(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-24
(54)【発明の名称】融接装置
(51)【国際特許分類】
B65B 13/32 20060101AFI20230316BHJP
【FI】
B65B13/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560300
(86)(22)【出願日】2021-02-19
(85)【翻訳文提出日】2022-09-30
(86)【国際出願番号】 CN2021076824
(87)【国際公開番号】W WO2021203846
(87)【国際公開日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】202010273320.X
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020513565.0
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020514072.9
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202120322629.3
(32)【優先日】2021-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522387043
【氏名又は名称】台州市永派包装設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】TAIZHOU YONGPAI PACK EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Daotou Village, Jiangkou Street, Huangyan Area, Taizhou, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【氏名又は名称】山根 広昭
(72)【発明者】
【氏名】ホ ユファ
(72)【発明者】
【氏名】ジァン シュイボ
【テーマコード(参考)】
3E052
【Fターム(参考)】
3E052BA04
3E052BA06
3E052CA01
3E052CA20
3E052CB07
3E052HA02
3E052LA01
(57)【要約】
本発明は、融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、前記融接作業モータは伝動機構を介して融接作業アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が回転できるように設置され、前記中間接続部材には第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置される、融接装置を提供する。本発明は簡単な構造で嵌め合うことになり、異なる伝動の前後連結やクラッチ変化を通じて、融接装置の自動バンド圧着、融接作業を実現することができ、ハンドルや関連操作などの設置が要らず、融接作業アッセンブリを自動に持ち上げることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、
前記融接作業モータは、伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続され、
前記融接装置には、中間接続部材が回転できるように設置され、
前記中間接続部材には、第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置され、
前記第一入力部位は、融接作業モータとクラッチ伝動接続され、前記融接作業モータは、第一出力部材を介して前記第一入力部位を動かして第二方向に向いて回転させるとともに、これによって中間接続部座を動かして第二方向に回転し、且つ一定の角度まで回転すると両者が離脱されるが、前記一定の角度は融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで移動することに必要な回転角度に対応し、
前記第二入力部位は、モータの駆動によって第一方向に回転し、中間接続部材を第一方向に回転させ、第一入力部位は前記第一出力部材上に接続される、
ことを特徴とする融接装置。
【請求項2】
前記第一入力部位は、扇形歯車であり、
前記第一出力部材は、歯車を使用しており、
前記第二入力部位は、歯車であり、融接作業モータの駆動によって第一方向に回転する、ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項3】
前記融接装置には、融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置され、
前記ロッキング構造は、傾斜を付けて設置され、
前記ロッキング構造の上端は、ロッキング構造の接続部位と回転接続され、回転軸線は、中間接続部材の回転軸線と平行になり、
前記ロッキング構造の下端は融接作業可動アッセンブリと接続され、
前記融接装置には、中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置され、
前記融接装置は、融接作業が行われる時に、ロッキング構造がロッキング状態になるように配置され、且つ
第一入力部位と第一出力部材は、離脱状態になり、中間接続部材は、第二回転方向を向いて回転する傾向を維持して、融接作業可動アッセンブリが上向きに上がらないようにし、融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリが上に上げられた状態になり、
ロッキング構造は、アンロッキング状態になり、
第一入力部位と第一出力部材は、接続状態になる、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項4】
前記融接作業状態ロッキング構造は、上部アッセンブリと下部アッセンブリを含み、
上部アッセンブリによってロッキング構造の接続部位と回転接続され、
前記下部アッセンブリによって融接作業可動アッセンブリと回転接続され、
上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には圧縮バネが設置され、
上部アッセンブリと下部アッセンブリとのうち一つには長さ調節部材が設置され、他の一つには長さ調節部材に嵌め合う挿入接続部材が設置され、
前記融接装置には、中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大角度を限定するためのリミット構造が設置され、
前記ロッキング構造、融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材は、融接作業が行なわれる時にロッキング構造がロッキング状態になり、且つ
第一入力部位と第一出力部材が離脱状態になり、
中間接続部材が第二回転方向を向いて回転する傾向を維持し、
ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は、平面の第一側の外に置かれ、
融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になり、
ロッキング構造は、アンロッキング状態になり、
ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は、平面の第二側の外に置かれ、
第一入力部位と第一出力部材は、接続状態になるように配置され、
前記平面は、中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項5】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台を含み、
前記設置台は、回転できるように設置シート上に設置され、
前記設置台は、さらに融接作業状態ロッキング構造を介して中間接続部材と接続され、
前記中間接続部材の第二方向上における回転は、前記ロッキング構造を介して融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで回転する時点でロッキングされて逆転できなくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項6】
前記融接作業可動アッセンブリは、溶接作業部材と融接作業動力入力接続部材を含み、
融接部材と融接作業動力入力接続部材は、ヒンジ接続され、
融接作業動力入力接続部材は、偏心構造を介して伝動機構の一端に接続され、
前記伝動機構の他の一端は融接作業モータの出力端に接続され、
前記融接作業部材は、設置台上のガイドレールに滑り接続され、
前記融接作業部材と融接作業動力入力接続部材とのヒンジ接続軸線は、設置台の回転軸線に平行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項7】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台と設置シートとの間に設置される設置台の上挙げバネを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項8】
前記融接作業モータと伝動機構との間は、片方向伝動接続関係であり、
中間接続部材が第一方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと伝動機構との間は、駆動接続離脱関係になり、
融接作業モータは、第二伝動機構を駆動しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項9】
前記融接作業モータと第二入力部位との間は、片方向伝動接続関係であり、
中間接続部材が第二方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと第二出力部位との間は、駆動接続離脱関係になり、
融接作業モータは、第二入力部位を駆動しなく、
中間接続部材は、第一入力部位が受けるモータ駆動力に駆動されて回転し、
前記融接作業モータは、融接作業が終わると自動に逆転するように設定され、
第二入力部位との接続によって、前記中間接続部材を第一方向にリセット回転させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項10】
前記第二入力部位は歯車であり、
融接作業モータは、第二入力部材を介して第二入力部位を動かして第一方向に回転し、
第一出力部材、第二出力部材および伝動機構の駆動輪は、いずれも融接作業モータの出力軸上に設置され、
第二出力部材および伝動機構の駆動輪は、前記出力軸と反対方向の片方方向駆動接続となっており、
融接作業モータが時計回りに回転する時には、伝動機構の駆動輪を駆動することができ、融接作業モータが反時計回りに回転する時には、第二出力部材の回転を駆動することができる、
ことを特徴とする請求項9に記載の融接装置。
【請求項11】
前記第一入力部位の扇形歯車の前記第一方向上の先端には第一出力部材と嵌め合う弾性付き歯部材を設置する、ことを特徴とする請求項2に記載の融接装置。
【請求項12】
前記弾性付き歯部材は弾性チップを使用し、接続構造によって扇形歯車の第一方向上の前側面上に接続される、ことを特徴とする請求項11に記載の融接装置。
【請求項13】
前記第一出力部位は扇形歯車であり、前記第一出力部材は歯車を使用する、ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項14】
前記第一出力部材には軸穴が設置され、モータ出力軸が前記軸穴に挿し込まれ、
前記モータ出力軸と第一出力部材との間には、捩じりバネが設置され、
前記モータ出力軸と第一出力部材との間には、円周方向上一定の間隔があり、
前記モータ出力軸には、第一駆動部位があって、扇形歯車がモータ出力歯車との離脱状態から接続状態になった後、第一入力部位の扇形歯車を駆動して第一方向に回転させる、
前記捩じりバネの作業方向として、第一入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、モータ出力軸の回転が止まった時に、モータ出力歯車を引き続き回転させて、第一出力部部材を第一駆動部位との接続から離脱させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の融接装置。
【請求項15】
前記第一出力部位の端面には、捩じりバネ接続穴が設置され、
前記捩じりバネは軸上に装着され、前記捩じりバネの一端は前記捩じりバネ接続穴に接続される、
ことを特徴とする請求項14に記載の融接装置。
【請求項16】
前記モータ駆動軸と第一出力部材が接続される部位はセクタ軸であり、
前記第一出力部材のモータ軸穴には、突起部が設置され、
突起部の両側は、それぞれモータ出力軸の第一駆動部位と第二駆動部位と嵌合される、
ことを特徴とする請求項14に記載の融接装置。
【請求項17】
前記捩じりバネは、第一入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、
モータ出力軸の回転が止まった時に、モータ出力歯車を引き続き回転させて、第一出力部材を第一駆動部位との接続から離脱させるとともに、第二駆動部位に触れるまで回転する、
ことを特徴とする請求項16に記載の融接装置。
【請求項18】
前記間隔に対応する遠心角は第一入力部位の扇形歯車の隣接する歯間の角度より小さい、ことを特徴とする請求項14に記載の融接装置。
【請求項19】
前記第一出力部材の端面には、捩じりバネ接続穴が設置され、
前記捩じりバネは、セクタ軸上に嵌れ、
前記捩じりバネの一端は前記捩じりバネ接続穴と接続され、
前記捩じりバネには、セクタ軸とマッチングする扁平状のリングバネがあって、前記セクタ軸と接続される、
ことを特徴とする請求項14に記載の融接装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は融接装置に関し、特に携帯式梱包機の梱包バンド融接装置に関する。
【背景技術】
【0002】
あるベルトの接着方式において、例えば、携帯式電動梱包機の中に、梱包製品または梱包パーツを束ねるために、PETまたはPP梱包バンドを用い、摩擦発熱の方式によって接着させようとするベルトの二部分を接着することによって、バンドを締め付けるとともに接着させるものがある。携帯式梱包機にとって、いつも少ない操作で、機械の自動運行によって一連の動作が完成でき、且つ機械の構造をなるべく簡単に、配置が合理的に、軽くて美しくすることが望まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は携帯式梱包機に使用でき、梱包バンドに対する融接を行なうと同時に、操作と構造が簡単である融接装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
融接装置であって、融接作業モータと、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含み、前記融接作業モータは伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が回転できるように設置され、前記中間接続部材には第一入力部位や第二入力部位およびロッキング構造の接続部位が設置され、
前記第一入力部位は融接作業モータとクラッチ伝動接続され、前記融接作業モータは第一出力部材を介して前記第一入力部位を動かして第二方向に向いて回転させるとともに、これによって中間接続部座を動かして第二方向に回転し、且つ一定の角度まで回転すると両者が離脱されるが、前記一定の角度は融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで移動することに必要な回転角度に対応し、
前記第二入力部位はモータの駆動によって第一方向に回転し、中間接続部材を第一方向に回転させ、第一入力部位は前記第一出力部材上に接続されることを特徴とする。
【0005】
さらに、前記第一入力部位は扇形歯車であり、前記第一出力部材は歯車を使用しており、前記第二入力部位は歯車であり、融接作業モータの駆動によって第一方向に回転する。
【0006】
さらに、前記融接装置には融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置され、前記ロッキング構造は傾斜を付けて設置し、その上端はロッキング構造の接続部位と回転接続され、回転軸線は中間接続部材の回転軸線と平行し、その下端は融接作業可動アッセンブリと接続され、前記融接装置には中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置され、前記融接装置は融接作業が行われる時に、ロッキング構造がロッキング状態になるように配置され、且つ第一入力部位と第一出力部材は離脱状態になり、中間接続部材は第二回転方向を向いて回転する傾向を維持して、融接作業可動アッセンブリが上向きに上がらないようにし、融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリが上に上げられた状態になり、ロッキング構造はアンロッキング状態になり、第一入力部位と第一出力部材は接続状態になる。
【0007】
さらに、前記融接作業状態ロッキング構造は上部アッセンブリと下部アッセンブリを含み、上部アッセンブリによってロッキング構造の接続部位と回転接続され、前記下部アッセンブリによって融接作業可動アッセンブリと回転接続され、上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には圧縮バネが設置され、上部アッセンブリと下部アッセンブリとのそのうち一つには長さ調節部材が設置され、そのうちの他の一つには長さ調節部材に嵌め合う挿入接続部材が設置され、前記融接装置には中間接続部材が第二方向を向いて回転する最大角度を限定するためのリミット構造が設置され、前記ロッキング構造や融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材は融接作業が行なわれる時にロッキング構造がロッキング状態になり、且つ第一入力部位と第一出力部材が離脱状態になり、中間接続部材が第二回転方向を向いて回転する傾向を維持し、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第一側の外に置かれ、融接作業が始まる前に、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になり、ロッキング構造はアンロッキング状態になり、ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は平面の第二側の外に置かれ、第一入力部位と第一出力部材は接続状態になるように配置され、前記平面は中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である。
【0008】
さらに、前記融接作業可動アッセンブリは設置台を含み、前記設置台は回転できるように設置シート上に設置され、前記設置台は、さらに融接作業状態ロッキング構造を介して中間接続部材と接続され、前記中間接続部材の第二方向上における回転は、前記ロッキング構造を介して融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで回転する時点でロッキングされて逆転できなくなる。
【0009】
さらに、前記融接作業可動アッセンブリは溶接作業部材と融接作業動力入力接続部材を含み、融接部材と融接作業動力入力接続部材はヒンジ接続され、融接作業動力入力接続部材は偏心構造を介して伝動機構の一端に接続され、前記伝動機構の他の一端は融接作業モータの出力端に接続され、前記融接作業部材は設置台上のガイドレールに滑り接続され、前記融接作業部材と融接作業動力入力接続部材とのヒンジ接続軸線は設置台の回転軸線に平行する。
【0010】
さらに、前記融接作業可動アッセンブリは設置台と設置シートとの間に設置される設置台の上挙げバネを含む。
【0011】
さらに、前記融接作業モータと伝動機構との間は片方向伝動接続関係であり、中間接続部材が第一方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと伝動機構との間は駆動接続離脱関係になり、融接作業モータは第二伝動機構を駆動しない。
【0012】
さらに、前記融接作業モータと第二入力部位との間は片方向伝動接続関係であり、中間接続部材が第二方向に向いて移動する時に、前記融接作業モータと第二出力部位との間は駆動接続離脱関係になり、融接作業モータは第二入力部位を駆動しなく、中間接続部材は第一入力部位が受けるモータ駆動力に駆動されて回転し、前記融接作業モータは融接作業が終わると自動に逆転するように設定され、第二入力部位との接続によって、前記中間接続部材を第一方向にリセット回転させる。
【0013】
さらに、前記第二入力部位は歯車であり、融接作業モータは第二入力部材を介して第二入力部位を動かして第一方向に回転し、第一出力部材や第二出力部材および伝動機構の駆動輪はいずれも融接作業モータの出力軸上に設置され、第二出力部材および伝動機構の駆動輪は前記出力軸と反対方向の片方方向駆動接続となっており、融接作業モータが時計回りに回転する時には、伝動機構の駆動輪を駆動することができ、融接作業モータが反時計回りに回転する時には、第二出力部材の回転を駆動することができる。
【0014】
さらに、前記第一入力部位の扇形歯車の前記第一方向上の先端には第一出力部材と嵌め合う弾性付き歯部材を設置する。
【0015】
さらに、前記弾性付き歯部材は弾性チップを使用し、接続構造によって扇形歯車の第一方向上の前側面上に接続される。
【0016】
前記第一出力部材は歯車を使用し、前記第一出力部位は扇形歯車であり、前記第一出力部材には軸穴が設置され、モータ出力軸が前記軸穴に挿し込まれ、前記モータ出力軸と第一出力部材との間には捩じりバネが設置され、前記モータ出力軸と第一出力部材との間には円周方向上一定の間隔があり、前記モータ出力軸には第一駆動部位があって、扇形歯車がモータ出力歯車との離脱状態から接続状態になった後、第一入力部位の扇形歯車を駆動して第一方向に回転させる。
【0017】
前記捩じりバネの作業方向として、第一入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、モータ出力軸の回転が止まった時に、モータ出力歯車を引き続き回転させて、第一出力部部材を第一駆動部位との接続から離脱させる。
【0018】
前記第一出力部位の端面には捩じりバネ接続穴が設置され、前記捩じりバネは軸上に嵌れ、前記捩じりバネの一端は前記捩じりバネ接続穴に接続される。
【0019】
前記モータ駆動軸と第一出力部材が接続される部位はセクタ軸であり、前記第一出力部材のモータ軸穴には突起部が設置され、突起部の両側はそれぞれモータ出力軸の第一駆動部位と第二駆動部位と嵌合される。
【0020】
前記捩じりバネは第一入力部位の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車から離脱し、モータ出力軸の回転が止まった時に、第一出力歯車を引き続き回転させて、第一出力部材を第一駆動部位との接続から離脱させるとともに、第二駆動部位に触れるまで回転する。
【0021】
前記間隔に対応する遠心角は第一入力部位の扇形歯車の隣接する歯間の角度より小さい。
【0022】
前記第一出力部材の端面には捩じりバネ接続穴が設置され、前記捩じりバネはセクタ軸上に嵌れ、前記捩じりバネの一端は前記捩じりバネ接続穴と接続され、前記捩じりバネにはセクタ軸とマッチングする扁平状のリングバネがあって、前記セクタ軸と接続される。
【0023】
前記融接装置は携帯式梱包機の梱包バンド融接装置であり、前記梱包機には融接装置とテンション装置に対するリセットハンドルを具備しないが、前記リセット時とは、中間接続部材が第一方向に回転した後、融接作業可動アッセンブリが開いて、融接作業可動アッセンブリと融接作業固定アッセンブリとの間に梱包バンドを入れられる状態になることを指す。
【発明の効果】
【0024】
本発明の技術手段を使用することによって、本発明は簡単な構造で嵌め合うことになり、異なる伝動の前後連結やクラッチ変化を通じて、融接装置の自動バンド圧着、融接作業を実現することができ、ハンドルや関連操作などの設置が要らず、融接作業アッセンブリを自動に持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は本発明の携帯式梱包機実施例の構造を示した略図である。
【
図2】
図2は本発明の携帯式梱包機実施例中、融接作業が行われている時の融接装置の主要構造を示した略図である。
【
図3】
図3は本発明の携帯式梱包機実施例の構造を示した分解図である。
【
図5】
図5は本発明の携帯式梱包機実施例がリセットされた後の融接装置主要構造の嵌合を示した略図である。
【
図6】
図6は本発明の携帯式梱包機実施例中、融接作業が行われている時の融接装置の主要構造の嵌合を示した略図である。
【
図7】
図7は本発明の携帯式梱包機実施例中、融接作業モータが融接作業を始めようとする時の融接装置主要構造を示した略図である。
【
図9】
図9は第一入力部位やモータ軸および第一出力部材の嵌合からなる他の一つ実施形態の分解図である。
【
図10】
図10は第一入力部位やモータ軸および第一出力部材の嵌合からなる他の一つ実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図面のとおり、本発明の融接装置は融接作業モータ200と、融接作業可動アッセンブリと、融接作業固定アッセンブリと、を含む。前記融接作業モータは、伝動機構を介して融接作業可動アッセンブリと接続される。前記融接装置には、固定設置シート100上に回転接続される中間接続部材1と、図面中の符号が10である中間接続部材の回転軸と、が設置される。前記中間接続部材には、第一入力部位11や第二入力部位12およびロッキング構造の接続部位13が設置される。設置シート100は、携帯式梱包機のベース300上に設置される。
【0027】
前記第二入力部位11は、扇形歯車を使用し、融接作業モータ200の第一出力部材201とクラッチ伝動接続される。前記第一出力部材201は、歯車を使用し、モータ出力軸205上に設置される。前記融接作業モータ200は、第一出力部材201を介して前記第一入力部位11を動かして第二方向(即ち、
図5中に示される第一入力部位11の反時計回り方向)に回転させるとともに、これによって中間接続部材1全体を動かして第二方向上で回転させ、一定の角度まで回転すると両者は離脱する。前記一定の角度は、融接作業可動アッセンブリが融接作業角度(即ち、
図5の角度から
図6の角度まで移動)まで回転する角度を言う。扇形歯車を使用するため、歯車の扇形角度を確認することによってクラッチの脱着時機と回転角度をコントロールすることができる。このため、構造が簡単になり、クラッチの脱着が確実で且つ安定する。
【0028】
前記第二入力部位12は、融接作業モータ200の駆動によって第一方向に回転し、中間接続部材1を第一方向に回転させ、第一入力部位11を前記第一出力部材201上に接続させる。
【0029】
前記融接装置には、融接作業可動アッセンブリの融接作業状態ロッキング構造が設置される。前記ロッキング構造は、傾斜を付けて設置される。ロッキング構造の上端とロッキング構造の接続部位13は、軸21を介してヒンジ接続される。軸21と軸10は、平行である。ロッキング構造の下端は、融接作業可動アッセンブリと回転可能に接続される。前記融接装置には、融接作業が行われている時に中間接続部材1の第二方向を向いて回転する最大回転角度を限定するためのリミット構造が設置される。この最大回転角度になると、扇形歯車と出力部材との間はすでに離脱状態になる。前記リミット構造は、携帯式梱包機ハウジング上のスペーシング101と中間接続部材1上のブロック14との嵌め合いによって構成される。
【0030】
上記ロッキング構造の好ましい構造として、前記ロッキング構造は、上部アッセンブリと下部アッセンブリからなる。上部アッセンブリには、第一接続部材24が設置され、前記接続部材24は融接作業の下押しロッキング出力接続部位13と軸21によってヒンジ接続される。下部アッセンブリには第二接続部材25が設置される。第二接続部材25は、融接作業可動アッセンブリと回転可能に接続される。上部アッセンブリと下部アッセンブリとの間には、圧縮バネ22が設置される。上部アッセンブリ中の第一接続部材には、ナット26が設置される。ナットには、長さ調節部材23が設置される。前記長さ調節部材23は、第二接続部材25中に挿し込まれる。前記ロッキング構造や融接作業可動アッセンブリおよび中間接続部材1は融接作業が行なわれる時(
図6を参照)にロッキング構造がロッキング状態になる。且つ第一入力部位11と第一出力部材201が離脱状態になる。中間接続部材1は、第二回転方向を向いて回転する傾向を維持する。ロッキング構造とロッキング構造の接続部位13が回転接続される回転軸線は、平面の第一側の外に置かれる。融接作業が始まる前に(
図5を参照)、融接作業可動アッセンブリは上に上げられた状態になる。ロッキング構造は、アンロッキング状態になる。ロッキング構造とロッキング構造の接続部位が回転接続される回転軸線は、平面の第二側の外に置かれる。第一入力部位11と出力部材201は、接続状態になるように配置される。前記平面は、中間接続部材の回転軸線と、融接作業可動アッセンブリとロッキング構造が回転接続される回転軸線と、が経過する平面である。第一側と第二側は、前記平面の表と裏との両側に分けられる。
【0031】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台31を含む。前記設置台31は、軸受32を介して回転できるように設置シート100上に設置される。前記設置台31は、さらに融接作業状態ロッキング構造を介して中間接続部材と接続される。具体的には、前記設置台31は、ピン軸27を介して第二接続部材25と回転接続される。そこで、前記中間接続部材1の第二方向上における回転は、前記ロッキング構造を介して融接作業可動アッセンブリが融接作業角度まで回転する時点でロッキングされて逆転できなくなる。
【0032】
前記融接作業可動アッセンブリは、設置台31と設置シート100との間に設置される設置台の上挙げバネ37を含む。
【0033】
前記融接作業可動アッセンブリは、融接作業部材33と融接作業動力入力接続部材34を含む。融接作業部材33と接続部材34は、ヒンジ接続される。融接作業動力入力接続部材34は、偏心軸35を介して伝動機構202の一端に接続される。前記伝動機構202は、ベルト伝動機構を使用することができる。偏心軸35は、前記伝動機構の従動輪203と接続される。前記伝動機構の駆動輪204は、融接作業モータの出力軸205と接続される。前記融接作業部材33は、設置台31上のガイドレール36と滑り接続され、それらの側面間の円弧形溝に転がりボールを設置して、融接作業部材33をガイドレール36上に滑り接続させることができる。前記融接作業部材33と融接作業動力入力接続部材34のヒンジ接続軸線は設置台31の回転軸線に平行すると同時に、偏心軸35にも平行する。
【0034】
前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は片方向伝動接続関係である。中間接続部材1が融接作業モータ200により駆動されて第一方向に回転する時に、前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は、駆動接続離脱関係になる。融接作業モータ200は、伝動機構202を駆動しない。これを実現するには、駆動輪204と融接作業モータの出力軸205との間に対応する方向のワンウェイベアリングを接続すればよい。
【0035】
前記融接作業モータ200と第二入力部位12との間は片方向伝動接続関係である。これに対し前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は、片方向伝動接続関係の方向と反対している。中間接続部材が溶接作業モータ200に駆動されて第一入力部位11の入力接続によって第二方向に移動する時に、前記融接作業モータと第二入力部位との間は、駆動接続離脱関係になる。中間接続部材は、第一入力部位が受けるモータの駆動力に駆動されて回転する。
【0036】
前記融接作業モータ200は、融接作業が終わると自動に反対方向に回転するように設置される。そこで融接作業時間を設定することによって反対方向に鑑定するシグナルを自動に獲得するとともに、第二入力部位12との接続を介して、前記中間接続部材1を第一方向にリセット回転させる。携帯式梱包機を起動する時に、一旦電源スイッチをオンにすると、溶接作業モータ200は、先ず反対方向に作動して、装置をリセットさせる。
【0037】
前記第二入力部位12も一定の扇形角度の扇形歯車を使用している。融接作業モータ200は、第二入力部材206を介して第二入力部位12を動かして第一方向に回転させる。前記第二出力部材206も歯車を使用している。前記第二出力部材206に対して片方向駆動をするが、融接作業モータの出力軸205との間にて対応する方向の片方向軸受207と接続すればよい。
【0038】
これによって、本発明は、第一出力部材201や第二出力部材206および伝動機構の駆動輪204をいずれも融接作業モータの出力軸上に設置することができる。従って、本発明の技術手段を簡略化して、リセットハンドルの操作が要らない自動制御と最大限に簡略化された構造を得ることができる。前記リセットとは、中間接続部材を第一方向に回転させて、融接作業可動アッセンブリと融接作業固定アッセンブリとの間を梱包バンドが入れる状態になるまで「開く」ことを指す。当該「開く」は、前記リセットバネ37によって自動に行える。
【0039】
前記第一入力部位11の扇形歯車の前記第一方向上の先端には、第一出力部材201と嵌め合う弾性付き歯部材が設置される。従って、中間接続部材1が第一方向上でリセット回転する時に幅広い適応性を持つことになり、携帯式梱包機の作業全体を自動に連結させることができる。前記弾性付き歯部材は、金属弾性チップ5を使用するとともに、接続構造を介して扇形歯車の第一方向上の前側面15上に接続される。扇形歯車本体の前記第一方向上の先端の第一歯16は、前側面にノッチ17付き半分の歯である。弾性チップ5は、当該ノッチ17の前面に置かれ、当該ノッチ17を利用して弾性チップの空き部分を形成して、弾性を発揮する。
【0040】
前記融接作業固定アッセンブリは、携帯式梱包機底部の不動構造である。上表面には固定摩擦構造4が設置される。前記融接業部材33は固定摩擦機構4と嵌め合い、摩擦によって梱包バンドの継ぎ目を発熱させて融接する。
【0041】
作業時、融接作業状態において、融接作業モータ200が設定された時間内に時計回り方向に一定時間回転して、梱包バンドの継ぎ目を融接する。この時間が終わると、人工介入がない状況の下で、前記融接作業モータ200は、所定に時間間隔によって逆転シグナルを得る。
【0042】
融接作業モータ200が逆転し始めると、第二出力部材206と第二入力部位の嵌合によって中間接続部材1全体が第一方向(
図6中の時計回り方向)に回転する。これによって、第一入力部位11は第一出力部材との離脱状態から両者の噛み合い状態に変わるとともに、引き続き
図5の位置まで回転する。しかし、前記融接作業モータ200と伝動機構202との間は片方向伝動接続関係であるため、この時、伝動機構は逆転しない。これに対し、ロッキング構造の接続部位13は第一方向に回転した後、傾斜したロッキング構造とロッキング構造接続部位13との間の回転軸線も前記平面の第二側の外に回転する。ロッキング構造がこれによってロッキングが解除される。設置台31は、持ち上げられてリセットされる。接着済み梱包バンドを取り除くと同時に、再び梱包・融接しようとする梱包バンド(
図5の状態を参照)を入れることができる。
【0043】
次のサイクルと梱包作業を行う時に、起動スイッチが押される。梱包バンドは、先ずテンション装置によって引っ張られる。梱包バンドが引っ張られると、テンション装置の駆動モータは電流の変化を発信する。融接作用モータ200は、シグナルを受信し、融接作業モータ200は、自動に時計回り方向に回り始め、出力部材201を駆動して回転させる。第一入力部位11は、第二方向に駆動されるとともに、中間接続部材1全体は、第二方向に回転される。傾斜したロッキング構造とロッキング構造の接続部位との13との間の回転軸線も前記平面の第一側面外に回転して、ロッキングを実現する。この状態において、前記圧縮バネ22は、中間接続部材1を第二方向に回転する傾向を維持させて、ブロック14がリミット構造のスペーシング101上にしっかりと突き当たるようにする。そして、圧縮バネ22の作用によって、設置台31を溶接作業角度まで下に押し付けることによって、融接作業状態に入る。この時、第一入力部位11は、ちょうど第一出力部材201と離脱される(
図6を参照)。これと同時に、前記融接作業モータ200と第二入力部位12との間は、片方向伝動関係である。このため、第二出力部位12は、中間接続部材1と共に対応する角度だけ回転する。
【0044】
融接作業状態において、融接作業モータ200は、伝動機構202、偏心軸35および融接作業動力入力接続部材34の融接作業のための動作によって、融接作業部材33を動かしてガイドレール36のガイディングによって往復移動し、融接作業を行う。これと同時に、前記融接作業モータ200と第二入力部位12との間は、片方向伝動関係であるため、第二入力部位12の回転が駆動されず、前記ロッキング状態を邪魔しない。これと同時に、扇形歯車は、すでに出力部材201から離脱され(
図6を参照)、且つ前記ロッキング構造によって維持されている。このため、第一入力部位11もロッキング状態に邪魔をしない。従って、中間接続部材1は、正常な状態を維持し、邪魔されない。
【0045】
融接作業が終わってから、融接作業モータ200の前記逆転作業を始める。
【0046】
図9、10、11、12のとおり、
図9-12中、
図1-8と同じ符号の意味は上記実施形態の記載を参照する。
【0047】
本実施例において、第一入力部位11と第一出力部材201とのクラッチ接続構造は以下構造を含む。
【0048】
前記モータ出力歯車201には、軸穴212が設置される。モータ出力軸205は、前記軸穴中に挿し込まれる。前記モータ出力軸205と前記第一出力部材201(以下モータ出力歯車と称する)との間には、捩じりバネ214が設置される。前記モータ出力軸205とモータ出力歯車201との間の円周上には、一段の間隔Gがある。前記モータ出力軸205は、第一駆動部位2051を持ち、第一入力部位11の扇形歯車を駆動して第二方向に回転させる。前記モータ出力軸205は、第二駆動部位2052を持ち、扇形歯車11がモータ出力歯車201から離脱された状態から接続状態に変わり、第一入力部位11の扇形歯車を駆動して第一方向に回転させる。
【0049】
前記捩じりバネ214の作業方向として、第一入力部位11の扇形歯車が一定の角度を回ると、モータ出力歯車201から離脱する。その後、モータ出力軸205の回転が止まると、モータ出力歯車201を引き続き回転させて、モータ出力歯車201(本実施例中の突起部215を参照)が第一駆動部位2051との接続から離れて、第二駆動部位2052と接触するようにする。前記間隔Gに対応する円心角は、第一入力部位11の扇形歯車の隣接する歯間の角度より小さい。
【0050】
前記モータ駆動軸205とモータ出力歯車201との接続部位はセクタ軸である。その両側の平面は、第一駆動部位2051と第二駆動部位2052として、前記モータ出力歯車201のモータ軸穴212には突起部215が設置される。突起部215の両側は、それぞれモータ出力軸の第一駆動部位2051と第二駆動部位2052と嵌め合い、両方向に駆動できる。
【0051】
前記モータ出力歯車201の上端面には、捩じりバネ接続穴216が設置される。前記捩じりバネ214は、セクタ軸上に装着される。前記捩じりバネ214の一端217は、前記捩じりバネ接続穴216に挿し込まれて、捩じりバネ接続穴216と接続される。前記捩じりバネ214は、セクタ軸の形状とマッチングする扁平状のリングバネであって、前記セクタ軸と接続される。
【0052】
前記円周上の間隔Gと捩じりバネ214によって、第一入力部位11の扇形歯車がリセット方向に回転する時に、モータ出力歯車201は、モータ出力軸205に対する一定の回転角度を持つようになる。幅広い適応性を持たせるとともに、第一入力部位11の扇形歯車とモータ出力歯車201との間におけるブロッキング現象の発生を避けることができる。携帯式梱包機の作業全体の自動連結が確保できる。
【0053】
本考案の説明中の用語である、「一端」、「他の一端」、「外側」、「裏側」、「水平」、「端部」、「長さ」、「外端」、「左」、「右」などが示す方位または位置関係は、図面に示す方位または位置関係であって、ただの本考案を簡単に説明するためのものと理解すべきである。いわれる装置または素子が必ず特定の方位を持ち、特定の方位の構造と操作を有することを示すか、暗示するものではないので、本考案を制限するものと理解してはならない。用語「第一」、「第二」はただの簡単に説明するために使用したものであって、何らかの重要程度を示すか、暗示するものではない。
【0054】
以上は本発明の具体的な実施形態であるだけで、本発明の構造特徴はこれに限らず、本分野の技術者が本発明の分野において、実施したすべての変動または修飾は、いずれも本発明の特許請求の範囲に属する。
【国際調査報告】