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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-24
(54)【発明の名称】融接装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 13/32 20060101AFI20230316BHJP
【FI】
B65B13/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560257
(86)(22)【出願日】2021-02-19
(85)【翻訳文提出日】2022-09-30
(86)【国際出願番号】 CN2021076809
(87)【国際公開番号】W WO2021203844
(87)【国際公開日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】202010273335.6
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020508215.5
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202120322629.3
(32)【優先日】2021-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522387043
【氏名又は名称】台州市永派包装設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】TAIZHOU YONGPAI PACK EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Daotou Village, Jiangkou Street, Huangyan Area, Taizhou, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【弁理士】
【氏名又は名称】山根 広昭
(72)【発明者】
【氏名】ホ ユファ
(72)【発明者】
【氏名】ジァン シュイボ
【テーマコード(参考)】
3E052
【Fターム(参考)】
3E052BA04
3E052BA06
3E052CA01
3E052CA20
3E052CB07
3E052HA02
3E052LA01
(57)【要約】
本発明は、操作部材と、融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、前記融接作業モータは伝動機構を介して融接作業アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が回転できるように設置され、前記中間接続部材には第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置される、融接装置を提供する。本発明は簡単な構造で嵌め合うことによって、異なる伝動の前後連結やクラッチ変化を通じて、融接装置の自動バンド圧着、融接作業を実現する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部材と、融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、
前記融接作業モータは、伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続され、
前記融接装置には、中間接続部材が回転できるように設置され、
前記中間接続部材には、第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置され、
前記第一入力部位は、操作部材に対する操作によって、前記中間接続部材が第一方向に回転し、
前記第二入力部位は、融接作業モータとクラッチ伝動接続され、
前記融接作業モータは、出力部材を介して前記第二入力部位を動かして第二方向に向いて回転させるとともに、これによって中間接続部座を動かして第二方向に回転し、且つ一定の角度まで回転すると両者が離脱されるが、前記一定の角度は、融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで移動することに必要な回転角度に対応する、
ことを特徴とする融接装置。
【請求項2】
前記第二入力部位は扇形歯車であり、前記出力部材は歯車を使用する、ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項3】
前記融接装置には、融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置され、
前記ロッキング構造は、傾斜を付けて設置され、前記ロッキング構造の上端はロッキング構造の接続部位と回転接続され、
前記ロッキング構造の回転軸線は、中間接続部材の回転軸線と平行し、前記ロッキング構造の下端は、融接作業可動アッセンブリと接続され、
前記融接装置には、中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置され、
前記融接装置は、融接作業が行われる時に、ロッキング構造がロッキング状態になるように配置され、且つ第二入力部位と出力部材は離脱状態になり、
中間接続部材は、第二回転方向を向いて回転する傾向を維持して、融接作業可動アッセンブリが上向きに上がらないようにし、
融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリが上に上げられた状態になり、ロッキング構造は、アンロッキング状態になり、第二入力部位と出力部材は、接続状態になる、ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項4】
前記融接作業状態ロッキング構造は、上部アッセンブリと下部アッセンブリを含み、上部アッセンブリによってロッキング構造の接続部位と回転接続され、前記下部アッセンブリによって融接作業可動アッセンブリと接続され、
上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には圧縮バネが設置され、
上部アッセンブリと下部アッセンブリとのうち一つには長さ調節部材が設置され、他の一つには長さ調節部材に嵌め合う挿入接続部材が設置され、
前記融接装置には中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大角度を限定するためのリミット構造が設置され、
前記ロッキング構造、融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材は、融接作業が行なわれる時にロッキング構造がロッキング状態になり、且つ第二入力部位と出力部材が離脱状態になり、中間接続部材が第二回転方向を向いて回転する傾向を維持し、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第一側の外に置かれ、
融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になり、ロッキング構造はアンロッキング状態になり、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第二側の外に置かれ、第二入力部位と出力部材は接続状態になるように配置され、前記平面は中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項5】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台を含み、
前記設置台は、回転できるように設置シート上に設置され、
前記設置台は、さらに融接作業状態ロッキング構造を介して中間接続部材と接続され、
前記中間接続部材の第二方向上における回転は、前記ロッキング構造を介して融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで回転する時点でロッキングされて逆転できなくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項6】
前記融接作業可動アッセンブリは、溶接作業部材と融接作業動力入力接続部材を含み、
融接部材と融接作業動力入力接続部材は、ヒンジ接続され、
融接作業動力入力接続部材は、偏心構造を介して伝動機構の一端に接続され、
前記伝動機構の他の一端は、融接作業モータの出力端に接続され、
前記融接作業部材は、設置台上のガイドレールに滑り接続され、
前記融接作業部材と融接作業動力入力接続部材とのヒンジ接続軸線は、設置台の回転軸線に平行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項7】
前記融接作業モータと伝動機構との間は、片方向伝動接続関係であり、
中間接続部材の第二入力部位と前記出力部材が接続状態になって、第一方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと伝動機構との間は、駆動接続離脱関係になり、融接作業モータは伝動機構を駆動しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項8】
前記融接作業可動アッセンブリは設置台と設置シートとの間に設置される設置台の上挙げバネを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項9】
前記操作部材は回転可能な操作ハンドルアッセンブリであり、
前記操作ハンドルアッセンブリの回転軸線は、融接装置のテンションプーリの回転軸線と平行であり、
前記操作ハンドルアッセンブリは操作ハンドルと、操作ハンドルと同期回転するように結合されて作業時テンションプーリの逆転を防ぐ歯止めと、歯車と、を含み、
前記第一入力部位と操作ハンドルアッセンブリとの間には、スイングロッドが設置され、
スイングロッドの端部は、第二入力部位と嵌め合い、
前記スイングロッドには、歯車が設置され、操作ハンドル上の歯車と噛み合い接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項10】
前記第一入力部位は、前記中間接続部材が第二方向上の回転限界まで回転すると、その位置が、操作部材が操作される時に、入力される外力を受けて、前記中間接続部材が第一方向に向いてリセット回転できるように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は融接装置に関し、特に携帯式梱包機の梱包バンド融接装置に関する。
【背景技術】
【0002】
あるベルトの接着方式において、例えば、携帯式電動梱包機の中に、梱包製品または梱包パーツを束ねるために、PETまたはPP梱包バンドを用い、摩擦発熱の方式によって接着させようとするベルトの二部分を接着することによって、バンドを締め付けるとともに接着させるものがある。携帯式梱包機にとって、いつも少ない操作で、機械の自動運行によって一連の動作が完成でき、且つ機械の構造をなるべく簡単に、配置が合理的に、軽くて美しくすることが望まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は携帯式梱包機に使用でき、梱包バンドに対する融接を行なうと同時に、操作と構造が簡単である融接装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
融接装置であって、操作部材と、融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、前記融接作業モータは伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が回転できるように設置され、前記中間接続部材には第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置され、
前記第一入力部位は操作部材に対する操作によって、前記中間接続部材を第一方向に回転させ、
前記第二入力部位は融接作業モータとクラッチ伝動接続され、前記融接作業モータは出力部材を介して前記第二入力部位を動かして第二方向に向いて回転させるとともに、これによって中間接続部座を動かして第二方向に回転し、且つ一定の角度まで回転すると両者が離脱されるが、前記一定の角度は融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで移動することに必要な回転角度に対応することを特徴とする。
【0005】
さらに、前記第二入力部位は扇形歯車であり、前記出力部材は歯車を使用する。
【0006】
さらに、前記融接装置には融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置され、前記ロッキング構造は傾斜を付けて設置し、その上端はロッキング構造の接続部位と回転接続され、回転軸線は中間接続部材の回転軸線と平行し、その下端は融接作業可動アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置され、前記融接装置は融接作業が行われる時に、ロッキング構造がロッキング状態になるように配置され、且つ第二入力部位と出力部材は離脱状態になり、中間接続部材は第二回転方向を向いて回転する傾向を維持して、融接作業可動アッセンブリが上向きに上がらないようにし、融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリが上に上げられた状態になり、ロッキング構造はアンロッキング状態になり、第二入力部位と出力部材は接続状態になる。
【0007】
さらに、前記融接作業状態ロッキング構造は上部アッセンブリと下部アッセンブリを含み、上部アッセンブリによってロッキング構造の接続部位と回転接続され、前記下部アッセンブリによって融接作業可動アッセンブリと接続され、上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には圧縮バネが設置され、上部アッセンブリと下部アッセンブリとのそのうち一つには長さ調節部材が設置され、そのうちの他の一つには長さ調節部材に嵌め合う挿入接続部材が設置され、前記融接装置には中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大角度を限定するためのリミット構造が設置され、前記ロッキング構造や融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材は融接作業が行なわれる時にロッキング構造がロッキング状態になり、且つ第二入力部位と出力部材が離脱状態になり、中間接続部材が第二回転方向を向いて回転する傾向を維持し、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第一側の外に置かれ、融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になり、ロッキング構造はアンロッキング状態になり、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第二側の外に置かれ、第二入力部位と出力部材は接続状態になるように配置され、前記平面は中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である。
【0008】
さらに、前記融接作業可動アッセンブリは溶接作業部材と融接作業動力入力接続部材を含み、融接部材と融接作業動力入力接続部材はヒンジ接続され、融接作業動力入力接続部材は偏心構造を介して伝動機構の一端に接続され、前記伝動機構の他の一端は融接作業モータの出力端に接続され、前記融接作業部材は設置台上に滑り接続され、前記融接作業部材と接続部材とのヒンジ接続軸線は設置台の回転軸線に平行する。
【0009】
さらに、前記融接作業モータと伝動機構との間は片方向伝動接続関係であり、中間接続部材の第二入力部位と前記出力部材が接続状態になって、第一方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと伝動機構との間は駆動接続離脱関係になり、融接作業モータは伝動機構を駆動しない。
【0010】
さらに、前記融接作業可動アッセンブリは設置台と設置シートとの間に設置される設置台の上挙げバネを含む。
【0011】
前記操作部材は回転可能な操作ハンドルアッセンブリであり、その回転軸線は融接装置のテンションプーリの回転軸線と平行し、前記操作ハンドルアッセンブリは操作ハンドルと、操作ハンドルと同期回転するように結合されて作業時テンションプーリの逆転を防ぐ歯止めと、歯車と、を含み、前記第一入力部位と操作ハンドルアッセンブリとの間にはスイングロッドが設置され、スイングロッドの端部は第一入力部位と嵌め合い、前記スイングロッドには歯車が設置され、操作ハンドル上の歯車と噛み合い接続される。
【0012】
前記第一入力部位は前記中間接続部材が第二方向上の回転限界まで回転すると、その位置が、操作部材が操作される時に、入力される外力を受けて、前記中間接続部材が第一方向に向いてリセット回転できるように配置される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の技術手段を使用することによって、本発明は簡単な構造で嵌め合うことになり、異なる伝動の前後連結やクラッチ変化を通じて、融接装置の自動バンド圧着、融接作業を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は本発明の携帯式梱包機実施例の構造を示した略図1である。
図2図2は本発明の携帯式梱包機実施例の構造を示した分解図である。
図3図3は本発明の携帯式梱包機実施例の構造を示した略図2である。
図4図4図2に基づき本発明の携帯式梱包機実施例の一部構造に対する更なる分解図である。
図5図5は本発明の携帯式梱包機実施例中、ハンドルを上向きに上げた後、融接作業モータが作業を始めようとする時の略図である。
図6図6は本発明の携帯式梱包機実施例中、融接作業が行われている時の略図である。
図7図7は本発明の携帯式梱包機実施例の融接作業可動アッセンブリの構造を示した分解略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面のとおり、本発明の融接装置は、回転可能な操作ハンドルアッセンブリと、融接作業モータ200と、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含む。前記融接作業モータは、伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続される。前記融接装置には、固定設置シート100上に回転接続される中間接続部材1と、図面中の符号が10である中間接続部材の回転軸と、が設置される。前記中間接続部材には、第一入力部位11や第二入力部位12およびロッキング構造の接続部位13が設置される。設置シート100は、携帯式梱包機のベース300上に設置される。
【0016】
前記第一入力部位11は操作ハンドルアッセンブリに対する操作によって、前記中間接続部材1を第一方向、即ち図5中の反時計回り方向に回転させる。
【0017】
前記第二入力部位12は、扇形歯車を使用し、融接作業モータ200の出力部材201とクラッチ伝動接続される。前記出力部材201は、歯車を使用し、モータ出力軸205上に設置される。前記融接作業モータ200は、出力部材201を介して前記第二入力部位12を動かして第二方向(即ち、図6中の時計回り方向)に回転させるとともに、これによって中間接続部材1全体を動かして第二方向上で回転させる。一定の角度まで回転すると両者は離脱する。前記一定の角度は、融接作業可動アッセンブリが融接作業角度(即ち、図5の角度から図6の角度まで移動)まで回転する角度を言う。扇形歯車を使用するため、歯車の扇形角度を確認することによってクラッチの脱着時機と回転角度をコントロールすることができる。このため、構造が簡単になり、クラッチの脱着が確実で且つ安定する。
【0018】
前記融接装置には、融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置される。前記ロッキング構造は、傾斜を付けて設置される。ロッキング構造の上端とロッキング構造の接続部位13は、軸21を介してヒンジ接続される。軸21と軸10は、平行である。ロッキング構造の下端は、融接作業可動アッセンブリと回転可能に接続される。前記融接装置には、融接作業が行われている時に中間接続部材1の第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置される。この最大回転角度になると、扇形歯車と出力部材との間はすでに離脱状態になる。前記リミット構造は、携帯式梱包機ハウジング上のスペーシング101と中間接続部材1上のブロック14との嵌め合いによって構成される。前記ロッキング構造と融接作業の下押しロッキング出力接続部位13は、融接作業モータが作業を始める前に、中間接続部材1に第一回転方向に向いて回転する傾向を持たせる。融接作業が行われると、中間接続部材1が第二回転方向に向いて回転する傾向を維持しながらリミット構造のスペーシング101上にしっかりと突き当てられる。
【0019】
上記ロッキング構造の好ましい構造として、前記ロッキング構造は、上部アッセンブリと下部アッセンブリからなる。上部アッセンブリには、第一接続部材24が設置される。前記接続部材24は、融接作業の下押しロッキング出力接続部位13と軸21によってヒンジ接続される。下部アッセンブリには、第二接続部材25が設置される。第二接続部材25は、融接作業可動アッセンブリと回転接続される。上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には、圧縮バネ22が設置される。上部アッセンブリ中の第一接続部材には、ナット26が設置される。ナットには、長さ調節部材23が設置される。前記長さ調節部材23は、第二接続部材25中に挿し込まれる。前記ロッキング構造や融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材1は、融接作業が行なわれる時(図6を参照)にロッキング構造がロッキング状態になる。且つ第二入力部位12と出力部材201が離脱状態になる。中間接続部材1は、第二回転方向を向いて回転する傾向を維持する。ロッキング構造とロッキング構造の接続部位13が回転接続される回転軸線は、平面の第一側の外に置かれる。融接作業が始まる前に(図5を参照)、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になる。ロッキング構造は、アンロッキング状態になる。ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は、平面の第二側の外に置かれる。第二入力部位12と出力部材201は、接続状態になるように配置される。前記平面は、中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である。第一側と第二側は、前記平面の表と裏との両側に分けられる。
【0020】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台31を含む。前記設置台31は、軸受32を介して回転できるように設置シート100上に設置される。前記設置台31は、さらに融接作業状態ロッキング構造を介して中間接続部材と接続される。具体的には、前記設置台31は、ピン軸27を介して第二接続部材25と回転接続される。そこで、前記中間接続部材1の第二方向上における回転は、前記ロッキング構造を介して融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで回転する時点でロッキングされて逆転できなくなる。
【0021】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台31と設置シート100との間に設置される設置台の上挙げバネ37を含む。
【0022】
操作ハンドルアッセンブリの回転軸線と融接装置のテンションプーリ500の軸線とは平行である。前記操作ハンドルアッセンブリは、操作ハンドル6を含む。図面符号60は、ハンドルの回転軸である。操作ハンドル6には、それと同期回転する作業時テンションプーリの逆転を防ぐ歯止め61および歯車62が接続されている。前記第一入力部位11と操作ハンドルアッセンブリとの間には、スイングロッド7が設置される。スイングロッド7の端部上に固定接続される接続部材71(例えば、スイングロッドの端部にねじ接続されるボルト)は、第一入力部位11と嵌め合い、前記スイングロッド7には歯車72が設置される。歯車72はベース300上に設置される。歯車72は操作ハンドル6上の歯車62と噛み合い接続される。操作ハンドル回す時に、当該歯車接続構造によってスイングロッド7の動作が実現する。
【0023】
前記融接作業可動アッセンブリは、融接作業部材33と融接作業動力入力接続部材34を含む。融接作業部材33と接続部材34は、ヒンジ接続される。融接作業動力入力接続部材34は、偏心軸35を介して伝動機構202の一端に接続される。前記伝動機構202は、ベルト伝動機構を使用することができる。偏心軸35は、前記伝動機構の従動輪203と接続される。前記伝動機構の駆動輪204は、融接作業モータの出力軸205と接続される。前記融接作業部材33は、設置台31上のガイドレール36と滑り接続され、それらの側面間の円弧形溝に転がりボールを設置して、融接作業部材33をガイドレール36上に滑り接続させることができる。前記融接作業部材33と融接作業動力入力接続部材34のヒンジ接続軸線は、設置台31の回転軸線に平行すると同時に、偏心軸35にも平行する。
【0024】
前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は、片方向伝動接続関係である。中間接続部材1の第二入力部位12と前記出力部材201が接続状態になって(本実施例中は歯車噛み合い状態)、第一方向に回転する時に、前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は、駆動接続離脱関係になる。融接作業モータ200は、伝動機構202を駆動しない。これを実現するには、駆動輪204と融接作業モータの出力軸205との間が対応する方向のワンウェイベアリングで接続されていればよい。
【0025】
前記融接作業固定アッセンブリは、携帯式梱包機底部の不動構造である。上表面には固定摩擦構造4が設置され、前記融接作業部材33は固定摩擦構造4と嵌め合い、摩擦によって梱包バンドの継ぎ目を発熱させて融接する。
【0026】
作業時、前の梱包バンドの継ぎ目が融接されると、ハンドル6を上に持ち上げる。この時、ハンドルアッセンブリは回転され、歯止め61は回転によって自動に携帯式梱包機のテンション装置のテンション片方向ロッキングを解除する。これと同時に、歯車62はスイングロッド7上の歯車72を動かして、スイングロッド7を下に押し付け、その端部の接続部材71も下向きに第一入力部位11に作用される。図面から見れば、スイングロッド7は、平面に垂直する投影上においても、各回転軸線と斜交されるが、そこで、スイングロッドがステアリング役割を果たすようになる。これによって、操作部材上記構造を使用し、上記各関連回転関係や方向を組み合わせて、テンション構造と融接構造を自動に関連させることができ、作業がさらに確実且つ便利になり、そして構造の配置がさらに均一且つ合理的になり、人体工学に適合する。
【0027】
第一入力部位11が上記作用を受けると、中間接続部材1は第一方向に回転される(図5中の逆時計回り方向)。これによって、第二入力部位12は図5の位置まで回転する。前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は、片方向伝動接続関係であるため、この時の出力部材201は第二入力部位12と噛み合っているけど、伝動機構は逆転しない。これに対し、ロッキング構造の接続部位13は第一方向に回転した後、傾斜したロッキング構造とロッキング構造の接続部位13との間の回転軸線も前記平面の第二側の外に回転する。これによってロッキングが解除され、設置台31は回転して持ち上げられ、図5の状態になる。そこで、接着済み梱包バンドを取り除くと同時に、再び梱包・融接しようとする梱包バンドを入れることができる。
【0028】
梱包バンドが引っ張られると、融接作業モータ200はシグナルを受けて作業し始め、出力部材201はそれによって駆動回転され、第二入力部位12は第二方向回転に駆動されるとともに、これによって、中間接続部材1全体が第二方向に回転し、傾斜付きロッキング構造とロッキング構造の接続部位13との回転軸線も前記平面の第一側外に回転して、ロッキングを実現する。この状態において、前記圧縮バネ22は中間接続部材1が第二方向に回転する傾向を維持させて、ブロック14がリミット構造のスペーシング101上にしっかりと突き当たるようにし、圧縮バネ22の作用によって、設置台を溶接作業角度まで下に押し付けることによって、ロッキングを実現する。
【0029】
これと同時に、融接作業モータ200は伝動機構202や偏心軸35および融接作業動力入力接続部材34を介して、融接作業部材33を動かして、ガイドレール36のガイディングによって往復移動し、融接作業を行う。
【0030】
この時に、扇形歯車はすでに出力部材201(図6を参照)から離脱され、且つ前記ロッキング構造によって状態を維持するため、中間接続部材1は妨害を受けずに正常な状態を維持する。
【0031】
融接が終わると、再びハンドルを持ち上げて、上記プロセスを繰り返す。
【0032】
さらに、出力部材201(以下モータ出力歯車と称する)に軸穴が設置され、融接作業モータ200のモータ出力軸205は前記軸穴に挿し込まれ、前記モータ出力軸とモータ出力歯車との間には捩じりバネが設置される。前記モータ出力軸とモータ出力歯車との間には、円周方向上一定の間隔があり、前記モータ出力軸には第一駆動部位があって、第二入力部位の扇形歯車を駆動して第二方向に回転させる。
【0033】
前記捩じりバネの作業方向として、第二入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、モータ出力軸の回転が止まった時に、モータ出力歯車を引き続き回転させて、モータ出力歯車を第一駆動部位との接続から離脱させる。前記モータ出力軸には第二リミット部位が設置される。
【0034】
前記モータ駆動軸とモータ出力歯車との接続部位はセクタ軸であり、前記モータ出力歯車のモータ軸穴には突起部が設置される。突起部の両側は、それぞれモータ出力軸の第一駆動部位と第二リミット部位と嵌合される。前記捩じりバネは、第二入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、モータ出力軸の回転が止まった時に、モータ出力歯車を引き続き回転させて、モータ出力歯車を第一駆動部位との接続から離脱させるとともに、第二リミット部位に触れるまで回転する。
【0035】
前記間隔に対応する遠心角は第一入力部位の扇形歯車の隣接する歯間の角度より小さい。
【0036】
前記モータ出力歯車の端面には捩じりバネ接続穴が設置され、前記捩じりバネは、セクタ軸上に嵌れ、前記捩じりバネの一端は、前記捩じりバネ接続穴と接続され、前記捩じりバネは、セクタ軸の形状とマッチングする扁平状のリングバネであって、前記セクタ軸と接続される。
【0037】
前記円周上の間隔と捩じりバネによって、第二入力部位の扇形歯車がリセット方向に回転する時に、モータ出力歯車は、モータ出力軸に対する一定の回転角度を持つようになり、幅広い適応性を持たせるとともに、第二入力部位の扇形歯車とモータ出力歯車との間におけるブロッキング現象の発生を避けることができ、携帯式梱包機の作業全体の自動連結を確保できる。
【0038】
以上は本発明の具体的な実施形態であるだけで、本発明の構造特徴はこれに限らず、本分野の技術者が本発明の分野において、実施したすべての変動または修飾は、いずれも本発明の特許請求の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】