上昇しないように阻む。
【0161】
フロートが図13B-13Hに示されるもの等の凹面表面を底部または作業表面上に有する状態では、仕上は、遠位表面である表面488から開始し、表面490は、近位表面となる。コンクリートが十分に平坦であるとき、フロートは、180°枢動され、表面488は、近位表面となり、縁495は、上皮の表面張力を低減させ、上皮が後面壁まで移動しないように阻むことができる。フロート486Cは、180°枢動せずに使用され続けることができる。
【0162】
本明細書に説明されるフロート構成のいずれかは、端部キャップおよび/または錘と併用されることができる。端部キャップを伴うフロートを使用する際、フロートの上側表面をコンクリートが付いていない状態に維持することがより容易である。加えて、錘または端部キャップおよび振動と併用されるとき、振動モードは、使用されているフロートおよび他の装置の構成に対してより容易に調整されることができる。
【0163】
枢動アセンブリおよび振動アセンブリの別の実施例では、枢動アセンブリ800(図51-53)および振動アセンブリ900(図51-58)は、枢動部の一部上に、本実施例では、枢動部の正面部分上に、界面802を通してともに組み立てられた状態で示されているが、他の係合位置も使用されることができる。枢動および振動アセンブリの組立では、枢動アセンブリ800は、いくつかの構成をとることができ、限定ではないが、本明細書に説明されるものを含み、枢動アセンブリ200Aおよび本明細書に後に説明される枢動アセンブリを含む。枢動アセンブリ上の界面802は、任意の数の構成をとることができ、図示される実施形態では、ありつぎ界面530と同一または実質的に同一であり、ありつぎの基部または細い部分は、離間された枢動柱804および806の正面に搭載される。他の構成では、界面802は、例えば、図1-9、11-13C、または16-50に対して説明されるように、本明細書に説明される界面の構成のいずれかをとることができる。枢動柱は、それらの間で枢動筐体808を支持し、それらは、ひいては、枢動基部810によって支持される。枢動柱は、枢動筐体を支持するために、個別のシールされた軸受812を支持する。枢動基部810は、図11-12に図示される枢動アセンブリ200Aに対して図示および説明されるありつぎ溝600と構造および機能において実質的に同一である、ありつぎ溝600を含む。
【0164】
図51-53に図示されるように、枢動アセンブリ800は、第1および第2の界面構成要素、例えば、界面802およびありつぎ溝600を含むが、枢動アセンブリは、本明細書に説明されるもののいずれか等の第1および第2の界面構成要素または類似の界面構成要素を有し得ることが理解される。図示される実施例では、第1および第2の界面構成要素は、図52等の側面図から見られるように、相互に対する角度で配向され、図示される実施例では、第1および第2の界面構成要素は、相互に対して縦方向略平行に延在する。また、図示されるように、第1および第2の界面構成要素は、相補的幾何学形状、例えば、ありつぎおよびありつぎ溝構成を有するが、これらは、両方ともオス型幾何学形状または両方ともメス型幾何学形状であってもよく、もしくはこれらは、一方に対する構成要素が他方に嵌合しないであろうように、非相補的であってもよく、その逆の場合も同じである。本構成では、第1および第2の界面構成要素は、図52で見られるように、アセンブリが通常使用中に位置付けられるであろうとき、ありつぎ溝が下方に面する状態で、相互に対して約90°で配向され、界面802は、本実施例では、略前方に面する。代替として、これらは、相互に平行に延在しているかどうかにかかわらず、相互に対して他の角度をとり、他の方向に面することができる。
【0165】
振動アセンブリ900の本実施例(図51-57)では、振動アセンブリは、枢動アセンブリ800または本明細書に説明される他の枢動アセンブリまたは従来の枢動アセンブリ上、ならびに枢動アセンブリから分離され離れている他のデバイス上で使用されることができ、例えば、(図示される界面もしくは600Aまたは本明細書に説明される他のアダプタ構成等のアダプタを使用して搭載される、単一のフロート上の多数の振動アセンブリの1つとして含む)フロートと、他のコンクリート仕上ツールとを含む。振動アセンブリ900は、ディスプレイと、図6-7の振動アセンブリに関して上記に説明されるものと実質的に同一の内部構成要素とを含み、それらの構成要素は、振動アセンブリ900に関してさらに説明されないであろう。図示される実施例では、振動アセンブリは、アダプタ500Aを含む本明細書に説明されるようなアダプタを通して、または別の適切な界面幾何学形状を通して等、振動を他の構造に印加するための別の構成上へ振動アセンブリを搭載するために構成される、界面902を含む。本実施例では、振動アセンブリは、枢動アセンブリ800のために枢動柱上に支持され、これは、ひいては、コンクリートフロートまたはコンクリートを仕上げるための類似ツール上に搭載される。振動アセンブリは、図6-7で図示され、それに関して説明されるアセンブリと類似する回転軸(図51-57に図示せず)を有する振動要素を含み、回転軸は、枢動アセンブリの枢動軸と略平行に延在する。底部904(図52および55-57)は、フロート(図示せず)に隣接して位置付けられ、これは、例えば、本明細書に図示されるように、アダプタ600を通して枢動アセンブリと係合されるであろう。
【0166】
振動アセンブリの界面902は、振動アセンブリの筐体内に組み込まれる、またはそれに別個に取り付けられることができる。図示される実施例では、界面は、ガスケット907(図58)を被覆し、筐体908の内部をシールする、振動アセンブリ筐体908のための基部プレート906の一体部分として形成される。図示されるように、界面902の基部は、基部プレート906の残りと同一平面になり、ありつぎ壁910および912は、基部プレートから外向きに被覆され延在する。
【0167】
振動アセンブリ900は、いくつかの方法で、枢動アセンブリ800等の構造上またはフロート700上に定位置に固着されることができる。本明細書に図示される実施例では、アセンブリは、張力下で構造を設置することによって定位置に保定される。本実施例では、振動アセンブリ900は、界面902および界面802の相補的構成を好適な締結具によって張力下で設置することによって、定位置に固着される。図示される構成では、アセンブリは、カム914(図55-58)によって張力下に置かれる。カムは、個別の締結具916(図51-58)によって部分的に制御され、これは、図示される構成では、振動アセンブリに対してある角度で延在し、例えば、締結具および組立のための小外形への容易なアクセスを提供する。
【0168】
カム914は、同じであり、偏心カム(図58-59)として構成される。各カムは、横断面において涙滴様外形を有し、図58に示されるように、枢動軸918は、質量中心から偏心し、他方よりも一方の平坦表面により近く、カムにおいて非対称性を生産する。カムは、個別のピン922上の振動アセンブリ筐体内の個別の空洞920の中に位置付けられ、ピンは、空洞の個別の外側部分に位置付けられ、涙滴様部の広い部分は、振動アセンブリの位置を維持するための組立において張力を生産するための界面、アダプタ、または他の構造上の表面に対して支承するために空洞の中の個別の開口部を通して延在する。締結具910は、カム914の個別の細い部分に接触する。
【0169】
他の実施例では、振動アセンブリは、例えば、図1-9、11-13C、21-47と併せて、本明細書に説明されるアダプタまたは界面構成要素のいずれか等の振動アダプタを通して構造上に定位置に固着されることができ、そのいくつかは、張力下でアセンブリを設置し、その他は、圧縮、磁性、または他の固着構成を使用する。図1-9および18-23に関して説明される構成と同様に、振動アセンブリは、例えば、締結具676および678または類似の締結具構成要素が、下方に移動し、相補的界面表面、例えば、アダプタ500A上のありつぎ530の表面532に対して法線力を印加する様式と同様に、相補的界面表面に対して法線方向に下方に延在する、直線締結具、ピン、シリンダ、または他の線形構成要素を通して等、アダプタまたは線形に動作する固着を有する界面構成要素を通して、定位置に固着されることができる。一構成では、線形構成要素は、張力下でアセンブリを設置するために使用されることができる。
【0170】
界面構成要素を伴う振動アセンブリ900、例えば、フロートアセンブリ上の1つまたはそれを上回る場所に搭載され得る界面構成要素を含む、本明細書に説明される界面構成要素のいずれかは、いくつかの装置上に搭載することができる。振動アセンブリは、枢動アセンブリ800上、もしくは本明細書に説明される枢動アセンブリの他の構成上、もしくは先行技術の枢動アセンブリ上、および/またはフロート700または他のフロート構成等の従来のフロート上に搭載されることができ、限定ではないが、フロート400と、フロート400Aと、フロート486Cと、フロートと、溝付け装置と、他のフロート構成とを含む。フロート上に、例えば、振動アセンブリは、例えば、本明細書に説明または図示される構成では、フロートの縦方向中心に、および/またはフロート上の1つまたはそれを上回る他の場所に設置されることができる。これらは、例えば、本明細書に説明される個別のアダプタ500、500A、または他のアダプタ構成の上に、または別様に所望されるように搭載されることができる。界面構成要素またはアダプタの構成は、その構成または振動アセンブリが併用されるであろう他の構成要素の構成に依存し得る。
【0171】
フロートを伴う一実施例では、フロートのための振動アセンブリの数は、フロートの縦方向次元の関数として判定されることができ、フロートが長いほど、より多くの振動アセンブリが含められ得る。同様に、振動アセンブリは、振動ノード、またはフロートに沿った縦方向位置のいずれかにおいて、フロートの長さに沿った振動ノードに従って位置付けられ、コンクリートを仕上げるためのフロートへの多数の振動アセンブリによる振動の印加の利点を増加させる、または最大限にすることができる。本明細書に説明されるようなアダプタを伴う振動アセンブリは、振動アセンブリの容易な位置付けおよび取付および除去に役立つ。振動アセンブリはまた、フロートに関して本明細書に説明されるものと実質的に同一または類似の方法で、スクリード上に、また手持ち式フロートおよび手持ち式こて等の手工具上にも設置されることができる。
【0172】
枢動筐体808(図51-53)の別の実施例では、引張アセンブリ240(図7)は、枢動アセンブリ800と併用されることができる、または他の引張アセンブリで代用されることができる。代替引張アセンブリの一実施例では、引張アセンブリ820(図60)は、引張ボルト822を含み、これは、手動ノブ824を通して、または締結具表面826内のツールを通して調節されることができる。引張ボルト822は、駆動部分220上の張力を調節するために、ユーザによって引張ボルトに印加されるトルクの関数として、程度の差はあるが、駆動部分220に対して支承する。図示される構成では、引張ボルト822は、引張ボルトのねじ山付き遠位端部830と駆動部分220の外周表面との間に位置付けられる円筒形ディスク828を通して、駆動部分220に対して支承する。
【0173】
円筒形ディスク828は、環状カラー834を通して半径方向に延在する円形開口部832内に位置付けられる。環状カラーは、駆動部分220の円周方向部分の周囲近くに延在する中心開口部836を伴う中空シリンダである。円筒形ディスクは、駆動部分220に対して支承し、駆動部分220の容易な旋回に対して摩擦力を生成する。
【0174】
円形開口部832は、引張ボルト822の遠位端部830上の相補的ねじ山を受容するために螺合される。ねじ山は、ねじ山付き開口部内への引張ボルトの螺合が、張力下にカラーを引動するにつれて、引張ボルト822が、ボルトと環状カラー834との間に張力を印加することを可能にすることができる。引張ボルト822は、同時に、駆動部分220に対して圧接し、中心開口部836を形成する円形壁は、駆動部分220の隣接する表面に対して支承し、これはまた、駆動部分220の容易な旋回に対して摩擦力を生成する。図示される構成では、引張ボルト822は、駆動部分220に対してディスク828を通して、および環状カラー834内の開口部836に対して枢動部分を押動することによって、両方とも張力下にアセンブリを置く。ディスク828の遠位表面は、ほぼ駆動部分220の曲率に対して凹面に形成され、接触の表面積を増加させることができる。
【0175】
振動アセンブリ900に類似する振動アセンブリの別の実施例では、振動アセンブリ940(図61-63)は、ディスプレイと、図6-7の振動アセンブリに関して上記に説明されるものと実質的に同一の内部構成要素とを含み、それらの構成要素は、振動アセンブリ940に関してさらに説明されないであろう。振動アセンブリ940は、限定ではないが、枢動アセンブリと、フロートと、他のコンクリート仕上ツールとを含め、それに関して振動アセンブリが参照されてきた、本明細書に説明される構成要素のいずれかと併せて、本明細書に説明される用途のいずれかにおいて使用されることができる。振動アセンブリ940は、依然として、ありつぎ溝の反対端部開口部942で開かれ、アクセス可能でありながら、界面構成要素902が振動アセンブリの筐体内で陥凹されることを除いて、構成および機能において、振動アセンブリ900内の界面構成要素902と実質的に同一の第1の界面構成要素902を含む。本構成では、反対端部開口部942はそれぞれ、引き込みランプまたは徐々に収束する入口表面944を含み、振動アセンブリをコンクリート仕上ツールまたは他の構成要素等の別の要素と継合するために、ありつぎ要素、例えば、本明細書に説明または図示されるもの等の相補的構造とのありつぎ溝の係合をより容易にする。
【0176】
本実施例では、第1の界面構成要素は、振動アセンブリの略縦方向に延在し、これは、本実施例では、枢動アセンブリと併用されるとき、枢動アセンブリの横方向であろう。第1の界面構成要素は、ディスプレイ948が振動アセンブリの反対側にあるとき、振動アセンブリの第1の底部表面946に沿って延在する。
【0177】
第1の界面構成要素902は、本実施例では、ありつぎ溝として構成され、 ありつぎ要素またはありつぎ溝内の他の相補的幾何学形状と併用されるとき、ありつぎ溝およびありつぎ要素または他の相補的構成は、好適な固着デバイス、例えば、本明細書に説明される様式における締結具を用いて、張力下に置かれることができる。例えば、締結具610(または676および678および916等の締結具)は、張力下に構成要素を置くために使用されることができる。ありつぎ溝およびありつぎ要素の実施例では、その2つは、第1の方向、本実施例では、縦方向に継合され、いったん継合されると、相互に対してありつぎ溝およびありつぎ要素の移動は、第1の方向または縦方向以外の少なくとも1つの方向において限定される。例えば、移動は、横向きに、すなわち、縦方向に垂直に、ならびに、上向きに、同様に縦方向に垂直に、限定される。したがって、その2つの幾何学形状は、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、その後、その2つの構成要素は、例えば、2つの構成要素を張力下に置くことによって、締結具または他の固着デバイスとさらに固着されることができる。
【0178】
界面構成要素を伴う振動アセンブリ940、例えば、フロートアセンブリ上の1つまたはそれを上回る場所に搭載され得る界面構成要素を含む、本明細書に説明される界面構成要素のいずれかは、いくつかの装置上に搭載することができる。振動アセンブリは、枢動アセンブリ800上、もしくは本明細書に説明される枢動アセンブリの他の構成上、もしくは先行技術の枢動アセンブリ上、および/またはフロート700または他のフロート構成等の従来のフロート上に搭載されることができ、限定ではないが、フロート400と、フロート400Aと、フロート486Cと、フロートと、溝付け装置と、他のフロート構成とを含む。フロート上に、例えば、振動アセンブリは、例えば、本明細書に説明または図示される構成では、フロートの縦方向中心に、および/またはフロート上の1つまたはそれを上回る他の場所に設置されることができる。これらは、例えば、本明細書に説明される個別のアダプタ500、500A、または他のアダプタ構成の上に、または別様に所望されるように搭載されることができる。界面構成要素またはアダプタの構成は、その構成または振動アセンブリが併用されるであろう他の構成要素の構成に依存し得る。
【0179】
振動アセンブリ940は、本実施例では、第2の界面構成要素950を含み、これは、いくつかの構成をとることができる。本実施例では、第2の界面構成要素は、振動アセンブリの略縦方向に延在するが、別様に構成され得る。本構成では、第2の界面構成要素は、振動アセンブリの上側表面952に沿って延在する。図示されるように、第2の界面構成要素は、第1の界面構成要素902と同一の方向に延在し、これらは、第1および第2の界面構成要素の一方の中心と交差する上側表面952およびに下側表面946と垂直な線が、その他方の中心と交差するように、相互に垂直に実質的に整合される。
【0180】
第2の界面構成要素は、界面構成要素または類似の構築のために本明細書に説明される構成のいずれかをとることができるが、現在図示されている構成では、第2の界面構成要素950は、本明細書に説明されるありつぎ要素と類似の構造および同一の機能を有するありつぎ要素であり、限定ではないが、500、530、および4814を含む。ありつぎ溝または他の相補的幾何学形状と併用するとき、ありつぎ要素およびありつぎ溝または相補的幾何学形状は 好適な固着デバイス、例えば、本明細書に説明される様式における締結具を用いて、張力下に置かれることができる。例えば、締結具610(または676および678および916等の締結具)は、張力下に構成要素を置くために使用されることができる。ありつぎ要素およびありつぎ溝の実施例では、その2つは、第1の方向、本実施例では、縦方向に継合され、いったん継合されると、相互に対してありつぎ要素およびありつぎ溝の移動は、第1の方向または縦方向以外の少なくとも1つの方向において限定される。例えば、移動は、横向きに、すなわち、縦方向に垂直に、ならびに、上向きまたは下向きに、同様に縦方向に垂直に、限定される。したがって、その2つの幾何学形状は、2つの構成要素をともに固着することに役立ち、それらは、締結具または本明細書に説明されるもの等の他の固着部を使用することによって、さらに固着されることができる。
【0181】
ありつぎ要素は、第1および第2の端部954および956で、ありつぎ要素のありつぎ溝または振動アセンブリを別の構成要素と継合するための他の相補的幾何学形状との係合をより容易にする、引き込みランプまたは分岐表面958を含むことができる。他の構成要素は、ユーザによって意図される目的のために、本明細書に説明される構成要素または装置のいずれかであることができる。
【0182】
一実施例では、振動装置940は、本明細書に説明されるもののいずれか等の枢動アセンブリとともに組み立てられることができる。振動アセンブリ940が図示されるように構成されるとき、振動装置は、例えば、ありつぎ溝600と縦方向に第2の界面構成要素950に係合することによって、枢動アセンブリ200A(図11-12)上へ組み立てられることができる。枢動アセンブリおよび振動アセンブリは、相互に対して心合されるとき、締結具610等の適切な締結具が、張力下にありつぎ溝およびありつぎ要素を置くように固着されることができる。例えば、締結具610遠位端部は、第2の界面構成要素950の上側表面960に対して支承することができる。
【0183】
同時に、事前に、または事後に、振動装置940は、第1の界面構成要素902のフロートまたは他のコンクリート仕上ツール上の相補的幾何学形状との係合を通して、フロートまたは他のコンクリート仕上ツールとともに組み立てられることができる。例えば、振動装置940は、フロート400、フロート400A、フロート486C、フロート、および溝付け装置上に、ならびに同様に他のフロート構成上に組み立てられることができる。したがって、振動アセンブリは、フロートまたは他のコンクリート仕上ツールを用いて組み立てられ、コンクリートまたは他の表面を仕上げるために使用されることができる。振動アセンブリはまた、枢動アセンブリ上に設置されることができ、両方のアセンブリは、コンクリートまたは他の表面を仕上げるために、適切なコンクリート仕上ツールまたは他のツールと併用されることができる。
【0184】
振動アセンブリが、枢動アセンブリおよびコンクリート仕上ツールとともに組み立てられるとき、3つの構成要素が、締結具610または類似物等の適切な締結具とともに固着されることができる。その3つの構成要素が組み立てられるとき、ありつぎ溝902は、フロートまたは他の仕上ツール上のありつぎ要素にわたって設置され、枢動アセンブリまたは他の制御要素は、ありつぎ要素950上に設置される。締結具610または類似物等の締結具は、次いで、締結具からフロートまたは他の仕上ツール上のありつぎまで荷重を伝達するために、締結具の端部が伝達または軸受ピンもしくはシャフト962(図63)に対して支承するように、枢動アセンブリまたは他の制御要素に螺入される。シャフト962は、ボア964内に位置付けられ、シャフトの削減された部分968を環装する圧縮ばね等のばね966によって、図63に見られるように、上向きに付勢される。シャフトは、係止リングまたは他の類似の保定部970によって、ボア内に保定される。シャフト962は、ありつぎ溝902内で、張力下に、コンクリート仕上ツール上のありつぎ要素を設置するための、線形軸受要素である。シャフト962に対する締結具610の螺合はまた、張力下に、枢動アセンブリのありつぎ要素950および相補的幾何学形状を置き、それによって、枢動アセンブリ、振動アセンブリ、およびコンクリート仕上ツールを確実に固着する。
【0185】
加えて、または代替として、締結具610または類似物等の締結具は、枢動センブリ上に支持され、開口部966(図62)を通して通過するために十分に長い螺合された部分を有し、コンクリート仕上ツール上の対面表面、例えば、ありつぎ500または530または4814等のありつぎ部分上の対面表面に荷重を印加することができる。したがって、締結具は、張力下に、コンクリート仕上ツールおよび振動アセンブリ上に界面構成要素を置くことができる。
【0186】
このように、いくつかの例示的実装を説明してきたが、本明細書で論議される概念から逸脱することなく、種々の改変および修正を行うことができることが明白となるであろう。そのような改変および修正は、上記で明示的に説明されていないが、それでもなお、本発明の精神および範囲内であることを目的とし、示唆される。したがって、前述の説明は、例証的のみとなることを目的としている。
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【国際調査報告】